ただいま塩のクリスタル製造中です!@シチリア

2010年7月9日
7月になって一気に暑くなってきたシチリアです。

先日、インポーターさんと一緒にトラーパニ近くの塩の生産者を訪れました。以前にもエントリーに書いたことがありますが、トラーパニは塩の名産地。それも「手作りの塩」。トラーパニの塩は海水を太陽と風の力で蒸発させただけ、、、という非常に単純、でもとっても美味しいお塩です。

塩はいつも買うことができるので、まったく季節感のない調味料ですが、ここトラーパニに住んでいると「塩にも季節があるのね~、、、」と。塩の収穫は太陽がガンガンに照る7月中旬~8月にかけてのみ。つまり、塩の収穫風景を見るにはこの時期に来ないと見れません。でも、「え~~~、ガッカリ!」なんて事もなく、それぞれの季節にそれぞれの塩田の風景があります。私は1年を通して、何度も何度も塩田に行きますが、季節が変われば風景も変わり、とっても興味深い塩田です。

では7月の塩田はどんなか、、、?というと、、、



真っ赤です!合成写真ではありません(笑)本当にこんな色をしているのです。

トラーパニの塩は海水を数段階に分けて蒸発させていきます。これは塩の結晶ができる前の状態。まずはここの段階で塩度を十分に上げてから、さらに他の場所に移して塩の結晶ができるのを待つそうです。

以前、他の生産者でこの「赤」の理由を、

「海水中の赤い微生物の濃度が上がるから。」

と聞きました。が、今回の生産者は、

「これは海水に含まれているミネラルの成分。(多分鉄分、だと。)」

と言っていました。海水中の微生物とは小さな小さなエビのような甲殻類だそうで、塩田にフラミンゴが現れるのは、この微生物をエサとして食べるためだそうです。で、赤いエビのような微生物を食べるため、フラミンゴはピンクになるとか。

生産者訪問をしていると分かるのですが、同じ生産物の生産者でも、人によって色々言う事が違っていたりします、、、一人の生産者の話を鵜呑みにすると結構危険です(汗)どれが本当なのか、、、を知るためには、自分も色々と調べる必要があるんですよね。

「赤」に関しては、個人的にはどちらも有力説だと思うけれど、更にきちんと調べてみます。今の段階では、どちらも本当、だと思います(笑)



上の写真、ちょっと見ずらいですが、奥の池が赤くって手前の池が白いの、わかりますか??塩度が上がって赤くなった水は手前の池に移動し、陸に一番近い池で最終的に塩のクリスタルができるのを待ちます。こうすることで、ワンシーズンにたくさんの塩が作ることが可能なわけです。そして、陸近くの池の淵には、、、、



ほらっ!既に塩のクリスタルができかかっています。さらに近くで見ると、、、



本当に美しいクリスタルができています。不思議ですね~、海水が蒸発して塩になる、、、という原理は頭では分かりますが、こんなにきれいなクリスタルができるなんて、やっぱり不思議。



エリチェの山をバックにしたこの池は、収穫真近。真っ白になった塩のクリスタルがシチリアの太陽に輝き、キラキラしていてとっても美しい光景です。

塩田地区一帯はWWFの自然保護地区となっているため、通常はなかなか近づくことができないんです。(ラ ターボラ シチリアーナの塩田見学も、ここまで近づくことはできません)誰でも近づけるようにすると、塩泥棒はもちろんの事、魚の網を張りに来る人もいるそうです(汗)

あと2週間くらいで塩の収穫が始まりそうな2010年。次回の塩田レポートは塩の収穫風景です!

Text & Photo by 
La Cucina Siciliana ~シチリアの台所から~

本当に不思議な光景ですね!赤い海水も塩の結晶の美しさも普段めったに見ることができないのでとても貴重です。

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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