霧と雨の頂上 ~蓼科山

2016年9月8日

蓼科山は、歩を進めるごとに さまざまな顔を見せてくれました。標高によって、植生がまったく違います。

最初は生い茂ったクマサザの道から、急登へ。その急登がはじまると クマザサは姿を消して、苔むした森に。



なだらかな樹林帯はしばらく続きますが、やはり甘くはない。中間地点を過ぎると、またまた急登が顔を出す。


「頂上ちかくなると、胸をつく急坂になり、あえぎながら登る・・・」 というサイトの説明を思い出しました。

そろそろ、頂上がちかいのかも・・・。膝が胸につくほど、足をあげて大きな石を這い登ります。



霧は、ますます濃くなってきて 緊張感は絶えることがなくこのあとの天気も気になるところ。




そして樹林帯をすぎると、縞枯れたシラビソの道に。この縞枯れ現象は去年も見たのですが、とても印象的な光景でここが高山であることを あらためて感じることが出来る景色でもあります。





この縞枯れの急登は、さすがにキツイ!もう必死 必死で登ります。と、いいつつも ツアーではないので後ろを気にする必要はなく写真を撮ることは忘れません。自分の歩のペースで歩けるのは、ありがたい(^^)


おお!立ち枯れた木々の道が突然終わると 目の前には開けた景色。岩だらけ!しかも傾斜はかなりのもの。



「ことに頂上直下の岩場は慎重に・・・」との説明を再度思い出す。



岩に表記されている矢印と、赤いポールに沿って登ります。鎖も設置してあります。



霧のおかげで、高度感がわかりにくいのが初心者の自分にはありがたい。それでも 滑落の恐怖心と闘いながら 登ります。

まるで 空中を歩いているような感覚。




少し先に行って、上から友達を撮ってみた。もちろん、自分の体は岩にあずけて 足場の安全を確認してからです。這い登ってることが、わかりますでしょうか。



頂上が、霧でまったく見えません。この岩盤の坂、どれくらいつづくのだろう・・・。と、思いながら 黄色い矢印に沿って頑張る。





頑張って 頑張って



やっと!

ついたーーー!



頂上 標高 2530m



一等三角点





景観は・・・・・・う~ん!わかってはいたけど、霧で まわりが見えません。
周りを見渡しても 同じ様なガスだらけ





去年味わった あの頂上からの絶景を覚えているだけに、ガスだらけの山頂は 残念無念。去年はスマホでの写真だったので、少しマシな写真が撮れるかも、と期待していたのですが・・・。
槍ヶ岳、どこにいるんだろう・・・。
北アルプスを一望できる光景は、またいつか・・・。


それでも、登り切った達成感は 気持ちいいもの。
そして、日本一広い蓼科山の頂上に 2年続けて来ることが出来たことに胸がいっぱいです。




さあ、空きすぎているお腹を満たすために急いで食事の準備を。



このころは 雨もポツポツと降ってきて、気温も低く上着を一枚はおっての食事。

暖かいポタージュスープがしみる~^^


あまりゆっくりとする時間はありません。なぜなら、コースタイムを1時間以上もオーバーしているのです。そして、雨も降ってきている。
あの、恐怖の岩盤地帯を下る事を考えると下山は慌てず、さらに時間をかけて慎重に行かねば・・・と、いうことでここでカメラはザックにしまって。歩くことに集中しようと決めました。


前回の駒ケ岳でのガイドさんの言葉、山の事故の8割は下山時に起こるということを念頭にもっとも危険な山頂直下の岩盤地帯をおりて・・・。

縞枯れ現象の 急登、来た道を下る。

雨はどうやら 山頂だけのようでした。



中間地点では、またも青空が。この青空に誘われて、ここまできたら写真を撮ることも大丈夫かとザックからカメラを取り出して。







来た道は 疲れた足と頂上直下での緊張が続いたせいか とても長く感じました。

黙々と、黙々と 下る道。苔むした樹林帯を抜け、クマザサの道を進んで。




夕方 5時を回る頃に 登山口に到着!下界はすっかり晴れていて、夕方の陽射しが眩しかった。



山の気まぐれな天候に翻弄されつつも、登り切った充実感を味わい今年の2回めの登山が終わりました。



雨から始まった、2日間にわたっての 蓼科での夏の休日。正直、行くかどうかは前日まで迷っていたのですが、また、新たな感動を体験出来たことに感謝。
そして、次々と違う表情をみせてくれる 蓼科山は、変化に富んだ素晴らしい山だと あらためて感じる事が出来ました。


行ってよかった。

最高、蓼科!


しっかし、さすがに今回のスケジュールは普段ゆる~い生活を送っているbutanekoには少々ハードでして帰りの車の中では 爆睡。運転手さん ごめんなさい。


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。





8月は、山の記事が続いたなぁ(^^)山、しばらくはいいかも・・・と、思いつつ また行きなくなってます。
Text & Photo by 
すずめtoめばるtoナマケモノ

お写真を見ているだけでハラハラドキドキしてしまうほど!!とても大変な登山道ですが登りきったあとの感動は最高でしょうね(^^♪

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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橋杭岩  (和歌山・串本)>>

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