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北海道江差「姥神大神宮渡御祭」

[ 2010年8月24日 ]

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江差に行ったのは8/10。
現地で知ったのですが、8/9~11は江差姥神大神宮渡御祭が開催されており、8/10は下町巡行の日でした。
姥神大神宮渡御祭は、その年のニシン漁を終えたあと、大漁を神様に報告し感謝を込めて行われたお祭りで、江戸時代から360年以上にわたって続いてきたものです。

宿の方が言うには、祭の期間中に町の人口は一気に5倍くらいに膨れ上がるのだと。
普段は静かな町が、このお祭り期間はものすごい熱気で包まれるのだそうです。
宿の方の知りあいには、祭の期間に仕事の休みが取れないとわかると、会社を辞めてしまった人までいるとか。

そこまで江差の人々を熱くするお祭りとはどんなものなのかぜひ体感してみたくて、夕食を終えると再び街へでかけました。

13台の豪華な山車とお神輿が、祇園囃子の調べにのって町内を練り歩き、夜になると次々と姥神大神宮へ戻ってきます。

船山と呼ばれる船の形をした山車「松寶丸」の可愛らしい船頭さん。
小さな男の子が凛々しい姿で船首に座っていました。

伊達正宗を乗せた「正宗山」。

楠木正成を乗せた「楠公山」。


山車には、正宗や武田信玄、武蔵坊弁慶、大石内蔵助など強そうな武者たちが乗っているのですが、
お神輿にいらっしゃる神様を守る役割があるそうです。

こちらは「神功山」。神功皇后の人形は江差町にある一番古い山車の人形だそうです。
その前には、やっぱり凛々しい武者姿の男の子。

大人に負けじと子供たちも頑張っている姿を見ると、ぐっときます。
水戸光圀公の「義公山」。助さん、格さんが可愛らしい~♪♪

このお祭りは京都の祇園祭の流れをくんでいるそうで、お囃子もそうですが、山車そのものも雅な調度品で飾られていて見事でした。

帰ってきた山車が並ぶと壮観。


さて、22時頃から始まったのがお神輿を一基づつ順番に神宮の拝殿に納める「宿入れ」。
これが祭のハイライトです。

まず長いほうき状の松明に火を付けた若者たちが、火で掃き浄めるように参道をなぞりながら駆けてゆきます。

若者たちの光る汗と松明の火、そして見物人の熱気があいまってお祭りの雰囲気もクライマックスへ!


松明のあとをお神輿が続き神宮の石段を駆け登っていくのです。
えーと、すみません。お神輿のスピードが速すぎて、私のカメラには何も写りませんでした(大汗)。

神宮に向かったお神輿がまた戻ってきたので??と近くの地元の人に聞いてみると、一回では神様は神宮にお戻りにならず、一基目のお神輿は7回、二基目は五回、三基目は三回目にようやく拝殿に戻ることを許されるのだそうです。
そのたびに松明担当係の青年と、お神輿担当の青年は何度も走りながら往復するわけで、これは大変。

最後のお神輿が拝殿に入ると、一斉に拍手が起きました。いやぁ~、よかった!

北海道にこんなお祭りがあることをまったく知りませんでしたが、参加しているみなさんの故郷への思い、祭にかける熱い情熱が伝わってきて本当に素晴らしいお祭りでした。

夏のこのお祭りがあるから故郷に帰ってくる。故郷に帰ってきて懐かしいひとたちと祭に参加する。
子供たちは、かっこいい大人の姿を見て、たとえばいつか自分もお神輿をかつぐんだと思いながら成長する。
帰りたくなる故郷がある人々が、羨ましいなと思いました。

私など、今の地区にトータルで人生の2/3くらい住んでいますが、郷土意識を持てていないですもん。
大阪で生まれた女だし、東京にも住んだし、住めばどこも都です(^^ゞ
Text & Photo by 
五感の記憶

伝統を感じる華やかなお祭りですね!一年に一度だけあって盛り上がりも凄そうです。

ウーマンエキサイト編集部 はぴこ

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