編集/ライター
山口彩
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。子育てと旅を中心に編集・執筆中。旅メディア「TABIZINE」編集長。記事を通じて世の中を楽しむ視点や、心が自由になるひとときを伝えられたら、と思っている。マイペースな子ども2人と一緒に0歳から人生やり直し中。いつか家族で宇宙旅行に行きたい。
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バウンサーとは、手で揺らしたり、赤ちゃんが動いたりすると、ゆりかごのように揺れる仕組みのベビー用チェア。子育ての必需品ではないけれど、ハイローチェアとともに購入を検討するパパママが多いアイテムです。
今回は、バウンサーのメリットとデメリットについて、マタニティ情報サイト「
ニンプス」編集長のロコさんにお聞きしてみました!
そもそも、バウンサーって必要なの?
ハイローチェアとともに、必要かどうか議論されることの多いバウンサーですが、ベビーカーや抱っこ紐のように必需品というわけではありません。あれば便利ですが、買うかどうかは予算とライフスタイルによって決めたいところです。
先輩ママたちから「買って正解!」とその評判を聞いたり、インスタグラムなどでバウンサーに座る赤ちゃんの楽しげな様子を見たりして、欲しくなってしまうママが多いよう。
とはいえ、すべての赤ちゃんがバウンサーを気にいるとは限らないので、お店やお友達の家などで我が子を座らせてみて(場合によっては寝かせてみて)、赤ちゃんの反応を確かめてから決めるのが失敗しないコツと言えるでしょう。
バウンサーのメリット
●赤ちゃんが機嫌よく遊んでくれる
もっともよく聞くバウンサーのメリットがこれ。バウンサーが揺れたり、目の前に吊るされたおもちゃがあることで、赤ちゃんがたいくつしないで遊んでいてくれるのは、ママたちにとって大助かりですよね。
ちょっと家事に集中したいときなど、たとえ5分でも赤ちゃんがご機嫌で待っていてくれる時間は貴重です。
▼ベビービョルンおすすめバウンサー
●ハイローチェアより安い
ハイローチェアは電動の高いものだと7万円以上することも。手動のものでも、バウンサーよりは高いことがほとんどです。友人数名からの出産祝いとしてプレゼントしてもらったという声もあるように、比較的安く手に入ることもメリット。
●ハイローチェアより場所をとらない
コンパクトで場所をそこまでとらないことも、選ばれる理由のひとつ。折りたためるものもあるので、旅行や帰省に持ち運びたい人にはうれしいですね。
●メッシュ素材だと通気性がいい
夏場のムレや背中の汗もが気になるというママも案外多いのです。メッシュ素材のバウンサーなら、一年を通して赤ちゃんも快適に過ごせます。
●いつも赤ちゃんがママのそばにいられる
家事をするとき、食事をするとき、いつもママにそばにいられれば、赤ちゃんもママも安心です。
▼カトージ「ベビーバウンサー ニューヨーク・ベビー」
▼ストッケ「ステップス バウンサー」
▼リッチェル「バウンシングシート」
バウンサーのデメリット
●ほとんどのものは電動ではない
一部電動スウィング機能のあるハイテクなバウンサーもありますが、基本的にバウンサーはママが手で押したり、赤ちゃん自身の動きで揺れる手動スウィングです。
▼4moms「電動バウンサー ママルー」
●寝かしつけが目的のものではない
寝かしつけのサポート役として重宝されている電動ハイローチェアと違い、基本的にバウンサーは赤ちゃんが遊ぶためのもの。特にリクライニングが浅いタイプは、お昼寝や着替え、おむつ替えには不向きです。
●使用期間は想像より短い場合が多い
バウンサーの使用月齢は2〜3歳頃までのものが多いのですが、実際は歩き始めるとほとんど使わなくなるという家庭が多いようです。お食事椅子として使っている場合も同様で、自分で食べるようになると食べこぼしの洗濯が大変という声をよく聞きます。
●座るのを嫌がる赤ちゃんもいる
実はここが一番の注意点かもしれません。筆者も、それで失敗した1人です。我が子のグズグズが大変で、1日がままならなくなった3ヶ月頃にわらにもすがる思いで購入したのですが、のせた瞬間から大泣き(笑)。何度試してみてもダメでした・・・。
ママの抱っこが大好きな子になってしまうと、途中からバウンサーを導入しても気に入ってくれないこともあるのかもしれません。
バウンサー購入の際は、実際に座らせてみて赤ちゃんの様子を見てみる、早めに購入して新生児のうちから赤ちゃんに慣れさせてみる、ということもポイントかもしれませんね。
▼大人になるまで使えるファルスカ「スクロールチェア」
■今回お話をお聞きしたのは…
マタニティ情報サイト「ニンプス」 編集長 ロコさん
育休明けの2013年より、ニンプス編集長に就任。小学生男児と保育園女児の母。日々のコンテンツづくりでマタニティ&ベビーアイテムをたくさんチェックしています。妊娠線ケアコスメは自らのお腹で100個近く試しました。妊娠中や赤ちゃんとの暮らしに不安を減らし、よりハッピーに過ごしていただくコンテンツづくりをしています。