編集/ライター
山口彩
インターネットプロバイダ、旅行会社、編集プロダクションなどを経てフリーに。子育てと旅を中心に編集・執筆中。旅メディア「TABIZINE」編集長。記事を通じて世の中を楽しむ視点や、心が自由になるひとときを伝えられたら、と思っている。マイペースな子ども2人と一緒に0歳から人生やり直し中。いつか家族で宇宙旅行に行きたい。
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子どもは遊びを通じて成長していくもの。おもちゃは赤ちゃんの月齢に合ったもの、親子で一緒に夢中になれるものを選びたいですよね。
このシリーズでは、東京おもちゃ美術館副館長の石井さんにお聞きした、月齢別のおすすめおもちゃと遊び方のコツをご紹介していきます!
【グッド・トイとは】
記事内に登場する「グッド・トイ」とは、東京おもちゃ美術館を運営する認定NPO法人日本グッド・トイ委員会が、おもちゃ選びの指針となるよう、1985年から毎年選定している「遊び力を引き出すよいおもちゃ」です。
ねんねの頃は優しい音から
生まれたばかりの赤ちゃんにとって、一番大切なのは肌のぬくもり。ママの手が何よりのおもちゃです。
とはいっても、「赤ちゃんとどうやって遊べばいいの?」と戸惑ってしまうこともありますよね。
そんなときに活躍するのがこんなおもちゃたち。音が出るものは、「耳をすまして聞く」くらいの優しい音のものを選びましょう。
クルミコロコロ L|グッド・トイ1987年選定
カラコロカラ。振ると中に入ったふたつのクルミが、愛らしい音をたてるガラガラです。
実はこのくらいの音の大きさが、赤ちゃんに話しかけるのによい声のボリュームだそう。小さな頃はママが振った音に喜んだり、転がしたおもちゃを目で追ったり。
自分で握れるようになると、中のクルミをつまみ出そうとする子も多いのだとか。自然と指先を使う練習にもなります。
ハイハイの頃は転がして追いかけっこをするのも楽しいですよ。
・クルミコロコロ L
シフォンスカーフ
ふんわりとした風合いと動きに、見ているママもほっこりしそうなスカーフ。「いないいないばあ」をしたときも、中がすけて見えるので赤ちゃんが怖がらないところがポイントです。
手の中に握り隠してから手を広げると、ふわ〜っと広がる様子は手品のようで、子どもたちに大人気。
腰に巻いたりお姫さまのベールにしたり、成長に合わせて遊びの世界が広がっていきます。
色違いで何枚かそろえてもいいですね。
・シフォンスカーフ
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オーボールミニ|グッド・トイ2005年選定
つかむ、転がす、噛む、回す、投げる。
中に小さなおもちゃを入れて取り出す遊び、放り投げて穴に指を入れてキャッチ! など成長するにつれ工夫次第で無限に遊びが広がるおもちゃです。
お風呂で泡だらけにして吹くとシャボン玉、タオルにくるんで湯船に沈めるとブクブクする様子も楽しいもの。
シフォンスカーフを中に入れて、耳と鼻をつまみ出せばゾウの顔に見立てることもできます。「ぞうさん」の歌をうたいながらやると、赤ちゃんも大喜び!
・オーボールミニ
コロコロ木の実|グッド・トイ2014年選定
コロポロリン。なんていい音。このおもちゃにふれてまず感じるのはそんな心地よさです。
寝ている赤ちゃんの側に置いておくだけで、自然と動かした手が触れ、揺れて鳴ることも多いでしょう。
ひとつひとつ手作りで、手触りもやわらかなので安心です。長く使っても音が割れないのもよいところ。色は水色とピンクの2色です。
・コロコロ木の実
イナイ・イナイ・バア|グッド・トイ2001年選定
石井さんがいつもエプロンのポケットにこっそり忍ばせているおもちゃがこれ。棒の押し引きで、木の人形の顔が出たり隠れたりします。
ただそれだけなのですが、赤ちゃんはみんな喜ぶそう。人形と目が合うのも楽しいようです。
もちろん、ママが自分の顔で「いないいないばあ」をしてもよいのですが、ちょっと恥ずかしい、という人にはピッタリですね。
持ち歩きやすいサイズなので、お出かけ用のおもちゃとしても最適です。
・イナイ・イナイ・バア
子育てと赤ちゃんとのひと時を楽しめるおもちゃ
昔に比べ現代は、一人で子育てしなければいけない、というプレッシャーが大きいのではないでしょうか。
でも、今の必死な気持ちを、懐かしく愛しく思い返すときは必ずきます。
赤ちゃんの笑顔と共に思い出すような忘れられないおもちゃに、ひとつでも出会えるといいですね。
今回ご紹介したおもちゃで遊べる「東京おもちゃ美術館」は、元小学校の校舎を活用して作られたおもちゃと遊びのミュージアム。
木の温もりを五感で感じられる「おもちゃのもり」や、国内外の優れたおもちゃを揃えた「グッド・トイてんじしつ」、0~2歳までの親子専用の「赤ちゃん木育ひろば」などで、世代を越えて楽しむことができるので訪れてみてはいかが?
▼施設情報
住所:東京都新宿区四谷4-20 四谷ひろば内
営業時間:10:00~16:00(最終入館15:30)
※毎週木曜日休館日(2月・9月、年末年始に特別休館日あり)
入館料:こども(6ヶ月~小学生)/500円 おとな(中学生以上)/800円 おとなこどもペア券/1,200円
・東京おもちゃ美術館
・日本グッド・トイ委員会
今回ご紹介したおもちゃで遊べる「東京おもちゃ美術館」は、元小学校の校舎を活用して作られたおもちゃと遊びのミュージアム。
木の温もりを五感で感じられる「おもちゃのもり」や、国内外の優れたおもちゃを揃えた「グッド・トイてんじしつ」、0~2歳までの親子専用の「赤ちゃん木育ひろば」などで、世代を越えて楽しむことができます。
遊び方や楽しみ方がわからないときには、赤いエプロンのボランティアスタッフ「おもちゃ学芸員」がサポートしてくれます。
最上部画像:(c)taka - Fotolia.com