長くてゴージャスな被毛とずんぐりした体形はペルシャ猫、ポイントカラーの毛色(耳、口元、四肢の先、尻尾の体の先端部分にだけ濃い毛色がつく)とブルーの目色はシャム猫、両極端の猫種の組み合わせはまさに夢の猫の誕生です。この新しい猫種を作出する試みは、1920年代にスタートしていますが、それ以前にもフランス、ドイツなどヨーロッパ各地にこのヒマラヤンに近い猫種がいたことが記録されています。数多くの人々がチャレンジしましたが、この夢の猫の作出に初めて成功したのは、1930年代の初期、アメリカのコップ女史でそれを引き継いでイギリスのウェップ氏が1938年にカラーポイントの長毛猫、すなわちヒマラヤンの基礎になる猫を誕生させました。第二次世界大戦では繁殖計画も中断しましたが、約20年間にわたり、多くのブリーダーによって改良は続けられて、1950年代になってイギリスとアメリカの猫のクラブで新しい猫種として公認されています。初代のアメリカンチャンピオンに選ばれたのは、ゴーフォース女史の繁殖した「ラクチーター」という名前の猫で、彼女により「ヒマラヤン」の名称が提唱されました。現在では、ペルシャ猫の毛色の中の1部門のヒマラヤンとして認められています。 |