和素材を使った季節感あふれるイタリアンが評判
新旧の名店が集う食通の街・神楽坂に、また注目のイタリアンの新店がオープンした。筑土八幡神社にほど近い大久保通り沿いにある店は、ガラス窓にズラリと並ぶワインボトルが目印。店内はオープンキッチンに面したカウンター7席とテーブル14席の小ぢんまりとした造りで、アンティークのシャンデリアのやさしい灯りが温かな雰囲気を演出している。
店を取り仕切るのは、オーナー兼ソムリエの佐々木利雄氏とシェフの広瀬周悟氏。広瀬シェフは弱冠27歳ながら、斬新な食材の取り合わせと独創的なパスタで名高い『グットドール クラッティーニ』の倉谷シェフのもとで経験を積んだ実力の持ち主。「とにかく倉谷シェフの料理に惹かれてこの道に入りました」というだけに、倉谷シェフのエッセンスを大切に生かしながら、広瀬シェフならではの感性やこだわりを感じさせる料理を楽しませてくれる。
料理はコースではなくアラカルトで提供。目を引くのは、茨城のローズポーク、常陸牛(黒毛和牛)、関口農園の有機野菜など、産地から直送される選りすぐりの和素材がふんだんに使われている点で、野菜や山菜は茨城のシェフの実家から送られた新鮮なものが使われることも多いという。その日の食材に合わせてシェフが料理を考えるので、メニューは基本的に日替わり。まさに“今が旬”の季節感あふれる料理を堪能できる。
「リーズナブルでおいしいものを幅広く取り揃えました」というワインは約110種。イタリア産を中心に世界各国のワインが揃っているので、佐々木氏と相談しながら料理に合うワインを選ぶのも楽しみだ。ラストオーダーは深夜2時30分。使い勝手がよく、一人でもふらりと立ち寄れて居心地のいいこの店は、早くも大人の街・神楽坂に溶け込んでいるようで、閉店まで客足が途絶えることがないとか。気取らずに普段使いできるうれしい店が誕生した。
このデータは2008年4月30日現在のものです
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