「オーストラリア史上最大の歌姫」として、世界中から熱い視線を集めているデルタ・グッドレム。親日家としても知られる彼女が、先日6度目となる来日を果たし、アルバム『DELTA:デルタ』の封入特典ショートストーリーを書き下ろした作家の市川拓司氏との対面を実現させた。

6月11日に『DELTA:デルタ』のスペシャル版盤『Delta +1 Deluxe Edition』が期間限定で発売されるデルタと、ベストセラー作品『いま、会いにゆきます』がハリウッドで映画化される予定の市川氏。国を超えて活躍する二人の対談をウーマンエキサイトが独占公開。
―本日、おふたりは初対面とのことですが、CDの帯に「声に惹かれました」というコメントを寄せておられた市川さん。ライブもご覧になったそうですが……。市川 CDよりも、生で聴いたほうがいちだんと素敵に聴こえましたよ。
デルタ ありがとう! 曲作りはもちろん自分の得意分野だけど、やはりライブでお客さんが一緒に歌ってくれているというのは、特別な気持ちにさせられるの。お客さんがたとえ10人だろうと、1万人だろうと、目の前の人たちの共感を得られているという事実が、すごく素晴らしいことだと感じるわ。
―今回「DELTA」で市川さんが書き下ろしたショートストーリーは読まれましたか?デルタ もちろん! 今回、市川さんのような素晴らしい作家の方に書いていただいたことは、本当に特別なことよ。私の作品にストーリーを入れてもらうなんて、化学反応というか……まるで結婚みたい!(笑) 私の音楽を通じて、ひとつの共通のものが生まれるなんて、とても素晴らしいことよね。日本以外の国では、こんな素晴らしいことはできないんじゃないかしら? ストーリーに登場する子は、自分の一部でもあるような気がするのよ。
市川 いやぁ、うれしいですね。彼女はオーストラリアから来ていて、僕の作品はハリウッドで映画化される予定なので、これから英語圏に出て行こうっていうところで、すごく親近感があります。
デルタ そうね、自分の国の中でわかってもらうということはもちろんだけど、新しいテリトリーでさらに自分の創造性を広げていく重要性っていうのは、音楽にしても、書くことにしても、同じだと思うの。ハリウッドで映画化されたときは、一番最初にチケットを買うわ! ポップコーンも一緒に(笑)。
―「DELTA」に収録されている曲は、元気が出る曲、しっとりした曲、バリエーションに富んでいて、日常のいろんなシーンにぴったりくると思うのですが、このアルバムをどんなふうに聴いてもらいたいですか?デルタ そうね、みなさんそれぞれいろんな気分のときがあると思うの。曲作りのときも同じで、ものすごく悲しいとき、ものすごく喜んでいるとき、いろいろあるわ。だから、日常生活を常に音楽に反映してみてもらいたいし、音楽にエスケープするような気持ちで聴いてもらってもいいと思う。たとえば「Believe Again」を聴いて、「もういちど信じてみよう」とかね。「In This Life~旅立ちへの3ステップ」については、私自身いろんな心配をしたし、ダメだと思ったこともあるけれど、「また自分の足が地についてる」と実感したときの“自分の中の強さ”を歌っているの。そういう意味で、私の曲を聴いて「強さ」を汲み取ってもらえたらな、と思うわ。