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『闇の列車、光の旅』日本における移民・難民問題を考えるシンポジウム付特別試写会を開催

2010年2月12日 16:00

豊かな島国日本にいては、遠い国の問題と思われがちな移民、そして難民問題。わが国でも第三国定住による難民の受け入れが実施されるとささやかれ、いまや身近な問題となっている。

2月10日(水) 、セルバンテス文化センター東京にて『闇の列車、光の旅』<日本における移民・難民問題を考えるシンポジウム付特別試写会>が開催された。 自ら移民の中に入り取材を敢行、中南米が抱える移民問題と真摯に向き合い、中南米の"今"をリアルに伝えてたキャリー・ジョージ・フクナガ監督と、日本での難民支援に長く尽力される石井宏明さん、世界を股にかけ活躍するジャーナリストシルビアさんとの"映画を通して語るグローバルな移民問題"のシンポジウムとなった。

闇の列車、光の旅


本作は、貧困ゆえに危険な旅を強いてでもより良い生活をもとめる移民の少女サイラと、ギャングという組織の中でしか自分を守ることができない少年カスペルが命がけで国境をめざす感動のロードムービーだ。

監督が最初に制作意欲を掻き立てられたのは、1つの列車の屋根の上に約700人乗ってホンジュラスからメキシコを経由、2つの国境を越えてアメリカを目指す移民たちがいるという事実を知った時だという。
よりリアリティを追求するために、実在のギャングに40人以上会いに行き(映画の中にも登場する"マラ・サルバトルチャ"というギャング)、2つの刑務所にも行き、移民たちと同じ列車の上で何度も同じ旅を実施、取材が繰り返された。

闇の列車、光の旅


その成果は 絶望と希望の中で、よりよい未来を求め死と背中合わせの旅に挑む少年少女の姿としてリアルかつリリカルに描写され力強さと切なさが同居する美しいロードムービーとなって完成した。


「最終的に持った移民問題に対する見解は"アメリカに行ったからといって本当に皆は幸せになれるのかどうか分からない。"という現実だった。 事実、失望してアメリカに行ってから帰ってくる人たちも居るし、差別的な扱いも受けている場合も多い。よりよい暮らしを求めて国境を越えた後のこの現実を、今後世界は考えていかなければならないかもしれない。 この作品は問題についての回答にはなっていないが、自分以外の他人の人生がどういうものかをしってもらいたい。」
監督はメッセージを送った。


闇の列車、光の旅


国境巡視隊の目をかいくぐり、組織の待ち伏せをかわし、アメリカへと続く困難な道のりを歩み続けるサイラとカスペル。彼らの物語は、単なる不法移民の物語ではない。それは懸命に今日を生き抜こうとする人々の物語となっている。

身近に迫る移民、そして難民問題。映画鑑賞とは別の視点で「今、世界で起きている現実」を見つめ、もう一度私達に今できることは何かを考えてみたい。



『闇の列車、光の旅』
監督:キャリー・ジョージ・フクナガ
出演:パウリーナ・ガイタン、エドガー・フロレス、他
公式サイト http://www.yami-hikari.com/
2010年初夏、TOHOシネマズ シャンテほか全国順次ロードショー
(C)2008 Focus Features LLC. All Rights Reserved.
PG−12
配給 :日活


特定非営利活動法人 難民支援協会
〒160-0004
東京都新宿区四谷1-7-10 第三鹿倉ビル6階
TEL:03-5379-6001 FAX:03-5379-6002
公式サイト http://www.refugee.or.jp/
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