青森市から車で30分。緑の田園風景を抜けて、ひっそりとした海岸沿いに位置する蓬田村。そこにある、旧広瀬小学校を改装した蓬田村文化伝承館で、8月21日から3日間、作家たちの作品販売、ものづくりワークショップを中心としたイベント、「夏の工芸学校」が開催される。

このイベントは、青森でギャラリー「空間舎」を営む、裂織作家の村上あさ子さんと、神保町にある「アートブックショップ」の店長・蒔田良美さんの共同企画。太陽の光が差し込む旧広瀬小学校で、月に一度、裂織教室を開催している村上さんは、「大好きなこの場所で、いつかイベントをしたい、この場所をもっと楽しくできたら」と思っていたところ、蒔田さんと出会い、それがきっかけでイベントを開催することになったのだそう。

「青森を代表するこぎん刺しなどの手仕事も、今に伝えられる貴重な文化ですが、今回は何もないところで何かをする、というのもテーマのひとつ。学校のように、みんなで力を出し合えば、ひとつの場ができる。学校の思い出は遠い出来事のようですが、今求められていることは、もしかしたらそういったことではないかと思います」と蒔田さん。

廃校の体育館と校庭では、青森近辺の作家たちによる販売会、教室ではワークショップが行われる。またこぎん刺しや裂織、うるし塗り、編みかごなど、青森で受け継がれる、貴重な手芸のワークショップ(参加費は材料費込で500円〜)やトークショーも。また学校という場所ならではの、給食も用意されるのだとか。

左:こぎん刺しのコースター(弘前こぎん研究所)、右:革のピルケース(raconter)

左:藁で作る「草履作り」体験(よもぎたっ子教室実行委員会)、右:Doggie Bagのグリーンアレンジ(Atelier muguet)

こぎん刺しの歴史・トークショー(弘前こぎん研究所)
参加者は現在も募集中。この機会に青森を訪れ、懐かしい香りのする学校で、力を合わせて何かを作り出す。そんな貴重な体験をしてみては?

<参加予定作家・団体>
あとりえ おおせ(弘前・古布洋服ほか)
アンティーク蔵や(青森・レトロ雑貨、古道具、リメイク品)23日のみ
アンティーク はな(青森・ちりめん細工、骨董品ほか)
Easy Living (青森・木工)
器と手造りの店・紅萩(青森・陶器)
うつわ夜工會(弘前・陶器、オブジェ、イラスト)
wolve.(ロサンゼルス・ドローイング・布作品)
えむの森 (板柳・リネン服、小物)
oshama(青森・布雑貨)
カフェ・デ・ジターヌ(青森・コーヒー販売)
風のひろば(十和田・フェアトレード雑貨ほか)
candle mizuki(岩手・キャンドル)23日のみ
クリーン・プラネット・プロジェクト(CPP)(五所川原・重曹、他)22日のみ
こさじ舎 lite(青森・こぎん刺し)21日のみ
ソライロボックス・赤猫-akaneko・青山 望 (青森・アクセサリー、布雑貨ほか)
雑穀cafe小粒(青森・焼き菓子、天然酵母パン)
津軽の職人さん(弘前・古布作品、漆)
*tsubame soup*(青森・編み物)
陶房あるち(青森・陶器)
どくへび(弘前・ポストカード)21日23日のみ
ナガヤマブンコ手芸室(岩手・布雑貨)23日のみ
harico(青森・雑貨)
弘前こぎん研究所(弘前・こぎん刺し)22日23日のみ
Polka doT(函館・布小物、とんぼ玉)
森の中の野風パン(弘前・天然酵母パン)
ラコンテ(福島・冊子、雑貨)
le16 (ヨーロッパ雑貨、ハンドメイド用品)
ロンちゃん工房(五所川原・木工)
Vege cafe ちゃまま (青森・給食販売)
空間舎(青森・津軽裂織)
アートブックショップ(東京・手芸本)
<ワークショップ申し込み方法>
ご希望のワークショップ名、お名前(フリガナ)、郵便番号、ご住所、お電話番号、メールアドレスをご記入の上、アートブックショップinfo@colourfield.co.jpまでお申し込みください。
扉をあけたら、なつかしい時間 夏の工芸学校
会期:8月21日(金)〜8月23日(日)
時間:10:00〜16:00
会場:青森県蓬田村文化伝承館(旧広瀬小学校)
青森県東津軽郡蓬田村大字広瀬字坂元25番地
お問い合わせ:アートブックショップ 担当・蒔田
TEL:0120-74-5551
http://minnanno.exblog.jp/
取材/赤木真弓