関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務める、超エンタテインメント時代劇『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー 〜ザ・お伊勢参り〜』。この度、本作の放送日が6月6日(土)よる10時からに決定し、メインポスターが公開された。大ヒットしたエンタテインメント時代劇である映画、『超高速!参勤交代』の原作・脚本の土橋章宏と、監督の本木克英が再びタッグを組み挑む、初めてのテレビドラマとなるのが本作だ。江戸時代が舞台の本作は、現代でも大人気の“お伊勢参り”を描くロードムービーとしてだけでなく、超痛快なエンタテインメント作品になること間違いなしで、WOWOWにて放送される。主演の丸山が演じるのは、元・伝説の賭博師で、今はただのダメ男である主人公の辰五郎だ。お伊勢参りの中でも、60年に一度の“おかげ年”に行う“おかげ参り”は、現代のように容易く旅行に行けなかった当時の人々にとって一大イベントで、数百万人規模で伊勢神宮に向かう人がいたと言われている。そんな“おかげ参り”に突如出発することになった、金なし、運なし、人徳なしの“ダメ男”辰五郎。かつては、伝説の博打打ちとして名を馳せていたが、ここ最近はすっかりツキに見放され、借金まみれに。そんな辰五郎がひょんなことから江戸を飛び出し、伊勢神宮を目指すのだ。道中に起こるさまざまなトラブルやハプニングを乗り越え、辰五郎は無事に伊勢神宮に辿り着けるのか。辰五郎と共にお伊勢参りに旅立つ、すぐに死にたがる訳ありな美女・沙夜を芳根京子、奉公先を抜け出してきた大人びた少年・三吉を斎藤汰鷹、代参犬の駄犬・翁丸、そして、辰五郎を追う江戸一の殺し屋で借金取りの菊佐を山本耕史、その駄子分で菊佐を慕う六助を加藤諒が演じる。そして追加キャストとして、菊佐、六助の親分で江戸一番の香具師・赤布の甚右衛門を伊武雅刀、辰五郎の住んでいる長屋の大家を西村まさ彦、その娘で辰五郎と親しいお鈴を福本莉子、辰五郎の住んでいた部屋を奪おうとする浪人・伊坂平次郎を金山一彦、また、辰五郎の幼少期を角紳太郎(関西ジャニーズ Jr.)、菊佐の幼少期を山中一輝(関西ジャニーズ Jr.)が演じる。さらに、全編の“語り”を大地真央が担当するという豪華な布陣だ。公開されたメインポスタービジュアルには、お伊勢参りに一発逆転を賭けた辰五郎の叫びである“お伊勢様、お願いだ。俺にツキを返してくれ!”というキャッチが。そしてそのとおり、今まさに江戸を飛び出し伊勢を目指す辰五郎の勢いある姿とともに、沙夜、三吉、翁丸が辰五郎と連れ立って旅へ臨む姿が描かれている。またそれだけでなく、辰五郎たちを追う菊佐の鋭い表情や、六助の怪しい微笑みに不穏な気配が感じられ……ドラマへの期待が高まるばかりだ。『連続ドラマW 大江戸グレートジャーニー 〜ザ・お伊勢参り〜』6月6日(土)より放送第1話無料毎週土曜日よる10時 WOWOW プライムにて放送(全6話)
2020年03月26日「関ジャニ∞」丸山隆平主演、江戸時代を舞台にした“お伊勢参り”を描くロードムービー「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」が、約2か月間の撮影を終え、先日無事クランクアップしたことが分かった。クランクアップでは、スタッフが見守る中、家族のふりをする辰五郎、沙夜、三吉、そして代参犬の翁丸が揃ったシーンが最後の撮影に。そして撮影が終了すると、現場からは割れんばかりの拍手が。また監督から3人へ花束が贈られた。劇中で元伝説の賭博師、いまはただのダメ男な主人公・辰五郎を演じた丸山さんは、今回がWOWOW初出演にして初主演となった。無事クランクアップを迎え「クランクアップの瞬間、みなさんの目がとてもあたたかかったことが嬉しくて、ぐっと来てしまいました。本当に素敵な現場だったと思います。沙夜・三吉・翁丸だけでなくスタッフのみなさんも僕にとっての家族で、この物語と同じように皆さん一緒に撮影という旅に出たと思っています。本当にいい旅が出来ました」と挨拶。また「WOWOWがまたしても新しい境地に踏み込んだと思えるような、挑戦的な時代劇になっていますので、オンエアを楽しみにしていてください。ご期待いただいて間違いない作品になっていますよ!」と視聴者へ呼びかけている。さらに、ひょんなことから江戸を飛び出し、伊勢神宮を目指す辰五郎と共に旅立つ、すぐに死にたがる訳ありな美女・沙夜を演じた芳根京子も「あっという間だった2カ月間は、家族のように居心地が良いチームの中で過ごせた贅沢な時間でした」とふり返り、「いつも明るい丸山さんをはじめとするキャスト、スタッフの皆さんにすごいパワーをいただいて、撮影前よりも今の方が元気になれている気がします。笑」とコメント。「時代劇でコメディという新しい挑戦ではありましたが、本木監督率いるこのチームだったら、間違いなく素晴らしい作品になると思いますので、私も放送が楽しみです!」とドラマへの期待も。そして2人と一緒に笑顔でクランクアップを迎えた、奉公先を抜け出してきた大人びた少年・三吉役の斎藤汰鷹は「丸山さん・芳根さん・翁丸を始めキャストのみなさんや監督・スタッフさんが家族のように優しくて、毎日の撮影がとても楽しかったです。東京を離れて京都に来ても全然寂しくなかったのですが、クランクアップしてみなさんと会えなくなることが寂しいです・・・」と惜しんだ。連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」は2020年、WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年02月13日お伊勢参りを描く、江戸時代が舞台の丸山隆平(「関ジャニ∞」)主演時代劇ドラマ「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」に出演する新たなキャストが明らかになった。時は天保元年(1830年)おかげ年。かつては伝説の賭博師と呼ばれていた辰五郎(丸山隆平)が深川の賭場で多額の借金を背負ってしまった。ある日、お伊勢講のくじに当たり長屋の代表としてお伊勢参りに出発することに。途中で出会った代参犬(飼い主に代わってお伊勢参りをする犬)・翁丸、奉公先を抜け出してきた少年・三吉、訳ありな美女・沙夜と、ひょんなことから家族のふりをすることになった男の旅物語がはじまる。一方その頃、江戸の暗黒街に知らぬ者はいないと言われる殺し屋で借金取りの菊佐とその駄子分・六助が辰五郎を追う…。今回明らかになったのは、本作のメインキャストたち。まず、現在公開中の『記憶屋 あなたを忘れない』に出演する芳根京子が、辰五郎と共にお伊勢参りに旅立つすぐに死にたがる訳ありな美女・沙夜役に決定。芳根さんは「沙夜の前半と後半の心情の違いや、ドラマオリジナルの振り切った一面(笑)を楽しみながら、丸山さん演じる辰五郎さんに引っ張ってもらい、汰鷹君演じる三吉、犬の翁丸と一緒にお伊勢参りに行ってきます!」と意気込みを見せた。また現在、上白石萌音と佐藤健が共演する「恋はつづくよどこまでも」に出演中の山本耕史が、辰五郎を追う江戸一の殺し屋で借金取りの菊佐。「パタリロ!」の加藤諒がその駄子分で菊佐を慕う六助を演じる。「最初はドスの利いた声の悪っぽい六助が、菊佐と旅する中であんなことやこんなこと…が起き、どんどん変わっていく姿をお楽しみください」とアピールした加藤さんは、「みどころはなんと言っても“アニキ(菊佐)”です!かっこいい殺陣はもちろん、ただお酒を飲む所作にも色気が溢れてしまっています」と明かす。そんなアニキを演じる山本さんは「敵役・菊佐という面白い形で参加が出来て光栄です。そして、菊佐の子分・六助に加藤さんのチャーミングさが本当にぴったりですよね!彼がいてくれることで菊佐の威圧的なキャラクターがより際立ちますし、絶妙なバランスの二人の関係も楽しくご覧いただけると思います」と語り、「WOWOWでしか見ることの出来ない貴重な時代劇になると思いますので、肩の力を抜いて僕らの珍道中をお楽しみください」と呼びかけた。なお、奉公先を抜け出してきた大人びた少年・三吉役は、子役の斎藤汰鷹。「三吉を演じられてすごく嬉しいので、最後まで全力で演じようと思います。それに、沢山の人が協力してくれているので、その人たちのためにも『すごい!』と言ってもらえる演技をしたいです」と意気込みを語っている。連続ドラマW「大江戸グレートジャーニー ~ザ・お伊勢参り~」は2020年WOWOWにて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年01月23日かわむらあみりがお届けするコラム【結婚引き寄せ隊】連載第3回は、恋活や婚活に励む女性におすすめしたい、実際に足を運んで“すごい!”と実感した「縁結び神社3選」その1をご紹介します。いい出会いがなかったり、がんばっているのになかなか成果が出なかったりするときは、疲れた心を一度リセットしてみませんか。神社参拝で心身を清めて、すてきなご縁をいただきましょう。1. みちひらきの大神が進むべき道を後押し恋や結婚の迷いも断ち切れる猿田彦神社【結婚引き寄せ隊】vol. 3恋をかなえたい! 結婚したい!! そう思ったとき、行動することは大事ですが、それですぐにうまくいくとは限らないのが、恋愛や結婚というものですよね。わたしは独身時代、自力で行う怒涛の婚活と同時に、他力本願として神社仏閣への参拝で、縁結びをお願いしていました。昔から占いやスピリチュアルといった神秘的な世界も好きで、実際にお仕事でも携わる機会がたくさんあり、自力でも他力でも全力投球。日頃から“目には見えない世界”も大切だと考えています。今回ご紹介する「縁結び神社」のひとつめは、猿田彦神社です。ひとりでも、家族でも、お伊勢参りへ行ったことがありますが、いずれも古くからの習わしにのっとって参拝。みそぎの二見興玉神社〜みちひらきの猿田彦神社〜伊勢神宮・外宮〜伊勢神宮・内宮(すべて三重県)の順にまわっています。天孫降臨を啓行(みちひらき)された猿田彦大神をお祀(まつ)りしている、猿田彦神社。恋や結婚について迷っていたり、悩んでいたりするときに訪れると、進むべき方向へと力強く道を示してくれるでしょう。神聖な場所にある方位石=古殿地八角の石柱には方角(干支)が刻まれている入り口の大鳥居から本殿までの間に存在するのが、昔の神殿跡を印し、十干十二支の方角(干支)を刻んだ八角の石柱・方位石です。昭和11年の御造営まで御神座のあった、神聖な場所。自分の干支やある特定の干支を順番にさわって、願いを込めるとかなうともいわれています。“みちびきの舞”が願いを良い方向へ運ぶ写真左:“みちびきの舞”が描かれた絵馬、右:挙式でも奏楽(みちびきの舞)明治天皇の皇女・北白川房子さまが御参拝された際に詠まれた歌に、作曲と振り付けをした猿田彦神社独自の“みちびきの舞”。この舞は絵馬にも描かれていて、物事を良い方向へ導いてくれます。金運が上がるといわれている“たから石”まるでしろへびをのせているような“たから石”境内には不思議な石がふたつあって、日本の国歌「君が代」の歌詞に出てくる“さざれ石”と、上の写真でご紹介している“たから石”です。たから石は、しろへびをのせた宝船に見えることから、金運が上がる石ともいわれている縁起のいい石。また、境内社の佐瑠女(さるめ)神社は、天宇受売命(あめのうずめのみこと)を祀っているので、縁結びや芸事の上達などを願うなら、こちらも忘れずに参拝したいですね。2. “約束を違えない”霊験あらたかな嵐山の神様車折神社外観。春は桜、秋は紅葉のスポットでもある平安時代後期の儒学者・清原頼業(よりなり)公を祀る車折(くるまざき)神社。社名は、後嵯峨天皇が嵐山に訪れ、社前で牛車の轅(ながえ)が折れたことから、ご神威をおそれて門前右側の石を「車折石」と呼んで「正一位車折大明神」の神号を贈られたことに由来します。境内には頼業公と同族の才女・清少納言を祀る清少納言社、弁天さま(市杵島姫命)を祀る弁天神社(滄海神社)、あらゆる神々を祀る八百万神社などさまざまな境内社もあります。強力な浄化パワーをもつ清めの社石をモチーフにした円錐形の立砂が特徴車折神社では、最初に本殿を参拝するのではなく、こちらの「清めの社」を参拝し、まずは悪運や因縁を浄化することをおすすめしています。「清めの社」を携帯の待ち受け画面にすると、運気がアップするともいわれているそう。パワーストーンに“良縁”を祈願「祈念神石」おまもり型。恋愛成就を願いましょう「清めの社」で浄化後、パワーストーンといわれる「祈念神石」(おまもり型700円・おふだ型500円)を社務所で授かり、本殿参拝をしましょう。「祈念神石」を両手ではさみ、願い事を強く念じます。願いは3つまでOK! 神様がいちばん大切だと判断した願いごとから順にかないます。肝心なのは、ひとつでも願いがかなったら、必ず「祈念神石」と自分で拾った石にお礼の言葉を印した「お礼の石」を返納すること。わたしもひとつ願いがかなって返納しました。本殿の前には、「お礼の石」が山のように積まれています。朱色の玉垣には有名人の名前がズラリ写真左:芸能神社の外観。右:知っている名前を探す人も続出天宇受売命を祀る境内社の芸能神社をはじめ、境内には芸能・芸術の分野で活躍する人たちの名前を記した2000枚以上におよぶ朱塗りの玉垣が並んでいます。わたしが参拝したときも、この玉垣に名前のある有名人のファンの方が記念撮影をしていて、ほのぼのとしました。3. 神前結婚式創始の神社で良縁祈願東京で縁結びの神社といえば東京大神宮伊勢神宮の遥拝殿として、明治13年に創建された東京大神宮。天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)と豊受大神(とようけのおおかみ)を祀り、“東京のお伊勢さま”として親しまれています。ほかに、結びのはたらきを司る神様をあわせ祀ることから、縁結びの神社として有名。わたしも独身時代から機会があると参拝していますが、いつも女性がたくさんいてにぎやか。都会にある神社ですが、凛とした空気にふれることができます。縁結びや恋愛成就のお守りが豊富お神札やお守りなどは約50種類以上伊勢神宮で奉製されるお神札(ふだ)の「神宮大麻(じんぐうたいま)」(800円)や人気の高い「縁結び鈴蘭守」(700円)、結びの力が秘められた「心結び 美鈴守」(800円)など、お神札やお守りはあわせて約50種類以上と豊富にそろっています。結婚式を目にすると心が豊かになる伝統の婚儀では祝いの舞が奉納される神前結婚式創始の神社でもあり、参拝の際に、結婚式中の新郎新婦の姿を見かけることも。そんな人生の晴れの日ともいえる結婚式を目にすると、こちらも幸福な気持ちになります。恋についての助言がもらえるおみくじ的中率が高いと評判の「恋みくじ」チャーミングな和紙の人形が付いた「恋みくじ(恋人形付き)」(200円)は、とくに恋愛においての助言が記され、その内容にドキッとしてしまうほど。相性の良い相手の星座や血液型、年齢差などが詳しく書かれているので読むだけでも楽しいうえ、的中率も高いといわれています。今回「縁結び神社3選」その1をお届けしました。神社仏閣には、普段の生活で味わえない清々しい空気と、心を整えることができるあたたかいパワーがいっぱい。気になる場所があったら、ぜひ参拝してみてくださいね。また折を見て縁結び神社をご紹介したいと思います。みなさんに、すてきなご縁が結ばれますようにInformation猿田彦神社三重県伊勢市宇治浦田2-1-10車折神社京都府京都市右京区嵯峨朝日町23番地東京大神宮東京都千代田区富士見2-4-1
2019年05月04日お参り後の楽しみはもちろん“食べ歩き”三重県伊勢市にある伊勢神宮は、古くから「お伊勢さん」と呼ばれ親しまれてきました。「一生に一度は伊勢神宮へ行く」というのが江戸時代を生きた庶民の夢。そんな粋が今なお残る神宮へお参りしたあと、ぶらり歩きしたいのがすぐ側にある「おかげ横丁」です。伝統的な建築物が移築・再現された通りには、伊勢志摩のおいしい名産品やお土産が勢揃い。魅力が溢れる街自慢の絶品グルメを食べ歩きしてきました。地元からも愛される定番コロッケ「豚捨」明治42年に創業以来、今日まで営業を続けてきた老舗精肉店「豚捨」。上質な伊勢牛を使用したしぐれ煮や丼はもちろん絶品ですが、中でも見逃せないのがコロッケです。「豚捨」という店名にも関わらず一切豚を使用していないというコロッケは、地元の人からも愛されるソウルフード。サクサクの衣の中には、ほっこりとしたじゃがいもの美味しさがぎっしり詰まっています。食べ歩きにぴったりのお供をいただき、ますます街歩きがはかどります。スポット情報スポット名:豚捨住所:三重県伊勢市宇治中之切町52電話番号:0596-23-8803伊勢うどんといったら「ふくすけ」伊勢に来たら一度は頂きたいのが伊勢うどん。おかげ横丁で伊勢うどんを頂くのならば「ふくすけ」で決まりです。鰹だしをベースに昆布とシイタケの風味が加わったおつゆは、濃厚な見た目に反してあっさりと優しい味わい。そんなお出汁を絡めて頂くのはふわふわの伊勢うどんです。お団子のように柔らかい太麺のうどんは、普段食べ慣れているうどんとは全く違う食感。三重県産の小麦を使用して丁寧に作り上げたおうどんに、思わず病みつきになってしまいそうでした。スポット情報スポット名:ふくすけ住所:三重県伊勢市宇治中之切町52電話番号:0596-23-8807ここでしか頂けない! とっておき赤福餅「赤福 本店」伊勢名物といえばやっぱり赤福! 上品なあんこの甘さと滑らかなお餅は、お土産としても定番の商品です。おかげ横丁の赤福本店では、ここでしか味わえない“作りたて赤福”を頂けるのだとか。明治以来130年余り大切にされてきた荘厳な建物が本店の目印。お伊勢参りのお供に今なおあり続ける赤福本店は、お参り開始の朝5時に合わせて開店も毎朝5時。店先には常に竈から蒸気がけぶっており、雰囲気も抜群です。目の前を流れる五十鈴川を眺めながら、縁側に作りたての赤福餅が運ばれてきます。できたてのお餅は、あんこと同じ柔らかさ。口の中に広がる絶妙なハーモニーに幸せなため息が漏れてしまいました。他にも季節限定のおしるこやかき氷など、訪れる時期によって変化するメニューも要チェックです。スポット情報スポット名:赤福本店住所:三重県伊勢市宇治中之切町26番地電話番号:0596-22-7000
2018年01月22日お伊勢参りに行ったことはありますか? 今でも修学旅行などで訪れる人は多いですが、江戸時代にはこれが大流行しました。人だけではなく犬も行きました。お伊勢参りの面白い話をご紹介します。■江戸時代にお伊勢参りが大流行東海道などの主要幹線道路が整備され、社会が平和で安定し、庶民が退屈してくると旅行ブームが起こりました。江戸時代の話です。中でもお伊勢参りは江戸時代の庶民の夢の旅行でした。お伊勢さん(伊勢神宮)は20年に一度「遷宮」を行います。遷宮というのは社殿を造り替えて神座を移すことです。伊勢神宮では1300年にも渡ってこれを行っています。遷宮に合わせてお伊勢参りのブームが起こりました。1830年には、なんと500万人の人々が伊勢神宮へ旅をしたと言われています。ちなみに当時の日本の人口が約3,000万人と見積もられています。お伊勢参りがいかに流行ったかがわかるでしょう。このブームには、伊勢神宮の御師と呼ばれる人々が関わっています。御師とは伊勢神宮が各地に派遣した、いわば一種の神主さんで、この人達が伊勢神宮のお札を配り、お伊勢参りへの勧誘を行いました。今で言うと旅行代理店のエージェントみたいな仕事です。彼らの巧みな誘致は大きな効果があったわけです。ちなみに明治時代初頭の調査によれば、900人の神職が伊勢神宮から全国へ派遣されていたそうです。■犬も行きました犬もひとり(?)でお伊勢参りに行きました。有名な話が残っています。阿波の庄屋さんの夢枕に飼い犬が立ち「お伊勢参りに行きたい」と訴えたのです。庄屋さんは、300文のお金を入れて首にかけ、旅支度をしてやりました。ワンコは道中お伊勢参りに向かう人達にかわいがられながら無事にお伊勢さんに着きました。あまりにその姿がいじらしいということで、道中、お金を出してやる人が後を絶たず、最後は3,000文以上にもなったそうです。さすがにこれでは重くて首にはかけられません。不用心だというので帰り道が同じ方向の参詣人が、庄屋さんの家まで送ってくれたといいます。こうしてワンコは無事にお伊勢参りを果たして家に帰って来たのです。■失踪してお伊勢参りに行く人もいました「今日は会社に行きたくないなあ……旅に出ようかなあ」。そんな風に思ったことはありませんか。江戸時代、奉公人である日突然ふらっとお伊勢参りに出てしまうという人も多くあったそうです。そんな際には、お伊勢参りに行く人達が道中旅支度を整えてくれ、宿場宿場でアルバイトをしながら旅をしたそうです。ですから突然思い立って、無銭であってもなんとかなったんですね。また、お伊勢参りから帰ってくると、奉公していたお店では、「お伊勢参りだからしょうがないよ」と元通りその人を雇ってくれたそうです。非常に大らかな社会だったんですね。■伊勢の名物『赤福餅』伊勢の名物と言えば『赤福餅』です。関西の人なら「赤福餅はええじゃないか♪」というCMソングをよく知っているでしょう。赤福餅は餅の上に餡子(こし餡)を乗せた餅菓子で、なんと1704年(宝永4年)から販売されています。全国の百貨店などで販売されていますが、やはりお伊勢参りに行った際に本店に寄って食べたいです。伊勢神宮のお膝元にある本店で出来立てを食べると、びっくりするぐらい美味しいのです! ぜひお伊勢参りの際には赤福を食べてみてください。(高橋モータース@dcp)
2012年11月30日