子どもにはお手伝いをさせた方がいいと分かっていても、子どもにやらせると時間がかかったり、失敗したり、散らかったり…と面倒がっていませんか。でも、未就学児に「お手伝いをさせる大きな意味」があると知ったら、積極的にやらせてみようと思えるかもしれません。今回は、未就学児のお手伝いが、未来にどうつながるのかということをお話ししたいと思います。「働くことへの意識づけと経験」は幼少期から育まれる先日、私自身の働き方について、キャリアコンサルタントに話を聞いていたときに、「社会人となり、働きづらさを抱えている人の中には、幼少期から思春期にかけて、家庭や学校生活の中で養うべき力や経験が不足している」というお話がありました。詳しく聞いてみると、これは「幼少期に、働くことへの意識づけと経験」が足りなかったということだそう。この「働くことへの意識づけと経験」はどうすればいいか。それが「家庭でのお手伝い」です。お手伝いは何から始める?ママが目的を持ってさせるお手伝いであれば、何でもOK。その目的とは「人のために働ける喜び」を知ること。家族の一員としてのお手伝いを通して「楽しい」「幸せ」など、子どもが人のために動ける喜びを感じられるように働きかけていくのがママの役割です。手伝ったことに対して「ありがとう」「助かった」という言葉に、子どもは喜びと、頑張ろうという気持ちが芽生えます。お母さんや家族のために何かしようと思えるようになったら、心が成長している証拠です。ここで、失敗したり、思うような結果が得られなかった時は、問題解決能力を親子で高めるチャンス。どうしてうまくいかなかったのか、という原因は本人が不慣れなためだけではなく、環境整備にも問題があったのかもしれません。お片づけなら、入れ物や場所をどのように決めるのかを話し合うことも大事なポイントです。家の中でたくさん「話し合う」経験を積んだ子どもは、友達や先生とも話し合って解決する力が身につくそう。他者へのアプローチは、友達とケンカしてしまった時などにも通じ、ひいては仕事を円滑に進めるための重要なスキルになっていくとのこと。段階的なステップアップ大きな困難に立ち向かう!リジリエンスという言葉があります。「回復力」と訳されることが多く、「折れない心」と解釈できます。幼少期に小さな失敗をした時、内省から次のアクションを起こし、乗り越えるという一連の経験を、人に支えられてできたという経験がある人は、自分ならやれるという自己効力感が働くのだそう。その積み重ねで、自分の経験から立ちはだかる困難にも挑戦してみようと思えるのだそうです。このお話から、お手伝いをさせる中で、まだ早いかな?と思えるような家事にも、段階的にトライさせていきながら、できなかったことが、できるようになる過程の中に親子の成長の種を見つけていきたいと思いました。「お手伝いを通して、誰が見ていなくても、お礼を言われなくても、家事の一部を担ってくれるようになったら、その子は、家族の中で自分の役割を見出し、人のために働くことが身についている」という話を聞きながら、そんな日はわが家にもやってくるのかしらと遠い目をしてしまう私…。そんな私に、有効な言葉がけを教えてくれました。「あなたが〇〇をしてくれたから、パパ/ママは〇〇(仕事・趣味など)ができた」と、「あなたの存在によって助けられた」ということをきちんと伝えることが大事なのだそうです。『お手伝いは、将来わが子が「働く」ことをとらえるために必要なこと』。そう思えるようになってから、私はちょっと前向きにいろいろなことを「やらせてみよう」と思うようになりました。幼稚園や小学校は冬休みを迎え、年末年始はイベントが盛りだくさん。わが家は、家族の時間も増え、新しい年をどんな一年にしていこうかとワクワクしています。まずは、毎年恒例のおせち作りを子ども達と一緒に楽しみたいです!<文・写真:ライターよしだひろこ>
2019年12月28日「お手伝い」は家事の全体像が見えづらい?わが家流の教え方は...子どもはお手伝いから家事の基本を学び、自らの生活に役立てていく...と、かつて聞いたことがありました。そこで私も、自分の子どもたちにはぜひお手伝いする子になってほしいと思っていました。ええ...思っていました...。しかし、我が家のでこぼこ兄妹は、調子のいいときは切れ目なく自分の楽しい活動に熱中しており、不調のときはお手伝いどころではないので、なかなかそのタイミングをつかむのが難しかったのです。Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロお手伝いをしてもらいつつ教えることができれば、作業もはかどるし効率的ではあるのですが、作業の一部を分担しても、自分が何をやっているのか、最終的にどうなったのかが分かりにくいようなのです。そのため、手が足りていない部分を”お手伝い”としてやってもらうというのは諦め、「やりたい!」とやってきたときには一つの仕事を最初から最後まで通してやってもらうことにしました。最終的には家事をできるようになってほしいのであって、お手伝いのうまい子になってほしいわけではないからです。効率はとても悪いですが、なんとか2人とも中学生になるころには、簡単な料理と後片付け、そしてお使いぐらいは出来るようになりました。「今やるべき家事」に気づけない凸凹きょうだいには...家事を「見える化」!現在、お兄ちゃんのタケルは19歳、妹いっちゃんは12歳です。2人とも作業自体は難なくこなすようになり、言えばやってくれるのですが、気づいて、先をみて行動することは難しく、家事ができるというレベルには至りません。ゴミ箱にゴミがいっぱいになっても捨てようとは思わないし、今から出かけるがお昼には帰るからご飯を炊いておこう...みたいなそういう見通しを持った自発的な行動が難しいのです。そこで...Upload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロUpload By 寺島ヒロよくホームセンターなどで売っている壁掛けポケットに、今やってほしいちょっとした作業のメモ書きとお金を一緒に入れておくことにしました。そうしたら、2人とも家事をちょいちょいやってくれるようになりました!家事をする気はなくもないけど、今どんな仕事が発生しているか分からなかったのが、こうしてクエストにすることで「見える化」でき、とりかかれるようになったようです。中に入れているお金は本当に小銭(10~100円ぐらい)なのですが、「そんなに入ってなくてもいいねん。ログインボーナスみたいなものだから!」と喜んでくれます。お金が目的ではないが何もないと寂しい...ということみたいです。先日、「カバンの手入れをする」というクエストをこなした後、いっちゃんが「今まで何度も土の上にカバン置いちゃダメって言われてもピンとこなかったけど、何でダメなのか分かった!汚れるからだね!」と言っていました。そのうちクエストごっこにも飽きてしまうのかもしれませんが、やめても何かいいものが残りそうな気がします。
2019年12月17日大皿料理や鍋料理など、みんなで分け合って食べる食事を除いては、ひとりずつトレイを使用しているわが家。友人宅でコーヒーと茶菓子をトレイにのせて出してもらったのを見て、家の食事にも使えるのでは?と100円ショップで試しに購入したのが始まりです。使い始めると、想像以上に便利だったトレイ。今回は、私が感じたトレイを使うメリットをお伝えします。1:子どもがお手伝いしやすいトレイを使うまでは、お茶椀もお皿も手に持てる分だけ持って、ダイニングテーブルに運んでいました。その際に子ども達もお手伝いはしてくれるのですが、長男と長女の2人がキッチンとダイニングテーブルを行き来するので、いつぶつかってこぼすかヒヤヒヤ。しかしトレイを購入してからは、それぞれがトレイにすべて食器をのせてから運ぶので、自分の分だけを運ぶ往復1回のみ。食器をいくつものせているので、慎重に運ぶ必要はありますが、往復回数が減ったので、運ぶときに「気をつけて」と口うるさく言う必要はなくなりました。子どもがスムーズにお手伝いできるようになったため、子どももラクなうえに、私も安心して任せられるようになりました。2:子どもに数多くの食材を食べさせられる夕飯作りで思うのは、子どもにはできるだけ数多くの食材を食べてほしいということ。それがトレイにお皿を配置するようになって叶うようになりました。まず、作った食事をトレイにのせたときに品数が少ないと、私が「なにか物足りない」と思うように。トレイという四角い枠ができることで、食事を俯瞰して見るようになり、「並びのバランスが悪い」「彩りが足りない」と感じるようになったのだと思います。それからは、家にある食材で「あと1〜2品」を用意するようになりました。子どもたちは、トレイにのっている食事は「自分が食べるべきものだ」と意識するようで、残さず食べるように。その結果、トレイを使わず、大皿から取り分けていたときよりも、いろいろな食材をきちんと食べられるようになっています。たとえば、トレイにのっているのが4皿だと、少し寂しい印象なので…ササッとできる「ニンジンしりしり」と「お漬物」をプラス。ちょっと定食っぽくなったと思いませんか?トレイにのっている食事は、それぞれがきちんと残さず食べました。3:片づけしやすい食事の準備同様、トレイにのせたまま食器を運ぶことができるので、片づけもスムーズ。1つ運べば済むのが楽なのか、トレイを使うまでは片付けをせずに遊んでいた子どもたちも、食事が終わるとトレイをキッチンに運ぶようになりました。また、食べこぼしがほとんどトレイの上で収まるのも、片づけをするうえでラクです。トレイに落ちた食べこぼしをゴミ箱に入れるだけで済み、トレイはさっと流してから台拭きで拭くのみ。もちろんテーブルは拭きますが、食べ散らかしがないのですぐに終わります。わが家では、家族全員同じ100均トレイを使っていますが、現在1歳の末っ子もお手伝いするようになったら、滑り止め付きを購入することを検討しています。お手伝いをする子どもの年齢に応じて、滑り止めの有無や大きさなどを考えたほうがいいでしょう。また、こぼしやすい汁物は後で親が持っていくなど、トラブルの想定をした注意は必要です。お手伝いをした結果、失敗をしてしまったときも、「大丈夫、大丈夫」と笑顔で受け止めて、子どもの心をくじかないようにすることも重要。はじめは上手にできなくても、何度も繰り返すことで上達し、のちのち戦力になってくれます。トレイに乗せるとダイニングテーブルに置いたときにまとまりがあり、見栄えも良くなります。木製のものを使えばカフェっぽくなり、オシャレにも見えますよ。ぜひ参考にしてみてください!<文・写真:ライター沖田かへ>
2019年11月22日半年前に次男が産まれて、3歳の息子はお兄ちゃんになりました。家事に協力的な夫がいながらも、私は毎日が目がまわりそうな忙しさ!特に長男が幼稚園から帰宅し、夫が帰宅するまでの間は大忙し。そこでトライしてみたのが、3歳児を家事に巻き込む仕組みづくり。ちょっとした工夫をしただけで、3歳児が積極的に家事を手伝ってくれるように。今回はその工夫を紹介します。【工夫1】飲み物、おやつを自分で出せる場所に保管する乳幼児を見ながら、3歳児の「アレやって、コレがほしい」という欲求を満たすのはかなりの手間!たとえばお風呂上がりの授乳タイムに「ノドが渇いた〜」「お腹が空きすぎた〜」なんて言われることもしばしば。そこで麦茶置き場を冷蔵室の扉から、一番下の野菜室へ移動することに。3歳児でも手が届く位置へ移動したことで、ノドが渇けば、自分で麦茶を準備して飲めるようになりました。さらに「ママの分です〜!」と授乳している私へも持ってきてくれるまでに。麦茶は、3歳児でも持ちやすい軽くて割れないタイプのボトルに入れています。それ以外にも、チーズや小魚、ナッツも野菜室へ保管するようにしました。これで、夕飯までのちょっとした腹ごしらえは、私の手を借りることなく、自分でするようになりました。また、夕飯の時に使うキャラクターふりかけも野菜室へ収納。「そろそろパパ帰ってくるよ〜」と配膳開始の合図をすると、テーブルのおもちゃを片づけ、自分でふりかけを準備します。さらに家族分の麦茶とハシを準備するのも息子の役目!コップやハシを息子が取り出しやすい低い移置の引き出しにまとめて入れたことで、進んで準備してくれるようになり、すごく助かっています。【工夫2】食事中のゴミを分かりやすい移置に一時保管させる食事中に出たゴミを回収するのも息子の役目!ティッシュや食べこぼしなど、すべてをまとめて捨ててもらうために、テーブルの上にマスキングテープで仮のゴミ置き場を作ってみることに!テーブルの上であちこちに散らばっていると、つい捨て忘れてしまうゴミが出てきてしまいますが、ゴミが出るたびに、そこに置くようにしたら、3歳児でもキレイにすべてのゴミを片づけられるようになりました。【工夫3】フックの仕様を変えて自分で掛けられるようにする3歳の息子が、食事の際にティッシュボックスをダイニングテーブルへ持ってきてくれ、食後は定位置へ片づけてくれます。しかしティッシュボックスを取ったりかけたりする時に、フックが落ちてしまうことがしばしば。フックが落ちることにストレスを感じ始めた息子は「あ、取り忘れたからママがとってくれると嬉しいな〜」と言い、持ってくるのを渋るようになりました。そこで、ティッシュケースへクリップ付きフックを直接つけ、フックごと移動させる仕組みにチェンジ。これでフックが落ちることはなくなりました。ティッシュの移動にストレスを感じなくなった息子は、毎度、進んでティッシュを移動させてくれるようになりました。この様子から考えると、子どもが帽子やカバンを自分でフックにかけない場合、フックが落ちてしまうストレスが原因の可能性も。大人からすると簡単に思える「フックに引っ掛ける」という行為は、幼児にとっては難易度が高いことも考えられます。その場合は、フックの仕様を変えたり、カゴを準備して投げ入れる収納にしたり、棚へ突っ込む収納にするだけで、自分でやってくれるようになるかもしれませんよ。1つひとつは小さなお手伝いですが、毎日本当に助かっています。ママがひとりですべての家事を抱え込まずに、子どもが動きやすい方法を設定することで、かなりの戦力になってくれるはず。子どももママやパパから「ありがとう」と言われることが自信につながって、もっとがんばろうという意欲につながっていると感じます。これからも、子どもが家事に進んで取り組めるように整えていこうと思います。<文・写真:ライターかつき>
2019年11月08日こんにちは、なきりエーコです。今回は前回のお話の続き、「お手伝い給料制」の後編です。お小遣い制を導入した【前編】はこちらから!■お給料を1ヶ月分の前払い制に前回、あえなく失敗した作戦。そこで次なる「お給料」として考えたのが、息子が前々から欲しがっていた、ある「権利」でした。■息子は新しいお手伝い制度に乗り気遠くのお友だちと一緒にゲームをプレイするには「オンライン権」というものが必要です。メーカーによって違いますが、息子が繋げたがってたオンライン権は、月300円程度。本当は年間で買ったほうがお得なんですが、「お手伝いの成果をみて、1ヶ月ごとに更新するか決める」と約束したので月払いにしました。この光景…ものすごく見覚えが…。でも、今回は違います。■目標はお手伝いの「日常化」面倒くさいけど約束は守ってくれる息子。ゆる~いスピードですが、自分の仕事をしてくれます。(スピードに関しては目をつぶることにしました…。せかされるとやる気がそがれると思って…)褒める! 喜ぶ! 成功体験!!育児や家事をたまには感謝されないとつぶれてしまう主婦と同じ!そのおかげか、なんなのかはわかりませんが…最近、率先してお手伝いをやるようになってきました。私が助かるのはもちろんですが、お手伝いをするのは、将来の1人暮らしのため、結婚したら家族のため。家事にふれておくって大事なんじゃないかなと思ってます。これがきっかけでいつか、給料制でなくてもお手伝いしてくれる日がきたらなぁと夢見ています。
2019年11月03日こんにちは、なきりエーコです。今回はお手伝いをしない息子に「お手伝い給料制」を導入し、試行錯誤しながらも失敗…。その後、成功した話の前編です。■お手伝いをするきっかけための「報酬」自らお手伝いをしないのはもちろんのこと、「手伝って」といっても拒否する息子…。ぶっちゃけ幼稚園児の娘のほうがお手伝いしてくれます。ただ男子も、家事や育児をするようになってきた世の中。息子が大人になったらますます男女の家事・育児が平等になるのでは…と思っております。「こりゃアカンやろ…」と、今から手をうっておかねば…ときっかけは、もうヨコシマでいい! とにかくお手伝いするのを日課にしてほしい! と思いはじめました。最初のうちはお金もらえるってはりきってやってくれたのですが…■息子の将来のためにも習慣にしたいダラダラするのが大好きなインドア息子。お金より「面倒くさい」が勝ってやめてしまいました…。なんてこった!お手伝いを習慣にするのもそうですが、お金を稼ぐのが大変なことやもらったときのうれしさなんかも体験してほしかったんだけどなぁ。そんなに飽きっぽい性格なの? と思ったら■母は「前払い制」を思いついた!高額な商品は別ですが、1000円以下くらいなら誕生日でも特別な日でもなんでもない日にホイホイ買っちゃう男が家庭内にいました。それ…あかんやろ! もう高学年なんだから我慢するとか、お金をためて自分で買うとか…体験させないと! と、私は思うのですが…。わが子…けっこう知恵が悪いほうに働くので、お手伝いしたくないためにいろいろ言いだしそうだなと思い「もらったものが返せない、かつ息子がよろこぶ方法」を考えました。次回に続きます。
2019年10月27日「ママ、今日の夜ごはんなに?」帰宅するなりキラキラした目で聞いてくる子ども達。どちらかというと料理が苦手な私は、毎日献立を考えるのが苦痛で、このフレーズを聞くのが怖くてたまりませんでした。どうにかこの辛い思いを解消する方法はないか?と試行錯誤してたどり着いたのが、「1週間分の献立を子どもたちと一緒に考える」というもの。今回の記事では、この家族ルールが生まれた経緯と、5年続けて見えた親子の意識の変化をお伝えします。献立作りが苦痛…それなら子どもと一緒に1週間分考えちゃおう!もともと料理が得意ではなく、レパートリーも少ない私は、毎日献立を考えること自体に疲れきっていました。一方、当時保育園の年長になった娘は、園の食育教育の一環でほぼ毎週行われている料理レッスンに興味津々の様子。「今日はレタスをちぎったよ!」「米を洗ったよ!」と嬉しそうに報告してくれるのです。そんな娘の姿を見て、「もしや、これはよいコラボレーションが生まれるのでは!?」と思いついた私。娘に家でも料理の手伝いをしてもらうことにしました。料理が苦手な母と、料理に興味が出てきた娘のコラボが始まるわが家の基本メニューは「主食+主菜+副菜(主にサラダ)+汁物(主にみそ汁)」なので、娘には最初はサラダ担当をしてもらうことにしました。レタスを手でちぎるところから始め、サラダに入れるもの(コーンやツナ、ゆで卵の皮むきなど)も準備してもらうように。そして、次はみそ汁の具材決め。私がキッチンでどういう動きをしているのか、どういう危険があるのかも理解できるようになってきたので、子ども用包丁を使って豆腐を切ってもらうことも始めました。自宅での料理コラボは娘が年長の夏頃から開始。数か月すると、サラダとみそ汁当番も板についてきたので、いよいよ主菜へ。写真が大きく載っている料理の本を何冊か用意し、その中から子どもが食べたいと思うものを選ばせました。給食の献立のように1週間分ざっくり決めて、週末にまとめて子どもと一緒に買いに行くというフローを楽しむようにしました。ただ、子どもに好きなものを選ばせると栄養バランスも崩れやすくなります。主菜は子どもに選ばせ、副菜か汁物の中に野菜を入れて調整するようにしています。区役所主催の子どもの定期健診では、栄養士さんによる栄養学の説明を聞く機会が何度もあったので、その内容を生かしながら追加すべきものを考えました。例)ある週の平日の献立子ども達が決めた主菜(上)、合わせる副菜や汁物(下)・月曜日豚とエビの中華炒め生野菜サラダ、玉ねぎとじゃがいものみそ汁・火曜日水餃子茄子のみそ炒め、生野菜サラダ・水曜日焼きビーフンレンコンのきんぴら、わかめと玉子のスープ・木曜日鮭の塩焼ききゅうりの酢の物、豚汁・金曜日カレーライス生野菜サラダ親も子もWin-Winになる献立作りを楽しもう♪私が育った家庭では「料理=母が作る」という固定観念が定着していたこともあり、毎日の献立も私が考えなければいけないと思いこんでいました。しかし、「家族で一緒に考えて作る」ルールを取り入れてから5年経った今では、長女だけでなく下の弟2人、そして夫も「料理は家族で作るもの」という意識に。私自身も家族で献立を考えるのが楽しくなり、料理への苦手意識も減ってきています。私にとって、献立作りの中でも主菜を決めるのが特に大変でした。主菜さえ決まれば、足りない栄養素を考えて素材を追加していけばいいだけなので、子どもたちが率先して主菜を決めてくれるのはとても助かります。毎週末に料理の話をすることで、子どもたちの料理への関心もより一層高まりました。家族で外食したとき、「これは家で再現できる?」「どんな調味料を使っていそう?」という会話を楽しんでいます。また、子どもたちも「自分で決めたからには自分で作りたい」と言うようになり、週末に夫と娘で率先して台所に立ってくれるようにもなりました。特に平日の朝はお弁当作りに忙しい私に代わって、それぞれがその日の朝食(おにぎり、シリアル、果物など、火を使わずに用意できるもの)を自分で考え、準備してくれるようになったのも、大きな変化です。もし日々の献立に悩んでいるママがいたら、ぜひ家族も巻き込んだ献立作りを楽しんでみてください。<文・写真:ライターnanahi>
2019年10月20日3歳になり、お手伝いをしたがるようになってきたハル。ただ子どものお手伝いは、親の仕事が増える&よけいに時間がかかることが多く、せがまれる度に「親の度量が試されている!」と感じてしまいます。今回は、思い切って彼を信じてみることにしたのですが…。■うれしいけど、親は大変な面もお手伝いって、「してもらうほうがむしろ大変!」ということがとても多いです。子どもの成長のためにも、お手伝いをさせてあげられる心の余裕を持ちたいいものです…。■大泣きされ…息子の料理デビューお手伝いの申し出を一度は断ったものの、かなり泣かれてしまい、彼に小麦粉をつけてもらうことにしました。■苦手なお肉も自分で作るとおいしいねお手伝いボーイとほめちぎりガール! 少し心配はあるものの、良いコンビになってくれそうで、うれしくなった母でした。
2019年10月02日ウーマンエキサイトの読者のみなさんこんにちは! 5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。うちの長男と次男、お手伝いがしたいお年頃。手伝ってくれたらオカンもとっても助かるし最高!…というわけでもなく、これがなかなかややこしかったりする。ある日の夕食準備中。お兄ちゃんズが「お手伝いしたい」と申しでてきた。しかし…■重いものを持ちたがるそう、より重いものを持ちたいと競い合う長男と次男。オイオイ、お手伝いという本来の目的、見失ってないかい?それに重たいものを無理して持って、落としたりしたら大変だし、それが今晩のおかずだったらシャレにならない。そこで、比較的軽いコップやお箸、取り皿を運んでもらうようにしているのだが…■こだわりよ…大人からしたらどーーーーでもいいようなことに、こだわるんだよね、子どもって。しかも人が運んでいるものを見ると、うらやましくなっちゃう。それがキャラクターものだったりしたら「自分が運びたかった!」とか言って泣きだすし…ああ、メンドクセ。目の前で繰り広げられる、兄弟ゲンカにゲンナリしていたら… ■ツメがあまぁぁぁぁいっ! ウチにはね、なんにでも興味を示して、触りたくなっちゃう1歳児がいることを忘れないでよ。こんな机のへりにコップを置いたら、触って落としちゃうでしょうがあああ!お手伝いしてもらっているのに、逆にオカンの心労が増えるという、謎のスパイラルにハマる今日この頃。「もう全部自分でした方がラクだわ…」なんて思いつつも、せっかく「お手伝いしたい」って言ってくれているのに、やる気の芽をつぶしたくない。この板挟み状態に、どうしたらいいものかと頭を悩ませるオカンなのでした。
2019年09月09日子供にもっとお手伝いして欲しいけれど、なかなかうまくいかないものですよね。すでに夏休み後半ですが、今後のためにもうまく声掛けして、積極的にお手伝いができるように促していきましょう!子どものお手伝いに関するお役立ち記事を3本まとめてご紹介します!■ 子どものお手伝いは大変だけどやる価値あり!Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)子どもにたくさんお手伝いができる機会を作ってあげたいものですが、小さいうちは「手伝ってくれて助かる」というより、「危険がないか見守りながら子どものお手伝いに付き合う」というスタイルがほとんど。そのため、親にとって子どものお手伝いは、実際のところ「大変」な面も多いのです。しかし、『慶応幼稚舎・早実初等部・筑波小学校に合格する子育て』の著者、山本顕司氏は、“お手伝いは子どもの成長のチャンス”と説きます。zon / PIXTA(ピクスタ)子どもの能力を高めるためにもお手伝いをさせた方が良いということが分かると、少々大変さがあっても、お手伝いの機会をどんどん作ってあげたくなります。子どもが参加しやすいお手伝いや、お手伝いのための環境づくりについて、アドバイスをお届けします!年長さんにできるお手伝いは、意外とたくさんあるって本当?■ 子どもが進んでお手伝いしたくなる3つのコツUshico / PIXTA(ピクスタ)「子どもがあまりお手伝いをしたがらない」というときは、どんなふうに対処すればいいのでしょうか。先輩ママさんたちにリサーチして分かった3つのコツがこちら。1.お手伝いできたことをとにかく褒める!2.ポイント制にしてゲーム感覚でやってもらう!3.頼んだら最後まで見守る秘訣は、子どもが楽しみながらお手伝いをできるようにすることです。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)また、「やらされる」のではなく、「自ら進んでやる」ことで、お手伝いを通じて得られるメリットも増えます。子どもの成長や親子関係まで深めてくれるお手伝い。時間のある夏休みに、たくさんきっかけを作っていきましょう。子どもが進んでお手伝いしたくなる!お願いするときのコツ3つ■ 子どもがお手伝いをしたくなる収納術夏休みは朝昼晩と一日3回、子どもと食卓を囲みます。そのたびに食事の準備にバタバタするわけですが、子どもがお手伝いに積極的だと、ママの負担は格段に減りますよね。子どものお手伝いを習慣として定着させるには、カトラリーなどの収納方法を工夫するのも1つの方法です。ポイントは、子どもの「目に付きやすい場所」で「手が簡単に届く位置」に「持ち運びやすい形状」で保管しておくこと。これなら、何がどこにあるのか分かりやすく、「○○を用意して」というママの言葉に子どもがすぐに反応することができます。こちらの記事では食卓アイテムの具体的な収納法を紹介していますので、ぜひチェックしてみてくださいね!バタバタする食事の準備…「子どもがお手伝いしてくれる」収納術って?
2019年08月18日みなさんは子どもに料理のお手伝いをさせていますか?私の娘は幼稚園の年少から料理に興味をもっていましたが、あまりお手伝いをさせていませんでした。させていたのは、卵の殻割りくらい。子どもに手伝わせると自分でするより時間がかかるし、失敗されたら後片づけが面倒とマイナスな点ばかりに目がいっていました。年少期は弟にごはんを食べさせるのがお手伝い娘が料理をするようになったきっかけ娘が年長になった頃、私は体調を崩し、自宅療養をしていました。かろうじて、娘と息子の園弁当は作っていましたが、自分の食欲がないので、家族の料理を作るのがおっくうでした。体調が優れず、1日中横になっている私の代わりに、休日の食事づくりをパパと娘が積極的にしてくれるように。ひとり暮らしの経験があり、料理上手なパパは、私が危ないからと持たせなかった包丁やコンロでの調理を娘にやらせていました。パパだって娘が手伝うより、ひとりで作った方がはかどるはず。でも、「料理を作れないママに代わって、がんばりたい」という娘の気持ちを汲んだようでした。最初の頃、娘が包丁やコンロを使う様子は危なっかしく、パパはほっとくとケガをするからと目を光らせていたそうです。ダメというのは簡単だけど、極力言わないで、やってできた喜びを感じてほしかったとのこと。外に出かけない休日は父娘で楽しそうに料理をする姿をよく目にするようになりました。手づくり弁当で感じた娘の成長娘の小学校入学が近づいたある日、パパが「お弁当を持って小学校にピクニックに行こうか」と提案。私は家で留守番し、パパ、娘、息子で出かけるとのこと。そのとき私は、「平日毎日のようにお弁当づくりをしているのだから、休日までお弁当づくりをしたくない」と内心思いました。すると娘が、「じゃあ、私がお弁当作るね」と。できなかったら、手助けしてあげればよいかと思って見ていると、私が手を出すことなく、最後までひとりで作ったのです。できあがったのは、おにぎり、卵焼き、ウインナー、キュウリ、ミニトマト、ひと口チーズのお弁当。料理と言えるのは卵焼きだけかもしれませんが、娘が自分で考え、作れるものだけを準備したようです。おにぎりの中身をそれぞれの好みを聞いて作っている様子に、小さなママを見た気がしました。いつの間にか、卵焼きも上手に作れるようになっていて、本当にビックリ!娘が自分でできることを考えて作った3人分のお弁当大事なのは、親が思いこみを捨てること!?娘が年長さんの1年間、私は自分のことでいっぱいで、2人の子どものお世話があまりできませんでした。一般的に包丁やコンロを使うのは、小さな子どもにはムリと思いがちですが、ママの代わりにがんばりたいという娘の気持ちを尊重したことで、娘は驚くような成長をしていました。もちろん上手な卵焼きを作るまでには、「今日はちょっと焦げちゃったね」という日もありましたし、ケガをしないようにと細心の注意を払ったパパの努力もありました。娘の手作り弁当を見て、子どもの成長には親が思い込みを捨てて、思いきって任せてみることが大切ということを知りました。このことは、お手伝い以外の子育てにも通じることかもしれません。親の過干渉や思い込みで、子の成長を妨げていることもあるかも…。包丁やコンロを使う手伝いがまだ早いと思うママ、いつもと違う「お手伝い」をさせてみると、子どもの成長に驚くかもしれませんよ!<文・写真:ライターふたえにじ>
2019年07月27日次男しょう(小5)、漫画雑誌のコ◯コ◯が大好き!価格は大体570円、それを毎月おねだりされるので…お手伝い制を導入してみました!今までも長男長女が中学生の頃は、食器洗いをするか洗濯物を干すと、50円~100円あげたりしていましたが、小学生の次男には、簡単で短時間ですむようなことをお手伝いをお願いしています。これから干す洗濯物を洗濯機からベランダまで運ぶ。なかなか重いし、1日に2回くらいお願いしています。食器の片付け。1日1回、助かっています~!毎日じゃないけど…扇風機のほこり取りもしてくれます。沖縄在住のわが家は、4台の扇風機がほぼ1年中稼働中なのでこれはかなり助かっています。こんな風に1ヶ月コツコツお手伝いをした報酬として、漫画雑誌を買ってあげてます。最近漫画を読み始めた次女も「買って!」となるわけで…(次女は少女漫画雑誌が欲しいらしい)次女にもお手伝い制度導入です~!次女には「玄関の靴ならべ」とか「たたんだタオルの片付け」などをお願いするのですが…全然やりませんでした…。どうも自分から率先するお手伝いは好きだけど、「これやって~」と指定すると、とたんにやる気がなくなるようです。自分のやりたいことだけ手伝いたいってことでもあるのかな。しかしこれでは雑誌を買ってあげることはできません。最初の月は「報酬なし」だったのですが、本人もあんまり残念がっておらず…実はそんなに欲しいってわけじゃなかったのかな~?次女にはお手伝い導入はまだ早かったもしれませんね。本人がまた「やりたい!」と言い出したら、試してみようと思います。
2019年06月29日さまざまなことに興味を持ち始める幼児期に、自立にも役立つ“お手伝い”をさせてあげたいものです。失敗も温かく見守りながらいろいろな経験をさせたい、という理想はあるけれど、“自分でやった方が早い”とついつい敬遠してしまうのも、忙しいママの本音では?私と幼稚園時代の娘の失敗談と、その中から見つけたホントに役立ったお手伝いを紹介します。これ本当にお手伝い?ママの手間が増えて本末転倒の思い…娘はお手伝いをしたい!というタイプ。そのやりたがりパワーを生かそうと、いろいろトライさせてみたのですが、大変だな…と感じたのは次のような状況でした。【お手伝いしてもらうための下準備が必要】ゆで卵の殻をむきたいという娘のために、わざわざたくさんのゆで卵を茹で、テーブルに新聞紙を広げるなど手間が…。【お手伝い中のフォローにあたふた】和え物など簡単な調理を頼んだら、「これはどうやればいいのー?」の質問攻め。おまけに「あっ、こぼしちゃった!」などアクシデントへの対処で大慌て…。【お手伝いしてもらった後のやり直し作業】洗濯物をたたんでもらったけれど、ずれていたので後でそっとやり直し。二度手間なうえに、子どものプライドを傷つけないようにと気を遣い…。このように手間がかかることが多く、これは本当にお手伝いなのか?と本末転倒の思いをすることも。そんな中でコレはよかった!というお手伝いがいくつかありました。その例を「衣・食・住」から1つずつ紹介します。「衣」洗濯物は“グループ分け”することから洗濯物をきちんとたたむことは、3~6歳くらいの幼児にはまだ難しいものです。でも、乾いた洗濯物をハンガーや洗濯ばさみからはずし、パパ・ママ・自分に分ける作業なら、楽しんでできていました。“分けること”は整理収納の基本でもあります。また、“グループ分け”の考え方は子どもの学習にも役立つのでgood!時には、「パパのシャツ、おっきーい!」とかぶってみたり、「あ、コレ、ママのおっぱい守るやつでしょ?」なんて言われ、一緒に大笑いすることも!(下着を子どもに頼むことに抵抗がある人は別にしておいてください^^;)「食」キッチンばさみで青ネギを大量にカット料理をしたいという娘。でも包丁を持たせるのは、ママにゆっくりと見守る余裕のある時でないとムリ。そこで、キッチンばさみの出番です。工作ではさみを使うことに慣れてきた頃なら、キッチンばさみで食材を切ることにトライ。オススメの食材は、青ネギ!お豆腐の薬味や味噌汁の仕上げにちらしたりと、便利で栄養価も高い青ネギ。細くて中が空洞なので、少しの力でも切りやすく、カットする長さが不揃いでもあまり気になりません。面白がって、ずーっと切っていたらかなり大量に(笑)。そんな時は密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存すればOK。青ネギのカットに、楽しそうにハマる娘まだ手が小さくて心配という場合には、100均にもあるグリップの小さい子ども用はさみを。100均セリアの「こども用キッチンはさみ」「住」フローリングウェットシートで床拭き自分たちの住む家は、自分たちでキレイにする!そんな心構えを子どもにも持ってほしいですね。掃除のお手伝いに選んだのは、フローリングウェットシートで床を拭くこと。大人用のワイパーを使う場合には、柄の長さを短く調節してあげましょう。CMでもよくみるフローリング掃除の光景は、どうやら子どもがマネしたい動作のよう!うちの娘も大喜びであちこち拭いてくれていました。隅は、シートを手にもって直接ゴミを拭いてもらうとスッキリです。せっかくのお手伝いも、ママの期待度と子どもができるレベルがずれてしまうと、お互いにストレスがたまり、もうイヤ!となりかねません。だからこそ、うまくできたらラッキー&失敗してもあまり気にならない、とママが思えるものからお願いすることがポイントです。子どものレベルに合ったお手伝いで、本人が成功体験を積むことができ、ママも本当に助かる!そんな経験がたくさんできるといいですね。<文・写真:ライター石川友美>
2019年06月05日木のものが好きで、いくつか集めているトレイ。小物を飾る小さなトレイから、たくさんの食器を運ぶ力持ちの大きなトレイまで。温かみのある木のトレイは、暮らしの中のワンシーンを格上げしてくれるような気がして、気に入ったものがあれば少しずつ数を買い足してきました。来客の時や、食事を運ぶ時に使うのに便利なトレイは、昔からある「お盆」。昔の人からずっと引き継がれてきた便利な台所道具です。「これは家事に取り入れない手はない!」と思い、子育てにも取り入れるように。そんな愛用しているトレイたちの中から、今日はわが家で最も実用的に使っているKINTOの滑らないトレイMの使いよさをご紹介したいと思います。⇒ 滑らないトレイM 子どもたちとのごはんのシーンにビーチ材のダイニングテーブルを長く愛用しているわが家では、ごはんのシーンにトレイが欠かせません。ダイニングテーブルはアイロンがけをしたり、ミシン仕事をしたり…時には、ここで仕事をしながら子どもたちの宿題を見ることもあるので、なんとなく、食器を直に置かない習慣がついていました。ごはん中、もし子どもたちがこぼしてしまっても、被害は自分のトレイの中だけで食い止められる!さらに、汚れたトレイはサッと洗い流して乾燥させればOK!ランチョマットよりずっと家事が楽になったのです。こうして、一つ二つと増えていったのが、このKINTOの滑らないトレイM。小さすぎず、大きすぎず、お皿を並べても余白がある、なんともちょうどいいサイズなんです。器との相性器との相性もどことなく好き。人の手で作られた器をのせた時の存在感は、とても味わい深い光景。天然木でつくられたトレイは、木目の出方も一つ一つ違って、それがまた木のもののおもしろいところ。疲れて少し手を抜いたごはんの日でも、器とトレイのおかげで、なんだか豪勢に見せてくれます。シンプルだから、どんなお料理の器とのコーディネートも映える。迷うことなく合わせられるのが重宝しているポイント。カラフルな豆皿や小鉢、柄物のお皿も、木目トレイが引きたててくれます。ごはん時になると、ダイニングにトレイを並べ、メニューを浮かべては、「今日はどんな器をのせようか」と、トレイとにらめっこするのが夕飯時のおたのしみ。お手伝いにも安心なノンスリップトレイ、コップ、お箸…と食卓の支度をするのは子どもたち。食器の後片付けも各自で行います。自分のことは自分でやれるように、けれど、子どもの失敗で被害が出ないよう、道具選びはお買い物の時に納得いくまでとことん粘ります。KINTOのノンスリップトレイは大活躍。表面にウレタン塗装されているので、グラスを斜めにしても倒れません。これなら子どもたちも安心。学校給食やフードコートで子どもが上手にお片付けしているのと同じように、おうちの中でも安全にお手伝いできるように。「食べたものを自分でさげる」子どもが自分のことを進んでやってくれることが、ママの家事軽減の近道だから。天然木の風合いを楽しみたい、けれど子どもにも使いやすいものを。という方にぴったり。見た目にもこだわったこんな便利なアイテム、なんて賢い道具。おもてなし上手になる収納術春になると来客が多いわが家。子どもの成長をママ友と報告し合ったり、家庭訪問があったり、GWには家族が大勢集まったりして、みんなでゆっくり過ごします。そんなシーンにも活躍してくれるノンスリップトレイ。おもてなしの際にバタバタしないよう、食器棚におもてなし用カップをトレイにセットしたまま収納しています。こうしておくと、来客があった時もラクチン。食器棚からトレイごとスッと引き出して、台所の作業台に。あとは温かいお茶の準備をするだけ。ノンスリップでないものと使い比べても、安心感が違います。「これは便利!」と気づいてから、来客用の器には、トレイを敷くように。この使い方、本当にオススメ。スタンダードな使い良さノンスリップトレイはスタンダードなデザインが魅力。何にでも合わせやすいシンプルな美しさは、言わば何にでも使える強み。リビングでのコーヒータイムのひと時にも。たくさんの食器を運ぶ手間を省く時にも、ひと役買ってくれます。使い終わったら、立てて収納。重ねてもこんなにコンパクトに収納できます。持ちやすくカーブされたシンプルなシルエットも◎Sサイズはおもてなしの際のコーヒートレイに、LサイズはホームパーティーやBBQに活躍してくれそう。まずは配膳用に…と一つ取り入れてから、すっかり木のトレイの魅力に引き込まれていった私。温かみのある木のぬくもりは、ごはんシーンからおもてなしまで、いつもの食卓をぐっとオシャレに引き立ててくれます。お気に入りのトレイを暮らしに取り入れれば、すぐに便利さに気づかされるはず。KINTOの滑らないトレイで、ノンストレスな食卓をぜひ。【ご紹介したアイテム】ノンスリップで子どものお手伝いやごはんシーンにも安心。いつもの食卓を和やかにしてくれるアイテムです。⇒ 滑らないトレイM ■こどもと暮らす ■食のはなし お片付け 文・nami sasaki整理収納アドバイザー。暮らしのまんなかにはいつも散らかし三兄弟。毎日の暮らしを愉しむ工夫探しがすき。収納で家事を心地よく。
2019年05月19日料理をしていて、子どもが「お手伝いをしたい!」と言ってきたら、どう対応していますか?子どもが関わると余計に時間がかかったり、散らかったり…面倒に感じることも。でも保育の現場で働いていた筆者の経験から言うと、料理のお手伝いは子どもを成長させます!そこで、今回は子どもの成長する点と、年齢ごとのお手伝いの内容を紹介します。料理のお手伝いで育つことは、こんなにたくさん!まず、自分が食べるものを作るのを手伝うことで、食への感心が高まります。特に子どもが苦手意識の強い緑の野菜や初めて口にするものもお手伝いで触ったことがあると、親しみをもつことができるのでオススメです。「自分で作ったものだから、一口味見してみようかな?」と食べることもあり、少しずつ、好き嫌いが減ることが期待できます。また、料理をして「難しい」と感じた場合には、作る人がどれだけの想いで作っているのか知るきっかけになります。「残さないようにしよう」という意識も芽生えます。もちろん、料理ならではの手先の使い方が必要なため、器用になる効果も期待できます。火や刃物の怖さも知ることができます。またお手伝いしたことや、完成した料理をほめられることで、人の役に立つ喜びを知り、自己肯定感も育ちます。何歳から、何させる?わが家でやらせてきたことわが家では成長に合わせて、このようなお手伝いをお願いしてきました。2歳頃野菜を洗う、トマトのヘタ取り、玉ねぎの皮むき(上部は大人が切る)、食材を混ぜる3歳頃大人が計った調味料を入れる、クッキーやハンバーグやつくねなどを丸める、レタスなどをちぎる、カラトリーを並べる、こぼれない物を運ぶ、米を研ぐ(水を捨てるのは大人)、大根をすりおろす(大人が持ちやすい形に切る)4、5歳頃大さじや小さじですくって調味料を入れる、ウィンナーやバナナなど柔らかいものをナイフで切る、ピーラーでの皮むき、ご飯をよそう、サラダなどの盛り付けをする、卵を割る、ゆで卵の殻を剥く、餃子作り、お皿洗いをする6歳頃安定した食材を包丁で切る、汁物を運ぶ、フライパンで炒める、米を研いで水を計量する書き出してみると、小さな子でもできることはたくさんありますね。個人差はあるので、子どもの様子を見てできそうなことから、ぜひ教えてみてください。料理に興味がないときにはママとしては一緒に料理をしたいけれど、子どもは興味がない。そんな時は子ども専用の包丁やエプロンを用意してみてください。「自分だけのもの」を使える嬉しさで挑戦したくなるはずです。100円ショップで気軽にそろえてもいいですし、いろいろなキャラクターのものも売っています。またピーラーやおろし金などの「ママの道具」を使えることも、ワクワク感をもてると思います。余裕があるときに、特別な遊びとして誘ってみる忙しい料理の支度の中で、毎回子どもにお手伝いをさせるのは大変なこと。筆者は基本的には自分ひとりで料理をし、余裕のある時にだけ「今日は○○のお手伝い、やってもいいよ~」と子どもたちを誘っています。特別な遊びのような位置づけになっていることがよい効果を生んでいると感じています。子どもが失敗してもよし!多少散らかっても、時間がかかってもよし!そんな心構えで、頑張りすぎずに親も子も楽しみながら料理ができるといいですね。<文・写真:フリーランス記者nicoai>
2019年04月29日「家事のほとんどは6歳児ならできます」最近読んだ本にあった記述にハッとしました。「もし今、6歳以上のわが子ができなかったとしたら、お母さんがわが子の成長の機会を取り上げていることになりますよ」(現代書林山岸顕司著『慶応幼稚舎・早実初等部・筑波小学校に合格する子育て』より)え!子どもの成長の機会を取り上げているのは、母親である私なの?お手伝いって聞こえはいいですけど、親にとっては「邪魔」でしかない時もあります。でも、手間も時間もかかるのが子育てですからね。新年度を機に、お手伝いの見直しをしてみました。■ 6歳にできるお手伝いは、意外とたくさんある「マットを並べて、箸置きとお箸を置く」が、我が家の子どもの毎日のお手伝い。あれ!たったのひとつしかさせてなかった!子どもの成長を妨げていたのはやっぱり私だったと思うと、申し訳ない気分になってきました。ふじよ / PIXTA(ピクスタ)お手伝いのカテゴリ別に見ていきましょう。まずは料理について。毎日一緒に料理をするというのは難しいですけど、好奇心を呼び水にどんどん興味は持ってもらいましょう。そこで私から子どもに提案をしてみました。「年長さんの1年間で、ひとりでお弁当を作れるようになろう!」俄然、子どものやる気スイッチが入りました。おにぎり→米とぎ・炊飯器に入れてスイッチを押す・ラップに包んで握る卵焼き→卵を割る・調味料を入れて混ぜる・焼くほうれん草ポン酢和え→冷凍ほうれん草を茹でる・水にさらして絞る・ポン酢で味をつけるウインナー→鍋に水を入れて茹でるミニトマト→水で洗ってヘタをとる幼稚園児でも、自分のお弁当を自分で作ることはできます。時間はかかるけれど、上記のひとつひとつは5歳のわが子がすべてできます。ただ自前でお弁当を作ったことはまだありません。料理に卵を使う時は子どもに声をかけて割ってもらうとか、習い事がない日にお米を研いで炊飯器で炊くとか、今までちょこちょこやってもらっていたお手伝いを日常化させて、最終目標のお弁当作りに繋げられたらと思ってます。ピーラーで皮むきをしたり、ご飯をよそうのは料理をしている私の横で毎日できそうですし、野菜を洗いながら水に浮く野菜と沈む野菜を観察してみたり、横に切ったり縦に切ったりして切り口がどんな風になっているのかを比べてみたり、良い学びの場にもなりそうです。そうそう、卵焼きを焼くために100均でミニフライ返しを購入しました。道具もできる範囲で揃えてあげたいです。■ 親のラク家事が子どもの成長の弊害になっているかもFast&Slow / PIXTA(ピクスタ)作ってばかりではいけませんね。片付けも大切なお手伝いです。しかし、このジャンルは私も苦手……。だから食洗機を導入したんですけどね。その弊害というか、わが子は食器を手で洗ってふきんで拭いて片付ける場面をほぼ見たことがないんです。これはまずい!週末だけでもいいから、手でコップや食器を洗う場面を作ろうと思います。それからゴミの分別も、まだ教えていませんでした。yakiniku / PIXTA(ピクスタ)先日「プラスチックのゴミ箱に入れてきて」と頼んだら、キョトンとした顔をしていたわが子。ゴミは種類別にゴミ箱があること、そのゴミ箱はそれぞれ置き場所が(親の都合で)違うことを教えていなかったことに気がつきました。プラゴミはシンクの下の引き出しの中に入れていたので、子どもは見たこともなかったのです。ああ……。今はゴミだけど、再利用できることなども含めて教えていきたいです。■ 子どもがお手伝いできる環境づくりも大切続いては掃除のお手伝いです。幼稚園でもやっているからか、親も驚くほど即戦力になってくれます。春休みに黄砂が気になったのでフローリングの雑巾掛けをしたのですが、私よりも上手なくらいです。雑巾絞りもいつの間にかできていました。幼稚園の先生ありがとう!卵焼きのフライ返しと同じように床の拭き掃除に関しては小さいワイパーを購入したので、子どもも自分専用の道具が使えて楽しそうにしてくれます。本来はすき間掃除がしやすいミニワイパーなのですが子どもにぴったりのサイズなんですよ。ここの壁からソファまではあなたが責任を持ってワイパーをかけてね、という風に子どもにもわかりやすく指示すると丁寧にやってくれます。もちろん、できた時は大げさなくらい褒めることも忘れずに。次は洗濯部門です。洗濯機は事故が怖いので、まだ使わせる気にはなりません。干す作業も物干しまで高さがあるので、子どもの背の高さでも干せる工夫をこれから考えたいと思います。お手伝いができる環境作りも、親の大切な仕事だと痛感してます。洗濯物をたたむのは年中さんから時々させていますが、大人のように綺麗にたたむのは難しくイライラしていることが多いのです。子どもにもできる単純なたたみ方を一緒に考えながら、まずは毎日取り組めるようにしたいです。■ 何かの世話をするお手伝いは、年長さんにぴったりのタイミング最後はお世話をするお手伝い。新学期になって一番の子どもの変化は、小さいお友達の世話を積極的にするようになったことです。5歳・6歳はまだまだ小さいですが、幼稚園では年長さんで一番のお兄ちゃんお姉ちゃんです。園でもこの時期は縦割り教育に力を入れてくれます。特に我が家はひとりっ子。自分のことだけ出来てたらいいや、という思考に陥りがちです。そこで春から、ペットを飼って世話をすることにしました。ペットは小学校からだと考えていたのですが、これを機会に前倒しして、飼いたいと言っていた金魚の世話をすることになりました。金魚を迎える前の準備から結構大変なのですが、最後まで責任を持って飼ってほしいです。誰かの、何かの役に立てる人間になるための第一歩になりますように。■ お手伝いをさせるには、親の覚悟も必要zon / PIXTA(ピクスタ)お手伝いをさせるのは子どものためになると頭ではわかっていても、実際にさせてみると時間はかかるし、かえって散らかるし、教えてもなかなかできなくて親子でイライラしたりするものです。子どもとはいえ家族の一員ですから家事の担い手として活躍してもらおう!と私は考えを切り替えることにしました。お手伝いって「母親の家事を手伝ってやる」ではないんですよね。家事は家族がみんなで分担してこなすものだと子どもにも教えたい。何と言ってもお手伝いの最終目標は「自分のことは自分でやる」ですからね。
2019年04月24日お手伝いってさせていますか?2〜3歳ごろになると、家事をするママの真似をしたがったりしませんか?この頃ってお手伝いさせるタイミングなのかも。…とは言っても、お手伝いさせてもこぼしたり、ぐちゃぐちゃにしたりとか、逆に仕事が増える事もありますよね。子どもの「やりたい」を「やらせてあげる」ことはとても大切なんだそう。いろんな経験や、たくさんの成功体験を増やしてあげることが自信にも繋がるようです。我が家の子供たち(兄5歳、妹3歳)も最近本格的にお手伝いデビュー。今回は、我が家のお手伝い事情をまとめました。年齢別にできるおススメのお手伝いはこれ!2歳頃は、簡単な動作でやる気アップこの頃我が家では「ゴミ箱にゴミを入れること」と「おむつを取ってくる」というお手伝いが一番多かったです。ちゃんとできたときには、たくさん褒めると更にやる気アップに!しかし、褒められたいからか、気づいたらいろんな物がゴミ箱に入ってた事も(笑)あと、ペットボトルや小さめの段ボールなど、ゴミ出しのお手伝いとかもさせていました。お手伝いが分かってきたら、朝食のホットケーキの材料を混ぜたり、そら豆をサヤから剥くお手伝いなど、簡単な調理作業や、食後の食器運びもさせていました。危ないことなどは避けて、とにかく簡単なことからスタート。物を右から左に移すだけでも、子どもにとったら立派なお仕事!満足感を得られるかが大事です。3~4歳は、難しいことももチャレンジこの頃からは少し難しいことにも挑戦させてみてもいいかも!我が家は家族みんなの食事の配膳をしてもらっています。汁物はこぼすこともあるので、ごはんやおかずなどをお願いしてます。その他にも自分の洋服を畳んで、タンスにしまうのも。我が家は最近、次の日のお着替えや保育園の準備なども一緒にやっています。手伝いのなかで、日々の家事の段取りや流れを覚えていくのも大事。例えば、お洋服は脱いだら洗濯機のカゴに入れる→洗濯したら干す→乾いたらたたむ→たたんだらしまう→次着るお洋服を出す…といった流れなどを、言葉で教えるよりも動きのなかで、家事の流れを覚えていってほしいなと思います。5~6歳は、家族の一員としての役割をお兄ちゃんはこの4月から年長さん。これからはご飯をよそったり、お風呂のお掃除などをお願いしようかと思っています。少しずつですが、子どもたちにも家族の一員としての役割を感じてもらえたらいいなと思います。兄妹のお手伝い問題あるある!?兄妹のお手伝い問題は、よくお手伝いの取り合いをして、兄妹ケンカに発展してしまうこと。でも「やってみたい!」という意欲や競争心の芽生えでもあるので、これはこれで良いことなんだとか。だからと言って、毎回ケンカされるのもママとしては大変。そのため、我が家はお兄ちゃんにお願いすることと、妹にお願いすることを分けています。分けて頼んでも、妹がお兄ちゃんと同じことをしたがることもありますが…、そんな時は順番にお手伝いしてもらうように。そして、必ずそれぞれに「上手にできたね、ママ助かったわ~ありがとう」と言ってあげるように心がけています。実は、これはパパにも効果あり!やっぱり幾つになっても「ありがとう」って感謝の気持ちを言葉にすることはとても大切ですよ。子どもがお手伝いをしたくなるにはどうしたらいい?それはやっぱり、「大好きなママに褒められた」「ママが喜んでくれた」ことが嬉しいから、またお手伝いしたくなるもの。「お手伝いをする=嬉しい」が感覚的に身につくことが、お手伝い好きへの近道ですね。なので、お手伝いをしてくれたら、「○○ちゃん、ありがとう!ママ、すっごく助かったよ!」と素直に喜んで褒めてあげるようにしてあげましょう。そんな我が家の子どもたちは最近では、自分から「何かお手伝いすることありますか?」と言ってくれることも。みんなもお手伝い、はじめてみてはいかがですか?
2019年03月18日最近のわが家のホットプレート人気メニューは、チョコ&チーズフォンデュ!きっかけは、あるレストランでのランチ。デザートコーナーにあったチョコレートファウンテンに子どもたちが夢中になっていた姿を見て、家でもできるよう、ホットプレートを使うことを思いつきました。同じ要領でチーズフォンデュにもトライし、家族に大好評!お手伝いの工夫や楽しみ方をご紹介します。特別な道具は不要!おやつから夕飯まで1台でとっても手軽にできるので、おやつにチョコフォンデュを楽しみ、そのまま夕飯はチーズフォンデュに、という流れになることも。特別な道具はいらず、ホットプレートがあればOK。用意するもの:ホットプレート、ココット(耐熱性の食器なら何でも)、竹串【チョコフォンデュ用】※2~3人分板チョコレート1枚(人数に応じて)マシュマロ、フルーツ(バナナやイチゴ)、トッピング(お好みで)【チーズフォンデュ用】※2~3人分とろけるチーズ100グラム、片栗粉小さじ1/2杯、牛乳大さじ1.5杯食パン、ウインナー(角切りベーコン)、エビ&イカ・ブロッコリーなどお手伝いも楽しい!果物や野菜のカットは子どもたちでチョコ&チーズフォンデュの日は、子どもたちはお手伝いモード。「お仕事お願いします~!」と声をかけると、「はい!」と張り切った返事が返ってきます。板チョコレートを割ったり、バナナをカットしたり。わが家では、子ども用包丁とキッチンバサミを使用します。チーズフォンデュ用には食パンやウインナーを一口サイズにカットしてもらいました。子どもたちは、自分でカットした食材を並べて、好きなように食べられる、という点が楽しいようで、競うようにお手伝いをしてくれます。準備から食事まで、一連の作業をすべてテーブルの上で行うということ自体に特別感があり、子どものワクワクが持続するようです。チョコは焦げに、チーズは混ぜすぎに注意【チョコフォンデュ】チョコレートは、耐熱容器に入れて、600wの電子レンジで30秒程度温め、柔らかくなってきたら竹串やスプーン等で軽くかき混ぜると、トロトロに。ホットプレートに、用意した具材を並べ、中央にチョコレートの入った器を置いたら、スイッチをオン!チョコレートは焦げやすいので、マシュマロ・バナナに焼き色が付いたら、スイッチは切っておくようにしましょう!余熱でも十分においしくいただけます。【チーズフォンデュ】とろけるチーズ、片栗粉、牛乳を耐熱容器に入れて軽く混ぜ合わせてから、600wの電子レンジで30程度温めます。大人用には牛乳の代わりに白ワインを加えてみてくださいね。レンジから取り出し、軽くかき混ぜ、溶け具合をチェック。チーズがやわらかくなり、すくい上げた時に伸びてきたらOK。かき混ぜすぎると分離してしまうのでご注意。ホットプレートに具材を並べ、中央にチーズの入ったココットをのせたら、スイッチをオン!さりげなく、ホットプレートには苦手な野菜も乗せてみます。チーズと一緒なら、文句を言わずに食べてくれることも。ウインナーやパンにはどんどん手が伸びるのに、野菜は…という時、「野菜を食べられたらチーズを追加するね!」と声をかけると、あら不思議。チーズが大好きすぎるわが家の子どもたちは、嫌がらずにモグモグ。ジュージューと焼きながら、アツアツのチーズフォンデュを召し上がれ。ホットプレートを囲みながら、「お手伝い」と「好き嫌い克服」のチャンスが期待できそうです。テーブルで完結する夕飯は、家事育児に忙しいママにとっては強い味方!試してみてくださいね。<文・写真:フリーランス記者よしだひろこ>
2019年02月27日幼稚園や学校が大好きすぎる子どもたち幼稚園の朝のお見送りで泣いてしまう、学校に行きたくないという、これはよくある話です。それに対する先生方のお話として多いのが「ママが大好きだから」「おうちが居心地よいから」。わが家の子どもたちは幼稚園や小学校が大好きで、「行きたくない」ということがまったくなかったのですが、ふと、幼稚園や学校が大好きなうちの子は、「もしかして親をあまり好きではない?家の居心地が悪い?」と思ったのです。「気をもみ過ぎ?」と思いつつも、先生に聞いてみたら、意外な答えが返ってきたのでその話をします。家のお手伝いをしっかりしていると…まず先生から返ってきた答えは、「きょうだいも多いし、おうちではしっかりお手伝いもするほうじゃないですか?」というもの。意外な答えに驚いていると、先生は「幼稚園や学校では、注目されやすいカリキュラムや授業だけではなく、雑用的なことが意外とたくさんあります。そういうことに関して、自宅でお手伝いをしている子どもは、自分の役割をしっかり果たし、ほかのお友達の手伝いもスムーズです。その結果、褒められるのでうれしいですよね。家では“当然”なことも、学校の先生だときちんと褒めて認めてくれるということもあり、通えば通うだけ幼稚園や学校が好きになるということがあるようです」と言われたのです。幼児ではいつもおうちでしていることの延長で「先生のお手伝いをしてあげよう」という発想に結びつきやすく、小学校に上がってからも学校の掃除や配膳といったことがスムーズにこなせます。そのため、いろいろな場面で「できる」ことが多く、それは子どもにとっては楽しいことであるよう。また、自分でできるということが、本人の自信に結びつきやすいということもお話されていました。わが家の子どもたちのお手伝い事情わが家の場合は、子どもが多く、また近くに頼れる身内はいない状況だったので、下の子が産まれると、自然と小さな家事を任せるようにしてきました。例えば、洗濯物を畳む、モノを片づける、干せる範囲で洗濯物を干す、拭き掃除をする、水やりをする、お風呂掃除をするなどです。毎日決まったものをしっかりというわけでなく、何となく手が足りないときにお願いするゆるい感じです。ちなみに、先生のおうちでは、子どもたちにはしっかりと分担を決めてお手伝いをさせていたようで、小学校に上がってからも学校が楽しくて仕方ない様子で通っていたと言います。おうちのお手伝いより、学校での雑用の方が楽しくてラクだと小学6年生の子どもが話したのだとか。子どもたちの「お手伝いは家族として当然」という意識わが家と先生のお宅の共通点は、家族の役割分担として、お手伝いをお願いしていること。どうやらこの「お手伝いは家族として当然」というスタンスがポイントのようです。時には、子どもたちはお手伝いをしたくないけれど、役割として自分がしなければならない、ということもあります。けれど、自分がお手伝いすればみんなが助かる、親が喜ぶという経験を繰り返してきた子どもたちは、自分にとってちょっと負担なことでも、そのあとのことを想像して自分を律して動くことができるようになるようです。子どもたちが「お手伝いは家族して当然」という意識を持つために、わが家ではお手伝いをしたからといってモノを買ってあげたりお小遣いをあげたり、ということはあえてしていません。ただ、「ありがとう!助かったわー!」という声掛けは意識して行っています。それから、ちょっと大変かなと思うお手伝いを頼む時には「小さな下の子には、まだこれは頼めないからね」と口添えして、「お姉ちゃんだから頼める」ということを伝えています。「大きくなるにつれできることが増えるのだから、下の子よりもお手伝いの幅が広がる」という流れがあるため、「お手伝いは家族として当然」という意識も育ちやすいのだと思います。ママも助かるし、子どもの能力アップにもなるお手伝い。「家族の役割分担として当然」という意識が育っていく中で、その延長線上に「幼稚園や学校好き」という副産物もついてくるのかもしれません。
2019年02月03日こんにちは!ねここあんな。です!現在息子のきっくんは1歳10ヶ月ですが、実は1歳6ヶ月頃から“あること”を教えていました!!■1歳息子、“はじめてのお手伝い(!?)”スタートそれは…「お風呂上がりの父ちゃんに着替えを渡す任務」です!お手伝いをさせたかったというわけではなく、なんとなく息子が父ちゃんに「どうぞ~」をしてくれたらかわいいなって思って始めたことでした。…というのも、うっかり屋の私がいつも夫の着替えを置き忘れてしまうんですよね。最初は夫に対して、自分で持っていけばいいのに~とかひねくれたことも考えていました(笑)こんなことでヘソ曲げてしまう、かわいげのない妻…。日々の育児の疲れから、この頃はとくに余裕がありませんでした。ちょうどその頃、きっくんが初めて発するようになった言葉が「トット」でした。意味は「父ちゃん」を指すのか微妙な感じでしたが、この愛称をいたく気に入った私たちは父ちゃんを「トット」と呼ぶようになったのです。そして気づくとかわいい姿見たさに「トットにどうぞをする」を、毎日のいろいろなシチュエーションの中に組み込んでいたのでした。■息子の“どうぞ”で夫婦も円満に!?このやり取りがなんともカワイイ!!!!無事、トットのもとへたどりつけなくてもカワイイ!!!!!しかもこの繰り返しのおかげで「トット=父ちゃん」や「どうぞ=渡す」と理解してくれるようになりました!息子とのコミュニケーションだけでなく、夫婦間でもめちゃくちゃ盛り上がるので家族みんな幸せ!「ありがとう」って言葉が毎日飛び交うのってなんだか幸せだなぁ…と、きっくんのおかげで思わされます。今では「ほら! きっくんの任務だよ!」と言うだけで当たり前のようにコレをこなすのですが、私たちの喜びはいつまでも新鮮なリアクション。親バカゆえの楽しみ方です。冗談交じりに「オムツ代ぐらい働かないとね! ほらほら!」なんて声をかけたりもしています(笑)そして、ズボラな母ちゃんによって明らかに仕事量を増やされる息子…。■“どうぞ”の応用編…“ポトン”に“ポイッ”結局ちゃんと入れてるか確認するために近くまでついていくので、自分でやった方が早いんですけどね。そこをあえて息子に頼むことで、親子で達成感をかみしめています!もちろん最後は褒め褒め攻撃でフィニッシュ!お手伝いや勉強を“させる”んじゃなくて、楽しくやっていたことが“たまたま”お手伝いだったり勉強だったらいいなぁと思っています!
2019年01月19日年末にむけて大掃除もありますし、特に忙しく働くママには子どもの協力が不可欠ですよね。しかし、家の中のこと(特に掃除!)は子どもも嫌いなことが多く……、頼んでも嫌そうな顔で生返事をするだけで手伝おうとしないことも多いのでないでしょうか。実際、塾講師時代には「勉強するから後でね」と言って逃げてきた子どもの話をよく耳にしました。どのようにお願いをすれば、お手伝いをしてくれるのかについて、知り合いのママさんたちにリサーチをしてみました。そこで分かった3つのコツをご紹介します。■ 1.お手伝いできたことをとにかく褒める!「とにかく褒めちぎって、その気にさせてお手伝いをさせています」(38歳/パート)Ushico / PIXTA(ピクスタ)誰だって褒められるとやる気が出るというものですが、どうやら子どもはそれが特に顕著に表れてくるようですね。■ 2.ポイント制にしてゲーム感覚でやってもらう!「うちはお手伝いをポイント制にしてやらせています。ポイントを貯めると良いことがあるので、しっかりやっていますよ」(35歳/フルタイム)Graphs / PIXTA(ピクスタ)筆者が塾講師時代には、生徒に自主学習をこの方法で取り組んでもらっていました。勉強自体は嫌いでも、ゲームとなるとそれなりに楽しんで取り組むことができるんですよね。こちらもそれと同じ原理だと思いますので、効果が期待できるのではないかと思います。■ 3.頼んだら最後まで見守る「あまりにも時間がかかったので途中で交代したことがあったんですが、それ以降、お手伝いをしてくれなくなってしまったんですよ。最後まで見守ることが大切なんですね」(31歳/フルタイム)Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)大人がやったほうが早いので、時間がないときなどには途中で交代したくなってしまうこともあると思います。しかし、それをしてしまうと「せっかくやったのに、自分じゃダメだったんだ」と萎縮してしまうこともあるようです。■ お手伝いをさせると得られるメリット3つお手伝いを定着させるまでには、ママの負担が増えることもあります。それならば、メリットがなければやってられませんよね。塾講師時代に感じた、普段からお手伝いをよくしている生徒の特徴から読み解いていくと、以下の3つのメリットを得やすくなります。1.責任感が強くなるFast&Slow / PIXTA(ピクスタ)これは、ママを助けたという達成感を味わうことで、自己肯定感も高まるからだと思われます。2.親子の仲が良くなるUshico / PIXTA(ピクスタ)お手伝いをよくするという子は、誰とでもしっかりとコミュニケーションをとれる子が多かったです。3.創意工夫が得意になるFast&Slow / PIXTA(ピクスタ)手順や段取りを考えることが原因しているのか、何事においてもよく考える子が多いように思います。Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)お手伝いが子どもにもたらすメリット、どれも魅力的だと思いませんか?皆さんも、これから忙しくなる年末にかけて、どんどんお手伝いを頑張ってもらいましょう。
2018年12月17日子ども向け料理番組が好きなイチコ。4歳の誕生日プレゼントには、子ども包丁を買いました!「刃を触らない」「人に刃を向けない」「包丁を持ったまま動かない」「お母さんといるときに使う」…など約束を決めて、使ってみることに。包丁を喜んで使うイチコですが…もうヒヤヒヤ!手を切りそうで怖い…!1回刃を入れるたびに寿命が縮まりそう!さて、そんな私の心配をよそに包丁ラブなイチコ。その後…「お手伝い=包丁が使える」と思っているイチコ。包丁を使う以外のお手伝いはしてくれないそうです…か、悲しい!まぁしてもらいますけどね! 働かざる者食うべからず!
2018年12月10日子どものお小遣いについて皆さんのご家庭ではどうしていますか? 何歳から与えたら良いのか?またいくら与えたらいいのか? 色々と考えてしまいますが、わが家では…色々とご意見あると思いますが、労働に対して対価を支払うこの制度、子どもにお手伝いをさせるタイミングで導入しました。子どものお手伝いに対する意欲にもつながり、わが家では良いように働いています。お兄ちゃんたちは1回20円。中学生の長男は1日2回、布団の出し入れで働く機会があるので、次男の2倍稼ぐことができるのです。アリッサは一週間まとめて10円。何かとお金に厳しい次男ですが、このぐらい許してあげてよ(笑)10円玉を並べる顔がなんとも嬉しそうで…(笑)。どんな大人になるんでしょうね? 末恐ろしい(汗)。お金の大切さはお手伝いを通じて学んでいるアリッサですが、まだ、その価値については勉強中です。ちなみに彼女の中では金色に見える5円玉が1番好きで2番目が10円玉らしいです。100円や500円硬貨の価値を知るのはいつになることやら…(笑)
2018年11月30日忙しいと、なかなか手がつけられない庭掃除。筆者も放置しっぱなしで、庭が荒れ放題に。ある日、パパが自分ひとりで掃除すると言ってくれたのですが、ふと、1歳7か月の娘にも手伝わせてみたらどうか…という考えが浮かびました。「庭掃除なんてつまらないことを、子どもが手伝うはずがない。自分の邪魔をするだけ」と、疑ってかかるパパ。1歳の娘とパパに庭掃除をまかせてみての発見を紹介します。掃除する前の庭。まだ実が残っているトマトの枝と雑草との見分けがつかない状態まずは、100均で子ども用の軍手・スコップを準備!軍手は庭掃除をするために最低限必要なアイテム。100円ショップで探したところ、子ども用のSサイズの軍手を見つけることができました。滑り止めなしのシンプルな軍手もありましたが、少しでも草むしりしやすいようにと、滑り止め付きのものを購入しました。「草抜きなんて一瞬で飽きるだろうから、何か遊べるアイテムを買ったほうがいい」というパパの声があり、スコップも購入。園芸用の頑丈そうなスコップもありましたが、見た目のかわいらしさから、今回はプラスチックの子ども用スコップを選びました。ダイソーで購入。軍手は1歳の子どもの手にはちょっぴり大きめのサイズでしたが、問題なく使えました軍手を買ってしまってから思い出したのですが、ミトンや手袋をつけるのが苦手だった娘。軍手をつけさせようとすると、案の定、すぐにポイッと外してしまいました。しかし、パパが「こうやるんだよ」と自ら軍手をつけるところを見せると、今度は嫌がらずに軍手を装着。大人のマネっこをするのが大好きな年ごろなので、パパと同じように軍手をつけられることを知って気に入ったようです。子どもが予想以上にハマった草むしり!娘にとって、初めての庭掃除のお手伝い。「自分がむしった草をゴミ袋に入れることしかできないんじゃないの?」と、思っていたパパ。ですが、実際に庭掃除を始めてみると…雑草をむしって、ゴミ袋に入れるという単純作業に、娘は大ハマリ!普段、させてもらえないことなので、新鮮だったのかもしれません。パパのように草を根こそぎ抜いたりするほどの力はありませんが、一生懸命、草をむしってお手伝いをしていました。パパと娘だけで作業して1時間で…庭掃除したあとの庭。余計な雑草がなくなってトマトの枝だけになり、歩きやすくなりました荒れ放題だった庭は長い草がなくなり、すっきり。パパいわく、娘は一度もぐずることなく、むしった草をスコップにのせて運んだり、庭の石を集めたり、軍手についた草をはがしたり、バッタや蝶を眺めたり…庭掃除する中で、娘なりに興味深い遊びを色々発見していたとのこと。汚れる、土を口に入れるという理由で、娘には今まであまり土遊びをさせていませんでしたが、夢中になっていたらしい娘の様子を知り、もっと土遊びをさせてあげなければと思いました。パパも家の中での遊びが絵本を読んだり、ままごとをしたりとワンパターンになっていたので、娘と庭掃除を楽しめてよかったとのこと。予想以上に真面目に手伝ってくれたので、驚いたとも話していました。ひとつ失敗したと思ったのは、庭掃除に使えないオモチャのスコップを買ってしまったこと。わが家の庭の土は固いため、先の丸いやわらかなスコップではうまく土を掘ることができません。パパがシャベルを使って草を掘り起こしているのを見て、娘もマネしたかったようです。お手伝いしてもらうなら、次回からはなるべく大人と似た作業ができる道具をそろえてあげたほうがいいと思いました。パパのマネをして草を掘り起こしたい娘。土が固すぎて、やわらかいスコップでは掘れません後日、娘と一緒に庭に出てみると、娘はひとりで草をむしり始めました。パパとの庭掃除は娘にとって、忘れられない経験になったようです。秋は涼しくて、蚊が少ないので、庭掃除に最適な季節。落ち葉がたまるころには、また娘とパパに庭掃除を頼もうと思っています。<文・写真:フリーランス記者奥 汐紀>
2018年10月31日夏休み、子どもが学校から持ち帰るモノでキレイにしたいものといえば、「上履き」「体育館履き」などといったシューズ類ですよね。靴下を履いて活動しているので、どうしてもシューズの中も蒸れがち。しかもドロドロで汚い!夏休みの間に、徹底的にキレイにしたいですよね。今回はどのお宅にもある身近なものをつかって、汚れが溜まったシューズ類をきれいにする4つのコツをご紹介します!■ コツ1:細かい部分は「歯ブラシ」と「つまようじ」が大活躍!狭い部分は歯ブラシ、メッシュのには竹串やつまようじで!学校で使うシューズの素材はさまざまですよね。「体育館履き」のような通気性を重視したメッシュ素材の場合、細かい砂やほこりが入り込んでいるケースもあると思います。ハンドルのある専用のブラシを使うのも良いですが、今までの私の経験からいうとそれらがしっかり取れているかどうか微妙でした。Graphs / PIXTAふじもりたけし / PIXTAこのような理由から、メッシュの細かい穴部分まで入る古歯ブラシやつまようじ、竹串が便利なんです!スムーズに砂などが取れるので、ストレスフリーにシューズが洗えます。古歯ブラシは、細部に繊維が入りやすい先端が細いものがオススメです。■ コツ2:「中敷き」は、はがして洗おう!体育館履きの中でも、バスケやバレーボール用のシューズのような類には「中敷き」があります。これらのタイプは、中敷きを一旦は剥がして本体と別々に洗いましょう。中敷きを外すと意外と汚れが……。※写真はバレーボールシューズ中敷きをはがすと、シューズの底に意外と汚れが溜まっていることもあります。靴本体と中敷きを別々に洗うことで、溜まっている汚れも落ちやすくなりますよ。■ コツ3:乾かすときは風通しを良くするのが基本!かかと部分を下にして、斜めにするのがコツ!シューズを乾かすときは地面や床に平行に置かず、かかと部分を斜めに立てて乾かすと良いでしょう。とにかく空気の通り道を作るのがポイント。これで乾きが早くなります。物干しハンガーを使って、かかと部分に洗濯バサミを挟んで乾かすのも良いでしょう。しっかりと乾燥させることでニオイも気にならなくなります。■ コツ4:乾きが遅い素材のシューズには「新聞紙」を活用!ksena / PIXTAシューズの内部は通気性があまり良くないので、完全に乾くまでは時間がかかり、水分が残りがち。そのような時は新聞を使うのも手。新聞紙が水分を吸い取ってくれます。中に新聞紙を入れるときは、詰め込まないのがポイント!ある程度水分が減るまで靴の中に「新聞紙」を丸めて入れておきます。今回はおもにメッシュ素材のシューズを取り上げていますが、白いベーシックな上履きも洗い方は同じです。■ 夏休みのお手伝いとして、子どもにやらせるのもアリmits / PIXTA「上履き」「体育館履き」は、子どもたちの学校生活にとって大切なもの。まだ小さいから、と今まで親が洗ってあげていたお宅もあるかと思いますが、「モノ」への感謝と生活の「知恵」を学ぶきっかけとして、親がサポートしながら子どもに洗わせてみるのはいかがでしょう。きっと、親子のいいコミュニケーションも生まれると思いますよ。(written byrummy)
2018年07月26日この春子どもが年長になり、先日懇談会に行ってきました。すると先生から「年長さんになったら、無理のない程度で構いませんので、園に持ってくる持ち物をお子さんと一緒に準備する習慣を付けてくださいね」というお話しが。先生いわく「年長さんでは、小学校に向けて自分のことは自分でできるように徐々に慣らしておく必要があります」とのこと。我が家では今まで準備は親がやっていましたが、「自分のことは自分でやる子になってほしい!」と思うようになりました。そこで、小学2年生になるお子さんのママでもある、整理収納アドバイザーの渡邊友美さんに“園児が自分で身支度できる収納方法”を教えてもらいました。収納場所の鉄則は“子どもが見えるところ”我が家では扉付き収納の中に園用品を片付けていますが、園用品の置き場所はどこがいいのでしょうか。「子どもにとって扉を開け閉めすることだけでもハードルが上がってしまいます。出し入れしやすいオープンラックを、子どもの目に付きやすい場所に置くといいですよ」早速、子どもがいつも目にするダイニングの一角に園の準備コーナーを設けました。「通園バッグ、ティッシュ、ハンカチ、ネーム、園用品はまとめて置く。間取りにもよりますが、衣類タンスも隣に置くと一カ所で身支度が完了します。ティッシュやハンカチなどの小物は、バラバラにならないように小さなケースにまとめるのがおすすめ」我が家では、収納ケースの中に小さいケースを入れて仕切りの代わりにしました。これならごちゃごちゃにならず、子どもも取り出しやすそうです。バッグは引っ掛ける派?置く派?子どもと相談しながら以前、我が家で通園バッグを置いて収納しようとしたら、子どもに「バッグは引っ掛けておきたいの!」と言われた経験があります。「バッグの収納方法は、子どもが慣れている方を採用するといいかもしれません。通っている園ではどうしているか見てみる。そして“どっちがやりやすい?”と子どもと相談しながら決めるのもいいですね」壁に付けるフックは、針が細くて跡が目立たないものが賃貸住宅でも使えて便利。置いて収納する場合はカゴを用意して、片付ける場所を決めてあげると分かりやすそうです。やることも“見える化”すると効果あり「ハンカチ持った?」「トイレ行った?」と、忙しい朝に子どもの行動を把握するのは大変。収納の見直しをきに“やることリスト”を作り、やることの見える化にも挑戦してみました。やることリストの作り方(1)やることをリストアップする(2)順番に紙に書く(3)ホワイトボードに貼る終わったものにはマグネットで目印を付け、全て終わったらご褒美シールを貼れるようにしました。子どもはリストを見て、次にやることが分かるし、親は子どもがどこまでやったのか一目で分かるのでおすすめです。最初は自分から進んでやっていましたが、2週間もするとだんだん飽きてしまいました。そんなときは、「どこまで終わったのかな?」「次は何するのかな?」と声がけが必要。やることリストがあるから自分で全てやってくれるとは思わず、ひとりで準備ができるようになるまでのお助けアイテムとして活用してみてくださいね。プリントは必要な場所に必要なものを最後に、学校や園からもらってくるプリントの収納法を教えてもらいました。・目を通して不要なものはすぐに処分する・行事予定は、カレンダーの横に貼ったクリアファイルに入れて家族みんなで情報共有する・パパにも読んでほしいものはトイレに貼る・給食たよりは食器棚の扉の裏に貼る・提出物はその日のうちに記入・処理する(提出が先になりそうなものは行事類のファイルへ)・長期保管するプリントはクリアファイルにまとめて別に保管次々増えていくプリントは、中身の情報がいつ必要なものなのか見極めることが大事です。処分するもの長期保管するもの、週ごと月ごとに差し替えるものに分けておけば必要なときにすぐに活用できますよ。園グッズの見える化をしてみて、少しずつ自分で準備することを覚え始めました。渡邊さんによると「子どもがひとりで片付けできるようになるのは10歳くらいからと言われています。登園準備も片付けも親子で一緒に行い、少しずつ習慣づけましょう」とのこと。できないからといってイライラせず、長い目で見てあげることが大事ですね。<文・写真:フリーランス記者三浦麻耶><取材協力山形のママ整理収納アドバイザー渡邊友美ブログ:
2018年05月18日「〈旬〉の野菜は良い」と言われますよね。それは、味がおいしく、香りもよく、収穫量が多いので価格も抑えられており、栄養価が高く、普段より野菜自身のもつパワーを発揮している状態ということ。冬に旬を迎える野菜の代表的なものには白菜、大根、長ネギ、ゴボウ、レンコン、小松菜、ホウレンソウがあります。鍋料理にはいる野菜は冬野菜が多いですね。子どもに選んでもらおう!新鮮さを見分けるコツは【色】せっかく同じ値段で買うならおいしいものを選びたいですよね。お店で商品をたくさん触ることなく、子どもでもおいしい冬野菜をぱっと見分けるコツがあります。ポイントはたくさんありますが、各野菜の【色】に絞って覚えちゃいましょう。【白菜】カット野菜の場合は、切ってから時間がたつと切り口が茶色っぽくなってきます。できるだけ切り口が変色していないものを選びましょう。丸ごと一株買う場合も茶色がポイントで、株の切り口ができるだけ白いものが新鮮です。【大根】葉の部分の緑色が濃いものを選びます。古くなってくるとだんだん黄色くなってきます。【長ねぎ】緑色部分と白い部分の比率です。白い部分が多いものほど、土の中で育っているので甘みが強いそうです。白い部分が長いねぎを選びましょう。【ゴボウ】切り口の色。切り口が白いものは新しいもの、古いものはピンク色をしています。できるだけ白いものが新鮮です。【レンコン】こちらも切り口の色。レンコンは切ってから時間がたつと切り口が黒ずんできます。できるだけ白いものが新鮮です。しかし、パック詰めされているものはこの限りではありません。【ホウレンソウ・小松菜】緑色の濃さに注目してみてください。同じ売り場でも、中には葉が茶色くなっていたり黄色くなっているものもあったりしますが、これは新鮮とは言えません。緑色が濃く、ホウレンソウは株の部分のピンク色が鮮やかなものを選ぶといいでしょう。キッチンでお手伝いをお願いしよう自分で選んだ野菜なら、興味を持ってお手伝いをしてくれるチャンス!幼児くらいまでの年齢なら、野菜を洗ったり皮をむいたりしてもらいましょう。野菜に実際に触れることができ、おもちゃではわからない感触や香りを感じられます。小学生なら、部位ごとに味見をしてもらうのがおすすめです。例えば白菜なら、内側の葉と外側の葉はどう違うでしょうか。色や固さ、香りや歯ざわり、普段気づかないこともじっくり見てみると…?違いが分かったらどんな料理に使ったらおいしそうか、一緒に献立を考えてもらうのもいいですね。まだまだおいしい冬野菜、積極的に食べてそのパワーをわけてもらいましょう!<文:フリーランス奥村佑華>
2018年03月13日我が家は上の子が小学生、下の子も年中になり、ほとんどのことが自分でできるようになりました。今、気になるのが「お手伝い」について。自分から積極的にやってほしいと思うものの、お願いしてみると「今、遊んでるからダメ」「疲れているから」と断られることが多く、どうやったらお手伝いしてくれるの?というのが悩みです。あんふぁんWeb読者に「子どものお手伝い」についてアンケートを取ったところ、「子どもにお手伝いをさせている」のは全体の92%! 予想以上の多さにびっくりです。(※2018年1月19日〜2月2日実施のあんふぁん読者Webアンケートより。回答数271)子どものお手伝い、第1位は「食事前の準備&後片付け」、2位は「洗濯物を干す、たたむ」最も多かったのは、食事前の準備と後片付け。料理をしている時間に、先に準備をしておいてくれたら、とても楽ですよね。洗濯物も、たとえば自分の洋服だけでもたたんでくれれば、ありがたいのが本音です。個人的に一番やってほしいのが、3位の部屋の掃除。片付け上手な方は必ず「寝る前と家を出る前、物を元あった場所に片付けておく」と言います。掃除は最悪やらなくても明日に響かない…という甘えもあるので、ぜひ掃除は子どもに手伝ってほしいところ。ランク外には、「カーテンの開け閉め」「布団の上げ下げ」「玄関掃除」「下の子の世話」「ペットの世話」などもありました。「カーテンの開け閉め」や「玄関掃除」は、とても簡単なので、とっかかりとしては良いお手伝いだなと思いました。お手伝いに「報酬やメリットをつける」は1/4程度! 7割以上が、報酬&メリットなしでお手伝いを成功させているお手伝いに報酬やメリットがあるようにしているのは、全体の1/4程度。こちらは案外少ないような…。・手伝い1回1ポイントで、10ポイント貯まったら子どもの好きなことをさせる(未就学児と小2、パート・アルバイト)・お手伝い表を作り、お手伝いごとにシールを貼る。それだけで嬉しいようです(年中、専業主婦)・ゲームする時間を増やす(3歳と小1、専業主婦)・いつもは牛乳かお茶だけれど、お手伝いをしたらジュースを飲んでいい(0歳と年中と小1、専業主婦)・お手伝いを10回したら、好きなおやつをひとつ買ってあげる(2歳と年少、専業主婦)・ お小遣いをあげる(10円〜500円)(小3、フルタイム)お小遣いは「1月分をまとめて」、また「1日ごとにあげる」と言う人も。ポイント制にして、おやつや好きなものを買ってあげたり、夕飯のリクエストをさせてあげたりと家庭によってさまざまです。子どもがお手伝いに積極的になるよう「感謝の気持ちを伝える」「ほめる」を忘れない!Q.子どもがお手伝いを積極的にしてくれるように、「していること」「かけている言葉」は?・掃除機をかけてくれ多少ほこりが残っていても、「すごくきれい!ありがとう!」と大げさにほめる。できていないところは、『次、ママもやりたいな♪』と言って仕上げをする。完璧にやれていなくても、感謝するようにしています(年少と小1、専業主婦)・「今これをやってくれたら、後でゆっくり遊べるなぁ」とメリットを伝える(0歳と年中、パート・アルバイト)・「一緒にやろう」と誘うようにする(1歳と4歳、フルタイム)まず一番は、感謝の気持ちを伝えること。次に「手伝ってくれたら、どんないいことがあるか」を伝える、そして子ども任せにせず一緒にやるというのも、やる気を引き出すポイントのようです。忙しいと、ついつい「一緒にやると面倒だな」と思いがちですが、ここはグッと我慢して、最初だけでも手伝ってあげると良いのかもしれません。・やる気がないときは兄妹で競わせる。年が離れていても競争心むき出しでやってくれます!(笑)(2歳と年長、専業主婦)・できなくても、やりたければやらせるようにしている。段々上手になってくるので、やりたい気持ちを折らないことが大事と思い、イライラしてもなるべく耐えるようにしている(2歳と年中、専業主婦)・「やってみたい?」と聞いてやりたければやらせる。やりたくない時は強制しない(2歳と年少、専業主婦)競争相手は兄弟で競わせるのはもちろん、自分が相手になってもいいですね。負けず嫌いの子なら、きっと頑張ってくれそうです。そして「イライラしない」「強制しない」のも大切です。イライラしながら、無理やりやらせても長続きしません。お手伝いすることで、親が楽になり、子どもも自立し思いやりの気持ちがもてるようにQ.子どものお手伝いで「良かったこと」「子どものためになった」と思うことは?・自分のことだけでなく、相手のことも思いやれるようになった(年少と小1、専業主婦)・次に何をすればいいか、先が見渡せるようになる(年中、パート・アルバイト)・積極的に人に親切にできるようになった(0歳と年中と小1、専業主婦)・人に何かをしてもらったら、逆にしてあげる。助け合う気持ちが分かるようになった気がする(年少、パート・アルバイト)・達成感を持つようになった(2歳、専業主婦)子どもにお手伝いをさせることは、「親が楽になる」「負担が減る」だけでなく、「子ども自身の成長」、そして相手を思いやり気づかう「心の成長」を感じている親が多いと知りました。・料理を手伝うことで、夕飯のメニューの相談への答えが具体的になり、魚の内臓など仕組みについて知るようになった(小3、パート・アルバイト)・偏食&少食だったのが、お手伝いした日は、ふだん食べない野菜なども食べてくれます(1歳と年少、専業主婦)・洋服がきれいにたためるようになった(年中と小1、専業主婦)・自分のことは自分でやる習慣が身につく(0歳と年中、パート・アルバイト)・家族の一員として、お手伝いが当たり前という考えになっている(3歳と年長と小3、専業主婦)洗濯物をたたんだり料理を作ったりすることは「自立」につながり、それ以外のお手伝いも社会人の「常識」にも通じる部分でもあります。お手伝いは、大人に必要なことを少しずつ学んでいく階段なのかもしれません。アンケート結果を見て、改めて「わが子にもぜひお手伝いをさせたい!」と思いました。まずは食事前にはしを並べる、カーテンを開けることからスタートして、「やりたい気持ち」を大事にしながら、少しずつお手伝いを増やせていけたらと思います。<写真・文:フリーランス記者武田由紀子>
2018年02月15日年末に行うはずだった大掃除。「思ったほどできなかった」「もっと計画的にやればよかった」「年始までかかってしまった…」と失敗を悔やんでいる方はいませんか? 実は、年始のバタバタからひと段落したこの時期こそ、大掃除をするには絶好のタイミングです。大掃除は、子どもと一緒にやることで、楽しみながら掃除の習慣も身につけさせるチャンスでもあります! ある程度準備は必要ですが、子どもたちにやってもらうことで大掃除の負担も軽くなるので、計画的に進みやすいのもポイントですよ。子どもと一緒に掃除をするメリットや、しておきたい準備などをご紹介します。■子どもと一緒の大掃除、そのメリットは?大掃除を子どもと一緒にやるメリットは大きく2つあります。どれも普段の掃除に取り入れられるものなので、大掃除に限らず一緒にお掃除してみましょう!「キレイ=気持ちいい」が体感できる自分で掃除をすると、「キレイになると気持ちいい」ということを、子どもは体感できます。特にオススメなのが窓掃除。子どもがいると、どうしても手あかや指紋で真っ白な状態になりがちな場所ですね。汚ければ汚いほど、キレイにしたときのギャップが味わえるので、掃除を楽しむにはもってこいです。掃除した前と後とで見比べられるよう写真を撮っておくのもいいですよ。家を大事に使う心を育てられる掃除は、家と向きあう作業です。いつもは壁に物をぶつけたり、床を傷つけたりしても平気な子どもも、掃除をするとそうした細かな傷は元に戻らないことがわかり「悪いことをしたな」と感じてくれることも期待できます。汚してしまうと、キレイにするのにどれだけの労力がかかるのかを実感することで、子どもは、次から少し考えて行動するようにもなります。そんな子どもの成長が垣間見られるのも、掃除を一緒にするメリットだといえるでしょう。 ■ひと工夫でぐっとラクに、子ども用の掃除アイテムで準備万端「子どもに掃除を手伝ってもらうと、結果的に手間が増えて面倒になるからさせたくない」。そういった声も聞かれますが、これは準備を万端にしておけば防げます。実際に、わが家でも子どもに窓掃除をさせたら、はじめは余計に汚くなり結局手間が増えていました。でも、子どもでもカンタンに掃除できるようスクイジーなどの道具をそろえて再挑戦したらキレイに掃除をしてもらえました。子どもの年齢に合わせて、やり方を工夫したり、道具をそろえたりという手間はかかりますが、掃除を手分けできるラクさを体験すると、そのくらいの手間は惜しまなくてもいいと思えるようになります。わざわざ子ども用の掃除道具を購入しなくても、家にある古布を子どもが使いやすいサイズにカットして雑巾をたくさん用意するだけでも、子どものやる気スイッチを押してあげられます。■1日にまとめてはNG! こまめ掃除で子どもの集中力をキープ子どもを巻き込んだ掃除は、1日にまとめて大掃除、と決めるよりも、何日かに分けてこまめにやっていくのがおすすめです。子どもはすぐに飽きてしまうので、1日がかりの掃除は、午前中もてばいいほう。お昼を食べたあとは、もう期待ができませんから…(苦笑)。「今日は窓」「明日は床」「◯日は子ども部屋」と日を決めて、家族みんなで一気に取りかかれば1〜2時間で掃除が終わり、あとの時間は自由に使えるようになります。買い忘れた大掃除道具があっても、別の日に回して違うことをすればいいので、気もラクです。掃除をすると気持ちいいということがわかると、大掃除の時だけではなく、日々の掃除習慣が自然と身についていきます。また、「窓をピカピカにできた」「床がキレイになった」という成功体験を作ることで、子どものやる気や自信にもつながり、汚れているのに気がつくと「掃除しようか?」と言ってくれるようになることも!「キレイは気持ちいい」ことに気がついてもらい、掃除の仕方を覚えてもらうきっかけとして、まずは子どもと一緒に、年末の大掃除で手が回らなかったところを挑戦してみませんか?
2018年01月22日我が家には、現在小学校4年生、1年生、年中、2歳の子どもがいます。「子どもがたくさんだと家事も大変でしょう?」とよく言われるのですが、実は周りのお母さんたちよりかなり楽をしているのではないかと自負しております。それは、子どもたちが大きくなるにつれ、家事を上手に手伝ってくれるようになったからです。子どもたちがお手伝いをするようになったプロセスを紹介します。我が家のお手伝いは2歳から!我が家では、2歳になるころから子どもたちにお手伝いをさせています。2歳になるとお洋服の脱ぎ着ができるようになりますし、お皿やモノを運んだりする力もついてきますよね。その段階で、「一緒にやろうか」と声掛けし、子どもが乗り気の時に、小さなお手伝いをさせることから始めました。やってみて、できた時には大げさに「すごーい!」と喜ぶと、またやろうかなと子どもは思うようです。そうやって、少しずつお手伝いをしてきた子どもたちは、小学生になった今では、時間があれば学校に行く前に掃除機をかけることもあります。ときには洗濯物を取り込んで畳む、洗濯物を干すなども行ってから登校します。これは小学校に入っていきなり始めたのではなく、幼稚園時代からコツコツと習慣化したもの。できる家事を少しずつ手伝うことを続けていった子どもたちは、今では大きな家事戦力です。4年生の長女は、今では、風呂掃除、洗濯物関係、食器洗い、掃除機、拭き掃除などしっかりとこなせる家事が増え、母である私は子どもたちが時間的にできなかった家事だけするというスタンスなので、時間的にもゆとりが増えました。年齢で見る!子どもがお手伝いをできるようになるステップ●2歳2歳ごろではタオル畳み、ハンカチ干し、靴並べ、雑巾がけができるようになります。この時期は興味のあることを真似しているだけで、遊びの一環です。小さな子どもって何でも真似したがりますよね。私がした工夫は、少しでもやってみたそうなときには、上手にできなくてもやらせてみること、そしてそれがきれいに畳めなくても、上手にタンスにしまえなくても親がやり直してあげることをせずにいたことです。おかげでタンスがぐちゃぐちゃな時期も多かったですが、割り切って子どもに任せたおかげで、子どもの「できた!」という満足度は高かったようです。2歳児の洗濯干しは芸術的です●3歳~4歳3歳を過ぎると、洗濯物は大きなものでなければだいたい干せるようになりました。洗濯物の片付け、食事の支度などはしっかりできるように。もちろん、毎日できていたわけではありません。子どもに少し余裕がある時に声をかけ、畳んだ洗濯物を指定の場所に片づけるだけの時もありましたし、簡単なタオルだけ畳んでもらった時もあります。少し畳めるようになると「どっちが早く終わるかな?」という「競争」をしたり、しりとりしながら洗濯物を畳んだり、お手伝いの時間をコミュニケーションの時間として活用し、子どもがゲーム感覚で楽しめる工夫もしていました。完ぺきを求めずに、毎日でなくても週に何回かはコツコツと続けていくと、やがて上手に畳めるように。●年長小学校に入る前の1年は、プラスで、お風呂掃除や掃除機かけ、皿洗いなどを「体験」として月に1~2度ずつほどやってもらうようにしてきました。子どもにお手伝いをさせるうえでの親の心構え子どもにお手伝いをさせるうえでのポイントは、お手伝い自体は生活に組み入れつつも、毎日することを強制せず、ゆるくできる範囲で続けることでした。また、1つの家事を「あなたの仕事」と決め義務化するのは、飽きっぽい子どもには向いていないことが多く、まだまだ生活リズムもアンバランスなので、できそうなことをできそうな時に声をかけてやってもらうというのがおすすめです。お手伝いができるようになってくると、どうしても、「できるでしょ!」「これくらいやって!」と、私もしきりに「手伝って!」を強要してイライラする時期がありました。けれど、あくまでも「お手伝い」という認識で、「親がする仕事を減らしてくれてありがとう」というスタンスでいるようになったら、できる範囲で手伝ってくれる子どものお手伝いににっこりと「ありがとう」が言えるようになりました。子どもが家事を手伝うことは、大きくなるにつれ、家事の戦力になるのはもちろん、子ども自身も自分のことがしっかりできる生活基礎力が身につきます。初めのうちは親がやるほうが早いですが、子どもの遊び+訓練だと思って、楽しくトライしてみてください。子どもにとっても小学校に上がる前の幼稚園時代からお手伝いを始めることが最適だと思います。その理由は、小学校に入ると家にいる時間もだんだんと少なくなり、忙しくなることが多いからです。また、小学校では掃除の時間もありますし、プール学習などもあり、自分の着替えを畳めるようになっていることが大切です。幼稚園時代からのお手伝いはそういった意味でもおすすめです。<文・写真:フリーランス記者小柳結生>
2017年12月27日