当時3歳の長女を育てていたとき、第2子の妊娠が判明し、私は長女に報告する瞬間を密かに楽しみにしていました。そして、報告の時期を見計っていたところ、義母の勝手な行動によって私の楽しみを壊される結果となったのです。 第2子妊娠! 長女にはまだ内緒第2子を妊娠し、私は妊娠の判明と共に始まったつわりと闘っていました。長女のときと同じように2カ月は体調の悪い日々が続くだろうと予想。おそらく近くに住む義両親にお世話になることも多いと思い、まだ妊娠9週でしたがその段階で義両親へ妊娠を報告することに。 一方で長女はかなりおしゃべりなので、私が妊娠したと話したら通っているこども園の先生などに話してしまう可能性がありました。妊娠初期のため流産の可能性がまだ高い時期だったので、長女にはまだ伝えずにいました。 義母が長女に言っちゃった!私がつわりで体調を悪くしているので、つわり期間中は週末、夫に長女をお願いしていました。同時に義実家に長女が行く頻度も増えました。そんななか、義実家に遊びに行っていた長女と夫が帰ってくると夫の表情が曇っています。どうしたのか聞いてみると、「義母が長女に妊娠のことを教えてしまった」とのこと。「え……」それを聞いて私はショックでした。 もちろん義父母には「長女にはまだ伝えないで」とお願いしてありました。しかし義母は孫だけが妊娠を知らないことを「かわいそう」だと思ったそうです。仲間外れになっている長女を見ているのが嫌で、妊娠のことを言ってしまったとのこと。それが妊娠11週のときのことでした。 悔しい……楽しみにしていたのに私は密かに娘に妊娠のことを伝えるのを楽しみにしていました。「どんな反応をするかな?」「喜ぶのかな? 嫌がるのかな?」「教えるときに動画でも撮ろうかな?」など……。けれどそんな想像ももう意味がありません。 その後義母から私に「○○(娘)ちゃんに妊娠のことを話したら喜んでいましたよ」とメッセージが届きました。それを見て一層悲しくなり、悔しい気持ちに。しばらくは長女が私のおなかに向かって「赤ちゃん」と言うたび、悔しい気持ちが消えませんでした。 幸い長女は私の妊娠のことをそこまで大きなことと受け止めていなかったようで、こども園で先生に言ってしまうことはありませんでした。妊娠を報告するときに、長女に伝えない理由をきちんと話し、しっかりと義父母に念を押しておけばよかったと思った出来事です。 作画/ぐら子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2024年04月22日私の息子は6歳、娘は1歳。娘は息子のことが大好きで、いつも息子のあとをついてまわり、よく息子のマネをしています。息子はおふざけが好きで、ふざけすぎて私や夫に叱られることも……。そんなときに問題が発生しました。 「なんで妹は怒られないの?」息子の疑問あるとき、夫の対応に息子が疑問を抱きました。息子がふざけておもちゃを投げたとき、夫は「投げたら危ないだろ!」と注意。しかしその直後に、息子のまねをして娘がおもちゃを投げたときは「投げることができてすごいね」と褒めたのです。同じことをしているのに「なんで妹は怒られないの?」と息子は夫に聞きました。すると「息子はもう6歳。娘はまだ赤ちゃんだから仕方ない」と説明していた夫。息子はその説明に「なんで?」と繰り返していて、納得できていない様子でした。 私も息子も納得できない! 夫に物申す!たしかに6歳と1歳でまったく同じ対応をすることは、難しいと思います。とはいえ、息子に対して「仕方ない」とだけ説明しても、納得するはずがありません。私は夫に、まず私自身が普段どのように対応しているかを説明しました。私は息子にも娘にも「投げたら危ないから投げないでね」と注意します。夫の対応のように、同じことをしているのに、一方は叱られて一方は褒められる、という差はつけないようにしているのです。 夫は「まだ1歳の娘に注意してもわからないだろう」と言いましたが、私は「まだ1歳でも理解できることはある」ということ、「息子の気持ちも考えてほしい」ということを再度伝えました。 夫は「なんか難しいけど気をつけてみる」と言ってくれました。その後もまだ兄妹へ対応の差が感じられますが、そのたびに私が夫にどうしてほしいか伝えています。 必ずしも私の対応が正解とは限りません。「年の差があるから対応が違うのは仕方ない」という気持ちもわかります。しかしできる限り、子どもが差を感じてモヤモヤが残ることのないよう、努力することは必要です。これからも夫とコミュニケーションをとって理解を求めていきたいと思っています。 作画/ぐら子著者:海原えめ監修者・著者:助産師 松田玲子医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
2024年03月27日第1子である息子を出産して家族3人での生活が始まったのですが、私は積極的に育児に関わってくれない夫にモヤモヤしていました。息子が泣いても知らんぷり、抱っこしてても目線はテレビ、夜泣きしても自分だけ爆睡、おむつは替えてと言わないと替えてくれない、そんな夫についに不満が爆発した私は、「息子に対して愛情はあるのか?」と確信をつく質問をしてみたのです! イクメンとは? 育児に非協力的な夫息子が生後1カ月を迎え、里帰り先の実家から自宅へと帰り、家族3人での生活がスタート。夫は仕事が忙しく、平日は息子が寝たあとに帰ってくる日々が続きました。私は夫に休みの日には少しでも息子と触れ合ってほしいと思っていたのですが、私の思いとは裏腹に積極的に育児に関わろうとしない夫がいました。 例えば、私が料理をしているときに息子が泣き出しても夫は知らんぷりでスマホをいじっていたり、やっと抱っこしたと思ったら目線はテレビに一直線。積極的に育児に関わろうとしない夫に、私は少しずつ不満を抱えていったのです。 息子に愛情はある? 夫の答えは……息子が生後4カ月ころのことです。いつまでたっても育児に積極的に関わろうとしない夫に、ついに私の不満が爆発しました。ある日夫に、「息子のことかわいいと思ってる? 愛情はあるの?」と質問したのです。夫はいきなりの質問にうろたえていましたが、少し考えたあとに「かわいいとは思う……けれど、どう接していいのかわからない」と答えたのです。 四六時中一緒にいる私とは違い、たまの休みにしか息子と過ごす時間がない夫は、泣いていてもあやし方もわからないし、何をすれば息子が笑ってくれるのかもわからない状態だったのかもしれません。 少しずつ変化していった夫「もっと息子と関わってほしい」と私は夫にお願いしました。それから夫は少しずつく変わっていきました。抱っこしたときは息子に話しかけたり、泣いてるときは自分からあやしたりしてくれるようになったのです。 息子も生後5カ月を過ぎて、いろいろな反応を見せるようになったというのも大きいと思いますが、明らかに良い変化が起きたように思います。息子が少しずつ言葉を理解し意思疎通ができるようになると、今までは何だったのかと思うくらいに夫は息子をかわいがるようになりました。 10カ月もの間、おなかの中で一緒に過ごして少しずつ母性を育み愛情を注いできた私とは違い、夫はパパとしての自覚が生まれるのがとても遅かったように思います。それでも今では子ども3人の良きパパとして、それぞれに愛情を注いでかわいがってくれています。 作画/ぐら子著者:小山田ちよえ2男1女の母、アラフォー主婦。夫の仕事が忙しく平日はワンオペ育児に奮闘中。チョコレートとパンが大好き。復職に向けて資格取得を目指している。
2024年03月24日子どもがヨチヨチ歩けるようになり、家族で外へ出かけることが増えました。そして、出かけるとなると増えるのが荷物です。家族で出かけるたびに荷物の準備でイライラしていた私は、とうとう夫へのモヤモヤが爆発してしまい……。 夫よ、なぜ外へ行くの?私たち家族は外へ出かけることが好きで、近所でも散歩をするときは、おむつや育児用ミルク、着替えなど最低限の荷物を持っていきます。しかし、なぜか毎回私が荷物の準備をしていました。 夫は自分の身支度が終わると、すぐに子どもを連れて「外で待っているね」と出ていきます。私は子どもの身支度を先に済ませ、荷物の準備をしながら、これから自分の身支度をするのだけど.......とモヤモヤしていました。 夫が先に出ていく理由は…!?ある休日、少し離れた公園でピクニックをすることに。いつも通り私は子どもの身支度を済ませ、荷物の準備にとりかかりました。慣れていない場所へ行くのでいつも以上に荷物が増え、用意をするものが多くワタワタ……。 すると、「外で待っているね」といつもの夫の声が聞こえ、ついに私のモヤモヤが爆発しました。私が「自分の身支度が終わったなら、荷物の準備をしてほしい」ということを伝えると、すぐに謝ってくれた夫。 なぜ、いつも先に外へ行くのか夫に理由を聞くと、私が子どもを気にせずゆっくり準備ができると思っていたからだと話してくれました。私は、夫は荷物の準備や私の身支度には関心がないのだろうと勝手に思い込んでいたことを反省。私の怒りは消え、夫と一緒に荷物を準備し、予定通りピクニックへと出かけたのでした。 夫なりの配慮に気づかず、すれ違いが生じてしまっていた私たち。日頃から自分の気持ちや要望を言葉で伝えていればよかったと思いました。その後、夫は自分の身支度が済むと、荷物の準備をしてから子どもを外へ連れて行くように。改めて、お互いの気持ちを言葉で伝えることは大切だなと痛感した出来事です。 作画/ぐら子著者:楠 かのえ
2024年03月17日私の父はどちらかと言えば寡黙で、融通がきかないくらい真面目な人です。そんな父がいる実家へ里帰りしていたときに経験した、ほっこりする出来事をお話しします。 初孫の抱っこを拒む父の本心は…?出産後、退院と同時に実家へ里帰りした私。父は仕事で帰りが遅く、娘が寝てから帰宅することが多かったのですが、1週間くらいすると晩ごはんを一緒に食べられる時間に帰ってくるようになりました。私は仕事の繁忙期が落ち着いたのだと勝手に思っていましたが、母から「孫に会いたくて仕事を切り上げて帰ってきてるのよ」と聞き、少しうれしくなったことを覚えています。 しかし、父は娘の首がすわるまでは絶対に抱っこをしませんでした。その理由は、自分の腰と膝が悪いから、孫を落とさないか不安……とのこと。それを聞いた私は、正直、父が娘のことをどう思っているのか、本当は里帰りも迷惑だったのではと少し心配していました。 「見てて」の認識違いでほっこりそんなある日、娘が眠っている間に自分のシャワーを済ませてしまおうと思った私。母が買い物に出ていたため、隣の部屋で持ち帰ってきた仕事をしていた父に、「シャワー浴びてくるから、娘を見てて」と声をかけてお風呂場へ向かいました。 15分ほどで部屋へ戻ると、娘が寝ているバウンサーの前に向かい合うように椅子に座って、娘を見ている父がいました。「泣いてた?」と私が聞くと「寝てる。ちゃんと見てたよ」と答える父。 私は娘が泣いたら面倒を見てほしいという意味で「見てて」と言ったのですが、どうやら父は15分間ずっと寝ている娘を見ていてくれたようでした。「長時間ありがとう」と父にお礼を言うと、「かわいかったから飽きなかった」と言って仕事に戻る父。真面目な父の言葉どおりの行動に私は少し驚きましたが、同時にほっこりした体験でした。 その後、イベントのたびに娘にプレゼントを持ってきてくれる父。私の心配は杞憂で、孫を大切に思ってくれているのだとわかり、安心すると同時にうれしい気持ちでいっぱいになります。 監修/助産師 松田玲子作画/ぐら子著者:下川 美悠
2024年02月29日息子が1、2歳のころの話です。夫も私も昭和生まれではありますが、悪い意味で夫の子育てに関して違和感を覚えることが時折あります。男だからこう、女だからこうあるべきという考え方です。男女区別なく育てたいと考えている私と、夫との育児の価値観の違いについて話し合った結果……。 男の子は泣いちゃダメ?家族で公園で遊んでいたときのことです。息子はよく動き、よく転びます。 この日も、倒れて半ベソの息子を夫は心配そうにすぐさま抱き起こすのですが、「男の子なんだから泣いちゃダメだぞ~!」と自然に言うので、私はとても違和感を覚えました。 そう言われると、息子は泣かないよう我慢をします。泣かなければ「強い強い、いい子だ」と夫がまた言うのです。 性別や生まれ順で何かを強制したくない昔は「男は強くたくましく、女はやさしくかわいく」と言われることが多かったようですが、もう今の時代には合わない考え方だと思います。 私自身は第1子の長女なので「お姉ちゃんなんだから〇〇しなさい」とたくさん言われてきました。それが本当に嫌でしたし、理不尽に感じていました。上の子だからと言って何でもできるわけではありません。そのため、自分の子どもにそんな価値観は持たないでほしいのです。 夫と話し合い価値観をすりあわせ夫は「男はこう、女はこう」という価値観の中で育ってきて、特に嫌な思いをしたことはないそうです。公園の出来事で、私はこのままではいけないと感じ、「そういう考え方は古いよ。男の子だって好きなだけ泣けばいいし、性別は関係ない」と、私の考え方や現代と昔では感覚が違うことを話しました。 夫は「古いかな?」と初めは少し反発していましたが、何度も話し合い、最終的には「すべてがボーダーレスの時代におかしいよね」と納得してくれたようです。未来を生きていく子どもたちが、時代遅れの感覚では困るだろうと理解してくれました。 私としては、別に男でも泣きたければ泣けばいいし、長子でも我慢する必要はないと思うので、息子にもそう伝えています。下の子は女の子ですが、2人とも各々得意なことがあり、年齢・性別関係なく助け合って暮らしていて、私はそのことを何よりうれしく思うのです。 作画/ぐら子著者:橘つばき
2024年02月14日私は、5歳3歳0歳の3人の息子を持つママです。これは、三男がまだ生まれて間もないころに、子ども3人を連れて小児科を受診したときの話です。子どもを3人連れての外出は、周りの方に迷惑をかけないようにと常に気を張っており、特に病院はより緊張していました。しかし、あることをきっかけに、心が軽くなり、堂々と子連れで出かけられるようになったのです。 子どもとの通院はストレスの連続この日は、長男の受診を予定しており、息子たち3人を連れて小児科へ行きました。長男と次男は、病院に着くなり院内をウロウロと歩き回り、落ち着きません。 「病院は具合の悪い人が来る所だから、騒いだりしないで静かに待とうね」。そう言い聞かせても息子たちは聞く耳を持たず、2人して騒ぎだしてしまいました。同時に、生後間もない三男も泣き出してしまい、私たち家族は周りからの冷ややかな視線を浴びることになったのです。 隣に座る女性から「ちょっとお母さん?」順番待ちもあと1組となり、外へ行く時間もない中、息子たちに「静かにしなさい」と言い続けるので精いっぱいに。そんなとき「ちょっとお母さん?」と隣に座る高齢の女性から声をかけられました。 怒られることを覚悟して「はい」と答えると、女性は「あなたの大変な気持ちわかるわ。何か協力できることはない?」とやさしく私に声をかけてくださいました。 子ども=迷惑ではない「ありがとうございます。そのひと言で救われます。ご迷惑おかけし申し訳ありません」。私が女性にそう答えると、「迷惑だなんて思わないで。先生に呼ばれるまでおばちゃんと一緒にお話ししましょう」と言って、女性は長男と次男の話し相手をしてくださいました。 子連れで出かけると頻繁に「うるさい」などネガティブなことを言われることも増え、「子ども=迷惑な存在」なのだという意識になっていた私。しかし、女性に「迷惑じゃない」と言われたことで心が軽くなったことを今でも忘れられません。 それまで外出先で注意を受けることはあっても、あのときの女性のように助けてもらった経験はあまりありませんでした。しかし、子育てをしている方々は皆必死だと思います。決して、迷惑をかけるために騒がせているわけではないと思います。私もこの先、こんな場面に出くわしたら、「手伝えることはないですか」と声をかけることのできる女性になりたい、そして子どもたちにもそんな人になってもらいたいと思った出来事でした。 作画/ぐら子著者:はやきゆうこ3兄弟のママ。5歳・3歳・0歳のやんちゃな男の子3人と多忙な夫の5人家族。子育ての経験を中心に執筆活動中。
2024年02月08日1人目の子どもである娘が生まれた10年前の出来事です。娘は義両親にとって初孫で、とても喜んでくれました。中でも義母の喜びようはとてもすごく……。孫フィーバーにより暴走してしまった義母のお話をご紹介します。 頻繁なビデオ通話&メッセージ1人目の子どもである娘を出産し、休んでいる私の横で夫が遠方に住む義両親へ連絡をしてくれました。すぐにビデオ通話がかかって来て、「赤ちゃんは見られる? 新生児室へ行って来て!」と夫へ言っている声が聞こえました。 そのときは「すごく喜んでくれてうれしいな」と思っていたのですが……。その後、産院へ入院している間、私へも毎日ビデオ通話が来るようになりました。 沐浴練習や授乳など、初めてで時間がかかってしまうこともあり、着信に気がつかない私。すると今度は、「今は何をしているの? 孫の顔が見たいわ」というような内容のメッセージの嵐。 1時間返信できなかっただけで、5〜10件ほど届いたこともありました。私は返信できない理由を伝えたのですが、「返信がないと心配なのよ!」とあまり取り合ってもらえず……。その後、夫から義母に連絡してもらい、連絡の頻度を少なくしてもらうことができました。 SNSのアイコンが孫の顔!?私は退院後も娘のお世話に追われながら、なかなか会えない義両親へ写真で成長を見守ってほしいと思い、写真や動画をたくさん送るようにしていました。しばらくして、義母とメッセージのやりとり中に義母のアイコン(プロフィール画像)を見ると、なんと娘の顔がアップになっている写真……! なんと義母は、私が送った写真をアイコンにしたり、タイムラインへ投稿したりしていたのです。義母はネットが苦手なので、おそらく誰でも見られる状態になっていることを知らないはず。 さらには娘の名前や私たちが住んでいる地域、産院名まで記載されており、知っている人が見たらすぐに私たちの子どもだとわかってしまうような状態でした。初めての子どもということもあり、ネットに敏感になっていた私は夫へすぐに報告し、義母に写真を変更するように伝えてもらいました。 夫から注意された義母は渋々変更してくれましたが、かなり不機嫌に。納得はしていないようでしたが、孫の安全のためということはわかってくれたので、今も良好な関係を築けています。娘をかわいがってくれるのはうれしいですが、不特定多数の人に見られる状態になっている場所で写真を使うのは避けてほしいです。娘を守るために、義母の行動も確認しながら付き合っていきたいと思った出来事でした。 作画/ぐら子著者:高山ななみ
2024年01月29日私が育休中に、夫は「専業主婦っていいよなー、仕事しなくていいし最高じゃん」とよく言っていました。私が「それって専業主婦は暇だと思ってる?」と聞くと、「そうは言ってないよ。でも、仕事してるよりは……ね?」と言われ、モヤモヤしてしまい……。 専業主婦をうらやむ夫第2子となる長男を出産したとき、私は1年間の育休を取得しました。長男はとにかく寝ない子で、背中スイッチも敏感。夜は1~2時間おきに起きて、昼も抱っこじゃないと寝ない、ということがよくありました。 そんな中、毎日家にいる私を見て、「〇〇は今、専業主婦状態だもんね。いいなー」とたびたび言ってくる夫。そのたびに私は「そうだけど……。仕事みたいにきっちり休憩時間あるわけじゃないから、結局24時間、長男のお世話だし、こっちもこっちで大変だよ」と返しながらも、専業主婦を軽視されているようでモヤモヤしていました。 自宅保育の経験して変化が!?長男は育休明けの1歳ちょうどから保育園に入園し、先生から「保育園に通っている状態に慣れさせるために、ご両親がお休みでもしばらくは登園させてください」と言われ、そうしていました。そんな長男が1歳半になったころ、新型コロナウイルスが大流行し、夫が平日休みの日は長男の保育園を休ませて自宅保育をすることに。 私は平日に毎日仕事があるので、夫がひとりで自宅保育をすることになります。何度か自宅保育を経験した夫の顔が、ある日明らかに疲れていたので話を聞くと、夫は「いや、専業主婦ってめちゃくちゃ大変だわ。俺には無理だ、仕事しているほうがいい」とのこと。 そして、「朝ごはん作って食べさせて、おむつ替えて着替えさせて歯磨きして、食器片づけたり洗濯したりしたら、もうお昼ごはんを作る時間だもん……休む暇ないわ」と言ったのでした。 あれだけ「専業主婦がうらやましい」と言っていた夫が、数回の自宅保育を経験して「専業主婦は大変。俺には無理!」と意見ががらりと変わったことに驚きました。実際に体験してもらうことで、夫に育児の大変さを理解してもらえてよかったと思っています。 作画/ぐら子著者:吉川 みきな15歳女の子と5歳と1歳の男の子の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2024年01月13日魅惑のムチムチボディたまりません……!1日が秒速で過ぎていく! わかり過ぎます……!コメントでは、「人生100年とか言われてるのに、赤ちゃんの時期が短すぎるなって思いますー!」「もっと赤ちゃんを味わっていたかったーー」などのママたちの声が。赤ちゃんの成長って本当あっという間ですよね!! ベビーカーがパツパツになるほど立派な息子くんの成長っぷりと、素敵な保健師さんにとってもほっこりしました♡ぐら子さんの漫画はInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪----------------------------ご協力:ぐら子さんInstagram:@gura_gura07---------------------------(文:マイナビ子育て編集部)おすすめ子育て漫画、まだまだあります!✅【漫画】保育園の連絡帳に爆笑!! 保育士さんたち実はめっちゃ面白いな……?✅【漫画】寝るときの子どもメチャ尊すぎるな…! 可愛さ爆発で泣きそうになるマンガ✅【漫画】それマジでフラグだから!! ちょっとヤメてほしい同僚の一言「お熱出なくてよかったですね!」すると……「保育園からお電話です」
2024年01月07日第1子出産のとき、急きょ帝王切開に切り替わりました。初めてのことに緊張と不安・戸惑いの中、私は出産。赤ちゃんと私にひとまずは問題なく、すぐに母子同室になり幸せを嚙みしめていました。しかし、ほっとしたのもつかの間、傷が痛んで起き上がれない私の体を心配して面会を控えた実両親とは反対に、数時間後に面会に来るという義両親に私は違和感を抱きました。 帝王切開で無事出産。傷が痛む中の面会出産時、赤ちゃんの心拍が低下し始めるという事態になり、緊急帝王切開に切り替わりました。夫が病院に駆けつけたのですが間に合わず、私は不安の中出産。赤ちゃんの顔を見たときには安堵したことを、今でも鮮明に思い出します。 両家両親には事後報告をし、私の両親は「大変だったね。体休めて」と言って、面会は翌日にすると連絡をくれました。義両親は数時間後には揃って面会に来ると言い、疲れている私は乗り気ではありませんでした。 予想以上の面会時間に身も心もボロボロ…面会に来た義両親は孫にべったり。私はおなかの傷が痛くてつらかったのですが、義両親が話しかけてくれば相槌をうっていました。「寝ていていいよ」と言われても、遠慮して会話は続けました。 30分ほどで帰ってくれるかと思っていましたが、まったく帰る素振りのない義両親。夫から促す様子もありません。私は疲れからか急に眠くなり「どうして体のつらさを誰もわかってくれないんだ」と、イライラと悲しみの感情がどんどん溢れてきました。 イライラから助けてくれた看護師さんそんなときに看護師さんが体調チェックに。悪露(おろ)を見るので夫たちには一旦部屋の外に出てもらい、そのとき私は思い切って看護師さんに経緯を話しました。すると看護師さんから義両親に帰ってもらうように伝えてくれることになり、義両親はその後すぐに帰って行きました。 後日「長居してごめんね」と義両親から謝りの連絡が来ました。純粋に孫の誕生を楽しみにしてくれた気持ちがわかったので、イライラが長引くこともなかったです。 面会に来てくれたのに帰ってほしいなんて言えなかった私が、看護師さんや助産師さんに相談する手段をもっと早く知っていたら、気持ちがラクになっていただろうなと思います。赤ちゃんの誕生はうれしいことなので、面会に来てくれるならば前もって「短時間でお願いね」など伝えておくと、お互いに気持ち良く過ごせるなと勉強した出来事でした。 作画/ぐら子著者:樋山ゆり菜6歳男児、4歳女児の母。夫は不規則な勤務体制のためワンオペ育児多め。食べることが大好きで、地元・栃木県の食をメインとしたブログを運営しながら、飲食店にて接客のパートをしている。
2024年01月06日かんしゃく持ちの息子は、少し気に入らないことがあると、地面にひっくり返って暴れながら泣き叫びます。まだうまく言葉が話せない1歳6カ月のころ、毎日のようにかんしゃくを起こしていました。その日も、子育て支援センターでかんしゃくを起こしてしまい……。 泣いて暴れる息子にお手上げ朝から子育て支援センターで遊び、昼食の時間になったので帰宅しようとすると、まだ遊びたい息子が「いや!」と泣いて暴れ始めました。 気持ちを切り替えようと声かけしても効果はなく、どんどんヒートアップする息子。支援センターは昼で閉まってしまうので、仕方なく暴れる息子を抱っこして外に出ました。 しまった…家に帰れない!?その日は、買ったばかりの補助付き三輪車に乗って来ていた息子。泣いて暴れる息子は三輪車に乗れる状況ではなく、私は右手に息子を抱え、左手で三輪車を押して帰ることに。 しかし鮮魚のように暴れる息子は片手では収まらず、家まで500メートルの距離を帰ることができません。道でひっくり返って泣き叫ぶ息子を、冷たい視線で何人かの人が追い越していきます。 なんだかひとりで子育てをしている気持ちになって、私も涙が出てきました。 途方に暮れていると救世主現る!そのとき、後ろから60代ぐらいの女性が「あらあら、どうしたの?」と声をかけてくれました。私が事情を話すと、女性は「お母さん大変だったね。私が三輪車を押していくから一緒に行きましょう」と言ってくれたのです。 女性は自分にも同じ年の孫がいるという話をしながら、三輪車を家の前まで押してくれました。帰宅するまで息子は泣き止みませんでしたが、親切な女性のおかげで無事に家に帰ることができました。 現在3歳になった息子は会話ができるようになり、かんしゃくもずいぶん減りました。かんしゃくで悩んでいた当時、助けてくれた親切な女性には今でも感謝しています。 作画/ぐら子著者:田中はぐみ
2023年12月31日わが家に第1子が生まれたころの話です。目に入れても痛くないというほど孫を溺愛する義母は、隣町に住んでいるものの自営業で忙しいため、わが家に来ることはほとんどできません。離れて暮らす孫の様子が知りたい義母は、“電話魔”になってしまい……。 こちらの都合はお構いなしの義母電話をすること自体は私も理解できるのですが、義母はとにかく自分の話したいことだけを一方的に長時間話すのです。そして「最近、◯◯(孫)はどんな感じ? □□(息子)の仕事は順調? 今は何をしているの?」などと日常生活や仕事のことなどを聞き出そうとします。はじめは私も素直に受け入れていたのですが、これが毎日のように続くので、だんだん疲れていきました。 着信履歴が義母で埋まってる!?当時、私は夜間の授乳もあり、初めての子育てで疲弊していました。子どもがやっとお昼寝してくれて、ようやく自分も休めるというところで義母からの電話がくるのです。 内容はいつも同じですし、長話なので出たくないと思い、気づかないふりをしました。すると、1分後にまたかかってくるのです。切れるとまた1分後に。それが何度も何度も……。 着信履歴はあっという間に義母で埋め尽くされ、その執着に恐怖を感じてしまいました。 我慢の限界!夫を味方につけて…義母にちゃんと本心を伝えなければと思い、やんわりと、電話の頻度を少なくしてほしいこと、疲れているので出られないときもあることを電話で伝えました。しかし義母は「そうなのね、わかった。でもねぇ……(関係ない長話が始まる)」と、イマイチ伝わっていない様子。 私とはまるでタイプの違う、エネルギーあふれる義母には通じないようで、その後も電話魔は変わらず……。我慢は何カ月も続き、限界に達した私は「いい加減にしてほしい。あなたからお義母さんに話してほしい」と夫に怒りをぶつけました。そんなにつらかったのかと夫は理解してくれ、義母に話をしてくれたようです。 その後、義母からの電話の頻度は少し減り、お互い少し気まずい雰囲気にはなりましたが、私はずいぶん精神的にラクになりました。 産後はただでさえボロボロなので、もう少しこちらの状況を考えてほしいなと感じた出来事でした。子どもが8歳になった今はめったに電話はかかってきませんが、今でも義母に少しだけ苦手意識を持っています。 作画/ぐら子著者:橘つばき
2023年12月15日2人目の子を出産し、落ち着いたころに児童館へ通い始めました。そこで出会った同い年の子がいるママと仲良くなったのですが、いろいろなことを話すうちに、次第に価値観が合わないと感じてしまって……。 初めての児童館でドキドキ上の娘が2歳、下の息子が生後6カ月のころ、同じぐらいの年齢の子たちと遊べるかなと思い、近所の児童館へ足を運んでみました。初めての場所だったのですが、娘は緊張しながらも次第におもちゃで遊ぶようになり、息子もゴロゴロしながら、楽しく過ごしていました。 そこで話しかけてきてくれたのが、息子と同じ月齢の子どもがいるAさん。Aさんとは子どもの成長など悩む時期が同じだったこともあり、何度か児童館で会ううちに徐々に仲良くなっていきました。 子どもを比べる発言が気になる…Aさん親子と仲良くなって3カ月ほど経ったころ、次第に会話の中で疑問に思う発言が出てくるようになりました。私の息子とAさんの下の子の成長を比べるような発言が増えてきたのです。 「まだ歩かないの?」「体重増えていないの?」。さらに、「うちは離乳食も進んでいるけど、まだ食べないの?」などと言われてしまうように……。その当時、離乳食を食べない息子に悩んでいた私には、勝手に責められているような言葉に聞こえてしまい、だんだんとAさんと距離を取るようになっていきました。 「比べられているようで嫌だ」と直接気持ちを伝えられたらよかったのですが、子どもの前で険悪な雰囲気になりたくなくて離れることを選択しました。 私の対応は間違っていたかもしれません。しかし、そのころ自分の気持ちを保つためには、離れるという選択をしてよかったと思っています。これからも、他の子と比べずにわが子の成長をしっかり見守っていきたいです。 作画/ぐら子著者:高山ななみ
2023年11月29日夫と結婚をし、2人での生活が始まりました。義母は週2回程度、夫に電話をし「ごはんを食べに来なさい」「顔を見せに来なさい」などと言い、私たちの自宅から車で1時間の距離にある義実家にたびたび訪問するように促します。そんな状態が数カ月続き、私はだんだんと義実家への訪問がおっくうになっていました……。 義実家への訪問回数が多くてつらいある日、夫と義実家を訪問したときの出来事です。このとき義実家へ訪問したのは、親戚が来るので私たち夫婦も義実家に来るように、と義母から話があったからです。 夫の親戚と共に義実家で過ごす時間は、料理の手伝いや掃除などを頼まれ、せっかくの休日でも休むことはできません。そして気を使うので疲れが残るものでした。 さらに翌週も遠方の親戚が義実家を訪れるということで、私たち夫婦も来るようにと義母から話がありました。 私の心の声を義母に聞かれた?とっさに心の中で「行きたくない」と思った私。 義母はそんな私の心の中を見透かしたように、「お嫁さんって大変よねえ。結婚というのは相手と結婚するだけじゃなく、夫の家とも結婚して家族になるということなの。行きたくないという理由だけじゃ断れないのよ」と言い、私はその言葉に驚き、何も返答できませんでした。 夫に相談したけれど…義母から、「義実家への訪問は断れないのよ」と釘を刺されましたが、私は月に3回程度の義実家訪問に疲れ、夫に相談。 夫は、義母から「親孝行のために義実家への訪問はしなければならない」と言われ続けており、その言葉に従っています。そのため夫は義実家への訪問は当たり前のことだと思っていて、断ることはよっぽどのことがない限り許されないと言うのです。私は仕方なく義実家への訪問を続けることに。 夫の親戚に囲まれて過ごす時間は、正直苦痛でした。しかし、時間はかかりましたが、徐々に打ち解けて心に余裕が生まれ、楽しく過ごすことができるようになってきたのです。また、夫の親戚にかわいがってもらえるようになり、今は義実家で過ごす時間も以前より苦痛ではありません。 当時はつらいと思うことが多く、このまま嫁としてやっていけるのかと不安になりましたが、義実家で多くの時間を過ごしたことで少しずつ馴染んできたように思います。これからも、夫の家と良い関係を築けるように努めていきます。 作画/ぐら子著者:神崎 ハナ
2023年11月23日長男が1歳になった翌日から、職場に復帰した私。「最初の1年はほとんど出勤できないよ」と先輩ママから聞いていましたが、本当に毎週のように園から職場に電話がかかってきていました。夫は、私が仕事に復帰してから3カ月たったころに転職。新しい夫の職場はシフト勤務なので、夫が平日休みの日は長男の送迎や園からかかってくる電話の対応を頼んでいたのですが……。 ※仕事が休みの日に保育園に子どもを預けること(リフレッシュ目的等)が可能か否かは、保育園によってルールが異なります。保護者の仕事が休みの場合は、その旨を先生に伝え、必ず連絡がとれる状態にしておきましょう。 「何度かけても出ないんです」仕事で大事な会議が予定されていたため、その日はどうしても早退したくなかった私。長男に何かあったときのために、会議の日程に合わせて夫に希望休を出してもらっていました。 すると当日、保育園から電話が。「今日はパパに連絡してほしいと連絡帳にも書いたんだけどな……」。そう思いながら電話に出ると、「長男くんが発熱しているのでお迎えをお願いしたいのですが、パパさんに何度かけても電話に出ないんです」と言う先生。 「もしかしたら寝ているかもしれないので、私からも連絡します」と言い、電話を切りました。私から何度か夫に電話をかけましたが、まったく出てくれません。「本当に寝ているのかも」と諦めかけたそのとき、夫から1通のメッセージが。 「さっきから着信すごいけどマンガ喫茶にいるから電話はできない。知らない番号からかけてきたのもママ?」と衝撃的な文に目を疑いました。夫は休日なのでマンガ喫茶にいるのはまだいいとして、園の番号を知らない番号と言っている夫にあきれてしまった私。 長男の状況を説明すると、「お迎えってすぐに行かないとダメ?」と返信がきました。私は「きっと夫は自分のお小遣いから出したマンガ喫茶代がもったいないと思っているのだろう」と思い、「ダメに決まってるし、病院も連れて行って。マンガ喫茶のお金はあとで払うから」と返信。そこでやっと行く気になってくれた夫に、お迎えと病院を任せることができました。 その後、長男の体調はすぐに回復。しかし、体調不良による早退のお迎えが初めてだった夫は、かかりつけ医や母子健康手帳をしまっている場所すらわからなかったようです。育児への無関心さが明らかなってしまったことに反省した夫は、園やかかりつけ医の電話番号を登録することはもちろん、今では園の連絡用アプリも使いこなせるようになりました。 作画/ぐら子著者:安藤 はるか
2023年10月27日長女が生後5カ月のころ、夫が4歳の長男を連れて義家族と旅行に行くと言い出しました。「一緒に来る? どうせ来ないでしょ」という私に対する夫の発言に、私はイライラ。どうしてこんな思いをしなくてはいけないの?と、夫に対してモヤモヤした私の体験をお話しします。 私の気持ちにはお構いなしの夫私は旅行に行きたいという思いもありましたが、前向きに考えることができませんでした。長女はまだ手がかかる時期だったので不安もあり、義家族に気を使わせてしまうと思ったからです。 また、当時新型コロナウイルスが流行していて、行動制限中ではなかったものの感染が心配だったこともあり、旅行へ行くことに抵抗がありました。そのような不安を夫に話すと、「行きたくないなら2人は待っていればいい」と言われてしまったのです。本当は旅行の時期を延期してもらい、落ち着いたころにみんなで一緒に行きたかったのですが、義家族の都合もあると思ったため言い出すことができず……。そして私の気持ちにまったく寄り添ってくれない夫にモヤモヤするばかり。 義家族も、私と長女が留守番することを気にする様子はなかったようです。旅行の時期を延期するなどの提案もりませんでした。 置いていかれた寂しさを実感…結局、私と長女を残して夫たちは1泊2日の旅行へ行ってしまいました。夫たちが帰ってきたあと、旅行の楽しそうな写真を見せられて、私はとても寂しい気持ちになりました。そして長女の子育てが大変な時期に旅行を計画した夫に、嫌悪感を抱いたのです。 私はこんな気持ちになるのなら、夫たちが旅行へ行く前に、自分の意見を主張して旅行の延期を提案すればよかったと思ったのでした。 今回のことで私は夫に対して自分の本心を伝えられなかった結果、寂しい思いをすることになり、夫への嫌悪感が募ってしまいました。このことから私は自分の気持ちをしっかり伝える大切さを学び、その後は我慢せずに自分の要望を主張するようにしています。 作画/ぐら子著者:水沢 雫
2023年09月29日朝の通勤ラッシュの時間に、1歳の息子を抱っこひもに入れての通勤。この時期の息子は、地下鉄に乗るとぐずることが多く、乗車時間の15分が私にとってはとてつもなく長く感じました。ある日、地下鉄乗車中にぐずり始めた息子をあやしていると、見知らぬ女性が近づいてきて……。 お願い!大泣きしないで…これは、現在4歳の息子が1歳になったばかりのときのお話です。当時、息子は私の職場のすぐ近くの保育園に通っていたため、私は平日毎朝、通勤ラッシュの時間に息子を抱っこひもに入れて地下鉄で通勤していました。地下鉄に乗ると、息子は音にびっくりするのかぐずることが多く、大泣きすることもありました。 息子が大泣きして泣き止まないときは、周りの迷惑を考えていったん途中下車し、息子が落ち着いたころに再度地下鉄に乗る、ということをしていたので、私は心の中でいつも「お願い、大泣きしないで……」と思っていたのです。 見知らぬ女性が息子に!?ある朝、いつものように私が息子を連れて地下鉄に乗ると、数分後にまた息子がぐずぐず……。私が「これ以上泣くようなら、次の駅でいったん降りようかな」と思いながらドア付近に立っていたところ、30代くらいの通勤途中と思われる女性が近づいてきました。 その女性は、息子に見えるように「いないいないばぁ」やおもしろい顔をしてくれ、それを見た息子は次第に笑顔に。女性は「すみません、かわいくてつい構いたくなっちゃいました。お母さん、子育て頑張ってますね」と声をかけてくれたのです。私は、息子の顔が女性からよく見えるように抱っこの角度を変え、「ありがとうございます」と返しました。 当時の私は、育休が明けて仕事復帰をしたばかりで、そんな状況の中、息子を連れて電車通勤していたので、心身ともに疲弊していました。夜泣きも続き、子育てに自信がなくなっていた時期だったので、女性が息子をあやしてくれたことはもちろん、私にも「子育て頑張ってますね」と声をかけてくれたことで、私自身がとても救われた出来事でした。 作画/ぐら子著者:吉川 みきな
2023年09月20日結婚を機に出身地から離れ、右も左もわからない未訪問の地へ。間もなくして妊娠が判明。「子どもとおでかけしたい」「お揃いの服とか着たいな」。そんな想いで日々SNSでキラキラしたママたちを見て、出産後の妄想をしていました。しかし、土地勘のない場所では、毎日の育児と家事をこなすので精一杯。キラキラしたママとはほど遠く、孤独な日々を送ることに。孤独な子育てをどう乗り越えたか、私の体験をお伝えします。 イメージトレーニングはできていたのに出産までは、SNSで検索したベビーグッズを集めたり、プレママ講座に出かけたりと、マタニティライフを楽しみながら過ごしていました。里帰り出産後、子どもが生後3カ月から自宅での子育てスタート! 日中は子どもと2人きり。初めての育児に必死で、毎日家から一歩も出ない……そんな毎日の繰り返しでした。「SNSで見たママは、オシャレしてママ友とベビーカーで散歩してたのに」「もっと友だちとおでかけできるはずじゃないの?」……イメージしていた理想と現実の違いを受けて、次第にネガティブな考えをもつようになりました。 焦りと孤独で周りが見えない同じことを繰り返す毎日。周りに知り合いもなく、もちろんママ友もいません。子どもの友だちを作るためにも外に出なきゃ! と思ったものの、自宅付近の支援センターや遊べる場所を知らないことに、そのとき気づきました。焦りを感じながらも自宅に戻って1カ月後、まずは最寄りの支援センターを調べてすぐに行ってみることに。 しかし、訪れた日はそれぞれのグループで遊びに来ていて、私は子どもと2人で遊びました。「これじゃ家と一緒だな」そんな想いで、逆に孤独な気分になり、それから支援センターへ行くのもおっくうに感じるようになりました。その後、子育てイベントにも参加しましたが、孤独から抜け出したいという焦りで自分自身いっぱいいっぱいになっていました。 みんなと一緒じゃなくていい実家が遠方のため、実母に悩みを聞いてほしくても手段は電話のみ。ときには泣きながら電話をかけ、子育てに関する悩みを聞いてもらっていました。自宅に戻って3カ月後、大型連休にあわせて実家に帰省することに。顔と顔を合わせて相談すると、溜まった想いがどんどん込み上げて、実母に素直な想いを伝えました。 「無理してみんなと同じようにしなくていいんじゃないの?」実母から言われたひと言は当たり前のようですが、そのときの私にとっては衝撃的なひと言でした。「子育てだって、人それぞれ違っていいんだ」と気づくことができました。 自分のペースで少しずつ自分のペースで子育てしていこうと考え直し、無理して居場所を探すことをやめました。その後、子どもが生後6カ月で習い事教室に通うことになり、徐々に地域の子育て事情を知り、育児について共感しながら話せる場を作れるように。それと同時に子どもにも同月齢のお友だちができ、楽しそうに遊ぶ姿を見て、「キラキラしたママじゃなくても楽しそうならいいや」と思えるように。 ささいなきっかけですが、それだけでも孤独を感じることが少なくなり、日々の子育ての刺激にもなりました。今思えば、孤独から抜けだしたいというより、SNSで見たキラキラしたママになれるような居場所を見つけたかっただけなのかもしれません。 キラキラしたママへの憧れは、まだあります! 以前の私はそれを求めるがあまり周りが見えず、素直に子どもの成長を喜ぶことができませんでした。今でも一対一で子どもと向き合っていると、周りには誰もいない……と孤独を感じてしまうこともあります。ですが他とは比べないように、「私は私」と割り切ることで自分のペースに合った育児ができるようになりました。 作画/ぐら子著者:吉田史香3歳と0歳姉妹のママ。夫の実家と敷地内同居中。実家は県外遠方。出産前まで、診療放射線技師として病院やクリニックでの勤務経験有り。育児や美容、地域情報に関する記事を執筆中。
2023年09月01日ある日、義母からの旅行のお誘いが。これまでに何度か義母と一緒に小旅行に行ったことはありましたが、飛行機に乗る距離の旅行は初めて。私は「長期間、義母が一緒なのは緊張しちゃうな……。お金はいくらかかるだろう……」と、いろいろなことを心配していましたが、それは杞憂に過ぎなかったのです! 旅費はほぼ全部、義母持ち!?ある日、わが家に遊びにきた義母から、旅行のお誘いがありました。夫の両親は夫が学生のころに離婚していて、お付き合いがあるのは、現在は義母のみです。 「子どもたちが行きたいところでいいから、一緒に行こう。飛行機代もホテル代も、全部出すから、どこがいい?」と、義母が言ってくれました。 中学生の長女が、あるテーマパークに行きたがっていましたが、私たち夫婦と子ども3人、それに義母となると、飛行機のチケット代とホテル代だけで数十万円になります。それでも、義母は「予約はお願いするけど、お金は私が全部出すからね」と言ってくれ、お言葉に甘えることにしました。 「私は子守り旅行だから…」わが家の子どもは3人いて、中学生の長女、4歳の長男、0歳の次男です。家族だけで長女の行きたがっているテーマパークに行くとなると、絶叫系に乗りたい長女、身長制限がある上に怖がりでゆっくり動くものしか乗れない長男、ほぼすべての乗り物には乗れない次男……と、同時に付き添える大人の数が足りません。 すると義母は「私は何年か前にそのテーマパークに行ったことがあるから、今回は子守り旅行のつもり。次男くんとベビーカーで園内を散歩しているから、ミルクとおむつの時間だけ戻ってきてちょうだい」と言ってくれたのです。そのおかげで、夫と長女、私と長男、義母と次男でそれぞれペアになり、上の子たち2人を思い切り楽しませることができました。 私と夫が交代で、ミルクの時間には義母と次男のもとに行き、次男に育児用ミルクをあげ、それ以外の時間は上の子たちが望むことに時間を使うことができました。旅費をほぼすべて負担してくれただけでも十分ありがたいのに、「子守り旅行」と言って、1日中次男の面倒を見てくれた義母の神対応には、心から感謝しています。 作画/ぐら子著者:吉川 みきな
2023年08月29日かわいい面積がどんどん増えていく~♡パパも大きくなったんですね~(笑)!!!コメントでは、「私も毎日乳児にスリスリしてます」「パパさんもスリスリしてあげましょう笑」などのママたちの声が。「一番成長著しいのは夫という……(笑)」とコメントしたぐら子さん。ぐら子さんの漫画はInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてくださいね♪----------------------------ご協力:ぐら子さんInstagram:@gura_gura07---------------------------(文:マイナビ子育て編集部)おすすめ子育て漫画、まだまだあります!✅【漫画】保育園の連絡帳に爆笑!! 保育士さんたち実はめっちゃ面白いな……?✅【漫画】寝るときの子どもメチャ尊すぎるな…! 可愛さ爆発で泣きそうになるマンガ✅【漫画】それマジでフラグだから!! ちょっとヤメてほしい同僚の一言「お熱出なくてよかったですね!」すると……「保育園からお電話です」
2023年08月18日結婚してから10年以上経ちますが、義理の両親がやってくるのはいつも突然です。いつでもどこでも、何度言っても……。どのようにしたら事前に連絡をしてくれるのか、試行錯誤した私たち家族の経験談をお話しします。 飛行機に乗る直前に連絡!?両家にとっての初孫が生まれた10年前のこと。私が出産後の入院をしていたときに、義両親から「今から飛行機に乗るから」と連絡がきたことが始まりでした。 義両親が住んでいるのは飛行機での移動も含めて5時間ほどかかる距離なので、とても驚いたことを覚えています。当時はそれだけ喜んでくれているのか、うれしい!と感じていたのですが……。 突然すぎて予定が空かない…その後も1年に数回、「明日そっちへ行くんだけど、何時ごろ会えるかな?」と連絡がくるようになりました。義両親は私たちのスケジュールを聞かずに飛行機を取っているので、こちらが予定を変更するしかありません。義両親には何度か、事前に連絡をしてほしいとお願いしたのですが、「会えなかったら仕方がないのよ」と取り合ってもらえませんでした。 孫の成長とともに変化が!子どもが成長するにつれ、幼稚園や学校に通うことで生活リズムが定まってくるようになり、義両親もそれを把握して、休みの週末に会いにきてくれるようになりました。 週末ならこちらも予定を合わせやすいですし、義両親も長い時間、孫たちと遊ぶことができるようになり、お互い満足できるようになったのです。 具体的な解決策を見出せないまま何年も過ごすことになってしまいましたが、自然と落ち着くことになってよかったと思っています。とはいえ、連絡せずに急に来訪することは相手を困らせてしまうので、私自身はしっかり事前に連絡をしてから行動しよう思わされる出来事でした。 作画/ぐら子著者:高山ななみ
2023年08月17日夫は育児には協力的なのですが、毎回おでかけをする前に、「子どもたちのもの、何を準備したらいい?」と聞いて、私に指示を仰ぐのです。そのたびに、「ミルクとお湯と湯冷ましと哺乳びんとおむつと……」と説明しながら、「お手伝いじゃなくて、主体的に動いてほしいんだけどな……」と思っていました。しかし、ある出来事をきっかけに、今ではそういった声かけがなくなった、わが家の経験談をお話しします。 おでかけ前の夫の声かけがストレスわが家の末っ子は生後9カ月。おでかけするとなったら、おむつ、おしりふき、着替え、哺乳びん、沸かしたお湯を入れた水筒、湯冷まし、スティックタイプの育児用ミルクを用意します。さらに、末っ子用のおもちゃ、保険証なども必要です。 夫は、お出かけのたびに「俺、子どもたちのもの、何を準備したらいい?」と私に指示を仰ぐので、毎回説明して、夫に準備してもらっていました。 私は、「準備してくれるのはありがたいけれど、もうちょっと主体的に動いてほしいな……」とだんだんイライラが募ってきたのです。 夫よ、妻に頼らず自力で頑張って!ある日、おでかけ前にいつものように夫が「俺、何準備したらいい?」と聞いてきたので、私は「子どもたちのもの全部!」と返答。夫は、「……わかった。ちょっと考えて準備してみるわ」と、夫なりに頑張って準備を進めてくれました。 しかし、私がおでかけ前に荷物を確認すると、育児用ミルクやお湯はバッグに入っているのに、哺乳びんを忘れていたのです。 私が「『何準備したらいい?』じゃなくて、もう何回も一緒に出かけているんだから、必要なものを自分で考えて主体的に動いてほしいな」と夫に伝えると、夫は「ごめんね。手が空いてるときは、ママに聞かないで自分で考えて準備するね」と言ってくれました。 おでかけ前の夫の声かけにイライラしていましたが、自分の素直な気持ちを伝えてよかったと思っています。この出来事があってから、夫自ら、子どもたちのおでかけに必要なものを準備してくれるようになりました。 作画/ぐら子著者:吉川 みきな
2023年07月20日私の夫は娘に熱があっても他人事のように仕事に行き、いつも私が仕事を休まなければいけませんでした。そんな夫の姿に私はイライラし、夫婦仲ギクシャクしてしまいました。娘の体調不良問題を乗り切った、私たち夫婦のエピソードです。 夫にとって娘の熱は他人事?娘が1歳のころ、私は保育園に娘を預けて正社員として働いていました。私の住む地域では37.5℃以上熱があるときは、解熱してから24時間は保育園には登園できないというルールがありました。このルールもあって、私は娘の熱で1週間丸々仕事を休まないといけないということも。 娘の熱で頻繁に仕事を休み、職場に負担をかけてしまっていた私は、かなり肩身の狭い思いをしながら働いていました。一方で夫は、娘に熱があっても何事もなく「じゃあ行ってくるね!」と仕事に行きます。夫の仕事は激務なので「仕方ないのかな……」と私はただ我慢する日々でした。 目が傷ついたから今週は在宅ワーク!?そんなあるとき、夫が「目が傷ついてコンタクトレンズを着けられないから、今週は在宅ワークにする!」と言いました。続けて夫は「娘が熱を出したって言ったら職場に快くOKしてもらえてよかったわ!」と言ったのです。 それを聞いた私は怒り心頭。私は夫に「在宅ワークできるなら、本当に娘が熱を出したときにも在宅ワークにしてよ!」と言いました。夫は「娘がいたら家で仕事にならないし……」と不満そうに言っていました。 娘が熱のときに夫に在宅ワークをお願いその後、娘が熱を出したときに夫に在宅ワークをしながら娘を家で見るようにお願いしました。夫はかなり迷惑そうな顔をして、「今回だけだよ!」と。私は心の中で、「私は娘が熱を出すたびに仕事を休んで肩身の狭い思いをしているのに……」などと思いながら、娘を夫に託して仕事に行きました。 私が仕事から帰宅すると夫はまた機嫌悪そうに「全然仕事できなかった。あとは頼むわ!」と言って、自分の部屋にこもってしまいました。私はそんな夫を見て、今後娘が熱のときにまた夫に頼むのは無理そうだな……と思ったのです。 私が働き方を変えることで解決もともと仲がよかった私たち夫婦。しかし、娘が体調不良時の夫の他人事感に私はイライラしてしまい、夫婦関係も少しずつギクシャクするように……。家族のために仕事をしているはずなのに、私が仕事を続けることって家族のためになっているのかなと考え始めました。 夫に相談すると、「仕事は続けても辞めてもどちらでもいいよ」とのことでした。そこで、私は在宅でできる仕事を探すことに。それからは、フリーランスとして在宅でできる仕事に変え、娘の体調優先で働くようにしました。夫婦関係も、娘が生まれる前のように改善することができたのです。 娘が熱を出したときに、夫が他人事のように仕事に行く姿勢にイライラを募らせてしまった私。夫婦仲が悪くなってまで、今と同じ働き方を続ける必要はあるのか考えました。私自身が娘の体調不良時にも対応しやすい働き方に変えたことで、夫へのイライラを解決することができました。 作画/ぐら子著者:本田 ひな2歳女児の母。管理栄養士として保育園に10年勤務した経験と、投資歴13年の経験を生かし、栄養やお金について執筆中。
2023年07月02日娘が幼稚園に入園したのは、新型コロナウイルスが大流行して間もないころ。幼稚園で親が参加する行事は動画配信に代わり、ママ友との交流もほとんどないまま園生活を送っていました。しかし娘が年長さんになり卒園を間近に控えたころ、園生活で初めて親子遠足が開催されることになったのです。ママ友ゼロの私は行く前から不安でいっぱいだったのですが……。 ママ友ゼロ!不安しかない親子遠足娘の幼稚園生活、最初で最後の親子遠足で遊園地に行くことが決まりました。現地集合、現地解散で、ほとんどが自由時間というタイムスケジュール。平日の開催だったため夫の休みは取れず、私ひとりで年長の長女と4歳の次女を連れて行くことになりました。当日、遊園地に到着してびっくり。なんときょうだいがいる家庭のほとんどは、下の子を預けて参加しているではありませんか。遊園地は身長制限のある乗り物が多く、子ども1人に対して大人1人の付き添いが必要な乗り物がほとんどだったのです。 心強かった…同じクラスのママたち姉妹のどちらかを乗り物の前でひとりで待たせておくこともできず、どうしようか悩んでいると……。長女と同じクラスのお友だちのママたちが「一緒に乗ってあげるよー!」と声をかけてくれたのです。 数人のグループの中で、乗るチームと待つチームに分かれてくれたおかげで、姉妹は順番に乗り物に乗ることができました。絶叫系の乗り物が苦手な私に代わって、姉妹と一緒にジェットコースターに乗ってくれるママもいて、本当にありがたかったです。 遠足当日に初めて話したママばかりでしたが、その後も一緒に園内をまわり、私自身も久しぶりの遊園地を満喫することができました。他のママたちのサポートのおかげで、次女を連れていても、長女に我慢させることなく遊ばせることができたので、感謝でいっぱいです。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/ぐら子著者:河原りさ4歳と6歳の女の子ママ。花屋に勤務。都会のおでかけスポットや植物に関心あり。
2023年06月30日私の夫の兄は、私と同学年です。ニコニコして人当たりがいいタイプではなく、どちらかと言うと無愛想。同い年なのに、私から話しかけるのには勇気がいる……、そんな存在でした。しかし、あることをきっかけに、義兄のかわいらしい一面が見えてきて!? 私、歓迎されていない?夫は私の4歳年下で、夫の兄と私は同い年です。私と夫が結婚する前、夫と義兄は同じアパートに住んでいた時期があり、当時から義兄とは何度か顔を会わせることがありました。と言っても、一緒に食事に行ったり遊んだりすることはなく、アパートを出たところでたまたま会えば、お互いに会釈する程度でした。 そして、夫と結婚する前の家族の顔合わせのときも、義兄はほとんどニコリともせず、黙々と食事をしていたので、「あれ……私、歓迎されていない?」と思っていたのです。 義兄の意外な一面にほっこりそれから私と夫は入籍し、私が長男を出産した当日。夫が「兄貴が奥さんと一緒に、赤ちゃん見に来るって」と言ったのです。私は「数カ月後に第1子の出産を控えている奥さんが、赤ちゃんを見たがっているのかな?」と思いました。 数時間後に義兄夫婦が到着し、長男をお披露目すると、意外なことに義兄の目尻は下がりっぱなし! 義兄は長男をたくさん抱っこして、持参した自前の一眼レフカメラで何枚も写真を撮ってくれたのです。私と長男が退院して数日後も、義兄夫婦は遊びに来てくれ、同じようにかわいがってくれました。 あとから義母が私に教えてくれた話ですが、義兄は子どもや動物が大好きなのだそうです。そして、義兄のことを「人見知り」と話していたので、顔合わせのときに私が無愛想と感じたのは、そのせいかもしれません。義兄は今でも、4歳になった長男のことを、とてもかわいがってくれています。 作画/ぐら子著者:吉川 みきな14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。
2023年06月20日現在第2子妊娠中、3歳の長女を育てています。長女は1歳半のころ、電車やバスが大好きでした。そんな長女の好きな物を聞いた義母が「やめさせたほうがいい」と言い出し……。そして私にとって衝撃的な発言をし、驚かされた体験談です。 長女1歳半、電車にはまる長女は1歳半~2歳手前まで電車やバスにはまっていました。児童館や子育て支援センターに行くと、まず遊ぶのは電車やバスのおもちゃ。おままごとやぬいぐるみで遊ぶのに興味がないわけではないのですが、一番好きなのは電車やバスのおもちゃで遊ぶことでした。 「女の子なのに珍しいね」と言われたりもしましたが、私自身はそのことを気にかけることもなく、「そんなに好きなら」と駅まで電車やバスを見に行ったり、電車やバスのおもちゃを買ったりしていました。 「将来が心配! やめさせたら?」と義母義実家へ遊びに行ったとき、「長女は今、電車やバスが好きなんです」と言うと、義母が怪訝そうな顔をしました。そして「え、それって大丈夫なの? 女の子なのに電車が好きなの?」とのこと。私が「そうですね。最近好きですね」と答えると「将来男性みたいになったらどうするの?」という意味合いの差別的な言葉を言われました。そして「そうなったら大変だから、やめさせたほうがいいんじゃない?」と……。 電車やバスが好きだから男の子っぽくなるという考えにも驚きましたが、「なりませんよ」というのも違うし、仮になった場合でも「なってもいい」のという私の思いを伝えたところで義母が納得してくれるかわからなかったので、何と言うのが良いのか考えた末、「そうですかねぇ」とあいまいに答えてしまいました。 改めて思う「どうあっても愛しいわが子」義母の発言は改めて夫と話す機会になりました。「将来長女が男の子になりたいって言ったらどうする?」と夫に聞くと、「応援する」とのこと。夫が私と同じ考えであったことにうれしく思いました。 女の子が男の子のようになることは特別なことではないと思います。ただ、義母のような考えの人もいるのだなとわかり、私も夫も「女の子は女の子らしく」と押し付けるのではなく、「できる限りそのままの長女を受け入れられる親でいよう」と改めて思いました。夫婦で長女への考えについて共有することができてよかったと思います。 義母の発言は、私たち夫婦で子育て方針を共有する良いきっかけになりました。今3歳の長女はおままごとも好きですし、電車やバスも好き。何より工作が一番好きな女の子です。これからも長女が好きなことに敏感に、大切にして育てていこうと思っています。 作画/ぐら子著者:水田 真理アレルギー持ちな娘の母で元理科の塾講師。子育てはできるだけ家にあるもので、娘と楽しめるように日々創意工夫を実践。
2023年06月16日夫は整理整頓が好きで、私は大ざっぱ。多少部屋が散らかっていても気にしません。現在1歳10カ月の息子は散らかし魔で、いつも部屋は大荒れ。さすがの私も散らかり放題の部屋を放置できず、日々片付けに追われています。そんな私の頑張りを知らない夫から投げられる言葉にモヤッとしてしまい……。 「掃除は俺の仕事」発言にモヤモヤ…夫は仕事から帰ってきたら、着替えるよりも先に部屋の掃除をします。おもちゃをきちんと棚にそろえたり、転がっている靴下を洗濯かごに入れたり。おかげで夫が帰ってくると部屋は見事に片付きます。 疲れて帰ってきた夫には「ありがとう」と言うのですが、夫は決まって「掃除は俺の仕事だから、いいんだよ」と返答。そしていつも私はこの言葉にモヤッとするのです。なぜなら私だって、本棚から本を全部出したり、次々におもちゃを引っ張り出す息子と毎日格闘しているのです。内心「私も片付け頑張っているんだけどなぁ」と思っていました。 珍しい時間に帰宅した夫が驚愕!夫の帰宅はいつも子どもたちが寝る直前。しかし珍しく夕飯前に帰ってきたときがありました。ちょうどこれから片付けをしようとしていたところで、部屋は散らかり放題。夫はそれを見て「なにこれ!? どうしたの?」と驚いています。私は「え? 何が? いつもこうだよ?」と答えながら、もしかして夫はこの光景を見たことがなかった……!?と気づきました。その夜「なんかごめん。俺、恥ずかしい」と夫。聞くと「あんなに散らかった部屋を掃除してくれているのに、俺は最後の仕上げだけして掃除した気になっていた」と、とても反省したようでした。 思わぬ形でしたが、夫が育児の大変さを理解してくれてよかったです。ちなみに、夫が家にいるときは夫が子どもたちに細かく片付けの指示を出すので、私だけのときよりもおもちゃを散らかしません。夫がいるからこそ部屋が散らかり放題になることがなかったのだと、私もようやく気が付きました。 作画/ぐら子著者:山口花田舎で1女1男を育てる母。コーチングの資格を子育てに生かしながら日々奮闘中。主に妊娠・出産・教育の記事を執筆している。
2023年05月31日現在7歳になった息子が、1歳になってすぐのことです。当時、まだ夜中に何度か泣いて起きることが多かった息子の寝かしつけで、私は育児疲れと寝不足の日々が続いていました。そんな中、ある人物によって精神的に追い込まれた私は、ある日突然動悸とめまいに襲われたのです。 電話越しに聞こえてくる義母の怒りの声息子が1歳になったばかりのお正月のこと。夫と息子とともに、私は義実家へ行っていました。お正月ということもあって夫に手土産の購入を頼み、それを持参したのですが、私は中身を知らないまま義母にその手土産を渡しました。 そして何事もなく帰宅したあと、夫に姑から電話があったのです。夫が電話に出るなり聞こえてきたのは「手土産が気に入らない! お正月のあいさつにこんな物を渡してどういうつもり!?」という義母の怒りの声でした。 毎日続く義母からのLINE義母から突然かかってきた怒りの電話に夫も腹が立ったようで、2人は1時間ほど電話で揉めていました。そのあと電話を終えた夫に話を聞くと、「お正月に持ってくる手土産はもっと豪華な物にするべきだ」と言うのが義母の主張だったようです。そしてその日から毎日、私の携帯には義母からの長文のLINEが届くように。 その内容は「あなたも息子も何もわかっていない」「こっちはいろいろと助けてあげているのだから感謝の気持ちを込めてもっと高級な手土産にするべきだ」といったもの。私はもう謝ることしかできず、毎日のようにくるLINEが怖くて眠れない日が続くようになっていました。 突然の激しい動悸と息苦しさ相変わらず姑からのLINEは続き、1カ月が経ったある日、家にいた私は突然息苦しさを感じ、同時に激しい動悸に襲われました。その症状は2、3分で治ったので、そのときは寝不足が続いたからかな?ぐらいにしか考えていませんでした。 しかし、それをきっかけに息子の予防接種の順番待ちやレジに並んでいるとき、車の運転中に信号待ちをしているときなど、外出先でも同じ症状が起きるように。電車やバスにも乗れなくなってしまい、これはおかしいと感じた私は心療内科を受診することを決意しました。 心療内科でパニック障害と診断心療内科で下された診断はパニック障害でした。主治医の先生によると、育児疲れや寝不足によって疲弊していたところに、強いストレスが加わったことで発症したのではないかとのこと。日常的に薬を内服する必要はないものの、外出時などパニック発作を起こしそうな場面では、薬を内服するようになりました。 1歳の息子は卒乳していて、母乳を気にせず薬を内服することができたので、それだけが救いでした。その後、私の病気のことは夫から義母に説明してくれることに。義母は私を追い詰めたことを反省し、謝罪してくれました。 私がパニック障害を発症してから6年が経ちますが、今でも電車やバスの乗車、長蛇の列に並ぶという行為はできないまま。ですが義母に病気のことを伝えたあとは、あまり私へLINEをしてくることもなくなりました。そのため今ではゆったりとした気持ちで育児をしています。私も義母にもう何も言われないように、手土産はもちろん、細やかなことにも気を配るように注意して、適度な関係を保っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 作画/ぐら子著者:森井さやか小学生と幼稚園児の男児2人を子育て中。育児の経験やアパレル販売員をしていた経験を生かして、子育て体験談やファッション記事を執筆している。
2023年05月08日私は娘が1歳のとき、2人目を妊娠。息子が生まれるまでは娘中心の生活で、「2人目が生まれても、今みたいに娘との時間も大事にしよう」と思っていました。しかし思っていた以上に2人育児は大変で、娘だけに注ぐ時間もうまく取れなくなっていったのです……。 お姫様状態だった娘娘は両家にとっての初孫で、生まれたときから家族みんなが溺愛。特に夫の家族や親戚では男の子ばかりだったこともあり、みんなから「やっぱり女の子はかわいいな〜」と言われながら育ってきました。私の両親や妹たちも、会うたびにプレゼントを用意してくれています。 2人目の妊娠がわかってからも、私は「2人目が生まれたら、なかなか外出も行けなくなる」と思い、出産を迎えるまでの間、家族でいろいろなところに出かけました。娘はニコニコよく笑って、ようやくカタコトでお話もできるようになり、私はかわいくて仕方ありませんでした。 弟の誕生で生活が一変!予定よりも3週早く生まれてきた息子。産後は実家に親子3人で約2カ月帰省することに。実家の父母は働いていて、帰省していても半日は親子3人でいることが多い状況でした。 息子が泣けばおむつ交換や授乳。娘との時間をうまく取ることができず、娘もぐずることが多くなりました。3週間ぐらいたったある日の昼間、娘に「◯◯くん(息子)寝かせてくるから、ちょっと待ってて」と伝えて、別室へ向かいました。 1時間くらいして、ようやく寝てくれた息子をベッドに下ろそうとしたときのこと。娘がドアを「バンッ」と勢いよく開けて入ってきて、息子が目を覚ましたのです。その瞬間、私は「待っててって言ったでしょ! 」と感情のまま娘を怒鳴ってしまいました。娘は大泣きで、息子も泣いていて、私は「やってしまった」と後悔しました……。 娘の寝顔にごめんね…その日の夜、私は寝ている娘を見て「ごめんね……」と謝ることしかできませんでした。娘自身も大きく環境が変わり、戸惑っていたはずなのに。私が「待っててね」と言うと、ひとりで遊んで待っててくれていたのに……。 私は冷静になって娘の言動を振り返ると、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。この日をきっかけに、私の母が家にいるときは、息子を母に預けることに。そして娘との時間をしっかり作って、我慢や寂しい思いをさせないように心がけました。 娘との時間を確保したことで、私自身の気分転換にもなり、子育てに対する気持ちに余裕が生まれました。娘が息子に歌を歌ってあげたり、「コレ〇〇だよ! 」と教えてあげたりする姿を見て、私は娘なりに現状を理解しながら成長しているんだなと感じ、胸が熱くなりました。今回の自分自身の娘に対する言動を反省するばかりです。これからも意識的に娘との時間を確保していこうと思った出来事でした。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日になりますように! 作画/ぐら子著者:松村まや2016年生まれの女の子、2018年生まれの男の子の2児の毋で、職業はフリーライター。夫と子ども2人との4人暮らし。趣味は好きな音楽を聴くことや、休日に家族でおいしいテイクアウトグルメを見つけること。
2023年04月29日