困ったり疲れている人に「ごはん」を届ける「秘密結社」の活躍を漫画にして配信中。 心とお腹が満たされる美味しいごはん…作って食べてみてくださいね! 第56話 大勢でも手軽に食べれる昼ごはんといえば…基本で簡単な作り方☆ショウガとごま油がきいてます。 「野菜をたっぷり味わう!けんちん汁」レシピはこちら>> おしょうゆに甘味と旨味をプラスした「味しょうゆ」が決め手 「焼きおにぎり」レシピはこちら>> 世の中、嬉しいことも寂しいこともあるけど「美味しいごはん」を食べれば元気がちょっと戻ってくる。…そんな想いと共に猫が「美味しいごはん」をお届けします!▶︎猫が困ったり疲れている人に「ごはん」を届けます(ΦωΦ)♡ 「ごはん食べる?」一覧はこちら>> 脚本/イラスト・ akaushi
2022年12月28日寒い季節は、心身がホッと温まるような食べ物が恋しくなりますよね。大根やニンジンといった野菜を油で炒めてから煮込む「けんちん汁」を作って食べるのも良さそうです。そこで今回は、けんちん汁の歴史から基本的な作り方、一緒に食べたいおかずレシピもたっぷりとご紹介します。栄養たっぷりなけんちん汁を家族みんなでぜひ楽しんでくださいね。■「けんちん汁」の歴史と由来けんちん汁の由来は諸説ありますが、中国の精進料理である普茶(ふちゃ)料理のひとつである巻繊(けんちゃん)が日本語になった説、鎌倉の建長寺で作られる「建長汁」がいつしか「けんちん汁」になった説が有名です。けんちん汁の歴史は古く、なんと建長寺では700年以上前から食べられていたそう。建長寺で修行した僧侶が全国に派遣されるとともに、広まっていったとされています。■地域によって具材が異なるけんちん汁の発祥とされる神奈川県のほか、岩手県、大分県、茨城県などでも郷土料理として食べられていますが、具材が異なるのが特徴です。岩手県では肉は入れず、油でよく炒めてそぼろ状にした豆腐を入れたり、気仙地方では、地元でとれた椿油をたっぷり使い、香り高く仕上げたりしています。まずは基本の「けんちん汁」のほか、具がたっぷり入った「みそけんちん汁」の作り方をご紹介!■とっても簡単! 「けんちん汁」の基本の作り方【材料】(4人分)豆腐 1/2丁大根 3cmニンジン 1/4本ゴボウ 1/2~1本ネギ(刻み) 大さじ4ショウガ 1/2片ゴマ油 大さじ1だし汁 800ml<調味料> 酒 大さじ3 みりん 大さじ1 塩 小さじ1 しょうゆ 小さじ2【下準備】・豆腐はサッと水洗いし、手でザックリ割ってザルに上げる。・大根、ニンジンは皮をむき、縦半分または4等分に切り、薄い半月またはイチョウ切りにする。・ゴボウはタワシで水洗いし、ササガキにして水に放ち、ザルに上げて流水で洗う。・ショウガは皮をむき、すりおろす。【作り方】1、鍋にゴマ油を強火で熱し、大根、ニンジン、水気をきったゴボウを炒め合わせる。2、全体に油がまわったら、だし汁を加えて煮立て、火を弱めて10分くらい煮る。具が柔らかくなるまで煮ます。3、<調味料>、豆腐を加え、2~3分位煮て火を止め、最後にすりおろしたショウガを加える。 お椀によそい、刻みネギをのせる。■具だくさんな「みそけんちん汁」の作り方【材料】(4人分)大根 4cm お米のとぎ汁 適量ニンジン 1/4本ゴボウ 1本ネギ 1本シイタケ(生) 3枚板コンニャク(小) 1枚油揚げ 1枚里芋 2~3個木綿豆腐 1丁サラダ油 大さじ1ショウガ汁 1片分だし汁 1000mlみそ 大さじ4~5練り白ゴマ 大さじ1.5ネギ(刻み) 適量【下準備】・大根とニンジンは皮をむき、薄い半月またはイチョウ切りにする。大根はお米のとぎ汁で柔らかくゆでる。・ゴボウは斜め薄切りにして水に放ち、ザルに上げて水気をきる。・ネギは斜め薄切りにし、シイタケは軸を切り落として笠の部分を幅7~8mmに切る。・板コンニャクと油揚げはそれぞれ食べやすい大きさの短冊切りにし、熱湯に通す。・里芋は皮をむき、幅1cmのひと口大に切る。・木綿豆腐は手でひとくち大にちぎり、ザルに上げて水気をきる。【作り方】1、鍋にサラダ油を熱し、大根、ニンジン、ゴボウ、ネギ、板コンニャクを炒め合わせる。だし汁を加え、煮たったら火を弱めてアクを取り、鍋に蓋をして10分煮る。2、里芋、シイタケ、油揚げ、ショウガ汁を加える。里芋に火が通ったら木綿豆腐を加え、みそと練り白ゴマを溶き入れる。器に注ぎ、ネギをのせる。けんちん汁にはどのような副菜や主菜、主食が合うのでしょうか。相性抜群のおかずレシピ【15選】をピックアップしました。■けんちん汁に合う【主菜】レシピ5選・グリルでふっくら! サバの塩焼きシンプルなサバの塩焼きは、けんちん汁の主菜としても最適です。こちらのレシピは、サバに塩を振って置くのがポイント。そうすることで、臭みが消え、ふっくらとした焼き上がりに。お好みで、大根おろし、レモンを添えて召し上がってください。・ブリの照り焼き脂がのったブリの照り焼きも、やさしい味わいのけんちん汁によく合います。両面焼いたブリに、照り焼き味の調味料をからめましょう。付け合わせのネギの甘さもたまりません。ぜひお試しを。・タラの西京焼きしっかり味のタラの西京焼きをけんちん汁の主菜として味わうのもオススメです。焼いたシイタケ、マイタケのほか、ミニトマトを添えると彩り鮮やかに。漬ける時間を省けば、15分で作れるのも助かりますね。・豚バラのショウガ焼きけんちん汁のボリュームでは物足りない場合は、豚バラの生姜焼きを一緒に食べるのも良さそうです。下味をつけてから焼くため、濃厚な味わいを楽しめます。ジューシーで子どもから大人まで大満足できる一品です。・鶏肉の竜田揚げ揚げ物は、けんちん汁と好相性です。鶏もも肉にしっかり下味をつけておけば、あとは焼くだけ! 低温でじっくりと焼き上げるのがコツです。ブロッコリー、プチトマトなどお好みの野菜を盛り合わせていただきましょう。■けんちん汁に合う【副菜】レシピ5選・ヒジキの煮物けんちん汁と合うのは、やはり煮物。シンプルなヒジキの煮物は、多めに作って、お弁当のおかずにしたり、混ぜご飯の具材にすることもできます。大豆をプラスするのもアリでしょう。・豆腐のキノコあんかけ精進料理をとことん堪能したいのなら、こちらのレシピを作るのもいいでしょう。キノコと豆腐を使ったヘルシーなあんかけです。食べ応えもあり、美味しくお腹を満たすことができますよ。・ワカメとカニカマの酢の物さっぱりと味わえる酢の物もけんちん汁と合います。こちらのレシピは、ゆずこしょうが効いているのが特徴です。ミョウガがない場合は、貝割れ菜をトッピングしても◎。5分でパパッと作れて便利です。・根菜の煮物ニンジンやホウレン草を合わせて彩りを良くした根菜の煮物です。具材にだしがしっかりしみ込み、コクがあります。けんちん汁のアクセントになりそうな一品です。鍋いっぱい作って、翌日、お弁当に入れるのもいいでしょう。・だし巻き卵だし巻き卵は、シンプル・イズ・ベスト。こちらのレシピでは、だし巻き卵にすりおろしたカブを添えていただきます。けんちん汁と一緒に味わうと、それぞれの美味しさが際立ち、くせになりそうです。■けんちん汁に合う【主食】レシピ5選・大葉とジャコの佃煮おにぎりけんちん汁とともに味わいたいのが、おにぎり! こちらのレシピでは、大葉とジャコの佃煮を使います。佃煮は冷凍保存ができるので、事前に作っておくことも可能。ぜひ試したいコラボです。・炊き込みごはん和風の味つけの炊き込みごはんとけんちん汁の相性もピカイチ。具材の旨味たっぷりで、豊かな風味を楽しめます。そば米を入れない場合は、米3合、または米2.5合・もち米0.5合などにしてもオッケーです。・とろとろ親子丼卵を2回に分けて加えることで、とろとろの親子丼に。フライパンで一度に2人分の卵とじが作れて、時短にもなります。ボリュームがあり、育ち盛りの子どもも喜びそう。リピートしたくなる美味しさです。・天丼エビにシイタケ、レンコン、大葉を使った天丼です。ボリューム満点で食べ応え十分! お好みで、粉山椒をかけてもいいでしょう。サクサク衣と甘辛のかけつゆが見事にマッチ。後を引く味わいです。・和風ジャガイモカレー残った肉じゃがを使って作れる和風カレーです。意外かもしれませんが、けんちん汁とカレーは相性抜群。一度味わうとハマってしまいますよ。こちらのレシピでは、最後に香菜をのせてますが、省いても問題ありません。肉を使わないのが大きな特徴のけんちん汁は、根菜がいっぱい入っていて意外と食べ応えがあります。塩おにぎりとけんちん汁だけでも立派な一食に。今冬は、おうちでけんちん汁を作って、体の内側からポカポカと温まりたいですね。[参考] 農林水産省
2022年11月28日根菜が丸々として美味しい季節。この季節に作る「けんちん汁」は滋味深い美味しさです。具にきのこ類や豆腐などのヘルシーな食材を合わせやすいことも嬉しいですね。今回ご紹介する「けんちん汁」は具だくさんでみそ味が特徴。コク出しに練り白ゴマを合わせ、体を温めるためにショウガ汁を加えてより健康的な汁ものに仕上げました。具だくさんですが、準備を終えたら後は炒めて煮るだけで出来上がりです。多めに作ると旨味がより増しますし、冷蔵庫で数日日持ちするので、たっぷり作ってもいいですね。■具だくさん!みそけんちん汁調理時間 45分レシピ制作:保田 美幸<材料 4人分>大根 4cm お米のとぎ汁 適量ニンジン 1/4本ゴボウ 1本ネギ 1本シイタケ(生) 3枚板コンニャク(小) 1枚油揚げ 1枚里芋 2~3個木綿豆腐 1丁サラダ油 大さじ1ショウガ汁 1片分だし汁 1000mlみそ 大さじ4~5練り白ゴマ 大さじ1.5ネギ(刻み) 適量(※)だし汁の作り方はこちら↓をご参照ください。 <下準備>・大根とニンジンは皮をむき、薄い半月またはイチョウ切りにする。大根はお米のとぎ汁で柔らかくゆでる。・ゴボウは斜め薄切りにして水に放ち、ザルに上げて水気をきる。・ネギは斜め薄切りにし、シイタケは軸を切り落として笠の部分を幅7~8mmに切る。・板コンニャクと油揚げはそれぞれ食べやすい大きさの短冊切りにし、熱湯に通す。・里芋は皮をむき、幅1cmのひと口大に切る。・木綿豆腐は手でひとくち大にちぎり、ザルに上げて水気をきる。<作り方>1、鍋にサラダ油を熱し、大根、ニンジン、ゴボウ、ネギ、板コンニャクを炒め合わせる。だし汁を加え、煮たったら火を弱めてアクを取り、鍋に蓋をして10分煮る。2、里芋、シイタケ、油揚げ、ショウガ汁を加える。里芋に火が通ったら木綿豆腐を加え、みそと練り白ゴマを溶き入れる。器に注ぎ、ネギをのせる。12月は繁忙期や外食の機会が増えるなどの理由で自炊の機会が減りがちなので、野菜不足解消のお役に立てましたら幸いです。
2021年12月05日「田舎に帰ったらお袋にしわしわの手でお金を渡されて、もう帰ってくるなって……」1杯のけんちん汁をすすりながら、涙をこぼす客。うなずき、話を聞くけんちん汁店「大倉屋」の店主・石橋新平さん(84)・ヒロ子さん(83)は、変わりゆく山谷の町を見続け、労働者たちの切ない身の上に耳を傾けてきた。大倉屋のけんちん汁は、もとはヒロ子さんの故郷の味。栄養たっぷりの優しい味だ。帰れないふるさとを思いながら味わう野菜の甘味は、今も、寂しい心を温め続けていた――。「取材?ダメダメ!」大倉屋を取材中、少なくない数の客から、記者は取材を拒否された。なかには、取材協力の依頼を一切無視する人や、一瞥もくれずたった一言、強い調子で「いやだ!」と返す人も。新平さんからも、こんなふうに注意を促された。「この町の人はね、いろいろとワケありだったり、難しい人も多いからね。声かけるのも、写真撮るのも気をつけてやってよね」ヒロ子さんも次のように常連客たちを慮った。「人生のね、裏街道を歩いてきちゃったような、そんな行き場のない人も多い町だからね……」テイクアウト専門とはいえ、店先で立ったまま、あるいは店前の路上にしゃがみ込んで、そのままけんちん汁を食べる者もいる。疲れた表情を浮かべた彼らの顔には、いちように「話を聞いてもらいたいと、書いてあるようなんだ」と、ヒロ子さん。新平さんやヒロ子さんは時間の許す限り、彼らがとつとつと語る身の上話にも付き合う。少し前のこと。しばらく顔を見せなかった常連客が来店した。「どっか行ってたの?」ヒロ子さんが声をかけると、男性は「田舎にね……」と呻くように一言告げると、人目もはばからずに大粒の涙をこぼしたという。「聞けばね、その人は若いころ、うんとおばあちゃんにかわいがってもらったんだって。それで、おばあちゃんに会いたくて田舎に、宮城って言ってたかな、久しぶりに帰ったんだって。本当はいっぱい迷惑かけたから実家には帰れないと思ってたけど、どうしてもおばあちゃんの顔が見たくてって。だけど……」かつて、祖母が暮らしていた家はもう跡形もなく、二度と敷居を跨げないはずの実家に思い切って立ち寄り祖母の近況を尋ねると、もう何年も前に他界したと知らされたという。ヒロ子さんはしみじみと続けた。「その人、涙こぼしながら言ってましたね。仏壇のおばあちゃんに線香あげたけど、火がつけられないぐらい泣けたって。それで『山谷に来て、この町にどっぷりつかってしまうと、年月を忘れてしまう、何が何だかわからなくなっちまう』って」信頼を寄せていた人から、退路を断たれてしまった者もいた。「これは数年前だけどね、その人もやっぱりしばらくぶりに実家に帰ったんだね。田舎、どこだか聞かなかったけど、言葉の感じだとやっぱり東北かな」その常連客がヒロ子さんに語ったのは次のような物語だった。男性が久方ぶりに実家に帰省すると、家を継いでいた兄は早世していた。家に残されたのは年老いた母と、兄嫁。兄嫁は何年も会うことのなかった義弟を、歓待してくれたという。「酒に魚でもてなしてくれたそうですよ。それで気分もよくなったんだろうね、家業に男手も要るだろうと、その人は実家に残ることを真剣に考えたって。ところが、何日かたった朝ね、お母さんが彼を呼んで言ったんだって。『みんな、おめえが急に帰ってきて困惑してる。嫁さんだって本当のところ迷惑してんだ。家のことは心配ねえ。だから、黙ってこのまま帰ってくれ』って」男性は目を泣きはらしながら、ヒロ子さんにこうこぼしたという。「そんでさ、お袋、しわしわの手で俺に金、握らせながら繰り返すんだ。『ここはおめえのいる場所じゃねえ、だから帰れ』って」客との思い出を語るヒロ子さん。その話を黙って聞いていた新平さんがつぶやく。「それでみな、仕方なしに思うんだって。『もう、ヤマに帰ろう』って。ヤマってのは、山谷のことね。そうやってみな、ヤマに、この町にまた戻ってくるんだよ」ヒロ子さんがもう一度、しみじみと言った。「帰る場所がない人たちは、ここをふるさとにしてるのね。それで、こういう食べ物は昔、私はもちろんだけど、私たちの世代はみな、ふるさとで食べたの。だから、けんちん食べるとね、お客さんたちも懐かしく思い出すんじゃないかな、自分のふるさとのこと……」「女性自身」2020年11月24日号 掲載
2020年11月16日プロの料理レシピサイト「E・レシピ」がご紹介する『今日の献立』は、旬の食材を使ったバランスのよい献立メニュー。今夜の夕食にオススメの献立を毎日ご紹介!今日の献立は「豚肉のエノキチーズ巻き」を含めた全4品。メインは豚肉のチーズ焼き! カボチャやサラダ、けんちん汁……野菜をたっぷり使った献立です! 豚肉のエノキチーズ巻き 豚肉でエノキとチーズを巻いてボリュームUP! 照り焼き味がおいしい! カボチャのカレーそぼろ煮 ほっくりカボチャをカレー風味のそぼろ煮に! ブロッコリーのレンジサラダ レンジを使って簡単に! 緑と赤がキレイなサラダです! たっぷりけんちん汁 ショウガ入りのけんちん汁! 身体の中からぽかぽかに! ⇒今日の献立一覧はこちら
2014年12月03日