3月31日(木)に開催される「渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONICSOUL”」。さだまさしや平原綾香、映画『平成モスラシリーズ』『宇宙兄弟』、ドラマ『大地の子』など、誰しも一度は聞いたことのある曲を作ってきた作曲・編曲家の渡辺俊幸が全面プロデュースする本公演。オーケストラに「ディズニー・オン・クラシック」などで知られる“オーケストラ・ジャパン”、そしてスペシャルゲストにゴスペラーズとGILLEを迎える。渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONICSOUL” チケット情報本公演は、渡辺の“クラシックに興味のない方にもオーケストラサウンドの魅力を知ってもらいたい”というテーマから生まれたもの。オーケストラの演奏とゴスペラーズやGILLEという組み合わせは意外だが、「ゴスペラーズはオーケストラが必要ないところで勝負していくアーティストだけれども、例えば海外ではそれがゴージャスな形でアレンジされるようなケースもあって。そういう海外の本格的なアーティストのレベルを日本で実現するにはうってつけのアーティスト」と語る。GILLEが挑戦する『夢やぶれて』(『レ・ミゼラブル』より)は、「楽曲はすべて今回のために僕がアレンジしています。自分で言うのもなんですが『夢やぶれて』のいろんなオーケストラのアレンジも聞きましたが、どれよりもいい(笑)。大げさじゃなく、最高峰のものがきたという楽しみを持ちながら聴きに来てほしいなと思います」と太鼓判を押す。渡辺が本公演で体験してほしいこと、それは「オーケストラの演奏を“生で”聴く」ということだ。「40年ほど前にボストンで生まれて初めて生でフルオーケストラの演奏を聴いたんです。それでものすごく感動したんですね。こんな素晴らしいものをなんで今まで聴いていなかったのか、と。レコードでは聞いていたけど、生で聴くのは格別で。でもクラシックは敷居が高いので、なかなかチャンスがない。そのチャンスを作ることは自分の役目なんじゃないかって思ったんですよ。そうすることで自分と同じ体験をする人が増えるのではないかと。だから、(本公演は)ラスベガスのショーを観に来るような気持ちで来てもらいたいんです」楽曲も聴きやすいものを用意している。「映画『平成モスラ』から組曲『平成モスラ』という楽曲も今回まとめあげました。当時、映画のために書いた楽曲をオーケストラでよりゴージャスに」クラシックの殿堂・サントリーホールという場所にもこだわった。「歌とピアノにはPAを通しますが、あとはスピーカーを通してないオーケストラの音が聞こえてきます。こんなにきれいな音なんだねって意識してもらうとうれしいです」「渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONICSOUL”」は3月31日(木)、東京・サントリーホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月04日3月31日(木)に開催される「渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONICSOUL”」。さだまさしや平原綾香、映画『平成モスラシリーズ』『宇宙兄弟』、ドラマ『大地の子』など、誰しも一度は聞いたことのある曲を作ってきた作曲・編曲家の渡辺俊幸が全面プロデュースする本公演。オーケストラに「ディズニー・オン・クラシック」などで知られる“オーケストラ・ジャパン”、そしてスペシャルゲストにゴスペラーズとGILLEを迎える。渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONICSOUL” チケット情報本公演は、渡辺の“クラシックに興味のない方にもオーケストラサウンドの魅力を知ってもらいたい”というテーマから生まれたもの。オーケストラの演奏とゴスペラーズやGILLEという組み合わせは意外だが、「ゴスペラーズはオーケストラが必要ないところで勝負していくアーティストだけれども、例えば海外ではそれがゴージャスな形でアレンジされるようなケースもあって。そういう海外の本格的なアーティストのレベルを日本で実現するにはうってつけのアーティスト」と語る。GILLEが挑戦する『夢やぶれて』(『レ・ミゼラブル』より)は、「楽曲はすべて今回のために僕がアレンジしています。自分で言うのもなんですが『夢やぶれて』のいろんなオーケストラのアレンジも聞きましたが、どれよりもいい(笑)。大げさじゃなく、最高峰のものがきたという楽しみを持ちながら聴きに来てほしいなと思います」と太鼓判を押す。渡辺が本公演で体験してほしいこと、それは「オーケストラの演奏を“生で”聴く」ということだ。「40年ほど前にボストンで生まれて初めて生でフルオーケストラの演奏を聴いたんです。それでものすごく感動したんですね。こんな素晴らしいものをなんで今まで聴いていなかったのか、と。レコードでは聞いていたけど、生で聴くのは格別で。でもクラシックは敷居が高いので、なかなかチャンスがない。そのチャンスを作ることは自分の役目なんじゃないかって思ったんですよ。そうすることで自分と同じ体験をする人が増えるのではないかと。だから、(本公演は)ラスベガスのショーを観に来るような気持ちで来てもらいたいんです」楽曲も聴きやすいものを用意している。「映画『平成モスラ』から組曲『平成モスラ』という楽曲も今回まとめあげました。当時、映画のために書いた楽曲をオーケストラでよりゴージャスに」クラシックの殿堂・サントリーホールという場所にもこだわった。「歌とピアノにはPAを通しますが、あとはスピーカーを通してないオーケストラの音が聞こえてきます。こんなにきれいな音なんだねって意識してもらうとうれしいです」「渡辺俊幸PRESENTS“THE SYMPHONICSOUL”」は3月31日(木)、東京・サントリーホールにて。取材・文:中川實穗
2016年03月04日4月7日(木)・8日(金)に東京・東京国際フォーラム ホールAで行われる音楽フェスティバル「加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”」。同フェスの初日、4月7日(木)にケツメイシの出演が決定した。【チケット情報はこちら】同フェスへのケツメイシ出演は、以前加山が彼らの音楽を耳にし、感銘を受けたことがきっかけ。自身の節目となる同フェスに出演を依頼するにあたって、加山は自らケツメイシに宛てた手紙を送り、それを読んだ彼らはオファーを快諾し、出演が決まった。同フェスは加山雄三の芸能活動55周年を記念して行われる。出演者は初日の4月7日(木)に加山がキヨサク(MONGOL800)、佐藤タイジ(シアターブルック)、スチャダラパーらと結成したバンド、THE King ALL STARS、斉藤和義、ももいろクローバーZ。2日目の8日(金)に加山雄三、さだまさし、鈴木雅之、ひめ風(南こうせつ・伊勢正三)、水谷豊が出演する。また、2日間の司会進行はスチャダラパーのBoseとのコンビで加山が務める。チケットの一般発売は3月5日(土)午前10時より。なお、チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行を実施中。受付は2月25日(木)午後6時まで。■加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”日時: 4月7日(木)・8日(金)開場17:30開演18:00会場: 東京国際フォーラム ホールA(東京都)出演:【4月7日(木)】THE King ALL STARS<加山雄三 / キヨサク(MONGOL800) / 佐藤タイジ(シアターブルック) / 名越由貴夫 / 古市コータロー / ウエノコウジ(the HIATUS) / 武藤昭平(勝手にしやがれ) / タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS) / 高野勲 / 山本健太 / スチャダラパー>ケツメイシ / 斉藤和義 / ももいろクローバーZ【4月8日(金)】加山雄三 / さだまさし / 鈴木雅之 / ひめ風(南こうせつ・伊勢正三) / 水谷豊【両日司会】加山雄三 / Bose(スチャダラパー)
2016年02月22日2003年、杉並区立和田中学校の校長に、都内における義務教育初の民間校長が就任して話題になったことがあります。『藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方』(藤原和博著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)の著者が、まさにその人。リクルート社フェローを経て、2008年の任期満了まで勤め上げた実績をお持ちで、現在は教育改革実践家として多方面で活躍中。本書ではそのような実績に基づき、「21世紀の働き方」を提案しているのです。きょうはそのなかから、「LECTURE 3-2初対面の15秒で相手を“つかむ”には」を取り上げてみたいと思います。■1:つかみを取るここ8年ほどで約1,000回の講演を行ない、20万人を動員しているという著者には、ビジネス系の講演会で必ず実施している例題があるそうです。【例題1.】初対面の人と名刺交換をする瞬間、自分のキャッチフレーズをいうとしたら?15秒で答えてください。【答え】初対面ではいきなり名刺を渡すのではなく、キャッチフレーズなどを効果的に使用することによって、自分のキャラクターを相手と共有することが効果的。それは相手との心の距離をすっと縮め、接点をつくる技術で、「つかみを取る」ともいわれるもの。■2:自分プレゼンたとえば著者の場合は、顔を利用したキャッチフレーズとして「こんにちは、教育界のさだまさしです」というのだとか(筆者注:たしかに著者は、歌手のさだまさしさんに似ています)。こういうと大概の方が笑ってくれるそうですが、つまり「さだまさし」という著名人のおかげで、相手の脳と自分の脳が瞬時につながるということ。そのため、すぐに仕事の話に入りやすくなるというわけです。これが、「自分プレゼン」。なお自分プレゼンとは、相手の頭のなかに“像”を結ぶことなので、キャッチフレーズを使用する場合は、その言葉から連想される“像”を相手と共有していることが前提となるそうです。■3:さらにストーリーを加えるなお、より汎用性があるのは、名前にストーリーを加えること。たとえば「◯◯県△△市に多い名前です」「種子島に鉄砲を持ち込んだ最初のひとりになにか縁があったらしい」など、自分で物語を演出してみるのです。ただし報道機関ではないのですから、さほど史実に正確でなかったとしても問題なし。ちなみに平凡な名前でも、ストーリーは用意できるもの。たとえば、ある官庁に「喜平」という名前の偉い方がいるそうなのですが、その人が名刺を差し出すと、相手が萎縮してしまってコミュニケーションがうまくとれないことがあるというのです。そこで彼は、こんなストーリーを用意しているのだとか。「喜平という名前は時代劇なんかによく出てくるんですけどね。見ていると、だいたい最初に出て、橋のたもとあたりでお侍さんに着られる村人の役なんですよ(笑)」「お堅くて偉い人」と「斬られ役の名もなき村人」とのギャップが印象的で、自然に映像が浮かんできて、おもしろい「つかみ」になるということ。その後に仕事の話をはじめると、すでに脳と脳がつながってコミュニケーションレベルが上がっているからこそ、話がうまくいくわけです。では、次の例題を見てみましょう。■4:イマジネーションを駆使し、工夫する【例題2.】初対面の人と名刺交換をする瞬間、自分の名前にストーリーを添えるとしたら?15秒で答えてください。【答え】ポイントは、イマジネーションを駆使し、工夫してみること。なお、この「15秒」が、初対面のときには決定的に重要なのだと著者は主張しています。なぜなら、人間には動物的な感覚が根強く残っているものだから。つまり誰しも、初対面の相手が的なのか味方なのかを、最初の15秒程度で見分けているということ。とはいえ、私たちは服を着て、人間的な社会性も身につけているもの。「どう判断したか」は、口にも顔にも出さないわけです。たとえば「あっ、つまらなそうな人。もう二度と会わないな」と判断しているのに、何十分もうなずきながら話を聴き続ける人もいるでしょう。だとすれば、そんなことにならないようにすべき。そのために肝心なのが、最初の15秒だということです。この15秒で、相手と自分の脳をつなげておくわけです。*タイトルからもわかるように、講義形式になっていることも本書の特徴。つまり気負う必要なく、自然にスラスラと読んでしまえるのです。時間をかけずに要点をつかむことができるので、「将来の働き方」が気になっている方には格好の一冊だといえます。(文/書評家・印南敦史)【参考】※藤原和博(2015)『藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方』ディスカヴァー・トゥエンティワン
2016年02月20日ド派手な衣装に身を包んだ小林幸子さんが、4年ぶりに『NHK紅白歌合戦』に復活する。昨年、そのニュースが流れて歓喜の声をあげたのは、お茶の間からネット住民まで、幅広い人たちだった。実は彼女、紅白での出で立ちから、ネット界で“ラスボス”という呼び名で愛されるようになり、2013年には自ら歌う動画をニコニコ動画に投稿。さらにはコミケに現れてCDを手売りするなど、オタク界に降臨。久しぶりの出場となる紅白で披露した曲は、ネット上でカリスマ的人気を誇るボーカロイドのオリジナル曲『千本桜』だった。――大晦日に紅白で歌う小林さんの姿を見て、“これでやっと年が越せる”という気持ちになりました。オファーが来たときの心境は、いかがでしたか?小林:キタ――――(゜∀゜)――――!!ですね、ネットの言葉だと(笑)。「やっと、さっちゃんが見られる」と言ってくださる人が多かったですし、公私ともに私の兄貴分であるさだまさしさんに伝えると「やっちゃいなー!」って(笑)。実際、放映中のツイッターでの反応件数は、私に対するものがいちばん多かったそうで、国民のみなさんが、私に興味を持ってくれていることが、素直に嬉しかったですね。――衣装や、ニコ生風の演出はもちろんですが、ボーカロイド曲という選曲に驚きました。小林:ボーカロイドというのは、簡単に言うと作り手が自分で作ったメロディと歌詞をソフトに入力して、機械に歌わせるというものなんですね。だから、突然、音階が4~5オクターブ飛んでも平気だし、120小節、息継ぎなしで歌うこともできる。私たち歌手からすると、本当にとんでもないですよ。でもね、プロの歌い手として歌えないのが悔しくて、なんとかできないかと挑戦したくなるの。歌いこなすポイントは、日本語の置き方にあるんです。たとえば、“さようなら”という歌詞があるとして、機械は“サヨーナラー”と平坦に息継ぎなく歌う。でも私は人間だから、“さよう…なら…”と、“う”と“な”の間で間をとって音を置くことで、ブレスする時間を見つけるわけです。そうやって、機械からの挑戦状を勝手に受けて、闘うのが面白いんですよ。――これまでに歌ってきた楽曲とは全く違うものに挑戦することに、抵抗はなかったですか?小林:自分の歌ったものを聴いてみて、ダメだと思えば辞めればいいだけですから。私ね、新しいことを始めることも、辞めることも、恥ずかしくないの。どちらの垣根もピョンと飛び越えちゃうんですよ。ある人に教えてもらった“思い込みを捨て、思いつきを拾う”という言葉が好きで。変な思い込みがあると、“自分は何歳で、こういう大学を出て、だからこういうことをするのは恥ずかしい!”というような、プライドをはき違える可能性がある。するとね、新しいものが何も入ってこなくなってしまうんですね。だから、自分の思い込みは、どんどんはがしてフラットにならないと。もちろん、ネットに足を踏み入れていると“ババァ”とか書かれることだってありますよ。でもね、そういうときは“いやいや、君だっていつかはジジィになるんだから。何言ってるの”とスルー。そうしていろいろと挑戦していくうちに、誰かが面白がって、新しいお仕事が生まれますから。――とはいえ、新しいことなら何でも挑戦する、というわけではないですよね?小林:もちろんです。私はまず“面白ければオッケー”というスタンスです、基本的には。たとえばニコ生もそうで、私は全く知らなかったんですけど、仕事を持ってきたマネージャーに「それって面白いの?」と聞いて、「面白いです」と言われたから「じゃあ、やるわ」って。私が出ているゲームを最初に見たときも、目からはビーム、口からは音符爆弾が出ていて笑っちゃった。人を傷つけるわけではないので、面白ければいいんですよ。でもね、もちろん俯瞰の視点は忘れません。周りの人が面白がっているのを見て、“面白がっているな。じゃあ、今の小林幸子はどうする?乗っかったほうが面白いか。よし、やろう”って決めるんです。自分勝手になることも、何でもやることも違いますから。でもね、さすがにプロレスの話がきたときは驚きましたよ。だって、私が知ってるプロレスラーって力道山くらいだもん(笑)。――面白ければいいというスタンスにたどり着いたのはなぜですか。小林:私は新潟にある小さな商店街の精肉店の娘で。コロッケとかお惣菜を売っている母が、いつも「おまけしておきます」と言うんですね。すると、お客さんのほとんどは主婦の方だから、ものすごく喜ぶの。そんな“オマケ精神”を持つ母の背中を見ていたからかもしれないですね。だから、歌を歌うことに加えて、何か喜んでもらうことをしたいという気持ちがあるんでしょう。紅白の衣装もそうだし、飼っているネコにウケることを考えるのもそう。お笑いの人たちのそれとは少し違うけれど、ウケるかどうか、ということが何よりも大事なんですよ。◇こばやし・さちこ1953年12月5日生まれ、新潟県出身。1964年に『ウソツキ鴎』でデビューし、“美空ひばりの再来”と話題に。1979年に『おもいで酒』が大ヒットし紅白歌合戦に初出場。以来、33回連続で出場し、歌唱力と衣装で国民の注目を集める。趣味はスキューバダイビング。◇昨年の大晦日、ついに小林幸子さんが『NHK紅白歌合戦』に帰ってきた!最近ではネット住民や若者からの支持を得るなど新たなファンを獲得中。進化の秘密に迫ります。◇紅白で歌った『千本桜』が収録されている、一昨年にコミケで限定販売されて即完売したアルバム『さちさちにしてあげる♪』に問い合わせが殺到し、現在、全国で一般発売中。また、演歌歌謡界としては初となる、ボーカロイドの声を担当したソフトウェア「VOCALOID4 Library Sachiko」(ヤマハ)が登場し話題に。現在、全国ツアーを実施中。※『anan』2016年2月10日号より。写真・内田紘倫インタビュー、文・重信 綾
2016年02月04日民放音楽番組の中で最も歴史のある「MUSIC FAIR」が放送2,600回を記念して行うコンサートの、第2弾アーティストが発表。「ゴスペラーズ」、AI、泰基博と、同番組の記念コンサート出演は初めてとなる「三代目J Soul Brothers」「E-girls」 が参加し、人気と実力を兼ね備えた顔ぶれが実現することになった。「MUSIC FAIR」は、国内はもとより世界各国から一流ミュージシャンが出演し、最新ヒットのみならず、世代を超えたアーティストの共演や海外のアーティストとの豪華コラボレーションなど、一貫したハイクオリティの番組づくりでいまなお多くの視聴者に親しまれている音楽番組。1964年に放送を開始し、ウィークリーの番組としては日本最長寿、音楽番組の中でも最も長い歴史を持ち、今年、放送2,600回を迎えることから開催されるのが今回の記念コンサートだ。第2弾出演アーティストとして明らかになったのは、「ゴスペラーズ」(村上てつや・黒沢薫・酒井雄二・安岡優の4名)、AI、泰基博、「三代目J Soul Brothers」、「E-girls」。すでに第1弾として発表されている、森山良子、谷村新司、さだまさし、徳永英明、「ゆず」、JUJU、水樹奈々などともに、ほかでは見ることができないコラボレーション曲や名曲の数々を披露する予定。まさに夢のステージが実現しそうなコンサート。なお、追加出演者の発表は今後も予定されており、観覧募集もスタートしている。「MUSIC FAIR」2,600回記念コンサートは2月19日(金)18時30分より東京国際フォーラムにて開催。その模様は3月5日(土)、12日(土)、19日(土)、26日(土)18時よりフジテレビ系列にて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2016年01月23日4月7日(木)・8日(金)に東京・東京国際フォーラム ホールAで音楽フェスティバル「加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”」の開催が決定した。同フェスは加山雄三の芸能活動55周年を記念して行われる。出演者は初日の4月7日(木)に加山がキヨサク(MONGOL800)、佐藤タイジ(シアターブルック)、スチャダラパーらと結成したバンド、THE King ALL STARS、斉藤和義、ももいろクローバーZ。2日目の8日(金)に加山雄三、さだまさし、鈴木雅之、ひめ風(南こうせつ・伊勢正三)、水谷豊が出演する。また、2日間の司会進行はスチャダラパーのBoseとのコンビで加山が務める。チケットの一般発売は3月5日(土)午前10時より。なお、チケットの一般発売に先駆けて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施中。受付は1月25日(月)午前11時まで。■加山雄三 55周年記念 “ゴー!ゴー!若大将FESTIVAL”日時: 4月7日(木)・8日(金)開場17:30開演18:00会場: 東京国際フォーラム ホールA(東京都)出演:【4月7日(木)】THE King ALL STARS<加山雄三 / キヨサク(MONGOL800) / 佐藤タイジ(シアターブルック) / 名越由貴夫 / 古市コータロー / ウエノコウジ(the HIATUS) / 武藤昭平(勝手にしやがれ) / タブゾンビ(SOIL & "PIMP" SESSIONS) / 高野勲 / 山本健太 / スチャダラパー>斉藤和義 / ももいろクローバーZ【4月8日(金)】加山雄三 / さだまさし / 鈴木雅之 / ひめ風(南こうせつ・伊勢正三) / 水谷豊【両日司会】加山雄三 / Bose(スチャダラパー)
2016年01月18日フジテレビの長寿音楽番組「MUSIC FAIR」放送2,600回を記念したコンサートの開催が決定。第一弾出演アーティストが解禁となった。東京オリンピックが開催された1964年8月31日にフジテレビにて放送を開始し、音楽番組の中で一番長い歴史を持ち、ウィークリーの番組としては日本で最長寿である本番組。国内はもとより世界各国から一流ミュージシャンが出演し、この番組でしか実現出来ない世代を超えた共演や、海外のアーティストとのコラボレーションなどが披露され、流行にとらわれずに歌の素晴らしさを前面に押し出すという一貫した番組作りで、いまもなお多くの視聴者に親しまれている。このほど開催が決定した本番組の2,600回放送記念コンサートでは、番組にゆかりのある豪華アーティストたちが集結。第一弾として発表された出演陣には、番組最多の138回出演となる森山良子や谷村新司、さだまさしといったベテラン勢から、徳永英明、ゆず、JUJU、水樹奈々など、日本の音楽シーンを彩る豪華な顔ぶれが揃っている。また、当日の司会は番組放送時と同じく鈴木杏樹、恵俊彰が担当。コンサートの模様は、3月5日(土)から4週にわたり放送される予定となっている。観覧募集もスタートしており、今後の出演アーティスト発表でますます注目を集めそうだ。「MUSIC FAIR」2,600回記念コンサートは、2月19日(金)18時30分より東京国際フォーラムにて開催。(text:cinemacafe.net)
2016年01月09日立川談春の原作を映像化し、「嵐」の二宮和也とビートたけしが初共演することで注目を集める「赤めだか」。このたび、主人公・立川談春を演じる二宮さんと、立川談春本人が立川談志師匠の命日を翌日に控える11月20日(金)午前、談志師匠が眠る都内のお寺を訪問。ドラマの撮影終了報告を兼ねて献花を行ったことが明らかとなった。チケットの入手が最も困難と言われる落語家、立川談春。少年時代のある日、立川談志の落語を見たことをきっかけに落語家になることを決意。17歳という若さの談春が、「天才」「風雲児」と言われた故・立川談志のもとに弟子入りし、弟子仲間たちと苦楽を共にしながら成長していく様子と、誰よりも落語を愛し、落語に挑み続けた男・談志の破天荒な生き様を“弟子目線”から描く。談春役の二宮さん、不世出の天才・立川談志役にビートたけし、立川談春の弟弟子にあたる立川志らくに濱田岳、兄弟子・立川関西役に宮川大輔、立川談かん役に柄本時生、立川ダンボール役に新井浩文、立川談々役に北村有起哉などが決定している本作。さらに番組のナビゲーターを笑福亭鶴瓶、物語のナレーションを薬師丸ひろ子が務めることでも話題を呼んでいる。このたび談春さん本人と共に立川談志師匠が眠るお寺を訪れた二宮さんは、「本来は撮影に入る前に談志師匠にご挨拶に来たかったのですが、来ることが出来なかったのでそのお詫びと、無事撮影も終われたのでどこかで見て欲しいとお願いしました」と語り、談春さんは「(談志師匠が)ドラマを見ている姿が浮かびました。家族がドラマを見ている後ろで、『おもしろくねえなッ』とか言いながら、『これ談春?談春か?へぇ~』なんて言いつつも、きっと喜んでくれていると思います」と師匠を偲んだ。また同時に、立川志の輔役の香川照之、林修一役のリリー・フランキーほか、スペシャルゲストを含むオールキャストも発表に!すし屋の大将にさだまさし、魚問屋の店主には柳家喬太郎、さらには春風亭昇太、春風亭小朝、中村勘九郎、三遊亭円楽が本人役で登場することが決定。そして魚河岸の女将を坂井真紀、談春の両親を寺島進と岸本加世子が演じる。この“豪華すぎる”キャスト陣で、立川談志の生き様を中心にどのようなドラマを描き出すのか期待したい。<以下、コメント>■二宮和也談春さんは実際目の前にいらっしゃる方で、これからまだ歴史を作っていく方なので、実際演じるのは難しかったです。後でご本人に見られちゃいますし(笑)。本当にまだ世の中が分っていない、尖がっていた頃の少年時代から演じさせていただきました。今の談春さんはとても謙虚な方ですが、川の石が丸くなっていくように、ドラマに描かれているような時代を過ごして来たから…という部分を見ていただきたいと思います。本当にスゴイ人たちが1シーンでも1カットでも、「出番の長さじゃないよ」という心意気でたくさん集まってくださり、皆でワイワイ言いながら作り上げた作品なので、その辺りも楽しんでいただければと思います。■立川談春撮影ではニ宮さんの落語が素晴らしくてビックリしました。歌って踊れて、話の間(ま)も分かる人ですが、正直、落語は出来ないと思っていたんです。ところが一度もレクチャーしていないのにちゃんと出来ていた。これはプロの落語家がみたらすぐその凄さがわかると思います。ドラマでは自分の師匠を自分で決められる、ちょっと珍しい世界を生業として歩んだ落語家と、「落語家になりたい」という、若者ならではの情熱をぶつけられた大人たちがどうやってそれに立ち向かうか?という部分が見事に描かれていると思います。決して甘酸っぱい思い出ではないですが、是非ご覧になって下さい。スペシャルドラマ「赤めだか」は12月28日(月)TBSにて放送。(text:cinemacafe.net)
2015年11月21日沢尻エリカをはじめ夏木マリ、木村佳乃、ともさかりえ、倉科カナら豪華女優陣の共演で話題を呼んだ人気ドラマ「ファーストクラス」2ndシーズンにデザイナー助手役でレギュラー出演するなど、ドラマや舞台で活躍する注目の若手女優・那海が、世界一有名な忍者ゲーム「天誅」シリーズの舞台化で、俳優・森渉とともにW主演を務めることがわかった。那海さんは本作が初主演舞台となる。東忍の頭領となって少しの時を過ごした力丸と、東忍の女忍者・彩女。始末屋・凛、過去を背負う・龍丸、そして舞台オリジナルキャラクターらの人生が交差する中、菊姫が行方知れずとなり、床に伏した松乃信が治める郷田家が窮地にたたされ国が揺らぐ。暗躍する謎の忍集団。その目的とは!?忍者それぞれの人間模様が交差する――!日本発、世界でもミリオンヒットを記録した世界一有名な忍者ゲーム「天誅」シリーズのその後の世界を舞台に、完全オリジナルストーリーを展開し注目を集めた舞台版「天誅」。主要キャラクター力丸と彩女を軸に、日本の戦国時代をイメージした架空の国や大名、城、隠密集団が登場する一大戦国スペクタクルエンターテイメントとして2014年に初演され、好評のうちに幕を下ろした。そして、圧倒的な再演希望の声を受け、この度、新たなキャスト陣を迎え2015年版として再演することが決定した。今作でW主演を務めるのは、フジテレビ系ドラマ「天誅」「ファーストクラス」や、入江甚儀・主演作『キカイダー REBOOT』、さだまさしの短編傑作『サクラサク』など話題映画に出演する若手女優の那海さん。今年は沢田研二主演の音楽劇「お嬢さんお手上げだ」にてヒロインを務め上げ、その演技力と高い歌唱力で着実にキャリアを積んでいるネクストブレイク世代だ。そしてもうひとりの主演を、2014年版舞台「天誅」でも主演を務めた森さんが続投する。「山田太郎ものがたり」や「有閑倶楽部」など多数ドラマに出演し、舞台でも数々の作品で活躍した経歴を持つ。また最近では声優・金田朋子との結婚を発表し、夫婦そろって度々バラエティ番組に登場し、お茶の間の注目を集めている。また、本作の音楽を「天誅」シリーズ全てを作曲し、その世界観を印象づけた朝倉紀行が担当。そこに、最新の映像技術と、戦国忍者活劇アクションが大胆にコラボレーションし、音楽×映像×アクションを駆使した新感覚エンターテインメント・アクションライブが誕生する。「舞台版天誅 2015」は10月21日(水)から25日(日)まで、六行会ホールにて上演。(text:cinemacafe.net)
2015年10月16日ピクシブは、漫画家・植田まさしの国民的サラリーマン漫画「かりあげクン35周年記念原画展」を開催する。会期は10月22日~11月3日 12:00~19:00(水曜定休)。会場は東京都・中野のギャラリーpixiv Zingaro(中野ブロードウェイ2F)。入場無料。同展は、漫画家・植田まさしの代表作である国民的サラリーマン漫画「かりあげクン」の連載35周年を記念して開催される原画展。超ロングセラーとなっている同4コマ漫画の貴重な初期の原稿から最新のものまで、時代と共に進化し続けるお気楽サラリーマン・かりあげクンが勢揃いするという。また、会場ではコミックスや会場限定商品などの販売が予定されている。なお、「かりあげクン」は1980年に「漫画アクション」で連載がスタートして以来、35年間も愛され続ける、植田まさしによる4コマ漫画。いたずら好きの"万年ヒラ社員"サラリーマン「かりあげクン」が、その時代の流行や社会情勢を巧みに取り入れながら読者の笑いを誘い、日常のストレスを吹き飛ばしてくれる。1980年代末にはフジテレビ系列でテレビアニメ化されたほか、2009年に連載1500回を迎えた。現在は「月刊まんがタウン」と「週刊大衆」にて連載中。単行本は最新56巻まで発売されている。
2015年09月18日アイドルグループ「KinKi Kids」の堂本光一と堂本剛が、総合テレビにて8月4日(火)19時30分から放送される、広島・長崎・東京の3か所から生中継で行う音楽番組「いのちのうた」の総合司会を務めることが分かった。「いのちのうた」は、戦後70年の節目を迎えるにあたり「平和について考えるきっかけを届けること」をコンセプトに制作される音楽番組。被爆から70年を経た「広島」をキーステーションに「長崎」「東京」の3か所を生中継で結び、日本にとどまらず、世界中の人々に「広島と長崎で70年前に起きた事実」を伝え、エンターテインメントの力でより多くの人に、特に若い世代に「平和」について問いかける。今回、その若い世代を中心に根強い人気を誇り、なおかつアジアを中心に世界中に多くのファンを持つということで「KinKi Kids」の起用が実現。テレビや映画、舞台と幅広く活躍しながら、音楽制作者としての活動やミュージシャンとしての実績も秀逸な2人だからこそ、戦争を知らない若い世代にも番組のコンセプトを深く伝えることが期待され、総合司会以外にもミュージシャンとして同番組に出演することが決定している。広島の会場に登場するのは、「KinKi Kids」のほかに二階堂和美、「モーニング娘。’15」。長崎にはさだまさしが登場。そして東京の会場には大原櫻子、秦基博、槇原敬之ほか豪華なアーティスト陣が出演予定。さらなる追加アーティスト情報などの続報を待ちたい。「いのちのうた」は総合テレビ(全国放送)にて8月4日(火)19時30分~20時43分まで放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年07月23日「SMAP」の中居正広とTBSアナウンサー・安住伸一郎が司会を務める「音楽の日」が6月27日(土)に放送される。この度、第3弾出場者が明らかになった。「音楽・歌の力を結集して、日本中に元気を届けよう!」をコンセプトに、毎年夏TBSにて放送される「音楽の日」。5回目となる今年はTBS60周年を記念して、過去の音楽番組から貴重な映像も公開される。これまで、aiko、「いきものがかり」、きゃりーぱみゅぱみゅ、「SEKAI NO OWARI」、「Kis-My-Ft2」らの出演が決定していたが、今回の発表では「EXILE」、「三代目 J Soul Brothers」、「SKE48」、「Perfume」、西内まりや、さらにさだまさしや和田アキ子など大御所まで豪華な25組のアーティストが発表された。同日夜の「CDTVスペシャル!」には、板野友美、「氣志團」、「GENERATIONS from EXILE TRIBE」らの出演が明らかに。「SEKAI NO OWARI」と「Perfume」は「音楽の日」に続けての出演となる。どんな変化を見せてくれるかに注目が集まりそうだ。「音楽の日」はTBSにて6月27日(土)14:00より放送。「CDTVスペシャル!」は23:45より放送。(text:cinemacafe.net)
2015年06月18日シンガーソングライターの安本美緒が、初のホールでのワンマンライブ「明日が聴こえる」を5月16日、東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREにて開催。ギター、キーボード、パーカッション、チェロによるバンド編成で行い、新たなアレンジで生まれ変わった楽曲の数々に観客は大興奮だった。【チケット情報はこちら】昨年リリースした初のミニアルバム『明日が聴こえる』に収録のポップナンバー『朝陽の方へ』でライブはスタート。長い髪をポニーテールにまとめあげて登場した彼女は、満面の笑顔で元気いっぱいに歌い上げた。この日のために書き下ろしたという新曲も次々と登場。爽やかなポップチューン『Free Bird』では前向きなメッセージを力強く歌い、アコースティック・ギターとキーボードの演奏でしっとりと聴かせた『遠く離れていても』では感謝の気持ちを真摯に歌い上げた。また、“ホールライブ発表から開催までの宝物のような8か月で生まれた曲”という『さよなら ありがとう』では会場に感動が広がった。シンガーソングライターとして初めて作曲した思い出のナンバー『Atom』や、『明日、新しいわたしに。』、『夢はまだ生きている』などお馴染みのナンバーも披露。さらに、“自分が尊敬してやまない曲を歌う”という恒例のカヴァーコーナーもあり、さだまさしの『片恋』では、歌詞をかみしめるように目をつむりながら歌い、薬師丸ひろ子の『うたかた』は心を込めて熱唱した。もともとはプロのダンサーとして活動していた彼女が音楽の素晴らしさを目の当たりにし、自分が表現したいことは自分にしか書けない歌詞とメロディー、自分にしかない声で想いを伝える歌にあると気づきシンガーソングライターとなった。最後の曲『おやすみなさい』ではバンドメンバーを見送り、譜面も読めない、楽器も弾けなかったがこの日、これまでとこれからの自身の想いと覚悟を届けるためにたった一人でキーボードによる弾き語りを初披露した。安本美緒は、7月17日(金)に地元・神奈川のYokohama O-SITEで行われるイベント「ジャムスタンマジックpresents『MAGIC OF MUSIC~友の宴~』」に出演する。チケット発売中。取材・文:門 宏
2015年06月11日さだまさし60歳の誕生日を祝して、2012年4月10日にさいたまスーパーアリーナで開催された、一夜限りのコンサート。チケットが20分で完売した、伝説のプレミアム・コンサートが、6月27日(土)より全国イオンシネマ32館で限定公開される。「《劇場版》さだまさし大誕生会!!」チケット情報豪華アーティストが集い次々と繰り広げられる、まさかのコラボレーションと名曲の数々。先輩たちからさだまさしへ、さだまさしから後輩たちへ。音楽と、何よりその心のバトンが受け渡される感動の瞬間を、劇場の大画面・高音質で体験してほしい。チケットは発売中。■《劇場版》さだまさし 大誕生会!! The Birthday Party in Masashi SUPER ARENA Selection期間:6月27日(土)より2週間(予定)会場:全国イオンシネマ32館料金:一般-2400円 ペア-4400円(※2名分)出演:さだまさし、南こうせつ、谷村新司、平原綾香、鈴木雅之、押尾コータロー、岩崎宏美、三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE、ゆず、ももいろクローバーZ、TSUKEMEN、高見沢俊彦、加山雄三、立川談春ほか(出演順)上映時間:約2時間
2015年05月28日さだまさしの自伝的青春小説を実写化したNHKドラマ「ちゃんぽん食べたか」の試写会が5月21日(木)に行われ、さださんに加え、主演の菅田将暉、共演の本郷奏多、間宮祥太朗、泉澤祐希、森川葵がそろって上映後の会見に出席した。70年代安保闘争で世間が騒乱に包まれている中、長崎の親元を離れて東京で下宿生活を送っていたバイオリンの“元”天才少年が挫折を経験しつつ、それでも音楽への思いを断ち切れずに、やがて仲間たちと共に「グレープ」を結成し歩み始めていくさまを描き出す。ちなみにタイトルは「食べたか?」という疑問形ではなく「食べたい」という意味の長崎ことば。さださんにとっては、父親の姿を通じて少年時代を描いた「かすていら」に続くNHKドラマとなり、本作は「かすていら」の続編的な意味合いを含んでいるという。ドラマを見て「うまいなと思ったのは、『かすていら』のシーンをそのまま使っている小狡さ(笑)」と笑いを誘いつつ「菅田くんの作品はこのドラマ以前から見ていて、優秀な俳優だと認識していました。素晴らしい次世代を背負う若い人たちが出ているのが嬉しい」と俳優陣に称賛を送る。菅田さんは「こんなに毎日発表会のような現場はない!バイオリンにギターの弾き語りに落語をやって方言もある」と苦労を明かしつつも「楽しいです」と笑顔を見せる。「うちのオヤジはさださんに憧れて耳コピして弾いてた世代で、オヤジがさださんの曲を弾き語りする姿を見てきた」と語り、その青春時代を演じることに感慨深げだった。共演の本郷さん、間宮さん、泉澤さんもギター演奏を含め、仲間とのシーンを楽しんだよう。さださんは「ジャニーズ的に売れるんじゃない?バンドやれば?」と菅田さんらを音楽の世界に勧誘していた。森川さんは「『弾いて』と言うと、みんながギターを弾いて歌ってくれて、青春!って感じでした」とニッコリ。70年代の空気について「教室のシーンではみんな7:3分けで眉毛が濃くて、ずっと見ているとみんな同じ顔に見えてきました(笑)」と述懐。さださんは「あの頃は、男は硬派じゃなきゃいけなくて、眉毛をいじったり、にきびを気にしたりなんてありえなかった。本当は軟派なんだけど(苦笑)」としみじみと当時を思い出していた。「ちゃんぽん食べたか」は5月30日(土)より放送開始(全9回/よる10時~)。(text:cinemacafe.net)
2015年05月21日シンガーソングライターさだまさし・・・というより“さだまさしファン”にまつわる「あるある」ネタを集めた本が、本日4月10日(金)発売となった。さだまさしのチケット情報アーティストとしてはもちろん、巧みなトークも人気を集め、テレビ、ラジオなどでも活躍するさだまさし。『精霊流し』『無縁坂』がヒットした42年前、その世界観に共鳴したファンは“ネクラ”“オタク”のレッテルを貼られ、隠れキリシタンのように慎ましく信仰活動を続ける時代があった。しかし、ようやく胸を張ってさだまさしが好きだといえる時代がきた!!気になる中身は、「62番のバスに反応してしまう・・・」「自分の“桜”を決めている」など、ファンの心に突き刺さる自虐的ネタ満載の一冊となっている。■『さだまさしファンあるある』発売日:2015年4月10日(金)価格:1200円+税
2015年04月10日フジテレビは1日、新入社員入社式を実施した。本年度の新入社員は30名で、うち4名はアナウンサー職としての採用となる。入社式後には毎年恒例となっている懇親会が行われ、SMAPを始め超豪華ゲストが新入社員の門出を祝った。○新社会人にエール同社の入社懇親会は、8年前より人気番組「僕らの音楽」チームがプロデュースを担当。毎年豪華なアーティストが登場することで知られている。今年はゲストとして、SMAP、ゆず、E-girls、谷村新司さん、さだまさしさんが登場。SMAPの草彅剛さんは同番組のMCを務めているが、SMAPメンバー全員が懇親会に登場するのは今年が初となる。会場では、アーティストが「新社会人にエールを送る」というテーマのもと選ばれた曲を熱唱。SMAPは明るい曲調の「ユーモアしちゃうよ」を披露した。SMAP 木村拓哉さんは「入社式に家族も出席するフジテレビのアットホームさは、他にはない特徴だと思う。僕たちも、デビューしたてのころからフジテレビのアットホームさを感じてきた。楽しむことを忘れず、自分にできることを精一杯頑張ってほしい。今度は現場で会えることを楽しみにしています」と新入社員にエールをおくった。更にゆずが登場し、「栄光の架橋」を披露すると、曲の序盤から客席で泣き出す新入社員も現れたという。香取慎吾さんは、号泣している新入社員を見て「『これから(みんなが)夢をかなえていくんだなぁ』と思うと、心のキャッチボールがあり、(自分自身にも)感動がこみ上げてきた」と語った。4月10日金曜日の「僕らの音楽―羽ばたく君へ―」(23時~23時58分放送)では、ライブの様子や「新入社員が人生の先輩であるアーティストの方々に聞いてみたいこと」をテーマにしたトークが放送される予定となっている。(C)フジテレビ
2015年04月03日秋篠宮妃紀子さまと次女の佳子さまが3月23日(月)、東京・TOHOシネマズ スカラ座で映画『風に立つライオン』を鑑賞された。同席した主演の大沢たかお、原作のさだまさし、三池崇史監督が上映後、取材に応じ「緊張で頭が真っ白」(大沢さん)とふり返った。さださんが1987年に発表した同名の楽曲に感銘を受けた大沢さんが、さださん本人に小説化を依頼。自身も企画に名を連ね、映像化までに足かけ8年の歳月をかけた渾身の一作で、『藁の盾』に続き三池監督とタッグを組んだ。ケニアロケを敢行し、アフリカで奮闘する日本人医師の姿を描いた。紀子さまの隣で鑑賞した大沢さんは「自分の映画なのに、緊張しっぱなしでほとんど覚えていませんが、(ご高覧いただき)感謝しますし、俳優として幸せを感じました。ご感想もいただいたが、逆に僕らが感動してしまい、何も喋れなくなってしまって」と感無量の面持ち。また、佳子さまの印象を「本当にすてきな方」と語り、「おふたりで映画に集中されていて、後半には涙をぬぐわれるようにお見受けした」と明かしていた。一方、さださんは佳子さまの隣で鑑賞したと言い「そりゃ、緊張しますよ。(上映時間の)2時間半ずっと背筋を伸ばしていたので、背骨が痛いです」と緊張がほぐれたのか、安堵の表情。「こういう言い方は不遜ですが、素敵なお嬢様ですね」とお人柄にも感動しきり。「私たちが伝えたかった命の重さについて、同じ気持ちで感動してくださったようにお見受けした」とおふたりのご様子を報告した。三池監督も「本当にきちんと映画を鑑賞していただき、作り手の思いを汲み取ってくださった」。報道陣からネクタイ姿は珍しいと指摘されると、「ネクタイしなくてもいいように、映画監督になったんですけどね…」と照れ笑いを浮かべつつ、おふたりのご高覧に感激していた。『風に立つライオン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年03月24日映画『風に立つライオン』が3月14日(土)に公開を迎え、企画・主演を務めた大沢たかおをはじめ、共演の石原さとみ、三池崇史監督が舞台挨拶に登壇した。さだまさしが1987年に発表した同名楽曲に感銘を受けた大沢さんが、さださんに同曲の小説化を持ちかけ、その小説を原作に三池崇史監督が映画化。アフリカで医療に従事する日本人医師の姿を描き出す。大沢さんは、自ら企画まで務めた作品がこうして劇場公開を迎え、感無量の面持ち。映画を観終えたばかりの観客を前に「すごく緊張するし、(気持ちを)言葉にするのが難しい。ひとりでも多くの方に観ていただけたらと思います。もう僕にできることはない。この映画はもうみなさんのものだと思います」と語る。石原さんはこの映画を「宝物です」と語り、「この映画を愛してくれる人を私は愛したいと思うし、大切にしてくれる人を大切にしたいと思います。そんな風に思えるこの作品に出られて、私は幸せ者です」と強い思いを口にする。三池監督は大沢さんと石原さんとのケニアでの撮影をふり返り「日本の映画人が行ったことがないところで、どんなスタッフがいてどうなるのか?日本での撮影と比べると過酷」と明かした上で、「2人は俳優としてそこで美しくあらねばならなかった。2人ともケニアで孤独な戦いをしていたと思います。敬意を表したい」と称賛。大沢さんは「石原さんが仰ったように、僕にとっても宝物になったけど、宝物をくれたのは監督です」と感謝の思いを口にした。この日はホワイトデーということで、大沢さんは「映画会社の思惑ではなく、自腹で(笑)」、劇場に足を運んだ観客にライオンの形のクッキーをプレゼント。大沢さんも石原さんも、ホワイトデーに関してこれまで思い出が特にないそうで、大沢さんは「今日は人生でかけがえのない日になりました。一生忘れられない日にさせていただきました」と満面の笑み。一方の石原さんは「バレンタインなら(思い出が)あるけど、ホワイトデーはない(苦笑)!哀しいです」と語り、大沢さんが配ったクッキーについて「私はもらってないですよ、大沢さん」と抗議。これには大沢さん、前言を翻し「映画会社の思惑でしょうか(笑)?」ととぼけて、会場は笑いに包まれた。『風に立つライオン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年03月15日さだまさしの同名曲からスタートした三池崇史監督作『風に立つライオン』が公開となる。これまでにも、さだの小説の映画化『解夏(げげ)』『眉山-びざん-』に出演してきた大沢たかおが、自らさだに交渉し、小説化、映画化へとこぎつけたヒューマンドラマだ。企画と、アフリカのケニアで医療活動に従事する主人公の医師・航一郎役を兼任した大沢と、看護師・和歌子に扮した石原さとみに話を聞いた。その他の画像実在のモデルがいるさだの楽曲とは、また違った物語が展開する映画版。しかし大沢は「曲のエネルギーがここまで育ててくれた」と断言する。そして「映画もお客さんが何かを受け取ってくれる作品になったと思います」と充足した表情を見せる。当初は出演までは考えていなかったそうだが、「航一郎が自分じゃなかったら、すごく嫉妬していたと思います。ほかの人が演じていたら、この仕事を続けられなかったかも。本当にこの役には感謝しています」と並々ならぬ想いを語る。看護師の和歌子を演じた石原は「和歌子は自立した女性。異国の地で、風は強いけれど、それでも航一郎と同じように風に立つライオンでありたかったんだと思います。その生き方が尊くて、愛おしくて。ロケの帰りの飛行機では、無力感のようなものに襲われていたんですが、日本に着いたときには背筋が伸びて、へこたれずに生きて行こうと思いました。和歌子を演じて、そう感じられました」と振り返った。ケニアの地を踏んで初めてわかったことも多かった。「なぜ航一郎がケニアに来たのか。そして終盤の彼の行動…。台本上ではわからないこともありました。でも現地で芝居をしていくうちに、彼の気持ちに気づいていきました(大沢)」「企画もされている大沢さんとの共演ということでプレッシャーもあり、監督に質問したんですが『アフリカに行ったら大丈夫。大沢さんに会ったら大丈夫』の一点張りで(笑)。でも実際にそうでした(石原)」。「一緒にいて楽だった」とほほ笑み合うふたりが、国境も時代も超えたメッセージを届ける。『風に立つライオン』3月14日(土)より全国公開取材・文・写真:望月ふみ
2015年03月13日映画『風に立つライオン』が3月12日(木)、ビルボードライブTOKYO(東京・六本木)にて上映され、主演の大沢たかおと三池崇史監督が上映前のトークに登壇し、製作の裏話や本作への特別な思いを語った。さだまさしが1987年に発表した同名楽曲を元に、様々な思いを抱え、日本に恋人を残して海を渡り、アフリカでの医療活動に従事する医師の姿を描き出す。本作のそもそものきっかけは、主演だけでなく“企画”にも名を連ねる大沢さん。さださんの楽曲「風に立つライオン」に感銘を受け、さださんに映画化を前提に小説執筆を依頼したが、当初、さださんは決して乗り気ではなかったという。『解夏』『眉山』とさださんが原作の映画に出演したが、製作の過程で顔を合わせることはなかったそうで、共通の知人である出版社の編集者を介して、さださんに企画を持ちかけた。「何かを抱えていて、それが彼(=主人公の医師)を、大好きな恋人と離れるにもかかわらず、日本から脱出させた。それは(自身が)子どもの頃から抱えていた悩みや、世間とうまくやれないイライラと連結するものがあると感じた」と大沢さんは、楽曲から感じた思いを語るが、なかなかさださんからいい返事はもらえなかった。「これは直接交渉しないとダメだと思って、さださんのファンイベントに強引に出たんです(笑)。その時もさださんは『(話は)聞いてます』という感じで、これはアフリカに行くしかないと、ドキュメンタリーでアフリカに行きました。それをさださんが見てくださり『これは大沢、本気だな』と思ってもらえたみたいです」と経緯をふり返った。そして、完成した小説について大沢さんは「さださんは明言しませんが」と前置きした上で「3.11がひとつの大きな原動力、きっかけになったと感じることはあります」と4年前の東日本大震災の発生がさださんの心を動かしたのではないかと推測する。三池監督も「さださんが28年前に書いた歌詞には“いま”を暗示するような言葉もある。本人からは一度も聞いたことはないですが、糸口になったのでは」とうなずく。改めて、楽曲が発表された時からの歳月に触れ三池監督は「歌詞と(映画の)物語にはギャップがあるんですがそこにさださんと我々が過ごした時間が宿っていると思います」と語った。大沢さんはまた完成した映画からも、これまでの出演作とは違う特別なものを受け取ったよう。完成した映画を初めて観る関係者用の試写会は「本来は自分の仕事を見てジャッジしないといけない場。自分がやったことを受け止めないといけないので、楽しむというところまで行かず、たいていはそれから反省や後悔を繰り返す」ものだという。だが本作に関しては「これまで20年で80本くらいやって来て、初めて自分の作品を出演者としてではなくお客さんとして観て、(自分が演じた主人公の)島田航一郎に感情移入しました。自分が出ている気がしなくて、恥ずかしいけど『これすごいな』と言っちゃった(笑)。でも周りも全員、沈黙と涙と拍手で誰も立てず、あの場でああいうことが起きたのも初めて。衝撃でした」と明かした。三池監督はシネマver.として新たに録り直された主題歌にも言及。元々の原曲は8分51秒もあり、映画のエンドクレジットには長すぎるため、さださんに短くしてもらえないかとお願いしたところ「確かにそうだよね。歌い直します。任せてください」と返事をもらったという。だが「大晦日あたりに『できました』と言われたんですが、その声が小さい(笑)。あれ?と思ったら、短くしようと思った曲が9分37秒で46秒も長くなってる(苦笑)!これどういうこと?と思ったけど、聴いてみたら納得した」と明かし、会場は笑いに包まれた。こうした製作の裏話や感動秘話中心のトークとなったが、終盤に入ると酒のせいもあって(?)、三池監督のトークは少しずつ脱線していく。一見、完璧そうに見える大沢さんについて「欠点がある」とニヤリ。これまで多くの時間を過ごし、一緒に食事をする機会もあったが「100%野菜を残す」と偏食ぶりを暴露。「肉は全部食べるし、おかわりもするけど野菜は残す。ネットで調べたら『牛は牧草を食べているので、それを食べることは野菜を食べていること』とか言ってる。どうなんですか(笑)?」と大沢さんを問い詰める。思わぬ展開に大沢さんは「僕も食生活がこうなってることを悩んだんですが…」と言いつつ「ライオンは草を食べないけど(ライオンがエサにする)シマウマは草を食べているでしょ?」と釈明。会場は再び爆笑となった。さらに三池監督は、タルタルソースが大好物という大沢さんの発言として「エビフライはタルタルソースのための棒だと言いきってる。暴言ですよ(笑)!」と攻めつつ「島田航一郎も欠点を乗り越えようとした男。この映画を観て、島田航一郎が胸に残ると思いますが、それは自分以上のものに見せようとせずに演じているから」と決して完璧ではない大沢さんが演じたからこそ、島田が生き生きとした存在になったと称賛の言葉でまとめた。『風に立つライオン』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年03月12日映画『風に立つライオン』の試写会が3月8日(日)に開催され、主演で企画を務めた大沢たかお、三池崇史監督、原作者のさだまさしが登壇。さださんは本作の原点と言える楽曲で、主題歌でもある「風に立つライオン」をオーケストラをバックに生で熱唱し会場は感動に包まれた。アフリカに赴任した実在の医師の話を元に、さださんが15年の歳月をかけて完成させ1987年に発表した「風に立つライオン」。この曲に感銘を受けた大沢さんがさださんに、同曲の小説化を依頼し、それを原作に三池監督の手で映画化した。アフリカを舞台に奔走する日本人医師の姿と、彼が日本に残した恋人、2人を取り巻く人々のドラマが綴られる。大沢さん、さださん、三池監督が壇上に登場すると、会場は温かい拍手で迎える。本作は日本映画では初となるケニアでの本格的なロケが行われたが、大沢さんは昨年12月までロケを行なっていたことを明かし、これから映画を観る観客に「できたての映画です。話すよりも観て、感動していただくのが一番だと思ってます。何かを感じて持って帰っていただけたら」と呼びかける。三池監督は、12月まで撮影をしていて、よく完成が間に合ったという指摘に「オレも間に合わないと思った(笑)」と語り笑いを誘う。主演の大沢さんについて尋ねられると「どうもこうもない(笑)。男からすると嫉妬の対象」という言葉で称賛。さださんも「僕もそう思います」と同調し、大沢さんを苦笑させていた。さださんは、改めて大沢さんからの小説化の依頼をふり返り「歌は歌詞と歌詞の行間がいい。そこに、聞いてくださる方の価値観や生活が投影され立体化されていく。歌はそうやって、それだけで出来上がっているんですが、それをバラバラにして、小説にしていくのは大変で『もう無理!』と思うことがあった」と述懐する。特に、アフリカで奔走する医師について描く上で、マラリアなどの病気に関する知識が欠かせず、時間をかけて本を読み漁り勉強したそうだが「それが映画ではセリフで2行ですよ…」とチクリ。会場は再び笑いに包まれた。そしていよいよ主題歌の披露。さださん、指揮者でさださんとは長く仕事を共にしてきた渡辺俊幸、ピアノ奏者の倉田信雄を含め、49名が壇上に上がり「風に立つライオン」を奏で、会場はその歌声と演奏に酔いしれた。この日、さださんは胸に美しい羽飾りを差していたが、これは実は同曲誕生のきっかけを与えてくれた実在の医師・柴田紘一郎氏がさださんにプレゼントしたもので、40年前にケニアで手に入れた本物のフラミンゴの羽。歌詞の中でもビクトリア湖を飛び立つフラミンゴが、空を覆うという描写があるが、40年前と比べ、気候変動や環境の変化でフラミンゴが激減しているという現状をさださんは観客に訴えた。歌い終わると、会場は割れんばかりの拍手に包まれ、観客席の真ん中で鑑賞した大沢さんと三池監督も席から立ち上がって、さださんとオーケストラに拍手を送った。さださんは「緊張した…。正面にいるんだもん」と苦笑を浮かべつつ満足そう。大沢さんは、同曲が生まれ、さださんに小説を依頼し、映画製作にも参加したこの年月をふり返りつつ「心が震えました」と感動を口にした。『風に立つライオン』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年03月09日ハリウッド大作など世界的に活躍する国際派女優コン・リーが、巨匠チャン・イーモウ監督のもと主演する映画『妻への家路』。あのスティーヴン・スピルバーグが感服、『ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日』のアン・リー監督が「あまりに切ない記憶の物語」と絶賛する本作は、記憶によって試される“夫婦愛”を描き、記憶を失った妻を支え続ける夫の姿を浮き彫りにさせている。今春は、そんな強い信念を抱えた芯のある“男”を描いた映画が続々公開される。その中の3作から、恋活&婚活中の女性は特に注目していただきたい“理想の夫(恋人)”像に迫った。まず、コン・リーが記憶障害の妻を熱演する『妻への家路』では、文化大革命で引き裂かれた夫婦が、20年ぶりに再会するも、妻は夫の帰りを待つ心労のあまり、彼の記憶だけを失ってしまう。妻が住む部屋の向かいの空き家を借り、親切な近所の人の“ふりをして”、20年間書き溜めた何百通もの手紙を毎日妻に読み聞かせる夫。彼は手紙を通してのみ妻の心と対話できることに喜びを感じ、ただそっと、愛する妻に寄り添い続けようとする。実の夫がすぐ隣にいながら、帰らぬ夫の帰りを待ち続ける妻。記憶を失ったまま、ただ老いていくその姿に心打たれる一方で、中国の名優チェン・ダオミンが演じる夫の姿には、“愛情”という簡単な言葉では表せないほどの、強い想いが感じられる。また、大沢たかおが演じる『風に立つライオン』(3月14日公開)の医師・航一郎も、自らの信念を貫き、アフリカの地で1人医療に奮闘する男だ。本作は、さだまさしによる同名曲のファンである大沢さんが小説化と映画化を熱望し、三池崇史のメガホンにより映画化が実現した。アフリカ医療に生涯を捧げたシュバイツァーの自伝に感銘を受け、医師を志した航一郎(大沢さん)は、離島医師として働く婚約者の貴子(真木よう子)を日本に残しながらも、自身の信念に基づき、アフリカ・ケニア地でひとり医療に奮闘する。貴子もまた、自分の生き方や幸せを判断する強さを持った女性であり、真摯に命に向き合い続ける航一郎を心の支えとする…。さらに、愛する妻と子と国を守るために、戦地に向かう男は、『アメリカン・スナイパー』(公開中)でブラッドリー・クーパーが演じるクリス・カイルだ。名匠クリント・イーストウッドが、米軍史上最強とうたわれた狙撃手のベストセラー自伝を映画化。良き夫であり良き父でありたいと願うクリスは、遠く離れたアメリカにいる妻子に対して、そのジレンマに苦しみながらも、愛する者を守りたい、愛する者をこれ以上失いたくないという強い思いから、危険なイラク遠征に何度も立ち向かう。立場や境遇、状況は全く違えど、この3人に共通しているのは「信じた道を突き進む、強さをもっている男」であること。草食系、肉食系、ロールキャベツ系…現代男子を表す言葉は数あれど、肝心なのはその“強さ”ということを、映画が教えてくれそうだ。『妻への家路』は3月6日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アメリカン・スナイパー 2015年2月21日より全国にて公開(C) 2014 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED, WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC妻への家路 2015年3月6日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開(C) 2014, Le Vision Pictures Co.,Ltd. All Rights Reserved風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年02月26日三池崇史監督、歌手のさだまさしらが24日、東京国際フォーラムにて行われた映画『風に立つライオン』(3月14日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。大沢たかおが主演を務める本作は、アフリカ・ケニアで医療活動に従事する日本人医師・島田航一郎(大沢)とその周囲の人々の物語。ケニアの雄大な自然と長崎の五島列島を舞台に、三池監督が国境を超えた心の奇跡を描く。大沢は、さだまさしが1987年に発表した同名楽曲に感銘を受け、小説化と映画化を熱望。さだ自ら書き下ろした2013年発表の小説をもとに、大沢の主演で今回の映画化が実現した。これまで『殺し屋1』(2001年)、『悪の教典』(2012年)、『神さまの言うとおり』(2014年)などバイオレンス系の作品を多数手がけてきたことでも知られている三池監督。2012年には、当時AKB48に所属していた大島優子が、『悪の教典』の試写会で悲惨な描写に耐え切れずに涙を浮かべながら途中退席し、「私はこの映画が嫌いです。命が簡単に奪われていくたびに、涙が止まりませんでした」と語ったことでも話題になった。しかし、本作はそんな作風からは一転。"命のバトン"がテーマとなっている。三池監督は緊張した面持ちで登壇すると、「映画で感動していただくと同時に、映画を撮ることによって映画監督も社会人として更生できるんだなと。映画はやっぱりすごいもの。ダメな監督をちゃんとした人間に」と自虐コメントを交え、「さださんの思いからはじまって、島田航一郎のように自分たちも生きることができるんじゃないか」と感慨深げに語った。また、「一人ずつ感動する場所や泣ける場所が人生によって違うと思いますので。自分の中で感じていただければ」と本作に込めた思いを伝え、放映時間を「2時間18分54秒」と正確に報告。「ただ、さださんの歌が9分…それを引いていただくと2時間10分ぐらいの映画」とエンディング曲の長さに触れつつ、観客の笑いを誘った。これを受けてさだは、「映画を長くしたさだです」とあいさつ。本作を「すばらしいです。三池監督らしからぬ、どんどんどんどん人を殺しませんし、そういう意味では意外性のあるすばらしい作品」と絶賛した。この日はそのほか、出演者の大沢たかお、石原さとみ、真木よう子、鈴木亮平、萩原聖人も出席した。
2015年02月25日映画『風に立つライオン』の完成披露が2月24日(火)に開催され、主演の大沢たかお、原作者のさだまさしらが登壇。長崎の漁師役を演じた鈴木亮平は役作りや長崎ロケについて語りつつも、大沢さんらと共にアフリカ・ケニアでのロケに参加できなかった無念をにじませた。さださんが、アフリカでの医療活動に従事した医師の話を元に紡いだ名曲「風に立つライオン」の映画化。ケニアで医療に従事する日本人医師が過酷な現実に直面しつつも命を救うためにで奔走する姿を描き出す。大沢さん演じる航一郎の恋人で、彼がアフリカに行くことを知りつつ、長崎の離島の父親の病院を継ぐことを選ぶ貴子を真木よう子が演じた。長崎・五島列島でのロケで、真木さんは地元の年配の方々と共演したそうだが「選りすぐられた地元のおじいちゃん、おばあちゃんで(笑)、素晴らしかったです!」と地元の人々の演技を絶賛する。長崎出身のさださんは、ケニアでのシーンで大沢さんらが英語で会話をし、映画の中で日本語字幕が出ることに触れ「長崎の言葉も字幕が必要だったと思います、三池監督。(長崎)ネイティブの僕でも難解な長崎弁でした(笑)」と地元のお年寄りの会話について語り、会場は笑いに包まれた。鈴木さんは、長崎で真木さんに惹かれていく漁師を演じたが、漁師姿が似合っていたという司会者の称賛に「そう言われるのが一番嬉しいです」と笑顔を見せる。役作りについて「監督にお会いしたら『とにかく、潮の香りをさせといて』と言われました。どうやったら出るんだろう?と思い、1日早く現場に入って、地元の漁師さんにお願いして漁に連れてってもらい、必要以上に魚をくっつけた」と明かすが、三池監督は「生臭かった(笑)」とバッサリ。鈴木さんは「ケニアでのロケが目立って、注目されがちですが、日本の話でもあるということも分かっていただけると思います!」と長崎パートの重要性をアピール。だが、舞台挨拶が終盤にさしかかると「長崎で温泉に入ったんですが『オレもケニア行きたいな』と悔しくなったのを覚えています…」とケニアに行けなかった無念を口にした。鈴木さんは、「世界遺産検定」1級を取得しており、その博識でも知られているが、ケニアにはいくつもの世界遺産があり、現地に行けなかったことが返す返すも残念なよう。「話すと長くなりますが…さださんの曲の歌詞にも出てくる世界遺産が…。いや、やめておきます(苦笑)」と未練をにじませ、会場は笑いに包まれた。『風に立つライオン』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月25日女優の石原さとみ、俳優の大沢たかおらが24日、東京国際フォーラムにて行われた映画『風に立つライオン』(3月14日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。本作は、アフリカ・ケニアで医療活動に従事する日本人医師・島田航一郎(大沢)とその周囲の人々の物語。ケニアの雄大な自然と長崎の五島列島を舞台に、三池崇史監督が国境を超えた心の奇跡を描く。この日は出演者の真木よう子、鈴木亮平、萩原聖人や本作でメガホンを取った三池崇史監督のほか、原作者で本作のもととなった同名楽曲の歌手・さだまさしも出席した。石原が演じたのは、ケニアの赤十字戦傷病院に赴任した看護師・草野和歌子。正義感が強く規律を重んじる女性で、劇中では次第に航一郎に惹かれていく。大沢と共にケニアでの撮影を経験した石原は、「幸せな時間でした。アフリカに初めて行ったんですが、大げさではなくいろんな人生観が変わった時間でした」と振り返り、「宝物のような作品なので、皆さんに観ていただけるということで、すごくすごくうれしいです。私も昨日寝れなかったんですが、皆さん肩の力を抜いて観てください」と呼びかけた。現地での撮影は「過酷でした。大量のハエと闘いながら」と苦労もあった様子で、大沢が竜巻に襲われた時のことに触れながら、「自分で自分を守る。そんな感じでした」と危険と隣り合わせの撮影だったことを明かした。また、ハエに悩まされた時のことを「いいシーンほど顔に止まるんですよね」と笑顔で語り、「日本映画なのにケニアに行ってケニアの人たちとケニアのご飯を食べながらケニアのお話を撮る。すごく贅沢なこと」とコメント。「こういう現場に憧れていたので、夢みたいな時間でした」と女優としての喜びを語った。
2015年02月24日俳優の大沢たかお、萩原聖人、女優の石原さとみ、歌手のさだまさしらが24日、東京国際フォーラムにて行われた映画『風に立つライオン』(3月14日公開)の完成披露試写会に出席し、舞台あいさつを行った。本作は、アフリカ・ケニアで医療活動に従事する日本人医師・島田航一郎(大沢)とその周囲の人々の物語。ケニアの雄大な自然と長崎の五島列島を舞台に、三池崇史監督が国境を超えた心の奇跡を描く。大沢は、さだまさしが1987年に発表した同名楽曲に感銘を受け、小説化と映画化を熱望。さだ自ら書き下ろした2013年発表の小説をもとに、大沢の主演で今回の映画化が実現した。本作で主演を務めた大沢は、「完成したばかりで出来たてホヤホヤです」とうれしそうに話し、「一般の人に観ていただく初めての機会なので、本当に朝からドキドキ緊張しています」とコメント。現地に前もって持ち込んでいたヤギが、撮影に協力したマサイ族に食べられてしまったことや、撮影中に竜巻に襲われた話などを披露し、長崎での撮影にも触れながら「すべてが良い思い出」と振り返った。ケニアの赤十字戦傷病院に赴任した看護師・草野和歌子を演じた石原は、「過酷でした。大量のハエと闘いながら」と現地での苦労を伝えつつも、「アフリカに初めて行ったんですが、大げさではなくいろんな人生観が変わった時間でした」と充実感をうかがわせた。航一郎と同期の内科医で友人・青木克彦を演じた萩原聖人は、大沢に比べてケニアの撮影時間が少なかったため、作品を通して「大沢さんがいかに大変だったか」を再認識したという。一方、さだは「ちょうどバブルに入る頃にこの歌を書いた」と当時を思い返し、「歌にするまでに15年かかった。それから大沢さんを経て、歌ができてから30年近く経ってからこうして映画に」と感慨深げ。「今日までが1本の糸でずっと繋がっていたのかなと思うと非常に感動します」と心境を語り、「すばらしい宝物のような映画ができました」と映画関係者や出演者に感謝した。最後にマイクを託された大沢は、これまでの舞台あいさつと比較しながら「自分の言葉がすべて空回りするというか、無意味なように感じてしまって。皆さんに観ていただいて感じていただくことが一番だと今すごく思っています」と正直な気持ちを伝え、作品のテーマが"命のバトン"であることから「皆さんに届くことを僕らは願って、今日まで頑張ってきました」と表現。3階席までを見渡しながら、「今日はとても(ステージが)遠かったと思うんですけど、心を込めて作った作品なので皆さん今日は楽しんで帰っていただければ」と締めくくった。この日はそのほか、出演者の真木よう子と鈴木亮平、メガホンを取った三池崇史監督が出席した。
2015年02月24日さだまさしの楽曲を元に生まれた映画『風に立つライオン』の完成披露試写会が2月24日(火)に開催され、主演の大沢たかおをはじめ、石原さとみ、真木よう子、萩原聖人、鈴木亮平、三池崇史監督、さらにさださんも揃って舞台挨拶に登壇した。さださんが、アフリカのケニヤで国際医療活動に従事した日本人医師から聞いた話を元にした楽曲「風に立つライオン」を発表したのは1987年。大沢さんは、この曲に感動し小説家と映画化を熱望し、企画が動き出した。長崎の大学病院からケニヤへと派遣された日本人医師の奮闘、日本に残った恋人との関係などが綴られていく。大沢さんはこれまで、さださんの小説を原作にした映画『解夏』『眉山』に出演してきたが、やはり企画から携わった本作への思い入れは特別のようで、お披露目を迎え「今日は朝から緊張しています」、「こういう舞台挨拶は、これまでもたくさんやってきたけど、この映画に関しては自分の言葉が空回りするのを感じています」と語る。ケニヤで働く看護師を演じた石原さんも「昨日は眠れなかった(苦笑)」と語った。撮影は、日本映画としては初めて、ケニヤでの本格的なロケを敢行。マサイ族の人々との撮影もあったが、大沢さんは「実際の彼らの生活に入ってドキュメンタリーのように撮影したんですが、ヤギを食べるシーンがあって、ヤギを何頭か持って行ったけど、(撮影の前に)全部食べちゃって(笑)。『なんで?』って聞いたら『オスだったから』というよく分からない答えが返ってきた(苦笑)」と現地での体験を明かす。石原さんは「大げさではなく人生観が変えられた時間だった。こういう現場に憧れていたので夢みたいでした」と充実した表情を見せた。大量のハエに加え、乾燥や砂ぼこり、竜巻など様々な苦労があったようで、大沢さんが竜巻に巻き込まれてしまったこともあったそうだが、石原さんによると「スタッフは大沢さんではなく、カメラを守ってた(笑)」とのこと。大沢さんはその時の様子について「なんかやって来たんです…。誰も助けてくれないので屈んで耐えたんですが、(竜巻が)去った後に周りを見たら、みんな機材を抱えていた(笑)」と述懐した。映画は2時間19分と長尺だが、三池監督は「さださんの歌が9分くらいある(笑)」と語り笑いを誘う。さださんは「映画を長くした、さだです(笑)」と挨拶し、お返しとばかり「人がバタバタ殺されない、三池監督らしからぬ映画になってます」と映画を紹介した。改めて自身の楽曲が映画になったことについて、さださんは「1987年、ちょうどバブルの時に書いたんですが、(話を聞いてから)歌にするまで15年かかってます。さらに発表から30年近く経って映画化され、最初に医師から話を聞いたあの時から、1本の糸で繋がっていたのかと思うと感動します」としみじみと語る。大沢さんは最後に、さださんの言葉を受け「テーマは命のバトンです」と呼びかけ、会場は温かい拍手に包まれた。『風に立つライオン』は3月14日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:風に立つライオン 2015年3月14日より全国東宝系にて公開(C) 2015「風に立つライオン」製作委員会
2015年02月24日歌手のさだまさしが、大沢たかお主演の映画『風に立つライオン』(3月14日公開)の主題歌として、そのモデルとなった同名楽曲を28年ぶりに再録音したことが18日、明らかになった。同曲は、1987年7月25日リリースのオリジナルアルバム『夢回帰線』のラストに収録された曲。俳優の大沢たかおが同曲に感銘を受けて映画化を熱望したことから、さだまさし自ら同名小説を書き下ろし、大沢の主演作『風に立つライオン』(3月14日公開)として映画化が決定。アフリカ・ケニアで医療活動に従事する日本人医師・航一郎の姿を描く。石原さとみや真木よう子などのキャストに加え、三池崇史監督がメガホンを取ったことでも話題となっている。レコーディングが行われたのは、昨年12月。オリジナルのイメージを大切にするために、編曲はオリジナル同様、さだの盟友・渡辺俊幸氏が担当。雄大なアフリカの景色を描くため、49人編成のオーケストラが招集された。さだは、「短くするつもりでしたが、オーケストラを使ったより雄大なアレンジになり、逆に40秒も長くなってしまいました。にもかかわらず、三池監督はフルコーラス、エンディングの一番いいところで使ってくださり本当に感激しています」と説明。今回の再録音は、8分51秒の原曲を映画のために短くする目的で行われていたが、28年かけて積み重なったさだの想いがあふれ、結果的に9分37秒の大作に仕上がった。さだが20歳のころ、ケニアで国際医療ボランティア活動に従事した柴田紘一郎医師の話を聞いたことが楽曲誕生のきっかけ。「彼の語るケニアの話を聞き、その言葉の一つ一つに憧れ、いつか歌にしたいとプロの歌い手になってからずっと思っていた。ようやく15年かけて自分なりのケニアが体の中に育ち、『風に立つライオン』という歌ができあがりました」と当時を振り返る。再録された同曲は、「風に立つライオン(シネマ・ヴァージョン)」として18日より音楽配信が決定。公開された配信用ジャケット写真は、映画に主演する大沢のビジュアルが使用されている。音楽配信サイト「レコチョク」で独占先行配信、その後25日から主要音楽配信サイトで一斉配信されることが決定した。音楽配信の売り上げの一部は、ケニアの医療施設などへチャリティーとして寄付される。
2015年02月18日