男性から「重い」と言われてしまったことありませんか?愛が重いと男性の負担になってしまい、別れを早めてしまうこともあります。しかし、どういった女性が重いのか分からないという人もいることでしょう。そこで今回は男性が負担に感じる女性の特徴を集めてみました。■ 何度も「好き?」って聞いてしまうまず1つ目のチェック項目は、何度も「好き?」と聞いてしまうかどうか。1度や2度、聞くくらいならそれ程問題ではありませんが、何度も聞いてしまうと「気持ちを疑われている」と男性が感じてしまいます。また、その行動には不安な気持ちが隠れていることも重要。男性にそのネガティブな気持ちが伝わって「重い」となってしまいます。■ LINEの返信を待てずに何度も連絡してしまう2つ目のチェック項目は、LINEの返信を待たずして何度も連絡してしまうというもの。男性が彼女からのLINEに気がついた時には「どこにいるの?」や「何してるの?」とメッセージで画面が埋まっていると「うわぁ」と引いてしまいます。これも男性からすると“重い”女性。■ 誕生日や付き合った日以外の記念日を設定している3つ目のチェック項目は、誕生日や付き合った記念日以外の記念日を設定しているかどうか。「初めてサラダを食べたから、今日はサラダ記念日」といったように、ことある毎に記念日を設定しているとそれに付き合わされる男性は大変です。記念日という以上、その日を覚えておかないといけないというプレッシャーを感じるので「重い」と思われてしまいます。■ 元カレの嫌いだった部分を聞かせてしまう4つ目のチェック項目は、元彼の嫌いだった部分を聞かせてしまうかどうか。「元彼がこういう人だったんだけど、ホント無理」といった感じ。悪口やゴシップが多いとそれを聞かされる男性は疲れてしまいます。元彼というのもポイントで、「同じことをしたら俺もこんなにディスられる」と感じてしまうわけです。■ カレのスマホを勝手に見たことがある5つ目のチェック項目は、彼のスマホを勝手に見たことがあるかどうか。親しき仲にも礼儀ありという言葉がある通り、相手のプライバシーを侵害する行為はNG。不安に感じることがあったから、カレのスマホを勝手に見たのかもしれませんが、カレからすると「人のプライバシーを守るよりも自分の不安を解消することの方が大切な女性」となってしまい、“重い女性”認定をされてしまいます。■ 「忙しい」に「どうして会えないの?」と質問6つ目の項目は、「忙しい」というカレに「どうして会えないの?」と質問したことがあるかどうか。仕事で忙しくてデートの時間が作れないということもあるでしょう。残業続きで疲れているのに、彼女からも「どうして会えないの?」と詰め寄られては、ため息が出てしまっても不思議ではありません。男性からするとそのセリフは「仕事をとるか私を取るか」という2択を迫っていることになってしまい、重い女性だと思われてしまいます。■ こうして欲しいという理想を押しつけてしまう7つ目の項目は、「こうして欲しい」という理想をカレに押しつけていないかどうか。押しつけているという場合は重い女性となってしまっている可能性があります。1つくらいなら問題はありませんが、要望がたくさんある場合、カレは疲れてしまいます。特に「私のことが好きなら当然」といった態度だと「これだけやってるのに感謝もされていない」と感じて、さらに疲労感が募ります。■ 結果はどうだった?今回は重い女性のチェックリストをご紹介しました。あなたはいくつ当てはまりましたか?1~2個なら軽い女性、3~4個ならそこそこ重い女性、5~6個はずっしり重い女性、7個全て当てはまるという場合はメガトン級の重い女性ということに。重い恋愛を続けていると別れを早めてしまうことも。ぜひ注意してみてください。(草薙つむぐ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年08月19日我が家の子どもたちは常に「あれがない!」「これがない」と叫んでいるような気がします…。夏休み前のエピソードなのですが宿題をやろうした次女が…!?筆箱がないのは困る!学校でも家でもつかうんだし…。探しても探してもないので、これは学校に忘れてきたのでは?やっぱりなかった~。失くしたものが筆箱なので、買い替えない訳にもいかず…。でも失くしたら買ってもらえるとは思われたくないわけで!ここはシンプルで使い勝手はいいけど、次女の好みではなく、でも使うことは拒否しない…そんなギリギリの筆箱を買うことにしましょう!まあやっぱり喜んではいたのですが…。「これはお母さんの筆箱で、貸してるだけだからちゃんと自分の筆箱を探しなさい」と念を押すことに…。その1週間後…予想もしないところから発見された、次女の筆箱…。やっぱり家の中にあったんだ~~!!
2019年08月17日わが家では、育児はパパが「お手伝いする」のではなく、パパとママ2人で「協力してやる」という考え方です。しかし2人目が生まれたときはまだまだ私(パパ)の育児スキルはママには及ばないことが多く、ママの負担は大きい状況でした。 今回はそんなときにママに少しでも休息を取ってもらうために、私が寝かしつけできるようになった体験をご紹介します。 パパが寝かしつけて、ママに休息を私が前職に就いているとき、わが家のママは1日のほとんどの時間を子どもと過ごしていました。特に子どもがまだ0〜1歳のときは、夜もゆっくり休めません。そこで、少しでもママが休息を取れるように私が寝かしつけをできるようにしました。 授乳中はどうしてもママがおっぱいをあげる必要が出てきますが、断乳後は寝かしつけから朝まで私が子どもを見ることも可能です。子どもに寄り添い「パパがいるから安心して寝ていいんだよ」という気持ちを伝えながら、根気強く寝かしつけをマスターしたことでママの睡眠時間も格段に多くなりました。 秘訣は普段からのスキンシップ何と言っても子どもには「安心感」の必要性を感じました。そのためわが家では私が寝かしつけに挑戦する以前から、子どもと過ごす時間を少し工夫しました。 お昼寝前から私と2人で楽しく遊び、疲れてきたらそのまま抱っこして子どもの好きな歌を歌い続けゆらゆらしました。そしてその流れでお昼寝も一緒にします。布団に下ろすと泣いてしまうようであればずっと抱っこで寝かせます。これを何日か続けると、驚くほど寝かしつけがラクになりました。 一朝一夕で安心感を与えることはできませんでしたが、普段からたくさん触れ合うことが、結果として1番の近道になったようです。 とにかく根気が必要なパパの寝かしつけわが家のママが100%の確率で寝かしつけができるのは、「子どもが眠るまで1時間でも2時間でも諦めないから」だと感じていました。子どもとしても、生まれてから1番長く一緒にいるママだと安心感も大きいのか、結果として、はじめのうちは私が寝かしつけをすると時間がかかるという状況でした。私が寝かしつけると決めた日は、「何時間かかっても眠るまでパパに任せる」という夫婦共通の覚悟と根気が必要でした。 これを何度か繰り返すうちに、わが家では徐々に私の寝かしつけも時間短縮できるようになりました。そして日に日に子どもとの信頼関係が積み上がってきたと実感できるようになり、以前よりも楽しく育児ができるようになりました。 パパが育児の戦力となれるところはたくさんありますが、やはり子どもが小さいうちはまだまだママに負担がかかりがちです。そんな状況でのパパの育児スキルUPは、ママの負担を減らすだけでなく、楽しく夫婦で育児をする雰囲気も与えてくれました。 著者:浦野崇朗2人の子を持つ父。前職の公務員退職をきっかけに、家庭では家事・育児をしながら、在宅で育児関連のライターとして執筆中。その他フリーランスとしてWEB制作などを行う。
2019年08月13日寝かしつけには生活リズムを整えることが重要と聞きます。娘は生活リズムが整っていたにも関わらず、生後6カ月ころから、おっぱいが口から離れると寝られない状態になりました。夜泣きも始まり、泣くたびに授乳する日々……。そのとき私が挑戦した、授乳以外での寝かしつけについてお伝えします。 おっぱいなしでは寝られない!?娘が生後6カ月を迎えたころ、授乳での寝かしつけはかなり時間がかかりました。娘も体力がついてきたせいか、40分~60分程おっぱいを吸わないと寝落ちしてくれないのです。授乳の体勢は意外と疲れるものです。首、肩、腕がしびれて、猫背にもなってきます。娘は昼寝のときも授乳をしないと眠れなかったため、私の体は凝り固まってしまいました。添い乳も試したのですが、こちらも意外と体勢が難しく、娘もうまく吸えずに断念してしまいました。 寝かしつけ方法を模索する日々このままでは、娘にも私にも良くない! と思い、授乳以外での寝かしつけ方法を模索することにしました。まず試したのは「背中とんとん」です。住まいのある区で開催しているママ子会で相談したところ、他のママから「背中とんとんで寝てくれる」との意見を聞いたのです。ネットで検索しても「とんとん」でうまくいったという意見は多いです。しかし、うちの娘には合わなかったようで、まるで邪魔だと言わんばかりに嫌がられてしまいました。その後も子守歌、ベビーマッサージ、抱っこなどいろいろ試しましたが、私と娘どちらにも合う方法が見つかりませんでした。 絵本とオルゴールで眠る時間の意識付け今度は保育士さんに相談してみたところ、「赤ちゃんが安心できる何かがあるといい」との意見を聞きました。ぬいぐるみやタオルなど、赤ちゃんによって好みは違うようです。娘はお気に入りのグッズが特になかったのですが、昼間に絵本を読み聞かせるとおとなしく聞いていることがよくあったため、絵本で試すことに!普段お世話や家事をしていると、実際に娘と向き合って遊ぶ時間が意外と少ないことにも気づきました。寝る前に絵本を読むことで、娘とのコミュニケーションの時間にもなり、一石二鳥だと考えました。また、私自身がオルゴール曲を聞くと心が落ち着くと感じていたため、そちらも試してみることにしたのです。 定着した寝かしつけで娘も私もハッピーに実践してみたところ、寝ながら絵本を見て聞いてくれたのです。そのうち目をこすって眠い素振りをするように。そのタイミングで「おやすみ」と声をかけ、電気を消し、添い寝をしました。何分がぐずぐずし、ごろごろ動き回るものの、しばらくすると眠っていきました。このときは本当にうれしかったです。毎日続けていくうちに、絵本を読む時間もぐずる時間も短くなりました。布団の中に入り、オルゴール曲と絵本が始まったら、寝る時間だとわかってくれたような気がします。横になって絵本を読むだけなので、私の体もすごくラクになりました。生後11カ月になる現在は、この寝かしつけ方法が完全に定着しています。 授乳以外の寝かしつけに挑戦し、育児はこれという正解がないと改めて知ることができました。まだ話せない娘との生活は、悩むことが多くあります。「どうしてうちの娘だけ」とついつい思うのですが、自分の意思を押し付けるのではなくお互いに合う方法を考えることが大事だとわかりました。 著者:加藤みか1児の母。現在育児休暇中。夫と娘の3人暮らし。今後の家族計画を立てながら妊娠・出産・子育て・暮らしに関する体験談を中心に執筆中。
2019年08月01日最初は「好き」という気持ちが強くても、次第にその思いが薄れていってしまうのは仕方がないことでもあります。でも、そこに深い信頼感や絆がきちんと生まれていれば、そこからまた大きな愛情も育んでいけるでしょう。そこで今回は、男性が「一生ずっとそばにいたい」と感じる女性の共通点を紹介します。■ ちゃんと「言葉」にしてくれる付き合っている彼氏に対しては、「言わなくてもわかってほしい」と考える女性も少なくないでしょう。でも、男性はそもそも察することがとても苦手ですし、女心は最もわからないものでもあります。だからこそ、「わかってほしい」という気持ちばかりをぶつけられると、それだけでかなり息苦しさや窮屈さを感じるようにもなるもの。回りくどいことをしたりせず、ちゃんと自分の気持ちや考えを素直に言葉にしてくれる女性だと、気疲れしたりもしないので居心地だっていいはずですよ。■ 考えを「押しつけない」大好きな彼氏には、「自分の考えを理解してほしい」という気持ちも大きくなっていくことでしょう。それ自体は悪いことではないですが、それを強引に押しつけるようになってしまうと、確実に引かれるだけ。お互いの考えや気持ちを尊重し合うというのは、いつまでも長く付き合っていくためには必要不可欠。いくら彼氏のためであっても、「こうしなよ」と決めつけるのではなく、「こういうのはどうかな」と提案するような形にした方がいいですよ。■ 「足りない部分」を補い合える足りない部分、苦手な部分、ダメな部分というのは、誰にだって少なからずあるものです。だからこそ、そういった部分を補い合えるような相手のことは、理想のパートナーだとも感じやすいはず。また、困っているときなどに、サッとフォローしてくれる女性は、いてくれると助かる女性でもあるので、簡単には手放せなくもなるでしょう。彼氏がピンチのときには当然のように支えてあげたり、自分もこまっているときには素直に助けを求めるようにすると、絆もどんどんと深まっていきますよ。■ 「否定」からは入らない「それはどうかな」とか「ちょっと無理じゃない」などと、何を言っても否定から入られることが多いと、一緒にいてもうんざりするだけ。次第に自分自身が否定されているかのような気分にもなるので、幸せな気持ちになんて全くなれないでしょう。頭ごなしに否定するのではなく、まずは一度は受け入れたうえで、あなたの考えなどを述べるようにするべき。ふたりでいると前向きな思考になれるような女性こそ、「いつまでもそばにいたい」と最も強く感じる女性でもありますよ。■ おわりに居心地が良くて、お互いに思いやりを持ち合える関係性になれたら、男性だって「手放したくない」と感じるものです。そしてそれは、「一生そばにいたい」という思いにもつながっていくはずですよ。(山田周平/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年07月31日市の子育て指導パンフレットには「1歳になったら卒乳しましょう」という言葉がありました。長男が1歳を迎えて少し経ったころのことです。知り合いのママのお子さんが1歳数カ月で離乳食より母乳がメインになり、鉄分が欠乏してしまい、鉄分投与をしてもらいに小児科へ通っているというのです。その話を聞いたこともあって、市の育児相談で保健師さんに断乳のタイミングを尋ねてみました。 断乳はパパの協力が得られるときに保健師さんからは、「断乳は金・土・日などの、パパのお仕事が連休になる前日から決行するといいですよ」とアドバイスをもらいました。パパにはどう協力してもらうのだろうと思い聞いてみると、「ママひとりで対応すると大変だから……」との答えが返ってきました。 その場では、1歳過ぎの子に母乳をあげているママさんともお話しすることができました。家庭や親子の事情によっていろいろな形があることを見聞きでき、内心焦っていた気持ちが和らいだのを覚えています。 “おっぱいでねんね”という手が打てなくなる試練断乳は夫協力のもと、長男が1歳1カ月になる前に決行することができました。一番ネックに感じたのは、夜寝かしつけるときにおっぱいがあげられなくなることです。なんとか寝てくれたとしても、夜間泣いて目覚めたときにおっぱいをあげることができません。 思っていた以上につらかったことは、私が長男の泣き声に耐えられず、母乳をあげそうになってしまうことでした。 結局断乳の初日は、夫の抱っこで、泣き疲れて寝るまでに1時間くらいかかりました。途中私が痺れをきらしてそばに行ってしまい、泣き声がやや下火になっていた息子を余計母恋しくさせたようで、結果再びけたたましく泣かせてしまいました。 寝入るスタイルの習慣化は大きかった完全に断乳するまで、息子は泣き疲れて寝つくことがありました。そのたびに「これでいいの……?」と、わが子の泣き声を聞くのをつらく感じて葛藤しました。幸い夫が簡単には挫けない人で、「大丈夫だから」と根気強く抱っこでゆらゆらして寝かしつけてくれていました。すると、回を増すごとに寝入るまでの時間が短くなってきたのです。そのときはおっぱいを諦めて仕方なく眠ったかのようでしたが、次第に私の抱っこでもすんなりと寝られるようになり、夜間に泣いて起きることが減ってきたのです。 ママと子どもが集うママ子会で市の子育て専門スタッフと話すと、「ママはおっぱいのにおいがするからね」と言われました。たしかに乳児のころから、眠いと胸元に頭を埋めてグリグリ擦りつけてくることがありました。ママの抱っこではおっぱいを感じる半面、パパの抱っこではおっぱいのことがあまり気にならなくなるのかなぁと、自分の中では合点がいったように思います。 パパの協力なしでは、私も息子もなかなか落ち着くことができなかっただろうと、とても感謝しています。以降長男は夜間起床が1回に減り、数カ月後には一晩通しで寝られるようになりました。著者:海老原しずく二男の母。結婚を機に退職、地元の広島県を離れ石川県に移住。下の子を家で見ながら妊娠・出産・子育てに関する記事執筆やイラスト、web制作を中心に活動している。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月31日梅雨明けとともにやってくる夏休み。ワクワクする子どもたちとは裏腹に「きてしまったか…」と、戦々恐々としているママは多いことでしょう。子どもが毎日家にいると、どうしてもイライラしてしまう…。誰しも悩みどころです。そこで今回は夏休みにイライラしないための対策について紹介していこうと思います。 ■夏休みになると奪われる、ママの「1人時間」子どもが夏休みにはいると、さっそく生活リズムが狂い始めます。「この時間までに起きなければ間に合わない」という縛りがなくなるので、つい遅くまで起きていたり、起きるのが遅くなったり…。幼稚園や保育園に通う小さなお子さんを持つ場合は「聞いて聞いて!」「見て見て!」などの「かまって攻撃」により、これまでのように家事ができなくなりますし「お外で遊びたい!」といわれ、外遊びに付き合って出かけなければならなくなるでしょう。「早く起きなさい」「早く寝なさい」が休み中の常套文句になり(小学生のお子さんがいる場合は「宿題しなさい」もプラスされる)、3食きっちり食事を用意しているのに「また、これ~?」とブーイングをあびる…。これじゃあ、イライラしないほうがおかしいですよね。すべてにおいていえるのは「1人時間が劇的に少なくなり、リラックスできない」ということです。■「ルーティンが壊されていく」と感じる心理状態専業主婦もフルタイムで働く人も、1日の流れは自分なりに確立していますよね。子どもが園や学校にいったあとに朝食の片づけ、洗濯機を回しながら掃除機がけ。買い物にいって、合間にホッとひと息… といった普段のルーティンも、夏休みによる影響でいつも通りとはいかなくなります。でも体に染み込んだこの流れを崩したくない。だから自分のルーティンに子どもを合わせようとする。だけど、上手くいかない…。こなせるはずのことがこなせず、いつものペースが乱される。イライラの原因は「いつものルーティンが壊されてしまうから」ということができるでしょう。 ■夏休み中のイライラ、使える対処法は?自分のペースを極力乱されず、イライラせずに過ごすためにできることはあるのでしょうか? ここからは私がおすすめする方法をご紹介していきますね。・未就学児におすすめの方法年少~年長さんのお子さんの場合は、「かまって!」の相手をしなければいけない時間が増えます。そこで、かまって攻撃をかわすために「おしごとの時間」を設定してみましょう。「ママはこれから、おうちのお仕事をします。だから〇〇(子ども)も、おうちのお仕事を決めましょう」と誘い、子どもだけで取り組めて、しかも集中できることに取り組ませます。お絵かきやぬりえ、切り貼り、折り紙、粘土、ドリルなどは手を動かすもので集中しやすいのでおすすめです。あるいは洗濯物をパパ、ママ、自分のものに分けて洋服ダンスの前に置いてもらう。トマトのへたをとってもらい、レタスを小さくちぎってもらう、などのお手伝いをしてもらうのもいいですね。コツは決めた時間を守って習慣にしてしまうことと、ゲーム性を持たせることです。例えば洗濯ものを選り分けてもらうなら、洗濯もので一度山をつくり、広げて海のようにします。そのうえで泳ぐマネをするなど、たくさん遊ばせて、そのあとでお手伝いに入ってもらいます。遊びの要素を持たせることで「明日もお手伝いする!」と本人のやる気を引き出し、継続性を持たせることができると思います。また外遊びは午前中の涼しい時間に早めに出かける人も多いですが、子どもによっては夕方のほうが眠くなりやすい場合もあります。日差しが強いなら屋内施設を利用して適度に身体を動かしたり、図書館などを利用するなどして「午後遊び」するのもいいでしょう。・小学生におすすめの方法小学生になると「〇〇してほしい」といった要望が親の側に多くなってきますよね。けれど、まずは自分の気持ちをいったん脇に置き「子ども自身はどう過ごすのが心地よいのか」を話して合ってみることをおすすめします。というのは午前中に勉強、午後に遊びにいくといった流れが一般化していますが、子どもによっては午前中より夜のほうが勉強がはかどる場合もあります。朝はとにかくボーッとしているのが心地よいという子もいるので、1日の過ごし方を世間一般の常識と照らし合わせず、その子自身がどう過ごしたいのか、をベースに考えてみましょう。また「今日は〇〇家で遊ぶ」など、ママ友同士で順番に預け合いをするのもひとつの手です。子どもは多ければ多いほど、子ども同士で遊んでくれます。家の中での遊びに飽きたら、外に連れ出し「〇時に一度戻ってくる」「〇〇から先にはいかない」などのルールを設け、ママは待機場所で待っている… という遊ばせ方もあります。こうしたイライラを抱えるのは少なくとも年中~小学校3年生くらいまでの4~5年間の間だけです。年中さんの夏休みは実家にお泊りする日数を増やす、年長さんの年は近所のお母さんと相談して各家庭持ち回りでのお預かり制を導入してみる。小学1年生の年は、民間スクールや自治体のキャンプにいかせるなど、アクティブに活動させてみる。小学2年生の年には学校のお預かり制度も頻繁に利用し、子ども同士で遊ばせる機会を多くする… などなど。数年間は実験のようなつもりで、親も楽しみながら過ごしてみるのもいいのではないでしょうか。学校とは違う体験ができる夏休み。「ならでは」の思い出は、親がいなくてもつくれます。上手く計画して、たくさん楽しい思い出をつくってあげたいですね!
2019年07月29日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、ラクな寝かしつけ方法を見つけたというママの体験談です。 ひとりでねんねなどしたことがない娘。生後4カ月ごろから始まった人見知りもあり、1歳を過ぎても、寝かしつけは母親の私でないと絶対に寝ませんでした。添い乳で寝てくれている時期が1番ラクだったかもしれません。 抱っこ紐をフル活用授乳していたころは基本添い乳で寝ていましたが、夜泣きがあったので、1歳になったのを機に授乳を卒業しました。そこからは音楽を鳴らしたり隣で寄り添うこともしましたが、娘が10kgに未たないころは抱っこやおんぶをすれば早く眠りについてくれたので、昼寝や夜寝るときも抱っこ紐で抱っこやおんぶをしていました。 私は、抱っこ紐から降ろしベッドで寝かせるところまで毎日できていましたが、たまに夫に代わると、ベッドに下ろすことに苦戦していました。 噂で聞いていた本をゲット娘が1歳を過ぎ、体重がどんどん増えていくにつれて、寝かしつけの抱っこやおんぶが負担になっていきました。そこで、噂に聞いたことがある寝かしつけ用の本『おやすみ、ロジャー』『おやすみ、エレン』(飛鳥新社)を手に入れました。試しに読んでみると、隣で聞いている娘は、毎日同じページで眠りに落ちていきます。 本を聞くことが習慣になったため、眠る前に「本!」と言って、自ら引っ張り出し本を持ってきます。この1冊だけは眠るときにしか読まず、ずっと寝室に置くようにし、日中には読まないようにしました。 寝ぼけて泣いているときは大勢の場所に連れて行った日や初めて会う人が多い日などは、夜泣きに悩まされることがあります。私の声も届かず、大好きなキャラクターにも目をくれず、好物の食べ物を見せても泣き続けてしまう娘には、眠りにつく音楽が効果的でした。 音楽を流している携帯やタブレットをつい気にしてしまうようで、昼や夜の寝かしつけには使っていませんでしたが、夜中の寝ぼけているときは、すーっと眠りについてしまうことが多かったです。 娘の心と体の成長に合わせて、寝かしつけの方法を変えていきました。おんぶで寝てくれると他の用事も出来て楽でしたが、私の肩や腰が痛くなり、娘も大きくなると居心地が悪いようで、眠りに落ちることが少なくなりました。現在、娘は1歳9カ月になりましたが、音楽・本・抱っこなど、娘の様子を見てさまざまな寝かしつけ方法をおこなっています。これからも、親の都合だけではなく、子どもがスーッと眠りに落ちることができる方法を見つけてあげるようにしたいと思っています。 著者:やすだ おと一女の母。妊娠・出産・子育てに関する体験談や、自身の海外留学、旅行についての記事を中心に執筆。
2019年07月27日わが家の2人の子どもたちは、新生児期は寝ていることが多く、おむつが快適でおなかが満たされていればほとんど起きることはありませんでした。しかし生後2カ月を過ぎると、いわゆる「たそがれ泣き」をするようになったのです。そんなときママ友に教えてもらった方法をいろいろ試し、わが子にぴったりだった寝かしつけ方を見つけたのです! あまり泣くことがなかった新生児期初めての育児が始まる前は、「赤ちゃんはいっぱい泣くんだろうな~。ちゃんとお世話できるかな~」と予想して、ドキドキしていました。しかしフタを開けてみれば、おむつが濡れていたり空腹状態だったりしなければ、新生児期の長女や次女はほとんど眠っていて泣くことがありませんでした。 「意外と育児はラクなのかもしれない」と思い始めた矢先、生後2カ月過ぎて体力がついてきたためか、起きている時間が少しずつ長くなり、それとともに泣くことが増えていったのです。 先輩ママに教わった寝かしつけアレコレ長女が幼稚園に行っている間に、週1回次女を連れて近隣の育児サークルへ遊びに行くのですが、そのとき寝かしつけについて聞いてみたところ、さまざまな方法が話題になりました。 というのも、月齢や年齢によって効果がありそうな方法がそれぞれ違っているようなのです。赤ちゃんのころならベビーメリーやホワイトノイズ、添い乳がいいけれど、1歳を過ぎると絵本の読み聞かせやストーリーテリングがいいそうです。 2歳を過ぎると「寝る前にトイレ行こうね。トイレ終わったら眠たくなるからね。トイレにもおやすみ言おうね」と入眠儀式を習慣づけておく、などなど……。 わが子にぴったりの寝かしつけ方を発見!生後2カ月の次女の寝かしつけで効果てきめんだったのは、抱っこして歩き回る方法です。抱っこした状態で、リビング、キッチン、和室など家の中のあちこちをグルグルと歩き回ると5分くらいで泣き声はやみ、ギュッと握っていた手はだら~んと脱力して寝息が聞こえてきました。 教えてくれたママさん曰く、母猫が子猫を口にくわえて移動するときに、暴れている子猫はあまり見かけないのと同様に、動物には移動中にリラックスする本能(輸送反応)があるのだそうです。とにかく、わが子にはぴったりの方法でした。(※) 教えてもらった方法のすべてがうまくいったわけでありません。胎児のころに聞いていた音に近いザーッというホワイトノイズを聞かせる方法は、わが子にはあまり効果がありませんでした。これからも子どもたちの成長段階に合わせて、ぴったりの寝かしつけ方を見つけたいと思います。著者:柴崎諒子2016年2月長女、2019年2月次女を出産。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。 ※参考:ベビーカレンダー「スクワットで赤ちゃんが泣き止むのは「本能」ってホント?!」
2019年07月22日赤ちゃんと初めて乗る飛行機には、何を準備したらいいのか? どう過ごしたらいいのか? わからないことだらけ……。今回は、生後5カ月で飛行機(国際線)デビューした息子との約12時間におよぶ長時間フライトの経験から、「赤ちゃんを機内で寝かしつけるために知っておきたい3つのこと」をご紹介します。 座席はバシネット席が安心座席は、飛行機の壁にベビーベッド(バシネット)が取り付けられる席を予約しました。 長時間のフライト中、赤ちゃんをずっと膝の上で抱っこし続けるのは想像しただけでかなり大変そうですよね……。わが家はバシネットがあったおかげで、食事のときにパパかママが抱っこをしている必要もなく、息子がバシネットで寝ている間は自分の時間をもつこともできたので、機内でリラックスした時間を過ごすことができました。 バシネットに使われる赤ちゃん用の布団は、機内で配られるブランケットだったり、バシネット専用の布団が用意されていたり、航空会社によってさまざま。わが家は、エアコン対策のため大判のガーゼとベビースリーパーを機内に持ち込みました。 バシネットのある座席は数に限りがあり、予約が必要な場合が多いので、事前に確認をしたほうがよさそうです。 いつもの授乳クッションでリラックスバシネットでスムーズに寝かしつけられるのがベストですが、ベビーベッドに慣れていない息子をバシネットで寝かしつけるのはなかなか難しく、苦戦しました。普段とは違う環境のなか、息子が一番よく眠ってくれたのは、いつもの授乳クッションの上でした。 授乳クッションのおかけで、長時間でも快適に息子を抱っこできたのでかなり重宝しましたが、授乳クッションは荷物になるので機内で配られるブランケットを巻いて代用するのもありかなと思いました。 抱っこひもで気分転換どうしても寝てくれない息子にお手上げ状態になってしまったとき、役に立ったのは抱っこひもでした。抱っこひもで少し歩いて、トイレ前の少し広々としたスペースで外の景色を眺めたり、ストレッチしたりすることで、座席とは違う時間を過ごせたのが私にとっても息子にとっても良い気分転換になりました。 飛行中は、フライトアテンダントさんたちが、離乳食を温めてくれたり、おもちゃを持ってきてくれたりと、息子が長時間のフライトを快適に過ごせるようサポートしてくれました。 息子と初の長時間フライトを経験し、月齢の低い赤ちゃんと一緒に機内で快適に過ごすには、気持ちよく眠れる環境作りが何より大事だと感じました。また、時差ボケや抱っこ疲れを引きずらないよう、パパとママが交代で赤ちゃんの寝かしつけをするなどチームワークを駆使して、お互いが休める時間を作ることも重要だと思いました。 著者:矢乃さきオーストリア在住の元webメディア編集者。夫・息子との3人暮らし。出産を機に移住した海外での育児経験に基づき、体験談を中心に執筆中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月19日日ごろから「子どもの成長は自分で感じたい」と思っている夫ですが、仕事の帰りはいつも遅く、朝のほんのわずかな時間しか子どもたちと過ごせません。それでも彼なりのペースとアプローチで、子どもたちとの信頼関係を築くべく日々がんばっています。■夫なりに子どもとの信頼関係を育んできた子どもたちと過ごす時間が夫より多い私は、少しでも成長の実感を共有したくて、夫が帰宅すると(私が起きていれば)その日の出来事を子どもの話題中心にあれこれ話します。ほぼ雑談ですが、子どもたちの前でクヨクヨしないですむよう、ほどほどに愚痴や弱音も織り交ぜつつ(笑)それが先日、あまりにもドタバタしている最中に夫から電話が入り…。「何度言っても子どもたちが返事もしない。私が言い過ぎているのかな? もう、なんか疲れた〜」と、つい子どもたちのいる場で愚痴をこぼしてしまいました。すると夫が「ちょっと、子どもと話したいから電話かわって?」と。いま思えばこのときの私の言動は、「子どもたちの状態を夫に告げ口している」という気がするのですが、このときは何も考えず電話をかわりました。■パパからの電話に子どもたちがうんざり夫の子どもへの電話内容は、説教とか叱るようなものではなく「楽しんでる? いいね、ちょっぴりお母さんに協力してね」という雰囲気だったのですが。それに対する子どもの反応がどうだったかというと…。そんな子どもたちにハッとしました。電話を夫にかわったのは、完全なる悪手! ただでさえ少ない手数で地道にお父さんとしての信頼を積み重ねていたのに…この電話で、ただただ「うざいポイント(?)」を爆上げしてしまいました。私と夫の間では育児の共通ルールとして、基本「注意も叱るのも1人で。2人以上でよってたかって責めることはしない」というのがあります。1人が叱ったらもう1人はフォロー役。そのルールの良し悪しはわかりませんが、やはり「さとす程度」でも、母と同じことを電話越しに父から言われるのは、子ども心にも「鬱陶しい」んですね。日々の積み重ねがあるので、夫の信頼はすぐに回復したようです。が、この件はその後「すぐに言いつける!」と、私の印象を悪くしています。(なんてこった…)
2019年07月16日付き合う前は分からなかったけど、付き合ってみたらこだわりが強かったり、ワガママだったりしてすごい苦労したといった経験ありませんか?そんなことを避けるために、付き合う前に苦労する男性か、そうでないかを見極めることができたらいいですよね。そこで、付き合ってから女性が苦労しがちな男性の特徴をご紹介します。■ スキャンダルに過剰な反応「芸能人のスキャンダルとか炎上騒動とかに敏感な人っているじゃないですか。そういう人と付き合ったことがあったんですけど、上から目線の持論を押しつけてくるような部分があって、大変でしたね」(Wさん・26歳女性)自分のことは棚に上げて他人を非難する人や自分の価値観が正しいと決めつけて非難してくる人がいますが、こういったタイプがその典型といえるでしょう。例えば、「親孝行していない」というと「社会人にもなって!」と説教をしてくるような人がイメージに近いでしょう。他人の考えや気持ちに配慮をまったくせず、自分の考えが正しいと持論を押しつけてくるような人はやめておいた方がいいでしょうね。■ SNSに自分の写真をバンバンアップ「SNSに自分の写真をバンバンアップしている人っていうのは、ナルシストでプライドが高いですよね。友人の彼氏がそんな感じの人でオラオラ系だったんですよ。自分には無理だと思いました」(Uさん・27歳女性)こういった男性は彼女にどれほど高価なプレゼントをあげたか、どんな素敵なデートをしてあげたかといった部分に興味があるため、彼女の好みなどはお構いなしという場合があります。例えば、高級レストランは落ち着かないために「行きたくない」といっているのに「誕生日プレゼントなんだから」と連れて行かれてしまうといった感じです。こうなってしまっては誰の誕生日プレゼントなのかわかりません。■ 協調性がありすぎる「友達の誘いを断らない人っているじゃないですか。そういう人はきっと優しい人だろうと思って付き合ったことがあったんですけど、流されやすいだけで彼氏としては頼りなかったですね」(Gさん・29歳女性)「とりあえずあいつ呼ぶか」といった会話となったときに、一番に名前が挙がるようなタイプは要注意。友達の誘いを断れないために「来週の日曜日、デートの約束してたじゃん。友達からも誘われたから、一緒にいこうよ」といったことになりやすいタイプ。最悪の場合、「私と友達どっちが大切なの?」といったことになってしまいます。あなたとの約束、友達との約束…。きちんと線を引いて付き合える男性でないと、不満はどんどんたまっていきそうですね。■ 面倒見がよく兄貴肌「後輩の面倒をよく見ているタイプの彼氏だったんですけど、『この前後輩に奢ったから金がない。だから家でまったりしようぜ』って感じのことが結構あったんですよ。デート代くらい取っておけよって何度も思いました」(Tさん・28歳女性)面倒見がよく、兄貴肌的な人も要注意。周りの人にはお金を使うけれど、私たちの関係にはお金を使ってくれないといったことになってしまうケースもあります。兄貴肌であるだけならいいのですが、見栄っ張りといった人には注意した方がいいかもしれません。■ 過ぎたるは及ばざるがごとし!いろいろなタイプの男性がいますが、上述したようなタイプの男性は注意した方がいいかもしれません。彼の行きすぎた部分をチェックしてみると、のちのち付き合ってから苦労するかどうかがわかるかもしれませんよ。(草薙つむぐ/ライター)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2019年07月16日いつの間にか、手先が器用に使えるようになってきたわが子。そんなとき、ふと「きき手」がどちらなのか、気になることはありませんか? 左ききらしいと感じたときには「右きき用のものが多いし、不便じゃないように右ききになおしたほうがいいのかな…」と心配するママやパパもいるようです。そこで今回は『 左対右きき手大研究 』(化学同人)の著書である八田武志先生に「左ききを右ききになおしたほうがいいのかどうか」も含め、きき手にまつわるお話をうかがってきました!お話をうかがったのは…関西福祉科学大学学長 八田武志先生専門分野は、脳と行動とのしくみ解明を目指す神経心理学。特に左ききの脳のしくみ、左右脳の働きの違い、中高年者の加齢による脳の働きの様子を調べ、脳機能低下を予防する研究をおこなっている。■左ききだと〇〇…「左利きあるある」は本当?――先生、本日もよろしくお願いいたします。よく「左ききだと〇〇!」みたいなあるあるを耳にすることがあります。例えばスポーツするなら左ききが有利とか…。これって本当なんでしょうか?八田先生:そうですね…。例えば、テニスを例に出してみましょうか。テニスでサーブを打つとき、右ききのサーブはレシーバー側からすると右に切れていきますよね。同様に左ききの場合には左に切れていきます。――はい。八田先生:右ききの人は、右に切れるサーブには慣れています。なぜなら、世の中は右ききが多数を占めていて、右に切れるサーブを返すことが多いからです。一方、左に切れるサーブには慣れていませんよね。経験不足です。だから自然と失敗する確率も高くなってしまうんですね。――なるほど。あまり経験したことのないことって成功しにくいですもんね。ということはつまり影響しているのは慣れや経験で、左ききの人が特別に器用だから… ということではない?八田先生:きき手によって、運動動作パターンが異なります。大勢の右ききの運動動作に慣れている右ききは、不慣れな動きをする左ききへの対応が難しいんです。だから運動能力として左ききが右ききより器用というわけではなくて、右ききが多数を占めるからスポーツでは左ききが有利とされているんでしょうね。――左ききはスポーツするのに有利…! 覚えておきます!八田先生:テニス以外にもサッカーやバスケット、ラグビーなどの下肢が重要なスポーツでも、きき足について同じことが指摘できると思いますよ。■左ききはケガしやすい!?――左ききって、どうなんだろう… と思っていましたが、スポーツで有利なら子どもが「やってみたい!」といったものはどんどん挑戦させたくなりますね。でも左ききは「ケガしやすい」というのも耳にしたことがあります。これについては何か理由があるんでしょうか?八田先生:駅の自動改札機のカード入り口、公衆電話の受話器など… この社会は右きき用につくられたものが多いですよね。――本当にそうですね。八田先生:左ききはストレスを感じやすいと思います。そういった意味で「ケガをしやすいのでは?」と考えた、あるカナダの研究者は寿命などを含めて「左ききは不利である」と報告し、話題になったことがあります。――なんでもかんでも右きき用ですもんね。左ききの人のストレスはすさまじいものがありそうです…。八田先生:一般的に多数派が少数派を思いやる気持ちは希薄なものです。ただカナダの研究者のいう「左利きは不利である」というのは、必ずしも十分でないと私は考えています。私がおこなった看護師を対象とした調査では、ケガやミスはむしろ右ききより少ないという結果が出ました。――…え!八田先生:左ききの人は「自分に不都合な環境」ということが分かっているので、高い注意力を持って行動します。だからケガやミスが少ないんです。――分かっているから、注意している…?八田先生:そうだと思います。右きき用につくられた日常環境に慣れていくことで、それほど負荷とは感じていない、ということが考えられますね。――なるほど…。「慣れること」はストレスを溜めないために大切なんですね。■左ききは、右ききになおしたほうがいい? ――先生、聞きたいことがあります。わが子が左ききだった場合、右ききに矯正すべきでしょうか? 矯正するなら、それは簡単にできるのでしょうか? 今のままでいいのか… と心配になるお母さんが多いと思います。先生はどのようにお考えですか?八田先生:先に「きき手が変えられるのかどうか」についてお話しておきましょう。基本的にきき手の変更は簡単ではありません。――やっぱり難しいんですね…。八田先生:でも絶対に不可能というわけでもありません。例えば運動動作の経験が少ないものは経験量が多いものと比べ、変えやすいといえるでしょうね。――経験の少ない動作ですか?八田先生:そうです。手足の運動動作は幼児期からの繰り返しによって「過剰学習」をしているんです。大脳皮質下で記憶された運動動作はこの学習で強化され、そのうち意識しなくても自動化されていきます。――自動化…。八田先生:無意識に動いてしまうような感じです。きき手が変えられるケースがあるとすれば、この過剰学習の程度が少ない、あまり繰り返してやったことがない片手動作ですね。例えば初めて出合う道具や器具を使うときの片手動作、であれば可能かもしれません。■きき手の変更=得意じゃないことを強いること――ではいずれにせよ、小さなうちに矯正したほうがいいということですね…。八田先生:う~ん。変えられるケースは0ではないけれど、きき手の矯正についていえば、私は「矯正の必要はない」と思います。――矯正の必要はない…?八田先生:そうです。その理由は左きき、つまり右ききでない人がなぜ存在するのか、ということに関係します。非右ききには左手の運動機能が優れる遺伝子情報を持っているケースがあります。遺伝子情報に逆らって変えようとするのは「得意でないことを強いること」と同じで、本来なら発揮できる優れた能力を取り出させないことと同じだと思いませんか?――きき手を矯正することは、子どもの持っている優れた能力をとりあげてしまう可能性がある… ということでしょうか?八田先生:はい。非右ききは遺伝子情報だけでなく、環境の要因でも生じることがあります。例えば、胎児期ですね。男性ホルモンの分泌に環境の要因が作用して、遺伝子情報どおりにならない。出産したときの環境が要因となって右脳に支障が生じ、遺伝子情報どおりにならない。そんなことも考えられるんです。――遺伝子だけじゃなくて、生まれてきた環境にきき手が影響されることもあるんですね。八田先生:そうです。幼児期までの脳は脳神経ネットワークが柔軟でしなやかです。だから、もし遺伝子情報どおりのきき手にならなかったとしても運動機能は補われます。成長に問題はありません。きき手を矯正させてしまうのは、そうした身体の自然な補正機能を無視してしまうことになるのです。左ききがどんな仕組みによって決まっているか、はっきりとは分かりませんがどんな仕組みを想定しても私は矯正をすすめることはないでしょう。――子どもが本来持っているものを発揮させてあげるためにも、きき手の矯正は慎重に考えたほうがよいのかもしれませんね。遺伝子や生まれてきた環境により決定した「きき手」。きき手を強制的に変える、ということはもしかすると子ども本来の力を奪ってしまうこともあるかもしれない…。なかなか知ることのできない「きき手」の疑問が解消でき、とても勉強になりました。参考図書:『 左対右きき手大研究 』(化学同人)八田武志 (著)「なぜ右ききが多いの?」「きき手はどうやって決めるの?」「スポーツ選手は左ききが有利?」などなど。世の中の「きき手」にまつわる素朴な疑問や噂について、研究例を基に紹介。きき手の不思議を探求する一冊。
2019年07月13日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、ある習慣で寝かしつけがラクになったというママの体験談です。 「赤ちゃんの寝かしつけは大変」という話は、何人もの友人から聞かされていました。先輩ママの話や育児情報誌で得た知識から、私が「寝かしつけをラクにするためにこれだけは守ろう!」と決心し、そのおかげで実際に寝かしつけに苦労をしなかった方法があります。 沐浴の時間を決める新生児期の赤ちゃんは昼夜関係なく寝たり起きたりですが、なるべく早く朝と夜を知ってほしくて、沐浴の時間だけは決めていました。毎日夜7時ごろに沐浴し、終わったら育児用ミルクを飲ませます。飲みながら寝てしまってもOK。眠らなければ飲み切ったあとに抱っこで揺らし、寝かしつけをします。 この方法でなかなか眠らずにいつまでもぐずぐずしていたということはなかったように思います。朝になったら眠っていてもカーテンを開けて、陽の光を部屋に入れるようにしていました。 お昼寝をしすぎない生後5カ月くらいから徐々に生活リズムが整ってきて、朝は6時ごろに起き、9時~11時くらいまで眠り、午後は2時~4時くらいの間にお昼寝をするという生活になってきました。 お出掛けをすると多少ずれてしまうこともあるのですが、朝の光を必ず浴びるようにしていたのがよかったのか、生活のズレを翌日に引きずってしまうということはありませんでした。 お昼寝をしすぎてしまうとやはり寝つきが悪くなるので、何時に眠っても遅くとも夕方5時ごろには起こすようにしていました。 夜中に起きてしまったときは生後6カ月を過ぎると、だんだんと夜泣きをするようになってきました。夜泣きのし始めはまだ目が開かずに寝ながら泣いている状態なので、そのときに胸をトントンしてあげると、うまくいけばすぐに寝てくれました。 それがダメな場合はハンモック作戦。シーツの真ん中に赤ちゃんを置き、パパと2人でそれぞれ両端を持ってハンモックのようにゆらゆら揺らします。これで眠らなかったことは、うちの子の場合は一度もありませんでした! ①朝は必ずカーテンを開ける②入浴の時間を決めるこの2つだけは徹底したので、自然とお昼寝の時間も定まり、生活リズムが整ってくれたように思います。そのおかげなのか、毎日ラクに寝かしつけをすることができました。著者:沢田真紀子自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2019年07月11日雨の日が続いていますね。アウトドア派の私たち夫婦は、雨の日でも傘をさしてお出かけをしていました。しかし0歳児と3歳児がいるとそうもいきません。風邪をひいてしまわないか心配したり、傘や子ども用レインコートなど、いつも以上に大荷物になってしまったり。そこで、自宅で楽しむ方法はないかと導入を決意したのがホームプロジェクター。これが小さな子どものいるわが家の救世主ともいえる存在に!活用法をレポートします。わが家が購入したホームプロジェクターは「popIn Aladdin」!わが家が購入したホームプロジェクターは「popIn Aladdin(ポップインアラジン)」という多彩なコンテンツを搭載した、世界初のプロジェクター付きシーリングライト。天井に簡単に取りつけることができます。投影できるサイズは40〜120インチで、「XGIMI」の高品質なプロジェクターが内臓されています。スピーカーは、世界中の音楽ファンから認められている「Harman Kardon」が搭載されていて、天井から心地よい音が。LEDシーリングライトには6段階の明るさ×6段階の色から選べる調光・調色機能が搭載されています。直感的な操作ができ、専用リモコンでの音声操作・検索が可能。スマートフォンからは、リモコンアプリも利用できます。子育てファミリーの救世主!?寝かしつけにも!一般的に子どもが集中できる時間は年齢×5分と言われています。ホームプロジェクターを使用し始めたのは長男が0歳の時。つまり集中力はほぼない状態です。実際、テレビでDVDを見せてもすぐに飽きてしまうことが常でした。しかし、同じDVDをホームプロジェクターで投影したところ、15分間、楽しそうに集中して鑑賞。迫力のある大画面で、本格的な音声だったからではないかなと感じています。これにより生まれたちょっとした時間に家事ができ、とても助かっています。また、寝室に設置したことで、3歳になった息子は、寝る時間になると自ら寝室に行くように!読み聞かせ絵本の映像や心が安らぐ音楽を聞きながら眠りつくようになり、寝かしつけが格段にラクになりました。決め手は勉強にも使える機能やネットとの連動いろいろな種類のホームプロジェクターがある中、「popIn Aladdin」を購入した決め手は、絵本の読み聞かせ機能や「あいうえお」や「ABC」などの勉強機能が内臓されていたから。最近は「ABC」の表が気に入っていて、街中で見つけた英語表記の看板のアルファベットを指差しては満足げな笑顔をしています。またネットへ繋ぐことができるので、YouTubeやAmebaTVを観ることもできます。幼稚園で覚えてきたダンスをYouTubeの映像と共に流すと、ノリノリで踊ってくれました。スマホでYoutubeを見せることには抵抗がありましたが、家族が一緒に大画面で楽しむという方法はいいなと思いました。ほかにも、今話題の「パプリカ」という曲の映像を流すと、楽しそうに体を動かしています。雨の日には、ダンス映像を流すのがおすすめ。歌って踊れるので、ストレスが発散できるようです。日中でもホームプロジェクターは映るのかいくら雨の日でも、日中の室内は映画館のように真っ暗ではありません。しかし「popIn Aladdin」は明るい部屋でもくっきり色鮮やか。また、凹凸のある壁紙でもキレイに投影されます。まるで自宅に映画館ができたようで感動しました。映画館と違って一時停止が可能なので、家族のペースでゆっくり映像を楽しめるところも気に入っています。以前、EPSONの「ドリーミオ」を使っていたことも。6畳間程度のスペースでも100型の大画面投写が可能で、プロジェクターとしては「popIn Aladdin」よりも本格的な印象があります。ただ、プロジェクター本体を投影したい壁の反対側に設置しなくてはならず、設置場所を選ぶことや、息子が本体を触ったりするため手放した経緯が。その点、「popIn Aladdin」は、シーリングライトを取りつける方法と同じなので、気軽に設置場所を変えられ、子どもが触れることがないのも気に入っています。今では、寝かしつけも含めて、毎日利用しているホームプロジェクター。子育てファミリーにぜひチェックしてほしいアイテムです。<文・写真:ライターかつき>
2019年07月11日こんにちは、こしいみほです。令和もはや2ヶ月が経ちましたね。■“終わり”について考えてみた 子どもが夢中になって遊んでいるとき、親の都合で突然終わりにしてしまったこと、少なからずあります。おもちゃを片付けてしまったり、水遊びの水を止めてしまったり…当然子どもは泣きます。もっとあそぶ!やだー!!と叫び、しばらくグズグズが続きます。大人だってそうですよね。ドラマのクライマックスでテレビのチャンネルを急に消されたり、カラオケで気持ちよく歌っているときに突然「演奏中止」ボタンを押されたら、ハァ!?!? ってなりますよね。満足できるまで遊んで自分で終わりにできたとき、子どもの心は大きく満たされるのではないか。そう思って、子どもが自発的に終わらせるときまで、できる限り待つことにしました。■子どもにもやりきった瞬間が必ずくる! 待ちながら子どもの表情を見ていると、真剣に遊んでいると思っても、ふとした瞬間に子どもは終わりにします。こちらから見ると、「えっ、そこで終わるの?」という段階でやめることもしばしば。でも、その段階が子どもがやり切った瞬間なのでしょう。このタイミングで次〇〇しよっか、と促すと、すんなり受け入れてくれることも多いです。(※日による、子どもによる)待ったほうが、スムーズに進むんだなぁという発見がありました。 もちろん危険なときはすぐに中断しますが、どうしても時間的に切り上げなくてはいけないときは、「あと○回したらおしまいにしよう」「30数えたらおしまいにするね」と声をかけて、心の準備ができるようにしています。 今回の人生訓は、繰り返しになりますが、 【終わりを自分で決められるって、幸せ】。 子育ての終わりは、私が決めることになるのかな。子どもたちが決めるのかな。想像するとどちらであっても切ない。 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
2019年07月10日こんにちは! 5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。最近、夫の仕事が忙しく、連日のワンオペ育児で、心身が疲れて余裕がなかった私。何回、言っても言うことを聞かない子どもに、つい怒りすぎてしまいました。■怒とうのワンオペタイム幼稚園から帰宅してきたら、怒とうのワンオペタイムが始まる。洗濯して夕飯の準備して、お風呂に入れてはみがきして寝かしつけ。その間にも兄弟ゲンカやイタズラの連続で少しずつ精神が削られていく。幼稚園で疲れて眠たい次男こごろうは、次第に変なテンションになり…■謎行動をとってオカンの逆りんに触れるこの時は、机の上に乗るという危ない行動をとったので、きつめに叱った。しかし、いま叱ったところなのに…また同じことをする。こごろうは、もう3歳。「机の上に乗ってはいけない」と理解しているはずだ。それに、私にさっき怒られたことも覚えている。それなのに、また机の上に乗るなんて、一体何を考えているのか。ただでさえ忙しい時間帯に、晩ごはんをつくる手を止めることになり、イライラが募る。もう一度、こごろうをきつく叱り「また机の上に乗ったら、こごろうのこと外に捨てるから」と言った。もちろん、本当に捨てる気はない。完全に脅し文句だ。これだけ怒れば、もう大丈夫だろう。そう思った矢先…プチーンオカンの堪忍袋の緒が切れた。さっき言った通り「捨てるマネ」をしなくちゃ。私は、こごろうを強く引っ張って玄関まで連れて行こうとした。すると… ■地獄絵図と化するわが家こごろうは「捨てられたくない」と抵抗しながら泣き叫び、だいごろうは大事な弟が捨てられてしまうのを悲しんで涙を流し、さぶろうはなんとなく雰囲気を察してギャン泣きをする。私は鬼のように怒っているし、まるで地獄のような光景がひろがった。そのとき思った。時間に追われながら家事をこなし、3人の幼い子どもの育児でキャパオーバー。ワンオペで心に余裕なんか一ミリもない状態でしつけまでしようとしてるんだから「がんばりすぎ」ていた、と。こごろうは、始まったばかりの幼稚園生活をがんばっている。そのせいで疲れて眠くて変なテンションになっているのに、怒鳴って思い通りにしようとしても言うことを聞くはずがない。もちろん危険なことをしていたので、怒らなければいけないが、がんばりすぎて、結果的に地獄のような光景になってしまった。そうなるくらいなら…子どもとゴロゴロして、出前でもとればよかった。心に余裕がない状態で、がんばり続けても、いいことなんてひとつもない。だったら、がんばるのをやめればよかった。晩ごはんをつくるのを諦め、子どもと話しながらゴロゴロすれば、こごろうは何度も机の上に乗らなかっただろう。イライラしてばかりで、反省の連続。私も子どももニコニコ笑っていられるようにしたいな。そう思った出来事でした。
2019年07月08日ある飲食店へ家族で行ったときのことです。私たち家族の近くに、幼稚園くらいの子とおばあちゃんがいました。そこではお子様セットでおまけのオモチャを選ぶことができるのですが、気に入ったものがなかったようで、その子がぐずりはじめてしまいました。おばあちゃんは必死になってなだめていました。そのとき、突然大きな怒声が聞こえました。それは近くにいた年配のおじさんの声でした。「しつけがなってないな」もうひとりのおじさんも「そうだ、そうだ」とあいづちをうちました。「しつけをちゃんとしていれば、すぐ泣きやむはずだ」というおじさんたち。それを聞いていた私は「なんだって!?」と思ってしまいました。子どもは理由があって泣く場合もあれば、理由もなく泣いてしまうときもあり、それを養育者が100パーセント泣きやますことができるかといえば、そうではないからです。そのおじさんたちの子どもがたまたますぐに泣きやむタイプだったのかもしれませんが、だからといって見ず知らずの他人に突然しつけのダメ出しをされたら、さすがにおばあさんはショックだと思います。自分なら、あんなふうに責めたてられたとしたら、たぶん泣いていたでしょう。つい口をはさみたくなりましたが、夫の制止するような視線を感じたので、やめておきました。そのとき、私は何もできませんでした。…でも、正直、そのことがずっと悔やまれてなりませんでした。それから、もしまた同じシチュエーションになったら子どもが泣いている方へいって「子どもって泣きますよね、うちもです」いって口をはさむようなおせっかいおばさんになりたいと強く思うようになりました。他人を変えることはできませんが、自身が行動して何か変わることはあるかもしれません。あのとき何もできなくて後悔したからこそ、これからそういうおせっかいはどんどんしていきたいと思っています。
2019年07月08日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 なんど言ってもちゃんとやってくれない、注意しても同じ間違いをするなど、しつけをする上で困っているなら、もしかしたら伝え方をちょっと変えたほうがいいかも。 記憶のメカニズムを知って、子どものしつけをラクにしませんか。 記憶するまでの過程とは記憶の過程には情報をキャッチする第一過程、記憶を定着させる段階の第二過程、記憶を蘇らせアウトプットする段階の第三過程に分けられます。 たとえば電車内でのしつけに当てはめてみると、第一過程:子どもが電車内では静かにしていなければならないということを知る第二過程:子どもが電車に乗るたびに静かにしなければならないことを思い出し、試みる第三過程:子どもが、親などに言われなくても自ら電車内で静かにするようになる このうちの第二過程を何度か繰り返すことによって、第三過程の状態になります。また、情報をキャッチした段階と思い出す環境が同じだと記憶の再生率が高いとされています。 子どもが自らやるようになるには?人の記憶について調べたところ、最初に聞かされた単語と最後に聞かされた単語の再生率が高いということがわかっています。つまり、あまり長々と話しても覚えていられないということです。ましてや子どもであれば、端的に伝えるのが効果的といえます。 また、単純に反復して覚えるより、意味や関連を考えて覚えたほうが長期記憶に移行しやすいとされています。「やりなさい」と言い続けるより、「○○だから、こうしようね」と伝えたほうが記憶に残りやすいのです。 感情的にガミガミ言ってしまうのは要注意言っても言ってもきちんとやってくれないと、つい声を荒げてしまったりしてしまうこともあるでしょう。けれど、これには注意が必要です。 努力して覚えようとしなくても忘れられない記憶を「フラッシュバブルブ記憶」といいます。これは一般的には、大切な人との死別や大きな事故を目の当たりにしてしまった場合などに起こるとされていますが、日常でも起こり得ることです。 感情的に怒られることによって、子どもが知らずのうちに心に大きな衝撃を受けてしまい、場合によっては、成長していくにつれて、忘れたくても忘れられずに苦しむ要因ともなりえます。あくまでも、“しつけは冷静に“が重要です。 つい長々と諭してしまう、つい声を荒げてしまう、などはしつけには逆効果。端的に伝えて、焦らず、そしてこどもがきちんと反復して自分のものにするまで温かく見守りましょう。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年07月04日こんにちは!むぎまるです!普段は第一子を妊娠してから始めた、成長記録のイラストをInstagramに投稿しています。全5話でスタートした「我が家の夜間断乳体験記録」。前回の記事はこちら夜間断乳リアル 3日間計画!!〜2・3日目〜こんにちは!むぎまるです!普段は第一子を妊娠してから始めた、成長記録のイラストをInstagramに投稿しています。全5話でスタートした「我が家の夜間断乳体験記録」、今回は「夜間断乳リアル 3日間計画!!ー2・3日目ー」につ[…]これまでは、夜間断乳を成功させるためのリアルな道のりを4話にわたってご紹介してきました。ラストエピソードの第5話では、夜間断乳を経てどんなふうに卒乳できたのかを書きたいと思います。目次 1 1歳でおっぱい卒業“卒乳”するために2 1日の授乳回数を減らす!3 寝かしつけ方法を変える4 実は大変だった入浴中の卒乳5 残すは朝の授乳タイム!6 夜間断乳から始めて正解だった!!1歳でおっぱい卒業“卒乳”するために私は、おっぱいからの卒業を1歳の誕生日と決めていました。生後9ヵ月ごろ、離乳食も1日3食食べるようになり、おっぱいが栄養摂取のメインではなくなってきました。「おっぱい無くても大丈夫かな…」そう思い始めた頃、まずは夜間断乳に挑戦しました。要は、卒乳に向けて一番大変そうな夜の授乳から減らしていこうという作戦です。その格闘が前回までの4話分の内容です…1日の授乳回数を減らす!夜間断乳完了すれば、あとは日中の授乳回数を減らしていくだけでした。突然授乳無しにしたのでは、子供も困惑するだろうし可哀想だなあと思って「もうすぐおっぱいとさよならしようね」って言いながら取り組みました。日中の授乳回数を減らすことは夜ほど大変なことではありませんでした。なぜなら、授乳していたタイミングでなにかおっぱいから気をそらすことをすればいいだけだったから!授乳キッカケでお昼寝に持ち込むのではなく、体力を使って疲れて寝るようにしました。疲れて寝落ち 児童館・公園・水族館・お買い物・お散歩 お友達の家に行って遊ばせるなど様々な手段を使っておっぱいから気をそらせる作戦です。こうして朝起きてからお風呂まで、日中の授乳回数はほぼゼロになりました。寝かしつけ方法を変えるそれまで寝かしつけは授乳でした。おっぱいを飲みながら寝るのが習慣になっていました。しかし、10ヶ月を過ぎた頃から、少しずつ寝かしつけの時におっぱいだけに頼らないようにしました。no!おっぱい 真っ暗な部屋でトントン背中をさすり続ける・絵本・抱っこ・おんぶなど、色々試してみました。我が子の場合、抱っこヒモで縦揺れが一番効果的でした! 家事が残っているときは、抱っこヒモでおんぶしてたら勝手に寝てくれるようにもなりました。抱っこヒモ縦揺れ実は大変だった入浴中の卒乳お風呂に入っていると丸見えのおっぱいに張り付く我が子でした。お風呂入りながらの授乳が癖になっていました。これをやめさせるのがなかなか大変でした。言葉で言ってもなかなか通じなかったので、実行した作戦は…服着てお風呂入れる!でした。ヒートテックでお風呂 服を着てお風呂に入るのは何だか不思議な心地でしたが、おっぱいを隠す手段としては最適でした。その後はカットバンをおっぱいに貼って隠して入りました。そうしているうちに、お風呂でおっぱいを欲しがることは無くなりました。残すは朝の授乳タイム!習慣となっていた朝起きぬけの一杯、朝授乳。朝おっぱいを求める おっぱいからお茶やお水に置き換え、だっこやおんぶで乗り切りました。しかし、授乳回数を徐々に減らしていたとはいえ、朝おっぱいが張って辛いことはよくあったので、無理せず少しずつ取り組みました。どうしてもというときは、授乳時間を短くしてあげることもありました。無理をしなかったお陰で、徐々に授乳を減らすことができ乳腺炎にもならず卒乳することができました!夜間断乳から始めて正解だった!!私の場合、夜間断乳から始めたことは楽に卒乳するには大正解だったと思います。一番大変な時間帯の断乳を一番初めに終えたことで、後々気持ちが楽でした。卒乳後はさらに食欲がアップした娘!外出時も授乳スペースや時間を気にすることがなくなり、活動範囲が広がりました!親子とも夜はぐっすり眠れるし、機嫌も良くていいこと尽くしでした。『授乳』という子供と母親の貴重な時間が無くなることは、少しさみしい気もしますが、これも子供の成長のひとつ。長いスパンで計画的に卒乳することで、親子共々ハッピーな日々を送れるはずです!全5話で我が家の夜間断乳のエピソードを書いてきましたが、これで最終話です。お付き合い頂きありがとうございました! 皆さんの卒乳計画が素敵な思い出エピソードになりますように。●ライター/むぎまる
2019年07月04日赤ちゃんとの毎日がもっとラクに、もっと楽しくなる。ベビーカレンダーは、そんな毎日を応援するコラムを絶賛連載中! 今回は、メンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラーのカトウ ヒロコさんからメッセージです。 子どものしつけって難しいですよね……。子育てをしていると身にしみて感じることのひとつではないでしょうか。 そもそも「しつけ」とは、どういった意味なのでしょうか。小学館の「デジタル大辞泉」によれば、「礼儀作法をその人の身につくように教え込むこと。また、その礼儀作法」とあります。 いずれの意味をとっても、大人の思う通りに動かすことではないということがわかります。 “しつけ=怒る“ではないジュースをこぼした、ごはん中にふざけている、お友達のおもちゃをとったというような子どもの様子を見て、つい、声を荒げて「やめなさい!」と感情的になってしまっているママは多いのではないでしょうか。 こういった場合、自分ではしつけをしているつもりでも、実はママの気持ちを表に出して怒っているのであって、しつけではなくなってしまっています。しつけは、「身につくように教え込むこと」であり、「正しく整えるために仮にざっとあらく縫うこと」。つまり、導くことが大事なのです。 思い通りにさせようとしていませんか?テレビをたくさん見てほしくないという思いから、「テレビを見てはダメ」と言ったり、早く寝かせなきゃと「早く寝なさい」と言ったり。もともとは子どものためと思って発していることばでも、いつの間にか「今寝てほしい」「今テレビをみるのをやめてほしい」という思いが主になってしまい、子どもをしつけているつもりで自分の思い通りに子どもを動かそうとしてしまうこともありがちです。 子どもが言うことを聞いてくれない! とイライラしている自分に気づいたら、注意が必要です。一度冷静になって、子どもを思い通りにしようとする自分をストップし、改めてしつけをする態勢を整えましょう。 理由を伝えて「してみよう!」「してね!」が基本繰り返しになりますが、しつけとは子どもが正しい行いをできるように導くこと。どうしてそれをすることが必要かをきちんと説明をしてあげることが大切です。 そして、「しなさい」ではなく、「してみよう!」「してね!」と伝えましょう。子どもがきちんと納得して、自分自身でやってくれるよう促すことが、子どもの行動の再現性につながります。 そしてきちんとできたら、できたことを褒めてあげてくださいね!「すごい!」というような漠然としてことばではなく、「○○がよくできたね」とできたことを具体的に伝えましょう。 実際に子どもと接していると、つい、しつけという名の元に、感情的になってしまうことも多いでしょう。簡単に、そして完璧に「しつけ」をできる親御さんはそうそういません。子どもをしつける自分も、自分自身でしつけていくイメージで試してみてくださいね。 著者:ライター カトウ ヒロコメンタル心理カウンセラー・上級心理カウンセラー。また、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。
2019年07月03日初めての育児は大変で、特に新生児期からの寝かしつけには苦労しました。妊娠中に張り切ってベビーベッドを用意していたのですが、娘はベッドでは全然眠ってくれませんでした……! 産後すぐは自分の体力も回復していない時期。今回は、とにかく睡眠を優先した私の寝かしつけの体験談です。 私が選んだ寝かしつけ方法入院中に助産師さんから「新生児はどんどん寝なくなるよ」と聞いていたのですが、本当にその通りでした。ベビーベッドに寝かせると泣き出す娘に疲れ果てた私。ある晩に体力の限界を感じ、娘を抱きかかえて自分のベッドに座り、授乳しながら一瞬落ちてしまいました。 その後「しまった!」と思って娘を見ると、スヤスヤとよく眠っている……。何だか拍子抜けしましたが、その晩から同じベッドで眠るようにして、添い乳にも挑戦しました。 添い乳のいいところ私の場合は、添い乳をすることで寝かしつけがラクになりました。まず、ベッドへ横になれるので自分の体が楽です。たとえ娘がすぐに眠れなくても、一緒に横になることでグズグズする回数が減りました。 夜間授乳を続けたおかげで母乳がよく出るようになり、1カ月健診ではミルクを足す必要はないと言ってもらえました。ミルクを用意する手間がなくなると日中の育児も少し余裕ができ、何より一緒に眠ることで、娘を一層「かわいい!」と思えるようになりました。 添い乳にはデメリットも添い乳で眠ることが常になると、寝かしつけは断乳するその日までママが担当。今思うと、”パパが寝かしつけをする日”を決めておいてもよかったのかなと思います。 さらに母乳への依存が高くなるため、娘の断乳は1歳~1歳6カ月ごろ(離乳食完了期)を過ぎた1歳11カ月で、周りのママ友たちと比べると少し遅めでした。それから、授乳後に胸をしまい忘れて寝てしまうことがあり、朝起きるとパジャマが母乳で湿って気持ち悪い……なんて失敗もよくありました。 子どもが2歳を過ぎるまでは特に、毎晩早く眠れるかどうかは私にとって重要でした。今、お子さんの寝かしつけに苦労されている方も多いと思います。大変ですが、寝かしつけをしてあげられるのも子どもが小さいときだけです。少しでもママとお子さんに合う方法が見つかるように応援しています。著者:安部 歩4歳と1歳の姉弟の母。結婚と同時に地方へ引っ越しし、現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。 ※赤ちゃんに窒息の恐れがあるため、添い乳中に眠ってしまわないようご注意ください。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年07月01日道路に飛び出したり、家具に落書きしたり、カーテンを切ったり、コンセントに鍵を差し込んだりと、今まで数々の前科があるアリッサ。また、親に黙って何やらゴゾゴゾやっていますよ…。おてんばで未だに油断できないアリッサ。不審な動きにパパンも目を光らせています。油性マジックで消えない落書きをされたことも数知れず。アリッサは使用を禁止されていたはずですが…。ママンの裁縫用のハサミも歯が鋭利なので禁止していたのに! いつ声をかけようかとパパンもタイミングを図っていました。 立派な工作にパパンもびっくり!知らない間に、こんなことができるようになっているなんて!危険な行為には引き続き目を光らせるつもりですが、なんでもダメダメ言うと、子供の創造性や自主性を損なうことになりかねません。失敗からこそ学ぶことが多いのです。時には親もグッとこらえて、暖かく見守ってあげることも忘れずにね!
2019年06月28日初産のため、寝かしつけの方法がまったくわからず毎日手探りの状態でした。これは生後1カ月ごろにおこなっていた寝かしつけです。 「背中スイッチ」ってこのこと?授乳を終えてから、吐き戻しがないように縦抱きをするように助産師さんに教えてもらったので、抱っこしているとわが子はぐっすり寝てしまいます。少し時間が経ち布団にうつしても良いかなと思い動かすと、すぐに泣いてしまいます。 これがよく言う“背中に泣くスイッチがある”ということかなと思っていました。なのでわが子が寝たなぁと思ったら、腕枕をした状態で一緒に寝るとすぐに泣いてしまうということはありませんでした。 スクワットしながら抱っこ泣いているときは、座って抱っこしているだけでは泣き止まず寝てくれないわが子。夫が見つけた方法なのですが、立ってスクワットしながら抱っこしているといつのまにか寝ています。振動がおなかの中にいたときと似ているのかなぁと思いつつ、私たちとしてはダイエットにもなると思いながら寝かしつけています。 私を頼ってくれているんだ夜ではなくお昼寝の場合ですが、授乳の後に寝てくれたあと、お布団に寝かせると泣いてしまうときは、そのまま私もソファーで横になり、おなかに乗せて寝かせています。助産師さんが「今までずっとお母さんと一緒だったのに急に出てきてひとりで寝て、なんて無理な話ですよ。お母さんと一緒だと安心して寝られるんです!」と話してくださったことを思い出しました。私を頼ってくれるそんなわが子を近くで見ていると、とても愛おしく、うれしいです。 まだ生後1カ月しか経っていないので、いろいろ試しながら育児をおこなっています。今は里帰りで実家にいますが、これからは自分たちの家に戻って育児と家事を両立しなければいけません。自分ひとりで抱え込まず、先輩ママにアドバイスをもらうなど、周りの人を適度に頼ることも大事なのではないかと思っています。 著者:鈴木 かおり初めての出産を経験。育児に奮闘中。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
2019年06月25日こんにちは! 5歳、3歳、1歳の三兄弟のオカンあざみです。オモチャの片づけ、皆さんはどうしてますか?毎日散らかり放題。しかも出すだけ出して全然片づけない! なんてことも。自分で片づければ早いけど、やっぱり子どもに片づけの習慣を身につけさせたい…だけど子どもは思い通りになりません。これまでお片づけをさせる方法をいろいろと試してきました。そんな私が思いついた「子どもが楽しくお片づけしてくれる秘訣(ひけつ)」を今回はご紹介したいと思います。■楽しいが決め手! お片づけの秘訣片づけなさい! この言葉を何度叫んできたことだろう。だけど、子どもたちは聞く耳を持たず。怒っても怒っても子どもの心には響かない。そこでこんな方法を思いついた。■お片づけポイント作戦! オモチャをひとつオモチャ箱に片づけるごとに「1ポイント獲得!」。オモチャを片づけるたびにどんどんポイントがたまっていくシステムだ。とっさに思いついた方法だったけど、その言葉を言うだけで、子どもたちはまるで玉入れをするかのように楽しそうにお片づけを始めた。 ■アレンジを加えると大きいオモチャを片付けたらボーナスポイント! いまからはポイントが倍になるボーナスタイム! などアレンジを加えると、ますます子どもたちはゲーム感覚で楽しくお片づけをしてくれた。大人も子どもも、ポイントって大好きなんですね。お片づけをさせるちょっとした工夫。ぜひご家庭でも試してみてくださいね。
2019年06月24日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「妊娠・出産・育児マンガ」をご紹介♪ 今回は、2018年1月生まれの息子さん、えーくんの様子をつづるマンガが人気のsawawa(@ageharumaki_life)さん。Instagramでフォロワー7,000人超えの人気イラストレーターさんです。その中から、「寝かしつけあるある」をピックアップしてご紹介します。 寝ない…寝ないけど 生後6カ月、寝かしつけ中の萌えすぎる一コマ。「もう寝かしつけなんて、どうでもいいわー!」っと叫びたくなる、そんな可愛さ。手がぷるぷるしてるところも、めりこんだほっぺも、なんとも言えない…♡ なんか生ぬるいなって思ったら… 生後8カ月。寝たふりして寝かしつけ中、「なんか耳が生ぬるいなぁ」なんて思っていたら、まさかのよだれー! ママを起こすには最高の技、かも?! 母の「?」を埋めましょう。 「A.寝てくれ」、ですよねー!!! 生後9カ月になるとハイハイもつかまり立ちも上手になって、運動量が足りない日は寝る前にバッタンバッタンと暴れまわるようになったそう。 セルフトントンで寝てくれるように!子どもが眠るときに落ち着くスタイルって、ありますよね。生後10カ月になったえーくんの場合は、自分のお尻を自分でトントンするという「セルフトントン」スタイル! もうすぐ寝そう…というタイミングで、そーっと離れてあげるほうが、眠りやすいみたい。自分でトントンしてくれるのは良いですよね~! 寝かしつけで苦労するママも多いですが、いずれは一人で眠れるようになるもの。寝かしつけが必要な時期もわずかだと思うと、この寝かしつけの変化も楽しめそうです。えーくんの成長を一緒に楽しめる、sawawaさんの育児マンガをぜひチェックしてみてくださいね! この投稿をInstagramで見る sawawaさん(@ageharumaki_life)がシェアした投稿 - 2019年 6月月3日午前8時30分PDT 協力/sawawa(Instagram:@ageharumaki_life)
2019年06月20日近年、虐待に関する悲しいニュースが続いていますよね。同じ子どもを持つ親として、心を痛めている方も多いのではないでしょうか。しかし、こうした問題は決して他人事ではありません。なぜなら、虐待は悪意のもとになされるものだけではないから。「子どものためによかれと思って」なされた行動が、親の自覚のないままに虐待とみなされるケースもあるのです。特に、「教育虐待」にはその傾向があります。「教育虐待」は、ここ数年で広まってきた言葉ですが、どのような行為を指すかご存知でしょうか?「知らない」という方のなかには、気づかないうちに当てはまってしまっている方もいるかもしれません。そこで今回は「教育虐待」と「教育虐待を未然に防ぐ方法」についてお話しします。「教育虐待」は子どもの将来に多大なダメージを与えるみなさんは、自分の子どもに下記のような「しつけ」や「教育」を行なっていませんか?・宿題が終わっていないと、夜遅くまでやらせる・解けない問題があると、「どうしてできないの?」と責める・塾や習い事でスケジュール漬けにしている・親子間の約束が守られなかったとき、厳しく責め立てる・成績が悪いと、「努力が足りない」「人間のくず」などの暴言を浴びせる一見、よくある「しつけ」や「教育」のように思われるかもしれません。しかし、これらの行為が子どもを過度に追い詰めた場合、「教育虐待」とみなされることがあります。青山学院大学の古荘純一教授によると、「教育虐待」とは、教育を理由に子どもに無理難題を押し付ける心理的虐待のこと。2011年の「日本子ども虐待防止学会」で初めて発表された、新しい考え方です。「教育虐待」を受けている子どもは、大人になってからも、他者からの指示がなければ動けなくなる恐れがあります。また、自信が持てない、何をしても楽しめないなど、心の問題を抱えてしまうことも。学校生活や就職活動を機に不適応行動を起こす人も少なくありません。こうしたことから、「教育虐待」は子どもの将来に多大なダメージを与えるということがわかります。「子どものために」と言いながら子どもを追い詰める親たち「教育虐待」という言葉を広めた武蔵大学の武田信子教授によると、教育虐待に走りやすい家庭は、下記のような特徴を持っている家庭が多いと言われています。1. 親自身が、経済的事情などで進学を諦めた経験がある2. 母親が不本意に仕事を辞めて、専業主婦になった3. 子どもの両親ともに高学歴で社会的地位が高い上記の1と2の親が「教育虐待」をした場合の理由として考えられるのは、自らの生き方や学歴にコンプレックスを抱いているということ。子どもには同じ苦しみを与えたくないという強い思いから、自分が経験した失敗を避けるための教育に力を入れてしまいます。一方、3の親の場合は “失敗知らず” ですが、逆に自らの成功体験に依存しているということが考えられます。自分の知らない道を子どもに歩ませることを極端に恐れ、子どもにも高学歴・社会的地位の高い大人を目指すことを強制してしまうのです。社会福祉法人カリヨン子どもセンターの石井花梨事務局長いわく、教育虐待は決して特別な家庭に限った話ではないのだそう。表面的には「子どものために」という親心のもとに行なわれているのです。しかし、本当に子どものことを考えていると言えるでしょうか。本当に子どものことを考えていれば、子どもを追い詰めるほどの行為には至らないはずです。そう考えると、「教育虐待」をしている親は、「子どものために」と言いながら、実際には自分のために、過度な「しつけ」や「教育」を行なっているのだと言えますよね。その教育、本当に必要……?子どもを見て考え直そうとはいえ、「しつけ」や「教育」そのものを怠るわけにはいきません。親として、子どもに適切な「しつけ」や「教育」を行ないつつ、「教育虐待」しないようにするには、どうすればいいのでしょうか。小児科医の高橋孝雄さんは、親の「しつけ」や「教育」が虐待になるかどうかの分かれ目は、「親の関心が子どもにあるのか、テストの点数や合格した学校などの成果にあるのか」であると言います。前者であれば、自分の行為によって子どもが追い詰められていたら、すぐに気づいて対処できるはずです。しかし、後者の場合、子どもの変化に気づけないまま、子どもを追い詰め続けてしまうことがあります。教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏いわく、現在の教育虐待には、「親自身の不安を解消しようとしている」という構造があるのだそう。我が子が新しい時代を生き抜いていけるのかが不安で、親が思う解決策を与えようと無理やり難関大を目指させたり、子どもの望まない習い事でスケジュールを埋めたりしてしまうのです。しかし、子どもたちがこれから生きていくのは、親たちが生きてきた世界とは全く異なり、予想もつかない世界。おおた氏は、親が与える解決策にはあまり意味がないと言います。まずは、「親は無力である」と親自身が自覚することが大切なのだそう。「教育虐待」を未然に防ぐのに必要なのは、まず子ども自身に関心を持つことです。子どもの様子をよく観察し、今行なっている「しつけ」や「教育」が本当にその子に必要なのか、よく考えなくてはなりません。たとえば、子どもが習い事に行くのを嫌がったとき、たまたま気分が乗らないだけなのか、ずっといやいや通っていたのか、はっきりさせることが必要です。そのうえで、なぜその習い事に通わせているのか、親の考えを伝えます。最後は、「続けるのか辞めるのか、あなたが決めていいよ」と、子どもの意思を尊重しましょう。子どもの人生は子どものものであることを自覚したうえで、子ども自身の生きる力を信じてあげることが大切なのです。***子育てをしていると、子どもが自分の分身であるかのような錯覚につい陥ってしまうことがあるでしょう。だからこそ、より幸せな人生を歩めるように導かなくては、と考えてしまいます。しかし、子どもは親と同じひとりの人間であり、親の分身ではありません。どんな人生を歩むことが幸せか、決めるのは子ども本人です。親が特別なことをしなくても、自分の思う幸せを追い求め、たくましく道を切り開いていきます。親は、それを一番近くで応援してあげればいいのです。(参考)こどもまなびラボ|「教育虐待」のやっかいな実態。今の子どもには “決定的に足りない” 時間がある日経DUAL|「勉強しなさい」エスカレートすれば教育虐待に東洋経済ONLINE|中学受験で教育虐待しやすい親の2つの特徴東洋経済ONLINE|「あなたのため」が「教育虐待」に変わるときPRESIDENT Online|なぜ「教育」という名の「虐待」が増えているのか朝日新聞DIGITAL|しつけに名を借りた虐待…どの家庭でも起こりうる「考える力」を伸ばす『地図育®』コラム|教育熱心も度が過ぎると虐待になる?あなたのその行動が”教育虐待”にならないように気を付けよう日経DUAL|「教育熱心」と「教育虐待」線引きはどこに?
2019年06月20日しつけをするのは「子どものため」ですよね。人にはやさしくあってほしい、ずるいことを考えず、正しいおこないをしてほしい。良い子になってもらうべく、私たち親は奮闘するわけです。けれど「これが本当に子どものためになるのだろうか」と迷い、悩むことがあるのはなぜなのでしょう。子育てで目指すべきゴールはどこにあるのでしょうか。今回は、子どもが「生きやすくなる」ために親ができることについて 『今日からしつけをやめてみた』 (主婦の友社)を監修された柴田愛子先生にうかがってきました。お話をうかがったのは…「りんごの木 子どもクラブ」代表 柴田愛子先生「子どもの心により添う保育」をモットーにした「 りんごの木 子どもクラブ 」代表。絵本作家。 保育者。育児書の執筆、雑誌への寄稿だけでなく全国で保育者向けセミナーや母親向け講演会をおこない支持を得る。NHK『すくすく子育て』出演。園で行っている「子ども達のミーティング」はテレビ・映画で取り上げられ「子どもの力を最大限に引き出している」と話題に。■親が自慢に思う「良い子」を演じる子どもたち――世のママやパパがしつけをするのは「良い子になってほしい」という思いがあるからですよね。でも「良い子」であることって、そんなに重要なことでしょうか?柴田愛子先生(以下、柴田先生):小さいときから「良い子」というものが評価されすぎているわね…。評価されすぎると、良い子は良い子を崩せなくなる。本当の気持ちがいえなくなってしまうの。空気を読むようになって、大人たちから褒められることが自分の生きがいになっていくのね。――褒められることが生きがい…。柴田先生:20~30代の人がこんな事を言ったりするの。「本当の私はいつ出したらいいんですか?」って。小さなころから、みんなに「良い子ね」っていわれてきた。だけど、本当の私は別にある。本当の自分をいつ出せばいいのか、分からなくなってしまったのね。――良い子の自分とは別に、本当の自分がいたんですね。柴田先生:そう。だから私は「今日から良い子をやめなさい。ひとつでもいいから自分の本音をいってごらん」といったの。自我のない人間はいない。でも、我が子が「良い子」の評価を受けると、親は満足するでしょう。それを見て、子どもは親を喜ばそうと、自ら「良い子」路線に進んでしまうの。――子どもも親の期待に応えたいと感じるんですね。柴田先生:でもそれは、人のために自分をつくることで、自分の人生じゃない。たとえ誰かに迷惑をかけても、非難されても、良い子じゃなくても…。我が子には「自分で良かった」と思って、生きてほしいじゃない?――はい…!■「好きなこと」があれば生きていける!――でも「あるがままでいい」と思うことは大人でも難しいことですよね…。まわりに振り回されず、自分の軸をしっかり保ちながら生きていくにはどうすれば良いのでしょう?柴田先生:そうね。私が小学校低学年のときに、母から「人間、好きなことがひとつあれば、生きていけるから」といわれたことがあるの。――好きなことがあれば、生きていける?柴田先生:当時「ピアノが習いたい」と母にいったら「そう。あそこにピアノ教室があるからいっておいで」って。私、1人で教室に「習いたいです」といいにいったの。ほかの友だちはみんな親がついてきてるのに(笑)。やりたいことは応援してくれたけど、手取り足取りじゃなかったわね。自分のやりたいことは自分の力で進まなくちゃいけない。――自分の力で…。「好きなことがあれば生きていける」というのは、好きなことを仕事にして食べていく、ということでしょうか?柴田先生:当時は私も意味がよく分からなかったけど「好きなことがあれば食べていける」ってことではなかったわね。「今、何かしら好きといえるものがあれば大丈夫」ってこと。――好きなことがあれば「大丈夫」…?柴田先生:母は専業主婦で大変だったけど「今日は民芸です」といって、月に1度、外出するときがあった。私はどこへでも母についていく子だったけれど、その日だけは「一緒にいく!」とはいえない空気があったの。18歳になったとき、ようやく「今日は一緒に民芸にいこう」と連れていってもらえたんだけど、劇団の芝居だったの。社会問題を扱った難しい芝居が多かったけど、一緒にいくことで私は母の考え方を知った。「母はこういう考え方を支持してるのか」と理解できたわ。――親がどういう考え方を持っているかって、聞く機会をつくらない限り分からないですよね。柴田先生:そうね。母は何より、自由を求めていた人だったと思う。「好きなことがひとつあれば生きていける」といったのはたぶん、好きなことがひとつあれば「自分がブレない」ってことじゃないかな。子育てや仕事で自分を見失ってしまうこと、いっぱいあるじゃない? そのとき、自分が好きといえるものに出会うと、自分を取り戻せるような気がしない? 好きなことって何でもいいのよ。「その先に何があるの?」ってよく聞かれるけど、そこに意味や価値はなくてもいいの。例えば、私は山登りが好きで、すごく疲れていても大自然を感じると、空気が体の中にはいってきてホッとできる。帰ってきたような気分になるのね。だから、好きなことがあると「私はこういうのが好きなんだ」「私はこう思うんだ」って自分を取り戻せる。まわりにおびやかされず、自分を守っていけるんだと思うの。■生き抜くために「たくさんの友だち」より大切なこと――それは、親だけではなく子どもにもいえることですよね。柴田先生:そう。子どもにとって、お友だちがいるかいないかはそんなに大事なことじゃない。自分がやりたいことを見つけられる力を持っていることのほうが、ずっと大事だと思うの。あるとき、りんごの木にお迎えにきたお母さんが「今日はお友だちと遊んでましたか?」って聞いてきたのね。だから私は「お友だちと遊ぶことは、そんなに大事なことではないです」って答えた。お友だちはだんだんできていくもので、つくろうとしてつくるものではないのね。ひとりぼっちでもいいじゃない? 昨日も2歳の子がずーっとひとりで泥遊びをしていたんだけど、「ああ…! たっぷり自分の時間を過ごしてるなあ」ってうれしく思ったの。――友だちは多いほうがいい、ひとりでいるより大勢でいたほうがいい。そう思い込んでいた気がします。柴田先生:大人も子どもも、基本は自分ひとりよ。ひとりでも不安にならず、夢中になれることがあることがどれだけ大事か。だから、他人の視線を気にするあまり、やってしまうのが「しつけ」だと思う。他人を気にしすぎて、自分がもろくなっていない? それより、まず自分を大事にしようって思うのね。――人の目を気にしていると、自分がもろくなる…。柴田先生:毎日毎日、子どもに「静かにしなさい」「良い子にしなさい」といっていると、お母さんは自分が自分じゃなくなるようでつらくなりますよね。もし、そう感じたのなら「うちの子うるさいな。耳栓買うか」くらいに思えばいいのよ(笑)。――耳栓!(笑)柴田先生:そう思わなきゃ、周囲に気をめぐらしすぎて自分を見失っていくと思う。今のあるがままが、どんなに大事かっていうことね。■「嫌です」面と向かっていえる? 正論が子どもを追いつめる――小学生の息子が私に「今日、友だちにひどいことをされた」と報告してくることがあります。そんなとき私は「嫌なら嫌っていわないと、相手には伝わらないよ」と答えるのですが、息子はぶぜんとした表情のままで…。息子の心に響いてない気がするんです。柴田先生:親は事実を確認して、一歩踏み込んで「あなたはこうするべき」と正論でいくことが多いわね。「嫌なことされたら、嫌っていいなさい」って。でも実際、自分より強い人に嫌っていえる人、いる?――…え?柴田先生:上司に「それ、嫌です」っていえるかしら? 自分より強い人に、嫌っていえる勇気を持っている人なんていないですよ。――確かに私も嫌といえないとき…あります。柴田先生:大人でもあるわよね。そんなときは「それはなかなかいえないよね~。いえればいいんだけどね…」と気持ちに寄り添う。それが、子どもの元気を取り戻すことになるのね。――子どもの元気を取り戻す?柴田先生:そう。子どもは「僕(私)は、こんなにひどい目にあってるんだよ!」とあなたに泣きついているの。だから「そんなにひどい目にあっているなんて…かわいそう!」って受け止めてあげるの。ここで共感してあげると、子どもはすごくホッとする。――そうか…。子どもを守りたい、という気持ちもあってつい正論で返していました。そうじゃなくて、元気を出してもらうように接すればいいんですね。柴田先生:そうね。それから嫌と言葉でいわなくても、嫌と伝える方法はいくつかあるよ、と伝えるのもいい。まず泣くのが何より効果的。それから先生やお母さんにいいつけるのも良し。その場から逃げるのもアリだよって。――確かに、いろいろな方法がありますね(笑)柴田先生:大人が正論ばかりいうから、子どもは生きる力を持てないの。嫌なときは嫌といいなさいとか、困ったら乗り越えなさいとか…。大人だって、お金使ったり、物の力を利用したりしているじゃない? なのに子どもには正論をいう。これは子どもの生きる力を奪っていると思う。――子どもにだけ正論をかざすのは、確かに変ですね。柴田先生:自分を守る方法を教えていけば、道はある。それに、わが子を分析し正論で判断ばかりしていると、親である自分も苦しくなってくるんじゃない? もちろん「今日も嫌なことをされた」と同じようなことが続くなら、何か別に理由があるかもしれない。そんなときは、先生に相談してみるといいと思う。いずれにせよ、最後の最後まで結論を追い求めるんじゃなくて、追いつめないことのほうが大事だと思うわね。良い子を強要するのは、もしかすると「本当の自分を隠しなさい」といってるようなものかもしれません。あるがままの自分を大事にすることが、生きる力になる…。ずっと忘れずにいようと思いました。次回は、「子育ては親だけに責任がある」という世間の風潮について、引き続き柴田先生にうかがいます。参考図書: 『今日からしつけをやめてみた』 (主婦の友社)あらい ぴろよ (イラスト), 柴田 愛子 (監修)「小さいうちから、きちんとしつけないと…」そうしておこなわれる「しつけ」は子どもにどんな影響を与えているのか? しつけなくして、親子が笑顔になる方法はあるのか? 子どもの目に映る世界は、大人が見ている世界とは違うもの。親子でストレスの溜まる「しつけ呪縛」から解放される一冊。
2019年06月17日コミュニケーション能力の重要性が声高に叫ばれるなかで、「うちの子は引っ込み思案で……」と悩んでいる親も多いかもしれません。でも、もしかしたらそういう「気がねする」子どもにしてしまっているのは親自身かもしれないのです。その可能性を指摘するのは、長年にわたって「気がね」を研究テーマとしてきた東京都市大学人間科学部教授の井戸ゆかり先生。必要な場面ではしっかり自己主張できる子どもに育てるために、親はなにをするべきなのでしょうか。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹写真/石塚雅人(インタビューカットのみ)これからの時代に求められる適切なコミュニケーション能力日本人の特性のひとつとして、いいたいことをストレートにいわない、あるいはいえないということが挙げられます。これは、「他人に対して気を遣って自分が本当にしたいことをしないでいる」ということで、いわゆる「気がねする」ことです。「気がね」はわたしの研究テーマで、修士論文も博士論文もテーマは「気がね」でした。なぜかというと、わたし自身が気がねする子どもだったからです。自分でいうのも少し変ですが、子どもの頃のわたしはいわゆる一般的に見た優等生。それだけに、まわりの期待を強く感じてしまったり、ちょっと失敗をするだけで周囲の大人に驚かれたりしました。そういう経験の積み重ねによって、わたしは周囲の評価を怖がる、気がねする人間になってしまったのです。その後、海外で生活する機会があり、なぜ外国人はこんなにストレートにいいたいことを表現できるのかと感じたものです。一方で、この日本人の特性はあまりいいこととはとらえられない側面もありますが、「察する」ことが文化として根づいている日本の社会で円滑にコミュニケーションをするためには必要だという一面もあると思います。ただ、これからのグローバル社会を意識すれば、そうもいっていられないこともあります。外国人からすれば自分の意見をいわない日本人は「なにを考えているのかわからない」とも見られます。外国人たちと協働していかなければならないこれからの時代には、気がねすることなく、相手や場面に応じて適切に自己主張をしていくコミュニケーション能力を身につけることが求められるはずです。気がねする子どもにしてしまう「4つのNG」そもそもなぜ人は気がねするようになるのでしょうか。わたしは自分の研究を通じて、その要因は次の「4つのしつけ」にあると見ています。【子どもを気がねする人間にする4つのしつけ】(1)他人の目を気にするしつけ(2)他人と比較するしつけ(3)頭ごなしに叱るしつけ(4)禁止が多いしつけ(1)は、多くの親がやりがちかもしれませんが、「お父さんに叱られるよ」「先生にいいつけるよ」といったものです。静かにしなくてはいけない場所で子どもが騒いでいたら「静かにしていてね」といえば済む話です。でも、「お父さんに叱られるよ」といったいい方をしてしまうと、子どもは他人の目を気にするようになるのです。(2)は子どものきょうだいや友だちと比較するしつけです。「お兄ちゃんは1年生のときにはもっとしっかりしていたのに……」なんていわれると、子どもはまわりの評価を気にするようになります。(3)と(4)はわかりやすいかもしれませんね。やりたいことを全否定されたり禁止されたりすれば、子どもは自分の本心を親にも見せなくなってしまいます。子どもを気がねする人間にしないためには、まずはこれら「4つのしつけ」をしないように心がけること。それから、「待つ、任せる、見守る」という3つの姿勢を意識してほしいですね。子どもは子どもなりに自分で育っていく力を持っているものです。ですから、子どもがなにをするにも、まずは「待つ」。そして、「任せる」ことが大切です。とはいえ、放任では意味がありません。大怪我をするといった危険性がないか、あるいは子どもがSOSを発してサポートが必要になっていないかといったことを見落とさないため、「見守る」ことが大切になります。子どもの人生を決めるのは親ではないまた、親の価値観を優先しないようにすることも重要です。たとえば、子どもに「あの子とは遊んじゃいけません」なんてことをいってしまうことはありませんか?子ども自身はその子と遊びたいと思っているのに、本当の気持ちを無理に抑えつけているかもしれません。また、もう少し大きくなると、進路について親の価値観を優先してしまうということもありがちなケースです。子ども自身は小学校の同級生たちと一緒に公立中学に進みたいと思っていたのに、親が「子どもの将来のため」なんていって私立中学に進学させた――。子どもも納得していればよいのですが、そうでない場合、子どもは意欲をなくしたり、自分の気持ちを素直に話せなくなったりすることがあります。子どもの人生は子どものものであって、親のものではありません。親の勝手な価値観で子どもの人生を決めるのではなく、子どもと話し合いながら子どもの人生を一緒に考えていくスタンスが必要なのです。まずは、日頃から子どもが親になんでも話せる雰囲気をつくるよう心がけてほしいですね。そうするためにも親子の対話が大事になりますが、かといってなんでもかんでも聞き出そうとすればいいというものではありません。子どもも小学生くらいになれば、友だちと喧嘩するなど嫌な思いをすることもあります。それなのに、家に帰った途端に親から「今日はなにをしたの?」「宿題はないの?」「学校からのお手紙は?」なんて矢継ぎ早に聞かれれば、子どもも落ち着いて話をするどころではないと思うのです。まずは帰ってきた子どもにほっとひと息つかせてあげて、それからゆっくり会話を重ねる。家庭を子どもにとってのオアシスにしてあげてください。『保育の心理学 実践につなげる、子どもの発達理解』井戸ゆかり 編著/萌文書林(2019)■ 東京都市大学人間科学部教授・井戸ゆかり先生 インタビュー一覧第1回:あなたの子どもは大丈夫?絶対に見過ごしてはいけない「自己肯定感」低下のサイン第2回:「失敗を恐れない力」の育て方。子どもに「挑戦したい!」と思わせる、効果抜群な言葉かけ第3回:「辛抱強い子」を育てるヒント。「我慢する力」を伸ばすのは“○○上手な親”だった!第4回:「先生に言いつけるよ」がダメな理由。自己主張できない子が育つ“4つのNGなしつけ”【プロフィール】井戸ゆかり(いど・ゆかり)東京都出身。東京都市大学人間科学部教授。専門は発達臨床心理学、保育学、児童学。学術博士。横浜市子育てサポート研修講師、渋谷区子ども・子育て会議会長などを務める。二児の母。著書に『子どもの「おそい・できない」にイライラしなくなる本』(PHP研究所)、『「気がね」する子どもたち-「よい子」からのSOS-』(萌文書林)、編著に『保育の心理学Ⅱ 演習で学ぶ、子ども理解と具体的援助』(萌文書林)』、監修書に『1さいのなあに? のびのび育つ! 親子ふれあい絵本』『2さいのなあに? 「知りたい」がいっぱい! であい絵本』(ともにPHP研究所)などがある。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2019年06月15日息子が3歳になるころ、夫の仕事が忙しくなり、わたしの生活スタイルとずれた勤務が多くなりました。わたしがパートに行くときには寝ており、仕事から帰るのはわたしが寝かしつけをするとき。息子と2人きりの時間も多くなりました。もちろん息子のお世話も全部自分でしなければいけません。■余裕がなくなり、息子へのイライラがつのる毎日、頭の中はパンク状態でした。普段の家事は、夫が仕事に余裕があるときは手伝ってくれていたのですが、今はそれを期待することもできません。あんなに忙しくて頑張っている姿を見ると、しんどいことを伝えることができませんでした。精神的に余裕がなく、息子の小さな言動でイライラすることが多くなりました。・お菓子は食べるのに、ご飯は食べない。・ご飯中にふざける。・テレビをなかなか消さない。今なら笑って許せることも、毎日毎日続くと冷静に対処することができなくなりました。「どうして何度も同じこと言わせるの?」「さっきも同じこと言ったよね?」「ちゃんとして!」毎日毎日、怒鳴ることが当たり前になって・・・。夫がいなくても、しっかり躾をしなくてはと考えていました。そんなイライラした生活が続く中、息子に言われました。■思わずハッとさせられた息子の一言たった3歳の子がわたしの表情を伺っていたのです。これは躾じゃない、ただの八つ当たりだということに気づきました。自分の段取り通りにいかないことや、自分の時間がなくなることにイライラしていたんです。息子のことを全く見えていなかったような気がします。3歳目前の息子にこんな言葉を言わせて、ようやく気付くことができました。完璧にやらなきゃという想いが強かったので、誰のためにどうしてやらなきゃいけないのか、物事に優先順位をつけて家事や育児をこなすようにしました。余裕がないのはお互いに同じ!! と自分に言い聞かせ、夫にも家事をお願いするようにしました。ママが笑顔なのが1番うれしいんだなと、改めて気づかせてくれた息子に今でも感謝しています。
2019年06月14日