昨年1月にベスト盤『ミラクル』をリリース、11月には東京・CLUB QUATTRO公演ワンマンを敢行して結成20周年のアニバーサリー・イヤーを締め括ったバンド、BUGY CRAXONE。21年目を迎え、10月17日(水)に14thアルバム『ふぁいとSONGS』の発表を控えた心境をボーカルのすずきゆきこに訊いた。【チケット情報はこちら】「これまでの20年で私たちが本当に人に恵まれてやってこれたバンドだなってつくづく思ったんです。と同時に、20年かけてもまだこれしか出来てないのかって思うこともたくさんあって。昨年QUATTROと、今年の2月にもワンマンをやったんだけど、それに向けてこれまでの13枚のアルバムの曲を全部コピーしたんです。時系列で遡っていったんですけど、年齢に伴って曲がどんどんシンプルになってた。20周年のライブが終わって、メンバー同士で“21年目どうする?”みたいな話も特にせず新曲を持ち寄ったときに、音楽がバラエティに富んでてとにかく元気だったから、自分もさらに力をもらったというか、“あっ、バンドって面白いな”って素直に思えた」確かに本作に収められた10曲は、聴く人の気持ちをぐいぐいと引き上げていく元気なナンバー揃いで胸を打つ。すずきと、笈川司(g)というふたりのソングライターを擁し、旭司(b)、ヤマダ ヨウイチ(ds)を加えた4人で一緒に歌うフレーズも多いBUGYの楽曲は、1曲1曲が活き活きと研ぎ澄まされた印象を受ける。「私の曲はアレンジも方向性も決まってるタイプが多くて、笈川君はまだまだ余白がある状態で持ってくるから、あとからメンバーのアイデアを取り込んでガラッと変わったりする。私たち、ただ続いてるからやってるバンドにはなりたくない。“わざわざ意志があってやってる”と認識してもらえたらいいと思うんですよ。こんないい大人になってまで、もうひとつ大成長しないと嫌だな!みたいな気持ちが音楽として表れているのかな」そんな気持ちの溢れた彼らのライブは必見。10月21日(日)に東京・渋谷TSUTAYA O-Crestで発売記念ライブが開催されるほか、2019年2月には「BUGYのナイスな生き様ツアー」が全国5会場で行われる。メンバーの笑顔につられて自然と微笑み、グッと心を掴まれてジンとくるステージをぜひともじっくり味わって欲しい。取材・文:浅野保志(ぴあ)■アルバム『ふぁいとSONGS』10月17日(水)発売3,000円TECI-1600テイチクエンタテインメント
2018年10月16日今年結成20周年を迎えた4人組ロック・バンドBUGY CRAXONEがベスト盤『ミラクル』を1月18日にリリースした。2007年に怒髪天の増子直純が主宰するレーベル「Northern Blossom Records」に所属し、今年で10年という節目にメジャーレーベルに移籍。結成20周年と、メジャー移籍というふたつの大きな出来事を迎えた現在の気持ちを、ボーカルのすずきゆきことリーダーでギターの笈川司に聞いた。【チケット情報はこちら】メジャー移籍の経緯について聞くと「今までいた増子さんのレーベルでの活動も充分いろんな刺激を受けながらやれていたし、特に別の場所に移ると想像もしてなかったんですけど、きっとまわりのスタッフがそう思ってくれるということは、そこに伸びしろというか、そっちで経験することが私たちに必要なんだと受け取りました」(すずき)。「広がっていける可能性があるなっていう感じがして嬉しかった」(笈川)との見解。ベスト盤には、新曲3曲、これまでのアルバムに収録された楽曲の再録5曲を含む全16曲を収録。「もともと20周年に向けて新曲を出そうって決めてた。今回のリリースをベストにしようと言ってもらえたときに、15周年のときにそれより前の分は出したので、増子さんにお世話になった10年間のあとに、今のライブで演ってる曲がメインになるベストを作れるというのは結構いいなと思って。以前の音源じゃなくて、今の私たちが演っている音源として聴いてもらえるのもいいと思ったし、願ったり叶ったり(笑)」(すずき)。結成以来不動のすずき、笈川が、メンバー交代のあったリズム隊の旭司(b)、ヤマダヨウイチ(ds)という“今の4人”で録音することに大きな価値を感じている。「アレンジは特に変える必要はないんじゃないかと。その代わり今の4人で演奏したときに、どういうふうに走らせるのかに集中しましたね」(笈川)そして11月19日(日)には東京・CLUB QUATTROで“100パーセント ナイス!”と題したワンマン・ライブに挑戦するという。「現状、私たちがQUATTROでワンマンするのはすごくたいへんだから、いくら20周年とは言え、そんなに無理せず、他にもやりたいこと、やれることもあるし、という意見もあったんだけど、メンバー全員が『いや絶対トライした方がいい』って。そういう意見がバンドから出てくるのがすごくよかったなと思えた」(すずき)2000年2月に挑戦したものの辛酸をなめたというQUATTRO公演のリベンジに挑む彼ら。ベスト盤で“今の4人”が奏でるベストな演奏をじっくり聴き込んで、11月のQUATTROにぜひとも足を運んで欲しい。取材・文:浅野保志(ぴあ)
2017年01月30日日本の4人組バンド、BUGY CRAXONEが11月11日(水)にニューアルバム『Lesson』をリリース。同作について、バンドのボーカルを務めるすずきゆきこがぴあのインタビューに答えた。【チケット情報はこちら】同作の収録曲について、「昨年の夏、私けっこう頑張って“次の練習までに必ず1曲新しいのを持っていく”と勝手にメンバーに約束して、それを2か月くらい続けたのかな。今回その頃の曲はあまり入っていないんだけど、“あのときみんなで作ったことが今の曲に活きてると思うよ”ってみんなが励ましてくれたから、頑張ってよかった(笑)」と語った。人生、生き方がテーマの曲が多いが、押し付けがましくない自然なメッセージが詰まっていて、聴くとすこぶる元気になれるアルバムだ。「どの仕事においても言えることだと思うけど、乱暴に言ってしまえば中身はさておきとにかく”やる”ことが大事で。長い人生、中身がないものしかできないことがあってもそこで手を止めてしまうより作り続けることが、次に繋がっていくと思う」前作からドラマーが正式加入。今のバンドの状態を聞くと、「今、真剣に取り組んでいるというのをそれぞれが感じている。(1997年に札幌で)結成した当時からお友達バンドじゃないから、このバンドで音楽を演奏するためにいる。いい意味でドライだと思うんですね。自分の実力とか個性とか魅力を出すことが一緒にいる理由な訳だから。そこはすごく健全な気がします」と話した。充実した想いを携え、12月4日(金)大阪・Fandangoよりツアーが始まる。最後にツアーについて、「今、このバンドにおいていい演奏が出来るように、ひとりひとり自分と向き合ってプレイしてる。それが今回のツアーで1本でも多く実現できたらいいなというのが今の目標です」と意気込んだ。取材・文:浅野保志■アルバム『Lesson』11月11日(水)発売2,700円(税込)BNBR-0009Northern Blossom Recordsツアー「BUGY CRAXONE “Lesson2:ワンマンをしよう!”」12月4日(金) Fandango(大阪府)12月18日(金) COLONY(北海道)12月20日(日) 新宿red cloth(東京都)ツアー「BUGY CRAXONE “ Lesson 3:SAY ! SAY ! DO ! DO !? ”」1月29日(金) 名古屋 CLUB ROCK’N’ROLL(愛知県)1月30日(土) CLUB RIVERST(新潟県)2月5日(金) 仙台 enn 3rd(宮城県)2月18日(木) 神戸 太陽と虎(兵庫県)2月20日(土) Queblick(福岡県)2月21日(日) Django(熊本県)※対バンイベント
2015年11月02日雪印コーヒーのプロモーション企画「オレたちのゆきこたんプロジェクト」が今年3年目を迎え、3rdシーズンの目玉企画として、オリジナルブラウザゲーム『ゆきこたんの珈琲迷宮 帰ってきた名探偵』が7月に公開されたのに続き、第2弾となる『ゆきこたんの珈琲迷宮2 再開の確率』が公開された。今回は「推理モノ」ではなく、ゆきこたんが生徒、プレイヤーが先生となる「学園モノアドベンチャーゲーム」。質問への回答次第で、各ゆきこたんとの信頼関係が変わる「キズナシステム」が採用されており、キズナの数値で物語が変化するマルチエンディングストーリーとなっている。第1弾のようにストーリー分割配信ではなく、エンディングまで一気に楽しめる仕様で、また第1弾をプレイしていなくても、第2弾から楽しめる独立ストーリー。ただし、ストーリーはリンクしており、前作で広がっていた伏線を回収する事実上の完結編となっている。前作同様シナリオライターは、「ファイナルファンタジー」シリーズでおなじみの野島一成氏、監督は「探偵神宮寺三郎」シリーズの西山英一氏が担当している。■初のフルボイス対応登場するすべてのゆきこたんのセリフは、初のフルボイス収録で、アニメのような臨場感・没入感が楽しめる。ボイスは、第一弾に引き続き、竹達彩奈を中心とした声優陣が担当している。■学園モノならではの新しいキャラ付けより学園感を楽しめるように、これまでの設定とは違い、例えば、「手乗りゆきこたん」は数学が得意で意外と頭がよい、「スイートジェットゆきこたん」は英語まじりの癖が抜けきらない帰国子女、「ぼんぼりゆきこ」は日本史好き文系、といったキャラ付けがされている点も注目だ。■ゲーム連動パッケージも発売ゲームと連動した雪印コーヒー秋の期間限定スペシャルパッケージも10月26日より発売されている。ラインナップは、「スイートジェットゆきこたん」「ミルクラウンゆきこたん」「ぼんぼりゆきこたん」の3種類で、デザインに隠された数字をヒントに、ゲーム内でパスワードを回答するともれなく『冬のゆきこたんカレンダー』がダウンロード可能。ゲームクリア特典としてさらなるデジタルノベルティも用意されている。○竹達彩奈からのメッセージ――ゲームプレイされるプレイヤーへゆきこたんのゲーム第2弾です。今回はさらにパワーアップしてフルボイスになってます! ちょっぴり切ないシーンもあるので、ぜひ最後までお楽しみください! ゲームの感想などぜひ教えて下さいね。――『珈琲迷宮2』のストーリーに関しての感想ゆきこたん同士の会話もフルボイスになっているので、さらに臨場感たっぷらのストーリーになってると思います。関係性とか、仲の良さもさらにわかりやすいのかなぁ? と思いました!印象に残っているシーンやセリフやはりエンディングはちょっとしんみり…な感じです。お別れのシーンはうるっとしてしまいます。ゆきこたんたちの真っ直ぐな想いを受け止めてあげてくださると嬉しいです。そのほか詳細は「オレたちのゆきこたんプロジェクト」公式サイトにて
2015年10月27日