●安いたこ焼き器でも簡単手軽に子どもと楽しく過ごし、奥さんにもラクしてもらうために「パパ目線」で家電製品を選ぶ本連載。今回はちょっと趣向を変えて「たこ焼き器」に注目。関西生まれでもある著者宅にはたこ焼き器がいくつもある。子どもたちも大喜びのレシピと作り方のコツも紹介しよう。○安いたこ焼き器でも簡単手軽に焼ける!その昔、関西出身者の家庭にはたこ焼き器が必ずある! という噂を検証するテレビ番組があった。記憶ではその調査結果は99%。1件のお宅が新婚さんでまだ買ってないという内容だったように思う。それくらい関西ではたこ焼きは当たり前の食べ物だ。関西生まれの著者宅でもたこ焼きを日常的に行っている。まだ子どもがたこを食べないため、たこを入れないパターンも多いのだが、小さな子どもでもたこ焼き自体は大好き。さらにアレンジメニューなら、もっと大喜びで食べてくれる。まだ、たこ焼き器を持っていないという方はこれを機会にぜひ、たこ焼き器を買ってほしいと思っている。たこ焼きを上手に作るための最大のポイントは火力だ。表面をカリッと、中をふんわり仕上げるためには、表面を素早く焼き上げられる火力が必要となる。そこで悩ましいのが、たこ焼き器の選び方だ。たこ焼き器はホットプレートの代わりにたこ焼きプレートが付いたシンプルな家電なので、安いものなら1,000円台で買える。また、ホットプレートのセットにたこ焼きプレートが含まれていることも多く、知らずのうちに持っているという方も多いはずだ。しかし、大きなホットプレートは取り出してセットするのも面倒で、日常的にたこ焼きを楽しむのには向かない。おすすめは手軽でサッと取り出せるコンパクトなたこ焼き器を用意することだ。筆者がいろいろと使ったなかでもお得に感じたのは、山善のたこ焼き器「SOPX-1180」だ。フラットプレートや温度調整機能など余計なものが付いていないため、2,000円以下で購入できる。それでいて、火力もしっかりとあり、たこ焼きをこんがりと焼ける。このほかにたこ焼き用ピックや大きめのボウルなどを用意すれは自宅でたこ焼きができる。●パパたこ焼き、いざ実演○パパたこ焼き、いざ実演では早速たこ焼きを作っていこう。用意するのはたこ焼きの粉とその他具材。基本となるのは紅ショウガや揚げ玉、キャベツかネギといったところだろうか。ただし、子ども用は紅ショウガを抜くのが基本。ウチではさらにたこも入れない。こだわるなら、小麦粉に出汁(ダシ)を入れて作るのも手だが、市販のたこ焼き用の粉を使うのが手っ取り早い。ただし、たこ焼き用の粉は種類によってかなり味が異なるため、いくつか試してみるといいだろう。具材の用意ができたら、たこ焼きをスタート。まずはたこ焼き器にスイッチを入れて、しっかりと加熱しておく。この加熱が不十分だと表面がカリッと仕上がらず、さらにクルっとうまく回転させることができなくなる。具材の準備前からスイッチを入れておいてもいい。プレートがしっかりと温まったら、たこ焼きの素を穴に流し込んでいく。このとき、お玉でやると何度も何度も流し込む必要があるので、注ぎ口のあるボウルや大きめの計量カップを使うと便利。たこ焼きの素は穴からあふれる出すように注ぐこと。そしてたこをはじめとした具材を投入していく。たこ以外は全体にまんべんなく散らしていく。生地の色が白く変わってきたら、第一弾の回転タイミング。まずは、たこ焼きとたこ焼きに間をたこ焼き用ピックを走らせて、境目を作り、ひとつずつ回していく。コツとしてはプレートに貼り付いた生地をはがしながら、半分から3/4回転させるイメージ。一度に180度回転させる必要はない。筆者は半分ほど回転させて、プレート上に残っている生地や具材を隙間に詰めていくようにしている。こうすると具材がしっかりと詰まったまん丸のたこ焼きになる。あとは焼き色と状態を見ながらひとつひとつ回していく。最初は具材が飛び出していたり、いびつな形になっていることもあるが、その部分を下にくるよう回すと形はだんだんと整っていく。お店のたこ焼きのように表面をカリッと仕上げたければ、最後にスプレーなどで追い油をかけて表面を焼き上げるといい。ただし、こども向けに柔らかい食感を残したければ、焦がしすぎない(とはいえ、破れないぐらい)の焼き具合であげていこう。あとはソースや醤油、マヨネーズなどをかけて食べるだけだ。●たこ焼き器で作れるのは「たこ焼き」だけじゃない!○たこ焼き器で作れるのは「たこ焼き」だけじゃない!わが家では、ホットケーキが週末の朝ごはんとして人気だが、たこ焼き器があるとちょっと違ったスタイルのホットケーキが作れる。レシピよりもちょっとゆるめに(牛乳を50~100cc多めに)溶いたホットケーキミックスをたこ焼き器に投入する。そして、たこの変わりに砕いたチョコレートやチーズなどを具材として投入する。ホットケーキミックスには砂糖が入っていて、たこ焼きの素より焦げやすいため、ちょっと早めのタイミングで回していく。これで、チョコレート入り丸型ホットケーキのできあがり。コツとしては、ちょっと焦げやすく、膨らむので、生地を投入するときあふれさせないことだ。たこ焼きよりはちょっと少なめで十分に丸くできる。このほかの作り方はたこ焼きと同じ。子どもたちには大人気で、朝から「おかわり!」の声が何度も聞こえるメニューだ。次回、後編では、イデアの「BRUNO コンパクトホットプレート BOE021-RD」を使って、"たこの入っていない"たこ焼きのバリエーションや、大人のための小洒落れた活用法を紹介しよう。
2015年07月03日関西人のソウルフードと言えばたこ焼き、お好み焼き!!週に1度は粉もんとソースを口にしないと気が済まないと言われるほどである。そんな関西人はなんと、たこ焼きやお好み焼きをおかずにご飯を食べるらしい。関西圏以外では考えられないこの文化、事実なのか果たして都市伝説なのかを検証する。早速、聞き込みアンケートを心斎橋商店街で敢行。男性にはブルーシール、女性にはレッドシールを貼ってもらう。開始30分でシールは10枚を超えた。やっぱり大阪は非常にノリの良い街だ。YES派の皆さんは当たり前と言わんばかりに、YESにシールを貼っていく。お好み焼き店に訪れていた東大阪在住のリサさんとシンちゃんは、「もちろんYESですよ!」と元気いっぱいにコメントしてくれた。「お店でお好み焼きを食べていてもご飯が欲しくなるし、家でもご飯とお好み焼きを食べるのは当たり前とのこと。逆に、ご飯と食べませんか?」と質問されてしまった。取材を続けていくうちに、東京から出張で大阪を訪れたという男性2人組みに話を聞くことができた。一人目の男性の答えはNO!「え!お好み焼きとご飯!?」と半ば驚きながらNOにシールを貼ってくれた。「お好み焼きとご飯ってホントに食べるんですか!関西の人があまり納豆とご飯を好まないのと同じ感覚なのかな」とコメント。二人目の男性の答えもNO!「お好み焼きとは厳しいけど、焼きそばとなら全然ご飯と食べられます」とのことだった。買い物帰りの女性2人組み、西淀川在住のぶー子さん、キャサさんは共にYES!「普通に家でお好み焼き作ったときに食べますよ」「お好み焼きとご飯の組み合わせは当たり前です!」という。駐車場の警備をしていた男性もYES!「ローカルフードなので本当によく食べるし、天王寺界隈ではお好み焼きを頼んだら、ご飯とおみそ汁がサービスでついてて当たり前っていう店も結構多いですよ」とのこと。そして、取材も終盤に差し掛かったころ、ある女性から超有力情報が!「今夜の晩御飯がお好み焼き定食なんですが」。なんという偶然だろうか!早速、お家へお邪魔させていただき、噂のお好み焼き定食を見せてもらった。大阪府在住の神樂くん一家。今夜の晩御飯はお好み焼きにご飯、そして赤だし。これこそがお好み焼き定食だ!話を聞くと、お好み焼きにご飯は当たり前だという。こちらのお宅で調査終了。結果はYES:女性9名 男性13名の計22名、NO:女性5名 男性5名の計10名。倍以上の数でYESが圧勝した。ただし今回の調査では、たこ焼きとご飯を食べると言う人は見つけることができなかった。関西の有名お好み焼き店に聞き込み調査したところ、なんと90%以上がごはんをメニューに置いており、お好み焼きとご飯を食べる人を見たことがあるとのこと。さらにお昼時になると、お好み焼きにご飯やおみそ汁をつけたお好み焼き定食を出しているお店も多く存在するということが分かった。しかし対照的に、たこ焼き店に聞き込み調査したところ、たこ焼きとご飯は食べないと思うとの回答が圧倒的。最終調査結果は「お好み焼きとご飯は食べる、しかしたこ焼きとは食べない」。シャキシャキしたキャベツの歯ごたえを残す、もっちりした生地にたっぷりのソースがかかったお好み焼きはご飯のおかずになりうるのだ。関西に根強く残る粉もん文化、関西を訪れた際はぜひ「おばちゃん、お好み焼き定食ちょうだい」と威勢よく注文してほしい。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月08日アツアツのたこ焼きを、たらふく食べたい……しかも、さまざまな味を楽しみながら。そんな欲望を一挙にかなえてくれるのが、「デックス東京ビーチ」にオープンした「お台場たこ焼きミュージアム」です。かつてのラーメン博物館のように、全国各地から厳選されたたこ焼き屋が5店舗、一堂に会しているようです。これは食べ比べにうってつけ!というわけで、早速友人を誘って、お台場食い倒れツアーを敢行しました。早速現場に向かうと、何やら陽気な音楽。このオリジナルテーマソングが、華々しくウエルカムしてくれます。店内には各店舗の鉄板や、たこ焼きについての歴史が展示されていました。お祭り感満載!ワクワクします。■たこ焼きのルーツを知る!「たこやきの元祖本家会津屋」まず一軒目は、あのグルメ漫画『美味しんぼ』にも「本物のたこ焼き」として登場したというお店。諸説あるようですが、このお店が当時流行していた「ラヂオ焼」と呼ばれていた子どものお菓子にタコを入れたのが、たこ焼きのルーツではないかとする説もあるようです。注文した「三種盛り」(12個入り630円)は「ラヂオ焼き」、「元祖たこ焼き」、「ねぎ焼き」それぞれ4個ずつ入った味比べセットでした。まずはたこ焼きのルーツだという「ラヂオ焼き」から試食。生地にもしっかり味がついていて、中に入ったすじこんにゃくがおいしい!小料理屋の煮物を、たこ焼きに閉じ込めたような味といいましょうか。一緒に注文したビールによく合います(昼間からすいません)。たこ焼きはソースをつけずにそのまま食べるスタイル。元祖ということもあり、素朴な味わいを堪能できます。■変わり種「たこ焼工房Sea&Sun」ルーツを知ったところで、次は変わり種のたこ焼きに挑戦!と勇んで、ここでも味を比べるために「四種盛り」(16個入り990円)を注文。「ソースマヨネーズ」と、「おろしポン酢マヨネーズ」、「明太子マヨネーズ」、「塩ガーリック」のセットです。ここで一番気になっていたのが「塩ガーリック」!ガーリックオイルがアクセントになって、香ばしいにおいが食欲をそそります。うまい!■カリカリとろ~り「たこ焼十八番」続いては「おはこ」(12個入り750円)という、「ソース」、「塩」、「天だし」の3種類を楽しめるセットを注文しました。天かすに覆われた衣は、カリカリなのに中がとろ~り。粉に入っている牛乳が、このクリーミー感を出しているそうです。また、桜エビの粉末入りで、香ばしい!アツアツのたこ焼きを、天だしで少し冷ましながら食べるのもまた、オツなのです。■生地がフルーティー!?「天王寺アベノタコヤキやまちゃん」先程、明石焼きをのりに巻いて食べるカップルを見て以来気になっていたら、やっとめぐり合いました。ここでは早速「明石焼」(8個入り530円)と「やまちゃんネギメガドカ盛り」(8個入り690円)を注文。明石焼はオーダーされてから、専用の分厚い鉄板で焼きあげるそう。卵たっぷりの明石焼きを三つ葉入りのダシと一緒に食べると、茶わん蒸しのような味わい。また、ネギがどっさり盛られた「やまちゃんネギメガドカ盛り」は、甘めのソースとネギの辛みが絶妙でした。果物を10種類以上使っている生地は、どこかフルーティーな後味がしました。■王道のたこ焼き「たこ家道頓堀(どうとんぼり)くくる」もうだいぶお腹が満たされていますが、残すところあと1店舗!!最後は「たこ家道頓堀(どうとんぼり)くくる」で締めくくる、なんちって。満腹ながらも、「大たこ入りたこ焼」(6個入り350円)と、「濃厚チーズたこ焼」(8個入り530円)という強気のオーダー。たこ焼きがトレイに置かれたとき、プルンっと揺れるのを見逃しませんでした。1個あたりのサイズのみならず、中に入っているたこも大きくて、プリプリでした。「濃厚チーズたこ焼」はチーズの味がしっかりついて、その名に恥じぬ濃厚な味わい。やはり全国展開しているだけあって安定感があるし、東北出身の私にとっても、イメージ通りの「ザ・たこ焼き」といった印象でした。お腹いっぱいだったはずなのに、ペロリと平らげました。■さて、突然ですが!ここでクイズです。一体私たち(女二人で)、何個のたこ焼きを食べたでしょう?なんと、正解は70個!!二人で行ったので、単純計算で35個ずつ……。そりゃ翌日の体重も増えるってものです。でも、これだけじゃ終わらないのが「たこ焼きミュージアム」のすごいところ。■お土産も要チェック!「いやぁ、もうしばらくたこ焼きはいいや」なんて言っているそばから、しっかりお土産屋さんでたこ焼きグッズを購入してしまった私。だって「たこ焼ようかん」だとか「たこ焼風ラムネ」、「たこ焼ゼリー」なんて、ほかではなかなか買えないんだもん!後でゆっくり食べてみたいと思います。ちなみに、たこ焼きミュージアムからは、レインボーブリッジと東京タワー、それに建設中の東京スカイツリーを眺めることができます。景色を楽しみながらの食い倒れなんて、新しいデートプランに加えてみてはいかがでしょうか?そのときはくれぐれも、青のりの行方に気をつけてくださいね!【場所】東京都港区台場1-6-1デックス東京ビーチ4階<問合せ先>デックス東京ビーチ 電話ガイダンス03-3599-6500(栗本千尋+プレスラボ)【関連リンク】【コラム】アイスラーメンに超能力!?気になるお店に行く【コラム】食が充実していると思う都道府県と言えば○○!【コラム】飲み会でいちばん会話が盛り上がるのは「○○県出身者」!?
2011年01月02日