2021年9月23日にご自身のTwitterで、第一子に妊娠を報告されたバドミントン選手の髙橋礼華さん。髙橋さんは、2016年全英オープン女子ダブルスで優勝。また、同年のリオデジャネイロオリンピックでも、日本のバドミントン史上初となるオリンピックでの金メダルを獲得している金メダリストです。今回はコロナ禍という状況が続くなか、命を授かるということをどのように考えて、現在に至っているのかを詳しく取材させていただきました。 「欲しい! 」と思ったタイミングで第一子を妊娠ー9月に第一子妊娠を発表されました。おめでとうございます! 妊娠がわかったときは、どんなお気持ちでしたか? 髙橋さん:ありがとうございます。妊娠をしているとわかったときは、すごくうれしかったです! ただ、少し細かい話になるんですけど……。今コーチをやらせていただいているジュニアの合宿中に、茶色いオリモノがあったんです。それで、旦那にも「生理来ちゃった」って連絡をしていたのに、そのオリモノが2日くらいでパッと止まっちゃったんですよ。なので、妊娠っていうより、病気なんじゃないかって不安になってしまって……。それで、合宿から帰ってきてからマネージャーさんにも相談したんです。そしたら、念のため生理予定日から使える妊娠検査薬を使ってみようということになり、使ってみたらくっきりと陽性の線が出まして……! すごいうれしかったんですけど、それと同時に「えっ、あのオリモノはなんだったの!? 」てビックリしました。そのとき、旦那はちょうどA代表の合宿中だったんですけど、すぐに写真を撮って「陽性だった! 」って報告しました。 ーパパの反応はいかがでしたか? 髙橋さん:旦那は、普段はシンプルな絵文字しか使わないんですけど、報告したときは「え! まじ!? 」って、目がハートになってる絵文字を送ってきて、「わ、興奮してる! 」っていうのがすごく伝わりました(笑)。それで、その1週間後くらいに、生理予定日1週間後からの妊娠検査薬を使ってみたんですけど、それも陽性だったので、病院に行きました。エコーを見せてもらうと、「あ! 本当に妊娠しているんだ! 」って実感しましたね。 ーもともとお子さんが欲しくて準備されていたのですか? 髙橋さん:入籍した当初は、今までバドミントンだけ頑張ってきたので、ちょっとゆっくりしたいなと思ったりしていて。でも、結婚式もしたいし、やりたい仕事も見つかって、すぐに妊娠という風には考えられなかったんです。でも、私も旦那も子どもがすごく好きで、いつか欲しいっていう気持ちはあったので、コロナの影響で先延ばしにしていた結婚式もいつできるかわからないし、ウエディングフォトを撮って、撮り終わってから頑張ってみようかってことになりました。そしたら、思っていたよりも早く妊娠できました。 ースポーツ選手は生理不順になりがちというお話を聞いたことがあるのですが、その辺りはいかがでしたか? 髙橋さん:アスリートの中には、競技スケジュールに合わせて生理をずらす人もいるんですけど、私は生理中のほうが意外と結果が良かったりして、他の人に比べたら生理で苦しめられたという経験は少ないですね。生理不順もほとんどなくて、それは妊娠に際して大きかったのではないかなって思います。 ーそうだったのですね。それでは、どのように妊娠準備を進めていったのでしょうか? 髙橋さん:私自身、妊娠についての知識が浅かったし、ブライダルチェックもしていなかったので、先輩にいろいろ聞いて、とりあえず基礎体温をつけたり、妊娠アプリを入れるところから始めました。バドミントンって遠征が年に16~20大会くらいあって、旦那が家にいないことが多いので、なかなかタイミングも取れないんです。自分もちゃんと欲しい! って思ったときに妊娠できたらいいなって思ったので、毎日しっかりと基礎体温をつけるようにしていましたね。でも、それ以外は特に気をつけていたことはなくて。思っていたよりもわりとすぐ妊娠できたので、ありがたかったなって思います。 ー良いタイミングだったんですね。 髙橋さん:結構昔なんですけど、競技を続けるのは30歳まででそのあと結婚して、31歳までに子どもを1人産みたいって思っていたんですよ。旦那も、「自分がバドミントンを頑張ってる姿を子どもに見せたい」って話していて。私も子どもを連れて旦那の応援に行ってみたいという夢があったので、こうやって妊娠できたのは本当に良かったなと思います。 元気な自分と程遠い体調…。母親ってすごいなー妊娠初期の体調はいかがでしたか? 髙橋さん:食べづわりで、週に2回はマックを食べていました(笑)。電車に乗るときは、水とカムカムレモンは必須でしたね。私のいとこが、つわりがひどくて入院したことがあったり、私自身も嘔吐恐怖症みたいなところがあるので、すごいドキドキして調べまくってたんですけど、結局最後まで吐くことはなかったです。でも、ずっと立っていると気持ち悪くなったり、夏の暑い時期だったので、出先で貧血みたいになって倒れそうになったこともありました。吐いたり寝込んだりはしていないですが、それでも心が折れそうになったりして、それだけで「母親ってすごいな」って思いましたね。 ーそんな初期から安定期の現在も含めて、特に「これは大変だな」と思っていることはありますか? 髙橋さん:身体が普通の状態じゃなくなっちゃって、普通の生活ができないっていうのが大変です。妊娠中って病気じゃないけど、体調不良みたいな感じがずっと続いてるわけじゃないですか。つわりも軽いほうだったと思うし、周りの人にも「軽くて良かったね」って言われるんですけど、それでも普段の元気な自分とは程遠いんです。なので、”普通の自分の体調”ってどんなだったっけ? みたいな。小走りしたいけど今はダメだ、とか、自転車で行けるところなのに行けないとか、自分の体なのに自由に動かせなくて、ときに歯がゆさを感じたりしています。 ーそんな中、パパはどのようにサポートしてくださっていますか? 髙橋さん:つわりの時期は、お料理中に私が気持ち悪くなって、「これだけお願いしていい? 味付けだけ私がするわ」って途中で替わってもらったり、アスリートなので、食べるものには気をつけているんですけど、UberEatsも快く使わせてくれたりしました。ちょうどコロナの感染者数が一番ひどかった時期に妊娠して、2人で外出することもあんまりなかったですけど、私の身体のことを以前よりすごく気遣ってくれるようになりましたね。 ー妊娠してから「パパがこんな風に変わった! 」と実感していることがあったら教えてください。 髙橋さん:旦那は冗談で「俺はもともとやさしいから、変わったことはないでしょ」って言うんですけど、確かにそうなんですよ。4歳年下だけど、私より全然しっかりしているし、買い物でも重いものをすぐ持ってくれたり、もともと全部やってくれていたので……。ただただやさしいっていうのはずっと変わらなくて、なんだかのろけになっちゃいますね(笑)。でもそれくらい、本当に変わったところはないんです。今は合宿で3カ月間ずっと海外に行ってしまっているので、胎動を実際に手を置いて感じることができないのはかわいそうだし、お父さんになるっていう実感も少ないだろうなって。だから、少しでも実感を持たせるようにするため、いつも電話をしているときに、スピーカーをおなかにあてて、「今日のパパの声聞かせな~」ってしています。 ー髙橋さんの”妻”として、”母”としての素敵な一工夫ですね。 髙橋さん:いえいえ(照)。でもそうやって旦那とスピーカー通話していると、おなかの中ですごい動くんですよ! 子どももわかっているのかなって、なんだかうれしくなります。 不安はあったけど、妊娠後は”この子を守っていこう”と意識が変わったーコロナ禍での妊娠・出産を不安に思ったり、避けたいという声も一部ではあるようですが、髙橋さんご自身はいかがでしたか? また、そのような中でも妊娠を決意できたのはなぜでしょう。 髙橋さん:もちろん不安はありましたし、ワクチンを打つタイミングとか、いろいろ考えました。でも、コロナも落ち着いたと思ったらまた状況が悪くなる……を繰り返していて、これはもうマスク生活は続くんだろうな、落ち着くのを待っていても仕方ない。子どもだってやはり授かりものだし、自分が欲しいときに頑張ろうって思ったんです。 ーパパとはコロナ禍の不安や懸念についてお話されましたか? 髙橋さん:いえ、”コロナ禍だから”っていう話はなかったです。私たちは特に、旦那の遠征や合宿が始まるとタイミングがなくなってしまうので、欲しいと思ってからは、コロナが終わるのを待っていたり、不安になっていてもしょうがないって、深く考えずに準備しました。 ー妊娠がわかった後も、不安や葛藤に襲われることはなかったですか? 髙橋さん:それはないですね。もう妊娠したら、私さえ気をつけていればという気持ちで。決して軽く考えてはいないけど、でも考えすぎても良くないかなと思っていました。マスク、手洗い、消毒などできることはしっかり対策して、お酒を飲んだり煙草が吸えるようなお店にはもちろん行っていないですね。初歩的なことですけど、階段を降りるときとか、信号を渡るときとか、コロナ対策以外にも、全部おなかの子を一番に考えて行動するようになりました。 ーすごく冷静に捉えていらっしゃいますね。対策をしっかりすることで、メンタルコントロールできていたということでしょうか。 髙橋さん:それはあるかもしれません。あとは、周りにいる妊婦の友人に励まされていたこともあります。私の周りだけでも、同い年の子どもを産む人、産んだ人が10人以上いるんですよ。予定日が数日違いの子もいるので、「体重増えてる? 」とか「おなか大きくなってきたよ」とかたくさん連絡を取り合っていて、みんなコロナ禍だけど、妊娠したらしたで守って、産んで、育てていこうって気持ちなんだって、すごく心強く感じています。 インタビューのお話しを聞いていて、前向きな発言が素晴らしいなと思ったと同時に、”おなかの赤ちゃんを守っていく”というママとしての決意が感じられる濃厚なインタビューで、お話しを聞いていてとっても刺激をもらいました! インタビュー2回目となる後編は、妊娠方法についてや、未来のお話について伺っています。次回の配信もぜひお楽しみに! PROFILE:髙橋礼華さん1990年4月19日生まれで、奈良県橿原市出身。日本の元女子バドミントン選手。松友美佐紀さんと「タカマツ」ペアとして女子ダブルスで活躍。第17回アジア競技大会では準優勝。2016年10月30日付の女子ダブルスのBWF世界ランキングでは1位に輝く。そのほか、数々の試合で好成績を残し、同年のリオデジャネイロオリンピックでは、松友と女子ダブルスの代表に選出され、オリンピックでの金メダルを獲得した。2020年8月に現役引退を発表。また、同年の12月、日本ユニシスのチームメイトであった金子祐樹との結婚を発表する。 著者:ライター 山口がたこ漫画も描ける主婦ライター。2016年生まれの「ムスメ」と出来すぎた「神ダンナ」との大阪暮らし。Instagramでは、おうちごはんや子育てエピソードを更新中!
2021年11月25日「顔で選んだ夫がモラハラ夫だった話」第3話。離婚済み2児シンママ・モグさんと顔がタイプのモラハラ元夫との体験談です。義母とマザコン夫に「一姫二太郎がいいよね」と言われたことにモヤモヤしつつ、早く子どもがほしかったモグさんは妊活を始めました。基礎体温をつけたり、体調に気を付けたりと妊活を本格スタートさせた当時20代後半のモグさん。 クリニックで検査も考えたものの、しばらく授かれなかったら検査に行こうと考え、まずは排卵検査薬を使ってタイミングを取る方法で妊活をすることに。 「顔で選んだ夫がモラハラ夫だった話」第3話 排卵日を狙っての子づくりが義務のように感じてしまい夫婦仲が険悪になることもあると聞いていたけれど、その点マロくんは絶倫すぎてまったくもめなかった。 妊活3カ月でまさかの妊娠! つわりがきつかったので退職を考えたものの、妊婦に理解がある職場だったことと、人手不足で辞めないでほしいと懇願され、仕事を続けることに。 「今の妊婦は恵まれてる」その苦労話、必要? 妊娠初期のまだつわりがつらい時期に、マロくんの実家に行って妊娠を報告。すると、義母の武勇伝が始まった。 「私がつわりのときなんて、休めなくて、全部ひとりでこなしていた」「お姑さんにこき使われてて畑仕事をした」「洗濯やお風呂だって、今みたいに自動じゃなかった」 その武勇伝を聞き、感動するマロくん。 「昔の人と比べると、今の女の人は幸せだよね」 料理も掃除も、家事を何一つしたことがないのに何を……?? そしてこの夫、妻が妊娠中なのに辞められないことが。それは一体……?! 著者:イラストレーター モグ2児の母でシングルマザー。顔が好みの夫と結婚したら結婚後モラハラ夫に豹変。数年間モラハラに気付かず結婚生活を送っていた。著書『顔で選んだダンナはモラハラの塊でした』(KADOKAWA)
2021年11月03日この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第6話)【これまでのあらすじ】帰りの時間を気にせずに済むので、伊野さんと旅行を計画した千紗。旅行は楽しく、好きという気持ちも増したが、こんなことをしていて良いのかという後ろめたさも募った。そんな中、職場のカウンセラー赤城さんの妹が旦那に浮気された話を聞き、さらに罪悪感を感じていたところ、綾香から「私、妊娠したみたい」と電話が…前回はこちら▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第5話)1話から読む▼この恋は幸せになれない?好きになってしまったのは、奥さんのいる人。(第1話)動揺綾香が妊娠……!?それって、当然のことながら悠真さんの子供だよね?スマホを持つ手が震える。動揺に気付かれないよう、そっと深呼吸をした。「そうなんだ、おめでとう」『ありがとう!』「お祝いしなきゃね」『気が早いよぉ。まだ、5週目だから』5週目ってことは、1カ月と少し。私と悠真さんが親密になった頃ってこと?綾香とのセックスが苦痛で仕方ないと打ち明けられた時には、もうできていたんだね。そう考えると、胸の奥にムカムカとした感情が渦巻いた。この感情って――――嫉妬?綾香の妊娠を知った日の夜、ホテルの一室で悠真さんと会った。複雑な心境だった私は、彼の顔をまともに見れない。「僕も驚いているんだ、まさかこのタイミングで子供ができるとは」「おめでとうって言うべきよね」「まだ実感が湧かないよ」「もう会うのは、やめた方がいいね」生まれてくる赤ん坊から、父親を奪うわけにはいかない。それくらいの良識は、まだ残っている。こうなってしまった以上、私たちの関係は清算して彼は家庭に戻った方が良い。頭では分かっているんだけど、涙が零れそうになる。泣き顔を見られたくなくて背中を向けたまま「じゃぁね」って部屋から出ようとした瞬間、抱きしめられた。「千紗」「離して。後腐れないようにしようよ」「そんなの無理だ」「じゃぁ、どうするの?」「離婚したい気持ちに変わりはない。だから、少しだけ待ってて」私はいつか、この時のことを後悔する。引き返せるはずだったのに、どうして流されてしまったの?って。だけど、それでも良いって思ってしまった。「分かった、待ってる」後悔しても良いから、この人が欲しい。◆まさかの「あれ、もしかして千紗」仕事帰りに立ち寄った雑貨店で声をかけられ振り向くと、大学時代の友人が立っていた。黒いツヤのある髪と大ぶりのピアスがよく似合う美人で、仲良しグループの中心的存在だった玲子(れいこ)だ。「わあ、久しぶりだね! 元気?」「元気元気! 千紗も元気してた? 今、何してるの? 仕事は? 住んでるのって、この辺り? 」「ちょ、ちょっと待って。そんな次々に聞かれても答えられないよ」「あはは、ごめんー」相変わらずだなぁ、玲子は。明るくて派手な性格の玲子は交友関係が広く、賑やかなのが苦手な私とは正反対。そのため、グループ以外で個人的に遊んだりすることはなくて大学を卒業後は連絡を取ってなかった。それでも久しぶりに会えたことが嬉しく、お互いに時間があるということで、近くにあるイタリアンレストランに入った。「千紗、何だか大人っぽくなったよね」「そう? 実際もう30歳だし。十分大人なんだけどね」「いや、そうじゃなくて色っぽくなったというか、魅力的になったって意味!」面と向かってそんなことを言われると、背中の辺りがくすぐったい。私自身そんな自覚はないけど、もし変わったことがあるとしたら、恋をしているからかな……。「千紗と話してたら皆にも会いたくなっちゃった。誰かと連絡とってる?」「今は……綾香くらいかな」「綾香!私も時々連絡するよ。って言ってもSNSで繋がってるだけだけどね」そう言ってスマホを手に取った玲子は、急に顔を曇らせた。「綾香は今、大変みたいだね」「あー、つわり?」綾香はSNSでも妊娠したことを報告していた。今時、安定期に入る前に公表する人は珍しいけど、それだけ嬉しかったのだろう。私はそれ以来、彼女のSNSは見ないようにしていた。大変なことと言えば、つわりくらいしか思いつかない。「綾香から聞いてないの?」「うん? 何が?」「あの子、流産したって」え、嘘……。「千紗も知らなかったかー。SNSであれだけ派手に報告したから、言い出しづらいんだろうね」「玲子はどうして知ったの?」「DMでやり取りしてて、その時に聞いたの」「そっか……」「落ち着いたら、綾香を励ます会をしようよ」「うん、そうだね」◆最低な人間綾香が流産したと聞いた時、正直ホッとした。その反面、命が1つなくなったというのに安堵するなんて最低だと自己嫌悪をする。私ってこんなにも自分勝手で冷たい人間だった……?「あ、丁度良いところに帰って来た」玲子と連絡先を交換してから別れ、家に帰ると部屋で母が荷物をまとめていた。家にいる間はずっとノーメイクにジャージ姿だったくせに、今日は水商売の女のように濃いメイクを施し、体のラインを強調した服を着ている。「お母さん、出て行くの?」「あぁ、世話になったね」「また男の人のところ?」「そうだよ、あんたなんかよりもずっと優しくて尽くしてくれる男のところに行くんだよ」悪びれることもなくそう言った母は、クローゼットの上にある私の腕時計やアクセサリーを鞄に投げ入れた。情けないやら悲しいやら、やるせない気持ちでいっぱいになる。「私だってお母さんに十分優しくしてるでしょう」「優しいもんかい、小遣いの1つもくれやしないで」「お母さんの言う優しさは、お金なの?」何かって言うと、いつもそう。私の存在を認めてくれたことなんて1度もない。母から愛情を感じたこともない。「馬鹿なこと言わないで。もう行くから」「待って!1つだけ教えて……。私がお腹にいると分かった時、お母さんはどう思った?」「は? そんなことを聞いてどうするの」「いいから答えて」「堕ろそうと思ったよ、でも子供を産んだらあの男を繋ぎとめられると思った。だから産んだんだ」最低、最低、最低。こんな最低な人から産まれたから、私も最低なんだ。◆嫉妬 残念なお知らせがあります私たちのべビはお空に帰りましたいつかまたパパとママに会いに来てね**旦那くんも辛いはずなのに、いっぱい励ましてくれる優しい旦那くん、ありがとう、大好き赤ちゃんを守れなくてごめんなさい#べビ # またね #流産#パパとママのところに来てくれてありがとう#旦那くん大好き何これ、悲劇のヒロインにでもなったつもり……?見なきゃいいのに、綾香のSNSを見てはイラつきを抑えられなくなる。流産してしまった綾香の体を心配するとか、メンタルは大丈夫なのかと思いやる気持ちはどこかに行ってしまった。悠真さんとの電話でも、聞き分けの言い女を演じられない。『もしもし、千紗』「悠真さん」『悪いけど、しばらく連絡できない』「どうして?」『綾香の具合が悪いんだ。それに、今は綾香の傍に居てやらないと』「夜に電話するくらいなら、」『ごめん!綾香が呼んでるから切るよ』悠真さんは、綾香が流産してから付きっきりで看病をしているらしい。そのことがさらに私の嫉妬心を煽った。連絡できないと言われていたのを無視して、電話をかける。「悠真さん、助けて!」『どうした?』「部屋に変な人が来たの」『変な人って?』「分からないけど、インターフォンを鳴らされて……。怖いから来てくれない?」『来てくれないって、家に? 今からは無理だよ』「お願い……」『僕が行くより警察を呼んだ方が良い。次にインターフォンが鳴ったら110番するんだ。いいね?』私がこんなにもお願いしているのに来てくれないんだ。離婚したい気持ちに変わりはないって言っていたくせに、嘘つき!やっぱり綾香の方が大切なんだね。メールで文句を言ってやろうかと思ったけど、やめた。「(自分がどんどん醜くなっていく気がする……)」本気で人を好きになるって、こういうことなの?欲ばかりが大きくなって抑えられず、ちょっとしたことで爆発しそうになる。気持ちが通じ合っているだけで幸せだと思った1秒後には、激しい嫉妬心に苛まれる。その繰り返し。やっぱり私は恋愛に向かなかったのかも……。だけど、もう遅い。スマホを片手に持った私は、上着も羽織らず家を出た。第7話は、10月26日(火)公開予定!
2021年10月19日このお話は作者つきこさんに寄せられたエピソードを漫画化しています。■前回のあらすじ妊活のプレッシャーからか不機嫌になる夫。しかし、ようやく子どもを授かったふたり。喜びも束の間、夕飯を作れないほど酷いつわりに悩まされ…。あろうことか、つわりで苦しむ妻をおいて、夫はミホと食事を楽しんでいたのです…!次回に続く 「社内不倫の果て」(全14話)連載は21時更新!イラスト・ みんみん
2021年10月17日「僕と帰ってこない妻」第16話。夫婦円満だと思っていたのに妻が突然子どもを連れて家出した。理由がわからない。2年前、妻が待望の妊娠し、ひどいつわりが始まった。上司には、定時に上がるのを制止されたものの帰宅すると、ボーナスは激減し、同僚には無視されるように……。そんな中、仕事中に妻から「切迫流産って診断された」と連絡が……! 帰宅すると、横になった妻は泣いていた。その理由とは?「僕と帰ってこない妻」第16話 「妊娠するとホルモンバランスが乱れるんだって! それで……」 涙をごまかそうとする妻に「本当にそれだけ?」と聞くと、職場に報告したときに溜息をつかれてしまったことを告白。 急に休んで職場に迷惑をかけているし、家にいても家事さえできない。 つわりでどんなに気持ち悪くたって、頑張って働いたのに、結局切迫流産になってさらに迷惑をかけている……。 妻の苦しみを初めて知った夫の反応は? 著者:イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2021年10月17日私は4人の子どもを育てていますが、下の3人の妊娠中はにおいつわりで苦しい思いをしました。私は妊娠すると嗅覚が異常に鋭くなるらしく、今まで大丈夫だったほとんどすべてのにおいで気持ち悪くなってしまいます。そしてその状態は出産まで続くのですが、周りの人にはなかなか理解してもらえず、妊娠中は耐えて耐えての毎日でした。そのときの体験談をお話しします。 ※コロナ禍前の体験談です。 こんなにおいまでダメになる一番ダメだったにおいが排水溝のにおいで、一番キツいのがお風呂タイムでした。お風呂に入るたびに吐きそうになりながら、鼻息を止めて上の子をお風呂に入れる毎日。シャンプーや洗濯の洗剤、柔軟剤、ソープ類など何から何までダメになり、大好きだった香水やアロマオイルなどのにおいも受け付けなくなりました。 また、玄関を開けて家に入ったときのにおいでさえ気持ち悪くなるくらい、追い詰められていた時期もあります。洗剤やシャンプーに関しては、2人目の妊娠時にいろいろ試して大丈夫な物を見つけられたのが救いでした。 同居ゆえのつらさ自分たちが使う物はなんとかできるのですが、義父母の発するにおいはどうしようもなく、このことでかなりつらさを増していました。義母の洗濯の洗剤や柔軟剤のにおいが強烈で、部屋のほうまで漂ってきて地獄でした。 また、キッチンを共有しているので、そこでの洗剤や義母が洗ったタオルの柔軟剤のにおいが手を拭いただけで付き、具合が悪くなっていました。幸い、食べ物のにおいはわりと平気だったので、料理はできたのが救いかなとは思います。 私がとったせめてもの対策家の中のにおいが基本的に無理なので、体力と相談しながら出かけるようにしていました。家のお風呂以外は不思議と大丈夫だったので、温泉や自分の実家に行ったときには、束の間のにおいからの解放を味わったものです。 また妊娠中でも使用できる薄めたアロマオイルをスプレーしたりして、不快なにおいをごまかしたり、マスクをしたりもしました。他にもドラマを観たり、友人とおしゃべりをしたりして気をそらすことも効果的でした。 においつわりは目に見えにくいので、苦しいのは自分だけで、周りからは理解されにくいのがつらいところだと思います。今さらですが、もっと自分とおなかの赤ちゃんが快適に暮らせるように、家族にお願いしてもよかったのかなとも思います。妊娠中は無理をしたり我慢したりするよりも、工夫することが大事だと思った体験でした。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師 REIKOイラスト/キヨ著者:やましたくるみ2男2女の母。結婚を機に田舎に移り住み、のんびり子育てを楽しみながら、自身の体験談を中心に執筆中。
2021年09月10日「僕と帰ってこない妻」第10話。夫婦円満だと思っていたのに妻が突然子どもを連れて家出した。理由がわからない。2年前、妻が待望の妊娠。そして、すぐにつわりが始まった。 「明日から俺も早く帰るから」 しかし、定時に帰ろうとすると、「まだ定時だろう。周りが見えていないのか?」と上司に呼び止められて……?! 「僕と帰ってこない妻」第10話 「君が帰ったところで、つわりが楽になるわけじゃないだろう」 「つわりで苦しむ嫁のために毎回旦那が寄り添っていたら社会が回らない」 そう言って、定時で帰ろうとする夫を引き止める上司。 「うちは妻も働いていて、家事くらいは力になってあげたいんです」 そう言って、定時で帰った夫。 妻を思うこの行動が、こんな仕打ちで返ってくるなんて……。著者:イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2021年09月04日「僕と帰ってこない妻」第9話。夫婦円満だと思っていたのに妻が突然子どもを連れて家出した。理由がわからない。会社の人たちには妻が家出したなんて言えない。妻が妊娠してからますます仕事を頑張った。なのに、雪穂はどうして家出なんか?2年前、妻が妊娠した。そのときは……。 「僕と帰ってこない妻」第9話 妻が待望の妊娠。そして、すぐにつわりが始まった。 「明日から俺も早く帰るから」 しかし翌日、定時に帰宅しようとすると上司に声をかけられた。 「まだ定時だろう。周りが見えていないのか?」 家にはつわりで苦しむ妻が待っている……。夫は帰れるのか?! 著者:イラストレーター ちなきち都内在住の会社員。「結局、一番怖いのは人間だよね」というテーマで、エッセイ漫画を描いています。ベビーカレンダーでは実話「その人って、本当にママ友ですか?」「夫が消えました」を短期連載。
2021年09月03日初めての妊娠判明、想像もしていなかった私のおなかの中には小さな2人の赤ちゃん。一卵性双胎の妊娠〜出産までの体験談を紹介します。 妊娠判明から双子と知るまで突然食べ物の好みが変化し、いつも体がだるく、常に気持ち悪さが続いていたため、「もしかして妊娠かも?」と考えるようになった私。はじめはただの風邪と思っていましたが、体調が優れない私を見た職場の先輩に、気持ち悪さがつわりに似ていると言われ、心当たりがあった私は産婦人科を受診しました。検査をすると、お医者さんからすぐに「おなかに2人赤ちゃんがいるよ」と伝えられ、私は妊娠判明と同時に、一卵性双胎を妊娠したことを知らされました。 することがたくさんあった妊娠初期妊娠が判明した当時、夫とはまだ入籍しておらず、遠距離のため住んでいる場所からの引っ越し、また勤務している職場への報告など、することがたくさんありました。職場にはすぐに報告をし、多胎妊娠ということもあり、仕事の量を減らしてもらいながら体調と相談し、妊娠6カ月まで勤務することに……。 夫とは、妊娠が判明してから1カ月後に入籍。 引っ越しは私が退職してから本格的に始めることにし、産婦人科も変更せず通うことにしました。 このころ、つわりはひどかったのですが食べられないということはなく、元気に過ごすことができました。そして、妊娠4カ月のころには周りの人が見てもわかるくらい、おなかがポコッと前につきだしていたのです。 貧血がよく起きていた妊娠中期~妊娠後期妊娠5カ月ころになるとつわりも落ち着き、食欲が増したため、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群に注意しながら食事をしていました。また、貧血を起こし外出先で倒れてしまうことが多くなり、職場に相談をし退職することに……。退職後に引っ越しをおこない、外出する際は必ず家族に同行してもらうことにしていました。 貧血を起こさないため鉄分のサプリメントを飲むようにしたら、倒れることもなくなり、気持ち的にもゆっくり過ごすことができるように。2人の成長経過も順調でトラブルはなく、一番気になっていた性別を知ることもできたのです。妊娠6カ月から急激におなかが大きくなり始め、バランスを崩し転びそうになっていたのを思い出します。 妊娠後期~ドキドキの出産 私が通う産婦人科では、多胎妊娠の場合、出産は帝王切開と決まっていました。妊娠判明のときに説明されてはいても、帝王切開と聞くと最初は怖かったです。 しかし、実際に帝王切開で出産した友人に話を聞いていたので、不安よりも2人に会える喜びのほうが勝っていました。出産まで問題はなく、やはり心の準備はできていたものの、手術台に横になると不安で看護師さんの手を握り続けていました。 硬膜外麻酔だったので下半身の感覚と痛みがなく、数回体を揺さぶられた瞬間、赤ちゃんの泣き声が聞こえ、そのあとすぐにまたもう1人違う声が聞こえて2人の誕生を迎えました。タオルに包まれた2人を片方ずつ肩にのせてもらい、すごくうれしかったです。 妊娠が判明したとき、おなかにいるのはひとりだと思っていました。2人いると聞かされたときには驚きました。今、息子たちは2歳半になり、毎日バタバタの日々ですが、双子を自然妊娠する確率が低いと言われているのに、私を選んでくれたこと、貴重な体験をさせてくれた2人に感謝しています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKOイラスト/キヨ著者:福井吏映2歳になる一卵性双生児の男の子育児に毎日奮闘中のママ。以前は、幼稚園、児童デイサービスに勤務。主に育児に関する自分自信の経験談を執筆している。
2021年08月25日わが家の娘に近づく「魔の2歳児」と言われる時期。娘のイヤイヤ期はどうなるのか、身構えている自分がいました。今回は、娘のイヤイヤ期について、私の体験談を紹介します。 ついに娘も2歳! イヤイヤ期スタート!?私は、娘が2歳になったらすぐに、何でもイヤイヤしてしまうとばかり思っていました。しかし実際は、2歳になった娘はイヤイヤすることもなく、以前とほとんど変化がありませんでした。 その後、第二子を妊娠。つわりが続いたことから室内遊びが増えたころ、2歳4カ月になった娘のイヤイヤ期が始まりました。それまでは毎日公園に行って思いっきり遊ぶという生活でしたが、室内遊びばかりの生活になり、ストレスが溜まったことがきっかけになったのかもしれません。 イライラしないように深呼吸!イヤイヤ期が始まってからは、「いやだーいやだー」と言って泣き出す娘に、衝動的に強い言い方をしていることが増えました。もちろん強い言い方をしても、娘は泣き止むことなく、イヤイヤはひどくなるばかりです。 どうしたらいいか考えた結果、イヤイヤ期の前にもよくしていた娘を落ち着かせる方法を試みることに。まずは深呼吸をして、子どもの両手を取り、ゆっくりと話をする。落ち着いてから、ギュッと抱きしめてあげる。それだけのことでしたが、イヤイヤ期の娘にも効果がありました。 外で思いっきり遊ばせる!また、つわりがひどい時期でも、娘にイヤイヤされてしまうよりはマシだと思い、以前のように公園で外遊びをしました。 短い時間で帰る日もありましたが、外に連れ出さなかった時期に比べると、グズる回数が劇的に減少。また、いろいろなことをやりたがるようになったので、危ないこと以外は何でも挑戦させました。 可能な限り、遊びたいだけ外で遊ばせる毎日に戻ってからは、「あれ? イヤイヤ期、終わった?」と、拍子抜けしてしまうほどイヤイヤしなくなりました。やりたいことをやらせてみることが、娘にとってはよかったのかなと思っています。 イラスト/塩り監修/助産師REIKO著者:西野ゆう一児の母。大学で救急救命士の国家資格、大学院で保健体育の教員免許を取得。出産を機に専業主婦に。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2021年08月24日職場の女性上司は、生理休暇の取得に積極的。朝、急に生理休暇の連絡メールを入れても、迷惑がるどころか、私の体を気づかう返信をくれます。動けなくなるほどのひどい生理痛を抱える私には、この温かい言葉にとても救われました。 勤務先は生理休暇を推奨するありがたい職場ありがたいことに、私の職場は生理に対してとても理解のある環境です。私はひどい生理痛持ちで、最悪のときは、動けないどころか起き上がることすらままなりません。こんなとき、会社を休みたくても休めない環境の職場がまだ多いかと思いますが、私のところはまったく逆。生理休暇を推奨するのです。上司が女性というのも、生理休暇の取得を味方してくれたと思います。私が仕事で所属しているグループのリーダーが女性で、その上の上司となる課長も女性。リーダーには、とくに助けられました。 女性上司には体を気づかう言葉もかけられて…リーダーとは異動してすぐの面接時、業務内容以外でも心配事はないか聞いてくれたので、生理痛がひどいことを伝えたことがあるのです。そのときリーダーは、「あなたの体のために、生理休暇はしっかりとっていいんだよ。毎月2日は取得していいんだから。むしろしっかり休みなさい」と言ってくれたのです。会社に生理休暇の制度があることは知っていましたが、「生理休暇ってなかなか取りづらいよな……」と思っていたので、リーダーの言葉を聞いてすごくホッとしたことを覚えています。また、リーダーは自身が子宮系の病気を経験したこともあり、「つらさがわかるよ。無理しないできちんと休んで」とも言ってくれました。 妊娠判明時はいち早くテレワーク勤務に変更突然生理がきて、仕事を休む連絡メールを入れたときも、「了解しました。仕事のことは何とかしておくから、ゆっくり休んでね」。職場に復帰後、迷惑をかけたことを詫びても「今日はもう大丈夫なの? 無理しないでね」と、温かい言葉をかけてもらいました。生理休暇を取ることに嫌な顔をされたことなど、一度もされた記憶がありません。 コロナ禍のなかで私の妊娠を上司2人に報告したときも、「コロナが心配だから」と、部長やそのまた上の上司に掛け合って、私だけすぐにテレワーク中心の勤務に変更。打ち合わせや会議で週1~2度出社するときも、満員電車に乗らなくていいよう時差出勤を可能にしてくれましたし、つわりがひどかったので生理休暇同様、つわり休暇も取得させてくれました。細やかな配慮が受けられたのも、遠慮なく生理休暇がとれたのも、上司が女性だったおかげ。それは間違いありませんが、この要素に加え、職場全体がお互い思いやる雰囲気があったと思います。こんな環境、まだまだ少数でしょうから、私はすごく恵まれていると思いますし、周りには感謝しかありません。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 監修/助産師REIKO----------文/ふぅーさん
2021年07月22日天明麻衣子さんは東京大学文学部を卒業後、NHK仙台放送局契約キャスターとして活躍。スペインに1年弱移住しながら、一般企業勤務を経て2014年に結婚。帰国後はフリーアナウンサーとして幅広い活躍をおこなっています。また、2021年の4月からは東京大学の大学院に入学し、現在は第一子を妊娠中。7月にご出産を控えています。 今回はそんな天明さんに、妊娠についてお話を伺っています! 初めて妊娠したときの気持ちについてや、不妊治療をされていたということで、不妊治療についてもお話を聞いてみました。 第一子の妊娠は、サプライズ的な驚きはなかった画像出典:天明麻衣子さんのInstagramより ー2021年7月にご出産予定で、現在は体調のほうも良好とのことですが、妊娠初期のつわりなどはいかがでしたか? 天明さん:つわりと言うと吐き毛がしたり、匂いがダメとか、特定の物が食べられなくなることをイメージしていたのですが、そういうのは特になかったです。食べる量も変わらなかったし、特定の物だけをすごく食べたいとかいうのもなくて。ただ、あえて言うなら眠気が強かったような気がします。あと、集中力が落ち気味だったかなぁと思いますね。 ーそうだったのですね。ご自身の妊娠がわかったときは、どのようなお気持ちでしたか? 天明さん:実は不妊治療をしていたので、サプライズ的な驚きというのはなかったんです。ただ、今まで自分が妊娠できるということをイメージできていなかったので、一番始めに妊娠検査薬で陽性の結果を見たばかりのときは、どこか現実的ではない感じがしましたね。 ー不妊治療をされていたとのことですが、どれくらいの期間をされていたのでしょうか? 天明さん:病院に通ったのは1年ちょっとくらいです。タイミング法から始めたのですが、最初の体外受精で妊娠しました。 ー体外受精で妊娠されたのですね。ちなみに、妊娠報告を聞いたときのパパの反応はいかがでしたか? 天明さん:私が不妊治療を頑張っていたのを見ていたので、喜んでくれましたが、「まだまだ何があるか分からないしね」といった感じで、抑えめな喜び方をしていましたね(笑)。 無排卵月経がキッカケで通い始めたレディースクリニック画像出典:天明麻衣子さんのInstagramより ーお二人とも「子どもは欲しい」という考えだったのでしょうか? 天明さん:私が今年32歳で夫が39歳になるので、「お互い30代のうちに子どもが生まれたらいいね」という話は、なんとなく話していました。 ー初めてレディースクリニックに行かれたのは、何がキッカケだったのでしょうか? 天明さん:25歳のときに結婚して、妊活は30過ぎくらいから始めようかなぁとぼんやり考えていたんです。ただ、朝早い仕事をしていたのもあって、1回レディースクリニックで体をみてもらったほうがいいとは思っていて。それで、30歳くらいのときに初めてレディースクリニックに行ったんです。そのとき、内診をしてもらったんですが、それがキッカケでほかの検査も受けてみようということになり、不妊治療に進んでいきました。 ー不妊治療を進めていくにあたり、新しいレディースクリニックを探されたりしたのでしょうか? 天明さん:初めて行ったのは、家の近所の小さいクリニックだったのですが、本格的にみてもらおうかなと思ったときには、ちゃんとまた調べ直して体外受精までおこなっているところを探しました。 つらいときはアピールして、ストレスを溜めないように…ー不妊治療をおこなう際ですが、パパはどのようなサポートをしてくれましたか? 天明さん:そうですね。「金銭的なことは全然気にしなくていいよ」とは言ってくれました。ほかには、薬を飲むと結構しんどいなぁと思うこともあったんですが、そういうときには家事を変わってくれましたね。ただ、言わないと伝わらないだろうなぁと思ったので、何かあれば結構自分から言うようにしていました。 ー不妊治療中はわりと女性側、男性側で温度差が生まれたりだとか、パパがつらさを分かってくれないなど、結構治療中につらい思いをされる女性が多いと聞きます。天明さん自身は、不妊治療に悩まれたり、つらい思いをされたことはありましたか? 天明さん:私は結構しんどいなぁと思ったらアピールするほうなので、そこまでストレスは溜めなかったです。ただ、やっぱり病院もすごく混んでいるし、毎月治療のために予定を調整していくのはしんどかったので、これは精神的にもあんまり長く続けるとキツイんだろうなぁとは思いました。なので、どんどんステップアップして、なるべく早く結果を出したいなと自分で思っていました。 ーそうですか。不妊治療中は言いたいことがなかなか言えず、モヤモヤしてしまう女性も多いと聞くので、お互いなんでも言えるご夫婦の関係って素敵ですね。 天明さん:私の場合、「今月はダメだったから、パーッてお酒飲むわ~」って言ったり、「今日は疲れたからお寿司買ってきたー! 」というような感じでやっていました(笑)。夫婦でおいしい物を食べたり、一緒にお酒を飲んだりと、2人で楽しめる気晴らしをしながら、治療中は過ごすようにしていましたね。 ー不妊治療に関しては、パパは協力的だったのでしょうか? 天明さん:そうですね。ただ、注射とかは苦手なんで、採血とかはちょっと嫌がっていましたけど(笑)。ただ、近所の病院だったのもあり、「この日は空けておいて」と言うと、都合をつけて来てくれたりと協力してくれていました。 ー不妊治療が保険適用化されるといった話題が出てきていますが、天明さんはどのようにお考えでしょうか? 天明さん:自分もやってみて驚いたのですが、不妊治療ってすごくお金がかかるんですね。本当は妊娠できるのに、お金がないから諦めるというのはもったいないと思うので、私は保険適用してもらえると助かるなぁと思っています。ただ、難しい問題なんですが、その予算も限られていると思うんです。そうすると、同じ財源であったら薄く広くではなく、年齢を絞って手厚くしたほうが出生率は上がる気はしますね。 インタビューを聞いていて、自分の思いを素直に伝えられる関係性は、とても素敵だなぁと感じました。不妊治療についてもいろいろ伺いましたが、真摯に答えてくださり、ありがとうございました! さて、インタビュー2回目となる次回は、コロナ禍での妊娠についての考え方や、妊娠中に大学院を受験したときのお話などを伺っています。次回の配信もぜひお楽しみに! PROFILE:天明麻衣子さん東京大学卒業後、NHK仙台放送局契約キャスター、大手外資系金融機関といった経歴を持つフリーアナウンサー。著書として「圧倒的な勝ち組になる効率のいい考え方と仕事の仕方」「東大・NHK・外資系金融で学んだ、ビジネスで成果を出し続ける本物の勉強法」「時短勉強術」などを出版。2021年4月から東京大学の大学院に入学。第一子を妊娠しながら大学院生活を送っている。
2021年07月08日2年保育の幼稚園を選択した長女に、「少しずつでも集団行動に慣れてもらおう」と思って入った児童サークル。私の住む地域では、3年保育が一般的だったので、4歳児のクラスは人数が少なく、私以外のママたちはすでに友達同士のようでした。そんなグループになったママたちから、LINEグループに招待されたのですが……。 いきなりのあだ名呼びに困惑招待されたLINEグループで「○○の母です。よろしくお願いします」とあいさつをすると、下の名前や年齢などを次々に聞かれて驚きました。さらに「じゃあ○○っぴって呼ぶね」とよくわからないあだ名までつけられてしまい、ほかのママたちもあだ名で呼ぶように言われ、正直困惑……。そもそも、会ったばかりで、名前と顔もぼんやりしか一致していませんでしたし、全体的に年上のママさんが多く、なかには10歳以上年上の方もいます。仲良くしようとしてくれているのはわかりましたし、そのこと自体はありがたいと思ったのですが……。私の年齢がひとりだけみんなと違っていたこともあって、会話についていけないのがしんどく、自分にはちょっと合わないかも……と思い始めていました。 幼稚園に習い事…勧誘が止まらない!グループのママたちは、私が通っていた児童サークル以外にも、幼稚園のプレや習い事など全部一緒にしていて、ほぼ毎日一緒に過ごしていたようでした。私はグループの方たちとは違う幼稚園に行くことを決めていましたし、次女も小さく、さらに末子を妊娠中だったため、習い事についても考えていませんでした。 しかし、連日「まだ定員が空いてるから、同じ幼稚園にしよう」「この教室いいから、体験してみない?」などと勧誘され、だんだん児童サークルに通うことが憂うつに……。 つわりを期にすっきり退会妊娠3カ月くらいでつわりがだんだんひどくなり、精神的な部分だけでなく、身体的にも児童サークルに通うことが負担になってきました。長女は楽しそうに通っていたので心苦しかったのですが、幼稚園のプレや児童館、公園などで友達と遊ぶ機会は十分にあったこともあり、「つわり」という自然な理由があるうちに、思い切って児童サークルをやめることに。 サークルの運営者に電話し、ママ友のLINEグループも「これまでありがとうございました」とひと言お礼を言ってすぐに退会。このときのすっきり感は、今でも忘れることができません。 相手のママさんたちに悪意はなく、むしろ「仲間にいれてあげよう」という善意からの行動だっただけに、非常に心苦しい出来事でした。ただ、あのときやめなかったら、やめるタイミングを見失っていた気がするので、思い切って決断してよかったと思っています。 ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKOイラストレーター/山口がたこ著者:仲本まゆこ自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年06月30日■前回のあらすじ仕事を辞めたと聞いたとたん、態度が豹変した義父母。これが嫌がらせの始まりだった…。※この話は「ひとり親世帯」の経済的支援と心の支援に取り組んでいるサービスwaccaに投稿された実話を元に漫画化しています。義母も義父も『自分が黒と言えば黒』という考えの持ち主。私は何度か夫に「何とかしてほしい」とお願いしたのですが、争いたくないという環境で育った夫は義父母に何も言ってくれませんでした…。誰も助けてくれないなら私が我慢するしかない…今思えばその考えは大きな間違いでしたが、その時はわからなかったのです。妊娠は嬉しかったのですが、その後つわりが重症化してしまい、私は入院することになってしまいました。お見舞いに来てくれたということは…?義父母からいただいたお見舞いの品は、あまりマナーがないと言われる鉢植えや日持ちしない生菓子。病院に来てまで嫌みを言われていた私には、義父母のお見舞いはどうしても悪意にしか感じることができませんでした。そして子どもが産まれたことで、私はさらに追い詰められていくのです…。次回に続く(全5話)毎日21時更新!※この漫画は実話をべースにしたフィクションです記事協力:waccaのご紹介▼ひとり親のみなさまへ〜無料でお金や心の支援が受けられますwaccaとは、ひとり親のみなさまが「万が一(失業、入院、癌)の時やお子様の入学の際のお金の支援」や「生活に関する質問相談」を、会員登録するだけで”無料”で受けられるサービスです。 詳しくはこちら ▼社会問題解決に興味がある方へ〜温かい社会作りチャレンジwaccaに参加すると、生活に困難を困難を抱える方々をお金や心の面で直接支援し、社会に感謝の輪を広げることができます。 詳しくはこちら 原案・ウーマンエキサイト編集部/脚本・高尾/イラスト・ ちゃんこ
2021年05月30日元AKB48で歌手の板野友美(29)が、10日に放送された日本テレビ系バラエティ番組『人生が変わる1分間の深イイ話』(毎週月曜21:00~)にて、第1子妊娠を発表した。この日の放送で、スタジオゲストとして出演していた板野。番組中、司会進行の羽鳥慎一から「今日お知らせがある」と振られ、「昨日5月9日が母の日だったと思うんですけど、私、母になります!」と発表した。板野のサプライズ発表にスタジオは騒然。今田耕司は「ちょっと待ってください。今日の演出荒くないですか? こういうのって番組の後半とか。『深イイ』、VTRはいいけど、スタジオはちょっと考えていこう」とスタッフに呼びかけて笑いを誘った。番組放送後、板野は自身の公式インスタグラムを更新。「いつも応援してくださる皆さまへ この度、私達夫婦は、新たな命を授かりました」「安定期に入ったので、ご報告させて頂きます」と改めて妊娠を報告した。投稿では「妊娠してから、自分の心や身体の変化、つわり、今まで経験した事のない日々、体験に」と体調や生活の変化をつづりながら、「母になるって本当に偉大な事だと痛感し、世の中のお母様方を心から尊敬。そして、家族が増える喜び、とっても神秘的な毎日に感動しています」と伝えている。また、自身の公式YouTubeチャンネル『友chube 』にも、妊娠報告の動画をアップ。つわりについてなど妊娠中の出来事を日々記録している日記があるそうで、その内容も今後YouTubeで話していくとのことだ。板野は今年1月、プロ野球・ヤクルトスワローズの高橋奎二投手(23)との結婚を発表していた。
2021年05月11日2021年4月21日に、第1子の妊娠をYouTubeで報告した、お笑いコンビ『よゐこ』の濱口優さんと、タレントの南明奈さん夫婦。ネット上では「このご時世で一番の、嬉しいニュース!」「家族みんなで喜びました」といった反響が多く寄せられました。動画の配信後、南さんはInstagramで改めて妊娠を報告し、次のような感謝の想いをつづっています。このたび新しい命を授かりました現在5ヵ月目になり安定期に入ったためご報告させて頂きますつわりもなく、優さんのサポートのおかげで毎日元気に過ごしてますakinaminamiーより引用 この投稿をInstagramで見る 南明奈(@akinaminami)がシェアした投稿 さらに濱口さん夫婦は、同月22日にYouTubeを通して、発表後に寄せられた祝福の声に対する感謝の気持ちを配信。生配信中に寄せられる質問やコメントを取り上げながら、ファンとコミュニケーションをとりました。子供に関する質問に、濱口さん夫婦がコメント南さんは、妊娠5か月で安定期に入っています。ファンからの「体調はどうですか?」という質問に対し、濱口さんは、南さんの体調がとても良好なことを報告しました。これね、本当にね、ご報告動画でもちょっといわせてもらいましたけど、明奈、僕から見てて「本当に妊婦さんなのかな」っていうぐらいに…。(南さんに向かって)無理しないで、大丈夫なの?どうなの?おうちのまさるーより引用濱口さんは横にいる南さんを労わるように、優しく「大丈夫?」と声をかけます。それに対し、南さんは「よくいわれる妊娠初期の症状はあまりなかった。つわりもない」と答えました。また、妻の妊娠が発覚してから、心境の変化があったという濱口さん。「親になるんだ」と実感してからの変化について、こう語っています。本当に「そうか、パパになるんだ」って思ってからの目線っていうのが、あんまり仕事上ではさほど、周り知らんかったから変わらなかったんだけど。なんかこう街で子供とかを見ると、やっぱりこう「あんな子になるのかな」とか、男の子見ても女の子見ても、ああって。ランドセル背負ってる少年とか見ると、あんな風になるのかな。1人で学校行けんのか?とかって。勝手にそんな風に思ったりとかさ。おうちのまさるーより引用濱口さんのコメントに対し、南さんも「分かる」とうなずいていました。また、子供の性別に関して、南さんが「どっちがいい?」と聞くと、濱口さんは「前は断然女の子だったけど、明奈に報告を受けてから、どっちでもいいと思うようになった」といいます。南さんは、その言葉を受けて、次のような心境を明かしました。私はね、自分のあれでは女の子な気がするの。私はなんとなくだけど女の子な気がするっていうのと、優さんが女の子のお父さんのほうが…いや、どっちも浮かぶのよ?男の子のお父さんっていうのも浮かぶけど、男の子で、2人でこうくだらない、お尻振ったりしてさ。っていうのもあったりするし。でも本当に、私はきてくれる前(妊娠が分かる前)は女の子。女の子の洋服のほうがかわいいなとかあったんだけど、いざ授かってみると、本当にどっちでもいい。元気で産まれてくれたら…。おうちのまさるーより引用南さんは、妊娠が発覚してからは「元気に産まれてくれたら性別はどちらでも構わないという気持ちに変わった」といい、濱口さんも「周囲から聞いてはいたけど、本当にそんな風に変わるんだなと思った」と、しみじみと述べています。動画に対し、ファンからは「丁寧で優しい2人のやり取りに心が癒される」「優さんは心配性なパパになりそう」「どちらの性別でもよくなる気持ち、分かる!」といった声が寄せられました。動画の配信中、お互いを思いやりながら、仲睦まじく会話をしていた2人。産まれてくる子供に想いをはせ、ほほ笑む姿は、すでにパパやママそのものに見えますね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月23日入籍して間もない31歳のとき。テレビやネット記事でよくある嫁VS義母の話を目にしました。そこで好奇心からつい夫に聞いてしまったのです.。「どっちの味方する?」と……。返ってきた夫の答えは、想像の斜め上をいく衝撃なものだったのです。 他の嫁VS義母の話から、わき上がった好奇心当時、私は31歳。入籍後2~3カ月の新婚ほやほやでした。結婚にあたり、私は夫の勤め先に合わせて県外へ引っ越し、さらに周りに知り合いがいないなかでの妊娠判明と、初めてづくしで不安だらけな日々。そんななか、ふとテレビで嫁VS義母の話を目にしました。 わが家の場合、婚約中に義母が他界しており、義実家も遠方。嫁VS義母の構図はあり得ないのですが、私はふと思いました。「もし義母が生きていて、義実家が近所もしくは同居だったら、義母とトラブルがあったとき、夫は私の味方をしてくれるのだろうか?」と。そこで夫に聞いてみることにしました。 ドキドキしながら夫に聞いてみた「どっちの味方する?」「ねぇ、もしお義母さんが生きていて、私とお義母さんがモメていたら、どっちの味方するの?」。 私はドキドキしながら夫に聞きました。そして返ってきた夫の答えは、私にとって衝撃のものでした。 「2人とも、俺がいなければ存在しないんだから、俺に従ってもらう」 私としては、単純にどちらかの味方をするか、あやふやに答えるかだと思っていたので、この答えは想像の斜め上でした。確かにあなたがいなければ、私と義母の関係は存在しませんが、「従ってもらう」なんて……。私はあっけにとられ、頭が真っ白に! まったく理解できなかったことを覚えています。 ただ私は、夫の答えを「自分が一番偉いんだから、お前らの考えはどうでもいい」「自分の考えが一番正しいんだ」と受け取ってしまいました。私は、夫にモラハラ疑惑を持ってしまったのです。 モラハラ夫でも子どもには好かれる子煩悩「モラハラ夫なのでは…?」と疑い出したら、夫の言動、何もかもが、モラハラに感じるようになってしまいました。 例えば、私が家計管理のために給料の額を聞いたら「家計を改善できないのに、給料がいくらか知る必要があるのか?」と言われ、教えてもらえなくなりました。私は、夫の外食が原因で家計管理がうまくいかないと思っていたのですが、夫の考えでは「私の努力がたりない」と思っているようでした。 また、妊娠中に義祖父が亡くなったときにも、疑問に思うことがありました。そのとき私はやっと安定期に入り、つわりがおさまりかけていたころ。しかし、食後は安静にしていないと気持ち悪くなることが続いていました。そのため、葬儀でも慎重に動いていたのですが、夫は自分の妻としてサクサク動いてほしかったらしいのです。そのため、義家族と一緒になって「やることが遅い」と私に嫌味を言うのです。おかげでおさまっていたつわりが、ストレスで復活してしまったほど。妊娠中だったこともあってか、私はメンタルが弱り、落ち込みました。 夫の性格上、私が夫と違う意見を言うと、ふてくされて無視したり、「お前の意見なんて関係ない!」といった態度をとったりするので、深い話し合いをすることは避けています。 「結婚前はやさしかったのに」「こんな人じゃなかった」「なんで見抜けなかったんだろう」など、いろいろ悩みました。ただ、夫はとても子煩悩。子どもにはとても好かれているし、2人目を授かったこともあり、子どもを悲しませるようなことはしたくないなと思っています。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 文/桜沢あきらさん
2021年04月19日私は以前小学校の教員をしていましたが、妊娠中はひどいつわりや大きなおなかでの授業など大変なこともたくさんありました。そんなとき、職場のサポートはもちろんのこと、子どもたちもたくさんサポートしてくれたのです。子どもたちのあたたかさが伝わりうれしかったエピソードをご紹介します。 初めての妊娠がわかったとき小学4年生の担任を持つことになった4月。新学期早々なんだか体調が優れず微熱が続きました。自分でももしかして妊娠したかも?と思いながらなんとか仕事をしていると、クラスの子が「先生、最近具合悪い? もしかしたら赤ちゃんできたのかもよ! 無理しちゃだめだよ!」と言ってくれました。そしてその後妊娠が判明すると、子どもたちが「先生と赤ちゃんを大事にしなきゃ!」「ドッジボールはやらないで!」「荷物持つ!」などと気をつかってくれたのです。 つらいつわりの時期待っていたのはつらいつわり。朝起きて吐いて、朝食を食べて吐いて、仕事場について吐いて……授業中もぐったりな私を見て、子どもたちも心配そう。 それでも「うちのママがね、つわりがあるのは赤ちゃん元気な証拠って言ってたよ!」「おなかの中で今日も赤ちゃん暴れてるね! 先生頑張れー!」と励ましてくれました。「ストレスが良くないんだって! みんなちゃんと先生の話聞いて!」なんて気をつかってくれたときは思わず笑ってしまいました。 みんなで妊婦健診を楽しみに私が当時通っていた産院では、健診のときに赤ちゃんの様子をDVDに記録してくれていました。そこで、毎回妊婦健診の次の日はDVDをみんなにも見せることに。おなかは目立たないけど赤ちゃんがこんなに動いている!と感動したり、おなかが大きくなって胎動がわかるようになると、そっと手を当てたりおなかに向かって話しかけたり、一緒に成長を喜んでくれました。 子どもたちよ、ありがとう!その後出産し育休を経て職場復帰したものの、当時担任していた子たちの授業を受け持つことがなかったため、直接お礼を言うことはできませんでした。けれど、あのとき支えてくれた子どもたちには本当に感謝しています。 そして、今でも「あのやんちゃな子がおなかに向かって一生懸命話しかけていたなぁ」なんて思いだすと、担任した子どものことも、おなかから無事に生まれてきた自分の子のことも本当に愛しいです。 妊娠中、つわりのつらさを見てきた子どもたちは、おなかが大きくなくてもつらい時期があること、マタニティマークはそんな人をそっと知らせてくれるマークと知りました。今ごろ電車やバスを使って通学しているのかな。あの子たちならきっと見知らぬ妊婦さんにもやさしくしてくれるんだろうなと思っています。 監修/助産師REIKO著者:小林まり3男1女の母。元小学校教員。夫は土日出勤、出張も多いNPO職員。育児の大変さを実感しながらもコツをつかみ始めてきたところ。自身の経験を中心に執筆している。
2021年04月18日仕事人間だった私が、28歳のときに授かり婚。激務と重いつわりを抱えながら、初めて両親に彼を会わせたのですが、彼の態度で、父を怒らせてしまって……。初顔合わせが失敗に終わった私の体験談です。 28歳、婚活で知り合った彼と授かり婚20代後半の私はバリバリの仕事人間。両親からも「男の影がまったくない」と思われていました。でも本当は、周りの友人らに子どもが生まれ始めたこともあって、すごく焦りを感じていたのです。 そんなとき、婚活を通じて彼氏ができました。今の夫です。28歳のときでした。そして、お付き合いを開始して半年後、私の妊娠が判明したのです。 結婚の挨拶でしどろもどろな彼に父が激怒!両親に授かり婚を告げると、一瞬喜んでくれましたが、すぐに相手はどこの誰か、どんな職業なのかと質問が。仕事はあるサービス業だと私が伝えると、父は「そんなやつで大丈夫なのか」と不信顔です。 実は、私の父は公務員。父にしてみれば、正直、給与面などについて、彼の職業をあまりよく思っておらず、さらに同じ職種で苦労した身内の姿を見ていたこともあり、なおさら心配したのだと思います。そんななかで、両親に彼を会わせることになりました。 ただ、そのときの私はつわりの真っ最中で、常に吐いている状態。彼は彼で極度の緊張から萎縮してしまい、父からの問いかけにしどろもどろ。「ボーナスや退職金のようなしっかりとしたお金もないのに、子どもを育てきれるのか!?」「将来的にどうしようと考えているのか!?」などと聞かれても、歯切れの悪い答えをしたり、答えられなかったり……。ついに父は「帰れ!」と大激怒! 彼は落ち込んで帰っていきました。 親になって初めてわかった父の気持ち彼のあまりのうろたえぶりに、私も「この人と結婚して本当にいいのかしら」と心配になったほど。しかし、彼もいろいろと考え、父からの質問にちゃんと答えられるように準備し、練習したのでしょう。再度、結婚の挨拶にきたときは、しっかり受け答えができ、父から結婚の許しを得ることができました! その後、私は無事に男の子を出産。あのとき激怒していた父は、孫に激甘のおじいちゃんになっています。思い返せば、彼が結婚の挨拶に来たとき、私はつわりもひどく、仕事も激務、そして父のあの態度……。まさしく地獄でした。でも、親になってみて、父の気持ちもよくわかりました。両親からたくさんもらった愛情を、今度はわたしが息子にしっかり注ぎます! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 文/こうたんままさん
2021年04月13日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは! 2019年8月に女の子を出産し、初めての育児に日々奮闘中のかめこです。 第7話は、妊娠初期、夫の気づかいとつわり中の家事についてのお話です。 いつも食後は横にならないと気持ち悪くて吐きそうになってます。便秘が続いているときは本当にこれがつらい……。はじめのころ、夫にはそのつらさをなかなかわかってもらえませんでした。ですが、今では私のつわりがひどいときには家事を手伝ってくれるので、とても助かっています! 感謝! 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2021年04月07日ベビーカレンダーご覧のみなさん、こんにちは! 2019年8月に女の子を出産し、初めての育児に日々奮闘中のかめこです。 第6話は、妊娠初期の特につらかったつわり、車酔いについてのお話です。 妊娠初期から始まったつわりの数々……そのなかでも私は車酔いが酷かったので、お出かけするときはいつもこんな感じです。安定期に入れば治まると思っていたのですが……治らない!!まあでも、前に比べたらラクになったような気もするので、気長に治まるのを待つばかりですね。 監修/助産師REIKO著者:イラストレーター かめこ2019年8月に女の子を出産し、家族が増えて一層賑やかになりました。はじめての育児は分からないことだらけで日々奮闘中です!赤ちゃんが産まれるまでの家族とほのぼの妊娠ライフをブログにて更新しています。
2021年04月06日30歳で結婚した私。結婚後すぐに子どもを授かってうれしかったのですが、とにかくつわりがひどくて、何も手につかない状態に。そんなとき、家事初心者の夫が、かなり悪戦苦闘しつつもがんばってくれて……。彼と結婚してよかった、と思えたエピソードです。 初心者の夫がする家事はすべてが残念な状態…私が結婚したのは30歳。すぐに子どもが授かりました。が、妊娠判明と同時に、つわりもスタート。私の場合、つわりがひどく、食事を作るのも、掃除や洗濯をするのもつらくて、水分もあまりとることができず、1日中寝ているかトイレで吐いているという状態になってしまったのです……。 そんなとき、私に代わって家事を引き受けてくれたのが、夫です。とはいえ、夫は結婚するまでずっと実家暮らしだった人。家事など、これまでの人生でまったくしてこなかったという人です。 だから、夫が作ってくれた料理といえば、炊飯器に入れる水の量を間違えておかゆ状態になったごはんや、真っ黒になった魚のフライ。洗濯をすれば、整えずに干したからかシワシワ状態、掃除機をかければ、アクセサリーも一緒に吸い込むなど、とにかく散々たるありさまだったのです。 それでも私はただただありがたくて……でも、そのときの私はとにかくつわりがしんどくて、夫がすることに対して、小言を言える体力もありません。それだけに、彼が慣れないながらも一生懸命家事をやってくれることが本当にありがたいと思えて……。「ありがとう。助かるよ」と、トイレで吐きながら言っていました。 これまで何も家事をしてこなかった夫で失敗続きの夫でしたが、今では私より洗濯は上手だし、休日に私が仕事であれば、子どもの世話をしつつ、ごはんを作ってくれるまでになりました。 やらざるを得ない状況に追い込まれ、家事のすべてをまかせたのがよかったのでしょうか。それとも、洗濯物がグシャグシャでも、ごはんがおかゆになっても、掃除機でピアスを吸っても、つわりのしんどさの方が勝って何も責めなかったのもよかったのでしょうか。理由は定かではありませんが、新婚当時に比べて、ものすごーくパワーアップした夫。この人と結婚してよかったと思っています! ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 文/野中みつきさん
2021年04月01日大学1年生のとき、同じ大学の同級生だった彼と出会い、約5年の交際を経て婚約。さらに私の妊娠も判明して両家族で喜んだのですが……。私の妊娠をきっかけに、実母と彼が揉めることになったのです。 婚約中の妊娠判明。そこから彼と実母のバトルが勃発!婚約したのは、ちょうど改元の発表があったころ。「新しい時代が始まると同時に私達2人も身を引き締めて新しい人生を始めたい」と考え、入籍は改元日に決めました。入籍予定日はまだ数カ月先だったので、両家の顔合わせや新居のことはゆっくり考えようと思っていた矢先に、妊娠が判明! うれしさと不安が入り混じったような気持ちで彼と話し、「とりあえず両家族に連絡しよう」ということに。両家に報告すると、みんな驚きながらも喜んでくれました。 ところが、妊娠判明から1カ月も経たないうちに、実母と彼が揉め始めたのです。原因は主に2つ。苗字の問題と、新居を構える場所の問題です。 2人の間で板挟み、そこに思いつわりも加わって心身ともに疲弊私には男兄弟がいません。そのため、母は以前から、長女の私を一家の跡取りに、と考えていました。その思いが、まもなく生まれる孫の存在でいっそう強くなったようで、「あなたは長女で、彼は次男。彼には婿養子になってもらわないと!」と何度も言ってくるようになったのです。婿養子とはつまり、彼が苗字を変えるということ。でも彼は苗字を変えることには抵抗があり、婚約前にそれとなく話したときも、とても嫌がっていました。 新居についても「なるべく近くでサポートしてあげたいから」と、実家付近で賃貸を探すよう提案する母。一方彼は「賃貸より家族の財産になるものがいい」と、私の実家から車で1時間半ほどの距離にある、人気の立地で彼の勤務先にも近い分譲マンションの購入を考えていました。 新居のことは、彼も母も、私と子どもを思ってのことなのに、その方向性がまったく逆。しかも、お互いに遠慮があるのか、直接相手に本音を言いません。何度か話し合いの場を設けたのですが、母も彼も遠回しに意見を話すのみ。そして解散後、それぞれが「あの人は、こちらの考えをまったくわかってくれていない。次の話し合いまでに何とか説得して」と私に言ってくるのです。 2人の間で板挟み状態となった私は、甲状腺機能亢進症やひどいつわりも重なって、判断力を失いかけていました。体調不良の中、大切な2人から「早く相手を説得してくれ」と言われ続けたこの2〜3カ月間は、心身ともにつらくて……。最後には「もう何でもいいから、私を早く解放して」と思ってしまい、毎晩、嘔吐しながら泣いて過ごしました。 説得ではなく現状を客観的に伝えて互いの譲歩を引き出すこのままではストレスでどうにかなりそうだし、おなかの子にも良くない。母と彼の冷戦を終わらせるべく判断力の衰えた私が編み出した解決策は、今の状況をそのまま客観的に伝えるという、実にシンプルなものでした。初めは2人とも納得いかない様子でしたが、思うところはあったようで、少しずつですが譲歩を試みるように。 結果、苗字は彼のものを名乗るが事実上の婿養子として一家の墓を守ること、新居は実家と彼の勤務先の中間地に賃貸で暮らし、子どもの就学前に購入を再検討する、ということで話がまとまり、なんとか希望通りの改元日に円満な入籍を果たしました。 その後、私は無事に娘を出産。産後数カ月間は食事もままならないほど大変でしたが、定期的に実母がきてサポートしてくれて、とても助かりました。また、子どものために貯金ができるよう、食材や日用品を分けてくれて経済面でもサポート。本当にありがたいです。少し遠方にある義実家には、行事のたびに顔を出し、普段はテレビ電話などで娘の成長を見てもらっています。 心配していた夫と実家の関係ですが、結婚前にはっきりと約束をしたおかげで、結婚2年目の現在まで、大きなトラブルはありません。夫は実家からのサポートを本当にうれしく、ありがたいと感じているようですし、両親のほうはお墓参りや法事、そのほか男手が必要なときのお手伝いなどを、夫がいつも快く引き受けるので、とても喜んでくれています。 一時は絶望感さえ抱いた結婚問題。こういうときこそ本音を打ち明け合うことも大切だと感じました。また、互いの思いをしっかり聞いて折り合いをつけることが、結婚後の大きなトラブルを避け、親族関係も円滑なものにできるのだと学びました。 とはいえ今後、また意見がぶつかり合うことがあるかもしれません。そのときは結婚当時の経験を生かして、冷静に解決していきたいと思います。 ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように! 文/柚子野 香さん
2021年03月30日人気イラストレーターのしばたまさんが、フォロワーのみなさんから募集した実話のエピソードを漫画化!今回は…「スカッとするお話」です!フォロワーさんが体験したスカッとした話です!木村くんっっ!!めちゃええ人だし、お局様を前にしてピシッと言えるなんてすごい勇気ですね、、そして木村くんの言う通り、未だにつわりで休むのは甘えだとか思ってる人が存在することにびっくりでした※一部ひらがなをミスしてますが直し忘れちゃいました…byしばたま
2021年03月12日妊娠したいと思っている場合、妊娠超初期にどのような状態になるのか気になるのではないでしょうか。そこで、妊娠の予兆はいつごろ感じることができるのかや、妊娠超初期に感じられる症状について解説します。妊娠の予兆を感じたときに、どのような点に気をつけるのかについても説明しますので、現在妊娠している可能性がある人も参考にしてみてください。 妊娠の予兆とは?いつから出るの?「妊娠しているかもしれない」と予兆が感じられるのは、だいたいは妊娠4週目以降です。妊娠の周期は、最後に来た生理の1日目から妊娠0週目と数え始めます。排卵は妊娠2週目ごろに起き、受精し着床するのは妊娠3週目ごろです。この妊娠3週目に妊娠の予兆を感じ始めることもあります。しかし、まだ妊娠すると分泌されるhCGホルモンの量は少ない状態です。妊娠4週目ごろになると、hCGホルモンの量が増えて、尿中に排出されるほどになります。 妊娠検査薬はhCGホルモンの量が多いと、妊娠陽性となる仕組みです。そのため、妊娠4週目になると妊娠検査薬が使用可能になり、妊娠の予兆を感じられる人が多くなります。ただ、生理の周期や排卵の時期により、妊娠4週目に必ず妊娠超初期症状を感じられるわけではありません。妊娠超初期症状の現れる時期には個人差があるので注意してください。 妊娠の予兆・妊娠超初期症状の特徴とは・生理が遅れる妊娠超初期に感じられる予兆として、まずは生理の遅れがあります。受精卵が着床すると分泌が始まるhCGホルモンの働きにより、妊娠すると生理はきません。しかし、妊娠していても月経様出血という少量の出血をする人もいるので、注意は必要です。出血があったからといって、妊娠していないわけではありません。いつもの月経とは違う少量の出血であった場合は、この月経様出血の可能性があります。 ・月経様出血がある逆に、月経様出血が妊娠の予兆となるときもあるでしょう。生理にしては少量で、出血する期間が少ないことにより、妊娠したことがわかることもあります。おりものの性質がいつもと変わるということも、妊娠超初期症状のうちのひとつです。妊娠が成立すると、おりものの量が増えた、色が違う、粘り気が強いなど、おりものの色や状態が変化することもあります。おりものの色が茶色い場合は、子宮内で出血が起きている状態です。茶色いおりものが出た場合は、産婦人科に早めに相談することをおすすめします。 ・つわりが始まるつわりは、妊娠5~8週に始まる人が多いです。しかし、4週目ごろの妊娠超初期からつわりのような症状が始まることも珍しくはありません。吐き気や嘔吐も、妊娠超初期症状のひとつです。吐き気や嘔吐まで激しい症状ではなく、むかつきや胸やけ、やたらとゲップが出るという場合もあり、つわりの前兆のような状態になる人もいます。「風邪か食べ過ぎではないか」と思っていたら、妊娠していたということもよくあることです。 ・においに敏感になる妊娠超初期症状として、においに敏感になるという人もいます。今まで平気だったにおいや、むしろ好きだったにおいに対して、急激に不快に感じるようになった場合、それは妊娠初期症状かもしれません。他の人が感じないようなにおいを自分だけ感じてしまったときも、妊娠が原因でにおいに過敏になっているからという可能性もあります。妊娠の予兆として、嗅覚だけではなく味覚の変化はよくあることです。妊娠すると、好物の食べ物が食べたくなくなったり、いつもと味が違って感じることもあります。 ・強い眠気を感じるいつもよりも眠気を感じる、我慢できずに眠ってしまうということにより、妊娠の予兆を感じる人もいます。いつもとは違う異常な眠気を感じる場合、それは妊娠超初期症状かもしれません。生理中や排卵期に胸の張りを感じる人は多いですが、妊娠超初期に胸が張るという人もいます。生理が来ていないのに、胸だけは張っているというときは妊娠しているかもしれません。 ・頭痛やだるいなど体調不良になるまた、頭痛やだるさなどの体調不調を感じる人もいます。微熱や下腹部痛を感じるという人もいて、「風邪か軽い体調不良かな?」といった症状が妊娠超初期症状であるかもしれません。そういった全身症状以外に、下痢や便秘など排便に異常が現れることもあります。妊娠すると、ホルモンバランスが崩れて胃腸の動きが悪くなるので、下痢や便秘は妊娠超初期症状としてよくあることです。 ・精神状態が不安定になる妊娠が原因のホルモンバランスの崩れにより、精神状態が不安定になることもあります。妊娠超初期は、気分の浮き沈みが激しくなり、無性に不安感に襲われ気分が沈んだり、逆にハイ状態になってしまったりと、いつもとは何か違う精神状態になりがちです。また、血圧が低くなったり、逆に高くなる人もいます。そのため、貧血っぽくふらふらする、もしくは動悸、息切れがしやすくなるということが妊娠の予兆となることもあるでしょう。 妊娠超初期症状の特徴として、さまざまな事例をあげました。しかし、妊娠超初期に現れる症状は人それぞれです。人によっては、「妊娠超初期には何も感じなかった」ということも珍しいことではありません。妊娠超初期症状には個人差がありますので、その点には注意しましょう。 予兆に気づいたときに注意してほしい点妊娠超初期症状には、胸の張り、出血、下腹部痛など、生理前の症状と似ている点が多々あります。それらの症状から、「もうすく生理が来るかな?」と思っていたのに妊娠していたという可能性も否定できません。生理前のような状態であっても、妊娠しているかもしれないので注意が必要です。逆に、生理前の症状を妊娠超初期と思い込んでしまうと、生理が来てしまい落ち込んでしまうこともあるかもしれません。妊娠の予兆を感じても、過度に期待しないほうがいいでしょう。 とはいっても、妊娠の可能性はゼロではありません。妊娠の予兆を感じたときは、たばこやお酒、薬などはストップしておきましょう。妊娠超初期症状には、微熱やだるさ、胃の不快感などがあり、自己判断で風邪薬や胃腸薬を飲んでしまう人もいます。妊娠の可能性がある状態で体調不良になってしまったら、自分で薬を服用するのではなく、医師の診察を受けてからにしたほうがいいでしょう。その際には、妊娠の可能性があることを伝えることを忘れないようにしてください。 摂りすぎは良くないとされているカフェインも控えておいたほうが安心です。WHOは、妊婦は1日にコーヒー3~4杯までにすることを呼びかけています。ちなみに、緑茶や紅茶に含まれるカフェイン量はコーヒーの約半分です。妊娠しているのではないかと思ったときは、コーヒーは1日3杯程度まで控えておきましょう。カフェインが多量に含まれるエナジードリンクなどは、1缶もしくは1瓶にコーヒーの2倍のカフェインが含まれています。エナジードリンクの飲用は控えておきましょう。 また、妊娠検査薬についても注意が必要な点があります。市販の妊娠検査薬の多くは、生理予定日の約1週間後から使用可能です。妊娠の予兆を感じてすぐに使用しても、正しい結果が得られない可能性があります。また、妊娠検査薬で陽性がでたとしても、正常に妊娠しているかどうかはわかりません。子宮ではないところに着床してしまう子宮外妊娠や胎盤に腫瘍ができる胞状奇胎などの異常妊娠の可能性もあります。妊娠検査薬で陽性がでた場合は、必ず病院の診察を受けましょう。 まとめ妊娠超初期症状は、早い人で妊娠3~4週目に現れます。妊娠超初期症状の具体的な状態は、知られている生理の遅れやつわりのような症状のほかにも、さまざまなものがあります。体がいつもと違う状態で、「体調不良かな?」と思ったら、妊娠を疑ってみてもいいかもしれません。ただ、妊娠超初期に体調に変化が現れるのか、それはどのような状態なのかは、個人によって大きく差があるという点には注意しましょう。 <参考>・厚生労働省「食品に含まれるカフェインの過剰摂取についてQ&A ~カフェインの過剰摂取に注意しましょう~」 監修者:医師 おおたレディースクリニック院長 太田 篤之 先生順天堂大学卒後、派遣病院勤務を経て、平成22年より順天堂静岡病院周産期センター准教授就任。退職後、平成24年8月より祖父の代から続いている「おおたレディースクリニック」院長に就任し現在に至る。
2021年02月18日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 今日は、2人目のつわり「おままごと」バージョンのお話です。 オムツ替えや、ごはんの支度と比べると大丈夫そうなイメージのある「おままごと」。これが地味にかなりつらかった記憶があります。 というのも、時間が長い! N子はおままごとが大好きで、保育園がお休みの日は朝起きてから夜寝るまでほどんどの時間を「おままごと」をして過ごしていました。 プラスチックや木でできた色んな野菜、ケーキやアイスクリームなどのカラフルな食べ物を「どうじょ!(どうぞ)」とくれるので「ありがとう。モグモグ。おいしい〜♡」と返すのが私たちのおままごとの遊び方でした。 2人目のつわり中も容赦なく続くN&Me(私)のおままごと。プラスチックや木やペンキ?の匂いがつらく、私が途中でトイレに駆け込むのですが、N子もトイレについてきて「どうじょ!(どうぞ)」とトイレの中でもおままごとが続いたのでした。 ありがとうNちゃん。モグモグ。あ〜おいし〜♡ おろろろろ〜! イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2021年02月03日2人目妊娠中、起きているのもつらいほどつわりがひどかった私。1歳6カ月の長男の世話や最低限の家事以外は横になっている毎日でした。そんな私を横目に、仕事から帰ってきた夫がまさかの発言をし、私は怒りと悔しさで涙が出ました。そんな私の体験談を紹介します。 夫の心ない発言妊娠8週目に入ったころ、頼る家族もいないなか、吐き気と倦怠感に耐えながら必死で長男の育児と家事をなんとかこなしていた私。長男はやんちゃ盛りで家の中はいつも物が散らかり、私自身は吐き気が強くて大したごはんも作れずにいました。 ある日、仕事から帰った夫が「なんでこんなにキッチンが汚いんだ! 家の中は埃まみれだし!」といきなりひとりで怒り出したのです! リビングで長男のおむつを替えていた私は、つわりで苦しんでいることを知っているはずの夫がそのような発言をしたことが信じられませんでした。 やりたいのにできないつらさ夫のまさかの発言に怒り心頭の私は「私がつわりで動けないこと知ってるでしょ!? あなたは妊婦のつらさをまったくわかっていない!」と喧嘩に。夫と言い合いをしている最中も吐き気が襲ってきて、発言することができなくなりました。 ぱっと部屋を見ると確かに家の中はぐちゃぐちゃで、片付けや掃除をしてもまた散らかる毎日。本当は片付けたいのに、もっとしたいことがたくさんあるのに動けない自分が悲しくなり、つわりのつらさを理解できない夫に涙が出てきたのです。 お互いを理解し合うこと私たち2人が喧嘩している姿を長男が呆然と見ているなか、夫が「ごめん、長男の前でいけないよな。しんどいのにごめん」とポツリ。その言葉を聞いた私も「つわりのしんどさはわからないのも当然。疲れて帰ってきて家の中がぐちゃぐちゃだといい気がしないのもわかる」と思いました。 その後、私の体の状態を詳しく夫に説明し、育児も手伝ってほしいことなど話し合いました。そして、翌日から夫は積極的に家事・育児を手伝ってくれるようになったのです。 私は、夫が妊娠の大変さを理解してくれているだろうと勝手に思い込んでいました。しかし、夫は1人目妊娠時の私の状態を忘れていたり、上の子がすでにいる環境とは違うことも理解できなかったりで、なぜ私がこんなに動けないのかわからなかったのだと気づきました。いつでもお互いのことを話し合い、理解を深めることの大切さを改めて学んだ出来事です。 監修/助産師REIKO著者:岩見 エリ1男の母。看護師歴12年、現在はフランスで出産し子育て中。イラスト制作者:イラストレーター うちここ年子男児を育てる2児の母。家族で過ごす日常や思い出をInstagram(@uchikoko20)やブログ「うちここ日記」で描いてます。
2021年01月27日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 2人目のつわり「オムツ替え」バージョン。次女KTを妊娠中のつわり時期、オムツ替えはとても大変でした……。 特に大のほうがキツかったのは間違い無いのですが、大小問わず、オムツ替えをすると吐いてしまうので、N子のオムツが満杯でハチのお尻みたいになってるのを見かけても尚、オムツ替えの一歩を踏み出すのをかなり躊躇してしまっていました。 時には今からオムツを替えるんだと想像しただけで気分が悪くなり、意味の分からないN子を残して1人トイレにダッシュしていました。 そのN子のハチのお尻のオムツを幾度となく見かけたバァバ様が「可哀想だから早く替えてあげて!」と再々注意してくれていましたが、当時は心にも体にも余裕がなかったので、オムツの限界までN子には我慢してもらっていました。ごめんねN子。心の底からアイラビューよ♡そして高性能オムツを作ってくれているオムツメーカーの皆さま、あなたたちの誠実なお仕事のおかげで私たちはとても救われています。これからも人々を助けるステキなお仕事頑張ってください♡ イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2021年01月27日産前の私は料理を食べることも作ることも大好きでした。でも、妊娠中のつわり、出産や子育てを経て料理が苦痛に……。まるで自分が自分でなくなってしまうような変化に、不安を感じ続けた体験談です。 食の好みの変化で妊娠に気付いた私は子どものころから料理が好きで、食品関係や調理の仕事を経験して、夜間の調理学校に通いながら、いつかは独立して料理研究家になるのが夢でした。そんななかで、夫と出会い、結婚して2年がたったころ、仕事中に気分が悪くなりました。 料理のにおいがすると気持ち悪く、目まいを感じるほどに。もしかしてと思い産婦人科に行くと、妊娠4週目と言われました。 うれしい反面、戸惑いも…夫との間に子どもができたことは、素直にとてもうれしかったです。夫も家族も喜んでくれ、とても幸せでした。でもその一方で、つわりの影響でずっと大好きだった料理は苦痛になり、食べられる物や好きな食べ物も変わっていき、まるで自分が自分でなくなるような不安と気持ち悪さも感じていました。 当時はそれが一時のこととは思えず、自分はあんなに頑張っていたことを諦めなければならないんだと思い、こっそり泣いてしまうことも……。子どもを授かったのに、絶望的な気持ちになっている自分にも嫌悪感を抱いていたのだと思います。 うまくいかない日々を乗り越えて出産後、自分で料理をできるぐらいに回復してからも、以前のようには料理に集中できなくなってしまいました。子どもが泣くたびに中断せざるを得ないので、時間のかかる料理やお菓子作りはできなくなり、買い物に行くのも子どもと一緒だとひと苦労。あり合わせの物しか作れないことにもストレスを感じていました。 そんなとき、ふと「自分はどんな料理を作りたかったんだろう」と思いました。私の憧れていたスタイルは、どんなときでも料理ができること。まだ料理の勉強を始めたばかりのころは、レシピとレシピ通りの材料がないと料理ができなかったからです。でも出産と育児と同時に料理する自分は、ある物で、レシピも見ずに料理ができるようになっていたことに気が付きました。 料理研究家になる夢はまだかなっていませんが、今は自分の中にいくつもレシピができています。毎日の食事作りは楽しいことばかりではありませんが、自分のしてきたことがすべて無駄になってしまったと感じていた産前よりは絶望感が薄くなってきました。いつかはこの経験をすべてひっくるめて、誰かの役に立つレシピに仕立てたいと思っています。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修/助産師REIKO著者:田丸あかね現在、小学校2年生と幼稚園年長の兄弟を子育て中。性格の違う子どもたちの成長を楽しみつつ、自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
2021年01月21日ベビーカレンダーをご覧のみなさま、こんにちは。高齢育児中のイラストレーター、やましたともこでございます。 1人目のつわりは、仕事の兼ね合いがあったものの、自分のことだけ考えることができました。休みたい時は休み、トイレで過ごしたい時は過ごし……と本当に、自分勝手に過ごすことができました。ところが2人目のつわりは、そうはいきませんでした。2人目というからには、当たり前ですが1人目がいるわけで、私の場合はその1人目は2歳のN子でした。まだオムツも取れていないN子の育児をしながらのつわり、それは思ったより、もっと、ずっと、とても大変な経験でした。 今日は2人目のつわり「ご飯の支度」バージョンです。 私はつわりで食べれないからといって2歳のN子の食事を抜きにするわけにいかず、食事の時間になるとヨロヨロとキッチンへと向かうのですが、冷蔵庫をあけて「うっ」、食材を切りながら「おろろ〜」、それを調理しながら「おろろ〜」と清潔であってほしいキッチンで数分おきに嘔吐しながらの食事の用意でした。 でき上がったご飯も「はいどうぞ」と渡して勝手に食べて欲しいところでしたが、N子はあまりご飯を食べない子だったので、普段からあの手この手で私が食べさせていました。 という訳で、「はい、あ〜ん、あ、ちょっと待って」「おろろ〜!」「ごめんごめん、もう1回あ〜ん」「おろろ〜!」と、ただでさえ大変だった食事の時間がいつもの2倍も3倍もかかっていたのでした。 イラストレーターやましたともこの「脱力系ゆる育児日記」は、毎週1回お届けしています! 著者:イラストレーター やましたともこ高知県生まれ大阪市在住。お固い系の商社で働いた後に大胆転職。グラフィックデザイナーを経てイラストレーターに。おんなこどもをメインターゲットにヤングでゆるめなイラスト描いてます。
2021年01月20日