すかいらーくはこのほど、同社が展開する6ブランド(ガスト、バーミヤン、夢庵、ステーキガスト、グラッチェガーデンズ、おはしCafeガスト)で、「アンパンマンげんき100ばいキャンペーン」をリニューアルし展開開始した。○スクラッチを削って景品を当てる同キャンペーンでは、これまで春・夏・冬の期間限定開催だったキャンペーンを通年にわたるキャンペーンとしてリニューアル展開する。対象となるキッズメニューをオーダーすると、特典として「アンパンマンの遊べるシール(全6種)」「スクラッチカード」を贈呈。従来は「ガチャコイン」によるアンパンマンのカプセルトイだったが、今回から変更された。スクラッチは2カ所あり、カードの右上部を削ってアタリが出るともれなく「アンパンマンのミニグッズ」がその場でもらえるほか、中央のスクラッチ部分を削って手に入れたポイントを貯めることで、景品と交換することも可能。各景品は「家庭で長く使える」「使い勝手がよい」「定番的な人気」という基準でセレクトされており、アンパンマンが好きな子どもだけでなく、両親にも喜んでもらえるラインアップにしたという。景品内容は4ポイント、6ポイントの2種で、定期的に変更される。(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
2014年11月20日バンダイは、国民的TVアニメ『それいけ!アンパンマン』に登場するキャラクターや名シーンをプリントした『名シーン&にんきものトレーナー40柄』の販売を、10月7日より全国の大手量販店にてスタートした。価格は各1,900円(税抜)。『名シーン&にんきものトレーナー40柄』は、その名の通り『アンパンマン』の仲間たちや名シーンをプリントしたトレーナー40柄をラインナップ。アンパンマン、食パンマン、カレーパンマン、メロンパンナちゃん、バイキンマン、ドキンちゃんといった人気キャラクターはもちろん、ハンバーガーキッド、赤ちゃんマン、ロールパンナ、やきそばパンマン、クリームパンダ、SLマンといった、アパレル商品では普段出会えないキャラクターも揃えている。商品サイズは80cm、90cm、95cmを用意し、対象年齢は6カ月~3才。本商品の企画は、バンダイのベビー服企画担当者が自分の子どもを保育園に迎えに行った際、アンパンマンのTシャツを着ている我が子に友達が「○ちゃんのママは、アンパンマンのおようふくをつくるひとなんでしょ? SLマンのおようふくはないの?」と真剣な顔で聞かれたことが発端だったという。その子供はSLマンが大好きで、小さくSLマンがプリントされた肌着をヨレヨレになるまで着ており、この一言から、洋服の主役になりにくい仲間たちや子供たちの印象に残るシーンをプリントした商品を発案。「子どもたちが喜ぶ、美術館のようなベビー服売り場を作れないか?」という発想から誕生した。バンダイのアパレル事業部が展開している「アンパンマン アパレルシリーズ」は、"だいすきだから、がんばれる"をコンセプトに、さまざまな商品を展開。トイレトレーニングに向けた『おむつはずれ応援パンツ』や電気を消して一人で寝ることを目指す『光るパジャマ』シリーズなど、子供のやる気を引き出し、お母さんの育児を応援する商品や企画を揃えている。(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
2014年10月14日バンダイは29日、国民的アニメ『それいけ!アンパンマン』のキャラクターを使用した幼児向けタブレット端末『コドなび!』を発表した。10月25日発売より全国の家電量販店、玩具店、ホビーショップ、オンラインショップで発売され、価格は30,240円(税込)。『コドなび!』は東京学芸大学と東京学芸大こども未来研究所の共同研究により開発された幼児向けタブレット端末で、対象年齢は3歳以上。「タブレット学習(バーチャル)」と「実体験(リアル)をつなげる」をコンセプトに、150種類以上の学習アプリを搭載し『それいけ!アンパンマン』のキャラクターが学習や生活習慣をサポートしてくれる。OSはAndroid 4.42を搭載し、ディスプレイは7インチ液晶を採用。通信はWi-Fi(IEEE802.11b/n/g)をサポートし、インターネットへの接続の有無や時間を制限できる「Wi-Fiロック機能」や、遊ばせる時間を設定できる「遊びすぎ防止機能」なども搭載している。端末には、実写と音声を用いた新しい学習プログラムが導入され、回答がすべて正解になる質問方法を取り入れることで、子どもが遊びの中で自然と学習できる仕掛けが施されているという。また、子どもが遊んだアプリのプレイ回数を集計し、学習で育まれる7つの力「こども力」をグラフで表示する「まなびナビ」を搭載。学習の進捗から「こども力」をチェックし、色彩心理学に基づき現在の子どもの様子が「色」として診断される。この診断結果をもとに子どもをほめたり、新しい学習アプリを勧めたりと、親子でコミュニケーションを取りながら学習することができるという。東京・品川の「バンダイナムコ未来研究所」にて行われた発表会には、3歳男児と5歳女児の2児の母であるタレントの坂下千里子が登場。発表会の1週間前に『コドなび!』を自身の子どもに使わせてみたという坂下は「子どもたちの食い付きが凄かった。娘からは『ママ、これ子どもにすっごくいいね』と太鼓判をもらった」というエピソードを披露し、親たちに向けてアピールした。また、バンダイの取締役・飛田尚美氏は「近年ではスマートフォンやタブレットの需要が急速に拡大しており、他者とのコミュニケーションには切ってもきれないもの。タブレットは教育の場面でも利用が進んでいます」と商品化の背景を説明。課金システムや有害サイトの閲覧といった懸念点についても「安心して子供が使える製品が開発できたと思います」と手応えを語っていた。子供向けのタブレット端末としては、メガハウスより発売され「日本おもちゃ大賞2013」でイノベイティブ・トイ部門の優秀賞を受賞した『tap me(タップ ミー)』(対象年齢4歳~8歳)も話題となったが、『コドなび!』の対象年齢はそれよりもさらに低い3歳以上。飛田氏は「学習教材の最上位機種」と語り、期待を寄せている。■「コドなび!」の主な仕様OS:Android.4.4.2ディスプレイ:7インチ液晶CPU:Cortex-A7(Dual core 1.5GHz)メモリ:512MBストレージ:8GBカメラ:前面 30万画素、背面 200万画素無線LAN:IEEE802.11b/g/n準拠バッテリー:3500mAhスロット:microSDカードスロット(32GBまで対応)本体サイズ:195mm×125mm×22mm重量:478g(C)やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
2014年09月29日女優の井上真央、お笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右が5日、都内で行われた、映画『それいけ!アンパンマンりんごぼうやとみんなの願い』の初日舞台あいさつに出席した。復興3部作の第3弾となる本作は、昨年10月に逝去した原作者・やなせたかしさんの最後の原案作。空に浮かぶ島・アップルランドを舞台に、井上が声優に初挑戦したりんごぼうやとアンパンマンの活躍を描く内容で、岡田はりんごぼうやたちの最大の敵となるマジョーラの声優を務めている。映画は全国公開中。舞台あいさつには、井上、岡田のほか、アンパンマン役の戸田恵子、バイキンマン役の中尾隆聖、「アンパンマンのマーチ」を歌うドリーミングが登壇。井上は、「プレッシャーもあったけど、チームに入れてとてもうれしい」とあいさつし、「タイトル通り、みんなの願いが込められた作品。この想いが全国の子ども達に届けられれば」と笑顔でアピールした。この日は七夕が近いということで、「晴れ女になれますように」と願い事を書いた井上は、「ここぞという時に雨が降っちゃう。今までは人のせいにしてきたけど、自分なのかな?」と苦笑い。一方、「大爆笑」と書いた岡田は「芸人になって20数年、1度も大爆笑を頂いたことがない。いつの日か1回くらいは頂きたい」と切実な願いを語っていた。また、26年間アンパンマンの声優を務めてきた戸田は、「先生が天国にパトロールに行かれてから初めての作品。今日ほど、先生を近くに感じた初日はありません」と感慨深げ。やなせさんの逝去に「チームのみんなはひどく落ち込んだ」と心境を明かしつつ、「今は、生きる心を届け続けなければという大きな使命を感じています」と新たな決意を胸にした。
2014年07月06日バンダイは18日、デジタルキッズカードゲーム『ドラゴンボールヒーローズ』の新シリーズ『ドラゴンボールヒーローズ 邪悪龍ミッションシリーズ』が2013年11月中旬より順次稼働することを発表し、東京・品川区「バンダイナムコ未来研究所」(ファンシアター)にて、記者会見を行った。 会見には、亀仙人の道着をまとったタレントの吉木りさ、アニメ『ドラゴンボール』の孫悟空役でおなじみの声優・野沢雅子、『ドラゴンボール』ファンのアスリートとして知られるロンドンオリンピック男子200m平泳ぎ銅メダリストの立石諒選手が出席。さらに、新シリーズのオープニング局を歌う谷本貴義による生ライブも行われた。 水泳を始めた小学校からのファンだという立石は「野沢さんは普段から悟空の声なんですね。悟空と普通の会話ができて新鮮。会えてうれしい」とやや緊張した面持ちで語ると、すかさず野沢が「オラもうれしいぜ!」と、早速悟空ボイスで応答。また、趣味がコスプレであり、熱烈な『ドラゴンボール』ファンで知られる吉木も「まさか野沢さんの前で悟空のコスプレをさせてもらえるなんて。なんだかフワフワしています。コスプレでスカウターが吹き飛ぶくらいに戦闘力もアップしているはずです」とコメントし、笑いを誘っていた。 お気に入りのキャラクターについては、立石が「やはり悟空。負けてもあきらめず、日々のトレーニングも楽しみながらやっている所に親しみを感じる」と魅力を語りつつ、「水泳の休みが水曜日だった。『ドラゴンボール』のアニメを見て、それから一週間が始まるという感じ」と幼少期のエピソードも披露。吉木は「すごく強くてかわいい魔人ブウも捨てがたいけど、やっぱりカッコ良くて力強い悟空が一番好き!」とこちらも悟空派。野沢も「オラも、サイコーだぜ!」と笑顔を見せていた。 吉木を中心に挑んだ「邪悪龍ミッション」の試遊プレイでは、新たな「ネットワークマッチング機能」でネットワークを介した協力プレイを体験。「スーパーサイヤ人ゴテンクス」にフュージョンして強敵フリーザを「かめはめ波」で撃破した吉木は、ガッツポーズで大喜び。それをまじまじと見ていた野沢は「ゲームを見ていると本当に戦っているようで疲れますね。仲間がやられていると悔しい。壊したくなります(笑)」と、本作の臨場感をアピール。会見の最後には『ドラゴンボール』の原作者・鳥山明のメッセージも紹介された。 ○原作者・鳥山明からの応援メッセージ全文 こんど3周年をむかえる 『ドラゴンボールヒーローズ』で いつもあそんでくれてるみんな、 これからあそぼうと思っているみんな、 ホントにありがとう!! 原作のドラゴンボールというのは たぶんキミたちがまだ生まれて いないころのマンガなのに こうやってたのしんでくれているなんて メチャメチャうれしいです! バンダイのみなさんが もっともっとたのしいことを 考えてくれるから これからもよろしくあそんでね!! また、先日この世を去った漫画家・やなせたかし氏について野沢は「先生は"命"と"生きること"をとっても大切にされていた方。番組で共演した際も健康そのもので、明るく振舞われていたので驚きました」と思いを巡らせた。また、「『アンパンマン』もすぐに人気が出たわけではなく、20代の頃はご自身で宣伝に歩いていたようです。でも、それでもつらいなど弱音を吐かず、とても前向き。いつも明るく、自分のための修行につらいと思わずにはげむことができる悟空と同じです」と、エピソードを交えながら故人を偲んだ。 『ドラゴンボールヒーローズ』は、デジタルデータとカードゲームを融合させた「デジタルキッズカードゲーム」。主に全国の玩具店やアミューズメント施設に設置され、2010年11月から、累計登録ユーザー数が100万人を超え、累計出荷枚数では2億枚を突破した人気シリーズ。新シリーズとなる「邪悪龍ミッション」では、『ドラゴンボール』『ドラゴンボールZ』『ドラゴンボールGT』全ての時代(オールエイジ)を冒険するストーリーが展開。これまで未収録だった少年時代の悟空たちが活躍するレッドリボン軍の時代もプレイできるという。
2013年10月18日日本各地にはいろいろ個性的な名前が付いた駅があるが、それらの中でも特にユニークなものが高知県にある。それが、漫才のネタにも使われたことがあるという、いつも謝っている「後免(ごめん)駅」である。ごめん駅は高知県南国市にあり、JR四国と土佐くろしお鉄道が乗り入れている。JR四国の列車は特急も含めて全て停車するため、県下主要駅のひとつと言ってもいいだろう。また、土佐くろしお鉄道に関しても、高知県南東部に向かうごめん・なはり線の始発駅という重要な役割を果たしている。「ごめん」という駅名は1959年、合併によって南国市となった旧後免町からとられている。その後免について南国市観光協会の岩村大志さんは、「かつて土佐藩の奉行で地域の発展に貢献した野中兼山という人物が、諸役を免じたことから付けられたものです」と説明する。実は、旧後免町は「アンパンマン」で知られる絵本作家・漫画家のやなせたかしさんが若かりし頃に過ごした地でもある(現在の南国市立後免野田小学校出身)。そうした縁から、ごめん駅にはやなせさんがデザインした「ごめん えきお君」がいる(衣装は奈半利(なはり)駅のキャラクター「なは りこちゃん」とおそろい)。さらに、その「ごめん えきお君」の隣には、ベンチと一体になったアンパンマンの石像と「ごめん駅でごめん」の歌碑も設けられている。さらに、ごめん・なはり線の各駅には、同じくやなせさんがデザインしたイメージキャラクターが設置されている。加えて、駅前にある「南国市御免町商店街」には、地域の活性化を図って、アンパンマンやばいきんまん、ドキンちゃんといった人気キャラクターたちの石像が7体置かれた「やなせたかしロード」まで設けられている。一駅東隣には、土佐くろしお鉄道の駅で土佐電気鉄道後免線の電停もある「後免町駅」があって、ここにもやなせさんがデザインした「ごめん まちこさん」がいる。この駅はやなせさんの発案により、「ごめん駅」と対になるように2004年に“ありがとう駅”という愛称まで付けられている。高知平野が開ける場所に位置している南国市は、海の幸・山の幸に恵まれ、おいしい地酒などもあるが、有名なのが「しょうが」と「しゃも鍋」だ。特にしょうがは旧後免町付近でよくとれることもあって、「ごめんしょうが飴」というオリジナルスイーツも作られ、土産品としても人気が高い。一方、「しゃも鍋」は、龍馬が最後に食べ損ねたものとして知られている。「平成22年秋から、南国市内10カ所の飲食店でシャモ鍋をはじめ、シャモ肉を使った多彩な料理が食べられるようになりました」(岩村さん)。南国市へ行ったら、坂本龍馬ゆかりのシャモ鍋を楽しんでみてはいかがかな!?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月28日今年で4回目を迎える「プラチナ・ミューズ・アワード」が7月12日(木)に都内ホテルで開催され、女優の木村佳乃が受賞。特製のプラチナ・ジュエリーを贈呈された。プラチナ・ジュエリーの国際広報機関である「プラチナ・ギルド・インターナショナル」(日本代表:ハンキンソン尚子)と女性向け雑誌「Domani(ドマーニ)」(小学館刊)のコラボレーションによりプラチナのように輝き続けるワーキングウーマンを称えるために創設されたこちらのアワード。過去には米倉涼子、滝川クリステル、中谷美紀など錚々たる面々が受賞してきた。木村さんは昨秋、夫・東山紀之との第1子となる娘を出産したばかりだが、5月に放送が始まったNHKドラマ「はつ恋」、つい先日スタートした連続ドラマ「息もできない夏」(フジテレビ)など今年に入って次々と新たな作品に出演。本格的に仕事復帰を果たした。木村さんの凛とした佇まい、内面からにじみ出る気品、温かい人柄は“プラチナ・ミューズ”にふさわしいということで今回の受賞が決定した。木村さんは黒のフォーマルなドレスで登場。ハンキンソン代表より特製のプラチナだけで作られたジュエリーを首に掛けられると、「女性としてこういう賞をいただけるのは本当に嬉しい」と満面の笑みを浮かべた。これまでもプラチナ・ジュエリーに親しんできたという木村さん。「今日はジュエリーが引き立つような黒いフォーマルなドレスですが、普段は白いシャツやGパンといったカジュアルな服装に合わせることもあります」と明かす。木村さんにとってプラチナのような輝きを持つ女性とは?という問いに「自分に正直で思いやりがある女性は素敵で輝いてると思います」とうなづき、その一番身近な見本として「自分を産んでくれた母は尊敬しているし、大好きで憧れを持っています」と母の存在の大きさを語った。時の流れに左右されない永遠の輝きこそがプラチナの魅力と言われるが、木村さんは「私も祖母からもらったプラチナ・ジュエリーを持っています。良いものは不変ですね」とニッコリ。さらに「祖母から母、私、そしてこれから娘へと受け継いでいけたら」と“母”の顔で語っていた。■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012
2012年07月12日人気アニメシリーズの劇場版24作目となる『それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島』が7月7日(土)に公開された。声優を務めた木村佳乃とお笑い芸人「バナナマン」の設楽統&日村勇紀、主題歌の「アンパンマンのマーチ」を歌い、同時上映作品で声優も務める双子デュオ「ドリーミング」のかよ&ちよ、そして原作者のやなせたかしが舞台挨拶に登壇。毒舌あり、自虐ありの93歳とは思えないやなせさんの独演会の様相を呈し、客席は異様な盛り上がりを見せた。原因不明の寒さのために名産のバナナの木が枯れてしまったバナナ島を元通りにするべく、アンパンマンと仲間たちが力を合わせて奮闘する。舞台挨拶は毎年の“恒例行事”となったやなせさんの歌による自己紹介でスタート。張りのある声を劇場中に響かせ、自身はおろか木村さんやバナナマン、ドリーミングの紹介まで歌に乗せて行い喝采を浴びた。さらに「こんなに面白い作者は世界中探してもいない。おれが全部のキャラクターを作ってるし、おれから観たらディズニーも甘い!」など周囲がヒヤヒヤするような毒舌発言も飛び出し、会場を沸かせていた。バナナ島の女王の声を担当した木村さんは「観に来てくれる、アンパンマンが大好きな子供たちの顔を思い浮かべて楽しくやれました」と収録を述懐。バナナマンの2人はバナナ島に住む、その名も“バナナマン”のスッテンとコロリンを演じているが「バナナマン役をバナナマンにやらせようって言ってくれるところが粋ですね」とやなせさんへの感謝の思いを語る。すかさず、やなせさんから「真面目なこと言ってるな」との鋭い指摘が飛び、会場は笑いに包まれた。この日は七夕ということでそれぞれ、願いを発表したがここでもやなせさんの独壇場。「まもなく死ぬんで、もう2年、生かしてほしい。来年は25周年もあるので。あと2年、それであとはサヨナラだ」と言ってのけ、周囲を慌てさせていた。母親になったばかりの木村さんは「世界中の子供たちが幸せになりますように」と愛情あふれる願いを発表。設楽さんは「日村さんの体の数値が悪いんで、血圧、血糖値、尿酸値が下がりますように」。日村さん自身も「まだ40なんで長生きしたい」と語り笑いを誘っていた。「ドリーミング」のちよは「やなせ先生が世界一の長寿になりますように」とやなせさんの健康を祈願したが、当のやなせさんは「ムリだね」とバッサリ。会場は再び笑いに包まれた。『それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島』は全国にて公開中。■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012
2012年07月09日「そういえば、私あんパンが大好きなんです!」。大事なことを思い出したように、大きく口を開けて屈託なく笑う姿に、周りの人間も思わず顔をほころばせる。自然体でいて溌剌としたエネルギーと美しさをみなぎらせる、木村佳乃。昨年、妊娠・出産を経てママとなったばかりの彼女が新たに挑戦したのが、子育てのバイブルとも言うべき国民的アニメの最新作『それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島』である。その公開を前に、話を聞いた。「『アンパンマン』を意識してちゃんと見るようになったのは、3歳になる姪が1歳か2歳になる前かな。アンパンマンにハマっていて(笑)。それから真剣に見るようになりました。いまは姪からアンパンチの嵐ですよ!」と嬉しそうに「アンパンマン」とのつながりについて語る木村さん。自身の幼少期の思い出のアニメは「『タイムボカンシリーズ』に『魔法の天使クリィミーマミ』、『魔女っ子メグちゃん』」と語るように、「アンパンマン」は子供時代ではなく大人になってから触れたアニメであった。「改めて見てみると、シンプルなストーリーの中に人を思いやる気持ちとかが描かれていて、子供に分かりやすく、いい影響を与えるアニメだなと思いました。いまはバンナちゃんが好きですけど、やはりアンパンマンが好きですね。戸田(恵子)さんの声が好きなんです。今回アフレコ収録したときには既にみなさんの声が全部入っていて私は最後だったんですけど、戸田さんの『アンパーンチ!』を聞いたときは感動しました。戸田さんは一人芝居などもやっていらっしゃるし、お忙しい中ずっとコンスタントに続けていらっしゃるのはすごいと思うんです。風邪を引いたらどうするんだろうって。やっぱり継続できることはすごいと思います」。今回、木村さんが演じたのは、南の海にあるバナナ島の女王・バンナ。元気いっぱいの女の子でちょっと意地っ張りで、始めは島にやって来たアンパンマンたちと張り合う一幕も。「バンナちゃんのボーイッシュな感じは自分に似ているかもしれませんね。昔から少年のようだと言われてきたので」というが、アフレコはこれまでに味わったことのない汗だくの挑戦になったよう。「いままで声優を務めてきた『カンフー・パンダ』やディズニー作品は大人も観る作品ですが、『アンパンマン』は本当に小さい子供が観る作品。だから小さい子供にとって分かりやすいように感情表現も含め、滑舌も意識しましたね。監督も仰ってましたけど、感情の起伏を大きくしましたし、朝の10時から3、4時間ずっと録ったんですけど、もうフルボイスですよね。あらん限りの声を出して、声が枯れそうでしたし、久しぶりにヘトヘトになりました。やはりアンパンマンの元気と勇気は、声を出す方も元気でないといけないですしね。事前にDVDを見ながら自分で練習はしていたのですが、その100倍くらいは声を出していました」。手にした台本は、「シンプルで、無理なく伝わってくる台本でした」という木村さん。“愛”と“勇気”を届けるアンパンマンだが、本作で描かれるバナナ島は、3.11後の“復興”がテーマとなっている。「アンパンマンの見返りを求めない友情や思いやりというのは感動しますよね。そうでないといけないと思いますし、やなせたかし先生も今回復興をテーマに描いたと仰ってましたが、東北の方の我慢強さだったり、自分も大変な状況なのに人を思いやる姿はとても胸を打たれましたよね。台本を読んですごく胸がジーンとしました」。この1年余りの変動が本作を誕生させたのと時同じくして、この1年余りの時間は木村さん自身にとっても大変化の年であったはず。近年の出演作では、映画『告白』やドラマ「名前をなくした女神」など、母親役を演じることも多くなったが、実際に母親になってみて感じる変化とは?「人の親になったわけですから、責任がありますよね。娘に対する母親の責任は全部、私にあるのですから。私もいきなり母親になったのではなくて、妊娠10か月を経て、だんだん子供が私を親にしてくれるんですね。生活はもちろん、やっぱりガラっと意識は変わりましたね」。愛娘と「アンパンマン」を一緒に観れる日に思いを膨らませながら、「娘はいまアンパンマンのぬいぐるみで遊んでるというか、かじってますよ。絵本も色々読み聞かせをしています。トレーニングパンツやブロックやお洋服…本当に色々なグッズをもらったので、アンパンマンに本当に夢中、という感じです」と笑う木村さん。子供を慈しむ優しいママの顔を覗かせながら、バンナのような(?)少年ぽさと無邪気さが、彼女の内からくる美貌の秘訣とも思えてくる。そういえば、と思い出したように加えてくれた。「いま子育てしていて、ドラマを録っているので朝はあまり時間がないんです。でも食べないとフラフラになるし、力も出ないので、バナナが最適の朝ごはんでここ何か月間、毎朝食べてるんですよ。だから今回のバンナちゃんは私に打ってつけの役ですよね(笑)!」■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012
2012年07月06日株式会社フェリシモは、缶詰とは思えないほどしっとりふっくらしたパンを、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんのオリジナルパッケージで届ける「缶詰パン」(2缶×15カ月セット)の販売を開始した。“おいしい”缶詰パンは、阪神・淡路大震災の際「非常食のパンはおいしくない」という声に動かされたパン屋さんが、特殊製法を使い作り出したもの。非常食とは思えないおいしさは航空宇宙局(NASA)にも認められ、宇宙に持参されたという。同社では、この「缶詰パン」に「アンパンマン」の生みの親であるやなせたかしさんのオリジナルラベルをつけて販売。「やなせたかしさんとコラボ非常食にもなるふわふわおいしいパンの会(15回予約コレクション)」と題し、現時点で1万セット以上販売されたヒット商品となっている。同商品は、月1セット「缶詰パン2缶(同種)」(1,650円)の15回分予約で、24,750円(税込み)にて販売されている。原則として途中解約は受け付けていない。月の価格1,650円(税込み)の1%(17円)は、「東日本大震災もっとずっときっと基金」として被災地の中長期的な復興支援に運用される。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月13日女優の木村佳乃がゲスト声優として出演する『それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島』のアフレコの模様が6月4日(月)、報道陣に公開された。原因不明の寒さのために自慢のバナナの木が枯れ、変わり果てたバナナ島を元通りにするためにアンパンマンと仲間たちが奮闘する本作。木村さんは元気いっぱいのバナナ島の女王・バンナの声を担当している。着ぐるみのアンパンマンとバイキンマンと一緒に仲良くスタジオに姿を現した木村さん。この日はバンナが初めてアンパンマンと出会い、アンパンを分けてもらうシーンの収録を公開した。バンナについて「男勝りでちょっと素直じゃなくて、最初はなかなかアンパンマンに心を許せない」と語る通り、出会ったばかりのアンパンマンに少し警戒するような態度を見せるバンナを声色で表現した。最初に今回の声優のオファーが届いたときは「歴史ある作品で子供たちにも大人気なので純粋に嬉しかった」と語る木村さん。特に「3歳の姪っ子が『アンパンマン』が大好き」ということで「喜ぶ顔を想像して嬉しくなった」と喜びを語った。木村さん自身の娘さんは生後約半年ということで、まだ『アンパンマン』を楽しむには小さすぎるようだが、声優に決まってから大きなアンパンマンの人形がプレゼントされたそうで「お気に入りで、なめなめ噛み噛みしてます(笑)。子供って丸いものが好きなので、鼻のところとかペロペロ舐めて遊んでます」と明かした。子供が少し大きくなったらこの映画を「必ず見せます!」と語り、「アンパンマンのように優しくて勇気があり、人のことを思いやれる女の子になってほしい」と母の願いを口にした。『それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島』は7月7日(土)より全国にて公開。■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012
2012年06月04日日本で唯一の子供たちのための国際映画祭「キンダー・フィルム・フェスティバル」の記者発表会が、5月24日(木)に渋谷シダックスホールにて行われ、映画祭のチェアパーソンを務める戸田恵子を始め、広報宣伝大使に就任したタレントの中山秀征、アナウンサーの内田恭子が出席した。世界三大映画祭の一つに数えられるベルリン国際映画祭の「児童映画」部門の協力を得て1992年にスタートした本映画祭。20周年という節目を迎える今年は、チェアパーソンである戸田さん自らがベルリン国際映画祭で行われた「キンダー・フィルムフェスト・ベルリン」に足を運び、100本以上の候補作品の中から厳選した長編4本、短編10本が上映される。また、子供たちが創る映画祭というコンセプトのもと、同映画祭には、公募で選ばれた子供たちが“キンダー審査員”として最優秀作品を選出したり、外国映画でも子供たちが楽しめるように上映中に生で日本語の吹き替えを行う“ライヴシネマ”など、独自の企画が多数あるが、戸田さんは「ベルリン国際映画祭では一人だけでナレーションをして吹き替えるんですが、キンダー・フィルム・フェスティバルでは一人一人のキャラクターを別々のタレントさん、声優さんが吹き替えるんです。ベルリン映画祭で会った世界中の映画祭ディレクターに『日本はかなりすごい!』とすごく驚かれました」と誇らしげにその魅力を語った。今年から広報宣伝大使として加わることとなった中山さんと内田さんは、「昨年参加しまして『どうしていままでこんな素敵な映画祭を知らなかったんだろう!』と思いました。もっと沢山の人に知ってもらいたいという思いから、広報宣伝大使を引き受けさせてもらいました」(中山さん)、「ライヴ吹き替えでは、会場の子供たちが上映を観てハッと息をのんだり、楽しく笑ったり。そういったリアクションを直接ステージ上から感じることができて、毎年すごく勉強になっています」(内田さん)とそれぞれに参加できる喜びを語った。またこの日、報道陣の前で、戸田さんらは実際にライヴシネマ形式で短編映画『ジュリアン』の生吹き替えに一発勝負で挑戦。『アンパンマン』シリーズを始め、声優としても幅広く活躍する戸田さんはさすがの職人芸で会場を沸かせた。最後に、戸田さんは「世界には子供のために作られた映画がたくさんありますが、日本ではまだまだ数少ない気がします。日本のアニメーションももちろんクオリティが高いですが、世界にはいろいろな切り口で、いろいろなタッチの映画があるんです。キンダー・フィルム・フェスティバルはそんな世界中の子供のための映画がたくさん観られる、珍しく貴重な映画祭だと思います。この映画祭からもっとたくさんの子供のための作品を日本に紹介できたらいいなと思います」と本映画祭にかける熱い思いを語った。「子どもたちの世界映画祭20thAnniversaryキンダー・フィルム・フェスティバル」は8月15日(水)から19日(日)まで、調布市グリーンホールにて開催。公式サイト:特集「シネカフェくんのふらっと映画祭」■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012■関連記事:ママ・木村佳乃が元気を届ける!『アンパンマン』ゲスト声優に挑戦!
2012年05月28日子供から大人まで、世代を超えて愛されるご長寿アニメ「それいけ! アンパンマン」シリーズ24作目となる映画『それいけ! アンパンマンよみがえれ バナナ島』が7月7日(土)より公開となる。このほど、本作に登場する新キャラクター“バナナ島の女王”バンナの声優を、女優・木村佳乃が務めることが明らかとなった。今回舞台となるのは、おいしいバナナでいつもあふれている南の国、バナナ島。しかし、“バナナ祭り”に招待されたアンパンマンたちが島を訪れると、寒さのためにバナナは全部枯れていた。変わり果てたバナナ島を救うべく、アンパンマンたちはバナナ山へと向かうのだが…。木村さんが声優を務めるのは、バナナ島に住む元気いっぱいの女の子、バンナ。ちょっとワガママで意地っ張りなバンナが、アンパンマンたちとの触れ合いを通して成長していく姿も本作の見どころの一つだ。昨年11月に東山紀之との間に授かった第一子を出産したばかりの木村さん。「アンパンマンって本当にいろんなおもちゃがあるんですよね。洋服から、おもちゃから、うちにもいっぱいあります」と、お子さんの誕生以来、家の中のアンパンマングッズも着実に増えているよう。作品への意気込みについて尋ねられると、「あまりにも歴史が長いアニメーションなので、ちょっと緊張です」と不安を口にしつつも、「日本中の子供たちがこの映画を楽しみに待っていてくれると思うと、私も力が湧いてきます。気位の高いバンナちゃんの成長をしっかり演じていきたいと思います」と熱い思いを語った。お母さんとなりますます輝きを見せる木村さんが、この夏アンパンマンたちと一緒に日本中に“勇気”と“元気”を届けてくれそう。『それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島』は7月7日(土)より全国にて公開。■関連作品:それいけ!アンパンマンよみがえれ バナナ島 2012年7月7日より全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2012
2012年03月29日アニメゆかりの地で、キャラクターグッズを買いたい!昨年NHKの連続テレビ小説で『ゲゲゲの女房』が放送され、人気になった鳥取県境港市の「水木しげるロード」のように、マンガ作品やアニメゆかりの地は全国各地にあります。貴重な原画を見ることができ、オリジナルの映像が見られる博物館もあるので、大人も楽しめそうです。そこで今回は、行ってみたいマンガのゆかりの地について20代女性に聞きました。>>男性編も見るQ.行ってみたいマンガのゆかりの地を教えてください(複数回答)1位鳥取県境港市「水木しげるロード」32.2%2位静岡県静岡市清水区「ちびまる子ちゃんランド」23.8%3位高知県香美市「香美市立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」17.4%4位東京都世田谷区桜新町「長谷川町子美術館」16.6%5位鳥取県東伯郡北栄町「青山剛昌ふるさと館」14.6%■鳥取県境港市「水木しげるロード」……・「町にたくさん鬼太郎のキャラクターがいるようなので行ってみたい。鬼太郎がペイントされた電車も乗ってみたい」(28歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「いろんな鬼太郎グッズが買えると知って、キャラヲタ魂に火が付きました。一人でゴッソリ買いあさってきたいです」(29歳/情報・IT/クリエイティブ職)・「境港(さかいみなと)の駅に降り立ったことがあるが、ホームにも鬼太郎や仲間の銅像があって面白そうだった」(26歳/食品・飲料)・「『ゲゲゲの女房』も見ていて、水木しげるに興味を持ったから」(22歳/医療・福祉/専門職)・「実際行ったことがあるが、個性的なお土産がたくさんあり、小さい町ながらもいたるところに鬼太郎や仲間のモチーフが使われていたりして、楽しめた」(27歳/マスコミ・広告/秘書・アシスタント職)■静岡県静岡市清水区「ちびまる子ちゃんランド」……・「昔からずっと『ちびまる子ちゃん』を読んで育ってきたので。一度行ってみたいです」(26歳/印刷・紙パルプ/営業職)・「『ちびまる子ちゃん』が大好きなので。体験コーナーやミュージアムがあると聞いたので」(24歳/医療・福祉/専門職)・「小学生のころ、まるちゃんファンだったから」(29歳/医療・福祉/事務系専門職)■高知県香美市「香美市立やなせたかし記念館アンパンマンミュージアム」……・「子どものころから好きだったから。永遠のヒーロー」(22歳/金属・鉄鋼・化学/営業職)・「キャラクターがたくさんいるアニメだから、知りたい秘密や要素がたくさんある」(22歳/マスコミ・広告/クリエイティブ職)・「アンパンマンが大人になっても好きなので」(23歳/そのほか/販売職・サービス系)■鳥取県東伯郡北栄町「青山剛昌ふるさと館」……・「とにかくコナンが大好きなので、絶対に行きたい」(27歳/学校・教育関連/専門職)・「あることを知らなかった。コナンが好きなので行ってみたい」(27歳/生保・損保/専門職)・「コナンオタクなので」(22歳/建設・土木/事務系専門職)■東京都世田谷区桜新町「長谷川町子美術館」……・「アニメの世界を実際に味わってみたいので、行ってみたいですね」(28歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)・「小さいころからなじみがあるので一度行ってみたい」(26歳/情報・IT/秘書・アシスタント職)・「サザエさんは小さなころから見ていたので、気になります」(27歳/食品・飲料)総評女性編でも一番人気だったのは鳥取県境港市「水木しげるロード」でした。アンケート結果を見ると、女性に人気の理由は、「朝の連続ドラマにハマって以来、一度でいいから行ってみたい場所です」というように、ドラマの影響が大きいようです。また、「友達が行ったことがあり、楽しそうだったから」など、口コミでの良い評価を聞いて、行ってみたいと考えている女性も多かったですね。妖怪をモチーフとしたお土産が充実しているので行きたいと回答してくれた方もいました!女性編のみランクインしたのは、『ちびまる子ちゃん』と『それいけ!アンパンマン』のゆかりの地です。どちらも子どものころから好きなアニメなので行ってみたいという人が目立ちました。ちなみにゆかりの地には、マンガをモチーフにした電車が走っていることもあるようです。米子(よなご)から境港(さかいみなと)には「鬼太郎列車」など、四国には「アンパンマン列車」が。こちらも併せて利用してみたいですね!そのほかには、岡山県倉敷市「いがらしゆみこ美術館」(『キャンディ・キャンディ』の作者)に「作品が好きだし、一緒に岡山観光をしてみたいから」、宮城県登米市「石ノ森章太郎ふるさと記念館」(『仮面ライダー』の作者)に「最近仮面ライダーにハマっているから」という声が寄せられました。岡山も宮城も魅力的な観光地が多くある県です。マンガゆかりの地めぐりと併せて観光も楽しめそうですね!(文・ペンダコ)調査時期:2011年6月17日~6月30日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性512名(そのほかと回答した132人を除く)調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンク【ランキング女性編】子どもができたら絶対見せたい名作アニメ【ランキング女性編】子どもに見せたいディズニーの名作アニメ映画【コブタメ】エンタメニュースや試写会プレゼントはコブタメをCheck!!完全版(画像などあり)を見る
2011年09月20日外した顔の行方が気になる……お気に入りのグッズを片手に、夢中で見ていたアニメ『それいけ!アンパンマン』。子どものころは気付かなかったけど、「アンパンマンは何を食べているの?」などよくよく考えると気になることが出てきます。そこで、20代の女性468名に「『アンパンマン』の中で気になること」を聞いてみました。>>男性編も見るQ.『アンパンマン』の中で気になっていることは?(複数回答)1位アンパンマンの古い顔はどうなってしまう?45.5%2位アンパンマンは何を食べているの?31.0%3位ジャムおじさんとバタコさんの関係は?24.8%4位なぜ、ばいきんまんはアンパンマンを倒そうとしているの?15.8%5位アンパンマンの"あん”は、粒あん?こしあん?15.4%■教えて!!アンパンマンの古い顔はどうなってしまう?・「古い顔の行方を見たことがないから。普通に考えれば、カビるし、あの頭がゴロンと転がっているのは怖い」(24歳/金属・鉄鋼・化学/事務系専門職)・「ひんぱんに顔を換えるアンパンマン。古いのは捨てているの?食べているの?」(28歳/学校・教育関連/専門職)・「交換サイクルとか気になる」(27歳/自動車関連/技術職)・「『魂はどこに宿っているのだろう』と、気になります」(29歳/事務系専門職)■教えて!!アンパンマンは何を食べているの?・「アンパンマンだからアンパン!?『今日は釜飯を食べよう』って、かまめしどんを食べちゃったら怖い」(27歳/自動車関連/営業職)・「ほかのキャラクターに顔を食べさせているけれど、本人が自分の顔を食べることはあるのだろうか?」(25歳/学校・教育関連)・「何を食べても中のあんこに影響はないのか、すごく気になるから」(22歳/情報・IT/技術職)・「『アンパンマンは栄養を取らなくて大丈夫なのか』と、いつも気になっていた」(21歳/電力・ガス・石油/営業職)■教えて!!ジャムおじさんとバタコさんの関係は?・「あんなところでおじいさんと若い娘が仲むつまじくパンを焼いているなんて、きっと何かあるに違いない!おじいちゃんと孫と思いたい」(23歳/学校・教育関連)・「いつも一緒にいるし、夫婦にしては年の差があるから」(23歳/運輸・倉庫/営業職)・「大人になった今、そういう視点でしか見られない」(24歳/商社・卸/事務系専門職)■教えて!!なぜ、ばいきんまんはアンパンマンを倒そうとしているの?・「ばいきんまんはアンパンマンに恨みがあるのだろうか……」(23歳/電機/営業職)・「根本的な問題だけどなぜだろう?ばいきんとパンに何の関係が?むしろパンがばいきんを嫌いそうだけど……」(28歳/建設・土木/秘書・アシスタント職)・「よく考えると、ばいきんまんの目的って何だろう?」(25歳/情報・IT/技術職)■教えて!!アンパンマンの"あん”は、粒あん?こしあん?・「おいしいのか、おいしくないのかも気になる」(24歳/学校・教育関連/専門職)・「飲み会や友達との会話でときどき出てくる話題だから」(23歳/医療・福祉/専門職)・「アニメではこしあんに見えるが、粒あんの方が好きなので」(29歳/ソフトウェア/技術職)■番外編:教えて!!これはどうしてなの?・アンパンマンの顔の焼き上がりにかかる時間は?:「結構大きいうえに、アンパンだから表面の柔らかさを保たなければならない、という二つを両立するような焼き方が思いつかないから」(28歳/情報・IT/技術職)・しょくぱんまんは何枚切り?:「今まで考えたことがなかったので。6枚切りでは薄すぎる気がするので、4枚切りか5枚切りだと思うのですが……」(22歳/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)・ドキンちゃんは最終的に誰と付き合う?:「ドキンちゃんは好きだが、しょくぱんまんとは結ばれてほしくない!誰かもっといい男が出てこないかと思っている」(26歳/医薬品・化粧品/専門職)・ばいきんまんの基地やメカはハイテクなのに、なぜアンパンマンに毎回負けるの?:「ばいきんまんの技術は、現在の科学技術にも負けていないのに、勝てないのが不思議。天才だけど詰めが甘いのかな」(24歳/金融・証券/販売職・サービス系)・ジャムおじさんは何歳?:「年齢不詳で、おじいさんなのか、おじさんなのか分からない」(29歳/生保・損保/秘書・アシスタント職)総評男性編でも1位だった「アンパンマンの古い顔の行方」が女性編でも1位に。古い顔を食べているのかどうか、気になっている人もいたようですが、正解は「消滅」。公式ホームページによると、新しい顔と交換した瞬間に消えてなくなるそう。2位の「アンパンマンが食べているもの」については、寄せられたコメントの中に正解に近いものがありました。「栄養を取らなくて大丈夫なのか」と疑問を持ったという意見の通り、実は、大丈夫なんです!!頭の中のあんこがエネルギー源なんだとか。なるほど~!3位の「ジャムおじさんとバタコさんの関係」は「無関係」。夫婦でも親子でも、おじいちゃんと孫でもありません。しかも、この二人は人間ではなく妖精。アンパンマンワールドに人間は住んでいないのだとか。4位の「ばいきんまんがアンパンマンを倒そうとしている理由」は、公式な回答がないので、寄せられた意見を見てみると……。「恨みがあるのでは?」というコメントがありましたが、こちらはどうやら違うようです。生まれた瞬間から、ばいきんまんにとってはアンパンマンを倒すという宿命があったのです。ただ、今となってはドキンちゃんにいいところを見せたいだけなのかも。5位の「粒あん、こしあん論争」について「こしあんでは?」という意見がありましたが、残念ながら正解は「粒あん」。昔ながらの正統派アンパンだからこそ、アンパンマンワールドの住人たちがおいしく食べているのかもしれませんね。今回ランキングに登場したもの以外にも、気になる疑問はたくさんあるはず。「何が正解か」を追求するためじゃなく、友達同士でいろんな案を出し合ってみるのも楽しそうです。いつか、作者のやなせたかしさんが驚くような答えを見せてくれるかもしれませんから。(文・塩澤真樹/C-side)調査時期:2011年5月10日~5月20日調査対象:COBS ONLINE会員調査数:女性468名調査方法:インターネットログイン式アンケート■関連リンクエンタメに関するコンテンツは『コブタメ』でCHECK!!【女性編】欲しいと思う「ドラえもん」のひみつ道具ランキング【女性編】アニメに出てきた食べ物で食べてみたいものランキング完全版(画像などあり)を見る
2011年07月13日「アンパンマンは、子供だけでなく大人も自然と笑顔にしてくれる作品。見るたびに、自分にとって大事なものは何か…を気づかせてくれるんです。今回、声優としてアンパンマンに参加できて、本当に嬉しくて。貴重な経験をさせてもらいました」と語るのは、女優の松雪泰子。妖艶な役からぶっ飛んだ役までさまざまな役を演じる彼女が、国民的アニメーションのアンパンマンから学んだものとは何だったのか。また、働く女性として、一児の母として、同性の憧れとして輝き続ける秘訣にも迫った!無邪気な少年・ココリンにキュン過去の劇場版シリーズでは黒木瞳、ともさかりえ、中谷美紀など名だたる女優たちがアンパンマンのゲスト声優として登場している。最新作『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』で松雪さんが演じるのは、宇宙のヘンテ星からやってきた少年ココリン。俳優と声優、まったく異なるものだからこそチャレンジングな現場となったとふり返る。「ほんとに全然違いましたね。画にあわせてセリフを言うこと、タイミングをあわせること、難しかったです。特に大変だったのは、リアクションをセリフで表現すること。普段リアクションを声に出すことはあまりないので、最初は苦労していました」。幼い男の子のキャラクターという、実写ではなかなか演じる機会がない役柄というのも声優の醍醐味だ。ココリンを演じるにあたっては「元気に、無邪気に、楽しく」を意識し、「みんなに褒められたくて得意気になっていろいろなことに挑戦する姿とか、何に対しても新鮮な反応を持っていることとか、本当にかわいいんですよ!」。すっかりココリンに心うばわれたようで、語るまなざしが何とも優しい。かわいらしいキャラクターももちろん魅力的だが、毎回、人間の本質に迫ったテーマを掲げているアニメーションであることも、アンパンマンが愛されつづけている理由のひとつ。今回のテーマは、食べること。ストーリーを楽しみながら“食”について深く考えさせられたと語る。「これだけ豊かな環境で暮らしていると、便利なことが当たり前になっていますよね。でも、マヒしてはいけないと思うんです。食べ物に関して言えば、大地があって、光(太陽)があって、水があって、人の手が加わって、やがて恵み(食物)となるわけですから。食物がどうやってできるのかを知ることで、環境や食べ物に感謝の気持ちを持てると思うんです。今回のアンパンマンのストーリーは食がテーマ、豊かなアンパンマンワールドとは真逆の環境の星が登場します。食べ物はカプセルに入ったエネルギー食だったり…。そんな星で育った男の子ココリンが地球にやってきて、虫に触れ、光に触れ、風に触れて自然を体験していくんですよ」。大人になるにつれ、忘れてしまいがちな大切なことを思い出させてくれる「本当に素晴らしい作品」と何度も繰り返す。子育てを通して、自分自身と向き合うココリンがアンパンマンたちと出会って成長するように、多くの作品でさまざまな人間を演じてきたからこそ成長できたと松雪さん。ひとりの女性として、女優として、母として、どんなふうに年を重ねると彼女のような女性になれるのか。そのヒントは「手放すこと」にあった。「年を重ねるごとに自由になっている気がするんですよね。それは、自分の中にある“いらないもの”を手放しているから。特別なきっかけがあったわけではないんですが、ある人物を表現するためには、その人物の感情の変化を観察します。その作業のなかで、ふと自分自身を制限しているものは何だろう…と目を向けるようになったんです。自分自身で無意識のうちに何かを制限しているのなら、それに目を背けず向き合おうと。この10年はそうやって生きてきました。だけど、向き合うことは本当は嫌なんですよ」。クスッと自分自身を笑い、私はこんな人間なんですよ…と心の扉を開いた。「こういう仕事をしていると、そんなふうに見えないかもしれないけれど、私は臆病で、人見知りで、人と関わることが苦手なタイプだと思っているんです。怖がりな自分に蓋をして頑張るのではなく、自分の一部として抱きしめてあげるというか。自分を自分で認めてあげると、解放されて楽になれる。子供の頃のちょっとした出来事がトラウマになっていたとしたら、そのトラウマがいまの自分にどう影響しているのか探るとか…ですね。あと、私が自分と向き合ってこられたのは、子供が産まれたことも大きい。子供は鏡のような存在、子育てをしていると自分と向き合わずにはいられないんです」。言葉の1つひとつに説得力があるのは、松雪さん自身が自ら経験してきたことだから。そして、最後に語ってくれたのは、映画のキーワードのひとつ「想いを込める」ことの大切さ。「とても大事なことですよね。仕事でも子育てでも何にでも言えること。たとえば食事を作るときに、本当においしいものを作ろう!と思って作ったものと、ただ単に作ったものとでは全然ちがうと思う。想いを込めると食材も(おいしくなろうって)応えてくれるというか、食材が喜んでいる気がするんですよね(笑)」。(photo:Toru Hiraiwa/text:Rie Shintani)■関連作品:それいけ!アンパンマンすくえ!ココリンと奇跡の星 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2011■関連記事:松雪泰子、真夜中の声優練習に子供もびっくり!?ボイスキャスト登壇『それいけ!アンパンマン』完成披露試写会に10組30名様ご招待
2011年07月01日松雪泰子が映画『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』で、ゲスト声優として声優に挑戦。6月8日(水)に都内スタジオでアフレコの様子が公開された。松雪さんが演じるのは、ヘンテ星からやってきた5歳の少年ココリン。ジャムおじさんが作ったパンを食べて“食べる喜び”を知り、ヘンテ星を救うためにパンづくりを学ぶ。この日のアフレコでは、なかなかうまくパンが作れず悩むココリンにアンパンマンが“まごころ”を込めて作ることの大切さを教えるシーンが収録された。松雪さんは、少年役ということで、普段よりも少し高めの声で感情たっぷりにココリンを演じた。「声の仕事に挑戦したいと思っていた」という松雪さんは、オファーが届いて「びっくりしたのと同時に嬉しかった」とのこと。東日本大震災の後にオファーが届いたそうだが「子供たちに笑顔と勇気と元気を届けたい」と出演を決めた。今回の作品ではココリンの姿を通じて“食”の喜びが描かれるが、松雪さん自身よく料理はするそうで「作っているときは(映画で描かれるのと)同じように『おいしくなれ』という気持ちです。それを家族で囲んで食べるのが幸せですね」と満面の笑みを浮かべた。松雪さんのお子さんも、小さい頃はよく「アンパンマン」を見ていたそうで、今回の声優挑戦を伝えると「大喜びしていました」とのこと。「男の子役というのが意外だったみたいです。うちで(お子さんが)寝た後に練習していたんですが、元気な声でやっていたら『男の子がいるのかと思った』と起きてきました(笑)」と明かしてくれた。『それいけ!アンパンマン すくえ!ココリンと奇跡の星』は7月2日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開。■関連作品:それいけ!アンパンマンすくえ!ココリンと奇跡の星 2011年7月2日よりヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV、© やなせたかし/アンパンマン製作委員会2011■関連記事:ボイスキャスト登壇『それいけ!アンパンマン』完成披露試写会に10組30名様ご招待
2011年06月08日「結婚もしておらず、子供がいるわけでもないのに『なぜ?』という驚きはありました」。中谷美紀は不思議そうな表情でそう言って、しかし、心底嬉しそうに笑った。『ゼロの焦点』、『スイートリトルライズ』と“重厚”という言葉がぴったりの役柄を演じた彼女の新たな仕事は、劇場版「アンパンマン」の最新作『それいけ!アンパンマンブラックノーズと魔法の歌』でのゲスト声優。中谷美紀とアンパンマンという、どこか結びつかなさそうな組み合わせだが、インタビューで彼女の声を聞いていると、なぜこれまで、彼女にアニメーションの声優の話が来なかったのか?と逆に不思議になった。そして、この声で絵本を朗読してもらえたら、子供たちは幸せだろうな、とも。改めてオファーが届いたときの気持ちをふり返ってもらうと、冒頭の言葉に続いて、少しイタズラっぽい笑顔でこんな言葉も。「そうですね、下心…といいますか。例えば私の周りにも子供を持っている友人もいますし、そういう子供たちの顔を思い浮かべて『子供たちのヒロインになれるかも?』と思ったりはしましたね(笑)」。「アンパンマン」という作品については、「アンパンマン世代ではないので、たまたまTVで流れてるのを少し見たことがある程度だった」とのことだが、長年にわたって愛されてきたシリーズに、こう敬意を払う。「まず、戸田恵子さんをはじめ、素晴らしい声優さんたちが20年以上、ずっと変わることなく続けてこられたということに『すごいな』という思いで見てました。実際にこの仕事に携わらせていただくことが決まって、改めて拝見したのですが、子供向けの作品でありながらとても深いテーマを含んでいて驚きましたね」。実際に、アフレコに参加して、熟練の声優陣の高度なテクニックに刺激される一方、声優の仕事の“楽しさ”を強く感じたという。「今回、20人ほどの声優さんがひとつのブースで3本のマイクでアフレコする姿を拝見したんです。もちろんテクニックも素晴らしいのですが、何より印象的だったのはみなさんが活き活きと楽しそうに、子供のようにはしゃぎながら演じてらしたこと。私も、もちろん、上手に演技ができるだろうかという思いはあったんですが、それよりもまずは自分自身の心が動かされて、アンパンマンやキャラクターたちの中に入って、心がほぐされていくっていうことを改めて教えていただきました。(中谷さんが演じた)カーナの心が閉ざされていたのが解きほぐされていくのと同じように、私もみなさんとの楽しい姿を浮かべながら心が開いていきましたね」。前作『スイートリトルライズ』に関しては「難産だった」と役柄になりきる難しさを語っていた中谷さん。今回はどのようにカーナを作り上げていったのか?「最初は、子供向けということで『分かりやすく』というのを自分の中でテーマに置いていたんです。子供らしい声を作って練習したりしていたのですが、現場で監督に求められたのは、カーナというのは心を閉じている、子供らしからぬキャラクターなので、母親と対峙するとき、会話するときでも緊張感を大切にしてほしい、ということ。それを聞いて、もしかしたら『子供だから』と考えてはいけないんだ、むしろ子供の可能性を信じなくてはいけないんだな、と思いました」。シンプルでありつつも、中谷さんも語っているように、深いテーマをはらんだ本シリーズ。そのバランスが、演じる上でも難しそうだが…。「でも、演じるときに自然と、劇場で映画を観る子供たちひとりひとりの表情が浮かんできたんです。あの子たちに向かって、同じ目線で演じるんだ、と思ってからは意外なほど迷いなく演じることができました」。ちなみに、中谷さんは本作に続いて別の作品でも声優を務めることが決まっている。これまで来なかった仕事が、何の運命かひとつ決まると立て続けに決まる、というのも女優という仕事の摩訶不思議なところだが、今度は「くるねこ」(関西テレビ、東海テレビ)というTVアニメ。「実は、こちらではひとりで5匹の猫をはじめ全ての役を演じるんです。これもすごく楽しいですよ」。そう笑う彼女の声は、やっぱり優しく、心地良かった。(photo:Toru Hiraiwa)■関連作品:それいけ!アンパンマンブラックノーズと魔法の歌 2010年7月10日より銀座テアトルシネマほか全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV © やなせたかし/アンパンマン製作委員会2010■関連記事:ランキング企画!シネマカフェ読者ゴコロなんでもベスト5友達にしたいアニメのキャラクターは?中谷美紀ほか舞台挨拶付き『それいけ!アンパンマン』試写会に10組30名様ご招待中谷美紀アンパンマンの少女役に「いいものですねぇ」
2010年07月09日女優の中谷美紀が6月2日(水)、都内スタジオで、アニメの声優に初挑戦する映画『それいけ!アンパンマンブラックノーズと魔法の歌』のアフレコ収録に臨んだ。声優は、デンマークの人形映画『ストリングス〜愛と絆の旅路』に続いて2度目。アニメの声優初挑戦に「最近ヘビーな役が多く、お家に帰ってグッタリしてしまうので、アンパンマンと聞いて『ぜひやらせてください』と言いました。アニメの世界に入った途端、繕っていた心や体裁、ごまかしていたいろんなことが外れ、純粋な気持ちで(お客さんに)伝えたい、と思いました」とニッコリ。アフレコを終えると「キャラクターに口を合わせるのは決して簡単ではありませんでした」と実力派らしからぬ感想も。本作はシリーズ第22弾で、中谷さんは暗闇の森に住む闇の女王ブラックノーズに育てられた、ヒナ鳥の化身の少女カーナ役。最近では、今年公開の映画『スイートリトルライズ』で不倫する人妻役、昨年のTBSドラマ「JIN-仁-」では最高位の花魁役など大人の役が続いており、ギャップのある役どころに「いいものですねぇ〜、背伸びする必要はない、しなくていいんだ、と思いました」とはにかんだ。劇中では歌にも挑戦しており、「得意ではないので、監督(矢野博之)に『ヘタですけど一生懸命やりますのでいいですか?』と聞いたら、『気持ちがこもっていればいいですよ』とおっしゃってくださったので、ヘタなりに一生懸命やりました」と報告。歌については「私たち(女優、俳優)が長い期間かけて作ってきたものより、1分とかで人の心を動かしたりするから、すごい」としみじみ。と言いつつ「よく映画でも最後に主題歌がかかったところで(観客が)泣いたりするのを見ますけど、映画と主題歌とどっちなんだろう?と思ったりします」とちょっぴり敗北感をにじませ苦笑いしていた。『それいけ!アンパンマンブラックノーズと魔法の歌』は7月10日(土)より銀座テアトルシネマほか全国にて公開。(photo/text:Yoko Saito)■関連作品:それいけ!アンパンマンブラックノーズと魔法の歌 2010年7月10日より銀座テアトルシネマほか全国にて公開© やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV © やなせたかし/アンパンマン製作委員会2010
2010年06月02日