麹町学園女子中学校高等学校(東京都千代田区/校長:堀口 千秋、以下 本学園)は、2024年度入試でアメリカ・イギリス・オーストラリア・アイルランドの大学に計17名の生徒が合格しました。これにより、過去3年間で計57名の生徒が海外大学に合格したことになります。【大学合格実績: 】2024年度海外大学合格実績■背景AIの進化・普及やグローバル化、少子化に伴う生産年齢人口の減少などに直面する中、そのような社会に対応できる人材を育成しようと、国を挙げて「高大接続改革」が進められています。例えば大学入試では、AO(アドミッションオフィス)入試が「総合型選抜」、推薦入試が「学校推薦型選抜」と改められ、いずれも学力を測るテストなどの活用が必須となっています。また、各大学が行う個別試験では「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度」からなる学力の3要素が総合的に評価することになっています。以前の入試問題は「知識・技能」が中心でしたが、AIの普及・進化に伴う産業構造の変化等により、社会を生きる力として課題解決能力などが求められるようになったことが背景にあります。その中で本学園では、「高い学習意欲」「学びへの明確な目的意識」「一定の学力」を持った生徒が第一志望の大学にスムーズに進学できる制度をいち早く整えてきました。■海外大学への進学について本学園では、Active English・グローバル教育等の取り組みを通して、生徒の「高い学習意欲」「学びへの明確な目的意識」「一定の学力」を身につける教育をおこなっています。その成果として、高い英語力を身につけ、将来国際舞台での活躍をめざし、海外大学に進学を希望する生徒が近年増えてきました。そこで、2020年に海外協定大学推薦制度(UPAA)に加入し、海外大学進学を実現する体制を整えています。そして2024年度入試では、海外協定大学推薦制度を利用して、イギリスの大学に14名、アメリカの大学に1名、オーストラリアの大学に1名、アイルランドの大学に1名合格しました。■学園概要名称 : 麹町学園女子中学校高等学校※「麹」の字は正式には表外漢字です。代表者: 理事長 坂本 久美子所在地: 東京都千代田区麹町3-8設立 : 1905年9月URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月27日先日開催された英国アカデミー賞で、助演男優賞(『イニシェリン島の精霊』)を受賞したバリー・コーガン。アイルランド・ダブリン出身の彼は、受賞スピーチで「これ(トロフィー)を、ぼくの出身地で、なにかになりたいと夢見ている子どもたちに捧げたいです」と地元愛を語って涙を誘っていたが、授賞式後、地元の母校に立ち寄ることも約束した。授賞式の翌日、アイルランドの公共放送RTEのニュース番組に、母校のオコンネル・セカンダリー・スクール(中学・高校)の生徒たちと恩師コナー・フラッド氏が出演。バリーの受賞を祝い、生徒はバリーが「世代を超えたインスピレーションを与えてくれました」と称賛した。フラッド氏は「バリーをテレビで見るたびに、ちょっと非現実的のように感じるのですが、本当に楽しくなるんです。彼が自分のため、家族のため、地元のためにやっていること、やってきたことは計り知れません」と語った。喜んだバリーはこのニュース動画をリツイートし、「すごくうれしい。全国放送で素敵なことを言ってくれてありがとう。地元に帰ったらフラッド先生と@coolyerを訪ねて思い出話がしたいなぁ。学校にも立ち寄るよ」とコメントしている。(賀来比呂美)■関連作品:イニシェリン島の精霊 2023年1月27日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開©2022 20th Century Studios. All Rights Reserved.
2023年02月21日フォークホラー映画『ユー・アー・ノット・マイ・マザー』が、2023年2月3日(金)に公開される。“トラウマ級”フォークホラー、アイルランドの民間伝承をモチーフに映画『ユー・アー・ノット・マイ・マザー』は、トロント国際映画祭ほか、世界中の映画祭で“トラウマ級の最高傑作”と称されたホラー映画。アイルランドの民間伝承をモチーフにしており『ミッドサマー』に続くフォークホラー作品として、注目を集めている。謎の失踪から戻ってきた母ある日、少女チャーの母アンジェラが謎の失踪を遂げるところから『ユー・アー・ノット・マイ・マザー』の物語がスタート。アンジェラはすぐ戻って来たものの、その性格も立ち居振る舞いも失踪前とは違っていた。アンジェラは何者かに取り憑かれているかのような、おぞましい様子を見せ……?監督・脚本はケイト・ドーラン監督・脚本を務めるのは、ケイト・ドーラン。キャストとして、ヘーゼル・ドゥープ、キャロリン・ブラッケン、ポール・リード、イングリッド・クレイギーが出演を果たしている。〈映画『ユー・アー・ノット・マイ・マザー』あらすじ〉ハロウィンの前週。少女チャーの母アンジェラが不可解な失踪をした。残されたのは放置された車だけ。翌日の夜に、アンジェラは何事もなかったように帰宅したが、何故いなくなったのか何も話さない。そんな母を見てチャーと祖母のリタは何かがおかしいと感じる。アンジェラは見た目や声は変わらないが、まるで悪意のある力に取って代わられてしまったかの様だった。そして、アンジェラは次第に常軌を逸した恐ろしい行動を取る様になり、チャーはこの母は“別モノ”と思い始める。【詳細】映画『ユー・アー・ノット・マイ・マザー』公開日:2023年2月3日(金) ヒューマントラストシネマ渋谷 ※近日公開:シネ・リーブル梅田監督・脚本:ケイト・ドーラン出演:ヘーゼル・ドゥープ、キャロリン・ブラッケン、ポール・リード、イングリッド・クレイギープロデューサー:ディアドラ・レヴィン『ビバリウム』2021年/アイルランド/英語 5.1ch/93分/原題:YOU ARE NOT MY MOTHER字幕翻訳:岡﨑恵配給:「ユー・アー・ノット・マイ・マザー」上映委員会
2023年02月05日アイルランド版アカデミー賞と評されるアイリッシュ映画&テレビ賞(第17回)で8部門ノミネート、2部門受賞の快挙を成し遂げた青春映画『恋人はアンバー』。この度、男性に恋するエディと女性を愛するアンバーの友情を描いた本作から、期間限定の恋人となるその始まりのシーンの本編映像が解禁となった。1995年、同性愛が違法でなくなってから2年後のアイルランド。同性愛者への差別や偏見が根強く残る田舎町で、自身がゲイであることを受け入れられない高校生・エディと、レズビアンであることを隠しているクラスメイトのアンバー。家族や同級生にセクシュアリティを悟られないように平穏に卒業を迎えるため、2人は“ニセモノの恋人”を演じることになる。今回解禁となったのは、“期間限定の恋人“の始まりのシーンと新たな場面写真。休み時間に、あえてみんなの前でアンバーに「キスしない?」と誘うエディ。一瞬驚きつつも、すぐに察して「いいよ!」と快諾するアンバー。そのまま校舎の裏に行く2人は、卒業までの期間限定の恋人のフリをする約束を交わす。軽快なやりとりと、手をつなぐのもぎこちないふたり。これからかけがえのない関係を築くスタートとなるシーンだ。本作以外にもエンターテインメント業界において、LGBTQ+のキャラクターたちの青春を描いた作品が多数登場している。例えば、Netflixで配信中の『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』。郊外の町に住む女子高生のエリーはある日、同級生のポールから、人気者の女子・アスターへのラブレターの代筆を依頼される。アスターへの秘めた想いを抱いていたエリーは乗り気ではなかったが、お金と引き換えに引き受けることに。次第に友情が芽生える中で、アスターへの想いをエリーポールに気づかれる、という友情と恋がからみ合う青春ストーリー。また、同じくNetflixで配信中のイギリスドラマ「ハートストッパー」。男子高生のチャーリーが、学校の人気者ニックとクラスメイトになるところから始まる。カムアウトしており何かと周囲にからかわれるチャーリーと、チャーリーと過ごす中で自身のセクシュアリティに気づき、悩み戸惑うニックが徐々に距離を縮めていく。男子高校を舞台に、青春を描いた作品。本作『恋人はアンバー』と、これら2作品は登場人物のセクシュアリティの構成は異なるものの、青春や恋、友情を、泣いて笑ってさまざまな情感たっぷりに描いているところが合致している。友情に、恋心に揺れ動く『ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから』。友情から始まり、恋に発展していく「ハートストッパー」。そして恋人のフリから始まり、友情を深めていく『恋人はアンバー』。2作が好きな人は、きっと本作も気に入るはずだ。『恋人はアンバー』は11月3日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋人はアンバー 2022年11月3日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Atomic 80 Productions Limited/ Wrong Men North 2020, All rights reserved.
2022年10月29日ゲイの男子高生エディと、レズビアンの女子高生アンバーが、偏見が根強くある田舎町で“ニセモノの恋人”を演じるアイルランドの青春映画『恋人はアンバー』から、場面写真が一挙解禁となった。アイルランド映画というと、『シング・ストリート 未来へのうた』(2016)のジョン・カーニー監督を思い起こす人が多いだろう。アイルランドの都市・ダブリンを舞台に、地元の男とチェコからの移民の女が音楽を通して心を通わせていくラブストーリー『ONCE ダブリンの街角で』(2007)がアカデミー賞受賞をはじめ、サンダンス映画祭、ダブリン国際映画祭など世界各国で称賛を浴びた。同じダブリンを舞台に、ひと目惚れした女の子の気を引くためバンドを結成した男子高校生の心の成長を描いた『シング・ストリート 未来へのうた』も大ヒットを記録した。また、シアーシャ・ローナン主演、ジョン・クローリー監督の『ブルックリン』(2015)は、アイルランドの地方にある小さな町に住む女性が、渡米したニューヨークで出会った男性との恋によって自身の人生を大きく変え、アイルランドに帰郷すると運命的な再会が待ち受けているストーリー。こちらもアカデミー賞など名だたる賞にノミネートされ、絶賛された。ケルト文化のイベント「ケルト市」を主催する音楽プロデューサーの野崎洋子氏が「最後にポジティブなメッセージを受け取れる」と評し、名作揃いのアイルランド映画の流れを汲んだ最新作が本作『恋人はアンバー』。本作もアイルランドを舞台にし、ジョン・カーニー監督作品のように作中で流れる音楽がまた雰囲気を盛り上げるが、カーニー監督作品と大きく違うのは舞台が地方の小さな町であること。同性愛者への差別や偏見が根強く残る町で、“ニセモノの恋人”を演じることにした“男性に恋するエディ”と“女性を愛するアンバー”は、ぶつかり合いながらも、悩みや夢、秘密を打ち明けるうちに、唯一ありのままの自分で胸の内を語れる、かけがえのない存在になっていく。しかし、一緒に訪れた都会・ダブリンで、運命的な出会いによって新たな世界に触れた2人は、“理想的”だったこの関係にも終わりが近づいていることに気づくのだ。国内でもすでに、EUフィルムデーズなど3つの映画祭で上映され、観客たちから絶賛されている本作。本作をアイルランド代表としてEUフィルムデーズに提供した駐日アイルランド大使館からも、以下メッセージが到着。「本作品にはアイルランドの俳優や監督のすばらしい才能が余すところなく発揮されており、元気でユーモアあふれるアイルランドの若者たちの姿が描かれている。また、今年のEUフィルムデーズのテーマであるソーシャル・インクルージョン(※)にぴったりで、友情、他者を受け入れること、平等、多様性、周囲から浮いてしまうことを恐れず自分らしさを追求することの大切さ、といった普遍的な問題に焦点を当てている」。「アイルランドは、国民投票によって同性婚が合法化された世界初の国。アイルランドの価値観を海外に広める重要な要素として、ここ日本をはじめとする世界中でLGBTQの人々の平等な権利の支援にアイルランドが尽力していることを知ってもらいたい」。「また、日本の皆様がこの作品を楽しんでくれて、アイルランドやアイルランド人により親しみをおぼえてくれたらうれしい。作品を見ていただければ、世界中どこの国でも若い人たちが似たような問題を抱えていること、より平等で包括的(インクルーシブ)な世界を築いていく努力がいかに重要であるかということを感じていただけると思う」。『恋人はアンバー』は11月3日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。※ソーシャル・インクルージョン:社会的に弱い立場にある人を排除・孤立させることなく、共に支え合う社会。社会的包摂。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋人はアンバー 2022年11月3日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Atomic 80 Productions Limited/ Wrong Men North 2020, All rights reserved.
2022年10月07日第29回「レインボー・リール東京」をはじめ「映画祭TAMA CINEMA FORUM」「EUフィルムデーズ」で上映され、各回満席となったアイルランド映画『Dating Amber』(原題)が邦題『恋人はアンバー』として11月3日(木・祝)より公開決定。ポスタービジュアルと予告編も解禁となった。男性に恋する男子高生のエディと、女性を愛する女子高生のアンバーが期間限定で“恋人”のフリ1995年、同性愛が違法でなくなってから2年後のアイルランド。差別や偏見が根強く残る田舎町で、自身がゲイであることを受け入れられない高校生・エディと、レズビアンであることを隠しているクラスメイトのアンバー。家族や同級生にセクシュアリティを悟られないように平穏に卒業を迎えるため、2人は“ニセモノの恋人”を演じることに。性格も趣味も全く違う2人だったが、ぶつかり合いながらも、悩みや夢、秘密を打ち明けるうちに、唯一ありのままの自分をさらけ出せるかけがえのない存在になっていく。しかし、一緒に訪れた都会・ダブリンで特別な出会いを果たし、新しい世界に触れた2人は、“理想的”だったこの関係にも終わりが近づいていることに気づいてしまい…。アイルランドで2020年に封切られたのを皮切りに、世界各国で公開・配信されている本作は、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」で94% freshを獲得、アイルランド版アカデミー賞と評される第17回「アイリッシュ映画&テレビ賞」で8部門ノミネート、2部門受賞の快挙を成し遂げた。ほかにも、ニューヨーク最大のLGBTQ映画祭である第32回「NewFest」で特別賞を受賞、過去に『セッション』デイミアン・チャゼル、『ウインド・リバー』テイラー・シェリダン、『ライトハウス』ロバート・エガースらが評価された第28回「カメリメージ映画祭」では最優秀監督デビュー賞にノミネートされるなど、各国で絶賛が相次いでいる。日本国内でも、「レインボー・リール東京」などで上映された際には各回満席に。SNS上では「ひたすらキュート」「涙腺崩壊した」「青春映画の傑作!」など絶賛のコメントが溢れ、今回は待望の日本劇場公開となった。正反対の2人が印象的なポスタービジュアル解禁!制服をキッチリ着こなして、まっすぐにこちらを向いている“男性に恋する”男子高生・エディに対し、“女性を愛する”女子高生・アンバーはサングラスをかけてキャンディーを手に。趣味も性格も異なる2人が、「ふたりだから、自分に出会えた」と心から思える関係を築くまで、果たしてどのような物語が紡がれるのか、気になるビジュアルに仕上がった。ポップでチャーミング!時々、ビター…期待高まる予告編女性とキスをしたことがないと言えば、「ゲイか?」とからかわれる保守的な田舎町で、周囲にセクシュアリティを隠したまま平穏に卒業するために、頑張ってカップルらしく装うエディとアンバー。高校卒業後は町を出ようと考えているアンバーに対し、「今のままでいい」と消極的なエディ。アンバーはそんな彼に、「他人なんて関係ない!あんたの人生よ!」と言い放つ。立ちはだかる差別と偏見、周囲の冷たい目、新しい世界、将来への不安…。自分らしく生きることを求めてもがきながら、2人が下す人生の決断とは?「最高の彼氏!」と言えるようになるまでのエディとアンバー2人の関係性の変化が描かれ、全てが晴れやかなラストへとつながっていく。本編の雰囲気そのままに、印象的なシーンの数々を切り取った期待高まる予告編が完成。セクシュアリティの悩みや差別、偏見など社会的テーマを描きながらも、ポップでキュート、そして時々ビターなテイストを持つ本作。「友情が本当に愛らしい」(The Hollywood Reporter)、「先入観を打ち砕く感動!」(Slant Magazine)と海外メディアも高評価を贈っている。『恋人はアンバー』は11月3日(木・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。【更新】9月27日 ポスタービジュアルの変更に合わせ、表現を一部修正しました。(text:cinemacafe.net)■関連作品:恋人はアンバー 2022年11月3日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Atomic 80 Productions Limited/ Wrong Men North 2020, All rights reserved.
2022年09月09日「ティアⅠのスタンダード」を合い言葉に強化を進めてきた日本代表が、アイルランド代表にティアIの底力をまざまざと見せ付けられた。11月6日・敵地で日本は5-60と粉砕されたのだ。アイルランドは本気で対策を打ってきた。本気のアイルランドの中心には100キャップの司令塔ジョニー・セクストンがいた。SHジェイミソン・ギブソンパーク&SOセクストンはハイパントを警戒する日本の虚を突く。素早い球出しから短いパスを矢継ぎ早かつワイドにつないでいった。アイルランドのハーフ団は効果的にショートサイドも突く。チャンスと見ればセクストンが自ら切り込み、日本のディフェンスが前がかりになればギブソンパークはキックを放った。ラインアウトからは強力なモールをぐいぐい押した。アイルランドの勢いに押された日本は後手に回った。マイボールラインアウトをキープできず、タッチキックもラインを超えず、前半終了間際には反則の繰り返しでHO坂手淳史がシンビン(10分間の一時退場)となり、為す術もなくノーサイドの笛を聞いたのだ。試合後、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチは「自分たちとしては改善すべき点はすべて。すべての部分で自分たちは負けた」と振り返るほかなかった。選手たちも反省の弁を口にした。FLピーター・ラブスカフニ主将「アイルランドのモメンタム(勢い)を止められずプレッシャーがかかってしまった。ブレイクダウンでどんどん繋がれて、自分たちは止められずにリセットできなかった」CTB中村亮土副将「アイルランドの非常にフィジカルなアタックが、準備していたことよりは想定外だった」No.8姫野和樹「自分たちの準備、マインドセットで至らなかった結果。本当に情けない試合をしたと思うし、泣きたくなるぐらい悔しいという思いが今は強い」SH流大「スコア通りだが完敗であり、自分たちが準備してきたものがほとんど出せない試合だった。スコア以上に自分たちが準備してきたものが出せず、悔しいし残念に思う」SO田村優「(セクストンは)勢いがすごくあった、アタックで特に。常に自分たちがゲインライン突破され続けていた状態だったので、今までとは違った脅威を感じた」FB松島幸太朗「僕たちはキックしてくると予想していて、アイルランドが真逆のことをしてきた。結局、そこでプレッシャーを与えられなかったので、80分を通してやられてしまった。今後修正能力が大事になっていくのではと思う」エクスキューズはある。『ラグビーワールドカップ(RWC)2019』以降、日本がテストマッチ4試合目なのに対して、アイルランドは17試合目である。新チームの始動は日本が今年の6月だが、アイルランドは『RWC2019』の3か月後にはテストマッチに臨んでいる。チームの成熟度に明確な差があった。そもそも、日本代表は『RWC』イヤーに長期合宿を組み、長足の進歩を見せてきたチームである。完膚なきまでにやられた日本代表だが、落ち込んでいる暇はない。次の試合が待っている。アイルランド戦の完敗を教訓として生かす否か。次のポルトガル戦、続くスコットランド戦が大事となる。指揮官、選手たちはアイルランド戦後、課題を明確にしていた。ジョセフHC「ブラインドサイドでゲインを切られて、次にオープンサイドのディフェンスではギャップを作られてしまった。それで数的不利があった。ディフェンスのリンクのところは調整しないといけない。もうひとつ、ファーストコンタクトで相手を止められなかった。後半はそこの部分はよくなったが、まだまだ改善しなければならない」姫野「気持ちが足りなかった、マインドセットが足りなかった。それに尽きる。あと2試合あるので、自分たちの誇りを取り戻すチャンスがまだある。そこの2試合に向けて、次はしっかりフィジカルで勝てるよう準備していきたい」田村「キックを蹴ったあとにプレッシャーかけたいが、相手のエスコートや自分たちのキック再獲得というところができなかった。そこでプレッシャーかけて自分たちのアタックにしたかったが、相手にアタックされた。そこで50%50%のところで勝負できればよかった」松島「タックルが絞りづらく、タックルが成立できずにラインブレイクされた。ディフェンスのノミネートや一人目のタックラーがしっかり相手にタックルできずに、オフロードされたりしていた。ボールロストが多すぎた。ラックの寄りが遅かったり、単純にボディーハイトが高くてボールに絡まれて、すぐにボール出せなかったことが多かった。まずはそこを来週やっていかないとという感じ」ポルトガル戦へ向けて、ジョセフHCは次のメンバーを選出した。■日本代表試合登録メンバー1クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)、3ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5小瀧尚弘(コベルコ神戸スティーラーズ)、6リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)、7姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、8德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)、9茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)、10松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)、14ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、15山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)、16坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、17中島イシレリ(コベルコ神戸スティーラーズ)、18具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、19ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)、20ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス)、23テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)指揮官はアイルランド戦からスタメンを10人代えてきた。フロントローは総入れ替え、FW第3列には負傷明けのリーチが帰ってきた。ケガ人続出のLOでは追加招集の小瀧が先発に名を連ね、リザーブに202cmの高卒ルーキー・ディアンズが回った。ハーフ団は茂野&松田のコンビに託され、代表初キャップの中野はサンゴリアスのチームメイトでゲームキャプテンの中村とCTBを組む。これは楽しみである。激しいポジション争いなくして、チームの成長はない。『RWC2023』へ向けて選手層の厚さが課題のひとつである。これまでジョセフHCは限られたテストマッチと短期間の準備のため、『RWC2019』のメンバーを起用してきた。新戦力を試す機会がなかなかなかったのだ。初キャップのふたりは、9月30日のメディア対応でこのようにコメントしている。ディアンズ「この合宿に参加して、自分の強さ、大きさは同じレベルだなと思った。ここで経験して次の合宿やツアーへいけるようがんばりたい。秋の目標は自分でできるだけアピールして、ラインアウトだったり、タックルだったりで負けないアピールをしたい。自分の一番大きな目標は世界で一番のLOになること。中学・高校から目標にしている。世界一のLOになるためにきついトレーニングをやらないといけない」中野「しっかり遠征メンバーに選ばれるようがんばるのはもちろん、そのためにも毎回の練習でパフォーマンスに波がなく、自分の力を出し切ることが大事だと思っている。今までやっているCTBで勝負したい気持ちもあるし、『トップリーグ』でWTBもやって、CTBとWTB、どっちで出てもいいパフォーマンスをする選手にもなりたい。自分の強みであるフィジカルを生かした突破力やオフロードで勝負していきたい。(東京SGのチームメイトでオーストラリア代表CTBの)サム・ケレビとか見ているとスピードもディフェンスももっとレベルを上げていかないといけない」その心意気はよしだ。またポルトガルという相手も絶妙である。ワールドラグビーランキングは19位で、『RWC』出場は2007年フランス大会の1回のみ4戦全敗に終わっている。両チームは『RWC2007』直前のイタリアで対戦している。テストマッチではなく、メンバーの入れ替え自由なトレーニングマッチとして。2007年の試合では15-13で日本が勝利。経験値の低いメンバーで戦う日本にはうってつけの相手である。『リポビタンD TOUR2021』ポルトガル代表×日本代表は11月13日(土)(日本時間14日(日))・エスタディオ・シダーデ・デ・コインブラ(コインブラ)にてキックオフ。試合に模様はJ SPORTS 1、J SPORTSオンデマンドにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月12日ラグビー日本代表の次戦のターゲットは明確だ。『ラグビーワールドカップ2019』での金星に続く、敵地・ダブリンでのアイルランド撃破である。10月23日、2年ぶりのとなる国内でのテストマッチではオーストラリア代表ワラビーズに23-32で敗れた。3年ぶりに先発したSO松田力也の卓越したゲームコントロールを披露し、初キャップのベン・ガンターがブレイクダウンで強さを発揮、ラファエレ ティモシー&中村亮土のCTBコンビは何度もチャンスメイクした。日本代表は全員が運動量豊富に動き続けて、豪州代表を追い詰めたのだ。だが、善戦したものの勝利には及ばなかった。14個ものペナルティが響き、悔しい敗戦となったのだ。試合後、ジェイミー・ジョセフヘッドコーチが「いくつかのエリアで改善点があった。そのひとつは規律で、14回もペナルティをおかせば、南アフリカに勝利していたチームに勝てない。ミスをしたタイミングも影響した」と敗因に挙げれば、PR稲垣啓太も「勝つために準備してきて、負けたのでいいゲームではない。反則が多かった。このクラス相手に14個も反則をしていれば、こりゃあ勝てない。最低でもひと桁に抑えないと難しい」と同意した。日本はアイルランドにも悔しい敗戦を喫している。両軍は7月3日、ダブリンで対峙。SO田村優のキレキレのパフォーマンスもあり、CTBラファエレが、WTBシオサイア・フィフィタ&セミシ・マシレワが躍動。しかし、この試合もアイルランドのパワーと圧力に耐えられず、31-39で惜しいゲームを落としたのだった。必勝を期すジョセフHCは次のメンバーを選出した。■日本代表試合登録メンバー1稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、2坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、3具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)、4ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、5ジェームス・ムーア(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安)、6ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)、8姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)、9流大(東京サントリーサンゴリアス)、10田村優(横浜キヤノンイーグルス)、11シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)、12中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)、13ラファエレ ティモシー(コベルコ神戸スティーラーズ)、14ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、15松島幸太朗(クレルモン・オーヴェルニュ/フランス)、16庭井祐輔(横浜キヤノンイーグルス)、17クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、18ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、19德永祥尭(東芝ブレイブルーパス東京)、20テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)、21齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)、22松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)、 23山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)11月4日、試合メンバーを決めた指揮官はアイルランド戦へ向けて、次のように抱負を語った。「アイルランドは FWでのプレッシャーをかけてくるだろう。特にセットプレーでスクラム、ラインアウトでプレッシャーをかけてくるはずだ。そこの優劣が勝敗のキーとなるので、チャレンジしていかなければならない。FWのパックが前線でプレッシャーをかけて対応していけば、BKはチャンスを生かしてトライを奪うことができると思っている」ジョセフHCは反則をおかさないことと守りに入ることとはイコールではないと説いた。「あれだけ多くのペナルティをおかすとワラビーズであれ、アイルランドであれ、勝つことは難しくなる。ペナルティの多さについてはチームとして話し合った。どう精度を上げ、判断を素早くし、チャレンジしてボールに絡んでいくいのか。自分たちの遂行力を修正することに相当時間をかけて準備してきたので、今週どういう試合になるのか非常に楽しみ。ただペナルティをおかしたくないからといって守りに入ってはいけないとも伝えた。チームとして精度が低くなった時に、どう修正していくのかが大事だと話した」欧州ツアーから代表へ合流した松島への期待も口にした。「彼のプレーを見ているが、本当に素晴らしい。ただ合流して4日、彼にすべてを期待しない。松島にはアタックでチャンスを生かし、Xファクターになることを期待している。彼は本当に柔軟性がある。WTB、FB、2015年にはCTBもやっている。土曜日は彼にとって本当に大きなチャレンジ。2019年からまだ3回しか試合をしていないが、いろんなポジションを試していきたい」アイルランド対策としてCTBが本職のライリーをWTBで起用する。「アイルランドとの試合はキックが多くなることが予想される。ディランはハイボールに対するスキルがある。さらにキックもランも安定感がある。経験値が高く、長い期間コンビを組んでいるラファエレと中村のコンビネーションは崩したくなかったという側面もある。(セミシ・)マシレワのケガもあり、ディランにチャンスが訪れた」司令塔には田村を先発、松田をベンチと豪州戦と入れ替えた意図をこのように説明した。「力也に関してワラビーズ戦はビッグゲームだった。久しぶりの先発だったが素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。前回、優はケガをしていて先発していない。互いにプレッシャーをかけ合うことが重要。今回は優がスタートからパフォーマンスをしっかり見せて、力也が後半出てきてチームにいい影響を与えてほしい」ジョセフHCはWTBにもポジション争いを求めた。「(ロマノ)レメキ(ラヴァ)、マシレワ、フィフィタとワラビーズ戦に出た3人は素晴らしい活躍をした。レメキもいいプレーをしたが規律の部分を考えた場合、イエロ―カードとなり非常に難しい試合にしてしまった。高橋汰地もケガから復帰し別メニューだったところからがんばってポジションを取っていかないといけない」豪州戦に続き、リーチ マイケル前主将がメンバー外になった理由を問われると、こう返答した。「彼は今日もフルトレーニングに参加しているが、負傷明けということで、今回のセレクションには入っていない」ジョセフHCは接点でのパワーゲームで対抗するのではなく、日本は独自の道を進む重要性を語った。「自分たちのDNAはないし、今後もないかもしれない。ティアⅠがティアⅡに対してFWでプレッシャーをかけることが多い。自分たちは違うプレーをすることが重要だ。大きなテストマッチで勝っていくことが大事。世界中の人たちが日本ラグビーのブランドを楽しんでいる。このブランドをさらに成長させていくことが大事だ」一方、アンディ・ファレルHCは以下のメンバーで連勝を狙う。■アイルランド代表試合登録メンバー1アンドリュー・ポーター(レンスター)、2ローナン・ケレハー(レンスター)、3タイグ・ファーロング(レンスター)、4タイグ・バーン(マンスター)、5ジェームズ・ライアン(レンスター)、6ケラン・ドリス(レンスター)、7ジョシュ・ヴァンダーフリヤー(レンスター)、8ジャック・コーナン(レンスター)、9ジェイミソン・ギブソンパーク(レンスター)、10ジョニー・セクストン(レンスター)、11ジェームズ・ロウ(レンスター)、12バンディー・アキ(コナート)、13ギャリー・リングローズ(レンスター)、14アンドリュー・コンウェイ(マンスター)、15ヒューゴ・キーナン(レンスター)、16ダン・シーハン(レンスター)、17キアン・ヒーリー(レンスター)、18フィンリー・ビーラム(コナート)、19イアン・ヘンダーソン(アルスター)、20ピーター・オマーニー(マンスター)、21コナー・マレー(マンスター)、22ジョーイ・カーベリー(マンスター)、23キース・アールズ(マンスター)アイルランドのスタメンには7月の試合では不在だったPRポーターやLOバーン、NO8コーナン、CTBアキらが名を連ねた。そしてアイルランド代表の主将であり司令塔であり象徴であるセクストンは今試合が記念すべき100キャップとなる。ジョセフHCは「彼は多くの成功を収め、多くの経験をしている選手。彼と対戦できることは自分たちにとってもいい機会。100キャップはアイルランドの選手たちにとってはもちろん、我々にとって素晴らしい機会。この試合に対してエモーショナルな部分を持っているかもしれないが、今週我々がやるべきことは変わらない」とメモリアルゲームを歓迎した。果たして、日本がダブリンの地で静岡ショックを再現するのか、アイルランドが7月に続き本拠地で2連勝を飾るのか。『リポビタンD TOUR2021』アイルランド代表×日本代表は11月6日(土)・アビバスタジアム(アイルランドダブリン)にてキックオフ。試合の模様はWOWOWにて生中継、日本テレビ(関東ローカル)にて録画放送。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年11月05日“静岡ショック”をダブリンで再現する! ラグビー日本代表が敵地でアイルランド代表に挑む。2019年9月28日・エコパスタジアムでの対戦から早くも2年近くが経とうとしている。それでも、『ラグビーワールドカップ(RWC)2015』で日本が南アフリカを撃破した“ブライトンの奇跡”に続く、世界のラグビー史に残るジャイアントキリング“静岡ショック”を明確に記憶しているファンも多いことだろう。世界ランキング1位で『RWC2019』へ乗り込んできたアイルランドに序盤から2トライを奪われても、日本は慌てなかった。スタンドオフ(SO)田村優のペナルティゴール(PG)で3点ずつ加点し、後半勝負に備える。58分には途中出場したウイング(WTB)福岡堅樹が大仕事をやってのけた。ゴールポスト前の密集から出たボールを中村亮土、ラファエレ ティモシーの両センター(CTB)がスピーディに回し、最後は福岡が一瞬で加速でインゴールを陥れた。16-12と日本が逆転した5分後、アイルランドが近場をしつこく攻める得意のFW戦からトライを狙うも、フランカー(FL)姫野和樹がジャッカルをズバリ、ピンチを脱した。その後、田村のPGで加点、福岡のインターセプトからの独走トライは決まらなかったが19-12。最後は自陣深くでボールを獲得したアイルランドがボーナスポイント1を得るためにボールを蹴り出したのだった。エコパの奇跡から1年9か月、『RWC2019』のメンバーを軸にする日本代表が、ブリティッシュ&アイリックス・ライオンズへ主力を送り出しながらも選手層の厚さを見せ付けるアイルランドと対峙する。両軍の試合登録メンバーは以下の通り。【日本代表】1稲垣啓太(パナソニック)、2坂手淳史(パナソニック)、3具智元(Honda)、4ヴィンピー・ファンデルヴァルト(NTTドコモ)、5ジェームス・ムーア(宗像サニックス)、6リーチ マイケル(東芝)、7ピーター・ラブスカフニ(クボタ)、8姫野和樹(トヨタ自動車)、9齋藤直人(サントリー)、10田村優(キヤノン)、11シオサイア・フィフィタ(近鉄)、12中村亮土(サントリー)、13ラファエレ ティモシー(神戸製鋼)、14セミシ・マシレワ(近鉄)、15松島幸太朗(クレルモン/フランス)、16堀越康介(サントリー)、17クレイグ・ミラー(パナソニック)、18ヴァル アサエリ愛(パナソニック)、19ジャック・コーネルセン(パナソニック)、20テビタ・タタフ(サントリー)、21茂野海人(トヨタ自動車)、22 松田力也(パナソニック)、23シェーン・ゲイツ(NTTコム)【アイルランド代表】1デイヴ・キルコイン、2ロナン・ケレハー、3フィンレイ・ビーラム、4アルタン・ディラン、5ジェームズ・ライアン、6ピーター・オマホニー、7ジョシュ・バンダーフリアー、8ケーラン・ドリス、9ジェイミソン・ギブソンパーク、10ジョーイ・カーベリー、11ジェーコブ・ストックデール、12スチュアート・マクロスキー、13クリス・ファレル、14ジョーダン・ラーマー 、15ヒューゴ・キーナン、16ロブ・ハーリング、17エド・バーン、18ジョン・ライアン、19ライアン・ベアード、20ギャビン・クームズ、21クレイグ・ケイシー、22ビリー・バーンズ、23シェーン・デイリーエコパでの屈辱を知る8人とともに将来有望な若手を並べるアイルランドをジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ(HC)は「ホームで85%の勝率を誇るアイルランド対戦できるのは我々にとって大きなチャレンジ。スタートからアタックしてくるだろう。新しい選手もアピールをしたいだろうし、新しいコーチ陣もいる。主力がライオンズに選出されていないとかは関係ない。アイルランドは経験豊富なチーム。そしてダブリンではどのチームにも勝っている、オールブラックスにも勝っている。アイルランドには450キャップ以上持っている素晴らしい選手が揃っている。今回彼らも勝ちたいと向かってくることだろう」と警戒する。アタックを担当するトニー・ブラウンとスクラムを鍛える長谷川慎の両アシスタントコーチ(AC)も指揮官の意見に同意する。ブラウンAC「ダブリンで勝つことはタフなこと。本当に簡単ではない。アイルランドもケガ人が出たりしているので、そこは自分たちのチャンスとして試合を進めなければならない。アイルランドはディフェンス面で成長しているし、キッキングゲームも成長している。ディフェンスは本当に強いのでそこは警戒していきたい」長谷川AC「アイルランドという相手を考えると自分たちは仇になる。ホームで簡単に勝てる相手ではない。ライオンズ戦のレビューがそのままアイルランド戦のプレビューになるとは思えないので、しっかり細かいところまで落とし込んでしっかり勝っていきたい。(スクラムは)全選手の組み方、何をターゲットにしているか、全選手が理解できている。それをいかに本番でできるか」齋藤直人(c)JRFUジョセフHCはスクラムハーフ(SH)齋藤の先発起用について言及した。「直人はライオンズ戦で素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。彼のエナジー、判断をすごく評価している。先発でプレッシャーはかかるとも思うが、彼のポテンシャルを見てみたい。彼にとってもすごく大きな試合になるだろう。ただ彼に特別なことをやってもらおうとは考えてない。直人には9番としてしっかり自分の仕事をしてもらいたい。パスやキックやラン、しっかりやってほしいと考えている。若い選手だが、彼はライオンズ戦でも経験の浅さは見せなかった」さらに指揮官は田村とのコンビにも期待を寄せた。「田村はライオンズ戦でいい活躍をしてくれた。オフロードやそこからのタックルも見せくれた。1試合で400回くらいボールにタッチする試合をする中で10番としていい結果を出してくれた。田村は齋藤とトレーニングでも9・10番のいいコンビネーションを見せてくれている」ジョセフHCは代表デビューとなるWTBマシレワ、CTBゲイツについてもコメントした。「マシレワは経験があるが、別府合宿でケガをしリカバリーしていた。彼のスキルセットは素晴らしい、キッキングゲームになると予想しているが、彼のハイボールへの技術は素晴らしい。プレッシャー下でのプレーを見てみたい。またゲイツについてはリザーブを(FWとBKの比率を)6-2から5-3に戻したので、トップリーグでは素晴らしいパフォを見せているが、プレッシャー下でどれだけやれるか見てみたい」松島のフルバック(FB)起用について問われると、HCはこう答えた。「山中(亮平)はライオンズ戦でも素晴らしいプレー、一貫性のあるプレーを見せてくれた。山中もがっかりしたことだろう。松島は合流してから時間が少ないので、フランスやサントリーでもプレーしていた15番でプレーしてもらうことにした。マツはハイボールのキャッチもうまいし、アサイアとのコンビネーション、マシレワを含めた3人のコンビネーションを見てみたいと思いこのメンバーにした」今回の英国遠征で初キャップが期待されたFLベン・ガンターがメンバーに選ばれなかった点を指摘されると、ジョセフHCは持論を展開した。「自分として答えはシンプルだ。ガンターは姫野、リーチ、(アマナキ・レレイ・)マフィと同じポジションだということ。彼らよりもいいプレーをしなければならない。これはトップリーグではなくテストマッチだ。ジャージが用意されているわけではない。彼らは日本代表で活躍していく選手、彼(ガンター)が入るとキャプテンが変わることになる。でも彼は若い。今後チャンスはあるだろう。ライオンズ戦はすごいプレッシャー下で行われたが、タタフはそんな中いいパフォーマンスを見せてくれた。試合に出ている選手を評価しているのであって、試合に出ていない選手を評価していないわけではない」ブラウンACの言葉はもっと直接的だ。秋シリーズに代表入りを目指す選手たちにこのようなエールを送った。「しっかりスタンダードを上げてほしい。2023年に向けて10倍以上上げなければならない。テストマッチはレベルが高くなる。しっかりフィットネスを上げなけなければならない、コリジョン、コンタクトをインターナショナルレベルにしっかり上げなければならない。トップリーグとは違う」ライオンズ戦でのアタックやスクラムの改善点について、両ACは指摘した。ブラウンAC「スキルベースの遂行力が大事。チャンスを作れてはいたが、仕留めることはできなかった。スキルの部分、個々の遂行力を高めていかないといけない。ライオンズがプレッシャーをすごくかけてきたので、遂行できなかった。テストマッチはチャンスを作った時に取り切る遂行力が必要」長谷川AC「今回からゲームシナリオをターゲットにした。(ライオンズ戦では)ターゲットにしているところはある程度できたが、ちょっと意識が低かったところは見逃されず、突いてこられた。あとは後半きつくなった時間帯にどれだけがんばれるかは伸び代になると思う。今までは自分たちのスクラムに相手に合わさせることが多かったが、これからは誰と組むのか、どこで組むのか、誰に裁かせるのかに対応できるよう、相手に合わせられ、見せ方もわかっているというスマートでハイブリットなスクラムを目指したい」ジョセフHCもアイルランド戦の勝利を誓った。「テストマッチは勝たないといけない。ライオンズ戦での改善点もある。前回の試合ではソフトモーメント、しっかりオーガナイズできない時間帯があった。ただ前回は準備期間が少ない時間での試合。ポジショニングをしっかりオーガナイズして臨むことはできると考えている。ライオンズ戦でも4・5回チャンスがあったが、自分たちのスキルミス、判断ミスでトライに至らなかった。相手のトライも自分たちのミスからトライを与えてしまった。そこをしっかり修正できるか。アイルランド戦はハードでフィジカルな試合になると予想されている。自分たちはしっかり経験のある選手を使う必要があると考えている」『ラグビー日本代表リポビタンDツアー2021』日本代表×アイルランド代表は7月3日(土)・アイルランド・ダブリンのアビバスタジアムにてキックオフ。試合の模様はBS日テレにて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年07月03日アイルランドのマイケル・D・ヒギンズ大統領の会見が、ネット上で話題を呼んでいます。この日、2021年5月1日に亡くなった同国の俳優、トム・ヒッキーさんの追悼を官邸の庭で行った、ヒギンズ大統領。生後6か月になるビギンズ大統領の愛犬、ミスニーチが座っていました。ヒギンズ大統領は、神妙な面持ちで、哀悼の意を述べていましたが…。 この投稿をInstagramで見る President Michael D. Higgins(@presidentirl)がシェアした投稿 ミスニーチは遊んでほしい気持ちを抑えられないようで、ずっと飼い主の手を甘噛み…!しかし、ヒギンズ大統領は時折、ミスニーチの頭をなでてあげながらも、態度をくずさずに会見を続けています。普通なら集中が途切れてしまいそうですが、さすが大統領ですね!会見を見ていた人達からは、ほほ笑ましい光景にさまざまなコメントが寄せられました。・なんて優しい光景。心が穏やかになりました。・犬がかわいくて集中できない。ジャケットのポケットに、おやつが入っていたとか?・最高のコンビですね。両者ともかわいらしいです。ヒギンズ大統領は2匹の犬を飼っており、国民の間で愛犬家として知られているとのこと。公務にも愛犬を連れて出ることがよくあるそうです。きっと、天国にいるトム・ヒッキーさんも、会見の様子を温かく見守っていたことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年05月05日気鋭のスタジオ「A24」が放つ、若いシングルマザーとその息子を襲う得体の知れない恐怖を描いたアイルランド産ホラー『ホール・イン・ザ・グラウンド』のブルーレイ&DVDのリリースが2020年1月8日(水)に決定。12月11日(水)より先行デジタル配信開始される。本作は、アリ・アスター監督の『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』、心理スリラー『イット・カムズ・アット・ナイト』などエッジの立った話題作を世に放ち世界から熱視線を浴びる「A24」がピックアップした、アイルランド産ホラー。愛した息子が、知らない"何か"になっていく…。穏やかな日常が、静かにひたひたと不穏な空気に侵されていくミステリアスで独特なテンションはサンダンス映画祭上映時に称賛を浴び、加えて解釈の分かれる衝撃のラストシーンは話題騒然となった。全米辛口批評家サイト「ロッテントマト」では85%FRESHという高スコアを記録(※8月時点)。主演は“アイルランドのスカーレット・ヨハンソン”と呼ばれるサーナ・カーズレイク。孤立無援の中、恐怖に対峙する母親役を繊細かつ力強く体現。そのほか「ゲーム・オブ・スローンズ」のジェームズ・コスモほか実力派キャストが集結。監督は、本作が長編劇場映画デビューとなる注目株リー・クローニンがつとめる。セルブルーレイとDVDには、リー・クローニン監督や主演のサーナ・カーズレイクほか、スタッフ・キャストのインタビューを織り交ぜた撮影の舞台裏の模様を収録する予定。ストーリー木々が生い茂る静かな田舎町で息子クリスと2人で暮らしているシングルマザーのサラ。あるとき彼女は、クリスの不審な行動を目の当たりにし、得体のしれない奇妙な“何か”が息子にとり憑いているのではと感じはじめる。そして、彼らが住む家の裏、大きく広がる森の奥に、巨大なシンクホール(陥没穴)を見つけ、この穴が息子の異常な行動と何かしら関係を持っているのではないかと疑い始めるのだが…。(text:cinemacafe.net)
2019年10月16日だいぶ春めいてくる3月。日本では女の子の健康や成長を祝うひな祭り、そして桜の色をイメージしたピンク色に染まる時期ですが、世界では3月といえば緑色!というところも多いのです。実は日本でも、年々盛り上がりを見せているのが「聖パトリックス・デーSt. Patrick’s Day」。アイルランドのお祭りです。毎年10万人を動員する、東京の大パレード。アイルランド大使も参加し大きな盛り上がりを見せる(写真提供:INJ - Toru Tazura)アイルランドの伝統行事「聖パトリック」とは、ヨーロッパ最西端の国アイルランドの守護聖人。もともとケルト民族の土地で、ドルイド教という宗教が根付いていたアイルランドに5世紀ごろ、カソリック(キリスト教)をもたらした人物です。その後、隣国のイギリスから何度となく侵攻を受け、プロテスタントへの改宗を迫られ植民地化されても、アイルランド人はカソリックを支持し続けてきました。そういう意味でカソリックはアイルランド人にとってアイデンティティそのもの。カソリックをもたらした聖パトリックの命日である3月17日にミサなどの行事を開催し祝うことは、数世紀前からアイルランドの伝統行事となっています。世界に散らばったアイルランド人それがなぜ、世界のあちこちで祝われるようになったのでしょう。アイルランドって、歴史をひも解いてみるととても悲惨な史実がたくさん出てくるのですが、そのひとつがジャガイモ飢饉です。19世紀半ばにヨーロッパ全土でジャガイモの疫病(黒死病)が大発生し、アイルランドではジャガイモのみが主食であったこと、宗主国であるイギリスの政策により、それでも食糧輸出を余儀なくされたことから、多くの犠牲者が出てしまったのです。そのころ、やむをえず故郷を離れ海外に移住したアイルランド人は200万人にのぼると言われており、彼らはイギリスはもちろん、新大陸(アメリカ、カナダ)やオーストラリアなどに居を構え、たくさんの子孫を残しました。ちなみに、アメリカ合衆国のケネディ大統領やクリントン大統領をはじめ、アイルランド系移民の子孫にはとても有名な人も多く、日本でも作家の小泉八雲(本名パトリック・ラフカディオ・ハーン)が知られています(彼はジャガイモ飢饉から逃れて来たわけではありませんが…)。世界が緑色になる日移民先でも故郷を想い、伝統を絶やさなかったアイルランド人。聖パトリックス・デーには各地で細々とお祝いを続けてきました。この日がアイルランドの祝日に認定されたのは1903年のことですが、1990年代に入りアイルランド経済が安定し、著しい成長を始めると、政府主導の盛大なお祭りが開催されるようになります。世界のあちこちでアイルランド移民たちもそれに呼応して、大々的に祝うようになりました。ロンドンの「ビッグアイ(観覧車)」、ローマのコロッセオやNYのエンパイアステートビル、中国の万里の長城など、3月17日にランドマークをアイルランドのシンボルカラーである緑色にライトアップする都市がいっぱい。アイルランド系移民の多いシカゴではなんと川に染料を流して緑色にしてしまうとか。この染料は自然由来のものを使用しており、数日で元の色に戻るのだそうです。もちろん日本でも開催!日本では1992年に東京で初めてパレードが開催され、2018年の今年は26回目を迎えます(3月18日開催)。参加者・見学者を合わせて10万人を動員する盛大なもので、今やアジアで最大級のアイリッシュイベントだそう。パレード参加者はアイルランドと関係の深いグループはもちろん、地元の小学生によるブラスバンドや、もしや単なるお祭り好き?とおぼしき人までさまざま。それぞれ緑色のものに身を包み、表参道をパレードします。沿道を埋め尽くす人々もみんな緑一色。パレードへの当日参加はできませんが、なにか緑色のものを身に着けていけば、一体感を感じられてさらに楽しいかもしれません。アイルランド人ファミリーは思い思いの服装での参加。参加者は緑色のものを必ず身に着けている(写真提供:INJ - Toru Tazura)緑色のものを身に着けていないと、いたずら好きの妖精レプラコーンがこっそり近寄ってきてつねっていくんだって!(写真提供:INJ - Toru Tazura)また、東京だけでなく、各地でアイルランドの文化や芸能が楽しめるイベントが開催されているので、お近くの方はぜひ!【2018年聖パトリックス・デーイベント】※2018年3月12日時点で終了しているものは割愛しています●3月1日(木)〜3/18(日)伊勢市大鳥居ライトアップ●3月17日(土)大阪パレード沖縄パレードアイラブアイルランドフェスティバル東京●3月18日(日)東京パレード岡山パレード福岡パレードアイラブアイルランド フェスティバル 東京●3月21日(祝)千葉パレード高松パレード●3月24日(土)セントパトリックスデーフェスティバル名古屋●3月25日(日)福井パレードザワイルドローバー東京(音楽イベント)セントパトリックスデーフェスティバル名古屋イベントに関するお問い合わせ:Irish Network Japan「エメラルドの島」と呼ばれるほど、緑豊かなアイルランド。ただでさえ緑色なのにこの日、本国ではどれだけ緑にあふれるのか<文・写真(特記以外):フリーランス記者岩佐 史絵>
2018年03月12日アイルランドの人気作家セバスチャン・バリーの小説を、『マイ・レフトフット』や『父の祈りを』でアカデミー賞ノミネートの功績を持つジム・シェリダン監督が映画化した『ローズの秘密の頁』。この度、主演を務めるルーニー・マーラが、主人公の魅力やストーリーについて語るインタビュー&メイキング映像がシネマカフェに到着した。アイルランドを舞台に、赤ん坊殺しの罪で40年もの間精神病院に収容されている老女・ローズの長きに渡って封印されていた衝撃の真実、そこに隠されたたった一つの真実の愛が、1冊の聖書によって紐解かれていく模様を描いた本作。若かりし頃のローズを演じたルーニーは、インタビューで撮影地であるアイルランドに関してこう語っている。「アイルランドの家系だから、ずっと来たいと思ってた。ようやく来ることができて感激してるわ。仕事で初めて来たわけだけど、ここが好きになったわ。自分のルーツだから何かつながりを感じるの」「出会った人たちも温かくて、いままでで一番と言えるくらい親切だった」。また、ローズという役を演じるにあたっては、「すごく複雑」と語っているが、そこが魅力でもあると言う。1つの物語の中にいくつもの物語が入っていると説明するルーニー、「その物語ごとに演技を合わせて、違った色を出すのが大変だった」と苦労した点についても明かしている。ローズが迫害を受ける理由については、宗教だけでなく「彼女が美しく、男を夢中にさせる女性だったことが原因」と言い、なぜ様々なタイプの男性がローズに惹かれたかなど、主人公ローズを巡って繰り広げられる男性たちとの関係性も分析している。そして、婚外子を産んだ女性が強制的に矯正施設に送られるなど、“アイルランドで隠された歴史の闇”とも言われる内容を描いている本作。そんな本作のストーリーについて触れ、「こういう話を映画を通じて知ってもらうのは大事なことよ。私には女優としてやるべきことがたくさんあると思うの」「女性が男性から受けてきた被害を描いていると思う。でも男性からだけじゃない。女性が女性にとっての脅威になることもあるわ。だから性別だけの問題じゃない」などと冷静に述べている。映像後半で映し出されるメイキング映像では、愛する人との宝物を守るため、自分の命を顧みず極寒のアイルランドの海に身を投げ出すシーンをスタント無しで挑み、笑顔でモニターチェックする姿も収められている。『ローズの秘密の頁』は2月3日(土)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年02月02日ラグ&ボーン(rag & bone)から、アイルランドを代表するフットウエアブランド・パドモア&バーンズ(Padmore & Barnes)とのメンズコラボレーションシューズ「PADMORE CHUKKA」(4万1,000円)が発売された。「PADMORE CHUKKA」は、パドモア&バーンズの一番のヒット商品である「ワラビーブーツ」をベースとしたもの。細部にラグ&ボーンの象徴的なレザーのディティールを施すことでアップデートした。アッパーには、イングリッシュカウスエードを使用。カラーはブラックとタバコの2色展開となっている。
2016年05月10日日立化成は3月22日、アイルランドのオファリー州において、再生可能エネルギー用ハイブリッド蓄電システム向けに鉛蓄電池「LL1500-WS」を納入したと発表した。蓄電池の設置はすでに完了しており、3月14日より、ハイブリッド蓄電システムとその他の機器から構成される系統安定化システムを電力系統に接続させる実証試験が開始されている。日立化成は今回、アイルランドで電力系統関連ビジネスを展開しているSchwungrad Energieとアイルランドのリムリック大学が共同開発した系統安定化システムの中でハイブリッド蓄電システムを構成する鉛蓄電池を納入した。同ハイブリッド蓄電システムは、日立化成製の鉛蓄電池「LL1500-WS(総容量576kWh)」と米Beacon Power製のフライホイールを組み合わせたもの。「LL1500-WS」は、日立化成の従来型鉛蓄電池「LL1500-W」の1.5倍の高率充放電性能を有し、1MWで1時間放電するシステムの場合、従来に比べ蓄電池の容量は12%、設置スペースは約16%、質量は約15%の低減を図っているという。また日立化成は、同製品の期待寿命が17年であることから、長期の使用が想定される再生可能エネルギー用途に最適であるとしている。
2016年03月22日本日3月17日は、「セント・パトリックス・デー」。この日は、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの命日であり、同国のシンボルカラーである緑色を身に着け、パレードをしたり、世界各国で盛大に祝う風習がある。このほど、アカデミー賞にもノミネートされた映画『ブルックリン』から、アイルランドカラーを纏う主演のアイルランド女優シアーシャ・ローナンの劇中コーデショットが、シネマカフェに到着した。美人でキャリアウーマンの姉とは対照的に、大人しく目立たない存在だったエイリシュ(シアーシャ・ローナン)は、ある日、アイルランドの小さな町からニューヨークへ旅立つことを決める。だが、大都会の高級デパートでの仕事には慣れず、下宿先の同郷の女性たちはすでに洗練されていて会話もままならない。激しいホームシックに陥るエイリシュだったが、イタリア系移民のトニー(エモリー・コーエン)との恋が彼女を変える。ニューヨーカーとしての生活を貪欲に吸収していくエイリシュ。ブルックリン大学で簿記を学び、週末にはコニーアイランドで最新の水着に身を包む彼女は、ユーモアとスイートな魅力にあふれ洗練されたニューヨーカーにしか見えなかった。だが、そんなエイリシュに突然の悲報がもたされる。アイルランドに帰郷した彼女を待ち受けていたのは、運命的な再会、そしてもう1つの幸せな人生だった…。故郷アイルランドから新天地アメリカ、大都会のニューヨークへ。内気な少女が洗練された女性へと変わっていく成長物語となる本作。「セント・パトリックス・デー」はそのニューヨークはもちろん、カナダなどでも毎年恒例の行事として盛大なパレードが行われている。近年は日本でも、ハロウィンに続く海外発のイベントとして、東京をはじめ12都市祝う催しが行われ、中でも最も歴史のある表参道でのパレードは今年で25周年を迎えるという。そこで、今回到着したのが、アイルランドカラー・緑がポイントとなるレトロシックなファッションと当時の街並みの場面写真。シアーシャ扮する主人公・エイリシュの衣装など劇中には、アイルランドカラーのキュートで色鮮やかな緑があちこちに登場し、故郷を想う彼女の心象をそのまま表している。衣装デザイナーのオディール・ディックス=ミローは「(ジョン・クローリー)監督から、ファッション誌を見ないようにと言われたの。彼はすべての面で自然でリアルな見かけを望んでいたの」と明かす。また、昨年ドキュメンタリー映画『ヴィヴィアン・マイヤーを探して』が公開された伝説の写真家ヴィヴィアン・マイヤーや、日常のウィットやユーモアを切り取るニューヨークの写真家エリオット・アーウィットが捉えたスナップ写真からも発想を広げたと話す。舞台となったアイルランドとニューヨーク、2つの国を生まれながらに経験し、控えめだが強い感情表現が求められたシアーシャは、その高い演技力が評価され、本年度アカデミー賞「主演女優賞」などに多数ノミネート。間違いなく彼女の代表作となった。先日のアカデミー賞授賞式では、まさにアイルランドカラーの「カルバン・クライン(Calvin Klein)」の深緑色のドレスを着用し、緑色の瞳でまっすぐ前を向く姿にも注目が集まっていた。生まれ育った故郷と成長させてくれた大都会で、エイリシュの自分らしく生きる姿が、1950年代の上品で愛らしい衣装の数々、ノスタルジックなカルチャーシーンと共に映し出された本作。いまを生きる女性にとっても、愛すべき映画の1本となりそうだ。『ブルックリン』は7月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年03月17日東京都・渋谷のBunkamura Box Galleryは、水墨画で景色を描く画家・篠原貴之の個展「墨いろの光 -イタリア、アイルランドより-」を開催する。会期は2016年1月9日~1月17日。開場時間は10:00~19:30。入場無料。同展は、篠原氏がこの夏に訪れたイタリアトスカーナと南アイルランドを描いた新作を中心に発表するもの。篠原氏が制作に用いるのは墨と水のみで、大きな筆一本で全てを描くその水墨画は、水を引いた画面に垂らしただけの墨が澄み渡る青空になり、塗り残した紙の地色はきらめく水面となるなど、筆の運びや勢いで生き生きとした躍動感があるという。研ぎ澄まされ、それでいてどこか素朴さを感じる篠原氏の水墨画の世界は、生活する里山での移りゆく景色や、旅先で出会った光景の真ん中に立ち、そこで芽生えた穏やかな感動をありのままに表現した作品となっている。なお、関連企画として、ギャラリートークが開催される。伝統を重んじながらもその枠に捉われない作品はどのようにして生まれるのか、作家により創作の裏側が語られるということだ。開催日時は2016年1月10日15:00~。事前予約不要。
2015年11月30日ロームは7月23日、アイルランドに本社を置くPowervationの買収を7月22日付で完了したと発表した。買収額は約7000万ドル(約86億円)。Powervationはデジタル電源制御LSIの開発と販売を行うファブレス半導体会社で、高精度のリアルタイム自動補正機能を持つシステム電源に関する独自技術を保有している。ロームは、同買収によって今後の需要拡大が見込まれる電源LSIのラインアップの拡大を図るとともに、自動車をはじめとする幅広い市場でのニーズの高まりが予想される高精度のデジタル電源の基本技術を獲得し、電源LSIに関連する総合的なソリューションを強化し、競争力の向上を図るとしている。今後、Powervationはロームの完全子会社となり、ロームは電源LSIエンジニアを派遣してデジタル電源LSI開発を加速させる。なお、ロームは同買収が当面の連結業績に与える影響は軽微なものであるとしている。
2015年07月24日東京・代々木公園のイベント広場にて3月15日、「第2回アイラブアイルランド・フェスティバル2015」が開催される。同イベントは3月17日のアイルランド最大の祝日である「セント・パトリックス・デー」を記念して開催されるアイルランドの祭典。「セントパトリックデー」は、アメリカ、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドなどアイルランド移民が多い国々でも、アイルランドの文化や伝統に祝杯をあげ、共に祝う日となっている。アイルランド文化に関心があってお祭り好きな人なら誰でも参加して楽しむことができる日で、この日は代々木公園がアイルランドのシンボルカラーであるグリーンに染まる。会場にはアイルランドの料理やドリンクを販売するブース立ち並び、メインステージではアイルランドゆかりのライブミュージックやダンスが披露される。今年は特に、NHK連続テレビ小説「マッサン」に楽曲提供している作曲家・富貴晴美さんや、「マッサン」の劇中音楽を担当するtricolor(トリコロール)などの出演も予定している。そのほか、アイルランドの工芸品や特産品などを扱うブースも出店し、アイルランドの雑貨などの買い物も楽しむことができる。さらに、会場内の「ガンボ&オイスターバー」のサテライト店舗では、産卵前に身入りがよくなったプリプリの真牡蠣である"春牡蠣"を提供。「オイスター・ロースト~殻つき牡蠣の蒸し焼き~」(5個入り1,200円/1個300円)や、「コンボ」(ドリンク+カキフライ2個+蒸し牡蠣1個、1,200円)、「カキフライタコス」(800円)などを用意するという。開催時間は10:00~18:00。入場無料で雨天決行となる。なお、同日の13:00からは原宿・表参道にて「第23回セント・パトリックス・デイ・パレード東京」も実施する。※価格は税込
2015年03月13日12月26日~2015年1月31日、東急プラザ 表参道原宿のポップアップスペース「OMOHARA STATION」に、アイルランド発のライフスタイルブランド「AVOCA(アヴォカ)」ポップアップショップがオープンする。「AVOCA」は、約290年の歴史をもつアイルランドのライフスタイルブランド。同店のオープンは前回(2013年12月26日~2014年1月31日)に続き2回目で、前回好評だったという初売りでの「OMOHARA 限定福袋」(5,400円~)も販売するという。また、ブランドの代表的なアイテム「モヘヤスロー」のOMOHARA限定カラー3色(各1万4,040円)を販売する。限定カラー以外にも、AVOCAブランドとしては最大規模でフルラインアップを展開。今季の新作アイテムであるアイルランド伝統の"ドニゴールシリーズ"のセーターやマフラーも販売するという。「ラムウールスロー」または「モヘヤスロー」を購入した人先着50人には、"OMOHARA 限定ブランケットピン"をプレゼントする。さらに、店内で5,000円(税別)以上の買い物をした人にノートやソープ、キャンドルなどオリジナルのノベルティをプレゼントするフェアも第3弾まで開催するとのこと。ほかにも、同店と隣接する「OMOHARA Cafe」が期間中は「AVOCA CAFE」としてオープンする。同店内では、本国アイルランドで展開する「AVOCACAFE」のメニューを一部再現したスペシャルメニューを提供するという。※税別表記があるもの以外、価格はすべて税込
2014年12月09日コリン・ファレルが母国アイルランドでの同性婚の権利を求めるキャンペーンへの支援を表明している。コリンには、同性愛者であることを公表している実兄・イーモンがいるが、イーモンはパートナーと法的に結婚するためにカナダに行った。コリンは「兄が結婚という夢を叶えるためにアイルランドを離れなければならないなんて、おかしい。公正さについて見直す時期だと思う」と語り、来年に予定されている住民投票への参加を呼びかけている。コリンは12歳の頃に兄が同性愛者だと知ったという。兄が同じ年頃のほかの男の子たちとは違うことに気づいて、「驚いたのを覚えている」と語る。「不思議で、好奇心をかき立てられた。それまで聞いたこともなかったから。でも、不自然だとは思わなかった。兄は男の子が好きなんだ、と思っただけ。それが不自然だとは感じなかった」。アイライナーを引いて通学して、いじめに遭っても堂々としていた兄を、コリンは誇りに思っているそうだ。アイルランドでは2015年上半期に同性同士の結婚を法的に認めるかどうか、住民投票が行なわれる予定だ。(text:Yuki Tominaga)
2014年11月18日原材料からこだわったアイルランド発祥のフレグランスブランド「クルーン キーン アトリエ(CLOON KEEN ATELIER)」が、2013年12月25日(水)より日本での展開をスタートする。 「クルーン キーン アトリエ」は、クリエーターのマーガレット・マンガンによって2002年に立ち上げられたアイルランドの西部に位置する街ゴールウェイ発祥のフレグランスブランド。「シンプルなデザインの中に潜む本質的なモノの良さを追求しながら、感情に訴えかける香りのストーリー性を高める」ことをコンセプトとし、同氏が愛する映画や音楽、懐かしい過去のひと時にインスピレーションを得ながら、全てハンドメイドで製作。香水やキャンドルに貼られているラベルは1859年創業の地元のレタープレス社、ヨーロッパの香料界で高い評価を受ける3人の調香師とコラボレーションするなど、真摯なものづくりへの姿勢が評価され、アイルランドで有名なホテル「シェルボーンホテル」に香りを提供している。 今回展開をスタートするキャンドルは、古風な図書館をイメージした懐かしい香りの「アンティーク ライブラリー」や、重厚感のあるシダーウッドの香りが暖かい「エキゾチック ウッド」など、これからの冬に似合う温もりを感じる香りを含めた全8種類をラインナップ。同時に展開するパフュームは、ニースで毎年初春に開催されている"花のパレード"にインスピレーションを得たフローラルな香りの「バタイユ ド フルール」や、塩と鉱物の調和をイメージし男性の魅力を引き立てる「テール ド ロンソン」など、男女ともに楽しめる全4種類を展開。【製品概要】■キャンドル価格:7,140円(税込)容量:300g香り:8種類(アンティーク ライブラリー、カシス リーフ、エキゾチック ウッド、フィグ ツリーグーズ リーフ、リモンチェッロ、ネロリ、ローズティー)サイズ:幅102mm×高さ100mm(BOX)、幅89mm×高さ95mm(キャンドル)燃焼時間:60~70時間発売日:2013年12月25日(水)■パフューム価格:8,925円(税込)容量:50ml香り:4種類(バタイユ ド フルール、カスターナ、テール ド ロンソン、ルーン ド ギブル)サイズ:幅88mm×高さ86mm(BOX)、幅62mm×高さ63mm(香水)発売日:2013年12月25日(水)【問い合わせ先】株式会社セントネーションズ所在地:〒150-0034 東京都渋谷区代官山町2-3 ザロウズビル5階電話番号:03-3780-0825URL:元の記事を読む
2013年12月13日自然で飾らない魅力で、映画・TV界で唯一無二の存在感を放つ人気女優、蒼井優。このほど、彼女自身が熱望し、アイルランドでオールロケを敢行した新感覚ムービー『たまたま』が10月15日(土)より劇場公開されることが決定した。『リリィ・シュシュのすべて』で鮮烈な映画デビューを果たしてから今年で10年。『フラガール』や『ハチミツとクローバー』など、常に瑞々しい演技で支持を集めてきた蒼井さんだが、本作では美しいアイルランドの風景をバックにして、様々な“たまたま”から生まれる出会いと物語に身を任せるように、道をたどっていく姿が描かれる。本作で、オリジナル脚本を自ら監督したのは、蒼井優が全幅の信頼を寄せる、気鋭の女性映像クリエイター・小松真弓。これまで300本以上のCMを手がけており、「KIRIN/午後の紅茶」のCMで蒼井さんとタッグを組んでいる小松監督は、本作が長編デビュー作となる期待の映画監督のひとり。小松監督との初の映画での競演について、「小松真弓さんは素晴らしいクリエイターとして尊敬していますし、それ以上に人として好き。人柄と作るものの間に濁りがないんです。そんな小松さんと作品を作れたらいいね、というのがこの『たまたま』がスタートしたきっかけでした」と語る蒼井さん。「アイルランドは雨が多くて撮影は大変でしたが、虹がよく出て、きれいなダブルレインボーも見ました。すごく寒かったけど、町の人たちがみんなとても温かかったのがうれしかったです。小松さんならではの素敵なファンタジーになっていると思います」と作品の出来に自信をうかがわせる。そんな蒼井さんに対して、小松監督も絶大の信頼を寄せる。「(CMの仕事以来)ちょっとずつそばにいて、福岡で夜通し真剣に語り合ったり、わざわざ早朝から集合して朝ごはんを食べてみたり、お家を探しに行ったり。私たちはたまたま出会ったけれど、たまたまで終わりたくない何かがあるみたいだ。一緒にいると、なんか面白いことが起きそうな予感が常にある。そして、新しいことに挑戦してみようとする勇気が湧いてくる。“たまたま”はつながっていって、様々なミラクルを起こしはじめる。だから今回、蒼井優さんと“たまたま”をテーマにして創ろうと思った。『たまたま』は私たちの挑戦だった。たまたま出会えた場所。たまたま通りかかった人がたまたま共演者になる。そして、この『たまたま』に、たまたま出会う人がいる。そして、そこから何かがまた始まっていくのかな?」。このふたりの“たまたま”の出会いから生まれた、“たまたま”の物語。「想いを伝える」蒼井さんの旅を通して、あらゆる出会いや人と人とのつながりの大切さが心に響く、優しい作品に仕上がっている。『たまたま』は10月15日(土)より渋谷シネクイント、梅田ガーデンシネマ、センチュリーシネマにて公開。■関連作品:たまたま 2011年10月15日より渋谷シネクイント、梅田ガーデンシネマ、センチュリーシネマにて公開© 2011イトーカンパニー/ポニーキャニオン
2011年08月26日