現役アナウンサーによる話し方研修事業を展開する株式会社トークナビは、企業の広報代行を行う『女子アナ広報室』の第10期 広報アナウンサー オーディションを開催いたします。『女子アナ広報室』は、現役アナウンサーが広報活動に悩みを抱える中小企業の魅力を引き出し、アナウンサーのスキルを活かして企業の想いをメディアへ届けるサービスです。これまでに広報を担当した企業は、その取り組みがテレビや雑誌で紹介され大きな反響がありました。コロナ禍でも多くの方とご縁があればと、書類選考後の審査を、東京は個人面接、地方在住の方は完全WEBオーディションで行います。そのため、地方在住のアナウンサーもより受験しやすくなりました。全国からやる気溢れるアナウンサーのご応募をお待ちしています。【アナウンサーのキャリアを生かして 企業の“想い”の代弁者に!】女子アナ広報室創業以来、企業向けのビジネスマナーや話し方研修を行ってきたトークナビ。研修先の企業で、「広報まで手が回らない」「どのようにメディアにPRしたらいいのかわからない」などの“現場の声”を数多く聞いてきました。そこでアナウンサーの“取材力”を活かして、企業の魅力を発掘する『女子アナ広報室』が2019年に誕生しました。アナウンサー経験があるのに、そのキャリアを生かしきれていない女性の雇用を生み出し、企業から喜ばれるサービスを提供する事業を進めています。【女子アナ広報室の主な仕事】合格者は、取材の仕方やお客様対応研修を受講し、デビューに備えます。主な仕事は、企業への取材・原稿の作成をし、企業のPRをしていきます。アナウンサーによっては、ナレーションや司会など声に関する仕事を依頼されることもあります。社内研修をしっかり行うため、広報経験がない方・地方在住の方も大歓迎です。【こんな方に向いています!】・インタビューが好き・目標に向かい、メンバーと一緒に努力できる・アナウンス技術を活かしたい・知らない職種や業種にも関心を持てる【活躍するアナウンサーの声】活躍するアナウンサーの声【オーディション詳細】≪応募締め切りは4月30日(土)18:00≫書類選考の後、面接(3回)を実施します。合格者は6月のデビューを目指し、広報研修(無料)を受講。【募集要項】<応募資格>・18歳~35歳 ※研修があるため、経験は問いません。・NHK出身アナウンサー歓迎 沖縄在住の方歓迎・フリーアナウンサー/CA/バスガイド/テレアポ経験者歓迎<待遇>応相談(業務委託・週1日~等)場合によっては正社員登用もございます。<勤務地>担当企業先、東京・大阪・名古屋・福岡・沖縄の各活動拠点、在宅<応募締切>2022年4月30日(土)18:00<応募方法>件名に「女子アナ広報室オーディション係」とご記入の上、写真(バストアップ)付き履歴書をご送付ください。送付先: audition@talknavi.co.jp 【審査の流れ】2022年4月30日(土) 18:00 応募締切~2022年5月8日(日) 書類選考2022年5月9日(月)~15日(日) 一次面接(個人面接/対面またはオンラインにて)2022年5月16日(月)~23日(月) 二次面接 → 最終面接 → 合格者決定2022年5月24日(火)~ 研修受講2022年6月 女子アナ広報室デビュー【注意事項】審査状況や選考結果に関するお問い合わせは受け付けておりません。頂いた個人情報は、本オーディション以外で使用することはありません。【会社概要】名称 : 株式会社トークナビ所在地 : 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-2-3 渋谷フクラス17階代表取締役: 樋田 かおり設立 : 2015年3月19日事業内容 : 研修事業・講演会・セミナー企画、運営、司会者キャスティング事業人材コンサルティング、広報代行事業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月11日「以前までのアナウンサーのキャリアは、局内で出世していくものや、退社してタレントやフリーアナウンサー、政治家に転身することが多かったです。しかし最近は多種多様になってきていますね」アナウンサーのセカンドキャリアの変遷についてこのように語るのは、テレビプロデューサーの鎮目博道さんだ。この春にも人気アナウンサーの転身が相次ぐ。桝太一アナ(40)は3月末で日本テレビを辞め、今後は同志社大学で助教としてサイエンスコミュニケーションについて研究していくと公言している。「桝アナは’21年4月から総合司会を務めている『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)には引き続き出演していくそうです。また『報道ステーション』(テレビ朝日系)でMCを務める富川悠太アナ(45)も、3月末でテレビ朝日を退社。一部メディアではトヨタ自動車に転職すると報じられています」(テレビ局関係者)近年、他業界に転身して活躍しているアナウンサーは多くいる。元フジテレビの菊間さん(50)は’07年に退社し、’10年に司法試験に合格。現在も弁護士として活動し、今年1月には事務所の共同代表に就任した。元テレビ朝日の青山さん(33)は’20年から国連職員として働いている。元NHKの梶浦明日香さん(40)は伝統工芸・伊勢の職人に。元テレビ朝日の大木優紀(41)は旅行代理店に転職しており、退社後の進路は幅広い。■取材で感じたアナウンサーの限界元NHKアナウンサーの内多勝康さん(58)は現在、国立成育医療研究センターの医療型短期入所施設・もみじの家でハウスマネージャーとして働いている。内多さんは仕事内容をこう説明する。「もみじの家は医療的なケアが必要な子供と家族を支えるための施設です。ハウスマネージャーというのは、職場長のような立ち位置。主に広報活動や事務作業に取り組んでいます」転職したのは’16年。NHK勤続30年という節目の年だった。「’13年に『クローズアップ現代』(NHK総合)で、医療的ケアをテーマにした企画に携わりました」この取材のなかで内多さんは、退院後も日常的に医療を必要とする子どもとその家族を取り巻く厳しい現状を目の当たりにする。「番組では、『子どもから目を離せず外出もままならない』『夜も眠れない』といったご家族の言葉をお伝えすることができました。ですが、この番組は扱うテーマが毎回変わるため、私がこれ以上、医療的ケアを巡る課題を深掘りすることはできなかったのです」それでも、内多さんの心からは「この問題にもっと深く携わりたい」という思いが消えなかった。「1年ほどたったとき、福祉業界の方からもみじの家ができるというお話を聞きました。病院関係者以外も招き入れたいとの方針も知り、『関心があるならどうですか』と背中を押してもらったのです。『NHKではそろそろ先が見えてきた』という心境だったこともあって、新たな可能性に懸けてみようと思いました。最近は、医療的ケアを必要とする当事者家族の要望が行政に適切に届く流れを作るため、各都道府県に医療的ケア家族会を立ち上げてもらうよう働きかけています」■メディアの多様化でアナウンサーの注目度も低下伊東楓さん(28)も、新たな挑戦をしている元アナウンサーの1人だ。’21年2月にTBSを退社すると、3月には初の絵詩集『唯一の月』を出版。その後も“外でも着たいパジャマ”をファッションブランドとコラボして制作するなど、アーティストとして精力的に活動している。’21年10月には自分の仕事のフィールドを広げつつ、クリエーティブな仕事をするうえで刺激を受けるためドイツへと渡った。アーティストに転身した理由を伊東さんはこう明かす。「情報番組を担当していたときは、誰かの代弁者として原稿を読んだり、司会をするといったことが多かったんです。我を出さずタレントたちを受け止める存在がアナウンサーなのだと、私は感じていました」目の前の仕事にまい進していくなかで、あることに気がついたと伊東さんは続ける。「バラエティ番組やラジオを担当し、自分の意見を言う経験を通して自分の言葉で話すことが好きだとわかったんです。万人に愛されることを目指すアナウンサーではなく自分の思いを正直に表現していく発信者でありたいと。幼いころから続けていて、夢中になれる“絵を描くこと”が私にとって表現の手段でした。たとえリスクがあったとしてもやりたいと思えたので、迷いなく退社という決断をしました」前出の鎮目さんは近年のアナウンサーの他業界への転身の背景をこう見る。「そもそもアナウンサーは、頭がよくてコミュニケーション能力も高い人が多い職業。アナウンサー以外の仕事でも活躍できる能力を持っている人ばかりだと思います。ですが、テレビ局のアナウンサーに求められるのは、番組のプロデューサーやディレクターの指示に従って振る舞うこと。自分を殺してタレントを引き立てたり、番組を盛り上げたりといったことに徹するうちに、むなしさを感じるようになってしまうことがあります。またメディアが多様化しているなかで、以前と比べて活躍の場は減っており注目度も下がっています」そんなアナウンサーたちは別の世界を意識するようになるという。「昔持っていた夢にもう一度チャレンジしたり、自分が本当にやりたいことに挑戦したりと、より評価される仕事をしたいと考えるようになるのです。そのため、“安定した仕事”を続けるより、放送業界ではないところをセカンドキャリアとして選ぶ人が増えているのだと思います」勇断を下した元アナウンサーたち。新天地での活躍に期待がかかるーー。
2022年04月01日2022年3月18日の23時25分頃、岩手県沖を震源とする最大震度5強の地震が観測されました。同月16日の夜には、宮城県や福島県の一部で、最大震度6強を観測。岩手県の一部地域でも震度5強を観測していました。連日の大きな地震により、多くの人が不安を感じています。地震発生から9分後…乱れた姿の佐々木芳史アナに称賛!同月18日の夜、岩手県で最大震度5強の揺れを観測した後、NHK盛岡放送局は地震に関する情報をいち早く発信。23時30分からのニュースでは、佐々木芳史アナウンサーが速報を伝えました。地震発生当時、自宅にいたという、佐々木アナウンサー。その後、佐々木アナウンサーは、局に到着するまでに見た街の様子を交えながら、地震の情報を伝えています。そんな佐々木アナウンサーの服装に、多くの視聴者が注目しました。なぜなら、佐々木アナウンサーはスーツのボタンを掛け違えたまま、ニュースを報じていたのです!※写真はイメージまた、着衣は乱れ、前髪が濡れている様子から、みぞれの降る中、傘もささずに慌てて飛び出てきたことがうかがえました。そんな佐々木アナウンサーですが、速報内では視聴者に優しい口調でこのように呼びかけています。ゆっくりと深呼吸をしてください。大きく息を吸って、はいてを繰り返してください。暗い時間に起きた時間(地震)です。下から棚が(棚から)落ちた物で、ケガをすることがあるかもしれません。まずは、ゆっくりと落ち着いて行動してください。NHKーより引用地震発生後、急いで放送局へやってきた佐々木アナウンサーの姿に、称賛の声が上がりました。・本当に素晴らしい。これぞプロフェッショナル!・地震発生後、慌ててスーツを着たのね。そんな姿を見て、不安な気持ちが和らぎました。本当にありがとう。・地震発生後、スーツに着替えて家を出て放送に登場するまで約9分。そりゃボタンも掛け違えるよね!その後、数分おきにニュースに登場した、佐々木アナウンサー。短い休憩を挟むごとに、着衣や髪型が整えられていきました。アナウンサーだけでなく、有事の際に身なりを整える間もなく、仕事へ向かう人は多くいるのでしょう。そんな人たちに、改めて、感謝の気持ちを伝えたくなりますね。[文・構成/grape編集部]
2022年03月19日2022年2月24日から続いている、ロシアによるウクライナ侵攻。ウクライナの各地で戦闘が行われ、両国の公表する数値に違いはありますが、合わせて数千人の死者が出ているとされています。今回の戦いを受け、日本を含む世界各国から平和を願う声が上がりました。ロシアとウクライナの情報戦を受け、藤井貴彦アナが思いを明かす同年3月3日に放送された、報道番組『news every.』(日本テレビ系)でも、ロシアのウクライナの情勢について特集。ウクライナでは都市部を中心に、家屋が破壊されるなど大きな被害を受けているといいます。そして、戦いが起こっているのは戦地だけではありません。インターネット上でも、情報戦が行われているのだとか。戦いを有利に進めるため、SNSではフェイクニュースが流れることも。また、士気に影響が出るとして、各国では自軍の被害についての情報を規制しているといいます。繰り広げられる情報戦について、藤井アナウンサーは視聴者に向かって、このように思いを伝えました。ロシアのみなさんには直接は届かないのかもしれませんけども、遠くにいる日本で私たちがこういう情報をみなさんにお伝えし続けていることによって、日本の中にもロシアの方はいらっしゃるでしょうし、ウクライナの方もいらっしゃると思います。その人たちが、もしかするとロシアなりウクライナなりに「こういうふうに伝えられてるよ」っていうのを、伝えることもできると思うんですよね。ですから私たちは、遠くの国にいますけども、これ(ニュース)を知ることによって、「無駄だ」って思わないで、知り続けること、関心を持ち続けることがとても大切だと思います。news every.ーより引用ネットの情報規制によって、自国の現状を知ることができずにいる人が多く存在している、ロシアとウクライナ。日本でも、今回の戦いに関するフェイクニュースが拡散され、問題視されています。インターネットというツールがあれば、どれだけ戦地から離れた場所にいても、フェイクニュースによって加担してしまう可能性があるでしょう。藤井アナは、「そんな現状だからこそ、日本では正しい情報を発信し続け、多くの人が関心を持ち続けることが重要である」と、視聴者に向かって説きました。番組を見ていた人からは、藤井アナのコメントに共感する声が上がっています。・藤井さんの誠実な人柄がよく出ているコメント。心に響きました。・報道に携わる人として、本当に素晴らしい考えだと思う。・「自分に何ができるのか」と無力さをなげいていたけど、関心を持ち続けるのが大事なのだとハッとした。海外の出来事のため、関心のない人もいるかもしれません。また、つらい気持ちになってしまうため、あえて情報を遮断している人もいるでしょう。しかし、1人でも多くの人が今起こっている出来事から目をそらさずに考えることで、きっと未来につながるはず。藤井アナのメッセージは、多くの人に「今、自分がすべきことはなんなのか」と考えさせてくれたようです。[文・構成/grape編集部]
2022年03月03日2022年1月23日、日本テレビの桝太一アナウンサーが同年3月いっぱいで日本テレビを退社することを発表しました。退社後は、所属する同志社大学ハリス理化学研究所で専任研究所員の助教として「『科学を社会に適切に伝える方法』について研究する」とのことです。桝アナは、自身がキャスターを務める報道番組『真相報道バンキシャ!』(日本テレビ系)の番組冒頭にて、このようにコメントしています。私は3月をもって、日本テレビを退職し、大学の研究所員に転職することにいたしました。これまで16年間、アナウンサーとして、みな様にさまざまな情報をお伝えしてきましたが、自分の中でずっと課題であると感じてきたのは、科学的なことをテレビでもっと分かりやすく的確に伝えることができないか、という部分でした。これから、よりよい科学の伝え方について、もっと深く考えてそれを実践していくためには、どうすればよいか考えた結果、新年度からは、同志社大学ハリス理化学研究所の助教として、サイエンスコミュニケーションと呼ばれる学問分野に取り組んで参ります。『バンキシャ!』のキャスター自体は継続し、分かりやすく、的確に科学を伝える方法を番組を通してみなさんと一緒に考えて実践していくことを目指したいと思っています。それがこれからの自分の役割であり、これまで成長させてくださったみな様、そして何よりテレビを見てくださっているみな様への一番の恩返しになると信じております。どうかこれからもよろしければ、お付き合いください。真相報道 バンキシャ!ーより引用また番組放送後、桝アナは自身のTwitterアカウントでも退社についての想いを述べています。今日のバンキシャ冒頭でご報告させて頂いた通り、3月で16年間お世話になった日本テレビを退職し、4月からは同志社大学ハリス理化学研究所の専任研究所員としてより良い科学の伝え方(サイエンス・コミュニケーション)を研究・実践していく道に進みます。— 桝 太一 (@masu_asari) January 23, 2022 すぐに何かを変えられるとは思っていませんが、アナウンサーの経験に新しい能力を学び加え、新しい伝え手の形を模索していきたいと思っています。どうか引き続き、よろしくお願い致します。— 桝 太一 (@masu_asari) January 23, 2022 2006年に日本テレビに入社した桝アナは、これまでに朝の情報番組『ZIP!』(日本テレビ系)や、チャリティー番組『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』(日本テレビ系)の総合司会など、同局の歴史ある番組を数多く担当してきました。桝アナや番組のファンは、突然の発表に驚きつつも、「桝さんらしさがあり、大いに納得しました」「新しいことへの挑戦、ステキです」「さらなるご活躍をお祈りします」といった、温かいメッセージや応援のコメントが寄せられています。また桝アナは退社後も、『真相報道バンキシャ!』の番組出演は継続し、研究と同時に『科学を適切に伝える』ことを番組でも実践していくとのことです。新たな1歩を踏み出す桝アナ。これからの活躍も楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2022年01月24日若さ、熱意、葛藤……ツウなあの人にとって青春って何だろう?ナルホドのセレクトから意外な一作まで。読めば、観れば、きっと誰かと“青春”したくなる、そんな偏愛作品について熱く語ってもらいました!ここでは、フリーアナウンサー・宇垣美里さんの“私の青春作品”に注目!フリーアナウンサー・宇垣美里さんの“青春作品”『スキップとローファー』思いがけないところから人間関係が広がっていく。私は漫画が大好きで、ジャンルを問わずさまざまな作品を楽しんでいるのですが、ここ最近は淡い恋愛だけでなく人と人とのつながりを描いた少女漫画が増えてきているように感じます。自分の青春時代を振り返ってみても、決して恋愛のことだけを考えていたわけではないし、実は中高生にとっては友達同士の人間関係の方が重要だったりしますよね。漫画の中で描かれている人間関係の築き方は、大人になった今でも学ぶべき点がたくさんあるんです。そんな中、特に心を掴まれたのが『スキップとローファー』。石川県の田舎から東京の進学校へ入学した主人公・みつみちゃんは、朴訥としていて一生懸命で、人と接する上で垣根があまりないタイプ。そういう彼女がクラスにいることによって、初めは雰囲気の違いから苦手意識を感じていた子たちも、「話してみたら気が合うじゃん!」って気づけたりして、思いがけないところから友情の輪が広がっていくんです。大人になったらわかるけど、「雰囲気が似てるから」や「趣味が同じだから」とかじゃない友達って、とても貴重じゃないですか。作中でも、みつみちゃんと同居するおばのナオちゃんが「誰かと本当の友達になれるチャンスってそうそうないのよ」と言っているシーンがあり、強く頷きました。出会いをきっかけに新しいことにチャレンジしたり、みんなにポジティブな変化が起こるのは、まさに人と出会えた時の醍醐味。それって一人っきりでは到達できないことだなと思います。中学生の頃に読んだ『ぼくは勉強ができない』も、同じく読んでいて世界が広がるストーリー。先生をはじめとする大人たちとの対話も心に残り、立場の違う人と関わることによって自分の気づきが増えるということを知りました。自分という存在がまだ固まりきっていないからこそ、いろんなことを柔軟に受け入れたり、大人が当たり前だと思ってしまうようなことにも「なんで?」と疑問を抱けたり。そういうピュアな姿勢には青春を感じますね。私自身も高校時代の友人とはとても仲が良くて、今でも頻繁に遊んでいます。それぞれが違う進路を選んでタイプの違う大人になりましたが、何者でもなかった頃に出会った子たちはいつ会っても居心地がいいなとしみじみ感じます。仕事では老若男女さまざまな方にお会いしますが、常に意識しているのは、相手に対してあまり先入観を持たないようにすること。初めは合わなさそうだと思っていた方と親しくなれたこともあるし、話してみないとわからないことも多いと思うんです。『スキップとローファー』高校入学を機に上京した、成績優秀だけどどこか天然な岩倉美津未。彼女のまっすぐな言動が、周囲の人の心に変化をもたらしていく。高松美咲/講談社1~6巻726円・748円©高松美咲/講談社『ぼくは勉強ができない』勉強は苦手だがサッカーが得意で女性にモテる、主人公の時田秀美。学校に居心地の悪さを感じる彼の大切なものはすべて、学校の外にある。クールな彼が、時に悩みながら躍動する青春小説。山田詠美/新潮文庫473円うがき・みさと1991年、兵庫県生まれ。フリーアナウンサー。『週刊SPA!』や『週刊文春』では趣味を生かした執筆も行っている。近著に『今日もマンガを読んでいる』(文藝春秋)などがある。※『anan』2022年1月12日号より。イラスト・アボット奥谷取材、文・大場桃果(by anan編集部)
2022年01月11日生放送にはトラブルがつきもの。放送に関わるスタッフは肝が冷えますが、中には視聴者を和ませる『放送事故』もあります。2021年10月7日に放送された情報番組『THE TIME』(TBS系)の天気コーナーで起こったハプニングが、朝から多くの人を笑顔にしてくれました。若狭敬一アナウンサーが『びしょ濡れ姿』だった理由三重県伊勢市から『お天気キャスター』として5時50分に中継をしたのは、CBCテレビの若狭敬一(わかさ・けいいち)アナウンサー。田園風景を歩く若狭アナの姿が映し出されると、スタジオからは笑い声が上がりました。なぜか、スタジオにいる安住紳一郎アナウンサーも笑いを堪えきれない様子です。安住アナはなんとか笑うのをガマンすると、若狭アナに「若狭さん、ごめんなさい!準備中に池に落ちたんですって?」と声をかけました。よく見ると、若狭アナの着ているワイシャツは濡れており、肌に貼り付いた状態!若狭アナは雨で濡れたわけではなく、うっかり池に落ちてしまったのです!スタジオの安住アナから呼びかけられ、若狭アナはこのように返しました。そうなんです。3時前後にこちらに着きまして、1人で照明のない中リハーサルをしておりましたら、あの…池に落ちました。21℃前後というふうに気温をお伝えしたんですが、現在のわたくしの体感気温は10℃前後となっております。THE TIMEーより引用自虐ネタを交えながら、びしょ濡れになった姿でお天気レポーターとして自らの体感気温まで伝えた若狭アナ。番組では池に落ちた直後の若狭アナの姿が映し出され、CBCテレビのTwitterアカウントにもその姿が投稿されました。生放送はトラブルがつきもの…今朝の『 #THETIME ,』中継に登場した #CBC #若狭敬一 アナ リハーサルで池に落っこちました。いえ確かめてたんです!現場の様子を!視聴者の皆様に #ニッポンの朝がみえる 。 ようにするため!…のはず。この時期水浴びに縁のある若狭アナ! #thetime_tbs #三重県 #伊勢市 pic.twitter.com/oKPaI7C13p — CBCテレビ5ch【公式】 (@CBC5ch_pr) October 7, 2021 このトラブルには、番組関係者だけでなく視聴者も朝早くから笑ってしまった様子。番組放送後も、CBCテレビや視聴者の投稿はまたたく間に拡散されました。・若狭アナが話題になっていて野球のドラフト関連かと思ったら、全然関係なくて爆笑した。・「あれ?雨に打たれたのかな?」って思ったら予想の斜め上で、こんなんズルいわ。・俺たちの若狭アナがこんな形で注目されるなんて。全国で評価されるべき逸材。若狭アナが数年間にわたり、野球チーム『中日ドラゴンズ』のドラフトの成功を祈願して滝行をしていたことから、「さすが、びしょ濡れに定評のある若狭アナ」といった声も。思わぬトラブルとはいえ、若狭アナは今回も身体を張って活躍をしてくれたようです…![文・構成/grape編集部]
2021年10月07日2021年10月1日から、安住紳一郎アナウンサーと俳優の香川照之さんがMCを務める情報番組『THE TIME,』(TBS系)がスタートしました。同年9月をもって芸能界を引退したフリーアナウンサーの夏目三久さんがMCを務めていた『あさチャン!』(TBS系)の後継番組となる『THE TIME,』。『THE TIME,』放送中、前日に放送された『あさチャン!』で起きた出来事について、安住アナが言及しました。安住アナ、夏目三久さんの挨拶時間短縮を謝罪同年9月30日の放送が夏目さんの最終出演となった『あさチャン!』の放送終了間際に、日本唯一のプロの応援団である『我武者羅應援團(がむしゃらおうえんだん)』がサプライズ出演。約10分にわたって、夏目さんにエールを送るも、その結果、夏目さんの最後のあいさつ時間が短くなるというトラブルが起きてしまいました。安住アナは、『THE TIME,』でこの一件について言及。出演を終えた『我武者羅應援團』と局内ですれ違ったという安住アナは、「少し落ち込んでいらっしゃった」と明かし、さらにこうも続けます。手違いがあって夏目さんの挨拶の時間が短くなったことに対して、本当に申し訳なかったといっていましたので、許してあげていただきたいと思います。THE TIME,ーより引用その後は、香川さんとともに「私たちの謝罪を持って、これにて一件落着とさせて下さい。申し訳ございませんでした」と、改めて視聴者に向けて謝罪した安住アナ。『我武者羅應援團』をフォローし、かつユーモアを交えて場を収める安住アナの姿勢に、多くの視聴者から称賛の声が寄せられました。・生放送にトラブルはつきものですよね!・自分の番組以外にも気を配る姿勢は、「さすが」のひと言。・安住アナの新番組、楽しみです!なお、安住アナが帯番組を担当するのは、1998~2005年の間にメインパーソナリティーを務めていた『ジャスト』以来、16年ぶり。TBSの看板アナともいえる安住アナの久々の帯番組に、多くの視聴者が期待を寄せています。[文・構成/grape編集部]
2021年10月01日明快な解説や柔軟な対応力など、アナウンサーとしての実力はさることながら、実直で親しみやすいキャラクターで番組を盛り上げている倉田大誠さん。担当するフジテレビ系情報番組『めざまし8』では、“わかりやすい言葉で説明すること”を心がけているそう。情報を正しく理解した上で自分の言葉に置き換える。「台本はあっても、僕はそこに書かれた整った言葉で話してはいません。視聴者に行間を含めて伝えるためにも、『ただね、ただ』というふうに接続詞を強めたり、口語体に直したり、わかりやすく伝える工夫をしています。そのためにはまず、自分がそのニュースの内容や正しい日本語を理解していることが大切。そうでないと、自分の言葉に置き換えることはできませんから一生勉強していく必要があると思っています」倉田さんといえば、この夏開催された東京五輪スケートボード競技における名実況も、大きな反響を呼んだ。取材時、おもむろに鞄から取り出したのは5cmを超える分厚い取材ノート。競技ごとに学んだ内容をまとめているという。「ただ、調べた知識はいったん捨てることが必要。そうでないと、視聴者目線に立った実況はできません。それから、競技をただ追うのではなく、そこに立っている人の思いや人となり、バックボーンを代弁するアナウンサーでありたいと思っています。そのためには現場に足を運び、生の声をしっかり聞くことも大事にしています」こんな話を聞いていると、いかにも“コミュニケーションのプロ”といった印象。しかし実は、「もともと人と話すことは苦手ですし、ネガティブで根暗なタイプ(笑)」なのだという。でもだからこそ、倉田さんの話の中には、会話力を鍛えるヒントがありそうだ。「喋り好きと会話上手は全然違うと思います。人の心を開かせるのって、とっても難しい。だからこそ、“喋り好きであるより、聞き上手であれ!”というのが、アナウンサーの大命題でもある。YES・NOで終わる聞き方だったら欲しい話を引き出せないですし、こちらがかしこまりすぎても、相手は心を開きにくいと思うんです」そこで倉田さんが意識しているというのがリアクションと温度感。「アナウンサーは相槌を声に出すと、相手の言葉尻とカブってしまって編集がしづらいということもあり、大きく頷く癖がついています。声には出さずとも相手には伝わるようにしたいので、リアクションは大きくしているし、顔芸にも長けている(笑)。相手が小さい声だったら自分も声を小さくしたり、テンションを合わせることも気をつけていることの一つです」倉田さんのように「もともと人と話すことが苦手な人でも会話力は鍛えられるか?」という問いには、「できると思います」と即答。「インタビューでもよく感じることですが、これ以上踏み込んではいけないなという一線を察することができないと、相手を傷つけることになるかもしれない。そこの嗅覚は鈍感でないほうがいいと思います。だから繊細な方や石橋を叩くタイプの方のほうがむしろ、相手の心を上手に開かせることができるのではないでしょうか」倉田さんの会話3か条1. じっくり話を聞いて、相手を引き出す。2. 大げさすぎるほど、リアクションをする。3. 相手とテンションを合わせて話す。くらた・たいせい1982年3月4日生まれ、長野県出身。フジテレビアナウンサー。2004年入社。現在は情報番組『めざまし8』(毎週月~金曜8:00~)や競馬中継『みんなのKEIBA』(毎週日曜15:00~)などを担当中。※『anan』2021年10月6日号より。写真・五十嵐一晴スタイリスト・伊藤省吾(sitor)取材、文・菅野綾子(by anan編集部)
2021年09月30日相手が話しやすい環境を作り、トークを引き出すアナウンサー。その会話の極意を知るべく、宇賀なつみさんにインタビュー。相手も自分も機嫌よく会話できる状況を作る。局アナ時代から明るく飾らない人柄で知られていた宇賀なつみさん。小料理屋の女将に扮した冠番組『川柳居酒屋なつみ』では、ゲストとお酒を楽しみつつ、ざっくばらんなトークで、MCとして普段とは違う相手のリラックスした一面を引き出す役割を担っていた。「もともと人としゃべることが好きで、アナウンサーという仕事を選んだ一番の理由もそこなんです。あの番組は台本がほぼなくてかなり自由だったので、本当に普通におしゃべりしていた感覚。ただ心がけていたのは、ゲストが誰であれ態度を変えないこと。もちろん目上の方であれば敬語を使うというような最低限のマナーはありますが。それは番組関係なく、普段からそうですね」そんな宇賀さんの会話の基本は、“相手に興味を持つ”こと。「よくコミュニケーション術や、しゃべりのテクニックを聞かれるんですけれど、それより大事なのは、誰であれ相手を好きになることだと思うんですよね。相手に好かれようと思うと大変だけど、自分が相手を好きになるのはいくらでもできる。どんな人にもいいところはあるし、興味を持てば聞きたいことは自然と見つかります」意識しているのは、嘘をつかないこと、知ったかぶりしないこと。「嘘って相手にすぐ伝わってしまうもの。作品の感想などを伝えるときも、なるべく素直に言うようにしています。ただ、マイナスに聞こえることを伝えるとしたら、相手を傷つけないよう言い方を考える。たとえば字が汚いならば、独特ですねとか、わんぱくですねとか(笑)。愛情を持って伝えられるかが重要だと思っています」話題を振られたときに、すぐ返せるよう、日頃から自分の意見や考えを言語化しておくことも重要。「私、手帳にメモに近い日記のようなものを書いているんです。たまにそれを読み返してみると自分の思考の傾向がわかるので、人と対峙するときに役立てることができるし、意見や感想を事前に精査しておけるのもいいですね」とにかく明るく快活。もともと10代の頃から、「どうしたら人生を楽しく面白くできるかを考えてきた」という宇賀さん。「そのために自分を変えようと思って、ハウトゥー本を読んだり、理想の女の子に自分を寄せていくトレーニングをしていました(笑)。目標にしたのは、明るく素直で嫌みのない少女漫画のヒロイン。こういうときに、『天使なんかじゃない』の翠ちゃんだったらどう言うか、『姫ちゃんのリボン』の姫ちゃんだったらどういう行動をとるかをシミュレーションして、少しずつ自分の思考を変えていきました。おかげで今は、どんなにピンチでもポジティブな思考に変換して、機嫌よくいられるんです」つねに明るくオープンマインド。それが自然と相手の心を開かせるのかもしれない。「自分を飾らないというのが基本ですが、その自然体が自分自身にOKを出せる状態であるかどうかが大事だとは思っています。心に留めているのは、普段から機嫌よく、気分よくいることです。自分が気分がいいと周りに優しくできるし、場の空気がよくなれば話しやすい環境にもなるんですよね」宇賀さんの会話3か条1. 相手を好きになり、興味を持つ。2. ポジティブな主人公になりきる。3. 愛情のある表現に言い換える。うが・なつみ1986年6月20日生まれ、東京都出身。2009年にテレビ朝日に入社し、『報道ステーション』などの番組を担当。’19年の退社後はフリーランスとして活躍。『池上彰のニュースそうだったのか!!』などに出演中。ブラウス¥17,600(セルフォード/セルフォード ルミネ新宿1店 TEL:03・6279・4750)パンツ¥17,600(アンクレイヴ/オンワード樫山 TEL:03・5476・5811)リング¥81,400(ヴァンドーム青山/ヴァンドーム青山本店 TEL:03・3409・2355)その他はスタイリスト私物※『anan』2021年10月6日号より。写真・兼下昌典スタイリスト・近藤和貴子ヘア&メイク・イワイユイナ取材、文・望月リサ(by anan編集部)
2021年09月30日こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。テレビニュースの字幕の間違い当方、テレビで一番よく視るのは『ニュース番組』です。そのニュースの字幕(スーパー)に間違いが多いのに気づきます。日本語は同音義語が多いので、そんなミスが気になるのです。「警報機が介助(正→解除)されて鳴らなかったもようです」「エレベーター数機(正→数基)が停止したもようです」…など、そのニュースの後でアナウンサーが訂正してはいますが、ニュースコメントの担当者は、もう少し日本語を勉強して欲しいと思っています。※写真はイメージ当方がアナウンサーの養成時代、尊敬する先輩から「アナウンサーは活字を食え!」と教わりました。活字はオモシロイですが、難しいです。いまだに食べ続けていますが 完食は出来ないと思いますね…。ところでニュース原稿担当者は原稿をパソコンで打っている訳ですが 打つのではなく「書く」という感覚を持てば、同音異義語の多いニュースの原稿ミスを、少なくできるのではないか、と思ったりしています。かつて こんな変換ミスがありました。「5季振りの優勝→ゴキブリの優勝」「道路規制で渋滞中→道路寄生で重体中」「イブは空いています→イブは相手います」この程度なら笑い話で済ませることもできますが、ミスを犯したのが、テレビのニュース番組となると話は別です。特に最近は、テレビニュースの字幕(スーパー)に間違いが多いように思いますので、ニュース担当者は心して、間違いの無い正しいスーパーの報道をお願いして置きたいと思います。「放送」は「送りっ放し」と書きますが、絶対に、そうしてはならない重要な仕事なのですから…。<2021年9月>フリーアナウンサー押阪 忍1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2021年現在、アナウンサー生活63年。日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。
2021年09月08日SNSの発展にともない、被害が増えているネットでの誹謗中傷。深刻な社会問題の1つであり、さまざまな対策がなされているものの、誹謗中傷の被害に苦しむ人は後を絶ちません。歌手の、ちゃんみなさんも、デビュー当時に誹謗中傷を受けた1人。2021年8月21日放送のバラエティ番組『MUSIC BLOOD』(日本テレビ系)に出演したちゃんみなさんは、過去に受けた容姿に対する誹謗中傷や葛藤を告白しました。同日の放送で、俳優の田中圭さんに代わりMCを務めた日本テレビの藤井貴彦アナウンサーは、ちゃんみなさんの告白を受け、誹謗中傷に関する持論を展開。その内容が反響を呼んでいます。藤井貴彦アナ、誹謗中傷に「フォントにだまされるな」「悲しい言葉を投げつけている人の立場に、1回だけなってみるといいですよ」と切り出した、藤井アナ。「悲しい言葉をいわれた側がどう思うか」という内容はよく聞きますが、藤井アナはその逆を勧めます。そうすると、うらやましかったり、「この人になってみたい」って思っている…自分と、たぶんその人を比較しているんですよね。相手を下げることでしか、自分の存在が保てない時って、あると思うんです。それがもしかすると、すごく手軽につぶやけるSNSだったりするんですよね。MUSIC BLOODーより引用SNSで誹謗中傷をする人の心には、嫉妬や妬みといった感情もあるでしょう。相手に対する憧れや羨みの気持ちが、誹謗中傷というねじれた形で現れるのかもしれません。そして、誹謗中傷が主にSNSで行われているからこそ、藤井アナはこんな注意喚起もします。(SNSは)文字が美しく出るじゃないですか、手書きじゃないから。どんなに嫌な言葉でも汚い言葉でも、美しく見えちゃんですよ。すごく正論に見えちゃう。だから「フォントに、だまされちゃいけない」って、私は周りの人にいってるんですけど。MUSIC BLOODーより引用言葉が持つ影響力は、私たちが考えているよりも強いものです。そして、整った文字でつづられていると、空っぽな内容でも、また、ネガティブなものであっても、あたかも正しい言葉のように見えてしまうという藤井アナ。だからこそ、藤井アナはSNS上の誹謗中傷に対して「フォントに、だまされないように」と語ります。藤井アナの言葉は反響を呼び、視聴者からは共感の声も。・藤井アナの「フォントに、だまされるな」って、深いな。・本当のその通りだと思った。・藤井アナの言葉が、すごく刺さった…。もちろん、誹謗中傷がなくなることが一番です。しかし、もしも誹謗中傷の被害にあってしまった場合は、藤井アナの言葉を思い出してみるといいかもしれません。「だまされない」という強い意志も、誹謗中傷に打ち勝つ武器になるのではないでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年08月22日TBSアナウンサーの安住紳一郎さんが進行を務める情報番組『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)。2021年8月21日に放送された番組の冒頭で、次々と起きたハプニングに安住アナが素晴らしい対応を見せ、称賛の声が相次ぎました。番組冒頭のオープニングで、カメラワークが乱れたことに気付いた安住アナ。すると、視聴者に挨拶をした後すかさず、このようなフォローを入れました。安定感のあるカメラワークが今一瞬乱れましたけれども…何があったんでしょうか。大丈夫ですか。みなさんストレスたまっていますからね。大丈夫でしょうか。私にできることあったらいってください。新・情報7daysニュースキャスターーより引用安住アナは、カメラワークの乱れに「大丈夫ですか」と制作陣を心配。さらに「私にできることがあったら、いってください」とコメントし、生放送ならではのハプニングを上手くかわしました。その後、フリップで説明するための車輪付きのボードを、スタッフが押して安住アナに渡そうとすると、フリップが床に散乱。「いつもスタッフは上手に渡す」として再度やり直しますが、フリップが床に散乱してしまいました。すると、安住アナは「どうしたのよ…!明るく話す話題じゃないんだから…お願いします」と、空気を切り替えて真面目にニュースを伝えだします。放送開始から1分弱で次々に起きたハプニングに対応する安住アナの姿勢に、反響が上がりました。・さすが安住アナですね!・突然のことにも対応できて本当に尊敬する。・ますます好きになった!臨機応変に動ける人ってすごい。同年秋からは新情報番組『THE TIME,(ザ タイム)』(TBS系)で総合司会を務める予定の安住アナ。生放送にハプニングはつきものですが、安住アナなら安心して見られそうですね![文・構成/grape編集部]
2021年08月22日2021年8月3日、新型コロナウイルス感染症の感染者数は東京都で3千700人以上確認され、自宅療養をする人は同月2日より2千人近く増加した、1万4千人余りにのぼっています。政府は同月3日、医療体制ひっ迫を懸念して、重症者や重症化リスクの高い人以外は『自宅療養を基本』とする方針を示しました。藤井アナ「感染が発覚、という言葉は決して合わないんです」同日放送の情報番組『news every.』(日本テレビ系)では、自宅療養者が受けられる支援について、東京都のケースを紹介。番組内で、藤井貴彦アナウンサーは『感染が発覚』という言葉の使い方について指摘し、反響が上がっています。『新型コロナウイルスの感染が発覚した』なんていう言葉の使い方がありますけれど、『発覚』というのは悪いことを隠そうと思って明るみに出てしまった場合であったり、悪いことがバレてしまった時に使う言葉なんですね。ですから新型コロナウイルス感染と発覚、という言葉は決して合わないんです。news every.ーより引用藤井アナは、「対策をとりながらも、感染してしまった方がいる」とし、「『感染が発覚』という言葉の使い方は違う」と感染した人の心に寄り添いました。さらに、自宅療養者の周囲の人へこう呼びかけました。今自宅療養されている方の中には多分必ず濃厚接触者がいて、「濃厚接触者の生活に影響を与えてしまった」と思ってすごく残念な悲しい気持ちになっている方がいらっしゃると思うんです。ですから、もし自宅療養の方が元気で例えばLINEのやりとりができるのなら、周りの方が「大丈夫?」って声をかけてあげたりすることも、自宅療養の中では大切になってくるんじゃないかなと思います。news every.ーより引用感染者の中には、対策を徹底していた人も多くいるでしょう。また、自宅療養はさまざまな不安や孤独と隣合わせでもあります。藤井アナは感染した人を責めるような風潮があることを指摘し、自宅療養をする人の心のケアを呼びかけたのでした。【ネットの声】・確かに『感染が発覚』という使い方は違うかも。こういう時こそ、冷静でいたいです。・知り合いが療養しているので、藤井アナの言葉に涙が出そうになった。・温かい言葉にグッときました。藤井アナのコメントを聞くと、いつも心がおだやかになります。もちろん感染しないことが重要ですが、対策を講じた上で感染してしまった人を責めることは正しいことではないでしょう。混沌とした世の中だからこそ、藤井アナの冷静な指摘は人々の心をつかむのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2021年08月04日2021年7月3日、関東地方を中心に襲った大雨の影響により、静岡県熱海市で大規模な土砂崩れが発生しました。現場では、県警や消防、自衛隊が協力し、行方不明者の捜索や救助活動が続いています。同日、各局で熱海市の被害状況について報道。NHKのニュース放送時に、中山果奈アナウンサーが取った行動が話題です。中山果奈アナが、生中継時に取った行動ニュースを放送中に、現場にいる被災者と、中継がつながった時のこと。中山アナウンサーは、被災者に対してすぐさま「大変なところありがとうございます」とお礼を述べ、「今、安全な場所にいらっしゃいますか」と問いかけます。被災者が「今は大丈夫なんですけど、できれば避難してほしいと消防署の方にいわれた」と答えました。その言葉を聞くなり、中山アナウンサーは、次のような声かけをします。あっ!そうですか。でしたら、すいません。避難をしてください。我々の放送はここで大丈夫ですので、避難をなさってください。すいません。お忙しいところありがとうございました。申し訳ありません。NHKーより引用相手の状況を確認後、インタビューを中断し、すぐさま被災者へ避難を呼びかけた中山アナウンサー。その後、落ち着いた声で熱海市に関するニュースを繰り返し読み上げていました。中山アナウンサーのとっさの判断に、ネット上では称賛の声が相次いでいます。・さすが。迅速かつ適切な判断が素晴らしい。・テレビを見ていて、正しい判断だと思ったし、落ち着いて声をかけている様子もよかった。・誰かの指示を仰ぐのではなく、自分の考えで行動できる人はかっこいいと思う。的確な情報を届けることも大切ですが、いうまでもなく、何よりも優先すべきは命です。被災者の安全を第一に考えた中山アナウンサーの対応は、多くの人の心に響きました。[文・構成/grape編集部]
2021年07月04日2021年3月からスタートした、バラエティ番組『ラヴィット!』(TBS系)は、お笑いコンビ『麒麟』の川島明さんと、田村真子アナウンサーがMCを務めています。同年4月26日の放送回で、体調不良を原因に、休みを取った田村アナ。翌日の放送では、元気な姿を見せました。番組の冒頭に、田村アナは「新型コロナウイルス感染症が流行している中で、体調が優れなかったため、大事を取って休みをもらった。今は回復し、感染の疑いもないことを確認済みです」と報告。すると横に立っていた川島さんは、田村アナに向かって「おかえりなさい」といい、スタジオの共演者に向けて、こう声をかけました。本当になんか、もうね、ちょっと違和感があったら休んだほうがいい時代です、今は。みなさんも、なんかちょっと前髪が決まらなかったとか、ちょっと靴ずれだと、そういう時も、全然休んでいただいて結構なんで。ラヴィット!ーより引用川島さんは、場の雰囲気を和ませるように、笑いをまじえて「何か体調に違和感があれば遠慮なく休みを取ってほしい」と伝えます。出演者であるお笑いタレントのビビる大木さんが「本番中にネタがすべったら、途中退席をしてもいいか?」と冗談をいうと「本番中にすべって具合が悪くなるのは『お笑いタレントあるある』なんで、すぐ帰っていただいて結構です」と答えました。最後に、川島さんは周囲に対してこうメッセージを送ります。来やすい、休みやすい職場にしましょう。ラヴィット!ーより引用田村アナを労わるだけでなく、周囲にとって働きやすい環境を望む川島さんの発言は、ネット上で反響を呼びました。・川島さんの発言が優しくて、すごいよかった。・和んだ。私も前髪が決まらないので、休んでもいいかな…。・川島さんのこういうところが好き。上司になってほしい。かつては「多少の体調不良なら、休まずに働く」という風潮がありましたが、本来、体調が優れない際は身体を休め、治すことが最優先です。また、新型コロナウイルス感染症がまん延する現代では、少しでも異変を感じたら人との接触を避ける行動を心がけ、感染拡大を防ぐことに注力すべきでしょう。川島さんのいうように、体調不良の際は、遠慮せずに休みを取りやすい職場の環境を作っていけたら素敵ですね。[文・構成/grape編集部]
2021年04月27日新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が日本で感染拡大してから、2021年4月時点で1年以上が経過しています。事態は収束に向かうどころか、1日の新規感染者数が増加する一方。同月25日には、三度目となる緊急事態宣言が東京都、京都府、大阪府、兵庫県の4都府県で発令されました。日本はワクチンの接種実績もまだ少なく、コロナウイルスとの闘いは今後も続いていくと予想されます。膳場貴子アナ、政府の対策にズバリ同月24日に放送された情報番組『報道特集』(TBS系)でも、コロナウイルスの状況や政府の対策について特集しました。番組では同月23日に行われた会見で、丸川珠代五輪担当大臣が質問を受けている様子を放送。同番組に出演するジャーナリストの金平茂紀さんは「緊急事態宣言と五輪は無関係であるというバッハIOC会長の発言に、国民からは怒りの声が上がっているが、同じ認識か」と質問しました。問いに対し、丸川大臣は「IOCと東京都が話をした上での発言かは分からない。国民の安心安全を第一で、開催の準備を進めていく」と回答しています。ほかにも、質問を受けるたびにどこかはぐらかした返答をする丸川大臣。一連のやり取りを見た膳場貴子アナウンサーは、真剣な表情でこのようにコメントしました。政府がどれだけ当事者意識を持っているのか疑問に感じる局面が、とても多いんですけれども。丸川大臣の答えを聞いていても、「本当に五輪担当大臣ですか?」という印象でした。報道特集ーより引用「こんなにも他人ごとで、本当に五輪担当大臣なのだろうか」と、正直に疑問を明かした膳場アナ。会見に参加していた金平さんも膳場アナのコメントに共感し、「会見では逃げの体制をとっていたように感じた。なんのための担当大臣なのか」と述べました。忖度せずハッキリと物をいう膳場アナの姿はネットで拡散され、称賛する声が上がっています。・ほかの情報番組も、これくらいズバッといってほしい。膳場アナはさすがです。・「なんでこんなに他人ごとなんだろう?」とモヤモヤしていたので、スッキリしました。・膳場アナがかっこよかった。本来は、こういう指摘ができて当たり前だと思う。4月現在、東京五輪開催までおよそ90日。開催を不安視する声が相次いでいますが、現段階では実行が予定されています。コロナウイルスが終息する見込みがなく、感染者が増加している状況での開催は、不安視する人が多いでしょう。また、三度目の緊急事態宣言に対し「五輪を開催したいがために国民を振り回しているのではないか」という疑問の声が上がっているのは事実です。コロナウイルス感染や景気の悪化により、命を落とす人は少なくないはず。「国民の命と五輪開催が天秤に乗せられている」と感じる人も少なくないこの状況は、いつになったら終わるのでしょうか。[文・構成/grape編集部]
2021年04月25日吉田羊と國村隼が親子役共演する「生きるとか死ぬとか父親とか」の3話が4月23日放送。父親の“美容”に対するトキコと友人のやり取りに「2021年に放送する意味をちゃんと考えてる」といった反応や、田中みな実のアナウンサーぶりにも賞賛が寄せられている。ラジオパーソナリティー・コラムニスト・作詞家と多彩な顔を持ち、女性からの圧倒的な支持を集める“独身のカリスマ”ジェーン・スーによる、自身の家族の出来事と思い出を描いたエッセイを映像化。吉田さんがジェーン・スーさん自身をモデルにした主人公を演じ、1話の放送後には吉田さんのジェーン・スーさん再現度の高さも話題となった本作。20年前に母を亡くし、父・哲也と現在は時々外食しながら話をする関係になっている蒲原トキコに吉田さん。破天荒な人生を歩んでいたが今ではすっかり丸くなった、どこか自由奔放で愛嬌のある父・哲也には國村さん。トキコがメインパーソナリティーを務めるラジオ番組「トッキーとヒトトキ」で、トキコと共にラジオを進行するアナウンサーの東七海に田中さん。また20代の頃のトキコを松岡茉優が演じている。今回は本人役で「アルコ&ピース」平子祐希もカメオ出演。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。ラジオの収録終わり、哲也から「かゆくて死にそうだよ」という電話をもらうトキコ。哲也によれば食物アレルギーだと思われるが原因が不明だという。トキコは哲也に病院で検査を受けてもらうことにするが診断結果は異常なし。しかも1か月ほど前にアレルギー検査を受けていたことも判明する。医者から「加齢による乾燥肌」と診断された哲也だが、せっかく来たからという理由で突然「顔のシミを取りたい」と言い出す。その後トキコは学生時代からの女友達である北野(中村優子)とミナミ(石橋けい)に会い、哲也の愚痴を言うのだが…というのが今回のストーリー。哲也がシミを取ることを「ジジイのくせに気持ち悪い。いい歳して」と話すトキコに、北野は「つまり男のくせにってことよね」と返答。「アンタも“ババアのくせに”って言われたらめちゃくちゃ怒るでしょう」と続ける。男でもお肌のケアをすることは悪いことじゃないと言う北野は、“父親の美容”にモヤモヤしたものを抱くトキコに「それは乗り越えなきゃいけないんじゃないかな」と諭す。このやり取りを見ていた視聴者からは「わたしたちにまつわる揺らぎについて、思案が止まらなくなります。これから時間が経っても忘れたくない、大切なエピソード」「2021年に放送する意味をちゃんと考えてるなぁとは思う」などの反応が。また「このドラマ田中みな実さんほんと好き」「田中みな実さんの語り口が気持ちよかったなぁ」など、田中さんの“アナウンサー”ぶりにも賞賛の声が寄せられている。(笠緒)
2021年04月24日2021年3月24日、柔道選手として活躍した古賀稔彦さんが亡くなり、悲しむ声が相次ぎました。柔道金メダリスト・古賀稔彦さんが逝去『平成の三四郎』の旅立ちに惜しむ声サンケイスポーツによると、古賀さんの死因はがん。しかし、古賀さんは母親に対しても自分の病名を明かさず、周囲に「まあまあ元気」と笑顔を見せていたといいます。母親へ病気を明かさなかった古賀さん笠井アナの考えに反響同月25日、悪性リンパ腫を患った経験のある、フリーアナウンサーの笠井信輔さんがブログを更新。古賀さんが病名を母親へ隠していたことについて、「古賀さんの気持ちが、私にはよく分かります」とし、自身の思いをつづりました。古賀さんのこのお気持ちが、私にはよくわかります私も両親に「がん」と言う病名を伝えることには勇気がいりましたし、「ステージ4」という診断については、退院するまで隠していました笠井信輔オフィシャルブログーより引用でも、思うのですいろいろながんがあって、いろいろなタイプがあって、いろいろな患者さんがいるそれぞれが、それぞれにあきらめない耐えるべきところは耐え、笑うとこは笑って、それぞれの難局を乗り越えていく…古賀さんもきっと、強く、凛々しく、自分らしく全力で生きられたのだと思います自分らしく、生き抜いていらしたのだと…笠井信輔オフィシャルブログーより引用笠井さんは自身の経験も踏まえて、母親へ病気を明かさなかった古賀さんの気持ちを、「さまざまな考え方がある。古賀さんは最後まで自分らしく生きられたのだと思う」と推測したのです。命にかかわる病気を伝えることは、自分を想ってくれる大切な人にこそ、難しいことです。笠井さんの投稿には、さまざまな声が寄せられました。・突然の訃報に、お母さまの気持ちを思うと涙が止まりません。でも「親に悲しい思いをさせたくない」という気持ちも痛いほど分かります。・実際にがんを経験した笠井さんの言葉は、スッと心に刺さります。最後まで古賀さんは自分を貫き通したのかもしれませんね。・私も、母へ病気を伝えられていません。でも後悔はしていないです。最後まで強く、自分らしく生きようと思います。日本中に勇気や感動を与え、さまざまな人の背中を押してきた古賀さん。心の中には、笠井さんの推測した思いがあったのかもしれません。心よりご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2021年03月25日2021年3月19日に放送されたバラエティ番組『ぴったんこカン・カン』(TBS系)に出演した、俳優の大泉洋さん。大泉さんは、2020年12月31日の歌番組『NHK紅白歌合戦』(NHK)で白組の司会者を務めました。その際に、事務所の先輩である俳優で歌手の福山雅治さんと、あるやりとりがあったといいます。大泉洋が語る、スター福山伝説に笑いが止まらない!以前から大泉さんは、『ぴったんこカン・カン』に出演すると、福山さんとのおもしろいやり取りを『スーパースター福山伝説』として語っていました。大泉さんが出演するたびに、福山さんとの新しいエピソードを求める、MCの安住紳一郎アナウンサー。『新作』ともいえる、今回のエピソードは『NHK紅白歌合戦』のリハーサルから始まりました。福山雅治、紅白歌合戦の本番前にまさかの…放送の前日からリハーサルを行っており、福山さんの歌唱シーンを大泉さんは横から見ていたといいます。現場では、歌唱シーンと、横から見ているシーンを撮影していました。翌日、そのリハーサル映像を見た福山さんは、大泉さんにこのように声をかけたそうです。「いや、洋ちゃん。昨日のリハーサルの画、見せてもらったよ。洋ちゃんがさー僕が歌ってるところをさ、すごいいい顔して僕の歌聴いてくれてんのよね」ぴったんこカン・カンーより引用リハーサルから、ウルっとした表情で福山さんの曲を聴いていた大泉さん。しかし、続く言葉に大泉さんは驚くのです。「洋ちゃんがさーすごくいい顔でさ、僕の歌聴いてくれてんのよ。だから僕いったのよ、ディレクターに。『この画、いる?』って。僕の顔のほうがみんな見たいでしょう」ぴったんこカン・カンーより引用「大泉さんの映像、いる?」とディレクターに確認をしてしまったという福山さん。安住さんをはじめとする出演者がつどうスタジオに、大爆笑を巻き起こしました。大泉洋、紅白歌合戦終了直後に福山雅治からいわれたこととは2020年の『NHK紅白歌合戦』は、紅組が優勝しました。白組の司会をしていた大泉さんは「すごく楽しい紅白だった。負けたか、悔しかったと思ったけど、紅白はそういうもんじゃない」と思っていたといいます。放送終了後、大泉さんの斜め後ろにいたという福山さん。大泉さんに労いの言葉をかけるかと思いきや…。「洋ちゃん、負けたじゃない!」ぴったんこカン・カンーより引用大泉さんに、大差で白組が負けたことを責めてきたのです!福山さんに「負けたけど、全然いい紅白でしたよ」と話すも、敗因は大泉さんにあると主張してきたといいます。「いや、だって4年間勝ってたんだよ?洋ちゃんが司会した途端に負けたじゃない。これはやっぱり洋ちゃんに何かあるでしょ」ぴったんこカン・カンーより引用福山さんの発言に、思わず耳を疑ったという大泉さん。しかし、その後も2人の良好な関係は続いており、福山さんは自身が出ていない番組でも大泉さんのために差し入れをするなど、優しい先輩であるようです。【ネットの声】・相変わらず福山さんとの話が面白くて、お腹が痛い!・『スーパースター福山伝説』が最強すぎる!そしてモノマネが上手い。・本当に面白くてこの2人の話が大好きです。関係性も素敵。きっと、長い間、信頼関係を築いてきた2人ゆえのやり取りだったのでしょう。面白いだけに、これからの2人の新しいエピソードにも期待してしまいますね![文・構成/grape編集部]
2021年03月22日2021年3月12日、アイドルグループ『V6』が、同年11月1日をもって解散することを、所属事務所が発表しました。突然の発表に、ネット上では悲しみの声が相次いでいます。V6が解散を発表、森田剛は事務所退所へ「突然でびっくり」「一つの時代終わった」青木源太アナウンサー「心からの感謝を込めて」大のジャニーズ好きを公言している、青木源太アナウンサー。同日、V6の解散報道を受けて、Twitterに次のようなメッセージを投稿しました。1995年、僕は小学6年生。V6の華々しいデビューをワクワクしてTVの前で見ていた。中学でも『学校へ行こう』の翌日はその話題でもちきり。自分の学校にも「未成年の主張」が来ないかなぁと願っていた。少年から青年、そして素敵な大人へ。誰一人欠けることなくアイドル四半世紀。心からの感謝を込めて。— 青木源太 (@Aoki_Genta) March 12, 2021 青木アナウンサーは、自身が中学生の頃に放送され、幅広い世代に愛されたバラエティ番組『学校へ行こう!』(TBS系)の思い出に触れています。中でも、さまざまな学校をV6のメンバーが訪れる『未成年の主張』は、番組の人気コーナーだったため、記憶に残っている人もいるでしょう。青木アナウンサーは自分自身の青春時代とからめて、少年から素敵な大人へ成長し、新たな門出への決断をしたメンバーに、感謝の気持ちをつづったのです。心のこもったメッセージに、ネット上では共感の声が集まりました。・『学校へ行こう!』が懐かしい。また放送してほしいな。・涙が止まりません…。青木アナの投稿に、胸が熱くなりました。・これまで頑張ってくれたメンバーには、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。自分の青春時代そのものでした。・まったく同じ!私もよく『未成年の主張』が、うちの学校にも来てほしいって思ってた。1995年のデビューから、メンバーが1人も欠けることなく、活動を続けてきたV6。26年にもおよぶ期間をグループとして過ごした彼らと、その活躍を見守ってきたファンの絆は強いものでしょう。解散後は、個人としての活動になりますが、グループとして活躍してきた歴史が消えることはありません。V6としての歩みや思い出は、いつまでも多くの人の心に残り続けるに違いありませんね。[文・構成/grape編集部]
2021年03月13日日本に甚大な被害をもたらした東日本大震災から10年が経った、2021年3月11日。特別番組『NNN未来へのチカラ』(日本テレビ系)では、被災地の現在について特集しました。番組では、報道番組のキャスターたちが集結し、東日本大震災の発生後に取材した被災者のもとを再び訪れる様子を放送。そこで1人のアナウンサーが見せた涙が反響を呼んでいます。漁師の男性の言葉に、藤井貴彦アナウンサーが涙震災後の2011年3月23日に、宮城県の気仙沼市を訪れた藤井貴彦アナウンサー。そこで、震災により船を失った60代の漁師の男性と出会います。男性は当時、漁師を続けていくことを宣言し、「生きることだ。仕事に対して強い熱意を持っていれば、絶対勝つから」と力強く口にしていました。10年後、藤井アナウンサーは男性に対し、電話取材を行います。2021年現在も漁師を続けていた男性は、藤井アナウンサーに、震災直後の想いをこう語ったのです。なんにしても、自分が生きなきゃ勝てないですからね。自分が生きなきゃ、人の役にも立たないしね。だから生きることです。NNN未来へのチカラーより引用電話越しに届いた力強い言葉に、藤井アナウンサーはあふれてくる涙をこらえることができませんでした。震災から10年間、藤井アナウンサーは取材した男性のことをずっと気にかけていたのでしょう。男性の元気な声を聞けた安堵や、生きることへの希望が見えるコメントに、熱い気持ちがこみ上げたのかもしれませんね。視聴者からは、男性の言葉や、涙を流す藤井アナウンサーの姿に、反響が寄せられました。・藤井アナウンサーの涙に、もらい泣きしてしまった。・いつも冷静で穏やかな藤井アナウンサーが泣いていると、胸に迫るものがある。・藤井アナウンサーの丁寧な語り口調や相づちから、本当に被災者の心情に寄り添っているのが分かる。・男性の「生きること」という力強い言葉に心を動かされた。言葉でいい表せないくらいかっこいい生き方だと思う。生きていれば、つらく悲しいことだけでなく、大きな喜びに出会えることもあるでしょう。人生において信じる気持ちや前向きな熱意は、時に私たちの心を支えてくれるはずです。[文・構成/grape編集部]
2021年03月12日愛くるしいルックスと抜群のトークセンスで「好きな女性アナウンサー」1位に選ばれた弘中綾香さんの初著書『弘中綾香の純度100%』が発売された。話す職業である弘中さんが「書く」という形を選んだ理由は「自分の言いたいことを100%言い切りたいから」。「SNSじゃ足りないです。精査熟考した長文でないと言い切れた感は感じられなくて。でも最初は公表するつもりもなく湧き上がる思いを自分のためにただ書いていました」エッセイには青春時代のことから働く女性としての現在地まで、飾らない“弘中イズム”が綴られる。「本音すぎて読み返してみると気恥ずかしいです…。だから30年くらい寝かせて『あの頃こうだったな』って懐かしく読み返せたらな」発売日の2月12日は、30歳の誕生日。同書には“人生の先輩”3人との30代をテーマにした対談も。「30代になることには気後れや恐れもあったんです。でも30代、どう生きるべきかを先輩方に伺ってみたら、歳を重ねることは熟す喜びでもあると気づきました。あと30歳は“若い女の子”枠から抜けるタイミング。それもどうなるか楽しみです」「会社員として駆け抜けた」という20代。30代もスピード感をもって変わり続けていくつもりだ。「新しいことに挑戦したいし、同じところにとどまっていたくない。職業や住む国も変えてもいいし、まだこれから何にでもなれる。結婚も、出産も、離婚もあるかも?(笑)」その無限の可能性を感じさせる「なりたかった職業疑似体験」企画(写真は「銀座のママ」体験をする姿)も見応えあり。そして30代の野望はと尋ねると「金髪!」と即答。「ちっちゃくてすみません(笑)。でも落ち着きたくないし、もっと楽しみたいなって思って」好感度は気になりませんか?「全く。当たり障りないことをするなら存在する意味ないです。私は自分が望むことを100%、半端なくやりたいから。…って私、意外と反骨心の塊ですね(笑)」『弘中綾香の純度100%』2019年5月からHanako.tokyoに連載中のコラムを中心に、素顔が垣間見える写真や林真理子さんら「会いたいひと」との対談など、弘中さんのありのままが詰まったフォトエッセイ。マガジンハウス1800円ひろなか・あやか1991年生まれ。テレビ朝日アナウンサー。『激レアさんを連れてきた。』など、同局のバラエティ番組のレギュラー多数。最近はラジオや他局にも活躍の幅を広げている。夢は革命家。※『anan』2021年3月3日号より。インタビュー、文・大澤千穂(by anan編集部)
2021年03月02日2021年2月13日の夜、福島県や宮城県を中心に、最大震度6強を観測する地震が発生しました。これにより、各地で大規模な停電や断水が発生。ケガ人も報告されています。一瞬で東日本大震災の記憶を呼び覚ました今回の地震に、被災者は不安にかられたことでしょう。糸井アナの言葉に、称賛地震が発生した翌14日のニュースに登場した、NHKの糸井羊司アナウンサーが、地震の被災者に向けて送ったメッセージに反響が上がっています。同日早朝5時の放送の冒頭で、糸井アナは次のような言葉を投げかけました。おはようございます。5時になりました。ほとんど眠れなかった方、早く目覚めてしまった方、ともにお疲れのことと思います。日の出まであと1時間ほどになりますけれども、できるだけ安全な場所で、少し目を閉じながらでもかまいませんので、最新の情報をお聞きいただければと思います。NHKーより引用番組の冒頭、糸井アナは落ち着いた口調で日の出までの時間を伝え、不安な夜を過ごした被災者たちを気遣ったのです。きっとマニュアルにはない、糸井アナ自身から出た言葉だったのでしょう。不安な気持ちで夜明けを待つ人々の気持ちをくみ取り、温かい言葉を紡いだのです。糸井アナの言葉はネット上で話題になり、称賛の声が相次いでいます。・糸井アナの言葉を聞いて、スーッと緊張の糸がほぐれ、深呼吸ができました。ありがとうございます。・本当に感動しました。地震に遭われた人々の思いをくんだ言葉ですよね。・温かい言葉が心に沁みて、泣きそうになりました。まさに『神対応』です。なお気象庁は、今後1週間程度、同規模の地震に注意してほしいと呼びかけています。糸井アナの温かい言葉は、たくさんの人の心に響きました。[文・構成/grape編集部]
2021年02月15日知り合いの赤ちゃんを、アナウンサーが本気で実況してみた。そうコメントをつけて公開された動画が、1日足らずで100万回再生されるほど話題です。赤ちゃんの動画が、まるで手に汗握る雰囲気に話題になっている動画は、コメントの通り、赤ちゃんの何気ない行動をアナウンサーが実況したもの。実況しているのは、静岡第一テレビに所属していたアナウンサーで、現在は『eスポーツ』の実況を主に行っている、柴田将平さんです。1人で立って歩くこともできず、ましてや言葉を話すこともできない…そんな赤ちゃんの姿に、実況できる要素などあるのでしょうか…。元テレビアナウンサーの実力を、早速動画でご確認ください。これが、元テレビアナウンサーのなせる技なのでしょう…。スポーツの試合を見ているかのような手に汗握る雰囲気に、感情の熱が高まるのを感じます!動画を見た人からも、絶賛と驚きの声が寄せられています。・「赤ちゃんだから、口にいれたー!」の部分が好き。・笑いすぎてお腹が痛いです。・実況があるだけで、何気ないシーンもワクワクするものになるとは!なんてことない赤ちゃんの様子を、ここまで盛り上げられるのは「さすが」のひと言。アナウンサーの本気を見せつけられました…![文・構成/grape編集部]
2021年01月27日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「カマラ・ハリス米副大統領」です。初の有色人種、女性副大統領の誕生。今後の活躍に期待。1月20日より、アメリカでは新大統領、ジョー・バイデン政権がスタート。副大統領に就任したのはカマラ・ハリスさんです。昨年11月の大統領選で、バイデンさんの勝利宣言にて「私が最初の女性の副大統領になるかもしれませんが、最後ではありません」とスピーチし、多くの女性たちを勇気づけました。副大統領の最大の職務は、任期中に大統領が死亡や辞任、免職した場合に昇格し、すべての大統領権限を担うこと。つまり、次期大統領になる可能性もあり、アメリカでは副大統領候補同士の討論会がテレビ放送されるほど、大事なポストなんです。ハリスさんは黒人女性としては史上2人目の、南アジア系のアメリカ人としては初の上院議員。アフリカ系、南アジア系のアメリカ人としても、女性としても初めての副大統領になりました。父はジャマイカ人で経済学の研究者、母はインド人でガンの研究者です。二人は大学在学中に公民権運動に関する卒業研究を通じて知り合ったそうです。ハリスさんは小さいころから、妹とともに人種差別の抗議デモに参加しており、筋金入りのダイバーシティ論者なんですね。7歳のときに両親は離婚しますが、母は黒人女性であることに誇りを持つよう徹底的に伝えました。カリフォルニア大学卒業後は検事として活躍。サンフランシスコの地方検事を2期務めました。任期中、有罪判決率が52%から67%に上がるという功績を残しています。主に性犯罪を中心に取り組んだそうです。前回の大統領選で、ヒラリー・クリントンさんは“ガラスの天井”を破ることができませんでした。ヒラリーさんは白人で裕福なので、批判も受けやすかった。でも、ハリスさんは移民二世です。勝利宣言のスピーチでも19歳でインドからアメリカに渡った母のこと、また、これまであらゆる人種の公平と自由と正義のために戦い、犠牲を捧げてきた女性たちについて語りました。アメリカの分断を修復できるかどうかは、多様性の象徴のようなハリスさんが活躍できるかどうかにかかっています。自由主義を支えるのは多様性なのだということが証明できれば、アメリカの再生も見込めることでしょう。堀潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が昨年公開された。※『anan』2020年1月27日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月21日身内を装って電話をかけ、さまざまな口実で金銭をだまし取ろうとする『オレオレ詐欺』。警察庁によると、2020年1月~6月のオレオレ詐欺を含む特殊詐欺の認知件数は約6900件、合計被害額は約129億円にのぼるといいます。知り合いを装い「携帯をなくした」という電話をかけ、電話番号が変わったと思い込ませた後に、再度電話をかけ「お金が必要になった」といって金銭をだましとる手口もあるようです。笠井信輔「ばーか、俺がシンスケだよ!」元フジテレビアナウンサー、笠井信輔さんは2021年1月18日、Instagramでオレオレ詐欺らしき怪しい電話がかかってきたことを明かしました。自宅に突然かかってきた1本の電話。相手の男性は「あのさあ、電話かかってこなかった?」と話し始めたそうです。「あのさあ、電話かかってこなかった?」やや低い長男のような声しかし、自信が持てずに聞き返しました「かかってこないけど、どなた?」「……シンスケだけど」(信輔!! オレじゃんか!)「シンスケなの?」「そうだよ」「どうしたの?」「携帯電話なくしちゃってさあ、多分、交番から連絡があると思うけど、よろしくね」shinsuke.kasaiーより引用男性は笠井さんの名前と同じ『シンスケ』と名乗っていたそうです。オレオレ詐欺を疑い始めた笠井さんは「ばーか、俺が信輔だよ!」といって切ろうかと思いますが…。そこで私は、「わかったけど、何番の携帯電話をなくしたの?」セオリー通りに相手に個人情報を確認するために詰め寄ってみるとオ「いつものやつだよ」私「え?でも2台持ってるじゃん」(ホントは1台しか持ってないけど…)(中略)オ「わからない。なくしたから」私「いつも教えてくれるじゃない」そう優しく言った瞬間、ーーーツーツーツー…突然電話は切れたのでしたshinsuke.kasaiーより引用笠井さんは、携帯を2台持っていることにして「あなたが失くしたのは、どっちの携帯か」と問いつめます。すると男性は嘘がバレたと思い焦ったのか、突然電話を切ったのでした。詐欺の電話や自分の知らないところで個人情報が流出しているのは、本当に怖いもの。投稿の最後に笠井さんは「みなさん、詐欺には本当に気を付けてください!」と注意を呼びかけました。【ネットの声】・怖かったことでしょう…。高齢の両親がいるので、こんな危ない電話があることを伝えたいと思います。・笠井さんの返し方が冷静で、とても勉強になります。身近な話なので気を付けようと思いました!・まさか本人へのオレオレ詐欺とは…。笠井さんの対応力、さすがですね!オレオレ詐欺などの被害を防ぐため「迷惑電話防止機器を利用する、事前に家族の合い言葉を決めておく」「個人情報や暗証番号を安易に教えない」などの対策を徹底したいものですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月20日2021年1月になっても、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)の感染拡大はとどまることを知りません。日本では第3波を受け、政府が感染者の多い地域を対象に緊急事態宣言を発令。感染リスクが高いとされている会食や密室での会合を避けるよう呼びかけています。そんな現状で、今や生活必需品と化しているマスク。少しでも飛沫感染を防ぐため、マスクの着用が必須となっている施設もあります。緊急事態宣言を受け、テレビ東京が出演者のマスク着用を開始同月18日に放送された報道番組『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)では、ニュースキャスターの2人がマスク姿で登場。大江麻理子アナウンサーは、視聴者に向かってこのように説明をしました。WBS(ワールドビジネスサテライト)では、今日からスタジオ内でトークをする場合にはお互いにマスクを着用することにしました。これまでも出演者同士ですとか、またスタッフとの間の距離というのは十分にとりまして、特にスタッフにはマスクとフェイスシールドをしてもらうという、対策をとってきたのですが、緊急事態宣言を受けまして、より一層感染対策を強化することが必要だと考えての決断です。ワールドビジネスサテライトーより引用マスクを着けると顔の半分が見えなくなってしまうため、ほとんどのテレビ番組では透明なフェイスシールドやマウスガードが使用されています。しかし、これらは口元をしっかりと覆っているわけではないため、感染防止の効果は低いと指摘されていました。そんな中、テレビ東京は出演者のマスク着用をいち早く決断。番組の見栄えよりも、出演者やスタッフの身を案じる心遣いを感じます。番組放送後、ネットでは「テレビ東京が先陣を切った」とまたたく間に話題に。称賛する声が上がっています。・ほかの番組もリモート収録かマスク必須にしたほうがいいと思う。出演者を守ってほしい。・顔が見えづらくなるのは少し悲しいけど、こればっかりは仕方がない。・マスクを着けていても声が聴きとりやすくて、さすがはプロのアナウンサーだと思った。また同番組は、現場から中継するフィールドキャスターも、スタッフからできる限り距離を置くなどの工夫をしているとのこと。関係者内で感染が拡大した場合、番組が放送できなくなる可能性もあるでしょう。また、出演者やスタッフにも大切な家族がいるはずです。時代に合わせて、ほかの番組も少しずつ変わっていくといいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月19日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「ブレインテック」です。脳波とITの融合。病気治療にも役立つ技術開発。昨年11月に野口聡一さんを乗せた民間の宇宙船を打ち上げたスペースX社。CEOはイーロン・マスク。彼の事業でいま最も注目されているのが、2016年に設立したニューラリンク社です。ここでは、人間の脳とコンピューターを繋ぐ技術「ブレイン・マシン・インターフェイス」を研究開発しています。脳とコンピューターが直接接続されて、人体の機能が拡張されていく未来がもう始まっているんですね。脳神経とITを融合させる新しいサービスや研究開発のことは、「ブレイン(脳)」と「テクノロジー」を合わせて「ブレインテック」と呼ばれています。昨年8月末にニューラリンク社は、脳に脳波を読み取るデバイスを埋め込んだ豚の様子をリアルタイムでモニタリングしました。今後、思ったことがそのまま目の前で起こるようなこと、たとえば「スイッチをつけたい」と思うと、すぐに部屋の照明がつく、みたいなことが可能になるかもしれません。元ケンブリッジ大学の研究者たちが作ったBIOS(バイオ)社では、脳から発せられる情報を操作し、難病の治療を内側からやろうという技術の研究が行われています。脳の神経情報を解析し、書き換えることで心臓病や糖尿病、関節炎などの症状の改善が期待されています。2021年中には臨床試験の開始を予定しているそうです。スウェーデンのスタートアップ企業では、うつ病治療に前頭部を刺激して症状を改善させるヘッドセットを作りました。欧州では認証され、自宅で使えるものとして、実際に治療に投入されているようです。ほかにもマイクロソフト、オラクル、シスコなどの米国企業、日本の富士通などもブレインテックの研究を始めているといわれています。これからは脳のデータが大きな資産になっていくでしょう。自分さえ無自覚なことが、情報としてどこかに集積されることになるのですから、すごい時代です。究極の個人データを誰がどう管理していくのかが課題になりますね。本来なら、一企業や一国家ではなく、人類データセンターのような公平を期したところに預けられるとよいのかもしれません。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が昨年公開された。※『anan』2021年1月20日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月14日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「子供・若者白書」です。自己肯定感の低い若者たち。長所を伸ばせる社会に。内閣府が毎年国会に提出している「子供・若者白書」。2019年に発表された「日本の若者意識の現状~国際比較からみえてくるもの~」が話題になりました。これは‘18年の冬に7か国の13~29歳の男女を対象に行われた調査で、国際競争力や結婚観、自ら切り拓く力など、日本の国力に関わる若者の実態を知ることが目的で行われました。この結果、日本の若者は他国の若者と比べて、自己肯定感が低い傾向にあることがわかりました。「自分自身に満足しているか」という問いに対して、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」を含め、イエスと答えた若者は、日本は5割に届きません。ところがアメリカは「そう思う」が57.9%。肯定的回答を合わせると、欧米諸国はほぼ8割を超えています。「自分に長所があると感じているか」という問いには、「そう思う」と断言する日本の若者はわずか16.3%。他の6か国は日本の倍近く、さらにそれ以上の高い割合で「そう思う」と答えています。日本の若者の自己肯定感の低さは、自分は役に立たないと感じる「自己有用感」の低さが関わっているようだと内閣府は分析しています。一方で、家族に大切にされていると感じる若者は多く、海外留学や海外居住を求める割合は低い。堅実で謙虚な優しい日本の若者像が浮かび上がりました。なかでも気になったのは、「よく嘘をつくか」という問いに7割の若者が、つかないと答えている一方で、「人は信用できないと思う」という設問に肯定的回答をした割合が5割以上。これは、政府のモリカケ問題や桜を見る会の問題、ブラック企業やいじめを隠蔽しようとする学校など、社会に対する不信感の表れなのではないかと思います。「うまくいくかわからないことに意欲的に取り組むか」という設問にはイエスとノーの回答がほぼ半々でした。成功体験の有無が影響しているのかもしれません。1月11日は成人の日。若者たちがそれぞれの特性に応じて活躍できる環境を、社会として作るべきではないでしょうか。若者のみなさんには、とるに足らない人間なんていないのだから、好きなことを追求して長所を伸ばしていってほしいと思います。堀 潤ジャーナリスト。元NHKアナウンサー。市民ニュースサイト「8bitNews」代表。「GARDEN」CEO。監督2作目となる映画『わたしは分断を許さない』が昨年公開された。※『anan』2020年1月13日号より。写真・中島慶子イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2021年01月09日