アネット・ベニングとジョディ・フォスター共演のNetflix映画『ナイアド ~その決意は海を越える~』がNetflix独占配信に先駆け、10月20日(金)より一部劇場にて公開。全国の公開劇場と劇場公開日入りポスターが解禁された。マラソンスイマーを引退して30年、スポーツジャーナリストとして輝かしいキャリアを築いていたダイアナ(アネット・ベニング)だったが、60歳にしてこれまで手の届かなかった夢を叶えたいという思いが膨らむ。それは、“水泳界のエベレスト"ともいわれる、キューバからフロリダまでの約180キロに及ぶ海峡を泳破すること。サメよけのケージを使わずに泳ぎ切るという史上初の快挙を成し遂げるため、ダイアナは親友にしてコーチでもあるボニー・ストール(ジョディ・フォスター)と、献身的なセーリングチームと共に、4年におよぶ波乱に満ちた旅路を歩み出す――。実在のマラソンスイマー、ダイアナ・ナイアドの脅威の挑戦を描いた本作。流れが激しく、サメや猛毒クラゲら危険な生き物たちが生息する危険な海峡泳破に64歳で挑み、世界中に驚きを与えたナイアド。彼女は命をかけてまで泳ぐことを決意したのは、なぜなのか。不屈の闘志に隠された壮絶な人生、そして彼女の決意を支え続けた熱い友情が明かされる。主人公ナイアドを演じるのは、アカデミー賞に4度のノミネート歴を誇るアネット・ベニング(『アメリカン・ビューティー』『20センチュリー・ウーマン』)。アネット・ベニングそして、ナイアドの親友でコーチを務めたボニーには、2度のアカデミー賞受賞を誇るジョディ・フォスター(『タクシードライバー』『羊たちの沈黙』)が扮する。ジョディ・フォスター監督は、本作が初の劇映画となる、アカデミー賞受賞ドキュメンタリー作家コンビ、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン(『フリーソロ』『THE RESCUE奇跡を起こした者たち』)が監督を務める。Netflix映画『ナイアド ~その決意は海を越える~』は10月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、シネ・リーブル池袋、キネカ大森、kino cinéma 横浜みなとみらいほか一部劇場にて公開、11月3日(金)よりNetflixにて独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月02日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールを主演に迎え、ダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』から、レオス・カラックス監督が自ら呼びかける本編冒頭映像が解禁となった。2021年・第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞した本作は、カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ。今回解禁となったのは、「息すらも止めてご覧ください」「上映中の呼吸は一切禁止です」と劇場の観客に向かってカラックス監督本人が語る前代未聞の呼びかけから始まる冒頭シーンと、ノイズのかかった映像。やがて、カラックスの「じゃあ、始めようか」という合図とともに、本作の原案と脚本をつとめた「スパークス」が本作のメイン曲「So May We Start」をスタジオでコーラスグループとともに歌い始める。これは現実なのか夢の舞台なのか?見る人全てを困惑に誘う鮮烈な映像となっている。なお、カラックスと同席している少女は、9年前に発表した前作『ホーリー・モーターズ』にも出演した娘のナスティア。「『ホーリー・モーターズ』と『アネット』は、僕が父親になってからの作品」とカラックスも明言するように、成長した姿を目にすることができる。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月31日2021年第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作『アネット』より、本編映像が解禁された。この度解禁されたのは、嵐が吹き荒ぶ洋上でヘンリーと(アダム・ドライバー)アン(マリオン・コティヤール)のふたりが、ワルツを踊りながら二重唱を歌うシーン。攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンのヘンリーと、国際的に有名なオペラ歌手のアン。“美女と野人”とはやされる程にかけ離れていたふたりは、恋に落ちたことで世間から注目されるようになる。しかし、娘のアネットが生まれたことで、彼らの人生と精神に不穏な空気が。映像では、渦中のふたりの歯車が少しずつ狂っていく様子が、背景に映し出された強烈で、そして幻想的な<嵐>の映像とともに捉えられている。元来デジタルを嫌い、グリーンバック合成なども好まず、本物の森や海を望んできたカラックス監督。しかし本作では、実際的条件から重要シーンの多くが、昔の撮影所のようにスタジオ内で創意工夫して作り出されており、特殊なセットで撮影されている。それは、この度解禁された洋上でのシーンも例外ではない。現場作業は、美術・衣装・撮影など技術スタッフ間で、“スクリプト・テク”と呼ばれる部門ごとの詳細を記した台本を共有し、相互に連携し議論しながら進められた。また色彩についても<夜の「黒」をベースにどう色を配置していくか><ヘンリーを象徴する「緑」や、アンの「黄色」をどう使うか>などが細かく検討され、ひとつひとつ議論の上でインパクトある画面作りを実現。カラックス監督の初期から彼を支えるネリー・ケティエ(編集)のほか、彼を理解する仲間によって『アネット』のポエティックで複雑な世界が具現化されている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月18日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤール共演、レオス・カラックス監督最新作の“ダーク・ファンタジー・ロックオペラ”『アネット』より本編映像が解禁された。本作は、『汚れた血』『ポンヌフの恋人』『ポーラX』など、唯一無二の映像センスで世界中に熱狂的なファンを獲得しているレオス・カラックス監督の、『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなる最新作。今回解禁された本編映像で切り取られているのは、ヘンリー(アダム・ドライバー)とアン(マリオン・コティヤール)がともに互いの愛を高らかに歌い上げるシーン。攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンと、国際的に有名なオペラ歌手という、“美女と野人”とはやされる程にかけ離れた世界にいた2人。お互いの魅力に抗えないまま恋に落ちていく想いが込められている。本作でミュージカルに挑戦、プロデューサーとしても名を連ねるアダム・ドライバーは、本作に出演するにあたって「ミュージカルという点でいうと、『マリッジ・ストーリー』で仕事をしたマイケル・ラフターから何か月も歌の特訓を受けたね。音楽と脚本を担当したスパークスと監督のレオスが求めるサウンドはとても明解で、物語を語ることが最優先だった」「バックアップで録音したけれど、全部を生でも歌った。どの程度が本編で使われたのかはわからないけど、ほとんどが生で録音されたものだと思うよ」と、興奮冷めやらぬ様子で語っている。カラックスならではの映像美と「スパークス」による個性的な音楽はもちろん、主演俳優2人の見事な歌唱にも注目したい本編映像となっている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月11日カラックス監督初の全編英語ミュージカルで、第74回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』より、本編映像が解禁された。この度解禁された映像は、人気オペラ歌手アン(マリオン・コティヤール)が熱烈な恋愛劇の末に結ばれたスタンダップコメディアンの夫ヘンリー(アダム・ドライバー)の様子が少しおかしいことに気づき始めた姿を捉えるところから始まる。アンはその後、憂いを振り払うかのように自身の少女時代を懐かしみ、自宅のプールで背泳ぎをしながら、美しいソプラノを奏でる。実はこの背泳ぎでの歌唱シーンは、口パクではなく<生歌>だったそうで、マリオン・コティヤールは「伝統的なミュージカルでは大抵の場合、撮影前に歌を録音して、現場では口パクで歌います」「ありえない体勢で歌わなければならなくて、それは歌唱方法にも影響がでるような難しい姿勢でした。でもその影響もレオスの望む効果のひとつなんです」と明かしている。35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。本作は「スパークス」がストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスとの出会いによって映画へと発展。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、カラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品になっている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月04日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤール共演のミュージカル映画『アネット』より、予告映像が解禁となった。本作は、『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなるレオス・カラックス監督の最新作。カラックスは本作で初めて全編英語でミュージカルに挑み、第74回カンヌ国際映画祭監督賞受賞、第79回ゴールデングローブ賞<ミュージカル・コメディ部門>主演女優賞ノミネートと、各国の映画祭で高く評価された。主演のアダム・ドライバーは本作の製作プロデューサーも務めている。この度解禁された予告編は、「初めて恋に落ちた」と、攻撃的なユーモアセンスが人気のスタンダップコメディアン・ヘンリー(アダム・ドライバー)と国際的なオペラ歌手・アン(マリオン・コティヤール)の2人が惹かれあうシーンからスタート。やがて2人の間には愛する子“アネット”が生まれる。世間からも祝福され、仲睦まじく暮らしていた2人。しかし、そんな幸せな時間も束の間、彼らの世界の全てが、少しずつ<闇>へと近づいていく…。原案も手掛けたロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド「スパークス」の音楽をバックに、「息すらも止めて ご覧ください」との冒頭のセリフ通り、これまでに誰も見たことのなかった映像体験が繰り広げられる。嵐の船の上で狂ったように踊るヘンリー、「あなたが心配よ」と語るアン…。2人の愛はどこへ向かうのか?圧巻の本予告映像となっている。カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語り、自信の人生が色濃く反映されていることも見どころの一つとなっている本作。鬼才監督が手掛けた誰も見たこのないダーク・ファンタジー・ロックオペラが間もなく、幕を開ける。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年02月11日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールが主演、レオス・カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』より、場面写真が解禁された。この度解禁された場面写真では、本作の原案と音楽を務めたバンド「スパークス」やレオス・カラックス監督とその娘らとともに、出演キャストたちが勢揃い。まるで舞台のオープニング挨拶かのように一斉にひざまづく不思議なシーンや、スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、国際的に有名なオペラ歌手アン(マリオン・コティヤール)の仲睦まじい様子、そこから一転、大海の嵐の中で言い争うようにふたりが絡み合う姿などを捉えており、いずれもカラックスの類稀なる映像美とその魅力を最大限に切り取ったものとなっている。35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与え続けてきたレオス・カラックス監督。一作一作で既存のジャンルを軽々と超える新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得している。『アネット』は、そんな彼の『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりの作品となる。「スパークス」がストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスとの出会いによって映画へと発展してできた本作。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品になっている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年01月19日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールが主演する、ダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』より、特報映像とポスタービジュアルが公開された。今回到着した映像では、人気スタンダップコメディアン・ヘンリー(アダム・ドライバー)と一流オペラ歌手・アン(マリオン・コティヤール)の恋の物語から幕を開け、やがて、2人の子ども・アネットが誕生。しかし、そんな甘い時間は束の間。<何か>に怯える彼らの姿が映し出されている。日本でも根強い人気を誇り、原案も手掛けたロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド「スパークス」の音楽をバックに、ヘンリーとアン、アネットの“暗然たるおとぎ話”の始まりを予感させる映像だ。『アネット』特報映像そしてポスタービジュアルは、「愛がたぎる」というコピーと相反するように、冷たい嵐と波に揉まれながら2人が手を取って踊り続ける姿が写し出されている。一体、これは現実なのか?様々な憶測を呼ぶ1枚となっている。『アネット』は2022年4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2021年12月20日映画『アネット』が2022年4月1日(金)に公開される。レオス・カラックス監督は、『アネット』で第74回カンヌ国際映画祭 監督賞を受賞した。レオス・カラックス最新作、カンヌ国際映画祭で監督賞映画『アネット』は、2021年の第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作。『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなる最新作『アネット』は、フランスが誇る鬼才カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだ“ロック・オペラ・ミュージカル”映画だ。“ダークなおとぎ話”をミュージカルで贈る物語は、⼈気スタンダップコメディアンのヘンリーと、⼀流オペラ歌⼿のアン、そして⼆⼈のあいだに⽣まれたアネットが織りなす“ダークなおとぎ話”。特報映像は、ヘンリーとアンの恋の物語から始まる。やがて生まれる二人の子供<アネット>。しかし甘い時間は束の間、その後、捉えられているのは<何か>に怯える彼らの姿だったー。原案は人気ポップバンド・スパークスのスタジオアルバム原案は⽇本でも根強い⼈気を誇るロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンドのスパークス。彼らがストーリー仕⽴てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語を、映画へと発展させた。また劇中の音楽もスパークスが担当。映画全編を歌で語り、全ての歌をライブ録⾳するという両者のこだわりと、カラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品へと昇華させている。主演にアダム・ドライバー×マリオン・コティヤール主人公ヘンリー役(アダム・ドライバー)人気スタンダップコメディアン。⼀流オペラ歌⼿のアンと恋に落ち、やがて二人の子供<アネット>が生まれる。主演を務めるのは『スター・ウォーズ』シリーズやジム・ジャームッシュ監督『パターソン』などで知られるアダム・ドライバー。アダム・ドライバーは制作プロデューサーも兼任するが、彼が役者以外に⻑編映画のプロデューサーを務めるのは『アネット』が初めてのこと。その理由についてアダム・ドライバー本人は、「レオスの映画だから。スパークスが作曲したミュージカルだから」「リハーサルや⼤規模なセットを必要とするような⼤がかりなシーン、それに多くの未確定要素があったから。全部がチャレンジに思えたけど、唯⼀無⼆のものになるだろうと思ったんだ」と語っている。主人公アン(リオン・コティヤール)ヘンリーと恋に落ちる国際的に有名なオペラ歌⼿。もう1人の主人公は、オスカー女優としても高い評価を得るマリオン・コティヤールが務める。マリオン・コティヤールは、第79回ゴールデングローブ賞<ミュージカル・コメディ部⾨>の主演⼥優賞にノミネートされた。レオス・カラックス監督の⼈⽣を⾊濃く反映35年間で発表した⻑編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出⼒と圧倒的な美的センスによって、世の中に衝撃を与えてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき⼦ども)とカラックスの名を世に知らしめた『汚れた⾎』、⼆度の撮影中断に⾒舞われながらもロングランヒットを飛ばした『ポンヌフの恋⼈』、ハーマン・メルヴィルの⼩説を原作に映画化を挑んだ『ポーラ X』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が⾼く評価された『ホーリー・モーターズ』。これらに続く最新作『アネット』は、カラックス本人が「⽗親になってからの映画」と特別な想いを寄せていることも明らかにしており、監督⾃⾝の⼈⽣が⾊濃く反映されていることも見どころの一つだ。【詳細】映画『アネット』公開日:2022年4月1日(金) ユーロスペースほか全国ロードショー監督:レオス・カラックス原案・音楽:スパークス歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC出演:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール
2021年10月31日第74回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した、アダム・ドライバー&マリオン・コティヤール共演のレオス・カラックス監督最新作『ANETTE』が邦題『アネット』として2022年春に日本公開されることが決定。併せて場面写真1点が解禁となった。35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき子ども)と、カラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた血』、2度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』、ハーマン・メルヴィルの小説を原作に映画化を挑んだ『ポーラX』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』。その一作一作で、既存のジャンルを軽々と超える、新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得している。本作は、そんなレオス・カラックス監督が『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりに手掛けた最新作。製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだロック・オペラ・ミュージカルだ。人気スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と一流オペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)、そして2人のあいだに生まれたアネットによって、ダークなおとぎ話が繰り広げられていく。原案は日本でも根強い人気を誇るロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド「スパークス」。彼らがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、「スパークス」とカラックスの出会いによって映画へと発展、劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって独自の世界観を持つ作品が完成した。また、カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されていることも見どころのひとつ。アダム・ドライバーが、本作で初めて役者以外に、長編映画のプロデューサーも務めたことも注目を集めているが、彼はその理由について「レオスの映画だから。スパークスが作曲したミュージカルだから」「リハーサルや大規模なセットを必要とするような大がかりなシーン、それに多くの未確定要素があったから。全部がチャレンジに思えたけど、唯一無二のものになるだろうと思ったんだ」とその並々ならぬ意気込みを語っている。『アネット』は2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2021年10月28日アネット・ベニング、ビル・ナイが夫婦役、ジョシュ・オコナーがその息子役を演じる家族のアンサンブル『幸せの答え合わせ』。この度、グレース役を演じたアネットのインタビュー映像が到着した。アカデミー賞に4度ノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞を2度受賞しているアネット・ベニング。この度解禁されたインタビュー映像では、自身の演じた役柄の魅力や、共演したビル・ナイとジョシュ・オコナー、本作のテーマについて語っている。29年間連れ添った夫を演じたビル・ナイとの共演については、「もともと私は何十年も彼に夢中だった。同じぐらい長く連れ添ってる夫も理解してくれてるから心配しないで。(笑)だから共演できると知って興奮した」と語り、「期待以上にすてきな人だった」とふり返る。「彼は楽しくて役者としても実力があり、仕事に対して真摯に向き合う人。おまけに楽しみ方も知ってる。だから一緒に仕事ができて最高だった」と共演できた喜びを打ち明けた。また、グレースとジョシュが演じたジェイミーの親子関係については、「グレースとジェイミーはとても複雑な関係にある」と言い、「夫に捨てられた彼女は息子を巻き込んで、夫の心を取り戻そうとする。彼女の場合は手遅れなのに、それに気づかず息子を使い夫との間に立たせようとする」。だが、「起きたことに対してはグレースにもジェイミーにももはや成すすべがない。二人がそれを学ぶ姿が丁寧に描かれている。息子は親離れをしなければならない。そして母親は夫だけでなく息子も解放し、自立する必要があることが描かれてる」と、劇中の2人の変化を交えつつ解説している。『幸せの答え合わせ』は6月4日(金)よりキノシネマ横浜みなとみらい、キノシネマ立川高島屋S.C.館、キノシネマ天神ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幸せの答え合わせ 2021年6月4日よりキノシネマみなとみらい・立川・天神ほか全国にて公開© Immersiverse Limited 2018
2021年06月03日アネット・ベニングとビル・ナイ、さらに『ゴッズ・オウン・カントリー』「ザ・クラウン」で人気上昇中のジョシュ・オコナーによる家族のアンサンブル『HOPE GAP』が、邦題『幸せの答え合わせ』として公開が決定した。29年間連れ添った夫にまさかの離婚宣言をされる妻を、アカデミー賞に4度ノミネート、ゴールデン・グローブ賞6度ノミネート(2度受賞)を誇る『20センチュリー・ウーマン』のアネット・ベニング、その夫を『ラブ・アクチュアリー』で英国アカデミー賞に輝いたビル・ナイ。彼らの一人息子役には、大ヒットNetflixシリーズ「ザ・クラウン」で若き日のチャールズ皇太子役を演じてゴールデン・グローブ賞や放送映画批評家協会賞などを獲得、「ロエベ(LOEWE)」や「ブルガリ(BVLGARI)」のアンバサダーをつとめる英国若手スター、ジョシュ・オコナーが扮する。『グラディエーター』でアカデミー賞脚本賞を受賞したウィリアム・ニコルソンが、自身の両親との実体験を基に脚本を書き上げ、自ら監督も手掛けた。可笑しみと切なさの間を行ったり来たりする家族のリアルな台詞は、自分の家族アルバムの1ページに出会ったかのよう。夫のまさかの離婚宣言から始まった家族それぞれのリスタートが、人は何があっても光差す方へ必ずまた歩き出せると教えてくれる。この度解禁されたメイン写真では、29年間連れ添った夫婦の妻グレースを演じたアネット・ベニングと、夫エドワードを演じたビル・ナイが、イギリス南部の海辺の町シーフォードにある、「ホープ・ギャップ」と呼ばれる美しい入り江が広がる崖の上で静かに佇む姿が切り取られている。2人の絶妙な距離感から夫婦の関係の綻びが伺えるものとなっている。『幸せの答え合わせ』は6月4日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋S.C.館、kino cinema天神ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幸せの答え合わせ 2021年6月4日よりキノシネマみなとみらい・立川・天神ほか全国にて公開© Immersiverse Limited 2018
2021年03月26日アネット・ベニングが、ケネス・ブラナー監督の『Death on the Nile』に出演することになりそうだ。本作はアガサ・クリスティの小説『ナイルに死す』を映画化するもの。70年代に『ナイル殺人事件』のタイトルで、一度映画化されている。今回のリメイクは、ブラナーが主演と監督を兼任した2017年の『オリエント急行殺人事件』の続編という位置付けだ。ベニングのほかに、アーミー・ハマー、ガル・ガドット、トム・ベイトマンなどの出演が決まっている。北米公開予定は2020年10月。ベニング出演の近作は、この春公開されて大ヒットした『キャプテン・マーベル』。文=猿渡由紀
2019年06月27日今年の夏は全米ボックスオフィスが低迷して映画スタジオ泣かせのシーズンだったが、季節の変わり目に登場したスティーヴン・キング原作のホラー映画『IT/イット “それ”が見えたら、終わり。』が全米を席巻。デビュー週に1億2,340万ドル、ザックリと日本円にして139億円(!!)という巨額な興行収入を叩き出し、9月にデビューした映画史上ナンバーワンの興行成績、そしてホラー映画史上でも最高デビュー興行成績という驚異の記録を達成している。日本でも11月公開予定の本作、その人気のシークレットに迫ってみた。■ブランド名の強さ本作は、作家スティーヴン・キングの人気小説が原作。キングといえばモダンホラー小説の代名詞にもなっており、いわばブランドと化している。なんといっても、“スティーヴン・キング”という言葉が「広辞苑」にも載っているほどだから凄い。キングの短編小説なども含め、映画・TV化された作品は延べ数にして70作以上にのぼる。『シャイニング』、『ショーシャンクの空に』、『スタンド・バイ・ミー』などはその一部だが、必ずと言っていいほどヒットするところがまた凄く、本作も例に漏れずといったところ。■ストーリーのヒントになっている恐ろしい実話の知名度1972年から1978年の間に米国イリノイ州で33人の少年たちから命を奪い、世界中をショックに陥れた連続殺人鬼ジョン・ウェイン・ゲイシー。この男がピエロの格好をして子どもたちのパーティーや福祉施設を訪れていたこと、獄中でも四六時中ピエロの絵を描いていたことから、この連続殺人事件をきっかけにピエロが不気味の代名詞となった。キングが描いた悪魔ピエロのペニーワイズは、この連続殺人鬼ゲイシーをモデルにしたキャラクターであることがよく知られており、実話の存在がペニーワイズの不気味さを増幅している。また、この事件を知らない若い世代や幼い子どもたちにしても、大人のリアクションやホラー映画の影響からか、往往にしてピエロは「気味が悪い」という意識があり、ピエロ自体が恐怖映画にはもってこいのキャラとなっている。■ヒット番組の現代版リメイク本作は1990年全米放映され大ヒットしたTVミニシリーズのリメイク。ミニシリーズは、子ども時代と大人になってからの前後編から構成され(劇場版もこれにならう予定)、当時TVシットコムで大人気だった俳優、故ジョン・リッターや、映画『スーパーマン3』でスーパーマンの恋人を演じて当時人気の女優アネット・オトゥール、そしてペニーワイズには『ロッキー・ホラー・ショー』でお馴染みのティム・カリーと、当時有名なスターが顔を揃えたことでも話題となった。本作劇場版では、ペニーワイズの不気味さを新世代に伝え往年のファンたちにも懐かしい不気味さを味わってもらおうと、27年ぶりにリメイクしたものだが、タイミング的にも大当たりだったようだ。■新ペニーワイズの恐怖悪魔そのものといった感じのペニーワイズを新たに演ずるのは、日本でも人気上昇中の若手俳優ビル・スカルスガルド。お父さんが有名俳優ステラン・スカルスガルドというサラブレッドのビルは、さすがに演技力も只者ではなくペニーワイズの気味の悪さは半端ではない。1990年のTV版でティム・カリーの演じたペニーワイズも気持ち悪かったが、ビル・スカルスガルド演じる新バージョンのペニーワイズは凄いスペシャルメイクも手伝って、ひと目見ただけであとで悪夢にうなされそうなほど怖く、これにビルの鬼気迫る演技が加わると大画面では見ていられないほどの恐怖心を掻き立てられる。だいたいこんなものが下水溝から顔を覗かせていたら、トラウマで下水溝恐怖症に陥ること請け合いである。映画の中の少年は、こんなものと言葉など交わすから誘拐されてしまうのである。■黄色いレインコートと赤い風船の恐怖本作のポスターは、黄色いレインコートを着て赤い風船を持った男の子がこちらには背を向け真っ黒な闇に向かってただ立っているというもの。ペニーワイズの影は見当たらないものの、少年と暗闇のコンビネーションが十分に気味悪い。「純粋」さと「不気味」さがジワジワと伝わってくるインパクトのあるポスターで通りがかりの人たちの興味を引く。赤い風船と言えばペンシルバニア州のとある小さな街で、映画公開2週間ほど前にちょっとしたパニックが起こった。9月5日の朝、住人たちが住宅街の一角にある下水溝のマンホールから糸のついた赤い風船がフワフワ浮いているのを見つけたのである。「気味が悪いからどうにかして!」という怯えた住人からの電話が地元警察に殺到。普通ならただの妙なイタズラとして済ませられるだろうが、『IT~』を知っている人たちにとっては、下水溝に赤い風船とくれば子どもをさらって行く例の恐ろしいピエロが頭にチラつくわけで心穏やかでない。この一件には警察が出動してあたりの無事を確認するとともに、警察署のツイッターから「ただのイタズラとは思いますが、気味が悪いので止めるよう通告します」というお達しが配信された。このニュースは瞬く間にオンラインは元よりネットワークのニュースでも取り上げられ、結局犯人は分からなかったものの、映画の話題がヒートアップする結果となった。とにかく全米でセンセーションともいえる話題を巻き起こしたこのホラー映画。みなさんもぜひその目で怖さを確かめてきてほしい。(text:Akemi K. Tosto)(text:明美・トスト/Akemi Tosto)
2017年10月10日『人生はビギナーズ』でゲイの父親を描き、絶賛を受けたマイク・ミルズ監督が、今度はアネット・ベニングを主演に自身の母親をテーマにした『20センチュリー・ウーマン』。このほど、その公開日が6月3日(土)に決定し、ミルズ監督がアカデミー賞脚本賞にノミネートされている本作から、ティザービジュアルと30秒特報が解禁となった。1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。ある日、ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染みでジェイミーとは友達以上恋人未満の関係、ジュリー(エル・ファニング)に「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」と頼む。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった――。マイク・ミルズが自身の母親をテーマに描く、6年振りの最新作となる本作。第89回アカデミー賞では脚本賞(オリジナル)において自身初のノミネートを受けている。自由奔放なシングルマザーを演じ、第74回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門主演女優賞にノミネートされたのは、アネット・ベニング。さらに、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』のグレタ・ガーウィグ、『ネオン・デーモン』のエル・ファニングといった各世代を代表する女優が集結。また、監督の分身ともいえる少年ジェイミーを演じた新人の美少年、ルーカス・ジェイド・ズマンの瑞々しい演技も絶賛を受けており、『スポットライト 世紀のスクープ』のビリー・クラダップらも脇を固めている。今回解禁された30秒特報では、77年にデビューした「トーキング・ヘッズ」をバックに、それぞれのキャラクターととともにアネット演じる母の人柄がわかるシーンが随所に盛り込まれている。15歳の少年が3人の女性たちと過ごしながら成長していくひと夏の物語が、ミルズ監督独特のシュールなユーモアと映像センスによって紡がれていく。なお、3月末にはミルズ監督のプロモーション来日も予定されているというから、引き続き注目していて。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月16日第74回ゴールデン・グローブ賞において作品賞、および主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされたアネット・ベニング主演『20TH CENTURY WOMEN』の邦題が、『20センチュリー・ウーマン』に決定。6月に日本公開される。本作は、前作『人生はビギナーズ』(’10)で、自身のゲイの父親を描き絶賛を受けたマイク・ミルズ監督が、今度は自身の母親をテーマに描いた6年振りの待望の新作。主演のアネットは、思春期の息子ジェイミーの成長に悩む愛情あふれるシングルマザーの母親ドロシーを熱演し、ゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞でノミネート。また、ジェイミーの同級生役で『ネオン・デーモン』『夜に生きる』のエル・ファニング、ドロシーの家に間借りするパンクな写真家役に『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のグレタ・ガーウィグと、いま旬の注目女子も顔を揃える。アネットは、過去に『アメリカン・ビューティー』『キッズ・オールライト』などでアカデミー賞に4度ノミネートされるも受賞に至らず、オスカー無冠の名女優として知られている。本作ではキャリア最高の演技と絶賛されており、5度目のノミネートにして、ついに念願の初受賞となるのか、いまから期待がかけられている。1979年のアメリカ・サンタバーバラを舞台に、アネット、エル、グレタが体現する“20世紀を生きた女性たち”の物語にこれからも注目していて。『20センチュリー・ウーマン』は6月、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月19日