アネット・ベニングとジョディ・フォスター共演のNetflix映画『ナイアド ~その決意は海を越える~』がNetflix独占配信に先駆け、10月20日(金)より一部劇場にて公開。全国の公開劇場と劇場公開日入りポスターが解禁された。マラソンスイマーを引退して30年、スポーツジャーナリストとして輝かしいキャリアを築いていたダイアナ(アネット・ベニング)だったが、60歳にしてこれまで手の届かなかった夢を叶えたいという思いが膨らむ。それは、“水泳界のエベレスト"ともいわれる、キューバからフロリダまでの約180キロに及ぶ海峡を泳破すること。サメよけのケージを使わずに泳ぎ切るという史上初の快挙を成し遂げるため、ダイアナは親友にしてコーチでもあるボニー・ストール(ジョディ・フォスター)と、献身的なセーリングチームと共に、4年におよぶ波乱に満ちた旅路を歩み出す――。実在のマラソンスイマー、ダイアナ・ナイアドの脅威の挑戦を描いた本作。流れが激しく、サメや猛毒クラゲら危険な生き物たちが生息する危険な海峡泳破に64歳で挑み、世界中に驚きを与えたナイアド。彼女は命をかけてまで泳ぐことを決意したのは、なぜなのか。不屈の闘志に隠された壮絶な人生、そして彼女の決意を支え続けた熱い友情が明かされる。主人公ナイアドを演じるのは、アカデミー賞に4度のノミネート歴を誇るアネット・ベニング(『アメリカン・ビューティー』『20センチュリー・ウーマン』)。アネット・ベニングそして、ナイアドの親友でコーチを務めたボニーには、2度のアカデミー賞受賞を誇るジョディ・フォスター(『タクシードライバー』『羊たちの沈黙』)が扮する。ジョディ・フォスター監督は、本作が初の劇映画となる、アカデミー賞受賞ドキュメンタリー作家コンビ、エリザベス・チャイ・ヴァサルヘリィとジミー・チン(『フリーソロ』『THE RESCUE奇跡を起こした者たち』)が監督を務める。Netflix映画『ナイアド ~その決意は海を越える~』は10月20日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿、シネ・リーブル池袋、キネカ大森、kino cinéma 横浜みなとみらいほか一部劇場にて公開、11月3日(金)よりNetflixにて独占配信。(シネマカフェ編集部)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】レボリューション -米国議会に挑んだ女性たち-
2023年10月02日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールを主演に迎え、ダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』から、レオス・カラックス監督が自ら呼びかける本編冒頭映像が解禁となった。2021年・第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞した本作は、カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ。今回解禁となったのは、「息すらも止めてご覧ください」「上映中の呼吸は一切禁止です」と劇場の観客に向かってカラックス監督本人が語る前代未聞の呼びかけから始まる冒頭シーンと、ノイズのかかった映像。やがて、カラックスの「じゃあ、始めようか」という合図とともに、本作の原案と脚本をつとめた「スパークス」が本作のメイン曲「So May We Start」をスタジオでコーラスグループとともに歌い始める。これは現実なのか夢の舞台なのか?見る人全てを困惑に誘う鮮烈な映像となっている。なお、カラックスと同席している少女は、9年前に発表した前作『ホーリー・モーターズ』にも出演した娘のナスティア。「『ホーリー・モーターズ』と『アネット』は、僕が父親になってからの作品」とカラックスも明言するように、成長した姿を目にすることができる。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月31日2021年第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作『アネット』より、本編映像が解禁された。この度解禁されたのは、嵐が吹き荒ぶ洋上でヘンリーと(アダム・ドライバー)アン(マリオン・コティヤール)のふたりが、ワルツを踊りながら二重唱を歌うシーン。攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンのヘンリーと、国際的に有名なオペラ歌手のアン。“美女と野人”とはやされる程にかけ離れていたふたりは、恋に落ちたことで世間から注目されるようになる。しかし、娘のアネットが生まれたことで、彼らの人生と精神に不穏な空気が。映像では、渦中のふたりの歯車が少しずつ狂っていく様子が、背景に映し出された強烈で、そして幻想的な<嵐>の映像とともに捉えられている。元来デジタルを嫌い、グリーンバック合成なども好まず、本物の森や海を望んできたカラックス監督。しかし本作では、実際的条件から重要シーンの多くが、昔の撮影所のようにスタジオ内で創意工夫して作り出されており、特殊なセットで撮影されている。それは、この度解禁された洋上でのシーンも例外ではない。現場作業は、美術・衣装・撮影など技術スタッフ間で、“スクリプト・テク”と呼ばれる部門ごとの詳細を記した台本を共有し、相互に連携し議論しながら進められた。また色彩についても<夜の「黒」をベースにどう色を配置していくか><ヘンリーを象徴する「緑」や、アンの「黄色」をどう使うか>などが細かく検討され、ひとつひとつ議論の上でインパクトある画面作りを実現。カラックス監督の初期から彼を支えるネリー・ケティエ(編集)のほか、彼を理解する仲間によって『アネット』のポエティックで複雑な世界が具現化されている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月18日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤール共演、レオス・カラックス監督最新作の“ダーク・ファンタジー・ロックオペラ”『アネット』より本編映像が解禁された。本作は、『汚れた血』『ポンヌフの恋人』『ポーラX』など、唯一無二の映像センスで世界中に熱狂的なファンを獲得しているレオス・カラックス監督の、『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなる最新作。今回解禁された本編映像で切り取られているのは、ヘンリー(アダム・ドライバー)とアン(マリオン・コティヤール)がともに互いの愛を高らかに歌い上げるシーン。攻撃的なユーモアセンスをもったスタンダップ・コメディアンと、国際的に有名なオペラ歌手という、“美女と野人”とはやされる程にかけ離れた世界にいた2人。お互いの魅力に抗えないまま恋に落ちていく想いが込められている。本作でミュージカルに挑戦、プロデューサーとしても名を連ねるアダム・ドライバーは、本作に出演するにあたって「ミュージカルという点でいうと、『マリッジ・ストーリー』で仕事をしたマイケル・ラフターから何か月も歌の特訓を受けたね。音楽と脚本を担当したスパークスと監督のレオスが求めるサウンドはとても明解で、物語を語ることが最優先だった」「バックアップで録音したけれど、全部を生でも歌った。どの程度が本編で使われたのかはわからないけど、ほとんどが生で録音されたものだと思うよ」と、興奮冷めやらぬ様子で語っている。カラックスならではの映像美と「スパークス」による個性的な音楽はもちろん、主演俳優2人の見事な歌唱にも注目したい本編映像となっている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月11日カラックス監督初の全編英語ミュージカルで、第74回カンヌ国際映画祭監督賞を受賞したダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』より、本編映像が解禁された。この度解禁された映像は、人気オペラ歌手アン(マリオン・コティヤール)が熱烈な恋愛劇の末に結ばれたスタンダップコメディアンの夫ヘンリー(アダム・ドライバー)の様子が少しおかしいことに気づき始めた姿を捉えるところから始まる。アンはその後、憂いを振り払うかのように自身の少女時代を懐かしみ、自宅のプールで背泳ぎをしながら、美しいソプラノを奏でる。実はこの背泳ぎでの歌唱シーンは、口パクではなく<生歌>だったそうで、マリオン・コティヤールは「伝統的なミュージカルでは大抵の場合、撮影前に歌を録音して、現場では口パクで歌います」「ありえない体勢で歌わなければならなくて、それは歌唱方法にも影響がでるような難しい姿勢でした。でもその影響もレオスの望む効果のひとつなんです」と明かしている。35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。本作は「スパークス」がストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスとの出会いによって映画へと発展。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、カラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品になっている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年03月04日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤール共演のミュージカル映画『アネット』より、予告映像が解禁となった。本作は、『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなるレオス・カラックス監督の最新作。カラックスは本作で初めて全編英語でミュージカルに挑み、第74回カンヌ国際映画祭監督賞受賞、第79回ゴールデングローブ賞<ミュージカル・コメディ部門>主演女優賞ノミネートと、各国の映画祭で高く評価された。主演のアダム・ドライバーは本作の製作プロデューサーも務めている。この度解禁された予告編は、「初めて恋に落ちた」と、攻撃的なユーモアセンスが人気のスタンダップコメディアン・ヘンリー(アダム・ドライバー)と国際的なオペラ歌手・アン(マリオン・コティヤール)の2人が惹かれあうシーンからスタート。やがて2人の間には愛する子“アネット”が生まれる。世間からも祝福され、仲睦まじく暮らしていた2人。しかし、そんな幸せな時間も束の間、彼らの世界の全てが、少しずつ<闇>へと近づいていく…。原案も手掛けたロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド「スパークス」の音楽をバックに、「息すらも止めて ご覧ください」との冒頭のセリフ通り、これまでに誰も見たことのなかった映像体験が繰り広げられる。嵐の船の上で狂ったように踊るヘンリー、「あなたが心配よ」と語るアン…。2人の愛はどこへ向かうのか?圧巻の本予告映像となっている。カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語り、自信の人生が色濃く反映されていることも見どころの一つとなっている本作。鬼才監督が手掛けた誰も見たこのないダーク・ファンタジー・ロックオペラが間もなく、幕を開ける。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年02月11日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールが主演、レオス・カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』より、場面写真が解禁された。この度解禁された場面写真では、本作の原案と音楽を務めたバンド「スパークス」やレオス・カラックス監督とその娘らとともに、出演キャストたちが勢揃い。まるで舞台のオープニング挨拶かのように一斉にひざまづく不思議なシーンや、スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と、国際的に有名なオペラ歌手アン(マリオン・コティヤール)の仲睦まじい様子、そこから一転、大海の嵐の中で言い争うようにふたりが絡み合う姿などを捉えており、いずれもカラックスの類稀なる映像美とその魅力を最大限に切り取ったものとなっている。35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与え続けてきたレオス・カラックス監督。一作一作で既存のジャンルを軽々と超える新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得している。『アネット』は、そんな彼の『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりの作品となる。「スパークス」がストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、カラックスとの出会いによって映画へと発展してできた本作。劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品になっている。『アネット』は4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2022年01月19日アダム・ドライバーとマリオン・コティヤールが主演する、ダーク・ファンタジー・ロックオペラ『アネット』より、特報映像とポスタービジュアルが公開された。今回到着した映像では、人気スタンダップコメディアン・ヘンリー(アダム・ドライバー)と一流オペラ歌手・アン(マリオン・コティヤール)の恋の物語から幕を開け、やがて、2人の子ども・アネットが誕生。しかし、そんな甘い時間は束の間。<何か>に怯える彼らの姿が映し出されている。日本でも根強い人気を誇り、原案も手掛けたロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド「スパークス」の音楽をバックに、ヘンリーとアン、アネットの“暗然たるおとぎ話”の始まりを予感させる映像だ。『アネット』特報映像そしてポスタービジュアルは、「愛がたぎる」というコピーと相反するように、冷たい嵐と波に揉まれながら2人が手を取って踊り続ける姿が写し出されている。一体、これは現実なのか?様々な憶測を呼ぶ1枚となっている。『アネット』は2022年4月1日(金)よりユーロスペースほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2021年12月20日映画『アネット』が2022年4月1日(金)に公開される。レオス・カラックス監督は、『アネット』で第74回カンヌ国際映画祭 監督賞を受賞した。レオス・カラックス最新作、カンヌ国際映画祭で監督賞映画『アネット』は、2021年の第74回カンヌ国際映画祭でオープニングを飾り、監督賞を受賞したレオス・カラックス監督最新作。『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりとなる最新作『アネット』は、フランスが誇る鬼才カラックスが初めて全編英語でミュージカルに挑んだ“ロック・オペラ・ミュージカル”映画だ。“ダークなおとぎ話”をミュージカルで贈る物語は、⼈気スタンダップコメディアンのヘンリーと、⼀流オペラ歌⼿のアン、そして⼆⼈のあいだに⽣まれたアネットが織りなす“ダークなおとぎ話”。特報映像は、ヘンリーとアンの恋の物語から始まる。やがて生まれる二人の子供<アネット>。しかし甘い時間は束の間、その後、捉えられているのは<何か>に怯える彼らの姿だったー。原案は人気ポップバンド・スパークスのスタジオアルバム原案は⽇本でも根強い⼈気を誇るロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンドのスパークス。彼らがストーリー仕⽴てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語を、映画へと発展させた。また劇中の音楽もスパークスが担当。映画全編を歌で語り、全ての歌をライブ録⾳するという両者のこだわりと、カラックスならではの映像美が相まって、唯一無二の作品へと昇華させている。主演にアダム・ドライバー×マリオン・コティヤール主人公ヘンリー役(アダム・ドライバー)人気スタンダップコメディアン。⼀流オペラ歌⼿のアンと恋に落ち、やがて二人の子供<アネット>が生まれる。主演を務めるのは『スター・ウォーズ』シリーズやジム・ジャームッシュ監督『パターソン』などで知られるアダム・ドライバー。アダム・ドライバーは制作プロデューサーも兼任するが、彼が役者以外に⻑編映画のプロデューサーを務めるのは『アネット』が初めてのこと。その理由についてアダム・ドライバー本人は、「レオスの映画だから。スパークスが作曲したミュージカルだから」「リハーサルや⼤規模なセットを必要とするような⼤がかりなシーン、それに多くの未確定要素があったから。全部がチャレンジに思えたけど、唯⼀無⼆のものになるだろうと思ったんだ」と語っている。主人公アン(リオン・コティヤール)ヘンリーと恋に落ちる国際的に有名なオペラ歌⼿。もう1人の主人公は、オスカー女優としても高い評価を得るマリオン・コティヤールが務める。マリオン・コティヤールは、第79回ゴールデングローブ賞<ミュージカル・コメディ部⾨>の主演⼥優賞にノミネートされた。レオス・カラックス監督の⼈⽣を⾊濃く反映35年間で発表した⻑編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出⼒と圧倒的な美的センスによって、世の中に衝撃を与えてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき⼦ども)とカラックスの名を世に知らしめた『汚れた⾎』、⼆度の撮影中断に⾒舞われながらもロングランヒットを飛ばした『ポンヌフの恋⼈』、ハーマン・メルヴィルの⼩説を原作に映画化を挑んだ『ポーラ X』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が⾼く評価された『ホーリー・モーターズ』。これらに続く最新作『アネット』は、カラックス本人が「⽗親になってからの映画」と特別な想いを寄せていることも明らかにしており、監督⾃⾝の⼈⽣が⾊濃く反映されていることも見どころの一つだ。【詳細】映画『アネット』公開日:2022年4月1日(金) ユーロスペースほか全国ロードショー監督:レオス・カラックス原案・音楽:スパークス歌詞:ロン・メイル、ラッセル・メイル & LC出演:アダム・ドライバー、マリオン・コティヤール
2021年10月31日第74回カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した、アダム・ドライバー&マリオン・コティヤール共演のレオス・カラックス監督最新作『ANETTE』が邦題『アネット』として2022年春に日本公開されることが決定。併せて場面写真1点が解禁となった。35年間で発表した長編作品は6本と寡作ながら、その卓越した演出力と圧倒的な美的センスによって、常に衝撃を与えつづけてきた映画監督レオス・カラックス。1984年、弱冠24歳でカンヌ映画祭に登場した『ボーイ・ミーツ・ガール』、“アンファン・テリブル”(恐るべき子ども)と、カラックスの名を世界中に知らしめた『汚れた血』、2度の撮影中断に見舞われながらもロングラン大ヒットを記録した『ポンヌフの恋人』、ハーマン・メルヴィルの小説を原作に映画化を挑んだ『ポーラX』、そして謎に満ちた迷宮的な内容が高く評価された『ホーリー・モーターズ』。その一作一作で、既存のジャンルを軽々と超える、新たな映画体験を生み出し、世界中に熱狂的なファンを獲得している。本作は、そんなレオス・カラックス監督が『ホーリー・モーターズ』以来8年ぶりに手掛けた最新作。製作プロデューサーも務めたアダム・ドライバーと実力派マリオン・コティヤールを主演に迎え、カラックス監督が初めて全編英語でミュージカルに挑んだロック・オペラ・ミュージカルだ。人気スタンダップコメディアンのヘンリー(アダム・ドライバー)と一流オペラ歌手のアン(マリオン・コティヤール)、そして2人のあいだに生まれたアネットによって、ダークなおとぎ話が繰り広げられていく。原案は日本でも根強い人気を誇るロン&ラッセル・メイル兄弟によるポップ・バンド「スパークス」。彼らがストーリー仕立てのスタジオアルバム「アネット」として構築していた物語が、「スパークス」とカラックスの出会いによって映画へと発展、劇中全編を歌で語り、全ての歌をライブ録音するという両者のこだわりと、そこにカラックスならではの映像美が相まって独自の世界観を持つ作品が完成した。また、カラックスが「父親になってからの映画」とその特別な想いを語る本作には、カラックス自身の人生が色濃く反映されていることも見どころのひとつ。アダム・ドライバーが、本作で初めて役者以外に、長編映画のプロデューサーも務めたことも注目を集めているが、彼はその理由について「レオスの映画だから。スパークスが作曲したミュージカルだから」「リハーサルや大規模なセットを必要とするような大がかりなシーン、それに多くの未確定要素があったから。全部がチャレンジに思えたけど、唯一無二のものになるだろうと思ったんだ」とその並々ならぬ意気込みを語っている。『アネット』は2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アネット 2022年春、ユーロスペースほか全国にて公開© 2020 CG Cinéma International / Théo Films / Tribus P Films International / ARTE France Cinéma /
2021年10月28日アネット・ベニング、ビル・ナイが夫婦役、ジョシュ・オコナーがその息子役を演じる家族のアンサンブル『幸せの答え合わせ』。この度、グレース役を演じたアネットのインタビュー映像が到着した。アカデミー賞に4度ノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞を2度受賞しているアネット・ベニング。この度解禁されたインタビュー映像では、自身の演じた役柄の魅力や、共演したビル・ナイとジョシュ・オコナー、本作のテーマについて語っている。29年間連れ添った夫を演じたビル・ナイとの共演については、「もともと私は何十年も彼に夢中だった。同じぐらい長く連れ添ってる夫も理解してくれてるから心配しないで。(笑)だから共演できると知って興奮した」と語り、「期待以上にすてきな人だった」とふり返る。「彼は楽しくて役者としても実力があり、仕事に対して真摯に向き合う人。おまけに楽しみ方も知ってる。だから一緒に仕事ができて最高だった」と共演できた喜びを打ち明けた。また、グレースとジョシュが演じたジェイミーの親子関係については、「グレースとジェイミーはとても複雑な関係にある」と言い、「夫に捨てられた彼女は息子を巻き込んで、夫の心を取り戻そうとする。彼女の場合は手遅れなのに、それに気づかず息子を使い夫との間に立たせようとする」。だが、「起きたことに対してはグレースにもジェイミーにももはや成すすべがない。二人がそれを学ぶ姿が丁寧に描かれている。息子は親離れをしなければならない。そして母親は夫だけでなく息子も解放し、自立する必要があることが描かれてる」と、劇中の2人の変化を交えつつ解説している。『幸せの答え合わせ』は6月4日(金)よりキノシネマ横浜みなとみらい、キノシネマ立川高島屋S.C.館、キノシネマ天神ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幸せの答え合わせ 2021年6月4日よりキノシネマみなとみらい・立川・天神ほか全国にて公開© Immersiverse Limited 2018
2021年06月03日アネット・ベニングとビル・ナイ、さらに『ゴッズ・オウン・カントリー』「ザ・クラウン」で人気上昇中のジョシュ・オコナーによる家族のアンサンブル『HOPE GAP』が、邦題『幸せの答え合わせ』として公開が決定した。29年間連れ添った夫にまさかの離婚宣言をされる妻を、アカデミー賞に4度ノミネート、ゴールデン・グローブ賞6度ノミネート(2度受賞)を誇る『20センチュリー・ウーマン』のアネット・ベニング、その夫を『ラブ・アクチュアリー』で英国アカデミー賞に輝いたビル・ナイ。彼らの一人息子役には、大ヒットNetflixシリーズ「ザ・クラウン」で若き日のチャールズ皇太子役を演じてゴールデン・グローブ賞や放送映画批評家協会賞などを獲得、「ロエベ(LOEWE)」や「ブルガリ(BVLGARI)」のアンバサダーをつとめる英国若手スター、ジョシュ・オコナーが扮する。『グラディエーター』でアカデミー賞脚本賞を受賞したウィリアム・ニコルソンが、自身の両親との実体験を基に脚本を書き上げ、自ら監督も手掛けた。可笑しみと切なさの間を行ったり来たりする家族のリアルな台詞は、自分の家族アルバムの1ページに出会ったかのよう。夫のまさかの離婚宣言から始まった家族それぞれのリスタートが、人は何があっても光差す方へ必ずまた歩き出せると教えてくれる。この度解禁されたメイン写真では、29年間連れ添った夫婦の妻グレースを演じたアネット・ベニングと、夫エドワードを演じたビル・ナイが、イギリス南部の海辺の町シーフォードにある、「ホープ・ギャップ」と呼ばれる美しい入り江が広がる崖の上で静かに佇む姿が切り取られている。2人の絶妙な距離感から夫婦の関係の綻びが伺えるものとなっている。『幸せの答え合わせ』は6月4日(金)よりkino cinema横浜みなとみらい、kino cinema立川高島屋S.C.館、kino cinema天神ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:幸せの答え合わせ 2021年6月4日よりキノシネマみなとみらい・立川・天神ほか全国にて公開© Immersiverse Limited 2018
2021年03月26日Netflixの大人気作『クイーンズ・ギャンビット』の主人公のベス(アニャ・テイラー=ジョイ)はチェスの天才少女。第2話ではいよいよ公式大会に出場。「女だ、子どもだ」と見下してくる男たちを相手取って、最初の勝利を掴みます。『梨泰院クラス』『愛の不時着』の興奮に匹敵する傑作の見どころを、ドラマを愛するゲーム作家・米光一成が一話ずつ解説していきます。【『クイーンズ・ギャンビット』全話レビュー第2話】vol. 2地味なファッションを笑われるベス主人公のベスはチェスの天才少女。Netflixオリジナルシリーズ『クイーンズ・ギャンビット』独占配信中。Netflixのランキング各国で1位を総なめした『クイーンズ・ギャンビット』(Netflixドラマ全7話)。全話レビューの第2回目。主人公ベス・ハーモン(アニャ・テイラー=ジョイ)は、ウィートリー夫婦に引き取られる。養護施設時代のままのまじめな服装で高校へ行くベス。白いブラウスは一番上まできっちりボタンを留め、くすんだ青色のカーディガンを重ねる。白い靴下にプレーン・トゥのシューズ。高校のクラスメートから「茶色の靴に茶色の靴ひも結ぶ?」と笑われる。クラスメートは、明るいピンクやパステルカラーの服を着て、白と茶のおしゃれな靴を履いている。50年代の終わり頃から、上流階級をターゲットにしていたオートクチュールとは別に、一般庶民、若い世代向けの既製服産業が急速に発展した。そういった流行のファッションを身にまとうクラスメートから、ベスは、地味だと笑われる。この後、ベスはチェス大会で勝利し、賞金を得て、自信を持ち、どんどん高級ファッションを着こなし、立場が逆転していく。この学校にチェスクラブはないの?とクラスメートに聞くベス。チェスは男がやるものチェス雑誌で大会があることを知るが、参加費の5ドルがない。用務員のシャイベルさんに手紙を書き、参加費を借りて出場する。第2話の後半は、ベスの初めての大会が描かれる。最初の対戦相手は女の子アネット・パッカー(エロイーズ・ウェッブ)だ。「なぜ女同士にされたの」「よくないことよね」第2戦以降は、すべて男が対戦相手だ。このころのチェスは男がやるものだという雰囲気だった。「やられたよ」対戦相手が女性だとあなどっていた男は、自分が劣勢になって急に不機嫌になる。翌日の第3戦、親切にしてくれていたタウンズ(ジェイコブ・フォーチューン=ロイド)との対局。好敵手で、ふたりとも対局を楽しんでいる表情から、真剣になっていく表情の変化が描かれる。エンドゲームまでもつれこむ。投了したタウンズ。「君、いくつだ。いや、いい。答えないで。落ち込むだけだ」「36歳」とベスは嘘をつく。「ありがとう。君は本当にすごい。自覚してる?」終わってトイレに駆け込むベス。初めての生理がきてとまどう。ベスは、街の雑貨屋のチェス雑誌で大会のことを知る。ベスの実力が偏見を打ち砕く第4戦。クシで髪をなでつけるイヤな感じの男の対局は、盤面を映すこともない(この辺の観せ方のテンポ、最高!)。ベスが大会で勝ち上がるのと対照的に、養母の状況は悪化していく。養父オールストン(パトリック・ケネディ)は家に戻らなくなり、生活は困窮し、養母アルマ(マリエル・ヘラー)はふさぎこみがちになる。大会の最終戦、ハリー・ベルティックとの戦い。遅刻してくるハリー・ベルティックは、あからさまにベスをあなどっている。あくびを繰り返す。だが、強い。ベスは、「すぐにもどる」といってトイレに逃げ込む。精神安定剤を呑み、自らを叱咤する。鏡の奥、天井にチェス盤の幻影が映る。そして、あのふてぶてしい顔になって、チェス盤の前に戻ってくる。驚くベルティック。指した手を見てまた驚く。「ちくしょう」「もう終わりよ」「いや挽回できる」「そうは思わない……できたかも、遅刻しなければ」ベスはベルディックに「ボード上で決着をつける」と言う。負けたベルディックは、あなどっていた最初の態度を捨てて、周囲で観ていたみんなの拍手にまざって、ベスに拍手を贈る。競技(ゲーム)のすばらしいところは、男だろうが女だろうが、年齢も肌の色もどうであろうが、すべての人が平等に、ゲームのルールに従って勝敗が決することだ。だから、最初は偏見を持っていた男たちも、彼女と対局することで、あっという間に態度を変える。頑なに偏見を維持することはない。ただきれいだからではない『クイーンズ・ギャンビット』は、フェミニズムを新しい視点で描いた作品だ。ボード上だけで公平に決着がつくチェスを通じて、男性優遇の社会を女性であるベスがのしあがっていく。養父母の家に初めてベスが来て、ミッドセンチュリーの家具でそろえたきれいな部屋を眺めたとき、養母アルマが動物画を指して「ローザ・ボヌールの絵よ。もちろん複製だけど」と説明する。ローザ・ボヌールは、動物を写実的に描いたフランスの画家だ。十九世紀のヨーロッパでは、まだ女性画家は少なく過小評価されていた。そんな中で、レジオンドヌール勲章を受けた初の女性芸術家であり、フェミニズム初期を代表する人物である。『クイーンズ・ギャンビット』の60年代ファッションや、部屋、家具、セットの美しさが、観る者の心をとらえるのは、ただきれいだからではなく、物語のテーマと深く結びついているからだ。文・米光一成information『クイーンズ・ギャンビット』原作・制作:スコット・フランク、アラン・スコット出演:アニャ・テイラー=ジョイ、ビル・キャンプ、マリエル・ヘラー文・米光一成
2021年02月17日人気海外ドラマ「ウォーキング・デッド」の新たなスピンオフシリーズ「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド」が、Amazonオリジナル作品として10月2日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信されることになった。本作は、「ウォーキング・デッド」シリーズのスピンオフ「フィアー・ザ・ウォーキング・デッド」の成功を受け、スコット・M・ギンプルとマシュー・ネグレートが共同製作総指揮、及び共同ショーランナーを務める新シリーズ。ウォーカーによって世界が崩壊した後に生まれた“第一世代”の若者たちを描く。ヒーローになるものもいれば、ヴィランになるものも現れ、成長の過程でそれぞれのアイデンティティが確立されていくことは、良いことも悪いことも巻き起こしていく。本シリーズには、アリーヤー・ロイヤル(アイリス役)、アレクサ・マンスール(ホープ役)、アネット・マヘンドル(ハック役)、ニコラス・カントゥ(エルトン役)、ハル・カンプストン(サイラス役)、ニコ・トルトレッラ(フィリックス役)、そして『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』などのジュリア・オーモンド(エリザベス役)が出演。さらに、ゲスト出演として「キング・オブ・メディア」(サクセッション)のナタリー・ゴールドが影で操る謎の人物ライラ役を演じるほか、アル・カルドロンがバルカ役、スコット・アドシットがトニー役、テッド・サザーランドがパーシー役を演じる。「ウォーキング・デッド:ワールド・ビヨンド」は10月2日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信開始(全10話)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウォーキング・デッド [海外TVドラマ]© 2010 American Movie Classic Company,LLC. All Rights Reserved.
2020年09月23日舞台『正しいオトナたち』が、11月28日(木)に東京・光が丘IMAホールのプレビュー公演で幕を開ける。ここ数年、フランスの劇作家ヤスミナ・レザの戯曲は、日本でも上演が相次いでいる。フランスの作家らしいシニカルな視点とウィットに富んだ会話が魅力で、本作はローレンス・オリヴィエ賞など多数の演劇賞を受賞。ジョディ・フォスターが主人公の女性作家を演じた映画版『おとなのけんか』(ロマン・ポランスキー監督、2011年)が話題を集めたのも記憶に新しい。今回の翻訳上演では、その女性作家役に真矢ミキを配し、岡本健一、近藤芳正、中嶋朋子という実力派が集結する。物語は、アフリカに関する著書をもつ作家ヴェロニック(真矢)と、小売業を営むミシェル(近藤)のウリエ夫妻、そして弁護士アラン(岡本)と資産運用の仕事をしているアネット(中嶋)のレイユ夫妻という、“知的階級のオトナ”4人の会話で展開する。場所はウリエ夫妻の居間、息子が同級生にケガをさせられたというので、その加害者側の親であるレイユ夫妻を自宅に呼んだのだ。最初は冷静さを装って“知的に”話し合いを始める4人だったが、そんな場でも仕事の電話に出るアランに、妻アネットの怒りが爆発!一方のヴェロニックとミシェルのほうも、次第に日頃のうっぷんが噴き出して……!?本作の見どころは、なんといっても丁々発止の会話の応酬だろう。子供のけんかについての両家の対立は、ふとした瞬間に妻対夫、さらには女性対男性など、多様なフェーズを迎え、飲み込みながら(時には飲み込めないまま)テンポよく進んでゆく。いかに“オトナ”とは、日々さまざまな事情を抱えながら、平静を装い過ごしていることか。彼らの姿を「あるある」と笑いつつ、割り切れない世のことわりに思いを馳せれば、ビターだけれど味わい深い、本作ならではの魅力に気づくはずだ。演出は、海外戯曲を読み解く手腕に定評のある上村聡史。5年ぶりの舞台出演となる真矢は、純粋なストレートプレイは意外にも今回が初めてとか。宝塚時代はシリアスからコメディまで、ひとりの人間を生ききる“芝居の人”として知られていた真矢。演技巧者の3人と共に、満を持しての舞台姿に期待したい。文:佐藤さくら
2019年11月28日資生堂パーラー 銀座本店がリニューアル。2019年11月1日(金)よりオープンする。資生堂パーラー 銀座本店とは資生堂パーラー 銀座本店は、1902年、日本で初めてのソーダ水や当時珍しかったアイスクリームの製造と販売を行うソーダファウンテンとして誕生。創業から変わらぬ東京・銀座8丁目に、11階建ての東京銀座資生堂ビルを構え、ショップ、カフェ、レストラン、バーの業態で営業している。そんな長い歴史を持つ資生堂パーラー 銀座本店がリニューアル。“革新と継承”をコンセプトに、伝統を守りながらも新しく美しい価値を“食”と“文化”の分野で発信していく。1階 銀座本店ショップ1階は、資生堂パーラーの定番洋菓子シリーズから銀座本店限定商品、生ケーキなどを扱う洋菓子販売のフラグシップショップ。“大樹”をイメージした、高い天井と内装の店内では、商品を手に取りがながら選べるよう、販売スタイルを進化させた。新商品をはじめバラエティ豊かなスイーツを販売クラシックフルーツケーキ新商品「クラシックフルーツケーキ」は、厳選した5種のドライフルーツと洋酒に漬け込んで発酵させたオレンジピールとレモンピールを、国産バターを使った生地に練り込んだ一品。しっとりしたケーキ生地とフルーツのバランスが絶妙だ。花椿ショコラ資生堂のシンボルマーク“花椿”を模った10色のボンボンショコラ「花椿ショコラ」。一粒一粒が個性的なフレーバーとなっており、カラフルな見た目も楽しい。3階 銀座本店サロン・ド・カフェ3階の銀座本店サロン・ド・カフェは、資生堂パーラーのルーツでもある伝統のアイスクリームソーダや人気のパフェといったデザートを提供する。店内には新たにソファ席やベンチシートを導入し、赤い壁にピンクカラーのインテリアで彩った華やかでより快適な空間に。非日常的な気分を味わえる、特別なシーンで使いたくなるようなカフェとなっている。リニューアルを記念した2つの限定メニューリニューアルオープン記念メニューとして11月限定で「スペシャルアイスクリームの和栗パフェ」と「サロン・ド・カフェ スペシャルプレート」が登場する。スペシャルアイスクリームの和栗パフェ「スペシャルアイスクリームの和栗パフェ」は、資生堂パーラーで毎年10月に登場する人気のマロンパフェをベースに、アイスクリーム、マロンクリーム、生クリームなど使用する素材を全てアップデート。中でもバニラ、ミルク、マロンの3種のアイスクリームは、北海道“十勝しんむら牧場”直送の牛乳を使い、1902年から変わらない資生堂パーラー伝統のレシピを基に作り上げた。サロン・ド・カフェ スペシャルプレートストロベリー、チョコレート、ジャマイカの3種から好きな1つのフレーバーを選べるサンデーがメインとなる「サロン・ド・カフェ スペシャルプレート」。“おりかさ蜜ツ星農園”の林檎で仕立てた“壺チーズケーキ”や、旬の“和栗のクレープ”、フルーツをディップするのが楽しい“チョコレートフォンデュ”といった、ワクワクするようなバラエティ豊かなスイーツを一度に味わってみて。4/5階 銀座本店レストラン4/5階の銀座本店レストランでは、1928年に資生堂パーラーが開業した本格的な西洋料理店のビーフカレーやチキンライス、3代目総料理長考案の伝統メニューから、旬の食材を駆使した新メニューを提供。古き良き情緒を残すクラシックな店内には、サロン・ド・カフェ同様にベンチシートを新設し、小さな子供から大人までゆったりと寛げるような空間に仕上げた。リニューアルを記念した「シェフのお薦めコース」リニューアル記念メニューとして用意するのが「シェフのお薦めコース」。資生堂パーラー 銀座本店の調理長お薦めのメニューを、伝統と新しさを織り交ぜて仕立てた。「キャビアをまとった甘鯛のヴァプール 香り豊かなフヌイユソース」「博多和牛サーロインのローストビーフ グレービーソース」をはじめとするラグジュアリーな味わいを堪能できる。エクスクルーシブな個室空間も5階には、よりプライベートな時間を過ごせる個室を用意。1928年から受け継がれるステンドグラスがゲストを迎えてくれる。また、レストランの料理は8階の「ワードサロン Ⅰ/Ⅱ」でも楽しむことが出来る。こちらは上質で落ち着きのある“ペントハウス”をイメージしたフロアとなっている。また、同フロアはレストランの個室としてだけでなく、パーティーやセミナーなどでも使用することが可能だ。【詳細】資生堂パーラー 銀座本店リニューアルオープン日:2019年11月1日(金)住所:東京都中央区銀座8-8-3■1階 銀座本店ショップ営業時間:11:00~21:00TEL:03-3572-2147商品例:クラシックフルーツケーキ 4,320円(税込)、クラシック抹茶&マロンケーキ 7,560円(税込)、ショートケーキ 6,480円(税込)、花椿ショコラ 10種 各270円(税込)■3階 銀座本店サロン・ド・カフェ営業時間:火~土 11:00~21:00(L.O.20:30)、日・祝 11:00~20:00(L.O.19:30)定休日:月曜日、年末年始TEL:03-5537-6231メニュー例:スペシャルアイスクリームの和栗パフェ 2,200円(税込)、サロン・ド・カフェ スペシャルプレート(ドリンク付き)2,500円(税込)※メニュー例はいずれも11月限定。■4/5階 銀座本店レストラン営業時間:11:30~21:30(L.O.20:30)定休日:月曜日、年末年始TEL:03-5537-6241メニュー例:<シェフのお薦めコース> 12,000円(税込) 別途サービス料10%・アミューズ・ラングスティーヌと旬野菜のエチュベ コリアンダーの香り・伝統のコンソメスープ・キャビアをまとった甘鯛のヴァプール 香り豊かなフヌイユソース・博多和牛サーロインのローストビーフ グレービーソース・和栗のババロア 抹茶のアイスクリームを添えて/ミルクティーのシブースト 洋梨のコンポート添え・コーヒー<銀座モダンスペシャルランチ> 5,000円(税込) 別途サービス料10%・サーモンマリネ アネット風味・伝統のコンソメスープ・ミートクロケット トマトソース・本日の魚料理/本日の肉料理/カナダ産活オマール海老のソテー ナンチュアソース(+1,000円)/和牛フィレ肉のミニッツステーキ(+1,000円)・チキンライス/ビーフカレーライス/ハヤシライス/・コーヒー※メニュー例はいずれも11月限定。
2019年11月03日アネット・ベニングが、ケネス・ブラナー監督の『Death on the Nile』に出演することになりそうだ。本作はアガサ・クリスティの小説『ナイルに死す』を映画化するもの。70年代に『ナイル殺人事件』のタイトルで、一度映画化されている。今回のリメイクは、ブラナーが主演と監督を兼任した2017年の『オリエント急行殺人事件』の続編という位置付けだ。ベニングのほかに、アーミー・ハマー、ガル・ガドット、トム・ベイトマンなどの出演が決まっている。北米公開予定は2020年10月。ベニング出演の近作は、この春公開されて大ヒットした『キャプテン・マーベル』。文=猿渡由紀
2019年06月27日“海に選ばれた”少女モアナの成長と冒険の物語を描き、興行収入50億円突破の大ヒットを記録したディズニー・アニメーション『モアナと伝説の海』MovieNEX発売を記念し、シネマカフェはアメリカ・バーバンクにある、ウォルト・ディズニーの歴史が詰まったディズニー・アニメーションのスタジオを現地取材!取材記事第1弾となるこちらでは、スタジオ・ツアーの模様をご紹介し、実際に現場に行って発見したスタジオの魅力や特色を現地の写真とともにお送りする。■レジェンド・プラザまず向かったのは、スタジオの入り口にある「レジェンド・プラザ」。こちらにはウォルト・ディズニーの銅像があるほか、ディズニー・アニメーションに関わった“レジェンドたち”の手形が柱に所狭しと掲げられている。写真には、アーティストのエルトン・ジョンの手形も。■ウォルト・ディズニー・スタジオ(本社)ウォルト・ディズニー・スタジオでは、『ダンボ』から『オリビアちゃんの大冒険』が作られた歴史ある場所。映画『ウォルト・ディズニーの約束』の撮影場所にも使われており、どこか見覚えのある方もいるのでは?広大な敷地を持つスタジオでは現在、アニメーションは作られていないものの、映画・ドラマの撮影や、試写会などが行われているスタジオのほか、約100年前から使われているカフェテリア、ディズニー・スタジオ全体に使われる貯水タンクなど驚きの設備まである。また、元々シルバーレイクにあった建物を現在の場所に移転し、1926年~40年まで脚本を書く場として使われていた「ハイペリオン・ロット」や当時アートスクールとして使用されていた場所が、現在のグッズなどが売られているスタジオ・ストアとしていまも残されている。ちなみにこのストアでは、ほかでは手に入らない『蒸気船ウィリー』のミッキーをモチーフにした限定グッズなどもあり、ファンにはたまらないものが取り揃えられている。当時のアニメーション制作現場は、セクションごとに場所が区切られ(ペイント室、アニメーション室など)、さらに上下のフロアで監督とスタッフとで分かれ作業が行われていた。現在は、ディズニー・アニメーションが生んだ技術革新にまつわるアートワークやスケッチなどが展示されている。例えば、当時ウォルトが制作に採用した“ストーリーボード”という、作品全体の流れを掴むための展開するコマを並べたものは、いまでは当たり前にある技術だが、これらは後にアルフレッド・ヒッチコック監督も制作に取り入れるなど、当時としては画期的な技術であった。■ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ続いて、『ノートルダムの鐘』から最新作『モアナと伝説の海』までの製作が行われており、現在のディズニー・アニメーションのインスピレーションやアイディア、CGテクノロジーなどのクリエイティビティが詰まったウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオに潜入!中に入ると早速『モアナと伝説の海』のアートギャラリーがずらりと並び、当日は本作のプロデューサー、オスナット・シューラー氏の解説とともに見て回った。まず、ディズニー・アニメーション作品の不変的なやり方として、アニメーションのキャラクターを作る際は、世界中のアニメーターからアイディアを募って、キャラのルックスを模索し、そこから性格付けをする。そのため、初期にはかなりのパターンのルックスが候補として挙げられていく。そして、それぞれの描いたキャラの特徴をパッチワークのようにして繋いでいき、最終的には、キャラクターアートディレクターが立体的なキャラクター像を完成させていく。この画はアート・ディレクターのジム・キム氏によるもの。表情豊かな作風が特徴で、本作のキャラクターのビジュアルづくりにも多く貢献した作品でもある。フランスで子どもの絵本を描くアネット・マーナット氏による作品。この画のボディの形や、髪の毛などがモアナのルックスの参考にされた。モアナが旅の途中に出会う伝説の英雄・マウイのキャラクターの初期のデザイン。スー・ニコル氏によるアイディアで、最終的にこの設定は映画に採用されなかったものの、タトゥーがマウイの体を飛び出し、武器のように操る様子が描かれている。半神半人であるマウイの巨大なフック。アニメーションを作る際、より立体的にイメージするために、実際に登場するものを3Dで作ることもあるそう。マウイはこのフックの力で様々な生き物に変身していく。ちなみにマウイのこの設定は、ポリネシアの神話に基づいたもの。『アナと雪の女王』にも携わったリサ・キーン氏によるアートワーク。色でキャラクターの表情を作り出し、海に生命感を与えたように感じさせる。ポストカードを並べて、全体的なカラースクリプトを表したもの。ディズニー・アニメーションにおいて、色の使い方は、表情やムード、気持ちを表すための需要な手段であるため、このようにして色の流れを確認するという。続いて、「レガシーホール」という、ジョン・ラセターが厳選したディズニー・アニメーションのアートワークが集った場所へ。ここでは、『白雪姫』から、最新作『モアナと伝説の海』までの作品の膨大なアートワークの中から厳選された1枚の画が飾られている。1930年当時に描かれた画も飾られ、さらには油絵のようなディズニー・アニメーション作品としては珍しいタッチのものもあり、それらを歴史を追うようにして見ることができる。「レジェンド・ホール」は、それぞれの作品ごとのブースが置かれ、さまざまなアニメーター・CGクリエイターによるアートワークが一挙に集った場所。キャラクターの初期のアイディア段階のアートワークなどもあり、本編では見ることのできないキャラたちのバラエティ豊かな姿が楽しめる。そしてスタジオ内にはほかに、スタッフの憩いの場として使われるカフェテリアや、ディズニーキャラたちのぬいぐるみがぎゅっと詰まったジョン・ラセターの部屋、また日本で大人気のゲームアプリ「ディズニー ツムツム」のゲーム機など、驚きのものまであった。今回のツアーでは、数多くのアートワークやスタジオ模様をご紹介。次回は、ディズニー・アニメーション作品のセル画や作品にまつわる資料が収蔵されている「ARL」(アニメーション・リソース・ライブラリー)の中身をご紹介!一般非公開のこちらで、作品にまつわる資料の活用法やそして、どのようにして保存されているかなどを取材した模様をお伝えする。『モアナと伝説の海』は6月28日(水)より先行デジタル配信開始、7月5日(水)よりMovieNEX発売。協力:ウォルト・ディズニー・ジャパン(text:cinemacafe.net)■関連作品:ウォルト・ディズニーの約束 2014年3月21日より全国にて公開(C) 2013 Disney Enterprises, Inc.モアナと伝説の海 2017年3月10日より全国にて公開(C) 2016 Disney. All Rights Reserved.
2017年06月15日『人生はビギナーズ』でゲイの父親を描き、絶賛を受けたマイク・ミルズ監督が、今度はアネット・ベニングを主演に自身の母親をテーマにした『20センチュリー・ウーマン』。このほど、その公開日が6月3日(土)に決定し、ミルズ監督がアカデミー賞脚本賞にノミネートされている本作から、ティザービジュアルと30秒特報が解禁となった。1979年、サンタバーバラ。シングルマザーのドロシア(アネット・ベニング)は、思春期を迎える息子ジェイミー(ルーカス・ジェイド・ズマン)の教育に悩んでいた。ある日、ドロシアはルームシェアで暮らすパンクな写真家アビー(グレタ・ガーウィグ)と、近所に住む幼馴染みでジェイミーとは友達以上恋人未満の関係、ジュリー(エル・ファニング)に「複雑な時代を生きるのは難しい。彼を助けてやって」と頼む。15歳のジェイミーと、彼女たちの特別な夏がはじまった――。マイク・ミルズが自身の母親をテーマに描く、6年振りの最新作となる本作。第89回アカデミー賞では脚本賞(オリジナル)において自身初のノミネートを受けている。自由奔放なシングルマザーを演じ、第74回ゴールデン・グローブ賞ミュージカル/コメディ部門主演女優賞にノミネートされたのは、アネット・ベニング。さらに、『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』のグレタ・ガーウィグ、『ネオン・デーモン』のエル・ファニングといった各世代を代表する女優が集結。また、監督の分身ともいえる少年ジェイミーを演じた新人の美少年、ルーカス・ジェイド・ズマンの瑞々しい演技も絶賛を受けており、『スポットライト 世紀のスクープ』のビリー・クラダップらも脇を固めている。今回解禁された30秒特報では、77年にデビューした「トーキング・ヘッズ」をバックに、それぞれのキャラクターととともにアネット演じる母の人柄がわかるシーンが随所に盛り込まれている。15歳の少年が3人の女性たちと過ごしながら成長していくひと夏の物語が、ミルズ監督独特のシュールなユーモアと映像センスによって紡がれていく。なお、3月末にはミルズ監督のプロモーション来日も予定されているというから、引き続き注目していて。『20センチュリー・ウーマン』は6月3日(土)より丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年02月16日第74回ゴールデン・グローブ賞において作品賞、および主演女優賞(ミュージカル/コメディ部門)にノミネートされたアネット・ベニング主演『20TH CENTURY WOMEN』の邦題が、『20センチュリー・ウーマン』に決定。6月に日本公開される。本作は、前作『人生はビギナーズ』(’10)で、自身のゲイの父親を描き絶賛を受けたマイク・ミルズ監督が、今度は自身の母親をテーマに描いた6年振りの待望の新作。主演のアネットは、思春期の息子ジェイミーの成長に悩む愛情あふれるシングルマザーの母親ドロシーを熱演し、ゴールデン・グローブ賞をはじめ各賞でノミネート。また、ジェイミーの同級生役で『ネオン・デーモン』『夜に生きる』のエル・ファニング、ドロシーの家に間借りするパンクな写真家役に『マギーズ・プラン 幸せのあとしまつ』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』のグレタ・ガーウィグと、いま旬の注目女子も顔を揃える。アネットは、過去に『アメリカン・ビューティー』『キッズ・オールライト』などでアカデミー賞に4度ノミネートされるも受賞に至らず、オスカー無冠の名女優として知られている。本作ではキャリア最高の演技と絶賛されており、5度目のノミネートにして、ついに念願の初受賞となるのか、いまから期待がかけられている。1979年のアメリカ・サンタバーバラを舞台に、アネット、エル、グレタが体現する“20世紀を生きた女性たち”の物語にこれからも注目していて。『20センチュリー・ウーマン』は6月、丸の内ピカデリー、新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年01月19日孤児となった9歳の少女が、養子として韓国からフランスへと旅立つまでを、自身の実体験を基に描いた『冬の小鳥』(’09)のウニー・ルコント監督。その鮮烈なデビューから6年の歳月をかけて完成させたのが、長編第2作『めぐりあう日』だ。いま日本でも、尾野真千子&江口洋介出演のドラマなどで改めて注目されている養子縁組を軸に、ルコント監督は養子に出された娘と実母の運命的な再会を、再び自身の人生を重ねながら、しなやかに描き出した。本作で監督の“分身”ともいえる、実母を探し求める主人公を演じたフランスの実力派女優セリーヌ・サレットに話を聞いた。本作の舞台は、フランス北部の港町ダンケルク。生みの親を知らずに育った理学療法士のエリザは、自らの出生を知るため、息子のノエを連れてパリから引っ越してきた。ある日、ノエが通う学校で働く中年女性アネットが、患者としてエリザの療法室にやってくる。2人は治療を繰り返すうちに、不思議な親密感を覚えるようになるが…。フランス語原題の「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている」という言葉は、監督の愛読書である作家アンドレ・ブルトンの詩集「狂気の愛」から引用されている。この1節が読み上げられるラストシーンは、親子や家族の普遍の愛と命の誕生の賛歌を謳い上げ、いつまでも心に深い余韻を残す。「力強い物語に思わず涙がこぼれました。どうしてこんなふうに感情を揺り動かされてしまうのか、意外にも思えることでしたが、とにかくそんなふうでした」と、セリーヌは最初にこのシナリオにふれたときのことを、そうふり返る。「物語そのものがもつ強さと言っていいのでしょうか。それが、映画の力強さにもなっているのです。あの瞬間に感動したと誰かが言ったとき、それは映画のどの瞬間でもあり得る。観客ひとりひとりが、それぞれ違ったシーンで感動したとしてもおかしくない、そんな力強い瞬間にあふれています。しかも、それらのシーンはけっして感傷に流されるままに演出されたものではないのです。その意味で、彼女の処女作『冬の小鳥』にきわめて近い映画だと思います」と、セリーヌは自身の感触を明かす。確かに、ルコント監督が自らの思いを切り離すかのような緻密さで描く1つ1つのシーンは、観る者を常に刺激し、あらゆる感情を誘発させる。「たぶん、背景となっている現実や状況がみごとに構成されているからではないでしょうか」とセリーヌ。「実際、それぞれのシーンの光の具合と背景にある思いや気持ちが、みごとに演出されています。もちろん、人物像や俳優の身体、演技も重要なのは言うまでもないのですが」。身体といえば、セリーヌが演じるエリザは理学療法士。“実母”とは知らずに、アネットの身体に幾度となく触れていくが、とりわけ、エリザの腕の中で母のほうが胎児のようなポーズをとるシーンは印象的だ。「偶然そうだというのではなく、彼女のキャラクターを描くにあたって、これ以上ない職業だと思います。誰かを癒してあげる、誰かを治療してあげることによって、彼女は自分のなかにある欠落を埋めることができ、母親から見捨てられたという事実を乗り越えて生きてゆくことを可能にしているのです」とセリーヌは語る。「そのため、エリザは最初、他人の世話をすることで目いっぱいなのですが、次第に自分自身を救うことの重要性に気づきます。つまり、それまで自分の意志とは違った人生を歩んできた彼女が、どうやってそうした状態から抜け出し、自らの人生をきちんと中心に置き直して、正面から向き合うことことができるのか、その答えを知ろうとするようになるのです。そのためには、まず自身の出生の秘密を知る必要があり、まさにその答えを探そうとし始めたばかりなのです」と、キャラクターの背景にも言及した。エリザ役を演じるにあたっては、「とにかくまず、理学療法士の仕事について綿密に学びました。監督のウニーは、よい意味で高い要求を課す人であり、それに応える必要があったのです。同時に彼女は、美学的にもより高い目標を設定していて、特殊効果を使ってごまかすようなことはしたくなかった。その結果、しかるべき準備が求められたわけです。こうして周到に準備し、きちんと理学療法士の仕草や仕事について学んだおかげで、映画にもよい結果がもたらされたのではないかと思います」と、手応えを覗かせるセリーヌ。「いま、私には5歳半になる娘がいるのですが、より切実感をもって“継承”という問題を感じるようになっています」と彼女は言う。「なにを、どのようにしてなすべきか、また継承してゆくことができるのか、こうしたことを知るのは人生の根本でもあるでしょう」と語るように、本作での経験は、彼女自身の人生観にも大きな影響を与えたようだ。一方、そんな彼女を主演に迎えることを、ルコント監督は「最初から考えていた」という。「複数の役者と会うことはぜず、彼女1本釣りでシナリオを送って読んでいただいて、彼女もプロジェクトを気に入ってくれたので、お会いすることになりました。ですので、カメラテストなども一切なしに、私が彼女に決めてオファーをしたという経緯です」と当初から“ベタ惚れ”だったことをコメント。みごと期待に答えた彼女の熱演を、「抑えた演技で、控えめだけれども存在感が光り、ある意味、アジア的な演技」と絶賛を贈っている。『めぐりあう日』は7月30日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月27日日本でも人気を集めた『冬の小鳥』のウニー・ルコント監督の新作映画『めぐりあう日』の冒頭映像が公開になった。不安そうな表情をした女性エリザが、港町ダンケルクで“ある人”のことを知ろうとする場面が描かれる。 生みの親を知らずに育った女性が、出生の秘密を求めて港町で暮らす中で、自身の進むべき道を見つけ出していく様を描いた感動作だ。『めぐりあう日』/冒頭映像が解禁本作の主人公は、産みの親を知らずに育った理学療法士の女性エリザ。このほど公開になった映像のエルザは、列車に乗り込み、何かを想いをはせている。ナレーションやセリフはないが、彼女の顔に落ちる影が、彼女の内面と今後の展開を予感させる印象的なカットだ。続くシーンでエリザは、自身の出生の秘密について専門の機関から調査の結果を聞かされる。その機関はエリザの生みの親と思われる人物を突き止めるが、その女性は名前を公表したり、エリザに会うことを拒んでいる。エリザはただ自分の生みの母について知りたいだけだが、匿名出産をした女性は法律で守られており、エリザはそれ以上、知ることができない。やがて彼女は、息子とダンケルクの町で暮らしながら、生みの親の行方を探し始める。そんな中、エリザは息子の通う学校で働く中年女性アネットに出会い、これまでの人生や、母に対する想いを見つめなおしていく。公開された映像は冒頭部分だけだが、本作は全編に渡って、俳優の表情や風景、光の動き、音響が考え抜かれており、物語や登場人物の感情を画面から読み取りながらじっくりと楽しめる作品に仕上がっている。『めぐりあう日』7月30日(土)より 岩波ホールほかにて全国順次ロードショー
2016年07月26日30日(土)から公開になる映画『めぐりあう日』の本編映像の一部が公開になった。本作は、日本でも人気を集めた『冬の小鳥』のウニー・ルコント監督の新作で、生みの親を知らずに育った女性が、出生の秘密を求めて港町で暮らす中で、自身の進むべき道を見つけ出していく様を描いた感動作だ。本編映像の一部本作の主人公は、産みの親を知らずに育ち、自身の出生の秘密を求めて、息子と港町ダンケルクにやってきた理学療法士の女性エリザ。彼女は息子の通う学校で働く中年女性アネットに出会ったことをきっかけに、これまでの人生や、母に対する想いを見つめなおしていく。このほど公開になったのは、自身の過去について“あること”を知ってしまったエリザが、感情の行き場を失って、クラブで気分を紛らわせようとする場面。セルジュ・ゲンズブールの楽曲『エリザ』が鳴り響き、周囲の人々の顔は笑顔だが、エリザは自分の中にある想いや、事実を受け止めきれずにさらに孤独を募らせていく。本作の主人公エリザは、生みの母親の所在を探して港町を奔走するが、自身も子を持つ母であり、“母を探す子”であるのと同時に“子を持つ母”としても様々な問題に直面し、その度に迷い、傷つきながら、事実を受け止めて前へと進んでいく。このほど公開になった映像は、そんなエリザの完璧ではない面を描いたシーンで、本作の繊細で重層的な人物描写の一端を垣間見ることができる。『めぐりあう日』7月30日(土)より 岩波ホールほかにて全国順次ロードショー
2016年07月21日ホテル椿山荘東京のイタリア料理レストラン「イル・テアトロ」にて、アニック グタールの香水「ローズ ポンポン」からインスピレーションを得たランチコース「IL TEATRO inspired by ROSE POMPON」が提供される。期間は2016年8月25日(木)から9月30日(金)まで。「ローズ ポンポン」は、2種類のバラのエキスによって貴重なガーデンローズの一種“ローズ ポンポン”を表現したフレグランス。華やかなローズにラズベリーが溶け込み、官能的な余韻を残す香りだ。このフレグランスをイメージしたメニューの始まりは、「ローズ ポンポン」のボトルのように透き通ったピンクのゼリーの前菜から。バラの香りをまとったフォアグラと鴨むね肉に、ベリーのソースと飾りがあしらわれ、華やかなトップノートを思い起こさせる。続くパスタは、乾燥バラを用いてピンク色に染めたフィットチーネ。旬のノルディック サーモンでバラの花びらを見立てている。ミドルノートに登場する、2種類のローズが表現された一皿だ。メインは、金目鯛に甘いバニラ風味のソースと、爽やかに香るオイルを添えた一品。2種類の対照的なソースが生み出す風味によって、ラストノートに潜む大人の雰囲気を感じさせる。見た目だけでなく、味、香り、食感、食べた後の余韻にまでこだわったランチコースで「ローズ ポンポン」の世界観を楽しんでみては。【詳細】IL TEATRO inspired by ROSE POMPON期間:2016年8月25日(木)~9月30日(金)場所:ホテル椿山荘東京 「イル・テアトロ」住所:東京都文京区関口2-10-8 ホテル椿山荘東京 「イル・テアトロ」時間:12:00~L.O.14:30料金:7,000円(税込)メニュー:・スパークローズのジュレに包まれた フォアグラのパテと鴨むね肉のタリアータ ブルガリアンローズの香りを添えて・ばら色の自家製“フェットゥチーネ”パスタ クリーミーなポルチーニ茸のソース エストラゴンでマリネしたノルディックサーモンの マリネ スピルリナとポテトのピュレ・アネットが香る金目鯛のロラティーナ バニラ風味のソース・ヴィノビアンコとオリオ・ディ・アロマティカ ・デザートワゴン・コーヒー、エスプレッソまたは紅茶・プチフール・プレゼント「ローズ ポンポン」 オードトワレ サンプル(5ml)、アニック グタール ブランドブック 【問い合わせ先】ホテル椿山荘東京TEL03-3943-1111(代表)
2016年07月15日『冬の小鳥』のウニー・ルコント監督の6年ぶりの新作『めぐりあう日』が今月末から公開になる前に、監督のコメント動画が公開になった。監督が、本作の原題“あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている”について語っている。公開された特別映像本作の主人公は、産みの親を知らずに育ち、自身の出生の秘密を求めて、息子と港町ダンケルクにやってきた理学療法士の女性エリザ。彼女は息子の通う学校で働く中年女性アネットに出会ったことをきっかけに、これまでの人生や、母に対する想いを見つめなおしていく。本作の原題“あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている”は、アンドレ・ブルトンの著書『狂気の愛』の一節からとられた。映像ではルコント監督がこの言葉を知ったきっかけや、映画に起用したいきさつ、この言葉に対する想いが語られている。ちなみに、この言葉は映画のテーマをそのままあらわすものではないが、劇中のあるシーンでも使用されており、監督が本作を創造していく上で、原題が大きな役割を果たしたことは間違いなさそうだ。『めぐりあう日』7月30日(土)より 岩波ホールほかにて全国順次ロードショー
2016年07月08日自身の実体験を基にした『冬の小鳥』(‘09)で鮮烈なデビューを飾ったウニー・ルコント監督が、再び自身の人生を重ねて描いた6年ぶりの長編『めぐりあう日』。本作から待望の予告編映像と、ポスタービジュアルが解禁となった。産みの親を知らずに育った理学療法士のエリザは、自らの出生を知るため、息子ノエを連れてパリから港町ダンケルクに引っ越して来る。だが、実母が匿名を望んでいるために、なかなか手がかりがつかめない。そんなある日、ノエが通う学校で働く中年女性アネットが、患者としてエリザの療法室にやってくる。2人は治療を繰り返すうちに、不思議な親密感を覚えるようになるが…。デビュー作『冬の小鳥』で注目を集めたフランス在住の韓国人女性監督ウニー・ルコントが、自身の人生を基に、母と娘の運命的な再会を繊細に描いた本作。このほど到着した予告編映像では、北フランスの港町を舞台に、産みの親を知らずに育った女性が、実の母とめぐり逢うまでの日々や、「もしや…」「まさか…」と思いながらも、理学療法士の仕事を通じて見えない糸に手繰り寄せられるように実の母と近づいていく姿と感情の変化が描かれている。30年の歳月を経てようやく出会った2人に、新しい人生への期待を感じる予告編だ。主演を務めたのは、『君と歩く世界』『灼熱の肌』などに出演する実力派女優セリーヌ・サレット、ゴダール作品も手掛けたフランス屈指の女性撮影監督カロリーヌ・シャンプティエによる透明感と叙情に満ちた映像も美しい余韻を残している。さらに、パリのオリエンタル・エレクトリック・ジャズシーンを代表するトランペット奏者イブラヒム・マーロフが、世界で唯一、四分音を出すことのできる“微分音トランペット”で奏でる、ささやき声にも似た旋律がメランコリックな情感を与えている。ラストシーンには、仏語原題ともなった作家アンドレ・ブルトンが娘に宛てて書いた手紙の一節「あなたが狂おしいほどに愛されることを、私は願っている」が朗読されるという本作。子の幸せを願う親の普遍の愛を、静ひつの中に謳い上げた物語を、まずはこちらからご覧あれ。『めぐり会う日』は7月30日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月26日『シークレット・サンシャイン』<a href="">『ポエトリー アグネスの詩』</a>などの巨匠イ・チャンドンに見出されたウニー・ルコント監督が、自身の実体験をもとに韓国の天才子役キム・セロンを主演に起用した<a href="">『冬の小鳥』</a>。このほど、鮮烈なデビューを飾った同作から6年ぶりとなる新作『Looking for her』(英題)が、『めぐりあう日』として日本公開が決定。再び自身の人生を重ねながら、母と娘の運命的な再会を描いていることが分かった。北フランスの港町ダンケルク。産みの親を知らずに育った理学療法士のエリザは、自身の出生を知るために、息子を連れてパリから引っ越してきた。だが、実母が匿名を望んでいるために、なかなか手がかりがつかめない。そんなある日、息子が通う学校で働く中年女性アネットが、患者としてエリザの療法室にやって来る。やがて、2人は不思議な親密感を覚えるようになるが…。2010年、自身の実体験を元に、孤児となった9歳の少女が韓国からフランスへ養子として旅立つまでを描いた脚本がイ・チャンドンの目にとまり、監督デビューを果たした大ヒット作『冬の小鳥』。あれから6年、ルコント監督自身のもう一つの人生を重ねて描く待望の最新作となるのが本作だ。今回は、夫も息子もいる自立した女性を主人公に、30年もの歳月を経て再びめぐり逢う母と娘を描き出す。主演を務めるのは、<a href="">『君と歩く世界』</a><a href="">『灼熱の肌』</a>などに出演する実力派女優セリーヌ・サレット。また、『チャップリンからの贈りもの』<a href="">『ホーリー・モーターズ』</a>『画家モリゾ、マネの描いた美女名画に隠された秘密』(監督兼)を手がけ、ゴダール作品に参加してきたフランス屈指の女性撮影監督カロリーヌ・シャンプティエによる、透明感と叙情に満ちたフィルムワークも美しい余韻を残している。理学療法という人と人が触れ合う行為を通し、見えない糸に手繰り寄せられるように近づく母と娘。運命の不思議さに胸を締め付けられるも、新たな人生の一歩を予感させるルコント監督渾身の感動作が誕生した。『めぐり会う日』は7月30日(土)より岩波ホールほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年04月13日2016年1月より放送予定のTVアニメ『シュヴァルツェスマーケン』。そのオープニングテーマを「fripSide」が担当することが決定した。『シュヴァルツェスマーケン』は"âge"(アージュ)から発売された、PCゲーム『マブラヴ オルタネイティヴ』のスピンオフ企画として、ゲーム情報誌『テックジャイアン』(KADOKAWA)にて連載され、PCゲームとしても「紅血の紋章」と「殉教者たち(仮)」の二部作で発売予定となっている作品。『マブラヴ オルタネイティヴ』のシェアードワールド作品として、『オルタネイティヴ』本編の舞台となる2001年から18年前の1983年東ドイツが舞台となる。「BETA(ベータ)」と呼ばれる、人類に惨禍をもたらす未知の生命体の侵攻にあえぐ世界情勢のなか、BETAとの交戦の激戦区である東ドイツで最強と呼ばれる部隊、「第666戦術機中隊"黒の宣告(シュヴァルツェスマーケン)"」の隊員たちを中心に描かれた、生死を賭けた戦争が続く過酷な状況下で繰り広げられる人間ドラマが魅力の作品となっている。『シュヴァルツェスマーケン』のTVアニメ化にあたり、オープニングテーマを「fripSide」が担当することが決定。すでに公開されているPCゲームの主題歌が話題を呼ぶ中、TVアニメにも参加することとなった。「fripSide」は、ボーカルの南條愛乃、コンポーザー兼プロデューサーの八木沼悟志からなる2人組音楽ユニットで、これまでも数々の人気アニメ作品の主題歌を担当。その作品の内容とシンクロした楽曲により話題を集めてきた。TVアニメオープニングテーマのタイトルは「white foeces (ホワイトフォーセズ)」。物語の舞台となるドイツの雪原のなか、闘い抜く主人公たちの生きざまを表現するなど、『シュヴァルツェスマーケン』の世界観を踏襲した楽曲になるという。なお、CDの発売は2016年2月10日(水)の予定。○「fripSide」からのメッセージ■南條愛乃リィズ役としても参加させて頂いていますが、アフレコも毎週みんな命をかけて行われています。鬼気迫るシーンが盛り沢山で、早く皆様のもとへ届いて欲しいと思います。楽曲もそんなシュヴァルツェスマーケンの世界観に寄り添えたらと思います。アニメオンエア、楽曲共に楽しみにしていて下さい。■八木沼悟志皆さんこんにちは! fripSideの八木沼悟志です。シュヴァルツェスマーケンのゲーム主題歌に引き続き、TVアニメのオープニングも担当させて頂くことになりました! どちらの楽曲も相当練りこんで作った力作なので、ぜひ楽しんで頂ければと思います。よろしくお願いします。さらに、アニメ化決定とPCゲーム『シュヴァルツェスマーケン 紅血の紋章』が発売されることを記念し、作品としては初のイベントとなる『シュヴァルツェスマーケン フェスト』が開催される。出演は、カティア役の田中美海、アイリスディーナ役の山本希望、グレーテル役の安野希世乃、アネット役の安済知佳を予定。イベントの参加方法など各詳細については、TVアニメ『シュヴァルツェスマーケン』公式サイトをチェックしてほしい。(C) 吉宗鋼紀・ixtl/オルタネイティヴ第二計画
2015年11月08日ジョジョの奇妙な冒険シリーズで知られ、13年にはGUCCI(グッチ)とのコラボレーションで話題を呼んだ、漫画家・荒木飛呂彦。このほど彼が95年に発表した短編集の表題作『死刑執行中脱獄進行中』が、森山未來を主演に迎えて舞台化されることが決定。荒木作品初の舞台化となる。同舞台の物語は、死刑宣告を受けた男が監獄からの逃避行を試みるサスペンスをベースに、同短編集に収録された「ドルチ~ダイ・ハード・ザ・キャット~」の要素を織り交ぜた構成で、荒木作品の持つ独自の世界観を舞台上に作り上げるとのこと。構成・演出・振付を担当する、演劇カンパニー「冨士山(ふじやま)アネット」主宰の長谷川寧を始め、音楽監督にはバンド「bonobos(ボノボ)」でヴォーカル&ギターを務める蔡忠浩、ヴィジュアル監修と衣装はファッションブランドのFUGAHUM(フガハム)が手掛けるなど、各ジャンルから注目のクリエイターが結集。荒木飛呂彦は「作品が舞台化されるのは初めてなので、予測できない期待感と楽しみがあります」とコメントを寄せている。一方、主演に加え、共同振付も務めた森山未來からは「荒木飛呂彦さんの持つ唯一無二の様式美を、身体、テキスト、音楽、照明、映像、衣装など、現代の舞台芸術が持ち得るかぎりの要素を総動員して、演出家、ダンサーをはじめとする素敵なクリエイター達と有機的に具現化していくつもりです。この舞台が演劇なのか、ダンスパフォーマンスなのか、ジャンルレスなインスタレーションなのか。それは観劇後のあなたの選択にお委ねします」と、まさに全身全霊を掛けてといった気合のコメントも。森山未來といえば13年から1年間、「平成25年度文化庁文化交流使」としてイスラエルへダンス留学していたことが大きな話題となったが、今回の舞台ではどんな演技を見せてくれるのか、注目が集まりそうだ。また、森山未來もアイディアを提供したという、キービジュアルも今回の発表とともに公開。同ヴィジュアルの監修を担当したFUGAHUM(フガハム)を始め、フライヤーデザインチームが「死刑と脱獄」、「繰り返される現象と感情の描写」、「逃げられない」、「無間地獄」、といったイメージを煮詰めて完成したもの。永遠に続くかのような恐怖を、不可解に繋ぎ合わせたヴィジュアルを繰り返しながら、奥行きを持たせることで表現し、荒木作品の持つ世界観を意識した配色となっている。【舞台上演スケジュール】「死刑執行中脱獄進行中」<東京公演>日程:11月20日~11月29日 ※全14公演会場:天王洲 銀河劇場住所:東京都品川区シーフォートスクエア 東品川2-3-16 シーフォートスクエア2F料金:S席 8,800円、A席 5,000円<仙台公演>日程:12月2日 ※全1公演会場:仙台 電力ホール住所:宮城県仙台市青葉区一番町3丁目7-1 電力ビル本館 7F料金:8,000円<広島公演>日程:12月5日、12月6日 ※全2公演会場:JMSアステールプラザ 大ホール住所:広島県広島市中区加古町4-17料金:8,800円<札幌公演>日程:12月15日 ※全2公演会場:札幌 わくわくホリデーホール住所:北海道札幌市中央区北1条西1丁目料金:昼公演 6,800円、夜公演 7,500円<富山公演>日程:12月19日、12月20日 ※全2公演会場:富山県民会館ホール住所:富山県富山市新総曲輪4-18料金:S席 8,800円、A席 6,800円<大阪公演>日程:12月22日、12月23日 ※全3公演会場:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ住所:大阪府大阪市 北区茶屋町19-1料金:8,800円
2015年08月13日モデルの梨花がブログで紹介したことで人気に火が付いた、リラックスウェアで人気の「ベアフット ドリームズ(BAREFOOT DREAMS)」が、9月17日に新宿Flags 2階に国内初の旗艦店をオープンする。94年にアネット・クックによって設立された「ベアフット ドリームズ」は、柔らかなネルや滑らかなサテン、肌触りのよいニットなどの素材を優しい色合いで仕上げたエレガントなアイテムが特徴のブランド。柔らかくて心地良いブランケットや、ベビー&キッズウェア、ローブやフーディーなどを展開している。国内初の旗艦店の内装は、ブランド誕生の地である米カリフォルニアのマリブにあるビーチハウスをイメージしてデザインされた。リゾート地の別荘のような居心地の良い空間の中で、ポリマイクロファイバー100%のブランケットやウェアを始め、新生児から大人まで幅広い世代に向けたアイテムを取り揃える。オープンを記念して、“マリブ”が感じられる同店限定コレクションも登場予定だ。【店舗詳細】「BAREFOOT DREAMS ベアフット ドリームズ新宿フラッグス店」オープン日:9月17日場所:新宿Flags住所:東京都新宿区新宿3-37-1 新宿Flags 2F時間:11:00~22:00
2015年07月28日