67歳のときにがんで亡くなった父は、生前から自分の葬儀は家族だけでこぢんまりとやってほしいと希望していました。その意向を葬儀会社に伝えたところ、葬儀会社からの厚意で家族葬ながら少し大きめの会場を用意してくれることに。その葬儀会社の厚意が結果、父も喜んでいるであろう葬儀となり、葬儀会社のプロの機転に驚かされました。今回は、父の葬儀の際に感動した、葬儀会社の対応についてお話しします。家族葬を希望していた父私の父は、高度経済成長期の真っただ中で会社勤めをしていた、絵に描いたような仕事人間でした。定年後は、これまでのキャリアを買われシルバー枠の雇用で勤務していましたが、65歳のときに退職。特に趣味などはありませんでしたが、退職後は母と旅行をしたり、夫婦でのんびりと過ごしていました。仕事人間だった父ですが、普段から自分の葬儀は家族だけでこぢんまりとおこなって欲しいと希望していました。仕事関係で知り合いは多くいたものの、退職してからは自分のペースで過ごしたいということもあり、仕事関係の人には自分の最期まで関わってもらうのは申し訳ないと話していたのです。そんな父に、退職後にがんが見つかりました。見つかったときにはすでにステージ4。できるだけの治療はおこないましたが、残念ながら67歳という年齢で亡くなりました。大きめの会場で家族葬をすることに父が亡くなり、バタバタの中、葬儀会社と葬儀の打ち合わせをおこないました。葬儀会社にこれまでの父の仕事の話や趣味の話などを伝え、家族葬での葬儀を希望している、親族も入れて20人ほどの参列になるため、香典返しも20セット程度の用意で十分ですということも伝えました。葬儀会社は、なるべく故人の希望に添えるようにと家族葬の手配を進めてくれることに。しかし、たまたま葬儀場で大きい会場が空いていたため、大きい会場で家族葬をされてはいかがでしょうか? と提案してくれました。私たち家族も、葬儀会社の厚意に甘え、通常の家族葬での会場ではなく、大きい会場で葬儀をしていただくことを了承しました。祭壇は、父のためにも少し豪華なものを選ぶことにしたのです。生前、父が勤務していた会社には、父が亡くなったことと、家族葬のため会社関係の方の弔問は不要と伝えましたが、会社からお悔やみを贈りたいとのことで、通夜と葬儀の日時は伝えることとなりました。用意された会場は、家族葬とは思えぬ豪華さと広さで、椅子も100脚ほど並べられていました。葬儀会社の方には、こんなに椅子はいらないのでは? と伝えましたが、せっかくなので準備させていただきましたとのことで、葬儀会社の厚意に感激しました。予想外の数の弔問客に驚き通夜の準備をしていると、父の会社からの連絡を聞いたという父の知り合いの方が数人、会場に来場していました。家族葬と聞いていたものの、生前大変お世話になったとのことで、わざわざ来ていただいたそうです。しかし、その後も通夜にはひっきりなしに、訃報を聞いたという父の友人や仕事関係の方が訪れ、葬儀の際には200人を超える弔問客が父の葬儀に来場してくれたのです。親族入れて20人程度と予想していたものの、結果大きい会場にも入りきれないほどの方が弔問に訪れていただき、家族も父の顔の広さや、家族には見せなかった人望の厚さに驚きました。プロの経験で機転を利かせてくれた葬儀終了後、葬儀会社の方に、大きい会場を用意していただき、大変助かったと話しました。実は葬儀会社の担当の方は、生前父が勤めていた企業名や仕事内容を聞き、家族葬の範囲では収まらないと予想をし、あえて大きい会場を用意してくださったそうです。また、香典返しもこちらがオーダーした10倍のセットを念のために準備しておいたところ、すべてなくなり、急きょ追加したということも教えてくれました。これまでの経験を活かし、機転を利かせて父のために素晴らしい葬儀を準備してくれた葬儀会社の方に、家族全員感謝しっぱなしでした。まとめこぢんまりと家族葬をしたいという父の意向とは逆に、多くの弔問客が来場され、結果大きな葬儀となった父の葬儀。これまでの経験から家族葬では収まらないと判断した葬儀のプロの機転でした。結果、父が喜ぶ葬儀ができたねと家族全員が大満足の内容となりました。また、生前の父の人柄の良さを、葬儀に来ていただいた方からいろいろとお話を聞くことができて、いい葬儀になったと感激。もし自分が最期を迎えるときには、父のように多くの人に見送られるような人生を過ごしていきたいと思った体験談でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/山口がたこ著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年04月16日自覚症状はまったくないものの、人間ドックの心電図結果に書かれた「洞性徐脈(どうせいじょみゃく)」と「QT延長」。 聞いたこともないこれらの言葉に不安を感じ、大学病院で再検査を受けた結果や、その後の人間ドックで受けたさらなる指摘についてお話しします。人間ドックで診断された「QT延長」とは今から3年前の人間ドックでのこと。普段なら、すんなり終わる心電図の検査にやたら時間がかかり、検査の担当者からも「普段苦しいとか症状はありますか?」と聞かれるなど、結果が来る前から不安を感じてしまいました。このときの検査結果に書かれていたのが、「洞性徐脈」と「QT延長」の文字。どちらも聞いたことがない。でも他の器官の病気より、心臓はより死に直結している気がする。心電図の検査でこれまで何の異常もなかったのに、なぜこんなことになったのだろうと不安になりました。医師によると、洞性徐脈とは不整脈の一種で脈拍や心拍数が少なくなることのようです。自覚症状がなければそう心配しなくても大丈夫だろうと言われました。検査結果を見ると46回や41回と、50回を切る脈拍数になっており、このことからそう診断されたのでしょう。一方、QT延長は心電図検査の波形でQ波とT波の間隔が延長することらしく、突然死の可能性が高いという不安な説明書きがありました。想像できる要因は聞いたこともない病名に不安を感じながらも、仕事や家事に追われる毎日。そしてその年の7月、息苦しくなって、度々胸が痛くなるような症状に見舞われることが多くなったのです。とはいえ、その原因は自分でも何となくわかっていました。1つ目は高齢な母のがん手術です。かなり以前からおかしいと思っていた母の病名は直腸がん。素人の私が見ても普通ではないと思う体調でしたが、母は大の病院嫌い。やっとのことで病院で検査をおこなったときには、案の定がんという診断となってしまい、その後の治療方法を決めるため、ほぼ毎週病院へ通うことに。その一方で、会社では人間関係のトラブルが勃発。休みのたびに病院へ出向き、会社ではトラブルが続く毎日に、かなり負担を感じていました。次第に会社でそのトラブルの該当者に会うと、心臓が痛くなり苦しくなるという症状にさいなまれるようになったのです。大学病院での検査結果はあまりに苦しさがひどくなってきたこともあり、私は大学病院で検査をおこなうことにしました。紹介状もない大学病院での診察は通常よりもさらに時間がかかり、朝8時半に受付を済ませましたが、検査を終え、最後に先生の診察を終えたのは午後2時半過ぎでした。そして気になる結果は「問題なし」。人間ドックで診断されたQT延長の症状は特になく、苦しいと感じるような病状は今回の結果では見られないと診断されました。今後も症状が改善されないようであれば、24時間心電図を記録することができる「ホルター心電図」で検査しましょうと提案してくださいました。苦しくなる症状には思い当たる原因もあることだし、実際に検査をして異常が見られないことにとりあえず安心し、これ以上の検査は今回はおこなわないことにしました。その後の人間ドックでも毎年、洞性徐脈の診断はされるものの、QT延長と診断されることはありません。まとめ人間ドックで初めて知ったQT延長ですが、大きな症状がないとはいえ突然死などのリスクもあるそうです。私の場合、職場でのストレスが解消されると、苦しくなる症状も見られなくなったので、一旦は大丈夫だと思っています。とはいえ若いころはストレスで体に影響が出るなんてなかったことを考えると、「寄る年波には勝てない」ということなのでしょうか。またQT延長の診断はされていませんが、毎年の検査で心電図には何かしらの指摘事項があるのは事実です。一度診断を受けて大丈夫だったからといって過信せず、定期的に病院でも検査を受けて、大事に至る前に病気を発見できるよう自分の体と向き合っていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。イラスト/マメ美著者/sara(52歳)22歳で出産後、27歳で離婚。以降一人で仕事と子育てを両立してきたシングルマザー。ようやく子どもも就職し、安心した矢先に大病を患い現在経過観察中の身。忙しい仕事や家事、親の介護など日々のストレス発散は、大好きなお酒とKPOP。そんな趣味を、いつまでも楽しめるよう健康管理に努めている。
2024年04月14日50代半ばに差し掛かり、今まで頑張り過ぎていた自分を見つめ直すことが増えました。仕事のこと、健康のこと、老後の生活設計のことなど。「老後資金に2000万円が必要」と言われているけれど、更年期を迎え、いつまで健康で働けるのかわからないという不安は増えるばかりです。人生100年時代と言われる今、メンタル不調を整えて人生の後半を豊かにするために、実践していることをお話しします。ホルモンバランスが乱れ心が不安定に50歳を過ぎたころから疲れやすいと感じることはありましたが、周囲から聞く更年期の気分の浮き沈みなどのメンタルの不調は、特に感じたことはありませんでした。しかし、50代半ばに差し掛かり、無理のきかない年齢を自覚したことで、改めて体や心の不調に気付くことが多くなりました。時々理由もないのに気分が落ち込んだり、怒りっぽくなったり、1人でいることに不安を感じたり、倦怠感で無気力になったり。そんな自分が嫌でたまらなくなったり……。同年代の友人に悩みを打ち明けると、それは更年期でホルモンバランスが崩れたことによる体と心の不調ではないかと指摘されました。そこで「更年期、ホルモンバランス」でネットで検索してみることに。一般的に45歳~55歳が更年期と言われ、女性ホルモンであるエストロゲンが低下し、自律神経が乱れやすくなるそうで、50代半ばの自分にはあり得ると思いました。時々無性に心が不安定になる自分に合点がいきました。調べてみると更年期のイライラや不安を解消するためには、ホルモンバランスを整えることが重要だとわかりました。そのために実践したのが、幸せホルモンと言われる「セロトニン」と「オキシトシン」を増やすセルフケアです。幸せホルモン、セロトニンを増やすメンタル不調の大きな要因は、女性ホルモンであるエストロゲンが低下すると、連動して幸せホルモンと言われる「セロトニン」の分泌も減少することのようです。セロトニンとは、感情をコントロールし、精神を安定させる働きがある神経伝達物質の1つとのこと。幸せホルモンである「セロトニン」の増やし方を学ぶために、更年期に関する本を読んだりネットを検索したりしました。学びから生活習慣を変えたことが3つあります。1つ目は、朝ウォーキングを生活に取り入れ、車通勤から週3回歩き通勤に切り替えたことです。日中に太陽を浴びることが脳内のセロトニンの活性化に効果があるらしく、歩くことで、朝から頭がシャキッとさえるようになりました。2つ目は、脳内のセロトニンの分泌を促すために、日常的にお笑い番組を見て生活に「笑い」を増やしたことです。寝る前に笑うことで脳がリラックスできるらしく、ストレスの軽減になっています。3つ目は、朝すっきり目覚めてセロトニンの分泌を活発にするために、寝る前に睡眠の妨げになるものをやめました。例えば、脳を覚醒させる寝る前の「スマホのながら見」をやめました。また、寝る前の読書を電子書籍から紙の書籍に切り替えてみました。朝のウォーキングの相乗効果もあり、夜の寝つきが格段に良くなりました。愛情ホルモン、オキシトシンを増やすもう1つ、更年期のメンタルを整えるために実践していることが、愛情ホルモンといわれる「オキシトシン」を増やすことです。オキシトシンは、女性ホルモンであるエストロゲンの低下に深い関わりがあり、愛情のあるものとスキンシップを取ることで増やすことができるようです。日々実践していることは、いたって簡単。心が癒やされる、心が楽しくなる、心が元気になるものと触れ合う時間を増やしています。その中で、特によかったことが3つあります。1つ目は、気心の知れた友人や知人とのおしゃべり。安心する仲間と触れ合うことで心の中のもやもやが整理されるため、定期的に女子会を開いたり、遠方の友人とはオンラインのチャットでつながりを保ってます。2つ目は、心が癒やされるぬいぐるみとのスキンシップ。年がいもないですが、人に言えない人間関係のストレスや、日々の悩みなどを打ち明けて解消しています。精神的に疲れたときは、ぎゅうっと抱きしめることで心の緊張をほぐしています。3つ目は、心が落ち着くアロマオイルの活用です。マイブームは、お湯を張った湯船にお気に入りのアロマオイルを数滴たらして入浴したり、寝具に直接付けてリラックス感を高めています。間違いなく、睡眠の質が上がったと実感していますまとめ50歳を過ぎて更年期を迎える年齢になり、ささいなことでイライラしたり、何をやるにもやる気が起きないなど、生きづらさを感じることがたびたびありました。今は、日常生活にちょっとした工夫を取り入れて、超ずぼらな私でも続けられる幸せホルモンを増やすことを実践しています。正直、50代独身女子にとって先の見えない老後は不安ですが、頑張り過ぎることをやめてみたら心が少し軽くなりました。50歳からの人生を豊かにするために、幸せホルモンを増やす生活に重きを置いていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/いずみ(54歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2024年04月12日銀座のマガジンハウス6階、anan編集部の片隅に『クラブ佑雪』が開店。人生相談で有名な当クラブのママ、藤島佑雪さんが迷えるみなさんのお悩みにお答えします。今回は、年金生活の恋人とのデート代について迷うアラフィフ女性のお悩み。正解がわからないという彼女に、佑雪さんが「男性のプライドとお金」について、ズバリ回答してくれます!お悩み:「年金生活の彼におごってもらっていいですか?」【クラブ佑雪】vol. 340今付き合っている彼は昨年、役員を退任し、今は社外取締役を続けながらの悠々自適の年金生活ですが、やはり現役時代と比べると生活スタイルも大きく変わっているようです。そんななか、お互いの老いを受け止めながら、お付き合いを続けています。今度、彼に誘われて初めて旅行に行くことになったのですが、お金のことで悩んでいます。 厳密に言うと旅行的なのは2回目で、前回は彼の出張先で落ち合い、翌日昼頃まで一緒だったのですが、ホテルを出るときにお金の支払いを聞いてみたところ、「要らない」と言われたので、それを想定してプレゼントを用意して渡したのですが、明らかに不機嫌にさせてしまいました。最終的には「ありがとう」と言ってくれたのですが、どうしたらよかったのかとトラウマになっています。いつも(年4回)会うときはホテル代はこちらで予約するため、私が負担し(これは私から申し出て)、彼はちょっといい食事をご馳走してくれて手土産を渡してくれます。今度は行きの途中から合流し、ずっと一緒で、それだけでもドキドキ。 楽しみな反面、やらかしてしまわないか心配です。 彼に事前にいくらか渡す方がいいのか聞こうとも思いますが、せっかく楽しみに計画しているのに水を差すような気がして。私としては、また二人で旅行に行けるようにしたいので、彼に全部払ってもらうのも負担になってしまわないかと心配しています。でも、年上の男性としてのプライドもあるし、彼が年齢を気にしているからこそ、どうしたらいいのかわかりません。(ひろ53歳未婚?会社員)「男性のプライドとお金の関係について」お二人が既婚者なのか独身なのかも分かりかねますが、そんなことがどうでもいいくらい大人のお付き合いですね。確かに現役時代より収入は落ちているかもしれませんが、頼れるところはありがたく頼っていいと思いますよ?というか、デートが年4回って、不倫だったりすると生活に差し障りのないペースがそれくらいっていうのもあるんでしょうが、たとえ遠距離でも気持ちがある二人なら、せめて月イチでは会うと思うんですよね。お金があれば。でも、それも含めて彼もそこまで経済的に余裕がないから、その頻度なのかなと。まずは思いますよね。で、詳細がありませんが、彼、60代? 70代? 今の60代以上の感覚ではデートの際は男性が女性におごって当たり前でしょうし、まして男性が年上で会社でそれなりの地位があれば、男性に対してだってご馳走するのがフツーだったり。まして、ご相談者さまは年下の彼女なわけでしょ? フツーにご馳走になっておけばいいと思うんですけど、ダメですか?ただ、ちょっと引っかかるのが「会うときはホテル代はこちらで予約するため、私が負担」という件。もし、もしですよ? その年代でもっとお金に余裕があれば、「ごめんね、ホテル予約してもらって」って言いながら、現金を返すと思うんですよね。ご相談者さまが受け取りを拒否しても、帰ってみたらバッグの底に金封が突っ込まれてたって話になってるはず。それをやらず、食事代と手土産は負担するって、いわゆる割り勘にしてるってことは、ご相談者さまの予想通り“そこまでの余裕はない”って考えるのが自然です。余裕はあるけど、たまたまそこに気が回らなかっただけっていう線は考えにくい。だって、お土産まで用意してるくらい、気遣いはできる人だから。なのでね、ご相談者さまにホテル代を払ってもらってるっていうのは、彼からとってもありがたいんじゃないかな。ただ、男子たるものカッコもつけたい、と。めんどくさいですね〜。でもね、そもそもですよ? なぜ、ご相談者さまと会うのか。そこの本質的なところを考えてみましょうよ。なぜ? ときめきたいから。はい、それもありますよね。ふれあいたいから。それももちろんあるでしょう。で、それらをひっくるめて“まだまだ自分が男性として現役だっていう自信をもちたいから”だと思うんですよ。そのためには「旅行代くらいご馳走したい」っていうのが彼の本音では? また、その旅行がファーストクラスでヨーロッパとかだったらムリだけど、自分の手が届く範囲で旅行の行き先やお宿、レストランを決めてるんでしょうし、年4回しか会えないのもそれが予算の範囲内ってことなんでしょう。彼だってむやみやたらなお金の遣い方はしないでしょうから、払ってくれるのであれば、そこは“範囲内”なんだって信じて、素直にご馳走になっちゃっていいんじゃないかな? どうしても気が済まないなら、「いくら出せばいい?」とか聞かずにそっと金封をお渡しすればいいかと存じます。額は自分にかかるであろう予算よりちょい少なめの、キリのいい数字が妥当かと。6〜7万円かかりそうなら5万円、11〜15万円程度なら10万円包んで、「ほんの気持ちしか入ってないから受け取って」と渡しましょう。そこで本当に彼がカッコつけたくて、なおかつ余裕があれば、必ず! いいですか? 必ずです、「要らない」って突き返してきますから。受け取ったら、渡して正解ってことです。もし、よろしければ、結果、教えてくださいね。楽しい旅行になるよう、お祈り申し上げます。【お悩み募集しています。こちらからどうぞ!】インスタでもお悩み募集中!インスタからのお悩み募集はこちら@yousetsu.fujishimaマガジンハウスの会員登録からのお悩みはこちらから。藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)元リアル銀座のクラブのホステスを経て、占い師・開運アドバイザー。著書に『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。anan web上の銀座『クラブ佑雪』オーナーママとしてお悩み相談「クラブ佑雪」、『TABI LABO』で「目覚めよ! 恋愛力 藤島佑雪のLOVE占い」など連載多数。©wetzkaz/Adobe Stock文・藤島佑雪 イラスト・小迎裕美子
2024年04月08日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、耳鳴りがするようになったフカザワさんが改善のためにしたことについてお届けします。聴力検査でも特に問題はなく…最近、耳鳴りが気になっているフカザワさん。病院で診てもらったところ……。年齢を重ねて今まで起きなかった不調がどんどん出てきていますが、その中でも最近気になっているのが耳鳴り! 夜になると、左耳からキーンって感じで耳鳴りがするようになりまして。ストレスとかかな~とも思ったのですが、耳鳴りは突発性難聴やメニエール病といった病気のサインということもあるらしいので、ちょうど病院に行くタイミングだったので診てもらったのでした。聴力検査もしてもらって特に問題もなくてホッとしたのですが、とりあえず出された薬を飲みつつ、ネット情報で耳鳴りの改善になるという方法を片っ端から試しています。耳鳴りに効果があることっていうと、ビタミンB12を摂取したり、耳のマッサージをしたり、規則正しい生活を送ったりっていうのがわりとよく書かれていまして。1カ月後、かなり治まってきて…中には、足首の太谿(たいけい)っていうツボに3cm四方のアルミホイルを貼るっていう「本当にそんなことで効果があるの!?」というものもあって(微弱の電流が流れて良いのだとか……)、それだけ耳鳴りに悩む人がたくさんいてさまざまな改善策があるんだなと。そんなこんなであれこれ手当たり次第にやって1カ月ぐらいたちまして、まだまだ完全に耳鳴りはなくなってはいないのですが、当初よりはかなり治まってきた気がしています。薬だったりサプリだったりがよかったのか、次から次に改善策をやってみたのがよかったのか、はたまた単純に日にちがたって落ち着いてきたのか……。真相は謎ですが、トライアンドエラー精神で、何でも試してみたのもよかったのかな。ネットで耳鳴りのことを調べると「完全には治らない」とか「耳鳴りが起こる仕組みはまだまだ解明されていない」とか、ブルーになることばかり出てくるけど、自分なりにケアしたり薬も飲んだりしてうまく対処していけたらいいな。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/菊池大和先生(医療法人ONEきくち総合診療クリニック理事長・院長)地域密着の総合診療かかりつけ医として、内科から整形外科、アレルギー科や心療内科など、ほぼすべての診療科目を扱っている。日本の医療体制や課題についての書籍出版もしており、地上波メディアにも出演中。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2024年04月07日2023年の夏、犬の散歩の途中に見かけたラジオ体操の集まり。私もやってみたいと思ったものの、朝は忙しく集まりに参加することはできないため、自宅でラジオ体操をすることにしました。運動不足は良くないとわかっていても、本格的に運動を始めるのはちょっと勇気がいる……というアラフィフの私でも、ラジオ体操は始めやすく続けやすい運動でした。朝の散歩で見かけたラジオ体操2023年の夏は猛暑で、毎朝犬の散歩をしている私も困っていました。ある日、少しでも涼しい時間帯に散歩しようとそれまでより早い時間帯に公園に行きました。すると、どこからともなく人が公園に集まって来るではないですか。何の集まりかと犬の散歩をしながら見ていると、それはラジオ体操の集まりでした。朝の6時半、太陽の下でのラジオ体操はとても気持ちが良さそうで、それから毎日、通り過ぎるたびに私もラジオ体操に参加したいと思うようになりました。ただ、朝は犬の散歩や子どものことで忙しいので集まりに参加することは難しいです。そんなときNHKのEテレでもラジオ体操の番組があることを知り、朝の散歩から帰ってきた後、テレビを見ながらラジオ体操をすることにしました。たった5分間程度ですが、ラジオ体操をすると全身がほぐれた感じがして、気分もスッキリ。小学生以来もう何十年もラジオ体操とはご無沙汰でしたので、こまかい動きや順番は忘れていましたが、TVに映るインストラクターの動きを見ながら、見よう見まねでラジオ体操をおこないました。それ以来、平日の朝は番組の時間になるとテレビのチャンネルをNHKのEテレに変えて、テレビの前でラジオ体操しています。もちろんひとり。番組が始まる6時半はちょうど夫の出勤後で、かつ子どもが起きてくる前なので、誰の目を気にすることもなく伸び伸びと体を動かすことができます。また忙しい朝でも、5分程度なので家事の隙間におこなっています。午後にもラジオ体操、平日は1日2回に最近は朝の体操のほか午後にもラジオ体操をしています。先日、在宅勤務をしている知り合いが午後のテレビ体操の時間には体操をして体を動かすようにしていると言っていたことを思い出し、私も午後もしようと思いました。私の場合、午後はテレビがない部屋で仕事をしているため、NHKラジオのアプリ「らじる★らじる」を利用しています。午後はちょうど体がだるくなってくる時間帯、そして子どもが学校から帰って来る前にラジオ体操を実施。子どもが帰宅した後は習い事の送迎や夕方の家事で忙しくなるので、体操が気分転換となって、もうひと頑張りすることができます。私の場合、午前中は出掛けることも多いですが、午後は基本的に子どもが学校から帰って来ることも考えて家にいるので続けやすいです。実は以前も運動不足が気になりYouTubeのヨガ動画にも挑戦したのですが、数日で挫折してしまいました。ラジオ体操と同じように自宅でできることはよかったのですが、時間が決まっていなかったことで習慣化することができませんでした。今回は時間を決めていることで日常生活にうまく組み込むことができています。ラジオ体操でも立派な運動習慣以前、ラジオ体操は健康に良いと聞いたことがあります。先日改めてラジオ体操の効果についてネットで見てみると、数分のラジオ体操でも、継続すれば運動習慣となることがわかりました。ラジオ体操には第一と第二がありますが、第一は筋肉や関節をほぐすことが期待でき、ラジオ体操第二はジャンプが多く筋肉や骨の強化に効果的だそうです。在宅ワーカーの私はずっと座っていることが多く、肩凝りになることもよくあったのですが、最近は肩凝りを感じることが少なくなりました。また、体だけでなく心への影響も大きいのではないかと感じています。家事や仕事の隙間時間にラジオ体操で全身を動かすことにより、気持ちもリフレッシュできているからです。今私は47歳ですが、今後更年期が本格的になって来て感情が不安定になった場合にも、ラジオ体操は良いのではないかなと思いました。なおラジオ体操をおこなう際、私は一つひとつの動きをキレ良く指先までしっかり伸ばすこと、呼吸をしながらおこなうことを意識しています。以前習っていたヨガでも呼吸が大事、一つひとつのポーズを意識して丁寧にすることが大事と習ったので、ラジオ体操でも意識しています。まとめラジオ体操を始めてから半年近くがたちます。体重の変化や見た目の変化はないけれど、体操をした後は体も心もスッキリして、イライラが減った気がします。更年期をじょうずに乗り切るためにも、これからも続けていきたいと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/はるひび(46歳)小学生の娘を持つ母。在宅ワークのため、運動不足になりがち。最近、骨伝導イヤホンを購入。早起きして、好きな音楽やラジオを聴きながら近所の公園を散歩している。
2024年04月01日年齢とともに白髪の本数は増える一方で、50代を過ぎると白髪染めのペースは月1回が当たり前に。いくら染めても2週間程度で、つむじや生え際に白髪がちらほら見え始めるのです。さらに、白髪染めの頻度が増すたびに、薬品の刺激で頭皮がかぶれるようになり、頭をボリボリかきむしることが増えました。そんな私が、髪の健康を考えて白髪対策を抜本的に見直した体験談をお話しします。頭皮に良い炭酸シャンプーを試してみた50代になり、白髪ケアを抜本的に見直すために、まず始めたのが頭皮ケア。きっかけは、行きつけの美容院で受けた「炭酸ヘッドスパ」です。担当の美容師さんに白髪の悩みを相談したところ、頭皮ケアが白髪対策にもよいとすすめられて試してみることにしました。炭酸の泡には、頭皮の血行を促し汚れをしっかりと落としてくれる効果があるため、健康な髪を育てる頭皮の土台作りにもってこいのケアだそうです。実際に試してみると、炭酸のシュワシュワ感が地肌に当たって気持ち良く、洗い上がりはかなりすっきり。ブロー後は、ぺしゃんとしていた髪にハリとツヤが出て若々しい印象になりました。自宅でも市販の炭酸シャンプーで頭皮ケアができるとアドバイスを受け、帰宅後にネットで検索。通販サイトのカスタマーレビューを参考に値ごろ感のある商品を購入してみました。炭酸シャンプーを使用してみて、ふわふわの泡と炭酸のパチパチ感が頭皮の汚れを一掃してくれる感じが気に入り、半年くらい継続しました。ただし、炭酸シャンプーで頭皮ケアを続けても、残念ながら白髪がなくなることはほぼゼロの結果でした。白髪が染まるトリートメントを試してみた炭酸シャンプーの次に試した白髪ケアは、自宅で手軽にできる白髪染め専用のトリートメント。SNSの動画で知りネットで検索したら、お財布にやさしい価格だったことと、塗って放置するだけの手軽さが気に入り、即座に購入しました。使用方法はいたって簡単。髪が乾いた状態で白髪が気になる部分にトリートメント剤を塗って、そのまま20〜30分放置します。その後は、普通にシャンプーするだけの超簡単ケア。難点はシャンプーするたびに色が落ちていくため、色が1週間も持続しないことや、タオルでごしごし頭皮をこすると、トリートメント剤の色がタオルに付着することでした。ネットには、使い続けるごとに色が定着すると書かれてましたが、私の場合は実感できなかったため、白髪が目立ち始めたときの応急処置としての使用のみ。結局、1.5~2カ月に一度の割合で、市販の白髪染めを使い続けることになりました。ただし、50代半ばころからは、白髪染め剤が頭皮に染みる、染めた後の頭皮のかゆみが気になる……などのトラブルと向き合うことに。話題のクリームシャンプーを試してみた50代半ばから白髪染めをするたびに、頭皮のかゆみが深刻になってきました。髪や頭皮に負担をかけない白髪ケア法を模索していたところ、ネットで見つけたのが芸能人も愛用しているクリームシャンプー(画像参照)。価格はかなり高めでしたが、お得なキャンペーン価格と通販サイトの良い口コミを信じ、物は試し、と思い購入してみました。使用感は、洗うという概念を覆されるシャンプーといったところ。クリーム状のシャンプーを髪に塗りつけて放置しマッサージしてすすぐだけ。汚れが落ちるのか半信半疑ですが、洗い上がりは意外とすっきりです。使用して1カ月経過。髪と頭皮にやさしい天然の染料が主成分なため、白髪染め剤のような即効性はないですが、白髪は徐々に目立たなくなってきたと周囲からは高評価。髪にハリとツヤが出たおかげで、見た目も明るくなったとうれしいコメントをもらいました。ただし、価格が高いのがネックです。使い始めは色を定着させるために毎日使用していましたが、最近はけちけちしながら2~3回に1回の割合で、他のシャンプーと併用して継続使用しています。まとめ50代になり、白髪、抜け毛、薄毛などの髪の老化と向き合う機会が増えたことで、髪に気をつかいながら一生付き合っていく大切なものだと痛感しています。髪形は人の見た目を大きく左右するため、目指すは、「脱・老け印象」。サラサラの黒髪を目指して、髪や頭皮になるべく負担をかけないヘアケアや、ストレスをためない生活習慣などを、老後に向けて心がけていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/いずみ(54歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2024年03月31日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、カレーの色を落とす方法に驚いたときのことについてお届けします。もう完全におばあちゃんの知恵袋の世界おろしたばかりの新しい箸でカレーヌードルを食べたフカザワさん。箸の先がカレー色に染まってしまい……。買ったばかりのお箸がカレー色に染まったっていう絵日記を描いたところ、その絵日記を見てくださった方々から「カレーの色は太陽に当てると消えますよ!」っていう情報をいただきまして。最初それを聞いたときは「またまた〜。そんなの聞いたことないし! それに簡単にカレーの色が消えるわけないよ〜」って内心思ったのですが、天気の良い日に1日お箸をベランダで干してみたら、びっくりするぐらいカレーの色が消えたのです。カレー色に染まっていたのがもううそみたいで、本当にすごい!!!どういう仕組みなのかネットで調べてみたらいろいろ出てきたのですが、要するにカレーの黄色であるターメリックっていうスパイスに含まれているクルクミンっていうものが、水には溶けないんだけど太陽には弱いらしくて。なので、カレーのシミは太陽に当てると色が消えるということだそうです。へー!!!そうなのかー!完全におばあちゃんの知恵袋の世界だし、教えてくださった皆さまにも心から感謝ですー。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2024年03月29日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、年齢とともに変わってきた気になることへの優先順位についてお届けします。シミ取りは結局やりそびれて…昔は折に触れてシミ取りをしてみたいと思ったフカザワさん。しかし、年齢を重ねるとともに……。30代のころから、顔に長年あるシミをレーザーで取りたいなってずっと思っていまして。シミ取りをしたら日焼けは厳禁だとかで、やるなら冬がいいとか、そういうことをネットでめちゃめちゃ調べていたのでした。結局やりそびれたまま50代に突入したのですが、最近はもう体で他に気になることがあり過ぎて、シミがそこまで気にならなくなってきまして……。別にシミが薄くなったとか小さくなったとかではなく、変わらずバンッ!とあるのですが、それよりも日々の腰痛とか老眼とか他の小さな不調の方が気になるし、どうにかしたいなと。あんなにシミが気になっていて、皮膚科もいろいろ調べていたのに!年齢を重ねて優先順位がどんどん変わってきたってことなんですかね。まずは日々の健康を第一に過ごしていきたいわ。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2024年03月28日アラフィフを迎え、周りで老眼鏡をかける友人が増えてきました。でも、自分はまだまだ大丈夫。ママ友ランチでも「メニューが見えない」という友人に代わってメニューを読み上げてあげていたくらい。でも、私がスマホを離して見る姿を見て、「それって、老眼じゃない?」と指摘され、友人の老眼鏡を試しにかけてみると文字がクッキリ! でも、老眼鏡をかけたくない私が出した結論は……。おでこに眼鏡を乗せる姿はおばあさん!?スマホや本から少し距離を離せば見えていたけれど、老眼鏡をかけると驚くほどクッキリ見えることを知り、思い切って老眼鏡を作ることに。ただ、老眼鏡をかける姿って、なんとなくおばあさんみたいで抵抗がありました。特に遠近両用眼鏡は、眼鏡を少しずらして見ないと見えにくい。この姿が、まさにステラおばさんのクッキーみたいで……。すでに孫もいる友人がいるくらいなので、実際におばあさんと言われても仕方がありません。でも、アラフィフのささやかなプライドでしょうか、近視もある私は老眼鏡ではなく、老眼であることがバレにくい遠近両用のコンタクトレンズを選ぶことにしました。ハードとソフトの両方を試してみたら実は、コンタクトレンズを使うのは初めて。ド近眼の息子は1DAYのソフトコンタクトレンズを使っているけれど、意外と値段が高いのが気になるところ。眼球の水分を吸収してレンズの形状を保つソフトコンタクトレンズは、日に日に老化していくおばさんの目にはドライアイなどでより負担もかかりそう?と思いました。ならばハードコントタクトレンズはどうなのか?ハードコンタクトレンズを使っている友人の話によると、眼球に浮く状態で装着するので目に必要な酸素を供給しやすくドライアイになりにくのが大きなメリットだとか。その半面、痛い、目から落ちやすい、洗浄などのケアが面倒というのがデメリット。一長一短。 甲乙つけがたく決めかねていたので両方試してみることに。ん~、ハードは痛いです! ソフトは異物感がなかったけれど、ハードは目の中がゴロゴロする感じがありました。コスパ良し、目にも良しの遠近両用コンタクトいろいろ迷って結局、選んだのはハードコンタクトレンズ。目にも安心かつ、年間でソフトコンタクトレンズの約半分のコストとなり、コスパの良さが決めてとなったからです。何日か装着していると、目も慣れてきて違和感がなくなり、朝から就寝前までつけっ放しでもノー問題。仕事柄、長時間パソコンと手元の資料を見合わせることが多く、資料に目を落とすとピントが合わず、目の疲れを感じることが多かったけれど、遠近両用レンズにしたことで眼精疲労や肩凝りも和らいだような気もします。趣味のネイルでも、小さなストーンをピンセットでつまんで細かな細工もしやすくなりましたし、スマホを見るときも、わざわざ眼鏡をずらして見るまさにおばあさんの仕草もしなくなりました。眼鏡のときはファッションやアクセサリーとのバランスが難しく、眼鏡ありきのコーディネイトでしたが、常にコンタクトにしたことで、朝の服選びがかなりラクになったのも事実です。まとめ老眼は、まさに呼び名のごとく老いを痛感する老化現象ゆえに、認めたくない。でも、見えないのは困る。老眼鏡に抵抗があったので、遠近両用のコンタクトレンズにしてよかったなと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/井上 裕紀子(54歳)読モを経て、ファッション誌、情報誌などのフリーライターへ。しわ、肝斑、たるみ、更年期太りと苦しい戦いを続けつつも、その先にいったい何があるのか見えない迷える五十路女子。
2024年03月26日年齢は手に表れると言うけれど、自分にも爪の縦線や二枚爪、ささくれに甘皮の硬化など、指先に関する悩みがいっぱい! いくら若作りしても残念な印象になってしまいます。爪のお手入れについて勉強し、手の若返りを目指した体験談を紹介します。老眼鏡を通じて知った手の老化もともと「白魚のような手」とは言いがたかった私の手ですが、色も白くきめも細かい肌なので、そこまで年齢を感じる手ではなかったはずです。50歳の冬のことでした。会社で新型コロナ対策のためアルコールでお掃除をしていた際、落ちない汚れを見るために老眼鏡をかけていて、ふと自分の手を見たときにビックリ! アルコールで手が荒れていたのは知っていましたが、爪が厚くなって縦線が入り、爪周りの皮膚が角質化して硬くなり、見るも無残な状態になっていて驚いてしまいました。サービス業という職業柄、アルコールを頻繁に使用するので、さかむけは日常茶飯事。ひどくならないように水絆創膏を使用していましたが、老眼鏡をかけて見ると剥がれかけた水絆創膏が、汚い手をさらに汚くしていて、気付いてしまってことで、急に人に手を見られるのが嫌になってしまいました。手荒れ防止のため頻繁に尿素とビタミンが入ったハンドクリームを使用していますが、それだけでは爪周りまではお手入れできません。そこで近所の薬局で、まずは甘皮ケアスティックなる商品を購入してお手入れを始めることにしました。爪のお手入れ第一弾、甘皮スティックお風呂上がりにクリームを塗った後、甘皮スティックでお手入れします。スティックには天然オイルが入っていて、先端には斜めにカットされたチップが付いているので、先端からオイルを出して爪に塗り、柔らかくなった甘皮をチップで押し上げるといった手順でお手入れをするのですが、硬くなってる甘皮はそう思うようには処理できません。毎日コツコツお風呂上がりにできればいいのでしょうが、働く主婦にそんな余裕もなく、少しきれいになったタイミングに残業が続く日々が重なり、スティックはいつの間にかペン立ての中で忘れられた存在となってしまいました。季節もだんだん暖かくなってきたころで、手荒れも冬場ほど気にならなくなったこともあり、すっかり放置していたのですが、また寒くなり始めた翌年の秋ころに、さらに老化した自分の手に気付いて改めてお手入れをしないといけないと思い立ったのです。当時私は日本化粧品検定1級を取得するべく勉強中だったこともあり、爪の構造やお手入れ方法について学んでいました。爪の主成分はケラチンというたんぱく質ですが、年齢とともに厚くなり、若いころは透明感のあった爪が白く濁ったような色になってきます。私の爪がまさにそうで、さらに爪に縦線が入っているので余計に年齢を感じさせます。有効なお手入れ方法としては、軽く表面を削りネイルクリームでお手入れするとのことでした。爪のお手入れ第二弾、4,000円のネイルマシン爪の表面を削るといっても、わが家にそんな道具はないのでネットで探してみることに。使いこなせるかどうかもわからないので、お手ごろ価格で評価の良い商品を探していると、4,000円程度で電動で、11種類のアタッチメントがついている商品を見つけ、早速購入してみました。マシンといってもボールペンくらいのサイズのもので、先のアタッチメントも差し込むだけで使える手軽さ。アタッチメントは爪の下準備、研磨、カット、ネイルカービング、角質&甘皮の除去など、ネイルケアからオフ、パーツの成形まで使える優れものです。待ちに待ったネイルマシンを使ってみると、手動の甘皮スティックとは格段の差がありました。爪周りの硬くなった角質を削ったり、爪の表面を軽く削った後にフェルトのヘッドで磨きをかけるアタッチメントがいい感じです。毎日コツコツおこなわなければいけない甘皮スティックに比べると10日に一度おこなえばきれいな爪周りを維持できるのも、時間のない私にはありがたかったです。まとめお手軽な操作と目に見える変化で、1年以上たった今でもネイルマシンは使用しています。冬場は特に使用頻度が高くなり、最近は1週間に1度程度の頻度で爪周りのお手入れをしたり爪を磨いたりと、ケアを続けています。欲を言えば、ネイルサロンでプロの方にお手入れしてもらったら気持ち良いのだろうなと憧れてしまいますが、お金にも時間にも余裕のない私。今は自宅でのセルフケアを頑張って、生活感あふれる疲れた手からの脱却を目指しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著者/sara(52歳)22歳で出産後、27歳で離婚。以降一人で仕事と子育てを両立してきたシングルマザー。ようやく子どもも就職し、安心した矢先に大病を患い現在経過観察中の身。忙しい仕事や家事、親の介護など日々のストレス発散は、大好きなお酒とKPOP。そんな趣味を、いつまでも楽しめるよう健康管理に努めている。
2024年03月23日ケアできているようで実はできていなかった肘。誰も見ていないと油断していたところ、他人の肘を見て、肘の角質ケアの大切さを知りました。今回は、あることをきっかけに自分が肘の角質ケアに取り組んだ体験談を紹介します。目の前のカップルをふと見ると…ある夏の日。買い物に行った先でエスカレーターに乗っていた私の目の前に、20代後半のカップルが立っていました。2人とも小ぎれいな身なりで美男美女のカップル。お互いに顔を見合っていて、周りの目を気にせず2人の世界に浸っている様子を見て「お似合いだなあ」と微笑ましく思っていたところ、ふとカップルの女性の肘に目がいったのです。女性の肘が黒ずみ、角質でボコボコになっていたのです。髪もツヤツヤでしっかりメイクもして、トレンドを取り入れた服装をしていた女性でしたが、失礼ながらあまりの肘の状態に衝撃を受けてしまいました。ここまで黒ずむの!? と鳥肌すら立ってしまうほど。そしてそれと同時に、もしかして私の肘もやばいのかしら……と不安になり、自分の肘を見たところ、そこまで黒ずみなどは気にはなりませんでした。しかし、どこで誰に見られているかわからない! と、すぐに肘の角質ケアに取り組むことを決心しました。肘の角質ケアについて調べてみた肘の角質のボコボコは気にならないものの、やはり黒ずみは気になります。できてしまった肘の黒ずみ、今からでもきれいになるのだろうか……。休憩で立ち寄ったカフェで、私はすぐに「肘角質ケア」で検索! すると、肘のケアには角質ケア→保湿が大切なことがわかりました。肘の古い角質を取り除くことで、化粧水などの保湿アイテムの浸透力が高まり、肘の黒ずみもなくなるというのです。肘の古い角質は無理やり取るのではなく、お風呂で角質を柔らかくしてからスクラブの入った洗浄剤などでやさしくマッサージしながら取り除く。無理にこすり取ってしまうと、逆に皮膚を傷つけたり乾燥しやすくなって肌のターンオーバーが乱れ、過剰なメラニンが残りやすくなってしまうとのこと。そしてそれによって、黒ずみがひどくなってしまうそうです。古い角質を取り除いた肘は、しっかりと保湿用の化粧水やクリームを塗り込んでケアをするのが必要なこともわかりました。こうしてひとしきり情報を得ると、早速ドラッグストアで肘の角質ケア用のアイテムを購入して帰りました。一緒にケアを始めた夫の肘に変化がその日あったことを夫に話すと、夫も以前、エスカレーターで目の前に立っていた男性の肘がボコボコになっているのを見た経験があると話しました。そして、たしかに自分では肘は気にしないけれど、いつどこで誰が見ているかわからない、身なりはきっちりしていても、やはり肘のケアを怠っていると清潔に見えない……。そんなことを2人で話していると、夫も一緒に肘の角質ケアをやると言いだしたのです。夫の肘をチェックすると、古い角質はあまりなかったものの、黒ずみが少し気になり、乾燥でかさついていたため、すぐに角質ケアの方法を夫に伝授。その日からお風呂で柔らかくなった肘をスクラブでマッサージし、入浴後には保湿用の化粧水を塗り込み、寝る前に保湿クリームを塗り込んでから寝るという日々がスタートしました。肘のケアをスタートして3週間ほどたち、私の肘は黒ずみが落ち着きました。そして夫の肘を見ると、まるでアラフォー男性の肘とは思えないほど、黒ずみがすっかりなくなり、つやつやに生まれ変わっていたのです! 私以上に効果が出た夫の肘を見て、肘の角質ケアはやっぱり重要なんだねと2人でつくづく実感しました。まとめふと目についた、他人の肘に衝撃を受けて始めた肘の角質ケア。夫も一緒にケアをするという意外な方向に行きましたが、夫婦2人で角質ケアに取り組んだところ、今ではすっかりやつやの自慢の肘になりました。いくらきれいに着飾ってメイクをしても、肘1つで一気に清潔さが欠けて見えてしまうことを実感し、肘の角質ケアの大切さを知った出来事でした。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師)美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。イラスト/おみき著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年03月14日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、お母さんから届いたメールを見てわなわなしたときのことについてお届けします。80代の母のほうが心配だけどある日、めちゃくちゃおなかを下してしまったフカザワさん。そのことをブログに描いたら……。心配性で過干渉気味なとこは否めない母なのですが……。まさか下痢止めの薬の有無を、心配されるとは思っていませんでした……。私もう50歳なんですけど!家族(夫)もいるんですけど!あまりに驚いて、わなわなしてしまいました。いくつになろうとも、親にとって子どもは子どもってことなんですかね……。私からすると、80代で高齢者でもある母のほうが日々心配でしょうがなかったりします。自分の足で歩けてるし元気なほうだとは思うけど、たまに会うとやっぱり「年を取ったな……」って思いますしね……。私の心配はいいから、自分のことを第1で毎日健やかに楽しく過ごしてほしいなぁと思う今日このごろです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2024年03月02日若いころは友人と外食やコンサートに行くことが多かったのですが、出産を機に、子育ての合間にわずかにできるひとりの時間を有効活用しようと、「おひとり様」活動をスタート。するとさまざまなシーンでおひとり様が有利なことに気が付いたのです。アラフォーにしておひとり様にハマった理由についてお話しします。友人と過ごす時間が好きだった若いころ友人の数は多いほうではありませんが、学生時代から一緒にカフェに行ったり外食に行ったりコンサートに行ったりして、友人と一緒に過ごす時間が好きで、どこかに行こうと自分から誘うことも多かったです。趣味で推し活もしており、推し活仲間と一緒にライブ会場でグッズを購入し、ライブも一緒に見る、ということが当たり前でした。今でこそスマホなどで持て余した時間を過ごすことはできますが、若いころはまだスマホやタブレットというものがなく、ひとりで時間をつぶすことがとても苦手でした。友人との待ち合わせで時間があるときなど、どうしてもひとりで時間をつぶさないといけないときは、本を読んで過ごしたりしていました。結婚してからもやはりひとりで時間をつぶしたり、ひとりでどこかに行くのは得意なほうではなく、夫の晩ご飯が不要なときにも、外でひとりでごはんを食べて帰ったりせず、さっさと家に帰って家で落ち着いて晩ごはんを食べるほうが気分的にラクでした。そのため、ひとりでごはんを食べたりコンサートに来ている人を見ると、「私はひとり行動は無理だな……」と思っていました。子どもが生まれてひとり時間の貴重さを知る39歳のときに出産し、子育て生活がスタートすると、あれだけ苦手だったひとり時間が欲しい……と心の底から思うようになりました。常にわが子と一緒の生活は、幸せなことでもありますが、コーヒーを飲もうとしたら泣き声が……少し昼寝しようと思ったらまた泣き声が……と、息つく暇もない日々が続きます。夫はたまにはひとりで過ごせば? と時間をくれることもありましたが、「おむつのストックどこ?」「ミルクを飲まないんだけど」とSOSが送られてきて、結局帰宅しないといけないはめに。やがて子どもがプレスクールに通うようになり、1日3時間ほどですが、ようやくひとりで過ごせる時間が取れるようになったのです。私はわずかな時間を使って、それまで調べていて行きたかったお店にひとりでランチに行くことにしました。時々ママ友にランチに誘われることもありましたが、ひとり行動ならそのときに食べたいもの、好きなものを食べられる、大盛でも気にせず注文できる、とひとりランチの醍醐味を一度味わうと、次第にひとりで過ごすほうがラクに感じるように……。また、ひとり時間を使って、子連れでは行けない大好きなカレーの名店を巡ることにもハマってしまったのです。カレーのお店はサッと食べてサッとお店を出られるという点でひとりのほうが行きやすく、ひとり時間を使ってカレー屋巡りをすることが子育ての合間の楽しみとなりました。おひとり様はライブでも有利だった子どもが生まれて、ひとり行動はなんてラクなんだろう! と40歳を過ぎて実感した私。行列ができるお店でもカウンターが空いていたら先に通してもらえるし、周りのペースを気にせず過ごせるしと、すっかりおひとり様の行動にハマってしまったのです。そして子育てが少し落ち着き、趣味の推し活にも復活できるようになりました。以前は、推し活仲間の友人と一緒にチケットを取ってライブに参戦していました。しかし、「どの公演に行く?」「チケットの申し込みどうする?」「ライブ当日は何時にどこで待ち合わせる?」「グッズどうする?」といった誰かと行く際の一連の流れが面倒になり、もうひとりで参戦しちゃおう! と、ひとりでライブに参加することに。すると偶然なのか、なんと自分の推し活人生の中でもかなり良い席を当ててしまったのです。ライブ当日は周りは2人、3人で参加している人たちがほとんどでしたが、ひとりでいることがまったく苦にならず、自分のペースで行動してライブも楽しむことができました。まとめ若いころは苦手だったひとり行動ですが、子育てを通じてひとりで過ごす時間がとても貴重になったことを実感しました。今は仕事をしていてひとりの時間はなかなか取れませんが、それでもたまに取ることができるときは、おひとり様のひとときを満喫しています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年03月01日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、YouTubeのメイク動画をまねて実感したことについてお届けします。化粧ってホント難しい!YouTubeのメイク動画を見ていたフカザワさん。自分が普段しているメイクとあまりに違うものだから……。1回まねしたとこで、上手にはできないですよね。毎日やってみて、自分のものにしていかないといけないんだろうなー。小手先だけでまねてみても、加減がわからずただただ塗りたくっただけの濃い化粧になってしまうなーと。化粧ってホント難しい!何が正解かわからないまま自己流でここまで来てしまったけれど、化粧をすると気分も上がるから、自分なりに楽しく化粧をしていけたらいいなぁと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2024年02月21日友人に誘われて参加した料理教室。友人は鍋を購入したことがきっかけで、その鍋を使った料理教室をするからと招待を受けたということで、一緒に出かけました。しかし、いざ参加してみると次々と料理には関係ない商品のセールスが! そこで遭遇したびっくりするクオリティの新人営業マンのたどたどしい営業に爆笑してしまった体験談をお話しします。友人に誘われて参加した料理教室知人に、使い勝手がよかったからとすすめられて鍋を購入したという友人。値段もお手ごろで、3点セットの鍋自体には大満足だったそうです。そして鍋を購入した会社から、その鍋を使っていろいろなレシピを紹介する料理教室を開くので、よかったら来てみませんか? とダイレクトメールが届いたそうで、無料でおいしいご飯も食べられるし、一緒にどう?と声をかけてくれました。無理に鍋を売りつけてもこないし、もし売りつけられても買わなくていいから! とのことです。料理教室といっても、先生が目の前で鍋を使って料理を作り、参加者はそれを食べるという内容。それならいいかなと、一緒に参加することにしました。友人と共に向かったのは、料理教室のキッチンスタジオ。全然怪しさはなく安心してスタジオへ入りました。料理の先生による教室は、いたって普通のよくある内容でした。実際に鍋を3つ使い、スープ・主菜・副菜を作る、という感じ。おしゃれなカフェのランチのようなメニューが完成し、そして実際に味も本当においしくて、たしかに鍋が欲しくなるね、と友人に話しながらお料理を堪能しました。料理を食べた後に営業がスタート!料理の後にもう一品デザートをどうぞということで、出てきたのがわらび餅。一見普通のわらび餅ですが、実は水を注いで少し置くだけでできる、非常用の乾燥わらび餅でした。これは、今回の参加者にプレゼントします、とのことでした。そして鍋の営業がスタート。鍋の次に「この会場の参加者の方に特別価格で提供したいものが実はほかにもあるんです!」と言いだし、出てきたのは、なぜか布団サイズのムートンの敷物! そして季節は夏。こんな暑いときになんでムートン!? と思わずツッコミを入れてしまう展開でした。なんでも、ムートン素材は人肌の温かさを維持できるため、1年中使用できるのだそう。ベッドや布団の上に敷きパッドのように取り入れてみると、夏に使うと冷たさを感じ、冬に敷くと温かさを感じると説明されました。しかし、別にムートンでなくて良くない? とさらに心の中でツッコみつつも、これからどんなものが出てくるのか、興味津々で話を聞くことにしました。プロの後に登場した新人営業マンムートンの敷物の営業トークが突然始まった会場に「もしかして押し売りだったらどうしよう」と戸惑いながら見ていました。次に登場したのは、浄水器。他の商品と比べるとお値段がやや高め。また、会場にいたご年配の女性のほとんどがその浄水器を持っていたそうで、そこまでのセールスはしてきませんでした。軽快な営業トークに続いて「数日前に営業マンデビューをした期待の新人が、わが社のおすすめの新作アイテムを紹介します!」とのこと。その後登場したのは、緊張の面持ちの営業マンの男性。デビュー間もないせいか、手も若干震えています。新人営業マンがセールスを始めたのは、お風呂に入れると温泉になるという木の球。温泉の源泉の成分を、特殊加工で木の球に含ませているそうで、乾燥させると何度も使うことができるそうです。会場には30人ほどの出席者がいましたが、相当緊張しているようです。そして「あの、えっと、やっぱり」が口癖なのか、ところどころでこの口癖が目立つようになり……。ふと横にいる友人を見ると、この3ワードを何回言ったか、敷いてある紙のテーブルクロスに正の字を書いて数えていました。それを見て私は驚いてしまったのですが、友人は真剣なまなざしで聞きながら数えていました。無理な押し売りなく終了新人営業マンのセールスタイムが終了すると、先輩営業マンが「彼に何かアドバイスなどあればお願いします!」と、新人営業マンへのアドバイスタイムがスタート。すると友人が手を挙げ「あの、えっと、やっぱりという3つの言葉が多くて、それぞれ〇回言っていました」と、彼の口癖について助言を始めたのです。会場からは笑いが漏れ、先輩営業マンからは「鋭いご指摘ありがとうございます!」と返答がありました。結局、その後は特に無理やりな売りつけもなく終わった料理教室。その日営業マンからおすすめされた商品は、たしかにどの商品も大変良い商品ばかりで、特に友人が購入した鍋セットは、実際に使用しているところを見てみると自分でも欲しくなるほどでした。今回おすすめされた商品はどれもそれほど高額な商品でもなく、営業マンの方たちも無理やり売りつけるという悪質なタイプではありませんでした。あまり体験することのなかった場に、驚きの連続でした。まとめ料理教室の終了後、友人から「変なところに誘ってごめんね」と謝罪されました。しかし、むしろあまり経験することのない場に誘ってくれたことや、そこであったおもしろかったことが今後話のネタになるからと、むしろ感謝するよ! と答えました。それ以降、料理教室には参加していませんが、その1回がおもしろ体験となりました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/おんたま著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年02月20日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、地味にすごい夫の得意ワザについてお届けします。いつもかなり近いところを夫と夜中に通販番組を観ていたフカザワさん。番組のナレーションで「○○○○円の商品がなんと……!」と流れると……。夜中にやっている通販番組を、意味もなくつい流し見しちゃいます。別に欲しくなかったものでも、おすすめされると気になってくるから不思議ですよね。で、本当に何の役にも立たないんですけど、通販番組の割引後の値段当てが夫は得意なようで。テレビのナレーションが「○○○○円の商品がなんと……!」ってもったいぶっているときに、ボソッと「△△△△円だな!」と夫が予測するのですが、それがいつもかなり数字が近いのです。私はというと、こういうのは裏を読み過ぎてめちゃめちゃ外しちゃうほうなので、シンプルに夫の読みがすごいなと。でも当てたところで、本当〜に何の役にも立たないのが残念すぎる!まぁ得意なことって、そういうものか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2024年02月19日実家の隣に住む老夫婦のご主人はあいさつをしても無視するなど、日増しに不愛想さが増大。そして次第に実家のガレージや近隣の住宅の玄関などをのぞき込む姿を見かけるようになりました。しかし、ある日以降パッタリとのぞき見をしなくなったのです。今回は、実家や近隣の住宅をのぞき見する隣人の奇行や、それが止まったきっかけをお話しします。退職後、人柄が変貌した隣人実家の隣に住むご夫婦は、年齢も自分の親と同世代で、小さいころから知っていたため、顔を合わせるとあいさつをしていました。奥さまは愛想がよく、子どもが生まれてからは実家に子どもを連れていくと、「大きくなったね」と笑顔で声をかけてくれることも。ご主人はそれほど愛想がよいタイプではなく、退職されてからは、実家に帰ると玄関先で花に水をやったりする姿をよく見かけるので、あいさつをするのですが会釈を返してくれる程度です。しかし、あるときから徐々にあいさつをしても顔を見ても会釈さえ返してこなくなりました。こちらはさほど気にはしていませんでしたが、外に出るとご主人が玄関先に立っていて、こちらを見つけるとギロリと見てくるというようなことが増えたのです。私の家族も「あの人、最近よく外に立ってるね」と気にはしていましたが、顔を合わせるとけげんな表情をされたり舌打ちをされたりするようになり、少し気味悪さも覚えました。奥さまは相変わらずで特に変化は感じませんが、ご主人は明らかにこちらに対しての態度が悪くなってきていたのです。実家のガレージをのぞき見するのに遭遇仕事の都合で子どもを実家に預けることが増え、私自身も実家に出入りする機会が増えたころから、明らかに隣のご主人が玄関先に立って、まるで周りを監視しているかのようににらみを利かせるようなことが多くなりました。そんなある日、実家のガレージで子どもを自転車の後ろに乗せようとしていたところ、カサッと物音がしたため、猫でも通り過ぎたのかなと振り向くと、なんと隣のご主人が塀から首を出してこちらをのぞき見していたのです!私はびっくりして思わず「ギャー!」と叫んでしまったのですが、その声にびっくりしたのか、のぞき見していたところを見られて気まずかったのか、すぐに家の中へ。その後も、出窓に顔をくっつけて外を凝視したり、わが家だけでなく近隣の家々の玄関先をのぞいている姿も見られるようになったのです。私は母親に、家の戸締りを必ずしっかりすること、止めている自転車には鍵をかけることなど、隣家のご主人の奇行に合わせて注意するよう伝えました。あるときを境にぱったりと奇行が終了隣家のご主人の奇行はエスカレートし、家の窓を開けて1人で大声で文句を言ったりするようになり、気味悪さは増すばかり。しかし、近所の同世代の男性にはペコペコしながら愛想よく話をしているのです。するとあるときを境にその奇行がぱったりと見られなくなりました。同時期に母親は近所の人に「最近あの人の姿見ないね」と言われたそうです。どうやら、隣家のご主人の奇行は近所でもうわさになっていたようで、近所の人たちも家をのぞかれたり、玄関先にずっと立っているところを通り過ぎるのが嫌だったと話していたのだとか。その後、その奇行が止まった理由が判明しました。うわさの隣家と仲良さそうに話していた近所の人が、奥さまに「旦那さん、いつも玄関に立ってるね。1日中立って何してるの?」とそれとなく聞いたというのです。どうやら奥さまから問い詰められたのか、それを境に私の実家を含む近隣住宅をのぞいたり、窓に顔をつけて外を監視するという奇行がぱったりとなくなりました。まとめ私の実家や近所の住宅をのぞき見したり、1日中玄関先に立って家の前を通り過ぎる人を凝視するような奇行が目立った隣家のご主人。もしかしたら初期の認知症かも……とも家族と話していましたが、そんなことでもありませんでした。現在は奇行は目立たなくなりましたが、それでも季節に関係なく朝の6時くらいからガレージで大音量でラジオを聴いたりというような、やはり神経を疑うような行動はまだあるようです。被害を受けるというようなことにならないよう、私自身もパトロールがてら実家の様子を見に行くようにしています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。イラスト/マメ美著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年02月17日かわいがっていた猫の突然の死は本当に悲しい出来事でした。それから1年近くたっても落ち込みが続き、イライラすることも増えていったのです。年齢的なことも考えると、これは単なるペットロスではなく更年期の影響もあるかも知れないと思うようになりました。そんな状態を乗り越える過程で経験した失敗や、最終的に漢方薬で乗り越えることができた体験を紹介します。落ち込みはペットロスだけではなかったはっきりいつからという境目はわかりませんが、「あれ? あれからずっとイライラしているなあ」と感じたのは46歳の秋ごろです。前年の秋に15年間家族の一員だった猫が急死したことから落ち込みが続くようになっていました。いわゆるペットロスだと思っていましたが、1年近くたっても落ち込みが続き、イライラすることも増えてきたのです。年齢的に見ても、これは更年期と関係があるのではないかと考えるようになり、ネットで調べてみると更年期には家族の死やペットロスがきっかけで、うつ状態になるケースもあるということを知りました。たしかにペットの死に対してだけでなく、いろいろなことに対して思考が後ろ向きになり、何かしているときでも急に気分が落ち込むことが増えてきたのです。そんな状態がとてもつらく、これが更年期の影響ならなんとかじょうずに乗り越えなければと思うようになりました。失敗からたどり着いた漢方薬更年期の影響で落ち込みが続いているならなんとか自分の力でしっかり乗り越えようと考えた結果、落ち込みを解決する方法をいろいろネットで検索していたときにスピリチュアルカウンセリングというものを知りました。そして、もしかすると後ろ向きになりやすいマインドが前向きになるのではないかと思い、早速受けてみることにしたのです。しかし、実際にカウンセリングを受けてみると、私にとっては雲をつかむような内容が理解できず、期待したほど私の心の安定にはつながらなかったのです。結局私にはあまり合わないと感じ、それ以上のカウンセリングは続けませんでした。その代わりに、小さいころから風邪のときに飲むなど慣れ親しんでいた漢方薬を飲んでみることにました。そこで今の状態に合う漢方薬はないかとドラッグストアの薬剤師さんに相談したところ、勧めてもらったのが「加味逍遥散(カミショウヨウサン)」という漢方薬でした。漢方薬を飲むことで心が安定してきた薬剤師さんに勧められた「加味逍遥散」を飲み始めましたが、漢方薬のほとんどは速効性は期待できないと聞いていたので、大きな変化をすぐに期待していたわけではありません。しかし、以前はただペットを失って「悲しい」「むなしい」「イライラする」という状態でしたが、漢方薬を1カ月程飲み続けると気持ちが少し落ち着いてきました。漢方薬の効果もありますが、「小さいころから慣れ親しんでいる漢方薬を飲んでいるから大丈夫!」という気持ちになれたことが大きかったように思います。それからは徐々に落ち込みやイライラが軽くなっていきました。今では以前のようなイライラが少なくなり、自分自身が苦しむほどのもやもやもなく日々を過ごせています。まとめ大きな悲しみを抱えてしまうと、なかなか立ち直れないものなのだということを痛感しましたが、ペットロスだけでなく更年期の影響もあったと思います。私の場合は信頼できる漢方薬を飲むことで「これできっと治る」という思いを持てたことと漢方薬の効果が私の心を安定させてくれたようです。更年期の影響も含め、落ち込みの原因を自分なりに納得できたことで前向きな思いになることがもできたのもよかったと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)日本産科婦人科学会 専門医・指導医。日本女性医学学会 女性ヘルスケア認定医・指導医。日本女性心身医学会 認定医。患者一人ひとりの症状と考え方に寄り添い、サポートしている。著者/Sakura(49歳)子どもは独立し今は夫と2人暮らし。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。
2024年02月12日更年期を迎える45歳ごろから急に抜け毛・薄毛が気になるようになりました。これほど急激に起こるとは予想もしておらず、一時はとても悩みました。しかし私の場合、これらに対するストレスを解消することで薄毛の進行を止めることができたのです。今では髪にボリュームが出てくるまでに改善した体験談を紹介します。恐ろしくなるほどの抜け毛におびえた日々私はもともと髪の毛が太く多いタイプでした。しかし、45~46歳ごろから急激に抜け毛が目立つようになったのです。シャンプーのときに指に驚くほど抜け毛が絡まったり、普段でも髪をかき上げるとパラパラッと抜け落ちるといった具合でした。その結果、自分でもはっきり確認できるほど短期間に髪のボリュームが減っていきました。髪が長いと抜け毛も多く感じられショックが大きいため、思い切って短めにカットしました。すると髪自体も細くなりコシがなくなってきたので、全体がペッタンとしたイメージに。そして、いつも抜け毛が気になっていたせいか、朝起きると髪がすべて抜けていたという悪夢を何回か見たこともありました。美容師さんにも相談しましたが、やはり更年期に入り女性ホルモンのエストロゲンが低下することで、急激に薄毛になる女性もいるとのこと。そんな状態でなんとかしなければと思うようになったのです。もしかしたらストレスが原因かも?だんだん心が折れそうになり、まず考えたのが髪専門クリニックでの治療でした。しかし、料金が高いというイメージがあり、あまり積極的になれませんでした。そこで敵を倒すにはまず敵を知ることが大切だと考え、ネットや本で原因を調べました。その結果、遺伝、更年期などによる女性ホルモンの低下、シャンプー剤やシャンプーの方法の問題。さらに、食生活、睡眠、血流、ストレスなどさまざまな要素が深く関わっているようでした。自分なりに改善できることはすべて実践してみようと思いましたが、シャンプー剤をはじめ食生活、睡眠、頭皮マッサージなどは自分なりにどれもこだわって、すでに実行していたことだったのです。遺伝や女性ホルモンの低下などに対しては簡単に自分で改善することはできません。ただ、ストレスという言葉がやけに気になりました。私にとって抜け毛・薄毛の悩みはとても大きなストレスだと感じていたからです。とはいっても心のコントロールは簡単ではありません。しかし、このストレスを解消する努力をしてみようと考えたのです。ストレスの解消は意外なことだったストレス解消のためアロマオイルを利用したりいろいろ試してみましたが、抜け毛・薄毛に対する不安や恐怖は根本的なところを解決しない限り解消されないのだと感じました。そこで自分は何がそんなに不安や恐怖を感じているのかということを自問自答したのです。結局、私の不安や恐怖は髪が薄くなった自分の姿に対してだということに気付きました。そこから発想をガラッと変えて、気に入った部分ウィッグを使ってみようと思ったのです。現在の技術は非常に進んでいるため、とても自然にボリュームアップをすることができました。すると今まで家に閉じこもりがちだった私が、外出したいと思うようになったのです。そして抜け毛・薄毛に対する不安や恐怖はどんどん消えていき、「もし全部抜けたって、どうってことないわ」という気持ちにまでなれました。すると、1カ月ぐらいの短期間で抜け毛が急激に減りました。抜け毛に対するストレスがより抜け毛を加速させていたようです。それから3年ほどたち、現在では抜け毛はまったく気にならないレベルとなり、髪のボリュームも出てきて部分ウィッグが必要なくなってしまいました。まとめ今回のように更年期に起こる女性ホルモンの低下は特に異常なことではないそうです。そして、それに伴ういろいろな症状に対してもあまり不安を持つと、逆にその不安で押しつぶされてしまい、実際に体調の変化も出てしまうことがあると痛感しています。今まで私はストレスというものを「気の持ちよう」と軽視していましたが、今回のことで体にも影響を及ぼすものだということも学びました。そして、ガラッと発想を変えることでストレス解消ができることも知ったのです。これからも更年期でいろいろな変化が出ることもあると思いますが、それは自然の流れと受け止め発想を転換しながらうまく乗り越えていきたいと考えています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/黒田あいみ先生(Zetith Beauty Clinic 医師)美容外科、美容皮膚科、予防医学(栄養療法)、アンチエイジング専門医。Zetith Beauty Clinic 、東京美容外科沖縄院にて勤務。トライアスロン日本代表の経歴を持ち、⾃分がアスリートであることも⽣かしつつ、美と健康のスペシャリストとして「中からと外からの美と健康」を信念に、外から(美容医療)だけでなく、中から(分子栄養学、予防医学)の美と健康の権威として多くの文化人、芸能人、アスリートからの信頼も厚い。著書に、「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介された「アスリート医師が教える最強のアンチエイジング」(文藝春秋社)がある。著者/Sakura(49歳)子どもは独立し今は夫と2人暮らし。大好きなアクセサリー作りを仕事に。収入は少ないけど好きなことなので意外と気に入っている。
2024年02月11日友人たちから話には聞いていたけど、48歳である日突然やってきた老眼。目のストレッチや目薬のアップグレードで、小さな字が読みづらく、目が疲れやすくなったという困りごとをしのいでいる、そんな老眼体験談をお伝えしたいと思います。突然、小さな文字が読みにくくなった!ある日、同年齢の友人と老眼鏡の話題になったとき、自分はまだまだだろうと思っていた48歳の私。主にパソコンを使用する仕事なので、ドライアイが悩みではありました。でも、ある日予告もなく突然来ました! 老眼が! スマホやタブレットを離さないと見えにくいし、商品パッケージの裏にある小さな文字が読めないし、そして夕方になると目が疲れて文字が見えづらくなったのです。これがいわゆる老眼の始まりね、としみじみ思いました。車の運転はライトの光が前よりもまぶしく感じられるし、買い物に行ってタグを見るときに、ちょっとタグを離さないとはっきり見えません。今まで親や年配の人が字を読むとき、老眼鏡を使ったり、字が書いてあるものを離したりしている姿を見て、心の中でわずらわしいなあと思っていた私。過去の自分を反省です。見えにくい、読みにくいことがどんなに困ることなのかということを実感しました。そして、もう1つ友人たちが言う通りだと思ったのは、商品の文字が小さ過ぎる!ということ。老眼になると特に商品のパッケージの裏に書いてある成分や服のタグの素材の表示は、字が小さくて読みにくいとつくづく思いました。1日3回の目のストレッチで目がラクに老眼対策に短時間で気軽にできることをインターネットで探していたら、目のストレッチの掲載しているサイトを発見。目のストレッチは場所もいらないし、パソコン仕事の合間やちょっとした隙間時間にできるので、今も続けています。ストレッチすることで目の周りの血流がアップするので、ピントを合わせる筋肉に良いみたいです。サイトで見つけたストレッチを、自分流にアレンジして使いやすくしました。まず、顔を動かさずに目を左右上下に動かすことを10回連続でおこないます。次に目を時計回りに10回、逆回転も10回。次に、ちょっと遠くと手元を交互に見ることを10往復です。ちょっと遠くは約2m先、家では壁のカレンダーの日付を見て、手元を見るときは人差し指を鼻に付けて、爪を見ています。この目のストレッチを少なくとも一日3回、朝昼夜と頑張りました。1カ月ほど続けてみたら小さな字が読みにくいことが減り、夜でも目が疲れたと感じる回数が減って、ラクになってきたような感じがするので、もう少しストレッチの機会を増やしてもいいと思っています。成分にこだわり、目薬アップグレード!長い間、目薬は目をスッキリさせたいときのみ、さしていました。目薬のセレクトは値段重視。今回、老眼対策の目薬を探してみると、激安なものからちょっとしたランチ並みの値段のものまで種類が多すぎる! そこで、老眼対策の目薬選びのポイントは成分だとネットで知り、目薬の成分表を真剣に読みました。といっても、パッケージの裏の成分表は字が小さくて読みにくかったので、インターネット上にある製薬会社の目薬紹介ページを確認しました。目のピントを調整する筋肉をサポートし、涙を分泌して目から蒸発させないように守る成分( ネオスチグミンメチル硫酸塩 )などもチェックしました。これは、加齢により目の渇きが進むと、かすみ目もますます悪化すると学んだからです。これで成分が増えて、ちょっとアップグレードした高級目薬に。値段も今までよりも高くなりました。その上、私はソフトコンタクトレンズと眼鏡の両方使っているので、コンタクトレンズの上から使える目薬と、裸眼用の2種類の目薬を使い分けています。まとめ普段の生活での老眼対策として、目のストレッチをおこない、目薬をアップグレードしました。考えてみると、これは目のケアを充実させていることになるのですね。今まではアラフィフのオトナ女子として体や肌のケアはすでにおこなっていました。それは、首や腰が痛いからマッサージに通う、肌の乾燥がひどいから高保湿のコスメを使うといったもの。それらと同じようにオトナ女子は目のケアが必要なのだと実感しました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。著者/黒猫(50歳)家事に育児に毎日奮闘していたらいつの間にかアラフィフに。体の変化やダイエットなどやらなくちゃいけないことが山積みです。
2024年02月10日45歳を過ぎてからやたらと出まくる「おなら」。若いころはめったに出なかったのに、なぜこんなにガスがたまるようになってしまったの? あるとき健康診断の検便で「要精密検査」の判定が! まさか、おならは良からぬことの前触れなのでしょうか。アラフィフ女子がおなかの不快感に悩まされる体験談です。人間空砲。私の朝は「おなら」で目覚めるここ数年の私の朝は「おなら」で目覚めます。夜、寝ている間にパンパンにたまったガスが、腸内で耐えきれずに「バフッ! 」と暴発。それが私の目覚まし代わりです。夫は早起きなので、隣にいないことを確認すると、ホッと胸をなでおろす毎日。その後も、朝食を食べて「ブブッ」、ウォーキングの最中でも「バフッ」、ソファに寝そべりながら漫画を読んでいるときも「ボフッ」、ちょっと腰の位置をずらそうと動いた瞬間に、意に反して「ボン! 」とやらかすこともあります。そして夫婦生活のときにも……。下腹部が押されて、もうたまりません。夫に気付かれているのか確認したことはないのですが、何の音なのかわかっていないかもしれません(苦笑)。なぜこんなに空気圧強めのおならマシーン「人間空砲」になってしまったのでしょう。前日にさつまいもを食べたなど、食事のせいではありません。若いころはめったにおならなどせず、するにしても音を鳴らず「スーッ」と涼しい顔でしていたはずなのですが……。あるとき健康診断の「検便」で再検査に50歳のとき、毎年の健康診断のオプションに「検便」があったので、軽い気持ちで受けてみようと、電話予約のときに「検便検査」を追加してもらいました。後日郵便で、必要書類と一緒に検便の容器が2本送られてきて、2日間に分けて便を採取しました。健康診断の当日に提出し、検便のことはすっかり忘れていたのですが……。潜血ありでまさかの「要精密検査」の判定に! 今まで大きな病気をしたことがない私は、再検査も初めてのこと。当日は車の運転ができないのは何となくわかりますが、同意書を書かされたり、成人した大人でも「保護者同伴で来てください」と注意書きがされていたりと、仰々しい内容に驚くやら怖いやら。夫に会社を休んでもらうほどのことではないので、母に一緒に来てもらいました。市立病院の内科医はイケメン男性で、この人におしりの穴に医療器具を入れられるのかと思うと、恥ずかしさを通り越して不思議な気分だったのを覚えています。 大腸がんは問題なし、おならはなぜ…?内視鏡を入れるのがうまくいかなかったのか、痛いのなんの!「 痛い痛い! 」「我慢して! 」とやりとりしているうちに、私も気持ちが吹っ切れて何でも話せる気がして、例のおならの件も聞いてみました。医師は「では見てみますね」と解説しながら検査をしてくれました。腸壁が少し赤く炎症があるけれど、特に腫瘍も見られず何も問題ないとのこと。医師は最後に「あっ! 」 と小さく叫び「ここに痔があります」と。この私が痔とは……。医師のはにかんだ顔が忘れられません。その後の診察でも、特に問題は見られなかったと医師は語り、おならが頻発するのも、年齢による腸の機能の低下ではないかとのことでした。女性には多いのだそうです。この検査で少しだけ組織を取り検査しましたが、がんの兆候はなく、検便の潜血は痔によるものだったようです。帰宅後、ネットで、年齢による腸の機能の低下とおならの関係を調べてみると、すぐに「更年期」の文字が見つかりました。女性ホルモンの低下から自律神経が乱れ、腸内環境が崩れやすいのだそうです。「50歳前後でやたらとおならが出る人がたくさんいる」と書かれていて、自分だけではないのだとホッとしました。 まとめアラフィフになり、やたらとおならを暴発する体質になってしまった私が、たまたま健診の検便検査で「潜血陽性・再検査」の判定となり、大腸カメラの精密検査を受けに行きました。医師と大腸カメラを見ながら直接おならの件を聞けたのは、良い機会になったと思います。小さな痔こそあれ、大病ではなく安心しました。しかし、ここでも私に付きまとう「更年期障害」の影が……。おならの頻発は更年期のせいだったのでしょうか。ネットで調べると、同じようなおなら症状の更年期の方がたくさんいると知りました。更年期とは、もはやお友だちとして付き合っていくしかなさそうです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。イラスト/サトウユカ著者/こぴあ(50歳)園芸店店主。園芸ライター。県の里親として虐待児童の一時保護など児童の福祉に携わる。主に1歳前後の里子がお泊りに来るので、日々奮闘中!
2024年02月10日40歳を過ぎたあたりから、夕方に見えにくい、目が乾燥するなど目に関する悩みが増えてきました。43歳のある日、ふと鏡を見たとき「あれ!? 目の大きさが左右で違う!」と気が付き、驚きました。しかも目を見開いてみると、明らかに左目だけ目が開けにくいのです。眼科を受診してわかった原因とは。目の体操や保湿クリームも効果なし私はこれまで目に関して特別なケアをしてきませんでした。それが今回の原因かと反省し、目のケアについてネットで調べまくりました。調べてわかった可能性のある原因は2つ。1つ目は使用しているハードコンタクトの影響、2つ目は目の周りの筋肉が加齢で衰えていることでした。いきなり眼科に行くのは抵抗があったので、とりあえず自分でできる対策をしてみようと思い、目の体操と保湿を毎日実践。目を大きく見開いたり力を抜いたりする体操で目の筋肉を鍛え、アイクリームを購入して目の周りを保湿しました。毎日続けること1カ月、まったく変化なしでした。やはり自分の判断で問題を解決するのは難しい! と諦めて眼科を予約しました。眼科であっさり原因がわかった!眼科を受診するのはどうも億劫(おっくう)なので、できるだけ自分で解決しようとあらがっていましたが予約したら行くしかありません。医師に診てもらうと、あっさり原因がわかりました。原因は、ハードコンタクトを長年使い続けたことによる目の筋肉付近の腱の衰えでした。左右同じように使用していたにもかかわらず、なぜか左目の腱だけ先に衰えたようです。しかも一度衰えた腱は元に戻らないとのこと。ということは左右で目の大きさが異なるのはもう治らず、これ以上ひどくならないようにするしかないのです。私は小学生のころから目が悪く、眼鏡生活。中学生になったころから外見が気になりだし、中学1年生でソフトコンタクトレンズをつけることにしました。ですが近視だけではなく乱視も強かったため、ソフトレンズでは矯正が難しいと診断され、大学生になったタイミングでハードコンタクトレンズに変更しました。そこから25年間ハードコンタクトレンズを使い続け、少しずつ目の筋肉付近の腱を傷つけてしまっていたようです。ハードコンタクトレンズを外すときは目の際の皮膚を引っ張ります。それを毎日続けたことが今回の原因でした。解決策はソフトコンタクトレンズにするか眼鏡にするか。ただしソフトコンタクトレンズに変えると、ハードコンタクトレンズより視力の矯正ができないので、乱視用を使用しても見えづらくなると言われました。迷った末、私が取った行動は…ソフトコンタクトレンズにして見えづらくなるのもストレス、でも眼鏡は抵抗がある、かといってこのままハードコンタクトレンズを使い続けると目の左右の大きさが異なるのはさらに悪化する……。迷った末、ソフトコンタクトレンズへ変更すると決めました。ソフトコンタクトレンズに変えたばかりのときは、かなり見えづらく、今も遠くはよく見えません! でも少しずつ慣れてはきたので、日常生活をする上では大丈夫です。困るのは電車を乗るときに見る案内や、車の運転をするときに見る標識が見にくいこと。ですが、それよりも目の大きさがこのままどんどん異なってしまうよりはましだと思ってソフトコンタクトレンズで過ごしています。今のところ、左右の目の大きさが前よりひどくなってはいません。まとめ今回の件で私が学んだことは、自分で判断せずに早めに病院を受診するのが良いということ。自己治癒力が若いころに比べて弱まっているため、症状が悪化したり、まったく改善されなかったりするためです。年を重ねるにつれ、体のあちらこちらに今までなかった症状が出てくると思いますが、これからは面倒くさがらずに医師の判断にお任せしようと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/田辺直樹先生(田辺眼科クリニック院長)日本眼科学会認定専門医。札幌医科大学医学部卒業。名鉄病院、名古屋大学、知多市民病院で眼科医員、公立学校共済組合 東海中央病院で眼科医長を務めたのち、2004年に地元愛知県名古屋市にて、田辺眼科クリニックを開院。子どもからお年寄りまで幅広い目の悩みに対するきめ細かいケアに定評がある。イラスト/sawawa著者/MA(44歳)中学生と高校生の女子のママ。天職だと思って従事していた幼稚園教諭に体力に限界を感じ、5年前に退職。次女が中学生になったタイミングでにライター・ブロガー活動を始めた主婦。
2024年02月08日学生のころからスポーツの経験などなく、普段の移動は電動自転車や電車。日常生活では、膝に負担のかかるようなことはまったくしない自分を、ある日突然膝の痛みが襲いました。その痛みは日がたつごとに増し、痛みは膝から膝の裏へ。毎日の生活にも困難を来たすようになったため受診したところ、思いも寄らぬ診断結果が告げられました。今回は、膝の痛みからわかった膝の症状についてお話しします。ある日突然、膝に激痛が走る学生時代は運動部系の部活に所属した経験はあったものの、友人や先輩と和気あいあいと楽しむ程度。膝を酷使したりけがをしたりという経験もなく、膝に負担がかかるようなことはまったくしませんでした。大人になっても駅の階段を上る程度で大した運動もせず、子どもが生まれてからは電動自転車を利用し、運動をする機会も特にありません。ある日、起床時にベッドから起き上がろうとすると、膝にズキッと激痛が走りました。起き上がる際に変な体勢を取ってしまったのかと思いましたが、起き上がると先ほどの激痛はなく、歩行も階段の上り下りも特に問題がなかったため、気のせいかな? と1日過ごしました。しかし、翌日また起床時に膝に激痛が! そして前日と違い、起き上がる際にも少しズキッと激痛が走ります。階段を下りる際にも、膝からパキッと音が鳴り、明らかに前日と比べると違和感を覚えたのです。その日は家にあった湿布を貼り仕事へ向かいましたが、通勤時の駅の階段や、職場でデスクから立つ際にも膝に痛みを感じました。痛みが膝から膝の裏に移動し整形外科へ膝の痛みを感じた日から1週間ほどは、なんとか湿布して痛みに耐えていました。しかしあるときから、痛みを膝ではなく、膝の裏に感じるようになり、むしろ痛みが膝の裏から太ももにかけての辺りに移動したのではないかと思うほど、痛みが広がるようになったのです。階段の上り下りの際はパキッと音が鳴り、太ももにひきつるような激痛が走りました。膝を動かさないときは痛みを感じませんでしたが、日がたつごとに痛みが長く続くようになり、なるべく膝を曲げないように歩くようになってしまい、足を引きずる歩き方になってしまったのです。これではいけない! と、整形外科を受診することにしました。まずは医師に今の状況を話し、膝の状態を見てもらいました。すると、痛みを感じる右膝が左膝より若干腫れているとのことでした。医師が膝のあちこちを押さえ、痛みを感じるかと問われましたが、医師に押さえられたところは特に痛みを感じませんでした。次にX線を撮ることに。その後、再度診察室へ呼ばれ、X線検査の画像を見ながら膝の状態を説明されました。半月板損傷の可能性が高いことからMRI検査となり、その結果、なんと私の症状は軽度の「半月板損傷」だったのです! 画像では半月板部分には特に損傷の痕などは見えなかったのですが、わずかに損傷している線がうっすらと入っている、と説明されました。その後、エコーで膝の状態を見ると、水がたまっていました。水がたまること自体は、関節の循環油のような役割をしているため悪いものではないそうですが、たまっている水の量が通常よりも多いとのこと。しかし、ここで水を抜いてしまうとさらに痛みが増すため、湿布と痛み止めで様子を見ましょうとのことでした。半月板損傷は誰にでも起こるけが今後痛みが続いて、ひどくなるようだったらブロック注射も、と勧められましたが、今はまだ注射をするほどではないとのこと。しかし、一度損傷してしまった半月板は良くなることはないため、痛みが出ないように激しく膝を曲げ伸ばしするような動作は避けるよう言われました。半月板損傷といえば、運動をよくしている人やスポーツ選手がするけが、と勝手にイメージしていたのですが、加齢と共に誰にでもありえるものだと知り、しかも自覚症状のないまま、突然の激痛で損傷しかけていることを知り、本当に驚きました。スポーツや運動によるけがだけでなく、加齢によって起こることも普通にあるということを知らなかったので、もう膝の痛みを感じる年齢になったのか……と少しショックも受けてしまいました。しかし、医師によると腰のヘルニアのように、ちょっとしたきっかけで起こるけがだと説明され、痛みさえ出なければ今までと変わらず過ごすことができるとのことでした。膝を曲げないように、しばらくの間、膝が固定できるタイプのサポーターを巻いておいてくださいと言われて診察は終了しました。捻挫か何かと思っていたので、驚きであ然としてしまいましたが、きっちりと原因がわかり、ほっとしました。整形外科を受診した後、サポーターで膝を固定して過ごすのは歩きづらさはありましたが、痛みはかなり治まりました。まとめ膝への負担のことを思い、エスカレーターやエレベーターを使うようになりましたが、運動不足にもなりかねないと思い、今は負担にならない程度に階段なども使うようにしています。年代としてはアラフィフですが、膝が痛いと口にするのはまだちゅうちょしてしまうお年ごろなので、痛みが再発しないよう、膝に気をつかいながら過ごしていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。イラスト/マメ美著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年02月06日40代になってから腰痛を感じることが多くなりました。痛いけど病院へ行くほどでもないと放置していたところ、ある朝ベッドから起き上がるときに強い痛みが……。ぎっくり腰かもと思い病院へ行きましたが、ぎっくり腰ではなく、意外な診断結果に驚きました。慢性的な腰痛から、強い痛みに40代になってから、仕事中に腰が痛いと思うことが多くなりました。デスクワークなので、仕事中はパソコンの前に座りっぱなし。長時間座っているとだんだん腰が痛くなります。座り仕事の後、立ち上がるときには腰を伸ばしづらく感じ、痛いと思うことがよくありました。毎日のように腰が痛いと感じる日々が半年以上続いていました。でも周りにも腰が痛いと言っている人はたくさんいるし、病院へ行くほどではないとそのまま放置。しかし、ある朝起きようとすると腰にかなり強い痛みが……。ベッドから起き上がるいつもの動作が、腰が痛くてなかなかできません。なんとか起き上がりましたが、立ったり座ったりするのがとてもつらく、トイレで便座に座るのもスローモーションのように時間をかけないとできない状態。もしかしたらぎっくり腰かもと思い近所の整形外科を受診することにしました。整形外科での診断結果は受診時は真っすぐに立っていられない状態でした。真っすぐ立とうとしても、腰が痛くて少し前かがみになってしまいます。また、正面から鏡を見たときに腰から上が右側に傾いていて、とても不自然な姿勢になっていました。整形外科へ行って腰が痛いことと真っすぐに立てないことを説明すると、X線検査をすることになりました。検査の結果、骨には異常なし。とても腰が痛いので、異常が出なかったことにびっくりしました。そして医師の診察の結果、腰周りの筋肉が右側だけ凝り固まっていることが判明。これが痛みの原因だったようです。ぎっくり腰かもと思っていたので拍子抜けでした。右側の筋肉が硬くなり、伸びにくくなっているせいで真っすぐ立てなかったようです。特に腰の右側の筋肉を酷使した自覚はなかったので意外でした。診察してくれた医師によれば、長時間座っていることも腰の筋肉に負担をかけるので腰痛の原因になるそうです。また、右側だけ筋肉が硬くなっていたのは、右側で物を持つことや、姿勢の癖などによって右の筋肉に疲労が蓄積したせいではないかと指摘されました。私はパソコンのモニターを2画面にして仕事をしていますが、当時はモニターを正面と右側に並べて置いていました。そのため、上半身を右に向けることが多く、それが原因の1つだったのかもしれません。また、いつも右肩にバッグをかけていたので、それも良くなかったのかもしれないと思いました。腰痛体操とその後の腰痛対策筋肉が硬くなっていることが腰痛の原因だったので、筋肉を緩めてほぐす塗り薬を処方されました。また、受診当日にその病院がおこなっている電気治療を受けました。電気治療は初めてでしたが、かなり痛みがひいてラクになりうれしかったです。その後、1日おきに電気治療を計3回受けて痛みをほぼ感じなくなり、通院を終えました。受診した整形外科はリハビリテーションルームを併設しており、そこで再発防止のための「腰痛体操」を教えてもらいました。椅子に座った状態で、左右の膝を交互に上げ下げする簡単な体操です。この運動は、腰にあまり負担をかけずに下半身の血行を良くするので腰痛持ちにおすすめだそうです。そして、腹筋と背筋をバランスよく鍛えると、腰の骨が筋肉で支えられ姿勢が良くなり、腰痛予防になると教えてもらいました。その後、教えてもらった腰痛体操や、腹筋や背筋を鍛える運動を地道に続けています。また、左右のバランスをよくするために、通勤時にはリュックを使うことにしました。仕事中はできるだけ真っすぐに座れるよう、モニターの位置を調整しました。あまり長時間座りっぱなしになることがないよう、意識的に休憩を取ってストレッチや腰痛体操をするなど、腰痛が再発しないように気を付けています。まとめ座りっぱなしでいることや姿勢の癖が強い腰痛の原因になるとわかり驚きました。デスクワークなのでどうしても座る時間が長くなってしまいますが、ストレッチをしたり、腰痛体操をしたりして腰痛予防に努めています。左右どちらか片方に負担が偏らないよう、バランスも意識するようになりました。これからも腹筋や背筋を鍛えて腰に負担のかからない姿勢を保ち、腰痛にならないよう気を付けていきます。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。著者/もめん(46歳)高校生の娘が1人の働く母。世界中のおいしいものが食べたい。特に甘い物が好き。おいしく食べるために常にダイエット中。食べること以外の趣味は、語学学習、読書、ヨガ、散歩。
2024年02月05日48歳のときに手術した卵巣がん。ステージ1Cとの診断でしたが抗がん剤を勧められました。ステージ1なら抗がん剤は不要だと思っていたのですが……。ネットでいろいろ調べるも明るい情報は少なく、抗がん剤を使用するかについて、最終的に私が決断するまでの体験談です。不安と痛みの入院生活48歳になったばかりの1月、人間ドックで異常が認められ、病院で再検査をすると卵巣がんの可能性があると診断を受けました。早ければ早いほうがいいと、同年3月に卵巣がんの手術をおこないました。3月6日に入院し、17日に退院したので11日間の入院期間です。腹腔鏡で手術ができる昨今ですが、私の場合、診察を受けて子宮筋腫と卵巣がんの疑いがあるという説明のあった時点で、手術は開腹になると伝えられていました。しかも30cmの開腹とのこと。指をちょっとけがしただけでも痛いのに、30cmも切るなんてどれだけなんだろう!? と想像すらできない痛みに不安が増すばかりでした。実際、胃の辺りからおへその下10cmくらいまで一直線に切って、おへそも真っ二つ。おへそって切っても大丈夫なんだ!? という小さな驚きと、やはり信じられないくらいの痛みに少しずつ気がめいっていくのを自分でも感じていました。がんは治せる時代と言われており、卵巣がんでステージ3だった同僚からは「私でも治ったんだから大丈夫!」と励ましのエールをもらいましたが、多くの人ががんで命を落としているのも事実です。寝返りどころか少し体を動かすだけでもむせるほどの激痛に、体を動かすこと自体が怖くなり、行って帰ってくるだけで20分近くかかるトイレや、毎日歩かなければならない入院生活が憂うつに感じることも多かったです。2週間予定の入院が11日に短縮同時に驚いたのは、30cmもおなかを切って翌日には歩けるんだ!? ということでした。おなかには3本の管、背中には痛み止めの管、尿管にも管という状態でも翌日から歩くことで回復が違うそうです。約5年たった今でも、手術後初めてベッドから降りて床に足をつけたときの痛みは忘れられません。体全体に電気が走るような感じたことのない痛みで、痛みでむせるというのも初めての経験でした。そんな入院生活の中、退院のお知らせは突然でした。だいたい入院は2週間くらいと言われていたものの、こんな痛いのに2週間で退院なんてできるのか? リクライニングもない自宅のベッドでどうやって起き上がったらいいのか? など不安ばかりだったので、20日くらいの入院になるかな? と思っていたのですが、まさか11日間での退院とは。先生は「それだけ順調なんですよ!」と言ってくれますが、不安は拭えません。そして退院当日には、医師から病気の詳細や今後の治療方針の説明がありました。具体的な内容は下記のとおりです。卵巣がんの種類は類内膜がんと明細胞腺がんの混合タイプであることリンパへの転移はなく、ステージは1C期であることステージ1でも明細胞腺がんは抗がん剤が推奨されていること抗がん剤での副作用について卵巣がんは大きく分けて4種類あり、類内膜がんと明細胞腺がんはそのうちの2種です。類内膜がんは多くの場合、異型度(正常な細胞との異なり具合を示す度合い)が低く進行が遅いものが多く、明細胞腺がんは進行は遅いが化学療法は効きにくく、子宮内膜症を併存するものが多いという特徴があるそうです。そして、ステージ1とはがんが卵巣もしくは卵管にとどまっている状態とのことでした。そのステージ1に1Aから1Cまで大きく3つの分類があり、私は手術操作による被膜破綻(腫瘍を覆っている膜が破れること)があって、わずかでもがん細胞がおなかの中に残っている可能性があるため、1C期にあたるとのことでした。こうした内容を丁寧に説明してもらい、家族はステージ1であることに安堵(あんど)している様子でした。抗がん剤をやらないと決めるまで退院後、明細胞腺がんについて調べてみました。早期で見つかることが多いが、抗がん剤が効きにくく治しにくいがんであるとの評価が多く、気持ちが暗くなる内容がほとんどでした。息子は就職2年目で学生じゃなかったことは幸いでしたが、高齢の母を養うことも考えると、シングルマザーの私としては経済的にも早く仕事に復帰したかったです。息子の大学受験の際お金がかかり生命保険を解約したため、県民共済にしか加入しておらず医療費負担も心配でした。病気の不安でめいる気持ちが抗がん剤の副作用でさらに大きくなるのでは? という心配もあり、抗がん剤をやりたくない! という思いが強かったのです。また退院時の説明の際、がんの進行と共に増える物質を検査する「腫瘍マーカー」の数値も普通に戻っている今、抗がん剤をして効果の有無はどこで判断するのか? と尋ねたところ、先生は「いい質問ですね。それはないんです。判断する材料はないけど再発防止のためにやるということになります」との回答だったことも引っかかっていました。家族や先生は当然やってほしい、私としてはできればやりたくないという狭間で悩む日々でした。最終的には経済的・精神的な負担を理由に抗がん剤をしないという決断をしましたが、それを受け入れてくれた家族と先生には感謝しています。まとめ抗がん剤の使用の有無を決めるにあたり、おこなわずに健康に過ごしている! という人の情報がほとんどなく、機会があったら文章として残したいと思っていました。金銭的、精神的に余裕があれば私も抗がん剤をおこなっていたかもしれません。病気はいつやってくるかわからず、医師の言うとおりに治療したくてもできない人も少なくないでしょう。私もその1人です。ですが術後6年近くが経過し、今現在は元気です。術後5年が経過したときに、がん保険に入ることもできました。不安と背中合わせな部分もありますが、不安より安心の割合が新しい年を迎えるごとに増していく気がします。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/sara(52歳)22歳で出産後、27歳で離婚。以降一人で仕事と子育てを両立してきたシングルマザー。ようやく子どもも就職し、安心した矢先に大病を患い現在経過観察中の身。忙しい仕事や家事、親の介護など日々のストレス発散は、大好きなお酒とKPOP。そんな趣味を、いつまでも楽しめるよう健康管理に努めている。
2024年02月02日イラストレーター&漫画家のフカザワナオコさんによる、アラフィフ女子の日常を描いたマンガ。今回は、カレンダーに予約を書き込んでいて気付いたことについてお届けします。あまりにきれいな並びなので…カレンダーに予定を書き込んでいたフカザワさん。ふと見ると、あるものがビンゴ状態に……。年齢を重ねて病院の予定が増えてくることは、日々実感していたのですが……。その月のカレンダーに予定を書き込んでいたら、歯医者、皮膚科、婦人科っていう病院の予定の並びが斜めに一直線でつながっていて、パッと見でビンゴの状態に!こんなことでビンゴになっても全然うれしくないんですけど、あまりにもきれいな並びだったので、思わずまじまじと見てしまいました。以前は病院に行くのも、風邪ひいたときとか突発の不調でたまにって感じだっだけど、いつの間にかわりと定期的に行くようになったなぁと。歯医者にしても昔は虫歯にならない限り行かなかったけど、ここ数年は定期検診に行くようにしているし(間隔が空いてしまうときもありますが……)それだけメンテナンスが必要な体になってきたってことなんですかね。病院に行くことが増えると医療費がかさむのがつらいけど、でもまぁ健康には変えられないし!多少の出費も、人生の必要経費だと思わないとな〜。病院に行ったり、自分でケアしたりして、50代も心身ともに穏やかに過ごしていきたいですー。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。著者/フカザワ ナオコ(50歳)イラストレーター&漫画家。コミックエッセイを主に描いている。2023年9月27日に新刊『もうすぐ50歳、調子のいい日がほとんどありません』(1540円/幻冬舎)が発売。絵日記ブログ「ひとこま作者」を日々更新中。 Instagram:@fukazawanaoko1973
2024年02月01日家事や子育てに追われて、定期的な運動やトレーニングを続けることがなかなか厳しい今。ふと目にした肩甲骨ストレッチが気になり、1日1分を目標に取り入れることにしました。効果が出ているのかわかりませんでしたが、知り合いから「後ろ姿が全然違う!」と驚かれました。1日たった1分で顔周りや肩周りが激変した簡単な肩甲骨ストレッチについてお話しします。半信半疑で始めた肩甲骨ストレッチ産後、好きなものを好きなときに好きなだけ食べるという生活をし、ダイエットとは無縁だった自分。40歳を過ぎて、気が付けば上半身は産前よりひと回り大きくなり、顔の輪郭も首とほぼ同化してしまうほどに……。健康診断でLDLコレステロール値の高さを指摘され、健康のためにダイエットをしなければと、食生活の見直しをおこなうことにしました。ダイエットといえば、やはり定期的な運動や筋トレが必要なはず。しかし、まだ子どもが小さく、ジムやヨガに通う時間がありませんでした。そんなときに、テレビで”肩甲骨をほぐすことで脂肪燃焼につながる”という情報を見て「肩甲骨をほぐすってどういうこと?」と興味を持つようになりました。別名「肩甲骨はがし」とも呼ばれる肩甲骨ストレッチをすることで、“分厚い背中も華奢になる”というかなり魅力的なワードにひかれ、華奢になるという高望みまではしないまでも、まあ少しでも効果があればいいかなと、半信半疑で1日1分の肩甲骨ストレッチをスタートすることにしました。肩甲骨ストレッチを始めて肩凝りが改善私が始めた肩甲骨ストレッチは、①両腕を伸ばしながら前後それぞれ10回ほどぐるぐると回す②右手で右肩、左手で左肩をつかんで肘を前後各10回ぐるぐると回す③両手を後ろでおしりのあたりで組み、腕を伸ばしながら上下に10回動かす、というごく簡単な動き。約1分ほどでできるため、最初は気が向いたときにおこなっていましたが、お風呂に入る前におこなってから湯船につかると血流がさらに良くなるのではと思い、入浴前にストレッチをしました。私がおこなっていたストレッチは、完全に自己流の動きですが、両手を後ろに伸ばすという動作は、凝り固まった肩甲骨をほぐす効果があるということを知り、特に時間をかけて入念にするように心がけました。肩甲骨ストレッチを始めて1週間ほどたったある日、ふとこれまで気になっていた首や肩の凝りをあまり感じなくなり、なんとなく肩がすっきりしているように感じました。肩甲骨ストレッチは、肩甲骨周りの筋肉をほぐして血流やリンパの流れを改善し、肩凝り改善に効果を発揮するそうです。思わぬ効果に、肩甲骨ストレッチの良さを早速実感しました。久々に会った友人が私を見てびっくり肩凝りや首凝りに効果を発揮し始めた肩甲骨ストレッチ。しかし、ダイエットには効果があるのかしら……。体重にはさほど影響はなさそうなので、あまり効果を感じていませんでした。ある日、友人と久しぶりに会おうということになり、出かけることに。その友人とは4カ月ぶりで、前に会ったのは冬だったためコートを着ていました。アウターがいらない季節になり、子どもを連れて友人との待ち合わせ場所へ向かいます。遠目に友人の姿が見えて手を振ったものの、イマイチ反応がありません。友人が私に気が付くと、はっとした表情を見せました。そしてその後に発したのが「ひと回り小さくなってない?!」という言葉だったのです。なんでも、顔や肩周りがすっきりとして、ずんぐりむっくりだった体形が小さくなっていると言うのです。特に輪郭がはっきりとして、結構痩せたのでは? とも言われました。4カ月ほどですが、肩甲骨ストレッチを地道に続けていたことで、顔のむくみやたるみも改善され、顔周りがすっきりしたようです。まとめ面倒くさがりだった自分が取り入れてみた1日1分の肩甲骨ストレッチ。ふとした時間を見つけてほそぼそと続けてはいたものの、効果が実感できませんでした。しかし、友人からのひと言でしっかり効果が表れていることを知り、続けてよかったと思っています。今でも肩甲骨ストレッチは続けていますが、1分程度でできる簡単な内容でもこれだけ効果が出ているので、ぜひ今後も続けていきたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/中村光伸先生(光伸メディカルクリニック院長)整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』『ひざたたき世界一かんたんな健康法』(アスコム)。イラスト/きびのあやとら著者/IWON(46歳)小学生の母、夫は現在単身赴任中。会社員とWebライターをしている。高齢出産を経て、体調の変化や疲れなどさまざまなトラブルに直面し、若いころとは違うとつくづく感じる今日このごろ。普段はファッション、推し活、グルメなどの情報収集が趣味。
2024年01月29日40歳のときに乳がんで乳房を全摘後、ホルモン剤治療で寛解し、再発の兆候はありませんでした。しかし、その後に脳出血を起こしました。まひが残り、リハビリを受ける状態でした。無事退院できたもののリハビリは続けねばならず、更年期症状も出てきました。周囲の理解のおかげで穏やかな更年期を過ごせるまでになるまでの体験談を紹介します。コロナ禍の脳出血乳がんで乳房を全摘し、ホルモン剤治療で寛解。その後、コロナ禍で大変だったころに脳出血を起こしました。救急車で病院に搬送され入院・治療を受けましたが、まひが残り、リハビリを受ける状態でした。当時はそんな状態だったので気にしていませんでしたが、ずっと生理が来ませんでした。かなりまひがあって入院中の私にとっては、その時期に生理がなかったことは、ある意味でよかったです。結局、退院の少し前に生理は再開しました。そしてリハビリを継続することを前提に、無事に退院できました。肩が痛くて眠れない。腕が上がらない!退院して、ぼちぼち自宅での生活を始めたころ、体調に明らかな異変を感じました。特に肩を動かしていなくても肩が痛くて寝返りが打てないため眠れず、腕も上がらない状態なのです。動悸や頭痛もありました。さすがに病院に行ったところ、医師には更年期障害と診断されました。しかし、私は乳がん治療でホルモン剤を飲んでいたため、治療はできないと言われました。ちょっと更年期を甘く見ていたので、ショックでした。在宅リハビリのため来てもらっていた理学療法士さんにアドバイスをもらいながら、なんとかやり過ごし、その結果、腕は上がるようになりましたが、更年期に伴って表れるようないろいろな症状に今も日々悩まされ続けています。正直、こんなにつらいとは思っていませんでした。定期的にやってくるイライラや憂うついろいろな体の変化も、更年期だからしょうがないと自分を納得させることはできたのですが、かわいそうなのは家族です。夫と息子がいますが、母親が定期的にイライラしたり、落ち込んだりするのに、訳がわからない状況ではさすがに気の毒だと思いました。そこでまず夫に説明し、閉経が近くなると女性の体はホルモンバランスが乱れ、身体的にも精神的につらくなることを理解してもらいました。息子もなんとなく悟ってくれたようで、私は今のところ精神的に落ち着いた日々を送っています。更年期はなってみないとわからないものですし、実際これからいつまで続くのかもわかりませんが、前向きに付き合っていくしかないと思います。まとめ乳がんになって、脳出血を起こして、更年期症状を経験するというなかなかまれな状態に陥りました。今まであまり人に弱みを見せることもなく気丈に生きてきたので、中間の息抜きだったのかもしれないなと思います。更年期は個人差があり、症状も異なると思うので、周囲の人に理解してもらうことが大切だなと感じました。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/sigotonin511(48歳)専業主婦。40歳のころに初期乳がんが判明、 全摘。その後ホルモン剤治療を受け、再発もなく治療は終了。47歳のころ、生理がやたら重く、肩凝りや動悸があり、気分的にも不安定になったため、更年期障害を疑い、婦人科受診。乳がんの治療の影響で、更年期の治療はできないと言われ、そのまま無治療で現在も生活。周囲の理解を得て、更年期格闘中。
2024年01月29日深夜残業や休日出勤で多忙を極めていた40代。慢性的な睡眠不足で、仕事の夢にうなされたり、夜中に何度も目を覚ましたり、いくら寝ても疲れが取れない日常を送っていました。目の下の黒クマ、かっさかさでくすみがちな肌、くっきり刻まれたほうれい線など、肌の老化はマックス状態。そんな私が、睡眠環境を改善するために実践した、超簡単にできる3つの安眠対策をお話しします。【安眠1】冷え性に大敵なカフェインを控える1つ目は、冷え性に大敵なカフェインを控えること。マレーシアで海外勤務をしていた40代は、冷房が効き過ぎのオフィスで、極度の冷え性に悩まされていました。特に、膝から下のしびれ、足首のむくみなどは深刻で、痛くて夜眠れないこともあったほど。薬には頼りたくなかったため、友人にすすめられたインドのアーユルヴェーダに通ってみることに。そこで言われたことは「ヴァータ体質」。睡眠や食生活のリズムが不規則になりがちで、体が疲れやすく冷えやすい体質だと診断を受けました。まさに、私が抱えている問題と一致。そこですすめられた冷え性対策は、体を冷やす食材、飲料を極力控えること。特に毎日飲んでいたコーヒー。温かい飲み物は体を温める効果があると信じ切っていましたが、カフェイン飲料には利尿作用があるため、体内の水分を排出するときに体温まで逃がしてしまうらしいのです。以前は眠気覚ましに、ランチ後に、夕方のコーヒーブレークに、1日2~3杯のコーヒーが日課でしたが、今は1日のカフェイン飲料は朝1杯のコーヒーのみに極力抑えることを実行しています。【安眠2】寝る前に副交感神経を高める2つ目は、寝る前に副交感神経を高めること。そのために、実践している習慣が2つあります。1つ目は、シャワーのみの生活をやめて、湯船につかる生活を始めたことです。海外勤務だった40代は、湯船につかる習慣がまったくなく、365日シャワーのみの生活でした。シャワーだけでは体が十分に温まらないため、さっぱりしても疲れが取れないまま。そのため、寝つきが悪い、眠りが浅い、朝の目覚めが悪い、などの睡眠の悩みを抱えていました。一変して、田舎へライフシフトしてから、湯船につかる生活を開始。毎日ゆっくりと全身浴をすることで、副交感神経が高まり入浴後のリラックス効果を実感。悩んでいた冷え性が少しづつ改善され、眠りの質がかなり良くなりました。2つ目は、寝る1時間前にはスマホを極力見ないようにしています。スマホの明るい画面は交感神経を刺激するため、脳にストレスを与える原因に。日課にしている寝る前の読書は、電子書籍をやめて紙の本を読むようにしています。目の疲れが減り、心地よい眠りに入っていけます。【安眠3】寝る前に頭の中の毒を吐き出す3つ目は、仕事のストレスや人間関係のいざこざで、もやもやして眠れないときに実践していることがあります。それはある自己啓発本で紹介されていた、ネガティブな感情をクリーニングする「ぐるぐるワーク」です。方法はいたって簡単で、白い紙とペンを用意するだけ。目を閉じてその日に起こった出来事を思い出しながら、頭の中の毒をすべて吐き出す感覚で、ぐるぐると紙に書きなぐっています。悔しかったこと、ムカついたこと、悲しかったことなど、ネガティブな感情を紙に吐き出すことで、心のもやもやがすーっと晴れる気がしています。頭の中の毒を吐き出した紙は、ビリビリに破って捨てたり、ガスコンロで燃やしたりして、ネガティブな感情を身の回りに残さないよう消去しています。「ぐるぐるワーク」は、嫌なことを次の日に引きずらないための今の私の特効薬。頭の中がすっきり整理できるので、心をリセットしたいときに実践しています。まとめ田舎の生活を始めて生活環境が変わったことで、睡眠環境が劇的に変わりました。多忙を極めていた都会生活は、いつも眠りが浅くて4~5時間程度の睡眠。慢性的な睡眠不足で、くすんだ顔色、ハリのない肌で、年齢よりも老けて見られることもありました。今は7~8時間程度の睡眠時間をほぼ毎日キープ。睡眠環境が良くなったことで、体調やカッサカサだった肌のコンディションも改善されました。睡眠不足は美容の大敵。見た目にも顕著に現れるもの。老化と向き合わなくてはならないアラフィフだからこそ、毎日の安眠対策を心がけたいです。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。著者/いずみ(54歳)独身。コロナ禍を機に、人生における健康の大事さを実感し、里山に移住し田舎暮らしを楽しんでいる。
2024年01月26日