100均のまな板でつくるDIYアイテムのアレンジは無限大!人気ブロガーpinkoさんの「まな板リメイクDIY」を、4本まとめてピックアップ。難しい工程なんてほとんどなし!手早く簡単に作れるDIYばかりなので、初めての人でもチャレンジしやすいはずです。インテリアのアクセントにもなるおしゃれ雑貨を、100均まな板を使ってぜひ作ってみてくださいね!■ コの字型の「コンパクトラック」愛らしいデザインに一目ぼれ!縦・横・逆さと、好きな向きで使える「コンパクトラック」。面をパステルカラーに塗り分けると、北欧風家具のような雰囲気もでます。リビングや部屋のコーナーに置いてお気に入りの雑貨を飾ったり、子ども部屋の小物置きにしたりと、用途もさまざま。こんなにかわいいコンパクトラックが、100均の「桐まな板」4枚でできるとは驚きです!使う道具は接着剤、ネジ回し、好きなカラーの水性塗料だけ。詳しい作り方は記事をチェック!マルチに使えるコンパクトラック■ 「古道具風ブックスタンド」アンティーク調がステキ!100均のまな板を土台に使えば、安定感抜群のブックスタンドが作れます。その他に使う材料は、U字金具が2つと、六角ナットが4つと、どちらもホームセンターで購入することができます。U字金具は100円前後、六角ナットは1個10円くらいの値段で、100均のまな板を合わせても材料費は全部で300円程。こちらの記事では、アンティーク調に見せるペイントの加工方法も詳しくお伝えしています。ペイントで鉄錆を表現すれば、アンティークの雰囲気がでて、一味も二味も違う仕上がりになりますよ!アンティーク調の素敵な「古道具風ブックスタンド」■ 100均まな板で作るインテリアグッズ4つこちらの記事では、短時間で簡単につくれる100均まな板を使った、4つのインテリアグッズを紹介しています。100均まな板に「かすがい」を打ち込んで作る「持ち手付きカフェトレー」大中小のまな板を組み合わるだけでできる「2way物置ラック」壁面インテリアに使える「コンパクトウォールラック」トレーにもなるクールな「ヴィンテージバインダー」どれも見栄がよくマルチに使えるから、様々なシーンで活躍してくれそうなものばかり。DIYで作ったことを自慢したくなるような、おしゃなインテリアグッズは、ぜひお試しを!100均のまな板で可愛いインテリアグッズ■ ここまでDIYで作れるの?!「ディスプレイチェアー」100均のまな板とすのこ、ディッシュスタンド、角材を使って、本格的な「ディスプレイチェアー」が作れるなんて驚きです!インテリアのディスプレイや、子どものままごと用おもちゃにぴったり。アンティーク調にペイントすれば、シックで上品な雰囲気が加わって、ワンランク上の仕上がりになりますよ。こちらの記事では、ディスプレイチェアーの作り方をはじめ、インテリアのレイアウトアレンジの例まで紹介しています。部屋にアクセントが欲しいという方は、ぜひ100均まな板DIYにチャンレジしてみてくださいね!簡単に作れる「ディスプレイチェア」
2018年09月22日東京・代々木にある、代々木ビレッジ バイ クルック(代々木VILLAGE by kurkku)にて、アンティークやブロカントの雑貨などを取り揃えた「ボン ディマンシュ マルシェ(BON DIMANCHE MARCHÉ )〜ヨーロッパ蚕の市 vol.2〜」が、9月28日・29日の2日間にて開催。初の平日を含めた開催となる同イベント。今年は15店舗が集結し、ヨーロッパの蚕の市をテーマに、テーブルウェアやアクセサリー、博物図版など、ヨーロッパ各地で買い付けた雑貨の品々が並ぶ。ヨーロッパのヴィンテージのアクセサリーや、フランス・イギリスなど古き良き時代の家具や証明、雑貨などを扱う「ブラウン アンティークス(BROWN ANTIQUES)」や、1950〜1980年代のドイツ・イギリス等のテーブルウェアなど、作り手のクリエイティブな感性が際立つ、ユニークなDesignプロダクトを中心にセレクトした「ディティー ツールス(Ditty Tools.)」など、7店舗が初出店。今度の週末は、自分だけのお気に入りの一品を見つけに出かけてみては。【イベント情報】BON DIMANCHE MARCHÉ (ボン ディマンシュ マルシェ)〜ヨーロッパの蚤の市 vol.2〜会期:9月28日〜9月29日会場:代々木VILLAGE by kurkku住所:東京都渋谷区代々木1-28-9時間:10:00〜16:00
2018年09月21日LIMIA編集部がみなさんの投稿してくれたフォトの中から気になったものを毎日ピックアップしてご紹介するToday’sphotoのコーナー。新学期が始まりましたね。最近は朝晩が涼しくなり、いよいよ秋の到来。季節に合わせて、インテリアも雰囲気を変えてみましょう!模様替えは大変……という方も、ドライフラワーを飾るだけで、お部屋ナチュラルなアンティーク風にできちゃいますよ。小さなところから模様替え♡今日ご紹介するのは、ちゃらんさんの1枚。夏にはビビッドカラーの元気なインテリアが大活躍しますが、秋冬に向けて、インテリアの雰囲気も少し落ち着かせたいところ。そんなときは、くすんだ色味のドライフラワーがおすすめです!ちゃらんさんのように、違った種類のお花を組み合わせて飾れば、一気に上級者見え☆ドライオレンジもよいアクセントになっていますね。最近では、市販のドライフラワーも種類豊富ですが、お好きな生花を購入して、自宅で作るのも楽しそう♪楽しみ方も使い方もたくさんあるので、お好みをスタイルを見つけて楽しんでくださいね!=========================今日は、すてきなドライフラワーのフォトをご紹介しました。みなさんも、お気に入りのフォトをぜひシェアしてみてくださいね。明日もみなさんからの投稿を楽しみにお待ちしています♪
2018年09月03日アンティーク調のイニシャルロゴがとってもかわいいプレートを〔Can★Do(キャンドゥ)〕で見つけちゃいました♡秋冬はハロウィンやクリスマスなど、ホームパーティーをする機会も増える季節。お友達やゲストさんのイニシャルがあれば超ラッキーです!きっとおもてなしに活躍してくれますよ♪普段使い用に家族の分までそろえたくなる《アンティークプレートM》、さっそくどんな商品か見ていきましょう。アンティーク調のデザインがかわいい♡装飾があしらわれたデザインのイニシャルがかわいい《アンティークプレートM》♡ちょっとした取り皿に、ケーキなどを取り分けてデザート用に……と、あったらちょっとうれしいサイズ感です。食洗器、電子レンジ対応だから、食卓の準備や片付けの時短にもなって◎普段使い用に家族それぞれのイニシャルをそろえてもいいですね♪インテリアとして、アクセサリー置き場としても使えそうです。お目当てのイニシャルを探そう!今回買ってきたのは「A」と「K」でしたが、ラインアップは他にも「H」「M」「S」「T」「R」「Y」の存在を確認しました!お目当てのイニシャルはありましたか?お店によって在庫状況が違うかもしれませんが、〔Can★Do〕に行ったらぜひ探してみてくださいね♪ちなみに、プリント部分は物によって文字や柄のかすれ具合が違ったので、しっかりと現物を見て確認するのがポイントです!パーティー“映え“なアンティークプレート♡ホームパーティーに招かれて、自分の席にイニシャル入りのプレートがあったら……♡ちょっとしたサプライズにテンションも上がっちゃいそうですよね♪すべてのイニシャルがそろっているわけではなさそうなので、条件がバッチリ合えば……という感じにはなってしまいますが、おもてなしする側としては100均アイテムならお友達やゲストさんの分を気軽に買い足しやすいのがうれしいです。「A」のイニシャルにはさりげないハートの装飾が♡「K」はナチュラルっぽいリーフのデザインがかわいい♪レース調のクロスや、ドライフラワーなどと合わせてインテリアにしてもステキです。まとめホームパーティーでのおもてなしや、家族それぞれのイニシャルをそろえてもかわいい《アンティークプレートM》をご紹介しました♡自分やお友達に当てはまるイニシャルがない……という方、もし推しているアイドルやキャラクターがいれば「推しイニシャル」を集めてしまうのも手です!(笑)食器としてだけでなくインテリアやアクセサリー置き場としても使えそう。ぜひいろいろな楽しみ方を見つけてみてくださいね♪▼ホームパーティーにお役立ちの記事をもっと見る♪ホームパーティーのプロに聞く!最近のホームパーティー事情とおもてなしのコツとは?【ダイソー】オシャレかわいい食器でいつものご飯もカフェ気分に♪♥︎「空き缶×セリア」で簡単”カフェ風カトラリースタンド”に!キャンドゥのパン祭り♡パン型プレートが可愛すぎる♪
2018年08月29日明るい洋風のお部屋もいいけれど、最近では古民家風カフェや古民家のリフォームなど、日本の伝統的な空間の人気も高まりつつあるようです。本物の古民家はなかなか手に入れられませんが、LIMIA読者なら、お部屋にエイジングの技術をほどこして落ち着く空間づくりをしている方も多いのでは?そんな空間にピッタリの家具や雑貨を販売しているのが、東京・福生市にある〔DEMODEFUKUNAKA〕。どんなお店なのか、さっそくお邪魔してきました。約100年前のリアルなアンティーク家具がずらり〔DEMODEFUKUNAKA〕があるのはJR拝島駅から国道16号線を10数分歩いたところ、米軍横田基地がよく見える場所です。店内に入ると、なんともいえない懐かしさがこみ上げてきました。それもそのはず、置いてある家具はどれも大正から昭和初期のものばかり。「約100年前の、日本のアンティーク家具を仕入れて販売しています」と話すのは店長の馬場さんです。もっとも古いものは?の問いに「1,000年以上前のものもありますよ」と見せてもらったのは、出土した土器片。「家具ではありませんでしたね」と笑います。販売している家具の種類は、食器棚、本棚、作業台、テーブル、スツール、照明器具など。下の写真のような小さな引き出しなどは「おばあちゃんの家にもあった!」と懐かしく感じる人もいるのでは?そのほか、昔の日本の民家で実際に使われていた大きなそろばんや柳行李、葡萄木箱といった民具、アンティーク家具に似合う取っ手やフックといった真鍮製の金具パーツ、時代を感じさせる花器とそれにぴったりなドライフラワー、メーカーの倉庫に眠っていたシンプルな食器など、雑貨類も販売しています。中でも金具パーツは、新品のはずなのに「本当に大正時代から抜け出してきたのでは?」と思えるほどのヴィンテージ感。デザインも質感も、古い家具の味わいをよりアップさせてくれるものばかり。それでもお値段は500円程度から、高くても数千円までとお手頃なので、DIYで気軽に取り入れることができそうです。「一点物だから、一期一会ですね!」「いや、それほどでも……」そんな古い家具たち、一体どこで手に入れているのでしょうか。「本物の古民家の持ち主から声をかけられることもあれば、専門業者から仕入れることもありますね」と馬場さん。アンティーク“調”ではなく、リアルアンティークな家具ばかりのため、似たようなものは入ってくることがあっても、基本的にどれも一点物。「では、店内で欲しいと思った家具があったらそれは、一期一会ということですね!」と言ったら「それほどでもないですよ」と返されてしまいました(笑)。というのも、「毎月数回仕入をしているため、商品の入れ替わりもあります。でもお気に入りが残っていることもあると思いますよ」とのことでした。また、似たようなタイプの家具が入ることも多く、写真のような家具については、積極的に買い付けていると言います。こんな冷静な馬場さんですが、アンティーク家具にかける情熱は人一倍。もともと海外のアンティーク家具が好きで、日本の古い家具については「少し気になっている程度」だったようです。でも、現職に就いてからというもの、日本のアンティーク家具の魅力を再認識した、と言います。その魅力については「天然無垢材を使っており、温かみがあるところ。日本人の暮らしにマッチしたサイズ感。洋物と違い、装飾が控えめでシンプル。歪みもあるけれど、それがまた味になる」と語ります。「古ければ古いほど直線的でシンプルな作りなんですが、少し新しいものになると外国の影響を受けてか、ちょっとずつ装飾が施されたものも出てきて。そういう変遷を見るのも楽しいですよ」と和物アンティーク家具の興味深い楽しみ方も、教えてくれました。「アンティーク家具を販売するうえで大変なところは?」とお聞きすると「量産品ではないため、カタログ販売できないところと、使い勝手を良くするためのリペアに手間がかかること」だとか。引き取った家具はすべて店内でリペア。「自分で使いたい、と感じられるぐらい、手をかけています」と言います。“加工”ではなく、本当のヴィンテージ木材で自分だけの一品を手作り食器棚や本棚は日本家屋の中で使われていたものなので、お部屋や生活になじみやすそうですが、工場(こうば)で使われていたという作業台などは少々大きめのつくり。お部屋のスペースにマッチしたヴィンテージ感のあるテーブルが欲しい、という人もいるかもしれません。〔DEMODEFUKUNAKA〕では、エイジング加工をしたヴィンテージ“風”ではなく、本物のヴィンテージ木材も販売しています。ほとんどが無垢材。長年使い込まれた板材は、どれもつややかで温かみがあります。大小様々な種類があるので、そのサイズを活かしたオリジナル家具を手作りするのも楽しそうですよね。現代から切り離されたようなノスタルジーに浸れる空間で、思わぬ掘り出し物を見つけに出かけてみるのはいかがでしょうか。【DEMODEFUKUNAKA】●住所:東京都福生市熊川1148-4(駐車場あり)●電話:042-553-3981●営業時間:11:00〜20:00●定休日:なし(年中無休)●ライター・写真渡辺まりか
2018年08月24日西荻窪の中でも長い歴史を持つアンティーク家具ショップ〔Northwest-antiques(ノースウエストアンティークス)〕。本格的な海外ヴィンテージ家具からDIYにも使える小物まで、幅広く買取・修理・販売をしているお店にお邪魔しました。アンティークの街・西荻窪にお店をかまえて30年以上現在では「アンティークの街」として話題に上がることも多い、東京都杉並区・西荻窪。〔Northwest-antiques(ノースウエストアンティークス)〕は名前の通り、西荻窪駅から北西方面へと進んだ先にあるアンティークショップです。元々は西荻窪の骨董・古道具屋の老舗である〔慈光〕というお店のアンティーク部門として始まり、現在は独立しています。独立前の時代も含めると、なんとお店の歴史は30年以上になります。イギリス・アメリカのヴィンテージテイストを大切にオーナーさんの好みであるイギリスのアンティークから始まり、70年代アメリカン・ヴィンテージなどの家具を取り扱っている〔Northwest-antiques〕。現在では和製家具なども幅広く買い取り・販売を行っています。インダストリアルな雰囲気のあるアメリカン・ヴィンテージ家具は、男性にも人気です。イギリスの教会で使われていた「チャーチチェア」実際にイギリスの古い教会で使われていた「チャーチチェア」。シンプルなデザインで使いやすく、背面には「バイブルケース(聖書入れ)」が付いています。12脚ほどまとめて入荷できたとのことで、バイブルケースをメニュー入れなどに利用して、飲食店などで使うのもオススメです。お値段は27,000円。USヴィンテージの「米軍家具」1970年代に作られたアメリカ製のチェスト。米軍放出品の中でもこの年代の物は数が少なくなってきているそうです。引き出しなどもスムーズに動き、長く愛用できる逸品です。お値段は41,040円。インダストリアルなメタル・キャビネット重厚な雰囲気を感じさせる工業用メタルキャビネット。5×11の計55個の引き出しが付いています。元々は部品や工具のパーツボックスとして使われていたそう。店舗什器にもオススメです。自宅に置くとしたら、どんな使い方をしようかワクワクしてしまいますね。お値段は399,600円。手頃なアンティーク・アイテムや古小物もいっぱい!本格的な家具のほか、小物も充実しています。「見ているだけで楽しい」とおしゃべりをしに来るお客さんもいるのだとか。「街の古道具屋さん」として、都心部のアンティークショップよりも敷居が低いのも魅力の一つ。ぜひ気軽に立ち寄ってみましょう。風合いが素敵なヴィンテージボックス。お値段も手頃で、キャスターなどを付けて家具にするなど、DIYの素材として購入していく人も多いそうです。お客さんはお店とセンスが合う人が多く、購入時にお客さんが現在使っている物をそのまま買い取り、新商品として仕入れるなど、仕入れと販売の素敵なサイクルが出来上がっているという〔Northwest-antiques〕。最近ではネットやSNS経由で購入や買取希望のお客さんが訪れることも多いそうです。リペア修理もお店で行っているので、品質も安心です。また購入した商品が傷んできたら、通常よりも安価で修理することもあるとのこと。アンティーク好きなら、ぜひとも足を運んでみましょう。【店舗情報】●店舗名Northwest-antiques(西荻窪)●住所東京都杉並区西荻北4-18-6●営業時間11:00~18:00●定休日水曜日●TEL03-3396-2040〔Northwest-antiques〕 HP
2018年08月11日夏の太陽の下で。五感で楽しむアンティーク。湘南 蚤の市の屋外ブースには、フランスをはじめヨーロッパから買い付けたこだわりのアンティーク・ヴィンテージが並びます。tsuitachi craft & brocante見ているだけで癒されるかわいいものたち。このかわいいものたちはなんですか?と尋ねると、「これはかわいいだけのものです。」との答えが。置いて、見て、そして癒される。かわいいだけのもの。けどかわいいからいいんです。ふふっと笑うその顔に、店主のアンティークが好きな気持ちが伝わってきます。旅が好きで、かわいいものが好きで、こうしてお店を開くようになったtsuitachi。店名を付けずにしばらくは個人名で活動していたので「tsuitachi」とお店の名前で呼ばれると照れてしまう店主。「恥ずかしいので名前の由来は秘密です。」そんなシャイな店主は、北欧、バルト三国、ベルギーなどヨーロッパのあちこちを一人で巡る旅の猛者。この日も「先日まで買い付けでした」と、スウェーデン、オランダ、ベルギーから帰国したばかり。「実は買い付けに行く国と、旅して楽しい国は違うんですよ」とこっそり教えてもらいました。旅して楽しいのはスロベニアなど自然の多い国。でも、買い付けのときはモノがあるかどうかで考えないといけない。いつもの旅とは違って、その国に文化があるか、焼き物をつくるための釜があるかなど、綿密な下調べをして行き先を決めているのです。条件があるなかでも、自分の好きなかわいいものをちゃっかり仕入れてくるところには、店主のお茶目な性格があらわれているようです。 shop AnnAnnは”思わず写真を撮りたくなる”ブース。実際どの角度からカメラを構えても、きっちりインスタ映えするような完璧なデザインなのです。お話を伺うと、実はAnnのオーナーはデザイン施工も行なっているとのこと。アンティークが好きでお店を始めた傍ら、お客さんから「どうやったらアンティークやヴィンテージを上手に飾れるのか」との相談を受けるようになり、「アンティークのある暮らしの演出」として、家や庭のコーディネートやリノベーションを引き受けるようになったそうです。確かに、持っている家具や雑貨の全てが素敵なアンティークなら部屋のコーディネートもあまり迷いがなさそうですが、全てをアンティークやヴィンテージで揃えるのは、なかなか難しいもの。現代的なもののなかへいかに調和させるか、どのように使うと暮らしに溶け込むかを提案してくれるのは嬉しいサービス。気になる方はぜひ一度オーナーにご相談を。埼玉県桶川市坂田221tel 080-3555-7144 Gallery Antiques今回の出店はアンティークアクセサリーを中心にラインアップされたそう。普段はヨローッパ雑貨も取り扱っているということで、「少ないけど雑貨も見て行って!」と促された机の上には洗練された雑貨たち。オシャレで気さくな店主との会話も楽しい。ほぼ毎月参加されているので、ぜひ旅の話やアンティークの話で盛り上がって。tel 080-4524-8966Instagram:float_antiquesヨーロッパ レトロ・ヴィンテージKSCOVO(ケーエスコーボォ)お姉さんがイギリスに住んでいたことがきっかけで、レトロやヴィンテージに興味を持つようになった店主。以前は全く違う仕事をされていたそうですが、大好きなアンティークに携わる仕事へ転向し早3年。イギリスを中心にHornsea、Midwinter、JAJPYREXなど食器やヴィンテージ雑貨を買い付けています。現在はwebショップやInstagramを通じて全国の骨董ファンに品々を届けていますが「いつかは地元でお店を開きたい」と、夏の暑さに負けない熱意をちらり。はじめは小さいスーツケースで買い付けに出かけ、失敗を重ねながら夢を掴んだ店主。出店ブースには色とりどりの食器と雑貨が溢れんばかり。その明るい人柄があらわれているかのようなヴィンテージのラインアップが魅力的でファンになってしまいそう。ちなみに、アンティークのお皿にクッキーが貼られたお店の看板は、お姉さんの手作り!:@kscovo12eNe(エネ)目黒と川崎に倉庫を持つeNe。今回唯一、アンティーク家具を出品されていました。出店ブースでオーナーが座っている椅子(写真中央)も、もちろんこだわりのアンティーク。買い付けはヨーロッパのマーケットや田舎へ出向くそう。湘南 蚤の市で購入した大型家具は発送もしてくれるので、気に入ったものがあれば逃さぬように。アンティーク・ヴィンテージはすべてが一品もの。出会いは一期一会です。オシャレでおいしいこだわりのお菓子。フードブースは少ないからこそ、素材と味にこだわったとっておきのブースが出店されます。マカロン・焼き菓子専門店LE CHANTIER(ル・シャンティエ)地元近辺で採れた材料を中心に季節の焼き菓子を作っているLE CHANTIER。今が旬のプラム・ネクタリンと酸味のあるサマープラムのタルトが本日の目玉。食べ応え抜群の大きめカットのチーズケーキも美味しそうで、お土産に何を買おうか目移りしてなかなか決まらないかも。神奈川県茅ヶ崎市香川3-17-15tel 090-2521-5486 DONUTS by さくら食堂 (マリオ ドーナツ)MARIO DONUTSは、茅ヶ崎のご飯やさん「さくら食堂」のおいしいおやつ。栄養士の資格を持つ作り手が、体に優しいお菓子を届けたいという想いで始まったこのドーナツづくり。乳製品を使用しないのでアレルギーの方やベジタリアン、ヴィーガンの方も安心して食べられる他では味わえないドーナツです。食材は可能な限りオーガニックを選び、さらに、生地に練り込まれた「甘酒」も、なんといちから手づくりしているのです。ドーナツは油物ですが、揚げ油には九州産なたね油を使い、できるだけ酸化を抑えるように仕上げているのもポイント。徹底した素材への配慮は、栄養のスペシャリストだからこそのこだわりです。甘酒効果でふわふわ食感がたまらないMARIO DONUTS。「もっとおいしくするため、日々研究です。」一口食べるとファンになること間違いなし。MAORIO DONUTS/さくら食堂神奈川県茅ヶ崎市松浪1-8-14tel 0467-38-4549出店している皆さんからアンティークが好きな気持ちが伝わり、マーケット全体を包んでいる和やかで穏やかな雰囲気は、本場プロヴァンスの蚤の市を彷彿とさせるようでした。 蚤の市で見つけた私らしい一品。素敵な食器やかわいい置物がたくさん出品されていたなか目に留まったのは「植物絵画」。『Nordens Flora』という1901年に刊行された植物学書から出典されたものだそうです(1970~1980年代のプリント)。画家であるC.A.M.Lindmanが描いた植物の絵はとっても華やか。数ある植物のなかからチョイスしたのは、出品ブース・”kirsikka(キルシッカ)”にちなんだ桜。引越しして以来、「明日こそ飾ろう」と言い続けて埃を被った額縁。本当は植物が好きなのに、日当たりの悪い部屋に置くのは可哀想と敬遠していた花が、こうして壁に咲いてくれることになりました。住む部屋が、ようやく私らしさを取り戻したかんじ。日本のプロヴァンス・湘南の風に吹かれながら、自由気ままなスタイルで楽しむ蚤の市。この夏休みは、私らしさを探しに湘南 蚤の市へ出かけませんか?information湘南 蚤の市8月の開催予定:8月21日(火)10:00~16:00会場:〒251-0043 神奈川県藤沢市辻堂元町6丁目20番-1 湘南T-SITE1・2号館 プロムナード他(会場アクセス )Facebook:公式HP:問い合わせ:湘南T-SITE(代表)TEL0466-31-1515(※電話受付時間 10:00~19:00)
2018年08月07日湘南T-SITEが運営する『湘南 蚤の市』は、月1度開かれる本場フランス・プロヴァンス風の蚤の市です。元々不定期で開催されていたイベントでしたが、2016年より定例化。湘南地域の感度の高い来場者が、毎月第3週の曜日はじめにこの会場を訪れます。蚤の市のテーマは「プロヴァンス風」ですが、テーマに縛られすぎずあそびの部分を残して蚤の市を自由に捉えたいと、湘南T-SITEならではのマーケットが開かれています。 バラエティに富んだ個性豊かな出店ブース湘南 蚤の市には、既製品が一切並びません。プロの目利きを出店者が選んでいるので、全てがアンティーク・ヴィンテージ商品だけという本格派のマーケット。質の高いホンモノが集まるからこそ、来場者も「良いモノを長く大切に使いたい」と思うアンティークを愛する方が多いそう。今回の蚤の市では湘南T-SITE施設の2階も利用し、北欧食器・雑貨の出店ブースも多かったので、初出店のお店を中心に取材をさせていただきました。 カラフルにシックに。一目惚れ必至の北欧ブース。以前は屋外だけで行われていた蚤の市。今回から屋内でもブース出店。北欧食器や雑貨を中心としたこだわりのアンティーク・ヴィンテージが並びます。 北欧雑貨・ヴィンテージ食器 Vibevej 11(ヴィーベヴァイ エルブ)以前デンマークに住んでいたご夫婦が営む、静岡が本店のVibevej 11。お店の名前は当時住んでいた”住所”。その昔「宣教師の島」と言われた”プレスト”という地方の「Vibevej 11(ヴィーベヴァイ エルブ)」に住んでいたお二人。住所の意味は、日本語で「ゆりかもめ通り11番地」。お店を開く際に店名がなかなか決まらず悩んだ末、以前の住所地を名付けることにした後、デンマークの友人からは「日本にもVibevej 11があるんだ!」と喜ばれるそうなので、結果的には大正解だったのかも。北欧のデザインはカラフルなイメージがありますが、デンマークの食器は「和」にも合う素朴で落ち着いた雰囲気の焼き物が多いそう。比較的カラフルな色使いのデザインが多いのは、スウェーデンやフィンランドと、同じ北欧でも民族性や気候・風土によってデザインが異なるとのこと。 「色々な種類のデザインを見て、手触りの違いを感じてみたり、自分の好きなものが何か、愛せるものが何かを見つけてみてください。必ずセットでないといけないというのは固定概念。カップとソーサーが違うのだって会話のきっかけになるんですよ。好きなものを集めることが楽しいし、愛しいものを一つひとつ集めていくことが、毎日を楽しく過ごす秘訣だと思います。」このように語る奥様と旦那様。まるでお二人の生活を垣間見せてもらったかのような、穏やかで優しいひとときでした。静岡市清水氏蜂ヶ谷216-5tel 054-367-7107北欧ヴィンテージ食器&デザイン雑貨 Kirsikka(キルシッカ)店名のKirsikka(キルシッカ)はフィンランド語で「さくらんぼ」。さくらんぼは双子のように2つで1房になっていることが多いですが、元々ご夫婦で始めたお店なので、奥様と旦那様をイメージして、そしてお店とお客さんがさくらんぼのようなペアになれることを想って名付けられたそう。ミュージアムでARABIA(アラビア)食器に一目惚れしたことをきっかけに、それ以来少しずつ買い集めながらお店をオープンさせたという店主。ご自身も普段からお気に入りのARABIA食器を使っているそうですが「食器は使ってみないとわからない」とおっしゃいます。「カップの縁が反っているのかいないのか、手の中にどのようにおさまるのか、カップの全体的なバランスは、実際に使ってみて初めてわかるんです。」お客さんの手に届けるその前に、使い心地を確かめるから伝えられる。ヴィンテージを愛しているからこそ、妥協することなく最後まできっちり。プロの仕事に恐れ入ります。 長野県松本市中央1-8-3 ふじやビル2Ftel/fax 0263-88-8208Facebook:kirsikka.jpInstagram:kirsikka_matsumoto/times Scandinavian style & more今回初めて出店されたtimesのブースには、フィンランドから西ドイツの食器や雑貨が並びます。本店は鎌倉。商品の説明も丁寧にしてくれる店主の優しい笑顔見たさに、次回は本店へ足を運びたくなります。北欧らしいバイキングモチーフの雑貨から、ポットや水筒をはじめ、オシャレなのに使い勝手の良さそうなキッチンツールを揃えるtimes。朝起きるのが楽しくなる食器たち。 神奈川県茅ケ崎市東海岸北 4-5-51tel 0467-38-7200(トゥーズ)急遽、飛び入り出店されたというtizu。本店は鎌倉で、湘南から近いこともあり「フットワーク軽く出店できた」と明るく笑う姿が素敵でした。珍しいデザインの食器が並び、個性的なラインアップ。他では手に入らなさそうなデザインなので、一目惚れしたら即決した方が良さそう。本店は、閉店時間が「日没頃」と決まっていないのも北欧らしさ。神奈川県鎌倉市御成町14-1御成ビル 2F-4tel/fax 0467-24-3556(フィグ)スウェーデンの雑貨や食器が多く並ぶ色鮮やかなブースは藤沢市鵠沼海岸にあるFigue。一輪差しとして使うフラワーガールの置物(写真2枚目中央)も珍しい一品。ファブリックから食器まで幅広くラインアップされていて、カラフルと形容するのがぴったりなブース。一つひとつがインテリアとしても普段使いにしても、どちらも楽しめそうな絶妙な色合い。 神奈川県藤沢市鵠沼海岸2-6-1 1Ftel 0466-77-8672(コトトイマチ)主に東ドイツやチェコ雑貨を取り扱うkototoimachi。最近は洋服にも力を入れているそう。”旅のおすそわけ”ができればと、ブースに並ぶのはときめきいっぱいの雑貨たち。洋服は試着してから購入することもできるので、気兼ねなく合わせてみることができます。 後編は、湘南 蚤の市の1階屋外会場とフードブースをご紹介します!
2018年08月06日若い頃は古着が大好きだった。 ヨーロッパの街の古着屋さんや、蚤の市にあこがれを持ちながら、 古いワークシャツや、ジーンズを手に入れてはいつか「本場」で買い物がしたいななんて思っていた。 ロンドンに暮らしはじめたころ、よくご近所のグリニッジマーケットや、ちょっと足を伸ばしてポートベローマーケットなんかに通ったりした。当時は物に値段がついていないスタンドの方が多かったから、きっとぼったくられたりしたのだろうななんて思うけれど、今より値段はずっとリーズナブルで、種類も豊富だったように思う。 グリニッジマーケットにいたっては、ガラクタ市といった雰囲気が強く、古い釘まで売られていたのを覚えている。 こんな物誰が買うのかしらとおもっていたけれど、きっと年代物の釘やフックを探していた人もいたのであろう。今頃になってちゃんとみておけばよかったと後悔したりしている。 仕事柄、プリントものが大好きで、特に古い絵本や、専門書にひかれる。 昔の絵本も専門書もとても愛されていたと思われるものは、すり切れたり、所々破れていたり、印が付けられていたりしてなかなか面白い。そんなところから垣間見られる、それぞれの本たちの「歴史」を想像することも、一つの楽しみだ。 絵本や専門書は、スタジオのご近所のハルシオンブックスに探しにいく。所狭しと沢山の本が並べられたり積み上げられたりしている細長い店内は私にとってはワンダーランド!ついつい時間を忘れてしまう。 絵本も専門書もコンディションの良い物よりも、メッセージが書かれていたり、線が引かれていたり、イタズラ書きされている物の方が、面白くって好きだ。誰かが子供の頃、お気に入りで何度も読んでもらった物語なんだろうなとか、ここは大切!とラインを引いてあったりすると、ど んな人がなんのためにこの本を使っていたのかなとか、いろいろと空想してしまう。 私は基本的に、アンティーク物やジャンクものを買う場合、(いろんな意味で)ちゃんと使えるものや、シリーズでそろえられるものだけを買う事にしている。でないと、面白い物がたくさんすぎて、そのうち自分がアンティークマーケットに店を出さなければならなくなってしまう可能性が大だからだ。 元看板だった大きなレターやナンバーも大好きで、ロンドンから車で一時間の海辺の街ウィツタブルにあるお店のオーナーとそれが原因で仲良くなった。 数年前「マクドナルドの看板だったレターが入ったよ!」と連絡をくれて、大喜びで高さが50cmくらいあるDを手に入れた。 ドーン。これは自宅のキッチンの窓ぎわに誇らしげに鎮座している。 シャンパンバケツも水切り用のプレートもおもちゃのタイプライターもスタジオでいろんな形で使われているし、プロダクトの撮影小物としてもよく使う。 その理由は、わたしたちのデザインは常にノスタルジックさを残すように心がけている事もあり、集まってきたいろんなストーリーつきのジャンクやアンティークたちとの相性がとてもいいからである。 その中でも一目惚れで買ってしまって、今でも出逢った事に運命を感じてしまう(かなり大げさではある)のが、この客船の模型だ。 これは、週末だけにオープンするグリニッジマーケットのガラクタ市で見つけてしまった物だ。 埃まみれなこの船には、いろんな「関係ない」人たちが乗っている。きっとだれかが、人間の模型をランダムに乗客にしてしまったとみえて、なんとウサギまで乗船している。きっとかなり楽しかったのではないかと思う。 じりじりと値切って(これも楽しみの一つだ)手に入れて、それを抱えてスタジオに帰る途中、ニコニコ顔の私に何人もの人が「すごいもの手に入れたね」と声をかけてくれた。 そしてここ半年ほどずっと欲しくてねらっているのが、ご近所のアートギャラリーの窓をかざっているスタフォードシャードッグ。 スタフォードシャードッグは、その名の通り、イギリス北部のスタフォードシャーというところでその昔作られていた陶器の犬(や猫)の置物のこと。これは通常お対になったスパニエル犬で、ビクトリア時代のブルジョア家庭のステータスシンボルでもあったらしい。 なんでもこのお対の犬の置物を窓辺に飾り、この犬の向きを変える事によって、ビクトリア時代の奥様が浮気相手に留守がちなご主人の不在を知らせるメッセージ代わりにしていたという有名な話もある。いかにもイギリスらしい曰くのついた犬たちなのだ。 一般的なのは、キングチャールズという種類の犬がモデルの犬の置物。 一つ一つが手作りなので、 全く同じ物はないらしく、おしなべて変な顔をしている。この子たち、我が家のマスコット犬(彼はキャバリアキングチャールズだが)のご先祖サマでもあるわけで、この変な顔の様子がそっくりなのだ。 それゆえ、このスタフォードシャードッグが欲しくてたまらない。 いつか勇気をだしてお店に入り、ねぎりたおして手に入れたいと思いながら、ランチを買いに出かけるたびにお店のウインドーにおでこをくっつけては見入っている。 決して高級な証明のついたアンティークたちではないけれど、私にとってはいろんなストーリーがくっついたアンティーク、もしくはジャンクたち、いってみれば「自分の勝手な美意識のもとに集まってきた物たち」は、いろんなレベルのドキドキと一緒に手に入れた、まだまだ使える「現役」たちばかり。 イギリスにはもっともっと不思議な物たちが不思議なストーリーを隠し持ちながら発掘されるのを待っている。これからもそんな物たちに出会い、私なりのストーリーをプラスしながら次の時代に繋げていきたいなと思う。 yukari sweeney web:: :
2018年07月07日骨董店を覗くと、無造作に積まれた器のなかに青と白の絵皿をみつけることができます。1枚300~500円程度と安価で購入できるこの絵皿、明治から昭和にかけて大量生産された「印判」と呼ばれる器です。日々の食卓で使われ、型紙を使って絵付けされたために、大量生産されました。描かれるモチーフは草花や動物、風景などバラエティに富み、なかには時代背景を思い浮かべさせられるものもあります。そんなアンティークのなかでも手に入りやすい「印判」の魅力をご紹介しましょう。江戸時代に始まった印判の歴史明治時代に普及した印判ですが、遡ると江戸時代の元禄年間に始まったと考えられています。当時はハンコを押印する要領で絵付けされたといわれ、現在残るものの多くが、1枚数万円、5枚セットであれば数十万円するほど高値で取引されています。明治時代に入ると海外の技術が伝わり、印判は銅板転写で絵付けが始まりました。そば猪口や酒器、茶碗など生活で使われる陶器類が、その技術で造られるようになったのです。コレクターも多い、文化・生活・世相がわかる「図変わり印判」左の印判は東都(現在の東京)の品川、隅田川、八幡山と当時の名所が描かれています。右は石灯籠と鹿が描かれていることから、奈良の春日大社か広島の宮島でしょうか。こうした風景画の印判は種類も豊富で、当時は観光案内のような側面もあったのかもしれません。動物の図柄は印判のなかでもコレクターが多く、この昼寝をする猫の皿は数千円~数万円で取引されるアイテムです。龍や鯉などといった、陶器の図柄としては定番の動物も描かれますが、生活雑器らしく金魚やねずみ、蝶、雀といった身近な動物の図柄も多くあります。今はもう姿を消してしまったタバコの図柄(左)など、印判は、当時の生活を偲ばせるアイテムでもあります。また、右の絵皿は戦時中に作られた富国強兵の世相を表す絵皿で、世相を色濃く反映しています。安価なアンティークだからこそ、普段づかいに活躍数万円から数十万円するようなアンティークは、なかなか手が出ない貴重なもの。買っても部屋の飾りとして置いたり、大事にしまってしまいがちです。でも印判は比較的安価で手に入るため、普段づかいしやすい器だといえます。食洗機に入れて洗っても大丈夫なので、日々の食卓でも活躍してくれます。たとえばおもてなしに、かんたんなぬか漬けや、かぶら寿しといったお酒の肴をのせて出すだけでも、不思議とサマになるのも魅力。夏場はコバルトブルーが目にも涼しげです。印判に合うのは和の食べ物だけではありません。ケーキやゼリー、アイスクリームなどの洋菓子をのせるのもおすすめです。印判は食器としてだけでなく、小物入れや観葉植物の受け皿など、アイデア次第で活用できてインテリアの彩りにもぴったりです。印判は骨董店で手に入るほか、神社の境内や公園などで開かれる骨董市などでも豊富に並びます。気に入った図柄があれば、ぜひ手にとってみてください。●ライター大浦春堂社寺ライター、編集者。日本の伝統工芸品や骨董品、和雑貨が好き。日本国内やアジアを旅しながら雑誌やWEBマガジンへ社寺参りに関する記事の寄稿を行う。著書に『御朱印と御朱印帳で旅する全国の神社とお寺』(マイナビ出版)のほか、『神様と暮らすお作法(協力:三峯神社)』(彩図社)、『神様が宿るお神酒』(神宮館)など。
2018年07月04日皆さまこんにちは、ライターの平川と申します。 ペルルがローンチして早1年。わたしもここで記事を執筆するようになってしばらく経ちました。 そんな私、無類の「ときめくもの好き」。近年はSNSが発展したお陰で、膨大な情報が気軽に入手できるようになり、ありがたいことこの上なし! 元々ズボラで、更に福岡県の田舎に住んでいる私にとってこんなに都合の良いことはなく、インスタやピンタレストのタイムラインを眺めながら、ときめくものをひたすら探す毎日。 お店だったり、場所だったり、アクセサリーやお洋服だったり、お菓子だったり…月並みな表現ですが、世界はときめくもので溢れているなあと、本当に心からそう思います。 この連載【ライター平川の今日のつぶやき】は、そんな私が目にして、聴いて、身に付けて、食べて、体験して、滞在して…ジャンル問わず、「ビビッときた様々なモノコト」をゆる〜くご紹介していけたら、と思っています。どうぞお付き合いください。 世は空前のヴィンテージブーム。 さて、ここ数年は古着ブームの熱を感じますね! コンサバ気味だったセレクトショップも少しずつ古着の取り扱いを始めていたり。単なる古着ブームの再熱、というよりは、元来新しもの好きの日本人に「ヴィンテージ」の概念が広く受け入れられ始めている空気を感じるのは私だけではないはず。。 そんな中、私が最近心を奪われているのが「アンティークジュエリー」。 かわいいーーー!!!19世紀中期につくられた、手のモチーフのリングです。 現代の既製品ではなかなかお目にかかることのない、珍しいデザインはアンティークならではですよね!繊細な細工にうっとり。ジュエリーを主役にしたコーディネートがしたくなります。 アンティークジュエリーはボックスもまた魅力のひとつですよね。ボックスに入れたままの状態で飾っておいても素敵。。ボックス類の販売は残念ながらしていないそうですが…。つい目がいってしまいます… 1950年代のブローチ。ヴィンテージのグラスストーンを使用してつくられているものだそう。明るい色のウールコートに付けたら素敵だろうなあ。コートが着られるのはまだ先ですが… ブローチって、どちらかと言えばマダム世代向けで、私たち世代には中々馴染みのないアイテムかな?と個人的に思うんですが、ヴィンテージのものはカジュアルに付けることができそう。あえてボーダーのカットソーに合わせてもかわいいかもです。 お花の装飾とミル打ちの加工がぐるりと施されたバングル。素敵すぎます。 このハートのジュエリーボックス、かわいすぎませんか。 1930〜1940年代イギリスからやってきたという、イニシャルリング。これなんと手彫り。 きっと、持ち主にとって大切な人のイニシャルを彫ってあるんだろうなあと。。。大切なパートナーや、生まれてきた子供や、亡くなった方を悼んで、etc。 そんなストーリーに思いを馳せるのも、ヴィンテージジュエリーの魅力のひとつですよね。 昔はきっと、現代のようにチープなアクセサリーも少なく、その分ひとつひとつのアイテムに込めた想いは大きいんじゃないかな?と。現代に残るまで大切に保管させていたようなものであれば尚更。 そんな訳で、めくるめくヴィンテージジュエリーの世界にすっかり虜なわたしです。 今回ご紹介したアイテムは「GYPSY ANTIQUES」さんのもの。モードにも相性◎の素敵なアイテムがずらり、センスが光るラインナップが魅力!是非見てみてくださいね。 それではまた! text:shima hirakawa
2018年06月28日JR立川駅から徒歩10分ほど。立川諏訪神社で行われる「多摩骨董市」は、骨董のプロのみが出店できる青空市。質の高い骨董品が並ぶということで、同業者が朝一で買い付けにくるほど。諏訪神社の敷地内で朝7時から毎月20ブースほどが並びます。雨天中止なので、天気が心配な時は問い合わせしてから向かうのがベスト。朝早い電話でも運営の方が対応してくださいます。(ちなみに取材日は雨が降っていたため、6時に電話確認しました。) 朝7時から始まる本格派骨董市へ*立川市柴崎町にある諏訪神社。境内には「目の神様」も。広くて静かです。ブースは神社横の参道で開催されます。のんびりとした雰囲気ですが、外国人観光客の姿も。プロが買い付けにくるだけあり、本格志向のお客さんが多いようです。 *この日の朝は急な大雨で出店ブースが少なめ。普段は参道に隙間なくテントが出るとのこと。桃山時代の唐津焼、素朴な味わい桃山時代の唐津焼や年代物の籠を並べるブース。店主は某高級時計ブランドで広報の仕事をしながら骨董品をコツコツ集めていたそうです。毎月第1日曜日に開催される新井薬師アンティーク・フェアにも出店されているとのこと。 *唐津焼は素朴でどんな料理にも合わせやすい。年代が新しいものは手にしやすい値段のものも。古民具をインテリアにしてみる「古民具 遠藤」のブースでは、引き出しの裏に嘉永時代の藩主・松平の名前が記載された棚や貨幣の重さを測るため江戸時代の銀行で使用された錘(おもり)など、教科書や美術館の中でしか見たことのない古民具を実際に手にとって見ることができます。(もちろん購入可!)*ひっくり返すと引き出しの裏側に藩主・松平の名前が書かれた歴史的にも価値が高い小棚。 *金銀などの重さを測るために使用された錘。裏側や側面の模様などもとにかく珍しい。 *店主の遠藤さんは骨董界ではかなりの有名人。骨董ファンが遠藤さんへ会いに毎月諏訪神社を訪れるほど。 他にも、陶芸家・辻清明の作品を並べるブースも。2017年には東京国立近代美術館で特別展が行われた陶匠の作品を、見て触ることができるのは恐らくここだけ。縄文土器も購入できちゃう縄文の美術品と古伊万里を収集販売している「玲元美術」。真ん中の埴輪はなんと250万円。争いがなかった世界で唯一の時代として、縄文の素晴らしさを語ってくれます。今年7月3日から上野の東京国立博物館で開催される特別展「縄文ー1万年の美の鼓動」に行きたくなりました。お茶の時間が待ち遠しくなるアンティークガラス埼玉県入間市から出店している「Rain Drop antique」には、フランスのアンティークや年代もののガラス製品など可憐なアンティーク品が並びます。知識も豊富な店主が小さな質問にも丁寧にしっかりと答えてくれます。Rain Drop antiqueは、入間市の扇町屋愛宕神社で毎月27日に開催の骨董市&手作市にも出店予定。 *植物が入っているのはソルトポット。お部屋のレトロインテリア としても活躍しそう。*型押しで作るプレスガラス。ガラスの割合によって重さが変わります。普段使いできる骨董品が勢揃いハート模様に見えるカブや朝顔など季節の花々、蝶々や色が鮮やかなお皿が並ぶのは、東京三鷹市で「カフェ マグノリア」を営む三宅さん夫婦のブース。なんと店主のお母様が窯元で陶芸家。カフェでは骨董品や陶芸品を見ながらコーヒーとスイーツを楽しめます。骨董からアンティークまで、幅広い作品に出会える立川諏訪神社多摩骨董市!*いつかは欲しい南部鉄器。お湯がまろやかに優しい味になります。 *朝鮮からやってきた品々。毎月の買い付けでは目利きが試されるそう。 *古いものに新しい魅力を感じる瞬間。ものを大切にする文化が、ここには当然のようにあります。思わぬ掘り出し物と出会えるだけでなく、店主とお話ししながらお菓子をいただいたり、歴史やその物にまつわるストーリーを教えてもらったりと、出会った方との一期一会も楽しみのひとつ。そして、普段はケースの向こう側にある貴重な品々を、実際に持って重みや手触り感じ取ることができる「青空美術館」でもある立川諏訪神社多摩骨董市。小さいマーケットだからこそ一つひとつをじっくりと見ることができる、とても濃密な骨董市です。立川駅前で地元グルメも楽しんで立川駅まで来たらぜひ寄り道してほしいのが、JR駅南口の「だんごのミヨシ」。お弁当も置いている地元の和菓子屋さんで、夕方には売り切れることもある地元グルメの人気店。 *みたらし団子には目がない私もおすすめの美味しさ!ぜひお土産に。骨董市での掘り出し物、こう使います。さて、せっかくなので骨董市でお碗を購入。チュニジアで作られたもので、いちごの手書きイラストがなんともいい味を醸しています。制作年代は不明ですが、同じ絵柄でいくつかあったうち紛失や割れのない残された一つだそう。しかもこの一点のみ珍しい未使用品。現地の赤土で作られたお碗は、外面は素焼きのままで中に釉薬が塗られています。 *絶妙な加減のイチゴのイラスト。思わずチュニジアがどこか地図で確認。素材が軽くてイラストも可愛いので、朝食やおやつに重宝しそうです。ヨーグルトを入れるとこんな感じ。これからの季節ならアイスクリームもいいですね。小さく見えますが、意外と底が深いのでカフェオレボウルとしても使えます。抹茶や心太を入れてミスマッチを楽しむのも面白いかも。立川諏訪神社多摩骨董市は朝一番のお出かけで。午後はIKEAに行くのもいいですよ!地域やコミュニティの好きな方にはオススメの青空市でした。————————————————-立川諏訪神社多摩骨董市会場住所:立川市柴崎町1-5-15(立川諏訪神社参道内)電話:042‐522‐5806開催時間:午前7時~午後3時(雨天中止)※お昼過ぎには片付け始めるブースもあるので朝一番がオススメ。開催月:毎月第4日曜日(8月は休会)次回開催日: 2018年7月22日(日)アクセス:
2018年06月28日渋谷区立松濤美術館では、「ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展」を、6月12日から7月29日まで開催する。《ショール》シャンティリ・レース、19世紀、フランス ©Keita(FLAME)かつてレースは、ヨーロッパの王侯貴族たちの間で富と権力の象徴として流行し、歴史上、常に重要な価値を持ってきた。熟練した職人たちが長い時間をかけて手作業で生み出したレースは、単なる豪奢な装飾品の域を超え、時には城や宝石をしのぐほどの価値を持った、きわめて優美で繊細な美の世界だった。本展では、世界的なアンティーク・レースのコレクターで鑑定家でもあるダイアン・クライスの、数万点にもおよぶ膨大なコレクションから、カトリーヌ・ド・メディシス、マリー゠アントワネット、ナポレオン・ボナパルトといった、王侯貴族に由来するロイヤル・レースや、ファッションやインテリアに取り入れられたレースなど、16世紀から19世紀のレース全盛期の作品を中心に、約170点を紹介する。《タイ》グロ・ポアン・ド・ヴニーズ、17世紀、イタリア ©Keita(FLAME)展示は5章で構成。レースは、刺繍の技術を元にした「ニードルポイント・レース」と、房飾りの技術を元にした「ボビン・レース」に大きく分類される。第1章「誕生と変遷」では、ニードルポイント・レースの誕生につながるカット・ワークの技法でつくられたレースなど、レースの技法の誕生から発展の変遷を、時代を追って紹介。第2章「レースに表現されるもの」では、技法の発展とともに、花や蔓や葉などの植物、動物や昆虫や鳥、王侯貴族から農夫といった人々や、天使や神仏など、レースに描き出されるようになった様々なモチーフを紹介する。《ハンカチーフ(ヴィクトリア女王に由来)》リメリック、19世紀、アイルランド ©Hiroshi Abe第3章「王侯貴族のレース」では、16世紀初期に誕生し、瞬く間にヨーロッパ中の宮廷に広まったレースに焦点を当て、カトリーヌ・ド・メディシスやマリー゠アントワネット、ナポレオン・ボナパルト、ヴィクトリア女王らに由来する繊細で華麗なレースが展示される。第4章「キリスト教文化に根付くレースの役割」では、キリスト教文化に根付き、洗礼や初聖体拝領、結婚、喪といった人生の節目の宗教儀式にも用いられてきたレースが登場。所蔵者ダイアン・クライスの家庭では、1860年の曾祖母の時代の洗礼式のドレスとヴェール、ボンネットが現在も受け継がれている。《パネル》ポアン・ド・ヴニーズとバンシュ・レース、1914-18年、ベルギー ©Keita(FLAME)第5章では、ベルギーの「ウォー・レース」を展示。1914年、第一次世界大戦がはじまり、ベルギーの5万人にも及ぶレース職人たちが困窮した。それを救うために、のちのアメリカ第31代大統領ハーバート・クラーク・フーヴァーによってベルギー救済委員会が設立。彼らによって糸と食料が供給され、レースの維持が図られた。この時期のベルギーのレースが「ウォー・レース」と呼ばれている。たくさんの人々の熱意と懸命な尽力によって守られた、ベルギー・レースの技術と伝統を感じることが出来る。会期中には、関連イベントも開催。6月17日の14時からは、「レースは、私の人生そのもの~Lace in My Life」と題して、ダイアン・クライスの記念講演会、6月30日の14時からは、本展監修者の百々徹による記念講演会「21世紀におけるアンティーク・レースの魅力」が開催される。さらに、7月16日の14時からは、担当学芸員が展覧会のみどころとレースの装飾文様について語るミニ講座、6月22日と7月7日の14時からは、担当学芸員によるギャラリートークも実施される。19世紀後半にベルギーで紹介された新しいタイプのクラフトレース「プリンセスレース」でピルケースを作るワークショップ「レースのピルケース作り」も7月8日の14時から開催。定員は20名、往復はがきによる事前申し込みが必要。イベントの詳細、申し込みについては公式ホームページ()にて。「アンティーク・レース」は、超絶技巧とも言える、現在ではほとんど失われてしまった技術で制作された芸術品。私たちがいま目にするレースとは一線を画す、中近世ヨーロッパの美と技の粋を集めた品々をぜひ楽しんで。【展覧会情報】ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展(Diane Claeys Collection Antique Lace)会期:6月12日~7月29日会場:渋谷区立松濤美術館住所:東京都渋谷区松濤2-14-14時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)、金曜日10:00〜20:00(入館は19:30まで)料金:一般500円(400円) 大学生400円(320円) 高校生・60歳以上250円(200円) 小中学生100円(80円)※( )内は団体10名以上及び渋谷区民の入館料※土・日曜日、祝休日及び夏休み期間は小中学生無料。毎週金曜日は渋谷区民無料。障がい者及び付添の方1名は無料。休館日:6月18日、25日、7月2日、9日、17日、23日
2018年06月19日「ダイアン・クライスコレクションアンティーク・レース展」が、2018年6月12日(火)から7月29日(日)まで、渋谷区立松濤美術館にて開催される。かつてヨーロッパ王侯貴族の富と権力の象徴として、歴史上重要な価値を持っていたレース。現代では機械織りによるものが主流となっているが、本展では、機械では未だに再現できない、熟練した職人による高度な技巧が生み出した芸術品としてのレースの世界を紹介する。会場には、世界的なアンティーク・レースのコレクターで鑑定家としても知られるダイアン・クライスの数万点におよぶ所蔵品から、マリー=アントワネットやナポレオン、ヴィクトリア女王といった歴史上の人物に由来する、希少なアンティーク・レースなど約170点の作品が展示される。【開催概要】「ダイアン・クライスコレクションアンティーク・レース展」開催期間:2018年6月12日(火)〜7月29日(日)開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)※金曜は20:00時閉館(入館は19:30まで)入館料:一般500(400)円、大学生400(320)円、高校生・60歳以上250(200)円、小中学生100(80)円※( )内は、団体10名以上及び渋谷区民の入館料※土・日曜日、祝休日及び夏休み期間は小中学生無料※毎週金曜日は渋谷区民無料※障がい者及び付添の1名は無料休館日:6月18日(月)、25日(月)、7月2日(月)、9日(月)、17日(火)、23日(月)【問い合わせ先】渋谷区立松濤美術館TEL:03-3465-9421
2018年06月14日東京・中野区にアンティーク&ヴィンテージ家具を取り扱うリサイクルショップがあります。その名は〔LiCSLagTimeShop(リックス・ラグタイムショップ。以下、LiCS)〕。レトロなアイテムに囲まれて、気分はまるでタイムスリップしたかのよう!さあ、どんな掘り出し物がゲットできるでしょう?レトロなアイテムの森に迷い込むとそこには……!東京・中野区に隠れインテリアショップ激戦区があることを、みなさまはご存知でしょうか。地理的には、JRや東京メトロ東西線の中野駅からは徒歩12分、西武新宿線の新井薬師駅と沼袋駅からはそれぞれ徒歩7分ほどの、「新井五差路交差点」近辺にあたります。この隠れ激戦区には、世界中のランプを扱う老舗店やオリジナル・キッチンアイテムを豊富に取りそろえる専門店などさまざまなインテリアショップが軒を連ねていますが、今回はアンティーク&ヴィンテージ家具のお店〔LiCS〕に潜入!所狭しとディスプレイされている数多の商品の中から、「これは!」と思ったレトロなアイテムを発掘していきます。北欧はもちろん、英米のインテリアが充実☆まず目に入ってきたのが豪奢な飾り棚です。こちらは超希少なオールドイングランドアンティークで、価格は1,280,000円(税別、以下同)。欲しい人にはたまらない逸品です。〔LiCS〕はテーブルウェアの取扱いが豊富です。こちらの食器棚にはアメリカのヴィンテージ食器が陳列されています。中でも気になったのが、ミルクガラス製のマグカップです。アメリカの耐熱ガラスブランド〔ファイヤーキング〕の代表的シリーズ「ジェダイ」(製造時期は1941〜86年)。翡翠色(ジェード・カラー)が特徴的で、優しい使い心地にオーブンでも使える耐熱性が魅力です。こちらの価格は7,980円と、手が出せないほどのお値段ではありませんよね。ギミックが楽しいチェストを発掘!こちらのヴィンテージ・ファイルストレージチェストは、引き出しが特徴的です。このように、引き出しの前板部分が下向きに可動するようになっているので、全開にしなくても中のものが取り出しやすい設計になっているのです。こうしたギミックを楽しむのもレトロアイテムの醍醐味ですよね。価格は12,800円です。和のインテリアもラインアップ♪欧米のインテリアのみならず、日本のレトロアイテムも取り扱っています。一枚板で作られたお盆や江戸切子、南部鉄器の急須など、見た目はもとより実用性を兼ねているところがたまりません。〔LiCS〕の商品は、老若男女問わず好きになれるものばかりなので、貴方の目的のアイテム以外にも思わぬ掘り出し物と出会えるかもしれませんよ☆人気アイテムは入荷した側から売れていっちゃう!〔LiCS〕では、巷で流行っている北欧のヴィンテージ家具など、人気のアイテムは入荷した側から売れていってしまい、新たに商品を並べるのが大変なほどだと言います。それだけ魅力的な商品が集まっているということですが、仕入れ先の多くは収集家なのだそうです。これだけの優れたアイテムがセレクトされているところを見ると、それはうなずける話です。新商品はHPまたはInstagramで紹介しているので、ぜひともチェックしてみて下さい。また、LiCSは東京・駒込にも実店舗を構えています。お近くの方はそちらも訪れてみてはいかがでしょうか?【店舗情報】●店舗名LiCSLagTimeShop(中野)●住所東京都中野区新井5-4-12グランデ634●営業時間10:00~20:00●定休日なし●TEL03-5942-5941〔LiCS〕HP
2018年05月21日JR京都駅ビル内にある美術館「えき」KYOTOにて、「ダイアン・クライスコレクション アンティーク・レース展」が、6月3日まで開催中。ヨーロッパの歴史上、レースは常に重要な価値を持ってきた。王侯貴族たちは自らの富と権力の象徴として、特別な価値を見出してきたが、現在では、熟練した職人たちの技術は、ほとんど失われており、機械織りによる安価なレースが主流となっている。本展では、かつてヨーロッパの人々を魅了した超絶技巧で作られた芸術品「アンティーク・レース」を展示。世界的なアンティーク・レース鑑定家であるダイアン・クライスの数万点におよぶコレクションから、16〜19世紀のレース全盛期の作品を中心に、そこに表わされたモチーフ、レースの用途、ゆかりの人物など、単なる技法の説明にとどまらない網羅的な構成で紹介する。また本展に先立ち、5月13日まで開催された横浜展では、アンティーク・レースの大ファンである女優の安田成美が来館、「ため息しか出ませんでした」と感想を述べた。中近世ヨーロッパの華やかなイメージを、本展で感じてみては。【展覧会情報】会期:5月18日~6月3日 ※会期中無休会場:美術館「えき」KYOTO住所:京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接時間:10:00~20:00(入館は閉館30分前まで)料金:一般800円(600円)、高・大学生600円(400円)、小・中学生400円(200円)※()内は「障がい者手帳」を提示の本人と同伴者1名の料金
2018年05月21日全国のアンティークショップが出店する「柏の葉 蚤ノ市」が、2018年5月21日(月)に千葉・柏の柏の葉T-SITEにて開催される。開催第3回目を迎える今回は、古唐津などの和骨董からアール・デコまで、世界各国のアンティークを取り揃える「Antiques MoonChild」、フランスのアンティーク&ブロカントに特化した専門店「eNe」、主にイギリスとフランスの古い家具や雑貨を取り扱う「Float Gallery Antiques」など、30店舗以上が集結する。“車がお店にもなる”をテーマにインダストリアルな倉庫をイメージした空間は、本格的な蚤ノ市ならでは。アンティーク以外にも、グルメ&ドリンクや音楽を楽しめるコンテンツも用意されているので、その雰囲気を体験するだけでも楽しめそうだ。【開催概要】「柏の葉 蚤ノ市」開催日:2018年5月21日(月)時間:9:00〜16:00会場:柏の葉T-SITE メインテラス、第一駐車場問い合わせ先TEL:04-7197-1400<出店店舗>1.緑園/ヨーロッパヴィンテージ2.North6 Antiques/フレンチチェア3.tsuzuri-Na (葉菜屋 綴り菜)/花4.Antique shop Ann/フォートナム&メイソンのハンパーピクニックバスケット5.リビングネクスト/アンティーク食器6.harumien Aota/植物と雑貨7.La Grasse Matinee/雑貨、アクセサリー、食器、文房具、ノベルティグッズなど8.雑貨店百水/古道具9.Gates of Babylon/雑貨10.Float Gallery Antiques/アクセサリー11. C’est la vie! rbr antiques/雑貨12.higurashi/食器13.STRAY SHEEP(ストレイシープ)/洋服、雑貨14.tsuitachi craft&brocante/北欧食器15.eNe/フランスアンティーク家具・雑貨16.MOMO/アンティーク雑貨・ボタン17.氷室/アンティークと古道具18.BROWN ANTIQUES/アンティーク家具19.Kaf ta Raf /日本のvintage 服、古物、アートブック20.Freluga/スウェーデンを中心とした北欧雑貨21.atelier de fleur jul/花22.Million Dollars Department/ジュエリー23.蔵フィティ/アンティーク雑貨24.smokebooks/古本25.うぽぽ/アンティーク雑貨26.Antiques MoonChild/アンティーク・骨董27.KSCOVO/ヨーロッパヴィンテージ雑貨28.PROTON Antiques/アンティーク雑貨29.インテリアカーサ柏店/古本・北欧家具・雑貨30.fleuriste scène フルリスト セーヌ/お花31. seaTA Antiqueほか
2018年05月19日《ミルクペイント》や《JCOLOUR》などおしゃれな塗料が人気の〔ターナー色彩〕に、初心者でも簡単にできるペイント技術を教えてもらうシリーズ。【金属・アンティーク風加工編】の今回は、プラスチックのフォトフレームを、アンティークショップに置いてあるような金属風のフレームに変身させます!不器用さんでも楽々、あっという間に完成させるポイントを伺いました♪重厚な雰囲気の、金属&アンティーク風雑貨をDIY!今回挑戦するのは、こちらの「金属・アンティーク加工」今回も、ターナー商品をお試しできるショールーム「ターナーカラースパイス」で、〔ターナー色彩〕の山本百合子さんに教わります。挑戦するのは、発色のいいプラスチック小物もヴィンテージ風に変身させる「金属・アンティーク風加工」!山本さん曰く、不器用さんでも簡単に短時間でできるので、ぜひ初心者の方に挑戦してもらいたい加工方法なのだそう。それではポイントを抑えながら、金属・アンティーク風加工に挑戦してみましょう♪準備開始!プラスチック素材なので、《ミルクペイント マルチプライマー》、もしくは《アイアンペイント マルチプライマー》を下地に塗ります※各 850円(税込)◆下地にプライマーを塗る◆今回加工するのは、プラスチック製のフレーム。【基礎編】でも触れたように、ガラス・金属・プラスチックに塗料を塗るときは必ずプライマーを塗りましょう。そうすることで、塗料が密着しやすくなります。◆スポンジを使いやすい大きさにカット◆今回の加工ではブラシを使わず、スポンジを使います。100均やドラッグストアなどで買った台所用スポンジを、2×4cmくらいの大きさにカットします。用意するもの:《アイアンペイント アンティークゴールド》200ml1,200円(税別)、2×4cmくらいにカットしたスポンジ、プライマーを塗ったプラスチックフレーム◆金属・アンティーク加工の道具◆今回使う主な道具は、《アイアンペイント》とスポンジのみ。他には、塗料を乾かすドライヤーや、塗料を出せるトレーやペーパーパレットなども用意しておくといいでしょう。《アイアンペイント》は全部で6種類ありますが、今回は人気色のアンティークゴールドを選びました。これらを使って、下地にプライマーを塗ったプラスチックフレームにペイントをしていきます!スポンジでアイアンペイントをのせていくこれでは少ないそう。ソフトボールの直径くらいの量を出します◆塗料はたっぷり使おう◆スポンジに塗料を含ませるため、よく混ぜた《アイアンペイント》をペーパーパレットに出します。少しずつ出していたら、もっと「ドバッと出して大丈夫ですよ」という山本さんのアドバイスが。スポンジが塗料をたくさん吸い込むので、多めに出しておいた方がいいそうです。◆塗料をフレームに乗せていく◆スポンジに《アイアンペイント》をたっぷり含ませて、トントンと軽く叩きながら塗料を乗せていきます。1度塗りはこのくらい薄付きでも大丈夫◆1度塗りをしたら一旦乾燥◆1度塗り目は、プライマーをつけていても色がなかなかつきませんが、焦らずに少しずつ塗料を乗せましょう。元の色が隠れなくても、ひととおりうっすらと塗料がつけばOK。一度乾燥させます。◆焦らないことが最大のポイント!◆1度目はなかなか定着していないように感じた《アイアンペイント》も、乾くとザラザラとしたテクスチャーになるので、2度目はしっかりと色がつき、作業もサクサクと進みます♪簡単なのにしっかりと金属の質感が。作業も楽しく進みます◆ビビッドな色もしっかりカバー◆ビビッドなショッキングピンクが隠れるか心配でしたが、しっかりと色をカバーしてくれて、金属っぽい質感もでてきました。◆ドライヤーで乾燥◆2度塗り目もあっという間に塗り終わり、ドライヤーですばやく乾燥させます。部分的に塗料が厚く盛られて凸凹になってしまうことがありますが、乾きかけの段階で無理やり直そうとするのは、かえって不自然になるのでNG!凹凸も味になるので、そのままにしても問題ありません。完成!思いのほか簡単に金属・アンティーク加工が完成!プラスチックでできていたショッキングピンクのフレームも、2度塗りであっという間にヴィンテージ風フレームに大変身しました♪たった1色でこれだけの質感を出せるとは驚きです。ターナー製品で小物をヴィンテージ風に変身させて、趣あるインテリア作りに挑戦!プラスチック製の小物を金属・アンティーク加工すれば、統一感のあるインテリアが作れるかもしれません。さらに、金属・アンティーク加工を応用すれば、100均アイテムを使って簡単にアンティーク風ミラーも作れるそうですよ♪ぜひ応用編にもチャレンジしてみましょう。詳細は下記リンクをクリックしてみてくださいね。ここで今回の【金属・アンティーク加工編】は終了。山本さん、ありがとうございました!【ダンボールDIY動画】100均アイテム×段ボール×アイアンペイントでつくる太鼓鋲アンティーク風ミラーの作り方♩【ターナーカラースパイス店舗概要】●住所:東京都台東区上野5‒9‒42k540AKI‒OKAARTISANB‒3●アクセス:JR山手線高架下山手線/JR秋葉原駅から徒歩約7分・JR御徒町駅から徒歩約5分銀座線/末広町駅から徒歩約3分●TEL:03‒3832‒5850●時間:11:00~19:00●休館日:水曜日〔ターナー色彩〕の商品詳細はこちら初心者必見!素材別・基本のペイント術をマスターしよう【〔ターナー〕に教わるペイントレッスン #1】リアルなサビはどう表現する!?ワンランク上のペイント術を覚えよう【〔ターナー〕に教わるペイントレッスン #2】
2018年05月13日まるで映画のワンシーンに入り込んだような店内銀座の雑居ビルの階段を上ると、3Fに鉄格子でできた扉が2つ。ヨーロッパのアパートメントをイメージしたカフェ「APPARTEMENT301(アパルトマンサンマルイチ)」は、301号室と302号室の2つの異なる部屋があります。301号室は芝居好きな女の子が住んでいる赤い部屋、302号室は男性が住むシックな部屋というコンセプト。アンティークのインテリアやシャンデリアなど、こだわりの詰まったフォトジェニックな店内です。愛犬と一緒に入店もOKなおしゃれなカフェ4年前に銀座の雑居ビルにオープンしたカフェで、二部屋に分かれているという珍しい構造。どの区画もおもしろい仕掛けがあり、何度も訪れたくなります。お店の由来でもある、フランスのアパルトマンをコンセプトに、内装やインテリアなど随所にこだわっています。中でも他のカフェと違うところは、特別な日に描いてもらえるメッセージプレート。これを目当てに訪れる方がとても多いです。焦がしたチーズがとろけるハンバーグステーキランチランチでぜひ食べてほしいメニュー、「焦がしモッツァレラチーズとフレッシュトマトのハンバーグステーキ」。スキレットで熱々のハンバーグステーキの上に、モッツァレラチーズとトマトを乗せて、バーナーで焦がすことで香ばしい香りが広がります。ジューシーでふわっとしたハンバーグにチーズが絡まり、トマトの酸味と合わさって濃厚なのに後味はさっぱり。ランチは17:00まで、その中でも落ち着いている平日の15:00以降が狙い目です。特別な日をとびきり素敵に演出してくれるケーキプレート誕生日や記念日などの特別な日に、かわいいイラストの描かれたケーキプレートの演出をしてくれます。チョコレートなどで色彩豊かに描かれた絵本の1ページのようなイラストは、素敵な一日にしてくれること間違いなし。パティシエ特製の手作りスイーツと共に、記憶に残る一皿です。二日前に予約すれば、希望に沿ったメッセージやイラストの入ったケーキプレートを用意してくれます。店主の想いがつまった空間で素敵なひとときを店主の「お客様のご要望にあわせたものを提供したい」という想いから、記念日などにピッタリの素敵なプレートを提供し続けています。また、愛犬と訪れることも可能なところも、店主の「お客様第一」精神があるからこそ。フォトジェニックな店内で、昼から夜まで色々な楽しみ方のできるカフェ。こだわりの内装や見た目にも楽しい料理たちとともに、素敵な時間を過ごせます。「APPARTEMENT301(アパルトマンサンマルイチ)」は、東京メトロ銀座線「銀座駅」B1番出口徒歩5分。フォトジェニックで、昼から夜まで色々な楽しみ方のできるカフェにぜひ訪れてみてください。スポット情報スポット名:APPARTEMENT301住所:東京都中央区銀座3-4-5 3F電話番号:03-3561-0620
2018年04月23日ヨーロッパのアンティーク・ブロカントアイテムが集まるイベント「BON DIMANCHE MARCHÉ 〜ヨーロッパの蚤の市〜」が、2018年4月7日(土)・8日(日)の2日間、代々木VILLAGE by kurkkuにて開催される。会場には、主にドイツのアンティーク・ヴィンテージ雑貨を取り扱う「アレクサンダープラッツ」、フランスを中心としたヨーロッパのアンティークドールやドレス、ジュエリーが豊富に揃う「アンティーク・べべ」、フィンランドやスウェーデンを中心に現地で買い付けた北欧のヴィンテージ食器や雑貨の専門店「キルシッカ」など、2日間で計15店舗が集結。ヨーロッパの蚤の市をテーマにヨーロッパ各地で買い付けられた品々の中から、自分だけのお気に入りの1品を探しに、是非足を運んでみてはいかがだろう。【開催概要】「BON DIMANCHE MARCHÉ 〜ヨーロッパの蚤の市〜」開催日:2018年4月7日(土)・8日(日)会場:代々木VILLAGE by kurkku(東京都渋谷区代々木1-28-9)※雨天・荒天にて開催中止の場合、代々木VILLAGEイベントページやSNSにて告知<出店店舗>アレクサンダープラッツ/アンティーク・べべ/エッグプラント/ヒグラシ/キルシッカ/ラ・グラスマチネ/ラ・プチトレゾール/ルーシーアンドマチルダ/マダムドパリ/モモ/オタニショップ/プチミュゼプラスザンク/クゥアドゥヌフ/ユニヴェールイグ/緑園
2018年04月06日折り紙で作られた展示会の案内状が届きました。封を開けると、「和の美しさ遊び心から学ぶ花飾りの愉しみ方」とあります。さらに広げると、素敵なメッセージが! 昔と今をむすぶ愛でるものをむすびとめる永く続くその先できちんと結ばれるように ロマンチックなメッセージです。『アトリエ染花 Senka』は、1981年に設立されたアクセサリーをデザイン、作成、販売をしています。名前にあるように、「染める」ことにこだわり、材料の染色に独特の風合いがあります。作品は全て手作りなので、世界に一点しかないコサージュなどのアクセサリーが手に入ります。 アトリエに伺い、まず、目に飛び込んできたのがこちら。2018/19秋冬コレクションのテーマは、花の愉しみ「むすび」、こちらのコサージュはまさにそのテーマそのものです。落ち着いた銀色のリボンにタッセル、カラフルといっても派手すぎない5種類の和のテイストを感じる花で、四季が表現されています。ワードローブがシンプルな傾向にあるPeLuLu世代の女性なら、こういうコサージュが一つあれば、ドレッシーにもカジュアルにも着こなしを楽しむことができそうです。 華だまフルラージュ 続いて、とても興味を引かれたのが、こちらのアジサイ。オフホワイトとアジサイ色の二種類があります。コロンとしていて存在感があり、それでいて軽い。染色で「朽ちた感じ」を表現していると説明を伺ったのですが、オフホワイトは特にアンティークな風合いを感じます。こちらのオフホワイトのアジサイ、ピアスを予約してしまいました。 華だまフルラージュアジサイイヤリング ウッドチェストの引き出しには、テーマごとの作品が展示されています。 素材の違うリボンで「むすび」を表現している「ツイスト」。結びツイスト落ち着いた色合いの布2種類に人工皮革の飾りが雄しべのようなコサージュは小さめで、イヤリングと合わせることができます。結びタック オーガンジーと人工皮革のコサージュ。結びプリュームこちらはベルトです。シンプルなワンピースにあわせれば華やかな印象に、そして、着物なら帯締めに使えます。中央の錆色のような菊は、花びらの外側と内側の色が違っていて、コサージュの色合いに微妙なニュアンスがあります。華だまマムベルト華だまプチディベール華だまプチディベール画期的なクリップ付きなので、洋服に穴をあけることもなく、また、つけたいとことに簡単に装着可能紋様パインツリーカメリアパインツリースリジェヤポニカ12種類の日本の花をテーマにしています そして、今回のコレクションではないのですが、とても素敵だったのが、こちら。日本古来から伝わる固有の文化である家紋をモチーフにした、『アトリエ染花』オリジナルの「花紋のブローチ」です。菊、桔梗、松、藤、千鳥、蝶の6種類を、二次元の家紋を三次元の立体的なデザインへ結びつけた花紋ブローチ。各種類とも基本カラーの白×紺と、各モチーフのテーマカラーで染め上げた2色、全12種がそろそろいます。自分の家紋があれば間違いなく欲しくなる一品。また、外国の方も、デザインに惹かれて買われるそう。桐の箱に入っているので、プレゼントにもぴったりです。(写真提供:アトリエ染花) 花紋ブローチ6種類の家紋をモチーフにした基本カラーの白x紺それぞれの家紋のテーマカラーに染め上げています 和の美しさが、モダンに、シックに、華やかに、シンプルに、表現されていて、とても美しい作品に、うっとりしてしまいました。オーダーしたアジサイのピアス、出来上がりが楽しみでなりません。 撮影に使用したカメラ:SONY RX100M5 アトリエ染花 Senka
2018年03月28日外国の古い雑貨や服、食器類は、置くだけで不思議とインテリアのアクセントになります。ヨーロッパでは週末など、決められた日に骨董市が開かれていることが多く、旅行に行ったら立ち寄りたくなりますよね。そうはいっても、せっかく外国に行ったら観光してまわりたいスポットも多く、曜日に縛られてしまうと行動しにくくなることも。そこで今回は、ロンドンを旅行するなら訪れたい、アンティーク雑貨を扱うお店が集まるノッティングヒルを紹介します。ノッティングヒルのアンティークショップ巡り1999年に公開されて大ヒットした映画『ノッティングヒルの恋人』の舞台となった、ロンドンの西にあるノッティングヒル。毎週土曜日にはおよそ1kmに渡って大規模な骨董市が開かれることでも有名で、1800年代には始まっていたという歴史あるマーケットです。このノッティングヒルには常設のアンティークショップも多く、街のシンボリックな赤い外観が目印の〔ALICE’S〕は人気映画『パディントン』にも登場しました。店外にはかわいらしいブリキ缶やバケツ、食器などが無造作に置かれていて、思わず足を止めて見入ってしまうかわいさです。このお店だけでなく、ノッティングヒルには小さいながらも特色のあるアンティークショップがいっぱいあります。街の散策をしていると、軒先に並べられた年代物のアイテムが次々と目に飛び込んできます。ショップごとに扱うものの特色が違うので掘り出し物を探すなら、軒先に並べられたアンティークのなかでピンとくるものがあれば店内も覗いてみましょう。最初からいきなり価格交渉を始めず、年代を聞いたりお手入れの仕方をたずねるなどコミュニケーションをとって「この商品にすごく興味があります」という意思を伝えましょう。すると多少、自分の思っていた価格より高くても交渉しやすくなりますよ。骨董だけじゃない、ノッティングヒルの見どころノッティングヒルでは古着や食器、ポストカード、雑貨などのアンティークのほか、平日は生活雑貨や青果を扱う市場などなにかしらの市が立っています。経営者はすでに数回変わり、内部も往時とはだいぶ変貌をとげてはいますが映画『ノッティングヒルの恋人』の撮影時の雰囲気を保つブックショップも。お店は常に映画ファンがひっきりなしにやってきて大盛況。お店オリジナルのエコバッグもありました。混雑する骨董市よりのんびり宝探しができますよ♪週末の骨董市では身動きがとれないほどギュウギュウに混雑しますが、常設のショップを巡るのであれば混雑をさけて自分のペースで品定めできるのが嬉しいところ。有名な骨董市を訪ね歩くのもいいものですが、こうした常設のショップを巡るのもおすすめです。買い物をした際には日本まで持ち帰ることを告げると、丁寧にパッキングしてくれます。陶器など割れやすい小物を買って帰るときには、靴箱などのしっかりした空箱を日本から持参すると安心です。●ライター大浦春堂
2018年03月23日ヨーロッパのビジネスの中心であるパリ。 パリはチョコレートで有名なサロンドュショコラ、1973年に始まったモード界のパリ・ファッションウィークなどなど、食やファッション、デザインやアートなどの最新流行を求めて世界からバイヤーが集まる街です。私の担っているコーディネーターという職種は、大きな展示会のアテンドをしたり、クライアントの希望する展覧会を開催したり、テレビの番組制作のお手伝いや雑誌の取材をしたりします。最近では日本文化の素晴らしさを海外に向けて発信したい、というようなご依頼を頂くことが増えています。美しい日本文化をフランスの方々へ伝える事のお手伝いは、大変有り難きお役目だなと思う今日この頃です。 今回パリを案内したお客さまは、パリで日本文化を紹介する展覧会の開催を希望していて、そのギャラリーリサーチと併せてフランス製の手芸店にも訪れたい、という要望がありました。生地やリボンなどの手芸用品を探しに行くことは、ファッション業界出身である私の専門カテゴリーなので、自分も一緒にのめり込んでしまう何とも愉しいご依頼です。毎度のことながら新たな出会いは学ぶ事が多く、遠く離れた日本から有り難きご縁であると嬉しく思います。では、手芸用品探しに出かけます! リボン探しって何かしら?ということで、アンティークリボンの世界をお見せしたいと思います。 第一次世界大戦前から1940年頃までに盛んに作製されていたフランス紡績産業。その歴史はフランスの中心部にある街から発展していきました。ロワール地方は貴族たちが領土を奪い合い、こぞってお城を築き上げ、富と強さを見せつけたという歴史のある土地です。この紡績産業も富豪の王様のお抱え職人から始まり終始仕え、後世には紡績産業にまで発展していった、という歴史があります。王様のお膝元が栄えるという仕組みは、かつて城下町が栄えた江戸時代と同じ境遇がフランスの田舎町にもあったのですね。 上の写真は赤がアクセントになっている可愛らしい配色のタッセルです。現在ではあまり見ない色の組み合わせに感動します。タッセルの下にある刺繍リボンテープもとっても綺麗。リネンやビスコースを混ぜて糸を依ることにより、より織り地に光沢が現れ、絹を使わずとも仕上がりをリッチに魅せてるテクニックが施されているのです。そんなアンティークのテープが数え切れないほど店内に。もうドキドキが止まりません。この色は何で染めてるのかな? 全て化学薬品ではなく、天然の顔料から染めているそうです。なので当時の色が見事に色褪せない、との事。素晴らしい技術の研究の証ですね。新しいものでも1940年代のコレクションで、全てアンティークものばかりだそうです。 こちらはグログランテープの山です。私はこのフレンチグログランテープが大好きです。自分が15年ほど前に買ったストローハットにこの中から気分に合った色を選び、着せ替えをしています。なんとも楽しい瞬間。今年の夏は何色にしようかな、と今から考えてしまいました。 色々見ながら、しっかり仕事もしています。こういうリボンを何に使うかというと、和装のアイテムに使うのですね。アンティークリボン達はまさか、自分が和装と出会うとは思っていなかったでしょうね!何だか運命的な出会いの実現に、こちらまでワクワクします。なんでもヒラメキとアイディアですね! アンティークのフェルトで作られたハット。アンティークフェルトを現代の作家さんが再生させ、コンテンポラリーなデザインのハットを作っているようです。この作家さん、日本人の方なんですって。プリーツ技術を使った折りたためるハット。まるで和傘のようなアイディアで、日本人アーティストの和風なアイディアソースと仕事の器用さに感動しました。 街を歩いている間にこんな風景にも出会えます。この時はサンジェルマン地区のインスタレーションがありました。年に数回飾られるのですが、巨大ランプシェードが道の上に出現。夜にはランプが灯されます。 そしてこの日は5年ぶりの大雪に見舞われ、お客さまも感動の雪景色。滅多に見られない景色です。 なんとも美しい雪景色のパリをご堪能いただきました。私もとても楽しく、日本の原点を学んだ数日間になりました。 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年03月13日「ダイアン・クライスコレクションアンティーク・レース展」が、JR京都駅近くの美術館「えき」KYOTOにて開催される。会期は、2018年5月18日(金)から6月3日(日)まで。16~19世紀のアンティーク・レースが集結熟練した職人たちが、長期間かけて手作業で製作するアンティーク・レースは、技術が進歩した現在でも、再現することのできない特別な作品だ。ヨーロッパの歴史上、王侯貴族たちの間では、"富と権力の象徴"として特別な価値も見出されてきた。「ダイアン・クライスコレクションアンティーク・レース展」では、世界的なアンティーク・レース鑑定家、ダイアン・クライスのコレクションの中から、厳選したアンティーク・レースを一堂に展示。希少価値の高い16世紀から19世紀のアンティーク・レースは必見だ。また、会場ではアンティーク・レースの展示と共に、そのモチーフや用途、ゆかりの人物などを紹介していく。マリー・アントワネットやナポレオン由来 貴重なアンティーク・レースが展示先に行われた横浜会場では「イタリア」「フランス王室」「フランス皇室」「イギリス王室」を軸に、マリー・アントワネットやナポレオン、ヴィクトリア女王といった、歴史上の重要人物に由来する貴重な作品が展示された。高価なものは城に匹敵するとも云われている王族貴族のアンティーク・レースを、じっくりと観れる機会。京都会場にもぜひ足を運んでレースの世界を楽しんで欲しい。【開催概要】「ダイアン・クライスコレクションアンティーク・レース展」会期:2018年5月18日(金)~6月3日(日)会場:美術館「えき」KYOTO(京都)JR京都駅下車すぐ、ジェイアール京都伊勢丹7階隣接開館時間:10:00~20:00(入館は閉館の30分前まで)入館料:大人800(600)円/大学・高校生600(400)円/中学生以下無料※()内は障がい者手帳各種持参者および同伴者の料金。■巡回情報・渋谷区立松濤美術館(東京)会期:2018年6月12日(火)~7月29日(日)
2018年02月17日駒場東大前といえば、渋谷と吉祥寺の中間地点にある学生街。東京大学も近いこの街で一番楽しいお店といえば、〔Ditty.Tools(ディティーツールス)〕かもしれません。店内に入ると、所狭しとアンティークかつレトロな雑貨が並んでいます。これらのアイテムはただ人の興味をひくだけでなく、一定のルールに基づいて選ばれているそう。今回はそんなお店の魅力に迫りたいと思います。下は料理屋、上はおしゃれな雑貨店駒場東大前駅から徒歩3分のところにある、〔Ditty.Tools〕。線路沿い近くにお店があります。料理やの右側には、かわいらしい扉が。こちらが〔Ditty.Tools〕の入り口です。お店に入る前から、ワクワク感が止まりません。店内の様子店内には、1950年代〜80年代の日本やヨーロッパのヴィンテージアイテムが各種取りそろえられています。機能がデザインに反映していたり、何かが何かの形をしていたり。そんなクリエイターや作り手の感性が際立つ、ユニークなアイテムをセレクトしているとのことでした。ヴィンテージでありながら、ひとつひとつが暮らしの中に溶け込む様な遊び心のあるアイテムがそろっています。実は……ある商品にはテーマがあるんですそうした、商品をチェックしていたところ非常に面白い傾向が。店長さんのセレクトの中で、一つの軸となっているのが《企業のアイテム》です。実は一部の商品は、企業のノベルティや限定品、実際に使われていたものなどがアンティークとして販売されていました。お店で取り扱っているノベルティの数々は、特に店主の目利きによる「質の高いもの」や「価値のあるもの」などばかり。なぜこの様なものをつくったのか?というのを想像しながら購入するのもきっと楽しめるはず。企業ロゴも古いマークや社名だったりするので、逆にかっこいい印象を受けることも多かったです。お店の由来お店の名前〔Ditty.Tools〕の由来を伺ったところ、仕事や趣味などで使う道具袋、道具箱のことをDittyBag(ディティーバッグ)やDittyBox(ディティーボックス)と言ったりするので、そこから命名されたとのこと。レトロな製品を日々の生活に役立てたり、楽しんで使う。そんなさまざまなツールをギッシリ詰め込んだお店作りがテーマになっているとのことでした。箸置き?いいえ違いますかわいい木製の箸置き?かと思って手に取ったところ、中が空洞になっている不思議なアイテムを発見。じつはナプキンリングだそう。デンマーク製のチーク材で作られてこのアイテム。ホームパーティなどで活躍してくれそうです。お店の一角にはデーンと「手織り機」が印象的だったのが、レジ内で大きく置かれている手織り機。こちらも商品かな?と思ったのですが、店長自ら織物をされるとのこと。空いた時間などを使ってアイテムを作られているとのことでした。店内には、店長が作成したテキスタイルでできた椅子も販売されていました。お店の商品と合わせて、購入したくなるかわいらしい色合いです。思わず夜にお店に来る人も雑貨屋には珍しく〔Ditty.Tools〕は夜9時まで営業しています。そのため、Instagramなどでお目当ての商品が紹介されたら、夜遅くにお店に立ち寄る人もいるとか。他の人に買われたら悔しい!と感じられる様な、キラリと光るアイテムを取り扱っているのが、このお店の魅力です。アンティークならではの魅力とは店長さんとお話していて印象的だったのが、アンティークをとことん愛してらっしゃるんだなということ。アンティークは何十年、何百年と人から人、国から国へと渡り歩いてきたものが多いです。そのため、温もりのある質感がとても手になじんでくれます。見たことがない、今では1点ものとなってしまったようなプロダクトに出会えたり、その作りから当時の知恵や流行などがうかがえるというのが魅力とのことでした。さいごにお店に置かれている商品ひとつひとつに想像をかきたてるストーリーが満ち溢れています。ぜひ一度お店で手に取ってみてはいかがですか?きっとあなたの想像以上の体験が待っているはずですよ。【店舗情報】●店舗名:Ditty.Tools(ディティーツールス)●住所:東京都目黒区駒場1-27-1-2F●定休日:火曜日(+不定休)●営業時間:13:00~21:00●電話番号:03-3460-7636●HP:●Instagram:
2018年01月24日今年(2017年)5月に開講された、全国の大家さん待望のDIY講座『大家さんのDIYがっこう』。賃貸物件の内外装を原状回復する際に役立つDIYスキルが、スペシャリストによるワークショップを通してしっかり身につく講座です。もちろん、一般の方の単発参加もOK。今回は、実際に挑戦したアンティークペイントの模様を中心にお届けします!半日ガッツリ学べるDIY講座『大家さんのDIYがっこう』は、レクチャーのみならずデモンストレーションから実践までを半日ガッツリ体験できる、参加して損はないDIY講座です。大家さんはもちろんのこと、一般の方や職人さん、メーカーの方が集い、情報交換や人脈作りなど濃密な時間を過ごしています。講師は、DIYプロデューサーの石井麻紀子さんを中心に、DIYプロデュース集団「DIYer’sPARTY」のメンバーやメーカーの方が変動的に担当。会場は、新宿に程近い笹塚にあるリノベーションスタジオです。100均の小物をシャビーシックに!今回は、アンティークペイントに挑戦しました。大家さんの中には、「アンティークな小物を飾って物件の印象を良くしたい」、という一定の需要があるのだそう。最初にペイントしたのは、写真のような100均の陶器です。使う塗料は〔ターナー〕のミルクペイントシリーズ《DUSTMEDIUM》(以下、ダストメディウム)です。ホワイトベージュでとろみがあります。刷毛は、豚毛の平バケをチョイス。《ダストメディウム》を付けすぎないように、ウエスなどで調節しましょう。毛先でなでるように外側から塗っていきます。ムラが残らないように注意しましょう。塗るのに慣れてきたら、内側や高台も塗っていきましょう。一通り良い感じに塗ったら、ご覧の通りシャビーな仕上がり。アンティークな小物が手っ取り早く作れちゃいました♪空き缶もヴィンテージ塗装でオシャレに次は、空き缶にサビを演出してヴィンテージなアイテムをDIYで作ります。使用するのは、凸凹感が出しやすい同ミルクペイントシリーズの《RUSTMEDIUM》(以下、ラストメディウム)です。カラーは「レッドブラウン」と「ダークブラウン」の2色。サビ感やマット感は、2色以上使用しなければ上手に出ないそうです。手のひらサイズのスポンジに、レッドブラウンの《ラストメディウム》をとり、錆びやすい縁の部分からトントンと叩くように塗っていきましょう。錆びやすいのは縁だけではなく、傷の付いた部分だったりするので、対象物の使用場面を想像してよしなに塗っていきます。レッドブラウンで塗った部分に、上からダークブラウンを塗っていけば、ご覧の通り良い感じのサビ感が演出できました。ヴィンテージ塗装は5重、6重と重ね塗りするのが理想的だそうです。木製小物はアイアンペイントで!今度は写真などを飾れるウッドフレームに、アイアンペイントを施してアンティーク調にしていきます。使用する塗料は〔ターナー〕の「IRONPAINT」(以下、アイアンペイント)シリーズです。カラーは、「アイアンブラック」と「アンティークシルバー」の2色を使います。最初にアイアンダークをスポンジでトントンと叩くように塗っていきます。厚めに塗って、凸凹とさせた方が、あとで良い感じに仕上がります。側面など塗り尽くしたら、10分程度待って乾かしましょう。乾いたら、アンティークシルバーをまばらに塗っていきます。側面などの塗り忘れに注意しましょう。以上で、アイアンペイントを施したヴィンテージフレームの完成です。元が木製とは思えない鉄や金属の質感が出ていますね♪アンティークなひび割れもペイントで!最後に、ひび割れを表現するペイント方法について教えていただきました!用意する塗料は、同ミルクペイントシリーズ《CRACKINGMEDIUM》(以下、クラッキングメディウム)と、《MILKPAINT》(以下、ミルクペイント)の白です。まず、下地として《クラッキングメディウム》をサーッと塗っていきましょう。《クラッキングメディウム》が半乾きの状態になったら、上から《ミルクペイント》を塗っていきます。硬化の速度の違いにより、自然にひび割れが出てきます。さらに、スポンジやガムテープ等で上からなでると、その部分がはがれ、リアルなひび割れに仕上がります。さらに、下地が何色かあると風合いが変わってアンティーク感が増すそうです。次回開催情報は、facebookページをチェック!向かって左が石井麻紀子さん。右がインテリアコーディネーターの門由美子さん。今回はアンティークペイントの様子をお届けしましたが、『大家さんのDIYがっこう』では、「和の建具リフォーム」や「壁紙貼り」など、様々な講座を開催しています。大家さんと管理会社さんのご縁が生まれたり、参加者同士の情報交換が活発なところも魅力的です。興味を持たれた方はぜひ一度、『大家さんのDIYがっこう』facebookページをチェックしてみてはいかがでしょうか!【『大家さんのDIYがっこう』情報】●主催DIYer’sPARTY●会場笹塚リノベーションスタジオ東京都渋谷区笹塚3-43-4●日程不定期(時間は11:00〜16:30)●料金¥12,000-/1名●問い合わせ先ooyaDIYac@gmail.com【『大家さんのDIYがっこう』facebookページ】
2018年01月21日ヨーロッパの蚤の市のようなおしゃれなマーケットが、いま都内を中心に盛り上がりをみせています。広場には、日本各地をくまなく歩き、出会った掘り出し物をひろげるお店がいっぱい!フランス、イギリス、ベルギーなどで目利きの個人ディーラーが選んだアンティーク雑貨を並べるお店などが軒を連ね、見ているだけでワクワクしてきます。「行ってみたい!でもアンティーク雑貨は敷居が高くて……」と、二の足を踏んでいるのなら毎週土曜日に開催されている『青山ウィークリーアンティークマーケット』へ足を運んでみてはいかがでしょう。気軽に立ち寄れるアンティークマーケット青山通りにある国連大学本部の広場の一角で開催される『青山ウィークリーアンティークマーケット』。2011年に港区南青山の骨董通りでスタートし、2014年に毎週末に開かれている「ファーマーズ・マーケット」内に移り、毎週土曜日に開催しています。「なじみのない人にもアンティーク雑貨を身近に感じてほしい」と、オーガナイザーの塩見さんは言います。塩見さんは自身もアンティーク雑貨に魅了された一人。ショップを開いていたこともあり、ときどきアンティークマーケットに出店することもあるそうです。生活が豊かになるような、そんなとっておきのものをアンティークマーケットのなかから見出し、古きよき道具を暮らしのなかで実際に使っていただけたらと。都内でも各所で蚤の市や骨董市などが開催されていますが“毎週”開催しているところは、この『青山ウィークリーアンティークマーケット』だけだそうです。毎週開催しているのは「今日はちょっと時間があるから行ってみようとか、ファーマーズ・マーケットに野菜を買いに来たついでにのぞいてみようなど、気軽に立ち寄ってもらえるような場所にしたかったから」と塩見さん。実際、行き交う人を見ていると、野菜の入った袋を手にさげアンティーク雑貨を見ている人や、通りすがりに気になる物を見つけ、吸い込まれるように立ち寄っていくという人を見かけます。アンティークマーケットに出店する店舗も、生活のなかで使いやすい物や雑貨を扱っているお店に絞って出店してもらっているのだそうです。そして、毎週出店するお店もあれば、月に1度だったり、年に1度だったり、月に2、3回出店するお店など、そのときどきによってアンティークマーケットの雰囲気も変わります。わからないことはお店の人に聞いてみる蚤の市や骨董市などに興味があるけれど、どうやって見てまわったらいいのかわからないという人もいると思います。そんな場合はどうしたらいいのでしょう。「まずは気軽に1軒、1軒のぞいてみてください。そのなかで『これなんだろう?』と思う物があったら、お店の人に聞いてみてください」と塩見さんは言います。気になったのはどんな物なのか。どこの国で、何に使われていたのか、何年ごろの物なのか、そういったその物の価値がわかると、興味が湧いてくることでしょう。興味が湧いてくると、いつしか“初心者的な緊張”も解け、きっと次から次に、いろいろと見てみたくなってくると思います。お店の人との会話を楽しめるのも、こういったマーケットの醍醐味かもしれませんね。それではさっそく、アンティークマーケットを歩いてみます。軒先にたくさんのポスターが並んでいます。レトロな色合いの美しいイラストに目を奪われていると「これは1900年代のファッション誌の広告なんです」と〔Eureka(エウレカ)〕の本間さん。〔Eureka〕はフランスの物を中心に扱っており、ヴィンテージファッション誌の広告を額装し、インテリアツールとして提案したり、パリ在住のジュエリーデザイナーから直接買い付けたアクセサリーや雑貨なども並べています。1940年代のフランス製の陶器。粘土泥漿を凸凹とした複雑な形に石膏型などで成型した陶器に錫釉などガラス質の釉薬をたっぷり使って彩色した物なのだそう。色合いがとても特徴的です。白銀の輝きが目を引く〔L’AMITIE(ラミティエ)〕。1900年代前半のフランスのフラットウエアがテーブルに並びます。「この頃のフランスには小さな工房がたくさんあったそうです。フランスでは、テーブルセッテイングは背の部分が見えるようにフォークやスプーンを並べるので、裏側にも美しい装飾が施されています」と〔L’AMITIE〕の熊倉さん。「スプーンをよく見ると、純銀を証明するホールマークと、ひし形のマークが刻まれています」と熊倉さんが刻印を見せてくれました。ひし形のなかに“HS”と彫られています。これはフランス・パリで1884年から1910年頃まであった〔HenriSoufflot(アンリ・スーフロ)〕という銀製品のブランドの刻印なのだそうです。この三日月の形をしたナイフは、丸い満月の形をしたスプーンと合わせて使い、スプーンにのせた物をお皿にサーブする際に使ったりするそうです。フランスやベルギー全土から集めてきた雑貨を並べる〔LaGrasseMatinee(ラグラスマチネ)〕でかわいいスタンプを見つけました。「こちらはフランスの物で、1950、60年代に小学校の授業のなかで使われていたスタンプです」と、赤井さん。フランス語が彫られているスタンプは、綴りを覚えるために使われていたそうです。また、単位が彫られているスタンプもあり、実際にノートに押して見ることができます。赤井さんはフランスに5年住んでいた経験があり、フランス・クリシー市にお店を構え、そこを拠点に1950年代近辺のさまざまなジャンルのブロカントを集めているのだそう。買い付けへ行く際も、フランス語でやりとりができるため、価格交渉もスムーズにでき、その分、日本で比較的リーズナブルに提供することができるのだそうです。木箱に白磁器をずらりと並べているのは〔器たつのこ〕。これらは1950〜60年代に、瀬戸・多治見地方で海外輸出用に生産されたデッドストックなのだそうです。「日本製でクオリティがひじょうに高いから、ふだん使いにぴったりだよ」と掘西さん。きれいな白色の磁器を眺めていると「サウジアラビア航空!」「日本航空!」というポップが目に飛び込んで来ました。器をひっくり返すと、裏には「JAL」の印字が。「これは機内食の器として作られた物です。飛行機マニアの人にもすごく人気がありますよ。重ねて食器棚にしまえるから普段使いにいいでしょ」と、掘西さんのおすすめの一品です。ヨーロッパのミリタリーウエアやワークウエア、シルバー小物を並べる〔otanishop〕。アムステルダムやパリ、ベルリン、チェコ、ポーランド、ポルトガル、ハンガリーなどへ仕入れに出かけ、日常に活用できるウエアを提案しているのだそう。ショップを営む尾谷さんが着るコートもインナーも、スニーカーもミリタリーもの。ふだんのコーデに、どのようにミリタリーウエアを取り入れたらいいのか参考になります。ご主人が描く独特なタッチのイラストをプリントしたTシャツやバッグも人気があるそうです。色とりどりの物が並ぶアンティークマーケット内でもとりわけ異彩を放っていたのが〔蔵フィティ〕の《BORO(ボロ)》。江戸時代から何代にも渡り、布を再生して、つぎ当てを重ねたボロ着物は《BORO》として世界から注目を集めています。これは裂いた布と糸で織る“裂き織り”という手法で作られた東北地方の衣服。これを目当てに海外からもお客さんが来るほどだとか。喜多方市に店を構える〔蔵フィティ〕のブースには東北、会津の古民具や会津木綿の古着、アケビやヤマブドウの蔓で編んだカゴなどが並んでいます。この会津木綿の野良着も外国のお客さんが次々と手にとって見ていました。イギリスやフランスのアンティークを扱う〔C’estlavie!RobinetB.R.Antiques?〕。並べられているアンティークの品々はもとより、それぞれを並べるディスプレイの仕方にも見入ってしまうほど、限られたスペースに見事な世界観を作りあげています。「いまライトをつけるので、ちょっと待っててくださいね。このライトで照らしてあげると、すごくいいんですよ」とオーナーのマツモトさん。マツモトさんが作った温かみのあるライトに照らされると、道具たちの存在感がグッと引き立ちました。1940〜60年代頃のフランスのおもちゃ、ままごとセット。マツモトさんは国内外のマーケットへ足を運び、その道具を手にした人の顔を思い浮かべられる物だけを買い付けるのだそうです。「お金持ちの家のこどもが遊ぶままごとセットです。金持ちしか遊べなかったってちょっとしゃくですよね」とマツモトさん。一つひとつに物語があるような、そんな品々が並んでいました。今回、予備知識ゼロで訪れた『青山ウィークリーアンティークマーケット』でしたが、1軒、1軒どんなものが並んでいるのか見て歩くのがとてもたのしく、また、お店の方々から聞く話はとても興味深く、ついつい長い時間、聞き入ってしまうほどでした。公式サイトには、その日に出店するお店の情報が掲載されています。事前にチェックして行くのもいいかもしれませんね。長い時を経て、いまそこにある古い道具たち。誰かが作り、使ってきた道具には一つひとつ物語を感じます。それをまた次の人が引き継ぎ、使う。アンティークマーケットには、そんな一期一会がたくさんあります。そんな出会いを見つけに足を運んでみてはいかがでしょう。【イベント概要】●イベント名:『青山ウィークリーアンティークマーケット』●開催日:毎週土曜日●時間:10〜16時●会場:青山・国際連合大学前広場「青山ファーマーズ・マーケット」内●ライター忍章子
2018年01月19日レトロ感100%!スモーキー×幾何学模様の80’sネイル寒い季節は重厚感のあるアンティーク風・ヴィンテージ風などのアートが人気になります。今回は様々なパターンのアンティーク&レトロネイルをご紹介します!まずは80’sレトロネイル。カラーはスモーキーな色味を織り交ぜチョイス。赤青黄色の3原色を入れることでエッジの効いたデザインに!柄は80年代にありそうなレトロな幾何学模様をアレンジしました!クリアでの抜きが良いアクセントになり、現代風に個性をプラスしたレトロ柄ネイルに仕上がりました。ポイントは様々は太さのラインを組み合わせること!お好みのカラーで試してみては!人気カラー”ボルドー”で作る、くり抜きアンティークネイルお次は毎年この季節に人気のカラー”ボルドー”を使用したネイルです。爪の形を利用し、額縁のようにグルッと囲ったデザインが斬新!メタルゴールドとの組み合わせで更にアンティーク感が増します。こちらのデザインもクリアの抜きがポイント。重厚感があり、暗い印象になりがちなカラーも、抜きを作ってあげれば、程よいバランスに仕上げることが出来ます!クリアネイルはデザインの仕方によって、冬でも違和感なく使えるのでぜひ参考にしてみて!クリアブラックで作るダマスク柄ネイル最後はダマスク模様のデザインをご紹介! エレガントでアンティークな雰囲気を簡単に出せるので人気の柄です。ベースにはクリアのブラックを使用し、重くなり過ぎないようにしました。その上にマットブラックでダマスク柄を描き込みます。シースルー感にマットブラックの柄でレース生地のような仕上がりに!透明度の異なる同系色アートで差をつけてみて!ネイルアーティスト/KAYO
2018年01月01日渋谷からもアクセスが良くのんびりとお買い物できる下北沢。若者の遊び場としての印象が強い町ですが、雑貨や、古着、アンティークなどレトロなアイテムをそろえることができる街でもあります。今回は、そんな下北沢でこだわりを持ったお店〔TIMEMACHINE〕をご紹介します。愛好家がこぞって集まるアンティークショップで、どの様な出会いがあるのでしょうか?ヨーロッパのアンティークを中心に、世界中のアイテムが集まるお店今回お邪魔した〔TIMEMACHINE〕では、ヨーロッパのアンティークアイテムを数多く取り扱っています。店主が各国に直接出向き、現地買い付けしているというアイテムは、どれも魅力的なアイテムばかり。古い工芸品であっても、そのまま使える様なものが多いです。例えば、時計についても、一度メンテナンスをしてから店頭に並べているそう。どのアイテムも購入してから、手をかけずに使うことができます。こうした目利きと品質の点から、アンティークショップとして人気を博しています。陶磁器の動物シリーズが大人気人気商品はどれか伺うと「陶磁器でできた猫の置物」を紹介されました。たしかに、これは集めたくなるかわいさ。どれもヨーロッパから仕入れてきたアイテムで、100年くらい前の有名陶磁器ブランドのアンティークだそうです。木彫りの工芸品は、どれもはっきりした顔の動物が多く、アンティークならではの風合いを楽しめそうです。こうしたアンティークアイテムの管理はちょっと難しいかな?と思っていたのですが、店主の方曰く、最大の敵の「乾燥」と「日光」を避ければ大丈夫とのことでした。極度な乾燥は、割れや痛みにつながってしまうらしく、風通しのよいところに置いた方が良いそうです。また、直射日光は退色の原因になるので、絶対に避けた方がいいとのこと。歴史あるアイテムだからこそ、次の世代にも受け継いでいきたいですよね。現代住宅でも使えるアンティークランプ続いて気になったのが、店内にたくさん下げられているシャンデリアとランプです。現代では見かけることの少ない珍しい吹きガラスのランプもあります。こちらのランプやシャンデリアは、1920年代のフランスのものを輸入しているそう。しかも、ランプの中のソケットなどは加工済みで、購入後すぐに使用可能とのことでした。ところどころに見える小さな傷や、手作りならではの歪さも、アンティークの良さを感じさせてくれます。珍しい物をプレゼントしたいなら、アンティーク食器がオススメ店に来る人の中には、プレゼント品を探しに来る人も多いそうです。中でも人気なのが1700年代の銀食器。300年前ということもあり、当時の貴族や特権階級の方たちしか使うことができなかった超高級食器が並んでいます。どれも細工が細く、特別なときに使用したい逸品です。新生児が生まれた人に、お守りとしてのスプーンもいいかもしれません。アンティークショップの楽しみはアイテムを探すだけでなく、それぞれの由来を学ぶことも楽しみ方のひとつ。どんな持ち主が使っていたのか想像がふくらみます。さいごに店内に入ると、100年前のヨーロッパにタイムスリップしたかの様な、魅力的なお店でした。アイテム一つ一つに歴史がある点を学びつつ購入すると、想像が膨らみます。また下手なアンティークに手を出すと古くて壊れたものを買ってしまうイメージを持つ人も多いのでは?こちらのお店では販売前のメンテナンスがしっかりしており、大切に使えば長く愛用できるものばかりでした。何度も行きたくなる、アンティークショップです。ぜひあなたも足を運んでみませんか?【店舗情報】●店舗名:TIMEMACHINE●住所:東京都世田谷区代沢2-29-3●定休日:水曜日●営業時間:12:00~19:00●問い合わせ先:電話番号03-3487-6373●HP:
2017年12月27日「東京 アート アンティーク 2018~日本橋・京橋美術まつり~」が、2018年4月26日(木)から4月28日(土)までの期間、東京の日本橋・京橋を中心とした地域にて開催される。「日本橋・京橋美術骨董まつり」として1998年に始まった「東京 アート アンティーク」には、80軒余りの美術店や画廊が参加。1年に1回から2回のペースで開催してきた。会場となる、東京の日本橋・京橋エリアは、戦後から古美術・工芸・日本画・近代絵画・彫刻・版画など約150もの様々なアート専門店が密集している。「東京 アート アンティーク」は、その地域特性を生かし、幅広い層の人が古美術店や画廊を通してアートに触れることができるイベントだ。期間中は、アート初心者でも楽しくまわることができるように、美術店やギャラリーで様々なアートイベントを用意。参加店舗の内約50軒が、企画展を開催する他、トークイベント、チャリティ入札会など、様々なイベントを通じて多彩なジャンルのアート作品と出会うことができる。敷居が高いイメージの美術店や画廊に気軽にアクセスし、古美術や骨董などに親しむことのできるチャンスだ。落札金額の一部が慈善団体へ寄付されるチャリティ入札会は、初心者でも気楽にオークションで入札体験ができるイベント。ホームページに掲載された入札作品の写真や、会期中の店頭で作品をチェックした後、欲しい作品がある店舗にて入札用紙に落札希望金額を書いて提出するだけで、オークションに参加できる。結果は、会期終了後に落札者へ発表される。【詳細】東京 アート アンティーク 2018~日本橋・京橋美術まつり~会期:2018年4月26日(木)~4月28日(土)営業時間:各店舗の営業時間に準ずる。場所:東京都中央区 京橋・日本橋を中心とした地域※入場・イベント参加費無料公式ホームページ:■チャリティ入札会会場:各店舗 ※2018年2月中旬頃発表入札開始:2018年4月26日(木)※店舗により会期以前より入札を受け付ける場合あり。入札締切:2018年4月28日(土)※店舗により29日(日)まで入札を受け付ける場合あり。・参加方法2018年3月26日(月)より、ホームページで入札作品の写真を閲覧可能。※全ての作品が掲示されるわけではない。※ホームページからの入札は不可。東京アートアンティーク期間中に来店し、希望商品の入札用紙に落札希望金額を記入して入札箱へ投入。落札結果はイベント期間終了後、店舗より直接落札者の連絡先へ発表。寄付先例:社会福祉法人 東京都共同募金会、公益財団法人 日本生態系協会など
2017年12月21日