「第73回ゴールデングローブ賞」最優秀主演男優賞にノミネートされ話題となった、ウィル・スミス主演の映画『コンカッション』が10月29日(土)より日本でも公開されることが決定した。ナイジェリアからアメリカに夢を抱いてやってきたベネット・オマル(ウィル・スミス)は、検死官も務める真面目で誠実な医師。2005年、彼はアメリカンフットボールのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)を引退した元スティーラーズの花形選手マイク・ウェブスター(デヴィッド・モース)の変死解剖に携わり、頭部への激しいタックルが原因である脳の病気“CTE(慢性外傷性脳症)”を発見、独自の論文を発表する。だが、熱狂的ファンが支える国民的スポーツにメスに入れたオマル医師の見解をNFLは全面否定し、絶大な権力で彼とその周りに圧力をかけていく。それでも、不屈の男オマル医師は一歩も譲らない…。アメリカンフットボールの最高峰「NFL」で後を絶たない選手引退後の謎の死…。本作は、ある花形選手の検死を行ったひとりの医師の“発見”が全米を揺るがせた衝撃の実話ドラマを映画化。人種差別や偏見と闘いながら、“真実”のために巨大組織NFLに立ち向かい、アメフトの危険性が立証されたことで明らかになるアメリカ全体の病理を的確に描いている。ナイジェリアからやってきた正義感溢れる実在の人物を迫真の演技で体現するのは、『メン・イン・ブラック』シリーズや、オスカー候補となった『ALI アリ』など、幅広い映画でハリウッドを代表する世界的スターウィル。そのほか、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のアレック・ボルドウィン、『グリーンマイル』デヴィッド・モース、『シャーロック・ホームズ』シリーズのエディ・マーサンら名優たちが出演している。製作は『エイリアン』『グラディエーター』『オデッセイ』など歴史に残る傑作を生み続ける巨匠リドリー・スコットとジャンニーナ・ファシオ=スコット。そして、『パークランド ケネディ暗殺、真実の4日間』の社会派ピーター・ランデスマン監督がメガホンを取った。アメリカの夢「NFL」の裏に隠された“真実”にメスをいれる衝撃の実話ドラマ。スポーツ選手はもちろん、多くのスポーツファン必見となりそう。『コンカッション』は10月29日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2016年08月09日DCコミックスの悪役たちが一挙に勢揃いし、“悪を持って悪を制す”『スーサイド・スクワッド』。米コミコンでも大盛り上がりとなった本作から、ウィル・スミス、マーゴット・ロビー、福原かれん、そして監督のデヴィッド・エアーの来日が決定!併せて、この3人が演じたデッドショット、ハーレイ・クイン、カタナの“最凶・最悪”な暴れっぷりが分かる悪カワでポップなキャラクター紹介映像も解禁となった。本作で主人公となるのは、バットマンらに捕り、死刑や終身刑の判決をくらったヴィラン(悪役)たち。「自分の刑を軽くしたい」、「ただ暴れるのが好き」という超個人的な理由で戦う掟破りの悪党たちが、スクリーン狭しと大暴れする!今回、約3年ぶり13回目の来日となる親日家のウィル。本作で演じるのは、悪党集団“スーサイド・スクワッド”のメンバーで、“絶対にハズさない男”と称される世界最高のスナイパー、デッドショットだ。特殊なマスクをし、両腕に装着したマシンガンで敵を撃ちまくる一匹狼の冷酷な暗殺者だが、幼い娘が唯一の弱点という役どころ。これまでにも、“地球上のエイリアンを取り締まる捜査官”、“人類最後の男”、“息子に使命を託す父親”など、さまざまな“正義の男”として幾度となく地球を救ってきたウィルだが、本作ではそのイメージを覆す真逆の“悪”に徹する。ウィルといえば、これまでも来日のたびに日本のファンたちに向けて旺盛なサービス精神を発揮し、前回、息子のジェイデン・スミス君と来日した際は、良きお父さんの素顔を覗かせていた。今回、“悪カワ”ヒロインのハーレイ・クインが早くも話題のマーゴットと、本作でハリウッドデビューを果たした福原さんを引き連れた、最凶の悪党としての来日では、どんな姿をみせてくれるのか。史上最凶の悪となっても、やっぱり“世界を救うのか”注目だ。さらに来日決定に合わせ、ウィル、マーゴット、福原さんが演じる3キャラクターの、暴れっぷりが分かる“悪カワ”でポップな映像も解禁に。映像冒頭では、キラキラな効果音に合わせてバットを振り回し、笑顔でこちらに近づいてくるハーレイ・クインが登場。先日のコミコンで、マーゴットが明かした「すべてのアクションをハイヒールでやったの」という言葉が信じられないほど、身体能力の高いアクロバティックでクレイジーな戦闘シーンに、ますます虜になってしまうこと間違いなし。続いて、ポップなイラストのミサイルが飛び交うなか、両腕のマシンガンから銃をぶっ放す姿がしびれるほどカッコいいデッドショットが登場。かつてないウィルの悪党っぷりは、見ているだけで爽快で大興奮だ。そしてラストには、ミステリアスな音楽と浮世絵風な大波をバッグに、妖刀を振りぬく日本人女剣士・カタナが登場。仮面で素顔を隠しながら驚異の腹筋を披露し敵を切りまくる、ゾクゾクしてしまうようなカタナの妖しい姿で映像は締めくくられている。誰に何と言われようが、正義感もやる気もまるでナシ!思いがけず“正義のヒーロー”を任された寄せ集めの悪党軍団たちは、命をかけて任務をまっとうするのか。ウィルたちから直接語られる内容にも、期待せずにはいられない。『スーサイド・スクワッド』は9月10日(土)は全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年07月26日DCコミックスの悪役集結映画『スーサイド・スクワッド』(9月10日公開)に出演するウィル・スミス、マーゴット・ロビー、福原かれん、そしてデヴィッド・エアー監督が、8月下旬に来日することが決定した。さらに、彼らが演じるキャラクターたちの"最凶・最悪"っぷりがわかる特別映像が26日、公開された。本作の主人公は、バットマンらヒーローに捕まり、死刑や終身刑となったヴィラン(悪役)たち。世界崩壊の危機に政府は、服役中の悪党を寄せ集め特殊部隊"スーサイド・スクワッド"を結成。そんな彼らは、「自分の刑を軽くしたい」「ただ暴れるのが好き」といった個人的理由により大暴れする。このたび、ウィル・スミスが約3年ぶり13回目となる来日を果たすことが決定。本作でウィルは、"スーサイド・スクワッド"のメンバーの1人で、"絶対にハズさない男"と称される世界最高のスナイパー、デッドショットを演じる。デッドショットは、特殊なマスクをし、両腕に装着したマシンガンで敵を撃ちまくる一匹狼の冷酷な暗殺者だが、幼い娘が唯一の弱点という役どころ。これまで、地球上のエイリアンを取り締まる捜査官、人類最後の男、最高の父親などさまざまな"正義の男"を演じてきたが、本作ではこれまでのイメージを覆す"悪"を演じる。ウィルのほか、"悪カワ"ヒロインのハーレイ・クイン姿が話題のマーゴット・ロビー、本作がハリウッドデビューとなる日本人・福原かれん、そしてデヴィッド・エアー監督も来日。彼らは、8月25日に実施予定のジャパンプレミアにて、日本のファンの前に登場する予定だ。来日決定と合わせて、ウィル、マーゴット、福原が演じる3キャラクターの最凶最悪の暴れっぷりが分かる"悪カワ"でポップな特別映像も公開された。映像冒頭では、キラキラな効果音に合わせてバットを振り回し、笑顔でこちらに近づいてくるハーレイ・クインが登場。続いて、ポップなイラストのミサイルが飛び交うなか、両腕のマシンガンから銃をぶっ放すデッドショットが登場する。そして映像のラストには、ミステリアスな音楽と浮世絵風な大波をバッグに、妖刀を振りぬく日本人女剣士・カタナが登場。仮面で素顔を隠しながら敵を斬りまくるカタナの妖しい姿で映像は締めくくられる。(C)2016 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC AND RATPAC ENTERTAINMENT, LLC
2016年07月26日ウィル・スミスの愛娘、ウィロー・スミスが父と2人で、パリで「シャネル(CHANEL)」のオートクチュール16年秋コレクション鑑賞に出かけた。ウィル&ジェイダ・ピンケット・スミス夫妻の娘で15歳のウィローは先日、シャネルの16ー17年秋冬のアイウエアコレクションのキャンペーン・モデルに抜擢されたばかり。ターコイズブルーのパンツルックに黒の革手袋、白とワインカラーのサドルシューズという出で立ちで、ウィルと一緒に会場のグランパレに姿を見せたウィローは、写真撮影タイムにはシャネルのサングラスを取り出してかけるなど、父親譲りのプロ意識の高さを見せた。ウィル&ウィロー父娘のほかにジェシカ・チャステインも姿を見せ、会場内ではウィルたちと席が隣同士になり、写真撮影では一緒にポーズをとって楽しそうに過ごしていた。(text:Yuki Tominaga)
2016年07月06日俳優のウィル・スミスは21日、フランスのカンヌで行われたコールドプレイのクリス・マーティンとの即興ギグで『メン・イン・ブラック』の歌詞を思い出せなかったようだ。1997年公開の同名主演映画のテーマ曲も担当していたウィルは、オテル・デュ・キャップ・エデン・ロックで開かれたメディアリンクとアイ・ハート・ラジオ主催のイベントでクリスと共に突如ステージに登場して観客を驚かせたが、クリスのアコースティック・ギターに合わせてビートボックスを繰り広げる中、「歌詞を全部覚えてないからただラップを続けるよ」「この曲はずいぶん歌ってないから、ただ韻だけ踏んで、それがうまくいくことを願うとするよ」と言っている姿が、ネットに掲載されている動画から見て取れる。一方でクリスは、プリンスの「ラズベリー・ベレー」とデヴィッド・ボウイの「ライフ・オン・マーズ」のカバーを披露したほか、観客席から前妻グウィネス・パルトロウが見守る中、2人の離婚をネタにジョークを飛ばしていたとニューヨーク・ポスト紙のページ・シックス欄は報じている。現在家族でヨーロッパに滞在中のウィルは、26日にイギリスで行われるグラストンベリー・フェスティバルのコールドプレイのステージにも特別ゲストとして登場するのではないかと言われている。(C)BANG Media International
2016年06月24日『ナイト ミュージアム』シリーズや『LIFE!』などで活躍するベン・スティラーが監督・製作を務め、15年ぶりに“スーパートップモデル”を演じる“おバカコメディ”『ズーランダー NO.2』が、ブルーレイ&DVD、そしてデジタル配信にて、この夏リリースされることになった。世界的なセレブたちが次々に暗殺される不可解な事件が発生する中、やり手の女インターポール捜査官ヴァレンティーナ・ヴァレンシア(ペネロペ・クルス)は、謎の解明にはかつてのスーパーモデル、デレク・ズーランダー(ベン・スティラー)とハンセル(オーウェン・ウィルソン)の協力が必要と判断。彼女から極秘任務を依頼された2人は、事件解決のためファッション業界に再び舞い戻る。だが、そんな2人の前に悪の首謀者ムガトゥ(ウィル・フェレル)と彼の子分(クリステン・ウィグ)が立ちはだかり…。前作『ズーランダー』(’01)といえば、「サタデー・ナイト・ライブ」出身のスティラーが監督・主演のほかプロデューサー、脚本も兼ねた全編ギャグ満載の“おバカコメディ”。得意の“キメ顔”を放つスーパートップモデルの“ズーランダー”が業界NO.1のデザイナー、ムガトゥによる暗殺計画に巻き込まれるストーリーに、トム・フォードやカール・ラガーフェルド、トミー・ヒルフィガー、さらにヴィクトリア・ベッカム、デヴィッド・ボウイ、果てやドナルド・トランプまで、ファッション界の大物やセレブがこぞって実名でカメオ出演したことも注目を集めた。そして本作でも、“これでもか!”の豪華キャストとカメオ出演が実現。主演のスティラー演じるズーランダーの“相棒”ハンセルにオーウェン・ウィルソン、悪役ムガトゥにウィル・フェレルが続投するほか、ペネロペ・クルス、クリスティン・ウィグに、ベネディクト・カンバーバッチも登場し、ロングヘアに眉を剃った姿でアンドロジナスなモデルを熱演。さらに、“世界中の美しい人たち”として、ジャスティン・ビーバーをはじめ、マイリー・サイラス、アッシャー、ケイティ・ペリー、アリアナ・グランデ、デミ・ロヴァート、ジョー・ジョナス、ファッション界からは「VOGUE」の編集長アナ・ウィンター、マーク・ジェイコブス、トミー・ヒルフィガーなど、超豪華カメオ出演が実現している。また、今回の舞台はローマ。プロモーションツアーも、ローマから始まり、スティラーとウィルソンそれぞれが演じる役のデレク・ズーランダーとハンセルとして、ローマにある「ヴァレンチノ(Valentino)」のブティックに現れ、ヴァレンティノの洋服を着用した2人はマネキンに扮して、店のショーウィンドウをジャックしたことも話題を呼んだ。15年の時を経て再び降臨した、あの“キメ顔”モデルにぜひ注目していて。『ズーランダー NO.2』ブルーレイ+DVDは8月3日(水)よりリリース、7月20日(水)よりデジタルセル先行配信。(text:cinemacafe.net)
2016年05月22日ウィル・フェレルが、ロナルド・レーガン元大統領についての映画『レーガン(原題)』に主演することになった。舞台はレーガン大統領が2期目の任期に入り、アルツハイマーに苦しむようになった頃で、ブラックコメディになるという。フェレルはプロデューサーも兼任する。監督は決まっていない。その他の情報フェレルは、テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラー出演中、ジョージ・W・ブッシュ元大統領をたびたび演じてきている。フェレルは昨年、ケヴィン・ハートと共演する『Get Hard』、マーク・ウォールバーグと共演する『Daddy’s Home』に出演。『Daddy’s Home』は最近、続編の製作が決まったところだ。次回作は、来年北米公開予定の『The House』。文:猿渡由紀
2016年04月28日俳優のウィル・スミスは、人気歌手プリンスさんの死の前夜に話をしていたばかりだったという。21日午前にプリンスさんがペイズリー・パーク自宅内のエレベーターで遺体で発見されたことを受け、前日に話をしたばかりだったというウィルがフェイスブックに「とにかく驚いているし、悲しみに打ちひしがれているよ」「昨晩に彼とは話をしたばかりだったんだ。今日ジェイダと僕は、美しい詩人であり、真のインスピレーションであり、この地球上に存在した最も素晴らしいアーティストの1人を失った喪に服しているよ」と心境を明かした。また、ウィルの妻ジェイダ・ピンケット=スミスも自身のフェイスブックで、追悼メッセージを投稿。「プリンスはこの業界に私を入れてくれた最初のアーティストの1人だった」「彼は天才的アーティストというだけでなく、親切で面白く、美しい意味で奇抜で、探求心が強く、創造力に富み、魅惑的で、スピリチュアルで反抗的、そしてとても知的な人だった。そして他人のルールではなく、自分なりのルールで自分の人生を生きるという力を私に早くから教えてくれた人だった」「今日私たちが失った存在を言葉で表すことなんて本当にできない」「私の友人パレスの言葉を借りれば『音楽はその心音を亡くしてしまった』。美しいあなた、安らかにお眠り下さい」とつづった。(C)BANG Media International
2016年04月25日ウィル・フェレルが主演で、実話にもとづく冒険コメディ映画の企画が進められている。フェレルが演じるのは、1968年に、思いつきで友達と北極への旅に出たミネソタの保険セールスマン。彼と医師の友人は、ホンダのセールスマン、地理の教師、カナダ人らを誘って、スノーモービルで北極への旅に出て、成功する。その他の情報映画はNew York Times Magazineに出た記事をもとにするもので、『シティ・スリッカーズ』や『団塊ボーイズ』のようなバディ・コメディになる模様だ。ソニー・ピクチャーズが製作配給する。フェレルの最近作は、マーク・ウォールバーグと共演した昨年末の『Daddy’s Home』と、今年2月北米公開された『ズーランダー2』。次回作は来年北米公開予定の『The House』。文:猿渡由紀
2016年04月06日俳優ウィル・スミスの娘ウィロー(15)が、シャネルのアンバサダーに就任した。パリ・コレクションでシャネルの2016年秋のショーを母親のジェイダ・ピンケット=スミスと共にフロントロウから鑑賞していたウィローが、カール・ラガーフェルドによって同ブランドの顔に抜擢された。ウィローはインスタグラムに「カール・ラガーフェルド、そしてシャネルの全チームの皆さん、『美』の見識を広げるために私をシャネルの新アンバサダーに起用してくださって、ありがとうございます。光栄です」と喜びをつづっている。シャネルは以前にジョニー・デップの娘リリー・ローズ・デップを起用したことがあるほか、ブレイク・ライブリーやクリステン・スチュワートもその役を担ったことがある。そんな中、ウィローの兄ジェイデンもファッション界でデビューを飾っており、ルイ・ヴィトンの2016年春のレディースコレクションの広告に登場していた。その際、ウィローはインスタグラムで兄に向けてメッセージ。「生まれたときに、男性と女性はこうあるべきという型にそれぞれはめられるもの。でも成長するにつれて、私たち自身やその人生の精神的で感情的な認識に対してそういう期待が与えるダメージがあることに気がつきはじめるの。私たちはみんな同じであり、同時に全く異なるものだと理解すればするほど、周りからの期待を気にしなくなり始めるし、地球の本質を高め続けるために自由に生き続けていけるのよ」とコメントしていた。(C)BANG Media International
2016年03月11日ウィル・スミスが、妻のジェイダ・ピンケット・スミスとともに2月28日(現地時間)開催の第88回アカデミー賞授賞式をボイコットすることを表明した。昨年に続いて今年のアカデミー賞も俳優部門の候補が白人のみだったが、14日のノミネーション発表直後にジェイダはFacebookに動画を投稿、「有色人種の人々は、どれほどのパワーや影響力を培ってきたかに気づくときがきました。私たちはもう、どこに行くにも、招かれるようお願いする必要はないのでは?」と訴えた。ウィルは主演作『コンカッション』(原題)で第73回ゴールデン・グローブ賞男優賞候補だったが、アカデミー賞では主演男優賞にノミネートされなかった。ジェイダはこのこともあって、ボイコットという行動を選んだようだが、ウィル自身もABCのニュースで授賞式に出席するかと聞かれて「ノー。妻が行かないからね」と答えた。夫婦で話し合ったというウィルは「僕たちはこのコミュニティ(映画業界)の一員だ。でも、いまこの時期にあの場に立って『これでOKだ』と気持ちよく言うことはできない」と語った。今年の授賞式には『マルコムX』などのスパイク・リー監督も同様に、授賞式に出席しないと宣言しているが、音楽プロデューサーのクインシー・ジョーンズも出席するなら条件つきだと話している。プレゼンターを務める予定のジョーンズは、ノミネーションが多様性に欠けていることについて5分間スピーチできるならば出席するとアカデミー側に伝える意向だ。『スポットライト世紀のスクープ』で助演男優賞候補になったマーク・ラファロは、同作の宣伝で滞在中のロンドンで、ボイコットという行動を取ることについては「理解できるし、支持する」としながらも、「僕は、彼らとはまた別の被害者たちの代表として出席することになると思う」と語った。『スポットライト世紀のスクープ』は、カトリック教会が組織ぐるみで隠蔽してきた児童への性的虐待を報じた「ボストン・グローブ」紙の報道チームの実話を映画化した作品。同作で記者を演じたマークは「声を上げられずにいる性的虐待の被害者は数知れない」「彼らのために、この作品でオスカーに出席したい」と話している。(text:Yuki Tominaga)
2016年01月22日マイケル・ベイが、『トランスフォーマー5』を監督することを確認した。だが、このシリーズを監督するのはこれが最後で、以後は別の人にバトンタッチすると語っている。その他の情報4作目でシリーズに初登場したマーク・ウォルバーグは、5作目にも出演する予定。脚本は、『ブラック・ホーク・ダウン』のケン・ノーランと、『アイアンマン』のアート・マーカム、マット・ホロウェイが執筆する。ベイの次回監督作は、来週北米公開予定のアクションスリラー『13 Hours: The Secret Soldiers of Benghazi』。出演はジョン・クラシンスキら。ウォルバーグの最新作は、現在北米公開中のコメディ『Daddy’s Home』。共演はウィル・フェレル。文:猿渡由紀
2016年01月06日米BOX OFFICE MOJOは12月25日~12月27日の全米週末興業成績を発表した。前週に引き続き、『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が週末興収1億5,352万2,000ドルで、首位を独走。公開から1週間での累計興行収入は5億4,457万3,329ドルとなり、史上最速での5億ドル突破するなど、全世界的にも数々の新記録を樹立している。2位は初登場の『Daddy’s Home(原題)』がランクイン。『俺たちニュースキャスター』や『俺たちフィギュアスケーター』など“俺たち”シリーズでおなじみのウィル・フェレルがよき継父を目指して、マーク・ウォルバーグ演じる元父と戦う様子を描いたコメディ。3位はジェニファー・ローレンス主演の『Joy(原題)』が初登場。アイデアグッズの発明で知られる実業家・ジョイ・マンガーノの半生を描く伝記映画で、『世界にひとつのプレイブック』のデヴィッド・O・ラッセルが監督を務める他、ロバート・デ・ニーロやブラッドリー・クーパーが共演している。その他6位にウィル・スミス主演のスポーツ医療ドラマ『Concussion (2015) (原題)』、8位に1990年公開の『ハート・ブルー』のリメイク作品『X-ミッション 』が初登場。7位の『マネー・ショート 華麗なる大逆転』は、ブラッド・ピット製作・出演、クリスチャン・ベール主演でリーマン・ショックの裏側で大儲けを成し遂げた投資家たちの実話を描いたマイケル・ルイスのノンフィクション小説を映画化した作品で、前週19位から公開3週目にして初のトップ10入りを果たした。
2015年12月28日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が、公開12日目で世界興収10億ドルを達成し、新記録を築いた。これまでの記録は、『ジュラシック・ワールド』の13日だった。現時点で『フォースの覚醒』の北米興収は5億4466万ドル。3日間のクリスマス週末の北米での売り上げは1億5350万ドルで、クリスマスの成績としても、公開2週目の成績としても、史上最高記録となった。その他の情報クリスマス週末にはまた、マーク・ウォルバーグとウィル・フェレルのコメディ『Daddy’s Home』や、ジェニファー・ローレンス主演、デヴィッド・O・ラッセル監督の『JOY』も公開され大健闘。その結果、このクリスマスは『アバター』が公開された2009年を抜いて、北米全体で史上最高の成績をも達成している。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』公開中文:猿渡由紀
2015年12月28日Forbes誌がギャラをもらいすぎている俳優のトップ10を発表した。2015年6月以前の3つの主演作の興行成績と、それらに対してその俳優が受けたギャラを見比べ、ギャラ1ドルに対して見返りはいくらだったかを試算したもの。その他の情報デップの『チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密』の北米興行収入がわずか770万ドル。『トランセンデンス』も、わずか2300万ドル(製作費は1億ドル)で、彼がもらった1ドルに対し、見返りは1ドル20セントだった計算になる。2位は、デンゼル・ワシントン。ワシントンはギャラ1ドルに対し見返りは6ドル50セントで、1位と2位の間には大きな開きがある。3位はウィル・フェレル。それ以下はリーアム・ニーソン、ウィル・スミス、クリスチャン・ベール、チャニング・テイタム、ブラッド・ピット、ベン・アフレック、トム・クルーズの順。過去2年はアダム・サンドラーが1位だったが、サンドラーがNetflixと特別の契約を結んだため、今年はこの評価の対象になっていない。文:猿渡由紀
2015年12月24日経済誌「フォーブス」が2015年に最もギャラをもらいすぎた俳優のリストを発表、ジョニー・デップがトップを飾った。最近の出演作3本を対象に、ギャラ1ドルに対する利益を算出したところ、ジョニーは1ドル20セントで1位になってしまった。対象作は『チャーリー・モルデカイ華麗なる名画の秘密』、『トランセンデンス』、そして『ローン・レンジャー』。いずれも巨額の製作費をかけながら興行収入面で惨敗を喫した大作ばかりだった。2位のデンゼル・ワシントン(6ドル50セント)を大きく引き離すことになったジョニーだが、最新主演作『ブラック・スキャンダル』(2016年1月31日公開)では、製作費5,300万ドルに対して現時点で9,460万ドルの興収を上げ、巻き返している。ちなみにベスト10入りした俳優は全員男性だが、同様に「フォーブス」が発表したベスト・バリュー(ギャラ1ドルに対する利益が高額)俳優のリストではトップ5のうち4人が女優(ミラ・クニス、スカーレット・ヨハンソン、グウィネス・パルトロウ、エマ・ストーン)がランクイン。同リストで8位のジェニファー・ローレンスが先日発表したエッセイで指摘した、ハリウッドにおけるギャラの男女格差が見てとれるような結果となった。ギャラをもらいすぎ俳優(ギャラ1ドルに対する利益額)1位ジョニー・デップ(1ドル20セント)2位デンゼル・ワシントン(6ドル50セント)3位ウィル・フェレル(6ドル80セント)4位リーアム・ニーソン(7ドル20セント)5位ウィル・スミス(8ドル60セント)6位クリスチャン・ベール(9ドル20セント)7位チャニング・テイタム(10ドル80セント)8位ブラッド・ピット(12ドル)9位ベン・アフレック(12ドル30セント)10位トム・クルーズ(13ドル60セント)ベスト・バリュー俳優(ギャラ1ドルに対する利益額)1位クリス・エヴァンス(181ドル80セント)2位ミラ・クニス(87ドル30セント)3位スカーレット・ヨハンソン(84ドル90セント)4位グウィネス・パルトロウ(82ドル90セント)5位エマ・ストーン(54ドル)6位クリス・ヘムズワース(42ドル10セント)7位ヴィン・ディーゼル(40ドル30セント)8位ジェニファー・ローレンス(39ドル10セント)9位マーク・ウォルバーグ(37ドル90ドル)10位ドウェイン・ジョンソン(28ドル10セント)(text:Yuki Tominaga)
2015年12月24日ウィル・スミスが25日(現地時間)、「Hollywood Reporter」誌のポッドキャストに出演し、近い将来に政界への進出を考えていることを明らかにした。ウィルは「僕は仕事熱心だ。物語を語る能力や身体や声を使った表現力、俳優としてアイディアを伝える能力が高めている」と語り、「政治情勢を見ていると、そこに僕の未来があるんじゃないかと思っている。彼らは僕を必要としているのかもしれない」と意欲を見せた。「今年は、眠れないほど腹が立った初めての年なんだ。だから、近い将来のある時点になったら、これまでとは違う方法で、自分の声を上げて会話に加わらなければならないと思っている」と言うウィル。「僕はクライマーなんだ。山を見たら、登らずにはいられない。キャンパーじゃないから、同じ場所に長く居続けるのは好きじゃない。だから、自分の能力が世界の役に立つよう、高めようとしているんだ」と語っている。(text:Yuki Tominaga)
2015年11月27日俳優のウィル・スミス(47)が、政界進出を考えているようだ。ハリウッドで最も稼ぐ俳優の一人としてその名をとどろかせているウィルだが、違い将来、政治という新たなフィールドに足を踏み入れる可能性があることを『アワード・チャッター』ポッドキャストに出演している際に明らかにした。「僕は一生懸命働いているし、話を伝える能力も向上しているんだ。体と言葉で雄弁に語り、俳優としてのアイデアを伝える能力を高めているよ」「政治情勢を見ながら僕はそこに自分の未来があるんじゃないかと思っているんだ。僕はそこで必要とされるかもしれない」現在の政治に対して怒りを覚えているというウィルは、それが自身の劇的なキャリアチェンジのアイデアを思いつかせたといい、「今年は生まれて初めて夜も眠れないほど政治に対して怒りを感じた」「それと同時に、近い将来、これまでとは違った方法で僕の意見を伝える必要が出てくるんじゃないかと考えているんだよ」と語る。その一方で、ウィルは自身の成功はその働き方によって評価されていると感じているようで、「僕は特別な才能を持っているとは思わないんだ。平均より才能があるかなと思ってるくらいだよ」「僕は少しの才能を持ってそれに対してスキルを加えているだけど、これが僕を素晴らしく見せているんだ」と続けた。(C)BANG Media International
2015年11月27日日本でも東京・渋谷のスクランブル交差点を中心に、大いに盛り上がった10月31日のハロウィン。アメリカでもセレブたちが趣向をこらしたコスプレを披露し、話題になった。ヒュー・ジャックマン(Hugh Jackman)はスーパーマリオブラザーズのマリオ、ジャスティン・ビーバー(Justin Bieber)は2008年の映画『俺たちダンクシューター』でウィル・フェレルが演じたバスケットボール選手のジャッキー・ムーン。チャニング・テイタム(Channing Tatum)とジェナ・デューワン(Jenna Dewan )夫妻はDr.スースの児童書『キャット・イン・ザ・ハット』のキャットの格好でパーティに参加していた。チャニングは先週、娘のエヴァリー(Everly)ちゃんをハロウィーン・カーニバルに連れていったときにはくまのプーさんのコスプレ姿だったが、プーさんの顔を模したフードを被りながらサングラスをかけた表情はちょっと迫力があり、本人もインスタグラムで「子どもたちみんなを怖がらせちゃったよ」と自嘲気味にコメントしていた。マイリー・サイラス(Miley Cyrus)はシンデレラ。たばこ状のものをくわえたり、愛車にガソリンを給油するところなど、お姫様らしからぬポーズをとった画像をインスタグラムにアップした。ニール・パトリック・ハリス(Neil Patrick Harris)は家族で『スター・ウォーズ』のコスプレに挑戦。ニールはオビ・ワン・ケノービに、夫のデヴィッド(David)はハン・ソロに、養子の双子はそれぞれルーク・スカイウォーカーとレイア姫に扮装し、ヨーダのぬいぐるみを置いてポーズを決めた。ちなみにキム・カーダシアン(Kim Kardashian)の娘・ノースウェスト(North West)と友だちの女の子は『アナと雪の女王』のエルサとアンナのコスプレに挑戦。かわいい我が子のためにはセレブたちもいつもに増してはりきってしまうようだ。
2015年11月03日ウィル・スミス(Will Smith)とジェイダ・ピンケット・スミス(Jada Pinkett Smith)の娘で、シンガーとしても活躍する14歳のウィロー・スミス(Willow Smith)が、ケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)らが所属するモデル事務所と正式に契約を交わした。ウィローが所属することになった事務所は、ニューヨークが拠点の「ザ・ソサエティ・マネージメント(The Society Management)」。同社は先月29日(現地時間)にツイッターで「弊社はウィロー・スミスの代理人を務めることになりました!ウィロー、ようこそ!」と発表し、インスタグラムの公式アカウントではウィローがカバー・モデルとして登場したファッション雑誌「i-D」の表紙画像をアップしている。ウィローはすでに、マーク・ジェイコブス(Marc Jacobs)の15-16AWキャンペーンのモデルにも起用されるなど、順調なスタートを切っている。
2015年10月05日『ローン・サバイバー』のマーク・ウォールバーグとピーター・バーグ監督が、『Mile 22』で、またもやコンビを組むことになった。インドネシアを舞台にしたアクションスリラーで、『ワイルド・スピード SKY MISSION』のロンダ・ラウジーも出演する。その他の情報ウォールバーグとバーグ監督は、現在『Deepwater Horizon』の撮影に入っており、『Mile 22』は、彼らにとって3度目のコラボレーションとなる。『Deepwater Horizon』は、2010年4月に起きたメキシコ湾での原油流出事件を描くもの。カート・ラッセル、ケイト・ハドソン、ジョン・マルコビッチも出演する。北米公開予定は来年9月30日。ウォールバーグの最新作は、現在北米公開中の『テッド2』。次回作は、クリスマスに北米公開予定のコメディ『Daddy’s Home』。共演はウィル・フェレル。文:猿渡由紀
2015年07月06日まだ彼氏ではないけれど、その気になれば付き合えそうなくらい仲が良い関係にある男子のことを「ウィル彼」と言うのだそう。実はこの「ウィル彼」、恋に奥手な女子たちから熱烈な支持を受けているんです。今回は、「ウィル彼がいる(もしくは過去にいた)」という女性へのインタビューをもとに、「ウィル彼に対する女の本音」に迫ってみました。■ドキドキよりも「安心感」▽「本当に好きな人だったら頑張ってアプローチするけど、ウィル彼はもう少し熱が冷めたような存在」(25歳女性/IT)「恋人が欲しい」と望んでいても、自分からアクションを起こして恋愛で傷つくのは嫌だと考える人は多いはず。ウィル彼は、そんな奥手女子のちょっとした寂しさを埋めてくれるような存在なのかもしれません。■会いたいときだけ会える「手軽さ」▽「自分の時間を大切にしたいので、恋人は作らない主義。でも、女友達が彼氏とラブラブな様子をみていると、たまにデートしたくなるので、ふらっと遊びに行けるような男友達は数人キープしてる」(21歳女性/大学生)まるでコンビ二感覚。付き合いが深くなると、相手の嫌なところもみえてくるし、独占欲も沸いてきます。お互いに不自由を感じながら付き合い続けるのであれば、最初から一定の距離を保ったウィル彼がちょうどいいのかも。■自分の女性性に自信が持てる▽「ウィル彼だけでなく、セフレやソフレを作る女の子ってみんな自分に自信がない人が多いと思うんです。彼氏みたいな男友達がいると、外見にも気を使うようになるし、テンションがあがる」(23歳女性/ウェブデザイナー)恋愛にがっつかない草食男子が増えたことで、女としての自分に自信を持てない若い女性が増えていると言われています。ウィル彼は、そんな女性たちのぽっかり空いた心の穴を埋めてくれるような存在。いろんな男からチヤホヤされたいという女性の隠れた願望を満たしてくれるそうです。■ネタにされたくない▽「サークルで好きな人がいるけど、付き合うとグループLINEでネタにされそう。今の関係性を壊したくないので、あえて告白はしません」(20歳女性/大学生)友達がみんなSNSでつながっている時代なので、「誰が誰に告白した」「振られた」といった情報が筒抜け状態。だから本能や感情に身を委ねるより、「付き合って起こりうるリスク」を考えてしまうそうです。■おわりに上の世代からは「恋愛には勢いが必要!とりあえず1回やっちゃえよ!」といったツッコミが飛んできそうですが、イマドキの若者は「何度もデートを重ねて、おだやかな関係の中から恋が芽生える」ことが多いよう。恋愛スタイルは人それぞれ。焦らず、ゆったりのんびり、関係を深めていけるといいですね。
2015年05月06日ハリウッドを代表するNO.1スター、ウィル・スミスが新星女優マーゴット・ロビーとタッグを組み、前代未聞の詐欺師同士の“騙し合い”とラブストーリーを繰り広げる『フォーカス』。本作で、一瞬の内に数億円もの大金を稼ぎ出す天才詐欺師を演じたウィルと、その彼のみならずハリウッド中を虜にしたマーゴット、絶妙のコンビネーションを見せた2人のインタビューがシネマカフェに到着した。「ウソをつくことと愛することの間で起こる葛藤が、この映画のテーマだ」とウィルは言う。ハリウッドでもトップクラスの人気俳優であり、日本でも根強い人気のある彼が、主演最新作『フォーカス』で演じたのは、世界の大富豪から大金を騙し取る天才詐欺師ニッキー。「キャリアの転換点かもしれない」とつぶやくと、「思いっきりセクシーに男前に演じたのは今回がほぼ初めてなんだ。子どものころもひょうきん者だったし、恋愛映画に出演してもコメディであることが多かった。役柄もそういった類の役が多かったしね」と、本作ではかつてない新たな面を見せたことに触れる。そんなトップスターの相手役をオーディションで射止めたのは、『ウルフ・オブ・ウォールストリート』での好演も記憶に新しく、ハリウッドのニューヒロインとして注目を集めるマーゴットだ。新米詐欺師を演じた彼女は、「とんでもなくオリジナルなラブストーリーよ」と本作を表現する。ウィルといえば、歌手であり俳優であり、どこにいてもその存在感が輝き、誰もが認める真性のエンターテイナーにしてスター。だが、順風満帆に来た自身のキャリアについて、「(前作の)『アフター・アース』で、僕は興行面で失敗をした。それは僕にとって、精神面で大きな苦痛をもたらしたんだ。『なんてこった!(週末興行収入で)No.1になるはずだったのに』ってね」と明るく話しながらも、自分を見つめなおす大きなキッカケになったことを明かす。「自分を興行面だけで評価していたんだ。ほかの人が自分の映画をどう思うかによって自分を定義していたとこに気がついたんだ」と語るウィル。そんな彼が立ち直るキッカケになった作品が、本作だったという。「僕が純粋に惹きつけられ、純粋に面白いと思って作った初めての映画なんだ。だからこの作品が成功するとか、No.1だろうがNo.10だろうが気にしないでいられるし、自分の映画の成功や失敗で、自分自身を決めつけることなんてできないんだからね」。ところが、これまでの興行面を追いかける姿勢を省みて、気持ちを新たに作った本作『フォーカス』は、週末興行収入No.1を見事に獲得。ウィルの人気を改めて証明することになる。一方、マーゴットは、ウィルとの共演を「素晴らしかった。人生で最高の時間を過ごしたわ。終わって欲しくなかった」とふり返る。彼女は、クロアチアでハイキングをしているときに、急きょエージェントから呼び出され、オーディションに参加。バスやボート、飛行機を乗り継ぎ、荷物が紛失し、ボロボロの状態で登場したそうで、ウィルは彼女を見たとき、「メイクもなしだった。何もしていなかった。だから僕の最初の印象は、『彼女はこの仕事を欲しくないんだ』というものだったよ」と笑う。マーゴットも「ウィルの言うとおり、私は実際、上はパジャマで、破れた短パンをはいていて、靴は濡れていたわ(苦笑)」とオーディションについて楽しそうにふり返って語った。だが、いざ演技が始まると、現場は全く違う空気になったという。「マーゴットの前に僕らは多分、10人か15人ぐらいの人に会っていたんだ。格好は…だけど、彼女が(シーンを)やり始めたら、その瞬間に全てがフィットしたんだ。それはとてもマジカルだった。彼女が出て行ったあとプロデューサーは本当に飛び上がって手を叩いていたよ(笑)。でも、マーゴットは23歳だし『ウィル・スミスって誰?』って感じだっただろうね(笑)」と、なかば自虐的に(!?)語り、こちらを楽しませてくれながら、彼女を大絶賛する。マーティン・スコセッシ監督『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ではレオナルド・ディカプリオと、リチャード・カーティス監督『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』ではビル・ナイらと共演するなど、大物との仕事が多いマーゴットに、ウィルとの仕事について聞いてみると、「この業界には、大スターにもかかわらず、クールで、まともで、現場でものすごくプロフェッショナルな人はひと握りしかいないの」と語り始める。「プレス用のツアーをやって、そういった質問に心から答えることが出来るのはとてもナイスね。彼は、こちらが期待するすべてを持ち合わせているだけでなく、それ以上なの」と、彼女も大絶賛。まさに、2人の相性の良さが伝わってくるかのようだ。劇中では天才詐欺師と新米詐欺師をそれぞれ演じている2人。最後に、大どんでん返しが待ち受ける本作の見どころを聞いてみた。ウィルは、「我々は簡単に“詐欺”という言葉で片付けてしまいがちだけど、それよりももっと奥深いものだ。人間のマインドの仕組みをとことん掘り下げた強力なテクニック。人間の行動科学だ。だから面白くてエキサイティングなんだ。役者は芝居の芝居をしなければならない。だが、芝居の裏には別の実情があって、観客も登場人物たちと一緒に騙されてしまうんだ」と語る。「でも、映画の根底にあるのはウソと愛は共存し得ないというテーマ。自分の欠点や恐怖心をさらけ出し、一生懸命、格好つけることをやめ、素の自分を見せることができなければ、そうやってあくせくして手に入れようと思っている対象が手に入らなくなる。手に入れたい対象というのは、つまり他者とのつながりだよ」と、実は意味深い本作のテーマに言及した。そして、マーゴットもこう続ける。「私も本当はラブストーリーだと思う。それはジョン(・レクア監督)とグレン(・フィカーラ監督)も言っていたこと。2人はラブストーリーが一番得意だとも言っていた。強盗があったりと、あれこれと賑やかな映画だけど、ちゃんとラブストーリーになっているのでよかったわ。私はラブストーリーに弱いの(笑)」。両監督による『ラブ・アゲイン』が「大好き」で、『フィリップ、きみを愛している』のオリジナリティには「驚かされた」というマーゴット。最後の最後で、あなたも彼らに驚かされ、騙されるに違いない。『フォーカス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:フォーカス 2015年5月1日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年05月01日『アイ・アム・レジェンド』『メン・イン・ブラック』シリーズなど数々の代表作を持つ、ハリウッドの実力&人気NO.1俳優ウィル・スミスが、超一流の天才詐欺師を演じる最新作『フォーカス』。本作でヒロインとしてウィルの相手役を務めているのが、若手女優の中でも抜群のセクシーさとキュートな魅力で注目を集めるマーゴット・ロビー。いま、ハリウッド中を虜にする“シンデレラ・ガール”である彼女の魅力に迫った。ウィルが人の視線“フォーカス”を自由自在に操り、30人ものプロ詐欺師たちを束ねながら一瞬の内に数億円もの大金を稼ぎ出す天才詐欺師、ニッキー役を演じる本作。マーゴットが演じるのは、かつてウィルがプロとして育てあげたが、突然姿を消した女詐欺師・ジェスだ。オーストラリア出身の彼女は、2008年に17歳で女優デビュー。地元のTVシリーズ「Neighbours」(’08~11)に出演し、本国で一気に人気を獲得した。その後、米国のTVドラマ「PAN AM パンナム」(‘11)に抜擢され、注目を浴び始めると突如転機が。賞レースも賑わせたマーティン・スコセッシ監督の『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(’13)で、レオナルド・ディカプリオの妻役を数多くのライバルの中から見事勝ち取り、好演を見せたのだ。同作で披露したセクシーな下着姿は、日本でも「あの美女は誰?」と大きな話題を呼び、マーゴットは一躍トップスターの仲間入りを果たした。そんな彼女は、本作での女詐欺師・ジェスについて、「ジェスは夢のキャラクターよ。映画の中で大きな変化を遂げるんだもの。最初はある意味ダイヤの原石の若い女の子だけど、最後には全く違うところに行き着く。それを演じるのはものすごく楽しかった」と、まさに劇中でも女子の憧れである“シンデレラ・ストーリー”を演じたことを明かす。監督のジョン・レクアは彼女を起用した理由を、「彼女が入ってくるなりその場がパッと明るくなり、僕たち全員がたちまち彼女に惹きつけられた。彼女の知性と意欲満々なところがジェス役にぴったりだったんだ」と、その生まれ持ったスター性を絶賛。オーディションが終わったときには、すでに彼女に心を決めていたと語った。数多くの女優たちの中から、圧倒的な存在感を放ち、オーディションの場にいた全員を一瞬にして虜にしてしまったマーゴット。彼女の明るい性格と、何でも挑戦しようとする前向きな姿勢は、他の誰にも真似できない彼女の魅力のようだ。ウィルも初対面からすぐに打ち解け、冗談を言い合う仲になったという。「彼女はまさにエネルギーの小さな塊みたいだ。僕はどんな撮影の時でも一番エネルギッシュな人間でいられたことを誇りに思ってきた。この仕事を始めて20年以上になるが、スタッフを楽しませ、セットの雰囲気を明るくさせ続けることに関して、初めて僕を降参させたのがマーゴットだったよ」とベタ褒め。ハリウッドのトップスターのウィルを前にしても、彼女は全く気後れせず自信を持って演技に臨み、彼女の輝きは劇中でさらに増した。そんな彼女の姿に大満足し、すっかり意気投合したウィルとは恋の噂が流れてしまったほど。これまでセクシーな役が続いた彼女だが、今後の女優像としてはセックスシンボルではなく「女優として違う方向に踏み出していきたい」と話すマーゴット。その言葉通り、ウィルとの再共演でも話題のデイビッド・エアー監督作『Suicide Squad』(原題/2016年公開予定)では、ジャレッド・レト、トム・ハーディ、カーラ・デルヴィーニュらが演じるDCコミックスのスーパー悪役軍団の中でハーレイ・クイン役を演じることが決まっており、また違った魅力を魅せてくれるはずだ。誰もが驚くようなスピードで階段を駆け上がるハリウッドの“シンデレラ・ガール”は、これからも多くの視線を集めそうだ。『フォーカス』は5月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月06日米BOX OFFICE MOJOは4月3日~4月5日の全米週末興業成績を発表した。人気カーアクション映画“ワイルド・スピード”シリーズ最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』が週末興収1億4,362万3,000ドルを稼ぎ出し、初登場でぶっちぎりの首位に君臨。4月に封切られた作品としては、昨年の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の9,500万ドルを大きく引き離してトップとなり、オールタイムランキングを塗り替えた。7作目となる本作では、映画“ソウ”シリーズのジェームズ・ワンが監督を務め、ドミニク役のヴィン・ディーゼルをはじめ、本作の撮影期間中に急逝したポール・ウォーカーらおなじみのキャストが続投。最強の敵であるデッカード・ショウ役を人気アクションスターのジェイソン・ステイサムが演じている他、カート・ラッセル、トニー・ジャーらも登場し、東京、アブダビ、ロサンゼルスと世界の都市を股にかけたド派手なカーアクションが展開する。前週トップのドリームワークス制作のCGアニメ『Home (2015) (原題)』、2位のウィル・フェレル&ケヴィン・ハートコンビのコメディ映画『Get Hard(原題)』は、それぞれ2位、3位にランクダウン。4位『シンデレラ』は順位を維持し、公開4週間での累計興行収入は1億6,725万1,000ドルに到達した。その他7位の『Woman in Gold(原題)』が初登場。ナチスが接収したオーストリアの画家・グスタフ・クリムトが描いた肖像画の返還を巡り、政府に対して訴訟を起こした老女と弁護士の実話を描く。監督は『マリリン 7日間の恋』(2011年)のサイモン・カーティス。主人公の老女を、『クィーン』(2006年)でアカデミー主演女優賞をはじめとした数々の受賞歴を持つイギリスの大女優・ヘレン・ミレン、弁護士役を『ウルヴァリン:X-MEN ZERO 』(2009年)のライアン・レイノルズが演じている。
2015年04月06日ウィル・スミスが天才詐欺師を演じる映画『フォーカス』。この度、4月1日のエイプリルフールに、ネット上でウィルに“似てる”と話題のさかなクンがウィルに扮した本作の激似ポスタービジュアルが解禁された。ニッキー(ウィル・スミス)は、人の視線“フォーカス”を自由自在に操り、一瞬の内に数億円もの大金を稼ぎ出す天才詐欺師。30人ものプロ詐欺師たちを束ね、稼業に励む毎日を送っていた。だが、ニッキーの一世一代の詐欺の現場に、数年前、ニッキーが犯罪のプロとして育てあげた女詐欺師・ジェス(マーゴット・ロビー)が現れ…。本作は、巧みな話術と手さばき、人間行動学に基づいた“騙し”のテクニックが詰まった超一流・詐欺エンターテイメント。今回公開されたビジュアルは、どこからどう見てもウィルにしか見えない(!?)さかなクンver.のポスター。このエイプリルフール限定ポスタービジュアルは、本日4月1日のみ、 公式サイトや新宿ピカデリーで見ることができるという。これにあわせメイキング映像も公開。メイクで徐々にウィルに変身していくさかなクンは、スーツとサングラスを身につけクールにきめて撮影に挑んでいる。さかなクンはこの依頼を受け「いや~もうほんとにギョギョギョギョッ!ものすギョーく嬉しくて、ビックリ!ハッピーでギョざいました♪」と喜びを語り、撮影についても「やっぱりしゃべらないことですね。わたくしはしゃべるのが大好きなので常にしゃべっちゃうんです。なので、撮影の時はちょっとお口にチャックしました」とウィルを意識していたことを明かした。エイプリルフール限定として本作のキーポイントとなる“騙し”に参加したさかなクンは「心が傷んできました。そんなに大きく捉えないで下さいね。やっぱりエイプリルフールにはみんなで『ギョギョギョのギョ~!ハハ~違った!だけど、楽しいな~!』とハッピーになれれば、それが一番でギョざいますね!」とコメント。また、SNSで話題となってた「さかなクンさん」問題についても「できましたら末永く、いや永遠に“さかなクン”でお願いいたします!!皆さまに“さかなクン”と呼んでいただくとが一番嬉しいでギョざいます!!」と明言した。最後に、さかなクンは本作の見どころについて「ギョージャスなウィル・スミス様が、華麗な手さばきで世界中の大富ギョー(大富豪)を次々にギョギョッと騙していくという、非常にわくわくドキドキな大興奮の映画でギョざいます!映画館にレッツギョ~でギョざいますよぉ~!」とメッセージを送った。ラストには観客の“視線(フォーカス)”をも欺く、究極のドンデン返しが待っているという本作。騙すか、騙されるか…こちらからさかなクンとウィルを見比べてみて。『フォーカス』は5月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月01日米BOX OFFICE MOJOは3月27日~3月29日の北米週末興業成績を発表した。ドリームワークス制作のCGアニメ『Home (2015) (原題)』が初登場1位。2007年に出版されたアダム・レックスによる児童書『ザ・トゥルー・ミーニング・オブ・スメックデイ』を映画化した作品で、舞台はブーヴと呼ばれる異星人に征服された地球。敵に仲間の居場所をうっかり漏らしたことから追放されてしまったブーヴの1人と、捕獲を逃れた聡明な地球人の少女ティップが繰り広げるSFアドベンチャーだ。ティップの声を、グラミー歌手のリアーナが務める他、ジェニファー・ロペス、ジム・パーソンズ、スティーヴ・マーティンらも声優として出演している。2位も初登場の『Get Hard(原題)』。イータン・コーエン監督のコメディ映画で、『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレル、『リベンジ・マッチ』のケヴィン・ハートがコンビを組む。詐欺で収監予定の富豪投資家キング(ウィル・フェレル)が、刑務所でのサバイバル術を学ぶため、洗車係のルイス(ケヴィン・ハート)に教えを請うが、ルイスは刑務所経験どころか駐車違反すらしたことのない小心者だった。フェレル作品ならではの下品でおバカな爆笑コメディに仕上がっている。前週トップに立った、“ダイバージェント”シリーズ2作目の『The Divergent Series: Insurgent(原題)』は3位に転落。4位の『シンデレラ』も前週2位から2ランク順位を下げた。5位『It Follows』は、前々週30位、前週19位から徐々に順位を上げ、公開3週目にして初のトップ10入り。10代の少女が恋人とのセックスにより奇妙な呪いに取り憑かれてしまう。呪いを解くには他の男性と性行為をしなければならないという“性病”的な呪いを描いたホラーで、初週は4館限定公開ながら16万ドルの興収を稼ぎ出し、“2015年最恐”との呼び名も高い作品だ。映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」での評論家支持率も95%と非常に高い。
2015年03月30日ベン・スティラーが監督と主演を兼任した『ズーランダー』の続編が、来年2月に北米公開されることになった。スティラーと共演のオーウェン・ウィルソンは、現地時間10日にパリで開催されたVALENTINOのファッションショーでランウェイを歩き、続編のニュースを世界に発表した。スティラーは続編でも監督を兼任。脚本は、スティラーとジャスティン・セローが共同執筆する。新しくぺネロペ・クルスが出演する予定で、1作目に登場したウィル・フェレルも再登場することが期待されている。1作目は2001年に公開され世界興収は6000万ドル程度だったが、DVDでカルト的な人気を保ち続けてきた。スティラーとウィルソンの最新作は、『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』3月20日(金) 全国ロードショー文:猿渡由紀
2015年03月11日『アイ・アム・レジェンド』『メン・イン・ブラック』シリーズなどでおなじみの俳優ウィル・スミスが超一流の天才詐欺師を演じる主演最新作『フォーカス』(5月1日公開)の予告編が11日、Webで先行公開された。本作は、世界の大富豪を巻き込んだ"だまし合い"を繰り広げるクライムサスペンス。公開された予告編では、ウィル・スミス演じる天才詐欺師・ニッキーの登場や、ハリウッド新世代のマーゴット・ロビー演じる美人詐欺師・ジェスがニッキーの詐欺集団への仲間入りを果たす場面のほか、大金を狙い大富豪に近づくニッキーとジェスそれぞれの緊迫したシーンが収められている。さらに、予告編はさまざまなトリックを巧妙に仕組んで制作されており、「まばたきしてたら、だまされる」と、ウィル・スミスが殴られながら言い放ったかと思うと、ボロボロになって最後に「作戦成功」とつぶやくという、全てを覆すような意味深な言葉で締められている。このように観客も巻き込んだ"だまし合い"を繰り広げる本作のもう一つの注目ポイントは、ウィル・スミス演じるニッキーの衣装の色で、"色の心理学"を導入しているという。専門家によると、青色は水・空など決して変わらないものを象徴し、"信頼"へとつながる事がわかっているが、予告編では各場面でウィル・スミスの衣装には青色が取り入れていることがわかる。ニッキーは相手をだまそう、もしくは相手に信用されたいと思っているのかが、シャツの色から読みとることができるかもしれない。このほかにも、"世界最高の天才スリ師"として著名なアポロ・ロビンスが"だまし"の顧問を務め、人間行動学に基づいた複数の物事を同時に処理できないという人間の脳の仕組みを利用したテクニックをウィル・スミスへ伝授するなど、さまざまなテクニックが詰まった作品に仕上がっている。ウィル・スミスは、自身が演じる超一流の詐欺師ニッキーについて「この映画の面白いところの一つは、ニッキーが悪人か、善人か、観客は映画の終わりに近づいても確信できないということ。その答えが最後の最後でやっと分かると思うよ」と、トリックのヒントを明かしているが、彼の言葉通りラストには観客の視線(フォーカス)をも欺く、ドンデン返しが待っている。(C) 2014 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC ALL RIGHTS RESERVED
2015年03月11日不動の人気俳優、ウィル・スミスが超一流の天才詐欺師を演じた最新作『フォーカス』の予告映像が完成し、このほどWebで先行解禁。先日、全米で初登場1位を“盗んだ”本作の予告には、様々なトリックが隠されているという。天才詐欺師・ニッキー(ウィル・スミス)は、プロ詐欺師たちと人の視線を“盗み”、一瞬の間に大金を稼いで稼業に励んでいた。ある日訪れた一世一代の大仕事の機会にニッキーは意気込むが、そこに彼がかつてプロとして育てた女詐欺師・ジェス(マーゴット・ロビー)が現れて…!?予告映像では、ジェスがニッキーの手ほどきを受けて詐欺集団に仲間を果たし、引退できるほどの大金をだまし取ろうとモーターレース会場の富豪を獲物にしようと企む。だが、ニッキーは大富豪と手を組む行動もとり、一方では、セクシーな詐欺師となったジェスも大富豪に近づくことが分かる。映像の最後に「瞬きしてたら、騙される」と言う、ウィル演じるニッキー。殴られながらも「作戦成功」と呟き、なんだかドンデン返しが待っている予感が…。人間行動学に基づき「複数の物事を同時に処理できない」という人間の脳の仕組みを利用したといわれる本作。顧問として務めた“世界最高の天才スリ師”アポロ・ロビンスが伝授した技術を、ウィルは劇中でも披露。“視線(フォーカス)を盗む”詐欺を鮮やかに見せつけている。また、もう1つ注目すべきポイントは、ニッキーが着用するモノの色だ。本作では<色の心理学>も専門家の話を基に導入しており、空や海を連想させ、不変を象徴する意味で「誰かに信用されたい場合(誰かを騙したい場合)は、“青色”を見せる」という色彩のトリックも仕掛けられている。ニッキーのシャツの色から、相手に信用されたいのか、または騙そうとしているのか…?色に注目してみても、何かが分かるかもしれない。このように多くのトリックが隠されている本作、ウィルは演じた天才詐欺師について、「この映画の面白いところの1つは、ニッキーが悪人か、善人か、観客は映画の終わりに近づいても確信できないということ。その答えが最後の最後でやっと分かると思うよ」と明かしている。ラストに隠された観客の<視線(フォーカス)>をも欺くトリックとは?詐欺師たちの騙し合いで、最後の勝利は一体誰のモノに!?あなたも、この映像で騙されてみて。『フォーカス』は5月1日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月11日