アラブ首長国連邦のドバイで、孫娘の子守をしていたイアン・マッケラーさん(75)が不当な罪で刑務所に収監されることになったとDaily Mail Onlineが報じている。Daily Mail Onlineによると、マッケラーさんと妻は年末年始にかけて、ドバイに引っ越したばかりの娘の家に滞在していた。娘の仕事が軌道に乗るまで、1歳半の孫娘の面倒を見るためだったそうだ。年が明けた1月1日の午前1時頃、隣人のニューイヤーパーティーの騒音で1歳半になる孫娘が起きてしまった。娘も仕事で早朝5時半に起きなくてはならかったため、声や音楽のボリュームを下げるよう隣家に頼みに行ったという。ドアをノックしても誰も出てこなかったが、玄関脇の道から庭の方をのぞくと、談笑する隣人とゲストが見えた。孫を抱っこしたマッケラーさんがパーティ会場へ近づき、音楽の音を下げるか、パーティを屋内で行ってほしいと頼んだところ、隣人たちは声を抑えるどころか激昂。ある者はマッケラーさんを後ろから小突き、ある者は携帯電話で撮影を始め、ある者は孫娘の哺乳瓶を取り上げて地面に叩きつけたという。数人のゲストが仲裁に入り、立ち去るようマッケラーさんに促したが、パーティーのホストを務めていた隣人は怒鳴り、赤ちゃんを抱くマッケラーさんに飲み物を投げつけてきたそうだ。マッケラーさんは隣人たちの行為を「容認できない」として警察に通報しようとしたが、隣人との関係悪化を恐れた娘にやめるよう懇願されたため断念したそうだ。しかし、隣人がマッケラーさんに不法侵入されたと被害届を提出し、警察当局はマッケラーさんを拘束。刑務所に収監されることになってしまったという。人権擁護団体「Detained in Dubai」のCEOラダ・スターリングは、マッケラーさんの地元のアンドリュー・ボウイ議員と協力し、彼を釈放させるよう働きかけている。「ドバイでは、通報される恐れがある場合は先手を打って被害届を出すことがスタンダードなのです。検察は先に被害届を出した方の味方をする傾向があるからです。今回のような状況に陥った外国人が、訴えを取り下げさせるために告発者に金銭的補償を申し出るケースも多いんですよ」とスターリング氏はDaily Mail Onlineにコメント。マッケラーさんは1月10日に帰国予定だったが、現在も拘留されたままだ。「ドバイへのちょっとした旅行だったはずが片道切符になってしまう……そんなことを私たちは何度も見てきました。このままでは、イアンは人権侵害で悪名高い刑務所に送られてしまいます」(スターリング氏)。
2024年01月25日体操アメリカ代表の元チームドクターで、現在はフロリダの連邦刑務所に収監されているラリー・ナサール(59)が10日、刺されて重傷を負った。ABC NEWSなど複数の米主要メディアが報じている。AP通信によると、ナサールは別の囚人と口論になり、胸と背中を複数回刺されたという。ナサールは五輪金メダリストのシモーネ・バイルズを含む256人以上もの女性選手に対し、医療行為を装い性的暴行を加えたとして、’18年に有罪となった。刑は累計で数百年にも及んでいた。容態についての詳細はまだ公表されていないが、命は取り留めたとABC NEWSは伝えている。
2023年07月11日スコットランドのSTV NEWSは21日、トランスジェンダーを自称するケイティ・ドラトウスキ(22)が、保釈条件に違反したため男性用刑務所に78日間収監されることが決まったと報じた。ドラトウスキは男性として生まれたが、性自認は女性だとしている。’18年、ドラトウスキはスーパーマーケットのトイレで10歳の少女に性的暴行を加え、子どもへの接近禁止と外出制限を言い渡された。しかし、宿舎からの脱走を繰り返したため昨年から女性用刑務所に収監されていたという。スコットランドでは昨年12月、医師の診断なしで性別変更の手続きができるように法律が改正された。Daily Mailによると、この法案を通したニコラ・スタージョン前首相は、「彼女を女性用刑務所に収監することは、刑務所運営上の決定である」と1月に述べていた。ドラトウスキは保釈後、Twitterで「アリヤナ・マッケンナ」と名乗り、スタージョン前首相の支持を表明。辞任決定後は「彼女は最高の首相だった。いなくなるなんて寂しい」とつぶやいていたことが確認されている。ドラトウスキの保釈条件は「夜は届け出た住所に留まること」、つまり夜間の外出禁止だったが、13日に保釈者用の宿泊者施設から抜け出したため逮捕された。度重なる脱走を重く見た司法当局は、ドラトウスキを78日間男性用の刑務所に入れることを決定し、すでに収監されているという。
2023年04月21日大人気サレ妻シリーズ、今回はサレ妻まゆ(@sarezuma_mayuuuu)さんの投稿をご紹介!「夫が妊娠させた相手は部下でした」第19話です。付き合っている頃からDVをしていた夫。傷害事件並の怪我を負っても、まゆさんは前科持ちの夫を警察に突き出すことはできませんでした。夫は前科持ち出典:instagramなんでそんなこと言ってくるんだろう…?出典:instagram言ってなかったんだけど…
2022年04月15日特定非営利活動法人コンフロントワールドは、日本販売を行っているペルー刑務所発ファッションブランドPieta(ピエタ)※について、ブランドHPにて、お知らせを更新いたしました。※「Pieta」の正式な表記は「a」にアクセント記号のついた表記となります。▼Pieta 販売ページ▼ 更生を誓う囚人が一から刑務所内で作った、想いのこもった商品です。Pieta 販売ページ■「Pieta」特徴(1) ペルーの刑務所で作られた、唯一無二のファッション・商品1つ1つ、そのすべての工程がペルーの刑務所内にある工房で完結されます・各刑務所、各工程にリーダーがおり、彼らを中心に囚人たちの手によって1つ1つ作られます(2) 洗練された、かっこいい&かわいいオリジナルデザイン・デザイナーでもあるThomasとスタッフが1つ1つのデザインを考案・ペルーならではのデザインもあり、世界にここにしかないデザインになっています(3) ペルー国産のオーガニックコットンを使用・「囚人の人の助けになるから」その想いだけで買ってほしくない、と生地にも一切妥協していません・他の商品と同等かそれ以上の着心地の良さを実現していますロゴは、“刑務所”をモチーフにした縦線から、商品の“バーコード”に繋げる思いで決めました。生産者に対し「更生の後押し」と「社会と繋がる機会の創出」を継続的に創り上げたいと考えております。このプロジェクト、Pietaを販売するということに関して、私たちの力だけでなく、皆様の力が必要です。皆様と共に、「更生の後押し」と「社会と繋がる機会の創出」をしていければと考えております。■Pieta 販売ページ 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年09月17日「プリズン・ブレイク」のウェントワース・ミラーが、自閉症と診断されたことをインスタグラムで公表した。「この秋、自閉症であると非公式な診断を受けてから1年になります。先に自己診断し、後に正式に診断が下されました」と明かしている。診断を受けるまでの過程を「とても長く、欠陥のある一連の作業で、アップデートが必要だと私は思います」と指摘。「ショックではあったけれど、驚くことはなかったです」と自閉症であるとわかったときの心境もつづっている。現在49歳のウェントワースは「自閉症について、十分に知識があるわけではありません。(学ぶことがたくさんあります)。現在は、自分の理解を深めているところです。50年の人生経験を、新しいレンズを通して見直しています。時間がかかることでしょう」と前向きだ。しかし、自閉症という診断を受けたからといって自閉症コミュニティを代表するかのように「知識不足のまま大きな声を上げるようなことはしたくない」とも。「現在のところ、自分ができる範囲」として、自分より自閉症について知識豊富なクリエイターたちを紹介することなどを挙げている。「これは私が自分で変えられるものではありません…自閉症であることは、私自身の中核をなしている、なしていたというのをすぐに理解しました。いままで達成してきたことや発言してきたことの中核でもあったということも」と過去の自分とも向き合った。コメント欄には「13の理由」のブランドン・フリンからのハートマークや、ウェントワースと同様、大人になってから自閉症と診断されたという人たちからの共感メッセージ、サポートを表明する声などが寄せられている。(Hiromi Kaku)■関連作品:プリズン・ブレイク [海外TVドラマ]
2021年07月28日ブラジル最大の放送局Globoが制作する刑務所ドラマ「JAILERS/ジェイラーズ」を、Huluが4月2日(木)より独占配信。どことなくシルベスター・スタローンにも似ているブラジルの国民的人気俳優ロドリゴ・ロンバルディが主演を務める本作から、予告編がシネマカフェに到着した。犯罪率の高さから、囚人にとっても看守にとっても非常に劣悪な環境といわれているブラジルの男子刑務所。本ドラマでは、町で最も危険といわれる刑務所で看守を務める主人公アドリアーノが、暴動、麻薬、脱走、殺人、汚職など、刑務所内で巻き起こる様々な問題だけでなく、塀の外で自身の家族にまで及ぶ危機に立ち向かう姿が描かれていく。実際に刑務所で働いていた看守たちの証言をもとに作られた本作は、日本では考えられない衝撃的な出来事の連続。この度解禁された予告編でも、看守が囚人たちに捕らわれたり、暴動がおこり刑務所内が無法地帯と化す様子などを目撃でき、犯罪大国ブラジルの刑務所の危険さがひしひしと伝わってくる。主人公アドリアーノ役には、ブラジルの国民的人気俳優と呼ばれるロドリゴ・ロンバルディ。彼の骨太な演技にも注目だ。1話あたり約25分の中に、善と悪、生と死、そして看守と囚人、全ては紙一重であるという刑務所のリアルを詰め込んだ、危険度MAXの社会派アクションドラマが上陸する。Huluプレミア「JAILERS/ジェイラーズ」シーズン1(全16話)は4月2日(木)より独占配信スタート、以降毎週木曜日に1話ずつ追加予定(字・吹)。(text:cinemacafe.net)
2020年03月31日4月9日、愛媛県の松山刑務所から27歳の男性受刑者が脱走。付近の民家に押し入り財布と自動車を盗み、広島県尾道市に逃げ込んだ模様です。10日現在犯人は捕まっておらず、広島・愛媛両県警が捜査員を大量に動員し、行方を追っています。今回刑務所の失態で受刑者を脱走させてしまい、犯罪被害者を出してしまったことになります。そうなると、被害を受けた側としては、当然刑務所やそれを管理する国に損害賠償を求めたいところ。そのようなことは可能なのでしょうか?虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博先生に伺いました。Q.刑務所の失態で脱走した受刑者に犯罪被害…損害賠償を求めることはできる? A.国家賠償請求をできる可能性があります国家賠償法『第一条 国又は公共団体の公権力の行使に当る公務員が、その職務を行うについて、故意又は過失によつて違法に他人に損害を加えたときは、国又は公共団体が、これを賠償する責に任ずる』これは、国も不法行為責任を負い、損害賠償義務を負う根拠となるものなのです。ただし、国賠請求するには、実際に管理していた公務員の水準においても、損害を発生させることについて故意または過失が認められる必要があるのです(これを専門用語で職務行為基準説といいます)。本件では、刑務所の施設の現実的な管理方法ですとか、実際執務にあたっていた公務員の管理の内容などが争点となるでしょう。また、実際に生じてしまった損害との因果関係も争われるでしょう。たとえば、近隣の飲食店が損害を主張しても、しっかり公務員が管理していれば、損害は発生しなかったんだとの因果関係を肯定できなければなりません。実は、管理をしていた公務員個人に対しては原則として責任追及ができません。これを認めてしまうと、公務の委縮を招いてしまうからです。ともあれ、今回のような刑務所からの『脱走者』は、怖い存在ですよね。管理側の請求をするにはハードルがありますが、あきらかにこれによって損害が生じたのであれば、国への賠償請求も視野に入るでしょう。刑務所関係者には脱走者をこれ以上出さないようしっかりと管理してもらい、国には被害に遭われた方に対する謝罪と賠償をしっかりと行ってもらいたいものですね。(齋藤先生) *取材・文:櫻井哲夫(本サイトでは弁護士様の回答をわかりやすく伝えるために日々奮闘し、丁寧な記事執筆を心がけております。仕事依頼も随時受け付けています)*弁護士監修・執筆/ 虎ノ門法律経済事務所池袋支店齋藤健博弁護士(弁護士登録以降、某大手弁護士検索サイトで1位を獲得。LINEでも連絡がとれる、超迅速弁護士としてさまざまな相談に対応。特に離婚・男女問題には解決に定評。今日も多くの依頼者の相談に多く乗っている。弁護士業務とは別の顔として、慶應義塾大学において助教も勤める。)弁護士に聞いた!刑務所の失態で脱走した受刑者が犯罪…被害者は損害賠償を請求することができる?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。弁護士に聞いた!刑務所の失態で脱走した受刑者が犯罪…被害者は損害賠償を請求することができる?はシェアしたくなる法律相談所で公開された投稿です。
2018年04月10日さまざまな“女性の生き方”を海外ドラマからのぞいてみませんか? 人生のピンチに直面する者、愛するものや信念のために行動する者、挫折から希望を見出していく者……。そんな彼女たちの生き方は、私たちに勇気や感動を与えてくれるはず。今回は海外ドラマの話題作5本から、いろいろな形の“女性の生き方”をご紹介します。 ■『THIS IS US 36歳、これから』ピアソン家の3人兄弟、ランドル、ケヴィン、ケイトと、彼らの両親が、さまざまな悩みや挫折、すれ違いを経て、家族としての絆を深めていくヒューマンドラマ。互いを思いやる行動や反発し合う気持ちなど、誰もが経験したことのあるような家族のささやかだけど愛おしいエピソードが共感を呼び、高評価を得ている。3つ子のうち一人を出産時に亡くし、その日捨てられていた黒人の男の子の赤ちゃん(ランドル)を引き取る決心をした母レベッカは、その後、夫との関係や、ランドルと実の子の関係、ランドルの本当の父親との問題を抱えることに…。家族の危機が何度か訪れる中で、彼女が“母”として秘めてきた想いに心を揺さぶられるはず。またレベッカの実の娘ケイトは、肥満であることで傷ついてきた過去や大好きな父親との記憶から、幸せになることに消極的。そんなコンプレックスの塊のような彼女が、家族や新しい出会いによって徐々に前を向き進んでいく姿にもパワーをもらえます。『THIS IS US 36歳、これから』企画・製作総指揮:ダン・フォーグルマン 出演:ジェスティン・ハートリー、クリッシー・メッツ、スターリング・K・ブラウン、マイロ・ヴィンティミリア、マンディ・ムーア ビデオパス 、 DMM 、 TSUTAYAディスカス 、 FODプレミアム 、 U-NEXT ほかにて配信中 ■『ウェントワース女子刑務所』オーストラリア歴代最高の視聴率を叩き出し、世界140以上の国と地域で放送されているサバイバル・ドラマ。夫からDVを受けていたビーは、殺人未遂の容疑で刑務所に入所することに。女囚たちが壮絶なパワーゲームを繰り広げる刑務所で、彼女は“娘”だけを心の支えに、権力争いに巻き込まれ頭角を現していく。暴力、殺人、ドラッグなど、刑務所の壮絶なバトルだけでなく、主人公のビーをはじめ、囚人たちがそれぞれなぜ刑務所に入ることになったのか、その背景が緻密に描かれていて涙してしまうことも。女性が犯罪を犯してしまう境遇、傷ついた者同士の友情など、実は登場人物たちに感情移入する部分が大いにあるのが、このドラマの魅力なのです。『ウェントワース女子刑務所』企画:ララ・ラドゥロヴィッチ 製作総指揮:ジョー・ポーター 出演:ダニエル・コーマック、ニコール・ダ・シルバ、クリス・マクウェイド、リーアナ・ウォルスマン FODプレミアム 、 HULU にて配信中 ■『ダウントン・アビー』イギリスで2010~2015年にかけて放送され、その質の高さから世界各国で話題となり、ゴールデングローブ賞をはじめ多くの賞を受賞した傑作コスチュームドラマ。20世紀初頭のイギリスのカントリー・ハウス“ダウントン・アビー”で暮らす貴族のクローリー家とその使用人たちの愛憎渦巻く人間ドラマが展開される。女性が爵位と財産を相続できない時代で、クローリー家の3人姉妹の長女であるメアリーは、後継ぎである父の従兄の息子と婚約するが、タイタニック号の沈没によって彼を失ってしまう。家族のために爵位と財産を守るための結婚をせねばならない彼女を筆頭に、登場する女性たちはやがて始まるイギリス・ドイツ間の戦争に翻弄されながら、守るべきもののため必死に前へ進んでいく。時にちょっと引いてしまうような悪事も働くけれど、この時代を生き抜くにはそのような“強さ”や“したたかさ”が必要だったのではと思えてしまいます。『ダウントン・アビー』企画・製作総指揮・脚本:ジュリアン・フェローズ 出演:ヒュー・ボネヴィル、エリザベス・マクガヴァーン、マギー・スミス、ミシェル・ドッカリー TSUTAYAディスカス 、 U-NEXT 、 HULU ほかにて配信中 ■『世界でもっとも美しい別れ』『冬のソナタ』のチェ・ジウ、SHINeeのミンホが出演する感動作。韓国で22年前に放送されたドラマのリメイクで、その泣けるストーリーは折り紙付きだ。痴呆症の姑、病院で勤務医として働く無口な夫、長く不倫を続けている娘、そして2浪中なのに毎晩飲み歩いている息子。そんな家族を献身的に支え、文句も言わず家を守ってきた母が、末期ガンであることが発覚した。それぞれに悩みや問題を抱えている家族を残していく不安、近づく死にどのように向き合えばいいのか。そして自分は最後に、家族に何をしてあげられるのか。そんな葛藤が胸に突き刺さる。誰にでもいつか訪れる死がテーマだからこそ、視聴者にさまざまな思いを抱かせるドラマになっているのです。『世界でもっとも美しい別れ』脚本:ノ・ヒギョン 演出:ホン・ジョンチャン 出演:チェ・ジウ、ミンホ(SHINee)、ウォン・ミギョン、ユ・ドングン、キム・ヨンオク WOWOW にて配信中 ■『コールドケース』ハリウッドを代表するヒットメイカー、ジェリー・ブラッカイマー製作のクライムサスペンスは、WOWOWで日本版が放送されたことも記憶に新しい。主人公の女性刑事リリーを中心に、フィラデルフィア市警殺人課が“未解決事件=コールドケース”を紐解いていく様を、事件当時のヒット曲や斬新な映像効果で綴っていく。時に捜査員が抱える過去の心の傷が、扱う事件によって浮き彫りにされていく展開も。いつも冷静なリリーは、家族が絡んだ事件に敏感に反応。過去に辛い経験をしたことが、事件をなんとしてでも解決しようという力になっているのかもしれない。総じて悲しい事件が多い印象で、犠牲者やリリーの気持ちに思いを馳せてしまうこと必至です。『コールドケース』製作総指揮:ジェリー・ブラッカイマー 出演:キャスリン・モリス、ジョン・フィン、ジェレミー・ラッチフォード、トム・バリー、ダニー・ピノ U-NEXT ほかにて配信中
2018年03月16日『監獄のお姫さま』第2話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第3話あらすじ(ネタバレあり)2017年12月24日。警視庁前では板橋吾郎(伊勢谷友介)の長男・勇介(前田虎徹)が「爆笑ヨーグルト姫事件」の裁判のやり直しを求め、犯行声明を読み上げていた。無事に保護された勇介から警察は4人の「おばさん」たちの存在、そして吾郎に会っていたことを聞き出す。時は再び遡り、2012年の春。舞台はカヨ(小泉今日子)たちが収監されている自立と再生の女子刑務所。そこに新しくやってきたのは、爆笑ヨーグルト姫として話題になった江戸川しのぶ(夏帆)だった。しのぶに興味津々の明美(森下愛子)や洋子(坂井真紀)たち。カヨはと言うと、しのぶの教育係を任命される。そんななか洋裁工場で指導中にしのぶが体調不良で吐いてしまったことで、カヨがしのぶをいじめたのでは……と調査が行われることになってしまう。どこか様子がおかしいしのぶ。次第にカヨたちは本当にしのぶが「爆笑ヨーグルト姫事件」の犯人なのかどうかを疑い始める。■『監獄のお姫さま』第3話感想 - 姫の参上にわちゃわちゃし始めるおばさんたちカヨたちとしのぶの出会いが描かれた今回。しのぶの罪は、婚約者だった板橋吾郎の恋人(要は二股をかけていたわけである)の殺人を第三者に依頼した殺人教唆。ずっと怯えたような様子を見せるしのぶにカヨは優しく接する。最初は完全に距離を取っていたものの少しずつ、話を始める……と言うより、ほぼ千夏(菅野美穂)に喋らせていたようなものだけれど。そのうち、ぽつぽつと“爆笑ヨーグルト姫事件”の真実が語られていく。もしかしたらしのぶが犯人がではないかもしれない。しかし、しのぶはこう弁解する。「裁判も終わって、私はすべてを受け入れたんです」。まあ、回を追うごとに吾郎の胡散臭さが増していくこと!ついでに露出と色気もダダ漏れだけれど。そして、少しずつそれぞれのバックグラウンドが明らかになっていく。今回の吾郎の誘拐事件のためにカヨたちを招集したのはふたば(満島ひかり)だということも。すべては吾郎の企みなわけである。しのぶは騙されていた、というよりは、信じたくてわざと騙されたのか。さらにはラスト、しのぶが妊娠していることにカヨが気づく。婚約者に騙され、罪を着せられ、妊娠している状態で刑務所にやってきた。挙句の果てには、出所するまで待っている、などと言っていた吾郎の熱愛のニュースをテレビで見てしまう。大きな目は潤み、白い肌はもう青白くさえ見え、やつれているその姿は思わず、「どうにかしてやらなくちゃ!」という気持ちになる。それでいて、芯の強そうなところも垣間見えるものだから……。ただ、カヨたちがしのぶ……姫のためにどうにかしてあげたい!と思うのはとても自然に思えるのだけれど、ふたばがどこでそう思ったのかが気になるところである。ふたばと言えば、最初は怖い刑務官というイメージだが、ちょくちょく覗く個性が興味を引く。「雑魚は雑居で雑魚寝しな」などとタンカを切るシーンも勢いがあって良いけれど、千夏が吾郎とサンジャポ終わりに寝た、という事実に女性陣が色めきだっているというのに、ひとり笑っているところとか。キャラクターに緩急があるせいか、とても惹きつけられる。それにしても、気になったのは受刑態度の良い者が出られるという月に一度のカラオケ大会である。その裏ではカヨがしのぶの重大な秘密を知り、とてもシリアスな雰囲気だったというのに……ドギツイメイクで『天城越え』を歌う千夏のインパクト以上に、所長はあの格好でトシちゃん歌ったのかと思うと、いろいろ吹っ飛んでしまう。次回はそれぞれの過去がより詳しく明らかになっていく模様。そして、妊娠していた姫は……?■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第3話10月31日(火)夜11:35〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年11月02日『監獄のお姫さま』第1話のレビュー・あらすじ■『監獄のお姫さま』第2話あらすじ(ネタバレあり)板橋吾郎(伊勢谷友介)をアジトに拘束した馬場カヨ(小泉今日子)、大門洋子(坂井真紀)、足立明美(森下愛子)、勝田千夏(菅野美穂)、若井ふたば(満島ひかり)。彼女たちには共通点があった。それは「刑務所」にいたということ。受刑者として、刑務官として。2011年秋。そんな彼女たちが過ごしていた刑務所での生活が描かれる。夫への殺人未遂事件で「自立と再生の女子刑務所」に収監された馬場カヨ。彼女が入った雑居房には明美、洋子のほか、小島悠里(猫背椿)、リン(ステファニー・エイ)がいた。また、刑務所には脱税の罪で収監されていた千夏の姿も。カヨはカリスマ経済アナリストであった千夏を尊敬していた。運良く千夏と話すことができ、意気投合したように見えたが、その後カヨを待ち構えていたのは同室の受刑者たちからの嫌がらせだった。■『監獄のお姫さま』第2話感想 - ムショで描く女性たちのわちゃわちゃ感受刑者が刑務所に収監されてからの流れ、1日の生活について描かれる。「自立と再生の女子刑務所」は“意識高い系ムショ”とされ、なんともポップな描写。これまで他の作品で見てきたような、従来の刑務所とは異なり、会話をしても良い食事の時間帯のノリは学校に近いものがある。食事のたびに流れる朝ごはんの歌も、ちょっとかわいらしい……。さて、同時に現在、2017年12月24日も描かれる。拉致されて、拘束されっ放しの板橋。カヨから刑務所での話、カヨが夫を刺した理由などが語られる形だ。子どもを産み、小学校に上がってから職場に復帰したカヨは、家事育児もこなしながら、仕事でもよい結果を出す。それに息苦しさを感じた夫が浮気をしたのが表向きの理由。夫は仕事人としても家庭人としても優位に立ちたかったから、わざわざ職場の人間から浮気の事実がカヨの耳に入るようにした……。そんなカヨに板橋は夫、男性としての視点から話し出す。家事も育児も仕事も出来る女を妻にすると、夫のほうは浮気をする、というテンプレはやはり存在するものなのか。板橋は「キャパの違いでしょ」と言い放つ。キャパの小さい男を選んじゃった奥さんが悪いよ、と。もう何が正しくて間違っているのか分からないし、何も正しくない気がしてくる。刑務所内は自身が写った写真の持ち込みは不可だという。しかし、カヨは子どもと写っていた写真をこっそりと持ち込む。嫌がらせでそれを隠される。カヨはふたばに問う。なぜ自分が写っている写真を持ち込んではいけないのか――。答えは、写真の中の自分には戻れないから。戻れないと受け入れることが反省、戻りたいと思うのが後悔。カヨは後悔はしているけれど、反省はできていないということである。それにしてもサンタ姿のまま、拘束されている板橋の姿が色っぽすぎて困るな……と思っていたら、案の定、カヨたちから着替えてくれないかというクレームが入っていたのはさすがである。「どういう格好でどういう仕草でどういう声で女がずきゅんとなるか……大正解よ!」(by明美)というセリフに共感せずにはいられない。そして、刑務所内にいる女優さんたちがすっぴんに近いメイクなわけだけど、菅野美穂さんの男前さが光る。初回も私服のパンツスタイルがカッコよかったけれど、パリッシャキッとしている満島ひかりさんとは異なるカッコよさがあるなあ、と見惚れる。雑なのか緻密なのかわからない誘拐劇。次回は、「爆笑ヨーグルト姫」が収監されてくる。復讐劇のきっかけとは一体。■『監獄のお姫さま』作品概要女子刑務所の中で生きる、罪を犯した5人の女たち、罪を憎むひとりの女性刑務官――女たちによる群像劇。器用とは言えない人間たちの切なさや悲しさを、時に笑えて、時に泣ける物語として、脚本家・宮藤官九郎が描く。「人はなぜ生きるのか」「幸せとはなにか」「人と人との絆とはなにか」。そんな普遍的なテーマを面白く、明るく、そして深く問いかける、これまでにない「クライムエンターテインメント」に仕上がった作品。第2話10月24日(火)夜10:00〜放送分■『監獄のお姫さま』キャスト小泉今日子満島ひかり坂井真紀森下愛子菅野美穂伊勢谷友介夏帆塚本高史猫背椿乙葉神尾楓珠池田成志ほか
2017年10月25日「彼女が収監されるとすれば恐らく韓国内で唯一の女性刑務所『清州女子刑務所』になるでしょう」と話すのは、韓国の刑事政策に詳しいジャーナリスト。弾劾された朴槿恵・前大統領(65)が、約57億円の収賄や公務上秘密漏えいなど18件の容疑で起訴されている。 これまでも韓国では2人の大統領経験者が逮捕され、実刑判決を下されている。全斗煥(86)と盧泰愚(84)、2人の元大統領だ。2人とも収監され、囚人服姿を国民の前にさらされた。プライドの高い朴槿恵・前大統領はそんな恥辱に耐えられるのだろうか。だが、デイリーNK編集長の高英起氏はこう話す。 「全斗煥も盧泰愚も実際にはその後に特赦、恩赦を得て、2人とも釈放されています。今では悠々自適に暮らし、長生きしていますよ」 やはり大統領経験者は特別なようだ。とはいえ、コリアレポート編集長・辺真一氏がこうも話す。 「朴槿恵にも最終的には恩赦が与えられるでしょうが、一度は収監されるのは間違いない。今回は“親友”の崔順実被告など事件に連座して逮捕されている人間も多いですから、朴槿恵ひとりが早々に出てくるのも難しいでしょう。少なくとも2年以上は実際に刑務所生活を送ることになるでしょうね」 だが、刑務所生活よりも「彼女には、もっと辛いことがある」と言うのは辺氏。 「それは、敬愛する両親と同じ墓に入れないということです。父親の朴正熙・元大統領は、国立ソウル顕忠院に眠っています。しかし顕忠院の墓地は、弾劾や懲戒処分で公職を解任された者は入ることができないのです」 恩赦を得て刑務所を出られたとしても、晩節を汚した彼女を待つのは孤独の苦しみだけだとは――。
2017年04月27日剛力彩芽を主演に迎え、女子刑務所を舞台に異色の刑務所群像劇を繰り広げるドラマ「女囚セブン」が、いよいよ4月21日(金)今夜放送スタート。この度、すでに出演が発表されている安達祐実が、第1話で“セーラー服”を着て登場することが明らかになった。本作は、剛力さん演じる謎多き京都の芸妓・神渡琴音が、“殺人罪”という無実の罪をかぶり女子刑務所へ。そこで待ち受けていたアクの強い女囚たちから壮絶なイジメを受け、激しいバトルを繰り広げていく…という、「民王」「SPEC」シリーズの西荻弓絵が描く完全オリジナルストーリー。第1話では、現代的で平和に満ち溢れた模範囚だらけの「花園女子刑務所」から脱走騒ぎが起きた!刑務官たちが慌てて追いかけると、脱走した巨体の受刑者・“野獣”こと山川まお(山崎静代)を軽々と背負う、無表情で暗い目をした若い女が現れる。その女こそ、新たにここに収監された受刑者・神渡琴音。罪状を問う刑務官に琴音は一言、「殺人どす」と言い放つ。やがて琴音は、これから毎日生活を共にする“共同室”のメンバーのもとに案内される。謎多き政治秘書・楠瀬司(山口紗弥加)、夫殺しの元ヤンシングルマザー・市川沙羅(トリンドル玲奈)、遺産目当ての後妻業の女・津田桜子(平岩紙)、全身整形の美容整形看護師・矢島千鶴香(橋本マナミ)、老老介護で夫を殺した最高齢・平塚うめ(木野花)、そして刑務所No.1の情報屋・坂本奈津(安達祐実)。その日から琴音は“仲間の芸妓を殺した芸妓”とあって、遠慮なく好奇の目にさらされることに。さらには“新人イジメ”の標的となり、超前時代的な嫌がらせを受けることに。しかし、当の琴音は全く気にかける様子なし。不気味なほどに一言もしゃべらない。そんな中、脱走騒ぎを起こした“野獣”ことまおが懲罰房から出てくることに。「脱走を阻止された!」と琴音を逆恨みしていたまおは、怒りに任せて、報復に出る!さらに、琴音の罪となっている芸妓殺人事件は、なんと冤罪だった。実は琴音は“別の目的”をもって、あえて刑務所に入ってきたようで…?今回安達さんが演じているのは、剛力さん演じる琴音が収監される「花園刑務所」内でNo.1の情報屋・坂本奈津役。奈津は、ある理由から食い逃げを繰り返し、何度もここにお世話になっているという役どころ。入所早々、同部屋の女囚たちから前時代的な嫌がらせを受ける琴音だが、そんな中でなぜか奈津だけは琴音の味方をし、さりげなくフォローしてくれるような行動を…。しかし奈津の動きにも実はある思惑が隠されているらしい。女子刑務所が舞台となっている本作は、キャスト陣はほぼ全編通してピンクの囚人服を着用。そんな中、セーラー服姿を披露した安達さんに、スタッフからは「おおーっ!」と歓声が。しかし安達さんは、「キツいんじゃない?」「35歳にもなってやばくない?」と心配顔。一体、奈津はなぜセーラー服を着ているのか?本人以外は「とっても似合ってる!」と大絶賛だった安達さんの渾身のセーラー服姿、奈津の過去と併せてお楽しみに。「女囚セブン」は4月21日より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送。(cinemacafe.net)
2017年04月21日女優・剛力彩芽が、4月よりスタートするテレビ朝日系金曜ナイトドラマ「女囚セブン」に女囚役で出演することが決定。女子刑務所を舞台に異色の刑務所群像劇を繰り広げる。殺人罪で刑務所に送られた京都の芸妓・神渡琴音。酔っ払って寝ている間に仲間の芸妓が殺され、その罪をかぶって刑務所に行くことに…。そこで待ち受けていた一癖も二癖もある女囚たちにいじめられ、時に命まで狙われるものの、持ち前の腹黒さ・したたかさでそこを切り抜けていく。しかも、実は琴音は“冤罪”…。彼女がなぜ無実の罪をかぶり、刑務所にやってきたのか――。本作の脚本を担うのは、「民王」「SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~」シリーズの西荻弓絵。ウィットに富んだ会話劇、テンポの良いストーリー展開で定評のある西荻氏が完全オリジナルストーリーで描いていく。ワケあり芸妓・琴音を演じるのは、現在放送中の「レンタルの恋」でのコスプレが話題となっている剛力さん。警察官、医師、総理大臣の料理番…とこれまで様々な役柄に挑戦してきたが、今回は初の囚人役に挑戦。刑務所で待ち受けていた女囚たちから壮絶なイジメに遭うが、捉えどころのない感じでかわしていき、力づくで来られても、合気道でスルリとかわす、かつ、怪力の持ち主。何も知らないおバカなふりをしているが、実は腹黒く賢い。英語はもちろん、フランス語も堪能というキャラクターだ。剛力さんは、「いままでは、多少イジワルでも、結局最後は良い子になってしまうというような子を演じることが多かったし、“女同士のバトル!”みたいな作品もあまりやったことがなかったので、どのように琴音の役作りをしていこうか、試行錯誤しているところ」とこれまでにない役どころだと話し、「潔いほどの腹黒さが逆に格好良く映ればいいなと思いますし、そんな風に生きられる琴音に憧れる部分もありますが…わたし自身は女同士のバトルやケンカにはあまり関わりたくないかな(笑)」とコメント。また今回出演にあたって、女子刑務所について調べたという剛力さん。「職業訓練で美容師やネイリストになれる制度があったり、盆踊り大会や運動会があったり、と想像していたものとまったく違って驚きました。そういうリアルな部分も魅力のひとつとしてみなさんにしっかりお届けしたいなと思っています!」と意気込みも語った。海外でも「プリズン・ブレイク」「オレンジ・イズ・ニューブラック」「ウェントワース女子刑務所」など様々な刑務所を舞台にした作品が誕生してきた。本作では、タイトルの通り7人の女囚が登場。“女子刑務所”という閉ざされた世界、普段は中の様子を窺い知ることができない世界の中では、女囚たちが激しいバトルを繰り広げ、壮絶なマウント合戦が行なわれている。果たして、琴音は魑魅魍魎の女囚たちの中でそのマウント合戦を制し、トップに君臨することができるのか?また、剛力さんと壮絶なバトルを繰り広げる、残り6人の女囚は後日発表。誰がどんなバトルを繰り広げるのか、楽しみにしていて。金曜ナイトドラマ「女囚セブン」は4月期より毎週金曜日23時15分~テレビ朝日系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2017年02月21日この美しい人が相手なら、たちまちよろめいてしまうのも納得できるかも?女子刑務所に入った主人公パイパーのサバイバルを描く「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」で、ルビー・ローズは新登場の受刑囚ステラ・カーリンを好演。シーズン3を引っかき回すキャラクターの1人として人気を集め、ルビー自身の人生にも大きな影響を与えた。オーストラリア出身のルビーがアメリカに渡り、役者の道を本格的に歩み始めたのは数年前。ただし、それ以前から、演じることに対する情熱を静かに抱き続けていたという。「母がアーティストだったから、子どもの頃からアートに興味があったの。母はそんな私を支持してくれる人で、自分を表現する何かを探したい私の気持ちを理解してくれた。親類も協力的で、大叔母がヴィクトリア・カレッジ・オブ・アーツ(メルボルンの名門芸術学校)に行く資金を援助してくれたわ。でも、在学中にMTVオーストラリアのパーソナリティになるオーディションに受かり、役者を目指す道を貫くかタレントになるか悩んだけど、私は決して裕福な家庭に育ったわけではないから仕事を手に入れたい気持ちが勝った。その後はラジオの仕事をしたり、モデルをしたり、首相に会っていじめ問題について話し合ったり、記事を書いたり、CDをリリースしたり、いろいろな経験をさせてもらったわ。でも、やっぱり女優を諦められなかったから、アメリカでの再出発を選んだの」。しかし、その道は険しく、エージェントと契約すら結べない2年間が続いた。「予想以上に厳しかったわね。働くこともできない2年間だった。タトゥーを入れているのがいけないのか?アンドロジナスなスタイルでいるのがいけないのか?と、いろいろ悩んだわ。そんな中、『ブレイク・フリー』(原題)という短編映画を作ったの。性の垣根を超えることをテーマにした作品で、“自分に正直であれ”というメッセージを込めている。それが注目を集め、『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』のキャスティングディレクターから“オーディションを受けてみない?”と連絡をもらった。もちろん、“受けます!”って即答する状況よね(笑)。その後、何度か面接を受けることになるのかなと思っていたら、2度目の電話で“月曜から撮影だから、すぐNYに来て!”と言われたの」。そんな経緯を経て、パイパーも夢中になるステラ・カーリンが誕生。個性的で自我の強いステラ役は、「自分と似ているからこそ、難しい役」だそうだ。「例えば理想的な主婦の役なら、自分とかけ離れていて演じやすいかもしれない。だから、私はあえてステラと自分の違う部分に着目したの。私はもう少しオタクっぽいし、シャイだし、彼女ほどクールじゃないわ。ステラは自信たっぷりに振る舞うけど、あれは私には無理。パイパーにウインクするシーンが予告編にも使われ、みんなが話題にしてくれたけど、あれも本当に無理(笑)。私だったら、頑張って控えめに手を振ってみるくらいかな。“気づいたかな?う~ん、気づかなかったら仕方ない”って諦めるタイプね。そもそも、ステラは大胆過ぎると思う。パイパーにはアレックスっていう素敵な人がいるのに!」。彼女がウインクしたら相手はたちまちときめくだろうに、控えめな恋愛アプローチが精一杯とは少々意外。「ステラほどクールじゃない」と自己分析しつつ、「クールって何なのかな…?」と思わず呟く姿も可愛らしい。「好きなのは、脚本を読むこと。マーティン・スコセッシやスティーブン・スピルバーグ、デビッド・フィンチャーら、好きな監督の映画を観ること。飼い犬と遊んだり、一緒に寝たりすること。自分の犬がそばにいないときは、人の犬を借りて一緒に寝ること(笑)。パーティーや夜遊びはあまり得意じゃないし、クールな人たちの仲間になったこともないわ。でも、クールって、きっと人によって定義が違うわよね。私の友達も決して完璧な人だらけではないけど、私は彼女たちをクールだと思っているもの」。「『オレンジ・イズ・ニュー・ブラック』の仲間になれて、キャリアも上向いてきた。おかげでいまは以前よりずっと自信を持てているし、自分自身を受け入れられるようになったと思う」とも語るルビー。『バイオハザードVIザ・ファイナル』をはじめ、『トリプルX』のシリーズ第3弾、『ジョン・ウィック』の続編と、今後も話題作への出演が目白押しだ。「出演するだけ、尊敬する俳優も増えていくのが嬉しい。ヴィン・ディーゼル、サミュエル・L・ジャクソン、トニ・コレット、キアヌ・リーブス、ミラ・ジョヴォヴィッチ、そして今回一緒に来日したウゾ・アドゥバ…、みんな最高なの。大好きなケイト・ブランシェット、メリル・ストリープ、ケイト・ウィンスレットともいつか共演できたらいいな」。(text:Hikaru Watanabe)
2016年07月24日オーストラリア史上No.1視聴率を誇り、日本でもHuluにて絶賛配信され、人気を博したドラマ「ウェントワース女子刑務所」。本日1月19日(火)より、その待望のシーズン2が配信開始。女性囚人たちのさらに激化する刑務所内のバトルと、これまでベールに包まれていた新キャラクターたちの画像が解禁となった。本作は、虐待を続ける夫への殺人未遂の容疑でウェントワース女子刑務所へ収監された普通の主婦ビー・スミスが、クセ者揃いの檻の中で、いかにして生き抜いていくかを描いた海外ドラマ。スリリングに展開するストーリー構成と、ワケあり女囚人たちのドロドロでキケンな格付けバトルが30代女性を中心に話題となり、Hulu内の月間海外ドラマランクで2位を獲得するなど人気ぶりを見せている。シーズン1は衝撃のラストで終了したことから、放心状態になる視聴者が続出。「気になるとこで終わったから気になるよ~」「配信早く!」などSNS上も騒然となっていたが、そのシーズン2がHuluにて初登場する。新シーズンは、女子刑務所内を一変させた“ある事件”の3か月後からスタート。独房に入れられたビーは失意に陥り、空想と現実の狭間を彷徨っていたが、復讐心からやがて正気を取り戻し、よみがえる。一方、ほかの女囚人たちの力関係は顕著になり、所内には平穏が訪れていたかのように思えた。しかし、そんな中、所内に渦巻くドラッグ密輸や内部問題を一掃するため、“フィクサー”と呼ばれる冷血女看守長ジョアン・ファーガソンと、新たに収容されたクセのある3人の囚人が加わったことで、さらなる大波乱が巻き起こる。“弱肉強食”のバランスが狂い始めた刑務所内で、ビーはどのようにしてこのバトルを生き抜いていくのか…。2013年にオーストラリアで放送が始まるや、有料チャンネルドラマの視聴率の歴史を塗り替え、史上最高の数字を記録。オーストラリアのテレビ界で最も権威あるロギー賞を2015年に受賞、さらにオーストラリアのエミー賞といわれるアステラ賞を2014年、2015年と連続受賞し、世界20か国で放映されるなど、いま飛ぶ鳥を落とす勢いの本作。世界で最もキケンな格付けバトルがさらに激化する「ウェントワース女子刑務所」から、これからも目が離せない。「ウェントワース女子刑務所」は1月19日(火)より配信開始、以降毎週火曜日に1話ずつ配信予定。全12話。(text:cinemacafe.net)
2016年01月19日実際に刑に服した経験がない人間にとって、謎につつまれた「刑務所」という場所。世界における刑務所の歴史を辿ると、鞭打ちや投石など刑罰を受ける人間を事前に収容する場所としての場所は古代からあったものの、明確な「刑罰としての拘禁」は13世紀のヨーロッパにて宗教裁判で異端とみなされた受刑者を修道院に拘禁したのが最初と言われている。現在、日本には67庁の刑務所があり(少年刑務所含む)、埼玉県秩父市の人口とほぼ同じ約65,000人の受刑者が収監されているが、いったい刑務所の中ではどんな生活が送られているのだろうか?人気ブログ「ギャングスタ侍」の書き手でもあり、十年間にも及ぶ自身の獄中生活を描いた『三獄誌府中刑務所獄想録』(幻冬舎アウトロー文庫刊)の著者、茶話康朝氏に話を伺った。「府中刑務所の六人部屋の雑居房では起床が6時半、6時45分に朝の点呼。7時から朝食を摂って、7時半には出房し工場で作業を始めます。正午に30分の昼食休憩を挟んで午後4時半に終業。夕食は午後5時からの40分。その後は午後9時の消灯までが読書をしたり、テレビを見たりする事ができる余暇時間です」と、刑務所における平日のスケジュールを説明してくれた茶話氏。作業は週休二日制で、休みの日は通信教育などが受けられるようだ。「テレビは数少ない娯楽の一つでしたね。チャンネルは指定されているもののバラエティ番組を見る事もできました。でもあんまり大声で笑うと刑務官に減点されテレビの視聴禁止処分を受けるんです。また賭けの対象になるという理由で相撲は一日遅れのビデオのみ視聴可能でした」笑いに飢えた懲役生活ゆえ、どんなテレビもより面白く感じられるという。限られた娯楽の中で最大の楽しみは読書だった。「舎房では一ヶ月に三冊までしか書籍を取り寄せられないのですが、それ以外にも刑務所図書館の本を借りて読むことも可能でした。図書館では何十巻もある長編小説をよく借りましたね。本を一冊読むたびノートを一ページ使って感想を書いていたんですが、十年の刑期を終えるまで分厚いノートを六冊使いました」感想を記したノートも全てその都度、刑務官にチェックされるという。「舎房での食事は辛かったですね。当然ながら出された食べ物をどれだけ美味しいと思っても出た分しか食べられられません。同じ部屋にいる別の者から貰っても懲罰対象になります。それだけに祝日に出されるお菓子は楽しみでした」拘置所と異なり、刑務所では差し入れや購入が大きく制限される。それだけに刑務所で過ごし迎える祝祭日、とりわけ正月は格別の楽しみだった。「一年間で大晦日の夜だけはNHKの『ゆく年くる年』が終わるまで起きていても良いんですよ。新年を迎えると『あけましておめでとう』と舎房のみんなで新年の挨拶を交わします。正月にはお菓子だけでなく餅も出て、一年で最も豊かな気持ちになるんです。それだけに正月が過ぎると途端に寂しくなりましたね。一年間を52週間と週単位で考えるなど、感覚的に時間が早く過ぎるにはどうしたらいいかと、いつも考えていました」十年間の刑期を終えて出所した際、車に乗り街に出かけただけで、外の世界ではこれほどまでに時間が早く動いているのかとそのスピード感に驚愕したという。車のスピードも、街の多様な景色も、獄中では体感できないものだった。いわく「社会から隔絶された刑務所の中には、全く異なる時間が流れているんです」。(文/本折浩之)
2012年11月08日10月13日(土)から公開される映画『キック・オーバー』で主演を務めるメル・ギブソンが、本作の舞台となった“メキシコ一ひどい”と言われる刑務所を訪れたときの印象を語った。その他の写真『キック・オーバー』は、マフィアから大金を強奪した主人公のドライバー(ギブソン)が、金さえあれば何でも可能な史上最悪の刑務所“エル・プエブリード”から決死の脱獄を試みる姿を描いたノンストップ・アクション。本作の舞台となるのは、メキシコに実在した凶悪犯用の刑務所“エル・プエブリート”。政府も介入できないというこの場所では、看守に賄賂さえ渡せば、誰でも訪れることができ、酒や麻薬などあらゆるモノが売り買いされる無法地帯だったという。この“エル・プエブリート”がまだ刑務所として機能していた頃、視察のために訪れたというギブソンは「この場所ではひとつのビジネスが成り立っていた」といい、「人で溢れていて、そこまで厳しくなく、全員が厳重に閉じ込められていたわけじゃない。女性がいて子供も走り回っていた。そこら中で小さな商売が行われていて、仕事をして、自分で稼ぐことで、時間を持て余さず、悪さをしないようにしていた」と振り返る。さらに「枕にヤクを詰めて密輸しようとした5人組の中国人が捕まったけど、数週間後にはムショの中でレストランを始めた。あまりに美味しいとの評判で、刑務所の外からも食べに来る人がいたくらいだ。だからあそこは金が回るビジネスの場でもあるのさ」と当時の様子を語っている。“エル・プエブリート”は2002年に閉鎖されたため、実際の撮影はメキシコにある別の刑務所で行われたが、すでに閉鎖している刑務所だったため、カオスに満ちたこの世界を映画のために作り直すのは、相当骨が折れる作業だったという。近年では、私生活でも話題を振りまくギブソンだが、本作は彼の映画出演35本目(カメオ、声優出演を除く)を飾る記念すべき作品でもある。ギブソン演じるドライバーがこの“エル・プエブリート”でどう生き残っていくのか注目したい。『キック・オーバー』10月13日(土)より新宿バルト9ほか全国ロードショー
2012年09月12日ルーニー・マーラやジュード・ロウ、チャニング・テイタムが出演するスティーヴン・ソダーバーグ監督の新作の撮影が、本物の刑務所内で行われることが明らかとなった。今月クランクインしたソダーバーグ監督の新作『The Bitter Pill』(原題)は、間近に迫る服役中の夫の仮釈放に不安を募らせ、処方箋薬に頼るようになる女性を描くストーリーで、ルーニーがヒロインのエリザベスを演じる。チャニングが夫役で、ジュードは彼女と不倫関係になる医師を演じる。キャサリン・ゼタ=ジョーンズも医師役で出演している。「New York Post」紙のゴシップ・コラム「Page Six」によると、撮影はニューヨーク州オーティスビルにある連邦刑務所で行われる予定。実際に服役中の囚人がいる中での撮影に、関係者は厳重な警備体制をとると語っている。(text:Yuki Tominaga)© AP/AFLO■関連作品:第九軍団のワシ 2012年3月24日より渋谷ユーロスペースにて公開© 2010 Focus Features LLC. All Rights Reserved.シャーロック・ホームズシャドウ ゲーム 2012年3月10日より丸の内ルーブルほか全国にて公開© 2011 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITEDドラゴン・タトゥーの女 2012年2月10日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2011 Sony Pictures Digital Inc. All Rights Reserved.■関連記事:理想の“尽くす男”たちを発表!水嶋ヒロ、役所広司ら“侍”型の俳優たちが上位にチャニング・テイタム×ジェイミー・ベルインタビュー次代を担う2人の男同士の絆ジュード・ロウに新恋人。お相手は舞台で共演した9歳年下の女優ジュード・ロウインタビュー「バカげたやり取り」から生まれるコメディの面白さオサマ・ビン・ラディン暗殺を描くK・ビグロー監督新作、ロケ地の猛反発で撮影中断
2012年04月10日保護観察条件に違反したとして禁錮30日を言い渡されたリンジー・ローハンが6日にロサンゼルス郡刑務所に収監されたが、わずか4時間半で出所した。ゴシップサイト「TMZ.com」によると、リンジーは6日午後8時(48分現地時間)頃にロサンゼルス南部のリンウッドにある拘置施設に収監され、そして翌7日午前1時30分頃に出所した。先週2日にロサンゼルス郡上級裁判所で、2007年に起こした飲酒運転事件の保護観察条件(奉仕活動と心理療法)に違反したのを理由に30日の禁錮刑を言い渡されたのだが、刑務所内が過密状態のため、超短期間での出所となった。同刑務所では、2007年にニコール・リッチーが飲酒運転で禁錮4日を言い渡された際もわずか82分で出所。免許停止処分中の運転で45日の刑期を言い渡されたパリス・ヒルトンも約3週間で出所と、刑期をほぼ半減されたことがあり、慢性的に定員オーバーの施設のようだ。リンジーは死体安置所での奉仕活動と19回の心理療法を来年3月29日までに全て終えるか、さもなければ270日の禁錮刑でおつとめを果たさなければならない。(text:Yuki Tominaga)© AFLO
2011年11月08日キャスト陣の揃っての来日に続いて、先週末よりついに劇場公開された『バイオハザードIV アフターライフ』。主演のミラ・ジョヴォヴィッチと共演のウェントワース・ミラーの撮影現場での貴重なインタビュー映像が到着した。大人気ゲームを原作に世界的なヒットを記録し、ついに4作を数えるまでに至った本シリーズ。この最新作では、原作ゲームの生まれた地である日本が物語の舞台に!冒頭、渋谷のスクランブル交差点が映し出され、アンデッドと呼ばれるゾンビたちが街を破壊し、人々を襲う。ミラ演じるアリスは、刑務所に隠れて暮らす人々を救うべく、再び壮絶な戦いに身を投じる。今回到着した動画インタビューでミラは「アリスにもストーリーにも愛着を感じる」、「脚本を読むたびに毎度ワクワクする」と本シリーズへの強い思い入れを明かし、「アリスはある意味、私の家族の一員」とまで言い切っている。さらに、激しいアクションシーンやそのためのトレーニングにも言及。その過酷さの一方で、ミラの話しぶりから、いかに彼女がこの役を演じることを楽しんでいるかが伝わってくる。「プリズン・ブレイク」でおなじみのウェントワースは本作でシリーズ初参戦!アリ・ラーター演じるクレアの兄・クリスを演じている。インタビューでウェントワースは8年にわたってシリーズを重ねてきたことの凄さを改めて強調。「いまでこそハリウッド中で真似されているけど、このの世界観は昔からこの作品がずっと描き続けてきたこと」とその魅力を語っている。ミラのアクションがどのように進化し、3Dによってそのような衝撃を与えてくれるのか?ウェントワースという“スパイス”が果たしてどのように作用しているのか?『バイオハザードIV アフターライフ』は丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。※こちらの特別映像はMOVIE GALLERYにてご覧いただけます。MOVIE GALLERY■関連作品:バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:ミラ・ジョヴォヴィッチ、『バイオハザード』シリーズは「『12』まで続けるわ!」ミラ・ジョヴォヴィッチ、共演のウェントワース・ミラーを「ボコボコにした(笑)」小森純、恐怖のメイクで渋谷に登場もゾンビ姿のスタッフを見て「マジ無理!」と絶叫
2010年09月13日世界的なヒットシリーズの第4弾『バイオハザードIV アフターライフ』のワールド・プレミアがシリーズを通じて初めて日本で開催され、9月2日(木)、東京・六本木ヒルズアリーナに、主演のミラ・ジョヴォヴィッチ、共演のウェントワース・ミラー、アリ・ラーター、そして本作に特別出演を果たしている中島美嘉が来場し、ファンの声援を浴びた。壇上に上がったミラは開口一番、「みなさん、こんにちは!『バイオハザード』が日本に帰ってきました!」と挨拶。アリも「東京は今回で3回目。日本のファンは、みんなエネルギーいっぱいで素晴らしい人ばかり。この映画はここにいるみんなと楽しんで作りました。みなさんもぜひ楽しんでね。アリガトウ!」と笑顔で呼びかけた。ウェントワースも「ありがとう。この映画はロケの場所もファンも国際的。東京でワールド・プレミアを開催することができて興奮してます」とニッコリ。そしてミラが「『バイオハザード』は元々、日本で生まれたゲーム。そして、この映画には私の隣にいる美嘉が出演してるのよ!!」と中島さんを紹介。これを受けて中島さんは「日本人として、ここ日本でのワールド・プレミアを開催していただいて光栄です。嬉しく思います」と笑顔で挨拶した。日本では、何と言っても「プリズン・ブレイク」のイメージが強いウェントワースだが、本作ではゲームの人気キャラクター“クリス”を熱演。感想を尋ねると「ゲームファンにどう思われるか最初は不安だった。でも監督のポール(・アンダーソン)、ミラ、アリの3人が僕を温かく迎えてくれたし、分からないことがあったときには手を差し伸べてくれた」と共演陣への感謝を口にした。これに対しミラは「私とアリでときどき彼をボコボコにしたけどね(笑)」といたずらっぽい笑みを浮かべ会場の笑いを誘った。最後に、司会者の合図で会場のファンが事前に配られたアンデッド(=ゾンビ)のイラスト入りのTシャツを顔に被って一斉にアンデッド化!ミラはこの光景に「この中で、美嘉に噛み付きたい人は?」とユーモアたっぷりのリアクションを見せ、再び会場は笑いに包まれた。『バイオハザードIV アフターライフ』は9月10日(金)より丸の内ピカデリーほか全国にて公開。■関連作品:バイオハザードIV アフターライフ 2010年9月10日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開■関連記事:小森純、恐怖のメイクで渋谷に登場もゾンビ姿のスタッフを見て「マジ無理!」と絶叫
2010年09月02日リンジー本人も想像もしてなかったであろう日がやって来ました。21歳の女優が刑務所に収容されることになったのです。ここ数年、この若きスターが歩んできた道のりは平坦なものではなく、彼女の破滅への旅はもはや世間で周知のこととなりました。父親とのトラブルをはじめ、元恋人のサマンサ・ロンソンとの儚い恋、アルコール依存、ドラッグ中毒との闘いまで、数々の問題が公にされてきました。かつて女優として将来有望とされていた彼女ですが、今回の刑務所騒動も、もはや驚きではないかもしれません。2007年に収監されたときのことを覚えているでしょうか?彼女はたった84分で刑務所を出所したのです。2007年こそが一連の騒動の全ての始まりと言えるかもしれません。飲酒運転、リハビリ施設のたらい回しで女優としての仕事を失っただけでなく、事態はどんどん悪くなっていきました。今年の5月、リンジーは飲酒運転の改善プログラムの報告のため、ビバリーヒルズ裁判所に出廷を要請されていたのですが、彼女は姿を見せませんでした。そこで逮捕状が出されたために、リンジーは保釈金を払ったのですが、もちろんそれではトラブルの根本的な解決にはならず…。マーシャ・レベル判事はリンジーに1週間のアルコール依存教習クラスの受講、飲酒監視ブレスレット「SCRAM」の着用、不定期の薬物検査を言い渡しました。そして、7月6日にリンジーが裁判所に再び出廷したときには、判事は保護観察条件に違反したとして刑務所への収監――90日間の服役処分を下したわけです。仮に、リンジーが模範囚として認められれば、1か月ほどの服役で済むはずですが、当の本人は未だにこの事実を受け入れられてないようですよ。実際、リンジーと彼女の母親は“弁護士探し”のために、アメリカで最も優秀な弁護士たちと会ってたそうですが、その中の誰ひとりとして彼女の身柄解放を約束することはできませんでした。全ての弁護士が口を揃えて「試してみることはできるが、約束はできない」と言明。最終的に、ローハン親子はO.J.シンプソン事件(史上最も知られているセレブの事件のひとつ)を担当していたロバート・シャピロ弁護士に弁護を依頼することに決めました。しかしシャピロ弁護士は、いまのリンジーにとっては、むしろ服役することがベストじゃないかとの意見を表明していました。実は、シャピロ弁護士自身も息子をドラッグの過剰服用で亡くしており、その経験を活かし、リハビリ施設(リンジーも最近通っていました)を開設したほどです。そして最新情報では、シャピロ氏はリンジーの弁護を辞めたと声明を出しました。それは、彼がリンジーの服役を希望しているとマスコミに話したことが影響しているのか?そしてリンジーは新たに誰に助けを求めるのか?ドラマはまだまだ続きます…。とにかく、リンジー自身と彼女を知る人たちによると、彼女は小さな部屋に入れられることが大の苦手だそう(一体、彼女はどのように独房で数週間も生活するのでしょうか?)。そして、1日に数箱もタバコを吸う彼女が、もちろん禁煙の刑務所でやっていけるのでしょうか?現在、彼女が摂っている処方箋も、そのうちの数種類しか刑務所での使用は許されていません…。そして何よりも、一人になることが大嫌いな、寂しがりやのリンジー(刑務所では、独房暮らしを強いられ、人々から隔離されますが)。果たしてリンジーは、刑務所生活を乗り切ることができるのか?どうやら彼女は親しい友人に、刑務所に入ったら自分が自殺行為に走ってしまうのではないかと、不安を打ち明けているそうです。しかし見方を前向きに変えれば、悪化するばかりのリンジーの品行やアルコール&ドラッグ依存にとって、この服役期間は効果的なショックになるかもしれません。アメリカの全国民が見守っている事の顛末を、あなたはどう予想しますか?(text:Lisle Wilkerson)© REUTERS/AFLO■関連作品:幸せのルールはママが教えてくれた© 2007 Morgan Creek. All Rights Reserved.■関連記事:蜘蛛のヒーローがV2を達成!前2作を上回れるか?全米TOP10
2010年07月26日「プリズン・ブレイク」現場取材レポ最終回は、もちろんマイケル・スコフィールドことウェントワース・ミラーに接近!昨年12月には日本を訪れているウェントワースですから、空港に駆けつけたみなさんをはじめ、すでに彼の人柄に触れている方々も多いと思います。…しかし!撮影真っ只中のウェントワースは主役だけあって現場を離れることができず、なかなかインタビューに応じられない状態。そして、ついに夜もどっぷり更け、撮影終了の時間を迎えてしまいました。となると、1日の撮影も終わったことだし、一刻も早く帰宅したいのでは?という私たちの心配をよそに、いつもの優しげな笑顔を浮かべながらウェントワースが颯爽と登場。「お待たせして、本当に申し訳ないね」と温かい謝罪の言葉を口にしながら、たっぷりインタビューに答えてくれました。シーズン1で一気にブレイクし、いまや国民的スターとなったウェントワース。そんな彼だからこそ、ファイナル・シーズンに寄せる思いもひとしおのようです。「マイケルは自分たち兄弟を陥れた組織との対決を迎えるのだけれど、その一方で過去の行いに責任を感じ始めるんだ。彼らに関わった人々が、たくさん命を落としてきたからね。マイケルのしたことは正当化されるのか?彼自身にハッピーエンドは許されるのか?彼はサラの愛にふさわしい男なのか?そんな苦しみを抱えるマイケルの心の旅に注目してほしいな」。苦悩のヒーロー、マイケルと長く向き合うことで、ウェントワース自身も心の旅を繰り広げてきた様子。現在の自分の立場については、こう語ってくれました。「マイケル・スコフィールドを演じてきたことで、人間として、俳優として、僕自身にも大きな期待を寄せられているのは理解しているつもり。それをプレッシャーに感じることもあるけれど、プレッシャーを感じる状況にいられること自体がラッキーだと考えているんだ。僕は4年の間、来る日も来る日も撮影に取り組み、俳優として多くを学び、以前よりも豊かな生活を送れるようになった。それに、子供たちは僕をヒーローだと思ってくれている。幼い子が『プリズン・ブレイク』を観ることに問題がある気もするけれど(笑)、とにかく彼らに尊敬される存在でありたい。たとえ辛いことがあったとしても、文句や愚痴なんて言ってられないよ」。最後に、日本のファンに向けてのメッセージをお願いすると、「みなさんの応援は、僕はもちろん、『プリズン・ブレイク』の関係者にとって本当にかけがえのないもの。ファイナル・シーズンはきっと最高のシーズンのひとつになると思います。謎だらけの展開に辛抱強くついてきてくれた方、ついに報われるときが来ましたよ!」と穏やかな口調の中にユーモアを滲ませたウェントワース。泣いても笑っても、これが本当のファイナル・シーズン!マイケルの、そしてウェントワースの“旅”を最後まで楽しみましょう。(text:Hikaru Watanabe)「プリズン・ブレイクファイナル・シーズン」<レンタル>・Vol.1〜6絶賛レンタル中※Vol.7、89月2日(水)レンタル開始予定「プリズン・ブレイクファイナル・シーズンDVDコレクターズBOX1」(6枚組・全11話)絶賛発売中価格:10,290円(税込)発売元・販売元:20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン© 2009 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.■関連作品:プリズン・ブレイク [海外TVドラマ]■関連記事:シネマカフェ的海外ドラマvol.106「プリズン・ブレイク」兄リンカーンが登場!シネマカフェ的海外ドラマvol.105「プリズン・ブレイク」重要シーンを直撃!シネマカフェ的海外ドラマvol.103「プリズン・ブレイク」の美女復活のウラ話シネマカフェ的海外ドラマvol.102「プリズン・ブレイク」の“問題児”登場!シネマカフェ的海外ドラマvol.101「プリズン・ブレイク」最後の現場潜入!
2009年06月11日