『死霊館』ユニバースで最強の心霊研究家エド・ウォーレンを演じるパトリック・ウィルソンの誕生日と、彼の出演作『アクアマン』地上波初放送を記念して、最新作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』から場面写真が解禁となった。パトリック・ウィルソン、ジェームス・ワンと共にホラー史を塗り替えてきた男本日7月3日(土)「波の日」は、『死霊館』(2013)からユニバースを通じて世界で最も有名な心霊研究家ウォーレン夫妻の夫エドを演じてきたパトリック・ウィルソンの誕生日であり、『死霊館』ユニバースの生みの親ジェームズ・ワン監督作『アクアマン』の日本地上波初オンエアの日。パトリックも出演しており、アクアマン(ジェイソン・モモア)の異母兄弟で、海底王国“アトランティス”の王であるオーム王(オーシャンマスター)を熱演。DC史上最高の興行収入をたたき出した『アクアマン』は続編の製作も決定しており、パトリックも続投するのではという見方が濃厚だ。また、ワンは本作『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』では監督の座を降り、プロデューサーとして参加しているが「監督業から離れるのはつらかったよ。最初から携わり、育ててきた世界観だからね」と話す一方で、「『死霊館』ユニバースで『セブン』がやりたいんだ」と期待が膨らむ発言もしている。さらに、『死霊館』シリーズの歴史を辿る特別映像(What’s 死霊館ユニバース編)が特別に公開中。ワンの貴重なインタビューや過去作品の映像などもふんだんに使われたファン垂涎の内容で、最新作公開に向けたおさらいとして、またユニバース初心者には入門編として最適な映像となっている。ウォーレン夫妻は事件の真相にたどり着けるのか?場面写真も一挙解禁先日公開となった本予告でも象徴的なシーンとして使われている、ウォーターベッドに横たわる少年の後に不気味に浮かび上がる謎の顔が…。悪魔に取り憑かれた青年アーニーを背後から覗く奇妙な人影など、“不気味ななにか”が少しずつ忍び寄るシーンも。写り込んでしまった心霊写真のように、気づいた瞬間にトリハダ必至の恐怖を感じる場面写真が到着。さらには“悪魔”の存在を証明するため立ち上がったウォーレン夫妻だが、警察との共同捜査中に幻覚に苦しむロレインの姿や、薄暗い場所で何かの儀式を行うかのような祭壇を発見し、驚きで目を見張る表情を浮かべる2人のカットも。愛するガールフレンドの弟の身代わりとなって“悪魔”を受け入れたアーニー、自分の中に潜む“悪魔”の存在に困惑している姿も収められ、新たな謎と恐怖を生み出し、想像をはるかに超える結末を予感させる場面写真となっている。『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』は10月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アクアマン 2019年2月8日より全国にて公開© 2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved” “TM & © DC Comics”死霊館 悪魔のせいなら、無罪。 2021年10月1日より全国にて公開© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年07月03日心霊研究家エド・ウォーレン&ロレイン・ウォーレン夫妻が実際に調査した事件を基に映画化された『死霊館』ユニバースの最新作『The Conjuring:The Devil Made Me Do It』(原題)が『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』の邦題で2021年秋に公開決定。US予告が解禁となった。『死霊館』から始まり、呪われた人形アナベルが引き起こす戦慄の恐怖を描いた大ヒット人気ホラー『アナベル』シリーズや、『死霊館エンフィールド事件』に登場した悪魔“ヴァラク”のルーツに迫る前日譚であり、『死霊館』『アナベル』シリーズでの元凶が明かされた『死霊館のシスター』など数多くのスピンオフ作品が製作されてきた本ユニバース。本作はそのメガヒットシリーズの7作目にして、メインストーリーの『死霊館』シリーズ3作目。ひと足早く、本国で解禁された予告編では、青ざめた顔で呆然と一点を見つめ歩く1人の男性の手と服は何者かの血で一色に染まっている…。これが、1981年、全米を震撼させた事件で、初めて悪魔にとり憑かれていたことを理由に「無罪」を主張し、当時大きく報道された前代未聞の殺人事件“アルネ・ジョンソン裁判”の始まりだった。被告人が一貫して「無罪」を主張し続ける理由は…「ぜんぶ悪魔のせい」。シリーズ史上、心霊研究家ウォーレン夫妻(パトリック・ウィルソン&ベラ・ファーミガ)が最も衝撃を受けた事件の真相を突き止めるべく調査を開始する。映像には、少年が謎の手に急に掴まれるシーンや、四つん這いの何者かが追いかけてくる背筋の凍るシーンなど、身の毛もよだつ戦慄の恐怖シーンが収められている。そして、最後にはロレイン・ウォーレンが断崖絶壁まで追い詰められ、何者かに足を掴まれ崖下へと引きずり込まれる衝撃的なシーンで幕を閉じ…。果たして、絶対絶命のウォーレン夫妻は悪魔の存在を証明することができるのか?インタビューで、プロデューサーのジェームズ・ワンは「『死霊館』ユニバースで、映画『セブン』(1995年、デヴィッド・フィンチャー監督の傑作サスペンスホラー)を作りたかった」と語っている。『ソウ』『死霊館』『アナベル』シリーズを作り、その他のホラーに多大なる影響を与えた現代ホラーの巨匠が、これまでの『死霊館』ユニバースとはまた異なる驚きと、見たことのない体験を用意しているに違いない。『死霊館 悪魔のせいなら、無罪。』は6月4日より全米公開、秋、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:死霊館 2013年10月11日より全国にて公開© 2013 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
2021年04月23日毎年のようにハプニングが起きる授賞式。つい最近の騒動から長く語り継がれるエピソードまでを紹介しよう。■『ラ・ラ・ランド』『ムーンライト』作品賞発表間違え事件アカデミー賞のハイライトである作品賞発表時に、なんと間違った作品名がアナウンスされるという前代未聞の事件が起きたのは2017年。プレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイの元に誤って主演女優賞発表用の封筒が手渡され、困惑の表情を浮かべたウォーレンから封筒を受け取ったフェイが『ラ・ラ・ランド』と発表したが、正しくは『ムーンライト』が受賞作品だったのだ。『ラ・ラ・ランド』チームが受賞スピーチをすでに始めてしまった後に発覚という気まずいタイミングで、同作のプロデューサーたちは喜びを語る代わりに「手違いがありました。作品賞は『ムーンライト』です」と発表する羽目になった。あり得ない事態に司会のジミー・キンメルも動揺。だが、『ラ・ラ・ランド』側から『ムーンライト』チームにオスカーが手渡される異例の状況下、互いを尊重する両作関係者の態度に場内は感動と祝福ムードが広がった。■ジェニファー・ローレンスの躓き事件2013年、22歳にして主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンス(『世界でひとつのプレイバック』)。ステージに上がろうとした際にドレスの裾に足を取られて転倒!一瞬倒れ伏したジェニファーのもとにすぐ駆け寄って手を差し伸べたヒュー・ジャックマンの紳士ぶりも合わせて大きな話題となった。ジェニファーは自力で起き上がって登壇、オスカー像を受け取ってスピーチしたが、監督とプロデューサー(ハーヴェイ・ワインスタイン)への感謝を言い忘れてしまった。ジェニファーは翌年の授賞式でも、レッドカーペットを歩いている時に躓いてしまった。前を歩いていた友人の肩につかまろうとするも転けてしまい、照れ笑いしながら立ち上がった。■主演男優賞受賞のエイドリアン・ブロディがプレゼンターのハル・ベリーに熱烈キス2003年、史上最年少の29歳で主演男優賞を受賞したエイドリアン・ブロディ(『戦場のピアニスト』)は喜びのあまり、プレゼンターだったハル・ベリーを抱きしめてキス!それも恋人にするような本気モードの熱烈なもので、ハルは「!?」という表情。落ち着きを取り戻したエイドリアンはさすがにまずいと思ったようで、「これ(キス)がギフトバッグに入ってると言われてなかったよね」とジョークで取り繕った。毎年オスカー候補になった俳優と監督には豪華な商品の詰め合わせバッグが贈られるのが慣例で、そこに引っかけた苦しまぎれの言い訳にはハルも苦笑するしかなかった。■ジョン・トラヴォルタ、イディナ・メンゼルの名前を言い間違い2014年、歌曲賞候補の「Let It Go」(『アナと雪の女王』)のパフォーマンス紹介でイディナ・メンゼルの名前を「アデル・ダズィーム」と言い間違えてしまったのはジョン・トラヴォルタ。イディナは顔色ひとつ変えず歌い終え、見事受賞も果たしたものの、名前を間違えられて心中穏やかではなかったはず。ジョンは後にTV番組で、出番直前に先輩女優のゴールディ・ホーンに出くわして緊張してしまったことなどを理由に釈明した。そして翌2015年、イディナがプレゼンターを務めたときにリベンジの機会が訪れた。イディナが「私の親愛なる友人を迎えてください。グローム・ガズィンゴです」と言うと、ジョンが登場。もちろんこれは前年のハプニングを水に流すための演出。2人でハグをして、仲直りをアピールした。■セルフィーにクッキー販売…司会者演出のハプニングも2014年、司会のエレン・デジェネレスが授賞式中に客席に降り、ブラッドリー・クーパーにスマートフォンを持たせて、ジェニファー・ローレンスやブラッド・ピット、アンジェリーナ・ジョリー、メリル・ストリープなど出席したセレブたちと集合写真を自撮りしてツイッターにアップ。リツイートが300万を超える大反響になった。2016年司会を務めたクリス・ロックはガールスカウトの少女たちを会場に招き入れてクッキー販売を実施させた。客席のレオナルド・ディカプリオやケイト・ウィンスレット、マット・デイモンらが購入し、2500ドル近くを売り上げたという。昨年に続いて今年も司会を務めたジミー・キンメルは授賞式の出席者3400名全員に、ポテトチップスやグミ、エナジーバーなどを詰めたランチボックスを配布。箱の蓋には今年作品賞候補になった映画9本のイラストが描かれていた。ちなみにロサンゼルスのフードバンクにランチボックス3400箱分と同額の寄付をしたそう。■全裸の男性が乱入!長いオスカーの歴史で最も話題にされ続けた瞬間の1つは1974年に起きた。司会の1人だった英国の名優デヴィッド・ニーヴンがエリザベス・テイラーを紹介している際、全裸の男性がピース・サインを掲げて突然場内を横切るハプニングが発生。咄嗟の出来事に場内は騒然。ニーヴンも驚いた様子だったが、ざわつく観客席に「これは不可避の事態でした。でも、素晴らしいことじゃないですか?1人の男が人生で唯一笑ってもらえた機会が、脱いで自身の欠点を晒したというのは」と語りかけ、爆笑を誘って場を収めた。この男性はカメラマンのロバート・オペル。記者になりすましてバックステージに潜入していたという。オペルは故ロナルド・レーガン元大統領がカリフォルニア州知事時代、スピーチライターを務めたこともあり、74年当時は学校教師だったが、この騒動後に解雇された。(text:Yuki Tominaga)■関連作品:ラ・ラ・ランド 2017年2月24日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開© 2016 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.ムーンライト 2017年3月31日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2016 A24 Distribution, LLC
2018年11月08日第90回アカデミー賞授賞式が3月5日(日本時間)、米ロサンゼルスのドルビー・シアターで開催され、ギレルモ・デル・トロ監督の『シェイプ・オブ・ウォーター』が作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞の最多4部門に輝いた。■とにかく無事に終わって、良かった…昨年に引き続き、司会を務めたジミー・キンメルが授賞式の冒頭、「今年は受賞しても、すぐに席を立たないで!」と前回の“悪夢”を皮肉ったが、とにかく無事に終わって、良かった…というのが一番の感想。悪夢の主役であるウォーレン・ベイティ&フェイ・ダナウェイの『俺たちに明日はない』コンビに再び、作品賞のプレゼンターを任せるという演出も笑えたが、封筒を手にしたデル・トロ監督が一瞬、中身を確認する姿がかわいらしかった。作品賞は『スリー・ビルボード』、監督賞はデル・トロ…という予想も根強かったので、改めて、オスカーの行方を正確に言い当てることの難しさを痛感する結果だった。作品賞と監督賞が一致するのは第87回以来で、2010年代では4度目となる。■女性、黒人、移民…多様性が生み出したサプライズな結果こうして1年越しのリベンジを果たしたアカデミー賞だが、主演女優賞に輝いたフランシス・マクドーマンドが「女性の候補者は皆さん、立ち上がって!」と呼びかけた圧巻のスピーチが象徴するように、授賞式では、これまで不利な立場を強いられた女性たちに対し、エールを送る瞬間が何度もあった。その上で「これからは女性の時代!」という、いかにも男目線で紋切り型のメッセージではなく、女性や黒人、移民といった“多様性”の重要さを、絶妙なバランス感覚で訴えた点を評価したい。黒人差別を題材にした社会派スリラー『ゲット・アウト』が脚本賞を受賞。デル・トロ監督はメキシコ出身だし、長編アニメ賞を受賞した『リメンバー・ミー』もメキシコが舞台になっている。さらに、トランスジェンダーが主人公の『ナチュラルウーマン』(チリ)が外国語映画賞を獲得した快挙も、記憶に留めておきたい。■原点に立ち返り、映画ファンへの感謝を示した今年で90回目の開催を迎えたアカデミー賞が、原点に立ち返り、映画ファンへの感謝を示した点も印象深かった。特に、授賞式の途中にジミー・キンメルをはじめ、アーミー・ハマー、ガル・ガドット、ルピタ・ニョンゴ、アンセル・エルゴート、マーゴット・ロビー、エミリー・ブラント、マーク・ハミル、ギレルモ・デル・トロ監督らが会場を抜け出し、近所のチャイニーズシアターをサプライズ訪問し、スナック類を配る粋な演出はさすが!劇場ではディズニー映画『A Wrinkle in Time』が上映中だったが、スターの乱入に怒る観客は皆無で、それどころか、自分たちがアカデミー賞受賞式の生中継に映っているシュールな現実に興奮気味だった。やはり、映画は観客がいてこそ成立するもの。そんな当たり前に気づいたアカデミー賞が“新たな一歩”を踏み出した一夜でもあった。(text:Ryo Uchida)
2018年03月05日「オスカーが贈られるのは…『ラ・ラ・ランド』!」の瞬間Mark Suban /(C)A.M.P.A.S. 今年のアカデミー賞授賞式のハイライトは、何と言っても作品賞の取り違い事件だろう。プレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに主演女優賞の封筒が誤って手渡されてしまい、『ラ・ラ・ランド』を作品賞として発表したが、実は『ムーンライト』だった──という、当事者ではなくとも冷や汗をかいてしまうような世紀の大ハプニングである。 このとき、声高に『ラ・ラ・ランド』と叫んだフェイ・ダナウェイが、NBC Nightly Newsで事件後初めてのテレビ出演を果たし、悪夢の出来事について口を開いた。 「ウォーレンはカードを取り出して、押し黙ってしまった。周りを見回して、固まってしまったの。私は彼のジョークだと思ったの。ドラマティックな演出をしようと、間を溜めてるんだって」 結局、ダナウェイはビーティーのかわりにカードに書かれた作品名を読み上げた。歓喜に沸く『ラ・ラ・ランド』のメンバーの後ろで、受賞式のスタッフは慌ただしく動き回っている。そして、作品名が間違っていたことが露見。会場はパニック状態だ。 その瞬間を、ダナウェイはこう述懐する。 「完全に度肝を抜かれたわ。ヘッドライトに照らされた鹿みたいに」 司会者のジミー・キンメルは凍り付いた空気を何とか和らげようと「おいおい、何してくれてるんだよウォーレン!」と冗談交じりでベイティを責めた。確かに、あの状況ではプレゼンターの読み間違いだと誰もが思ったはずだ。しかし原因は封筒を管理する会計士のミスだった。 このことについて怒りを感じなかった?と聞かれると、ダナウェイは「いいえ」と言下に否定。「すごく罪悪感を覚えたわ。私にはきっと、何かできることがあったはず。どうしてカードの上に書かれたエマ・ストーンの名前に気づかなかったのかしら」と後悔しきりだった。
2017年04月25日先月、アカデミー賞授賞式で起きた歴史に残る珍事件に進展があった。「最優秀作品賞」のプレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに間違った封筒を渡してしまった会計事務所「プライスウォーターハウスクーパーズ」(「PwC」)のマーサ・ルイズとブライアン・カリナン。この2人が金輪際アカデミー賞授賞式に関与することがなくなったのは当然の結果ではあるが、映画芸術科学アカデミー会長シェリル・ブーン・アイザックスは「PwC」とは今後も関係を続けていくことをアカデミーのメンバーに伝えた。「PwC」と協議を重ね、受賞者や受賞作品を管理する会計士を2人から3人に増やして“万が一”に対応できるように備えること、授賞式に関わる会計士は携帯電話を預けること、あのような事件が2度と起こらないように「PwC」と定期的に関係の見直しを行うことがアカデミー側の条件だそうだ。本来の受賞作は『ムーンライト』だったが、ウォーレンが『ラ・ラ・ランド』と発表してしまったハプニングは、マーサ・ルイズが本業そっちのけでスマホでエマ・ストーンの写真をツイッターに投稿するなど、気もそぞろな状態で間違った封筒をウォーレンに渡してしまったことから起きたとされている。(Hiromi Kaku)
2017年03月30日ライアン・ゴズリングが、先月のアカデミー賞授賞式で作品賞が間違えて発表されたとき、ステージ上で笑っていた理由を明かした。ライアンとエマ・ストーンが主演の『ラ・ラ・ランド』は、先月26日(現地時間)の第89回アカデミー賞授賞式で作品賞受賞作として発表されたが、直後に受賞結果の封筒がプレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに間違って渡されたことが発覚。ステージ上に本当の受賞作『ムーンライト』と『ラ・ラ・ランド』両作の関係者が入り乱れる状態になった。大混乱のステージ上で、エマやデイミアン・チャゼル監督らと登壇していたライアンが口元を押さえて笑いをかみ殺している姿をカメラがキャッチし、SNSなどで話題を呼んだが、ライアンがついにその理由を語った。22日(現地時間)、ラスベガスで開催中の「Adobe Summit」のQ&Aセッションに参加したライアンは、あのときのことを聞かれて「観客席の人々がパニックのような反応をし始めたのを見て、インカムをつけた人たちが(ステージに)来るのを見て、誰かが怪我をしたのかと思った」「医療的な事態か何か起きたのかと思ったんだ。最悪のシナリオが頭に浮かんでいた」「そうしたら、『ムーンライト』が受賞したと聞いて、すごく安心したんだ。それで笑い始めた」と答えた。アカデミー賞の歴史に残るハプニングについて「非現実的」だったとふり返ったライアンは「本当に、『ムーンライト』が受賞してすごくうれしかった。本当にとても画期的な映画なんだ。製作費100万ドルで、信じられない完成度の作品だ。彼らが認められて、とてもうれしい」と自分のことのように喜んでいた。(text:Yuki Tominaga)
2017年03月24日今年度のアカデミー賞作品賞の結果発表取り間違え事件の原因となった監査役の2人が、来年度からアカデミー賞に関わることを禁止された。アカデミー会長シェリル・ブーン・アイザックス氏は、アカデミー賞の投票を管理し、プレゼンターたちに結果が記されたカードが入った封筒渡す役割を担っている監査法人プライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)の今年度の担当者であったブライアン・カリナン氏、マーサ・ルイス氏が来年度の第90回アカデミー賞に関わることはないと発表した。しかし、これまで80年以上に渡ってアカデミー賞に携わってきたPwCと今後一緒に仕事をしていくかどうかについては明言を避けており、現在検討中であるとだけ話している。授賞式当日、作品賞発表の際に誤ってプレゼンターのウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに本当の受賞作品『ムーンライト』と記された封筒ではなく、『ラ・ラ・ランド』で主演女優賞を獲得したエマ・ストーンの結果が記された封筒を渡してしまうという事件が起きており、バックステージで他の事に気を取られていたカリナン氏が間違った封筒を渡したとみられている。授賞式後、PwCは声明文を発表し、その中でハプニングの詳細を説明、謝罪。その一方で『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督はこの出来事について「大変なことにはなってしまったけど、ある意味素敵なことだった」と話している。(C)BANG Media International
2017年03月03日去る2月27日、第89回アカデミー賞授賞式の終了直後に『レッドタートル ある島の物語』が長編アニメーション映画賞にノミネートされていた「スタジオジブリ」鈴木敏夫プロデューサーに、ライブ配信サービス「LINE LIVE(ラインライブ)」が現地で直撃。そのインタビューと記者懇談会の模様が配信された。まさかのハプニングで幕を閉じた第89回アカデミー賞授賞式。「スタジオジブリ」初の海外共同制作作品『レッドタートル ある島の物語』は長編アニメーション映画賞にノミネートされ注目を集めていたが、栄冠は『ズートピア』に。授賞式終了後、「LINE LIVE」で生配信された記者懇談会&独占インタビューで、鈴木プロデューサーは「今回は期待していた」と残念がった。「ジブリでプロデュースして、制作現場はフランス、スタッフはヨーロッパの方々。その組み合わせも面白いし、近ごろ騒がしい映画が多い中、こういう静かな映画っていうのは人の目をひくんじゃないかなと思っていた」と悔しさをにじませながらも、「僕自身は英語ができないんですけど、発表の直前まで、どうやってしゃべろうかなって考えてたんですよ(笑)」と明るく答えた。そして、長編アニメーション映画賞を受賞したディズニーの『ズートピア』については「大好きな映画」と明かし、「ディズニーの方からのお願いで日本公開前に作品を観たら、すごくいい映画だなって感動しちゃってね。だから戦わなきゃいけなくなったのは、つらかったよね」と正直な気持ちを激白。「『レッドタートル』に獲ってほしかったけど、好きな映画だったから納得した」と語った。2年ぶりの授賞式への出席については、「結構楽しめた」とのこと。「ハリウッドがトランプさんのことをどう思っているか、政治的メッセージもところどころにあったし、若いころのすごく大事な映画だった『俺たちに明日はない』のウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイが出てきたときはグッときた」とうれしそう。ファンだったというスカーレット・ヨハンソンを生で見た感想は、「パッと見てびっくりした。映画のイメージと実際の彼女の間にギャップがあった。会わないほうがよかったかな(笑)」と語り、授賞式については満喫した様子だ。また、宮崎駿監督の復帰について質問があがると、「それはわからない。引退を発表してからもいろんな企画を出す人なんですよ。最近もね。だから延々続くんですよね」と返答。三鷹の森ジブリ美術館の上映用に宮崎監督が制作中のショートフィルムについては「まもなく完成する」と明かし、「最初は10分と言ってたけど、もう少し長くなる予定。さすがおもしろいものになっている」と太鼓判!この作品で宮崎監督がCGを取り入れたことについては、「CGがあがってくると、それはダメだって手で描いちゃう。CGでできないことを要求しちゃうんだよね。でも、短編の中には結構CGが入ってますよ」と言及。その完成が楽しみになる言葉を寄せている。(text:cinemacafe.net)
2017年03月02日アカデミー賞の投票を管理し、プレゼンターたちに結果が記されたカードが入った封筒渡す役割を担っている監査法人プライスウォーターハウスクーパーズ(PwC)が、26日に行われた第89回アカデミー賞の授賞式で作品賞発表を取り間違えた出来事について謝罪した。PwCは、作品賞発表の際に誤ってウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイに本当の受賞作品『ムーンライト』と記された封筒ではなく、『ラ・ラ・ランド』で主演女優賞を獲得したエマ・ストーンの結果が記された封筒を渡してしまった責任が自分たちにあると認めた。声明文を発表し、その中でハプニングの詳細を説明、謝罪した上で、なぜこのような事態が起きたのか現在調査中だとしている。式の直後、主演女優賞に輝いたエマは作品賞のプレゼンターに渡されたとされている主演女優賞の受賞者として自身の名前が書かれたカードは授賞式の最中ずっと手元に持っていたとし、「この出来事にとやかく言うつもりはないけれど、私はそのカードを持っていたの。だから何が起きたのかよくわからないわ。とりあえずみんなには先に言っておきたかったの」とコメントしていたが、PwC側は警備の関係上、授賞式の舞台袖には全ての結果のセットが入ったスーツケースが2つ用意されていると説明していた。このハプニングにはがっかりさせられたエマだったが、『ムーンライト』は大好きな作品であるため作品賞に輝いた事をうれしく思うと話していた。(C)BANG Media International
2017年02月28日壇上で封筒の中身を見比べるPhil McCarten /(C)A.M.P.A.S. 第89回アカデミー賞授賞式がロサンゼルス・ドルビーシアターで行われた。 史上最多となる14部門にノミネートされた『ラ・ラ・ランド』が、監督賞、主演女優賞を含む6部門を受賞。そしてクライマックス「作品賞」の発表の瞬間を迎えた。 プレゼンテーターを務めたのは往年の名優、ウォーレン・ベイティ(79)とフェイ・ダナウェイ(76)。『俺たちに明日はない』の公開50周年を記念した人選だった。 ダナウェイは「今日の最後の賞を発表するのはとても光栄です。ノミネートされた素晴らしい作品は私たちに希望や喜びを与えてくれます」と笑顔で語り、ベイティも「政治においても、芸術においても、真実を明かにすることが大切。作品賞にノミネートされた作品は、社会の中で多様性が増していることを示しています。世界中で多様性と自由が大切だということを教えてくれているのです」と、昨今の右傾化する情勢を風刺する挨拶を述べた。 ノミネーション作品のダイジェストが流れ、ドラムロールが響き、ついにその時が訪れた。「オスカーは……」と言いながら封筒を開けたベイティは、受賞作が書かれた紙片を見て少し怪訝な表情を見せ、封筒の中を検めるような仕草をしている。「アカデミー賞を受賞するのは……」と言い直し、ダナウェイが「『ラ・ラ・ランド』!」と発表。 その瞬間大歓声が上がり、デイミアン・チャゼル監督、ライアン・ゴズリング、エマ・ストーン、そしてスタッフたちがステージに大挙して押し寄せた。プロデューサーのジョーダン・ホロウィッツが「本当にありがとう。アカデミーに、ライオンズゲートに、すばらしいキャストたちに感謝します」と、スピーチを行う後ろで、ヘッドセットを着けた受賞式のスタッフが慌ただしく壇上を行き来している。 不穏な空気が流れる中、プロデューサーのフレッド・バーガーがマイクの前に進み出て「愛しい妻……」と口を開いた瞬間、後ろからスタッフが何ごとかを耳打ち。そして彼は「負けだったみたいだ」とニッコリ笑って踵を返した。そして最初にスピーチをしたジョーダン・ホロウィッツが「間違いがありました。作品賞は『ムーンライト』です。冗談ではありませんよ。本当に、読み間違えたみたいなんです」と言いながら、『ムーンライト』と書かれた紙を客席に向かって提示した。 司会者のジミー・キンメルは「大変残念なことが起きました。個人的にはスティーブ・ハーヴェイが悪いと思っていますが」と、2015年のミス・ユニバースで、視界のスティーブ・ハーヴェイが優勝者の名前を間違えて発表した事件を引き合いに出しながら事態の収拾に腐心。ホロウィッツは一度受け取ったオスカー像を、「これはぜひ私から『ムーンライト』の皆さんに渡したい」と言って大歓声をもらっていた。 『ムーンライト』のスタッフが壇上に到着するのを待つ間に、ベイティがマイクの前に歩み出て「何があったか説明させてください」と切り出した。「私が封筒を開けると、そこには『エマ・ストーン/ララ・ランド』と書いてありました。だから、私はずっと見ていたんです。これはジョークでやったんじゃないんですよ。作品賞は『ムーンライト』です」。 どうやら、直前に発表された主演女優賞の封筒が、何らかの手違いでベイティに手渡されてしまったようだ。確かに、封筒を開けたときのベイティは戸惑いながら何度も中身を確かめている。 予定外のアクシデントに見舞われてしまった『ムーンライト』のバリー・ジェンキンス監督は「夢じゃないかと思っていたけど、もう違う、これが現実だ!何てことだ!」と喜びを爆発させた。 アカデミー賞の長い歴史の中でも、大トリの作品賞で呼び間違うなど前代未聞。ケチがついてしまった感もあるが、今年の作品賞は『ムーンライト』に贈られた。日本では4月28日に公開される。
2017年02月27日『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』に出演し、一躍注目を浴びたアダム・ドライバーやジョン・ボイエガら「スター・ウォーズ」男子たち。また、『X-MEN』シリーズから派生した『デットプール』のライアン・レイノルズは、キレキレアクションやコミカルな演技で大人気となった。では2017年は、どんな俳優たちが映画界を席巻するのだろうか、“七人”のネクストブレイク候補に迫った。1人目は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』にも登場した“新生スパイダーマン”であり、ついに単独主演作『スパイダーマン:ホームカミング』が公開されるトム・ホランドだ。1996年生まれ、まさに弱冠20歳の英国俳優は、アメコミ界の重鎮スタン・リーをして「スパイダーマンの役をやるために生まれてきた」と言わしめるほどの逸材だとか。アベンジャーズで最も若いヒーローとして、純粋で暴走しがちな正義感と、力を持つことの苦悩と混乱を抱えつつ敵と戦う、初々しいヒーロー像を見せてくれることだろう。その前後に、ブラッド・ピット製作の伝記アドベンチャー『Lost City of Z』(全米4月公開)の日本上陸もあればなおよし!また、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』で重要なキャラクター、クリーデンス青年を演じたエズラ・ミラー。超高速移動のパワーを持つヒーロー“フラッシュ”として、2018年の単独主演作よりも先に『ジャスティス・リーグ』に登場する。1992年生まれのエズラは、これまで『少年は残酷な弓を射る』『ウォールフラワー』などインディペンデント系の作品に出演していた“アート系男子”の筆頭株。そんな彼が、アメコミヒーロー映画に出演すること自体が、もはや事件!? 日本をはじめ世界的ヒットとなった『ファンタビ』でさらなる人気を獲得しつつ、ひとクセある若手ヒーローとして大きな注目を集めそう。同じく大抜擢といえるのが、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ最新作にして第5弾『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で、ジョニー・デップ演じるジャック・スパロウと関わることになる英国人兵士ヘンリー役のブレントン・スウェイツだ。1989年生まれ、現在27歳のブレントンは昨年、イケメン盗賊を演じた『キング・オブ・エジプト』のプロモーションで来日した際、五輪体操選手の“白井健三に似ている”と話題となった爽やかなルックスが目を引く。本シリーズでおなじみのオーランド・ブルームのように大ブレイクが期待されており、あの『マレフィセント』続編への再登場もうわさされている。さらに、ティム・バートン監督最新作『ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち』の主人公に抜擢された、次世代の英国男子エイサ・バターフィールドの成長も見逃せない。マーティン・スコセッシ監督の『ヒューゴの不思議な発明』で注目され、名作SF小説の映画化『エンダーのゲーム』でも繊細な演技を見せたエイサは、1997年生まれ、4月でついに20歳となる。背もぐんと伸び、青い瞳がいっそう大人びてきた(でもトトロは大好き)彼は、ティム・バートンの奇妙な世界の中でどんな姿を見せてくれるのか、乞うご期待。なお、2014年に主演した『僕と世界の方程式』(原題:X+Y)も1月28日より公開されるので楽しみ。そして、今年も「スター・ウォーズ」男子には要注目だ。まず、絶賛公開中『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』にはディエゴ・ルナやドニー・イェン、マッツ・ミケルセンら人気どころが多数だが、帝国軍から逃亡してきたパイロット、ボーディー・ルック役のリズ・アーメッドの精悍なイケメンぶりも気になる!ジェイク・ギレンホール主演『ナイトクローラー』では冴えない助手、『ジェイソン・ボーン』では新進IT起業家を演じていた彼は、文才もあり、ラッパー・Riz MCとしても知られる。スターチャンネルにて放送中のクライム・サスペンス「ナイト・オブ・キリング失われた記憶」ではゴールデン・グローブ賞にノミネートも。Netfilxオリジナルドラマ「The OA」にも出演中で、今後も日本上陸作が出てくるかもしれない。少々気が早いかもしれないが、『ローグ・ワン』に続く2018年公開の「スター・ウォーズ」アナザーストーリー2作目にて、若きハン・ソロに大抜擢されたオールデン・エアエンライク(アルデン・エーレンライクとも)も、ぜひいまからチェックを。1989年生まれ27歳の彼は、学生時代にスピルバーグに見いだされ、フランシス・F・コッポラ、ウディ・アレン、『ヘイル、シーザー!』ではコーエン兄弟と名匠たちに愛されてきた。現在はウォーレン・ベイティ監督、リリー・コリンズ共演の『Rules Don’t Apply』(原題)、ジェニファー・アニストン共演の『The Yellow Birds』(原題)などが控える。過去には、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズのピーターやハリーのオーディションを受けていたという彼は、日本での知名度はまだこれからだが、いよいよ花開くときがきたようだ。最後に、新旧スパイダーマン対決!…というわけではないが、アンドリュー・ガーフィールドにも再注目することをお薦めする。3部作になるはずだった『アメイジング・スパイダーマン』シリーズは興行が振るわず、製作中止に。スパイダーマンに思い入れがあったアンドリューはすっかり意気消沈したといわれているが、今年は改めて、彼の演技力&役者魂を実感する1年となりそう。スコセッシ監督の渾身作『沈黙-サイレンス-』がまもなく公開、メル・ギブソンが監督を務めた戦争映画『Hacksaw Ridge』(原題/夏公開)ではゴールデン・グローブ賞、全米映画俳優組合賞などにノミネートされており、アカデミー賞にもノミネートされる可能性大。さあ、2017年、あなたは誰に注目する?(text:cinemacafe.net)
2017年01月04日黒澤明監督の『七人の侍』、その舞台をメキシコに移した『荒野の七人』を原案に、豪華キャストで映画化した『マグニフィセント・セブン』。本作で、デンゼル・ワシントンやクリス・プラットらが演じるワケありのアウトロー7人を雇うエマ・カレン役を務めた、ハリウッドでいま最もホットな若手女優ヘイリー・ベネットのインタビュー映像がシネマカフェに到着した。『スター・ウォーズ』の世界観にも影響を与えたといわれる、黒澤監督の1954年の代表作『七人の侍』。その舞台を西部開拓時代のメキシコに移してハリウッドリメイクされた1960年の『荒野の七人』。これら最高峰の名作たちを原案として、『トレーニング デイ』『サウスポー』などの骨太作品で知られるアントワーン・フークア監督がリメイク。すでにトロント国際映画祭オープニング作品、ヴェネツィア映画祭クロージング作品を飾り、全米公開(9月)では初登場No.1の大ヒットとなっている。金鉱を求める冷酷非道な悪漢ボーグに支配された町で、雇われたワケありのアウトロー7人。軍隊なみの人数と武器を誇る敵を前に、7人の男たちが命がけの戦いに挑む本作で、ひときわ目を引くのが、ヒロインを務める若手女優ヘイリー・ベネットの存在だ。ヘイリーといえば、ヒュー・グラントが80年代の元ポップスターを演じた『ラブソングができるまで』(‘07)で、セクシーでわがままな人気シンガー・コーラを演じ、持ち前の美貌と歌声を披露。スクリーンデビュー作で大成功をおさめたヘイリーは実力が評価され、歌手としても活躍することに。その後も映画への出演を続け、本作のメガホンをとったフークア監督作品『イコライザー』ではデンゼルとの共演を果たした。また、現在公開中の『ガール・オン・ザ・トレイン』では、物語の鍵を握る失踪した“理想の妻”メガンを演じ、強烈な存在感を発揮して話題に。2015年に全米を席巻した革新作『ハードコア』が4月に日本上陸するほか、今後もリリー・コリンズと共演するウォーレン・ベイティ監督作『Rules Don’t Apply』(原題)、ライアン・ゴズリング、ナタリー・ポートマン、マイケル・ファスベンダー、クリスチャン・ベイル、ケイト・ブランシェットら豪華キャストが集うテレンス・マリック監督作『Weightless』(原題)など話題作への出演が控えている。まさにいま最もホットな若手女優といえる彼女は、インタビュー映像では自身が演じたキャラクターとその役作りや、再共演した主演のデンゼル、本作でメガホンを取ったフークア監督について語っている。本作では、夫を殺した悪党への復讐のため自ら立ち上がり、7人の用心棒を雇う未亡人エマを演じているヘイリー。役作りのために、ほかのキャストと同様に銃と乗馬のトレーニングを受けたという。また、キャラクターを表現するために「ボクシングをして自分の中の怒りや気概を引き出す努力をした」と独自のアプローチについても述べ、「アントワーンやデンゼルと一緒に、新しい自分を発掘できてとても楽しかった」と撮影をふり返っている。米「Forbes」誌が発表する「世界で最も稼いだ女優」ランキングで、昨年に続き2年連続ナンバー1に輝いているジェニファー・ローレンスに、いまだによく間違えられるというヘイリー。現在Instagramのフォロワー数は67万人を突破しており、「今年いちばんキタ!感のある女優」「目線がエロティックで惹かれる!」と日本国内でも知名度を上げ話題沸騰中!これまで「カワイイ」「セクシー」系の役が多かった彼女が、今回は銃を手にし、勇気を奮い立たせて立ち向かう。強い女性に挑戦する新しいヘイリー・ベネットの姿を本作で堪能してほしい。『マグニフィセント・セブン』は2017年1月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年12月26日アレック・ボールドウィンとスコット・イーストウッドが、『Crown Vic』で共演することになった。インディーズのスリラーで、ふたりはロサンゼルス警察の警官を演じる。私生活でも大変な状況に遭遇しているふたりは、警官を殺して逃亡中の犯罪人を追いかけることになる。監督と脚本を兼任するのは、ジョエル・スーズ。撮影は来月ロサンゼルスで始まる。その他の情報ボールドウィンは最近、ウィル・スミス主演の『コンカッション(原題)』に出演。次回作は、ウォーレン・ベイティが監督を務めるタイトル未定のドラマや、ボクシング映画『Back in the Day』などが控えている。イーストウッドは昨年、恋愛映画『The Longest Ride』に主演。今年はアメコミ映画『スーサイド・スクワッド』やオリバー・ストーン監督のエドワード・スノーデン伝記映画『スノーデン(原題)』などが控える。文:猿渡由紀
2016年04月05日シェールが、アメリカのオートバイ・クラブ「ヘルズ・エンジェルス」の元バイカーと結婚するようだ。66歳のシェールは今年秋にも、42歳のティム・メドベッツとラスベガスのウェディングチャペルで簡単な挙式を行う予定だという。その前には2人でアメリカ横断の旅に出かけ、その最終目的地をラスベガスにしているようだ。シェールの友人の一人は「National Enquire」紙に「シェールとティムは秋にもバイクでのロードトリップに出かけて、ベガスのウェディングチャペルを目的地にするようですね」と明かした。数年前からの仲だという2人は、2008年にも結婚の近くまで急接近したものの、シェールの仕事が多忙であったため、その計画がなくなってしまい、破局していた。破局後には、今後は絶対に結婚をしないと誓ったシェールだったものの、性転換した43歳の息子・チャズと36歳の息子、イライジャ・ブルーの2人のアドバイスに後押しされて、ティムと復縁し今回の結婚に至ったようだ。先の関係者は「これがシェールにとって愛を掴むラストチャンスですよ。チャズとイライジャ・ブルーの2人には感謝しないといけないでしょうね。チャズは母のシェールを座らせて『お母さん、いい加減にしろよ!ティムの元に戻りなよ!』と言ったそうです」と語った。シェールは過去2度の結婚を経験しており、チャズの父親である故ソニー・ボノとは1963年に結婚し、1975年に離婚。その翌年の1976年にイライジャ・ブルーの父親であるグレッグ・オールマンと再婚したものの、1979年には離婚している。さらに、シェールはトム・クルーズやヴァル・キルマー、ウォーレン・ベイティ、エリック・クラプトン、リッチー・サンボラらとも交際していた経験がある。最近では、年上女性と年下男性の年の差結婚や交際が何かと話題になっているが、海外でも『ノーウェアボーイひとりぼっちのあいつ』のサム・テイラー=ウッド監督とのアーロン・ジョンソンの23歳の年の差夫婦もその一例。20歳以上も離れたカップルの結婚もそう珍しくない時代が来るかもしれない。
2012年08月23日来年3月の第82回アカデミー賞授賞式を前に、同賞の名誉賞授賞式「ガヴァナー・アワード」が14日、ハリウッド&ハイランドのグランド・ボールルームにて開催され、往年のフィルム・ノワールのヒロインとして名を馳せ、いまも活躍中のローレン・バコールらが受賞した。85歳のバコールは『マンハッタン・ラプソディ』で助演女優賞候補になった経験はあるが、オスカー受賞はこれが初めて。デビュー作『脱出』で共演し、後に結婚した故ハンフリー・ボガートについて、「わたしに命を吹き込み、人生を変えてくれた」と話した。この日はボガートとの間にもうけた息子であるスティーヴン・ボガートと、死別後に結婚した元夫の故ジェイソン・ロバーズの息子・サムも母親に付き添って来場していた。ほかに、低予算のB級映画の帝王として知られ、最近はジェイソン・ステイサム主演の『デス・レース』などを手がけるプロデューサー、監督のロジャー・コーマン、『ゴッドファーザー』シリーズや『アニー・ホール』から『カイロの紫のバラ』までのウディ・アレン作品などの撮影を担当したゴードン・ウィリスが名誉賞を受賞した。トム・ハンクス、ジャック・ニコルソン、ウォーレン・ベイティ&アネット・ベニング夫妻、モーガン・フリーマン、スティーヴン・スピルバーグといった錚々たる顔ぶれが600人ほど招待された。例年はアカデミー賞授賞式中に発表される名誉賞が、授賞式本番前に授与されるのは初めてだが、TV生中継もないせいか、会場はリラックス・ムードだったという。(text:Yuki Tominaga)授賞式での一幕。ウォーレン・ベイティやスピルバーグ、ジョージ・ルーカスなど錚々たるメンバーと壇上に立つトム・ハンクス。© Reuters/AFLO■関連作品:デス・レース 2008年11月29日より有楽座ほか全国にて公開© 2008 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.■関連記事:意外と運転上手?「デートでも自分が運転したい」アッキーナが車で行きたいのは?バブルの時代再来?ブラザー・コーン「サザン活動休止のいまが復活のチャンス」いま、“死”が爆走する!『デス・レース』試写会に5組10名様をご招待バブルガム・ブラザーズ、コンビ“復活”宣言「一緒にデス・レース戦っていきたい」GTFトーキョーシネマショー2008『デス・レース』試写会に10組20名様をご招待
2009年11月17日