世界のドキュメンタリー映画とドキュメンタリストが一堂に会す<山形国際ドキュメンタリー映画祭2019>(以後、ヤマガタ)の授賞式が16日行われた。注目は最高賞となるロバート&フラハティ賞の行方。その栄冠には、中国のワン・ビン監督の『死霊魂』が輝いた。今回のヤマガタのインターナショナル・コンペティションはフレデリック・ワイズマン監督やアナンド・パトワルダン監督といったドキュメンタリー映画界の巨匠から、今回が初長編作の新人監督まで、まさにドキュメンタリー映画のこれまでの歩みと現在地、そしてこれからの未来をみるようなラインナップだった。その中でも、映画祭開幕前からとりわけ大きな注目を集めていたのがワン・ビン監督の『死霊魂』だった。いまや世界を代表する映画作家である彼だが、過去に『鉄西区』『鳳鳴-中国の記憶』の2作がヤマガタで大賞を受賞。ヤマガタが見い出した映画作家といっていい。それが注目を集める理由のひとつにあることは間違いない。ただ、注目を集めた理由はもうひとつあった。それは作品の尺だ。ワン・ビン監督の作品ということで驚きはしないといえばしないが、495分の超長編。3部にわけての上映は途中で、45分の休憩を2度入れ、朝10時から始まって夜8時に終わる、まさに丸1日かけてのものだった。映画祭はやはり1本でも多くの映画を観たいもの。その中で、「『死霊魂』を1日かけてみるか?それとも数多くの作品をみることをとるべきか」というのが映画祭参加者の合言葉のようになっていた。1950年代後半に起きた中国共産党の反右派闘争で粛清され、再教育収容所へ送られ、過酷な労働を強いられる中、生き延びた人々の証言をまとめた本作について、審査員を代表して評を述べた諏訪敦彦監督は「人間の本質に分け入っていく稀有な叙事詩である。映画の本質に分け入っていく稀有な叙事詩である。存在はもっとも強力な証拠である。映画が歴史を呼び覚ます」と語った。ビデオメッセージを寄せたワン・ビン監督現在、新作ドキュメンタリーが佳境ということでワン・ビン監督は今回のヤマガタへの参加はかなわず。ただ、ビデオメッセージを寄せ、「『死霊魂』を選んでくださり、ほんとうにありがとうございます。今年は<山形国際ドキュメンタリー映画祭>が30周年ということで、私もとてもうれしく思っています。<山形国際ドキュメンタリー映画祭>が今後、ますます発展していくことを願っています」とコメントした。また、審査委員長を務めたオサーマ・モハンメド監督は、総評で「15本の作品があって、賞は5本にしかあげられない。ほかの作品を私は愛していないわけではない。ひじょうに腹立たしいのですが、こうするしかない(笑)」とコメント。ここから垣間見えるように、審査はかなり難航し、悩ましいものだったようだ。次に、アジアの新たな才能を見い出す<アジア千波万波>部門の大賞となる、小川紳介賞はガッサーン・ハルワーニ監督の『消された存在___立ち上る不在』が受賞した。本作は、35年前のレバノン内戦時に誘拐され行方不明となった人間の存在を浮かび上がらせる1作。残念ながらハルワーニ監督は欠席だったが「2011年に私がこの作品をベイルートで映画を作り始めたとき、ある小さな美術展に誘われ、広島を訪問する機会がありました。そのとき、広島の街を歩いていますと、矢印が書かれてることに気づきました。それは爆心地へと導いていました。ここから爆心地まで何メートルあるか記されていました。わたしは、あえてそこへは行かないことに決めました。その間、なぜいくべきでないか、私は何度も何度も言い聞かせようとしました。2週間後のある日、歩き回っていたところ、知らないうちに原爆ドームの前に立っていました。それがなんであるかに気づくのにしばらく時間がかかりました。そこで私は石の上で焼き付けられた影をみました。そのとき、その影が1945年にそこに立っていた人間の唯一の痕跡であることに気づきました。この出会いが、この作品『消された存在___立ち上る不在』のコンセプトのバックボーンとなりました。わたしは、この作品がヤマガタで上映されること知ったときに、光栄に思いました。そこにいられなくてとても残念です」とコメントを寄せた。受賞作は以下の通り。<インターナショナル・コンペティション>ロバート&フランシス・フラハティ賞(大賞)『死霊魂』監督:ワン・ビン山形市長賞(最優秀賞)『十字架』監督:テレサ・アレドンド、カルロス・バスケス・メンデス『ミッドナイト・トラベラー』監督:ハサン・ファジリ優秀賞『これは君の闘争だ』監督:エリザ・カバイ審査員特別賞『インディアナ州モンロヴィア』監督:フレデリック・ワイズマン<アジア千波万波>小川紳介賞「消された存在、____立ち上る不在」監督:ガッサーン・ハルワーニ奨励賞『ハルコ村』監督:サミ・メルメール、ヒンドゥ・ベンシュクロン『エクソダス』監督:バフマン・キアロスタミ市民賞『死霊魂』監督:ワン・ビン日本映画監督協会賞『気高く、我が道を』監督:アラシュ・エスハギ今回の開催は台風の影響で上映が一部中止。後日、振り替え上映になったり、交通網の影響でゲストの山形入りが遅れたりと、いくつか大きなトラブルに見舞われた。それでも、最後は滞りなく無事全プログラム終了。16日時点でおよそ1万9000人の来場を記録した。来日した監督たちからは今回の台風で被害に遭われた人々に思いを寄せる言葉が多く寄せられたことも付記しておきたい。なお、本日17日、受賞作の上映をもって同映画祭は閉幕。次回は2年後、2021年に行われる。今回、30周年の節目を迎え、次回は新たな一歩を踏み出すことになる。取材・文・写真:水上賢治
2019年10月17日アジア初のドキュメンタリー映画祭としてスタートした<山形国際ドキュメンタリー映画祭2019>(以後ヤマガタ)が10日開幕した。1989年から2年に1度の隔年で開催され、いまでは世界の映画人と人とが集うドキュメンタリー映画の祭典に。昨年8月には、米国アカデミー賞の公認映画祭に認定された。16回目となる今回は記念すべき30周年となる。この日の開会式は、世界から集まった来日ゲストや映画関係者、観客を合わせ、400人を超える人々が集まり会場は大盛況。まず、山形交響楽団金管8重奏の演奏とともに、これまでヤマガタに来場した監督たちの映像をスライドショーで上映。レナード・バーンスタインの『ウエストサイド物語』やエンニオ・モリコーネの『ニュー・シネマ・パラダイス』などの演奏にのせながら、フレデリック・ワイズマン、ペドロ・コスタ、原一男ら名だたる映画作家たちの姿が次々と映し出され、映画祭30年の歩みを振り返った。そして迎えたオープニング上映は、今年1月に死去した詩人で伝説の映画監督であるジョナス・メカスの作品『富士山への道すがら、わたしが見たものは…』の16ミリフィルムを追悼上映。本作には、1991年にメカス監督が山形を訪れた際の映像が収められている。上映前に、メカス監督が山形を訪れた際、案内役を務めた農業詩人の木村迪夫さんが登壇。当時、行われたシンポジウムでのメカス監督とのエピソードを語った。木村さんはメカス監督との対話で印象に残っていることが3点あるとのこと。1つ目は故郷についてのことで、「メカスさんはリトアニアの小さな村で暮らしていたが、悪いことがひとつもなかったという。愉しいこと、美しいことでいっぱいだったと言っていた。対して、自分は戦争で父と叔父をなくし、貧困の中で育った。周囲からは貧しいということで蔑まれたりと、悲しい思い出しかない。いつか村の人たちを見返してやると反逆の精神があった。だから、故郷をそう思えるメカスさんがうらやましかった」と明かした。2つ目は、自身の出身地ということだったそう。「メカスさんは、『地方性』ということを強調されていた。メカスさんはリトアニアからニューヨークへ移ってからも、リトアニア語で詩を書き、それをリトアニアの言葉で朗読していた。ルーツを大切にしていた。対して、私はさきほどの反骨心もあって、山形弁はぜったいに使わないと決めていた」とこちらも正反対であったことを明かした。最後の3つ目は創作について。メカス監督は「詞は内側から発する言葉で、映像は外側から発する言葉。したがって、とても近い存在ではないか」と語っていたという。木村さんはこれらが原点にあり「メカスさんの牧歌的で、美しく叙情的でロマンチックな作品の魅力は、これらの点が原点にあるのではないか」とメカス作品の魅力を紐解き、「今日、久々に映像を見れることを楽しみにしている」とメカス監督に思いを寄せた。こうして開会式は終了。本日11日から本格的に映画祭はスタートする。今回の応募作は130の国と地域から過去最多の2371作品。目玉となる「インターナショナル・コンペティション部門」には15作品が選ばれている。ドキュメンタリー映画の巨匠、フレデリック・ワイズマン監督の新作『インディアナ州モンロヴィア』や『鉄西区』『苦い銭』のワン・ビン監督の8時間を超える長編『死霊魂』といった話題作から、若い新鋭監督の作品まで、世界で起きているさまざまな事象や問題をとらえたドキュメンタリー映画が並ぶ。アジアの新鋭作家に開かれた「アジア千波万波部門」では、長編第1作『鉱ARAGANE』が本映画祭で特別賞を受賞した小田香監督の『セノーテ』、巨匠、アッバス・キアロスタミ監督を父に持つバフマン・キアロスタミ監督の『エクソダス』など、注目の新鋭監督たちの顔が揃う。また、いろいろな意味で、いまはアジアをめぐる状況が変化しているとき。隣国でいまなにが起きているのかを知る機会にもなるに違いない。世界中を魅了する映画と映画作家を生み出し続けるイラン映画の魅力の根源に迫る「リアリティとリアリズム:イラン60s-80s」といった映画ファンとしては見逃せない特集や、日本のいまがみえる「日本プログラム」など、多種多様な企画や特別上映も組まれている。会期は17日(木)まで。映画と出合い、人と出会い、うまいものと出会えるのが本映画祭。興味をもったらぜひ足を運んでほしい。取材・文・写真:水上賢治
2019年10月11日9月28日(土)今夜のフジテレビ系「土曜プレミアム」枠では、映画『ジョーカー』の公開を記念して、故ヒース・レジャーがジョーカーを演じてアカデミー賞助演男優賞を受賞するなど大きな反響を呼んだ『ダークナイト』を放送する。今年で誕生80周年を迎える人気コミック「バットマン」シリーズ。幾度となくドラマ、映画化されてきた本シリーズを『ターミネーター4』『エクソダス:神と王』のクリスチャン・ベイル主演、『インセプション』『インターステラー』などのクリストファー・ノーラン監督によって新たに映像化、2005年に公開された『バットマン ビギンズ』に続くシリーズ第2作となるのがこの『ダークナイト』だ。ゴッサム・シティーに究極の悪が舞い降り、犯罪こそが最高のジョークだと不敵に笑うジョーカー(ヒース・レジャー)は今日も銀行強盗の一味に紛れ込み、彼らを皆殺しにして大金を奪った。バットマン(クリスチャン・ベール)はジム・ゴードン警部補(ゲイリー・オールドマン)と協力、マフィアのマネー・ロンダリング銀行の摘発に成功。正義感に溢れる新任の地方検事ハービー・デント(アーロン・エッカート)もバットマンを支持、犯罪撲滅を誓う。資金を絶たれ悩むマフィアのボスたちの会合に現れたジョーカーは、バットマンを殺す条件としてマフィアの全資産の半分を求めるが、ジョーカーの真の目的は金ではなく、ムカつく正義とやらを叩き潰し、高潔な人間を堕落させ、世界が破滅していく様を特等席で楽しむこと。そしてジョーカーが仕掛ける生き残りゲームがついに始まる――という物語。本作でバットマン“最悪の敵”ジョーカーを演じるのは、『パトリオット』『ブロークバック・マウンテン』などのヒース・レジャー。圧倒的な役作りで新たなジョーカー像を作り上げ、ノーラン監督に「とてつもなく素晴らしい、観る者を圧倒する演技」と言わしめたヒース。本作の完成を待たず逝去した彼の圧巻の演技をお見逃しなく。ヒースやジャック・ニコルソンなどの名優たちが演じてきたジョーカーにフォーカス、彼の“誕生の物語”を描く映画『ジョーカー』は10月4日(金)から日米同時公開。『グラディエーター』『ビューティフル・デイ』のホアキン・フェニックスが新たなジョーカーを演じ、第76回ヴェネチア国際映画祭では金獅子賞に輝くなど高く評価された同作にも期待だ。土曜プレミアム『ダークナイト』は9月28日(土)今夜21時~フジテレビ系で放送。(笠緒)■関連作品:ダークナイト 2008年8月2日、3日先行公開、8月9日より丸の内プラゼールほか全国にて公開TM & © DC Comics© 2008 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
2019年09月28日アカデミー賞女優ヘレン・ミレンが主演を務め、故アラン・リックマンが共演する12月公開『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』。プロデューサーを務めるのは、『キングスマン』『ブリジット・ジョーンズの日記』シリーズなどでそのコリンが手放しでその才能を認め、2大ベテラン俳優と共演を果たしているのが、アーロン・ポール。全米の批評家・セレブなどからも絶賛を受け、日本でも高い人気を誇る海外ドラマ「ブレイキング・バッド」でブレイクしたアーロンの魅力に迫った。「ブレイキング・バッド」といえば、ゴールデン・グローブ賞やドラマ界のアカデミー賞にあたるエミー賞ほか、さまざまな受賞歴を持つ世界的な人気シリーズ。進行がんを宣告された、温厚で真面目な50歳の高校化学教師ウォルター・ホワイトが、残される家族のため、化学の知識を使って麻薬の精製という危険な副業を始める…というストーリー。2008年にスタートした本シリーズは、シーズンを重ねていくうちに、メキシコの麻薬カルテルなども巻き込み、ウォルターはどんどん悪へと道を踏み外していく。このドラマでアーロンは、ウォルターの元教え子で、彼を「先生」と呼びながら協力する麻薬ディーラーのジェシー・ピンクマンを好演し、世界的にブレイク。主演のブライアン・クランストンと共に各賞を席巻し、エミー賞助演男優賞に3度も選ばれる快挙を成し遂げた。輝かしい受賞歴を誇ったアーロンは、その後、映画界からのラブコールもとどまることを知らず、「働きすぎ」とファンから心配されるほど話題作への出演が続いている。すでに日本で公開されたのは、アマンダ・セイフライドの恋人役を演じたラッセル・クロウ主演『パパが遺した物語』、クリスチャン・ベイル主演×リドリー・スコット監督の歴史超大作『エクソダス:神と王』。そして、『トリプル9 裏切りのコード』では、ノーマン・リーダス、ケイト・ウィンスレットなど錚々たる名優たちと共演を果たした。さらに今後の待機作の中には、ロック様ことドウェイン・ジョンソン&ケヴィン・ハート共演の『Central Intelligence』(原題)などが控え、いまや映画界に欠かせない俳優の一人といっても過言ではない。また、「ハンニバル」のヒュー・ダンシーと共演するHuluオリジナルドラマ「THE PATH/ザ・パス」は「Hulu史上最高傑作」(TIME誌)と絶賛されており、日本でも配信中だ。そんな名実共に人気絶頂のアーロンが出演する『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は、アメリカ・イギリスの合同軍事作戦で、1人の少女の命を犠牲にしてまで、テロリストを殺害するかどうかに迫る軍事サスペンスで、現実にドローン攻撃の誤爆による犠牲者が生まれている現在の戦争の疑問をストレートに描き出す。ドローン操縦士スティーブン・ワッツに扮するアーロンは、何千マイルも離れたアフリカ上空を飛んでいるドローンを遠隔操作し、自らのボタンで民間人に被害をもたらすことになる苦悩と葛藤を見事に演じている。出世作「ブレイキング・バッド」でも、次第にエスカレートしていく麻薬ビジネスに巻き込まれ、感情を爆発させたり、苦悩したりと感情の起伏を見事に表現していた。本作でも、多くを語らずとも目の動き、表情だけでも彼の心情を理解することができる。同じ俳優として活躍し、本作のプロデューサーを務めるコリンは、このアーロンの演技について、「緊迫した感情や良心の呵責を表現できる役者だ。僕が知っている役者の中でも特に、心の葛藤を力強く表せる。正しいことをしようという意志の強さが感じられ、同時に目の前に立ちはだかる障害に圧倒されているのも伝わってくる」と語り、限られた表現方法しかできない狭い操縦室で、正義とモラルの狭間で葛藤するアーロンの見事な演技を絶賛している。“ブレイキング・バッド(Breaking Bad)=道を踏み外す”ところからブレイクをしたアーロンから、これからも目が離せない。『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』は12月23日(金・祝)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年11月20日『華麗なるギャツビー』『ブラック・スキャンダル』など、俳優として堅実なキャリアを築いている演技派ジョエル・エドガートンが、今秋、自身で監督を務め、全米でスマッシュヒットを記録したサイコスリラー『ザ・ギフト』、さらにナタリー・ポートマンと競演する『ジェーン』が2週連続で公開される。この秋の大注目の俳優・監督に迫った。オーストラリア出身の俳優ジョエル・エドガートンといえば、自国で活躍後、『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』『エピソード3/シスの復讐』に登場。近年では、『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャツビー』『エクソダス:神と王』『ブラック・スキャンダル』など、注目作・超大作に相次いで出演しており、トム・ハーディと兄弟役を演じた『ウォーリアー』なども話題に。前に出過ぎず、静ひつでときに激しく、確かな演技をもって映画を支える実力派俳優だ。その彼がジェイソン・ベイトマン、レベッカ・ホールと共演するサイコスリラー『ザ・ギフト』では、ギフトを贈り続ける奇妙な男を自ら演じるだけでなく、長編映画監督デビューを果たし、脚本を執筆する映画製作者としての才能を如何なく発揮。さらにナタリー・ポートマン、ユアン・マクレガーらと共演する『ジェーン』でも脚本を監修し、作品の仕上がりに大きく貢献している。ジョエルが作り手として初めて映画に参加した作品は、2013年製作の自身が主演を務めた犯罪スリラー映画『ディスクローザー』。その後、ガイ・ピアースとロバート・パティンソンが共演した『奪還者』では出演せずに脚本だけを担当。各国の映画祭を席巻し、あのクエンティン・タランティーノ監督からも絶賛されるほどの作品を書き上げている。そして今回、『ザ・ギフト』『ジェーン』2作品から場面写真が解禁。ジョエルの主戦場である役者としての振り幅のすごさを表す2枚となっている。『ザ・ギフト』で演じるのは、新天地で幸せな家庭を築く夫婦サイモンとロビンの前に現れた、夫の同級生と名乗る男・ゴード。再会を喜び、夫妻に“ギフト”を贈り始めるゴードだったが、徐々にエスカレートしていくその贈り物に、2人は違和感を覚えていく。そんな怪しげな雰囲気をまとった、ジョエルの姿を確認できる。そして『ジェーン』からは、荒野を物憂げに見つめるクールなダンを演じるジョエル。アメリカ西部、夫を悪名高きビショップに撃たれたジェーンが、復讐のために、わらにもすがる思いから南北戦争の英雄でかつての恋人・ダンに助けを求めるというストーリーだ。まさに、作品によって全く別の顔を覗かせる新たなカメレオン俳優でありながら、脚本、そして監督まで務めるジョエル。メル・ギブソン、ラッセル・クロウ、ヒュー・ジャックマンに続く新たなオーストラリア出身スターの活躍に、この秋は目が離せない。『ザ・ギフト』は10月28日(金)よりTOHOシネマズ 新宿ほか全国にて公開。『ジェーン』は10月22日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年09月15日ジョニー・デップ主演映画『ブラック・スキャンダル』(2016年1月30日公開)の日本オリジナル本予告とキャラクタービジュアルが28日、公開された。本作は、アメリカ・ボストン生まれで、幼なじみとして育った3人の男が手を組んだアメリカ犯罪史上最大の汚職事件を描いたクライム・サスペンス。ギャングのボスへと成長したジェイムズ・ホワイティ・バルジャー、FBI捜査官となったジョン・コノリー、バルジャーの弟で政治家として権力を振るうビリーは、欲望と権力にまみれた悪党と化し、手を組んでアメリカ史上最悪のスキャンダルを巻き起こす。公開された映像では、マフィア浄化に取り組むFBIのコノリーが、イタリア系マフィアと抗争を繰り広げるバルジャーに「3人の利害が一致する。手を組もう」と秘密の協定を持ちかける。バルジャーは「FBIに敵(マフィア)の情報を流せば、俺たちの天下だ」と豪語し、「成功を祝って」とグラスを差し出すコノリーに「登り詰めるぞ」と応じる。さらに、名声を望む有力政治家・ビリーも謎めいたほほ笑みを見せる。彼らは頂点を極めるが、「人間じゃない!」「悪魔め!」の言葉通り、バルジャーの狂気がエスカレート。悪の魅力に取りつかれ後戻りできなくなった3人は、次第に暴走し始める。そして、6歳の息子にさえ、「誰かに見つかったら、消せばいい」と教えるバルジャーのセリフで映像は終わる。青い瞳に革ジャン、頭も薄毛にして実在の犯罪王ジェームズ・ホワイティ・バルジャーを演じるのは、本作で4度目のアカデミー賞ノミネートに期待がかかるジョニー・デップ。FBI捜査官ジョン・コノリー役は、『ゼロ・ダーク・サーティ』『エクソダス 神と王』のジョエル・エドガートン、ビリー役は『裏切りのサーカス』『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』のベネディクト・カンバーバッチ。監督は『クレイジー・ハート』のスコット・クーパーが務める。伝説のギャングスターに中身も外見もなりきったデップは、「前から興味を持っていたんだ。生い立ちや生き方だけでなく、16年もの間、国の追跡を逃れ続けることができたという点に。そんなことができる人はめったにいない」と以前よりバルジャーに興味があったそうで、「僕が目指したのは、ある意味、普通の男。彼は自分が愛する人たちの気持ちには敏感で、誠実に接するんだ」と語っている。(C)2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., CCP BLACK MASS FILM HOLDINGS, LLC, RATPAC ENTERTAINMENT, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年12月28日「ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)」の「Spirit of Travel」でもミューズを務めるミシェル・ウィリアムズの主演最新作『フランス組曲』。このほど、ミシェルを始め、いま注目のキャストが顔をそろえる日本版予告編映像とビジュアルが解禁となった。1940年、ドイツ占領下フランスの田舎町。戦地に赴いた夫を待つ美しい妻リュシルと厳格な義母の暮らす屋敷に、監視のためドイツ軍中尉ブルーノがやってくる。緊迫した占領下の生活の中で、音楽への愛を共有する2人は、いつしか互いの存在だけが心のよりどころになっていく。それは同時に、狭い世界に生き、従順な女性だったリュシルが、より広い世界へと目を向ける転機にもなっていくのだった――。本作は、アウシュヴィッツで命を奪われたユダヤ人女性作家イレーヌ・ネミロフスキーが、娘に託したトランクに60年以上眠っていた未完の同名小説を原作に、第二次大戦中ドイツ占領下の町で、ピアノの音色が結びつけたフランス人女性とドイツ将校との許されぬ恋を描きながら、過酷な状況下で自由のために懸命に生きる人々の姿を描き出す。『ブルーバレンタイン』『マリリン7日間の恋』などで3度のオスカーノミネートを誇り、ファッション・アイコンでもあるミシェルを主演に迎え、現在公開中の『ヴェルサイユの宮廷庭師』、ティルダ・スウィントン共演『A Bigger Splash』(’15)など話題作が続くマティアス・スーナールツがドイツ人将校を、『イングリッシュ・ペイシェント』や公開を控える『パリ3区の遺産相続人』の名女優クリスティン・スコット・トーマスが義母を演じている。さらに、『オン・ザ・ロード』『マレフィセント』の英国俳優サム・ライリー、『スーサイド・スクワッド』『Tarzan』などハリウッド超大作も控える最旬女優のマーゴット・ロビー、『コーヒーをめぐる冒険』『ピエロがお前を嘲笑う』のトム・シリングなど、オールスターキャストがそれぞれ力強い存在感を見せ、深く見応えある人間ドラマを誕生させている。今回解禁になった予告編では、占領下、ドイツ人将校との許されない愛に揺れる女性をミシェルが繊細に演じ、パリからの大脱出(エクソダス)の様子や、ドイツ軍に占領された町に生きる人々の生活が、壮大なスケールで描かれていく。非情に徹しきれないマティアスの複雑な表情も印象的だ。まずはこちらの予告編から、現代に蘇った“奇跡の遺稿”の物語を確かめてみて。『フランス組曲』は2016年1月8日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月10日巨匠リドリー・スコット監督がマット・デイモンとタッグを組み、事故で火星に取り残され地球に帰還しようとする宇宙飛行士を描く『オデッセイ』。このほど、デイモンが演じる主人公ワトニーが極限状況下で水と食料を作り、何とか生き延びようとする様を描く驚きの予告映像が解禁となった。火星での有人探査の最中に嵐に巻き込まれ、死亡したと推測された、宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)。ほかの乗組員が彼を残し火星を去った後、息を吹き返したワトニーの手元に残されたのはわずかな供給品のみ。極めて絶望的で過酷な状況下、知恵と精神力、創意工夫の才能を発揮して、地球に自分が生きていることを知らせるべく、ワトニーが取った方法とは…。10月2日に全米で公開されるやNo.1で好発進し、『ゼロ・グラビティ』に次いで、全米秋興行の歴代2位を記録。主要メディアでも絶賛を受け、早くもアカデミー賞候補に名乗りをあげた。海外でも20か国でオープニングNo.1スタートを記録するなど、好成績を叩き出している本作。今回解禁された予告編では、常人なら耐えられないであろう極限状況下でも、人間性を失わず、科学を武器に生き残ろうとするワトニーの姿が描かれている。NASAが受信した映像に映し出される、火星という決して人間を歓迎するような環境ではない場所で「火星で家庭菜園だ」と喜ぶワトニーの姿には、どこか余裕さえ感じられる。数々の大作を世に送り出し続け、『エクソダス:神と王』のヒットも記憶に新しいリドリー・スコット監督は、ワトニーの置かれている状況について「想像を絶する孤立状態に置かれたマーク・ワトニーが危機的状況に対応していく様子を見せる究極のサバイバル・ストーリーだ。マークは、絶望し、避けられないものとして死を受け入れるのか、それとも、これまで培った訓練の成果に、創意工夫の知恵やユーモア・センスを生かして、冷静に問題を解決していくかにかかっている」とコメント。対するマットも、「ワトニーのユーモアと非常に緊迫した状況でも落ち着いて対処できるところに惹かれる」と、絶望感に陥らず、悲惨な状況にとらわれることなくユーモア・センスを発揮し、対処するワトニーのキャラクターについて分析してみせた。折しもつい先日、NASAが火星の有人探査計画について発表を行ったばかり。それが現実のものとなる前に、本作で世界70億人がワトニーの救出劇をめぐりひとつになる“史上最大の奇跡”を体験してみて。『オデッセイ』は2016年2月5日(金)よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月19日米BOX OFFICE MOJOは8月7日~8月9日の全米週末興業成績を発表した。前週に続いて『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』が首位。累計興行収入は1億865万4,000ドルと公開から1週間で1億ドルを突破した。2位はマーベル・コミックの同名ヒーロー部隊の実写化映画『ファンタスティック・フォー』が初登場。2005年の『ファンタスティック・フォー [超能力ユニット]』のリブート版だ。『セッション』で主役を務め、高い演技力が評価されたマイルズ・テラーが主人公のミスター・ファンタスティック/リード・リチャーズを演じている他、ケイト・マーラ、マイケル・B・ジョーダン、ジェイミー・ベル、トビー・ケベルが主要キャラクターとしてキャスティングされている。監督は『クロニクル』のジョシュ・トランク。『エクソダス:神と王』のジョエル・エドガートンの長編映画監督デビュー作となる『The Gift (2015) (原題)』も3位に初登場。L.A.に家を購入したジェイソン・ベイトマン演じるコンピュター・セキュリティー会社に勤める主人公が高校時代のクラスメートの怪しい男と再会し、妻とともに悪夢のような人間関係に巻き込まれていくスリラー作品。その他7位の『Ricki and the Flash(原題)』も初登場作品。『羊たちの沈黙』のジョナサン・デミ監督の最新作で、メリル・ストリープがヒロインのロックギタリスト役に挑み、家族を捨てた女性が再び娘との関係を修復しようとする人間ドラマ。
2015年08月10日『エクソダス:神と王』も記憶に新しいオスカー監督リドリー・スコットが、圧倒的演技派俳優マット・デイモンを主演に迎えた感動の超大作『オデッセイ』(原題:『The Martian』)の公開が2016年2月に決定し、全面にマットの微妙な表情が映る印象強いビジュアルが初お披露目された。火星での有人探査の最中、宇宙飛行士のマーク・ワトニー(マット・デイモン)は猛烈な嵐に巻き込まれ、死亡したと推測された。だが、奇跡的に生き延びていたワトニー。残りの乗組員は火星を去ってしまい、厳しい環境の惑星でたった一人取り残されたことに気づくも、彼は空気も水も通信手段もなく、わずかな食料しかない状況で、知恵と精神力、創意工夫の才能を発揮して4年後のNASAの救出まで生き延びようとする。2億2530万km離れた地球では、NASAと各国から集められた科学者たちが、彼を生還させるための努力を続ける一方、ワトニーのチーム乗組員は協力し、不可能とも言える大胆な救出ミッションを計画するが…!?原作は、Amazonでの自費出版から感動の輪が広がり、NYタイムズのベストセラーリストに長期間ランクインされた大ヒット小説。“長い旅”を意味する邦題の『オデッセイ』は登場人物の苦難や絶望、そして希望に縁取られた長い旅路の先を予想させている。監督を務めるのは、科学的視点とリアリティを追求したストーリーテラーであり、1作ごとに注目を集める巨匠リドリー・スコット。そして、彼とタッグを組むのは、『ボーン』シリーズや『オーシャンズ』シリーズと、不動の人気を確立したマット・デイモン。また、彼を救おうと奮起する船長メリッサ・ルイス役には『ゼロ・ダーク・サーティ』でゴールデングローブ賞「主演女優賞」に輝いたジェシカ・チャスティン。NASAの広報責任者役には『LIFE!』のクリスティン・ウィグと常に注目されるキャストが集結した。到着したポスタービジュアルには、「70億人が彼の還りを待っている。」というシンプルだが壮大なキャッチコピー。これは火星に取り残された1人の男を助け出そうとする仲間たち、そしてその勇気に呼応するように世界中が団結し、ワトニー救出のため心を1つにして「彼を地球に還したい」と願う思いが込められたストーリーを、端的に映し出すメッセージになっている。ビジュアルやキャッチコピーだけでもスケールの大きい物語を連想させる本作の続報をお楽しみに。『オデッセイ』は2016年2月よりTOHOシネマズ スカラ座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年07月01日巨匠リドリー・スコット監督が、マット・デイモンを主演に迎えた大作映画『オデッセイ』が来年2月に日本で公開されることが決定し、ポスター画像が公開になった。火星にたったひとり取り残されてしまった男のサバイバル劇と、彼を救いだそうと心をひとつにして奔走する仲間たちのドラマを描いた壮大な感動ドラマだ。本作は、日本でも邦訳されたアンディ・ウィアーのベストセラー小説『火星の人』が原作で、火星への有人飛行が可能になった未来が舞台だ。主人公マーク・ワトニーと仲間たちは火星で探査を行っているが、強烈な嵐に巻き込まれて脱出。マークはその途中で死亡したとされていたが、後に生存していたことが発覚する。水も空気も通信手段もない火星でたったひとり取り残されたマークは、残された物資とわずかな食料をかき集めて、知恵と強い意思をもって生き延びようとする。一方、NASAのメンバーは遠く離れた星に残された仲間を救いだすために大胆な計画を実行に移す。タイトルの“オデッセイ”はホメロスの長編叙事詩『オデュッセイア』から転じて“長い旅”を意味する言葉で、本作では地球から2億2530万キロメートルも離れた場所から帰還しようとする主人公と、彼を帰還させようとする人々のドラマが描かれる。スコット監督は『エイリアン』や『ブレードランナー』など伝説的な作品を手がけてきたことで知られているが、近年も『プロメテウス』『悪の法則』『エクソダス:神と王』など高評価を集める作品を次々に発表しており、本作も公開に向けて大きな注目を集めることになりそうだ。『オデッセイ』2016年2月 TOHOシネマズ スカラ座他全国ロードショー
2015年07月01日2009年版「このミステリーがすごい!」海外編で見事第1位を獲得した原作を、リドリー・スコット製作で映画化する『チャイルド44森に消えた子供たち』。その公開日が7月3日(金)に決定、あわせて緊迫感ただよう日本版ポスタービジュアルも到着した。1953年、スターリン政権下のソ連で起きた子どもたちの連続変死事件。現場は山間の線路沿い、溺死していた子どもの姿は全裸で胃は摘出されているという凄惨なものだった。だが、“国家の思想に反する”ためこれらの事件は事故扱いされた。秘密警察捜査官のレオ(トム・ハーディ)は親友の息子の死をきっかけに、事件解明に乗り出すものの、周りの愛する者が危険にさらされてしまう…。原作出版前から映画化権を獲得した『エクソダス:神と王』のリドリー・スコットが製作、『デンジャラス・ラン』のダニエル・エスピノーサが監督を務め、創り出す本作。公開になったポスタービジュアルは、歪曲した線で区画され、線路沿いに座り込む子どものモノクロ写真とともに、トム・ハーディ演じる主人公・レオを始め、捜査に協力する警察署長・ネステロフ将軍役のゲイリー・オールドマン、レオの愛妻・ライーサ役ノオミ・ラパスらがそれぞれ謎めいた表情を見せている。原作となったのは、2008年に刊行されたトム・ロブ・スミスによる「チャイルド44」。CWA(英国推理作家協会)の「イアン・フレミング・スティール・ダガー賞」を始め、数々の賞を受賞し、日本でも「このミス」第1位に選出された。原作者トム・ロブ・スミスは映画化にあたり、次のようなコメントを寄せている。「『チャイルド44』は実話がベースで、実在の刑事が事件を解決した話です。僕は、犯罪のストーリーを通して、ソ連という社会を描いていきました。推理小説とは、舞台となる社会を深く掘り下げていくものなんだと思っていて、その国や文化を理解していけるものなんだと思っています。映画化にあたっても、その部分を深く理解してくれていたと思います。本当にすばらしいのはキャストたちでした。脇役も含め全員、その役作りがよかったです。8年前の作品だから不思議な気分だったが、皆が熱心に映画化を進めてくれたことに感謝しています」。原作者もスタッフ・キャスト陣の熱意を称える本作。「真実は、歪められる。犯罪も、愛さえも」というミステリアスなコピーさえ歪む本ビジュアルだけでも、私たちを原作の世界に迷い込ませている。『チャイルド44森に消えた子供たち』は7月3日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2015年04月21日映画『マエストロ!』のヒット御礼舞台挨拶が2月15日(日)、都内劇場で開催され、松坂桃李、西田敏行、小林聖太郎監督が出席した。さそうあきらの漫画を原作に、解散したかつての名門オーケストラが謎の天才指揮者に率いられて復活を遂げていくさまを描き出す。松坂さんは、こうしてヒット御礼舞台挨拶として観客の前に立てることに感慨深げ。「非常に嬉しいです。僕らは作り手側で、どれだけ多くの人に伝えられるかという思いでやって来て、こうして作品を手渡してますが、温かい感想が返ってくると作ってよかったと思います」と嬉しそうに語る。西田さんは開口一番「モーゼの映画(※『エクソダス:神と王』)に行くつもりだった方、スパイの方(※『ジョーカー・ゲーム』)に行くおつもりだった方、重ねて御礼申し上げます」と他作品を挙げて感謝の思いを語り、会場は笑いに包まれる。さらに「特にモーゼの方に行くつもりだった方のために歌でお慰み申し上げます」と語り、「海が割れるのよ道ができるのよ」とモーゼの逸話に合わせて、天童よしみの「珍島物語」の一節を熱唱し喝采を浴びる。これには松坂さんも「これ聴けただけで今日は満足です!」と笑顔で西田さんを称えていた。サービス精神旺盛の西田さんだが、実は4日ほど前まで風邪で寝込んでいたそう。「暑かったり、寒かったりと季節が変で、鬼の霍乱で…」と明かす。幸いにもすでに復調しているようで「ようやく社会復帰を果たしましたが、みなさんの顔を見て、どんな薬より効果があると感じています。これから立派に役者の道を邁進していくことを決意しました!」とユーモアたっぷりの口調で語り、会場は温かい拍手に包まれた。この日は、未来の音楽家であるちびっ子バイオリニストが集まり、バイオリンを習う上での基礎曲であり、松坂さん自身、役作りでバイオリンを習う際に最初に挑戦したという「きらきら星」を生で演奏!松坂さんは子どもたちの演奏に耳を傾け「素晴らしいと同時に、『きらきら星』を弾いていた僕の悪夢が浄化されました(笑)!」とつらかった練習の日々をふり返りつつ、嬉しそうに語った。この日のヒット御礼舞台挨拶で『マエストロ!』に関わる仕事は最後となる予定だが、松坂さんは「寂しい気持ちもある」と胸の内を明かし、「もう僕たちの作品ではなくみなさんの作品だと思います。僕の中でこの作品は、何年か後にふり返っても『やってよかった』と思える作品になりました。みなさんのおかげです」と最後まで感謝の思いを口にし、舞台挨拶は幕を閉じた。『マエストロ!』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マエストロ! 2015年1月31日より全国にて公開(C) 2015『マエストロ!』製作委員会(C) さそうあきら/双葉社
2015年02月16日俳優のクリスチャン・ベールが旧約聖書の英雄モーゼを演じる映画『エクソダス:神と王』(公開中)。このたび、自身の作品としては過去最大の168億円の製作費を投じたという、リドリー・スコット監督のインタビュー映像が公開され、代表作『グラディエーター』があったからこそ、本作が完成したという秘話が明らかになった。本作の最大の見どころは、細部まで忠実に再現したリアリティに加え、最新の視覚効果と3D技術を駆使し、語り継がれてきた奇跡の映像化を実現した点。古代エジプトの壮大な風景、強大なエジプト軍との熾烈なバトル、猛威を振るう"10の奇跡"などが、壮大なスケールで描かれている。公開されたインタビュー映像で、リドリー・スコット監督は「『グラディエーター』を製作して本当に良かった。製作前は歴史劇に対する世間の目がまだ冷たかった。スカートとサンダル姿の男に抵抗があったんだ(笑)。だが今は、古代の話に抵抗がない。『グラディエーター』が成功したおかげだと思っている」と語る。第73回アカデミー賞にて、作品賞・主演男優賞・衣裳デザイン賞・録音賞・視覚効果賞の5部門を受賞した『グラディエーター』の成功があったからこそ、本作が製作されたといっても過言ではない。本作は、イギリスのパインウッド・スタジオで屋内のシーンを撮影した後、地中海に面したスペインでロケ撮影が行われた。ラムセスの宮殿、ヘブライの貧民街、エジプトの街並みの巨大なセットが実際に建てられ、撮影のエキストラは延べ1万5,000人。戦争シーンではカメラ17台を投入し、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が一堂に会し、チャリオット(戦闘用の二輪馬車)での壮絶な戦いを繰り広げた。蛇、ラクダ、ワシ、チーター、象、そして400匹のカエルなど、多くの本物の生きた動物たちも登場している。制作関係者たちは「『グラディエーター』『ロビン・フッド』『キングダム・オブ・ヘブン』の3本を足しても本作の規模には及ばない」とコメントを寄せるほど、前代未聞の規模で撮影。そして、人類史上最古の英雄譚の映像化が実現したのだ。(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2015年02月08日全米オープニング1位に輝いたリドリー・スコット監督最新作『エクソダス:神と王』(公開中)で、モーゼとラムセスを演じたクリスチャン・ベールとジョエル・エドガートンの特別映像がこのほど、公開された。本作の舞台は紀元前1300年、栄華を誇る王国エジプト。その王家の養子として育てられたモーゼは、兄弟同然に育てられたエジプトの王ラムセスに反旗を翻し、ヘブライの民40万人を救うため、"約束の地"を求める旅に出る。最大の戦闘シーンでは、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が一堂に会し、カメラが17台が使用されるほどのスケールで撮影したという本作。このたび公開された特別映像で、ベールとエドガートンは、撮影で一番楽しかったのは"戦闘シーン"だと明かし、「8歳児に戻ってはしゃいでしまう」「ヒーローの気分を味わえる」とそれぞれ語る。続けて、ベールは「ヤバイ、腰をやっちゃった。この後の撮影どうしよう」とピンチがあったことを告白した。さらに、エドガートンも「これが何時間も続くかと思うと、歴史上の戦いの過酷さがわかる」とコメント。そして、「本作では壮大な戦いが描かれているが単なるアクションシーンではない。リドリーが作り上げたのは壮大なスケールで描くヒューマンドラマだ」と分析すると、ベールも「この作品の究極の目標は、見る人の感情に訴え心を揺さぶることだ。何かを感じてもらえなければ意味がないんだ」と物語の要素としてのアクションであることに言及した。本作では、細部まで忠実に再現したリアリティに加え、最新の視覚効果と3D技術を駆使し、語り継がれてきた奇跡の映像化を実現。古代エジプトの壮大な風景、強大なエジプト軍との熾烈なバトル、猛威を振るう"10の奇跡"といったスペクタクルシーンがよみがえる。(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2015年02月07日昨年末に公開され、大ヒットを記録中のディズニー・アニメーション映画『ベイマックス』。公開3週目(1月3&4日)には、公開初週末を上回る観客を集め2015年年明けの週末動員数&興行成績No,1を奪取。その人気は口コミで広がり続け、公開7週目となる1月31日&2月1日の週末の週末興行成績は動員観客数26万4721人、興行収入3億671万3,700円を記録。5週連続週末興行ランキングで1位に輝いた。先週末の2月1日(日)までの累計動員は595万人を突破、興行収入は75億円を超えた。(※観客動員数:595万599人、興行収入:75億6,577万1,600円)。映画の公開7週目といえばかなり客足も減ってくる時期、さらにこの週には亀梨和也・主演作『ジョーカー・ゲーム』や松坂桃李・主演作『マエストロ!』、人気ミュージカルを映画化した『ANNIE/アニー』など邦・洋ともに強力な作品が封切られた。そんな中で、『ベイマックス』が週末興行成績で1位をキープし続ける結果となっており、“息の長い興行”はまだまだ続きそうだ。また1月31日(現地時間)には、“アニメーション界のアカデミー賞”と呼ばれ、優れたアニメーション作品や監督に贈られる第42回アニー賞の授賞式が開催され、『ベイマックス』は「アニメーション効果賞」を受賞。さらに、同時上映の短編映画『愛犬とごちそう』が「短編アニメーション賞」を受賞した。この後、控えているアカデミー賞では、『ベイマックス』が「長編アニメーション部門」『愛犬とごちそう』が「短編アニメーション部門」にノミネートされており、W受賞への期待がさらに高まっている。<週末興行収入ランキング/1月31日~2月1日>1位:『ベイマックス』2位:『ジョーカー・ゲーム』3位:『ANNIE/アニー』4位:『エクソダス:神と王』5位:『映画妖怪ウォッチ誕生の秘密だニャン!』6位:『マエストロ!』7位:『映画 ST赤と白の捜査ファイル』8位:『劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス』9位:『烈車戦隊トッキュウジャーVSキョウリュウジャー THE MOVIE』10位:『映画深夜食堂』※興行通信社調べ『ベイマックス』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ベイマックス 2014年12月20日より全国にて公開(C) 2014 Disney. All Rights Reserved.
2015年02月03日最新作『エクソダス:神と王』が本日公開となるリドリー・スコットが製作総指揮を務め、ニコール・キッドマン、コリン・ファースという2大オスカー俳優が謎に包まれた夫婦を演じる『Before I Go To Sleep』(原題)の邦題が『リピーテッド』に決定。5月23日(土)に公開されることになり、併せてミステリアスな予告映像が解禁となった。ニコール演じる主人公クリスティーンは、毎朝目覚める度に前日までの記憶が失われ、1日しか記憶が持たないという特殊な記憶障害を負っていた。献身的に尽くす夫(コリン・ファース)に支えられ暮らすクリスティーンの元に、ある日、医師を名乗る男“ドクター・ナッシュ”(マーク・ストロング)から1本の電話がかかってくる。夫には内緒でその医師の診察を受けていると聞かされたクリスティーンが目にした、信じられない事実とは…。原作は、英国ミステリー文学のベストセラー、SJ・ワトソンの著作「わたしが眠りにつく前に」。世界最高峰とも評されるミステリーを映像化するにあたり、巨匠リドリー・スコットが主役の夫婦に迎えたのは、ニコール・キッドマンとコリン・ファースのふたり。また、物語のカギを握る医師役を務めるのは、ベネディクト・カンバーバッチ主演の本年度オスカー候補作『イミテーションゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』にも出演するマーク・ストロング。到着した予告編を覗いてみると、映像はクリスティーンが目覚めるシーンからスタート。毎日新しい記憶へとリセットされてしまうクリスティーン同様、見ているこちらも彼女の置かれている状況をすぐには理解できない不安感が襲ってくる。いったい何が真実で、何がうそなのか…断片的に新事実が明かされていく様に、思わず息を呑んで見守ってしまうことだろう。また、御年47歳になるニコールのミステリアスな美しさは健在だ。ベテラン俳優たちが贈る、迫真の演技による上質なサスペンス・ミステリーを、まずはこちらの予告編から堪能してみて。『リピーテッド』は5月23日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年01月30日3月21日(土)・22日(日)に神奈川・CLUB CITTA’でライブイベント、THRASHDOMINATION 2015 「最強決定戦」の開催が決定した。同イベントは2004年からスタート。毎回海外のスラッシュメタルバンドを招いてライブを行なっている。10回目を迎える今回は、昨年10月に4年ぶりのアルバムをリリースしたベイエリア・スラッシュの帝王、エクソダス。昨年7月に2年ぶりのアルバムをリリースした、アメリカ東海岸を代表するスラッシュメタルバンド、オーバーキル。ドイツのスラッシュメタルバンド、ソドムの3組が出演。3バンドとも、80分以上のライブを披露する。なお、エクソダスは3月23日(月)に大阪・Shangri-Laでワンマンライブの開催も決定している。チケットの一般発売は、「THRASHDOMINATION 2015」が2月7日(土)午前10時より。エクソダスワンマンライブが2月15日(日)午前10時より。なお、「THRASHDOMINATION 2015」のチケット一般発売に先がけて、チケットぴあでは先行抽選プレリザーブを実施。受付は2月1日(日) 午前11時より。■THRASHDOMINATION 2015 「最強決定戦」日時:3月21日(土)・22日(日)各日開場15:00/開演16:00会場:CLUB CITTA’(神奈川県)出演:オーバーキル / エクソダス / ソドム料金:オールスタンディング 9800円※整理番号付、ドリンク代別途要■エクソダス日時:3月23日(月) 開場18:00 / 開演19:00会場:Shangri-La(大阪府)料金:オールスタンディング 7000円※整理番号付、ドリンク代別途要
2015年01月29日女優の杏が、ハリウッド大作『エクソダス:神と王』で、日本語吹き替え版の声優に初挑戦した。演じるのは主人公モーゼ(クリスチャン・ベイル)を支える妻ツィポラ役。女優として映画、ドラマと破竹の活躍を見せるなか「アフレコ用の台本に最初は戸惑いもありましたが、気持ち優先で演じることができ、未知なる世界に飛び込むことができた」と初の声優業に手応えを示した。その他の画像『グラディエーター』のリドリー・スコット監督が旧約聖書の「出エジプト記」に記されたモーゼの奇跡の数々を、最新VFX満載で描いた歴史スペクタクル。紀元前1300年、栄華を極めるエジプトの王家で養子として育ったモーゼが、兄弟同然のエジプト王・ラムセスに反旗を翻し、たった1人でヘブライの民40万人を救うため、約束の地を目指す。「モーゼの物語といえば、白髪のおじいさんが海を割るというイメージでしたが、映画を拝見しリアリズムを追求する映像づくりに驚きました。同時に衣装やセット、食べ物の描き方など細部へのこだわりが、スケール感を失うことなく世界観を増幅させていて、2時間半圧倒されっぱなしでした。聖書の世界になじみがなくても、エンタテインメントとして存分に楽しめる」(杏)清廉で風格を感じさせるイメージが、モーゼの妻・ツィポラにぴったりであることから白羽の矢が立った。自身が演じる役柄については「各地を旅するモーゼとは対照的に、ひとつの土地に根を張り、家族を守り続ける存在。でも決して視野や考え方が狭いわけではなく、いつまでも愛する夫を待つ純粋さがある。そんな強さと可愛らしさが声で表現できていれば」と語る。「奇跡を導くモーゼ、そして彼を信じるツィポラの人生の物語に仕上がっている。もちろん、今のように通信手段が発達しているわけではないので、旅立つ側も待つ側もすごい覚悟ですよね。それだけに感情的になり過ぎず、気持ちを押し殺すツィポラの姿は女性の胸に響くと思います」(杏)『エクソダス:神と王』1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー※取材・文・写真:内田涼
2015年01月29日iTunes Storeでレンタル100円の「今週の映画」と、iBookstoreでおススメ電子書籍が1冊無料の「今週のブック」を見逃すな! iPhoneやiPadで上質なコンテンツをお得に楽しんじゃいましょう。お手軽価格&無料で利用できるので、レンタルや電子書籍未体験の方もこの機会に試してみては。関連作品やコンテンツ利用時に便利な機能・使い方のコツも紹介していますので、ぜひご活用ください。○100円で! 今週の映画ディレクターズカット版というと、劇場公開時に様々な事情で入れられなかったシーンなどを監督が再編集し、パッケージソフトに収録されるものです。監督が上映版に大して不満があった場合に出されることが多いようです。その点でいうと、この作品の上映版に監督・リドリー・スコットは大いにご不満だった模様。145分の上映版に対してディレクターズカットではなんと50分もの新規シーンが追加されています。テレビドラマ1本分のストーリーが追加されれば、作品全体の流れも大きく変わって当然。実際に、ファンの間ではディレクターズカット版こそが本来の作りたかったものであり、リドリー・スコット監督の代表作のひとつになる名作との声も上がっています。『ロード・オブ・ザ・リング』でエルフの王子・レゴラスを演じたオーランド・ブルームのイケメンぶりも十二分に堪能。見る価値のある名作です。(作品紹介)<< 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのオーランド・ブルーム&「グラディエーター」のリドリー・スコット監督が挑むフルスケールのアクション・スペクタクル超大作 12世紀フランス。鍛冶屋の青年バリアンは妻子を失い生きる望みも失いつつあった。ある時、そんな彼の前に十字軍の騎士ゴッドフリーが現われ、自分が実の父親であるとバリアンに打ち明ける。勇敢で高潔なゴッドフリーは、本当の騎士道とは何かをバリアンに示し、聖地エルサレムへの旅へとバリアンをいざなう。つながり作品リドリー・スコットといえば『エイリアン』『ブレードランナー』『ブラック・レイン』『グラディエーター』など、数々の名作で知られる偉大な映画監督ですが、映画の前に広告業界でも大きな成功を収めています。世界的な大企業のCMを手がけており、アップルを世界に知らしめたあの『1984』も実は同監督の作品。1月30日より公開されるリドリー・スコット監督最新作『エクソダス:神と王』も楽しみです!○無料で! 今週のブックタイトルを見て、プルプルの女子高生が活躍するライトノベルだと思ったみなさん、残念です。こちらはまっとうなレシピ本です。いや、むしろそのほうが萌えるかも。だって、ババロアにムースにプリンにゼリーですよ。干からびた心もゼラチンのコラーゲン効果でプルプルになろうというものです。暑い時期にひんやり冷やして食べるゼリーも良いものですが、チョコレートが食べたくなるこの季節には、チョコレートムースやココアプリンが最高です。これから旬のイチゴなら、ミルクと合わせてババロアに。そんな一年を通して楽しめるプルプルなレシピを100種類収録。写真を見ているだけでも至福の一冊です。(作品紹介)<< ゼラチン1袋あれば手軽に作れるおいしいデザート&料理レシピ100品を紹介。美肌にもいいゼラチンを自分で使いこなして作れるおすすめな1冊。つながり作品レシピを探すならアプリやネット上でいくらでも見つかりますが、例えば「家庭の中華」「ケーキとクッキー」「時短献立」など、テーマに沿って学ぶにはやっぱり本の形にまとまっているものが見やすいし、頭に入ります。まとめて頭に入れたものがあれば、探したレシピを活用したり自分なりの応用ができるようになるものです。読書アイテムとしても、レシピ本を楽しんでみてください。○今週のTip作ってみたいレシピがあったら、そのページに"ふせん"をつけておきましょう。iPhoneで本を開いたら、ふせんをつけたいページで画面右上にあるリボンのマークをタップ。マークが見当たらない場合は、画面の中央付近を1回タップすると出てきます。ふせんをつけたページは、左側にある横線3本の目次ボタンをタップ。「ブックマーク」を選択すると、ふせんをつけたページが一覧でき、ここからそのページを直接開くことができます。材料を買いにいく時のメモ代わりにも便利です。
2015年01月28日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』の公開を記念して24日(土)に東京のTOHOシネマズ六本木ヒルズで、本作の特別映像の“オープン・ドア・スクリーニング”が行われることが決定した。当日は15時30分から19時まで劇場の1スクリーンが貸切られ、観客は好きなタイミングで無料で映像を楽しむことができる。その他の写真本企画は、TOHOシネマズ六本木ヒルズのスクリーン8で明日24日(土)の15時30分から19時まで実施。上映されるのは作品の魅力を凝縮した4分間の映像で、来場者全員にプレミアム シネマイク ポップコーン引換券が無料で配布される。これまでもスクリーンを無料で開放する企画は存在したが、劇場がもっともにぎわう土曜日の昼の時間帯で“無料”の上映企画が行われるのは前代未聞で、当日は他のスクリーンの上映に訪れた観客や、『エクソダス』の公開を待ちきれない観客が足を運ぶことになりそうだ。『エクソダス:神と王』は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『エクソダス:神と王』1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2015年01月23日リドリー・スコット監督、クリスチャン・ベイル主演で贈る映画『エクソダス:神と王』。全米オープニングNO.1に輝き、日本公開を目前に控えている本作から、最大の見どころであるモーゼの“10の奇跡”を捉えた劇中写真と、その舞台背景を専門家が語る特別映像が初公開。紅海の海割れを再現した驚きのモーションポスターも解禁された。紀元前1,300年、巨大王国エジプトの王家で、養子として育ったモーゼ(クリスチャン・ベイル)は兄弟同然の王ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻し、400年虐げられているヘブライの民40万を救うため、“約束の地”を目指し冒険の旅路へ就く…。スコット監督自身、過去最大の予算を投じて製作した本作で描かれるのは、古代エジプトの風景や猛威を振るう“10の奇跡”といったスペクタクルシーンの数々。「私はどちらかといえば、リアリティを重んじる傾向がある。手にした情報を元にして、それが現実に起こったとしたらどうかと考えるようにしている」と語るスコット監督の言葉通り、最新の視覚効果と3D技術を駆使して語り継がれてきた“奇跡”を映像化させることに成功した。イギリスのパインウッド・スタジオで屋内のシーンを撮影した後、地中海に面したスペインでロケ撮影を敢行。ラムセスの宮殿、ヘブライの貧民街といった街並の巨大セットを建て、撮影のエキストラは総勢1万5,000人。カメラ17台で捉えた戦闘シーンにも、馬55頭、騎手48人、エキストラ300人が一堂に会し、最大級なスケールに。また、リアリティを追求し、蛇やチーター、ラクダに象、また大量発生する400匹(!)の蛙など、本物の動物たちが登場し、より物語を引き立てている。公開された特別映像では、“奇跡の映像化”に、専門家も「古代エジプトを知ることができる。“10の奇跡”や、紅海を割る奇跡の数々。戦いも忠実に描かれている」と太鼓判を押す。まずはこちらのポスターや映像で、ひと足早くその世界観を確かめてみて。『エクソダス:神と王』は1月30日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エクソダス:神と王 2015年1月30日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年01月21日女優の杏が16日に都内で行われたスペクタクル大作『エクソダス:神と王』のPRイベントに出席した。リドリー・スコット監督が“モーゼの奇跡”を映画化した本作。杏は主人公モーゼを支える妻ツィポラ役で、日本語吹き替え版の声優に初挑戦しており「人々を奇跡に導く男性のドラマ。(上映時間の)2時間半、口を開けたままだった」とそのスケール感に圧倒されていた。その他の写真今回、「清廉で風格を感じさせるイメージ」が役柄にぴったりという理由で、抜てきされた杏は「実際の映像に、どう声をあてるか戸惑いもあった。『普段通りで』とご指示をいただき、気持ち優先で演じた」と苦労を明かした。また、自身が演じたツィポラについては「夫を信じ、待ち続けるすごいパワーの持ち主。芯のピュアな部分は変わらず、すごく素敵」と語っていた。ハリウッドきっての映像派として名高いスコット監督が、旧約聖書の『出エジプト記』に記されたモーゼの奇跡の数々を、最新VFXを駆使し描いた歴史スペクタクル。紀元前1300年、栄華を誇るエジプトの王家で養子として育てられたモーゼ(クリスチャン・ベイル)が、兄弟同然に育ったエジプト王ラムセスに反旗を翻し、40万人のヘブライの民を救おうと、約束の地を目指す。見どころは「衣装やセットなどディテールにこだわった映像はもちろん、家族の絆や夫婦愛、友情や博愛が描かれている」。イベントでは映画の世界観を再現したファッションショーに加えて、実際にキャスト陣が着用した劇中衣装もお披露目され「まるでタイムスリップした気分。私も実際に着てみたいですね」と笑顔を見せた。『エクソダス:神と王』1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2015年01月16日女優の杏が1月16日(金)、都内で行われたハリウッド大作『エクソダス:神と王』のPRイベントに出席した。日本語吹き替え版で旅立つ主人公・モーゼを待ち続ける妻・ツィポラ役に挑み「女性は家族を守り、強くなるんだなと。信じる力を参考にしたい」と語った。清廉で風格を感じさせるイメージが、モーゼの妻にピッタリであることから白羽の矢が立った。杏さんが吹き替え声優を務めるのは初めてで、「台本に書いてある記号など、分からないことだらけ。(スタッフから)『普段通りに』と言われたので、気持ち優先で演じた」とふり返った。紀元前1,300年のエジプトを舞台に、“モーゼの奇跡”をクリスチャン・ベイル主演で描くスペクタル・アドベンチャー超大作。栄華を誇るエジプト王家で、養子として育てられたモーゼ(クリスチャン・ベイル)。彼は、兄弟同然に育てられたエジプト王・ラムセスに反旗を翻し、400年もの間虐げられている40万ものヘブライの民を救うため、たったひとりで“約束の地”を求める旅路に就く…。「家族の絆や夫婦愛、友情や博愛が描かれたドラマ」と魅力を語る杏さん。“夫”にあたるモーゼは「人々を率いて、奇跡を導いた男性」だと言い、「2時間半、口を開けたまま終わってしまった。絶対、劇場で観るべき」と本作の壮大なスケール感をアピールしていた。イベントでは、物語の世界観をファッションで再現するショーが行われ、会場にはツィポラがモーゼとの結婚式の際に着ていた実際の衣装も展示された。「まるでタイムスリップしたみたい。ディテールにもこだわりを感じるし、ぜひ私も着てみたい」と瞳を輝かせた。『エクソダス:神と王』は1月30日(金)よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:エクソダス:神と王 2015年1月30日より全国にて公開(C) 2014 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2015年01月16日俳優のクリスチャン・ベールが旧約聖書の英雄モーゼを演じるリドリー・スコット監督最新作『エクソダス:神と王』(2015年1月30日公開)が現在、東京・表参道をジャックしており、運勢を占う「エクソダスおみくじ」が実施されている。2014年12月29日~2015年1月4日、東京メトロの表参道駅改札を入った11本の柱が本作に染まり、柱の絵柄には「初詣の前に、初奇跡を起こそう。」「表参道で今日、何人が奇跡を目撃するのか?」「紀元前1300年。モーゼの奇跡。2015年。あなたの奇跡。」「モーゼは紅海で。あなたは表参道で。奇跡を起こす。」など、全11種類の啓示が描かれている。この11本の広告は、5台のデジタルサイネージと合わせて展開中のキャンペーン企画の一環。表示されるQRコードからキャンペーンサイトにスマホでアクセスし、スマホを振ると、運勢を占う「エクソダスおみくじ」を引くことができ、旅行券5万円が10人に当たる。配給元の20世紀フォックス映画担当者は「モーゼの奇跡を、身近に感じていただけるよう企画しました」とコメント。「本作ではあの有名な紅海の奇跡のほか、ナイル川が真っ赤な血に染まり、カエルやイナゴの大量発生、エジプト全土にひょうが降るなど、"10の奇跡"が圧倒的スペクタクルで描かれます。モーゼが体験した数々の奇跡にあやかり、ぜひ2015年最初のちょっとした奇跡を体験してください」と呼びかけている。(C)2014 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved.
2015年01月01日26日早朝、東出昌大との元旦“電撃”入籍を発表した杏が、モーゼの妻役で日本語吹き替えに初挑戦するリドリー・スコット監督の最新作『エクソダス:神と王』。このたび、全米オープニングNo.1に輝いた本作中で表現された、あのモーゼ最大の奇跡“紅海の海割れ”のビジュアルが、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて再現されることが明らかとなり、またクリスチャン・ベイルらキャストたちが劇中で実際に使用した豪華絢爛な衣装の来日も決定した。紀元前1300年、巨大王国エジプトの王家で養子として育てられたモーゼ(クリスチャン・ベイル)は、兄弟同然のように育てられたエジプトの王ラムセス(ジョエル・エドガートン)に反旗を翻し、400年もの間虐げられるヘブライの民を救うため、“約束の地”を求める苦難と冒険の旅路に就く…。スコット監督自身が「過去最大の予算を投じた」という本作は、細部まで忠実に再現したリアリティと、最新の視覚効果と3D技術を駆使し、長らく語り継がれてきた“奇跡”を映像化。古代エジプトの壮大な風景と強大なエジプト軍との熾烈極める闘い、猛威を振るう“10の奇跡”といったスペクタクルシーンは観る者を圧巻させる。“モーゼ紅海の奇跡”を再現した幅およそ11mもあるビジュアルは、本日12月26日(金)から2015年1月29日(木)の約1か月間、TOHOシネマズ六本木ヒルズ内5階スクリーンへと続く回廊をジャック。また、『グラディエーター』でアカデミー賞「衣装デザイン賞」を受賞したスタッフが手掛けた英雄モーゼ、その妻ツィポラ、エジプト王ラムセス、エジプト王妃ネフェルタリなどの衣装が来日し、実際に撮影で使用されていた衣装を間近で目にすることができる。すべての衣装が、2014年12月27日(土)~2015年1月15日まで船橋のららぽーとTOKYO-BAYにて、その後ラムセス、ネフェルタリの衣装が1月20日(火)~1月29日(木)までTOHOシネマズ六本木ヒルズ、モーゼ、ツィポラの衣装が1月21日(水)~1月27日(火)まで大阪・阪急メンズ館、1月28日(水)~2月15日(日)神戸のOSシネマズミント神戸にて順次展示される予定だ。『エクソダス:神と王』は2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開。2015年1月29日(木)には3D限定前夜特別上映(一部劇場を除く)。(text:cinemacafe.net)
2014年12月26日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』のメイキング映像が公開になった。スコット監督が本作にかける意気込みや魅力について語ったインタビューや壮大な規模で行われた撮影風景が登場する。『エクソダス:神と王』メイキング映像本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。モーゼの物語は世界中の多くの人に知られ、語り継がれてきたがスコット監督は「モーゼは知れば知るほど奥深い。彼の壮絶な人生の物語に私は度肝を抜かれた」という。そこでスコット監督は自身のキャリアの中で最大規模の撮影を敢行して、モーゼの数奇な運命や苦悩を描くことに決めた。しかし、撮影は苦労の連続だったという。デジタル技術が発達してスケールの大きな映像が比較的、簡単に表現できるようになったが、スコット監督は実際にロケで撮影し、エキストラを集めてバトルシーンを描くことにこだわったからだ。映像ではプロダクションデザインを手がけたアーサー・マックスが「セットはすべて限界まで大きくした」と言い、彼の言葉通り、巨大な神殿や像、街が登場する。さらに「この題材の魅力は美しさと雄大さにある」というスコット監督は、作品にピッタリの場所を徹底的にリサーチし、そこで撮影を行った。険しい山々や美しい海は実際には機材を運び込んで撮影することが困難なケースが多いが、本作のスタッフは壮大な映像を描き出すべく700人超のクルーと共に撮影を敢行した。メイキング映像にはキャストが命がけでぶつかる合戦シーンや、街に火の手があがる場面、クリスチャン・ベイルらキャストに熱心に演出するスコット監督の姿が収められている。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年12月25日米BOX OFFICE MOJOは12月19日~12月21日の全米週末興業成績を発表した。『ロード・オブ・ザ・リング』前日譚となるJ・R・R・トールキンの小説『ホビットの冒険』を原作とする“ホビット”シリーズ三部作の最終章となる『ホビット 決戦のゆくえ』が初登場1位。公開から5日間での累計興行収入9,062万7,000ドルと早くも1億ドル目前の大ヒット。1、2作目に引き続き、ピーター・ジャクソンが監督を務める。主人公ビルボをはじめ、ドワーフやエルフ族らの各種族が、長きにわたる眠りから覚めた邪竜スマウグとの最終決戦に挑む。2位には真夜中に展示物が動き出すファンタジー・コメディ“ナイト ミュージアム”シリーズの第3弾『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』が初登場。前2作に引き続き、ショーン・レヴィ監督、主役のベン・スティラーをはじめ、本作が遺作となったロビン・ウィリアムズやオーウェン・ウィルソンなどなじみのキャストにベン・キングズレーが新たに加わった。不思議な力を持つエジプトの石版をめぐって、ニューヨークの自然史博物館を飛び出し、1930年代のエジプト遺跡やロンドンなど各地で大騒動を巻き起こしていく。3位も初登場の『ANNIE/アニー』。ハロルド・グレイの新聞連載漫画『小さな孤児アニー』を原作として製作され、トニー賞で各賞を受賞し、ロングランを記録したブロードウェイ・ミュージカル『アニー』を映画化した作品。1982年続き2度目の映画化だが、舞台が現代のニューヨークとなるなどキャラクターもオリジナルとは設定を変更。主役のアニー役には、2012年の『ハッシュパピー ~バスタブ島の少女~』で史上最年少で第85回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたクヮヴェンジャネ・ウォレスが抜擢されている。すべて初登場となったトップ3作品に押され、前週トップの『エクソダス:神と王』は4位に転落。以下『ハンガー・ゲーム:モッキングジェイ Part1(原題)』が2位から5位に、『Penguins of Madagascar|352万5,000ドル(原題)』が3位から9位となるなど前週の上位3作品がすべて大きく順位を下げた。一方、前週トップ10入りを果たしたリース・ウィザースプーン主演の伝記ドラマ『Wild (2014) (原題)』は6位にさらに躍進。ディズニーの最新アニメ『ベイマックス』は前週5位から8位へと徐々に順位は落としているものの、累計興行収入1億9,044万1,000ドルと2億ドルの大台が目前となった。その他インドのコメディ映画『P.K.(原題)』が10位に初登場している。
2014年12月22日『グラディエーター』を始め、『エイリアン』『ブレードランナー』『ハンニバル』など数々の傑作を生み出してきた巨匠リドリー・スコットが「(自身の作品としては)過去最大の予算を投じた」という『エクソダス:神と王』。人類史上、最初にして最大の“モーゼの奇跡”を描く本作で、クリスチャン・ベイルが演じる主人公モーゼの妻の日本語版吹き替えに、女優やモデルとして大活躍の杏が初挑戦することが分かった。ナイル川が血に染まり、おびただしい数のカエルが地を覆い、紅海が割れ――。3,300年に渡って語り継がれてきた数々の巨大な災いと奇跡を、科学的な史実であるという視点に立ち、最新の視覚効果と3D技術を駆使して完全映像化を実現させた本作。杏さんが吹き替え声優にチャレンジするのは、今回が初。「声のお仕事にはもともと非常に興味がありましたので、自分としては初めての試みですが、是非チャレンジしてみたいと思い、オファーをお引き受けしました」と言う。その初めてとなる役柄は、夫であるモーゼを献身的に支え、40万人の民を救うために旅立ったモーゼを信じて待ち続ける、芯の強い女性ツィポラ(マリア・バルベルデ)。国民的女優としての清廉で風格を感じさせるイメージが、伝説的英雄モーゼの妻役にまさにぴったりであることから、今回の起用が実現した。全話・平均視聴率22.4%を記録したNHK朝の連続テレビ小説「ごちそうさん」でも、東出昌大演じる夫を支える妻を熱演した杏さん。「これまでのモーゼに対するイメージを覆す、新たなモーゼ像を描いた作品。モーゼはとても強く聡明で素晴らしい男性だと思います」と、伝説的な夫を絶賛。「ひとりの男性として、頼もしさを感じました。ただ、(妻である)私を置いていってしまうのは困りますね(笑)」と苦笑しながらも、本作については、「ひと言で言うと、“スペクタクル・アドベンチャー作品”。音も映像も本当に素晴らしかったので、ぜひこの重量感を楽しんで欲しいです。私が演じた妻ツィポラとモーゼの夫婦の絆も見どころの一つです」と話し、スコット監督が描き出した世界観をアピールしていた。『エクソダス:神と王』は2015年1月30日(金)よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月17日リドリー・スコット監督が旧約聖書に綴られたモーゼの物語を基に描いたアドベンチャー映画『エクソダス:神と王』の日本語版キャストが決定し、主人公モーゼを宮内敦士が、ラムセスを小山力也が、モーゼの妻・ツィポラを女優の杏が演じることが明らかになった。その他の写真本作は紀元前1300年を舞台に、最強の王国エジプトの王家の養子として育てられるも、兄弟同然に育ったエジプトの王ラムセスに反旗を翻した男モーゼの数奇な運命を描いた超大作。ヘブライの民を救うために繰り広げられるエジプト軍との壮絶な戦いや、有名な紅海の海が真っ二つに割れる場面も登場する。『ダークナイト』トリロジー、『アメリカン・ハッスル』のクリスチャン・ベイルがモーゼ役を、“狂気の王”として彼の前に立ちはだかるラムセス役を『ゼロ・ダーク・サーティ』『華麗なるギャッビー』のジョエル・エドガートンが演じ、ベン・キングズレー、シガーニー・ウィーバー、ジョン・タトゥーロらが出演する。杏が演じるツィポラは、モーゼを献身的に支える女性。杏は日本語吹き替えをするのは初めてだが「声のお仕事にはもともと非常に興味がありましたので、自分としては初めての試みですが是非チャレンジしてみたいと思い、オファーをお引き受けしました」と言い、「この作品では、これまでのモーゼに対するイメージを覆す、新たなモーゼ像を描いているので、彼の物語にあまり馴染みのない人であっても、エンターテインメントとして楽しめる作品になっています。一言で言うと、“スペクタクル・アドベンチャー作品”。音も映像も本当に素晴らしかったので、ぜひこの重量感を楽しんで欲しいです。私が演じた妻ツィポラとモーゼの夫婦の絆も見どころの一つです。ぜひ、劇場で観て頂きたいです」とコメントしている。モーゼ役の宮内は俳優、声優として活躍しており、『アメリカン・ハッスル』の日本語版でもベイルの声を演じている。またラムセス役の小山も数々の吹き替えで知られる名優だ。他にも山野丈人、石川禅、小川真司、高山みなみ、勝生真沙子ら実力派キャストが声を演じる。『エクソダス:神と王』2015年1月30日(金)TOHOシネマズ日劇ほか全国ロードショー
2014年12月17日