異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【学校の先生>日本人の私?】エジプト人に日本語を教える家庭教師もしている私。生徒は観光と日本語を専攻している女子大学生です。彼女の家に行き、いつものようにテキストにそって教えようとしたら、「今度授業でミニテストがあるので、その練習も兼ねた授業をして欲しい」とのお願いが。話を聞くと、日本語でエジプトの遺跡を案内するという試験だそう。日本語の先生(エジプト人)が作ったという原稿があるというので、どれどれと、目を通すと文中に間違いを発見。日本語のネイティブスピーカーであれば「ん?」と首を傾げる表記で、日本語を教える立場としてもこのミスは見逃せません。原稿を見せて「ここは間違ってるよ」と、訂正しようとしたら、彼女は「先生がこれでいいと言っているので、このままで大丈夫です!」と言うではないですか…。いや、私、日本人なんですけど…(汗)。思わず突っ込んだのですが、ネイティブである日本人の私よりエジプト人の先生の方が信頼が厚いようで、「問題ありません!」との答え…。それでいいのか…!?と思ったのですが、やはり間違いは見逃せないですし、彼女のためにもならないはず。そう考え、間違っているところをそっと赤ペンで直しておいたのでした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年05月19日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【まさかの未完】我が家のキッチンはガスボンベ式。ガスが切れるとビルのバワーブにお願いして交換してもらう必要があるのですが、すぐに交換してくれるとは限らないため、一度切れるとかなり面倒臭いのが難点です。そんなある日大家さんから、ガスボンベを都市ガスに変える工事をするとのお達しがありました。都市ガスはガス管から供給するので、ボンベが不要になります。…ということは、バワーブの「ガスボンベ交換するする詐欺」から開放される!? ガス切れで数日間コンロが使えないという苦行から脱却できるわけです。ひゃっほーい\(^o^)/しかしながら、ことはそんなにうまく進むわけがありません。「都市ガスになるわよー」と宣告されてはや2カ月、ちっとも工事が始まる様子がないのです。まあそんなもんか…とガス工事のことを半ば忘れかけていた頃、同居人と一緒に旅行に行くことになりました。大家さんには出発前に「家を空けている間にガス工事の人が来るかもしれない」と言われましたが、「今までちっとも来ていないのに来るわけないよね~」と旅だった私たち。完全に油断しておりました。旅行先を満喫し疲れて帰宅すると、キッチンが大惨事。どうやら旅行中に工事が行われたようなのですが、ガス管を通すために壁に穴を開けたのでしょうね…そのときのがれきがガス台の上に。粉じんが舞ったのか、作業台等は真っ白くなっていました…。何も知らなければ、ここで爆発事故が起こったのでは!? と疑うレベルです。日本だと片付けもやってくれるのですが、ここでは工事の人は工事の仕事しかしません。後片付け、清掃は住人の仕事のようです。それにしても、この徹底した仕事の線引き。もはやすがすがしさを感じます。楽しい旅行から帰ってきて早々、大掃除になるとは…ガス管工事を甘くみていました。仕方がないので手分けして掃除を始めた訳ですが、同居人が手を止め「ガス工事、まだ終わってないみたい…」と一言。え、こんなに工事の跡があって汚いのに、終わっていないの…?と思い、よく見てみると、ガス管はコンロに接続されていないのです。つまり、今回はガス管を引いただけで終わり。まだガスは通っていないということ。また工事が行われるのか、果たしてガスが通るのはいつになるのか…。頭のなかは粉じんのように真っ白くなり、力尽きたのでした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年05月12日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【炭係のお兄さん】私がいつも行くお気に入りのカフェ。ここではお茶やちょっとした甘味、そして水タバコを提供しています。炭で草を燻し、その煙を水に通す水タバコはエジプトで大変人気があり、街中でたばこを楽しむ人々を見ることができます。ゆっくり水タバコを吸うのが好きな私にとって、このカフェでの時間は至福のひと時…。水タバコにはいろいろな香りがあるので、その日の気分に合わせて楽しんでいます。今回はこのカフェに通い始めた時のお話。まったりと水タバコを楽しみつつ、お茶のおかわりがほしくなったので注文をしようとあたりを見渡しましたが、オーダーを取ってくれるお兄さんの姿が近くに見えません。そこへいつも水タバコの炭を交換してくれるお兄さんの姿が見えたので「お茶をお願いしまーす」と元気良く言ったものの、素通りされてしまいました。「え、無視された…?!」と微妙にショック。まだこのカフェに通い始めたばかりだから認められていないのかも、と思ったものの、よく考えると、彼がオーダーを取る姿は見たことないのです。よくよくお兄さんを観察すると、やっぱり水タバコ関連のお仕事しかしていません。どうやら、お兄さんの仕事は水タバコを運んだり、お客さんたちのテーブルを周って炭を換えたりすること。水タバコに関してはなんでもやってくれますが、飲み物のオーダーを取ったり、お茶やコーヒーを運ぶのは彼の仕事では無いようです。私のお茶オーダーも、彼は水タバコを運んだりするのが主な仕事なので、自分に掛けられた言葉ではなかったのだろうと思って素通りしてしまったのかもしれません。お店によってはドリンクのオーダーから水タバコの炭交換まで同じスタッフがすべてをこなすというところもありますが、ここは完全分業制。「水タバコ係」が一つの専門職としてなりたっているのだなあ…と感心したのでした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年05月05日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【組み合わせの妙?】仕事帰りにトゥクトゥクに乗ったときのこと。トゥクトゥクといえば、シールや運転手のブロマイドが貼ってあったり、電飾がついていたりととにかくゴテゴテで自己主張が強いのが特徴です。ところがこの日乗った1台は飾り気がないというか、とにかく車内がシンプル。珍しい運転手もいるものです。運転手さんは控えめな人なのかな? と思っていたら視界の端にブラブラゆれるものが。アクセサリーを下げているのかも。そう思いまじまじと見たところ、何と垂れ下がっていたのはひもでつるされたおっさんの人形。そしてその横には輪っかになった縄が揺れています。この組み合わせ、呪いの首つり人形か!!!? とビビる私。なんて車に乗ってしまったんだ…。後悔しつつよく見てみると、縄は結構しっかりしています。そしておっさん人形には大きすぎるような…。それもそのはず、実はこれ、車体が揺れたときに乗客がつかめるように付けられた「取っ手(つり革)」だったのです。おっさん人形とは全くの無関係なのか。それとも乗客の笑いを誘うためのブラックジョークなのか。疑問が渦巻く私の目の前で、揺れに合わせてぷらぷらと揺れるおっさんと取っ手(つり革)。運転手の気遣いは感じられますが、セレクトが怖すぎます…。しかもゴテゴテした装飾がないので、余計におっさん人形と縄が目立つこと。シンプルなトゥクトゥクの方がいいのに、と思っていましたが、これはこれでちょっと…。何にせよ、トゥクトゥクというのは、ゴチャゴチャしているものからすっきりしたものまで、運転手のセンスが凝縮された乗り物なのだなあ、と実感したのでした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年04月21日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【欲しいのはそれじゃない…!】伝統的な女性服「アバーヤ」を買いにいったときのことです。アバーヤは長袖と足元まですっぽり覆う長裾ワンピースのような服で、基本は黒。それだけ聞くとすごく地味なイメージがあるのですが、金、銀、紫、青、赤などの色とりどりの刺しゅうやレース・ビーズの装飾が施されているので、実は結構かわいいのです。ただし、1つ1つデザインやフォルムが違うので、自分好みの1着を探すのは一苦労。服屋さんで自分のお気に入りを探すべく大奮闘する必要があるのです。店内を見て回りつつ、店員さんにも「こんな感じのを探しています!」と伝えてアバーヤ探しを手伝ってもらうことに。使える手段は全て使います。しばらくたって店員さんが持ってきてくれたアバーヤ。あれ、私の希望が30%も入っていないのは気のせいかしら…? 欲しいものとデザインがぜんぜん違うのは、うまく伝わっていなかったせいかも…。悪いなあと思いながらも「それは欲しくないです」と断りをいれ、店内の物色を再開しました。一通り見てみたものの、これという1着はなかなか見つかりません。今日は収穫ゼロかも…と疲れを感じ始めたそのとき、ふと見上げた場所に飾ってあったアバーヤが目に入りました。え、すごくかわいい! 欲しい! しかしながら、そのアバーヤの装飾は紫系。残念なことに、私は紫が似合わないのです。とはいえ、ここで諦めるのは悔しい。あるならば同じデザインで緑色のやつが欲しい…。そんな思いでさっきの店員さんに「あれと同じデザインで緑色のってありますか?」と聞いてみました。そうすると店員さんから、「あるよ!」との答えが! 倉庫から探して持ってきてくれるとのこと。やった―!ウキウキしながら待つこと数分。お兄さんが「これだろ」とドヤ顔で持って来たのは欲しいものと似ているようで似ていない1着。何と言えばいいのでしょうか、惜しい感じで似ていないもの。飾ってあるアバーヤは前面に装飾が施されているけれど、持ってこられたのは背面に似たような装飾がされているんです…。何だろう、この、「もやもや~」とした感じ。一応緑色だけど…。お兄さんはなぜ、これを持ってきたんだろう。こういう細かい差異は気にしないのかな…ともやもやと疑問は深まり、購買欲がどこかへ薄れていきます。せっかく持ってきたので一応見てみましたが、やっぱり気にいらなかったので購入にはいたりませんでした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年04月07日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【個性あふれるトゥクトゥク】庶民の通勤・通学の足として使われている二輪タクシー トゥクトゥク。外国人はあまり使わないようですが、私は便利で安いのでよく使っています。車体には、ランプやシール、ペイントを施したりと、ドライバーの個性が全面にでています。そういう点もトゥクトゥクの面白いところです。出勤前、道端でどのトゥクトゥクに乗ろうかと吟味していたときのこと。(ぼったくられるのは嫌なので、トゥクトゥク選びは重要なのです)目の前を結構なスピードで通り過ぎた1台のトゥクトゥク。あのドライバーは運転荒そうだな…と思い、目で追いかけると、何と後部にドライバーのブロマイドが!車内に自分のブロマイドを貼るドライバーはよく見かけますが、まさかここまで周りに自分アピールするエジプト人は初めて…。どんだけ好きなんよ! 自分! と思わず突っ込んでしまったのも無理はないでしょう。日本の選挙カーというか、痛車をほうふつとさせるラッピングトゥクトゥク。おそるべし! 自分大好きエジプト人! 私には絶対できない…とちょっとあきれつつも、彼らの素直な心根が好きだったりするのです。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年03月17日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【伸ばしてはがす!】エジプトで脱毛に使われるという謎のアイテム。結構な固さで、見た目も石けんか粘土のよう。これでどうやって脱毛するのでしょうか…?「まずは温めて柔らかくするのよ!」と言いながら、コンロの上に脱毛アイテムをかざすアイシャ。熱を加えることでだんだんと柔らかくなっていき、左右に引っ張ると「お餅」のようにびよーんと伸びます。さらに、水分を含ませて粘り気を出します。実はこの水分量の調節が難しいのですが、エジプト女子は「唾液」を加えているようです。伸びまくっている物体に「ペッ!」と唾液を加える様子はなかなかシュールでした…。柔らかく伸び、粘り気も十分に出たら、それを脱毛したい箇所に貼り付けます。腕に貼り付けられ、この後どうするんだろう…と思いつつ待つこと数秒。いきなり「行くわよ!」の掛け声とともに、一気にはがすアイシャ。心の準備が全くできていなかったので、「ギャー!!」とマンガのような悲鳴をあげてしまいました。い、痛い…。ちょっと涙目ではがした箇所を見ると、ムダ毛が綺麗になくなっています。そう、このアイテムは固形のワックスなのです。砂糖や蜂蜜、レモンなどが主原料で、カミソリのように刃で肌を傷つけることもなく安心なのも嬉しいポイント。エジプトや周辺国ではよく使われているようです。こうして働く女子としての身だしなみ力が少し上がった私。とはいえ、ワックスは痛みを伴うので、慣れるにはまだ少し時間がかかりそうです…。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年02月17日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす"おろぐちともこ"が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃないエジプトをお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【何かがおかしいオフィス】常に換気がされていることもあり、冷えきった新鮮な空気で満ちているオフィス。冬まっただ中ということもあって、同僚たちは暖かそうなニットやセーターを着用しています。私も私にとって最大級の防寒対策(※コートにショールなど雪だるまレベルで着こむだけ)で仕事に励んでいました。しかしながら、仕事をしていて1つだけ気になることが。それは、目の端にチラリチラリと入り込む違和感のある人影…。「何か…何かがおかしい…!!!」そう思いよーく見てみると、半袖Tシャツで他の社員と談笑しているではありませんか。冬にそんな姿をみたら「さむっ! 見ているこっちが寒い!!!」と突っ込みたくなるのが人情。しかし、周りの人は「寒くないの!?」「元気だね」と彼の服装に触れることなく、普通に接しています。なぜ驚かない…。体感温度は人それぞれですが、中には「半袖スタイル@真冬」もありなんだな…としみじみ。エジプト人の体感温度が違うのか、彼だけが違うのか。「寒さより無新鮮な空気を重視する同僚」などのことを考えると、エジプト人の体感温度が違うような気もするのですが、確信には至っていません…。そんな肉体的にも精神的にも寒かったカイロですが、現在は冬のピークが過ぎ去り、少しずつ春に近づいているのでした。あーよかった。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年02月03日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす「おろぐちともこ」が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃない「エジプト」をお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【感情が豊かすぎるおじさん】ピラミッドの内部はカメラを持ち込むことができません。そのため、入り口で吹きさらしの岩の上にカメラを置いていけと係のおじさんに言われた私たち。「うーわー。カメラ大丈夫かなぁ…」と心配する私の横で、友人も信じられないという顔をしています。おじさんは友人を見て、「カメラを盗むに違いない」と疑われたと勘違い。「オレのことが信用できないのか!!」といきなり怒り出してしまいました…。慌てた友人は「そんなこと一言も言っていないでしょー!」と声を上げるものの、頭に血が上っているおじさんには通じません。仕方がないので、(嫌だったけど)岩の上にカメラを置いてピラミッドの内部へ入りました。内部見学を終えて入り口へ戻った私たち。岩の上には、預けたカメラがちゃんと置いてありました。「無事でよかった!」と一安心して、お礼をいいその場を立ち去る…はずだったのですが、突然私の腕をつかみ「ほーら! 大丈夫だっただろう!? じゃあ踊れ踊れ!!」と、急に御機嫌になるおじさん。あんなにブチ切れていたのに、まるで別人のような切り替えです。「さっきは怒らせてしまったし、仕方がないか」ということで、ひょろひょろとおじさんのダンスに付き合った私…。踊らせる必要ある!? というのが本音ですが、世界遺産の入り口で踊るという体験ができた、と喜ぶべきなのかもしれません…。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2015年01月13日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす「おろぐちともこ」が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃない「エジプト」をお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【まさかの「岩」】エジプト人の友達とピラミッドの内部見学に行った日のことです。内部はカメラの持ち込みが禁止されているため、チケットチェック係のおじさんに預けなくてはなりません。そこまではいいのですが、問題はカメラを預けておく場所。おじさんが指示した置き場所は「岩」。「岩!?」と2度見してしまったのも無理はありません。だって、本当に「岩」の上なのですから。見渡しても鍵付きのロッカーなどはなく、岩のちょっと平らになったところにカメラを置いておけと言うではありませんか。係のおじさんは「SDカードとバッテリーは持って行って! 番号付きのチケットの半券をカメラと一緒に置いておくから安心だよ!」と笑顔で主張するしています。ですが、不安なのは写真の中身を見られることではなく、ふきっさらしの岩の上に置かれることなのです。カメラ本体はとても繊細なので、万が一落とされたらひとたまりもありません…(涙)。だからといって、友人と交代でカメラを預かりあってピラミッドの内部へ観光するのも時間の無駄というもの。チケットをもぎるだけでなく、カメラも預かってくれるのは有り難いことです。けれど、せめて専用の場所やロッカーを用意してもらえたらうれしいな…。カメラと岩を見比べながら、しみじみと思ったのでした。※ちなみに、前に行ったエジプト考古学博物館ではカメラを預けるときは専用のスペースで管理してくれました。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2014年12月30日主演・福士蒼汰×監督・三池崇史の『神さまの言うとおり』でヒロインに抜擢された新進女優・山崎紘菜が、大ヒット人気シリーズの最終章『ナイト ミュージアム / エジプト王の秘密』の吹き替え版で、声優に初挑戦することが分かった。笑いあり、大冒険あり、ちょっぴりの涙ありと老若男女を楽しませてきた『ナイト ミュージアム』シリーズに「さよなら」を告げる本作。舞台は、ニューヨーク自然史博物館に留まらず、1930年代のエジプト遺跡から、ロンドンの大英博物館へと壮大なスケールでストーリーが展開。展示物たちに魂を吹き込んでいたエジプト王の石板<タブレット>が魔法の力を失い、すっかりおなじみとなった展示物たちが動けなくなってしまうという危機を迎えてしまう。先日発表された、英国のイケメン騎士・ランスロット(徳井義実)、女性の夜間警備員・ティリー(渡辺直美)に続き、日本語吹き替え俳優に大抜擢されたのは、長澤まさみらを輩出した「東宝シンデレラ」出身で、『神さまの言うとおり』でヒロインを演じた山崎紘菜。石板を作った偉大なエジプト王ファラオの王妃で、アクメンラーの母・シェップスハレット役を演じる。本作の大ファンであり、吹き替え声優にチャレンジするのは、今回が初めてだという山崎さんは「初めての声優業なのでとても緊張していますが、楽しみながら精一杯頑張ります。大好きなシリーズが、本作で最後になってしまうというのはとても残念ですが、記念すべきラストを飾る作品に参加できてとても嬉しいです!!」と気合を込めて語り、愛すべきキャラクターたちの危機に「ちょっぴり切なくなると思いますが、世界に飛び出すということで、今作では新たにどんな展示物やキャラクターが登場するのか、凄く楽しみです!!」と、ファンとしても熱いコメントを寄せた。また、1月1日(木)より上映館のTOHOシネマズの幕間に放映される「CINEMA CHANNE」で、山崎さんはシェップスハレットをイメージした煌びやかな衣装で本作をナビゲートする(※一部劇場を除く)。新しい年の到来とともに、本作は一層注目を集めることになりそうだ。『ナイト ミュージアム/エジプト王の秘密』は2015年3月20日(金)よりTOHO シネマズ日劇ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月26日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす「おろぐちともこ」が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃない「エジプト」をお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【早く来てほしいときほど来ないもの?】ガスボンベ式な我が家のキッチン。ガスが切れたときは、ビルのバワーブにお願いして、新しいものに交換してもらう必要があります。キッチンのことなので、できるだけ早く交換してほしいもの。とはいえ、ボンベの交換をお願いして、その日のうちに新しいのがきたためしはありません。「ま、今日は来ないね。明日来たら御の字かな」とあまり期待せずにいた次の日。何と2日目にして、バワーブが「1時間後に交換にくるから!」と宣言しにきたではありませんか! 「わざわざ人の家にピンポンして宣言したくらいだから、これはもしかして今日取り替えてくれる!?」と期待してしまうのも無理はないでしょう。そんなわけで、待つこと数時間。全く来る影はありません。さっきの宣言で無駄に期待させられた分、「何のために宣言しに来たの…」と無力感に襲われました。結局バワーブがガスボンベを交換してくれたのは3日目。比較的早い方とはいえ、2日目の謎の行動のせいで、余計に長く時間がかかったように感じます。鍋の売り込みなど、どうでもいい(しかもお願いしていない)営業には熱心なくせに、何故してほしい仕事は遅いのか…。バワーブの謎はまだまだ解明できそうにありません。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2014年12月23日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす「おろぐちともこ」が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃない「エジプト」をお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【どんな顔をすればいいの!?】仕事をしているとき、どんな顔をしているか考えたことはありますか? 私は集中していただけなのに、同僚から「なんで沈んだ顔しているの…?」と心配顔で聞かれました。何も沈むことはなかったので、「集中していただけだよ!」と言うと、同僚は私の言葉に安堵を覚えたよう。心配させちゃったのかな…と反省しつつも、そう突っ込まれたのは生まれて初めてだったので、なぜだろうかと考えてしまいました。そうして気づいたのは、エジプト人同僚の表情との違い。彼らは皆おしゃべりやお茶をしながら仕事をこなしているので、基本的に笑顔です。この顔を見たあとで私の真顔(すごく集中している)を見たら、確かに心配するかもしれない、と思い至りました。私も笑顔で仕事をしたほうがいいかも…でも集中したいから、人とは話したくないな…そうだ! 1人笑いしながらタイピングでもしてみよう…とアイディアが連想ゲームのように生まれてきます。最終的に「すごく楽しそうな小芝居を打つ」という結論に至りかけたところでハッと目が覚めました。私は芸人ではなく会社員、ネタを仕込む必要は無いのだと。もうちょっとで転職するところでした。「普通に仕事をしてるだけだし、いつもの顔でいいや」ということで、今日も同僚に「なんで悲しい顔しているの?」と心配されながら、パソコンに向かうのでした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2014年12月09日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす「おろぐちともこ」が、仕事や現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃない「エジプト」をお楽しみください。(毎週火曜更新予定)【強めの香りがお好み?】友達があるステージに立つということで、別の友人と連れ立って見に行った日のことです。会場で落ち合った友人が持っていたのはプレゼント用のきれいな花束。気がきくなあ~と感心しつつ、開演時間まで談笑していたところ、会場にいた知らないエジプト人女性がニコニコしながら近づいてくるではありませんか。何だろうと思っていると、「素敵なお花ね、匂いをかがせて」とのこと。「エジプト人ってロマンチックだし、お花の匂いを嗅ぐのが好きなのかも~! 少女マンガみたい!」と、思った私。「どうぞ」と差し出した花にニコニコして顔を近づけた彼女でしたが、ピタッと真顔に戻り、「香りがしないわ!」と一言。そのままどこかへ立ち去ってしまいました。え? 香りがない? とおもいながら匂いを嗅いでみると、自然のよい香りがします。どういうことだろうと困惑していたところ、友人が「たぶん…」と解説してくれました。彼女によると、花屋さんによっては、花に香水をシュッシュッと吹きかけてくれるサービスがあるそうです。友人は「香水をかけられそうになったけど、お断りしました」とのこと。後日、エジプト人に聞いてみたところ、全部のお花にはかけないけれど、ちょっと時間のたってしまった花にはやってくれるときもある、とのこと。言われてみれば、エジプト人は香水が好きな人が多く、花に香りづけをするというのも納得です。お花一つでも、国民性が出るのかもなあ・・・と思ったのでした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2014年11月25日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす「おろぐちともこ」が、仕事を含む現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃない「エジプト」をご堪能ください。(毎週火曜更新予定)【確かにすごく速いけど…】「仕事に絶対必要だと思うアイテムを1つ上げてください」と言われたら、何と答えますか? 恐らく多くの人が「パソコン」と答えるのではないでしょうか? 私もマンガや仕事の資料作りなどはパソコンで行っているため、なくなったら仕事にならない必需品と言えるでしょう。エジプトも同様で、私の会社では1人1台パソコンが支給され同僚たちは華麗なる指さばきで仕事をしています。しかしながら、「華麗なる指さばき」というのは単に「タイピングが速い」というわけではありません。資料づくりをお願いした同僚の様子を見てみると、まさかの「人差し指」でタイピング。ショートカットキーを駆使してマウスもほとんど使いません。予想以上のスピードでリズミカルに入力する姿は、まさしく1本指打法!!!(両手の人差し指だから2本指打法……??)周りを観察してみると、ほぼ完全に人差し指だけで作業をしているのは彼女ぐらいだということがわかりました。しかしながら、両手の指すべてを使ってリズミカルにタイピングをする人もあまりいないのかな…という印象です。「これって私の会社だけ?」と思い、現地の友人に確認したところ、「もちろん指をすべて使って入力できる人はいる。だけど彼女のように人差し指だけ、指2~3本だけで入力する人も一定数いる(そしてタイピングは意外と早い)」とのこと。エジプトで求められているのは、正しい指使いよりも「タイピングのスピード」なのかもしれません。その友人に「日本人は両手の指全部を使ってタイピングする人がほとんど」と教えたところところ、「指を全部使ってブラインドタッチする姿をエジプト人が見ると、『アメリカの映画みたい!』って思う人も多い」と言われました。人差し指を駆使するエジプト人同僚、器用なのか不器用なのか、エジプトの不思議にふれた気分でした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2014年10月14日異国エジプトで、ダブルワークならぬトリプルワークをこなす「おろぐちともこ」が、仕事を含む現地生活をマンガとコラムでご紹介。ピラミッドだけじゃない「エジプト」をご堪能ください。(毎週火曜更新予定)【気まぐれ・ミクロバス】通勤の足としてよく使う乗り物、ミクロバス(マイクロバス)。運賃も安く、地下鉄が通っていない道も走るため、カイロっ子の重要な交通手段となっています。大きさは通常のバスよりも小型で、定員10人前後の乗り合い形式。決まった路線を走り、特定の停車地点があるのですが、それ以外の場所でも運転手に「降りたい」「乗りたい」と意思表示をすれば、好きなところで乗り降りできます。時刻表も特にないので、乗客が集まれば出発するという、路線バスとタクシーの中間のような乗り物なのです。そんな緩くて便利なミクロバスですが、たまに予想外のトラブルに見舞われることも。ある場所へ行くために、路線と行き先を確認して乗ったミクロバス。乗車時は満員だったのですが、いつの間にか皆下車して、気づけば乗客は私一人。途中の停車地点で乗ってくる人は皆無。自分が降りる場所まで貸し切り状態なので、「ラッキー」と思っていたら突然、ミクロバスがUターン! 反対車線に入ろうとしているではありませんか。慌てて、「どこに行くの!? まだ私の降りたい場所に着いていないけど!?」と声をかけたところ、「客がいないからさ。差額を返金するからここで降りてね。ごめん」と言われました。選択肢は「降りる」しかありません。どうしようもないので、差額をもらって別のミクロバスに乗り換えました。後日、友人にこんなことがあったと話したら、「ああ、よくあるね!」と一言。「エジプトあるあるなの!?」と衝撃を受けました。「シェフの気まぐれ」ならぬ「運転手の気まぐれ」か……。その日の運次第で強制下車もありえるミクロバス。今日もちょっとドキドキしながら乗車するのでした。おろぐちともこ大学で古代エジプト史を専攻し、2011年よりカイロ在住。日々、エジプト人観察に励む。現在はWebやエジプト人による日本語雑誌の漫画を執筆したり、デジタルアシスタントをしたりと、国境を越えて活動中。至上の喜びは、素敵なカフェで水タバコの煙をゆらしながらぼけっとお茶をすること。生活記Blogつぶえじでは、現地の生活の様子を不定期に発信している。
2014年10月07日東京都美術館で「メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神」が開催されるのに合わせ、「ヴィヴィアン タム(VIVIENNE TAM)」が同展とコラボレーションした限定アイテムを発売する。商品ラインアップは、扇子、マグカップ、グラス、アクセサリー、Tシャツ、トートバッグを予定。それぞれ展示作品よりインスパイアされてデザインされている。7月19日より展覧会特設ショップ等で購入出来る。同展では、ニューヨーク・メトロポリタン美術館のエジプト・コレクションから“女性”をテーマに選び出された約200点が日本初公開となる。ヴィヴィアン タムの作品が同館に多く所蔵されていることが今回のコラボのきっかけになったという。【イベント情報】メトロポリタン美術館 古代エジプト展 女王と女神会場:東京都美術館 企画展示室住所:東京都台東区上野公園8-36会期:7月19日から9月23日まで時間:9:30から17:30(金曜・8月12日から17日は21:00まで。入室は閉館の各30分前まで)休室日:月曜日(7月21日、9月15・22日は開室。7月22日、9月16日は閉室)入場料:一般1,600円、学生1,300円、高校生800円、65歳以上1,000円
2014年07月04日みなさんは海外でどのように旅をしますか?ガイドブックやネット検索もいいですが、その国の人に聞いてみるのも一つの手。今回はアジア圏、南米圏、そしてエジプトの方に母国のオススメ観光地を聞いてみました。海、街、遺跡。想像するだけで旅した気分になれそうです。■ベトナム:Nha Trangビーチ(ニャチャンビーチ)風景がすごい。ビーチ、山……。このビーチの特徴といえば、多分まだ人の活動によってダメージされていないところにあると思う。近くにはVinpearl(ヴィンパール)という高級なリゾートもある(ベトナム/女性/20代前半)ニャチャンは青い海と白い砂浜、遠くには小さな島々が浮かぶビーチリゾート。近隣には市場や遺跡などもあるそうです。砂浜に寝そべって夕日を眺めたり、お散歩したり……。ゆったり過ごすのがポイントとか。■タイ:パタヤ海です。年中暑いので、いつでも海に行けます(タイ/女性/30代前半)バンコクのお隣の県、チョンブリーの一大リゾート地として知られるパタヤ。サンゴ礁でのマリンスポーツの他、ゾウやトラなどに触れ合える動物園や、小舟に乗ってお買い物ができる水上マーケットなどなど、お楽しみが盛りだくさんな観光地です。バンコクから少し足を延ばして行ってみてもいいかもしれません。■インド:ムンバイ日本の東京のよう(インド/女性/30代後半)バックパッカーの聖地的な存在のインドも、場所に寄っては未来都市のように近代化しています。ムンバイの高層ビル群は確かに東京のようかもしれません。現在は高さ720メートルの超高層ビル「インディアタワー」も建設中とのこと。東京スカイツリーを優に超えてしまいますね!■中国:海南島(ハイナン島)リゾート地で、ゆっくり過ごせる。暖かくて海に囲まれて、現実の世界と違う(中国/男性/20代後半)海南島は中国最南端にある常夏のリゾートアイランド。高級リゾートホテルでの優雅な滞在や温泉なども楽しめます。透明度の高い海へと続く白い砂浜で寝ころんでいたら、本当に現実を忘れてしまいそうです。■台湾:淡水(タンスイ)きれいな夕日が見られる港町です(台湾/男性/20代後半)淡水は台北から電車で40分ほどのところにある観光地。「台湾のベニス」と評され、地元ではデートスポットとしても有名だとか。港だけでなく、「老街」といわれる繁華街でのご当地グルメも楽しみの一つのようです。■エジプト:シャルム・エル・シェイク、ルクソールエジプト人だとシャルム・エル・シェイク、日本人にはルクソールが人気です。シャルム・エル・シェイクは海がきれいで気候が一年中温暖。ルクソールは遺跡が多いです(エジプト/男性/40代後半)「王家の谷」など、エジプト有数の遺跡群のあるルクソール。そして、シャルム・エル・シェイクはルクソールとは対照的に、サンゴ礁が美しい高級リゾート地です。砂漠の地のリゾートなんて、さらにぜいたくな気分になりそうです。■ペルー:クスコインカの遺跡。そのほか、インカ帝国の遺跡やナスカの地上絵など面白いところがいっぱいある(ペルー/男性/50代前半)クスコはインカ帝国時代の中心地。ケチュア語で「へそ」という意味だそうです。1,000年前の異国でも、中心といえばおへそだったんですね(笑)。また、ナスカの地上絵の中には宇宙からでないと形が確認できないものがあるとか。太古のロマンが広がっています。■アルゼンチン:イグアスの滝、サルタ、氷河、海、アンデス山脈風景がきれいな所が多いです。アルゼンチンはとても広くて南と北もまったく違うし、東と西も全然違う。どこかに行けばまた新しい出会いがあって、旅行するのが楽しいです(アルゼンチン/男性/20代後半)イグアスの滝は幅約2.7キロメートル、落差約80メートルの巨大で荘厳な滝、アンデス山脈は世界最大の山脈、サルタはスパニッシュコロニアルの建築が多く残る街です。雄大な自然と文化が息づいているのですね。そして、「どこかに行けばまた新しい出会いがある」というのは、景色であれ、人であれ、旅の醍醐味(だいごみ)の一つではないでしょうか。世界にはまだまだ知らないことがたくさんあります。旅に出たくなってしまいますね。また、あなたなら外国人に日本のどこを紹介したいと思いますか?【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年11月23日■エジプシャン・マウの歴史エジプシャン・マウは、エジプト産の家猫を元に、アメリカで品種改良された猫種です。「マウ」はエジプト語で猫を意味します。一般にはエジプト原産とされますが、品種として正式に確立したのがアメリカであるため、原産国をアメリカと記す場合もあるようです。紀元前1400年頃のエジプトで飼われていた猫が、そのルーツと言われています。古代エジプトの壁画には、アビシニアン同様、この種と思われる猫の姿が描かれており、ミイラも発掘されています。1953年、エジプトのカイロからイタリアへ、スポット模様を持った土着の猫が取り寄せられました。この猫とイタリアの猫とを交配させ生まれた子猫たちは、1956年にアメリカへと渡ります。そして子猫たちの品格のあるかわいらしさは、すぐに愛猫家たちの大きな関心を集めるところとなります。その後、古代エジプトの壁画に残された細身の体形にアーモンド型の目、細かいスポット模様を持った猫の特徴を参考に、計画的に繁殖・改良を施し、今日のエジプシャン・マウが誕生しました。1977年に公認されています。■エジプシャン・マウの特徴と性格野性味を感じさせるスポッテッド・タビー(斑点)としなやかな肢体を持った、とても優美で美しい猫です。エジプシャンマウのスポットは、猫種の中で唯一、自然発生で生まれたものです。被毛は短く、毛色はシルバー、ブロンズ、スモークの3色。黒色の斑点模様が特徴です。目色はライトグリーン。よく発達した筋肉を持ち、走る速度は50km/hとすべての猫種の中で最速を誇ります。額には、エジプトに生息する甲虫(こうちゅう)のスカラベに似た模様「スカラベ・マーク」があり、アーモンド型のアイラインや大きな耳が、古代エジプトの神秘を感じさせます。その野性的なルックスとは裏腹に、性格は大変優しく、飼い主に従順です。おとなしく、人見知りで、やや神経質で臆病な一面もあります。とても賢く、静かな環境を好みます。■飼うなら…穏やかな性質で飼いやすい猫ですが、遊び好きで運動量は多めですので、ストレスがたまらないよう、遊び相手になってあげましょう。騒々しい環境を嫌いますので、大きな物音などで驚かさないよう配慮が必要です。美しいスポットの維持のためにも、1日1、2回のブラッシングを心掛けましょう。■画像提供元ペットショップ「COO&RIKU」【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月10日