私は昔から方向音痴なところがあります。目的地へ行くために、どの駅の出口から出たら良いか、事前にきちんと調べておくことはするのですが…何故か思わぬところから出てしまうという不可思議な現象をよく起こしています…。道に迷ってしまうことが多いため、必要以上に現場に早く行ったり、自分なりには対策を考えています。ですがここ最近はあまり初めての場所へ行く仕事がなかったこともあり、自分の方向音痴加減を少し忘れていたところがありました。そんな中、5歳の長男と道を歩いていると、まんまと迷ってしまったのです。何のことはない近所の道だったのですが、ちょっと近道をしようと思ったのが運の尽き。自宅の方角がわからなくなってしまい、キョロキョロ周りを見回しながら歩いていました…。すると、長男が─なんと、道に迷った瞬間をしっかり把握していたのです…!こちとら、いつどの辺で迷ってしまったのかもわからなくなり、近道しよう! なんて思わなければよかった…、東京タワーとか、スカイツリーとか、とにかく目立つ建物の近くに住んでいたら、方角だけはわかるのに…などと思っていました…。ちなみに、勿論スマホで地図アプリは開いています。地図アプリを開いていようが、迷ってしまうのが真の方向音痴なのです!警察署とか、小学校とか、ここ10年くらいはずっと同じところにあるであろう確固とした建物が無い限り、変な道へとズンズン入って行ってしまうのです……。そして長男は、と、家への戻り方も教えてくれました……。彼の頭の中では、今自分がどの辺を歩いていて、家はどの方角で、ということがきっちり把握できているのでしょう。5歳にして、長男には完敗です!!この日以来、少しでも道に迷ったなと思ったときは、「次って、まっすぐでいいんだよね?」と、長男に聞くようにしています…。
2023年10月13日夏は何かと大変なことが多いですよね…。暑さはもちろん、日焼けに電気代に熱中症対策に…いろいろな大変なことがありますが、地味に大変なのが…もうホント、夏は一瞬で麦茶がなくなりますよね…。容器を洗って、麦茶を沸かして、冷まして…。麦茶を煮出すのが億劫になり、水出しに変えてみたものの、麦茶の無くなるスピードは変わらない…。水出しでもキツい…!そして全ての麦茶関連作業を放棄し…ペットボトルの麦茶に逃げた時期もありました…。この時期は、本当に、本当に楽でした!!でも…高くつく!!そして、なんかSDGsに反しているようで…。こうして私が行き着いたのがこちら。浄水型ウォーターサーバーです!!何故か今まで意固地に麦茶にこだわっていましたが、お水でも問題ないのではないかと気付きました。子どもに「麦茶飲みたい!」と言われたときだけ水出し麦茶を作るだけという感じにしたのですが、子どももとくに麦茶でなければ嫌だということもなく…今のところお水で間に合っています。ボトル型ではなく浄水型なので残りの水のことを考えなくていいし、重い水の持ち運びも無し!ワンタッチで冷水、常温、熱湯が出る!!便利過ぎて、なんでもっと早くこれにしなかったのだろうと後悔するほどです…。来客時のコーヒーなどもウォーターサーバーのお湯で作れますし、来客が多いというおうちにもとっても便利ですよ!
2023年09月21日子どもがいると、外食は本当に大変ですよね。我が家は5歳と1歳の兄弟なのですが、食べる物も違うし、とにかく1歳は目を離すといたずらしようとするお年頃…。そんなときは、やはり…回転寿司が最強です!!回転寿司は、必ずと言っていい程子ども用の食器がありますし、ベビーチェアもあります。お子様メニューもあったりと、大人にも子どもにも優しく美味しい最高の場所です。因みに、1歳7ヶ月の次男でも食べられる回転寿司メニューはこちら。まだお刺身系は食べられませんが、それ以外でも食べられるものがたくさんあります。ポテトなんかは自分で持って食べやすいので、かなり助かります。しかし、困ったことが一点…。回転寿司で席に着くと最近の長男は、とうとう最近では美味しいものがいろいろとわかってきてしまった長男。リーズナブルに楽しめるはずの回転寿司が、最近少し割高になってきております…。
2023年08月22日夏休みや連休中、子どもたちの献立に困ることも多いですよね……。我が家は夫が炊事を担当してくれているのですが、毎日「今日何ししよう…」と頭を悩ませている姿を見ます。そんなときは…とりあえず家族みんなで考えてみます。ご飯のメニューを考えるのって、毎回大変なんだよと本音を伝えながら、肩肘張らずに話し合っています。子どもたちのリクエストを聞くだけでは、毎回同じ大好物メニューになってしまうので、相談しながら栄養のあるメニューにしていきます。あまり野菜を食べたがらない子どもたちなのですが、何故バランスよく食べなければダメなのか等、お話しながら説明しています。(5歳の長男には、「筋肉つくよ!」という」言い方をすると元気に食べてくれます)そして献立が決まると、みんなで作り始めます。休日は、どこかレジャー施設や買い物へ出掛けたり、せめて公園や児童館には行かなければと、子どもたちのためになることを何かせねばという気持ちになるのですが、みんなでお料理をすると、子どもにとっても良い経験になります。最初のうちは、時間がかかってしまうこともあり、大人だけでサクっと作ってしまった方が楽かなと思うこともありました。しかし、「これもレジャーの一つ」と捉えると、不思議なもので、どれだけ時間が掛かっても平気になってきます。丁寧に一つ一つのことを教えながら体験していく。子どもたちも達成感があるようで、とても楽しそうですし、何より自分たちで作ったものは、好き嫌いなく食べてくれます。そしてたまには、子どもたちのリクエストに応じて外食も。皆さんも、レジャーの一貫として、休日家族料理、是非やってみてくださいね!
2023年07月17日5歳になったばかりの年長の長男。社交性があるタイプなので、公園などでたまたま会った子と一緒に遊んだりすることも結構あります。違う学年の子とも遊んだりするのですが、1つしか年が違わないのに、こんなに違うものなのかと、その成長に驚かされることも。因みに、同い年の子たちと遊ぶとこんな感じ。氷鬼とか、ある程度ルールがあるもので遊ぶのが楽しいらしく、やったことのない遊びでも、その場その場でお互いに教え合って遊んでいます。しかし、1つ年下の子になると、ルールがある遊びがあまり伝わらないことも増えてきます。氷鬼など、ルールのある鬼ごっこがわかる子もいますが、あまりわからない子もたくさんいます。長男も昔そうだったなあと懐かしい気持ちに。そのため、年下の子と遊ぶときは、単純な追いかけっこだったり、遊具で遊んだりしています。小学生のお兄さんと遊ぶことも多い長男。というか、小学生のお兄さん達と遊ぶのが特に大好きのようです。その理由は……サッカーができるから!サッカーなど、球技が好きな長男なので、公園でサッカーをしているお兄さんたちに混ぜてもらって遊んだりしています。学年的には1つしか違わないのですが、小学生ともなると、途端に「大人だなぁ」と感心することも。サッカーをやっていて、今度は野球をやってみようとなっていた先日、長男も初めてバットを振らせてもらいました。とは言え初めてだったので、なかなかボールが当たらない。それでも楽しかったらしく、長男は笑いながらも楽しんでバットを振っていました。何人かの子も笑っていました。しかしそのとき、と、1人の子が。決して笑っていた子も意地悪やバカにした感じで笑っていたわけではないのですが、できないことを笑うのは違うよというしっかりとした道徳心!小学生ってすごいなあと感心しました。年中、年長、小1と、それぞれ1つしか違わないのに、どんどん成長していくんだなあと思うととても感慨深い気持ちになりました。
2023年05月16日5歳になった長男。最近、記憶力がどんどん増してきています。以前から、保育園であまり覚えてきて欲しくない言葉などを覚えてきたりはしていたのですが、最近では親の言葉を丸々インプットしてしまいます。特にダメなことを指摘した際の言葉はすぐ覚えます。例えば、家の中でふとした瞬間に体が当たってしまったときなど…こうしてすぐに指摘されます。そして…私が長男にいつも伝えていることをしっかり返されます…。そして私もしっかり謝ったり感謝を伝えたりします。「バカ」という言葉にもとても反応するので、ここも気を使います。単に人のことを「バカ」ということは勿論ありませんが、会話の中で「バカなことしちゃったよ~」というようなときでも、とにかく「バカ」という言葉に反応してしまいます。「あー! バカって言った! バカって言ったらダメなんだよ!」と言われてしまうので要注意です。特に私たち夫婦は「芸人」ということもあり、以前息子が「うるせー」という言葉を使ってしまった際に、保育園から「旦那さんがおうちで漫才の練習とかしてますか?」と言われてしまったこともあり、普通のご家庭よりも言葉にはとても気を付けています。(基本的に子どものいる家で1人で漫才の練習はしませんし、夫も関西弁なので「うるせー」は保育園のお友だち同士で覚えてしまったものではないかと思われますが……)とにかく今後も言葉使いには細心の注意を払うようにしていきたいです。息子に注意されないよう、頑張ります……!
2023年04月06日「試しに1年間婚活をしてみて、出会いがなかったら1人で生きていこう!」とネット婚活を始めた漫画家の作者。恋愛経験がない数学者の男性と出会い、お付き合いを始めるなかで、作者の“結婚”に対する考え方も変わってきて…?SNSで話題のエッセイ漫画『漫画家と異星人 漫画家が婚活で数学者と出会った話』から、さまざまな視点で結婚をとらえた人気エピソードをご紹介します。結婚観の違い漫画家の作者はネット婚活で出会ったのは、価値観のまったく違う数学者の男性でした。「すぐにでも結婚したい」と考える彼に対して、作者は“1人で生きていく”覚悟も決めていました。彼は「彼女いない歴=年齢」で…デートを重ねて、「相手をもっと知りたい」という思いから付き合い始めた2人。彼にとって初めての恋人であると知り、責任の重さを感じるのでした。人と関わるのは難しい…もともと1人でいるのが好きだった作者。彼との交際が始まってからも、「1人でいるほうが楽」だと感じることも…。自分の言動でイヤな空気になってしまうかもしれない…と思いながらも、彼と向き合おうとし始めます。一緒にいても“1人になれる”彼を自宅に招いたものの、漫画の締め切りに追われていた作者。おうちデートのはずが、各々の作業に取り組むことに。彼と一緒にいても「1人でいることってできる」と、新しい発見があったのでした。結婚に対する「意識の差」付き合い始めて3か月でプロボーズされ、結婚を決めた作者。しかし心がまだ追いついてなくて…。結婚を希望する「意識の差」をまざまざと感じて、戸惑いが隠せません。「結婚」って重たいもの?結婚を決意し、お互いの親に挨拶もすませた2人は、ついに婚姻届を提出することに。結婚は、お互いの人生を左右する決断。しかし作者の心は不思議と軽く、自然と笑顔があふれたのでした。価値観の違う二人が歩んだ結婚までの道のりと、笑顔の絶えない夫婦生活を描いた『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』。理想の恋愛や結婚の形は人それぞれです。新しい出会いを求めているなら、先入観にとらわれず一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。Profileことり野デス子/漫画家・イラストレーターSNSを中心にコミックエッセイを更新中。広告、挿絵、研究図解なども描く。なれそめエッセイ『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』のほか、猫エッセイ『ねこのふくらみ』など。作/ことり野デス子
2022年10月28日実家に結婚の報告をした漫画家の作者。喜んでくれた母でしたが、両家の顔合わせはしたくないとのこと。SNSで人気のことり野デス子さんの婚活エッセイ漫画『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』から、お互いの家庭環境と結婚観について綴られた第34回をご紹介します。実家への報告【漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話】Vol.55結婚ってどんなもの?【漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話】Vol.56生まれ育った家庭環境から、幸せな家庭が想像できなかった漫画家の作者。しかし同じような境遇でも、結婚に前向きな彼の気持ちを知り、また一つ心が軽やかになったのでした。Profileことり野デス子/漫画家・イラストレーターSNSを中心にコミックエッセイを更新中。広告、挿絵、研究図解なども描く。なれそめエッセイ『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』のほか、猫エッセイ『ねこのふくらみ』など。作/ことり野デス子
2022年08月19日数学者の彼とのデートを思い出して、思わず笑いが止まらなくなった漫画家の作者。SNSで人気のことり野デス子さんの婚活エッセイ漫画『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』から、今回はデートを重ねながら楽しい思い出が増えていく二人の心温まるエピソードをご紹介します。楽しい毎日【漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話】Vol.38どこに向かうの?【漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話】Vol.39彼と別れたのち、自宅に戻って1人でいるときにも、ふと相手のことを思い出して笑顔になれるって素敵ですよね。Profileことり野デス子/漫画家・イラストレーターSNSを中心にコミックエッセイを更新中。広告、挿絵、研究図解なども描く。なれそめエッセイ『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』のほか、猫エッセイ『ねこのふくらみ』など。作/ことり野デス子
2022年07月08日人生初の女性のお家訪問にドキドキの数学者の彼。しかし、チャイムを鳴らして出てきたのは…。SNSで大人気のことり野デス子さんの婚活エッセイ漫画『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』。今回は第17回から、漫画家の作者の家に初めて訪問したときの彼の様子をご紹介します。はじめてのお家訪問【漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話】Vol.26猫のきもち【漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話】Vol.27玄関から出てきた作者のいつもと違う姿に気づいていない様子の彼。そんな天然な彼の反応に喜んでいいのかわからず、作者は戸惑ってしまったようです。Profileことり野デス子/漫画家・イラストレーターSNSを中心にコミックエッセイを更新中。広告、挿絵、研究図解なども描く。なれそめエッセイ『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』のほか、猫エッセイ『ねこのふくらみ』など。作/ことり野デス子
2022年06月18日「試しに1年間婚活をしてみて、出会いがなかったら1人で生きていこう!」とネット婚活を始めた漫画家の婚活エッセイ漫画『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』をananwebで公開中。今回は、自分の好きなことについてカミングアウトした作者と彼のやり取りをご紹介!カミングアウト【漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話】Vol.9それぞれのルートへ【漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話】Vol.10やっと彼に自分の職業や趣味の話をすることができた作者。勇気を出してカミングアウトした作者に対し、それを受け入れ、応援してくれる彼も素敵ですよね。Profileことり野デス子/漫画家・イラストレーターSNSを中心にコミックエッセイを更新中。広告、挿絵、研究図解なども描く。なれそめエッセイ『漫画家と異星人漫画家が婚活で数学者と出会った話』のほか、猫エッセイ『ねこのふくらみ』など。作/ことり野デス子
2022年05月13日健康になりたい大崎スパナ氏のコミックエッセイ4月7日、33歳の女性漫画アシスタントによるダイエットコミックエッセイ『私は健康になりたい アラサー漫画アシスタントの35キロダイエット奮闘記』がメディアソフトから発売された。著者は大崎スパナ氏で、新刊の帯には株式会社タニタのTwitter担当者から「体重計を怖がらないで。乗らない方が恐い。」とのコメントが寄せられている。A5判、160ページ、定価は1,000円(税別)である。体内年齢49歳からのダイエット 1年間で35kg減大崎スパナ氏は漫画アシスタントとして、常にパソコンに向かい背景などを描いている。ある日、徹夜続きで体調を崩し、なかなか回復しない中、子宮からの不正出血と思われる症状を経験する。この時の体重は85.9kgで、身長は155cm、体脂肪率59%であり、実年齢33歳に対し、体内年齢は49歳だったという。その症状から母に勧められて産婦人科を受診した大崎氏は医師から「70kgに痩せなさいね」と指導さられることになる。ただ、同氏はこれまで過去数回、ダイエットで大きく体重を減らすことに成功するも、いずれもダイエット前よりも太ってしまうリバウンドを経験していた。新刊は万病のもとともいわれる肥満から脱却し、健康な生活を手に入れるため奮闘するコミックエッセイであり、1年間で35kgの減量に成功した物語となっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※私は健康になりたい アラサー漫画アシスタントの35キロダイエット奮闘記 - 株式会社メディアソフト
2022年04月13日【2分で読める子育てエッセイ】我が家が静まりかえる必殺技〇〇我が子から学ぶ、言葉と行動の奥深さ。日常生活の「あるある」から子どもの成長まで、思わずクスッと笑えて共感できる、まいまいまま(mymymama)さんのエッセイをお届けします。題名の通り、2分でサクッと読めるので日々の家事の合間やお仕事の休憩時間にぜひご覧ください。リビングでの独り言うちのだんなはテレビを観ながら独り言がやたらと多い。リビングに家族がいるのにも関わらずマイペースで、映画やドラマの主人公の行動やセリフにいちいちツッコミを入れる。「そんなバカな!あんな怖そうな人が来たら、アワアワ言わずに逃げるよ?普通」さらに、アナウンサーの発音や言い間違いに訂正と解説を入れるので、我が家のテレビは知らず知らずのうちに二重音声。挙句の果てにはCMの背景にまで、イチャモンを入れるという念の入れよう。テレビを観ているより、だんなを眺めている方が断然面白い。※※※ある日、小1の息子と小4の娘が学校に行っている間、ワタクシ、大好きなドラマを観ていたら、在宅勤務のだんながお茶を取りにリビングにやってきた。すると、反射的にポツリポツリといつものが始まった。おかげで泣ける場面も、イケメンの甘~いシーンも台無し。「ちょっと~!早く仕事に戻りなさいよ~!」こうして静けさを求めて、夜中にこっそりドラマを見るという悪習慣が出来上がる。※※※なかなか静かにならないリビングだんなは一人暮らしが長かったので、独り言が多くなったのかな。でも、結婚してもう10年以上経つよ?そのテレビへの独り言、いる?必需品なの?大人げなく小4の娘に愚痴ったら、娘が大きくうなずきながら同意してくれた。「私も思ってた~。お父さんのツッコミがうるさくて、ゆっくり観られないのよね~。」ところが、気が付くと今では娘もだんなと同様、テレビに向かってこんな事を言い始めた。「え~。現実ではそんな訳ないよね~。」え!?今言ったのお姉ちゃん?それってだんなのいつものセリフじゃーん。テレビにツッコミを入れる家族が、また一人増えた。だんなによる、英才教育。お見事。「ちょっと!お姉ちゃん。お父さんみたいにテレビに向かってツッコミ入れてるよ!」と注意したら、驚いたのは娘でなく、だんなの方だった。「え、俺?何か言ってる?」ー賑やかにテレビにツッコミ入れてる「うそ。俺、いつも?いつも言ってるの?」今度はこっちが驚いた。うそ~ん。今?今気が付いたの?もっと早く言っておけばよかった!この後、ワタクシ10年分後悔した。※※※別の日の夕食後。さらに、騒音が増え、我が家のリビングはますます賑やかに。だんながニュースを見始めると、1ミリも興味がなく退屈になった息子が、暇つぶしを始めた。今お気に入りのキャスター付きの椅子に乗って、リビングのわずかなスペースを行ったり来たり、それはそれは楽しそうにシャーシャーしている。ところがそのスペースはよりによってテレビの画面の前。画面に映るキレ~イな風景が、息子のシャーシャーとマルかぶり。「テレビが観えなーい!」何度も何度も息子を注意するだんなの声と相まって、テレビどころではなくなる。※※※我が家が静まりかえる必殺技!『家族が揃っている状態で、リビングでくつろぐことは無理なのかな?』と諦めかけたワタクシ。そのタイミングで、しゃべり疲れた娘のリクエストで甘~いあれを作る事になった。●あれの準備物●☆スライスしたリンゴ+ザラメ(砂糖)☆テレビでよく見るあれ、焼き目をつける道具ガスバーナーザラメをガスバーナーで炙ると、あっという間に即席の「りんご飴」の出来上がり!作った直後は熱いので要注意!「わ!これ、パリパリするよ!音、聞いて!聞いて」娘が食べる、その音を聞こうとする他の3人。「・・・。」なんと!奇跡的に静まりかえる我が家のリビング!直後に聞こえてくるおいしそうな音。「わ!本当だ!パリパリ言ってる」みんな思い思いに食感を確かめる。※※※「おおっ!めっちゃ静か!」ワタクシ、美味しいより、その静けさに驚いた。結局、おいしい物を食べている時が手っ取り早く静かになるのではないかと思った。ほんのひと時の静かな時間の作り方。ほんのひと時だけね。ちなみに、バナナバージョンのバナナ飴もイケます。ー完ー
2022年03月28日2021年のウーマンエキサイトの「コミックエッセイ」記事を閲覧数別TOP10にして発表! 現役ママたちに支持されたコミックエッセイを一挙に紹介します!■【第1位】 小学生のお友達トラブル/じゃがいもころりんさん子どもにはお友達とのトラブルがつきもの。しかし、もし大切なわが子が怪我をして帰ってきたら…。実体験を元にしたじゃがいもころりんさんのエッセイが、2021年もっとも読まれたコミックエッセイ第1位に輝きました! 【じゃがいもころりんさんの受賞コメント】このたび、コミック大賞を受賞する事ができ心より嬉しく思います! 第一子の時のエピソードなので、私自身どうしたら良いのやら迷い悩みつつではありましたが、「罪を憎んで人を憎まず」という言葉を忘れないように心がけた記憶があります(笑)。今となっては、(重大な取り返しつかないことでなければですが)子どもに起きたトラブルは親子で経験値を積むチャンスだと思っています。読んでくださった皆様本当にありがとうございました! >>この作品を見る ■【第2位】 親に整形させられた私が、母になる/グラハム子さん中学を卒業した春、「あなたのためになんでもしてあげる」と実の母親から言われ、整形させられてしまう主人公。それから20年、主人公が結婚して母になるまでのストーリーが描かれます。母になった自分自身と、そして実母とどう向き合っていくのか…。最終回を迎えたばかりの本作は一気読み必須です!【グラハム子さんの受賞コメント】こんなにたくさんの方に読んでいただけたなんて嬉しいです。この作品は、虐待まではいかないけれど、親の過干渉により心が少しずつ歪んでいってしまう女の子の話です。フィクションは混ぜていますが、私の体験談でもあります。どこまでが親の愛や教育で、どこからが虐待という明確な基準がないからこそ、親子関係は難しいんですよね。読者の皆様からいただいた感想もとても嬉しかったし、励みになりました。どうもありがとうございました! >>この作品を見る ■【第3位】 サヨナラ、心がくじけたパパ/もりりんパパさん家では育児、会社では新しい仕事…。あらゆるプレッシャーを抱える中、自分の病気が見つかり…。心がくじけてしまったパパの目線で描かれるリアルストーリー。今回のTOP10内で唯一パパ目線で描かれた作品です!【もりりんパパさんの受賞コメント】ま…まさか僕の記事がランクインしてしまうとは。編集部の方からご連絡を受けた際に、驚きすぎて時間がとまってしまいました。これも読者の皆様や編集部の方々のおかげです。本当にありがとうございます。当時はとにかく大変な時期でしたが、子ども達も含めて家族が一丸となることでどうにか乗り越えることが出来ました。今も似たような状況でまた大変なのですが、また乗り越えてみせます!これからもどうぞ宜しくお願い致します! >>この作品を見る ■【第4位】 娘が夜驚症になった話/ケイコモエナさん夜中突然スイッチが入ったように泣き出してしまう「夜驚症」。医師に原因はないと言われるものの、お友達のマリーが関係しているような気がして…。原因がはっきりしないがゆえに悩んでしまう母の葛藤が描かれています。【ケイコモエナさんの受賞コメント】とてもとても嬉しです! ありがとうございますー!人間関係って自分のことならどうにかなるものですが、我が子のこととなると、そんなわけにも到底行かず…。あーだ、こーだ悩みまくって、一母のリアルな心の葛藤をそのまま描いてみました。今では問題になったマリーとは大大大親友で、この時のお話が嘘のようです。 >>この作品を見る ■【第5位】 産後バセドウ病になった話/まつざきしおりさん「いいお母さんになるんだ」と張り切っていた産前。しかし、実際に育児が始まると現実は理想通りにはいかず…。ある日体が悲鳴を上げしまい、バセドウ病であることが分かり…。【まつざきしおりさんの受賞コメント】この度は、このような素敵な賞をありがとうございます! 病気について書くのは今回が初めてで、デリケートな題材でもあるので、筆を執るのもとても悩み、試行錯誤しつつドキドキしながら描きました。私自身、当時病気の原因がわかるまで本当に怖くて不安だったので、私の体験が少しでもみなさまのお役に立てたら幸いです。本当にありがとうございました!! >>この作品を見る ■【第6位】授乳が気持ち悪い…「私は母性がないの?」と苦しんだあの感覚の正体がわかった/オギャ子さん授乳している時間が尊い、わが子がおっぱいを飲む姿が愛おしい…。そんな感情は母親なら感じて当たり前? 授乳が苦痛で仕方がなかったオギャ子さんは、その不快な感覚に名前があることを知り…。同じような悩みを持つママたちから多くの共感を呼んだコミックエッセイがラインクイン!【オギャ子さんの受賞コメント】この度は6位に入賞をさせて頂きまして大変光栄です。言葉にできなかった授乳時の不快感に名前があることがわかり、大変多くの反響があったように感じています。同じような経験をしてきたお母さん同士が共感しあえる場所を作る事ができ、まるで当時の私の気持ちも浮かばれたような気がしています。そして何より私の「授乳が辛かった」というつぶやきに対して「それってD-MERじゃない?」と教えてくれた読者さんに何より感謝しています。 >>この作品を見る ■【第7位】4年間の不妊治療の記録〜私の願いと夫の気持ち〜/にわゆりさん当たり前のように子どもができると思っていた夫婦が、4年近くかけて不妊治療に挑んだリアルストーリー。治療をステップアップしていくたびに、夫婦が感じるプレッシャーやゴールの見えない辛さ…。そして最後に迎えた結末とは…!【にわゆりさんの受賞コメント】この度は7位に選んでいただきありがとうございます! 不妊治療というデリケートなテーマ。全体を通して治療過程での苦労や感情の流れを丁寧に、時には涙ぐみながら描きました。とても思い入れが強い作品なので、たくさんの方に読んでいただけてとても嬉しく思います。そしてこのお話の主人公となった本人も、大変喜んでいます!本当に、読んでいただいてありがとうございました! >>この作品を見る ■【第8位】お風呂を促すのやめてみたら…子どもたちはいつ動き出すのかを実験してみた!/ホリカンさん5人の子どもを育てるホリカンさんの課題は、子どもたちがすんなりお風呂に入ってくれないこと。そこでお風呂に入ることを促すのをやめてみたところ、子ども達はある理由で自主的にお風呂に入ることが分かり…。【ホリカンさんの受賞コメント】この度は誠にありがとうございます!わが家のお風呂事情を(笑)沢山の方に読んでいただけて嬉しいです!全員が幼かった頃はいっぺんにまとめて入れていましたが、大きくなってくるとそういうわけにもいかず。人数が多い分、一人一人がいかに素早く入るかが毎日の課題なんですが…なかなかすんなりいきません(笑)子どもたちの【なんでやねん(怒)!】ということほど観察すると面白い発見があったりするので日々学びだな~と思う今日この頃です! >>この作品を見る ■【第9位】それは違う…親の職業について問われた息子がまさかの回答を!/ちょっ子さんデザインの仕事をしているちょっ子さんご夫婦は、日ごろから公表できない制作物を手掛けているケースもあるため、息子のきゃん太くんを仕事部屋には入れないようにしていたとか。そしてある日、友達に両親の職業を聞かれるとまさかの回答が…!【ちょっ子さんの受賞コメント】この度のランクイン、大変うれしいです。いつも読んでくださる読者さまと、編集部の皆さまに感謝です!両親に言われたことを守らなければと、おそらく息子なりに一生懸命考えて出したこの返答…。息子に必要以上に気をつかわせてしまっていたのかな、と少し申し訳ない気持ちにもなった出来事でした。ちなみに今も我が家は息子のお友達から「怪しい家庭」と思われたままだと思います。 >>この作品を見る ■【第10位】やって良かった習い事は…? 何度も間違ってようやく本質に気がついた!/tomekkoさん同じマンションのお友達に誘われて入ったサッカーチーム、体力づくりのためにもと始めたスイミングスクール…。しかし、どちらも長男くんは辞めたいと言い…。初めての習い事、親がわが子に身につけさせてあげたいことや、苦手そうなことの克服のために習い事を勝手に選んでしまった後悔の後、行き着いた着地点とは…!【tomekkoさんの受賞コメント】習い事って子どものためのはずなのに、ついつい親のコンプレックスやエゴを押し付けてしまったり、子ども自身のモチベーション低下にイライラしてしまったり…そんな経験は誰しもあるのではないでしょうか。今回は毒親道まっしぐらだった長男幼児期からの大反省会のようになってしまいましたが、習い事で得られる本当のメリットって、身につける内容とはまたちがうところにあるのかも…と描きながらつくづく実感しました。私の失敗談が読んでくださった方の参考になれば幸いです。ありがとうございました。 >>この作品を見る 以上、2021年に読者の皆さんに読んでいただいたコミックエッセイランキングTOP10でした! コミックライターのみなさんが綴るエッセイは、現役ママたちが抱える悩みや葛藤から笑いや感動まで、さまざまな感情が動かされるテーマばかりです。2022年も引き続きウーマンエキサイトのコミックエッセイをお楽しみに!
2021年12月25日本当にあった昼ドラ展開の話。(第15話)年の差20歳夫婦、ゆき蔵さんによるエッセイ漫画です。今回は、まだ夫婦になる前、さらに2人が付き合う前のストーリーです。本当にこんなことあるんだ…というようなドロドロした昼ドラのような驚きの展開に、ハラハラしてください!前回はこちら▼本当にあった昼ドラ展開の話。(第14話)第1話はこちら▼本当にあった昼ドラ展開の話。(第1話)同情できない。instagram(@yuki_zo_08)instagram(@yuki_zo_08)instagram(@yuki_zo_08)instagram(@yuki_zo_08)instagram(@yuki_zo_08)instagram(@yuki_zo_08)本当にあった昼ドラ展開の話。(第16話)は、12月26日(日)公開予定!
2021年12月19日『2DK』『赤ちゃん本部長』のようなストーリーマンガも最高だが、「イケメン」シリーズのようなアイドルオタクの推し活を描いたコミックエッセイは、格別の人気ぶり。その系譜でもある本書『沼の中で不惑を迎えます。輝くな! アラフォーおっかけレズビアン!』にも痺れた。不惑と呼ばれる年頃に近づいた竹内佐千子さん。彼女が赤裸々に明かす日常や心の内に触れるうち、知らず知らずエナジーチャージできてしまう一冊だ。わかり合えなくてもおしゃべりは楽しい。これぞ女性の生きる道。「ずっと推しがいるような状態で生きてきたので、いる前提の行動が当たり前だと思っていました。なので、担当編集エイチの反応が意外すぎて。オタクと非オタクの邂逅が結実したマンガですね」本書の準主役でありながら、〈おっかけ要素もオタク要素も持ち合わせていない〉エイチさん。ゆえに竹内さんと「お互いの言うことはわかるけれど、実際のところはまるでわかっていない」という噛み合わなさを生み出し、笑いと共感を生む。「とりあえずネタがたまるまで、5時間でも6時間でも話をしましたね。打ち合わせとか話し合いというより、おしゃべりに近かった。少年アヤさんが(本作の)書評で『だれがなんと言おうと、わたしたちのおしゃべりには価値がある』と書いてくれたのはうれしかったですね」鋭い考察が詰まっているが、とりわけ第4話「あつまれ! 農民の沼」には首肯すること多し。「推しを推したいがために、語学や創作などいろいろなスキルや能力を高めていく。エイチが『すごい』と褒めてくれたけど、私は言われるまでわかっていませんでした。エイチの発言がヒントになって、沼の民には農民タイプと狩猟民族がいるというのにも気づきました(笑)」また、大書しておきたいのが、本書は金言の宝庫だという点。たとえば、あなたなんてまだ若い、と言われたときも〈こちとら生きてきた中で今日が一番年とってんだよ!!〉と一刀両断。「年上の友人に年齢マウントされたときの感情を、素直に書きました」その他、親との関係、結婚観、将来への不安など、女性にとって関心の高いトピックがいっぱい。「エイチとのやりとりで、関係性を築いていくのにわかり合う必要はないんだなと強く感じました。むしろわかり合えないもの同士だからこそ会話が盛り上がるという経験を、お裾分けしたかった。何でもオープンにする必要はないけれど、この本が『こんなことも話していいのかな?』と思う人の気持ちのアクセルになってくれたらいいですね」竹内佐千子『沼の中で不惑を迎えます。輝くな! アラフォーおっかけレズビアン!』実家暮らしの独身アラフォー女性が、人生に惑いまくるさまを描いたコミックエッセイ。ちょっとシュールで哲学的な最終話も、含蓄のある展開にしみじみ。集英社1540円©竹内佐千子/集英社たけうち・さちこ漫画家。東京都出身。おっかけ対象が男子で恋愛対象が女子のレズビアン。コミックエッセイなど著書多数。※『anan』2021年12月1日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年11月29日バリキャリ婚活日記(第2話)恋も仕事も上手くいっていると思っていたのに、突然の失恋…。ドン底状態から始めた婚活でのあれこれや、今の旦那さまに出会うまでの馴れ初めを描いた婚活エッセイ漫画。仕事に恋愛に奮闘するアラサー女子は必見です!立派な独身貴族になる!!instagram(@______anr1______)instagram(@______anr1______)instagram(@______anr1______)instagram(@______anr1______)instagram(@______anr1______)バリキャリ婚活日記(第3話)は、9月15日(水)公開予定!
2021年09月08日おばさんという言葉が背負う悪印象を、解体し、再構築するカルチャーエッセイ。岡田育さんによる『我は、おばさん』をご紹介します。「おばさん」は女性にとって悩ましい呼称だ。ニュートラルには、中年女性を意味する言葉でしかないはずなのに、そう呼びかけられるといい気持ちはしない。女性にとって、なることに怯える「おばさん」とは何なのか。おばさんを侮蔑語のままにしておいてよいのか。シスターフッドのために、どうしたらよりよきおばさんになれるのだろう。そんな難題を噛み砕いて考察してくれたのが、岡田育さんの『我は、おばさん』である。岡田さんがその単語を意識したのは29~30歳頃だそう。「ちょうど“オトナ女子”という表現が出てきた2000年代の終わり頃で、『私たちはもしや、このままずっと女子でいられるんじゃないの』という錯覚も抱いたのですが、個人的には妹に子どもが生まれたタイミングでもありました、私は自動的に、アラサーで、伯母さん(笑)。いったいどっちなの、という気持ちに決着がつかないまま40、50に突入するのかとモヤモヤしました」おばさんという言葉の印象を女性自身がどこか内在化していることも問題ではないかと思った岡田さん。「ならば、マイナスからプラスへ視座を変えられないかなと思って。私自身、10代のときから母親とは異なる価値観を見せてくれる大人の女性に憧れていましたし、すでに多くの小説や映画などには、見習いたい魅力的なおばさんがいたんです」『若草物語』のマーチ伯母、『更級日記』の菅原孝標女、ヤマシタトモコ著『違国日記』の高代槙生、黒柳徹子や後藤久美子など。輝いているおばさんや、ときに反面教師にしたいおばさんも拾い上げながら、古典やエンタメをひもとく。「これからの女性たちは、自分の母や祖母とも違う生き方をするのだと思います。職場や周囲に真似したいような人がいない、あるいは生き方がすごすぎてお手本にならない、と思わないでください。ファッションを真似するのと同じ感覚で、なんとなくステキだなと思った人を参考に、少しずつ自分の独自性を見つけていけばいいのではないかなと」岡田さんは語る。女性たち自身が選び取れば〈あなたが待ち望んだ、私がなりたかった、「おばさん」になることができる〉のだと。本書には、そのヒントが詰まっている。岡田 育『我は、おばさん』引用した多数の作品は巻末にリスト化。著者と同世代なら懐かしさに胸躍るはず。妹世代にとっては新しいカルチャーとの出合いになるかも。集英社1760円おかだ・いく1980年生まれ、東京都出身。編集者を経て、2012年より本格的にエッセイの執筆を始める。著書に『ハジの多い人生』(文春文庫)ほか。‘15年よりニューヨーク在住。©Omi Tanaka※『anan』2021年8月4日号より。写真・中島慶子(本)インタビュー、文・三浦天紗子(by anan編集部)
2021年08月03日モデルでタレントの井手上漠が21日、東京・護国寺の講談社でフォトエッセイ『井手上漠フォトエッセイ normal?』(発売中 1,430円税込 講談社刊)の刊行記者会見を行った。"可愛すぎるジュノンボーイ"として話題沸騰中の井手上漠が、初めてのフォトエッセイを発売。彼のルーツでもある島根県隠岐諸島にある海士町での撮り下ろし写真はもちろん、エッセイパートでは生い立ちから家族、SNSや性など多岐にわたり自身の言葉で綴っている。初めてのフォトエッセイについて井手上は「オファーを受けた時はうれしかったです。作っている時は不安が大きかったんですが、自分の思っていることや生い立ちを本という形で誰かに伝えることができるというのは楽しみでした。最後の1カ月は中々納得が行かず間に合うのか心配でしたが、皆さんに読んでいただくには完璧に完成したものを読んでいただきたかったので、何度も書き直しました」と4カ月掛けて作り上げたエッセイパートは苦労した様子。続けて、「ジェンターを救える本になって欲しいという思いもありますし、当事者ではない人にも届くエッセイになっています。メディアで喋ったことがないことや深いことまで語っています」と紹介。3割を占める写真のパートは「隠岐の島で撮ったので普段の表情やラフな感じが伝われば。中々出せない表情が奇跡的に撮れたと思います」とアピールし、「(自己採点は)120点です。自分でも何でこんなに素晴らしい物ができたんだろうと思いますし、そのぐらい私の思いが詰まった作品になっています」と自信を見せた。この春から故郷の隠岐諸島を離れ、東京で一人暮らしを始めたという井手上。「楽しいですね。何でも自分でやるというのは楽しいですよ。お洗濯や家事全般も面倒とは思ってないですし、何でも自分でできるのがすごく楽しいです」と笑顔を見せ、「最近は帰ったらソファーでくつろぐのが一番幸せだと思っています。一人になれる時間が家しかないので、ソファーで落ち着くと抜けていく感じがするし、毎日家に帰ったらソファーでくつろぐのがルーティンになっています」と東京生活を楽しんでいるという。また、今後の芸能活動については「これからはお芝居にも挑戦していきたいですね。役は与えられてやるモノだと思っているので、やってみたい役はあまりないですが、自分と真逆の役を演じられたらすごいと思います。与えられた役を精一杯やりたいです」と目を輝かせていた。
2021年04月22日HugMugでも漫画連載『イトウハジメの「僕と姪っこのてづくり時間」』 が人気のイトウハジメさん。待望の新刊『ぼくとフキゲンな怪獣と』が4月19日に発売! その見どころを紹介します。イトウハジメ中学校で美術を教えたのち、2019年4月からは大学で学生たちに授業をしながら、自身も美術教育に関する研究に励む日々を送っている。同居している妹夫婦の姪っこ姉妹、ふみさん3歳・妹のひよさん1歳との日常を切り取った漫画イラストがInstagramで大人気!その他著書に『イトウ先生、授業の時間です。』『放課後のオレンジ』(KADOKAWA)『美術学生イトウの青春』『ぼくと小さな怪獣』『美術学生イトウの微熱』(イースト・プレス)『イトウ先生の世界一わかりやすい美術の授業』(光文社)などがある。Instagram:@itototoon待望の新刊! エッセイ漫画『ぼくとフキゲンな怪獣と』1分、1秒、姪っ子姉妹への溺愛っぷりがとまらない……!? 無邪気な姪っ子たちと伯父のやりとりに癒される、あたたかくてキュンとするエッセイ漫画! カラー48P入りの全192Pとボリュームもたっぷり。妹夫婦に新しい家族が増えて、さらに賑やかになったイトウさん家族の日常。姪っ子姉妹を見守り、時に振り回され……泣いたり、怒ったり、笑ったり、フキゲンな姿の姪っ子たちも可愛くて愛おしい。 職場の同僚たちにも姪っ子自慢をして、溺愛っぷりがだだ漏れだそう。どんな些細な日常や事柄もその時間は儚く、そして大切だなと感じるような、あたたかくてやさしい一冊。イトウさんならではの、鉛筆画の柔らかいタッチも愛があって癒されるはず。著者・イトウハジメ 本文「ごあいさつ」より一部抜粋家族が増え、一秒たりとも「静かな時間」はありませんが、 小さな子どもの体温がすぐ近くにある生活は、 こんなに心地良いものだったのか……と驚く毎日です。 親子でもなく、兄弟でもなく、「姪っ子とぼく」という、 つかずはなれずの距離で見つけた1コマ1コマをこの本に詰めこみました。 育児や教育について、指南するものではありません。 気軽にページをめくって、「ニヤリ」としていただけますと幸いです。今回イトウさんより、HugMug読者に向けてスペシャルメッセージをいただきました!\Special message from イトウハジメ/いつも連載をお楽しみいただき、ありがとうございます! 姪っこをめぐるコミックがこのたび出版になりました。日常の一瞬を切りとり、ただただ可愛さを詰め込んだ一冊です。イヤイヤ期の3歳と、ヨチヨチ期の1歳の女の子は、ぼくにとっては宇宙人です。お茶を片手にページをめくって、ぜひニマニマしてください(^^)『ぼくとフキゲンな怪獣と』中身を少しだけ紹介!イトウさんと姪っ子姉妹、家族で一緒に過ごす日常の些細だけど見逃したくない大切な日々の1コマが丁寧に綴られている。温かいまなざしで見守る叔父という距離感と視点は、イヤイヤ期でフキゲンなフミさんはじめイヤイヤ怪獣(笑)を育てる多くのママにも新鮮に映るのでは?書籍では、Instgramでは見られない、描き下ろしの素敵なカラーページもたっぷり収録。ふみさんのママ(イトウさんの妹)が育児に奮闘する姿を、やさしく見守るイトウさん。子育て中の方にとって、イトウさんのように第三者の目線で子どもに接してくれる家族がいることは、とても心強く感じるのでは? ストーリーを読み進めると不思議と日々育児を頑張る自分を認めてもらっている気分になってくるはず。わが子の言葉は、あやふやでも不思議と聞き取れるもの。でもイトウさんは???(笑)姪っ子を溺愛する伯父という立場から、ふみさんと、ひよさん、それだけじゃなく日々を過ごす家族に対するやさしさや、愛が溢れているイトウさんの言葉やイラスト。一冊読み終わると、わが子だけじゃなく身近な人との日常がとても大切に思えること間違いなし。皆さんもぜひ、お手にとってみてくださいね!HugMugで連載中の漫画連載イトウハジメの「ぼくと姪っこのてづくり時間」一覧はこちらから『ぼくとフキゲンな怪獣と』著者:イトウハジメ出版社:イースト・プレス発売:2021年4月19日定価:1,320円(税込)書店、ネット書店にて販売、電子書籍(4月29日頃から各ストアにて配信予定)Amazon 画像提供 / イースト・プレス
2021年04月19日俳優・高杉真宙が、4月3日(土)に初フォトエッセイを発売することが分かった。近年では、「賭ケグルイ」シリーズや『前田建設ファンタジー営業部』、「コールドケース3 ~真実の扉~」などに出演、大の漫画好きな高杉さんが、読者の悩みに漫画を紹介するという形で執筆中の不定期連載「漫画喫茶・タカスギへようこそ」(「幻冬舎plus」にて2018年3月~)が、書き下ろしを加え、この度1冊の書籍として発売。26の悩みに対して、処方箋となる漫画を探し、その作品を通して自分の経験や考えを巡らせながら誠実に答える。またフォトエッセイということで、「漫画喫茶の店主の1日」をテーマに、約100ページにわたって撮り下ろした写真を収録している。今回の発売に関して高杉さんは「今回、読者のお悩みに答える形で漫画を紹介してきたコラム『漫画喫茶・タカスギへようこそ』を、書籍化して頂くことになりました。人生で悩みを相談されるということがあまりなかった僕が、多くの事を教えてくれる漫画から学び、手助けに少しでもなれば! と書いた一冊となっています」とコメントしている。なお、4月上旬にイベントの開催を予定している。高杉真宙初のフォトエッセイは4月3日(土)発売予定。※ネット書店および全国書店にて予約受付中(cinemacafe.net)
2021年02月10日ウェブメディア『grape』では、エッセイコンテスト『grape Award 2020』を開催。今回のコンテストには、888本もの応募作品が寄せられました。その中から、最優秀賞が1作品、タカラレーベン賞が1作品、優秀賞が2作品、佳作が3作品選ばれています。grape Award 2020 入選作品一覧最優秀賞『リンツァートルテの想い出』/作者:一期一会ツアーコンダクターとして働いている女性。海外で出会った旅行客から、あることを頼まれて…。旅先のホテルで、固い表情のままたたずむ高齢女性添乗員が声をかけると?タカラレーベン賞『心を拾ってくれたタクシー』/作者:飯沼 綾激務に疲れて、泣きながら都会の街を歩いていた若い女性。そこへ、1台のタクシーがやってきます。泣いている女性の前に停まった、タクシー運転手の行動に心打たれる優秀賞『子育て応援バス』/作者:鵠 更紗慣れない育児に不安でいっぱいだった母親。2歳の息子を連れて、バスに乗った際のエピソードです。2歳息子とバスに乗ったら…運転手の『行動』に、母親が涙こらえた理由優秀賞『優しき山バア』/作者:安部 飯駄友達と駄菓子店を訪れた女の子。お金が足りなくて、友達とおそろいのお菓子を買えずに困っていたら…。駄菓子店でお菓子を買えず、落ち込む子供店主の『行動』に、目頭が熱くなる佳作『母ちゃんと作業着』/作者:よもぎ焼き鳥の店を営む母親。常連客との触れ合いに、じんわりと胸が熱くなります。作業服の男性客が「こんな格好でごめん」というと…店員の『返答』に、胸が熱くなる佳作『『生まれてはじめて』』/作者:村上 敬亮小学生の頃に、初めて猫を飼った男性。一緒に過ごした10年間を振り返って感じたことは…。愛猫が旅立って飼い主が『知ったこと』に涙10年間を振り返ると…佳作『特別授業』/作者:奥村 敏生東日本大震災の影響で、避難していた時に出会った、見知らぬ女の子。意外なお願いをされた男性の行動に、グッときます。3.11の日、恐怖で固まっていた少女男性に告げた『まさかのお願い』は…『grape Award』に関する詳細はこちらからご確認ください。『grape Award 2020』詳細はこちら[文・構成/grape編集部]
2020年12月18日お笑い芸人のふかわりょうが、エッセイ集『世の中と足並みがそろわない』(新潮社 1,350円税別)を、11月17日に発売する。本書は、芸歴26年を迎えるふかわが「世の中との隔たり」を考察したエッセイ集。「誰も触れなくなった結婚」「“ポスト出川”から舵を切った30歳のこと」「タモリからの突然の電話」といったエピソードにふれながら、どこにも馴染めず、何にも染まれない“隔たリスト”としての内面をつづった。長髪に白いヘアターバンを装着した「小心者克服講座」のネタでブレイクし、「シュールの貴公子」から「いじられ芸人」を経て、現在は『5時に夢中!』のMCや『ひるおび!』のコメンテーターを長きにわたって務めるふかわ。同書でその「頭の中」を覗くと、ふかわの“不器用すぎる歪(いびつ)な日常”が浮かび上がる。
2020年10月22日エイジングケア・コミックエッセイ8月11日、主婦で漫画家の水槻(みなづき)れん氏によるコミックエッセイ『アラフォーからのお手軽美容道』が発売された。A5判で価格は1,000円(税別)、出版社はぶんか社である。この新刊はナチュラルビューティスタイリスト(AEAJ日本アロマ環境協会)で、JAMアンチエイジングアドバイザー(NPO法人日本アンチエイジングメディカル協会認定)、JOPHダイエットアドバイザー(日本肥満予防健康協会認定)、健康美肌指導士(健康美肌指導士協会)のRiku氏が監修している。今すぐ自宅で簡単 お金をかけずにできる美容法水槻れん氏は現在46歳。とにかく若く見られたいという願望を持つ水槻氏の元に、美容コミックエッセイの執筆の話が舞い込む。打ち合わせの席で対面することになったのが「美の中毒者」を意味する「ビューティーアディクト」を名乗る男性・Riku氏43歳だった。男性でその年齢にもかかわらず、シミやシワがなく、ハリのあるRiku氏の肌に驚く水槻氏。新刊ではRiku氏の美の秘訣として伝授された自宅で簡単に、お金をかけずにできる美容法が紹介される。肌の悩みへの対処法や、髪、ボディーラインのケア、年齢にあうメイク、ニオイ、ムダ毛対策などを掲載。デパートコスメとプチプラコスメの比較なども掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※アラフォーからのお手軽美容道 - 株式会社ぶんか社
2020年08月18日人々の意識や企業体制などの要因によって難航している、男性の育児休業取得率の増加。厚生労働省は、2020年の目標として男性の育児休業取得率13%を掲げています。育児休業を取得すればワーク・ライフ・バランス(仕事と家庭の調和)を取ることが可能になるため、取得に前向きな男性も少なくないでしょう。『育休最初の日』妻や子供たちとの日常を漫画で描いている、パパ頭(@nonnyakonyako)さんも育児休業を取得。普段から子育てに積極的ではあったものの、子供につきっきりとなったことで、ある気付きを得たといいます。育休最初の日(2/2) pic.twitter.com/DmHyaG2Ttx — パパ頭 (@nonnyakonyako) August 8, 2020 育児休業中、自分の子育ては妻のお陰で『イージーモード』だったことに気付いたパパ頭さん。子育ての本当の大変さが身にしみた結果、一家の父親としてより成長することを心に誓ったのでした。パパ頭さん夫婦のあり方が伝わるラストのコマに、心打たれる人が続出。「夫婦ともに素敵。じんわり心が温かくなりました」「あなたのような、気付いて行動できるパパも偉大です」などのコメントが多数寄せられています。子育ての本当の苦労を知ってこそ、夫婦は手に手を取り合って頑張れるのかもしれません。育児休業を希望する人が、誰でも取得できる社会が来ることが望まれます。[文・構成/grape編集部]
2020年08月10日美味しそうな料理の描写が食欲を刺激するコミックエッセイ『しょうゆさしの食いしん本スペシャル』について、作者のスケラッコさんに話を聞きました。作る、食べる!食の喜び満載のお腹がすく一冊。自粛期間中の楽しかったことといえば、やっぱり“食”!そんな時期に発売されたこちらの本。ツイッターの食べ物&料理好きの間で、美味しそうな料理の描写、そして作ること、食べることの喜びが伝わる本として、とても話題になりました。「単行本の発売がコロナと重なったのはもちろん偶然で、書店が休業する中、私としては正直複雑な思いでした。でも、個人経営の書店の通販などを利用して読んでくださる方がいたのは、本当に嬉しかったです」と語るのは、作者のスケラッコさん。京都在住のマンガ家さんです。「子供のときから食べることが大好きで、高校生の頃、それを絵に描くようになりました。見た目と、美味しさと、ちょっとめずらしい食べ物に出合ったときに、“マンガにしたい!”と思うことが多いです」前半は好きな料理をレシピ込みで描いた作品が、後半は旅で訪れた広島や、地元・京都の食とお店を紹介する作品が収録されています。「今回は連載をまとめる形ではなく、自主的な執筆と描き下ろしを収録した本なので、構成なども自分で考えました。結果、思い入れのある一冊になったと思います。読んだ方が実際に作ってくださるのはとても嬉しいです。ただ、漫画にも描きましたが、私の料理は“なんとなく”なので、ご自分でレシピをアレンジしてくださったほうが、美味しいものができると思います。また、落ち着いたらぜひ、掲載されているお店にも行ってみてほしいです」豚肉のピカタをパスタにのせた料理のページ。調理中の興奮と勢いが溢れる描写に、思わずゴクリ…!!ライターKが実際に作り、心の底から感動したのがこの“チートー”。チーズはケチるな、を学びました。スケラッコ『しょうゆさしの食いしん本スペシャル』京都在住のマンガ家“しょうゆさし”と、同居人の“ビッグフットくん”が、作って食べて、飲んで旅をするコミックエッセイ。とにかくすべてが美味しそう!リイド社1500円スケラッコマンガ家、イラストレーター。餃子、シュウマイ、ピザ、春巻き、中華まんなど、“皮と具”が組み合わさった食べ物が好き。※『anan』2020年7月1日号より。写真・中島慶子取材、文・河野友紀(by anan編集部)
2020年06月26日大容量オールカラーのセルフプロデュース本モデルやタレントなどとして活躍している益若つばささんのセルフプロデュースフォトエッセイ『TSUBASA REAL』が発売された。同書では「つばさファッション」を大公開しているほか、メイクのプロセスからヘアアレンジまでを詳細に紹介。鈴木奈々さんや、佐藤ノアさんなどとの対談も収録されている。オールカラー208ページでA5判。2,145円(税込)の価格にて、KADOKAWAより発売中である。SNSの自撮り 写真を撮るポイントも細かく解説益若つばささんは、「セルフプロデュースの天才」とされ、カリスマ読者モデルとして人気を博していた当時は使用や着用のものがヒット商品になるなど「経済効果100億円」などと言われていた。1児の母である現在も大人気であり、SNSで約180万人のフォロワーを持つインフルエンサーである。新刊では、ピンク&ミルクティーヘアのヘアメイク、全私服のファッションページ、「私流NGコーデ」を紹介。メイクのプロセスまでもが掲載されている。そのほか、基礎化粧品、料理、ネイル、生き方、仕事、恋愛などについても語られており、インタビューには6時間を要している。また、SNSでの自撮りの方法や写真を撮るポイントまで細かく解説されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※TSUBASA REAL 益若 つばさ:コミック - KADOKAWA
2020年03月28日漫画家・蟻子氏の20kg減の物語2月13日、漫画家・蟻子氏が体重20kgの減量に成功するまでの実録エッセイマンガ『脱ぽちゃ。20kgヤセてぽっちゃり人生脱出しました。(1)』が講談社から「ワイドKC」シリーズとして発売された。A5判で160ページ、価格は1,000円(税別)である。敵は「ダイエットおじゃまシスターズ」子どもの頃から太っていたという主人公は、いつもダイエットのことを考え悩んでいながらも、お菓子を食べ続け、ダイエットを繰り返しては失敗続きだったという。新刊ではダイエットに失敗してしまう要因として「どうせ自分は」という『ヒガミ』、「今日ぐらいは」という『アマエ』、「ヤセたいと思わなければ傷つかずにすむ」という『ミエ』の「ダイエットおじゃまシスターズ」が登場している。「なれるよ」と信じること作中、ダイエットで大切なのは目指すべき「ヤセビジョン」であり、「なれるよ」と信じることだとしている。また、主人公は自分の好みを「ヤセそう」と「太りそう」に分類。ヤセそうで好きなヨーグルトなどはメイン武器に、ヤセそうではあるのものの苦手なこんにゃくなどは克服、または別のものに置き換えている。一方、太りそうでも好きなスイーツや揚げ物は頻度を決めて「ごほうび」にしている。同書には、知っておくべきダイエットメソッドも豊富に盛り込まれており、ダイエット以外でも、あきらめそうな自分のことを応援してくれるポジティブな作品となっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※『脱ぽちゃ。20kgヤセてぽっちゃり人生脱出しました。(1)』(蟻子) - 講談社コミックプラス
2020年02月19日ウーマンエキサイトの読者のみなさま、こんにちは。ちょっ子です。今回は 「私がコミックライターになるまで」というテーマ で、私が漫画ブログを描き、こうして連載させていただくようになった経緯をお話ししたいと思います。エッセイ育児漫画を書こうとしたキッカケは…私は息子のきゃん太が生まれる前からイラストの仕事をしていました。出産後は子育てをしながら仕事をこなす日々…。(私の住む街は待機児童が多く、きゃん太は保育園に入れなかったのです)育児と仕事に追われ、趣味など自分のための楽しみに使える時間はほとんどありませんでした。 そんな日々を経て、ついにきゃん太が幼稚園に入園。少しずつ手がかかることも減っていき、時間と気持ちにいくらか余裕ができたところで何か仕事以外で楽しいことがしたいと思うようになりました。そこで考えたのが、日常を綴ったエッセイ漫画のようなものを描いてみようかということ。昔からエッセイやエッセイ漫画を読むのが好きだったのですが、書こうとしたことはありませんでした。それがここに来てなぜやってみたくなったかと言いますと…前から薄々、うちの息子、めちゃめちゃ面白いのではないか?と思っていたからです。記録したい。このオモロさを。文章だけじゃ追っつかない。育児の記録は手帳にメモしたりはしていましたが、もうちょっと違う形で残してみたくなったのです。こうして私は息子の様子をマンガに描き始め、どうせならブログを開設し公開することにしました。しかし夫に見せて感想を聞いてみると…。微妙な反応でした。夫の反応は微妙だし当然アクセスも少ない。そんなスタートだったのですが、誰にも読まれなくても自分が楽しめればそれでいいかな、という思いであまり気にせず描き続けました。 しかし続けていくうちブログの読者数と、同じころ始めたTwitterのフォロワー数が少しずつ少しずつ増えていきました。他のブロガーさんや、読者の方々との交流も生まれ、ブログをやっていなければ味わうことがなかったであろう楽しさを感じていました。仕事の息抜きで始めたことがさらに仕事にそしてブログを始めて一年半ほど経ったころから、少しずつですが寄稿や連載の依頼が入るようになったのです。嬉しいのと同時に、「私がそんな漫画家みたいなことを…!?」といちいち動揺していました。自分がひっそり楽しめたらいいと思って始めたブログでしたが、継続することで思いもよらない貴重な経験ができたと思っています。こうして仕事の息抜きで始めたことがさらに仕事となり、本業との兼ね合いでバタバタしてしまうこともありますが、寄稿のお仕事は自由度が高く毎回楽しんでやらせていただいています。現在もブログや連載のネタのため、息子のおもしろ行動は見つけ次第すぐに携帯のネタ帳にメモしていますが、これから息子が年頃になるにつれ、書く内容には今までよりも気を配る必要が出てくることでしょう。そういうことに気をつけながら、今後もお見せできる範囲で我が家の日常の記録をお届けしていきたいと思いますので、楽しんでいただければ幸いです。ちなみに最初は微妙な反応だった夫も、だんだん面白くなってきたと言って読んでくれています。自分がネタにされている回ではやはり微妙な反応ですが…。
2019年07月28日この春、コミックエッセイ『母ハハハ!』を出版したお笑い芸人で夫婦コンビ「夫婦のじかん」(相方は元・トンファー 山西章博)兼イラストレーターとして活動している大貫さん。相方であり夫でもある山西さんと付き合って10年で結婚、偶然が重なり夫婦でお笑いコンビを組むことになり、妊娠、出産、ドタバタの育児……。『母ハハハ!』に掲載されているエピソードはすべて、大貫さんのインスタグラムにアップされていた漫画がベース。現在、1歳の男の子のママである大貫さんに、子どもができて夫婦関係の変化と、“妻が稼いで夫は主夫” という夫婦の形についてお話を伺ってきました。PROFILE夫婦のじかん 大貫さん1981年栃木県生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。夫婦コンビ「夫婦のじかん」として活動中。大貫ミキエ名義でイラストレーター、漫画家としても活動中。Instagram:@ohnuki_fufutimeTwitter:@takada_ohnuki貧乏2人暮らし、リアル夫婦コンビを組んだ矢先に妊娠、出産…編集部:『母ハハハ!』の出版おめでとうございます。つわりで絶不調だった妊娠中から出産、産後……と、タスクが山積みになる怒涛の生活の中で、毎日漫画を更新されていたことに驚きました。大貫さん/以下、大:ありがとうございます。漫画は、元々、お笑いコンビを夫婦でやることになったときに、一人でも多くの人に知ってもらえるきっかけになれば!と、コンビ結成の日から更新を始めて、わたしたち夫婦の日常についてアップしていたんです。その時は書籍化は全く考えていなくて、純粋に宣伝のためにやっていただけなんです。それまでは私と旦那が結婚したことを知らない吉本の先輩も多く、SNSをきっかけに「え、おまえら結婚したの!おめでとう」と声をかけられることもあったので、よかったですけど。毎日漫画を描いてアップするのは正直大変ですが、コンビ結成から1年後に妊娠するまで毎日更新していたので、ここで流れを止めない方がいいなって。育児は未知のできごとだし、大変だと耳にしていたので漫画を描くのはしんどいかな?と少し不安だったんですけど……結果的に出産数ヵ月で書籍化の話がいただけたのはラッキーでした。編集部:それでも毎日更新するのは大変だと思います。「夫婦のじかん」を組む前、インスタグラムはされていなかったんですか?山西/以下、山:はい、僕はSNS自体やっていませんでした。大:私は……実は、アカウントを持ってました(笑)。ただ大好きなBIGBANG関連の投稿に「いいね!」をするためだけに、仕事は無関係のアカウントを(笑)。山:そうだったの?今知りました(笑)。大:でも、芸人として公に始めたのは旦那とコンビを組んでからです。漫画で日常を描くのはしんどそうだなと思ったんですけど、モノマネでブレイクしたガリットチュウの福島さんを始め、周りの芸人が褒めてくれたことが大きかったですね。福島さんはアカウントを開設した当初からフォローしてくれていて。「毎日描くのは大変だけど絶対にやった方がいいぞ。フォロワーが全然いなくても、意外とテレビ業界の人は見ていたりするから仕事に繋がるかもしれないし、とりあえず続けろ」とアドバイスしてくれて。最初はフォロワー数もなかなか増えなくて、大変な思いをしてまでなんのためにやっているんだろうと思うこともあったんですが、いいタイミングで、ムーディ勝山さんやハリセンボンの(近藤)春菜さんが「漫画めっちゃ面白かったよ!」と褒めてくれて。自分が面白いと思っている人が面白かったよ、と言ってくれたことが、励みになりました。編集部:大貫さんが漫画を描いている間、山西さんはどのようにサポートされていたんですか?山:コーヒーをいれたり肩をもんだり。彼女が仕事に集中できる環境を整えていました。編集部:漫画について独学で学んだと聞いて驚きました。大:漫画を描くのは大好きで、昔は芸人になるか漫画家になるか本気で悩んだこともあったんです。漫画は自己流なんです。プロの漫画家の元でアシスタント経験があるわけではないので必死に勉強して。美大で学ぶようなパースをとったり構図を考えるのは独学で、イラストは描くことによって上達するのでとにかく経験を積むようにしました。ハリセンボンの単独ライブ用に、春菜さんを『NANA』(矢沢あい作)風に描いたりと、吉本はイラストを描く仕事も沢山あったんです。気がつくとほぼほぼ吉本専属イラストレーターみたいになってました(笑)。編集部:その後、プロになろう!と奮起して「ちびまる子ちゃんファンコミック大賞」や「小学館漫画賞」を始めとする各漫画賞にも入選され、CMの絵コンテやゲームアプリなどのイラストも手がけられたんですよね。大:イラストも描ける芸人のままだと悲しいほどギャラが安いので、受ける仕事の幅を広げるためにもプロになってやろう!と思ったんですよね(笑)。たまに、芸人もイラストもやっているので、「どっちかに絞った方がいい」と言われることもあるけど、自分の中で「息子のことは一番にする!」と決めてさえいれば、あとは楽しんでやればいいなと。流れに身を流せて。楽しんで生きる方がいいやって。編集部:大貫さんがイラストで稼ぎ、山西さんが主夫として家事を担当と、いわゆる一般的とされている男女の役割とは正反対な点も興味深かったです。大:私は家事が苦手で。それよりもイラストを描いたり、何をどう描いてどうPRすれば営業利益が上がるのか、という経営の視点で考えることも含めて、仕事をする方が向いてるし、得意(笑)。といっても、付き合い始めた頃は今のように考えていたわけじゃなくて。自分は料理だってできる方だと思っていたんです。といっても実際は料理を作るといってもインスタントラーメンを作ったり、レトルトカレーを温めることぐらいしかやったことがなくて。ある日、ぶり大根を作ろうとしてボヤ騒ぎを起こしたことをきっかけに、料理から完全に手を引き、家事は旦那に担当してもらうことにしました(笑)。編集部:漫画でも、山西さんが常に携帯で近所のスーパーの安売り情報をチェックしていたり、そんな山西さんのために大貫さんが新しいフライパンを買ってあげたり、といったエピソードがあって微笑ましいです。大:私達、性格が正反対なんです。私は感情的で、なにかあると言わずにいられないタイプ。でも夫は達観しているというか。穏やかなんですよね。つわりで吐いてしまった時も、「吐瀉物を見たらまた気持ち悪くなっちゃうでしょ?俺が片付けておくからゆっくり寝ていて」と言ってくれて。本当に優しいんです。だから、子どもを生むことに関して小さな不安はあったけれど、「旦那がこういう人なので絶対大丈夫!」と確信がしていました。夫には天才って言って!とピンポイントでオーダーしています(笑)編集部:優しいですね。ちなみに、お子さんが生まれて大きく変わったことはありますか?大:私も旦那もあまり変わっていないんですけど、夫が感情を出すようになりましたね!それまではずっとフラットというか起伏がない人だったんですけど、子どもをあやすために歌を歌っていたり。山:音痴ということもあり、それまでは鼻歌すら歌ったことがなかったんですけど、赤ちゃんって歌が大好きじゃないですか?だからあやしたり寝かしつけたり、年がら年中歌っていますね。大:子どものこと好きなんだ!って新しい発見でしたね。山:自分の子どもが生まれて一気に変わりましたね。生まれた瞬間から可愛くて仕方がなくって。他人の子もめちゃくちゃ可愛く感じるし、ホンマ人生観が変わりました。大:旦那が息子をものすごく可愛がるので、つい「私のことも同じぐらい丁重に扱って欲しいんだけど」と言ったことも。普通は奥さんが子ども一直線になるっていうじゃないですか?でもうちは反対で、しかもここまで子ども命!になるとは思わなくて。だから思わず「ちょっとまってよ、産んだのは私なんだから、まず私のことをねぎらってよ」と(笑)。編集部:子どもが生まれると夫婦喧嘩が増えることが多いと言われますが、お二人はどうでしたか?大:一方的に私が怒ることはあるけれど、旦那はそこで反論してこないので大喧嘩には発展しないんです。山:僕は常に奥さんと子どもの機嫌をとっていますから(笑)。というのも、そこさえおさえていたら家庭がまわりますから。夫婦喧嘩って、だいたいがきっかけは些細なことなのに、お互い主張をしているうちにヒートアップするじゃないですか?それってもったいない。「なんでこんなことになってんねん。こんなにもめてるねん!」て思うんですよね。編集部:夫婦でバランスがとれているんですね。大:自覚はあるんですが……私はそれでも言わないと気がすまない(笑)。ある日、いつもは優しく受け止めてくれる夫が、珍しく言い返してきたときに「ちょっと、刃向かわないでよ!」と言ったことがあって(笑)。それは自分でもさすがに横暴だなと思いました(笑)。まぁでも結局、10年付き合ってお互いの性格は理解しあえているので喧嘩の引きどころも心得ているんですよね。そもそもなんで夫婦喧嘩をするかというと、女の人は別に小言を言いたいわけじゃないんです。共感したり話を聞いてほしくて話しているのに、それが伝わらないから口うるさくなっているだけなんですよね。だからとりあえず聞いてもらって。でもリアクションがないのは嫌なので、コメントや謝罪は欲しい。だから男の人が優しければ家庭はまわると思います!編集部:1歳の息子さんを育てる中で大変だったこと、忘れられないことはありますか?山:一番大変だったのは、僕がぎっくり背中になった時。ウチの息子は抱っこでしか寝ない時期があり、基本ぼくが寝かしつけをしていたんですが、物理的にできなくなってしまって。で、奥さんにスイッチしたいと思っても彼女は漫画を描く作業があるし。そのときに「ウチの家は奥さんが動けなくなるよりオレが動けなくなる方がやばいな。家庭が回らなくなるんやな、と思いましたね(笑)」大:そうなんです!旦那が倒れたらご飯作ってくれる人がいないんで困る(笑)。ウーバーイーツを頼むにしても高いし。山:ウチの場合経済を回してるのは妻だけど、家庭を回してるのは夫。夫がダウンしてしまったら息子に専念することになるので、家事も仕事もできなくなるし。山:だから俺が健康に気をつけないとな、と再確認しましたね。編集部:お互い、今後こうしてほしいという希望はありますか?山:『母ハハハ!』の出版をきっかけに大先生になってもらって、お金をじゃんじゃん稼いで潤していただきたいです!大:私は特にこれといって旦那に変わってほしいところはないんですが……。あ、でも、たまに旦那が若手の仲間たちの「バイトは大変だ、辛い」という話を聞いて、アルバイトしようとするのはやめて欲しい。うちはそんなに余裕がない生活はしてないでしょ?苦労はしてないでしょ?って。単刀直入に言っちゃうと、旦那が働きに出るより、その時間私が仕事した方が稼げるからって(笑)。山:若手のみんなが苦労している話を聞くと、おれだけ全然やってないんじゃないかと思っちゃうんですよね。大:いやいや。だってあなたは家事をやってるから。家事と仕事って同じぐらい大変じゃないですか?あなたが家事育児を一生懸命やってくれているから私は漫画に集中できるんだし。だから、仕事をしている方が偉いとかいう世の中の風潮は変わっていくべきだなと思いますね。『母ハハハ!』絶賛発売中!『母ハハハ!』 著/夫婦のじかん 大貫さん税別1200円PARCO出版:Shiho Kodama
2019年04月09日