ディズニーの名作アニメーションを最新の映像技術を駆使して新たに描いた『ライオン・キング』が全世界で驚異的なヒットを記録している。北米だけで興収5億ドルを突破しており、日本でも大ヒット。何度も劇場に足を運ぶ観客も多いが、本作が長年に渡って愛され続ける理由のひとつに“音楽の力”があるようだ。本作はライオンの王ムファサの子として生まれたシンバが、様々な苦難を乗り越え、自分は何者なのかを見出し、自身が進むべき道を見出していくまでを描いた超大作。1994年にアニメーション映画が公開され、1997年からは舞台ミュージカルがスタート。そして今夏に全世界で“超実写版”と銘打たれた映画が公開されているが、そのすべてにおいてハンス・ジマーとエルトン・ジョンが作曲を、ティム・ライスが作詞を手がけている。多くのディズニー作品同様、本作も観客から愛され続けるミュージカル・ナンバーが揃っている。『サークル・オブ・ライフ』や『王様になるのが待ちきれない』『愛を感じて』など名曲のオンパレードで、公開中の映画でもドナルド・グローヴァー、ビヨンセ・ノウルズ=カーターら実力派キャストの歌唱を楽しむことができる。その一方で本作を支え、魅力を増す効果をあげているのが名匠ハンス・ジマーが手がける音楽だ。ジマーはこれまでに数々の映画音楽を手がけてきた音楽家で、『ダークナイト』『ダンケルク』などでは短いフレーズを繰り返すことで場面の緊迫感を高める楽曲を生み出し、『パイレーツ・オブ・カリビアン』では観る者をワクワクさせるおなじみのテーマを作曲。他のミュージシャンとのコラボレーションも積極的に行っており『アメイジング・スパイダーマン2』ではファレル・ウィリアムズ、ジョニー・マーらとタッグを組んで音楽を制作した。『ライオン・キング』でもジマーは幅広いジャンルの楽曲を手がけており、映画全編に渡って音楽を制作。先ごろ東京で初演され、27日(火)には大阪、29日(木)には名古屋で公演が予定されている『ライオン・キング』ライブ・オーケストラでも、楽団は映画のほぼ全編に渡って何らかの音楽を演奏。ステージ上に設置されたスクリーンに合わせて目の前で生演奏されることで改めてわかることだが、『ライオン・キング』には“歌”以外にもあらゆる場面で、細かく細かく音楽がついている。観る者の緊張感を高めていくような激しい楽曲、キャラクターの感情をより深く伝えるような短いメロディなど“主張しすぎず、しかし確実に物語を前に進める”音楽の数々は観客を物語に没入させ、感動を倍増させてくれる効果がある。『ライオン・キング』における音楽は、作品を象徴するようなものもあるが、同時に何度も何度も観たくなる“物語を推進する補助エンジン”のような役割を果たしている。今回の“超実写版”は映像技術のスゴさに圧倒される人が多いようだが、ストーリーやビジュアルが頭に入った段階で、改めて音楽に注目して観ると、何度も楽しんだ『ライオン・キング』を違った角度から楽しめるはずだ。『ライオン・キング』ライブ・オーケストラ8月27日(火) 19時開演フェスティバルホール(大阪)8月29日(木) 19時開演センチュリーホール(名古屋)作曲:ハンス・ジマー 指揮:ニコラス・バック管弦楽:関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪)セントラル愛知交響楽団(大阪)字幕版上映3歳以下のお客様のご入場は不可膝上鑑賞不可お一人様1枚チケットが必要『ライオン・キング』公開中
2019年08月26日8月24日、25日の全国映画動員ランキングは、公開6週目の『天気の子』(全国359館)が先週2位から順位を上げて再び首位を飾った。公開3週目の『ライオン・キング』(全国374館)は先週1位から2位に、田中圭主演の人気ドラマを映画化した『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(全国314館)は初登場3位になった。そのほか新作では、エルトン・ジョンの半生をタロン・エガートン主演で描いたミュージカルファンタジー『ロケットマン』(全国321館)は初登場6位。『レイトン』シリーズの日野晃博、スタジオジブリ出身の百瀬義行監督、音楽家の久石譲がタッグを組んだアニメーション『二ノ国』(全国320館)は初登場7位になった。次週は『ガーンジー島の読書会の秘密』『この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』『トールキン旅のはじまり』『ハリウッド1969シャロン・テートの亡霊』『引っ越し大名!』『ブルー・ダイヤモンド』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』などが封切られる。全国映画動員ランキングトップ10(興行通信社調べ)1位『天気の子』2位『ライオン・キング』3位『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』4位『劇場版 ONE PIECE STAMPEDE』5位『トイ・ストーリー4』6位『ロケットマン』7位『二ノ国』8位『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』9位『ペット2』10位『ミュウツーの逆襲 EVOLUTION』
2019年08月26日『ロケットマン』ではエルトン・ジョンを演じ、素晴らしい歌声を披露しているタロン・エジャトンを主演に、レオナルド・ディカプリオを製作に迎えた『フッド:ザ・ビギニング』が10月18日に公開。この度、本作の最新予告編と本ポスタービジュアルが解禁となった。これまでケヴィン・コスナーやラッセル・クロウなど錚々たるハリウッド俳優が演じてきたロビン・フッド。これまで描かれてきたストーリーとは異なり、伝説のヒーロー、ロビン・フッドがいかにして生まれたのかを描く前日譚。表の顔は領主、裏の顔はフードをかぶった盗賊という2つの顔を持ったヒーローが敵も味方も鮮やかに大胆に欺く姿が時代を超えてスタイリッシュに描かれ、タロンがエルトン・ジョンの次は伝説のヒーロー、ロビン・フッドを熱演する。今回解禁となった本予告では、表の顔は領主、裏の顔は盗賊というロビン・フッドが、その生き方に苦悩しながらも、かつての領民たちのために、そして愛する女性のために悪に立ち向かっていく姿が描かれている。何と言ってもロビン・フッドといえば、弓矢の名手。本作ではこれまでのロビン・フッド像とは異なる、非常にアクロバティックで斬新な弓の使い方が多く見られる。建物から飛び降りながら敵を矢で射ぬき、また空中を回転しながら矢を連射するシーンを、タロンはスタントなしで挑んだそう。本作撮影にあたって、タロンは現代最強の弓使いと評されネットでも話題のラーズ・アンデルセンから指導を受けた。そのトレーニングの結果、このアクロバティックな弓使いを習得したタロンはまさしく現代のロビン・フッドとなった。また、自身が一躍有名になった『キングスマン』シリーズのスパイガジェットを駆使するアクションとはひと味違う、正統派の肉体アクションを披露しており、タロンの新たな魅力を存分に味わえる作品といえそうだ。併せて解禁された本ポスタービジュアルでは、ロビン・フッドを演じるタロンと、ロビンを史上最速の弓の“早打ち”の達人に鍛え上げ、信頼と友情で結ばれるジョンを演じるジェイミー・フォックスの姿が収められており、「反逆者か、ヒーローか。」という印象的なキャッチコピーが添えられている。弓を引くロビンの背後に、彼を守るかのように武器を力強く構えるジョンのビジュアルからは、2人の強い絆を感じさせ、このバディの活躍をスクリーンで観るのが待ち遠しくなるビジュアルとなっている。『フッド:ザ・ビギニング』は10月18日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年08月26日「なにせ3日間しかないからね。相撲の朝稽古を見たいし、日本庭園も見たいし。でも、いちばんは食事。具合悪くなる手前まで食べたい!」これまで来日したかった思いをそう吐露したタロン・エガートン(29)。『ユア・ソング(僕の歌は君の歌)』や『キャンドル・イン・ザ・ウインド〜元英皇太子妃に捧ぐ』などで知られるポップスの神様エルトン・ジョンの伝記映画『ロケットマン』(8月23日公開)で主演を務めた。天才ミュージシャンとしてデビュー、即ブレークしたエルトン・ジョン。天才ゆえの孤独からドラッグや酒に走り、自らのアイデンティティに苦悩した過去を振り返る、ミュージカル大作だ。「エルトンとは『キングスマン:ゴールデン・サークル』で共演しているし、監督とも2度目の仕事。2人とも志が一緒で、いいものを楽しく作りたいというマインドだから、今後も一緒に何かを作っていきたい。撮影前にエルトンの家には泊まり込んだけど、彼の家は超ゴージャス。シェフもいて、食事が最高なんだよ(笑)」(タロン)劇中では吹き替えなしで歌唱シーンにも挑んだタロン。その歌声はエルトン本人もお墨付きで、自身のライブに出演させるほど。「『土曜の夜は僕の生きがい』を歌うシーンはいちばん印象深いね。日本ではカラオケで歌いまくりたいんだ!」
2019年08月26日フレディ・マーキュリーの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』が爆発的ヒットを果たし、レディ・ガガの初主演映画『アリー/スター誕生』も人気を集めるなど、ハリウッドで音楽映画ブームが巻き起こっている。そんな中、エルトン・ジョンの半生を描くミュージック・エンタテインメント映画『ロケットマン』(8月23日公開)が日本に上陸。『ボヘミアン・ラプソディ』で最終監督を務めたデクスター・フレッチャーが監督を担い、ミュージカルシーンやファンタジックな映像など、わくわくするような自由さでエルトンの波乱に満ちた人生をつづる本作。来日したフレッチャー監督を直撃し、エルトンとフレディの共通点と共に、音楽映画ブームへの思いを語ってもらった。――エルトン・ジョンがスターダムを駆け上がっていく興奮だけでなく、薬物中毒や両親との間に抱えた問題など、彼の暗い部分も赤裸々に描かれています。エルトン自身も製作総指揮として映画化に関わっていますが、彼からはどんなオーダーがあったのでしょうか。交わした言葉で印象的なものなどはありましたか?エルトンからは「こういうことはするな」とは一度も言われたことがなかったんだ。むしろ「正直に包み隠さず、何もかもを語ってほしい」「事実をありのままに描いてもらって、何も問題ない」と言われたよ。彼はもともととてもオープンな性格で、過去に悩んだ薬物依存やアルコール依存についても、オープンに語っている。あれほど浮き沈みの激しい人生を送っている人もなかなかいないと思うくらい、波乱の人生だよね。ドラマとして考えても、落ちるときはとことん落ちて、そこからまた這い上がってくるという人生の波は、人々を非常に惹きつけると思った。エルトンが「ありのままを描いてほしい」と言ってくれたことで、“ありのままの自分を受け入れて、自分を愛することの大切さ”をメッセージとして送る映画になったと思っているよ。――世界中にエルトンのファンがいますが、彼らの存在はプレッシャーにはなりませんでしたか。最初は、プレッシャーに感じた部分もある。だからこそ、“ミュージカル・ファンタジー”という形式をとったということもあるんだ。本作はドキュメンタリー映画ではないので、もちろんハードコアなファンに敬意を評しつつも、すべてが事実に忠実である必要はないと感じて映画化に臨んだ。僕自身、スキージャンプ選手のエディ・エドワーズの物語を描いた『イーグル・ジャンプ』、クイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』で実在の人物を描いてきたけれど、そもそも2時間でその人の人生を余すところなく撮るなんていうことは、不可能なんだ。ある一点に焦点を絞って描いていくことが大事だと思っているよ。――『ロケットマン』で柱として考えたのは、どんなことでしょうか。もっとも力を入れたのは、ハートの部分だ。実際に起きた出来事をそのまま描くのではなく、そのときの感情を映し出すこと。例えば、トルバドールでやったアメリカでの初ライブシーンでは、エルトンや観客が浮き上がっていく演出をしているけれど、もちろん実際にはそんなことはないしね(笑)。何か大変な、マジカルなことが起きている。そういった感情、ハートを描きたいと思っていたんだ。――エルトン役を、『キングスマン』シリーズのタロン・エガートンが演じています。歌唱シーンではタロンがすべての楽曲を自らの声で歌い上げています。実際に歌唱してもらうことは、エルトンのハートを表現する上でも欠かせなかったことでしょうか。確かにキャスティング段階でも、タロンが歌を歌えるとういうことは大きなポイントだった。音楽の伝記モノにもいろいろあって、それぞれ音楽の使い方も違うし、口パクだったりする映画もある。でもエルトン・ジョンというペルソナの下にある素顔や、胸の内を表現するためには、本当の歌で伝えてほしかった。そういった意味でも、演技力と歌唱力を兼ね備えたタロンでなければ、この映画は成立しなかったと思っているよ。映画冒頭では、「I Want Love」を家族それぞれが歌うシーンがある。もちろんみんなタロンほどうまくはないんだけれど(笑)、メロディに乗せてその人の心情を演じられる役者が、この映画には必要だったんだ。――『ボヘミアン・ラプソディ』は日本でも大ヒットしました。いま世界的に音楽映画ブームが巻き起こっているのは、どんな理由だと思いますか?そういった映画が人気の一つには、まず誰もが実話に基づくストーリーが好きだということがあると思う。事実は小説より奇なりといったように、『伝説的な人々の人生には、本当にこんなことが起きていたのか?』と知ることに興味を持っているんだと思う。そして悲しいことに、今やどんどん荒んだ世の中になっていて、みんなが現実逃避を求めている。心を揺さぶる音楽と共に、思い切りその世界に没頭させてくれる体験というものを望んでいるんじゃないかな。映画館ならば、大勢の人と一緒にそれができるんだからね。本作はまさにそういう映画で、エルトンの楽曲と共に、プールの底から空の上にまで飛び立つような、すばらしい空想の世界へと連れて行ってくれるはずだよ。――エルトン・ジョンとフレディ・マーキュリーの人生を描く上で、欠かせなかった要素は“孤独”のようにも感じます。その通り、エルトンもフレディも孤独だった。彼らは、街を歩けば「エルトン!」など声をかけられる。誰もが自分の名前を知っているという状況だよね。でも彼自身は、その人のことをまったく知らない。それってものすごく孤独なことだと思う。どれだけたくさんの人に囲まれていても、自分は誰のことも知らない。本作を観ると、スターというのは、名声や地位を得てゴージャスな生活を送っているものだけれど、たくさんの人に囲まれていればいるほど、孤独だったんだということがわかると思う。また世界中がネットワークでつながり、あらゆることを共有できるようになった世の中では、逆に一人一人の孤立感や孤独は深まっているような気がしている。だからこそ、エルトンやフレディの孤独が人々を惹きつけるのかもしれないね。■デクスター・フレッチャー英国アカデミー賞にノミネート経験を持つロンドン出身の俳優であり、2011年に『ワイルド・ビル』(11・未)で監督デビュー。その後、スコットランドの舞台ミュージカルを映画化した『サンシャイン/歌声が響く街』(13)を監督。2016年には、実在のスキージャンプ選手エディ・エドワーズの物語に基づく『イーグル・ジャンプ』(16・未)を監督、その年の後半にクイーンの伝記映画『ボヘミアン・ラプソディ』(18)の監督を引き継いでほしいと打診を受ける。監督としてクレジットされてはいないが、フレッチャーは撮影最後の数週間とポストプロダクションを引き継いだ。場面写真&メイキング写真(C)2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年08月23日おとな向け週末映画ガイド今週オススメしたい映画は、『ロケットマン』『火口のふたり』など4作品と市川雷蔵映画祭。ぴあ編集部 坂口英明19/8/23(金)イラストレーション:高松啓二今週末に公開の作品は15本。全国で拡大上映される『ロケットマン』『二ノ国』『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』と、ミニシアターなどで上映の12本です。その中から、おとなの映画ファンにオススメしたい作品をご紹介します。『ロケットマン』ロックのレジェンド、エルトン・ジョンの半生を描いた映画です。彼自身がプロデュースしているのに、普通触れたくない想い出まで、容赦なく取り上げられていて、美化もされていません。まずそれに好感が持てます。さらに、この映画が単なる「伝記映画」でなく、ミュージカル仕立てで、ぶっとんだ作りになっていること。ぶっとんだ人生が、エルトン自身の歌22曲で綴られるのです。エルトンは、常に突飛なスタイルでライブに登場していました。そうか、あの格好のときは、そんなことが背景にあったのか、と精神状態や健康状態がすべてよくわかります。1975年のLA、トルバドールのアメリカデビューなど、ライブシーンも見ものです。声はエルトンで口パク、ではなく、実際に歌ってのけたタロン・エジャトンが素晴らしいです。アニメ映画『SING/シング』のゴリラ君の声で、エルトン・ジョンの『I’m still standing」を歌っていたのが、彼です。『火口のふたり』セックスがテーマの映画、です。近ごろ珍しく真っ向勝負、といった感じで、すがすがしいとすら思えます。登場人物は、男と女、ほとんどふたりです。いとこ、直子の結婚話で秋田の郷里に帰った30がらみのフリーター、賢治。かつて直子とは恋人同士。結婚式の5日前、誘ったのは直子の方でした。青春の日々に戻りたかったのでしょう。一晩だけ、のはずだったのですが…。賢治を演じるのは柄本佑。やや無感動にみえますが、決して投げやりでも捨て鉢でもない、でも、どんどん深みにはまっていく役どころ。『愛のコリーダ』の藤竜也のようです。さらに魅力的なのは、その賢治を無意識のうちに翻弄していく直子役の瀧内公美。はっとする美しい裸体です。ふたりには悲壮感も、罪悪感もありません。世界がどうなろうと知ったこっちゃないという潔さで、最後のそれに、夢中になっていきます。監督はロマンポルノの名作『赫い髪の女』の脚本を手がけた荒井晴彦。青春ラブストーリーの傑作です。R18+ですが。『ディリリとパリの時間旅行』フランスのアニメ作品です。ニューカレドニアからやって来たチャーミングな少女ディリリが、ベル・エポックのパリで、少女誘拐団をめぐる事件に巻き込まれ、街中を駆け回るという冒険物語です。特筆すべき魅力が3つあります。まず、パリの風景が素敵です。石畳を馬車が行き来し、まだ出始めの自動車もちらほら、空には飛行船が飛ぶ。1900年のこの街の名所が次から次へとでてきます。凱旋門、エッフェル塔、オペラ座、コンコルド広場、いくつもの美術館…。ロマンチックな風景は写真を加工して描かれています。つぎに、ディリリが遭遇する、この時代のパリの著名人たちの豪華なこと。アートの世界だけでも、ルノワール、ドガ、ロートレック、ピカソ、モジリアニ、モネ…。ロダンは重要な役で出演です。彼らもセリフをしゃべるキャスト。その人数は100を超えます。探すだけでもとても楽しめます。最後に、ディリリが、実に上品なレディであること。出会う人たちへの敬いと礼儀を忘れず、優雅に振る舞う少女の姿がとても印象的です。『ジョアン・ジルベルトを探して』『イパネマの娘』で知られる、”ボサノヴァの神様”ジョアン・ジルベルトをめぐるドキュメンタリーです。この映画の公開が決まったあと、7月6日にジルベルトの訃報が伝えられ、予期せぬ追悼上映になりました。世の中と関係を絶ち、謎の隠遁生活を送る芸術家に、なんとか接触を試みるというのは、小説家のサリンジャーが有名ですが、ジルベルトも2008年、リオ・デ・ジャネイロのライブ出演を最後に、公の世界から姿を消しています。この映画は、ジルベルトに接触を試み、結局実現できずに世を去ったドイツ人作家マーク・フィッシャーの著書をもとに、フランスのドキュメンタリストが、意思を継ぎ再チャレンジする一部始終です。彼の近況を探る中で、『サマー・サンバ』のマルコス・ヴァーリなど、様々なミュージシャンにもインタビューをしていき、ジョアン・ジルベルトとはどういう存在であったか、そしてボサノヴァがいかに魅力的な音楽であるかも語られます。電話で出前をうけるが実際に会ったことはないというレストンのシェフ、口の固い床屋、インタビュー中にジルベルト本人から電話がかかってきても、紹介すらしてくれない実の妹など、ミステリーのような登場人物や展開があり、さて、どうなるか…。なかなか面白い結末です。特集上映では。「没後五〇年特別企画 市川雷蔵祭」(角川シネマ有楽町) 8/23〜9/26「没後五〇年特別企画 市川雷蔵祭」ここ数年、連続上映されている大映の回顧企画、今回は市川雷蔵作品40本です。注目は、森一生監督、雷蔵の代表作のひとつ『薄桜記』が初の4Kデジタル修復版で上映されること。赤穂浪士にからめた剣士の悲劇。中山安兵衛役で勝新太郎が共演しています。他に『旅はお色気』を含む21本が新規デジタル化作品です。
2019年08月23日タロン・エジャトン主演『ロケットマン』が、いよいよ本日8月23日(金)に公開。第72回カンヌ国際映画祭の公式上映では4分間に及ぶスタンディングオベーションを受け、米映画批評サイト「Rotten Tomatoes」でも『ボヘミアン・ラプソディ』を超える評価を受けた本作から、タロン演じる19歳のエルトン・ジョンがワンカットのなか「SATURDAY NIGHT’S ALL RIGHT FOR FIGHTING」を生で歌って踊るミュージカルシーンが解禁となった。約300人のエキストラ×約50人のダンサー×4台のカメラ×3つのクレーン今回到着したのは、タロン演じる19歳のエルトンが遊園地を歩きながら、約300人のエキストラと約50人のダンサーとともにアップテンポなナンバー、「SATURDAY NIGHT’S ALL RIGHT FOR FIGHTING/土曜の夜は僕の生きがい」を歌い踊るミュージカルシーン!数分間に渡って、様々なアトラクションの中にも足を踏み入れ、ダンスやアクションを行うタロンをカメラが追い続ける本シーンは、なんと4台のカメラ、3つのクレーン、10台のゴーカートを駆使してワンカットで撮影されたという。本シーンは、ロックンロールに目覚めたエルトンの10代の全盛期を描き出したミュージカルパート。役に入った時の高揚感やその時の気持ちでミュージカルシーンに挑んでいたというタロンが、ダンサーたちの楽しげな姿につられるように踊り出し、心に秘めた想いを吐き出すようにパワフルに披露する生歌と熱演に胸が高鳴るシーンだ。観客が「“あれはすごかった!”と、言ってくれることを願う」と監督監督のデクスター・フレッチャーは「このシーンを観た人が、“いや、あれはすごかった!”と、言ってくれることを願うね。このシーンでは、エルトンの音楽的影響の起源も見て取れるし、周りの人間や、各自の違いを称えるエルトンが描かれている。それこそ彼の一面であり、彼の心だからね」と解説。「ミュージカルのシーンとして、画面がつねに動いていて、躍動的なむき出しの若さを表している。だからワンカットなんだ。撮影監督のジョージ・リッチモンドには、“ぜんぶ一度に、ワンカットで撮影しよう。動き続けて、流れ続けて、継ぎ目をなくすんだ”と伝えた。このシーンは、エルトンが世界の荒波へと踏み出していく場面だからものすごく重要なんだ」と本シーンの重要性を熱弁する。タロンもまた、「この映画はミュージカルで、歌がたんなるパフォーマンスとしてだけでなく、回想の瞬間としても歌われる。僕も本当に気に入っていて、どの瞬間もすごく好きなんだ。こんな形でエルトン・ジョンが自分の曲を歌わせてくれるなんて、言葉にできないほど誇りに思ってる」とミュージカルシーンに込めた思いを明かしている。『ロケットマン』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年08月23日伝説的なスター、エルトン・ジョンの半生を題材にした映画『ロケットマン』が本日から公開になる。本作はド派手でファンタジックなミュージカルシーンと、観る者の心を掴んで離さないシリアスなドラマが同時進行で描かれる作品で、監督を務めたデクスター・フレッチャーは、きらびやかなシーンと重く複雑な感情がひとつの場面に“同居”することにこだわったという。なぜか? 来日した監督に話を聞いた。フレッチャー監督は俳優として映画界で活動を始め、子どもの頃にアラン・パーカー監督の傑作ミュージカル映画『ダウンタウン物語』に出演。その後、俳優としてキャリアを重ねながらフィルムメイカーとしても活動を開始。実在の選手の半生を描いた『イーグル・ジャンプ』を監督し、本作の主演でもあるタロン・エガートンとタッグを組み、フレディ・マーキュリーの半生を描いた『ボヘミアン・ラプソディ』では前任の監督が離脱した後の現場を引き継ぎ、作品を完成させた。『ロケットマン』は『ボヘミアン…』以前から長年に渡って企画が練られてきたプロジェクトで、英国の人気歌手エルトン・ジョンの半生を描いている。イギリスの郊外で生まれた少年レジナルドは家に寄りつかない気難しい父親、子どもに無関心な母親のもとで育ち、音楽に救いを見出す。ロックに没頭し、新しい自分に生まれ変わりたいと願う彼は自身を“エルトン・ジョン”と呼び、作詞家バーニー・トービンとタッグを組んでヒット曲を連発。スター街道をまい進するが、ド派手なステージや記録的な成功と相反するように彼の人生は苦しみや哀しみに満ちていく。「ロックスターの伝記映画というのは、だいたいが“お決まりのパターン”なんですよ!」とフレッチャー監督は豪快に笑う。「貧しい家に生まれた若者が成功するけど代償を支払うかのようにドラッグとか悪いことをして転落する……けど復活する(笑)。そういうパターンを繰り返すのはつまらないので、私はこの映画に他にはない個性を持たせたいと考えました。そこで出た答えが、ひとつひとつのシーンを丁寧に設計して、複雑な感情やビジュアルを“多層的”に描くことでした。そもそもエルトン・ジョン自身が多層的な複雑な人間です。だから観ていると楽しく、同時に心に深く響いて刺さるような展開をつくろうと考えたわけです」監督が語る通り、ロックミュージシャンの人生を描いた映画の多くは、主人公が成功している場面では大音量で音楽が鳴り響き、キラキラとしたビジュアルで物語が進むが、彼が転落するとビジュアルも語りのトーンもシリアスになる。しかし『ロケットマン』では相反する要素が同時に描かれる。質素な家のピアノで淡々と弾き語りされる『ユア・ソング』はビジュアルはシンプルだが、この上なく豊かで幸福に満ち溢れている。一方、エルトンが“ラスボス”級のド派手な衣装を着て歌いまくるシーンでは、苦しくて哀しくて出口の見えない感情が描かれる。「この映画の根底にあるテーマは“本来の自分を捨て去って、どれだけ遠くに行こうとしても、どれだけ新しい自分になろうとしても、本来の自分とちゃんと向き合って、理解して、折り合いをつけない限りは幸せになれない”というものです。劇中のエルトンは“本来の自分”を見ないようにするため、空想の世界に生きようとします。でも現実から離れていこうとすればするほど、現実の世界に引き戻されてしまう。つまり、この映画におけるファンタジックな空想の世界と、厳しい現実はいつも“紙一重”の場所にあります」ポイントは、華やかさと苦しみが同居するエルトンの人生を観客が“体感”するように描かれていることだ。「私が関わった『ボヘミアン・ラプソディ』はヒットもしたし、良い映画になったと思いますが、あの作品はあくまでも観客が第三者的な立ち場で“そうなんだ。フレディ・マーキュリーってすごい人なんだねぇ。ツラいことがたくさんあっただねぇ”と客観的に観る設計になっていました。でも、私は『ロケットマン』では観客が作品の中に入り込んで、エルトンが悲しい時は観客も悲しい気持ちになるように、彼と一緒に心の旅をしているような、体感をしてもらえる映画にしたいと思いました」フレッチャー監督は、誰もが知るロックスターの人生を遠巻きに眺めるような映画をつくらなかった。その理由はそこで描かれている問題が“観客の問題”でもあるからだ。「この世で“自分を愛することができない人”を好きになることほど厳しいものはありません。というのも、そういう人を好きになってしまうと、こちらがどれだけ愛していると言って愛情を注いでも、相手は自分自身を愛せていないし自信がないから、注がれた愛を信じないし、それどころか疑ってかかられるわけです。つまり自分と向き合って心から自分を愛せなければ、愛することも愛されることもできない……つまり何も始まらないと思うのです。ところが現代は、自分自身と向き合うことをしなくても、自分の問題を見て見ぬふりをしても何とかなってしまう時代ではないでしょうか? だからこそ私はこの映画で観客がエルトンと同じ感情を体感できるようにして、映画を通じてこの問題を考えてもらいたいと思ったのです」『ロケットマン』を観る観客は、誰もが知る大きなメガネと派手な衣装のスターの山あり谷ありの人生を“遠巻き”に観るのではなく、彼と一緒に孤独を感じ、悲しみを感じることになるだろう。エルトンは、そして観客のあなたは映画のラストで何を見つけるのだろうか?『ロケットマン』公開中
2019年08月23日昨年末から今年の前半にかけて、『ボヘミアン・ラプソディ』が社会現象を巻き起こしたのは記憶に新しいところですが、次なる大ヒットが期待されている伝記ミュージカル映画『ロケットマン』がついに日本に上陸!今回は、“生ける伝説”ともいわれている主人公のエルトン・ジョンを演じたこちらの方に、見どころを教えていただきました。写真・大嶋千尋(タロン・エガートン)主演を務めたタロン・エガートンさん!【映画、ときどき私】 vol. 253『キングスマン』シリーズで一躍ブレイクして以降、着実にキャリアを積み重ね、現在イギリス人の若手俳優のなかでも、もっとも旬な俳優のひとりとされているタロンさん。今回は、待望の初来日をはたしたタロンさんに直撃し、本作の舞台裏や音楽に対する思いを語っていただきました。―エルトン・ジョンさんを演じるにあたって、撮影前にはエルトンさんの自宅でお互いの話をオープンに話されたそうですが、そのときのやりとりで忘れられない出来事はありましたか?タロンさんこれという会話や言葉をひとつだけピックアップするのは難しいけれど、エルトンはとても協力的な人だし、すごく支えてもらいました。自宅に行ったときのことで印象に残っているのは、彼が初めて買ったダイヤのピアスを僕にプレゼントしてくれたこと。今回、劇中のリハビリのシーンで僕が実際につけているのは、まさにそのピアスなんです。彼は自分の家に僕を招待してくれただけでなく、しばらく家に泊まらせてもくれたので彼の家族とも一緒に過ごしたほど。それくらい彼は僕に対して、あらゆる面で親切に接してくれたし、本当に親しい関係になりました。そんなふうに、彼と間近で接することができたこともこの役を演じるうえで一番かけがえのないことだったのかなと思っています。エルトンはとにかく愛の大きい人―では、エルトンさんとそれだけ長い時間を共有されたタロンさんだけが知っているエルトンさんの素顔を教えてください。タロンさん彼はとにかく愛情をたくさん持っている人。そして、周りの人に対して親切で優しさを振りまいている人だと思います。なので、普段も僕のことを心配して連絡をくれるほどなんですよ。本当に愛の大きい人だけれど、同時におもしろさやいたずら心もあるし、ちょっとからかって言い寄ってくるようなところも彼の魅力ですね。―本作では、吹き替えなしでタロンさん自身がすべての歌を担当されており、素晴らしいパフォーマンスを披露されています。なかでも「Saturday Night’s Alright(For Fighting)/土曜の夜は僕の生きがい」はミュージカルナンバーとして見どころのひとつ。長回しで撮られたそうですが、撮影は難しかったのではないでしょうか?タロンさん実は、セクションごとに何日もかけて撮影し、それをうまくつなぎ合わせてワンカットに見えるようにしているんです。でも、僕が種明かししちゃっていいのかな……(笑)。とはいえ、僕にとっても気に入っているシーンのひとつなんですよ。―そんな舞台裏があったんですね。演じるうえでの苦労はありませんでしたか?タロンさんあの場面のリハーサルは、撮影が始まるかなり前から取り組んでいましたが、僕にとっての課題は、ほかのダンサーたちのなかで自分がどう絡んでいくのかということ。いわゆる普通の筋書きがあるシーンではないので、エルトンが大きなお祭りのなかで、何を伝えようとしているのかを考えなければいけませんでした。そのなかで、「これはエルトンが5年ほどの間で、音楽的にも文化的にも多くの影響を受けて彼の音楽ができあがったことを象徴しているシーンなんだ」という解釈にいたったのです。だからこそ、あのシーンではインド系のセクションがあったり、カリブ系のセクションがあったりするなかでエルトンが絡んでいくという形になっています。人生を変えた忘れられない一曲とは?―なるほど、興味深いエピソードですね。タロンさんといえば、『SING/シング』でも本作でも、歌手以上の歌唱力の高さを証明されているほどなので、音楽への思いも強いと思いますが、ご自身の人生を変えた曲があれば教えてください。タロンさん8歳くらいのときに母がデヴィッド・ボウイの『ハンキー・ドリー』というCDをくれたことがありました。これは僕にとってお気に入りのアルバムのひとつで、どの曲もそれぞれの良さがあって素晴らしいアルバムなんです。なかでも、「流砂」と「クークス」がお気に入りなんだけど、特に好きなのは「クークス」。これは、デヴィッド・ボウイの息子で映画監督になったダンカン・ジョーンズのために作った曲と言われています。若い2人の夫婦に子どもができたときの思いが歌詞に綴られていて、「変わり者の僕たちだけど生まれてきてくれてありがとう」みたいなことを歌っている曲なんです。この曲を母からもらったときはまだ幼かったけれど、親子関係を象徴している曲だと子どもながらに感じて、自分に大きな影響を与えてくれました。―実際にご自分で曲を作ったりしたことはないですか?タロンさんそれはしてないですね。というよりも、そもそも聞かせられるようなものではないと思うので(笑)。―いえいえ、むしろタロンさんの歌声を生で聞きたいというファンは大勢いると思います!たとえば、ヒュー・ジャックマンさんが今年ワールドツアーを行っていますが、タロンさんも同じようにツアーをしてみたいというお気持ちはありませんか?タロンさんツアーができるかどうかはわからないですけど、10曲くらい歌って合間にトークを盛り込むようなちょっとしたコンサートはやってみたいなと思っているので、それはひょっとしたら実現するかもしれないですね。ただ、ツアーとなるとヒュー・ジャックマンくらい幅広いファン層がいないとできないんじゃないかな。(笑)人はつねに変化し続けるものだと感じている―ぜひ、日本でも開催を期待しています。また、本作では「なりたい自分になる」というメッセージも込められていると思いますが、ご自身はなりたい自分になれていると感じているのか、いまの心境を教えてください。タロンさん普段あまりそういうことは考えていないけれど、いまはやりたいことをできていると感じています。なので、映画を作ったり、歌ったりと、自分の好きなことをしながら、しっかりと仕事をして、ローンを払って、いい人生を送りたいと思っているところです。ただ、これから先はもっといろんなことに挑戦したいし、家族を作ったり、大事なこともたくさんあるかもしれないけれど、言えることは「いまの自分は決して嫌いではない」ということ。それに、人はつねに変化しているものであって、たとえば18か月前の自分といまの自分は全然違いますよね?でも、人生ってそういうものなんじゃないかなと思っています。インタビューを終えてみて……。ひとつひとつの質問に丁寧に答えてくれるタロンさん。がっしりとした男らしい体格と時折見せるお茶目な表情とのギャップにすっかり心を鷲づかみにされてしまいました。劇中では、エルトンさんも大絶賛するほどの見事な歌声を披露しており、必聴です!さらに、10月公開のアクション映画『フッド:ザ・ビギニング』でも主演を務めているので、今後も作品ごとに違うタロンさんの魅力をぜひ堪能してください。知られざる実話に心が震える!もっとも成功しているソロアーティストのひとりとして、世界中で愛され続けているエルトン・ジョン。その反面で味わってきた天才ゆえの苦労や成功を手にしてからの葛藤、孤独、挫折といった光の陰に隠れた波乱の人生がいま明かされます。 琴線に触れる名曲の数々とともに、“本当の自分”と出会うまでのエルトンの生きざまを追体験してみては?ストーリーイギリス郊外で、不仲な両親のもとで愛されることを知らずに育った少年レジナルド・ドワイト。そんな彼には、神が与えた天才的な音楽の才能があった。その後、寂しさを紛らわすようにロックに傾倒するようになった少年はミュージシャンになることを夢見るようになる。そして、古くさい自分の名前を捨て、「エルトン・ジョン」として新たな出発を決意するのだった……。魔法のような予告編はこちら!作品情報『ロケットマン』8月23日(金) 全国ロードショー!配給:東和ピクチャーズ©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年08月22日タロン・エジャトンが世界一売れたシングルの記録を持つ伝説的ミュージシャン“エルトン・ジョン”になりきる『ロケットマン』。この度、劇中に登場するタロン演じるエルトン・ジョンのド派手なコスチュームの数々にフィーチャーした貴重な特別映像が、シネマカフェに到着した。今回到着したのは、本作を語るには欠かせない要素のひとつであるエルトン・ジョンの豪華絢爛な衣装の素晴らしさについて、演じたタロンほか、衣装デザイナーのジュリアン・デイ、そしてエルトン本人たちが語る特別映像。映像内では、「エルトンの衣装に身を包み、彼になりきった。解放感を覚えたよ」と語るタロンの姿と重なりながら、まるでオレンジ色の悪魔のようなコスチューム、「オズの魔法使い」をイメージしたというコスチュームなど、ド派手で豪華な衣装の数々が映し出され、さらには50足以上の靴やサングラスなど、エルトンを象徴する膨大な量のアイテムが本作の撮影で使用されたことが明らかに。衣装デザイナーのジュリアンが「エルトンの服をベースにタロンだけの服を作り上げた」と語るように、劇中に登場するコスチュームはどれもエルトンの衣装にリスペクトを寄せながら、オリジナリティを追求したハイクオリティなものばかり。エルトン本人も「今でもショーの20分前に自分で衣装を選ぶ。着た瞬間にエルトンという役に入るんだ」とその重要性を熱弁しており、きらびやかな衣装が劇中シーンをどのように彩ってくれるのかに加え、派手で奇抜な衣装を違和感なく着こなしてみせるタロンの姿からも期待が高まる映像となっている。奇抜な衣装の数々を制作するには相当な労力がかかっていたようで、タロンがジュリアンの元へ試着に赴いた数はなんと30回以上。しかし、タロンはこれらの衣装がなければ、エルトン・ジョンという役を演じるにふさわしい魅力を備えることはできなかったとふり返る。「エルトンの衣装は、もちろん、ものすごく”変わってる”。それは彼が心のなかに抱えているたくさんの不安とは相反するものだ。スタイリッシュでクールで最先端の格好で着飾っているのに、ばかばかしさが感じられる面があって、心の痛みが垣間見える。そうやって考えるとすごく心が揺さぶられるんだ。苦しんでいるから自分に化粧を施している。僕はそこに全身で飛び込んでみようと思った。エルトンの美的センスや、奇抜さや、浮世離れした感覚は好きだ。すべてのプロセスは、彼のそうした感覚に従っていくものだった」と語っている。『ロケットマン』は8月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年08月22日全米では7月19日、日本では8月9日に公開され、記録破りの大ヒットになっている超実写版『ライオン・キング』。その映画全編をオーケストラの生演奏で上映するシネマオーケストラコンサート(シネオケ)の開幕を明日に控え、リハーサルが行われた。指揮者のニコラス・バックとオーケストラは、すでに準備万端。今回が世界初演とあって、ディズニー本社からライブオーケストラ用の楽譜を作成したスタッフも来日し、最終チェックが行われた。【チケット情報はこちら】『ライオン・キング』の音楽は、数あるディズニーのサウンドトラックのなかでも最高傑作のひとつ。なにしろあのエルトン・ジョンが、ミュージカル界の大物作詞家ティム・ライスと組んで、劇中で歌われるミュージカルナンバーの数々を書き下ろしたのだから。しかも超実写版で歌っているのは、今年のグラミー賞を席巻したチャイルディッシュ・ガンビーノことドナルド・グローヴァー(シンバ役)と、世界最高峰の歌姫ビヨンセ(ナラ役)を始めとする豪華キャスト陣だ。今回のシネオケでは、その豪華キャストによるセリフと歌はそのままに、80人編成のフルオーケストラによる迫力の生演奏が楽しめる。もちろん『ライオン・キング』の音楽の魅力は、歌だけではない。ハリウッド人気No.1の作曲家、ハンス・ジマーによるオーケストラのスコア(背景音楽)も聴きどころ。オリジナルのアニメーション版やミュージカル版を観たことのある人は、スコアにも耳なじみのあるメロディが数多く散りばめられていることに気づくだろう。『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズなどもそうだが、ジマーの作る音楽は、とても“ライブ映え”することで知られている。とくに『ライオン・キング』は、力強いパーカッションに彩られた躍動感あふれる音楽で、ライブでの迫力は格別だ。オープニングの「サークル・オブ・ライフ」から鳥肌が立ち、心は一気にアフリカのサバンナへ。ムファサとシンバの強い絆を感じさせるシーンや、ふたりを悲劇が襲うシーンでは、エモーショナルなスコアに心を揺さぶられ号泣必至。シンバとナラがデュエットする「愛を感じて」では、映像とオーケストラが奏でるハーモニーの美しさに圧倒される。ディズニーが生んだ壮大な生命の賛歌『ライオン・キング』を、心を震わせるライブ演奏で、しかも全世界に先がけて体験できる貴重なチャンスを、ぜひお見逃しなく。
2019年08月22日.md-mainTitleArea .md-tieup__sns {background-color: #fff;}.dcinemaWrap__link { margin-top: 16px; padding: 0 20px;}.dcinemaWrap__link__btn { width: 48%; display: inline-block; margin: 0px calc(1% - 1px); border: 1px solid rgb(0, 112, 192); border-radius: 5px; background-color: rgb(0, 112, 192); box-sizing: border-box;}.dcinemaWrap__link__btn.btn__grayOut { background-color: #777; border: 1px solid #777;}.dcinemaWrap__link__btn p { font-size: 1.4rem; background-color: rgb(0, 112, 192); padding: 6px 0; text-align: center; margin-top: 0;}.dcinemaWrap__link__btn.btn__grayOut p { background-color: #777;}.dcinemaWrap__link__btn p a { color: white !important; display: block; width:100%; height: 100%;}.md-gallery__thumbnail:first-child:nth-last-child(2):before, .md-gallery__thumbnail:first-child:nth-last-child(2) ~ .md-gallery__thumbnail:before {padding-top: 66%;} 公式サイト()公式Facebook()公式Twitter()公開中の映画『ライオン・キング』は圧倒的な映像や心に響くドラマも魅力的だが、劇中の音楽もアニメーション版、ミュージカル版を超える完成度で注目を集めている。映画音楽界の巨匠ハンス・ジマー(『パイレーツ・オブ・カリビアン』『ダークナイト』)や大スター、エルトン・ジョンらが集結して生まれた『ライオン・キング』の音楽は“超実写版”でどのように進化したのだろうか?世界を魅了し続ける名曲たちが映画館に鳴り響く!導入 ()第1回 ()第2回 ()第3回 ()第4回
2019年08月21日英国では現在、ヘンリー王子とメーガン妃を批判する報道が後を絶たない。夫妻が11日間で4回もプライベートジェットを使用したことが攻撃材料となっているのだ。ヘンリー王子は環境保護活動家としても熱心に活動しているにも関わらず、二酸化炭素を大量に排出するジェット機を家族だけで旅行するために稼働させたことは信念に矛盾しているのではないか、という指摘が相次いでいる。さらに、メーガン妃の出産時も兄のウィリアム王子夫妻のようなお披露目をせず、プライベートを大切にしたいと子どものメディア露出を極端に避けていることで高まっていた国民の不満が、今回のプライベートジェット使用で爆発。「税金泥棒」との声も挙がる始末だ。この風潮に待ったをかけたのが、故ダイアナ妃の親友だったエルトン・ジョンだ。ヘンリー王子夫妻の動向を悪し様に報じるメディアに対し、TwitterとInstagramで「先週、ニースのわが家に滞在されたサセックス公爵夫妻に関する、歪曲されかつ悪意に満ちた報道にひどく心を痛めています」と牽制。「ヘンリー王子の母であるダイアナ妃は私の大親友の一人でした。私には、彼と彼の家族を、ダイアナの不慮の死の一因ともなった不必要な過熱報道から守る義務があります。夫妻は公務と慈善活動に心血を注ぎ、多忙な1年を過ごして来られた。だからこそ、私と(夫の)デヴィッドは彼ら家族にプライバシーが守られたわが家で、安全な休暇を過ごしてもらいたかったのです。警備上の超ハイレベルな安全を確保するため、私がプライベートジェットでのフライトを提供しました」と、自分の申し出であったことを公表し、夫妻を擁護した。また、ヘンリー王子の環境保護活動を支援するため、今回のフライトで排出した二酸化炭素を算出した結果、カーボンニュートラル(二酸化炭素の排出量と吸収量が同じ)であることを確認したとも追記。最後に「連日、休みなく量産されている彼らの人格を攻撃するような暗殺まがいの虚偽の報道を止めるよう、報道各社に要請します」と結んでいる。
2019年08月20日彼なくして、ここまで胸に迫る作品になったか?答えは「ノー」だ。『ロケットマン』を観た誰もが、タロン・エジャトンとエルトン・ジョン役の幸せな出会いを実感すると思う。それを真っ先に予期したのは、監督のデクスター・フレッチャーだ。この素敵な主演俳優と監督がタッグを組むのは、『イーグル・ジャンプ』に続いて2度目。「あのときのタロンは全く使い物にならなかったけどね(笑)」とジョークを飛ばすフレッチャー監督だが、その目には、隣にいるタロンへの愛が溢れている。“エルトン・ジョン”に繋がる幼少期の経験「スキー選手の役なのに、スキーができなくてね。それは冗談として(笑)、あのころから僕は、タロンの歌声が素晴らしいと知っていた。だから、彼がエルトン・ジョンを演じるのが最高のアイデアに思えたんだ。実際、僕の考えは正しかったね。『ロケットマン』はミュージカルであり、キャストは歌声を通して役の心情を伝える。それには、演技も歌も素晴らしいものでなくてはならない。それができるのは、タロンだけだったと思う」。音楽界のスーパースター、エルトン・ジョンの人生をたどる『ロケットマン』で、タロンは圧巻のパフォーマンスを見せた。名曲にのせて心情を吐露する場面においても、観客を魅了するライブシーンにおいても。愛すべきアニメーション映画『SING/シング』や王立演劇学校出身の経歴に触れるまでもなく、いまや世界中が彼のスキルを知ることになったが、どんな道のりを経て「演技も歌も素晴らしい」青年に?「褒めていただいて、ありがとう」と照れながら、タロンが10代を振り返る。「大抵のティーンエイジャーがそうであるように、僕も音楽と映画に興味があった。それに、物作りも大好きだったんだ。クリエイティブな子供ってやつだね(笑)」。「絵を描いたり、粘土で何かを作ったり。合唱やミュージカルにも積極的に参加した。その中でも演技は僕にとってすごく重要で、家族で引っ越しをした12歳のとき、新しい町で友達を作ろうと演劇グループに参加したんだ。おかげで大勢の仲間ができたよ。お芝居が、僕の世界を広げてくれた。みんなで物を作る楽しさを知ったんだ」。次のページ:「僕の考える彼になりきった」エルトンを真似る必要はない「僕の考える彼になりきった」製作総指揮にも名を連ねるエルトン・ジョンは、物作りの楽しさをいまも探求し続けるタロンを終始サポートした。「自分のことを包み隠さず語ってくれたりしてね。僕には、彼の惜しみないサポートがあった。それでいて、自由もあった。エルトン・ジョンという人にはエゴがない。彼の人生を描いた作品ではあるけど、僕らの作品であることを尊重してくれたんだ」とタロン。フレッチャー監督が続ける。「エルトンはタロンにこう言っていた。“僕を真似る必要はない”とね。エルトンも僕らも、薄っぺらい物真似映画など目指していなかった。僕らが語りたい物語を、彼は誰よりも理解してくれていたんだ」。「だからね、僕の考える彼になりきったんだ。“エルトン・ジョンだ!”と自分に言い聞かせて」(タロン)、「エルトン・ジョンじゃないのにね」(フレッチャー)、「エルトンだってば。大きな意味では」(タロン)とじゃれ合う2人だが、大勢の心をつかむ作品になったのは、「薄っぺらい物真似映画」をよしとしない彼らの姿勢によるのだろう。大スターの極めてパーソナルな物語でありながら、どうしようもなく普遍的。世界的アーティストでさえ、自分自身を愛するのがどんなに難しいかを『ロケットマン』は教えてくれる。「自分を愛するにはどうすればいいか。難しい問題だよね。生きるうえでの信念にもつながることだから。僕にはよく分からないし、結局はそれぞれが自分なりの答えを見つけていかなきゃいけないのだと思う」。「ただ、僕に言えるのは、人生は一度きりだし、体も1つで、置かれた状況もこれしかない。その中で選択するのが人生なのだから、いくら苦しくても、自分を愛するという選択をしたほうが生きやすいということかな」(タロン)。次のページ:作品も自分も愛することから始まる作品も自分も愛することから始まるちなみに、俳優の立場から“愛される作品の作り方”にも言及してもらったところ、「そっちはますます分からない。永遠に解けない謎だよ」と苦笑。「でも、少なくとも僕たちは映画作りを楽しんでいるし、作品にたくさんの愛を注いでいる」。「美術担当、撮影担当、音楽担当など、すべてのスタッフが愛情を持って、家族のように、同じ目標に向かうんだ。そうすれば、僕たちが愛するように、観客も作品を愛してくれる…はず(笑)。経験から言えば、撮影がつまらないと、いい作品にならないことが多いし」。タロンの言葉を受け、「万人に愛される作品を作る方法があれば、僕らはいまごろもっと稼いでいるし、天才だと思われている(笑)。でも、残念ながら、そんな方法は決して見当たらない」と頭を抱えるフレッチャー監督。一方、「自分自身を愛すること」に関して語る口調は確かだ。「自分を愛せなければ、人からの愛を受け入れることもできない。愛されていい存在だと自分を説得できない人間は、たとえ誰かに“愛している”と言われても、“自分を愛してくれる人なんているわけない”と壁を作ってしまうからね。堂々巡りの悲劇だ。それによって、深い関係を築けなくなるのだから」。「結局は、自分を愛さないと、人を愛することもできない。それが『ロケットマン』の大きなメッセージになっているし、僕自身も自分を愛せる人間でありたいと願っている」。数ある“お気に入りのエルトン・ジョン楽曲”の中の1曲として、映画用に書き下ろされた新曲「(I’M GONNA)LOVE ME AGAIN」を挙げ、歌い出す2人。 タロンとエルトンがエンドロールで共に歌うこの曲には、“自分を愛する”というテーマが込められている。(text:Hikaru Watanabe/photo:You Ishii)■関連作品:ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年08月20日大スター、エルトン・ジョンの半生を題材にした映画『ロケットマン』が23日(金)から公開になる。まだ元気に活動している“現役”のミュージシャンの若い頃を一体、誰が演じるのか? プロデューサーを務めたマシュー・ヴォーンは、自分が監督した『キングスマン』で主演を務めたタロン・エガートンを第一候補に挙げた。エガートンは演技力があって、歌唱力もあり、作品への情熱があった。さらにエガートンは笑顔で振り返る。「僕とエルトンは似ている部分があるんだよ。すごくタフなんだけど……モロくて繊細なところがね」『ユア・ソング(僕の歌は君の歌)』『土曜の夜は僕の生きがい』『グッバイ・イエロー・ブリック・ロード』などヒット曲を次々に発表した現役最高のポップスターのひとり、エルトン・ジョン。大きなメガネとド派手な衣装、圧倒的なパフォーマンスで観客を魅了する彼のステージは圧巻だ。しかし、その半生は苦しさや哀しみ、痛みに満ちあふれていた。本作は彼の名曲の数々を新たなアレンジ&解釈で織り交ぜながら、成功、地位、名誉、記録、金……“愛”以外のすべてを得た男の狂乱の日々が描かれる。エガートンは英国ウェールズで育ち、王立演劇学校で演技を学んだ秀才だ。ちなみに彼が入学のオーディションで歌った曲は『ユア・ソング』だった。ヴォーンの推薦を受け、エルトン本人からも認められたエガートンは、数々のフッテージや楽曲に触れるだけでなくエルトン本人に会って役を掴んでいったという。「エルトンはメロディをつくる天才で、エネルギッシュなパフォーマンスができて、観客を楽しませる視覚的な感性も鋭い。自分をどう見せればいいのか本当によく理解しているんだ。だからみんなが彼を“ロックスター”と呼ぶんだろうね。ステージを降りた彼は面白くて愉快な人なんだけど、同時に繊細な部分もある。ステージでパフォーマンスした後に『今日のステージはうまくできていたかな? 大丈夫だった?』って僕に聞いたりするんだ。あのエルトン・ジョンがだよ! でも、そんな繊細さを持ち合わせているところも、彼が芸術家だってことなんだろうね」そこでエガートンは気づいた。「そう。僕とエルトンは似ている部分があるんだよ。すごくタフなんだけど……モロくて繊細なところがね(笑)。もちろん僕はエルトンみたいな天才じゃないよ! でも僕もエルトンも自分を見せたがりで(笑)、ステージでは堂々としているけど、そこから降りると不安になったり、モロさを見せてしまうことがあるんだよ」エルトン・ジョンも自分とエガートンが似たタイプだと気づいていたのかもしれない。彼はエガートンが“自分”を演じるにあたり、あえて「自分のマネをしないでほしい」とリクエストしたという。「監督もそれを望んでいたし、僕もモノマネはしたくなかった。『ロケットマン』はありきたりな自伝映画じゃないから、歌を通じて描かれる感情だったり、彼の人間的な弱さをしっかりと描くために、僕自身のパーソナル部分も隠さずに露(あら)わになる必要があった。その結果、僕とエルトンの要素が融合したものになったと思う」劇中の楽曲はすべてエガートンが歌い、ビートルズの新リミックスでもおなじみのジャイルズ・マーティンが新たにアレンジを施した。ここで歌われるのは“懐かしのメロディ”ではない。スクリーンを生きる主人公エルトン・ジョンの感情がムキ出しになった生々しい楽曲群だ。「正直に言うと、演じている時は少し心配だったよ。お客さんが“まったくエルトン・ジョンに似てないじゃないか!”って言うんじゃないかってね。でも完成した映画を多くの人が受け入れてくれた。やっぱり単なるモノマネやコピーでは薄っぺらくなってしまうからダメなんだ。観客に共感してもらえるような人物を演じることが最も大事なことだと思う」ちなみに言っておくと、劇中のエガートンとエルトン本人の見た目はかなり似ている。体型や髪型、メガネ、衣装までが完璧に再現されており、ファンなら思わずニヤリとするはずだ。しかし、それは現実のエルトンのコピーではない。スクリーンにいるのは、エルトン・ジョンとタロン・エガートンがふたりで生み出した唯一無二の“成功と狂乱の日々をおくる孤独なスター”だ。「僕はエルトン本人に会って、彼のことを大好きになったからこそ、彼の派手な部分だけじゃなくて、繊細だったり、モロい部分をちゃんと演じて観客に伝えたいと思ったんだ」『ロケットマン』8月23日(金) 全国ロードショー
2019年08月20日『ジョン・ウィック』シリーズを監督してきたチャド・スタエルスキが、マーゴット・ロビー主演の『Birds of Prey』に関わることになった。映画はすでに撮影を終えているが、アクションシーンをパワーアップするために行われる追加撮影を担当するようだ。スタエルスキはスタントマン出身で、『マトリックス』を含む数多くの作品で長い経験を積んでいる。彼はスタントマンの会社も経営しており、『Birds of Prey』には最初から関わっていた。『Birds of Prey』の監督は、アジア系女性の新人キャシー・ヤン。ロビーはプロデューサーも兼任する。映画は『スーサイド・スクワッド』のスピンオフ。ユアン・マクレガー、メアリー・エリザベス・ウィンステッドも出演する。文=猿渡由紀
2019年08月19日「爆音映画祭 in MOVIX利府」が、2019年9月20日(金)、21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)に宮城・MOVIX利府で開催される。映画館でライブ・コンサート品質の“音”を大音量で表現する「爆音映画祭」。MOVIX利府で開催されるのは、今回で4回目となる。今回の注目作品は、「ワンピース」シリーズ3年ぶりとなる最新第14作の劇場版『ONE PIECE STAMPEDE(ワンピース スタンピード)』。2019年に公開された映画の初日動員数NO.1を記録した話題作が早くも爆音映画祭に初登場する。その他にも、輝かしい功績を残したミュージシャン、エルトン・ジョンの成功の裏にある壮絶なドラマを描いた『ロケットマン』やクイーンのフレディ・マーキュリーに焦点を当てた『ボヘミアン・ラプソディ』、『レ・ミゼラブル』、『グレイテスト・ショーマン』、『バーレスク』といった音楽・ミュージカル作品を続々上映。『ハンターキラー 潜航せよ』、『スパイダー マン:スパイダーバース』、『プロメア』など、“爆音”の醍醐味を堪能できる人気作も登場する。さらに、「V8J絶叫上映企画チーム」が登壇する“爆音絶叫上映”も上映日時指定で実施。迫力のあるシーンはよりダイナミックに、緊張感のあるシーンはよりきめ細やかになるように、繊細に音量・音圧を調整した、新たな映像体験を提供する。【詳細】爆音映画祭 in MOVIX利府期間:2019年9月20日(金)、21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)会場:MOVIX利府住所:宮城県宮城郡利府町加瀬字新前谷地45番地 利府ペアガーデン内TEL: 050-6865-6712内容:ロケットマン、ボヘミアン・ラプソディ、グレイテスト・ショーマン、レ・ミゼラブル、バーレスク、ハンターキラー 潜航せよ、スパイダーマン:スパイダーバース、劇場版 ONE PIECE STAMPEDE、劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪ マジ LOVE キングダム、プロメア料金:爆音上映 2,000円(税込)、爆音絶叫上映 2,200円(税込)チケット発売:※MOVIX利府 WEB販売は2019年8月24日(土)0:00~URL:※MOVIX利府 劇場窓口販売は2019年8月24日(土)劇場営業開始時間~(但し各回、残席がある場合のみ)■爆音絶叫上映上映日時/作品:9月21日(土) プロメア9月22日(日) グレイテスト・ショーマン9月23日(月・祝) ボヘミアン・ラプソディ
2019年08月19日ジョン ローレンス サリバン(JOHN LAWRENCE SULLIVAN)は、2020年春夏ウィメンズ&メンズコレクションを発表した。インダストリアル&エレクトロパンクの精神を表現「Deeper Than Night」と題した今季は、インダストリアルミュージックとエレクトロパンクの精神を表現。ノイジーな電子音楽とともに、“インダストリアル”から連想される工業的なイメージも投影し、ダークでゴスな世界観を繰り広げる。金属的な表現象徴的なのは、金属を用いたハードなデザインだ。パワーショルダーのクラシカルなコートやバイカージャケットの背中や裾、袖にはシルバージップがあしらわれ、自在に開閉する事ができる。つなぎ目を残した武骨で大ぶりなチェーンのネックレスやベルトチェーンは、スタイリングのアクセントとして用いられている。ヨシコ クリエーション(YOSHiKO CREATiON)とコラボレーションした、指を象ったリングも大胆でアイキャッチなアクセサリーだ。また、フロッキー加工やアルミの粉によって、光とともにグラデーションを描くパンツやTシャツも、無機質な表情。布地にダイレクトに人工的かつ金属的な装飾をあしらうことで、異なる物質同士を同化させた、ノイジーなムードを漂わせた。ノイジーな表情の布地ヴィンテージライクなシワ感のレザーで仕立てたセットアップや、所々褪せたような質感のデニムジャケット、風合いのある不均一な光沢感のブラックレザーコートなど、素材の表情から読み取れる退廃的な空気感も印象的だ。カットソーやシャツにあしらわれたグラフィックプリントは、デザイナー・柳川荒士の友人でもあるフォトグラファー・コリー・ブラウン(Coley Brown)が手がけたもの。陰影の中に浮かぶ木々や、枯れた花は、絵画的な美しさを見せながらも、儚い存在として写し出されている。変形可能なパターンメイキング前述したシルバージップ付きアウターも含め、変形可能なパターンで仕立てたジャケットやニット、スウェットなどが散見された。デニムジャケットやメッシュのカットソーは、袖を後ろに垂らすようにして着用し、カーキのテーラードジャケットは、バックに配したボタンを外して背中を開け、インナーを見せるようにしてスタイリング。既存の袖とは異なる部分から腕を通したトレンチコートは、パワーショルダーの造形がより際立っている。尚、前シーズンに引き続き、ランウェイショーではダークなエレクトロバンド・ダイスピープル(Dicepeople)がライブパフォーマンスを行った。
2019年08月17日8月23日公開の映画『ロケットマン』の舞台あいさつが15日、東京・日比谷のTOHOシネマズ日比谷で行われ、主演のタロン・エガートン、デクスター・フレッチャー監督が出席した。音楽界の最高峰グラミー賞を5度受賞し、世界一売れたシングルの記録を持つ伝説的ミュージシャン"エルトン・ジョン"の半生を、『ボヘミアン・ラプソディ』のデクスター・フレッチャー監督が映画化した本作。生きる伝説・エルトン・ジョンを、タロン・エガートンが熱演している。ブルーカーペット・イベントの後に、本作の試写会が行われるTOHOシネマズ日比谷に会場を移し、タロン・エガートンとデクスター・フレッチャー監督が登壇して舞台あいさつ。劇中でエルトン・ジョンを演じたタロン・エガートンは「素晴らしい歓迎をうれしく思います。東京はずっと来たいと思っていた街でした。PR活動で忙しくてホテルで過ごす時間が長いですが、そこで出会った多くの日本の方々に温かい歓迎を受けて非常に感謝しております。そして美味しい食べ物をたくさんいただきました」と初めての日本を満喫している様子。続けて「俳優をやっていてまだ存命中の有名な人を演じることはありませんでした。エルトン・ジョンはまだご存命で、さらにこの作品にも関わっています。この映画を通して彼とは深い絆と友情が生まれました。今回の作品に出演できたことは自分にとって特別で魔法のような経験でしたね」と振り返り、「今回の作品は本当に素晴らしい作品になりました。エルトンは成功しましたが、彼が抱えた悩みは我々も抱えていると思います。すごく人間臭さを感じてもらえる映画だと思いますので、その辺も楽しんでもらえたらと思います」とアピールした。そんなタロン・エガートンについてデクスター・フレッチャー監督は「タロンが全曲すべてアフレコなしで歌っているところが見どころですよ。彼は俳優として素晴らしいだけでなく、歌唱力も並外れたものを持っています。彼が生で歌っているシーンは心がこもっていて感情がストレート。そこに注目して欲しいですね」と絶賛。そのデクスター・フレッチャー監督は、日本で大ヒットを記録した『ボヘミアン・ラプソディ』を手掛けたが、「日本でクイーンが人気だということは知っていました。だから大ヒットは全然不思議ではないと思います」と分析しつつ、「この映画はあの映画とは全く違います。純粋なミュージカルですよ。今回は暗い面も描きながら、最終的には希望の物語であり、どんな状況に置かれても人生捨てたものじゃないという人生讃歌のメッセージも込められています。劇場を後にする時に最高のご機嫌な顔になっていただければ自分にとってこれ程うれしいことはないですね」と期待を寄せていた。映画『ロケットマン』は、8月23日より全国公開。
2019年08月16日8月23日公開の映画『ロケットマン』のジャパンプレミア ブルーカーペット・イベントが15日、東京・日比谷の東京ミッドタウン日比谷で行われ、タロン・エガートン、デクスター・フレッチャー監督、ハリセンボンの近藤春菜、箕輪はるか、ふかわりょうが出席した。イベントの冒頭では"ロケットマン"名義で音楽活動を行ってきたふかわりょうが登場。"ロケットマン"のタオルを持参して登場したふかわは「私が来てよかったんでしょうか?」と観客に投げ掛けると、観客からは大きな拍手が。それに笑顔を見せたふかわは「ありがとうございます。若干昨日は眠れなかったんですが、呼んでいただけて本当にありがとうございます」と感謝の言葉を口にした。ふかわは、1998年よりロケットマン名義で音楽活動している。「ロケットマンとして20年続けてきまして、タオルを作った甲斐がありました」と満足げで、本作については「エルトン・ジョンの楽曲を子供の頃から聴いていたので非常にうれしいですね」と大好きなエルトン・ジョンの反省を映画化した本作には笑顔を見せた。ふかわの次は、近藤春菜のネタ「エルトンじゃねぇよ」でお馴染みのハリセンボンが登壇。エルトン・ジョンを意識したメイクと衣装の近藤とともに登場した箕輪が「自分の半生が映画になるっていうのは、どんな気持ちですか?」と近藤に振ると、近藤は「エルトン・ジョンじゃねえよ!」とお馴染みのネタを披露して会場は大爆笑。そんな近藤のファッションに会場から「可愛いー!」という声を聞いた近藤は「知ってる!」と満更でもない様子で、「自分でもエルトン・ジョンかな? と思える仕上がりで、エルトン・ジョンに感謝したいですね」と満足げも、隣にいた箕輪から「現金取引しかしない社長っぽい」と指摘されて会場の笑いを誘った。その後に劇中でエルトン・ジョン役を演じたタロン・エガートンとデクスター・フレッチャー監督が登場して報道陣向けの写真撮影。撮影後はファンにサインや写真撮影に応じるなど、ファンサービスを実施した。音楽界の最高峰グラミー賞を5度受賞し、世界一売れたシングルの記録を持つ伝説的ミュージシャン"エルトン・ジョン"の半生を、『ボヘミアン・ラプソディ』のデクスター・フレッチャー監督が映画化した本作。生きる伝説・エルトン・ジョンを、タロン・エガートンが熱演している。映画『ロケットマン』は、8月23日より全国公開。
2019年08月16日エルトン・ジョンの半生を映画化したミュージック・エンターテインメント『ロケットマン』のジャパンプレミアが8月15日(木)、都内で行われ、主演を務めるタロン・エジャトン、デクスター・フレッチャー監督が出席した。『ロケットマン』は「愛と喜びにあふれた作品」『キングスマン』シリーズのエグジー役で一躍その名を世界に轟かし、本作では音楽界の最高峰グラミー賞を5度受賞、世界一売れたシングルの記録を持つ伝説的ミュージシャン“エルトン・ジョン”を演じ切ったタロン・エジャトンが満を持しての初来日!「ずっと日本に来たいと思っていたからね。いまのところは(取材などで)ホテルに缶詰めだけど、それでも、皆さんの温かな歓迎に心を打たれている」とファンの熱気に感謝の意。本作は「とても人間らしく、愛と喜びにあふれた作品」だといい、「天才の半生を描いた作品だけど、抱える悩みは僕らと一緒だし、きっと共感してもらえるはず」と自信をこめて、アピールしていた。エルトンは本作の製作にも関わっており「存命する“伝説”を演じるなんて機会なんて、なかなかないしね。彼とは深い絆と友情も生まれた。ずっと続くことを願うね」と話していた。同じ音楽伝記映画、『ボヘミアン・ラプソディ』との違いは?『ワイルド・ビル』、『サンシャイン/歌声が響く街』に引き続き自身3度目、約5年ぶりの来日を果たしたフレッチャー監督。ノンクレジットながら大ヒット作『ボヘミアン・ラプソディ』の最終監督を務めて、日本を含む世界的大ヒットに導いた立役者だ。「日本は来るたび、満喫している。食事にショッピング、本当に最高さ。しかも、今回はタロンと一緒だからね。うれしくて体が爆発しそう!」と大はしゃぎしていた。『ボヘミアン・ラプソディ』との“違い”は「より純粋なミュージカル映画だ」といい、吹き替えなしで数々の名曲を熱唱しているタロンについては、「そこが一番の見どころ。演技はもちろん、歌唱力も並外れているからね」と大絶賛した。本作には、エルトンの“転落”にも言及しているが「それでも、この作品は希望の物語、人生賛歌なんだ。皆さんが笑顔で映画館を出てもらえれば最高だね」と日本のファンにメッセージを送った。『ロケットマン』は8月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年08月15日8月9日(金)に日本公開を迎え、週末初登場洋画No.1となるオープニングを記録し、大ヒットスタートを切った『ライオン・キング』。この度、豪華キャスト陣のアフレコ風景を含む、ジョン・ファヴロー監督が語る特別映像が解禁となった。“超実写版”の映像美や音楽、豪華キャストが彩る圧巻の世界届いた映像で、「音楽だけでも心を打つ」と語るのは、『アイアンマン』シリーズの大ヒットメーカーにして、『ジャングル・ブック』では脅威の映像を作り上げた本作の監督ジョン・ファヴロー。彼の言う通り、冒頭に流れる「サークル・オブ・ライフ」は、時代を経て世界中で愛される名曲であるとともに、物語の幕開けにふさわしい心揺さぶる歌声が響く、本作を代表する楽曲。そして、その音楽をより壮大なものへと仕上げるのは、息を飲むほどに美しい圧巻の映像。キャラクターの毛並みや瞳の輝き、遥か彼方まで広がるプライドランドは、まるで観客がサバンナに降り立ったかと錯覚してしまうほどで、アニメーションでも実写でもない“超実写版”が叶えた、未知の世界が広がっている。また、そんなサバンナに生きるキャラクターたちに命を吹き込むのは、豪華キャスト陣だ。主人公シンバの声を務めるのは、俳優、歌手、作曲家など多彩な才能を持つドナルド・グローヴァー、さらにシンバの幼なじみナラ役を務める世界の歌姫ビヨンセ、陽気なイボイノシシのプンバァ役のセス・ローゲンなど、確かな実力と才能を持つキャストが勢ぞろい。世界を代表するエンターテイナーのドナルドが迫真の演技を披露する貴重な場面や、和気あいあいと収録を行う子役たちの姿が公開されており、その活気溢れる現場の雰囲気がキャラクターにも反映され、より息の合ったシーンへと仕上がった。「作品のこれまでを尊重し、物語を受け継ぎ、新たな映像表現に挑んだ」とファヴローが語る通り、不朽の名作が愛されてきた要素を残しつつも、再び世代を超えて語り継がれるであろう、全く新しい『ライオン・キング』を完成させたのだ。人と人との“繋がり”で完成した新時代の『ライオン・キング』ファヴローが「人と人との共同作業で作り上げた」と語るように、本作はまさに様々な役割を持つ人々が集結した作品。キャラクターの毛並みや瞳、サバンナの風景など、圧巻の映像を仕上げるファヴローをはじめとした製作陣や、個性豊かなキャラクターに命を吹き込む豪華キャスト、アカデミー賞主題歌賞及びゴールデン・グローブ賞歌曲賞を受賞した「愛を感じて」を手掛けた巨匠エルトン・ジョンや、ハリウッド人気No.1の作曲家ハンス・ジマーの再集結など、それぞれの才能を持つ世界最高峰の“キング”たちが本作のために結集。1人1人が存在すべき役割を持ち、その人にしかできない偉業を成しているからこそ、完成させることができた本作は、まさにキャストやスタッフがひとつの“サークル”を描きながら、築き上げた作品といえる。このことは今回ファヴロー監督が“サークル・オブ・ライフ”に見出した新たなメッセージとも重なる点がある。“受け継がれる生と死”というテーマのほかに、“1人1人が独立した存在でありながらも、お互いに繋がっていて、それぞれが果たすべき役割や生きる意味がある”というメッセージをテーマとした本作は、現代に生きる私たちの心を打つ作品であることは間違いない。『ライオン・キング』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年08月14日先日、待望の初来日が決まったタロン・エガートン主演『ロケットマン』。今回は、タロンが熱演するエルトン・ジョンの親友であり、楽曲作成のパートナーであるバーニー・トーピンを演じたジェイミー・ベルに注目した。2000年公開『リトル・ダンサー』で、約2,000人が参加したオーディションで見事主演の座を射止め、新人とは思えないほどの名演で英国アカデミー賞主演男優賞をはじめとする名誉ある賞に輝き、鮮烈なデビューを飾ったジェイミー・ベル。その後もピーター・ジャクソン監督の『キング・コング』(’05)や、クリント・イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』(’06)、パフォーマンスキャプチャーを用いたスティーヴン・スピルバーグ監督の『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』(’11)、本年度カンヌ国際映画祭でパルム・ドールを受賞したポン・ジュノ監督との『スノーピアサー』(’14)など名監督の作品に次々と起用され、実力派俳優へと進化を遂げてきた。本作では、エルトン・ジョンの人生を語るうえで欠かせない大親友で、信頼する作詞家のバーニー・トーピン役に。劇中では、運命的に出会ったエルトンと意気投合し、その後、世界的なブレイクを共に経験し、エルトンの人生が壮絶に変化してもなお音楽パートナーとしてエルトンを支え続ける唯一無二の存在を熱演!ミュージカルシーンでも、エルトンだけでなく観るもの全ての心を揺さぶる力強い歌声を披露している。エルトン・ジョン「僕自身の物語で彼に心を動かされている」本作の主人公でもあり、製作としても参加しているエルトン本人は、偶然にもジェイミーが出演していた『リトル・ダンサー』の大ファンだったという。「ジェイミー・ベルに本作に参加してもらうという案を聞いたとき、“ぜひやってくれ!”という想いだった。ずいぶん前に、カンヌ映画祭で『リトル・ダンサー』のプレミア上映に参加して、すごく心を動かされたんだ。そして今度は僕自身の物語で彼に心を動かされている!本当に素晴らしいね」と、本作で果たした19年越しの再会に胸いっぱいの様子。ジェイミー・ベル「彼は僕が初めて会った大スター」ジェイミーも「(カンヌ国際映画祭の)上映後のレセプションで、エルトンが僕と監督のもとにやってきた。彼はまだ震えて涙を流していたんだ。映画が深く響いたと言って。彼は僕が初めて会った大スターだった。若くして成功と名声を経験した人間として、エルトンは、人がそれをどう進んでいくかに関心を持っているようだ。この映画も、それについての映画だ。エルトン・ジョンは、その経験を生き抜いてきた。彼の物語は並外れた物語だ」と、エルトンとの初対面をふり返ると同時に、過酷な人生を乗り越えようともがくエルトンの姿に称賛を贈る。エルトンにとって欠かせない超重要な存在であるバーニーを熱演するジェイミーにも注目だ。『ロケットマン』は8月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年08月11日ウォルト・ディズニー・スタジオが最新VR技術を駆使し、実写もアニメーションも超える“超実写版”に挑んだ『ライオン・キング』のプレミアム吹き替え版上映会が8月8日、都内で行われた。本編の上映を前に、声優を務める賀来賢人(シンバ役)、江口洋介(スカー役)、佐藤二朗(プンバァ役)、お笑いコンビ「ミキ」の亜生(ティモン役)、門山葉子(ナラ役)、大和田伸也(ムファサ役)、日本版オフィシャルソング「サークル・オブ・ライフ」を歌うRIRIが舞台挨拶に登壇。賀来と門山はエルトン・ジョンが作曲、ティム・ライスが作詞を務めた名曲『愛を感じて』を生披露し、息の合った歌声で会場を魅了していた。いよいよ全国公開を翌日(9日)に控え、賀来は「緊張しますよね。皆さんの反応が気になりますが、今はいち早く見ていただきたい気持ちです」と期待感。「今の時代だからこそ、“サークル・オブ・ライフ”の普遍的なテーマを感じ取ってもらえれば。すばらしい楽曲はもちろん、スケール感も迫力があって、見たことないエンターテインメントになっている」とアピールした。門山は「ナラは優しく勇敢で、芯が強い。わたしもそんな尊敬できる女性になりたい」と話していた。江口も「やっぱりスケール感がすごいですよ」と本作ならではの迫力に興奮しきり。佐藤と亜生は劇中で“名コンビ”を演じており「亜生くんの胸を借りて、頑張りました。うそです、おれが胸を貸したの」(佐藤)、「普段から、イボイノシシみたいな相棒(兄の昴生)がいるんで。いまだに、プンバァ役を狙っています」(亜生)と舞台挨拶でもコンビネーションは抜群だ。1994年製作のアニメーション版と同じムファサ役を続投する大和田は「もう25年前ですか。そのときにも増して、より心と魂を込めて、子供と世界を思うムファサを演じさせていただいた」と感慨深げ。「本当に1つ1つの命を大切にしないと、サークル・オブ・ライフ…、命の輪が崩れてしまう。命が軽んじられる事件や事故がありますが、ぜひ(命を)大事にしていただきたい。ムファサからのお願いです!」と力強く語っていた。雄大なサバンナを舞台に、ライオンの王子シンバの成長と冒険を描いた同名アニメーションを新たに映画化。動物たちの王であるムファサの息子として生まれたシンバは、自分も父と同じように偉大な王になることを夢見ながら成長するが、王位を狙う叔父・スカーの恐ろしい策略で王国を追放されてしまう……。取材・文・写真:内田 涼『ライオン・キング』8月9日(金)全国公開
2019年08月08日8月9日(金)より公開されるディズニー映画「ライオン・キング」の全編を80名のフルオーケストラ生演奏と合わせて楽しむ「ライオン・キング」ライブ・オーケストラが、8月に東京、大阪、愛知で開催。同公演で指揮を務めるニコラス・バックがコメントを寄せた。【チケット情報はこちら】「ライオン・キング」ライブ・オーケストラは、ニコラス・バックの指揮により、日本各地のオーケストラが、スクリーンに映し出される映画全編に合わせてサウンド・トラックを忠実にシンクロ演奏するコンサート。世界初演となる同公演で指揮を務めるニコラス・バックは、2017年4月に映画公開直後に東京、大阪で開催したエマ・ワトソン主演「美女と野獣」ライブ・オーケストラの世界初演、2018年「スター・ウォーズ」初期3部作を全編フルオーケストラ生演奏付きで1日で上映するコンサートなど話題公演の指揮を務めている。世界中で数多くの映画のシネオケに携わり、2015年以来、シネオケの指揮で毎年来日している。ニコラスは「『ライオン・キング』といえば、素晴らしい音楽。それを映画全編オーケストラで演奏できる機会を与えてくださり、本当に嬉しく思います。世代を超えて長きにわたり愛されてきたアニメーション(1994年公開)の『ライオン・キング』が超実写版として甦ることにより、再び、この素晴らしい音楽が取り上げられ、『サークル・オブ・ライフ』『愛を感じて』などのエルトン・ジョンとティム・ライスによる歌曲、映画音楽界の巨匠ハンス・ジマーによるスコア曲のオーケストレーションが現代の観客のためにどのように手が加わっているのか。本公演は世界初演ということで、最初に我々はそのオーケストラ生演奏用のスコアを演奏でき、日本のお客さまは、世界で1番早く聴くことになります。革新的な映像とオーケストラの生演奏で、最も臨場感のある「ライオン・キング」の世界を創り上げることができるよう頑張ります!」と意気込みを語っている。チケットはチケットぴあにて発売中。■「ライオン・キング」ライブ・オーケストラ8月22日(木)~25(日) Bunkamuraオーチャードホール(東京都)8月27日(火) フェスティバルホール(大阪府)8月29日(木) センチュリーホール(愛知県)Presentation licensed by Disney Concerts. (C)Disney
2019年08月07日人気シリーズ最新作、現代的なテーマの西部劇やミュージカル風味の伝記映画に、タランティーノの最新作など。今年の夏の大作映画は見逃せない作品ばかり!『ロケットマン』ド派手ミュージシャンの波瀾万丈な半生がヒット曲とともに蘇る!故ダイアナ妃との友情やエイズ撲滅の闘士として知られるエルトン・ジョン。幼くして音楽に開眼し、ヒットを連発する人気シンガーとなってからは奇抜な衣装とド派手なパフォーマンスで一世を風靡。しかし、華やかなイメージの裏で、彼は真の愛を求め続けていた!?毒親のトラウマや裏切りを乗り越え、自分を愛すことを知ったエルトンの波瀾万丈の半生を、ヒット曲に乗せて再現する伝記ドラマ。エルトン役のT・エガートンはハードな訓練を重ね、実際にヒット曲を熱唱。一緒に口ずさみたくなること間違いなし。監督/デクスター・フレッチャー出演/タロン・エガートン、ジェイミー・ベルほか8月23日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。©2019 Paramount Pictures. All rights Reserved.『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』シリーズ最新作は痛快アクションと笑いがぎっしり!テロ組織から新型ウイルス兵器を奪還するMI6の作戦は、謎の男の襲撃で失敗。唯一生き残ったエージェント・ハッティは自らの体にウイルスを注入し逃走。CIAは彼女の保護のため、元FBIのホブスと元MI6のショウを招集する。『ワイルド・スピード』でおなじみのホブス&ショウが謎の組織の陰謀を阻むために体を張って大活躍。「ワイスピ」ならではの疾走感あふれるカーチェイスはもちろん、手に汗握るガチンコアクションや豪華キャストによるおバカな笑いが詰まった贅沢な快作。監督/デヴィッド・リーチ出演/ドウェイン・ジョンソン、ジェイソン・ステイサム、イドリス・エルバほか8月2日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開。©UNIVERSAL PICTURES『荒野の誓い』古典的な西部劇に現代的メッセージを盛り込んだ傑作。1892年の西部、インディアン戦争の英雄ブロッカー大尉は末期ガンに苦しむシャイアン族の長イエロー・ホークを故郷モンタナまで護送する命令を受ける。渋々、任務につく大尉と部下だが、道中の危険を乗り越えるうちにある真実に気づき始め…。人種差別や敵愾心は憎悪しか生まず、和解と許しこそが人間には必要と教えてくれる深いメッセージを盛り込んだ傑作。オスカー俳優C・ベールが人間的に成長する軍人を熱演。アメリカ先住民の文化や人間性へのリスペクトも伝わり、見ごたえ十分。製作・監督・脚本/スコット・クーパー出演/クリスチャン・ベール、ロザムンド・パイク、ウェス・ステューディほか9月6日より新宿バルト9ほか全国公開。©2017 YLK Distribution LLC. All rights reserved.『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』ハリウッドへの郷愁と愛情が詰まった大胆ファンタジー。1969年のハリウッド、TVスターのリックは映画界への転身に失敗し、怯えていた。その頃、リックのスタントマンを務めるベトナム帰還兵ブースは、マンソン・ファミリーの女性と親しくなる…。チャールズ・マンソンに率いられたカルト集団によるシャロン・テート虐殺事件が起きるなど過渡期にあったハリウッドで、「もしこんなことが起きていたら」とタランティーノ少年が夢見たような大胆ファンタジー。現実と空想をユーモラスに融合させるタランティーノ節が炸裂!監督・脚本/クエンティン・タランティーノ出演/レオナルド・ディカプリオ、ブラッド・ピット、マーゴット・ロビーほか8月30日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開。※『anan』2019年8月7日号より。文・山縣みどり(by anan編集部)
2019年08月05日PCやスマホでいつでも作品を持ち運べる時代だけど、やっぱり劇場で観る映画は、他では味わえない特別なもの。そんな、大画面ならではの感動と興奮を全身で感じられる、夏の新作をリストアップ。『ライオン・キング』映画史に足跡を刻むマジカルな映像美に酔いしれて!アフリカの動物王国を舞台に、王の息子シンバの成長と生命を讃える人気アニメの超実写化。VFXやCGIを超えた最新技術による映像は本物の動物が演技をしているとしか思えないリアルさ。映画史に足跡を残すマジカルな映像美が圧倒的だ。時代を反映させ、ヒロインのナラが非常に強くなっている点も今どき。エルトン・ジョンの名曲「サークル・オブ・ライフ」はもちろん、ナラ役のビヨンセが歌う「スピリット」など新曲も加わり、老若男女が楽しめる痛快作となっている。製作・監督/ジョン・ファヴロー声の出演/ドナルド・クローヴァー、ビヨンセ・ノウルズ=カーター、セス・ローゲンほか8月9日よりTOHOシネマズ 六本木ヒルズほか全国公開。©2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.『ヘルボーイ』悪魔の力で人を守るダークヒーローの原点が明らかに。超常現象調査防衛局のエージェント、ヘルボーイの新たな任務はロンドンでの巨人退治。しかし、彼が逆に命を狙われる羽目に!?悪魔パワーで人間を守るヘルボーイの戦いを描くシリーズ最新作。ギレルモ・デル・トロ版から監督&キャストを一新し、原作者マイク・ミニョーラが完全監修。死から蘇る魔女ニムエをめぐる暗黒の世界観やヘルボーイと仲間の壮絶な戦いぶりなど、より原作に近いものとなっている。ヘルボーイの誕生にまつわる秘話も明かされ、ファンじゃなくとも必見なのだ。監督/ニール・マーシャル出演/デヴィッド・ハーバー、ミラ・ジョヴォヴィッチ、イアン・マクシェーンほか9月27日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国公開。©2019 HB PRODUCTIONS, INC.『アルキメデスの大戦』戦艦大和の前に立ちふさがったのは、天才数学者だった!?1933年、欧米列強と対立を深める日本は軍事拡張路線を進め、海軍は世界最大の戦艦の建築を計画する。しかし「現代戦の鍵を握るのは航空機」と主張する海軍少将・山本五十六は計画を頓挫させるべく、ある人物を招聘。それは100年に一人の天才、数学者の櫂直だった!戦艦「大和」建造をめぐる海軍内の軋轢に着想を得た、人気漫画の実写化。史実とフィクションの融合から見えてくるのは、好戦的な時代感に押し流された人間や抗おうとした人間の心情。彼らを通し、戦争の恐ろしさが浮かび上がってくる異色の軍事ドラマだ。監督・脚本・VFX/山崎貴出演/菅田将暉、舘ひろし、田中泯、柄本佑、浜辺美波ほかTOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開中。©2019「アルキメデスの大戦」製作委員会©三田紀房/講談社※『anan』2019年8月7日号より。文・山縣みどり(by anan編集部)
2019年08月05日新たにハル・ベリーも参戦し、キアヌ・リーブス演じるジョン・ウィックが最後の戦いに挑む『ジョン・ウィック:パラベラム』。この度、本作の圧巻のアクションがぎゅっと凝縮された日本版予告編が到着した。裏社会の聖域、コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋ジョン・ウィック。全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を厳守する組織からの粛清だった。1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる膨大な数の刺客たち。満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女、ソフィアに協力を求めモロッコへ飛ぶ。しかし、最強の暗殺集団を従えた組織は、追及の手をコンチネンタルホテルまで伸ばしていた――。アメリカでは興行収入3週連続1位をキープしていた『アベンジャーズ/エンドゲーム』を首位の座から蹴落とし、その後もシリーズ1作目の倍の成績となった前作『ジョン・ウィック:チャプター2』のさらに倍という、シリーズを重ねるごとに大幅に数字が更新される驚異のスーパーヒットを記録した本作。今回到着した予告編では、コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破り賞金首となったジョンが、殺し屋たちの追走から逃れるべく馬で走り抜ける様子が登場。馬上で追手と戦闘しながらN.Y.の街を走り抜けるシーンは、本作最大の見せ場のひとつだ。また、この馬のシーンについてキアヌは「『ジョン・ウィック:チャプター2』の撮影後、“もし続編があるならば、ジョン・ウィックを馬に乗せたい”と提案したら実現したんだ」と自身のアイディアが採用されたと語る。しかし、危険もあったそうで「2回ほど馬が突然走り出した時は、安全ベルトで釣り上げてもらったんだ。馬が急に走り出し、僕は馬から振り落とされてしまったんです。でも面白かったですよ」と撮影の様子をふり返っている。さらに、前作までは孤高の殺し屋としてひとりで敵を相手にしてきたが、本作では“ジョン・ウィックファミリー”と共に戦う姿も。ハル・ベリー演じるソフィーとジョンが対面を果たすシーンで、いきなりソフィーがジョンに向けて発砲するシーンや、“ワンちゃん大好き”なソフィーが愛犬を巧みに操りながらジョンと共闘する姿も登場。本シリーズでは斬新なアイディアに満ちたアクションシーンが次々と生み出されているが、今回は“ワンちゃん”דカンフー”の新技<ドック・フー>が新たに加わる!ほかにも、図書館で本を使って敵をキルする<ブック・フー>、ナイフをこれでもかと投げつける<ナイ・フー>など革新的かつ過剰なまでのアクションがふんだんに盛り込まれている。『ジョン・ウィック:パラベラム』は10月4日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・ウィック:パラベラム 2019年10月より全国にて公開®, TM & © 2019 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2019年08月05日ドナルド・グローヴァーとビヨンセが声をあてる字幕版はもちろん、“プレミアム吹替版”の注目も高まる『ライオン・キング』がもうすぐ公開。この度公開に先駆け、賀来賢人と門山葉子による吹き替え版「愛を感じて」のMVが到着した。エルトン・ジョンが作曲、ティム・ライスが作詞を務め、第67回アカデミー賞(R)歌曲賞および第52回ゴールデングローブ賞主題歌賞をW受賞した名曲「愛を感じて」。本楽曲は、王となる使命を見失い、悩みながら新たな道を探し求めるシンバが、離れ離れになっていた幼なじみのナラとの再会を果たすという重要なシーンで、2人を包み込むように流れる。先日、賀来さんと門山さんが歌う「愛を感じて」のプレミアム吹替版のクリップ映像が解禁されたが、今回新たにMVが公開。2人が向かい合いながら歌い上げる本映像では、舞台やミュージカルでもその活躍が注目される賀来さんがシンバの心の葛藤を繊細に表現し、そのシンバの声に重なるように、ナラの優しくも芯のある心を表現した門山さんの美しい歌声が響く。今回吹き替え初挑戦となった賀来さんは「シンバとナラの愛の表現が本当に素敵でした。ただ綺麗に歌えばいいということでもなくて、その中にもドラマがあるので、迷いや心の葛藤を歌で表現するのはとても難しかった」とアフレコをふり返り、「日本語版の“愛を感じて”ができれば。(門山さんとのオリジナルの曲で)素敵になっていると思います」とその想いを語っている。『ライオン・キング』は8月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ライオン・キング(2019) 2019年8月9日より全国にて公開© 2019 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2019年08月02日“エルトン・ジョン”の半生を映画化したミュージック・エンターテインメント『ロケットマン』を引っさげ、主演タロン・エガートン、デクスター・フレッチャー監督の来日が決定!併せて、タロンの美声が響く名曲「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」誕生の瞬間が明らかになる本編映像とタロンのコメントが到着した。『キングスマン』シリーズのエグジー役で一躍その名を世界に轟かし、本作では音楽界の最高峰グラミー賞を5度受賞、世界一売れたシングルの記録を持つ伝説的ミュージシャン“エルトン・ジョン”を演じ切ったタロン・エガートンが満を持しての初来日。かねてから日本に来ることを切望していたというタロンは、日本のファンへ向けて「日本は、ずっと訪ねてみたい場所のリストのトップだったんだ。『ロケットマン』で日本に行けることになって、興奮しているよ。僕らが一生懸命つくった作品なので、日本の人々にも早く見てもらいたい。日本に到着するのがとても楽しみだよ」とコメント。全編の歌唱シーンを吹き替えなしで歌い、エルトン本人も舌を巻いたと語る入魂の本作を引っ提げ、ファン待望の初来日を果たすタロンが、日本で何を語ってくれるのか期待が高まる!さらに、ノンクレジットながら大ヒット作『ボヘミアン・ラプソディ』の最終監督を務めたデクスター・フレッチャーが『ワイルド・ビル』、『サンシャイン/歌声が響く街』に引き続き自身3度目、約5年ぶりの来日も決定し、「素晴らしい友人であり、一緒に映画を作った仲間でもあるタロンと一緒に、東京に行けることになり、本当に嬉しいです」とコメント。「私にとって日本は、素晴らしい文化の生まれた場所であり、その文化を心から愛し、享受しています。スタイルの極致であり、深い伝統が素晴らしい現代性と結びついているんです。我々は『ロケットマン』のことをとても誇りに思っています。本作品は、エルトン・ジョンの目と音楽を通して描かれたミュージカルファンタジーアドベンチャーです。日本の皆さんは、きっと我々がこの作品につぎ込んだ労力と想像力を評価してくださるでしょうし、一緒にこの作品を楽しんでくれるのを楽しみにしています」と語っている。タロンとフレッチャ-監督は8月15日(木)に開催予定のジャパンプレミアイベントでレッドカーペットイベントに登場、その模様は当日Twitterで生中継される予定となっている。そしてこの来日を記念し、日本でも大人気なエルトン・ジョンの代表曲「ユア・ソング(僕の歌は君の歌)」が誕生する“運命の瞬間”を収めた本編映像が初解禁!親友であり、信頼する作詞家のバーニー(ジェイミー・ベル)が書いた詩からインスピレーションを受け、楽曲誕生後、時代や世代を超えて愛されていく音楽史上に残るメロディーが生まれていく。その類まれな音楽の才能によってキャリア初の大ヒット曲が瞬く間に完成されていく様子に、思わず笑みをこぼすバーニーも次第に真剣に聞き入り、エルトンの家族と共に釘付けになっていく姿が…。エルトンとバーニーという最強の音楽パートナーとして強い絆で結ばれた友情を実感する瞬間や、タロンの美声で紡がれた名曲の再現度にワクワクせずにはいられない。『ロケットマン』は8月23日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ロケットマン 2019年8月23日より全国にて公開©2018 Paramount Pictures. All rights reserved.
2019年08月01日