今年も映画ファンお待ちかね、アカデミー賞の日が刻々と近づいている。受賞者に授与される像のニックネームから、通称"オスカー"の愛称で親しまれるこの映画の祭典は今年96回目を迎える。すでに前哨戦として、全米映画批評家賞、PGA(全米プロデューサー組合賞)など、様々な映画賞がすでに発表されている。歴代オスカー受賞者の統計から、結果がアカデミー賞に反映されると言われているDGA(全米監督組合賞)、BAFTA(英国アカデミー賞)などの受賞結果を基に、今年のアカデミー賞を展望してみた。アカデミー多様性基準の施行でアジア作品席巻昨年の第95回アカデミー賞受賞式 Photo by Kevin Winter/Getty Imagesアカデミー賞を管轄する米国映画芸術科学アカデミーが、今年より新たにノミネート作品の選出ガイドライン(“Representation and Includsion Standards ー代表性と包摂の基準”)を施行した。「これまでのアカデミーは、多様性と平等性に欠けている」との世論を反映してのガイドラインだが、その恩恵を受けてアジア系の俳優や作品のノミネーションが目立っている。そしてなんと言っても注目されているのは、日本映画3作品だ。『君たちはどう生きるか』©2023 Studio Ghibli筆頭を飾るのが、長編アニメーション賞候補の宮崎駿監督作『君たちはどう生きるか』。日本アニメがこの部門で候補に上がるのは、2019年の細田守監督作品『未来のミライ』以来。先日開催されたBAFTA(英国アカデミー賞)の長編アニメ部門でも、ピクサーやマーベル作品をしりぞけて見事受賞を果たしたことから、今月の米国アカデミー賞受賞にも大きな期待が寄せられる。『ゴジラ-1.0』©2023 TOHO CO., LTD.次に話題となっているのは、日本映画として初の視覚効果賞候補となっている『ゴジラ-1.0』。本作の山崎貴監督は、脚本、VFXともに手掛けたというからスゴい。ちなみにアカデミー視覚効果賞を、監督自身が受賞したのは、1969年の第41回アカデミー賞にて、『2001年宇宙の旅』におけるスタンリー・キューブリック監督の受賞が最初で最後。アメリカのゴジラ熱はかなり熱いうえに、『ゴジラ-1.0』は批評家の支持も高く興行的にも成功しており、山崎監督のオスカー受賞も夢ではない。『PERFECT DAYS』©2023 MASTER MIND Ltd.日本からの映えあるノミネート作品3本目は、『PERFECT DAYS』。ヴィム・ヴェンダース監督作品だが役所広司主演の日本製作と言うことで、国際長編映画賞にノミネートされており、第94回アカデミー賞(2021年)同部門における日本作品『ドライブ・マイ・カー』以来の受賞が期待されている。本作は、大都会でコツコツと働くトイレ清掃員(役所広司)の日常を詩情的に描いた作品。2023年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、役所さんが男優賞を受賞するという快挙を果たしている。『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』©2022 CTMG. © & TM 2022 MARVEL. All Rights Reserved.さて、BAFTAで受賞した作品はアカデミー賞でも受賞する確率が高い、という一般論がある。先日開催されたBAFTAでは長編アニメーション部門で『君たちはどう生きるか』が見事に受賞を果たしている。ハリウッド評論家たちのアカデミー賞下馬評では、『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』が先頭を走っている。だが、感触的に最後はアカデミー会員の投票がものを言い、『君たちはどう生きるか』が受賞するのでは…と筆者は予想している。主要部門で『オッペンハイマー』を追いかける『哀れなるものたち』『オッペンハイマー』© Universal Pictures. All Rights Reserved.原爆の父とされる科学者ロバート・オッペンハイマーの苦悩に満ちた半生を描いた映画『オッペンハイマー』は、今年度の映画賞サーキットにおいて主役格と言っても過言ではない。テーマがテーマだけに日本ではまだ未公開で、やっと今年に入ってから公開が3月29日に決まったところだ。しかし本国アメリカとイギリスではこれまで行われた映画賞において『オッペンハイマー』が席巻している。BAFTAでは作品賞をはじめ、キリアン・マーフィーの主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.の助演男優賞、そしてクリストファー・ノーランが監督賞も受賞して主要部門を総なめにした。『哀れなるものたち』©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.『オッペンハイマー』の良きライバルとなっているのは、11部門でノミネートされている、エマ・ストーン主演『哀れなるものたち』。BAFTAではエマ・ストーンの主演女優賞受賞を筆頭に、5部門で栄冠に輝いている。米国アカデミー賞において『オッペンハイマー』は、作品、監督、主演・助演男優部門での勝利が有力視されているが、『哀れなるものたち』は主演女優賞をはじめヘア・メイクや舞台美術(Production Design)などの美術部門での受賞が濃厚と見られており、オスカー像の個数では接近戦となりそうだ。『ホールドオーバーズ』Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.さて、日本では6月21日公開予定の秀作『ホールドオーバーズ』で主演男優賞候補ポール・ジアマッティ受賞の可能性も捨てたものではない。彼の役どころは万年不機嫌な全寮制私大教授。クリスマス休暇で帰る場所がない学生たちのお守りを押し付けられたことから始まるハートフルな人間ドラマだ。ポール・ジアマッティという俳優は、アメリカ映画において縁の下の力持ち的な性格俳優として知られている。今回が初のノミネーションで、えてしてセンチメンタルだと言われる米国アカデミー会員がいかにも心寄せそうな俳優といえる。アカデミー賞/ジミー・キンメル Matt Sayles/ABC via Getty Images今年のアカデミー賞司会に抜擢されたのは、2017、2018、2023年に引き続いて米人気コメディアンのジミー・キンメル。2018年にジミーが司会をした授賞式では、作品賞のプレゼンターが誤った作品のタイトルを読み上げてしまうというハプニングがいまだに忘れ難い。とにかく当日までは何があるか分からないアカデミー賞、授賞式が楽しみである。第96回アカデミー賞はハリウッドのドルビー・シアターにて、現地時間3月10日(日)16時より開催予定。(文・取材:神津トスト明美 / Akemi Kozu Tosto)(Akemi Kozu Tosto/神津トスト明美)■関連作品:スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース 6月16日(金)全国の映画館で公開© 2022 CTMG. © & ™ 2022 MARVEL. All Rights Reserved.君たちはどう生きるか 2023年7月14日より公開©2023 Studio Ghibli哀れなるものたち 2024年1月26日より全国にて公開©2023 20th Century Studios. All Rights Reserved.ゴジラ-1.0 2023年11月3日より全国東宝系にて公開©2023 TOHO CO.,LTD.PERFECT DAYS 2023年12月22日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2023 MASTER MIND Ltd.オッペンハイマー 2024年3月29日より全国にて公開© Universal Pictures. All Rights Reserved.ホールドオーバーズ(仮題) 2024年6月21日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開Seacia Pavao / © 2023 FOCUS FEATURES LLC.
2024年03月04日ライアン・ゴズリングがオスカー授賞式で歌声を披露することになった。彼が歌うのは、歌曲部門にノミネートされている「I’m Just Ken」。映画『バービー』の後半でケンを演じるゴズリングが歌うこの歌は、先月の放送映画批評家協会賞授賞式で、同じく『バービー』の「What Was I Made For?」を制してこの部門を受賞。まったく信じられないという顔をしたゴズリングの映像はメディアに出回ったが、オスカーでは自ら華やかな舞台に立ち、ノミネーションを祝福しようと思ったようだ。オスカー歌曲部門には、『バービー』のこの2曲のほか、「It Never Went Away」(『アメリカン・シンフォニー』)、「The Fire Inside」(『フレーミングホット!チートス物語』)、「Wahzhazhe」(『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』)が候補入りしている。『バービー』デジタル配信中ブルーレイ&DVD発売中(C)2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2024年02月27日オスカー俳優のジェイミー・フォックスが、ある女性に性的暴行を加えたとして訴えられた。「People」誌がニューヨーク最高裁判所に提出された女性の訴状を入手した。※以下には性暴力被害に関する記述がございます。ご注意ください。訴状によると、2015年8月、友人と共にニューヨークのレストランのルーフトップバーを訪れた女性はジェイミーが来店していることに気づき、写真を撮らせてもらえないかと声をかけた。ジェイミーは「もちろんだよ、ベイビー」と快諾。何枚か写真を撮ったというが、その時のジェイミーは泥酔しているように見えたという。女性はジェイミーに店の奥の方に連れていかれ、「ワオ…スーパーモデルみたいなボディだね」「とてもいい匂いがする」などと言われた。そしてジェイミーは女性のトップスの下に両手を入れて触ってきたため、女性はジェイミーから離れようとした。近くにセキュリティースタッフがいたが、見て見ぬふりをして去っていったという。すると、ジェイミーは女性の下半身にまで手を入れて触ってきた。女性の友人がやってくると、やっと止めたということだ。女性は「肉体的、精神的に傷つき、不安、苦痛、経済的な損害を受け続けている」として損害賠償を求めている。ジェイミー側は「そのような事件は決して起きていない」と広報担当者が声明を発表し、全否定している。ニューヨーク州では、2022年11月24日から2023年11月24日の一年間に限り、「Adult Survivors Act」が施行されていた。これは、成人の性的暴行被害者が、いつ被害を受けたかということに関わらず(時効が過ぎていても)加害者に対して民事訴訟を起こすことができるという法律。施行中に訴えを起こされたセレブリティにはジェイミーのほかにアクセル・ローズ、キューバ・グッディング・Jr.らがいる。(賀来比呂美)
2023年11月24日ジュリアン・シュナーベル監督が手掛ける犯罪スリラー映画『In the Hand of Dante(原題)』に、オスカー・アイザック、ジェイソン・モモア、ジェラルド・バトラーが出演するという。「Deadline」が報じた。シュナーベル監督は、これまで手掛けた長編映画の本数は少ないものの、『夜になるまえに』でヴェネチア国際映画祭審査員特別賞、『潜水服は蝶の夢を見る』でカンヌ国際映画祭監督賞、ゴールデングローブ賞監督賞などを受賞し、高い評価を受けてきた。ニック・トーシュの同名小説(「ダンテの遺稿」)を原作とする今作。ニューヨークのマフィアから、闇市場に出現したダンテ自筆の「神曲」の鑑定を依頼されるニック役をオスカーが演じる。ストライキ中の全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)より暫定合意を得て、すでにイタリアで製作中。撮影現場では、役柄は不明だが白いスーツ姿のジェイソンとガル・ガドットがお互いに銃を向け合っているシーンが目撃されている。ジェイソンはガルと『ジャスティス・リーグ』で、オスカーとは『DUNE/デューン 砂の惑星』で共演したことがある。オスカー、ジェイソン、ジェラルドの3人が共演することに映画ファンは「よくこんなすごい3人を集めたものだ」「キャストを見ただけで楽しみ」と期待を寄せている。(賀来比呂美)
2023年10月17日オスカー・アイザック主演、ポール・シュレイダー監督作『カード・カウンター』より日本版予告編と場面写真が解禁された。本作は、『タクシードライバー』のポール・シュレイダー(監督・脚本)とマーティン・スコセッシ(製作)がタッグを組み、ギャンブラーの“復讐と贖罪”を描いた傑作スリラー。第78回ヴェネチア国際映画祭のコンペティション部門に出品され、多くの批評家が2021年のベストリストに選出。陰のあるミステリアスな主人公を演じたオスカー・アイザックをはじめ、脇を固めるティファニー・ハディッシュ、タイ・シェリダン、ウィレム・デフォーも強い印象を残す。この度解禁となった日本版予告編は、モーテルの家具を白い布で全て覆う主人公ウィリアム・テルの奇妙な日常から幕を開ける。彼は刑務所に収監されている間に習得したカード・カウンティングの技術を駆使し、ギャンブラーとしてカジノを渡り歩いていたが、「過去の行いが作った重荷は永遠に取り除けない」と語り、出所後も罪に囚われ禁欲的な生活を自身に課し過ごしていた。しかし、ある日、偶然に出会ったカークと名乗る青年に、かつて自分に罪を被せた男への復讐を持ち掛けられたことで運命の歯車が動き出す…。華やかだが、どこか物寂しさを感じさせるカジノの景色や、モノクロの映像で差し込まれた彼の忌々しい過去、「あなたが過去に何をしてても構わない」と告げるギャンブル・ブローカーのラ・リンダとのロマンスを予感させる、ネオンの光が鮮やな場面などを切り取った本編への期待が高まる映像に仕上がっている。無表情で迷いなく拷問行為を行う姿や、刑務所で口に血を滲ませて対峙する男を挑発する、狂気を感じさせるオスカー・アイザックの演技にも注目だ。併せて、新たに場面写真6点も解禁。ウィレム・デフォー演じる、ウィリアム・テルの人生を狂わせた元上官ジョン・ゴード少佐の姿や、カークが自分の連絡先をテルに渡すまさに運命が動き出す瞬間、ラ・リンダからのデートの誘いを断りモーテルの部屋で一人机に向かうテルの姿など印象的な場面が確認できる。『カード・カウンター』は6月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カード・カウンター 2023年6月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2021 Lucky Number, Inc. All Rights Reserved.
2023年04月14日オスカー・アイザック主演、ポール・シュレイダー監督作『カード・カウンター』より日本版ポスタービジュアルが解禁された。本作は、『タクシードライバー』(76)を生んだマーティン・スコセッシ(製作総指揮)とポール・シュレイダー(監督・脚本)が再びタッグを組んで“復讐と贖罪”を描く注目作。この度解禁された日本版ポスタービジュアルは、劇中に登場するブラック・ジャックやポーカーにちなみ、トランプをモチーフにしたイメージが印象的なデザイン。血塗られたダイヤのキングの札の前に立つのは、ミステリアスな影を持つ主人公のギャンブラー=ウィリアム・テルを演じたオスカー・アイザック。その憂いを帯びたたたずまいと眼差しは、世界に衝撃を与えた『タクシードライバー』でロバート・デ・ニーロが演じたアンチヒーロー=トラヴィス・ビックルの姿にも重なって見える。75歳(※制作時)にして、自身の作品の中心的なテーマに立ち返ったシュレイダー監督。トラヴィス・ビックルの意志を継ぐ新たなアンチヒーローが、45年という時を経て、どんな新しい驚きを観客に与えてくれるのか…。期待の高まるビジュアルに仕上がった。本作はまた、高い評価を得て興行的にも成功したシュレイダー監督の前作『魂のゆくえ』(18)に続き、主要な映画賞でも多くノミネートされた。「オスカー・アイザックのキャリア史上最高のパフォーマンス」(Vanity Fair)、「ポール・シュレイダー監督による米国の腐敗に対する猛烈なビジョンだ」(New Yorker)など絶賛のコメントも寄せられており、オバマ元大統領による年間ベスト14本に選ばれたほか、ナショナル・ボード・オブ・レビューでも同年のトップ10に選出されている。『カード・カウンター』は6月16日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:カード・カウンター 2023年6月16日よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネマート新宿ほか全国にて公開© 2021 Lucky Number, Inc. All Rights Reserved.
2023年03月23日現地時間12日に放映されたオスカー授賞式の視聴率が判明した。全米で視聴した人は1870万人。史上2番目に低かった昨年から12パーセントのアップだ。史上最低だったのは、パンデミックのまっただなかだった2021年。パンデミックの直前だった2020年は2360万人だった。視聴率が最高を記録したのは『タイタニック』が受賞した1998年で、5700万人。それでも、授賞式番組の視聴率が落ち続ける中で、これは朗報だ。『トップガン マーヴェリック』『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』という昨年のヒット作1位と2位が候補作に入ったことが影響したのかどうかは不明。しかし、作品賞を含む7部門で受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』も、2500万ドルの予算で作られながら北米だけで7300万ドルを稼ぐヒットとなっており、今年は一般の観客も納得する結果になったとは言えるかもしれない。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』公開中(C)2022 A24 Distribution, LLC. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2023年03月14日今年のオスカーで長編ドキュメンタリー部門にノミネートされている『ファイアー・オブ・ラブ火山に人生を捧げた夫婦』が、俳優を起用する長編映画としてリメイクされることになった。権利を獲得したのはサーチライト・ピクチャーズ。ドキュメンタリーを監督したサラ・ドーサはプロデューサーとして、またプロデューサーを務めたアイナ・フィッチマンはエグゼクティブ・プロデューサーとしてリメイク版にたずさわる。ドーサは今作で映画監督組合から長編ドキュメンタリー賞を受賞した。日本でもディズニープラスで配信されている。『ファイアー・オブ・ラブ火山に人生を捧げた夫婦』ディズニープラスで配信中視聴ページ()(C)2023 National Geographic Partners, LLC.文=猿渡由紀
2023年03月03日来年のオスカー授賞式の司会者にコメディアンのジミー・キンメルが決まった。キンメルは2017年と2018年にも司会を務めたが、オスカーの司会者はストレスも多く大変なわりにギャラが安いと、その次の年には断っていた。それからの3年、オスカーは司会者なしで実施。今年は久々にエイミー・シューマー、ワンダ・サイクス、レジナ・ホールの3人の女性コメディアンの司会者が授賞式を進行した。キンメルは、オスカー授賞式を放映するメジャーネットワークABCでレギュラーの深夜番組を持っており、最近、契約を3年延長したばかり。来年のオスカー授賞式は、現地時間3月12日に開催される。文=猿渡由紀
2022年11月08日MCUの新たなオリジナルドラマシリーズ「ムーンナイト」より、主演するオスカー・アイザックがコメントを寄せた特別映像が解禁となった。3月30日から配信が開始され好発進を切った本作。ミステリアスなストーリーとともに、MCUとしては珍しいホラーサスペンス調のドラマとして注目を集めている。この度解禁となった映像で、オスカーは「彼の中には多くの人格がある。また、彼はヒーローになろうと自分で選んだわけじゃないんだ」と、ムーンナイトのキャラクターを解説し、彼の内に潜む、さらなる複雑な闇を示唆する。また、そんな複雑なキャラクターを演じる上で、事前に“MCUを代表するあの名優”にもコンタクトを取っていたそうで、「ロバート・ダウニーJr.とは、かなり話したよ。彼にとって(MCUで仕事をするのは)どういうことだったか、またケヴィン・ファイギと一緒に仕事をするのはどういう経験だったかということをね。彼はMCUに参加するのは、とても素晴らしいことだと思うと言っていたよ」と打ち明けた。原作コミックでは、ムーンナイトは、スティーヴンやマークのほかに“キャプテン・アメリカ”や“スパイダーマン”、“ウルヴァリン”などのヒーローを脳内に作り出しているキャラクター。オスカーは「MCUでは、どんなことでも可能なんだ。何かが不可能だとは言わないよ」と語り、今後の<ムーンナイト>の活躍が広がる可能性も期待させる。現在配信中の第1話でも、優しい心を持つ穏やかなスティーヴンと、凶暴で残虐性に満ちたマークという正反対の人格を見事に演じ分けている姿が垣間見えるオスカーだが、「チャレンジのひとつは、各キャラクターの違いや特性を理解することだった。体形、話し方、服装、感じ方などをね。それらをマークとスティーヴンの間で対照的に演じる必要があった。中でも最大のチャレンジは、人格が入れ替わるシーンだった。撮影が進むにつれて簡単にキャラクターを入れ替われるようになったんだ」と役作りの苦労も明かす。そして、過去に来日経験もあるオスカーは、「日本のファンの皆さん、こんにちは!皆さんに本作を見てもらうのが待ちきれません。僕とおなじように気に入ってくださることを願っています!」と、日本に向けて温かいメッセージも残している。「ムーンナイト」は毎週水曜日16時よりディズニープラスにて独占配信中。(text:cinemacafe.net)
2022年04月06日2022年3月27日 (現地時間)、アメリカ・ロサンゼルスにて「ヴァニティ・フェア」主催のオスカーパーティーが開催され、同パーティでは、ソフィー・ターナー、ジョー・ジョナスらのセレブリティがルイ・ヴィトンを着用しました。ソフィー・ターナー ©Louis Vuitton女優のソフィー・ターナーは、シルクで仕立てたカスタムメイドのロングスリーブガウンを着用。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドをあしらったイヤリングとリングを合わせて。ジョー・ジョナス ©Louis Vuittonミュージシャン兼ダンサーのジョー・ジョナスは、クリスタルとスパンコールの刺繍が施されたスーツを着用。レナーテ・ラインスヴェ ©Louis Vuitton女優のレナーテ・ラインスヴェは、グラスビーズとスワロフスキークリスタルを散りばめた、カスタムメイドのケープガウンをまとって登場。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドをセッティングしたブレスレットをコーディネート。シンシア・エリヴォ ©Louis Vuitton女優のシンシア・エリヴォは、カスタムメイドのボディースーツと繊細なスパンコールの刺繍をほどこしたニットスカートをコーディネート。アラナ・ハイム ©Louis Vuittonミュージシャン兼女優のアラナ・ハイムは、淡いミントグリーンが美しいカスタムメイドのシルクドレスとシルバーのサンダルを着用。ハイジュエリーコレクションから、ホワイトゴールドにダイヤモンドを組み合わせたイヤリングとリングを添えて。カトリーナ・バルフ ©Louis Vuitton女優のカトリーナ・バルフは、スパンコールを一面に刺繍したブラックのガウンをまとって。エミリア・ジョーンズ ©Louis Vuitton女優のエミリア・ジョーンズは、ゴールドとシルバーに輝くカスタムメイドのミニドレスと、ゴールドのサンダルを着用。エマ・チェンバレン ©Louis Vuittonインフルエンサーのエマ・チェンバレンは、サテンのスリップドレスを着用。キッド・カディ ©Louis Vuittonラッパー兼俳優のキッド・カディは、装飾されたボタンをあしらったウールのスーツに、ホワイトスニーカーをあわせて。【ルイ・ヴィトンについて】1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトwww.louisvuitton.comをご覧ください。【お問合せ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービス0120-00-1854企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2022年04月04日今年のオスカー授賞式番組の最終的な視聴率が発表された。今年、アメリカでこの番組を見た人は1,660万人(アメリカでは、視聴率をパーセンテージではなく人数で表記する)。史上最低だった昨年の1,050万人より60%アップした。それでも、これは過去2番目に低い数字だ。視聴率は、ウィル・スミスがクリス・ロックに平手打ちをした直後に急増。主演男優賞を受賞し、スミスが涙のスピーチをした場面は、今回2番目に高い視聴率を集めた。最も視聴率が高かったのは、それより前、助演男優賞を受賞したトロイ・コッツァーの手話によるスピーチだった。今年、アカデミーは、低迷する視聴率をなんとかするために、さまざまな試みを行った。授賞式を3時間に納めることは大きな目標だったが、結果的に3時間半を上回る、いつもと変わらない長い番組となってしまっている。文=猿渡由紀
2022年03月30日リン=マヌエル・ミランダが、オスカー授賞式を欠席すると発表した。理由は、妻がコロナ検査で陽性だったこと。ミランダは「ハリウッドに到着しましたが、この週末、妻に陽性反応が出ました。僕と子供たちは陰性でしたが、念のため、明日の授賞式には行かないことにしました。『tick, tick…BOOM!:チック、チック…ブーン!』と『ミラベルと魔法だらけの家』を、家族と一緒に、そしてみなさんたちと一緒に応援しています」と、ツイッターで報告している。ミランダの映画監督デビュー作である『tick, tick…BOOM!〜』は、主演男優部門と編集部門、『ミラベル〜』は長編アニメーション部門に候補入りしている。文=猿渡由紀
2022年03月28日マーベル・スタジオが新たに贈る最新ドラマシリーズ「ムーンナイト」が3月30日(水)16時よりDisney+(ディズニー プラス)にて日米同時配信。主演のオスカー・アイザックは、劇中のバイオレンス要素について「ディズニープラスの限界を超えた」と明かしている。本作の主人公スティーヴン・グラントは、国立博物館のギフトショップで働く、穏やかで平凡な男。彼は身に覚えのない “狂気に満ちた残酷”な記憶に怯える日々を過ごしていた。時折、頭の中に響く“もう一人の自分”の声...。コントロールできないその人格を受け入れたとき、暴力と残虐性に満ちた人格マーク・スペクターが現れるーー。『スター・ウォーズ』シリーズや『X-MEN:アポカリプス』などで知られるオスカーは、「バイオレンス要素について言うと、ものすごく強烈なドラマだと思う。『イカゲーム』みたいなものが見られるとは言わないけど(笑)、間違いなくディズニープラスの範囲でできる限界を押し広げているね」と語る。「さらに、感情的にもとても激しく揺さぶられる作品だよ。心理的な苦痛や、ホラーみたいな要素も追求したいと思ったんだ。これらはMCUの作品が今までやってこなかったやり方だと思うよ」と語り、昨年大ヒットした、巨額の賞金を巡るサバイバルドラマ「イカゲーム」を例に挙げた。予告編では、ムーンナイトが倒れている“何か”をひたすら殴り続けている様子が描かれているが、MCU全作品のプロデューサーを務めるケヴィン・ファイギは以前に、「この“残虐性”こそがムーンナイトなんだ」と、これまで登場してきたアイアンマンやキャプテン・アメリカのようなヒーローとは全くの別物であると語っていた。マークに“ある力”が 宿るとき、ひと目でその凶暴性が伝わってくるほどの迫力を備えたムーンナイトへと変身する一方で、未だ謎多き、純白の仮面とスーツに身を包んだ紳士“風”なMr.ナイトも登場しているが、果たしてムーンナイトとの関係性とは?また、『スパイダーマン』シリーズに製作として関わり、本作ではエグゼクティブ・プロデューサーを務めるグラント・カーティスは「ムーンナイトはMCUの中で全く新しい存在であり、全く新しい冒険をするんだ。そんな数々の新要素をファンの皆さんは楽しめると思う」と、期待が高まるコメントを残している。「このドラマを観ると、ムーンナイトが今後長い間MCUで活躍するヒーローだと感じることができる」と語るのは監督のモハメド・ディアブ。「彼はMCUの新しいスターになると思っている。マーベル・スタジオは常に新しいことを目指しているから、ムーンナイトのようなユニークなキャラクターが登場するんだろうね」と、 今後のMCUにも大きく関わってくる可能性を匂わせている。「ムーンナイト」は3月30日(水)16時よりディズニー プラスにて配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年03月26日『ウエスト・サイド・ストーリー』のレイチェル・ゼルガーが、最終的にオスカー授賞式に招待されたことがわかった。先日、ゼルガーは、授賞式に招待されていないという意外な事実をインスタグラムで明かし、世間を驚かせたばかりだった。アカデミーが必ず招待するのは、候補者とプレゼンター。ゼルガーは候補入りしていない。しかし、作品賞の候補作の主演女優だから当然授賞式に行くのだろうと人は思っていたようだ。だが、一番の理由は、ゼルガーは現在ディズニーの実写版映画『Snow White』をロンドンで撮影しており、そのスケジュールが厳しいことだったらしい。そこへ、ディズニーがスケジュールに余裕を持たせ、アカデミーがゼルガーをプレゼンターに招待したことで可能になった。彼女にとっては初めてのオスカー。特別の経験になることは間違いない。文=猿渡由紀
2022年03月23日オスカー授賞式のプレゼンターの一部が初めて発表された。今回、確認されたのは、ケビン・コスナー、ゾーイ・クラヴェッツ、レディ・ガガ、クリス・ロック、ロージー・ペレス、ユン・ヨジュンら。これからの2週間ほどの間に、さらなる名前が発表されていく予定だ。前年の主演男優賞、主演女優賞の受賞者がプレゼンターを務めるのは伝統のひとつで、アンソニー・ホプキンス、フランシス・マクドーマンドが舞台に立つことが期待される。オスカー授賞式は3月27日。パンデミックの影響で、昨年はダウンタウンのユニオン駅が会場となったが、今年は再びハリウッドのドルビー・シアターで行われる。文=猿渡由紀
2022年03月04日オスカーノミネーションが発表された。『ドライブ・マイ・カー』が作品、監督、脚色、国際長編映画の4部門で候補入りする嬉しいサプライズがあったが、一方で期待されていたのに候補入りを逃した人たちもいる。一番がっかりしているのは、おそらく『ハウス・オブ・グッチ』の関係者。今作はヘア&メイクアップ部門に入っただけで、有力視されていたレディ・ガガ、ジャレッド・レト、衣装部門も逃した。また『DUNE/デューン 砂の惑星』は作品部門を含む10部門で候補入りしたが、ドゥニ・ヴィルヌーヴは監督部門への候補入りを逃している。『ベルファスト』のカトリーナ・バルフが入らなかったのも驚きだが、この映画からは代わりにジュディ・デンチが候補入りした。国際長編映画部門では、期待されていたペドロ・アルモドバルの『Parallel Mothers』が逃し、ブータンの『Lunana: A Yak in the Classroom』が入った。また、私生活でのカップル、ペネロペ・クルスとハビエル・バルデム、キルステン・ダンストとジェシー・プレモンスが揃って候補入りしたことも、素敵なサプライズと言える。文=猿渡由紀
2022年02月09日オスカー・アイザックとジェシカ・チャステインが夫婦役を演じ、愛し合った1組の夫婦の離婚までの道のりを描き出すHBOオリジナルシリーズ「ある結婚の風景」が、12月17日(金)よりU-NEXTにて日本初、一挙見放題で独占配信。予告編も初解禁となった。本作は、スウェーデンの名匠イングマール・ベルイマン監督による同名ドラマをリメイクしたHBOオリジナルシリーズ。本年度ヴェネチア国際映画祭に、TVドラマで唯一特別招待されるという異例の快挙を成し遂げ、早くも来年のエミー賞確実との呼び声も高い。結婚生活に不満を抱えた、野心的なIT企業の経営幹部の妻ミラに、『女神の見えざる手』のジェシカ・チャステイン。献身的に家事をこなし、2人の関係を維持しようと努力する大学教授の夫ジョナサンに、『DUNE/デューン 砂の惑星』も記憶に新しいオスカー・アイザック。実は2人は、ニューヨークの名門ジュリアード学院の演劇科時代から20年来の友人で、2014年『アメリカン・ドリーマー 理想の代償』で初共演。ヴェネチア国際映画祭のレッドカーペットでの仲睦まじい姿がメディアを沸せたが、ドラマの中でのケミストリーも抜群。ラブシーンから激しい罵り合いまで、信頼し合う俳優の2人だからこその説得力で観る者を物語に引き込んでいく。ノア・バームバック監督の映画『マリッジ・ストーリー』やリチャード・リンクレーター監督『ビフォア・ミッドナイト』などに影響を与えたというベルイマン監督作品を、「アフェア 情事の行方」「イン・トリートメント」などで知られるハガイ・レヴィが脚本、監督、製作総指揮となってミニシリーズ化。オリジナル版で描かれた伝統的な男女の役割を覆し、現代アメリカの夫婦の姿を通して、愛、憎しみ、欲望、一夫一婦制、結婚、離婚を見つめる。U-NEXTでは、本作の基となったドラマ「ある結婚の風景」(全6話)を配信予定のほか、『仮面/ペルソナ』『叫びとささやき』『鏡の中にある如く』などのベルイマン監督作品も見放題で配信中。「ある結婚の風景」は12月17日(金)0時よりU-NEXTにて一挙見放題で独占配信(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2021年11月30日オスカー・アイザックが、Disney+のマーベルドラマ「Moon Knight」(原題)に主演することをSNSで発表した。ムーンナイトの様々なイラストを背景に撮影された自撮り写真に、「私たちはムーンナイトだ」というコメントを添えている。「私」ではなく「私たち」なのは、ムーンナイトというキャラクターはタクシー運転手のジェイク・ロックリー、大富豪のプレイボーイ・スティーヴン・グラントという複数の人格を持っている元傭兵であるため。昨年10月、オスカーがムーンナイト役の出演交渉を受けているという話が出ており、今年1月にはヴィランとしてイーサン・ホークの出演が報じられていたが、正式には発表されていなかった。マーベル・スタジオのSNSも、オスカーと同じ投稿で正式決定を認めている。ファンの反応は「ケヴィン・ファイギは『ドクター・ストレンジ』のエンシェント・ワン役に白人女優を起用したことを間違いだと認めた。それなのに、ユダヤ人のヒーローをユダヤ人じゃない俳優に演じさせるの?」「ムーンナイトのメンタルヘルスをしっかりと描いてほしい」「やっとだ!みんな知っていたとはいえ、正式発表がなかったから、ただのうわさなのかもしれないとドキドキしていた」「オスカー・アイザック、イーサン・ホーク、マーベル。観るしかないでしょう」など。(Hiromi Kaku)
2021年05月28日女優の吉本実憂が1日、SNSを通じ、4月30日に芸能事務所・オスカープロモーションを退社したと発表した。吉本は、振り袖の後ろ姿を捉えた写真と共に、「2021年4月30日を持ちまして、約9年お世話になった事務所オスカープロモーションを退社致しました」と報告。「色んなノウハウを教えて下さった事務所の方々に、とても感謝しております」と同事務所への思いを記した。そして、「自分の中で1つの節目をつくると同時に、改めていつも応援して下さってる方々のありがたみも感じています! ありがとうございます」と周囲の支えを噛み締め、「素敵な作品をつくり続けられるように今後とも精進して参りますのでよろしくお願い致します!」と決意を新たにしている。2012年、第13回全日本国民的美少女コンテストにてグランプリを受賞し、芸能界入り。2014年に読売テレビ・日本テレビ系の『獣医さん、事件ですよ』で女優デビューを飾り、同年の大河ドラマ『軍師官兵衛』にも抜てきされた。昨年末の晴れ着撮影会では、2020年を「充実していたようなしてなかったような色でいうと“グレー”な1年だった。だけど黒と白の2色だけでつくられたグレーではなく、たっっっくさんの色が混ざり合ってのグレー」と振り返り、2021年に向けて「土台は、芝居、アクション。共にリアルを追求する。あと、洋服、メイク、ネイルが好きなのでファッションに関わることもやっていきたい。広く深く重く、色んなものを表現し、届けられるような人になる」と意気込んでいた。
2021年05月01日来月のオスカー授賞式の会場候補に、L.A.ダウンタウンのユニオン駅が挙がっているようだ。通常の会場であるハリウッドのドルビーシアターとはまったく違う、意外な場所だが、駐車場などアウトドアのスペースもたっぷりとあり、歴史を感じさせる雰囲気もある。L.A.では、ここに来てようやくコロナ状況が急速に改善しており、来週末にも映画館が定員の25%で営業再開を許される可能性もある。しかし、25%しか人が入っていないシアターから授賞式を中継するよりも、インドア、アウトドアなど違ったバックグラウンドのあるユニオン駅のほうが、ビジュアル的に面白いだろう。ただし、状況は日々変わっている上、オスカー授賞式のプロデューサーらは何も詳細を明かしておらず、最終的にどうなるかはわからない。文=猿渡由紀
2021年03月11日俳優の塩野瑛久が22日、所属事務所オスカープロモーションからの退所、並びに男劇団 青山表参道Xの退団を発表した。塩野は1995年1月3日生まれ、東京都出身。2013年には『獣電戦隊キョウリュウジャー』出演で話題を呼んだ。オスカープロモーションによる男劇団 青山表参道Xのメンバーとしても活躍し、近年の主な出演作に映画『PRINCE OF LEGEND』『HiGH&LOW THE WORST』『いのちスケッチ』、W主演ドラマ『Re:フォロワー』、ドラマ『来世ではちゃんとします』、舞台『里見八犬伝』などがある。所属事務所は公式サイトで「この度、塩野瑛久が2021年2月末をもちまして、男劇団 青山表参道Xを退団、並びにオスカープロモーションを退所することとなりました」と発表。「今後とも、男劇団 青山表参道Xと塩野瑛久に変わらぬ応援、何卒よろしくお願い申し上げます」とコメントを寄せている。○塩野瑛久 コメントこの度、塩野瑛久は9年間所属していた株式会社オスカープロモーションとの契約を満了し、円満に退所する運びとなりました。そして同時に「男劇団 青山表参道X」も退団致しますことをご報告申し上げます。この選択を尊重し背中を押してくださり、今日まで支えてくださった事務所関係者の皆様に深く感謝致します。まだ事務所に男性俳優が多くはなかった頃、そっと受け入れ活動させてくださったこと、腐らず挫けずやってこれたことは、自分自身にとって大きな財産になりました。この経験を胸に、改めて俳優というものと向き合い活動は続けていきます。背中を押してもらったそのお心に恥じぬよう、今よりもさらに成長し飛躍した姿をお見せする為、驕らず慢心せず努力していきます。今後の動向やお仕事などは、しばらく塩野のSNSを通じて見守っていただければ幸いです。まだまだ多くの人に認めていただくには青く未熟な部分も多いかもしれませんが、引き続き皆様のお力添えの程よろしくお願い致します。そして最後に、オスカープロモーション所属、そして「男劇団 青山表参道X」副団長として応援していただいた皆様に心から感謝致します。
2021年02月22日ジェイ ダブリュー アンダーソン(JW Anderson)とアイルランドの劇作家オスカー・ワイルドのコラボレーションによるカプセルコレクションが登場。2020年12月1日(火)よりジェイ ダブリュー アンダーソンの公式サイトにて先行発売された後、ジェイ ダブリュー アンダーソン取扱店にて順次展開される。オスカー・ワイルドは、18世紀に活動していたアイルランド出身の小説家、詩人、劇作家。『ドリアン・グレイの肖像』『サロメ』などを代表作に持ち、文学的な側面だけでなく当時の社会規範に逆らった反逆的で大胆な発言や姿勢でも有名な人物だ。ジェイ ダブリュー アンダーソンの2021年春夏コレクションでは、そんなオスカー・ワイルドがインスピレーション源に。今回はその中でも、彼の言葉である“The secret of life is in art (人生の秘密はアートの中にある)”というメッセージを落とし込んだアイテムをカプセルコレクションとしてリリースする。コレクションでは、ニット、スウェットシャツ、Tシャツ、シャツのトップス4型、ネックレス、ブレスレット、イヤリングのアクセサリー3型に加え、ハット、バッグぞれぞれ1型ずつをラインナップ。スウェットシャツ、Tシャツ、シャツの3型はいずれもオーバーサイズで設計。スウェットシャツとTシャツには、“The secret of life is in art”の文字を手書きグラフィックでフロントに施した。また、ネックレス、ブレスレット、イヤリングも同じく“The secret of life is in art”のメッセージを模って成形。ネックレス、ブレスレットは、留め具の部分にジェイ ダブリュー アンダーソンのアンカーロゴのチャームを配している。【詳細】ジェイ ダブリュー アンダーソン×オスカー・ワイルド カプセルコレクション販売店舗:ジェイ ダブリュー アンダーソン取扱店※2020年12月1日(火)よりジェイ ダブリュー アンダーソンの公式サイトにて先行発売された後、取扱店舗にて順次展開。なお、商品によって発売時期は異なる。<アイテム価格例>スウェットシャツ 25,000円+税ニット 85,000円+税Tシャツ 15,000円+税シャツ 45,000円+税バッグ 75,000円+税ハット 20,000円+税ネックレス 35,000円+税ブレスレット 30,000円+税イヤリング 40,000円+税
2020年12月04日マーベル・コミックの「ムーンナイト」を「Disney+」がドラマ化する。現在、オスカー・アイザックが主役のムーンナイト役で交渉中だという。「The Hollywood Reporter」が伝えた。ムーンナイト/マーク・スペクターは1975年のコミック「Werewolf by Night #32」に初登場。タクシー運転手のジェイク・ロックリー、大富豪のプレイボーイ・スティーヴン・グラントという複数の人格を持っている元傭兵。戦いで死にかけたところを月の神コンシューと契約し、一命を取りとめる。今作の企画と脚本は、Netflixの大ヒット作「アンブレラ・アカデミー」を企画し脚本を担当したジェレミー・スレイターに決定。昨年、ディズニーのイベント「D23」で今作のドラマ化が発表されて以来、主役を誰が演じるかに注目が集まっていた。無名あるいは新人が演じる可能性が濃厚とされていたなか、今年2月にはダニエル・ラドクリフの名前が挙がり、本人が否定したこともあった。『スター・ウォーズ』シリーズ、『X-MEN:アポカリプス』などの大作で活躍しているオスカーが出演交渉中であることは、ちょっとしたサプライズだ。また、原作ではムーンナイトはアメリカ出身のユダヤ人であるが、オスカーはラテン系。(Hiromi Kaku)
2020年10月27日オスカー・アイザックが、フランシス・フォード・コッポラを演じることになった。『Francis and the Godfather』という映画で、コッポラが『ゴッドファーザー』を作った舞台裏を描くもの。パラマウント・ピクチャーズのトップ、ロバート・エヴァンスを、ジェイク・ギレンホールが演じる。監督はバリー・レヴィンソン。コッポラ本人は、「バリー・レヴィンソンが作る映画は、何についてであっても、どんな映画でも、興味深くて価値がある」と、このプロジェクトを喜んでいるようだ。アイザックの次回作は12月北米公開予定の『Dune』。ギレンホールは、先月のトロント映画祭で初上映されたマーク・ウォルバーグ主演作『Good Joe Bell』をプロデュースしている。文=猿渡由紀
2020年10月01日女優の剛力彩芽(28)が31日、自身のインスタグラムを更新し、所属事務所オスカープロモーションからの退所と独立を発表した。剛力は「この度、私、剛力彩芽は18年間お世話になりました株式会社オスカープロモーションを退所し、独立させていただくこととなりました」と報告。「引っ込み思案で幼く何も分からない私をいつも優しく愛情いっぱいで育ててくださった古賀会長をはじめ、暑い中寒い中昼夜を問わず私をずっと支え続けてくださった事務所関係者及びマネージャーの皆さま、こんな私といつも楽しくお仕事をご一緒くださる関係者の皆さまには感謝してもしきれません」とつづった。また、「そして、なによりいつも変わらずに応援してくださるファンの皆さまに、心より感謝申し上げます」とファンに感謝し、「“いつでも相談しなさい”という父のような強くも温かい会長のお言葉を心に、これからは自分自身で考え選択し挑戦していくという新しい環境の中、表現者としてより一層皆さまに笑顔と感謝をお届けできるよう、誠心誠意頑張ってまいります。よろしくお願いいたします」と決意を記した。
2020年08月31日女優の剛力彩芽(28)と福田沙紀(29)が今月いっぱいで大手芸能事務所「オスカープロモーション」を退社すると、一部スポーツ紙が報じた。オスカーといえば昨年から今年にかけて米倉涼子(45)、忽那汐里(27)、草刈民代(55)、岡田結実(20)、長谷川潤(34)、ヨンア(34)ら所属タレントの退社が相次いでいる。また堀田茜(27)と紫吹淳(51)も退社の意向であることが報じられた。記事によると剛力は約18年にわたり在籍していたが、今月に入ってから会社側に退社の意思を伝えたとのこと。そして契約満了の同31日付に円満退社する運びとなったという。「剛力さんは今年3月、自身が代表を務める個人事務所『株式会社ショートカット』を設立。一部では“独立はない“と報じられていましたが、続々と所属タレントが退社する状況のなかで大きな決断を下したようです。また4月にはファッション通販サイト・ZOZOの創業者で実業家の前澤友作氏(44)との復縁も報じられました。今後は仕事を続けていくうえで、前澤氏のバックアップがあるのではないかとも囁かれています」(芸能デスク)いっぽうでそんな剛力とは違い、他の退社タレントたちの間では明暗が分かれそうだというのだ。「剛力さん以外だと、草刈さんは大手事務所に移籍を果たしています。テレビ朝日系『ドクターX』の主演を務める米倉さんや、退社しても仕事が減らなかった岡田さんも安泰でしょう。ただ他のタレントに関しては、不安も残る人もいます。オスカーの強力なバックアップがなくなることで、通常だと仕事が減ることになるはず。これからは自身のウリを明確にしていかない限り、いかに恵まれていたかを実感させられることになるのではないでしょうか」(テレビ局関係者)退社するにしても、退社後のことをよくよく考えて決断した方が良さそうだ。
2020年08月30日オスカー・アイザック主演『The Card Counter』の撮影が、ミシシッピ州で終了した。あと5日で終了という段階でコロナパニックがアメリカを襲い、中止となっていたが、今月になって再開したもの。幸い、群衆のシーンや俳優同士の距離がとても近いシーンなどはすでに撮り終えていたらしく、俳優組合や地元の政府も、プロトコルのもと再開することを承認したそうだ。『The Card Counter』はカジノを舞台にしたインディーズのスリラー映画。監督はポール・シュレイダー。共演はウィレム・デフォー、タイ・シェリダンら。文=猿渡由紀
2020年07月14日米映画アカデミーが、次のオスカーに向けて、ドキュメンタリー部門の資格に関するルールを変更した。新型コロナで劇場公開が難しくなっている現状を受けてのもの。新たなルールでは、アカデミーが指定する9つのノンフィクション映画祭のうち2つ以上から選ばれたか、あるいは36の映画祭のうちどれかから最低1つを受賞した場合、資格が与えられる。これらの映画祭が通常通りの形で開催されなかった場合も、関係ない。この春のサウスバイ・サウスウエストやトライベッカ映画祭はヴァーチャルになっており、今後、ヴェネチアやトロントもヴァーチャルと並行する形で開催される可能性が濃厚で、それを踏まえた形。次のオスカー授賞式は、来年2月28日に行われる。文=猿渡由紀
2020年05月15日女優の米倉涼子が24日、公式サイトを通じ、所属事務所・オスカープロモーションを退社し、独立することを報告した。米倉は、「私、米倉涼子は1992年より、27年間お世話になりましたオスカープロモーションとの所属契約を、2020年3月31日をもって終了することをご報告いたします」と発表し、「右も左もわからない新人の頃から私を育てていただき、お仕事の機会を与えて下さり、ご指導を頂いたことに深く感謝いたしております」。そして、「なにより、今まで応援して頂いたファンの皆様、支えて下さった関係者の皆様には心より感謝申し上げます」と周囲の支えにも触れ、「これから、自分らしく頑張っていきますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。なお、新しい活動については、近日中にご報告をさせていただきます」と結んでいる。また、古賀誠一社長も合わせてコメントを載せ、「弊社所属女優 米倉涼子は、1992年8月よりモデル部に所属しモデルとして活動、1999年6月30日『女優宣言お披露目デビュー発表会』以来20年9カ月に亘り、弊社専属女優として芸能界において活躍して参りましたが、この度、2020年3月31日をもって専属所属契約満了につき、円満に弊社を退社することとなりました」と報告。「これまで事務所に信頼を置き、成長してくれた米倉涼子を誇りに思うと同時に、今後更なる飛躍を心より願っております」とこれからの活躍に期待を寄せ、「米倉涼子は本年4月1日より、弊社から独立して再度女優として活動して参りますので、弊社は関係各位の皆様に、今後とも米倉涼子に対し、御支援、御鞭撻をいただけますよう、宜しくお願いする次第で御座います」と呼び掛けている。
2020年03月25日