DIYやちょっとしたセルフリノベに、ペンキ塗りの方法を知っておくととっても便利です。プロのコツを知っているのと知らないのとでは、仕上がりに天と地ほどの差が出ますよ。人気リノベーション会社が教える壁の補修法や、アンティーク加工の方法など、とっておきの情報を4本まとめてご紹介します!■ 親子一緒にやってみたい!壁の補修法東京・恵比寿にオフィスを構える人気リノベーション会社・EcoDeco(エコデコ)。工務店ファインアーツ代表の渡辺力也さんが講師となって「職人から学べる塗装壁の直し方」のワークショップが行われました。壁の補修って自分でできるの?と驚いてしまいますが、ホームセンターで材料をそろえることができて、初心者でも気負わずチャンレジすることができます。記事では作業前の部屋の養生のポイントや、道具の使い方を写真付きで分かりやすく解説。子どもでもできる作業があるので、親子で一緒にしてみるのもオススメです。詳しくは記事をチェック!簡単4ステップ塗装壁をDIYで補修するワークショップに参加してきました■ ペンキの選び方とすぐにできる壁の補修法3つペンキには水性と油性がありますが、特徴や用途の違ってよく分かりませんよね。水性はさらっとしていて塗やすく、油性は粘度が高くドロッとしています。扱いやすさで言うと水性ペンキの方が上ですが、耐久性は油性に軍配があがります。こうした特徴を知っておくと、水性と油性のペンキの使い分けがしやすいのではないでしょうか。一般的には壁のペイントや補修では水性のペンキを使い、窓枠や扉などは油性ペンキを使います。このほか、壁の汚れを簡単に消す方法、クラック(ひび割れ)のふさぎ方、コーナーの擦れ傷の補修方法など、知っておくとお得なテクニックを一挙公開!家の中の気になるところを自分で修繕できるなんてうれしいですね!詳しくは記事をチェック!水性?油性?色は?初めてのペンキ選びと壁の補修法3パターン■ 塗料を試し塗りできるショールームがあった!木材の塗料にはさまざまなものがありますが、どんな仕上がりになるのかは実際に木材に塗って試してみないと分かりません。ドイツ生まれの自然塗料オスモカラーの「オスモ&エーデル(OSMO&EDEL)ショールーム」では、木材を持参すると塗料を試し塗りすることができます。購入前にチェックできるので、納得のいく塗料を見つけることができますよ。オスモカラーは自然の植物油と植物ワックスがベースなので、赤ちゃんや小さいお子さんがいても安心して使えます。詳しくは記事をチェック!自然塗料オスモカラーの試し塗りも!「オスモ&エーデル」ショールーム体験記■ アンティークの味わいが出せる「ミルクペイント」って?味わいのあるペイントに憧れるなら、ターナー色彩株式会社の水性塗料「ミルクペイント」はいかがでしょう。「ミルクペイント」はDIYの完成度をワンランクあげてくれる心強い味方。のびがよく初心者でもきれいに塗ることができ、柔らかく少しく澄んだ優しい色調なので、アンティーク調の雰囲気を出すのにぴったりの塗料なんです。しかも、木箱や厚紙のボード、金属、モルタルなど、幅広い素材に使用することができますよ。アンティークの古びた味わいを出すための塗り方のポイントとは?詳しくは記事をチェック!アンティーク加工も簡単!DIYに最適な水性塗料「ミルクペイント」の魅力って?
2018年10月13日前回に続いて「オスモ&エーデル」社のショールーム体験記をお届けします。なんといっても、自分が選んだ木材を持参してオスモカラーを試し塗りできるのがこちらのショールームの最大の魅力。今回は、実際にオスモカラーの「ウッドワックス」を塗ってみた感想をリポートします。■ 塗装のコツは「木目に沿ってうすく塗る」ショールームの一角には、塗装に必要な道具を完備したミニ工房が用意されています。棚には、オスモカラーがズラリ。試す色は「オーク」「パイン」「チーク」の3色です。前回もお話ししましたが、僕が選んだのはすでにオスモカラーの「エキストラクリアー」が塗装されている木材。オスモカラーは基本的に無塗装に塗るのが推奨されていますから、どんなふうに「ウッドワックス」がのるのか、楽しみでもあり不安でもあります。道具ですが、非常に狭いスペースを塗るだけなので小さめのハケを使用しましたが、広いスペースを塗るときには専用のコテバケがあると便利だそうです。最初に塗るのは「オーク」。オスモカラーにはシンナーが入っていないので、缶を開けてもキツイ臭いはしません。塗る前には、かきまぜ棒を使って入念に混ぜるのが大事だそうです。ショールームの方によれば、塗り方のコツは「木目に沿ってうすく塗る」こと。ちょっと足りないかな、と思うくらいの量を木目に沿って丁寧に塗りのばしていきましょう。自分で塗ってみた感想としては、ドロッとした見た目とは裏腹に、意外にスーッとのびるなという印象でした。これならDIYで広い範囲を塗るのも難しくないかもしれません。もしハケについた塗料が多すぎたら、布でふいて余分な塗料を落とし、再度塗りのばしていくとよいそうです。オークの色を塗り終えました。左は「エキストラクリアー」の上から「ウッドワックス」を塗装したもので、右は無塗装の木に「ウッドワックス」を塗装したもの。ぱっと見、色ののり方はほとんど変わりませんね。ラッキーなことに今回のケースでは問題なく色がつきましたが、基本的には無塗装の木材に塗るのが確実だそうなのでご注意を。さて色がのることもわかったので、続けて「パイン」と「チーク」も塗装。塗る面積が狭いせいか、あっというまに作業は終了しました。手前左が「ヒノキ(無塗装)」で、右が「スギ(無塗装)」。やはり、同じ色でも仕上がりがだいぶちがいます。■ ショールームに行けなくてもオスモカラーを試せる!塗り終わって、はたと気づきました。たしか、この上からフロアクリアーを塗って耐久性を上げることになっていたはず。担当の方いわく「オスモカラーの乾燥はだいたい12時間かかりますから、フロアクリアーの塗装は翌日になりますね」となると、その塗装はどうやればいいんでしょうか?「こちらで塗ってからお送りすることもできますし、サンプル塗料をお持ち帰りいただいて自分で仕上げてもらうこともできますよ。どうします?」なるほど、家にいながらでも試せるんですね。実は、「オスモ&エーデル」では、ショールームに来ることのできない人たちのためのサービスも充実しているのです。僕のようにサンプルの木材をお持ちの方は、それを「オスモ&エーデル」に送れば、希望の塗料で着色して送ってくれます。自分で塗りたいという方にはオスモカラーを少量だけ詰めたサンプルパウチ(塗装用のアプリケーター付き)を送ってくれるサービスもあります。まさに、いたれりつくせり。せっかくの機会なので、僕はサンプルパウチをいただいて、自宅であらためて塗装を体験してみることにしました。■ サンプルパウチなら自宅でかんたん塗装体験さて、翌日。今度は、自宅で塗装にチャレンジです。裏の使い方をよく読んで、中身をよく揉んで混ぜたあと、端をハサミで切って少量を木材の上に出します。ショールームで習ったやり方を思い出しつつ、木目に沿ってアプリケーターで薄くのばしていきます。こんなふうに厚塗りはダメ。アプリケーターについた余分な塗料をふきとりつつ、塗料を薄くのばしていきましょう。ショールームでのときと同様、あっという間に塗り終わりました。これをさらに12時間乾かし、マスキングテープをはがせば完成です。左から「オーク」「パイン」「チーク」。これを見れば、できあがりの色のイメージがかなりよくわかりますね。こちらは無塗装の「ヒノキ」(左)と「スギ」(右)を塗り分けたもの。左上から時計まわりに「フロアクリアーのみ」「オーク」「チーク」「パイン」です。こうしてならべると、「オーク」は黄色がかった茶色、「パイン」は赤みのある茶色、「チーク」はこげ茶っぽい茶色だというのが体感できます。ここまでやっておけば、実際に本番の工事の際にも、大きくイメージとずれてしまうことはないと思います。これからしばらくはこのサンプルを眺めながら、どの色に決めるか考えようと思います。2回にわたってお届けしてきたオスモカラーの体験記、いかがだったでしょうか?サンプルパウチでの塗装は気をつければほとんど手も汚れませんし、DIYに不慣れな方でもかんたんにできそうだと感じました。ただ、塗料選びや塗り方のコツは、プロのアドバイスがあるかないかでは大きくちがうので、余裕がある方はぜひともショールームに足を運ぶことをおすすめします。※前回の記事を読む取材協力オスモ&エーデル【新宿ショールーム】東京都新宿区西新宿1-20-2 ホウライビル11F電話番号03-6279-4971営業時間10:00~17:30※土のみ 10:00~15:00 (予約制)休館日日・祝日・年末年始・お盆
2018年05月02日