古楽器奏者から指揮者に転じた例はアーノンクールやブリュッヘンをはじめ少なくないが、アンドリュー・マンゼのようにバロック・ヴァイオリンから転身後は古楽界と一線を画し、モダン・オーケストラ一筋というのは案外珍しいかもしれない。指揮者として、日本ではNHK交響楽団に2度登場している。そのマンゼが、2014年より首席指揮者を務めるNDR北ドイツ放送フィルハーモニー交響楽団(以下NDRフィル)を率いて、11月に日本ツアーを行う。ハノーファーを本拠とする同団は、1998年から2009年まで大植英次が首席指揮者を務めたことでも知られ、その時以来の来日となる。「NDRフィルは放送局のオーケストラですので、地元での公演はすべてラジオで放送されます。また、ドイツ北部のさまざまな都市でも多くの公演を行っています。フレキシブルなオーケストラで、バロック音楽や映画音楽、ジャズなど幅広いジャンルの音楽を弾き分ける柔軟性を持っています。今回の日本ツアーではベートーヴェンとブラームスという王道的なレパートリーをお届けしますが、こうした慣れ親しんだ曲でも、私たちは毎公演、そのホールに集まってくださる聴衆の方々のために演奏をすることを何よりも大切にしています。私たち自身、聴衆から大きなインスピレーションを受けているのです」メインの演目の一つであるベートーヴェンの《英雄》は、2012年のN響客演の際にも取り上げたマンゼの得意とするレパートリー。「言うまでもなく、《英雄》は西洋音楽の流れを変えた画期的な交響曲です。冒頭の2つの和音は、ベートーヴェンがまるで『私の話を聴け!』と言っているかのようで、そこから驚くべき旅が始まります」また交響曲第7番については「強いリズム感と緊張感が曲全体を貫く、エネルギーそのものが表現されている曲」と彼は語る。モダン楽器を使用しつつ、歴史的奏法を取り入れた溌剌とした演奏が期待できよう。ゲルハルト・オピッツをソリストに迎える2曲のベートーヴェンのピアノ協奏曲については、「まったく性格の異なる曲」と話す。「第4番はピアノとオーケストラの間に交わされる親密な詩のようであり、他方で第5番は壮大な建築物のような曲です。オピッツさんとは初めてご一緒しますが、ドイツの正統的なピアニズムを受け継ぐとても気品のある演奏家だと思います。特に、自己顕示欲とは無縁で、音楽を深く追求するその姿勢には強く共感します。きっと楽器から直接観客に音楽が伝わるような、すばらしい演奏になることと思います」マンゼとNDRフィルにとってもコロナ禍以来初の海外ツアー。10年近くにわたって築き上げてきた信頼関係と、一つひとつの演奏会にかける彼らの強い思いが結実し、各公演とも「一期一会」の音楽体験となるにちがいない。(取材・文/後藤菜穂子)
2022年10月05日WAN『結 MUSUBI ~和楽器とオーケストラの共演~』が2022年12月7日(水)になかのZERO 大ホール(東京都中野区)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 藤倉大作曲・尺八協奏曲の日本初演。三味線や笙といった和楽器とオーケストラが共演する現代音楽を堪能できる特別なプログラムです。東京オリンピック2020閉会式で会場を包み込んだ武満徹の「波の盆」の演奏もあります。出会ユキ(プロデューサー)よりフランスで世界初演を果たした藤倉大作曲「尺八協奏曲」が満を持して日本に上陸します。海繋がりに合わせて、東京オリンピック閉会式で話題となった武満徹の「波の盆」をお届けする機会を作りました。西洋と日本を結ぶ、という意味を込めて、三味線や笙も登場します。オーケストラと和楽器の共演を是非ご堪能下さい。プログラム第一部武満徹作品 Music of Toru Takemitsu「波の盆」(1996)オーケストラのためのSuite “Nami no Bon”セレモニアル(1992)Ceremonial-An Autumn Ode-出会ユキ(笙)Yuki Deai(Sho)第二部藤倉大作品 Music of Dai Fujikura三味線協奏曲(2018)Shamisen Concerto本條秀慈郎(三味線)Honjoh Hidejiro(Shamisen)尺八協奏曲(2022)Shakuhachi Concerto黒田鈴尊(尺八)Reison Kuroda(Shakuhachi)公演概要『結 MUSUBI ~和楽器とオーケストラの共演~』公演日:2022年12月7日(水)18:00開場/19:00開演会場:なかのZERO 大ホール(東京都中野区中野2丁目9番7号)■出演者杉山洋一(指揮) / 黒田鈴尊(尺八) / 本條秀慈郎(三味線) / 出会ユキ(笙) / 新日本フィルハーモニー交響楽団■スタッフプロデューサー: 出会ユキ / ディレクター: 堀田壮一郎、空野大■チケット料金S席:6,600円A席:5,500円B席:3,300円(全席指定・税込)■団体概要WANとはWorld and Nippon(ワールドアンドニッポン)の略。世界と日本をつなげるイベントやコンサートを企画する団体です。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年10月03日21世紀の今、西洋モダンオーケストラは世界で最も普遍的な「楽器」のひとつであることは、否定しようがない事実だ。とりわけ東アジア地域では、ことによると各地の民族伝統楽器よりも遙かにポピュラーなメディアかも。3年ぶりに海外オーケストラを招き開催されるアジアオーケストラウィーク2022の開幕を飾るのは、アジアにオーケストラ音楽の基礎を築いたフィリピンの団体だ。日本にも西洋音楽がもたらされた戦国時代頃にスペイン植民地となり、カトリック教文化が5世紀にわたり根付いた南の島々には、世紀単位の西洋音楽文化の積み上げがある。結果としてフィリピンはアジア地域に於ける西洋音楽演奏の最先端地域であり続け、アジア各地に多くの音楽家を出してきた。余り知られない事実かもしれないが、例えば「アジアで最も古いオーケストラ」とされる上海交響楽団の前身もフィリピン人バンドなのである。西洋音楽を文字通り血肉としてきたそんな国にあって、アメリカ統治下の1926年に設立されたマニラ交響楽団は現存する最古のオーケストラの一つだ。祭りの開幕に老舗が披露するのは、フィリピンの山田耕筰かはたまた古関裕而か、と称すべき国民的作曲家ルシオ・サン・ペドロの交響詩。盛期ロマン派の手法を用い、独立に至る歴史をコンパクトに描いたフィリピン版ミニ《我が祖国》である。そしてザルツブルクで学ぶマニラ生まれの15歳の天才チェリストの弾くエルガーは、この国の音楽文化の層の厚みをあらためて感じさせてくれるだろう。フィリピンから北上した沖縄にも、独自の魅力的な音楽文化が存在する。2000年に地元音楽家を中心に結成され、創設以来大友直人が率いる琉球交響楽団は、音楽的な成果を着実に上げている注目株だ。地域に密着した音楽のあり方を真剣に実践し、創作ばかりかホール運営でも先駆的活動を行った作曲家中村透の沖縄伝統楽器と西洋オーケストラのコラボ作品は、この団体の他には実質演奏不可能な本場モノ、聞き逃せない貴重な機会だ。トリを務めるのは、更に北上した朝鮮半島から「ソウルのN響」たるKBS交響楽団。世界に向け著名ソリストを排出する韓国音楽界の地力が、20世紀後半を代表する作曲家ユン・イサンの重厚深遠な交響曲第2番の楽譜に炸裂する。(音楽ジャーナリスト渡辺和)■アジア オーケストラ ウィーク 202210月5日(水) マニラ交響楽団10月6日(木) 琉球交響楽団10月7日(金) KBS交響楽団
2022年09月22日≪TOKYO WIND SPECIAL 「東京佼成」&「シエナ」夢の競演!≫出演に際して~シエナ・ウインド・オーケストラのコンサートマスター・佐藤拓馬さんのコメント~10月1日(土)に東京文化会館大ホールで開催される、『TOKYO WIND SPECIAL 「東京佼成」&「シエナ」夢の競演!~リクエスト曲をド迫力の合同演奏で楽しむ特別な1日~』。今回が初開催となる同公演は、日本の吹奏楽団を代表する東京佼成ウインドオーケストラとシエナ・ウインド・オーケストラが同じステージで演奏するという、なんとも夢のような企画です。さらに演奏曲目は、公式サイトでの人気投票によって決まるところも魅力のひとつで、吹奏楽ファンにとっては必見の公演となること間違いなし! この度、シエナのコンサートマスターである佐藤拓馬さんに、出演にあたっての思い、そして選曲のポイントなどを伺いました。−−最近のシエナの活動のなかで力を入れていらっしゃることはありますか?コロナ禍で苦しい時期が続いていますが、以前から当団が進めている提携事業を積極的に継続しています。現在、文京区、文京シビックホール、尚美学園、上越教育大学、上越文化会館、名古屋音楽大学、富士市、富士ロゼシアターの8カ所と提携を結び、それぞれの地域に寄り添ったユニークな活動を展開しています。来年度には、さらにもう1カ所増える予定です。−−TWSの企画の話を聞いた時、どのようにお感じになりましたか?実は2020年にお互いの周年事業として合同のコンサートを企画していたのですが、残念ながらコロナの影響により実現しませんでした。今回は、そのリベンジとは言いませんが、ようやく一緒に演奏できるなという気持ちで、心が躍りましたね。−−今回、約20曲に及ぶリクエスト曲を選定するにあたっての、ポイントを教えてください。これまでリリースしてきたCDやDVDに収録した曲のほかに、コンサートで何度も取り上げてきた曲を中心に選びました。−−ズバリ、1位はどの曲だと思いますか?《アルメニアン・ダンス パートⅠ》ではないでしょうか。−−当日は大編成で演奏していただけるとのことですが、その魅力とは? また、合同ステージでお客様に特に注目していただきたいところはありますか?シエナサウンドによる吹奏楽オリジナル曲の響きを、たっぷりご堪能いただけると思います! また、合同ステージでは双方の団員たちが楽しんでいる様子をご覧になりながら、大迫力の演奏をお楽しみください。−−最後に、来場されるお客様へメッセージをお願いします!このような機会は滅多にないチャンスです! どうぞ、思う存分一緒に音楽を楽しみましょう! 会場でお待ちしています!(文・北山奏子)
2022年09月06日世界的ジャズ・ピアニスト、小曽根真とバロック音楽の旗手、鈴木優人。2人が初共演を果たすコンサート「小曽根真×鈴木優人×大阪フィルひかれあうジャズと古典-2台ピアノの午後」が9月17日(土)、大阪のフェスティバルホールで開催される。ライブ感に溢れる瑞々しい演奏で多くの指揮者、オーケストラと共演を重ね、今やクラシック界からもラブコールの絶えない小曽根。豊かな音楽語法を背景に指揮、鍵盤楽器演奏はもとより作曲や舞台演出など、縦横無尽の活躍を続ける鈴木。ともにボーダーレスな2つの才能が大阪フィルとともに繰り広げる、新鮮な魅力に満ちたステージだ。「小曽根真×鈴木優人×大阪フィル ひかれあうジャズと古典―2台ピアノの午後」チケット情報「鈴木さんはすごく音楽的な視野の広い人。先日、2人で初めてピアノを合わせたんですが、僕がブルースについて説明すると彼はごく自然にそれを自分の言語のように音にすることができるんです。こういう柔軟さは音楽家にとってとても大事なことで、鈴木さんは根本にバロックという確固たるものを持ちながら異なったジャンルの音楽に踏み出すことも恐れない。素晴らしい演奏家と出会えたなと思っています」。そう語るのは公演に先駆けて大阪を訪れた小曽根真。「2人でモーツァルトを弾いていると、どんどん新しいアイデアが生まれてくる。本番が楽しみ」と続ける。コンサートでは全曲を鈴木優人が指揮。小曽根がソロを務めるラヴェルの『ピアノ協奏曲』に始まり、モーツァルトの『2台のピアノのための協奏曲』では2人の才気が際立つ音の対話と、鈴木優人の弾き振りが楽しめる。そして後半に置かれたムソルグスキー(ラヴェル編曲)の『展覧会の絵』では鈴木&大阪フィルの魅力が存分に味わえるという構成だ。自在な才能と渡り合う色彩感豊かな“大フィルサウンド”も聴き逃せない。「ラヴェルの『ピアノ協奏曲』はこれ自体ジャズのテイストも感じさせる作品ですが、今回、僕はあえて自分の中のジャズを強調せず、楽譜通りのアプローチで臨むつもりです。そこから浮かび上がってくるものこそ僕の個性であり、クラシック音楽の魅力だと考えているから。でもそれとは対照的に、『2台のピアノのための協奏曲』では鈴木さんと2人で思いっきり自由にやろうと思っています。ちょっと他では聴けないような、わくわくするようなモーツァルトをお届けしたいですね」。すでに十分な手応えをうかがわせながら、小曽根真はそのように語った。チケットは発売中。
2022年09月05日ASKAとフルオーケストラとの共演のステージ、Get The Classics『ASKA Premium Symphonic Concert 2022公演』(8月6日、愛知県芸術劇場コンサートホール)のライブ映像配信がスタートした。(8月25日は、CHAGE and ASKAデビュー43周年の日)共演は、欧州で活躍する栁澤寿男指揮による京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団。注目の公演では、『熱い想い』(1982年)から、『はじまりはいつも雨』、『LOVE SONG』、『SAY YES』他によるメガヒットメドレー、そして『歌になりたい』(2019年)まで、ASKA、CHAGE and ASKAの珠玉の作品から選曲。古都に育まれた京都フィルの旋律に導かれたASKAの熱唱がコンサートホールに交錯する光の中に響く。さらに宝塚少年少女合唱団が客演、華やかでダイナミックな真夏の舞台が誕生した。進取の精神で新たな音楽領域に挑み続けているASKA。2004年より日本&アジアの舞台でオーケストラとの共演ツアー(2004年、2008年、2018年、2022年)を展開。「オーケストラでは、指揮者のもとで約60人の演奏家がひとつの和音を奏でます。リハーサルから本番のステージを共有しながら、長年の修練で培った演奏家の皆さんの技術に敬服しています」。先駆者として、常に音づくりを共にするクラシック演奏家への尊敬の念を表すASKA。さらに、今回は、合唱団との共演も実施。次代の音楽の担い手である子供たちと『歌になりたい』を歌い上げた。人種、国境、世代を越えた人々の世界を描く作品。湾岸戦争時、紛争の世界と未来の危機を音楽に託した『君が愛と語れ』(1991年)とともに、今のASKAの心底に内在する平和への思いが静かに込められている。全19曲・約2時間におよぶライブ映像は、ジャンルを越えた音楽の融合に挑むASKAと、指揮者(栁澤寿男)&オーケストラ・合唱団の躍動感と緊張感、そして会場全体に生まれる高揚感にリアルに迫る。8月25日~31日までローチケLIVE STREAMINGで配信中。(写真撮影:Bromide,inc.相澤一茂)※公式HP 配信映像:Get The Classics『ASKA Premium Symphonic Concert 2022公演』【配信チケット情報】◆対象公演:8月6日(土) Get The Classics 愛知県芸術劇場コンサートホール◆配信日:8月25日(木)0時~8月31日(水)23時59分◆配信チケット価格:3000円(税込み)◆チケット購入期間:8月31日(水)20時迄◆≪視聴チケット販売URL≫ ◆配信チケット:3000円(消費税込)◆チケット販売終了日時:8/31 (水) 20:00【公演概要】◆主催:GET THE CLASSICS 実行委員会◆開催日時:2022年8月6日(土)◆開催会場:愛知県芸術劇場コンサートホール◆出演:ASKA◆指揮:栁澤寿男◆管弦楽団:京都フィルハーモニー室内合奏団特別交響楽団◆合唱団:宝塚少年少女合唱団【演奏作品】第1部1 Overture「Breath of Bless」2 未来の人よ3 UNI-VERSE4 MIDNIGHT 2 CALL5 僕のwonderful world6 君が愛を語れ7 PRIDE8 歌になりたい 少年少女合唱団-参加第2部9 スペシャルメドレー[はじまりはいつも雨、LOVE SONG、SAY YES、僕はこの瞳で嘘をつく、太陽と埃の中で]10 帰宅11 止まった時計12 けれど空は青 ~close friends~13 君をのせて14 熱い想いEN,15 FUKUOKA 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年08月25日ビルボードジャパン(株式会社阪神コンテンツリンク〔阪急阪神ホールディングスグループ〕本社:大阪市福島区、代表取締役:清水 奨)は、広瀬香美のオーケストラ公演『Alpen Group presents billboard classics Kohmi 30th「ロマンスの神様」Symphonic Concert』の開催を決定した。1992年にデビュー後、「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」などが大ヒットし、冬の楽曲がCMを通して広がったことで“冬の女王”とも呼ばれる広瀬香美。デビュー30周年を迎える2022年にはTikTokにおいて「ロマンスの神様」ダンスが大流行し、Billboard JAPAN TikTok Weekly Top 20にて、チャート2週連続1位を獲得し、再生回数も5億回を突破。「ロマンスの神様」が世代を超えた国民的ソングとなり、幅広い年代層から人気を集めている。そんな広瀬香美が、日本を代表する歌手たちとオーケストラとのコラボコンサートを数多く手掛けてきたビルボードクラシックスに初登場。もちろんファンの期待が高まる冬のコンサート。『Alpen Group presents billboard classics Kohmi 30th「ロマンスの神様」Symphonic Concert』と題し全国4都市で開催する。本公演でしか見られないフルオーケストラとの共演、さらに本人による指揮にも期待が高まる。◎公演情報『Alpen Group presents billboard Classics Kohmi 30th「ロマンスの神様」Symphonic Concert』(東京)2022/12/8(木) Bunkamura オーチャードホール(福岡)2022/12/15(木) 福岡サンパレス ホテル&ホール(西宮)2022/12/20(火) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール(名古屋)2023/1/12(木) 愛知県芸術劇場 大ホール全公演 OPEN 17:30 / START 18:30出演:広瀬香美 指揮:広瀬香美、松元宏康 編曲監修:山下康介管弦楽:パシフィックフィルハーモニア東京(東京)、大阪交響楽団(福岡・西宮)、ビルボードクラシックスオーケストラ(名古屋)チケット(全席指定):SS席30,000円(税込・特別グッズ付き)S席20,000円(税込・特別グッズ付き)一般10,000円(税込)学生5,000円(税込)※未就学児入場不可※SS席は最前方、S席は前方のお席となります(席数限定)※学生席は中学生~大学生・専門学校生(社会人学生を除く)が対象です※学生席は後方のお席となります(席数限定)チケット販売スケジュール【「広瀬香美PREMIUM」先行(抽選)】8/8(月)18:00~8/17(水)23:59【ビルボード法人会員先行(抽選)】8/18(木)15:00~8/21(日)23:59【ビルボードライブ「Club BBL」会員先行(抽選)】8/19(金)15:00~8/22(月)23:59【ローソンチケット独占先行(抽選)】8/24(水)15:00~9/4(日)23:59【プレイガイド先行(抽選)】9/16(金)~【一般発売】10/8(土)10:00~※一般プレイガイド先行、一般発売は都合により変更となる場合がございます■公演公式サイト: 注意事項※公演の実施や収容率については政府の方針、感染状況等により判断いたします。※チケット購入の際は必ず公式サイトに掲載している注意事項をご確認の上、チケットをお求めください。<ご来場のお客様へのお願い: >主催・企画制作:ビルボードジャパン(阪神コンテンツリンク) 後援:米国ビルボード公演に関するお問合せ(東京) ディスクガレージ 050-5533-0888 (平日12:00~15:00)(福岡) BEA 092-712-4221(月水金 12:00~17:00)(西宮) サウンドクリエーター 06-6357-4400(平日12:00~15:00)(名古屋)サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(全日 12:00~18:00)ロック・ポップス界の実力派ボーカリストとクラシックス音楽界のマエストロが指揮する管弦楽団がコラボレーションするオーケストラコンサート。2012年2月からスタートしたこのシリーズは、全国の音楽専用ホール等でこれまでに300公演以上開催している。 出演者プロフィール広瀬香美幼少期から音楽の英才教育を受け、作曲家を志し、音楽科のある福岡女学院中学校へ入学。ピアノ科、オルガン科、作曲科と転科を繰り返す。その後、同高等学校から国立音楽大学(作曲学科)へ進学、卒業。在学中より、ロサンゼルスと日本を行き来。ロサンゼルス滞在中に制作した自作のデモ音源がレコード会社スタッフの耳に留まり、1992年にビクターエンタテインメントよりデビュー。同年に1st シングル『愛があれば大丈夫』を発表後、「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」「DEAR…again」などがヒット。冬の楽曲がCMを通して広がったことで、 “冬の女王” と呼ばれる。毎年恒例のピアノ弾き語りコンサートや、BANDツアーの傍ら、ボイストレーナーやYouTube上での活動も行い、音楽を通してのつながりを作っていく活動を積極的に展開。YouTubeや、TikTokなど「動画の女王」としても大活躍。30年を超えるベテランなのにも関わらず、常に新しいチャレンジをし続ける姿が元気をもらえると評判を呼び、各SNSを合計して、100万人以上のフォロワーを有する。2022年TikTokで「ロマンスの神様」ダンスが大いに話題となり、Billboard JAPAN TikTok Weekly Top 20にて、チャート2週連続1位を獲得し、5億回以上再生を突破。続いて2022年にリリースされた楽曲「Venus Line」も、Billboard JAPAN TikTok Weekly Top 20にて6位を獲得。2022年には「ロマンスの神様」が世代を超えた国民的ソングとなり、幅広い年代層から人気を集める音楽家。松元宏康(指揮)東京都生まれ。洗足学園音楽大学ならびに同大学附属指揮研究所マスターコースを経て、06 年仙台フィル副指揮者に就任し、プロ指揮者としてのキャリアをスタート。これまで仙台フィル、山形響、アンサンブル金沢、群馬響、千葉響、東京フィル、東響、中部フィル、広島響、日本センチュリー、大阪響、関西フィル、九州響などへ客演を重ねている。指揮法を秋山和慶、河地良智、増井信貴に、スコアリーディングを島田玲子に、クラリネットを松代晃明に師事。現在、琉球フィルハーモニックオーケストラ正指揮者、ブリッツフィルハーモニックウインズ音楽監督、グランドフィルハーモニック東京首席客演指揮者、洗足学園音楽大学講師を務めている。「M-1グランプリ2019」に3回戦まで出場した経験をもつ。ビルボードジャパン リリース 発行元:阪急阪神ホールディングス大阪市北区芝田1-16-1 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年08月08日作・編曲家としてキャリアを重ねている岩城直也が率い、「幅広いポップス音楽を専門とする世界随一の音楽集団」を目指すNaoya Iwaki Pops Orchestra(NIPO)が送る、世代を超えて楽しめるオーケストラの公演の開催が決定いたしました!イギリスの指揮者ジョン・ウィルソン率いるJohn Wilson Orchestraや、幼い頃から耳にしていたBoston Pops Orchestraなどから影響を受けNIPOを設立。1930年代から50年代にかけて人々を魅了した映画・ミュージカル音楽の作編曲技法や演奏スタイルなどを手掛かりにしつつ、世代を超えて愛される楽曲に煌めきを与え、新しい魅力を引き出します。初日の8月16日公演には、ブロードウェイ・ミュージカル『プロデューサーズ』(2020)や『エニシング・ゴーズ』(2021)、Daiwa House Special音楽劇『クラウディア』Produced by 地球ゴージャスで主演を務めた大野拓朗の出演が決定!プログラムには大野拓朗の出演作品や“海”を連想させる楽曲をラインナップいたしました。作・編曲家/鍵盤奏者の岩城直也が率いるNaoya Iwaki Pops Orchestraと、アメリカ・ロサンゼルスに拠点を移し活動の幅を広げていく大野拓朗。両者が意気投合し実現する初共演を、お見逃しなく!2日目の8月17日公演は、“海”をテーマに、年齢問わず楽しめる公演をお送りいたします。心躍らせる映画音楽をはじめ、世代を超えて愛される名曲、誰もが知る童謡や演歌など幅広い楽曲をラインナップ。真夏を彩るポップス・オーケストラのサウンドに乗せて、様々な海を巡ります。■Naoya Iwaki Pops Orchestra with special guest 大野拓朗8月16日(火)18時30分開場/19時30分開演会場:府中の森芸術劇場ウィーンホール【出演】岩城直也(編曲/ピアノ・コンダクター)Naoya Iwaki Pops Orchestra大野拓朗(ゲスト・シンガー)※コンサート全編にわたっての出演ではございません。【曲目】・コール・ポーター/ミュージカル『エニシング・ゴーズ』より・メル・ブルックス/ミュージカル『プロデューサーズ』より・ナシオ・ハーブ・ブラウン/Singing in the Rain・エンニオ・モリコーネ/映画『海の上のピアニスト』よりほか※都合により、告知なく変更になる場合がございます。【チケット料金・取り扱い】一般5,000円学生2,500円(枚数限定)イープラスにて販売中 ■Music Summer by the NIPO8月17日(水)12時開場/13時開演会場:府中の森芸術劇場ウィーンホール【出演】岩城直也(編曲/ピアノ・コンダクター)Naoya Iwaki Pops Orchestra【曲目】・アラン・メンケン/パート・オブ・ユア・ワールド(映画『リトル・マーメイド』より)・クラウス・バデルト&ハンス・ジマー/映画『パイレーツ・オブ・カリビアン』より・バリー・マニロウ/コパカバーナ・坂本九/見上げてごらん夜の星を・リー・ハーライン/星に願いを(映画『ピノキオ』より)ほか※都合により、告知なく変更になる場合がございます。【チケット料金・取り扱い】一般2,500円学生1,500円(枚数限定)子ども500円(4歳以上、高校生以下)イープラスにて販売中 (画像はプレスリリースより)【参考】※チケット販売サイト
2022年08月03日「下野竜也プレゼンツ!音楽の魅力発見プロジェクト」、第9回となる今回は「讃・山本直純没後20年」と題して、伝説のクラシック音楽番組『オーケストラがやって来た』にフォーカスする(2022年8月6日:すみだトリフォニーホール)。1983年3月に、ハイドンの『告別』で、楽員がステージから去っていく最終回を寂しい思い出見つめていた中学1年生の下野竜也は、やがて指揮者となって、番組の名物司会者であった山本直純(作曲・指揮)の精神とエネルギーを受け継ぐ形になるのだから素敵だ。番組名をもじった今回のタイトル『オーケストラがやっと来た』には、やっと出来たという喜びとともに、先達が50年も前に成し遂げていた功績を、自分たちの世代がまだ超えられていないという反省も込められているのだという。プログラムには、山本直純作品集を筆頭に、当時の番組テーマであった、J,シュトラウス二世の『常動曲』や、ドヴォルザークの『ユモレスク(山本直純編曲)』のほか、下野竜也が憧れながら出演が叶わなかったという『1分間指揮者コーナー』を再現するなど、伝説の音楽番組『オーケストラがやって来た』の面白さを今に蘇らせる工夫が満載だ。「オーケストラが大好きなこと。みんなにオーケストラの魅力を知ってほしいと思っていること」。山本直純と下野竜也に共通するこの2つの思いが、すみだトリフォニーホールを満たす瞬間を見逃すことなかれ!【公演概要】8月6日すみだトリフォニーホール「下野竜也プレゼンツ!音楽の魅力発見プロジェクト第9回」
2022年07月19日東京スカパラダイスオーケストラが、ゲストボーカルにYOADOBI(ヨアソビ)・幾田りらを迎えた新曲「Free Free Free feat.幾田りら」を発表。2022年7月27日(水)にCDシングルとして発売する。東京スカパラ新曲「Free Free Free feat.幾田りら」東京・大阪の2都市で開催される「メトロック」や“九州最大級”の夏フェス「ナンバーショット」など、全国の音楽フェスに引っ張りだこの東京スカパラダイスオーケストラ。そんな彼らの新曲「Free Free Free feat.幾田りら」は、YOASOBIの幾田りらをゲストボーカルに迎えたコラボレーション楽曲となっている。YOASOBI・幾田りらとコラボ幾田といえば、YOASOBIとしての活動はもちろん、上野樹里主演ドラマ『持続可能な恋ですか?』主題歌「レンズ」や、人気恋愛番組「今日好き」主題歌として書き下ろした「スパークル」のリリースなど、ソロの活動でもホットな話題が絶えないアーティスト。予想だにしなかったこの2組の組み合わせから一体どんな楽曲が生み出されたのか、CD発売を楽しみに待ちたい。CDシングルは2形態で登場なおシングルは、CDのみのバージョンと、CDとBlu-rayがセットになったバージョンの2形態を用意。CDには新曲「Free Free Free feat.幾田りら」をはじめ、「サボタージュ (VS. ALI)」のライブ音源、全国ツアー「BEST OF LUCK」のメドレー音源などを収録。Blu-rayには、新曲のミュージックビデオのほか、CDに収録されているライブ音源が映像として付属する。<谷中敦 コメント>幾田りらさんの時代の声とも言うべき歌唱に、純粋に音楽的な刺激を沢山受けました。天真爛漫かつ品性溢れる彼女はとにかく魅力的でした。リハーサルで間近で御一緒させて頂いて非常に驚いたのは、彼女が渾身の力で歌ってくれたことです。自分はあの正確無比なヴォーカルは小さな声で丹念に紡ぎ上げられていると勝手に勘違いしていたのです。その驚きを胸に歌詞の最後の仕上げをさせて頂きました。テーマは『希求』です。本当の自分は「何に興味を持っていたのか」を忘れるほどに、情報豊かな時代の中で、我々の脳は情報を精査するためにどんどん分析的に発達していく一方です。だからこそ直感的に好きになったり、直感的な驚きを以て幸せを享受することを大切にしたいと自分は考えます。長く続いたコロナ禍の世界からの脱却を、ずっと我慢してきた幸せを一気に取り返すように、心弾ませて、みんな一緒に未来へ向かっていきたいです。『希求』はみんなの無意識の中にあります。『何故かみんなが明日が来ると信じてること自体が希望なんだ』(歌詞抜粋)この大変な世の中で、お互いを信じて生きることを大切にしていけたら、と願ってやみません。<幾田りら コメント>「Free Free Free」を初めて聴かせていただいた時、大きな花火が打ち上がった時のような豪快さと、それでいて胸にすっと降りてくる心地の良い音作りに、心も身体も痺れまくりだったのを覚えています。東京スカパラダイスオーケストラの皆さんの放つ、輝かしく大人なグルーヴの中で、心のままに歌わせていただきました。その他にも新たな挑戦が沢山詰まったコラボになっています。是非隅々まで、楽しんでいただきたいです!【詳細】東京スカパラダイスオーケストラ 新曲「Free Free Free feat.幾田りら」CD発売日:2022年7月27日(水)・CD+Blu-ray盤 3,080円・CD ONLY盤 1,320円<CD収録曲>01. Free Free Free feat.幾田りら02. サボタージュ (VS. ALI) [from VIVA LA ROCK 2022]03. トーキョースカメドレー 2022 " BEST OF LUCK Special " Live at 福岡市民会館 [from TOUR 2022 「BEST OF LUCK」]04. Free Free Free -Instrumental-<Blu-ray収録内容>■Music Video・Free Free Free feat.幾田りら■LIVE映像・サボタージュ (VS. ALI) [from VIVA LA ROCK 2022]・トーキョースカメドレー 2022 " BEST OF LUCK Special " Live at 福岡市民会館 [from TOUR 2022 「BEST OF LUCK」]
2022年06月27日東京スカパラダイスオーケストラが、ニューシングル『Free Free Free feat.幾田りら』を7月27日にリリースすることが決定した。タイトル曲「Free Free Free feat.幾田りら」は、ゲストボーカルに幾田りらを迎えた楽曲で、作曲はNARGO(Trumpet)、作詞は谷中敦(Baritone sax)が担当。今回のコラボについて、谷中は「幾田りらさんの時代の声とも言うべき歌唱に、純粋に音楽的な刺激を沢山受けました。」とコメントし、ゲストボーカルとして迎え入れられた幾田は「東京スカパラダイスオーケストラの皆さんの放つ、輝かしく大人なグルーヴの中で、心のままに歌わせていただきました。」と語っている。リリース形態は【CD+Blu-ray盤】【CD ONLY盤】の2形態。CDにはタイトル曲とそのインストゥルメンタルのほか、スカパラが新たに始動させたプロジェクト“VS.シリーズ”(ヴァーサス・シリーズ)の第1弾でコラボしたALIと『VIVA LA ROCK 2022』のステージでライブ初披露した「サボタージュ(VS. ALI)」のライブ音源に加え、現在開催中の全国ツアー『BEST OF LUCK』からのメドレー音源を収録。またBlu-rayにはタイトル曲のMusic Videoのほか、CDに収録されているライブ音源がライブ映像として収められる。併せて、パープルの衣装に身を包み、柔らかな表情で立ち並ぶスカパラメンバーのセンターで、バルーンを手にした幾田が凛々しく立つ姿が印象的な最新ビジュアルが公開された。■谷中敦 コメント全文幾田りらさんの時代の声とも言うべき歌唱に、純粋に音楽的な刺激を沢山受けました。天真爛漫かつ品性溢れる彼女はとにかく魅力的でした。リハーサルで間近で御一緒させて頂いて非常に驚いたのは、彼女が渾身の力で歌ってくれたことです。自分はあの正確無比なヴォーカルは小さな声で丹念に紡ぎ上げられていると勝手に勘違いしていたのです。その驚きを胸に歌詞の最後の仕上げをさせて頂きました。テーマは『希求』です。本当の自分は「何に興味を持っていたのか」を忘れるほどに、情報豊かな時代の中で、我々の脳は情報を精査するためにどんどん分析的に発達していく一方です。だからこそ直感的に好きになったり、直感的な驚きを以て幸せを享受することを大切にしたいと自分は考えます。長く続いたコロナ禍の世界からの脱却を、ずっと我慢してきた幸せを一気に取り返すように、心弾ませて、みんな一緒に未来へ向かっていきたいです。『希求』はみんなの無意識の中にあります。『何故かみんなが明日が来ると信じてること自体が希望なんだ』(歌詞抜粋)この大変な世の中で、お互いを信じて生きることを大切にしていけたら、と願ってやみません。■幾田りら コメント全文「Free Free Free」を初めて聴かせていただいた時、大きな花火が打ち上がった時のような豪快さと、それでいて胸にすっと降りてくる心地の良い音作りに、心も身体も痺れまくりだったのを覚えています。東京スカパラダイスオーケストラの皆さんの放つ、輝かしく大人なグルーヴの中で、心のままに歌わせていただきました。その他にも新たな挑戦が沢山詰まったコラボになっています。是非隅々まで、楽しんでいただきたいです!<リリース情報>東京スカパラダイスオーケストラ ニューシングル『Free Free Free feat.幾田りら』2022年7月27日(水) リリース●CD+Blu-ray盤:3,080円(税込)東京スカパラダイスオーケストラ『Free Free Free feat.幾田りら』CD+Blu-ray盤ジャケット●CD ONLY盤:1,320円(税込)東京スカパラダイスオーケストラ『Free Free Free feat.幾田りら』CD ONLY盤ジャケット【CD収録内容】01. Free Free Free feat.幾田りら02. サボタージュ(VS. ALI)[from VIVA LA ROCK 2022]03. トーキョースカメドレー 2022 “BEST OF LUCK Special”Live at 福岡市民会館[from TOUR 2022『BEST OF LUCK』]04. Free Free Free -Instrumental-【Blu-ray収録内容】※CD+Blu-ray盤のみ■Music Video・Free Free Free feat.幾田りら■LIVE映像・サボタージュ(VS. ALI)[from VIVA LA ROCK 2022]・トーキョースカメドレー 2022 “BEST OF LUCK Special”Live at 福岡市民会館[from TOUR 2022『BEST OF LUCK』]【先着購入者特典】・TOWER RECORDS:クリアファイルA4・TSUTAYA RECORDS:クリアステッカー・HMV:50mm角マグネット・セブンネットショッピング:アクリルチャーム・楽天ブックス:スマホサイズステッカー・Amazon.co.jp:メガジャケ(240×240mm)※2形態それぞれご購入毎にそれぞれのジャケット写真のメガジャケプレゼント・FC PARADISE CD SHOP:アンブレラチャーム・その他CDショップ応援店:A3告知ポスター※商品、各特典ともになくなり次第終了となります。予約リンク:東京スカパラダイスオーケストラ 公式サイト:
2022年06月24日2022年6月12日、『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート ~Eternal Voices~』が石川県立音楽堂コンサートホールにて開催された。天候に恵まれ、晴れの日の金沢公演15時スタート。チケットは既に完売し3階まで待ち望んでたお客様で埋め尽くされたホールに開演のベルがなり響く。第1部、先ずはバンド編成に8人のストリングスとの共演でスタート。バンドサウンドと生のストリングスが二人の数々のヒット曲を盛り立てる、会場は一気にヒートアップ!前半の第1部が終わり、20分の休憩をはさみ第2部。いよいよ、オーケストラ・アンサンブル金沢フル奏者との共演が始まる。第2部の曲は全てオーケストラバージョンでアレンジ、演奏され二人の歌唱力に更に磨きがかかる。オーケストラ・アンサンブル金沢と二人のハーモニーはホールに響き渡り、観客はいつにない緊張感とオーケストラの迫力に魅了された。レミゼラブル曲をフルオーケストラで二人が歌唱するのは約35年ぶりになる。指揮者、「渡辺俊幸さん」の紹介で会場は割れんばかりの拍手喝采。サプライズのメンバー紹介では「今回はピアノに文音が参加してくれました。先日はN響のメンバーの方々とご一緒させて頂けたからこそ、今回もチャレンジ出来た!と思います。皆さんに教えて頂いた事を大切にしてくれればと願ってます。楽器で歌う!とは?テンポをどう感じるか?ほんの一歩ですが、前に進んでくれたのではと昨日リハーサルが終わってから、2人で2時間程練習しました(笑)」と、コメントし会場はざわめいた。特別ゲストの文音は、野口五郎の娘でありクラシックを学ぶ音大に通う大学生だ。アンコール前のMCでは、野口五郎から追加公演の情報が発表された。「ここ石川県立音楽堂も完売し、7月1日東京国際フォーラムホールAもお陰様で完売致しました。そこでチケットをお求めになれなかった方の為に8月28日東京NHKホールにて追加公演を致します。もちろんフルオーケストラ東京フィルハーモニー管弦楽団とそして渡辺俊幸先生指揮のもと開催されます」との、サプライズの発表に会場は拍手と歓声で応える。そして、2度のカーテンコールで初のフルオーケストラのコラボ公演は大成功で幕を閉じた。本ツアーは全11公演の内、2公演がオーケストラとのコラボコンサートとして予定されていた。記念すべき1本目が6月12日金沢公演のオーケストラ・アンサンブル金沢とのコンサート、2本目は7月1日東京国際フォーラムホールAでの東京フィルハーモニー交響楽団との共演。そこに追加公演として8月28日東京NHKホールが加わり、計12公演3カ所のフルオーケストラの公演となった。オーケストラ公演は指揮者に渡辺俊幸氏を迎え行われる。<公演情報>追加公演『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート ~Eternal Voices~』2022年8月28日(日) NHKホール開演時間未定(6月下旬に発表)席種:S席 12,000円 / A席 10,000円 / B席 8,000円指揮:渡辺俊幸管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団<ツアー情報>『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムコンサート ~Eternal Voices~』6月22日(水) 岡山・岡山シンフォニーホール7月1日(金) 東京・東京国際フォーラム・ホールA7月6日(水) 群馬・高崎芸術劇場7月10日(日) 愛媛・愛媛県県民文化会館メインホール7月15日(金) 広島・JMS アステールプラザ大ホール7月18日(月) 岩手・盛岡市民文化ホール7月22日(金) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru7月25日(月) 福岡・キャナルシティ劇場8月28日(日) 東京・NHKホール(追加公演)※東京(国際フォーラムホールA、NHKホール)は東京フィルハーモニー交響楽団との共演公演に関するHP:<リリース情報>野口五郎・岩崎宏美初のコラボレーションアルバム『Eternal Voices』発売中●【CD+テイクアウトライブ】価格:3,560円(税込)【CD収録】・恋人よ・ワインレッドの心【テイクアウトライブ】・恋人よ・ワインレッドの心■6月13日(月) テイクアウトライブへ配信・バラ色の人生・18才の彼■7月13日(水) テイクアウトライブへ配信・楽曲5・楽曲6・楽曲7■7月25日(月) テイクアウトライブへ配信・楽曲8・楽曲9・楽曲10・MV(楽曲未定)予約リンク:
2022年06月14日県央音楽家協会(会長:鈴木マチ子)主催、緑でつなぐシリーズ『神奈川チェンバー・オーケストラ設立記念コンサート』が横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク ホールにて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 神奈川チェンバー・オーケストラ誕生!2022年、神奈川県のプロ音楽家団体“県央音楽家協会”を母体として総勢40名からなる新しいオーケストラが生まれました。県央音楽家協会に所属するメンバーにプロの精鋭有志メンバーが加わり編成。第15回ドナウ国際指揮者コンクール第二位を受賞した本多優一をアドヴァイザリー・コンダクターとして迎え、第1回目となる設立記念コンサートを2022年8月に開催致します。ソリストとして緑区在住で藤原歌劇団に所属するソプラノ歌手北野綾子が登場します。この記念すべき第1回演奏会をどうぞお聴き逃しなく!【プログラム】W.A.モーツァルト:交響曲第1番変ホ長調 K.16G.F.ヘンデル:歌劇「リナルド」より“私を泣かせてください”歌劇「セルセ」より“オンブラ・マイ・フ”W.A.モーツァルト:モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」 K.165L.v.ベートーヴェン 交響曲第7番イ長調 Op.92指揮者プロフィール指揮者 / アドヴァイザリー・コンダクター:本多優一2019年、第15回ドナウ国際指揮者コンクール2位受賞(1位無し)(ハンガリー)、2019年、第1回デュイスブルク・クラング・クラフト国際指揮者コンクール入賞(ドイツ)。2018年にロンドン国際指揮マスタークラス(イギリス)、2019年に ヨーロッパ国際指揮マスタークラス(チェコ)のディプロマを取得。これまでにドナウ交響楽団(ハンガリー)、デュイスブルク・クラング・クラフト管弦楽団(ドイツ)、オロモウツ・フィルハーモニー管弦楽団(チェコ)をコンクール受賞者演奏会で指揮。ロンドン・クラシカル・ゾロイスト管弦楽団を客演指揮。コンチェルト室内管弦楽団主催、音楽監督。指揮をアンドレアス・デューク、アチーム・ホルブ、アリム・シャクの各氏から指導を受ける。2019年~2021年まではハノーファー音楽演劇大学の大植英次教授に師事、2021年は同氏のアシスタント経験も積んだ。また、ソルフェージュをカトリーヌ・マフェイ、和声分析をアレクサンドル・ベネトー、ピアノとコントラバスを遠藤麗子の各氏に学ぶ。現在、パリを拠点にヨーロッパと日本で活動。【公式サイト】 開催概要緑でつなぐシリーズ『神奈川チェンバー・オーケストラ設立記念コンサート』開催日時:2022年8月27日 (土)14:00開演(※開場は、開演の30分前です。※上演時間:約2時間)会場:横浜市緑区民文化センター みどりアートパーク ホール(神奈川県横浜市緑区長津田二丁目1番3号)■出演者指揮:本多優一ソプラノ:北野綾子管弦楽:神奈川チェンバー・オーケストラ■チケット料金一般:3,000円高校生以下:2,000円(全席自由・税込)主催:県央音楽家協会共催:緑区民文化センター 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月06日8月13日(土)に開催するサントリーホール公演が瞬く間に完売となった、ジョン・ウィリアムズの90歳を記念した「ジョン・ウィリアムズ」ウインド・オーケストラ・コンサート、待望の追加公演の開催が9月11日(日)東京文化会館にて決定した。追加公演にはヴァイオリンソロ・司会として、松本蘭のゲスト出演も決定している。「スター・ウォーズ」をはじめ、「ジョーズ」「スーパーマン」「インディ・ジョーンズ」「E.T.」「ハリー・ポッター」など数え切れないほどの作品の音楽を生み出したジョン・ウィリアムズは、2022年2月8日、90歳のお誕生日を迎えた。アカデミー賞においては、今までに52度のノミネート、5度の受賞を誇り、グラミー賞は驚異の25回受賞など数々の受賞歴を誇り、映画音楽以外でも、4つのオリンピック(1983夏ロサンゼルス、1988夏ソウル、1996夏アトランタ、2002冬ソルトレークシティ)のテーマ曲、ボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督を14シーズン務め、ボストン・ポップス日本ツアーに際し、当時皇太子だった徳仁天皇陛下の結婚の儀(1993年)のために『雅の鐘』(Sound the Bells!) を作曲するなど、記憶にも記録にも残る数多くの功績を残している。作品の代名詞となるような映画音楽を60年以上に渡って作り続け、今なお映画音楽界のトップランナーとして輝き続ける、巨匠「ジョン・ウィリアムズ」の名曲の数々を、東京佼成ウインドオーケストラが奏でる極上の生演奏でぜひご体験ください!
2022年06月01日Charaが、3月と4月に開催する初のフルオーケストラ公演『billboard classics Chara 30th ANNIVERSARY Premium Symphonic Concert 2022 - Chara’s Time Machine -』のセットリスト全曲が公開された。アーティスト活動30周年の軌跡を山下康介監修のオーケストラアレンジに乗せて振り返る本公演は、3月27日に兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール、4月15日に東京・Bunkamura オーチャードホールで行われる。公開されたセットリストには「やさしい気持ち」「タイムマシーン」「花の夢」といった名曲の数々が並んでいる。また、Chara本人からのメッセージも到着した。■Chara コメントデビュー30周年という節目にオーケストラとのコラボレーションという機会を頂き、ありがとうございます。選曲は、私の人生を振り返りながら選ばせてもらいました。ステージでは、想像している以上の事が起こるから、そのマジックが音楽家の好物かもしれないけれど、新しい事が何歳になっても発見できるこの素晴らしい音楽で、小さな勇気や愛のパワーも伝えられたらいいなと思っています。人は一人では生きにくいです。沢山の人に支えられて音を重ねて来ました。ジャンルの垣根を超えて!っていうけれど、私の基礎も元々はクラッシックだから、その育ての親が一緒の星の惑星から離脱した子供なんだろうな、わたし(笑)。今回は、今まで歌う事を躊躇していた楽曲にも飛び込みます。お馴染みの楽曲も、オーケストラの鳥肌の立つほどの演奏力であったり、素晴らしい山下先生のアレンジで美しくて泣けてきます。指揮者の栁澤先生は、波長を察する方とお聞きしているのですが、私は今回、初めてのセッションになるので、何か、私がやらかさないか!(泣いたりしたらどうしよう)お越しになる皆さんには、その一度限りの愛と人の調和の瞬間を一緒に体験して欲しいです。日頃のストレスや、たあいもない緊張から解き放たれて、楽しんで欲しいですし、私も心がいろんな筋肉運動出来ますように全身全霊で、ある一つの楽器“Chara”として楽しみたいと思います。Charaとオーケストラの“Time Machine”に乗る準備は、せっかくなので、いつもよりちょっとだけオシャレして来てね。会場でお会いしましょう。お待ちしてます。Paz hermosaxxx Chara■全曲セットリスト:<公演情報>『billboard classics Chara 30th ANNIVERSARY Premium Symphonic Concert 2022 - Chara’s Time Machine -』3月27日(日) 兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホール開場16:00 / 開演17:00お問い合わせ:キョードーインフォメーションTEL:0570-200-888 11:00~16:00(日曜・祝日は休業)4月15日(金) 東京・Bunkamura オーチャードホール開場17:30 / 開演18:30お問い合わせ:ディスクガレージTEL:050-5533-0888(平日12:00~15:00)出演:Chara指揮:栁澤寿男管弦楽:日本センチュリー交響楽団(西宮)、東京フィルハーモニー交響楽団(東京)編曲監修:山下康介【チケット情報】全席指定:11,000円(税込)※未就学児入場不可チケット購入リンク:公演公式サイト:
2022年03月22日「『ジョン・ウィリアムズ』ウインド・オーケストラ・コンサート2022」が8月13日(土)にサントリーホールにて上演されることが決定した。『スター・ウォーズ』『E.T.』『ハリー・ポッター』など、数え切れないほどの作品の音楽を生み出してきたジョン・ウィリアムズ。アカデミー作曲賞においては、これまでに52度のノミネート、5度受賞しており、グラミー賞は驚異の25回獲得。また映画音楽のほか、4つのオリンピックのテーマ曲、2つの交響曲、協奏曲を作曲。ボストン・ポップス・オーケストラの音楽監督を14シーズン務め、ボストン・ポップス日本ツアーに際し、当時皇太子だった徳仁天皇陛下の結婚の儀のために、「雅の鐘」(Sound the Bells!)を作曲するなど、数多くの功績を残している。そんなジョンの90歳を祝して行われる今回のコンサートは、『スター・ウォーズ』『ハリー・ポッター』『インディ・ジョーンズ』など、代表曲を一気に楽しめるという。本日よりコンサートのチケット先行販売がスタート。一般発売は5月4日(水・祝)10時より開始となる。さらにジョンは、スティーヴン・スピルバーグ監督と『続・激突!/カージャック』(’74)でタッグを組んで以来、数多くのヒット作品を世に送り出しているが、その2人が手掛けた代表映画全編を大スクリーンで上映し、舞台上の80名超のフルオーケストラが音楽部分を映画に合わせて生演奏する「シネマオーケストラ」が、この春に開催。3月は、東京と大阪にて『ジュラシック・パーク』 in コンサートを、4月は東京で『E.T.』inコンサートを予定している。「『ジョン・ウィリアムズ』ウインド・オーケストラ・コンサート2022」は8月13日(土)サントリーホールにて上演(兵庫公演は5月4日)。※未就学児入場不可※映像による演出はございません※ジョン・ウィリアムズ本人の出演はございません「『ジュラシック・パーク』inコンサート」は3月6日(日)フェスティバルホール(大阪)、3月20日(日)東京国際フォーラム・ホールA(東京・有楽町)にて上演。「『E.T.』 in コンサート」は4月30日(土)東京国際フォーラム・ホールA(東京・有楽町)にて上演。(cinemacafe.net)■関連作品:E.T. 1982年12月より公開
2022年02月08日HYが、1月21日に福岡サンパレスにてオーケストラツアー『HY & Orchestra Premium TOUR“星空”』の初日公演を開催した。本ツアーは、当初1月16日に沖縄にて初日を迎える予定だったが、新型コロナウイルスの影響で延期を決断。福岡サンパレス公演からのスタートとなった。結成22年のHYにとって史上初となるフルオーケストラツアーは、沖縄公演では琉球フィルハーモニックオーケストラ、福岡公演では九州交響楽団、大阪公演では関西フィルハーモニー管弦楽団、東京公演では東京ニューシティ管弦楽団と、全国のフルオーケストラとの共演が実現。最新曲や名曲をオーケストラと一緒に奏でる特別なライブとなっている。オーケストラ公演の編曲・指揮・ピアノ・音楽監督を務める大嵜慶子は「HYのバンドサウンドに、総勢約50名の宝石箱の様なオーケストラの音を重ねて、楽曲がさらに!キラキラと輝きが広がっていく様な気持ちを込めて……アレンジさせて頂きました。それぞれの楽器の音にも耳を傾けながらお聞きください」とコメント。公演は、本日1月22日にグランキューブ大阪メインホールにて、そして2月23日に中野サンプラザホールにて予定されている。昨年12月には音楽フェス『HY SKY Fes 2020→2021』を主催する一方、ドラムの名嘉俊が4年かけて手掛けた絵本『バードランド』が3月7日に出版されるなど、今年は音楽活動以外にも精力的に活動の幅を広げているHY。『バードランド』は、一匹の“アカショウビン”という鳥の主人公・タノが様々な出会いを経て、自然の厳しさや仲間の大切さを学び成長していく物語で、全ページが名嘉の手書きとなっている。さらに、本書には名嘉が作詞作曲したHY「singing singing」のCDが付属。1月31日まで「名嘉俊本人サイン入り Special Ver」の予約を受け付けている。HYは、3月6日より延期を重ねてきた全国34カ所を回るホールツアー『HY HANAEMI TOUR 2022-2023』の開催を控えている。<ライブ情報>『HY & Orchestra Premium TOUR“星空”』※終了分は割愛1月22日(土) 大阪・グランキューブ大阪メインホール2月23日(水・祝) 東京・中野サンプラザホール※沖縄公演は延期、振替日程調整中『HY HANAEMI TOUR 2022-2023』【2022年】3月6日(日) 大分・別府ビーコンプラザ フィルハーモニアホール3月26日(土) 大阪・グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)メインホール4月2日(土) 群馬・高崎芸術劇場 大劇場4月3日(日) 埼玉・久喜総合文化会館 大ホール4月17日(日) 石川・本多の森ホール4月16日(土) 長野・長野市芸術館 メインホール4月29日(金) 宮崎・日向市交流文化センター4月30日(土) 熊本・市民会館シアーズホーム夢ホール(熊本市民会館) 大ホール5月14日(土) 岩手・田園ホール(矢巾町文化会館)5月15日(土) 宮城・仙台電力ホール5月21日(土) 千葉・八千代市市民会館5月22日(日) 茨城・常陸太田市民交流センター(パルティホール)6月4日(土) 東京・TOKYO DOME CITY HALL6月5日(日) 神奈川・クアーズテック秦野カルチャーホール(秦野市文化会館)大ホール6月18日(土) 秋田・仙北市民会館6月19日(日) 福島・白河文化交流館コミネス 大ホール7月2日(土) 山口・周南市文化会館7月3日(日) 岡山・岡山市民会館7月23日(土) 栃木・佐野市文化会館 大ホール7月24日(日) 山梨・東京エレクトロン韮崎文化ホール7月30日(土) 新潟・長岡市立劇場 大ホール8月13日(土) 福岡・福岡市民会館8月14日(日) 長崎・長崎ブリックホール8月20日(土) 愛知・名古屋市公会堂8月21日(日) 静岡・三島市民文化会館9月3日(土) 三重・シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢(伊勢市観光文化会館)大ホール9月4日(日) 奈良・なら100年会館 大ホール10月22日(土) 鹿児島・川商ホール(鹿児島市民文化ホール)第1ホール10月23日(日) 佐賀・佐賀市文化会館11月6日(日) 広島・上野学園ホール11月19日(土) 北海道・まなみーる岩見沢市民会館 大ホール12月17日(土) 京都・ロームシアター京都 メインホール12月18日(日) 滋賀・守山市民ホール【2023年】1月21日(土) 沖縄・沖縄アリーナ■チケット料金一般発売:受付中対象公演:大分 / 大阪 / 群馬 / 埼玉 / 長野 / 石川 / 宮崎 / 熊本購入リンク:その他公演チケット一般発売スケジュールはこちら:<書籍情報>絵本『バードランド』発売日:2022年3月7日(月)定価:4,180円(税込)付属CD:HY「singing singing」(Lyrics&Music::Shun Naka)予約リンク:「名嘉俊サイン入り Special Ver」予約リンク: ※1月31日(月) までの受付※各カートにより発送時期が異なります。ご購入の際は必ずご確認ください。関連リンクHY オフィシャルサイト“HY ROAD” UNIVERSAL MUSICサイト LINE OFFICIAL BLOG Twitter Facebook Official Smart Phone Site “HYクイナーズ” Official YouTube仲宗根泉YouTube
2022年01月22日芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインドの第8回演奏会が、2月8日(火)〜10日(木)の3日間にわたって開催される。芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインドとは、東京芸術劇場が2014年度から実施する、プロフェッショナル管打楽器奏者のレベルアップを目的として、若手演奏家を育成する事業。2021年度より、芸劇ウインド・オーケストラ・アカデミーから改称された。在籍するアカデミー生は、主に全国の音楽大学を卒業した精鋭の若手演奏家たちだ。アカデミーでは、国内外のクラシック音楽界をリードする音楽家たちが講師となって実践的で高度なレッスンを展開。さらに講師が活躍する現場ならではの知見を与えるキャリアアップゼミに加え、様々な編成でアンサンブルを組んだ、アカデミー生による東京芸術劇場の内外での演奏活動など、多彩なプログラムで次世代の管打楽器奏者を育成している。その1年のプログラムの集大成として行われるのが、毎年期末に開催される演奏会。2月8日、9日の2日間では、3月で卒団を迎える第6期生6名がショーケースに登場、昨年度からスタートした卒団生によるショーケースでは、アカデミー生が1人30分のプログラムを披露しする。出演するアカデミー生たちは、選曲だけでなく、共演者や演出プランなどもみずから企画。彼らが30分という限られた時間の中で、いかにアカデミーでの3年間の学びを凝縮し、自分の個性を存分に生かしたパフォーマンスを行うのか楽しみにしてほしい。また最終日の10日は、ミュージック・アドヴァイザーの福川伸陽(ホルン)をはじめとする講師陣と、多数のアカデミー生が共演。芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインドでは、アンサンブルを重視してレッスンを展開し、伊藤悠貴(チェロ)、岡田奏(ピアノ)など管打楽器以外の講師も出演する。1年間の研鑽の成果を、アカデミー生と講師陣が特別にアンサンブルを組んで披露するこの演奏会。将来の日本クラシック音楽界をになう、若きアカデミー生たちの熱い演奏に乞うご期待。■公演概要「芸劇オーケストラ・アカデミー・フォー・ウインド第8回演奏会 」2月8日(火) 19時開演(18時30分開場)2月9日(水) 19時開演(18時30分開場)2月10日(木)15時開演(14時30分開場)会場:東京芸術劇場シアターイースト (東京都)
2022年01月05日年末の風物詩「第九」。多くの外国人指揮者が来日できない中、東京交響楽団音楽監督ジョナサン・ノットが2021年12月28日、29日の「第九」2021へ予定通り出演することが決定。一方、外国人歌手4名については、日本政府による新型コロナウイルス感染症に係る入国制限により出演を見合わせる事になった。代わって、盛田麻央(ソプラノ)、金子美香(メゾソプラノ)、小原啓楼(テノール)、甲斐栄次郎(バリトン)の出演が決定。12月28日(火)公演のチケットはチケットぴあで12月23日(木)23:59まで販売中。予定枚数終了次第、販売終了となるので、お見逃しなく。※12月29日(水)公演は予定枚数終了。《東京交響楽団 特別演奏会「第九」 2021 》2021年12月28日(火) 18:30開演 サントリーホール2021年12月29日(水) 14:00開演 サントリーホール指揮=ジョナサン・ノットソプラノ=盛田麻央メゾソプラノ=金子美香テノール=小原啓楼バリトン=甲斐栄次郎合唱=新国立劇場合唱団合唱指揮=河原哲也ほか[曲目]ベートーヴェン:交響曲 第9番「合唱付」
2021年12月16日東京オペラシティ文化財団が、2022年3月2日(水)に「武満徹 《弧(アーク)》」を開催する。武満徹は、《ノヴェンバー・ステップス》をはじめとする演奏会用作品はもとより、映画『乱』『怪談』、テレビドラマ『夢千代日記』など、映像音楽も数多く手がけ、いずれもが世界的な評価と人気を得た20世紀を代表する作曲家。その飾らない人柄と旺盛な好奇心で、音楽だけでなくあらゆる分野の第一人者たちとの交流や絆を深めた。2021年には没後 25年を迎え、時を経てなお、武満の音楽は個性的な魅力を放ち、世界中で愛され続けている。今回はオーケストラ配置の特殊さゆえ実演機会も稀な《弧(アーク)》全曲演奏を核にして、武満の名を世に知らしめた《弦楽のためのレクイエム》など、1950〜60年代の作品を中心に展開する。本公演の指揮を務めるのは、2017年に東京オペラシティコンサートホールへ初登場したカーチュン・ウォン。ニュルンベルク交響楽団の首席指揮者としてドイツを拠点とし、アメリカでもニューヨーク・フィルを始め活躍の場が拡げているほか、東アジア、特に日本では国内のいくつものオーケストラと共演を果たしている。2021年9月には日本フィルの首席客演指揮者に就任した。《弧(アーク)》のソリストには、武満の音楽を知り尽くすピアニスト、高橋アキ。若手指揮者の挑戦に対して、《弧》のソリストには、武満演奏のレジェンドのひとりであるピアニスト高橋アキを迎えた。この作品全曲の演奏会での日本初演の際も高橋アキが演奏しており、武満から全幅の信頼を得ていた第一人者の参加で、楽譜に現れない、武満音楽の演奏のエッセンスが伝えられることが期待される。なお、チケットは、12月21日(火) 10時より一般発売が開始される。■公演概要「武満徹 《弧(アーク)》」2022年3月2日(水)19:00東京オペラシティ コンサートホールカーチュン・ウォン(指揮)高橋アキ(ピアノ)東京フィルハーモニー交響楽団
2021年12月03日NHK Eテレの音楽番組「ららら♪クラシック」の音楽を多彩な切り口で紹介するという方針を、生演奏で楽しめる「ららら♪クラシックコンサート」。一流の出演者による豪華なコンサートを司会やゲストのおしゃべりと一緒に味わうことができる人気のシリーズだ。今回は年末にふさわしい華やかな祝典曲を集め、若きスター指揮者、川瀬賢太郎と読売日本交響楽団、そしてパイプオルガンの華麗なる響きがたっぷり楽しめるコンサートが開催される。司会は俳優の高橋克典と金子奈緒。指揮の川瀬賢太郎にコンサートの魅力を聞いた。■サントリーホールを味わい尽くすオーケストラとパイプオルガンの響き「普段、クラシックの演奏会になかなか行く機会がない方から、クラシックをよく聴く音楽ファンまで幅広く楽しめる内容だと思います。司会も入るので、『ららら♪クラシック』をテレビで見ているような雰囲気で、生の演奏を楽しんでいただけたら嬉しいです」「今回は、サントリーホールという会場にある楽器を全て味わい尽くすプログラムになっています。パイプオルガンがフィーチャーされ、冨田一樹さんのオルガン・ソロの演奏もありますし、オーケストラとの共演も。エルガーの《威風堂々》のようにポピュラーな演目でも、普段カットされることが多いパイプオルガンを含めたオリジナルの形で演奏されます。そして、今回の中心となる演目チャイコフスキーの序曲《1812》は、ナポレオン軍を撃退したロシアを描いた勇壮で、チャイコフスキーの大胆で実験的な面も味わえる曲です」■宇宙に連れていかれる「スター・ウォーズ」「そのほかにもバラエティーに富んだ曲目が続きます。オペレッタ《こうもり》序曲は、この演奏会の直前に僕が初めて全曲を指揮した後になりますからその体験が感覚的にも反映された演奏になると思います。そして「スター・ウォーズ」からの《メイン・タイトル》。実は僕は「スター・ウォーズ」の世界が大好きなんです。この曲は華やかで、オーケストラのすべての楽器の魅力を味わえます。あの最初の部分を聴いただけでもう、宇宙に持っていかれてしまうような気持ちになるじゃないですか。本当に稀有な曲ですよね?」曲を深く勉強するためにスケジュールが忙しくしなりすぎないよう気を付けていると言うマエストロ。なぜならしっかり勉強すればするほど、オーケストラの演奏の良さに気がついて、音楽を彼らに委ねることができるからだという。読売日本交響楽団とは共演も多く、とても良い関係にあるようだ。華やかなホリデイ・シーズンのコンサートに最高の演奏が聴けそうである。▼ららら♪クラシックコンサート Vol.12祝祭音楽の展覧会 読響×パイプオルガン -王道曲による至高の饗宴-日程:2021/12/1(水) 18:30開演会場:サントリーホール 大ホール (東京)
2021年11月26日2021年4月に1年2カ月ぶりに再会したラザレフ[日本フィル桂冠指揮者兼芸術顧問]は、2週間の隔離の後ようやくステージに立ち、「皆さんのことをずっと想っていました。会いたかった!」とスピーチ。涙をふく間もなくいつもの厳しいリハーサルに突入し、みるみるうちにあの重厚でまばゆいラザレフサウンドがよみがえった。サントリーホールでの2公演は忘れられない名演となった―それから半年、“緻密なる猛将”ラザレフが再び帰ってくる!!10月16日(土)カルッツかわさきへ場所を移しての横浜定期演奏会、17日(日)相模原定期演奏会は、ラザレフが敬愛するブラームスと、その盟友ドヴォルジャークの作品を取り上げる。素朴で内省的な響きが共通する2人の作曲家の作品に、豪快な指揮で新たな息吹が注ぎ込まれるだろう。ソリストは、若き巨匠の風格をまとうチェリスト・宮田大。名演誕生の予感がしてならない。カルッツかわさきは2017年に誕生した川崎市の新しい複合施設。ホールは2000席あり、ダイレクトに届く良い音響を備えている。ラザレフとの相性も楽しみだ。10月22日(金)、23日(土)サントリーホールでの東京定期演奏会は、大好評の日本フィル&ラザレフによるショスタコーヴィチ。今回はお客様からの要望も多かった交響曲第10番を満を持して取り上げる。かのカラヤンがレパートリーとした唯一のショスタコーヴィチ作品であり、純粋なオーケストラ作品としての評価は非常に高く、20世紀が産んだ傑作中の傑作といってよいだろう。ラザレフ自身もこの10番を演奏できるなら、また苦難の来日となろうとも必ず来る、と約束するほど熱が入っている。前半にはショスタコーヴィチの師(グラズノフ)の師であるリムスキー=コルサコフの音楽を取り上げる。《金鶏》はオーケストレーションの大家ならではの極彩色の絢爛豪華な音楽が特徴で、15分あまりのピアノ協奏曲は、少し「和」のテイストすら感じられる独特な雰囲気を纏った佳作。卓越したテクニックと音色の豊かさが魅力のピアニスト福間洸太朗にまさにうってつけの秘曲だ。これを聴き逃すわけにはいかないだろう。
2021年10月08日10月12日に東京芸術劇場コンサートホールにて開催される「オリンピックコンサート 2021」に出演する日本代表選手が発表された。本公演は、日本オリンピック委員会(JOC)が、オリンピック・ムーブメントの推進を目的に、オリンピズムに掲げられたスポーツと文化の融合をかたちにした、オリンピック映像とフルオーケストラが競演するコンサート。今年は東京2020大会に出場した日本代表選手たちを迎えて開催する。来場メダリストは、柔道から同日金メダルを獲得した阿部一二三、阿部詩兄妹や髙藤直寿、陸上競技の競歩で銀メダルを獲得した池田向希、レスリングのフリースタイルで金メダルを獲得した向田真優や乙黒拓斗、フェンシング男子団体エペで日本初の金メダルを獲得した山田優、見延和靖、加納虹輝、宇山賢ら。さらに、パラリンピックで金メダルを獲得した陸上競技の佐藤友祈、水泳男子平泳ぎの山口尚秀らも参加する。今年のコンサートのテーマは、“勇気をありがとう、感動をありがとう”。来場メダリストを代表して、数名のメダリストたちが、ステージに登壇し、改めてオリンピック、パラリンピックへの想いを語り、日本中から寄せられた声援に、感謝の気持ちを伝える。またコンサートで演奏されるのは、クラシック音楽の名曲のみならず、東京2020大会の表彰式楽曲、オリンピック開会式選手入場に使用された人気ゲーム音楽といった東京2020大会ゆかりの曲や、ポップスの珠玉の名曲など、ジャンルを超えた多彩なプログラム。オリンピアンで俳優として活躍する藤本隆宏がナビゲーターとして、コンサートの案内役を務め、声楽の名門・二期会に所属するソリストたちや、NHK東京児童合唱団の歌声が華を添える。大スクリーンに鮮やかに蘇る東京2020大会迫力の映像と、オーケストラの壮大な響きのコラボレーション楽しめる、一夜限りの貴重なコンサートをお見逃しなく。「オリンピックコンサート 2021」日時:10月12日(火) 18:00開演会場:東京芸術劇場 コンサートホール
2021年10月04日2022年4月から沼尻竜典が第4代音楽監督に就任する神奈川フィルハーモニー管弦楽団。9月30日、横浜市内で就任会見があり、併せて2022-23シーズンのプログラムを発表した。2022年3月まで川瀬賢太郎が常任指揮者として率いる神奈川フィルだが、50年超の歴史の中で山田一雄、外山雄三、ハンス=マルティン・シュナイトだけしか務めていない「音楽監督」の座を用意したのは、日本の指揮者界を牽引する沼尻への期待と信頼、そして誠意の証だろう。「重い名前のポストをいただいた。自分としてはまだ若手で、自転車で坂道を必死に上っているようなつもりだったが、いつのまにかそういう年齢になったと改めて認識した。今まで栄養として貯めたことを少しずつ還元するような立場になってきたのだという思いでいる」(沼尻=以下発言はすべて)就任までの神奈川フィルとの関係を振り返って、とくに絆を深めたのはオペラの仕事だったと話す。「びわ湖ホールの芸術監督を務めて15年。そのうち9年間を神奈川と共同でオペラを制作した。オペラは稽古期間が長いので、互いをさらけ出して付き合うしかない。喧嘩をしたり飲みに行ったり、交流を深めて、いつのまにか絆ができた。神奈川フィルを振る時は、自分の場所に帰ってきたような感覚がある」「地域に密着した音楽文化の創造」という神奈川フィルの理念にもしっかり寄り添う。「オーケストラが地域のものであるということが明快。人口1,400万人を複数のオーケストラが分け合う東京に対して、人口900万人の神奈川県で唯一のプロ・オーケストラ。やりようによってはものすごいことになる。県内巡回コンサートを開催する各市も人口10数万人以上の自治体ばかり。ヨーロッパならそれぞれにオーケストラがあってもおかしくない。あちこちに宝が埋まっているように思う」そしてもちろん音楽性にも期待を寄せた。「ベテラン・メンバーが多く、その経験を生かすのはもちろん、それを伝えながら世代交代が進めば、さらに化けていく可能性があるオーケストラだと思う」2022年4月からの新シーズン・プログラムは、定期演奏会9回、神奈川県立音楽堂での「音楽堂シリーズ」3回、「県民名曲シリーズ」3回。沼尻新音楽監督は4月定期の就任披露公演を皮切りに定期3公演、音楽堂シリーズ1公演、特別演奏会2公演を指揮する。新たなシェフがどんなケミストリーをもたらすか注目だ。(文:宮本明)
2021年10月01日10月の「アジア オーケストラ ウィーク」でセントラル愛知交響楽団を振るのは常任指揮者・角田鋼亮。東洋と西洋を複眼的に対照するプログラムだ。[7日(木)東京オペラシティ]取り上げるのは、山田耕筰の《序曲》、貴志康一の《ヴァイオリン協奏曲》、アルヴォ・ペルトの《東洋と西洋》、そしてドビュッシーの《海》。「山田耕筰の《序曲》は、どのフレーズも上行型で始まり、ポジティブな雰囲気があります。日本人初の管弦楽曲という事で、ニ長調の明るい響きに祝祭性を込めたのだと思います。貴志康一の《ヴァイオリン協奏曲》は、当初は和楽器を入れた編成だったらしいのですが、最終的には西洋の楽器だけで和の響きを追求、再現した作品です。独奏は辻彩奈さん。旋律を完全にご自身の言葉や歌として、叙情的に演奏して下さる素晴らしいヴァイオリニストです。」日本の洋楽黎明期と普及期、2世代ほど年齢の違う二人の作曲家。西洋音楽と対峙するスタンスも異なるのが興味深いという。「二人ともベルリンで、その前の時代の音楽に影響を受けているんですけれども、山田耕筰はとにかくそれらの音楽に近付こうとしていた。ベートーヴェン、シューベルトやR.シュトラウスなどの書法を真似る事で、一度自分の言語として、そこからどう自分の個性を出していくか考えた。貴志康一は、日本の感情を西洋の人の心に寄せていく事が大事だと言ってはいるのですが、むしろ西洋音楽を自分の慣れ親しんだ音楽に引き寄せている感じがあります。私もベルリンに留学していましたが、彼らの両方の面を大事にしたいと思いながら、過ごしていました。ヨーロッパの文化を学ぶと同時に、そこにないものはなんだろうとも考えていました。」プログラム後半のペルトやドビュッシーは、西洋音楽から離れようとしていたのではないかと語る。「それまでの西洋音楽の流れの中で作曲していても新しい表現は生まれないと考えて、伝統的な音楽表現に則るのとは別の方向を探した。ドビュッシーの場合は東洋的な五音音階が入ってきたり、ペルトの場合は西洋音楽が形作られる前の時代に戻って、もっと人の心の深いところに入っていったり。ペルトの楽譜には西方教会、東方教会でも用いられているニカイア信条(クレド)のテキストが書き込まれています。東も西もなく、ひとつに融合できるというマインドが背景にあったのではないでしょうか。今回の4つの作品は、西洋音楽に対するアプローチがそれぞれ異なるという事が感じられる、興味深いプログラムかと思います。」(宮本明)
2021年09月17日ステージで見るよりも小柄な印象。でもその小さな身体からつねにエネルギーが奔り出る、溌剌と明るい人だ。船舶免許を所持して海を愛するアクティブな指揮者でもある。指揮者・三ツ橋敬子に聞いた。10月の「アジア オーケストラ ウィーク」では東京フィルを指揮する[6日(水)東京オペラシティ]。没後5年の作曲家・冨田勲へのトリビュートという独創的なプログラムだ。「冨田先生には生前に一度だけお目にかかったことがあります。物静かに、でもとても熱心に音楽を語られる方で、その情熱に引き込まれる感覚でした」冨田勲(1932~2016)は1974年にシンセサイザーによる『月の光』を発表して日本人として初めてグラミー賞にノミネート。シンセ作品の世界的巨匠として活躍する一方、TV・映画の音楽から純音楽まで夥しい数の作品を残した。「音色、つまり空気感を音にするアプローチに長けた作曲家だと思います。どんな音色・質感で描くのかというロジックが、ものすごくしっかりしている。奏法の効果や音の組み立て方の操作にフォーカスする現代の音楽とは一線を画しているというイメージがあります」曲目は以下のとおり。冨田勲:交響詩《ジャングル大帝》(2009年版)ドビュッシー:《月の光》ストラヴィンスキー:《火の鳥》(1919版版)冨田勲:《ドクター・コッペリウス》第7楽章「日の出」Rise of The Planet 9より《ジャングル大帝》は手塚治虫のアニメ(1965)の音楽による管弦楽作品。《コッペリウス》は生前の冨田の構想に基づき補完された遺作で、終楽章「日の出」は先の東京オリンピック開会式の聖火点灯シーンでも流れた。「火の鳥が象徴する不死鳥=蘇るというテーマが、演奏会全体の核になっています。《ジャングル大帝》の陽が昇る情景から始まり、月の光を挟んで、闇から始まる《火の鳥》。そして最後に「日の出」で、本当に感動的なクレッシェンドから、また陽が昇ります。ひとつの大きな波を作って希望に向かうストーリーです」映像的なイメージを軸に構成されているから、誰もが音楽の世界に入り込みやすいはず。とくに《ジャングル大帝》では名バリトン大山大輔の歌と語りが入る。「物語の温度や空気感をさらに具体的に感じていただけます」。「冨田先生の音楽が、日本の遺産として受け継がれるべきものであることを、みなさんと一緒に認識していけたらいいなと思っています」(宮本明)
2021年08月31日みためはそれほどでもないけれど、内容は充実、いや、濃厚と言ってもいいかもしれない。ショーソンと水野修孝、どちらも交響曲。どういうつながりか、山田和樹さんがどう考えているのかわからない。わたしは、といえば、19世紀と20世紀、それぞれの世紀を俯瞰し総括するような作品がならべられている、とみている。正確には、1890年と2003年の完成だが、100年ほどの差。ショーソンはヴァーグナーに心酔したフランス・ヴァグネリアン。おなじシンフォニストでも、たとえば1824年、1860年の生まれのブルックナー、マーラーと対比すると、ショーソンは1855年生まれ、後者にちかい。強引な言いかたになるが、フランスに翻訳されたヴァーグナーの一例として、ブルックナーやマーラーに親しんでいるひとにこそ、たのしんでいただけるのではないか。ショーソンがドイツ系のシンフォニーをフランスへ翻訳したとすれば、水野修孝は、ヨーロッパ/アメリカ由来のさまざまな音楽を、この列島で消化=昇華した作曲家。無調と調性、ヴァイタリティと叙情、リズムとメロディ、さまざまなコントラストが文字どおり「交響」し、コンサートホールという公共の場にひびく。初演されてからほぼ20年。20世紀の「現代音楽」とはまたべつのフェイズにある《第4番》は、ロゴスとパトス、みごとに釣りあい、綜合され、どこに耳をかたむけたらいいのか迷わせない。第1楽章の緩急のコントラスト、第2楽章の緻密な線のからみ、第3楽章のおもわず口ずさんでしまうようなメロディー、第4楽章のクラブ・ミュージックのような4つ打ち−−−−異なった楽章が、モティーフの共通性から導きだされ、また、シンフォニー=複数の声を綜合する、の理念が、ショーソンと世紀をこえて、つながる。とくに、第3楽章のメロディーの叙情性は特記すべきもの。一度耳にされたら、水野修孝《交響曲第4番》として記憶されよう。第4楽章のグルーヴは、安直なオーケストラ版クラブ・ミュージックをせせら笑う。それに、だ。昨今のオーケストラ曲が、ともすれば、どれも映画やTVの劇伴みたいにひびいてしまうのとは一線を劃した構築性、いや、硬派なものを持っているのはいくら強調してもしすぎることはない。現在、音楽は、サブスクやDLで、気にいったところだけ聴くのがあたりまえになりつつある。好きなように聴けばいい、と聴き手の自由が強調される。まとまって聴く、とか、この順番で、というようなのは押しつけだと言うことさえある。だが、複数の異なったものがひとつになって、語られることがある。順番にたどることで浮かびあがってくるものがある。つくりての身勝手さのおしつけではなく作法がある。シンフォニー=交響曲は作法に則っている。そうしたひとつのながれ、構成によって聴かれて、じぶんのなかにコスモロジーが生まれる。19世紀末と21世紀初頭の2つの「交響曲」は、こうしたことも伝えてくれるはずだ。文:小沼純一
2021年08月12日ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市幸区)と川崎市が2005年より毎年開催しているクラシック音楽祭「フェスタサマーミューザ KAWASAKI」は、8月9日(月・振休)の東京交響楽団フィナーレコンサートをもって閉幕した。当初は全座席を使用予定だったが、8月2日の緊急事態宣言以降は、客席の収容人数を50%に制限して開催し、19日間20公演でのべ1万7000人を超えるお客様が来場。また、昨年に引き続きインターネットによる映像配信を実施し、全国の皆様に本音楽祭を届けた。川崎市フランチャイズオーケストラ東京交響楽団をはじめとした首都圏のオーケストラ、さらに地方都市からオーケストラ・アンサンブル金沢(石川県)、京都市交響楽団(京都府)も参加し、連日のオーケストラの競演に大いに沸き立った。このほか市内2つの音楽大学や、多彩なジャンルの公演も華を添えた。最終日の「東京交響楽団フィナーレコンサート」では、川崎市内の特別支援学校の生徒たちと日英の音楽家が協働して作曲した「かわさき組曲」が世界初演され、大きな感動を呼んだ。昨年に引き続き実施したコンサートの映像配信は、会場に行かなければ味わえないものであったコンサートの体験を身近なものにした。今年は全公演のオンライン鑑賞券を有料販売とし、8月9日の音楽祭終了時点で約5800枚が販売された。オンライン鑑賞券は引き続き、8月30日まで販売。8月31日まで鑑賞できる。■フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2021 開催概要・イベント名称:フェスタサマーミューザKAWASAKI2021・会期:2021年7月22日(木・祝)~8月9日(月・振)・会場:ミューザ川崎シンフォニーホール・公演数:全20公演・主催:川崎市、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)・後援:川崎市教育委員会、公益社団法人日本オーケストラ連盟、J-WAVE、OTTAVA・映像・音響制作:YouClassics・協力:株式会社東京 MDE、エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト株式会社・助成:文化庁文化芸術振興補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会、コンテンツグローバル需要創出促進事業補助金
2021年08月12日「獺祭」は旭酒造株式會社(山口県岩国市)が製造する銘酒。酒米の最高品種である山田錦をぎりぎりまで精米(磨き)して造られる透明な味わいは、多くの愛好家の垂涎の的となっている。この銘酒をテーマに交響曲を作曲、演奏しようという取組みが日本センチュリー交響楽団の「獺祭プロジェクト」だ。その東京公演、交響曲 『獺祭~磨migaki~』五感で味わうコンサートが、8月18日(水)、グランドプリンス新高輪飛天で、ディナー付コンサートとして行われる。日本センチュリー交響楽団 チケット情報日本センチュリー交響楽団は2020年からこのプロジェクトに取り組んできた。作品は純音楽から映画、アニメ音楽までを幅広く手掛け、『犬夜叉』ほか多くの代表作を持つ山口県出身の作曲家、和田薫に委嘱。「獺祭」のイメージを活かした「和」のテイスト溢れる全5楽章の交響曲『獺祭~磨migaki~』が完成した。今年2月にはセンチュリーが拠点を置く大阪府豊中市で世界初演が、山口県周南市で山口初演が行われ、好評のうちに終了。今回は、満を持しての東京初演である。(特設サイトへ )「獺祭プロジェクト」はそれだけに留まらない。音響機器メーカーのONKYOとタイアップし、この交響曲をONKYO技術の「加振器」で樽の中の原材料に聴かせながら発酵・醸造するというユニークな試みも行われている。こうして作られた「獺祭~磨migaki~」は通常のものよりもさらに透明さが増し、かつまろやかでコクのある逸品に仕上がるという。今回はこの交響曲の名に因んだ特別な銘酒「獺祭~磨migaki~」720mlボトルが特典として来場者全員にプレゼントされる。指揮はセンチュリーとともに、数々の名演を打ち立てて来た首席指揮者の飯森範親。関西を代表するオーケストラであるセンチュリーの、ひさびさの東京公演でもある。まさに聴いてよし、飲んでよし、感じてよしの、極上のひとときとなることだろう。チケットは発売中。
2021年07月19日今をときめくアーティストが日本フィル7月東京定期のステージを彩る。しかも最愛のレパートリーを携えての登場だ。最高のピンチヒッターではないか。すでに多くのオーケストラの指揮台に立ち、ひたむきかつ明晰な音楽観で信頼を得ている沖澤のどか。10代の頃からピアノ、チェロ、オーボエに親しんできた。オーケストラの調べが好きだった。近年の歩みを駆け足で記せば、日仏の国際指揮者コンクール優勝で脚光を浴び、ベルリンに留学。これまでに日本の愛すべきマエストロたち、リッカルド・ムーティから教えを受け、2020/21年のシーズンからベルリン、カラヤン・アカデミーの奨学生としてキリル・ペトレンコのアシスタントを務めつつ、内外の檜舞台に名乗りを上げ始めた俊英──となる。中欧の名門や老舗オーケストラも関心を寄せるライジングスターのひとりだが、彼女にあせり、力みはない。ウィーンのオペレッタは少し真面目過ぎたけれど、調べの移ろいや色あいの変幻に想いを寄せ、オーケストラ、聴き手とコミュニケート出来る若きマエストロだ。しなやかな技と音楽観を体得した上で、これから一歩ずつ歩んでいく。そんな今どきの正統派、沖澤のどかが、メンデルスゾーンの味わい深く、しかも劇的な交響曲第3番「スコットランド」で登場とは、日本フィルにとってもオーケストラ好きにとっても、これは喜ばしい出来事だ。覇気や勢いだけではどうにもならぬメンデルスゾーンの「スコットランド」交響曲や序曲は、奇をてらわない沖澤がここぞというステージで指揮してきた大切なレパートリーなのである。沖澤と世代交代の進む日本フィルの対話、ドイツ・ロマン派の息づかいをサントリーホールで満喫したいものである。英ロイヤル・フィルのアーティスト・イン・レジデンスにも迎えられた人気ヴァイオリニスト三浦文彰が、満を持して弾くアルバン・ベルクの協奏曲も公演の主役を演じる。ウィーンを知る三浦のベルク。際立つのは新ウィーン楽派ならではの精妙な響きか。オーストリア南部ケルンテン(カリンシア)地方の民謡も舞う予感。曲目解説に必ず出てくるバッハのコラールとの相関は?アルマ・マーラーと建築家グロピウスの娘マノンの魂は、さて。世紀転換期の鬼才アルバン・ベルクが曲に織り込んだ、秘密のメッセージ、妖しい、狂おしい楽の音もサントリーホールを満たすことだろう。7月9日、10日が近づいてきた。チケットぴあにて発売中。文・奥田佳道
2021年06月30日