「Shupatto」×「カウニステ」がコラボ瞬時に折りたためる便利なバッグ「Shupatto(シュパット)」シリーズより、北欧の人気テキスタイルブランド「カウニステ」とのコラボレーションモデルが登場しました。現在公式オンラインストアにて、数量限定の先行発売中です。折りたたむ手間無しの便利バッグ「Shupatto」は、折りたたむ煩わしさを解消したポータブルバッグ。両端を引っ張るだけで瞬時に帯状になり、あとはくるくる折りたたむだけでコンパクトサイズに。エコバッグとしても旅行の際のサブバックとしても最適です。今回「Shupatto」とコラボしたのは、北欧フィンランド生まれのテキスタイルブランド「カウニステ」。昨年2018年に国外初となるショップが日本でオープンし、注目されるブランドです。パターンは厳選4種類コラボモデルのコンセプトは”いつもの暮らしが楽しく豊かになるバッグ”。「Shupatto」の人気シリーズ「ポケッタブルバッグ」、「コンパクトバッグM」、「コンパクトバッグL」の3アイテムに「カウニステ」の人気パターンを採用しました。パターンは「砂糖」「日曜日」「パンジー」「森」の4種類。北欧らしい色使いとデザインが目を引きます。数量限定のコラボモデルをどうぞお見逃し無く。(画像はプレスリリースより)【参考】※株式会社マーナのプレスリリース
2019年01月16日前回は自由が丘にニューオープンしたフィンランドのブランド「カウニステ」(kauniste)のテキスタイルと商品の数々をご紹介しました。今回は、僕がカウニステでカーテンをオーダーし、リノベーション中の山小屋に設置するまでをリポートします。北欧製のカーテンって、どうせ高いんでしょ?そんな固定観念を打ち破るくらいリーズナブルに良質なカーテンが手に入りました。■ 僕がカウニステのカーテンを選んだワケ僕が探していたのは、洗面&脱衣所を区切るための目かくしカーテン。左がシャワーブース、右が洗面なので、赤で示したラインに目かくしのカーテンを設置して手前の空間と区切れるようにしようと考えました。木や珪藻土をメインにした落ち着いた室内なので、その雰囲気を壊さずに部屋に彩りを添えてくれるようなカーテンがいいと思っていたのですが……。そんなとき、カウニステの優しい色調とユーモラスな絵柄を見て、うちにピッタリだと思ったのです。特に一目で気に入ったのが「Mokkila」(村)というテキスタイル。前回も紹介したとおり、北欧の伝統的な木造家屋が建ち並ぶ風景がモチーフになっています。屋根の上に鳥がとまっていたり、なんとも牧歌的な雰囲気。なんとなくうちの山小屋が建っている山里の光景と通じる雰囲気を感じました。これでカーテンをオーダーして、同じ生地でスツールも張り替えて洗面の前に置いたら統一感も出ていいんじゃないか……などなど夢は広がります。■ マージンを取らないので縫製代金が安いやはり気になるのがお値段です。以前、ネットショップのオンライン見積もりでカウニステと同価格の北欧製生地のカーテンを調べてみたことがあります。うちの設置スペースのサイズは幅が156cm、高さが219cmと大きめサイズではありますが、見積もり結果は驚きの4万円越えでした。片開きのカーテン1枚でこの価格はちょっと厳しいです……。「高かったらあきらめよう」と思いつつ、カウニステの店舗でスタッフの原田さんに相談してみました。すると、予想以上にリーズナブルにオーダーできることがわかったのです。まず、見積もり金額をごらんください。 とにかく縫製代金が安いとにかく縫製代金が安いのに驚きます。聞けば、カウニステでは自由が丘の近くにある小さな縫製業者さんに依頼しているそうなのですが、マージンや手間賃は一切取っていないそうです。本来なら、縫製業者さんに生地をわたして依頼し、できあがった商品を受け取る手間があるわけですから、ある程度の手数料を取るのは当たり前なのですが、それをしていないのです。カウニステ自由が丘店に飾ってあるカーテンあとから知りましたが、僕はカウニステの自由が丘店で初めてカーテンを購入したお客さんだったそうで、お店のほうも手探りで決めた価格だったようです。確認したところ当面はこの価格でやっていくそうです(なお、僕が注文したサイズよりも大きなカーテンをオーダーした場合は、そのぶんだけ縫製費も増える可能性があるのでご注意ください)。■ 生地幅に収まるサイズでオーダーするのがポイントお安くなった理由はもうひとつあります。実は、見積もりを出してもらう前に、原田さんからこんな提案をしていただいたんです。「生地をつなげないで一枚の生地から作れば、幅が数センチ短くなってしまいますが、だいぶ安く作れますよ」詳しく聞くと、こういうことでした。カウニステの生地の幅はおよそ155cm。生地を広げてみたところどんな商品を作るにも、この幅が基準になります。カーテンの場合、この生地幅に収まる幅ならば一枚の生地から作ることができるのです。(逆にいえば、155cmを超えてしまうと生地をつなげなければならないので生地量や縫製の手間が増える分、値段は上がります)ただし、カーテンに加工する場合は切りっぱなしの左右を縫製するので出来上がる幅は155cmよりも数センチ短くなり、僕がほしいサイズ(156cm)には少々足りなくなります。うちの場合は、窓を覆うカーテンではないので多少のスキマは問題ありません。たった数センチのために倍の生地を使用し、縫製代金も多く支払うのは現実的とは言えませんよね。ならば、一枚の生地でリーズナブルに済ませるのは十分にアリな選択でしょう。こういう提案をしてもらえたのは、すごくありがたかったです。あまりに安いので「ほんとに大丈夫ですか?」と聞いてしまいましたが、「ひとりのお客さんから4万円をもらうより、ふたりのお客さんから2万円もらうビジネスをしたい」というのが原田さんの答えでした。こんな言葉にも「カウニステらしさ」を感じます。■ 完成したカーテンを実際に設置してみました注文から待つこと、およそ10日間。いよいよカーテンができあがりました。早く広げたい気持ちを抑えつつ、仕事の合間を縫って山小屋へ向かいます。設置した模様がこちら。カーテンひとつで部屋の印象は変わるものです。部屋の雰囲気が明るく柔らかくなりました。およそ5cmほど横幅が足りませんが、予定どおりなのでOK。目かくしとしては問題ないでしょう。別の角度から見ると、こんな感じ。個性的なデザインですが、色使いがやさしいのでイヤな自己主張は感じません。ぼーっと眺めていると、これまで気づかなかった細かいディテールも見えてきます。ほんとうに楽しいカーテンです。こんなふうにカーテンに愛着がわいたのは初めてかも。カーテンの横にはスツールを置いてみました。以前もご紹介した秋田木工のスツールです。カーテンと同じ「Mokkila」の生地で、DIYで張り替えました。カウニステでは、「ファブリック・フォー・ユア・DIYプロジェクト」と銘打って、50cm×150cmの生地をパッケージ販売しています。これを使えば、気軽にソファやスツールのリメイクもできるのです。かわいらしく仕上がりました。カーテンとそろえたので統一感もあります。お客さんを招くのが今からとても楽しみです。2回にわたってお届けしたカウニステのリポート、いかがだったでしょうか?落ち着いた色合いで手描きならではの温かみのあるデザインは、部屋にやさしい彩りを添えてくれるはず。ぜひ、お店で実物を手に取ってみてください。【カウニステ自由が丘店】東京都目黒区自由が丘1-26-8 キクモトビル1階営業時間: 12:00-19:00(月~金)、12:00-18:00(土、日)水曜定休【参考文献】『カウニステのデザイン』(玄光社)
2018年11月28日2018年10月1日、僕がマンションを営む世田谷区のお隣、目黒区の自由が丘に「カウニステ」(kauniste)というフィンランドのテキスタイルブランドが新たにお店をオープンしました。偶然お店の前を通りかかり、たたずまいに惹かれて足を踏み入れましたが、優しい色遣いとユーモラスなデザインがすっかり気に入りました。何度か足を運び、リノベーション中の山小屋で使用するカーテンも注文することに。前編となる今回は、カウニステのさまざまなテキスタイルと商品の魅力をたっぷりご紹介します。■ カウニステって、どんなブランド?カウニステは2008年にフィンランドで生まれたブランド。長い歴史を持つ北欧のテキスタイルデザインにおいては若いブランドといえるでしょう。そんなカウニステが初めて海外に出店したのが、この自由が丘店なのです。白を基調とした清潔感のある店内はテキスタイルの個性的なデザインを引き立てます。取材に応えてくれたのは店頭に立って接客もこなす原田浩行さん。実は、原田さんは日本人ながらカウニステを立ち上げた創設メンバーのひとりなのです。カウニステのブランドの特長を尋ねると、こんな答えが返ってきました。「やっぱり色合いのやさしさですね。原色は使わないようにしたりとか」確かにどのデザインも大胆で個性的ですが、とげとげしい印象を感じさせません。「手でデザインを描くことも大事にしています。いい意味で素朴というか、いびつさを楽しめるようなデザインが好きなんです」その「いびつさ」が、なんとも親しみやすい雰囲気を生んでいるんですね。そんな親しみやすさは、カウニステの仕事のスタンスに通じます。「日本だと、ブランドとデザイナーはクライアントと下請けみたいな関係が多いですよね。僕たちは彼らと対等につきあいたいし、フレンドリーに仕事をしたいんです」カウニステはまさにデザイナーという仲間たちと一緒に作り上げてきたブランドなのです。■ ロングセラーの2大人気生地をご紹介さて、ここからはカウニステのテキスタイルとプロダクトをご紹介していきましょう。まずは原田さんにうかがったカウニステの人気生地から。これはハンナ・コノラさんがデザインした「Sokeri」(砂糖)というテキスタイル。カウニステがヨーロッパで広く知られるきっかけになったデザインだそうです。言われてみると、以前、僕もほかのショップで見かけたことがあります。いちばん人気のデザインというだけあって、靴下やピアスなど、さまざまな商品として展開されています。ソケリとならんで人気なのが、マッティ・ピックヤムサさんによる「Sunnuntai」(日曜日)。丸みを帯びた鳥のデザインが目を引きますが、鳥たちを囲む点や線には手描きならではの温かみが宿ります。手仕事を大事にする「カウニステらしさ」がとてもよく表現されていて、定番となっているのもうなずけます。■ カーテン映えするデザインもそろいます店内奥にカーテンとして飾られているのは、ハンネレ・アイヤラさんによる「Orvokki」(パンジー)です。ハンネレさんはファインアーティストでありながら、デザインも学んだという経歴の持ち主。大きな花柄のデザインは、大判のカーテンに最適です。このパンジーもさまざまな形で商品化されていますが、なかでもパンジーの形を切り抜いた木製のブローチはファッションのアクセントによさそうです。ノルウェー出身のデザイナー、ビョーン・ルネ・リーさんによる「Mokkila」(村)は、北欧の伝統的な木造家屋が建ち並ぶ風景を描いたデザイン。さりげなく配置された小鳥や切り株などが、のどかな雰囲気を漂わせます。僕がカーテンに選んだのもこの生地です(オーダーカーテンについては次回の原稿で詳しく書きます)。■ ブランケットをはじめ、さまざまなアイテムも見逃せませんほかにもカウニステではブランケットなども手がけています。なかには、日本人アーティストのミロコマチコさんが作品を提供したものも。全面にヒョウが描かれているこちらの商品はブランケットのなかでもいちばんの人気。「動物の絵というと、日本ではどうしてもかわいいだけになりがちですが、ミロコマチコさんの絵には野生動物ならではの鋭さや力強さが表現されているのが魅力です」とは原田さんの言葉。柄だけでなく、ふんわりとした触り心地も最高で、これからの季節に膝掛けなどにしたら最高だと思います。ブランケットのほかにも、カウニステでは個性的なデザイナーやアーティストによるデザインを活かしたさまざまな商品が展開されています。個人的に気になったのが店内のいたるところに飾られたグリーンを彩るバスケット。「Saaret」(群島)と名付けられたデザインです。テキスタイルというと、カーテンや洋服というイメージが強いですが、こんなふうに鉢植えをファブリックでアレンジすることもできるんですね。ほかにもトートバッグや、iPhone用ケースなど、小さな店舗のなかに、素敵な商品が詰まっています。北欧のデザインが好きな方はもちろん、自由が丘にふらっとお寄りになった方や、友人へのちょっとしたギフトを探している方も楽しめるお店です。カウニステ、ぜひ遊びに行ってみてください。次回は、僕がカウニステでオーダーしたカーテンのお話。北欧製のカーテンって、どうせ高いんでしょ?そんな固定観念を打ち破るくらいリーズナブルに良質なカーテンが手に入ります。お楽しみに!【カウニステ自由が丘店】東京都目黒区自由が丘1-26-8 キクモトビル1階営業時間: 12:00-19:00(月~金)、12:00-18:00(土、日)水曜定休【参考文献】『カウニステのデザイン』(玄光社)
2018年11月22日