OHZORA NEWS 四国版 5月号おおぞら高校 高松キャンパス(広域通信制・屋久島おおぞら高等学校・サポートキャンパス おおぞら高等学院)では、6月に進路ガイダンスと自衛隊広報の方を迎えた職業紹介の会を実施します。本格的な夏が始まる前にそれぞれのなりたい大人を描くためのさまざまなヒントを提供しています。将来について考え始める高松キャンパスの生徒たちの取り組みをぜひご覧ください。おおぞら高校 高松キャンパス昨年度の進路ガイダンスの様子進路ガイダンスおおぞら高校では生徒たちが自身のなりたい大人を自ら考え自ら答えを導き出せるよう、さまざまな経験ができるようなサポートを行っています。6月に入り、3年次生は具体的に進路決定に向けて動き出す大事な時期になります。今回の進路ガイダンスは、さまざまな分野の大学や専門学校に来ていただき直接話を聞く機会を設けます。また就職希望者に向けて求人票の見方などの指導を行います。昨今の社会状況も含め、進路を決めるにあたって必要な情報や知識を深めてもらい、改めて自分のなりたい大人に向けて考える機会としたいと考えています。当日は約20名ほどの3年次生が参加予定です。実際に参加を予定している生徒の声①将来について考えていること私は、幼いころから動物が好きで、将来は動物関係の仕事に就ければと思っています。そのために、専門学校への進学を考えています。動物関係の専門学校と言ってもたくさんあり、どの専門学校が自分にあっているのかわからないため、進路ガイダンスで話を聞き、参考にできればと思います。②進路ガイダンスを前に、いまどんな気持ち?早く進路先を決めないといけないと不安や焦り、先走る気持ちもありますが、「この学校に行きたい」というような強い気持ちがある学校に行ければ良いなと思います。③どんなことが知りたい?学校の特色、入試情報、どんなことが学べてどんな資格が取れるかなど進路ガイダンスに実際に来ないとわからない情報が知りたいです。高松キャンパス 3年次生 横内 志音さん実施要項日時:6/2(金) 13:00~14:20場所:おおぞら高校 高松キャンパス〒760-0017香川県高松市番町1-6-6甲南アセット番町ビル1Fおしごと探求自衛隊の人はどんな仕事をしているのか?進路について考え始めるこの季節、中四国の3年次生に向けて自衛隊広報官による職業紹介の会を実施します。高松キャンパスからオンライン中継し、実際の仕事の内容を紹介いただき、自衛隊という仕事について学んでいきます。陸上、海上、航空の違いや、性別に関係なく活躍できる仕事の一つである自衛隊について知ることで、自分の将来の可能性に気付き、生徒それぞれのなりたい大人について考えるヒントを受け取ってほしいと思っています。実施要項日時:6/13(火) 11:30~12:10講師:自衛隊 広報官 の皆さま場所:おおぞら高校 高松キャンパス(オンラインで中四国エリアを中継の予定)〒760-0017香川県高松市番町1-6-6甲南アセット番町ビル1F香川県/高松キャンパス|中国・四国|おおぞら高等学院 - おおぞら高校 : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年06月01日トップライター:竹内 ナナ夏休みも終盤ですが、遅ればせながら、中学校での授業ガイダンスのお話をしたいと思います。小学校では、学級担任にすべての教科を教わりますが、中学生になると、教科ごとに先生が変わりますよね。ハルキ(中1)の話によると、各教科の最初の授業は、「授業ガイダンス」からスタートしたようです。目標をもって授業に取り組める中学生になって間もなく、ハルキが通学バッグから取り出したプリントに目が止まり、聞いてみると、「最初の授業で説明があったよ」とそのプリントを見せてくれました。そこには、「英語の授業ガイダンス」というタイトルがあり、教科担任の先生からどんなふうに授業を受ければよいのか、説明があったそうです。ここに、その内容を再現します。英語の授業ガイダンス1.はじめにいよいよ英語の授業が始まります。英語は、映画・音楽・駅などの公共施設など生活の身近なところにあふれています。まだ、日常で英語を使うことは少ないかもしれませんが、これからの英語の授業では、「聞く」「話す」「読む」「書く」ことを少しずつ身につけていきましょう。もちろん授業以外でもどんどん英語を使って、コミュニケーションを楽しんでください。2.期待する生徒像・授業にまじめに取り組む生徒・積極的にコミュニケーション活動に参加する生徒・粘り強くあきらめない生徒3.持ち物・教科書・ノート(英語用の4本線が入っているもの)・ワークブック・ファイル4.授業での約束・チャイムを守る。・切り替えをしっかりする。・忘れ物をしない。・積極的に参加する。・ノートをしっかりとる。・提出物の期限を守る。5.テストについて1年間に4回の定期テストがあります。前期中間テスト(6月)期末テスト(9月)後期中間テスト(12月)期末テスト(2月)6.評価について授業中の活動や定期テスト、スピーチ活動、会話テストなどを通して、以下の4つの観点から評価をしていきます。①関心・意欲・態度…コミュニケーションに関心を持ち、積極的にコミュニケーション活動や授業に取り組んでいるか。②表現…英語を用いて、自分の考えや気持ちなど伝えたいことを話したり、書いたりして表現できるか。③理解…英語を聞いたり、読んだりして、話し手や書き手の伝えたい内容を理解できるか。④知識・言語…英語の学習を通して、言語やその使い方についての知識を身につけ、その背景にある文化などを理解しているか。「へえ~、こんなのがあるんだ」小学校では聞いたことがなかったので、授業ガイダンスのプリントを見て、素直にそう感じました。子どもたちは、授業ガイダンスを受けることで、それぞれの教科で、どんなところをがんばれば良いかが明確になり、目標を持って授業に取り組むことができると思います。とくに英語は、はじめての教科なので、こういったガイドラインがあると、授業への心がまえができますよね。親としては、はじめての5段階評価がどんな観点からつけられるのかを把握できるところがいいと思います。とくに、「2.期待する生徒像」と、「6.評価について」では、力を入れるべき点が具体的に記載されているので参考になります。ほかの教科も、プリントの形式は違いますが、同じような項目が記載されていました。ハルキも、「6.評価について」の項目がいちばん気になったようで、4つの観点をチェックしながら、「授業中はたくさん発言して、テストでいい点とって、宿題もちゃんとやるぞ」と気合を入れ直していました。評価評定の仕組みはどうなってるの?最初の授業参観の日に行なわれた「教育課程説明会」では、保護者向けに9教科すべての授業ガイダンスと評価評定についての説明がありました。ハルキが通っているのは、神奈川県の公立中学校ですが、評価評定は、以下の方法で決まるそうです。授業ガイダンスに記載された「6.評価について」の各観点に、単元ごとに「A〇(マル)・A・B・C〇(マル)・C」がつけられ、すべての単元を総括したものが「1・2・3・4・5」の5段階評価になるということです。7月の三者面談では、まずABCの3段階評価のみ伝えられ、5段階評価の通知表を受けとるのは、前期期末テスト終了後の10月だそうです。以前、ハルキより年上の子どもがいるママ友から、「テストで満点をとっても5がもらえなかったから、先生に電話で聞いてみたの」という話を聞いたことがあります。先生からは、「授業中の意欲などの観点も評価対象になるので、テストが満点だから5がつくわけではない」という回答があったそうです。内申書は、高校受験の際にも重要になってくるので、親にとってもかなり気になるものですよね。そのために、各教科・各観点で数値化して、保護者にも説明しやすい形になっているのだなと感じました。はじめての5段階評価は9月の期末テストのあとなので、まだ少し先ですが、授業ガイダンスの内容をしっかり頭に入れて、前向きに授業に取り組んでほしいものです。(次回に続く)ナナ竹内(たけうちなな)夫と息子との3人暮らし。神奈川県在住。出版社勤務を経て、フリーランスのライターに。息子がテニスを始めたのを機に、自分もスクールに通って、基礎をきちんと学びたいと思う今日このごろ。青空の下、家族でテニスを楽しみたい。
2018年08月21日セブン銀行は12月1日、音声ガイダンスサービスの認知度向上キャンペーンを開始した。期間は2016年1月15日まで。○音声ガイダンスサービスは21,000台を超える全てのセブン銀行ATMで利用できる音声ガイダンスサービスは、視覚障がいがある顧客がATMのインターホンから流れる音声案内に従って、引出し、預入れ、残高照会をすることができるサービスで、21,000台を超える全てのセブン銀行ATMで利用できる。銀行をはじめとする預貯金取扱金融機関および証券会社の約540社の取引きが、音声ガイダンスサービスに対応している。セブン銀行は、今年で6回目となる同キャンペーンを通じて、視覚障がいがある顧客に音声ガイダンスサービスを知ってもらい、社会インフラとしての使命を果たしていきたいと考えている。セブン銀行によると「毎年実施しているキャンペーンだが、年を重ねるごとに音声ガイダンスサービスでのATM利用件数が増えている。この機会にぜひ利用してもらいたい」としている。○「音声ガイダンスサービス 知って!広めて!キャンペーン」の内容【まず知って!】クリック募金12月1日から2016年1月15日までの期間中、セブン銀行のウェブサイトに音声ガイダンスサービスキャンペーンページを特設する。ページ内の「クリック募金に協力するボタン」1 クリックにつき、セブン銀行がラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1回。クリック募金は、日本最大のクリック募金サイト(www.dff.jp)を通じて行うラジオ・チャリティ・ミュージックソンは、ニッポン放送ほかラジオ局11局において、共同で実施されているチャリティ・キャンペーン。目の不自由な人が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」を設置する募金を募るチャリティ・キャンペーンで、1975年より毎年クリスマスの24時間生放送を中心に実施されている。これまで42億7,601万5,831円の浄財が寄せられ、3,017基の「音の出る信号機」を設置したほか、「声の図書」「立体コピー」など多数の視覚障がい者(児)用教育機器を贈っている。【そして体験して!】ATM利用件数に応じてセブン銀行より寄付12月1日から2016年1月15日までの期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、セブン銀行が1件あたり100円をラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込手数料を無料にする○音声ガイダンスサービスについて(2007年11月よりサービス開始)利用できる取引き(各金融機関の取引きメニューに準じる):引出し、預入れ、残高照会対応の主なポイント(1)取引きに関する操作を全てインターホンに集中:タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引が完結する。取引中に不具合が発生した場合は、コールセンターに自動的に接続し、オペレータより状況を説明する。第三者によるいたずら防止のため、「インターホンでの取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる(2)通常以上にプライバシーに配慮:「紙幣をお取りください」など、通常はATMスピーカーから流れる案内は、インターホンのみで流れる。金額は画面に表示されない(3)親切でわかりやすい案内の実施:操作に不慣れな人でも、一人で操作でるよう操作方法を詳細に案内。カード挿入時に「利用金融機関名」を、取引終了時に「手数料」を音声で案内する。提携金融機関を含め操作フローを統一している
2015年12月01日セブン銀行は12月1日、音声ガイダンスサービスの認知度向上キャンペーンを開始した。期間は、2015年1月15日まで。音声ガイダンスサービスは、視覚障がいを持つ顧客がATMのインターホンから流れる音声案内に従って、引出し、預入れ、残高照会をできるサービスで、20,000台を超える全てのセブン銀行ATMで利用でき、銀行をはじめとする預貯金取扱金融機関と証券会社の約540社の取引きに対応している。セブン銀行は、今年で5回目となる同キャンペーンを通じて、視覚障がいを持つ顧客に音声ガイダンスサービスを知ってもらい、社会インフラとしての使命を果たしていきたいとしている。○「音声ガイダンスサービス 知って!広めて!キャンペーン」の内容【まず知って!】クリック募金期間中、同社サイトに音声ガイダンスサービスキャンペーンページを特設。ページ内の「クリック募金に協力するボタン」1クリックにつき、セブン銀行より、ラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1クリック。クリック募金は、日本最大のクリック募金サイトを通じて行う【そして体験して!】ATM利用件数に応じてセブン銀行より寄付期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、1件あたり100円を、セブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込手数料を無料にするラジオ・チャリティミュージックソンは、ニッポン放送ほかラジオ局11局において共同で実施されるチャリティ・キャンペーン。目の不自由な人が安心して街を歩けるように「音の出る信号機」設置する基金を募るチャリティ・キャンペーンで、1975年より毎年クリスマスの24時間生放送を中心に実施されている。これまで42億1208万8639円の浄財が寄せられ、2,980基の「音の出る信号機」を設置したほか「声の図書館」「立体コピー」など多数の視覚障がい者(児)用教育機器を贈っている。○音声ガイダンスサービについて(2007年11月よりサービス開始)利用できる取引き(各金融機関の取引きメニューに準じる)(1) 引出し(2) 預入れ(3) 残高照会対応の主なポイント(1) 取引きに関する操作を全てインターホンに集中タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引きが完結する取引中に不具合が発生した場合は、コールセンター自動的に接続し、オペレータより状況の説明をする第三者によるいたずら防止のため、「インターホンで取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる(2) 通常以上にプライバシー配慮「紙幣をお受取りください」など、通常はATMスピーカから流れる案内は、インターホンのみで流れる金額は画面に表示されない(3) 親切でわかりやすい案内の実施操作に不慣れな人でも一人で操作できるよう操作方法を詳細に案内するカード挿入時には「利用金融機関名」を、取引終了時には「手数料」を音声案内する(音声ガイダンスの試聴を同社ホームペジで行うことができる)提携金融機関を含め操作フローを統一している
2014年12月02日セブン銀行ATMで利用できる視覚障害者向けの「音声ガイダンスサービス」をご存じだろうか? インターホンのキー操作のみで利用でき、視覚障害者にとっても、不安を抱かずに利用できるのが特徴だ。12月1日からは、視覚障害者・健常者を問わず、同サービスでのATM利用件数に応じて、1件あたり100円をセブン銀行からラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付するなどの内容のキャンペーンを実施している。今回は、同サービスが開始されるに至った経緯を紹介するとともに、筆者が実際にATMで同サービスを利用した体験をレポートしたい。セブン銀行は2001年に設立。設立当初は、セブン-イレブンが銀行をつくるらしいと話題となったが、そうした中、新しく銀行を作るのなら、視覚障害者が使えるようなATMを作ってほしいとの要望が強く寄せられていたという。というのも、既存の銀行のATMに視覚障害者向けの音声ガイダンスサービスを付けるのはシステム的にも大変な作業であり、全ATMにそうした機能を付加するのは難しく、そのため、新しくできる銀行であるセブン銀行に大きく期待が寄せられていた。こうした要望を受けセブン銀行では、設立当初から同行のATMに、視覚障害者の人でも使えるような機能を付加することを想定した上で全国にATM網を広げていき、ついに2007年11月から、すでに全国に展開していた初代ATMと第二世代ATMを合わせた約1万3000台のATMについて一斉に、視覚障害者向けの音声ガイダンスサービスを付加し、提供を開始した。全台一斉に同サービスを付加できたことについて、同行の宮里知江氏は、「当行は新しい銀行でメガバンクなどと比べてもシステム自体が小さいので、一斉に同サービスの機能を付加することができた」と話す。だが、それを実現するためには、設立当初からの同行経営陣の強い意思があったことは間違いない。現在では、1万7000台以上ある全ての同行ATMで、提携する500以上の金融機関の顧客に音声ガイダンスサービスを提供している。利用件数は、サービスを開始した2007年度に1,956件(※11/26~セブン銀行、2/12~提携先銀行の利用が可能に)、2008年度に6,566件(※4/21~信金・信組、ろうきん、JA・JF、証券の利用が可能に、※5/19~ゆうちょ銀行の利用が可能に、以降現在に至る)、2009年度8,975件、2010年度1万1,306件、2011年度1万3,071件、と着実に増加している。音声ガイダンスサービスで利用できる取引(各金融機関の取引きメニューに準じる)は、「引出し」と「預入れ」、そして「残高照会」。同サービスの特長として第一に挙げられるのは、冒頭でも触れたように、取引きに関する操作を全てインターホンに集中しているので、タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引きが完結することが挙げられる。万が一取引中に不具合が発生した場合も、コールセンターに自動的に接続し、オペレーターから状況の説明を行うことができるようになっている。オペレーターは遠隔操作もできるので、いざという時に人手による対応ができる態勢が整っている。また、第三者によるいたずら防止のため、「インターホンでの取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる。わかりやすい案内を実施しているので、操作に不慣れな人でも一人で操作できるよう操作方法を詳細に案内する。また、通常以上にプライバシーに配慮しているため、「紙幣をお受取りください」など、通常ATMスピーカーから流れる案内はインターホンのみで流れる。金額も画面に表示されないようになっている。カード挿入時には「利用金融機関名」を、取引き終了時には「手数料」を音声案内する。提携金融機関を含め操作フローを統一している。以上について宮里氏から説明を受けた後、筆者がアイマスクを付け、音声ガイダンスサービスを利用させていただくことにしたまず、アイマスクを付け、インターホンを手に取る。すると、オペレーターとの通話を希望する場合は1を、インターホンによる取引は2を押すとのガイダンスが流れたので、2を押した。ちなみに、数字の5には突起があり、それを目安に数字に位置が分かる。一番下の列は左端が「*(アスタリスク)」、真ん中が「0」、右端が「#(シャープ)」。ガイダンスでは、取引を中断する場合は「*(アスタリスク)」、確認する場合は「#(シャープ)」を押すよう教えてくれる。この数字と記号の配置と操作方法は、視覚障害のある方には標準で、セブン銀行もそのことを確認の上、数字・記号配置と操作方法を決めたという。「*」や「#」の位置は普段はほとんど意識することはなかったが、こうした意味があって決められていることを初めて知った。さらにガイダンスが進んでいくが、普通の会話よりもテンポが速い。これは、視覚障害の方にとっては、「間」があると不安に感じる方も多いため、少し速めの案内にしているからだ。ガイダンスでは、耳の裏のボタンで音量を調整できることも案内され、少し聴力の弱い筆者も音量を大きくすることができ、聞きやすくなった。さらに、ガイダンスに従ってカードを挿入。「ミ・ツ・ビ・シ・ト・ウ・キョ・ウ・ユー・エ・フ・ジェ・イ・ギ・ン・コ・ウ」と合成音声が、挿入した金融機関名を、ゆっくりと教えてくれる。こうした案内があれば、もし異なるカードを入れても確認できるため、非常に便利だと実感。さらに、ガイダンスの案内に沿って、取引内容は「引き出し」を選択、手数料がかかる場合があることもきちんと教えてくれた。続いて暗証番号や金額をインターホンで入力したが、横から撮影してくれたスタッフにも、どのような操作をしているかは全く見えなかったといい、この辺りにも、細かい配慮がなされていることがうかがえた。さらに驚いたことは、インターホンでの操作中でも、健常者が利用する際に利用するモニター画面も同時に遷移するということ。つまり、インターホンで取引していることは、周りの人には分からないような仕組みになっているのだ。金額を入力後も、「ご希望の金額は○○円ですね。よろしければ『#』ボタンを押してください」との案内。金額の押し間違いもこれで防げる。また、預金残高も教えてくれるので、これも安心に利用できる1つのポイントだと実感した。最後に「明細が必要な場合は『#』ボタンを押してください」との案内の後、カードと明細票、紙幣が出てきた。ただ、アイマスクをしている関係上、紙幣やカードが出てきた位置が分からずまごついてしまった。普通ならカードや紙幣を取り出す時間がかかるとカードがATMに吸い込まれてしまうところだが、視覚障害者の方々がこうした動作に時間がかかることを考慮して、カードと紙幣が出ている時間は普通よりも長めになっている。したがって、少し手間取ったが、無事、カードと紙幣を取り出すことができた。今回、体験させていただいた感想は、とにかく、障害のある方々に対して数多くのきめ細かな配慮があるという点だ。ただ、セブン銀行の悩みは、「ニーズはあるはずなのに、このサービスが十分に知られていないこと」(宮里氏)。視覚障害のある方に、セブン銀行の全ATMで「音声ガイダンスサービス」が利用できることを伝える方法が少ないことが、大変残念な点といい、普段視覚障害の方に接する機会が多い健常者の方にも知ってもらうことで、利用者を増やしていきたいという。そのため、セブン銀行では一人でも多くの人に、この「音声ガイダンスサービス」を知ってもらうために、2010年からキャンペーンを実施。健常者であっても、すべてのキャンペーンに参加でき、セブン銀行を通じて、ニッポン放送のラジオチャリティミュージックソンへ寄付を行うことができる。キャンペーンの概要は以下の通りとなっているので、ぜひ参加してほしい。【まず知って!】クリック募金期間中、同社サイトに設けられた音声ガイダンスサービスキャンペーンページ内の「クリック募金に協力するボタン」1クリックにつき、セブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1クリック【そして体験して!】ATM 利用件数に応じてセブン銀行より寄付期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、1件あたり100円をセブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込み手数料を無料にする【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月11日セブン銀行は12月1日、CSRの一環として、2010年より毎年この時期に行っている視覚障がい者向け音声ガイダンスサービスの認知度向上を目的にしたキャンペーンを開始した。期間は2013年1月15日まで。セブン銀行ATMの特長の一つである音声ガイダンスサービスは、目の不自由な顧客からの強い要望に応えて2007年11月に開始したサービスで、現在1万7000台以上ある全てのATMで、提携する500以上の金融機関の顧客にサービスを提供している。音声ガイダンスサービスで利用できる取引(各金融機関の取引きメニューに準じる)は、「お引出し」と「お預入れ」、そして「残高照会」となっている。サービスの特長は3つ。(1)取引きに関する操作を全てインターホンに集中しているので、タッチパネルを使わず、インターホンのみで取引きが完結する。取引中に不具合が発生した場合は、コールセンターに自動的に接続し、オペレータより状況の説明を行う。第三者によるいたずら防止のため、「インターホンでの取引き」を選択した時点で、テンキーやタッチパネルでの操作ができなくなる。(2)通常以上にプライバシーに配慮しているので、「紙幣をお受取りください」など、通常ATMスピーカーから流れる案内はインターホンのみで流れる。金額は画面に表示されない。(3)親切でわかりやすい案内を実施しているので、操作に不慣れな人でも一人で操作できるよう操作方法を詳細に案内する。カード挿入時には「利用金融機関名」を、取引き終了時には「手数料」を音声案内する。提携金融機関を含め操作フローを統一している。セブン銀行はこのキャンペーンを通じて、より多くの目の不自由な顧客に音声ガイダンスサービスを知ってもらい、社会インフラとしてその使命を果たしていくとしている。【まず知って!】クリック募金期間中、同社サイトに設けられた音声ガイダンスサービスキャンペーンページ内の「クリック募金に協力するボタン」1クリックにつき、セブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに1円の寄付を行う。1人が1日にクリックできる回数は1クリック【そして体験して!】ATM 利用件数に応じてセブン銀行より寄付期間中、音声ガイダンスサービスでのATM利用件数に応じて、1件あたり100円をセブン銀行よりラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する【さらにセブン銀行口座を持っている人へ】インターネットバンキングを使った募金セブン銀行口座を持っている顧客がインターネットバンキングを利用してラジオ・チャリティ・ミュージックソンに寄付する場合、その振込み手数料を無料にする(※視覚障がい者向け音声ガイダンスサービスの体験レポートを後日掲載する予定です)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日