キアヌ・リーブスが主演を務めるノンストップSFアクション『REPLICAS』が『レプリカズ』の邦題にて5月、全国公開することが決定した。■ストーリー神経科学者ウィリアム・フォスターは人間の意識をコンピュータに移す実験を、いまにも成功させようとしていた。そんな中、突然の事故で家族4人を失ってしまい、タブーを犯す決断をする。家族の身体をクローン化し、意識を移し替え、完璧なレプリカとして甦らせることに成功。ただし、彼らの記憶を少し改ざんしてーー。家族と幸せな日々を送ろうとするウィリアムだが、研究を狙う政府組織がサンプルとして家族を奪おうと襲い掛かる。愛する家族のため、暴走した科学者の戦いがいま、始まる!■キアヌ、家族のために暴走する科学者に北米では今週末1月11日(金)から2,000スクリーン規模で公開される本作。「僕たち全員が人生の中で誰かを失ったことがある。―どうしたら彼らを取り戻せるのか?」と語るキアヌが主演と製作を兼ね、家族を失う絶望の中で誰もが一瞬よぎる考え=“甦らせる”という倫理的ジレンマを描き出す。善悪の判断よりも、愛する家族のために暴走する天才科学者のノンストップSFアクションが誕生した。神経科学者ウィリアム・フォスターを演じるのは、大ヒットシリーズ『ジョン・ウィック』で復讐に燃える元暗殺者を演じたキアヌ・リーブス。本作では、家族を事故で失った絶望の中、愛する家族を守るため倫理に反した暴走が加速していく科学者を熱演。妻役には『スター・トレック イントゥ・ダークネス』『500ページの夢の束』のアリス・イヴ。『キングコング:髑髏島の巨神』のジョン・オーティスなどが脇を固める。製作には『トランスフォーマー』『RED』『MEG ザ・モンスター』のロレンツォ・ディ・ボナヴェンチュラや、『パッセンジャー』などアクションの傑作を生み出してきたメンバーと、『ジョン・ウィック』『ノック・ノック』で製作総指揮を務めたキアヌ本人も名を連ねる。監督は、『デイ・アフター・トゥモロー』で脚本を手掛けたジェフリー・ナックマノフ。また、解禁となった場面写真は、神経科学者ウィリアム・フォスターが人間のクローン化の研究成果を手に入れようと襲い掛かる組織と戦う最中のもの。誰にも止められない“親父”が辿り着いた先に、その目に映るのは一体、何だろうか――。『レプリカズ』は5月よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2019年01月09日今年もあと残すところ1か月。クリスマスに向けて、街のイルミネーションがキラキラと輝きだすこの季節。カップルでどこかへ出かける予定を立てたり、これから誰かを誘おうかとドキドキしている人も多いかも。そんな今年の冬は、絢爛豪華な映像美や感動の実話など、カップルで楽しめる“デートにぴったり“な作品が目白押し。寒い冬、映画館で寄り添い合って観たい3作品をピックアップ!●『くるみ割り人形と秘密の王国』誘われたら脈アリ?冒険要素もたっぷり『美女と野獣』のディズニーが、時代を超えて世界中から愛され続ける不朽の名作「くるみ割り人形」を映画化した『くるみ割り人形と秘密の王国』(公開中)。主人公クララが冒険を繰り広げるのは、秘密の王国を中心とした豪華絢爛な世界。手を伸ばせば触れられそうなほど、リアルな雪や花が装飾された王国や、登場人物が身に纏う宝石のようにキラキラと輝く衣装など、壮大で豪華に創り込まれた世界観は、まるで自分もその場にいるかのような感覚さえ覚えてしまうほど。そして本作の舞台はクリスマス。クララが秘密の王国へ迷いこむきっかけとなった、おじのドロッセルマイヤーが開いたパーティでは、人より何倍も大きいツリー、子どもたちのために用意されたいくつものプレゼントがあり、そのシーン含め全編を彩るチャイコフスキーの楽曲と豪華な世界観が、クリスマスの訪れを感じさせてくれる。豪華な世界観や、数々のシーンに散りばめられた煌めく装飾など、まるでイルミネーションをみているかのような映像美は、カップルで観るのにぴったり。その一方、クララが個性豊かな仲間たちと冒険を繰り広げる中で、第4の国の統治者マザー・ジンジャーと戦ったり、自らの知識を活かして恐れることなく勇敢に突き進んでいくという、手に汗握るハラハラドキドキなシーンも見逃せない。●『おとなの恋は、まわり道』“こじらせた”大人の恋は笑い&ときめきあり!イケメンだけどヘンクツなフランクと、美人なのにドクゼツが止まらないリンジー。ちょっと“こじらせた”2人が、豪華でロマンチックなリゾート・ウエディングに招待される『おとなの恋は、まわり道』(公開中)。そんな2人は出会った瞬間から険悪なムード。というのも、花婿はフランクと絶縁中の異父兄弟で、リンジーを捨てた元婚約者だったのだ。口を開けば意見が対立し、白熱したバトルを繰り広げる2人。しかし、あるときから思いがけないときめきが舞い降りる。こじらせ同士の2人の恋の行方は――?本作には、現代社会に生きる私たちが思わずうなづいてしまうような“あるある”を盛り込んだユーモアもあり、2人が対立しながら惹かれ合う姿は、笑いながらもキュンとでき、「いま恋がしたい!」「絶賛恋愛中!」という人にぜひ観てほしい作品。フランクとリンジーを演じるのは『マトリックス』『スピード』、『ジョン・ウィック』シリーズなどの超大作で世界を制したキアヌ・リーブスと、『シザーハンズ』『若草物語』などの感動作で知られ、人気ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」にも出演するウィノナ・ライダー。数々の役柄をこなしてきた2人が、4度目の共演で贈る“大人の恋愛物語”に乞うご期待!●『こんな夜更けにバナナかよ』感動あり、笑いあり。見終わったあとは2人でほっこり主人公は鹿野靖明、34歳。札幌在住。幼少の頃から難病の筋ジストロフィーを患い、体で動かせるのは首と手だけ。介助なしでは生きていけないのに病院を飛び出し、風変わりな自立生活を始める。自ら大勢のボランティアを集め、わがまま言い放題。ずうずうしくて、おしゃべりで、ほれっぽくて!自由すぎる性格に振り回されながら、でも、まっすぐに力強く生きる彼のことが、みんな大好きだった――。『こんな夜更けにバナナかよ愛しき実話』(12月28日公開)は、そんな鹿野さんと、彼に出会って変わっていく人々の人生を、笑いあり涙ありで描く最高の感動実話。実在の人物・鹿野靖明役を演じるのは、同じ北海道出身の俳優・大泉洋。最初は鹿野に反発しながらも、少しずつ心を開いていく新人ボランティアの安堂美咲役には、高畑充希。その美咲の恋人で医大生の田中久を演じるのは、三浦春馬。将来や恋に悩みながらも、鹿野と触れ合う日々を通じて変わっていく青年を三浦さんが繊細に演じる。思うがままに生きる鹿野の姿は、観ているこちらも清々しくなるほど。その反面、破天荒で手に負えない彼と周りを取り巻く人物が、衝突しながらも、お互いに打ち解けようとする姿には、ほろっとする瞬間も。笑いと感動を両方楽しみたい、よくばりなカップルにおすすめ!『くるみ割り人形と秘密の王国』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:くるみ割り人形 2014年11月29日より全国にて公開© 1979,2014 SANRIO CO.,LTD.TOKYO,JAPANこんな夜更けにバナナかよ愛しき実話 2018年12月28日より全国にて公開予定©2018「こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話」製作委員会おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年12月09日“恋の始め方”を忘れた人へ贈る大人のラブストーリー『おとなの恋は、まわり道』が、本日12月7日(金)より日本公開。この度、本作で4度目の共演となるキアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーの相思相愛っぷりが垣間見える2ショットインタビューがシネマカフェに到着した。『50歳の恋愛白書』以来、約10年ぶりの共演作となった今回。本作で2人が演じているのは、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女という、インパクト絶大なキャラクター。愛を信じないヘンクツ男フランクと、過去の失恋を引きずるヘリクツ女リンジーは、過去にちょっとした因縁のある相手に招かれた結婚式で出会い、口論を繰り返しながらもまさかの恋におちていく…。今回インタビューでは、出演オファーを受けて“共演相手は彼しかいない”と自らキアヌに脚本を送ったというウィノナが、「キアヌのことを、凄く尊敬してるの。彼との共演は絶対にうまくいくと思っているし、共演できることになって、この仕事は絶対にうまくいくと思って本当に嬉しかったわ」と絶大な信頼を寄せていることを明かしている。一方のキアヌも「僕たちは、個人的にもお互いが好きだし、仕事もあうんの呼吸でできる」と相思相愛だと言い、劇中では数多くの出演者がいるにも関わらず、セリフがあるのは主演の2人だけという中、息ピッタリの掛け合いを見せている。また映像では、「演技も、着るものも似ている」とキアヌが言うと、ウィノナもそれに激しく同意。互いに80年代から仕事を続けてきたことや演技のビジョンが近いことを、「僕たちは、アナログで古臭いんだ」と言えば、「私達は、ボードビル(※昔ながらの演劇スタイルの例え)の申し子よ!」と意気投合する場面もあり、終始リラックスした笑顔のインタビューとなっている。『ドラキュラ』での初共演から26年。共演を重ね、お互いに信頼できる関係となった2人だからこそ実現した、大人のラブストーリーをぜひ劇場で楽しんでみて。『おとなの恋は、まわり道』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年12月08日◼︎キアヌ・リーブス × ウィノナ・ライダーの恋物語DRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスと『シザーハンズ』のウィノナ・ライダー共演の、スパイスの効いたラブストーリー『おとなの恋は、まわり道』です。物語の舞台となるのは、極上ワインの産地としても知られ、“アメリカで最も幸せな都市”と呼ばれるカリフォルニア南部のサンルイスオビスポ。それぞれに事情を抱え、とあるリゾート・ウエディングに出席したふたり。のどかな自然と美しい街並みを背景に、運命の出会いなんて信じない男と、運命の相手を見つけたい女が、まさかの恋におちていく顛末を描きます!◼︎『おとなの恋は、まわり道』のストーリーイケメンだけどヘンクツなフランク(キアヌ・リーブス)。美人なのに、毒舌が止まらないリンジー(ウィノナ・ライダー)。空港で交わした初対面同士の挨拶が、思わぬ口論に発展したふたりは、なんと同じ飛行機の隣同士の席に座ることに……。やがてふたりが同じリゾート・ウエディングに出席すること、フランクは花婿のキースと異父兄弟であること、リンジーはキースに捨てられた過去のある元婚約者だということが判明。最悪の第一印象をお互いに抱きながらも、一台だけの迎えの車に仕方なく同乗したふたりは、なんとホテルでも部屋が隣同士で……!◼︎運命の恋を引き寄せるコツは⁉今さら自分を変えられないし、駆け引きも苦手だけれど、ステキな恋はしたい……。この映画は、そんなあなたに「運命の恋を引き寄せるコツ」を教えてくれる作品です。フランクとリンジー、気が付けば、“おひとり様”記録を更新中のふたり。口を開けば意見は対立、バトルを繰り広げるふたりでしたが、「週末を潰してまで、遠くから幸せを祝いに来いだなんて、リゾート・ウエディングは傲慢だ」という点で、初めて意見が一致します。第一印象は最悪なふたりでしたが、互いに激しくツッコミを入れながらもしゃべり通すと、テンポはぴったり。もしかしたら「悪口や毒舌で盛り上がれる」というのも、運命の恋のひとつのサインなのかもしれません。あるとき、思いがけないトキメキが訪れ、どういうわけか強く惹かれあい始めるふたりですが、お互いにこじらせた性格のため、なかなか素直になることができません。果たして、まわり道を続けるふたりの恋はどうなってしまうのでしょうか?男女間の「あるある」を、ユーモアたっぷりに描き、観る人に元気を与えてくれる『おとなの恋は、まわり道』は、12月7日(金)より公開です。◼︎『おとなの恋は、まわり道』公開情報『おとなの恋は、まわり道』※R-15+12月7日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開監督・脚本:ヴィクター・レヴィン出演:ウィノナ・ライダー、キアヌ・リーブス配給:ショウゲート上映時間:87分公式サイト:koi-michi.com
2018年12月07日高橋みなみ、小嶋陽菜、峯岸みなみの3人で結成されたAKB48の派生ユニット・ノースリーブスが、活動10周年を記念して、11月7日深夜(25:00~)放送のニッポン放送『オールナイトニッポン』を担当することが決定した。当時、AKB48の中心メンバーであった高橋みなみ、小嶋陽菜、そして現役メンバーである峯岸みなみの3人で結成された派生ユニット。デビュー翌09年10月からは、ニッポン放送で初のレギュラー番組『ノースリーブスの週刊ノースリー部』がスタートし、16年12月までパーソナリティを担当した。そして3人は、10年に放送された『ノースリーブスのオールナイトニッポンR』のパーソナリティも務めた。また、ノースリーブスは、11月26日に東京・EX THEATER ROPPONGIで初めてにして一夜限りの開催となる単独ライブイベント『ノースリーブス 10th ANNIVERSARY~丸ごとno3b!!~』を予定している。高橋は「楽曲のリリースが止まっている時期が本当に長かったノースリーブスの、唯一の3人でのお仕事が『週刊ノースリー部』でした!」と振り返り、「気合いを入れつつも、自分達らしいゆるりとした感じでお届けできればなと思います!」と抱負を述べる。小嶋は「オールナイトニッポンにまで出させていただけるなんてありがたいです!」と話し、「久しぶりの3人でのラジオ楽しみにしています!メールたくさん送ってくださいね!」と呼びかけた。峯岸は「『オールナイトニッポン』という大きな冠で通用するのか不安ですが、ノースリーブスらしく楽しみたいと思います!26日のライブに来てくださる方はもちろん、そうでない人もぜひ聴いてください!」とコメントした。
2018年10月31日キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女を演じた『おとなの恋は、まわり道』。この度、ウィノナ演じる“ヘリクツ女”リンジーを襲うハプニングを収めた映像が到着した。過去の大失恋が原因で運命の恋を信じられなくなってしまったウィノナ演じるリンジーは、「自分の寛大さを示す」「気持ちにけじめをつける」という理由で元婚約者の結婚式に参加することを決意。空港で、同じ式に向かう“ヘンクツ男”フランク(キアヌ・リーブス)と出会う。しかし、皮肉屋同士お互いの第一印象は最悪。飛行機への搭乗列、飛行機内、迎えの車内と、ひたすらに口論を繰り広げながら宿泊先のホテルへと共に移動していくことに。今回公開されたのは、そんな2人がホテルに到着した直後の映像。飛行機の座席に続き、ホテルの部屋までも隣同士だった2人だが、ただ隣同士なだけではなく、なんと部屋までもドア1枚で繋がっていたのだ。映像では、フランクがパンツとシャツ、靴下というラフすぎる格好で、立ったままテレビに文句を言っているシーンから始まる。すると、突如リンジーが現れる!リンジーの部屋とフランクの部屋がドアで繋がっていたと知ると、リンジーは「クロゼットのドアかと…」と、入ってきた彼女自身も驚いた様子だ。ところが、ヘンクツ男のフランクは、女性の部屋と繋がっていたからといって、まるで動じない。それどころか、あまりの出来事に固まるリンジーに「僕に何か期待してる?」とデリカシーのない上から目線な一言まで。リンジーは一瞬絶句したのち「いいえ。ほら、ドアに鍵がついてる。ロックすべきよね」と、すぐに皮肉が飛びだすヘリクツ女にしては珍しく普通の言葉を残し、何事もなかったかのようにフランクの部屋と繋がる扉を閉じる…。常に強気なリンジーにしては意外にも、草食系らしいうぶな対応。そんなヘリクツ女が運命の恋を信じたい“肉食系”へと転身し、ヘンクツ男との間を隔たる扉を開く時はくるのか?リンジーを演じるウィノナは10月29日に47歳の誕生日を迎え、その美しさは衰えないどころか、歳を重ねるごとにより一層磨きがかかっている。口を開けば毒舌が止まらない“ヘリクツ女”リンジーは、いまのウィノナだからこそ演じられたハマり役。そんな魅力たっぷりの彼女の姿はぜひ劇場で確認してみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月7日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年10月29日キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女を演じる『おとなの恋は、まわり道』。この度、キアヌ演じるヘンクツ男とウィノナ扮するヘリクツ女が空港で口論を繰り広げる本編映像が解禁された。『マトリックス』シリーズのキアヌと『シザーハンズ』のウィノナが、約10年ぶり4度目の共演となる本作。キアヌが演じるフランクは花婿の異父兄、ウィノナが扮するリンジーは花婿の元婚約者という役柄で、互いにうんざりした気持ちでリゾート婚に参加した皮肉な男女を熱演。今回解禁された本編映像は、初対面の2人が交わす“毒舌バトル”の皮切りとなるシーン。軽い会話を交わした後、フランクが飛行機の搭乗列の最前に並んでいたリンジーの一歩前へ踏み出す。すると、それまでは穏やかだったリンジーが激怒。割り込みは容赦しないとばかりに、「なんのつもり?一歩前に出た」と食ってかかる。しかしフランクは、ひるむことなく、「いいや」の一言でリンジーの主張を一蹴。リンジーは「とぼけないで」と応酬するも、フランクは素知らぬ顔だ。しかし、ここから“ヘリクツ女”リンジーが本領発揮。身振り手振りを駆使してフランクの行動をあげつらい始める。愛想よく話しかけたとみせかけて、割り込んで前に出たと言うと、「15秒前あなたは後ろにいた、忘れてると思うの?」とチクリ。「まさか」の一言で話を切り上げようとするフランクに、「ほら、また前に出た。それってまるで武術みたい」と追い打ちをかける。フランクもとうとう業を煮やし、「時間を気にしながらゲートへ来て楽しい会話を試みた。しかし君が冷淡だったから、それを避けるために前へ出た」と言い訳。なおも食い下がるリンジーは「前じゃなくて後ろに行けば?」と言い返す。するとフランクは「そしてまた追い越せと?」と、大人とは思えないトドメの一言を返すのだが…この後も、リゾート婚に参加したヘンクツ男とヘリクツ女の毒舌バトルが更にヒートアップしていくことに。4度目の共演ともあって、テンポよく舌戦を繰り広げる2人の演技はまずこちらから確認してみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年10月19日キアヌ・リーブスとウィノナ・ライダーが、個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女を演じたラブストーリー『おとなの恋は、まわり道』の公開日が12月7日(金)に決定。併せて、本作で4度目の共演を果たす2人の2ショット場面写真が公開された。カリフォルニア南部ののどかな自然と美しい街並みを背景に、運命の出会いなんて信じない男と、運命のひとを見つけたい女が、まさかの恋におちていく顛末をスパイスのきいたユーモアを添えて描く本作。『マトリックス』シリーズで世界を制したキアヌ・リーブスと『シザーハンズ』で世界の恋人になったウィノナ・ライダーが、約10年ぶり4度目の共演を果たすことでも話題となっている。過去には交際のうわさもされたほどの2人だが、今回の共演は、リンジー役を引き受けることを決めたウィノナが、旧友キアヌに脚本を送ったことで実現したという。今回解禁された2ショット写真には、最悪の出会いを果たした直後、飛行機の席で隣り合わせる場面。互いに厳しい視線を向け合い、険悪なムードが漂っている。このときの2人は、これからあらゆる場面でペアにさせられることなど知る由もなかった。続いて、いたたまれず結婚式を抜け出して散歩をするフランクとリンジーの前に、とある動物が現れる場面。絶体絶命の状況にも関わらず、2人の皮肉の応酬は止まらない。果たしてどうやってこの危機を乗り越えるのか、この後フランクのとる行動は必見だ。さらに、うんざりするような結婚式を乗り切った2人。清々しいはずが、帰りの飛行機を降りてタクシー乗り場へと移動する場面では、なぜかうつむき気味の表情だ。不機嫌な表情でホテルへの迎えの車を待つ場面や、結婚式の会場付近で言い争う場面、別れを惜しむハグの様子など、2人の関係の変化を感じさせる写真が合わせて8枚解禁されている。ちなみに画像のほとんどは2人しか登場していないが、実は本作ではキアヌとウィノナ以外に、セリフのある登場人物がおらず、ほとんどが2人の会話のやり取りのみで進行する。90年代に一世を風靡し、いまも現役のハリウッドスターが見せる大人の恋愛ドラマに注目してみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月7日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:おとなの恋は、まわり道 2018年12月7日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年10月05日『マトリックス』シリーズのキアヌ・リーブスと『シザーハンズ』のウィノナ・ライダーが4度目の共演を果たす『Destination Wedding』(原題)が、『おとなの恋は、まわり道』の邦題で12月に日本公開決定し、予告編も到着。2人は個性が強すぎて恋愛も人生もうまくいかない男女という、インパクト絶大のキャラクターに挑む。■ストーリーイケメンだけどヘンクツなフランク(キアヌ・リーブス)。美人なのに、ドクゼツが止まらないリンジー(ウィノナ・ライダー)。気が付けば、“おひとり様”記録を更新中のふたりが、最悪の結婚式に招待された。花婿は、フランクが絶縁中の異父弟で、リンジーを捨てた元婚約者なのだ。出会った瞬間から、互いに感じ悪さ爆発のふたりだったが、言い合いを繰り返すうちにお互いに惹かれ始める。しかしこれは、なかなか素直に恋に落ちることができない、大人の恋の始まりだった――。■キアヌ・リーブス&ウィノナ・ライダー、およそ10年ぶり4度目の共演!“絶縁した家族の結婚式”に出席するフランクと、“元婚約者の結婚式”に出席するリンジー。独身生活が長くてお互いにもういい歳をした大人だが、口論や会話を重ねるうちに、徐々にお互いの共通点に気づいていく…。本作は、いまさら自分は変えられないけど、素敵な恋はしたい。そんな全ての人に贈る、“まわり道”ラブストーリーだ。出演するのは、『ドラキュラ』『スキャナー・ダークリー』『50歳の恋愛白書』に続き、今作が4度目の共演となるキアヌとウィノナ。『ドラキュラ』では本物の司祭を呼び、正式な儀式にのっとって結婚シーンを撮影したそうで、2人の結婚は成立していたとかいないとか…。今回は脚本を気に入ったウィノナが、キアヌに脚本を送ったことで実現。共演を重ねてきた2人だから実現できた掛け合いに注目だ。■個性強めなキャラを好演!今回キアヌが演じるのは、ヘンクツで憂鬱な男フランク。キアヌは「ものすごく不安定で人間嫌いだけど、僕は彼のウィットが好きだし、苦しみも理解できる」と演じるキャラクターについて語り、「愛は多くの人にとっては良いものかもしれないが、彼には大きな不幸をもたらして終わるだけのもの。だったら最初から痛みを感じずに済むように関わらなければいいと思っている。だけど彼はリンジーと出会って、彼女に惹かれていく自分に気づき、自分の過去を乗り越えようとするのです」とコメントしている。そして、ウィノナが婚約者に結婚式を目前にして棄てられた過去を持ち、運命の恋を信じられなくなった“毒舌ヘリクツ女”リンジーを演じる。本作の監督を務めたヴィクター・レヴィンは、ウィノナについて「彼女のようには誰も演じられない。この自然なウィノナらしさは誰にも真似できないんだ。彼女はキャラクターを本能で理解している。だから簡単に自分を開放して、自然に演じられるんだ」とまさにハマり役と大絶賛している。■最悪な結婚式での出会い――予告編公開決定と同時に到着した予告編では、キアヌ演じるフランクとウィノナ演じるリンジーが、全く祝う気になれない最悪の結婚式での出会いからスタート。キアヌのキャリアの中でもトップクラスの変人男は、キスをしても相手に「心は開かないからな」と言い放つ始末。一方の“ヘリクツ女”は、元婚約者の結婚式に「過去との決別のため」という理屈で出席するも、逆に上手くいっていないいまの自分にヘコんでしまう…。キアヌ・リーブス×ウィノナ・ライダー、輝き続ける2人が贈るスパイスのきいた大人のラブストーリーをまずはこちらから覗いてみて。『おとなの恋は、まわり道』は12月、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2018年09月14日少年が呼び寄せてしまった最凶最悪のハンター“プレデター”の登場により、壮絶すぎる戦いが繰り広げられる『ザ・プレデター』。この度、「プレデターに勝てるのは誰か?」と、撮影の合間にキャスト陣が予想する特別映像が到着した。“強い生物と戦うことだけ”を信条とするプレデター。彼らは、宇宙を舞台に自分の腕試しを繰り広げ、度々地球にも“狩り”に現れるが、その生態は未だ多くの謎に包まれているらしい。到着した映像では、まず元空軍特殊部隊の軍曹ネブラスカを演じるトレヴァンテ・ローズが、プロレスラーとして活躍し、『ワイルド・スピード』『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』などにも出演する“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンを挙げると、プレデター研究のための極秘プロジェクトの責任者トレーガーを演じるスターリング・K・ブラウンは、「まず笑顔でウィンクだね。ロック様なら勝てると思うぜ」とロック様の方が強いと予想。続いて、キーガン=マイケル・キー(コイル役)は、マーベル・コミック屈指の人気を誇る孤高のアンチ・ヒーロー、パニッシャーならどうか?と言うと、トーマス・ジェーン(バクスリー役)は複雑な表情…。それもそのはず、『パニッシャー』で“パニッシャー役”を演じたのはトーマスなのだから。そんなトーマスは「勝負にならん」と言い、キーガンも「だな。プレデターが勝つ」とあっさり。ほかにも、バクテリアや、オリヴィア・マンが演じた『X-MEN:アポカリプス』に登場した、日本刀と強力なテレパシー能力を操り、忍者の技も駆使する殺し屋のミュータントサイロック。『ハートブルー』でキアヌ・リーブスが演じたエリートFBI捜査官のジョニー・ユタ。『X-MEN』シリーズのウルヴァリンと続々人気キャラクターが挙げられていく。そして、主人公クインを演じるボイド・ホルブルックは、『スター・ウォーズ』シリーズのヨーダを挙げると、ネトルズ役のアウグスト・アレギラは「ヨーダの勝ち。当然さ」と自信満々だ。映像では、次々と人気者との対決予想を繰り広げる中、キャストの過去作をイジられたりと、とても楽しそう。1作目『プレデター』で最初にプレデターの餌食になり、監督として本作に戻ってきたシェーン・ブラックは、「本作に登場する男たちは世間のはみ出し者で、集まれば笑いが生まれるんだ。そんな彼らが、プレデターに立ち向かうからこそ、そこにドラマが生まれるんだ」と語っており、このノリこそ彼が望んでいたものなのだろう。また本作には、そんなプレデターをも軽々と投げ飛ばす巨大化した究極のプレデターも出現!プレデターには勝てる…かもしれないロック様やヨーダも、究極のプレデターには…?ぜひその強さは劇場で確かめてみて。『ザ・プレデター』は9月14日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ザ・プレデター 2018年9月14日より全国にて公開(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved
2018年09月11日6月15日(金)今夜の日本テレビ系「金曜ロードSHOW!」は、2週連続ディズニー映画オンエアの初週として2016年洋画No.1ヒット作にしてアカデミー賞長編アニメーション賞を受賞した『ズートピア』を“地上波最速初放送”する。動物たちが人間のように暮らす楽園“ズートピア”の危機に、「夢を信じる」ウサギと「夢を忘れた」キツネがコンビを組み大奮闘する本作。製作総指揮には『アナと雪の女王』や『ベイマックス』などで知られるジョン・ラセター。監督には『塔の上のラプンツェル』のバイロン・ハワードと、『シュガー・ラッシュ』のリッチ・ムーアを迎えた。日本版の声優陣としてヒロイン・ジュディ役に上戸彩、ニック役にはトム・クルーズ、ウィル・スミス、キアヌ・リーブスなどの吹き替えで知られる森川智之、またジュディの同僚クロウハウザー役に「サバンナ」高橋茂雄が起用されている。さらに主題歌「トライ・エヴリシング」を担当したDream Amiもガゼル役で出演。田舎町で育った明るく元気なウサギの女の子ジュディは、誰もが夢を叶えることができる街・ズートピアで立派な警察官になるのが夢だが、警察官になれるのは大きな動物だけだった。それでもジュディは夢を諦めず警察学校をトップの成績で卒業し憧れのズートピアへ。ズートピアでは動物の連続行方不明事件が発生しており、事件解決のため活躍できると思ったジュディだったが、署長のボゴから駐車違反の取り締まりを命じられる。驚異的な仕事ぶりを見せるジュディだったが取り締まり中に出会ったキツネの詐欺師・ニックに騙されてショックを受けてしまう。その後イタチの泥棒を捕まえるも大騒動を巻き起こしボゴ署長から叱られたジュディはすっかり落ち込む。ある日、ヒツジの副市長・ベルウェザーの後押しもあり、ジュディは行方不明になっているカワウソ・オッタートンの捜査を担当することに。1枚の証拠写真から手掛かりを見つけたジュディは、早速ニックの元へ。ジュディに弱みを握られ渋々捜査に協力したニックだったが彼の情報網のお陰で、ある車からオッタートンの免許証を発見する。しかしその車の持ち主はニックの宿敵でもある闇のボス“ミスター・ビッグ”(山路和弘)のものだった・・・という展開。2週連続ディズニー映画企画、来週6月22日(金)は『ファインディング・ドリー』をオンエア。こちらもお楽しみに。金曜ロードSHOW!『ズートピア』は6月15日(金)今夜21時~日本テレビ系で放送。(笠緒)
2018年06月15日ライアン・レイノルズが、『アベンジャーズ』や『X-MEN』を生み出したマーベル史上最も過激なヒーローを演じる第2弾『デッドプール2』。予算もスケールも超グレードアップした本作から新たな予告編が到着、デッドプールが結成した最強“鬼やば”チームのヒーローたちが明らかになった。デッドプールの前に、強敵マッチョなクソ野郎・ケーブルが現れ、謎の力を秘めた子どもの命を狙うことから、特殊能力を持つメンバーを集めて最強“鬼やば”チーム・Xフォースを結成し、対抗する本作。■デップー、『アベンジャーズ』最新作の“ラスボス”をイジる到着した映像では、荒ぶるケーブルに対してデップーが「サノス、イキってる」と、ひと言。ケーブルを演じるジョシュ・ブローリンが『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では史上最凶の敵サノスを演じていることを早速イジっていく。そんなイキったケーブルに対抗するために、マブダチのウィーゼルとヒーロー求人を開始したデップー。近接格闘術の達人べドラムや、二刀流剣士シャッタースターに続いて、面接に来たのは「幸運(ラッキー)なの」と自信満々のドミノ。そんな彼女に対して「運は能力じゃないぞ。映画的にも地味じゃね!?」と厳しいお言葉。さらには「映画ナメんな」と言い放ちながらも、特殊能力はなく「仕事が欲しくて」という求職中のフツーのおっさんピーターを即採用してしまうというハチャメチャぶり!■あの“ライバル”シリーズまでも…イジりもアクションもスケールアップ!映像後半では、デップーとケーブルのタイマン勝負も描かれる。「ヒーローというよりお前はピエロだ、オモチャのな」とケーブルに言われてしまったデップーは、そのシリアス過ぎる展開に「DCユニバース出身かよ」と、アメコミ界のもう一つの雄を血だらけになりながらもしっかりとイジっていく。かと思えば、別の勝負では、「来いよ。片目のウィリー」とブローリンのデビュー作『グーニーズ』に登場する伝説の海賊の名前を入れ込む、お約束通り(!?)のイジりも。また、前回の予告編では「『プラダを着た悪魔』のスタジオが贈る」という惹句が話題になったが、なんと今回は「ウルヴァリンを殺したスタジオが贈る」と、自虐的な毒舌も炸裂する。そんなおふざけもさることながら、脚本家であり、製作総指揮を務めるレット・リースが「彼は世界屈指のアクション監督の1人で、“おそろしいほどのレベル”にアクションを仕立てた」という言葉を裏付けるように、デヴィッド・リーチ監督の手腕を見せつけた激しいアクションにも目を奪われる。シャーリーズ・セロン主演『アトミック・ブロンド』やキアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック』を手掛け、『ワイルド・スピード』初のスピンオフ作品も決まっているだけに、リーチ監督が繰り出すアクションシーンには注目だ。『デッドプール2』は6月1日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年04月21日レオナルド・ディカプリオやキアヌ・リーブスをはじめ、映画史に輝き続ける、世界を魅了する美男子たち。彼らのフィルモグラフィーにはある共通点があった。それは、いずれも男性同士のラブストーリーを描いた作品に出演した経験がある、ということ!今回は日本も含め、美しきイケメン俳優たちを彼らの演じてきた名作とともにご紹介!『君の名前で僕を呼んで』(2018)ティモシー・シャラメ&アーミー・ハマー第90回アカデミー賞にて主演男優賞にノミネートされ、世界中から注目を集めるティモシー・シャラメ。彼は『君の名前で僕を呼んで』にて24歳の青年オリヴァー(アーミー・ハマー)に恋する17歳の少年エリオを好演した。本作は同アカデミー賞では作品賞を含む計4部門にノミネートされ、名匠ジェームズ・アイヴォリーが最高齢(89歳)受賞となる脚色賞に輝き、日本でも大きな話題に。また、ティモシーはその美貌と演技力から「レオナルド・ディカプリオの再来」といわれるだけあり、そのフィルモグラフィーもディカプリオとよく似た点が。本作と『太陽と月に背いて』(次項)で年上の男性に恋する役柄だけでなく、ディカプリオが『バスケットボール・ダイヤリーズ』(1995)で麻薬依存者を演じたのと同様、ティモシーは今秋全米公開予定の『beautiful boy』(原題)にて麻薬依存の少年を演じる。『君の名前で僕を呼んで』は4月27日(金)より全国にて公開。『太陽と月に背いて』(1995)レオナルド・ディカプリオいまや貫禄たっぷりの世界的スーパースターとなったレオナルド・ディカプリオ。彼は『太陽と月に背いて』にて、美しき早熟の天才アルチュール・ランボーを演じた。本作は、フランス文学史上に残る詩人アルチュール・ランボーと、同じく詩人であったポール・ヴェルレーヌ(デヴィッド・シューリス)との破滅的な愛と人生を描いた作品。本作公開から2年後、数多くの記録を塗り替えた『タイタニック』(1997)にてディカプリオは一気にスターダムにのし上がる。『マイ・プライベート・アイダホ』(1991)キアヌ・リーブス&リヴァー・フェニックス『スピード』『マトリックス』シリーズでその人気を確かなものにしたキアヌ・リーブス。彼はガス・ヴァン・サント監督の『マイ・プライベート・アイダホ』で、市長の息子として裕福な家庭に生まれながらも、見せかけの環境を飛び出し、男娼として生活をする主人公スコットを演じた。彼に恋をする男娼マイクを演じたリヴァー・フェニックスの代表作としても知られ、リヴァーはその美貌と演技に将来を期待されながらも本作公開の2年後に亡くなった。キアヌと夭折のスターの繊細な演技合戦は必見だ。『ブエノスアイレス』(1997)レスリー・チャン&トニー・レオン夭逝のスターといえば、香港映画界のスーパースターでありながら15年前の4月に亡くなったレスリー・チャン。アルゼンチンを旅する男性カップルを描いた本作で、レスリーは主人公の1人ウィンを演じた。監督は香港映画界の鬼才ウォン・カーウァイ。美しい自然美を織り交ぜながら、カーウァイ監督独特の鮮やかな色調で、惹かれ合いながらも傷つけることしかできない2人の男の刹那的な愛を映し出した傑作。レスリーの相手役は、いまや香港を代表する俳優となったトニー・レオン。『ブロークバック・マウンテン』(2005)ヒース・レジャー&ジェイク・ギレンホール『ノクターナル・アニマルズ』『ナイトクローラー』など演技派美男子として引っ張りだこのジェイク・ギレンホール。彼はアメリカ中世部を舞台に、20年間に渡り惹かれ合う2人のカウボーイを描いた本作にてアカデミー助演男優賞にノミネート。アン・リー監督が手がけた本作は作品賞にもノミネートされ、「普遍的なラブストーリー」として世界各国で高い評価を受けた。ジェイクもまた、その後『ダークナイト』(2008)でアカデミー賞助演男優賞を受賞した故ヒース・レジャーとともに、確かな演技力を広く知らしめることになった。『怒り』(2016) 妻夫木聡&綾野剛老若男女幅広い層から、その甘いマスクと演技力で絶大な人気を集める妻夫木聡。『横道世之介』『さよなら渓谷』などの原作者・吉田修一のミステリー小説を、『悪人』でタッグを組んだ李相日監督が映画化。1件の殺人事件を発端に、犯人と疑われる3人の謎の男とその周囲との関わりを群像劇的に描き出した。その中の1つ、東京を舞台にしたストーリーで妻夫木さんが演じたのは、偶然出会った大西直人(綾野剛)を事件の犯人ではないかと疑いながらも愛し続ける藤田優馬という男。2人が役作りのために2週間にわたる同棲生活をしていたのは有名な話だ。『モーリス』(1987)ヒュー・グラントほかそして、これらの作品の金字塔ともいえるのが、20世紀初頭のイギリスを舞台に2人の青年が織りなす愛を鮮烈に描いた『モーリス』。『君の名前で僕を呼んで』でオスカーを獲得したジェームズ・アイボリーが監督・脚色を務め、文豪E・M・フォースターが1914年に執筆したものの同性愛がテーマのため出版がかなわず、作者死後の71年になって出版された同名小説を映画化。『パディントン2』も記憶に新しいヒュー・グラントの人気に火がついた作品でもあり、人気TVシリーズ「SHERLOCK/シャーロック」のレストレード警部役でお馴染みのルパート・グレイヴスも出演。その製作30周年を記念した4Kデジタル修復版&無修正版がリバイバル上映される(4月28日~順次公開)。(text:cinemacafe.net)■関連作品:君の名前で僕を呼んで 2018年4月27日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© Frenesy, La Cinefacture
2018年04月15日ギャグ漫画の大家、赤塚不二夫の代表作「天才バカボン」が、7月に「深夜!天才バカボン」としてTVアニメ放送が決定。パパ役に古田新太、バカボン役で入野自由が出演するほか、豪華声優陣の参加が明らかになった。■「天才バカボン」5回目のアニメ化原作「天才バカボン」は、“20世紀最強のギャグ漫画”と謳われた赤塚氏の代表作。バカボン一家を中心としたホームコメディからナンセンスギャグ、実験的な手法で一世を風靡し、主人公であるパパの「これでいいのだ!」というフレーズはあまりにも有名。そんな本作が、2017年に誕生50周年を迎え、赤塚不二夫没後10年にあたる本年、前作から実に18年ぶり、5回目となるTVアニメ放送が決定。なお、監督&構成は、TVアニメ「しろくまカフェ」のシリーズ構成なども手掛ける細川徹。本作が初TVアニメ監督作となる。■古田新太が“パパ”に! 超個性的バカボン一家に豪華キャストが決定そして今回、放送決定とあわせて注目のキャスト陣も発表!主人公となるパパ役を、今回が初のアニメ作品主演となり、数々の舞台やドラマ、映画に出演する個性派俳優・古田新太に決定。「熱愛する赤塚先生の大傑作『天才バカボン』の大ヒーロー、“パパ”をやらせていただく喜びとプレッシャー。『私のパパはそんなんじゃない!!』という苦情は一切受け付けません」とコメントを寄せている。さらに、パパの息子でのんびり屋さんのバカボン役には、「おそ松さん」で末っ子トド松役を務めたほか、「機動戦士ガンダム00」「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の入野自由。美人なママ役に、「タッチ」(浅倉南役)や『となりのトトロ』(草壁サツキ役)の日高のり子。天才赤ちゃんのハジメ役に「魔法先生ネギま!」「魔法少女まどか☆マギカ」野中藍。そのほか、レレレのおじさん役を「新世紀エヴァンゲリオン」「機動戦士ガンダムSEED」の石田彰、本官役をキアヌ・リーブスやトム・クルーズなどの吹き替えでお馴染みの森川智之、ウナギイヌ役を「おそ松さん」「亜人」『虐殺器官』の櫻井孝宏と超豪華声優陣が決定した。■ティザービジュアル&お祝い描き下ろしイラスト公開!また、主要キャラクターの7名が描かれ、目にモザイクをかけられ怪しい色彩をまとった本作のティザービジュアルと、赤塚氏と縁の深い大人気漫画家陣による、お祝い描き下ろしイラストも公開。ちばてつや(「あしたのジョー」原作:高森朝雄 ほか)、北見けんいち(「釣りバカ日誌」原作:やまさき十三 ほか)、あだち充(「タッチ」ほか)、高橋留美子(「うる星やつら」ほか)による超豪華トリビュートイラストはファン必見だ。同じく赤塚作品の「おそ松くん」を原作とした「おそ松さん」が大ヒットしたことも記憶に新しいが、Twitterでは「え!?バカボンのキャスト豪華すぎじゃね!?」「自由くんが…自由くんがバカボン!!応援してます」「わーなんだこれは!楽しみすぎます!深夜って付いちゃってるのがまた一層楽しみです!」「パパが古田新太にバカボン入野くんとか期待しかないw」と早くも話題に。 舞台を現代に変え、“深夜”に放送されるこちらも注目を集めそう。TVアニメ「深夜!天才バカボン」は7月放送予定。(cinemacafe.net)■関連作品:リズと青い鳥 2018年4月21日より全国にて公開© 武田綾乃・宝島社/『響け!』製作委員会
2018年04月03日『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズのオープニング映像で世界の度肝を抜き、「ポプテピピック」で一躍注目を浴びている、水崎淳平監督率いる神風動画“初”の長編映画『ニンジャバットマン』。この度、本作に子安武人、森川智之、諏訪部順一、石田彰、梶裕貴、小野大輔ら豪華声優陣が参加することが明らかに。また、日本公開日も6月15日(金)に決定したことが分かった。■ストーリー現代の犯罪都市ゴッサムシティの悪党たちがタイムスリップし、群雄割拠する戦国時代の日本へ。戦国大名となった悪党たちがこのまま自由に暴れ続ければ、日本だけでなく世界の歴史すらも変わってしまう!絶望的な乱世で、現代テクノロジーからも切り離されてしまったヒーローは、世紀の歴史改変を阻止することができるのか?日本と世界の未来をかけた、時空を超えた壮大なバトルの行方は――!?本作は、とある出来事により現代から過去にタイムスリップし“歴史改変を狙う最狂の悪党たち”と、それを阻止すべく現代からやってきた“ハイテク装備も富も失ったヒーロー”が登場。世界から熱望されている日本のトップクリエイターたちが、世界中で愛される米国のキャラクターたちをベースに “悪vs正義”の時空を超えた壮大なバトルを描く、話題の戦国タイムスリップ・アクション・エンターテインメント。■豪華声優陣が集結!すでに、バットマン役を山寺宏一、ジョーカー役を高木渉、キャットウーマン役を加隈亜衣、ハーレイ・クイン役を釘宮理恵が演じることが発表されていたが、今回また魅力的なキャラを演じる豪華声優陣が発表!戦国大名となって日本の歴史を改変しようと企む悪党たちには、ゴリラグロッド役を子安武人(「機動戦士ガンダムSEED」「ボボボーボ・ボーボボ」など)、トゥーフェイス役を森川智之(キアヌ・リーブス、トム・クルーズの吹き替えなど)、デスストローク役に諏訪部順一(「ユーリ!!! on ICE」ヴィクトル・ニキフォロフ役など)。歴史改変を阻止すべく戦うヒーローたちには、レッドフード役を石田彰(「新世紀エヴァンゲリオン」渚カヲル役など)、ロビン役に梶裕貴(「七つの大罪」「進撃の巨人」など)、ナイトウィング役に小野大輔(「黒執事」『宇宙戦艦ヤマト』など)、執事アルフレッド役に大塚芳忠(「亜人」『ONE PIECE FILM Z』など)と実力派声優陣が競演。さらに、ポイズン・アイビー役に田中敦子、ペンギン役にチョー、ベイン役に三宅健太、レッドロビン役に河西健吾が扮する。あわせて、3月21日(水・祝)より上映劇場にて順次掲出・上映開始される予告編とポスタービジュアルも到着。予告編では、タイムスリップしてしまった日本の戦国時代を舞台に、迫力あるバトルシーンが繰り広げられる、疾走感あふれる映像となっている。『ニンジャバットマン』は6月15日(金)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年03月16日アジアを代表するスター、チャン・チェンが主演を務め、「中華まつり2018年冬篇」にて上映される『修羅:黒衣の反逆』。このほど、チャン・チェンが“あのハリウッドスター”にも負けないボッチぶりで黒猫とたわむれ、女性には優しすぎる壁ドンを見せる“萌え画像”がシネマカフェに到着した。シネマート新宿・心斎橋にて毎年、旧正月(2月中旬)と夏に開催される中国作品の上映企画「中華まつり」。この冬の上映作品は、チャン・チェン主演の『修羅:黒衣の反逆』と『グレートウォール』『疾風スプリンター』のエディ・ポン主演『悟空伝』の2作品となっている。■チャン・チェン、男の色気MAXで“黒衣の最強剣士”に『グランド・マスター』『ブレイド・マスター』で、ハイレベルで多彩なアクションを繰り出し、観る者を魅了してきたチャン・チェン。本作では『ブレイド・マスター』に続き、明時代の秘密警察“錦衣衛”に再びカムバック!『レッド・クリフ』シリーズ、『エクスペンダブルズ』シリーズのアクション監督とタッグを組み、1対多勢の超絶技巧な連続アクションに挑んでいる。ヒロインには中国ドラマ界で絶大な人気を誇る女優ヤン・ミー、監督は前作に引き続きルー・ヤンが務めている。■あのハリウッドスターに負けないボッチぶりと、優しすぎる壁ドンに萌えキュン!このたび到着した写真は、チャン・チェン演じる、任務中に大切な友人を失った孤独な秘密警察“錦衣衛”の沈煉(しんれん)が、1人、黒猫にご飯をおすそ分けしているシーン2枚と、ヒロインを演じたヤン・ミーとの1枚。黒猫との写真では、あのハリウッドスター、キアヌ・リーブスがベンチでハトに餌をやる有名な写真に負けず劣らず(?)のボッチぶりを披露しており、さらに“孤独な者同士”黒猫と過ごす様子からはそこはかとなく哀愁も漂う。また、追っ手からヒロインを守ろうとするシーンでは、何とも優しすぎる壁ドンを披露!萌えキュン間違いなしの場面写真に注目してみて。■『修羅:黒衣の反逆』ストーリー1619年(明の万暦47年)。事故で重体に陥った皇帝に代わり、魏忠賢が国の実権を握っていた。朝廷直属の秘密警察・錦衣衛の沈煉(チャン・チェン)は、上官から下された密命により、反逆者として指名手配中の絵師を捕らえに向かう。その絵師は、沈煉が数日前に出会った美しい女、北斎(ヤン・ミー)だった。仲間が彼女に暴行し、止めに入った沈煉は激闘の末に仲間を殺めてしまう。任務中の事故に見せかけ、北斎と共にその場を逃れる沈煉。その頃、国では魏忠賢への反対勢力が力を強め、謎の組織も沈煉に奇襲をかける――。『修羅:黒衣の反逆』は2月10日(土)よりシネマート新宿・心斎橋ほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年01月30日「国王」と「ヒーロー」、2つの顔を持つマーベル史上最もクールでミステリアスな新ヒーローを描くマーベル・スタジオ最新作『ブラックパンサー』。この度、本作の吹き替えキャストが決定。津田健次郎、中井和哉、森川智之ら豪華実力派声優陣が担当することが分かった。チャドウィック・ボーズマン扮する主人公で、「国王(ティ・チャラ)」と「ヒーロー(ブラックパンサー)」2つの顔を持つ男を演じるのは、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』から続投となる田村真。「ブラックパンサー初登場から約2年、引き続きこのタイトルロールの吹き替えを担当させて頂けることに喜びしかありません」と心境を明かし、演じるにあたって大切にしたことは、「抑圧された怒りや悲しみを内包した『気品や高貴さ』です。そして抑圧のタガが外れたときに放出させる、激しさの中にも繊細さと人間臭さを含んだエネルギーです」と話している。またティ・チャラの王位を狙う謎めいた敵、キルモンガーを演じるのは、『スター・ウォーズ』シリーズのカイロ・レン役や、コリン・ファレルなどの吹き替えを担当する津田健次郎。「エリック・キルモンガーの闇、強さ、弱さ、悲しみ、人間のドラマを演じさせて頂くのは役者としてとても楽しかったです」とアフレコした感想を語り、「色んな感情を同時に持つことを心掛けました。ステレオタイプな悪役にならないように、繊細に、しかし、しっかりと悪役としての役割も果たそうと思いました。アフリカの大地が似合う古のワイルドさと、都会育ちのポップさを如何に同居させることが出来るかで悩んだりもしました。エリック・キルモンガー、そしてこの作品を楽しんで頂けましたら幸いです」とこれから本作を楽しむファンへ向けてメッセージを送った。さらに、ワカンダの国境を警備するボーダー族のリーダーで、ティ・チャラの親友ウカビ役を、「ワンピース」ロロノア・ゾロ役でお馴染みの中井和哉。ティ・チャラの元恋人で彼を支える女スパイのナキア役を、「テニスの王子様」(越前リョーマ役)、「コードギアス 反逆のルルーシュ」(コーネリア・リ・ブリタニア役)の皆川純子。ヴィブラニウムの密輸を企てるユリシーズ・クロウを追うCIAエージェントであるエヴェレット・ロス役を、キアヌ・リーブス、ジュード・ロウ、トム・クルーズら数々のハリウッド俳優の吹き替えを担当し、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』に引き続き森川智之が担当。そして、国王を守る女戦士のオコエ役を、「鋼の錬金術師」(マリア・ロス役)、「イナズマイレブンGO」(神童拓人役)の斎賀みつきが演じる。そのほか、玄田哲章、木村昴らが名を連ね、本作を盛り上げる。■キャストコメント中井和哉/ウカビ役オーディション時からビッグタイトルの雰囲気がプンプンしていました。その予想通り、本番では映像素材どころか台本までスタジオから持ち出し禁止という超厳戒態勢。スゴイ作品に関わらせてもらっている、と実感しながらの収録でした。物語の中で彼の立場や主人公との関係は変化していきます。それによって彼がただ好戦的で薄情な人間に思われないよう、彼なりの祖国に対する思いや誇り高い心を忘れないように意識しました。皆川純子/ナキア役大人気のマーベルシリーズ作品に出演できること、光栄に思います。ナキアは聡明で強い信念を持つ女性です。一見すると強い女性という印象ですが、垣間見えるしなやかさ、優しさ、可愛らしさ。そういう部分も大事にしたいと思い収録に臨んだので、ご注目いただけると幸いです。主人公との微妙な関係性は、演じていて楽しかったです。森川智之/エヴェレット・ロス役エヴェレット・ロスが、今回の最新作に登場ということでとても楽しみにしてます。吹き替えを担当する身としては、大人気のマーベルシリーズに出演出来るということでとても光栄に思います。さて、マーティンは、いままで数々のキャラクターをスクリーンで演じてきましたが、どの役柄のにも当てはまらない役どころがエヴェレット・ロスです。吹き替えをする際も新たな気持ちで挑戦してみました。そんな鼻持ちならない彼がどのように最新作で活躍するか是非楽しみにしていてください。斎賀みつき/オコエ役まさか壮大なマーベル作品のひとつに自分が関われるとは思っていなかったので、とてもありがたく嬉しく思いました。オコエはとても強く、時に優しく、そして少しお茶目なところもある素敵な女性。そんなたくさんの魅力を少しでも皆様に届けられたら、と思いながら、心を込めてオコエと共に物語を歩かせていただきました。『ブラックパンサー』は3月1日(木)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2018年01月17日キアヌ・リーブスが主演を務める映画『ジョン・ウィック:チャプター2』が3日、動画配信サービス・ビデオマーケットで配信をスタートした。『ジョン・ウィック:チャプター2』2014年に公開され、全世界で大ヒットを記録した『ジョン・ウィック』。2015年の日本公開から2年、続編が昨年7月公開された。ニューヨークを舞台に、引退した暗殺者ジョン・ウィックとロシアンマフィアの死闘を描いた前作から、今作はすべての面でパワーアップ。物語は前作の5日後から始まる。ロシアン・マフィアの残党から愛車フォード・マスタングを奪い返したジョン・ウィックは再び隠居生活に入るが、イタリアン・マフィアのサンティーノが姉殺しの依頼にやってくる。しかし、平穏な生活を望むジョンは依頼を断ると、サンティーノの怒りを買って思い出の詰まった家をバズーカで破壊されてしまう。愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへの復讐を決意。命の危険を感じたサンティーノに7億円の懸賞金を懸けられ、全世界の殺し屋から命を狙われることになる。前作の倍の製作費が投入された本作。前作とほぼ同規模公開ながら、公開8日間で前作の興行収入を上回った。キアヌ・リーブスは今回もノースタントで格闘、銃撃、カーアクションを披露し、前作を超える絶望的な状況の中、研ぎ澄まされた戦闘能力で生き残るジョンを好演している。公式サイトでは著名人からのコメントも公開中。漫画家さいとう・たかを氏は、「リアルなアクション、味のあるキャラをキアヌは見事に体現している。主人公が持つ殺し屋独特の雰囲気や"影"、それはゴルゴとも重なる部分がある」と分析している。(C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise
2018年01月03日2018年は戌年!愛犬と一緒に家族で、あるいはカップルで、もちろん猫派の人も、初笑い&感動初めに犬映画はいかが?胸が“ドッグドッグ”高鳴る、“ワン”ダフルなおすすめ犬映画11選をご紹介!【LINE UP】★『僕のワンダフル・ライフ』★『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』★『HACHI 約束の犬』★『アイ・アム・レジェンド』★『ミラクル・ニール!』★『マスク』★『わんわん物語』★『ジョン・ウィック』シリーズ2018年公開の注目“犬映画”は…★『キングスマン:ゴールデン・サークル』★『犬ヶ島』★『クルエラ』(原題)★僕の“犬ゴコロ”に気づいて!『僕のワンダフル・ライフ』(2017)『ギルバート・グレイブ』『ショコラ』などで知られる名匠ラッセ・ハルストレム監督の『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』『HACHI 約束の犬』に連なる“ドッグシリーズ”の集大成。ゴールデン・レトリバー、ジャーマン・シェパード、コーギー、セント・バーナードと、4つの“犬生”を生きる主人公ベイリー。自分の命を救ってくれた“最愛の人”イーサンにもう一度出会うために、その魂は何度でも生まれ変わる。そんなベイリーの一途な愛と、人間よりも先にやってくるお別れには号泣必至。犬目線で描かれる、イーサンをはじめとする飼い主たちの“生態”と成長も見どころ。『僕のワンダフル・ライフ』は全国にて順次公開中、2018年3月7日(水)よりブルーレイ&DVDリリース開始。★ハルストレム監督の初期の傑作『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』(1985)ラッセ・ハルストレム監督が世界的に注目されるきっかけになった感動のヒューマンドラマ。アカデミー賞監督賞、脚色賞にノミネートされた。舞台は、1950年代のスウェーデン、犬を乗せたソ連の「スプートニク」が宇宙へ飛び立ったころ。12歳のイングマル少年は病気がちの母、いじわるな兄、そして愛犬のシッカンと暮らしていたが、やがて母の病状が悪化、イングマルは叔父さん一家が住む田舎へと引き取られることに。村人たちとの交流と、時に残酷な現実に直面し、成長していく少年の姿が胸を打つ傑作。『マイライフ・アズ・ア・ドッグ』DVD【HDマスター】は発売中。★あのハチ公の物語にハリウッドが涙した『HACHI 約束の犬』(2009)日本人なら誰もが知る、亡き飼い主を駅前で待ち続けた忠犬ハチ公の物語。脚本を読んで感涙したリチャード・ギアが主演とともに製作として参加。1987年には日本でも『ハチ公物語』として映画化された。寒い冬の夜、迷子の秋田犬を拾い、「ハチ」と名付けて飼い始めた大学教授のパーカー。いつからか、ハチは夕方5時になると、帰宅するパーカーを駅で出迎えることが日課となっていく。ある日、パーカーは大学で倒れ、そのまま帰らぬ人に。それでもハチは駅で彼の帰りを待ち続け…。『HACHI 約束の犬』ブルーレイ&DVDは発売中。★ウィル・スミスが“地球最後の男”に『アイ・アム・レジェンド』(2007)Netflix映画『ブライト』が好評のウィル・スミス主演によるSFアクション。人類が絶滅した近未来、荒れ果てたニューヨークで科学者のロバートは愛犬サムと“ふたりぼっち”。無線で毎日メッセージを流し続けているが、ほかの生存者からの返答はない。蔓延したウイルスを食い止めるため、彼の探究は続くが…。原作はリチャード・マシスンの名作小説「地球最後の男」。やがて待ち受ける“相棒”との別れには、涙が止まらない。『アイ・アム・レジェンド』ブルーレイ&DVDは発売中。★サイモン・ペッグ×伝説のコメディスター『ミラクル・ニール!』(2016)サイモン・ペッグが主演、コメディ界のビートルズと呼ばれる「モンティ・パイソン」のテリー・ジョーンズが監督を務めたエイリアン・コメディ。地球滅亡を企むエイリアンたちに選ばれ、右手を振るだけで何でも願いが叶うミラクルパワーを手に入れた超テキトー男・ニール。そのパワーで喋れるようになった愛犬デニスと地球を救う…より、好きな女性を振り向かせるためにそのパワーを使う!?愛犬の声を務める、故ロビン・ウィリアムズのマシンガントークに初笑い!『ミラクル・ニール!』ブルーレイ&DVDは発売中。★ジム・キャリー&キャメロン・ディアスの出世作!『マスク』(1994)主演のジム・キャリー、映画初出演のキャメロン・ディアスを一躍スターダムにのし上げた大ヒットSFコメディ。ある日、不思議な仮面を拾ったイケてない銀行マン・スタンリーが、何気なくそのマスクを着けてみると、緑の怪人<マスク>に変身!普段のスタンリーとは全く正反対のイケイケキャラとなり、ひと目惚れした女の子にも猛烈アプローチ、次々と大騒動を巻き起こしていく。スタンリーの超絶キュートな愛犬マイロが、マスクを着けてしまうシーンは必見!『マスク』DVDは発売中。★“スパゲッティ”キスがロマンティック『わんわん物語』(1955)犬好きとして知られたウォルト・ディズニーが、人間の最良の友=犬たちの世界を描き、同時に犬の目を通して人間の姿を描いたディズニー動物アニメーションの名作。主人公はコッカースパニエルの箱入り娘レディと、仲間たちの人気と信頼を集める野良犬トランプ。生まれも育ちもまったく違う2匹が出会い、“身分を越えた恋”に落ちる!中でも1本のスパゲッティを食べながらのキスは、アニメーションのみならず映画史に残る名シーンといわれるほどロマンティック。『わんわん物語 ダイアモンド・コレクション』は発売中。★伝説の殺し屋、復活のカギは愛犬!?『ジョン・ウィック』シリーズ(2015/2017)キアヌ・リーブスがキレキレの銃+カンフーのアクション“ガン・フー”を見せ、「完全復活」といわれた大ヒット作。足を洗い、平穏な日々を送っていた伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、ある日、彼の愛するもの全てをマフィアに奪われてしまう。怒りに震えた彼は、復讐のために独り立ち上がる!その第2弾『チャプター2』でも命を狙われるが、愛犬とともに逃げのびる。だが、今度は全世界の殺し屋からターゲットにされてしまうことに!『ジョン・ウィック:チャプター2』ブルーレイ&DVDは2018年1月10日(水)発売開始、『ジョン・ウィック』ブルーレイ&DVDは発売中。そして、気になる2018年“戌年”公開の注目“犬映画”は…★マナーを重んじる英国スパイが帰還!『キングスマン:ゴールデン・サークル』マシュー・ヴォーン監督が贈る、“秒でアガる”超過激スパイアクションの続編。表の顔は高級テーラー、その実態はスパイ組織の“キングスマン”。ハリー(コリン・ファース)亡き後、謎の敵ゴールデン・サークルの攻撃により“キングスマン”は壊滅。エグジー(タロン・エドガートン)はコテコテにアメリカンな同盟スパイ組織“ステイツマン”に協力を仰ぐことに。前作で、ストリートキッズだったエグジーのスパイ訓練のパートナーとなったのはパグのJB。今回は、ゴールデン・サークルの危険すぎるボス・ポピー(ジュリアン・ムーア)の“ロボット愛犬”にもご注目!『キングスマン:ゴールデン・サークル』は1月5日(金)より公開、『キングスマン』ブルーレイ&DVDは発売中。★RAD野田洋次郎ほか超豪華声優陣が参加『犬ヶ島』『グランド・ブダペスト・ホテル』のウェス・アンダーソン監督最新作。日本を舞台に、失踪した愛犬を探す少年と犬たちの壮大な旅と冒険をストップモーション・アニメーションで描き出す。ビル・マーレイ、スカーレット・ヨハンソン、グレタ・ガーウィグらハリウッド俳優に加え、「RADWIMPS」の野田洋次郎、夏木マリ、オノ・ヨーコらが声の出演を果たす。2月15日(現地時間)より開催される第68回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、オープニング作品として上映される。『犬ヶ島』は2018年春、日本を含む全世界にて公開。★エマ・ストーンがディズニーヴィランに!?『クルエラ』(原題)ディズニー・アニメーション『101匹わんちゃん』(1961)に登場するクルエラ・デ・ヴィルを、『ラ・ラ・ランド』でオスカーを獲得したエマ・ストーンが演じる実写作品が製作中。ベテラン女優グレン・クローズが同役を演じた実写版『101』(1996)、『102』(2000)とは異なり、クルエラが異常なまでにダルメシアンにこだわる人物になってしまった、その経緯を描く物語となる模様。監督にはAmazonオリジナル「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」のアレックス・ティンバースが抜擢。詳細を楽しみにしていて。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キングスマン 2015年9月11日より全国にて公開(C) 2015 Twentieth Century Fox Film Corporationジョン・ウィック 2015年10月16日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて公開Motion Picture Artwork (C) 2015 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C) David Leeジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2018年01月01日●事故後『キッズ・リターン』の色に変化映画『アウトレイジ 最終章』(公開中)に携わるスタッフたちの言葉を記録し、「アウトレイジ」シリーズ、及び北野武監督率いる北野組の魅力を探る短期集中連載「暴走の黒幕」(第1回:北野武第2回:森昌行プロデューサー第3回:音楽・鈴木慶一)。第4回は『みんな~やってるか!』(95)以降、北野映画の世界観を担ってきた美術・磯田典宏氏。セリフや編集、音楽に対する「引き算」的思考。徹底して無駄を省く中でメッセージ性を際立たせる北野イズムは、『アウトレイジ』(10)、『アウトレイジ ビヨンド』(12)に続いて完結する3部作の美術にどのように落とし込まれているのか。監督を"異業種"時代から支え続け、『BROTHER』(01)では異国の架け橋にもなって「引き算」を貫いた磯田氏。「まぁ、いいか」の逃げ道を選ばず、「片目つぶって、やっちゃえ」の覚悟には美術部の矜持が光る。○キアヌ・リーブス共演『JM』で「これでいいのか?」――北野監督作は『みんな~やってるか!』から参加されたそうですね。そうです。その前に、監督が出演した『教祖誕生』(93)を担当したことがきっかけです。『みんな~やってるか!』はシチュエーションがとにかく多かったので、助手さんをシーンごとに担当を割り当てて、その全体を統括するのが私の役目でした。「時代劇とSFはこの人で、ハエ男はこの人」みたいに。――「監督から具体的なオーダーはない」ということが複数の方の取材から分かりました。当時はいかがでしたか?『みんな~やってるか!』の撮影中、『JM』(95)というキアヌ・リーブス主演のハリウッド映画に出演されるため監督が一度抜けたことがありました。帰ってきて、美術に関して若干のイメージ変更があったのは、ハリウッドの影響を多少受けた部分もあったのではないかと思います。『JM』はほとんどがスタジオセット。日本の貧相なセットと比較すると「これでいいのか?」と思われたんでしょう。そのような経緯でイメージ変更していったような記憶があります。当時、監督は「自分は異業種」と感じていらっしゃった頃ではないかと。監督以外のメインスタッフは、映画でそれなりに実績があるスタッフばかり。そういう人たちが用意してくれたものに対して、「文句を言うべきではない」という思いもあったのではないかと。あれだけギャグ満載の映画なので、作り込んでいくのは相当な時間がかかります。コメディ要素が強いからこそセットは中途半端なものではなくて、よりリアルに作り込まないと面白くなりません。ハエ男は当時の特撮技術でどれだけのことができるのかも踏まえて、こだわり抜きました。――これまで14作を共にされていますが、どのあたりから監督が「異業種」ではなくなったと感じていらっしゃいますか?『みんな~やってるか!』が終わって、監督は事故に遭ってしまいました。その時のリハビリで絵を描きはじめて、イラストからはじまってどんどん大きいサイズになっていって。そうやって絵を描き続けていくと、「色」にこだわりが出てくる。『みんな~やってるか!』の時は完全にわれわれにお任せというか、相談ではなくて「これでいきます」という報告みたいなやりとりでした。事故後、『キッズ・リターン』(96)は「色」へのこだわりが出た作品です。「こういう色を使いたい」みたいな、具体的な注文もありました。――北野映画には、そうしたご自身の体験が映し出されているわけですね。その後も数々の作品を経て、『アウトレイジ』ではどのようなオーダーがあったのでしょうか。もう7年も前ですからね(笑)。登場人物たちは黒系統の衣裳なので、寄り画の時に違いが出るように気をつけました。北野映画にはたくさんのヤクザが登場しますが、必ずその事務所も出てきます。組長のデスクがあれば、その背景には代紋があって。飾りも含めて、過去の映画作品などを徹底的に調べ上げて、「これまでにないもの」を目指しました。監督と美術の関係は監督からの一方的な指示ではなく、美術パートが美術設定をしていきます。関西と関東で衣裳のトーンを変えて、それにともなってバックグラウンドをどれぐらいの色に持っていこうとか。例えば寄りの画でも、「花菱会のヤクザ」というのが伝わらないといけない。すべてセットでまかないきれないので、ロケセットで内部を加工することも想定したりするので衣裳合わせのやりとりもとても重要です。○たけし絵画をすべて使った『アキレスと亀』――『ビヨンド』『最終章』で登場する張会長(金田時男)の大豪邸。彼の権力の象徴しているような画力がありました。あれ、結婚式場なんです。――えっ!? そうなんですか。張会長が韓国のフィクサーでそれなりの権力を持っているとなると、相当な広い空間を贅沢に使うというのが課題になりました。それをセットで作るとなると難しいので、撮影が可能な大豪邸、並行して結婚式場のような施設も相当な数を見ました。あの長いテーブルと細長い部屋で会長の権力を象徴的に見せたかったんです。●"引き算"の許可が必要だった『BROTHER』――北野監督はどのタイミングで現場を確認されるんですか?事前に監督と製作部が話し合って、各担当はその監督イメージをもとに候補案を上げます。監督抜きのメインスタッフで話し合ってから、ロケハンに。大豪邸で芝居に使えそうなのがどこなのか。美術のアイデアを固めたら、監督抜きで撮影や照明も含めて見に行って、最終的には「A案、B案のどちらか」みたいに絞り込み、それから監督とのロケハン。監督には私が用意したイメージスケッチを片手に現場に立ってもらいます。一連の流れは結構時間をかけてますね。披露宴会場だけを見せるわけにもいかないですから。イメージスケッチを元にそこで監督のやりたい芝居も何となく見えてきます。これまでの14本の中で印象的だったのは『アキレスと亀』(08)。監督自身が描いた絵を全部使ってあるんですよ。少年期から年代ごとに3つの画廊が出てくるんですが、監督からは「各時代の違いを出したい」というお話があって、全部任せてくださいました。各時代に合った絵の額縁を業者さんに相談して、監督からもその都度リクエストが出て。もっとも効果的なものが何なのかをじっくり監督と話し合えたのは面白かったです。それから、監督が描かれた完成形の絵とは別に途中経過の絵も用意する必要がありました。監督は自分で描くとおっしゃっていたんですが、当然作る時間がない。最終的には美術部で用意することになりました。あの作品は美術装飾的にも面白い仕事でしたね。――北野組の現場では、監督のインスピレーション次第で変更になることもあると聞きました。美術周りでそのようなことはありましたか?急きょ変更になったことで思い出されるのは、『みんな~やってるか!』の銀行強盗。銀行の中で全員警察官のシーンがありますよね。あれ、当初は予定されてなかったんです。たしか、撮影当日だったかな。監督から「全員を警察官にしたい」というアイデアがあって、警察の衣裳装具が間に合うかの勝負でした。そういう、突然のひらめき。「すぐに撮りたい」ということではなくて、「こういうことをやりたいけど、今日中に間に合うならばやりたい」みたいに気を使っていただいています。――「アウトレイジ」では?比較的スムーズでした。『ビヨンド』の花菱会は神戸でロケをやっていて、実際の建物を使っています。『最終章』の事務所はすべてセット。セットを組んだ後、芝居の都合によっての変更案は監督からいくつかありました。――大友がマシンガンで蜂の巣にするシーンがありますが、あれもセットですか?あれは実際にあるホテルです。本当はスタジオで撮った方がもっといろいろなことができるんです。消え物といわれるテーブルの上のオードブルは床に落ちるとシミになるので水っぽいものは使えません。ロケセットでは、そういう制約も出てきます。○ハリウッドスタッフ「なぜ省くのか?」――音楽の鈴木慶一さんは監督との仕事の中で「引き算」を学んだとおっしゃっていました。不自然なもの、無駄を省いていくのは今回のシリーズでも踏襲されていると思うのですが、美術において「引き算」的なやりとりはありましたか?『HANA-BI』(98)は、たしかにどんどん引いていきましたね。引き算の美術。キャラクターの個性を出すには、いろいろなものを飾っていく、つまり足していくと出やすくなるし、引いていくことによって出にくくなる。引いていった場合、個性として見せたいポイントに何を置くのかが重要になるわけです。『BROTHER』もそうです。逆に『龍三と七人の子分たち』(15)はコテコテ(笑)。龍三のキャラクターを強く出すためには必要だったんです。それぞれの世界観にもよりますが、やっぱり全体的に見ても「引き算」的なやり方だと思います。必要以上に物を飾らない。『BROTHER』の時、ハリウッドで向こうのデコレーターに「とりあえず飾ってくれ」とお願いをしましたが、加えて「引き算」があることはあらかじめ言っておかないと対応してくれません。「なぜ省くのか?」となるわけです。つまり、置かれた物をいじる許可が必要なんです。――日米合作では、そういう違いもあるんですね。そうですね。プロダクションデザイナーという肩書きで現場に立つ以上、責任もあるし権利もある。私の一言ですべてが変わることもあるんですが、向こうは各ポジションでの責任がある。「飾り終えたもの」を確認してOKだったら、もうそれは動かせないんですよ。撮影中にやむを得ず動かさなきゃいけないとなった時に、そこに置いた人から「動かす」許可をもらうことが必要なんです。でもその人は現場にいない。僕らは触れられないから、現場担当者からデコレーターに電話してもらいます。「なぜ動かすのか?」「前もって決めてたじゃないか?」みたいにこじれるわけですが(笑)。ハリウッドは、そういうシステムみたいです。最終的には北野組のやり方に従っていただきましたけどね。「もう、しょうがないね」ということなんでしょうね。●「歩いたら終わり」「やっちゃえ」の境界線――どのような流れで日米のスタッフが結集したんですか?まずは、ユニオン(ハリウッドにおける俳優やスタッフなどの労働組合)を通して助手さんを手配します。美術部は面接をして、アートディレクターとセットデザイナーを何人か。合作映画は注目度が高いから、みんな参加したがるわけですよ。そうやってみなさん実績を作って、後の仕事をとっていく。1999年当時、北野組はヨーロッパの方では有名でしたが、ハリウッドではそこまでじゃなかったと思います。面接で対象となるのは、最低でも5人。こちらからお願いしていたのは「日本人を2人、残りを外国人」だったんですが、これは通訳的な人材も必要だったから。ところが、現地スタッフは「仕事に集中したい」「私は通訳じゃない」と言うわけです。そういう流れで、全員外国人のスタッフを起用することになりました。ユニオンには各作品の撮影案内が貼り出されています。各スタッフは、それを見て自分が参加したい作品に応募します。面接は、1人につきだいたい1時間。『GODZILLA』、『スターウォーズ』、『ターミネーター』など、有名作品を手掛けてきたスタッフもいました。その中で、2人が『キッズ・リターン』を観てきて、きちんと分析していたんですよね。赤と青のジャージを着ているけど、それはどういう意味なのかとか、すごく熱心に質問されました。ただし、プライベートな質問は一切禁じられています。――それだけの文化の違いがあるわけですが、また合作映画をやりたいというお気持ちは?やりたいですね。しがらみが一切なくて、本人が自ら選んで来ているわけですから。逆にプロデューサーからは「できなかったらクビにして構わない」と。一方で、仕事ができなかったら僕のこともクビにすると宣告されていました。たしか……美術予算をオーバーしたら即クビだったかな? セットデザイナーとの打ち合わせで僕のプランを伝えて、大道具さんも決まっているからそのまま予算内にできるのかを調整してもらいます。映画のためにプロダクションの1フロアーが貸し切ってあって、撮影が進むにつれて予算が膨らんでいくと呼ばれてチェックされます。美術はお金かかりますからね。考え方次第で結果が違うのはよくある話なんですけど。全部が全部100%の力でやるとお金が足りなくなるのは日本でも同じこと。ただし、「ここぞ」という時には装飾、美術にお金をかけるタイミングが絶対に来る。片目つぶって、やっちゃえみたいな(笑)。○「監督が歩いたら終わり」の緊張感――「アウトレイジ」シリーズでもそんな場面はありましたか?張会長の長テーブルでしょうね。僕が最初に考えていた長さに、さらに2メートル足しましたから(笑)。最初は「これでなんとか行けるだろう」からスタートするんですよね。大道具との打ち合わせでも常に考えていて、何度も下見をする。「予算オーバーするかもしれない」という危機感があっても、ここで2メートル足すことによって効果的になるのであれば思い切りも必要。椅子と床の敷物を増やしたりとか、別の問題も出てくるんですけどね。ただ、ここでの「まぁ、いいか」は後々自分が後悔することになる。後悔するくらいだったら、別のセットで節約したり、調整すればいいわけです。大切なのは、「張会長をどれだけ大きく見せられるか」「空間をどのように切り取るか」です。――決められた予算内でやりくりするのは、日米問わず同じということですね。ただ、美術的には「ここはこだわらないと」というポイントが必ずある。「お金がないからしょうがない」で諦めてしまうこともありますが、結果的に映画を観た時に残念な気持ちになる。もうちょっと考えられることがあったんじゃないかな、と。美術はいちばんお金を使うところでもありますから、「金食い虫」なんて言われることもありますけどね(笑)。――監督はあまり感想や評価などを口にしないとも聞きましたが、美術に対してはいかがですか?たしかにありません(笑)。昔、監督と一緒にロケハンした時のことなんですが、車から降りた時に「ここですよ」と案内した時の反応。それがヒントでした。監督がどんどん歩いていくと画角を狭くしているということなので、監督の中では納得していない。当然、われわれは納得してもらえる場所を探すつもりではあるんですが、監督はそこで何とかしようと整理する。一時期言われていたのは、「監督が歩いたら終わり」でした(笑)。――車から降りた時が運命の瞬間なわけですね。そうそう。「監督、違う方を見てます!」とかハラハラしたのを覚えています(笑)。■プロフィール磯田典宏北野武監督作品には『みんな~やってるか!』(94)以降、14作目の参加。『のぼうの城』(11/監督:犬童一心、樋口真嗣)で日本アカデミー賞最優秀美術賞、『Dolls [ドールズ]』(02)、『座頭市』(03)で同賞優秀美術賞を受賞。近作は、『想いのこし』(14/監督:平川雄一朗)、『おかあさんの木』(15/監督:磯村一路)、『四月は君の嘘』(16/監督:新城毅彦)、『ReLIFE リライフ』(17/監督:古澤健)、『ピーチガール』(17/監督:神徳幸治)など。(C)2017『アウトレイジ 最終章』製作委員会
2017年10月27日全世界で驚異的な大ヒットを記録、主演のキアヌ・リーブスが再度スターダムに返り咲いた超絶アクション映画の続編『ジョン・ウィック:チャプター2』の4K UHDとブルーレイ、DVD化を受け、主演のキアヌ本人がホットなメッセージを贈るコメント動画が解禁となった。パワーアップを遂げた今作では、最強の暗殺者を演じるキアヌが、おなじみの“ガン・フー”アクションだけでなく、“カー・フー”“ナイ・フー”といった多彩なアクションも披露! スタイリッシュなスーツ姿で、容赦なく敵を撃ち殺す過激シーンも大いに健在だ。また、キャスト陣には前作でおなじみのメンバーに加え、キアヌ扮するジョン・ウィックを追いつめる宿敵にグラミー賞ラッパーで人気俳優でもあるコモン、聾唖の殺し屋役にモデルで近年映画界でも目覚ましく活躍中のルビー・ローズ、言わずと知れた名優フランコ・ネロ、あの「マトリックス」シリーズで共演したローレンス・フィッシュバーンも出演するなど、強力な新メンバーも参戦。あらゆる面で前作を凌駕する作品として話題を集めた。このほど解禁となった動画では、キアヌ本人が「やあ、日本のみんな!この映画をブルーレイ・DVDや配信で、何度でも何度でも楽しんで欲しいな。ミ・テ・ネ!」と直々にメッセージ。パッケージ版には豪華な特典などが満載でファン垂涎のアイテムとなっている。『ジョン・ウィック:チャプター2』ブルーレイ&DVDは2018年1月10日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年10月24日女優・宮沢りえが、絵本、コミックス、アニメーションと、世界中の人々から愛されているムーミンの映画最新作となるパペットアニメ『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』で“ムーミン役”として、12年ぶりに劇場版アニメ主演を務めることが決定した。これまで、岸田今日子(テレビアニメ「ムーミン」1969年、1972年)や高山みなみ(テレビアニメ「楽しいムーミン一家」1990年ほか)、松たか子(「ムーミン パペット・アニメーション」2012年)らによって演じられてきた主人公ムーミントロール。映画シリーズ初となる“冬のムーミン谷”が舞台となる今作では、主人公ムーミントロールを、『紙の月』『湯を沸かすほどの熱い愛』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞ほか各映画賞を総なめにした、日本を代表する実力派女優・宮沢りえが担当!宮沢さんは女優だけでなく、フランス映画『オーシャンズ』のナレーションや、実写版『ジャングル・ブック』の吹き替えも担当しており、劇場版アニメの吹き替えは、人形アニメ監督・川本喜八郎の『死者の書』以来実に12年ぶりとなった。宮沢さんは「ムーミンは子どもの頃、絵本やアニメで楽しませていただいてました。芸術的な絵の色彩やムーミン谷の世界観にドキドキしましたし、キャラクターそれぞれが本当に生き生きしていて、ムーミンの正義感、勇気、おおらかさ、自由さに、心踊っていましたから、今回声という表現で、参加させていただくことをとても嬉しく思っています」とコメント。また「子どもの頃人見知りだった私に母が『ねぇムーミン、こっち向いて…』というフレーズを借りて、私の名前でこの歌を口ずさむことがありました。それがとても好きだったし、大切な思い出です」と自身の幼少期をふり返り、「夢や希望だけでなく現実的なテーマにユーモアをちりばめたムーミンの世界観の魅力をお子さんは勿論、歳を重ねた方々にも、お届けできるように、私自身も楽しみながらムーミンを演じたいと思います」と意気込みを語った。さらに宮沢さんのほかにも、キアヌ・リーブスやトム・クルーズ、ユアン・マクレガーの吹き替えでお馴染みの森川智之と、「鋼の錬金術師」エドワード・エルリック役やルーシー・リューの吹き替えを多く担当する朴ロ美という実力・人気を兼ね備えた声優がそのほかの役を見事な声色で演じ分けるほか、歌手であり『アナと雪の女王』のアナ役の好演で一躍注目を浴びた神田沙也加がナレーションを担当することも明らかになった。『ムーミン谷とウィンターワンダーランド』は12月2日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2017年09月30日クリント・イーストウッドを父に持つ、イケメン二世俳優スコット・イーストウッド。そして、「世界で美しい顔100」(2015年)において第9位に選ばれ『ブレードランナー 2049』にも出演する女優アナ・デ・アルマス。このほど、いまハリウッドでも注目を集める若手俳優の2ショット写真が激写された。クラシックカーの運転席から後部席のカメラを見つめるのはスコット・イーストウッド(31)。巨匠イーストウッド監督の息子にして、いまハリウッドでノリにのっているイケメン二世俳優の注目株。がっしりとした顎のラインやセクシーな笑顔、鍛え上げられた身体、そしてアイコニックな眉は往年の映画ファンなら、若かりしころの父の姿を彷彿とさせる。そんなスコットは、『父親たちの星条旗』(’06)で映画デビュー後、『グラン・トリノ』『人生の特等席』と父イーストウッド監督作品に相次いで出演。DCコミックの実写映画作品『スーサイド・スクワッド』、ジョセフ・ゴードン=レヴィットとの共演も話題となった『スノーデン』など話題作での存在感、さらには大ヒットシリーズ最新作『ワイルド・スピード ICE BREAK』では生まれもったスター性に加え、アクション俳優としての存在感も放ち、2018年3月全米公開の『パシフィック・リム:アップライジング/ Pacific Rim: Uprising』(原題)も控えている。一方、スコットの助手席に座る美女はアナ・デ・アルマス(29)。いまや「世界で美しい顔100」の常連といえるキューバ出身の若手女優だ。キアヌ・リーブスが製作・主演を務めた『ノック・ノック』(’15)と『エクスポーズ 暗闇の迷宮』(’16)で注目され、リドリー・スコット製作総指揮、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督『ブレードランナー2049』(10月27日公開)ではライアン・ゴズリング、ハリソン・フォードと共演を果たすなど、ハリウッドでのネクストブレイクが予想される女優の1人だ。実はこの2人、映画『スクランブル』ではカップルを演じている。本作は、高級クラッシクカー専門の華麗なる窃盗団・フォスター兄弟が、二重三重にも入り組んだトリックを駆使して、凶悪なマフィアたちから3800万ドルもの走る芸術品【フェラーリ250GTO】を盗み出す、という物語。スコットはフォスター兄弟の兄・アンドリュー役を、アナはアンドリューの彼女ステファニー役を演じている。アナが彼について「スコットは驚異的よ。経験も豊富で、いつもできる限りの方法で助けてくれようとするの」と言えば、スコットも「アナは素晴らしい女優だよ。ラテンアメリカの小さな爆竹のような女性さ。彼女と仕事ができて、とてもよかったよ」とべた褒め。本作撮影中のこの2ショットからも、お互いへの信頼度の高さ、プロフェッショナルな姿勢が伝わってくる。ハリウッドが最も注目する2人の共演は、気にならずにはいられない。『スクランブル』は9月22日(金)よりTOHOシネマズみゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年09月06日自身の名を冠したコスメを大ヒットさせ、「世界で最も稼いだセレブ」(米「Forbes」誌調べ)に最年少(発表時19歳)でランクインしたカイリー・ジェンナーを始め、副業でも成功を収めるセレブが増えている。もちろん、彼らの世界的な知名度が大きな助けになっているが、もう1つの傾向として、逆にセレブ本人のイメージを前面に出し過ぎないパターンが成功を導く場合も多い。■リース・ウィザースプーンリース・ウィザースプーンは2015年にライフスタイルブランド「Draper James」を始めた。アメリカ南部ルイジアナ州出身の彼女が子どもの頃から慣れ親しんだサザン・スタイルの服やバッグ、インテリアや家庭用品を展開している。素敵な暮らしぶりをSNSで公開し、ライフスタイル・ビジネスに参入するセレブ女性は後を絶たないが、ただおしゃれなだけでは生き残れないし、扱う商品にいちいちセレブ本人を連想させるロゴや顔写真があっては、購買層は限られてしまう。その辺りを心得たデザインは、大人の女性でも抵抗なく着られるほどよいガーリー・テイストで手堅い人気。ブランド名は尊敬する祖父母のミドルネームをつなげたもの、というエピソードなど、好感度を上げるさりげないアピールも上手だ。■スカーレット・ヨハンソン昨年10月、パリのマレ地区にポップコーン専門店「Yummy Pop」を開店、初日は自ら店頭に立ったスカーレット・ヨハンソン。フランスでポップコーンといえば定番の塩味だけ、そして人気はそれほど高いとは言えないが、だからこそ様々なフレーバーのグルメポップコーンに勝機ありと見た様子。3月に破局を発表したフランス人の夫と一緒に始めた。トリュフとパルメザン&セージ風味、ストロベリー&クリーム、メープルシロップ、チョコレート・ストロベリーを中心に、クリスマスやバレンタインデーには限定フレーバーやハート型ボックス入りも販売、パリのスナックとして定着しつつある。店舗やパッケージはトリコロールをあしらい、こちらもやはりどこにもスカーレットの名前や写真はない。■キアヌ・リーブスリースにしてもスカーレットにしても、扱うものに対する思い入れがしっかりあることが見て取れるが、好きを極めて採算度外視にも見えるビジネスを展開したのはキアヌ・リーブスだ。大のバイク好きで知られる彼は2014年に友人のバイク・デザイナー、ガード・ホリンガーとカスタム・バイクのメーカー「Arch Motorcycle」を設立したが、今年7月に今度は出版社「X Artists’ Books」を立ち上げた。昨年キアヌが出版した詩集「Shadows」(原題)で組んだアーティストのアレクサンドラ・グラント、デザイナーのジェシカ・フリーシュマンと3人で、独創的で多分野にまたがる内容のアーティスト・ブックの出版に取り組む。キアヌは「本を読んで、思考したり想像したり、旅をする喜びのため」と起業の理由を「Los Angeles Times」紙上で語っている。カスタム仕様のバイクもアーティスト・ブックも、妥協を許さない作りゆえに、手頃な価格での量産、万人受けは難しい。それでも、自分が心から気に入ったものを世間に伝えたいという情熱はあっぱれだ。知名度を適度に使いながら、最終的にはそこに頼り過ぎずに商品の魅力で勝負する。王道ながら、実はなかなか実現の難しいセレブのサイドビジネス・スタイルだ。(text:Yuki Tominaga)
2017年08月24日キアヌ・リーブス主演のノンストップ・キリング・アクションが帰ってきた! アクションのクオリティーもドラマも前作より数倍パワーアップ。そんな続編『ジョン・ウィック:チャプター2』(7月7日公開)を引っさげて来日したキアヌ・リーブスと、チャド・スタエルスキ監督にインタビュー。最強の殺し屋ジョン・ウィックの復讐劇を描く本シリーズ。今回はイタリアン・マフィアのサンティーノ・ダントニオ(リッカルド・スカマルチョ)が、ジョン・ウィックに姉殺しを依頼する。すでに隠居生活を望んでいたジョンが彼の依頼を一蹴したため、サンティーノの怒りを買う。前作では、ジョン・ウィックがたった鉛筆1本で瞬時に3人を殺したというエピソードがインパクト大だったが、今回それが実演されていた! また、前作での銃とカンフーを融合させた"ガンフー"に続き、今回はガンフーとカーアクションが融合した"カーフー"も披露。キアヌとチャド・スタエルスキ監督が、気になる撮影裏話を楽しそうに語ってくれた。――チャプター2では、前作のどういう点がパワーアップしていますか?キアヌ:今回はジョン・ウィックを取り巻く世界観がさらに広がっているよ。「ハイテーブル」という「コンチネンタル」(殺し屋をサポートする組織)の上にある新しい組織が登場するし、ローレンス・フィッシュバーン演じるボワリー・キングというアンダーグラウンドな組織を束ねているキャラクターも出てくる。彼らの間では借りはちゃんと返さないといけないというルールがあるんだ。また、ユーモアもかなりアップしているんじゃないかな。もちろんアクションの形態もより多様化されているよ。全体的にクオリティーがアップしていると思う。チャド:キアヌの言うとおりだ。観客がパート1で気に入ってくれた部分を膨らませている。水先案内人の役割をしているジョン・ウィックの目を通し、コンチネンタルやいろんな都市を見ることができる。個人的にはローレンス・フィッシュバーンが演じたボワリー・キングの世界観が気に入っているよ。――チャド・スタエルスキ監督は、もともと『マトリックス』の時にキアヌ・リーブスさんが演じたネオ役のスタントダブルをされていましたよね。だからこそ同シリーズでモーフィアス役を演じたローレンス・フィッシュバーンさんとキアヌさんの共演シーンはかなり興奮しました!チャド:ボワリー・キングのキャラクターはもともとローレンス・フィッシュバーンをキャスティングしたくて脚本に書いていたんだけど、まさか実現するとは思わなかった。たまたまキアヌがロスでローレンスに会った時に『ジョン・ウィック』の話をしてくれたんだ。それで『ジョン・ウィック:チャプター2』に出演できる?と聞いたら、ぜひ脚本を送ってくれと言ってくれたらしい。彼は『俺、出るよ』と即答してくれたよ。初めての撮影シーンは、キアヌと2人が屋上で話すシーンだったが、あまりにも見入ってしまって、僕はカットをかけるのを忘れてしまった(苦笑)。僕もローレンスとキアヌの大ファンだったので本当にうれしかったよ。キアヌ:もともと彼とはずっと友だちだったけど、彼は素晴らしい役者だと思う。まあ、現場では『モーフィアス!』という感じで、やばいなあと思ったけど(笑)。ローレンスが演じるボワリー・キングが、ジョンを助けるのか殺すのかわからないところも良かった。ローレンスはカリスマ性にあふれ、危険でチャーミングな男で、まさにさまざまな色彩に輝く宝石みたい。共演シーンでは、彼がさらに光を当ててくれたと思っている。――今回もアクションが冴えていました。キアヌさんを演出してみていかがでしたか?チャド:キアヌはまた新しいスキルを身につけてくれた。今回も感心したし、すごく上手くいったと思う。同じことの繰り返しじゃなく、レベルアップできたから。かなり時間を割いて、武器の扱いはもちろん、ガントレーニング、マッスルアーツ、カースタントにも挑戦してもらった。しかも今回彼はイタリア語も話さないといけなかった。キアヌは本当に頑張り屋だと思う。どんなにリハーサルをやっても、場所を変え、衣装を着て本番でやってもらうと、はっとさせられる瞬間があった。いいシーンが撮れると、みんなが笑顔になったよ。キアヌ:とにかく楽しかった。最高のチャンスを与えられているわけだから。ただ、チャドのアクションのレベルが高くて、僕が追いつけないというか、監督の求めるものに応えられない自分が辛かった。いちばん大変だったのは、彼のレベルに合わせることだったのかも。ただ、たとえ僕がチャドをガッカリさせても、彼はちゃんとサポートしてくれたよ。チャド:おいおい。ガッカリしたことなんて全然なかったよ(笑)――今回、逃走経路に武器が隠してあったり、銃弾がなくなったらそれを投げ捨てたりと、リアリティーあふれる演出が印象的でした。そういうアイデアは、おふたりで出し合ったのですか?キアヌ:銃がなくなったらそれを捨てて、他にある銃を手にする。あれはチャドらしいディテールの描き方だったね。チャド:ガンファイトの見せ方をどう変えていくのかについてふたりで話し合ったよ。ハリウッド映画では、銃弾がなくなったり、再装填しているところを見せないことが多い。実際それをやるのは難しいし、スピード感もなくなってしまうから。でも、今回はカメラを引いて、敢えてそうするところを見せたんだ。そのことでかなりユーモアを入れ込むことができた。もちろん、銃を発砲すること以上に練習が必要だったけど、キアヌは頑張ってやってくれたよ。――『マトリックス』を撮影していた当初は、こんなふうに監督と主演俳優としてお仕事をされることは想像していましたか?キアヌ:いや、『マトリックス』の時はそんなに未来の話はしていなかった。でも、3部作を取り終えた後、チャドはセカンドユニットの監督としての仕事を始めたし、役者とスタントマンとしても何度か一緒に仕事をしたんだ。それで僕は外からチャドの仕事ぶりや成長ぶりを見ていた。まあ、彼とは興味があるものや好みが似ていると思う。チャド:お互いにアクション映画が大好きだし。しかもふたりとも乙女座なんだ。キアヌ:完璧主義なんだよね。チャド:そうそう。ちょっとクレイジーだけど、完璧主義だね。■プロフィールキアヌ・リーブス1964年9月2日、レバノン生まれ。主演映画『スピード』(94)で大ブレイクし、その後『マトリックス』(99)が大ヒットし、シリーズ化されて人気を不動のものにする。そのほかの主な出演作に『ディアボロス/悪魔の扉』(97)、『コンスタンティン』(05)、『47RONIN』(13)など。『キアヌ・リーブス ファイティング・タイガー』(14)では監督デビューを飾り、出演も兼ねた。近作は『ジョン・ウィック』(15)、『砂上の法廷』(16)など。チャド・スタエルスキ監督1968年9月20日、アメリカ生まれ。アクション/スタントコーディネーターとして『マトリックス リローテッド/レボリューションズ』(03)、『300』(07)、『ウルヴァリン:SAMURAI』(13)に携わる。スタントとして『マトリックス』(99/スタントダブル:ネオ)他を務める。前作『ジョン・ウィック』(15)で監督を務めた。(C)2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved. (C)Niko Tavernise
2017年07月08日若い頃のキアヌ・リーブスは、溜め息がもれるほど美しかった。そして50代を迎えたいまのキアヌは、“大人の男”の色気を纏い、これまで以上に私たちを魅了する。彼の新作『ジョン・ウィック:チャプター2』は、伝説の殺し屋の映画、アクション&銃撃戦満載の映画──というと男性向けの映画に聞こえるかもしれないが、実は女性にこそおすすめ。1作目では、大切な存在を奪われてしまった男の“愛”の復讐劇だった。2作目は、大切な想い出を奪われて、ふたたび愛のために、信念のために戦うことに…。シリーズ2作目となる『ジョン・ウィック:チャプター2』について、主演のキアヌと監督のチャド・スタエルスキが語る。『スピード』や『マトリックス』シリーズで観たことのないアクションに挑戦してきたキアヌ。この『ジョン・ウィック』シリーズでは、これまでの経験をフル活用するだけでなく、とんでもない進化を遂げている。銃とカンフーを組み合わせたガン・フーをはじめ、ナイ・フー、カー・フー、柔道、柔術など、次から次へと新しいアクションを身につけ監督を驚かせる。「キアヌは1作目以上にレベルアップしている。武器もマーシャルアーツもカースタントも、かなりの時間をさいて訓練して新しいスキルを身につけてくれた。本当にスゴいよ!」と大絶賛する。一方、キアヌは、「ジョン・ウィックの世界観をより広げたい」という監督の強い意志に応えることが原動力になった。「チャドから最高のチャンスを与えてもらって撮影は本当に楽しかった。でも、彼が目指しているレベルは非常に高い。彼が求めているレベル以上を目指したいのに、それができない、応えられない、そういうときが一番つらかった。たとえば、銃のリロード(装填)とかだね。(利き手の)反対側の手でもできたらよかったんだけど…」と、自らに課しているものが大きすぎる!そんなキアヌだからこそ、監督はほかではやっていないアクションに挑戦したくなるのだろう。アクション映画の多くは、スピード感を保つために銃弾がなくなるシーンや装填するシーンは見せない工夫をするが、この映画は違う。監督が説明する。「この映画では、敢えて引きの画で撮ってリロードシーンを見せることにした。実際に銃弾がなくなったときにどうなるのか、ジョン・ウィックならどう対処するのか、思い切って見せることにしたんだ。それによってユーモアも入れることができた。装填の作業は発疱するよりも難しい。キアヌはかなり練習して演じてくれた」。次から次へと流れるように銃を撃っていくシーンの美しさは、キアヌ・リーブスの努力によって描けたというわけだ。お互いを信頼しているからこその発言、仲の良さ。2人の出会いは『マトリックス』まで遡る。もともとスタントマンとして活躍していたチャド・スタエルスキは、『マトリックス』でキアヌの演じたネオのダブルスタントをつとめ、『マトリックス リローデッド/レボリューションズ』ではアクション/スタントコーディネーターとして参加。その後は、数多くの大作アクション映画に関わってきた、アクションの伝道師だ。そしてついに、前作『ジョン・ウィック』で監督と主演俳優という形でタッグを組むことになった。キアヌは「2人はとても似ている」と言う。「僕とチャドは好きなものや興味がとても似ているんだ。もちろん、大好きなアクション映画のジャンルもね。あと、2人とも乙女座なんだよ!乙女座は、完璧主義でちょっとクレイジーなところがあるけれど、そういうところも似ていると思う(笑)」。もうひとり『マトリックス』からの盟友ローレンス・フィッシュバーンが『チャプター2』に登場する。彼が演じるのは、ニューヨークの情報王バワリー・キングというキャラクターだ。「できることならフィッシュバーンに演じてほしい…」と想定していた監督の願いを叶えたのはキアヌだった。「キアヌがロサンゼルで偶然ローレンスに会ったときに、ジョン・ウィックの『2』に出演しないか?って聞いてくれてね。『すぐに脚本を送ってくれ!』と、即答で出演OKしてくれたんだ。キアヌ・リーブスとローレンス・フィッシュバーン、大好きな俳優が揃って出てくれるなんて!本当に嬉しかった。2人の最初の共演シーンは屋上のシーンだったんだけど、感動して見入ってしまって、カットをかけ忘れて、ローレンスに『いつカットって言うんだよ』って急かされてしまったんだ(笑)」。微笑ましいエピソードだ。また今回の撮影舞台はニューヨークとローマ。そこにも「美しい景色を背景にしたアクションは映える」という監督のこだわりがある。「ジョン・ウィックの世界を作るうえで、アクションだけでなくロケーションに関しても、いままで見たことのないものを作らなければならないと意識した。キアヌとプロダクションデザイナーと話し合って、それに見合ったスポットをニューヨークで見つけた。たとえば、ワールド・トレード・センター駅での撮影は映画史上初だったんだ。そこでジョン・ウィックと彼のライバル、カシアンとの対決シーンを撮っている」。そうやってニューヨークにジョン・ウィックの世界を構築していった。そのなかには非現実的な世界──世界中で活躍する殺し屋をサポートする機関“コンチネンタル”もあり、キアヌが「特にシュールな世界だった」とふり返るのは、コンチネンタルに常駐するソムリエとのシーンだ。「ソムリエが出てきてワインをテイスティングするのかと思ったら…彼は“ウェポン”ソムリエで、兵器のテイスティングなんだ。すごくイカれたシーンではあるけれど、とてもジョン・ウィックらしいシーンのひとつだね」。慣れた手つきでテイスティングするキアヌ・リーブスの武器の扱いは、もちろん絵になる。ローマは、ジョン・ウィックのいる殺し屋の世界、その歴史を感じさせる場所として選ばれた。カラカラ古代浴場、ボルゲーゼ公園にある国立美術館、ナヴォーナ広場、スペイン広場にあるグランド・プラザ・ホテル…などで銃撃戦やチェイスが繰り広げられる。たった1人で世界中の殺し屋を相手にするジョン・ウィック、演じるキアヌの身体能力、格闘術に見とれ、手に汗握りっぱなしの約2時間となるだろう。キアヌを再びスターダムへと返り咲かせたこのシリーズ、すでに3作目も始動しているという。「チャドのビジョンを満足させるために、これまで以上にもっとトレーニングが必要になるだろうね(笑)。でも、それは僕にとって素晴らしい贈り物でもあるんだ」と意気込むキアヌに監督は「希望とおりジョン・ウィックのスキルをもっとレベルアップさせるよ(笑)。新しい挑戦として、モーターサイクルをつかったカンフーアクションなんてどうかな」「OK!舗装されていない道路でバイクを練習しておくよ(笑)。あと、馬もいいかもしれないね」と3作目のアクションについて盛り上がる。この2人の今後にますます期待!(text:Rie Shintani)■関連作品:ジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年07月05日まもなく日本公開されるキアヌ・リーブス主演『ジョン・ウィック:チャプター2』。全てにおいて前作より数段にスケールアップした本作で、キアヌ演じる伝説の殺し屋ジョン・ウィックの命を狙う沈黙のアサシン・アレスを快演しているのが、全世界の女性からも熱視線が送られる注目女優ルビー・ローズ。このたび、彼女の新たな場面写真とコメントをシネマカフェが独占入手した。Netflixの大ヒットドラマ「オレンジ・イズ・ニュー・ブラック」で中性的なステラ役を演じて評判を呼び、日本でも大ヒットを記録した『バイオハザード:ザ・ファイナル』(’16)では、主人公アリス(ミラ・ジョボヴィッチ)の仲間の1人であるアビゲイル役を演じていたルビー。『トリプルX:再起動』(’17)では、アメリカンスーパースター、ヴィン・ディーゼルらとも共演を果たした、いま大注目女優の1人だ。全身に掘られた多数のタトゥーでも知られ、レズビアンをカミングアウトしている。モデルとして有名ファッション誌の表紙を飾るほか、短編映画の脚本・プロデュース、大ヒットアカペラ・コメディの続編『Pitch Perfect 3』(原題)では歌を披露するなど、その多彩な才能でも人気を博している。本作では、映画史上最も激しいといわれるガンアクション、肉弾戦が展開されていくが、類まれなる運動神経で華麗にアクションをこなすルビーの姿は、ひと際目を引く。ルビーは、このアクションシーンについて「チャド(・スタエルスキ)監督は違う種類の格闘技、戦いの形、ときにはダンスの形までもを融合させ、変化させてガン・フーやナイ・フーなどのオリジナルのものを作り出していて、そこがイカしてるの」と語り、『マトリックス』シリーズなどでもアクションを担当した監督の手腕を絶賛する。さらにルビーは、「1作目でもあった柔術を試していたんだけど、私のスタンスや動作を見て、『君はボクサーなの?』って。私が『何年かボクシングをやっていたの』と言ったら、彼は『これは面白くなる』って感じだったわ」と明かす。「だから私たちは、ボクシングで行ってきたトレーニングにナイフと銃を組み合わせて、別の格闘技を作り出したの。次元は全く違ったけど、そうした経験(ボクシング)をしていたことは良かったわ」と、自身のアイディアも盛り込みながら、クリエイティブな感覚でアクションを作りあげていったことに触れた。今回到着した場面写真では、そんなルビー演じる沈黙のアサシン・アレスの自信にあふれた表情の数々が収められている。スーツをビシッと決め込み、ジョン・ウィックを地の果てまで追い詰め、苦しめていくというアレス。息を飲む超絶技巧派のアクションには、引き込まれること間違いなし!躍進を続けるルビー・ローズに、スクリーンでも注目していて。『ジョン・ウィック:チャプター2』は7月7日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年07月03日先日のキアヌ・リーブスのゴキゲン来日も記憶に新しい『ジョン・ウィック:チャプター2』。今回、ニューヨークからローマなど世界を股にかけ、全てにおいてスケールアップした本作から、ガチギレのジョン・ウィックが黒帯級の投げ技を決めまくる、これぞ“技のデパート”ともいえる特別映像が到着した。全米で2月に公開されるや、前作の2倍以上の成績(約3,000万ドル=約30億円)を上げ、オープニングからたった8日間で前作のトータル興収(約4300千万ドル)を超える約4600万ドルという大ヒットとなった本作。主演キアヌに加え、チャド・スタエルスキ監督が続投、前作とおなじみのキャストに加え、真打登場とばかりに『マトリックス』シリーズの盟友ローレンス・フィッシュバーンも登場。さらに、『トリプルX:再起動』に続き本作、『ピッチ・パーフェクト3』にも出演するルビー・ローズの参戦も大きな注目を集めている。そんな本作から今回解禁となるのは、キアヌ演じる伝説の殺し屋ジョン・ウィックが、銃のみならず、柔道技、プロレス技など、さまざまな体術を駆使し、襲い掛かる殺し屋たちを投げ飛ばしていくスペシャル映像!実際に本編を観た、バルセロナ五輪銀メダリストでプロ格闘家の小川直也は「キアヌ・リーブスのアクションにビックリ!前作よりも柔道の場面が多く、オレが見てもかっこいいんだ」と大絶賛、元K-1世界チャンピオンの魔裟斗も「キアヌ・リーブスの男の色気満載!!前作をさらに上回る銃撃戦に加え、随所に見せる格闘技の本格的な技術も必見」とコメントを寄せており、本作のアクションシーンをベタ褒め。映像には、世界中の殺し屋たちから命を狙われるジョンが「望み通り帰ってきたぞ」というセリフから、一本背負い、足払い、払い腰、袖釣込腰、腕絡み投げ、巻投げ、飛行機投げ、隅返しと、バリエーション豊かに投げ技を決めまくるシーンが凝縮。また、衝突により車から放り出されたジョンは華麗に受け身を取ることで身を守り、迫りくる巨漢にはモンゴリアンチョップを炸裂!伝説のヒールプロレスラー、キラー・カーンも「俺の必殺技はモンゴリアンチョップ&ダブルニードロップだったが、ジョン・ウィックのガン・フー、ナイ・フー、カー・フーの迫力は圧巻」と本作にコメントし、キアヌの体術に太鼓判を押している。その後も、漫画「キン肉マン」に登場するラーメンマンの得意技、キャメルクラッチを決めるなど、プロレス技にもとても造詣が深いジョン。最後には、“鉛筆で瞬時に3人の男を殺した”というジョン・ウィックに伝わる伝説の殺しを実演するなど、完全復帰に相応しいアクションシーンの連続となっている。また、前作『ジョン・ウィック』の来日時には、3度の金メダルを獲得した生ける伝説、柔道家・野村忠宏から、ジョン・ウィックの刺繍入りの黒帯をプレゼントされたキアヌ。それもあってか、本作では前作よりもさらに柔道技が大幅アップした様子。柔道技の多さを質問されたキアヌは、「柔道が好きだからさ!」と断言。さらに本作の撮影のため、撮影前からキアヌにおよそ4か月間みっちりとブラジリアン柔術を訓練させたと語るスタエルスキ監督も、「キアヌはいつも全力を尽くすんだ。今回は特殊部隊SWATの連中と訓練して、3種の銃での戦術に加え、ブラジリアン柔術も習った。本作であの激しさがまた見られて、観客が大喜びすることは間違いないよ」と明かし、本作の出来栄えに自信をにじませている。『ジョン・ウィック:チャプター2』は7月7日(金)よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年06月27日『マッドマックス 怒りのデス・ロード』の無双女子・フュリオサ役も記憶に新しいアカデミー女優シャーリーズ・セロンが『ジョン・ウィック』&『デットプール2』の監督と組んで贈る、スタイリッシュ・スパイアクション『アトミック・ブロンド』(全米公開:7月26日)の日本公開が決定。シャーリーズの“ブロンド”がクールな、ティザービジュアルと特報映像が解禁となった。『モンスター』でアカデミー賞を獲得し、近年では『マッドマックス 怒りのデス・ロード』で高い評価を受けているシャーリーズが、最強の女スパイを演じる本作。『ジョン・ウィック:チャプター2』でもキッレキレの友人キアヌ・リーブスとトレーニングを重ねたそうで、激しいアクションに生身で挑んでいる。メガホンをとったのは、『ジョン・ウィック』の共同監督であり、2018年公開の『デットプール』続編の監督にも決定しているデヴィッド・リーチ。共演には、『X-MEN』シリーズや『ウォンテッド』のジェームズ・マカヴォイに、『キングスマン』のガゼル役で一躍注目され『ザ・マミー/呪われた砂漠の王女』では王女ミイラ役に抜擢されたソフィア・ブテラ、さらに『キングコング:髑髏島の巨神』のジョン・グッドマン、『キャプテン・アメリカ』シリーズのトビー・ジョーンズなど、豪華実力派俳優が脇を固めている。そんな本作から初解禁された特報映像は、「これは私が選んだ人生」とシャーリーズ演じるMI6の女スパイ、ロレーン・ブロートンの独白と、華麗なるガンアクションから幕を開ける。消された諜報員と消えた最高機密のリストの奪還を命じられたロレーンは、世界の運命を握るリストの行方を追ってベルリンへ。映像には、シャーリーズ演じる女スパイのプロポーションの美しさがひと際映える格闘シーンが、クイーンの名曲「キラー・クイーン」に乗せ、繰り広げられる。中でもピンヒールを使った攻撃や、敵の首に縄を括り窓から飛び降りるなど、前代未聞のアクションシーンは圧巻のひと言。マカヴォイやブテラらの姿も確認できる。また、同時に解禁されたティザービジュアルは、印象的な“ブロンド”のロレーンが、クールにサングラスをきめ、革のニーハイブーツを履きこなすスタイリッシュなもの。銃を片手にこちらを見つめる、まさに「最強の女スパイ」の姿とともに「誰も信じるな」というコピーが印象的。その言葉が意味する、最強の女スパイの前に立ちはだかる敵とは…?超豪華なキャストとスタッフが放つ、クールな女スパイの超絶アクション。今後の続報にも期待していて。『アトミック・ブロンド』は10月20日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2017年06月23日来日中のキアヌ・リーブスが6月13日(火)、都内で行われた主演作『ジョン・ウィック:チャプター2』のジャパンプレミアに、前作に続きメガホンをとったチャド・スタエルスキ監督とともに出席した。伝説の元殺し屋ジョン・ウィックが、殺された愛犬の復讐を果たすため、銃とカンフーを融合させた新銃術「ガンフー」を武器に大暴れした前作『ジョン・ウィック』から“5日後”を舞台にしたシリーズ第2章。今作では自宅を爆破されたジョンが、復讐を恐れた伊マフィアに、7億円もの懸賞金をかけられ、世界中の殺し屋から命を狙われてしまう…。全米では公開からわずか8日間で前作のトータル興収を上回るヒットを記録している。キアヌの代表作『マトリックス』シリーズで、モーフィアスを演じた“盟友”ローレンス・フィッシュバーンが組織を束ねるキング役で出演しており、「いまも友情で結ばれているからね。彼がパート1をすごく気に入ってくれたので、『じゃあ、続編に出ない?』って誘ったんだ」と再共演を実現させた熱い友情を明かした。この発言に対し、スタエルスキ監督は「メールでオファーして、1時間で返事が来たよ。その1週間後には、ローレンスも撮影に合流してくれたんだ」と感謝を示していた。また、すでに「第3弾決定!」のニュースが報じられた件について、キアヌは「待って、待って」と慌てた表情。「もし、さらなる新作を製作できればいいなと思うし、実現することを祈っている。すべてはここにいる皆さんにかかっているよ!」と期待を示し、「日本でロケするのもいいね。皇居はどうかな?もちろん、中に入ったりはしないよ(笑)」と少年のように大はしゃぎ。「三船敏郎さんが出演した黒澤明作品、それにサニー千葉(千葉真一)さんにも影響を受けている」と日本文化への愛も語った。ジャパンプレミアには歌手の和田アキ子が登場し、代表曲「あの鐘を鳴らすのはあなた」にちなみ、キアヌ、スタエルスキ監督とともにヒット祈願の鐘を鳴らしていた。『ジョン・ウィック:チャプター2』は7月7日(金)より公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョン・ウィック:チャプター2 2017年7月7日よりTOHOシネマズ みゆき座ほか全国にて公開(C) 2017 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
2017年06月13日