はじめに「NOGUCHI -酒造りの神様-」より農口さんが杜氏を務める「農口尚彦研究所」は、石川県小松市観音下(かながそ)という小さな里山にあります。米と水だけでつくる日本酒は、水が要。霊峰・白山に降り積もった雪が、長い年月をかけて地層の奥深くに浸透して生まれる清らかな伏流水を見つけた農口さんは、この水を使うためにこの場所を選びました。「NOGUCHI -酒造りの神様-」より“あと何年酒造りができるかわからない”“酒は飲んだらなにも残らない、口笛のように消えてしまう。私は後世になにを遺せるのか”引退と現役復帰を三度繰り返し、”引退を諦めた”91歳。16歳から75年間、その人生のほとんどを日本酒に注いできた農口さん。日本酒に関わる人にとって、彼は永遠の憧れであり伝説であることは言うまでもないですが、常に前を見据えて高みを目指す生き様は、誰が見ても尊敬の念を抱かずにはいられないでしょう。“わしが残していくものは、ここにあった”あらすじ「NOGUCHI -酒造りの神様-」より2020年10月、例年通り農口尚彦さんの酒造りが開始します。蔵入から半年間、蔵人たちは共同生活を送りながら、全ての時間を蔵で共に過ごし、酒造りに没頭します。この年に集まった蔵人は、8名。半数は、酒造りとは全く異なる経歴を持ち、初めて酒蔵に入る方です。農口さんは、一度見どころがないとみなせば二度とその蔵人を呼ぶことはありません。「NOGUCHI -酒造りの神様-」よりそんな中、生産計画の中には「20BY山廃純米大吟醸」の文字。「世界の人たちの価値観が変わるような酒を造りたい」という農口さんの想いからつくられる酒です。山廃純米大吟醸は、大吟醸の淡麗さと、山廃の芳醇さという反対の性質を持つ、難しい酒造りです。さらに通常より仕込みに時間がかかり、蔵人たちにも大きな負担がかかります。蔵入りから3ヶ月目を迎え、いよいよ山廃純米大吟醸の仕込みが開始。果たして、この蔵人たちの手で最高の「山廃純米大吟醸酒」は無事に完成するのでしょうか……?「NOGUCHI -酒造りの神様-」より映像のなかで、農口さんや蔵人たちが日本酒に向き合う姿には目を見張るものがあります。「酒造りは繊細だ」と分かってはいても、実際に時間は秒単位、温度も1度単位で調整をしながら、まとまった睡眠は取らずに「生き物」を扱う、そのまっすぐな姿勢を目の当たりにして、大きく心が動きました。詳しい内容は実際に映画を見ていただきたいのですが、必ず何か得るものがあると思います。「NOGUCHI -酒造りの神様-」より酒造りでは“鬼の農口”さんですが、散歩と銭湯を愛する“好好爺”の日常も写されています「NOGUCHI -酒造りの神様-」より日本酒の知識が全くなくとも、日本酒の造り方や構造、種類についても簡単にまとめられていてとても勉強になります農口さんにインタビュー――今回が初の長編ドキュメンタリー映像とのことですが、実現するまでの経緯や、受けられた理由を教えていただけますか?農口さん:良いお酒を造るために、どれだけ一生懸命に努力しても、皆様に知っていただかなければ意味がないと考えております。以前もいくつかのテレビドキュメンタリーに出たことがありますが、その経験から、お受けすることになりました。今後は、ドキュメンタリーを通じて海外の方にも知っていただけたらと期待しているところです。――実際に映像をご覧になって、いかがでしたか?農口さん:ちょうど酒造り期間中でありましたので、まだ完成品を見ておりません。終わったらゆっくり視聴する予定です。――この映画を通して視聴者に最も伝えたいことは、どのようなことですか?農口さん:一人でも多くの方に、私が人生を捧げた日本酒造りの奥深さや、世界に誇れる日本文化を再認識していただけるきっかけになってくれたらと思っております。――1月の能登半島地震。「農口尚彦研究所」や能登にいらっしゃる農口さんのご家族はご無事だったと伺い、ホッとしました。当時の様子はどのようなものだったのでしょうか。農口さん:地震があった時は、杜氏室で酒造りの経過簿をまとめる事務作業中でした。机の前の窓ガラスが飛んでくるかと思うくらいの揺れでした。頭をよぎったのは家族のこと。幸いにも妻は、元旦を長女、孫と過ごすために、白山市に住む娘の家に出てきていたので、すぐに連絡が取れました。能登に嫁いだ次女とは4日間連絡が取れませんでしたが、避難しており無事でした。走って蔵中を確認しましたが、奇跡的にお酒も割れておりませんし、設備も無事でした。たくさんの方からご心配のご連絡をいただきましたが、酒造りに影響はありませんでした。――能登半島は農口さんのご実家も含め日本有数の酒造りの地で、多くの酒蔵に被害が出ました。現在の想いをお聞かせいただけますか。農口さん:地元能登にあるいくつかの酒蔵は、建物が崩壊し再建も困難な状況と聞きます。また能登外に出ている能登出身の杜氏や蔵人も、正月休みに帰省した能登で被災して酒造りに復帰できない者や、被災を免れても、酒造りが終わった後に帰る家がなくなってしまった者もいると聞いており、心配しております。――「世界の人たちの価値観が変わるような日本酒をつくりたい」という、農口さんの30年来の夢は「20BY山廃純米大吟醸」が叶えていくのだと思います。農口さんの現在の夢を教えてください。農口さん:やはり、世界中のお客様に「美味しい」と言っていただけるお酒を造ることです。原料の酒米は、気候によって状態が毎年変わります。毎年造り始めは初心の気持ちで原料米と向き合います。ですので一生かけても「酒造りはわかった」ということはありません。それがやりがいでもあります。「NOGUCHI -酒造りの神様-」より「NOGUCHI -酒造りの神様-」“酒造りの神様”の異名を持つ、日本で最も有名な日本酒醸造家の1人・農口尚彦。彼がこれまで誰にも見せなかった仕事の神髄と“NOGUCHI”の酒の秘密に迫る。2023年/77分
2024年03月19日皆さんは職場でトラブルに巻き込まれたことはありますか?今回は「神様だと言い張る客」を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言カフェにやってきた客主人公はカフェでアルバイトをしています。ある日、来店してきた2人の客が主人公をゆとり世代と言ってバカにしてきました。周りの客が聞いていて気分が悪くなるほどです。主人公の同僚が、大声でバカにしてくる2人の客を注意したのですが…。お客様は神様?出典:モナ・リザの戯言2人の客は「お客様は神様だぞ!」と文句を言ってきます。それを見かねた若い客が2人の客に「何言ってんの?」と注意。そして2人の客は結局バカにしていたゆとり世代にたしなめられる構図になり…。2人の客は悔しそうにしながら帰っていったのでした。世代は関係ない頭ごなしにゆとり世代をバカにしていた2人の客。そんな客が成敗されたエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(CoordiSnap編集部)
2023年08月30日3月5日(日)の「情熱大陸」は、俳優・片桐はいりを特集する。朝ドラ「とと姉ちゃん」「ちむどんどん」や、『小野寺の弟・小野寺の姉』『キネマの神様』などに出演した片桐さんは、大学在学中に銀座文化劇場(現:シネスイッチ銀座)でもぎりのアルバイトと同時に俳優活動を開始させ、現在も俳優業の傍ら「映画への恩返し」としてキネカ大森で時々、もぎりを続けている。「俳優になりたいと思ったことはないですね。俳優になったのは、ほぼ偶然ですよ」。初舞台を踏んでから約40年、片桐さんは俳優になったきっかけを聞かれると、いつもこう口にする。映画を観るのが好きで好きでたまらなかった学生時代。将来は、映画館や映画の宣伝部で働くことが夢だったため、俳優になったのは思いがけないことだったという。今回取材が始まったのは、去年の7月。東京・阿佐ヶ谷にある100年以上の歴史を持つ映画劇場のイベントにゲストとして招かれたが、開場前、イベントスタッフと往年の映画の話題で盛り上がり、自らイベントの受付係を引き受けることに。来場者やスタッフと共に映画を楽しむ姿に、映画と映画館への愛情の深さが垣間見える。しかし、自身が俳優として見たとき向いているのは、映画よりも“舞台”だと言う。野外劇「嵐が丘」の稽古に励む片桐さんは、マイムの動きをベースに、俳優と話し合いながら作り上げていくスタイルの稽古に試行錯誤し、何かを探り続ける。「ゼロから作っているから、どうしたら面白いのかなということしか考えない」。そこには、緊張感漂う状況下で密かに楽しんでいる姿が。片桐さんにとって“素であること”とは、“演じること”とは。果たして、その境界を見つけることはできるのか?「情熱大陸俳優/片桐はいり」は3月5日(日)23時~MBS系にて放送。(cinemacafe.net)
2023年03月03日神様シリーズ、入荷いたしました…!?驚きますが、本当に商品名が「神様」なんです。・ 拭き掃除がノンストップ、台所の神様・ ピカピカ状態が続く、お風呂場の神様・ 拭いた跡を残さない、窓の神様という、新着「そうじの神様」シリーズに加えて、毎シーズン不動の人気を誇る大掃除グッズの計6選。これがあれば、去年の大掃除よりも間違いなくラクになるという、大掃除必勝アイテムをご紹介します。【1】4面マイクロファイバー、台所の神様コンロを拭いて、クロスを水洗い。シンクを拭いて、また水洗い。 掃除の途中でクロスをいちいち水洗いするのが手間。神様~!そこで、ノンストップな拭き掃除を叶える神様「パタパタクロス」が登場です。・ 4面のクロスが本のようになっていて、・ ページをめくるように面を替えながら、・ 油汚れ、皮脂汚れ、細かいホコリまで、極細繊維がしっかりキャッチします。この神様とお掃除をすると…、1枚でレンジ周り→コンロ→シンク→床まで、何度もクロスを水洗いすることなく、スイスイ拭き掃除が進みます。しかも、使い古したタオルでは落ちにくいような汚れも、超極細マイクロファイバーで拭き残し無し!大掃除だけでなく、いつものお掃除習慣に取り入れたいですね。 【ご紹介したアイテム】まるで本のようにパタパタめくれるお掃除クロス。コンロやシンクも1枚で続けてお掃除できます。凹凸のあるクロスが、水垢・油汚れ・くもり汚れも水拭きだけできれいに。⇒ パタパタクロス/そうじの神様 【2】キレイが続く、お風呂場の神様頑張って早めに大掃除したお風呂場が、大晦日にはもう汚れている、悲しい。このピカピカ状態をキープできたらいいのに。そこで、バスルームの水垢対策に役立つ神様「浴室用吸水&拭き上げクロス」です。・ 吸水+拭き掃除がコレ1枚。・ 大判サイズでガシガシお掃除できるのに、薄手だから乾きやすい。・ 出し置きしても違和感のないシンプルな見た目。▲ プロにお掃除をお願いした後のセルフメンテナンスにも。ザザーッと拭けば吸水できて、同時に拭き掃除もできて、絞ってまたすぐ拭ける。目指せ、デイリーお風呂掃除5分未満です。今まで水切りワイパーやクロスをいくつ揃えてもお掃除が長続きしなかった方へ…、これなら、クロス1枚で、たっぷり吸水しながら拭き掃除まで完結です。 【ご紹介したアイテム】浴室の水垢や石鹸カスなどの汚れを簡単にすっきり落とせるクロスです。水滴の拭き上げ、水垢予防、ウロコ対策に◎。吊るして干してすぐ乾きます。⇒ 浴室用吸水&拭き上げクロス/そうじの神様 【3】窓拭きのニガテ克服、窓の神様窓拭き掃除、コツが掴めずスッキリしない。何枚タオルを使っても、拭き残しあり。窓拭き掃除をもっと効率よく上達させる方法はない?そこで、2つの顔を持つ窓掃除の神様「窓拭き用Wフェイスクロス」の出番です。こんなの欲しかった、リバーシブル仕様。A面<汚れ拭き> 砂、ホコリ、花粉。B面<仕上げ拭き> 拭き筋や毛羽を残さない。お庭やベランダに何枚もクロスを持ち運ばなくても、窓の汚れ落としから拭き上げまでこれ1枚でOK。▲ 水拭きしたら、固く絞って、そのまま裏面で仕上げ拭き。窓拭き掃除に自信がつくと、お掃除ハードルが下がって窓掃除頻度が上がりそうですよね。年末年始だけでなく1年を通して、お部屋も気分も明るくなるという好循環。窓拭き掃除のニガテを、この神様クロスで克服しましょう。 【ご紹介したアイテム】汚れ拭き+仕上げ拭きが1枚でできる、リバーシブルのお掃除クロスです。汚れ落とし面で水拭きした後、固く絞って仕上げ面で拭けば、窓掃除が簡単に完了します。⇒ 窓拭き用Wフェイスクロス/そうじの神様 さて、ここからはアンジェの人気お掃除グッズたち。【4】これぞ大掃除、隙間汚れモップ見て見ぬフリ。。。ホコリがあるのは知っている。家具の隙間、冷蔵庫のまわり、洗面台と壁の隙間、照明のシェードなど。でも、掃除機のヘッドを付け替えるの面倒だし、床ワイパーは入り込めないし、(もう大掃除の時でいっか)と先延ばしに。「いつも届かないところの埃がごっそりとれて気持ち良いです。」「冷蔵庫とシステムキッチンとの間や、食器棚と壁との僅かな隙間に貯まって見えていた埃の塊がサッと取れてすっきりしました。」「テレビボードの下や色んな隙間の掃除が楽になりました。しなるのが、使い易いです。」(お客様レビュー)このモップを片手に、なまはげ気分で「ホコリはいねぇが~」と探したくなるほど、隙間の埃取りにアツくなれます。大掃除したー!という達成感を味わいたい方におすすめの道具です。 【ご紹介したアイテム】厚さ約1cmの薄型モップ。パドルみたいな形と良くしなる性質で、ソファ下や冷蔵庫下などの狭い隙間も掃除できます。マイクロファイバーの専用クロス付き。⇒ 日頃お掃除できない隙間の汚れをキャッチ ブレイドモップ/wakiyaku 【5】 大掃除=お試しセットがちょうどいい何本もズラリと洗剤を揃えると、その分収納スペースも必要になる…。たまにしか使わない洗剤がまた増えるのか?そこで、優れもの洗剤を「お試しセット」でコンパクトに揃えるという発想です。「シンクまわりに蓄積した白い汚れや、やかんの側面にこびりついた黒い汚れがかなりキレイになりました!今後まめにお掃除したらもっとキレイになりそうです。お試しセットはお値段的にもお得で良かったです。」(お客様レビュー)1. カビ取りパッキンのカビが目立たなくなる2. 水垢ウロコ取り研磨剤不使用でピカピカ3. 油汚れ力要らずで汚れ落とし以上の3本セットです。 【ご紹介したアイテム】業務用洗剤を使いやすいサイズとデザインにしました。頑固な油汚れや黒カビ、水垢も汚れの特徴に合わせた成分配合や掃除で、簡単&キレイに落とせます。⇒ 119シリーズ お試し トライアル3本セット40ml 水アカ取り・カビ取り・油汚れ 【6】お掃除のプロ監修、達人ブラシ歯ブラシや指にクロスを巻きつけただけでは落としきれない汚れ。ドアや窓の溝のカサカサ汚れ、排水口や蛇口周りのヌルヌル汚れ。できれば手を汚さずに掃除したい!「お風呂のヌルヌル掃除が楽になりました。こしがあるので本当に使いやすい。複数購入してお風呂に、キッチンにとそれぞれの場所に置いています。」「隅っこまで綺麗になりました。サッシの窓枠の溝の角になっているところや、隅のところが綺麗にとれてスッキリしました。ブラシもへたることなく使え、ついた埃も洗ってすぐとれました。」(お客様レビュー)お掃除好きさんにも、そうでない方にも手に取っていただきたい “お掃除25年のプロ”が監修した汚れ一掃ブラシです。プロが認めた道具で、音楽を聴きながらとか隙間時間に、ササッと気軽にお掃除できます。隅々までキレイになって、お掃除後のスッキリ感が格別。家がちょっぴり若返ったような大掃除ができるんです。 【ご紹介したアイテム】普段のお掃除で手の届きにくいドアの溝や蛇口の隙間、コンロ周りや排水口などに。細かいところまで届いてスッキリ綺麗にできる、プロ仕様のお掃除ブラシです。⇒ Jカーブで汚れを落とす 大津式 J型お掃除ブラシ いかがでしたか?何度も擦っていた頑固な汚れがサッと落とせたり、届かなかった隙間がラクラクお掃除できたりするスグレモノたち。大掃除に小さな感動と時間の余裕が生まれるグッズを相棒に、去年よりもキレイでラクチンな大掃除を目指したいと思います。 T.Kitahara作って食べて、会話が弾む。家族との大切な日常に、ほんのひと手間、幸せの仕掛けを。
2022年12月18日「『現代用語の基礎知識』選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップテンが1日に発表され、「村神様」(東京ヤクルトスワローズ・村上宗隆)が大賞を受賞した。講評では「10月3日、東京ヤクルトスワローズ対横浜DeNAベイスターズ戦、村上宗隆選手が王貞治さんの記録を超える日本選手シーズン最多の56本ホームランを放った。今期最終戦の最終打席に生まれたミラクル弾。この劇的瞬間は記録とともに人々の記録に強く刻まれた。プロ5年目の22歳、村上選手の記録を挙げるときりがない。三冠王、史上初5打席連続ホームラン、通算150本塁打、2試合連続満塁ホームラン……。そのすべてに『史上最年少』の冠がつく。序盤、中盤、終盤そしてサヨナラ。右に左にセンターに。特大アーチを量産する彼をファンは『神』とよび熱狂し、東京ヤクルトスワローズをリーグ優勝に導いた。打った瞬間打球を見上げ、しゃがみこんでから1塁へ走り出す『確信しゃがみ』に、そしてくじらの飛びこみを彷彿とさせる迫力のヘッドスライディングも大きな魅力。動画ですべてを見た気になっている今、球場のリアルで見たいビッグヒーローだ」とコメントされている。トップテンには、「キーウ」(受賞者:東京外国語大学 名誉教授 中澤英彦氏)、「きつねダンス」(受賞者:株式会社ファイターズ スポーツ&エンターテイメント)、「国葬儀」(受賞者:中央大学文学部教授 宮間純一氏)、「宗教2世」(受賞者:一般社団法人 社会調査支援機構チキラボ)、「知らんけど」(受賞者:知らんけどを使用している皆さん)、「スマホショルダー」(受賞者:スマホショルダーを使用している皆さん)、「てまえどり」(受賞者:生活協同組合コープこうべ・神戸市、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁・環境庁・農林水産省・農林水産省(BUZZ MAFF撮影メンバー))、「Yakult(ヤクルト)1000」(受賞者:株式会社ヤクルト本社)、「悪い円安」(受賞者:日本経済新聞 編集委員 小栗太氏)が選ばれた。今年の選考委員は、姜尚中氏(東京大学名誉教授)、金田一秀穂氏(杏林大学教授)、辛酸なめ子氏(漫画家・コラムニスト)、俵万智氏(歌人)、室井滋氏(女優・エッセイスト)、やくみつる氏(漫画家)、『現代用語の基礎知識』編集長の大塚陽子氏。ノミネート30語は、以下の通り。「インティマシー・コーディネーター」、「インボイス制度」、「大谷ルール」、「オーディオブック」、「OBN(オールド・ボーイズ・ネットワーク)」、「オミクロン株」、「顔パンツ」、「ガチ中華」、「キーウ」、「きつねダンス」、「国葬儀」、「こども家庭庁」、「宗教2世」、「知らんけど」、「SPY×FAMILY」、「スマホショルダー」、「7青春って、すごく密なので」、「#ちむどんどん反省会」、「丁寧な説明」、「てまえどり」、「ヌン活」、「BIGBOSS」、「村神様」、「メタバース」、「ヤー! パワー!」、「Yakult(ヤクルト)1000」、「リスキリング」、「ルッキズム」、「令和の怪物」、「悪い円安」
2022年12月01日お客様が神様に見えたことはありますか……?@monrrow_love30さんの『携帯ショップでの出来事』を紹介します。クレームの嵐……疲弊する店員……1人のお客様が……労いの言葉に感動……※この漫画はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。お客様のクレームに対し、何もできない状況はツライですよね。そんなときは何気ないお客様の優しさに癒されます……。(MOREDOOR編集部)(イラスト/@monrrow_love30)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。
2022年11月26日日常では何かと理不尽なことも多く、モヤモヤするような出来事はありませんか? 今回は実際に募集したそんなモヤモヤを吹き飛ばしてスカッとさせてくれるエピソードをご紹介します!お客様は神様私が小学生だった頃の話です。ファストフード店にひとりで買い物に行き、会計待ちをしていました。すると、隣でお会計をしていた中年の男性が、怒った口調で店員さんに「お客様は神様なんだぞ!丁寧に接しろ」などと言っているのが聞こえました。対応している店員さんはすごく困っているようでした。そこへ店長らしき人が現れ「お客様は神様です。しかし、ほかにもお並びになっている神様(お客さん)がいるので、少し配慮してもらえませんか?」と言ったのです。中年の男性はなにも言い返せず、黙ってお会計を終わらせて帰っていったので、なんだかスカッとしました!(男性/大学生)あなたの周りでもこんなこと、ありませんか?人に対して嫌な態度を取る人は、放っておいて正解かもしれませんね。反面教師として、自分は周りの人に対して優しくありたいものですね。以上、スカッと体験談でした。次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを記事化しています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。"
2022年11月25日キネマ工房 野外公演 『うたかたカーニバル』が2022年11月25日 (金)に池袋西口公園野外劇場グローバルリングシアター(東京都豊島区西池袋1-8-26)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにて10月24日(月)19:00よりチケット発売中 公式ホームページ あなたの「ふるさと」はどこですか何気ない景色に「はっ」としたり異国の唄に「ぐっ」ときたり何か懐かしい…そんなふるさとへ還る旅がはじまる今宵ひとときの宴。さあ、うたおう!ここで出逢えた喜びを!!【公演PV】プログラム【第1部】18:00トークゲスト俳優 関口知宏さん俳優であり、アーティスト、旅人としてもご活躍されている関口知宏さん。地球2周半の距離を走ったという鉄道の旅、旅での出会いや音楽制作などのお話をお聞きします。(第2部の公演では、関口さんが中国の旅で作曲された「零」を創作舞踊で踊ります。)【第2部】19:00「うたかたカーニバル」公演何かに導かれ、在るかないか分からない「ふるさと」を探している旅人ある時、忘れていた恐ろしい光景を思い出す...旅人の記憶を洗い流し、新たに生まれる記憶の旅そこはきっと僕たちの「帰りたい場所」今回の「キネマ工房」の公演は、スワスティカによる東インド古典舞踊。音楽は、東欧、黒海、コーカサス文化へのオマージュ。狂騒のテーブルミュージックをトラぺ座が生演奏。石井咲 石井静 石井ひかるの創作舞踊。きらきらひかるArtsJapanが織りなす日本三大盆踊りの一つ西馬音内盆踊り。「ふるさと」を探している旅人を久場雄太が演じ、佐藤市が作品の要となる。演劇が融合した野外公演。司会には落合哲郎。会場内では、インド料理をマサラワーラーが提供。キネマ工房キネマ工房は、1995年、加島昭麿(元東映監督)・加島春海(元日活助監督、V企画監督)の両氏により、俳優養成所兼プロダクションとして設立。2021年、公演やイベントの企画・制作する団体として再編成。文化芸術に携わる人が活発に活動できる場を提供し、文化芸術の発展を目的とした活動を行っています。Twitter(@Kinema85105554) YouTube 公演概要キネマ工房 野外公演 『うたかたカーニバル』公演日時:2022年11月25日 (金)会場:池袋西口公園野外劇場グローバルリングシアター(東京都豊島区西池袋1-8-26)■出演者トークゲスト:関口知宏公演出演:スワスティカ(東インド古典舞踊オリッシー)篠原英子山崎春トラペ座(東欧、黒海、コーカサス文化へのオマージュ。狂騒のテーブルミュージック)多田葉子大野慎矢菅原雄大創作舞踊石井咲石井静石井ひかる(太鼓)きらきらひかるArtsJapan(西馬音内盆踊り)佐藤市久場雄太司会落合哲郎インド料理マサラワーラー■スタッフ舞台監督:田中新一音響:Good Sounds Japan照明:寺田香織衣装:CHIAKI-a.ladonna. JAPANチラシデザイン:石井静映像撮影:映像制作シャイズ企画舞台スチール撮影:金丸雅代広報:テイメント(千田浩司)チラシ製作:大塚利秋構成:山崎春/石井静企画・制作:キネマ工房■公演スケジュール2022年11月25日(金)開場:17:30第1部:18:00第2部:19:00※開場は、開演の30分前です。■チケット料金前売:1,500円(全席自由・税込)アーカイブ配信:1,100円 (視聴券・税込)<カンフェティ限定>200円割引! 1,500円 → カンフェティ席 1,300円!(全席自由・税込) 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年11月03日皆さんは、日常生活で何かトラブルに巻き込まれたことはありますか? 今回は「トラブルエピソード」を募集して作成した記事について、読者からの感想をまとめてみました!「神様はおこないを見ている」出典:lamireその日はとても混雑していた…出典:lamire店内の待合席が空いた…!出典:lamire突然男性が大声で…出典:lamire椅子を全て独占…出典:lamire外で待った後店内へ…出典:lamire先ほどの男性家族を見かけたけど…出典:lamire男性がいない…?出典:lamire外で電話する男性出典:lamire私たちが食事を終えても…出典:lamireどうやら謝っている様子…出典:lamire天罰にスカッと!出典:lamire読者の感想こんなひどい男が結婚をしていて子どもまでいるなんて信じられません。奥さんはダンナさんの行動に気づいてないのかと不思議に思います。会社からの電話にペコペコお辞儀をして謝罪をしている様子を見ると、きっと仕事も出来ないダメな男なんだろうなと思ってしまいます。私も読んでスカッとしました。(58歳/主婦)そうやって威張っている人はどこかしらストレスがあるかもしれないですね。その男性は仕事によるストレスを、見ず知らずの家族に向けていたのでしょうね。だいたいそんな人は遅かれ早かれ天罰が下ると私も思ってます。(匿名)スカッとする出来事でしたね。会社では立場的に上になることができないため、家族の前だったり、他人には、特に女性には強気に出ることで、会社のストレスを吐き出しているかわいそうな人のように感じました。(35歳/主婦)次回の「スカッと体験談」もお楽しみに♪※こちらは実際に募集したエピソードを漫画化しています。(lamire編集部)(イラスト/crono)"
2022年11月01日●TikTok上半期トレンド大賞でようやく再ブレイク実感1990年代に「ロマンスの神様」をはじめ数々のヒット曲を生み出した音楽家の広瀬香美が、令和に再ブレイク。2020年にYouTubeの“歌ってみた”動画が人気を博し、今年はTikTokで「ロマンスの神様」がブームに。今月15日に発表された「TikTok2022上半期トレンド」で同楽曲が大賞に輝いた。SNSで輝きを放つ広瀬にインタビューし、再ブレイクの心境や「ロマンスの神様」への思いを聞いた。TikTokでは、TikTokクリエイター・タイガの振り付けが今年2月に「ロマンスの神様」の“踊ってみた”動画を投稿したことがきっかけで同楽曲が広まり、広瀬自身も「私も踊ってみた!」とダンス動画を投稿。関連動画の総再生数は16億回を超え、「Billbard JAPAN TikTok Weekly Top 20」で1位にもなった。SNSでブームを巻き起こしているが、広瀬自身は再ブレイクの実感があまりなかったという。「『再ブレイクしていますね』ってよく言われるんですけど、あまり実感が湧いていなくて。ネットの世界のことなので、動画を撮ってYouTubeやTikTokに上げて、そこの反応でしかないので、これを再ブレイクって言うんだって、ちょっとギャップがありました」だが、「TikTok2022上半期トレンド」で「ロマンスの神様」が大賞に選ばれ、ようやくブレイクを実感。「TikTok自体すごくブレイクしているので、それの大賞ということは! という感じでようやく気持ちがついていきました。トロフィーもいただいて。本当にありがとうございます!」と感謝した。YouTube、TikTokと、新しいツールで輝きを放つ広瀬だが、2009年にはTwitterでも注目を集め、「Twitterの女王」とも呼ばれていた。「自分の指針として、5人ぐらいの人から言われたらやってみるという、第一陣ではないんです。早いほうだと思いますが、第二陣の性格をしていて、Twitterのときも何人かに勧められて始めて。YouTubeのときも複数の方から『やったほうがいいよ』と言われ、そのときコロナ禍だったので家にいないといけなくて、コンサートもレコーディングもなくなって何もすることがないからやってみようかって始めました。そしてTikTokも、『(『ロマンスの神様』が)バズってます!』って3人のスタッフから強く言われて、見てみたら本当にバズっていて、そうしたら体が動いて次の日に自分も踊った動画を上げていました(笑)」Twitterでの成功体験があったからこそ、YouTubeやTikTokも前向きに挑戦。「楽しいんですよね!」と心からどのツールも楽しんでいる。ただTikTokに関しては、「ロマンスの神様」がバズる前からアカウントを開設していたものの、コンサートやYouTubeの告知程度からスタート。「層が違うSNSさんだと思っていたので、みんな私のこと知らないと思いますけど、知ってねって感じでお付き合いしていました」と少し遠慮していたという。そして、「ロマンスの神様」がバズっていることを知り、「動画を見ると小さいお子様も、違う国の方々も踊っていて、すごいなあと。世界規模なのだと知り、私が踊っても違和感ないなと思ったので踊ってみました」と自身もダンスに挑戦。そこからは“違う層のSNSさん”という遠慮はなくなった。最初に「ロマンスの神様」のダンス動画を投稿した2日後には、「雪山からありがとう~」とスキー場で踊る動画も投稿。このフットワークの軽さとノリの良さに驚かされる。今ではTikTokにドハマり。「もう大好きです! よくできていますよね~気づいたら1時間くらいずっと見てしまって。ハマっています(笑)」とのめり込んでいる。●「ロマンスの神様」を生み出すために生まれてきたと言っても…「ロマンスの神様」は1993年にリリースされた楽曲で、スキー用品店「アルペン」のCMソングとして起用され、ミリオンセラーを記録した。広瀬は「まだ無名で、デビューして2年目の頃だったのでよくわからないまま、CMで流れんだというところから作り始めて、CMに乗っかってバーンと!」と当時を振り返る。そして、「『ロマンスの神様』のメロディー自体は、5歳の頃から作曲家になりたくてずっと曲は作って面白いメロディーをたくさん貯めていて、パーツパーツをつなぎあわせて作りました。歌詞に関しては、CMソングなのでハッピーソングでお願いしますというご依頼もあって。(CMが)スキーショップやスキー場で恋が芽生えるようなストーリーだと聞き、ぜひたくさんの恋が芽生えるようにと思いながら作ったので、私がロマンスの神様みたいになりました(笑)」と曲に込めた思いを説明した。「ロマンスの神様」はブレイクのきっかけになった曲であり、再ブレイクも呼び込んでくれた曲に。広瀬にとってどんな曲になっているか尋ねると「もう私の人生ですね」と表現。「こうなってくると、私は『ロマンスの神様』を生み出すために生まれてきて、これを歌い続けるために生きていると言っても過言ではないなと。大切な人生なので、一生大事に歌っていこうと思っています」と愛おしそうに話し、「20年後またヒットして、世界的TikTok大賞みたいな、それを狙っています(笑)」と冗談交じりに野望を口にした。1992年にデビューしてから30周年という節目に人気が再燃。今年は徹底的に「ロマンスの神様」をフィーチャーしていくつもりだという。「30周年という節目の年に『ロマンスの神様』がまた皆様に歌っていただけるようになって本当にありがたいなと思っていますので、また冬にコンサートがやってきますが、もう最初と中盤と最後と、3回ぐらい歌ってもいいくらいの年かなと(笑)。『ロマンスの神様コンサート』というタイトルでいいんじゃないのって言っているくらいフィーチャーしていきたいと思っています」●今の時代ならではの曲の作り方で新曲を生み出したいYouTube、TikTokという新たなツールを用いるようになって、音楽に関して新たな気づきもあったという。「昔のCMソングの作り方とは違うなと。私はアルバムをたくさん聴いていただくという時代にデビューさせていただきましたが、今はサビの部分だけ作って、バズったらその前後を作っていくという、そのような若者の作り方は見習わないといけないし、それを得意になっていかないと生き残っていけないと感じています」今後は、TikTokで学んだ今の時代ならではの曲の作り方で、新曲制作にチャレンジしていきたいと考えている。「TikTokさんらしい曲の作り方をしてバズっていく、そこから新曲を生み出していくというのが私の目標です。『ロマンスの神様』をきっかけに私のことを知ってくださった皆さまにも刺さるような楽曲を生み出せたら」と力を籠め、「音楽の先生というか、新人アーティストでもいいかな(笑)。あの人貫禄あるけど新人っていう、そういう音楽家になっていきたいと思います」柔軟な発想とフットワークの軽さで、若い世代の心もつかんだ広瀬。動画から伝わる明るいキャラクターも人気の秘訣だろう。時代にあわせて進化していく広瀬の今後の挑戦からも目が離せない。■広瀬香美福岡県太宰府出身。5歳より音楽の英才教育を受け作曲家を志す。福岡女学院中学校・高等学校(音楽科)、国立音楽大学音楽学部作曲学科卒業後に渡米。LAにて、マイケル・ジャクソンのヴォイス トレーナーであるセス・リッグス氏に師事。 滞在中に制作した自作のデモ音源がレコード会社の耳に留まり、1992年にビクター音楽産業(現・ビクターエンタテインメント)よりデビュー。「ロマンスの神様」「ゲレンデがとけるほど恋したい」などのヒット曲を生み出し「冬の女王」と呼ばれる。2020年にYouTubeの“歌ってみた”動画が人気となり再ブレイク、2022年にはTikTokクリエイター・タイガの振り付けが「ロマンスの神様」の“踊ってみた”動画を投稿したことをきっかけに同楽曲の人気が再燃。同楽曲が「TikTok2022上半期トレンド」の大賞に輝いた。
2022年07月22日・異世界感がすごい!・福島で、こんなに美しい景色が見られるなんて知りませんでした。・別世界。まるで、神様がいるようだ。ねぼすけ(@neevolandscape)さんが福島県で撮影した1枚の風景写真に、そんな絶賛の声が寄せられています。撮影者「水墨画じゃないです」「自然がつくりだすファンタジーな瞬間」をテーマに、風景写真を撮影している、ねぼすけさん。話題を呼んでいる福島県で撮影した1枚も、現実の世界とは思えない、幻想的な雰囲気にあふれていました。福島で撮れた写真。水墨画じゃないです。 pic.twitter.com/tsu5wWyKx3 — ねぼすけ | neevosk (@neevolandscape) June 9, 2022 霞がかった水面は、まるでファンタジー映画のワンシーンかのような美しさ。福島県で撮影されたと知らなければ、そもそも日本で実際に見られる光景とは思えないでしょう。あまりの美しさに、しばし時間を忘れて見惚れてしまう1枚は反響を呼び「美しすぎる」「水墨画のようだ」と、多くのコメントが寄せられています。また、海を越え、海外の言葉で、ねぼすけさんが撮影したこの1枚を絶賛するコメントも数多く見られました。なお、撮影地の詳細は明かしていない、ねぼすけさん。一体福島県のどこに、こんなにも幻想的な風景が広がっているのか…想像するだけで、胸がときめきますね。ねぼすけさんの、ほかの作品はこちらからねぼすけさんは、Twitterのほかに、InstagramやYouTubeでも作品や動画を公開しています。気になった人は、ぜひご覧ください。Instagram:neevolandscapeTwitter:@neevolandscapeYouTube:ねぼすけジオグラフィック[文・構成/grape編集部]
2022年06月10日「前回のキネマも雨降ってて、いろいろあったんだけど、今日も降ってる。繋がっているんだなと。繋げるつもりはなかったけど、繋がっているんだな」と、ライブ終盤に小池貞利(Vo/Gt)は静かに語っていた。2021年7月の東京キネマ倶楽部公演にて、突如メンバー2人の脱退報告があり、小池と佐藤健一郎(Ba)は新たに山岡錬(Gt)、yucco(Ds)を正式メンバーに迎え入れ、2022年1月にtetoからthe dadadadys(ザ・ダダダディーズ)に改名した。今日は改名後、全国9カ所に及ぶ初のワンマン・ツアー『the dadadadys TOUR 2022』を決行。ツアー初日はキネマからスタートを切る形となった。小池貞利(Vo/Gt)Linda Scottの「I’ve Told Every Little Star」を登場SEに、サポート・ギタリストの熊谷太起(Group2 / Helsinki Lambda Club)を含むメンバー5人がステージに並ぶ。真っ赤なスーツを着たyuccoがパワフルなドラミングを叩くと、小池はステージで踊り出し、ARCTIC MONKEYSばりの爆発力溢れるカオティックな演奏を突きつける。冒頭から制御不能のロック・モード全開だ。yucco(Ds)山岡錬(Gt)佐藤の地を這うノイジーなベース、山岡の激しいギター・カッティングが刻まれる中、「ROSSOMAN」へ。小池はタンバリン片手に捲し立てるように歌に魂を込める。《要らない過去は捨てちゃいますギリギリ・キリギリスギリギリ握り生きる》の歌詞通り、安住を良しとしない、どこか吹っ切れたようなスリリングな演奏にただただ圧倒された。曲が進むにつれ、拳を突き上げてノる観客は増えていった。また、楽曲によって佐藤やyuccoはコーラスにも参加し、キャッチーな風を吹き込んでいく。ザラザラしたエッジと誰もが口ずさめるメロディとの同居は、コロナが明けた際にはもっと大きな盛り上がりを見せるに違いない。佐藤健一郎(Ba)「初めてのワンマン・ライブ、ちょっと緊張してます。自分でもビックリした。昔の曲もやりますよ。一生青二才、上等!」と小池が言うと、「青二才」をプレイ。性急な曲調とは一線を画した、ミドルテンポのナンバーだ。情景が脳裏に浮かぶ歌詞と共に、小池の蒼い歌メロは甘美なポップ性を解き放っていた。熊谷太起(Gt)そして、「メアリー、無理しないで」とteto時代の楽曲も披露。中盤のテーマパーク風アレンジから一転、暴走パンクに切り替わるジェットコースター級の展開にフロアも俄然盛り上がる。この曲に限らず、まだthe dadadadysの新曲だけでワンマン・ライブは成立しない。ゆえに、tetoの楽曲もこの日は多くやってくれたのだ。バンドをずっと追いかけてきたファンには嬉しいセットリストだろう。改名し、新体制のバンドではあるけれど、これまでの歩みも踏襲している。その意味では、この時期ならではのレアな内容であった。その証拠にリリース前の新曲も遠慮なくここでプレイ。ドラムをイントロに、クリーントーンのギターが中空を彩り、雄大なスケールを帯びた曲調で観る者を包み込んでいく。扇情的なギター・ソロもインパクト絶大で、ドラマ性をたたえたロマンティックな曲調に胸を打たれてしまった。「鶯谷のすべての風俗嬢に捧げます!」と小池が叫ぶと、「恋」に突入。切なくもキャッチーなメロディを会場の隅々に届け、フロアから無数の拳が上がっていた。ラストは火花散る荒々しい演奏を叩きつけ、この日は盛大に幕を閉じたのであった。改名したとはいえ、the dadadadysには紛うことなき初期衝動が宿り、ピュアな感情をステージでも大爆発させていた。酸いも甘いも知った上で、“第二の青春”を謳歌した清々しいステージングに魅了されてしまった。また、キネマ下手にある小さいステージでのた打ち回る小池の姿を眺めながら、相変わらずの“ロック少年”ぶりに微笑ましさを覚えたほど。その意志は確実にthe dadadadysにも継承されている。ひとつの終着駅となったキネマという会場を、新たな出発地に変えた彼ら。雨降って地固まるとは、まさに今日のライブのことを言うのだろう。終了後、「繋げるつもりはなかったけど、繋がっているんだな」という小池の言葉を、しみじみと反芻した。Text:荒金良介Photo:小杉歩<ライブ情報>『the dadadadys TOUR 2022』※終了分は割愛5月20日(金) 福岡DRUM Be-1開場18:30 / 開演19:005月22日(日) 広島セカンドクラッチ開場17:30 / 開演18:006月2日(木) 仙台CLUB JUNK BOX開場18:30 / 開演19:006月4日(土) 札幌cube garden開場17:30 / 開演18:006月18日(土) 梅田TRAD開場17:00 / 開演18:006月19日(日) 名古屋BOTTOM LINE開場17:00 / 開演18:006月26日(日) 新潟GOLDEN PIGS RED STAGE開場17:30 / 開演18:007月1日(金) 恵比寿LIQUIDROOM開場18:00 / 開演19:00チケット料金:3,800円(入場時ドリンク代別途必要)『VINTAGE LEAGUE 2022 SPRING』7月7日(木) HEAVEN’S ROCK さいたま新都心VJ-3開場18:00 / 開演18:30※3月31日(木) の振替公演出演:the dadadadys / TENDOUJIチケット料金:4,000円(入場時ドリンク代別途必要)7月11日(月) 横浜F.A.D開場18:00 / 開演18:30※4月4日(月) の振替公演出演:the dadadadys / ズーカラデルチケット料金:4,000円(入場時ドリンク代別途必要)『Livemasters Inc. presents LMX』7月18日(月・祝) Zepp DiverCity開場17:00 / 開演18:00出演:the dadadadys / SIX LOUNGE / Age Factoryチケット料金:3,850円(入場時ドリンク代別途必要)関連リンクオフィシャルサイト::::
2022年05月18日原田マハの小説を山田洋次監督が映画化した、“映画の神様”を信じ続けた男とその家族に起こる奇跡の物語『キネマの神様』。この度、Blu-ray&DVDが2月2日(水)本日リリースされたことを記念して、菅田将暉と野田洋次郎が繰り返し観てほしいおすすめシーンを語る特別映像が公開された。菅田さんが本作で演じているのは、映画の撮影所で働く主人公ゴウの若き日。野田さんは、ゴウと共に撮影所で青春を駆け抜け、映画に夢を見た盟友・テラシンを演じている。今回公開された映像では、ゴウと師匠・出水宏(リリー・フランキー)のやり取りが好きだと語る野田さん。繰り返し観てほしいシーンは、「あの太陽を止めてこい!」と出水に言われ、ゴウが海に向かって走り出すシーンだと語る。そして菅田さんは、「海に走った瞬間、帽子が取れてしまったので、そこで一時停止してほしい。奇跡のワンカットが撮れてます」と注目ポイントを明かしている。『キネマの神様』見どころフリートーク映像なお、数量限定生産の<豪華版Blu-ray>には、主要キャストが本作の撮影への意気込みや思いを語るインタビュー集や、イベント映像集のほか、封入特典としてブックレットが付属されている。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2022年02月02日山田洋次監督の最新作『キネマの神様』のBlu-ray&DVDが2月2日に発売となった。この度、発売を記念して菅田将暉と野田洋次郎が映画のおすすめシーンを語る特別映像が公開された。松竹映画100周年記念作品として、人気作家・原田マハによる同名小説を原作に、日本映画界を代表する山田監督がメガホンを取った本作。映画監督になる夢を追いかけ、挫折を経験するが“映画の神様”を信じ続け、映画をこよなく愛するゴウ(現在:沢田研二 / 過去:菅田)、かつて若きゴウが想いを寄せる食堂の娘であり、ゴウの妻となった淑子(現在:宮本信子 / 過去:永野芽郁)、そしてゴウとはかつての撮影所仲間で、名画座・テアトル銀幕を営むテラシン(現:小林稔侍 / 過去:野田洋次郎)など各キャラクターの想いと共に、夢と愛に満ちた青春そして時代を越えて訪れる“奇跡”に満ちた物語が描かれる。今回公開された映像で、菅田演じるゴウと、リリー・フランキー演じるゴウの師匠・出水宏がやり取りするシーンが好きだと語る野田は、繰り返し見てほしいシーンとして「あの太陽を止めてこい!」と出水に言われ、ゴウが海に向かって走り出すシーンを挙げた。一方菅田は「海に走った瞬間、帽子が取れてしまったので、そこで一時停止してほしい。奇跡のワンカットが撮れてます」と、一度本作を観た人も再び楽しめるポイントを語った。豪華版Blu-rayの映像特典には、菅田将暉や永野芽郁ほか主要キャストが、本作の撮影への意気込みや、山田組参加への想いを語るインタビュー集のほか、完成報告会見や公開記念舞台挨拶などを収めたイベント映像集が収録。故・志村けんの遺志を継いでの主演交代、コロナ禍による撮影の長期中断、公開延期など、様々な困難を乗り越えて公開された本作をBlu-ray&DVDを通してさらに楽しんでほしい。『キネマの神様』2月2日(水) 発売中豪華版Blu-ray:7,370円(税込)通常版Blu-ray:5,170円(税込)通常版DVD:4,180円(税込)発売・販売元:松竹 (c) 2021「キネマの神様」製作委員会
2022年02月02日2月2日(水)に発売される山田洋次監督の最新作『キネマの神様』のBlu-ray&DVDより、豪華版Blu-rayに収録される映像特典が公開となった。松竹映画100周年記念作品として、人気作家・原田マハによる同名小説を原作に、日本映画界を代表する山田監督がメガホンを取った本作。ダブル主演を務めるのは、故・志村けんの遺志を継ぐ沢田研二と『花束みたいな恋をした』での大ヒットも記憶に新しい菅田将暉。さらに日本を代表する名女優・宮本信子と若手人気女優・永野芽郁など記念すべき作品にふさわしい豪華キャスト陣が集結した。本作では、映画監督になる夢を追いかけ、挫折を経験するが映画をこよなく愛するゴウ(現在:沢田 / 過去:菅田)、かつて若きゴウが想いを寄せる食堂の娘であり、ゴウの妻となった淑子(現在:宮本 / 過去:永野)、そしてゴウとはかつての撮影所仲間で、名画座・テアトル銀幕を営むテラシン(現:小林稔侍 / 過去:野田洋次郎)など各キャラクターの想いと共に、夢と愛に満ちた青春そして時代を越えて訪れる“奇跡”に満ちた物語が描かれる。今回、公開された映像には助監督とともにカチンコを打つ練習をする菅田や、映写機の仕組みの指導を受け、「1本の映画の重みが変わりますね」と語る野田の姿が収められている。さらにキャストによるインタビューでは、自身が涙を流すシーンで「北川(景子)さんに『つられて涙が出ちゃった』と言われて、当分頑張れるなと思った」という永野のエピソードや、「全組これでやればいいのにと思えるほど、山田組は理想的な現場だと思った」と菅田が肌身で感じた山田組参加への感想を語る様子も。本作をより楽しむことができる撮影秘話が盛りだくさんの映像となっている。『キネマの神様』2月2日(水) リリース豪華版Blu-ray:7,370円(税込)通常版Blu-ray:5,170円(税込)通常版DVD:4,180円(税込)発売・販売元:松竹 Ⓒ2021「キネマの神様」製作委員会
2022年01月26日ハネオロシ主催による『春征くキネマ、桜舞う』が2021年12月17日 (金) ~2021年12月19日 (日)にシアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都豊島区)にて開催されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 ⼤剛)にて発売中です。カンフェティでチケット発売中 公式ホームページ 2021年12月にハネオロシとしては約2年ぶりとなる新作舞台を上演します!2020年に新体制となり、その直後にコロナ禍となりました。その中でもこの約2年間、様々なパフォーマーとのコラボイベントを主催し、週3回のYouTube投稿を続け、演劇に止まらないエンターテイメントを劇団として追求してきました。この公演では今一度演劇と真正面から向き合っていきたいと思います。なかなか演劇界にとっては厳しい状況が続いている世の中ではありますが、 劇団員一同、作品作りに尽力してまいります!【あらすじ】昭和四十五年(1970年)のニッポンはまさに高度経済成長の真っ只中にあり、東京五輪や大阪万博など明るい話題の尽きない国であった。これはそんな時代を生きた下町の人々と、とある家族の物語である。戦争により兄を失った弟。母はそのショックからか、弟の名前を兄と間違えるようになってしまう。そしてある日、弟は「兄になりすまして生きる」を決める。他人として人生を歩むうちに違和感が生まれ始め...。それを見た男は嬉々とした顔でこう言った。「映画を作ろう」これは人々の“歩み”の話。団体概要ハネオロシ大阪発の劇団。2018年より演劇公演を中心に活動。 2020年より「劇団としてのエンターテイメントの可能性」を広げるため、 演劇の活動に加え、YouTubeでの週3回の動画投稿を開始。 そして、和楽器奏者、ダンス、歌、大道芸、コスプレ等様々な エンターテイナーとのコラボイベント“ハネオロシ祭”を開催。 幅広い方向性で精力的に活動をしている。現在、劇団員は 土井良祐、大槻千陽、和田遥奈の計3名。公演概要ハネオロシpresents『春征くキネマ、桜舞う』脚本: 桐山瑛裕 / 演出: 土井良祐公演期間:2021年12月17日 (金) ~2021年12月19日 (日)会場:シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都豊島区南池袋2-20-4)■出演土井良祐 / 大槻千陽 / 和田遥奈 / 薗一輝 / 後藤萌咲 / 藤原薫 / 白石みずほ / 西間庭惇 / 熊手萌 / 神村風子 / 田中菜々 / 小野弘喜 / 藤井惇成 / 中山さつき / 最上みゆう / 上山蓮太郎 / 菊池ハル / ハヤトミルクティーパーティー / 三上潤 / 農塚誓志 / 久行志乃ぶ / 室たつき■公演スケジュール12月17日(金) 19:0012月18日(土) 14:00 / 19:0012月19日(日) 12:30 / 16:30※開場は、開演の45分前※上演時間:90分■チケット料金特典付きS席:7,500円A席:6,500円(全席指定・税込)※S席特典は、最前2列確約/選択して頂いた役者の非売品ブロマイド 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年11月17日山田洋次監督の最新作『キネマの神様』のBlu-ray&DVDが、2022年2月2日(水)に発売することが決定した。この度、その発売を記念して菅田将暉と野田洋次郎によるコメント映像が解禁となった。松竹映画100周年記念作品として、人気作家・原田マハによる同名小説を原作に、日本映画界を代表する山田監督がメガホンを取った本作。原作はこれまで数々の文学賞を受賞してきた人気小説家・原田マハによる『キネマの神様』だ。ダブル主演を務めるのは、故・志村けんの遺志を継ぐ沢田研二と『花束みたいな恋をした』での大ヒットも記憶に新しい菅田将暉。さらに日本を代表する名女優・宮本信子と若手人気女優・永野芽郁など記念すべき作品にふさわしい豪華キャスト陣が紡ぐ物語に注目が集まっている。本作では映画監督になる夢を追いかけ、挫折を経験するが映画をこよなく愛するゴウ(現在:沢田 / 過去:菅田)、かつて若きゴウが想いを寄せる食堂の娘であり、ゴウの妻となった淑子(現在:宮本 / 過去:永野)、そしてゴウとはかつての撮影所仲間で、名画座・テアトル銀幕を営むテラシン(現:小林稔侍 / 過去:野田洋次郎)など各キャラクターの想いと共に、夢と愛に満ちた青春そして時代を越えて訪れる“奇跡”に満ちた物語が描かれる。豪華版Blu-rayの映像特典には、菅田将暉や永野芽郁ほか主要キャストが、本作の撮影への意気込みや、山田組参加への想いを語るインタビュー集のほか、完成報告会見や公開記念舞台挨拶などを収めたイベント映像集が収録。映画ファンにとってのマストアイテムとなるはずだ。■リリース情報『キネマの神様』Blu-ray&DVD2022年2月2日(水)発売【数量限定生産・豪華版Blu-ray[本編BD+特典DVD]7,370円(税込)<映像特典>本編ディスク:・予告集特典ディスク:・インタビュー集菅田将暉、永野芽郁、野田洋次郎、リリー・フランキー、北川景子、寺島しのぶ、小林稔侍、宮本信子、原田マハ (予定)・イベント映像集完成報告会見、完成披露試写会、公開記念舞台挨拶・予告集通常版<外装特典>・三方背ボックス<封入特典>・ブックレット【通常版】Blu-ray 5,170円(税込)DVD 4,180円(税込)<映像特典(BD・DVD共通)>・予告集
2021年11月12日沢田研二と菅田将暉がW主演を務める、映画『キネマの神様』が現在公開されている。小説家・原田マハ氏の同名小説を原作に、「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握った同作は、映画監督を目指し夢を追っていた若き日のゴウ(菅田将暉)と、ギャンブル漬けで借金まみれとなった現在のゴウ(沢田研二)に起こった奇跡を描き、映画愛溢れる作品となっている。現代パートで、沢田演じるゴウこと円山郷直の孫・勇太を演じたのが、俳優の前田旺志郎だ。小学生の時には兄・前田航基とお笑いコンビ・まえだまえだとしても活躍、現在は20歳となり現役大学生として勉学に励みながら俳優として精力的な活動を行っている。今回は前田にインタビューし、同作への思いや、俳優として思うことなどについて話を聞いた。○■今の時代にはいない「トップスター」との共演――今回松竹映画100周年記念映画で、主演の沢田さん演じるゴウの孫としてキーになる役でしたが、お話を聞いた時にはどのような気持ちでしたか?もう、「うおお! 頑張るしかないな」という感じでした(笑)――沢田さんについては、どのような印象だったんでしょうか?ゴウは勇太の前ではとても自然体ですし、沢田さんが役の内側の部分で会話してくださっているのを感じました。この役は2人とも少し変わったところがありますが、互いに周りの情報にあんまり左右されず、偏見なく人として向き合えるところがあって、相性が良かったんじゃないかと思います。沢田さんも大先輩で大スターで、緊張もしましたが、お芝居の中ではゴウとして向き合っていましたし、おじいちゃんとしての優しさも、常に感じていました。撮影現場にいる時は僕も「ゴウおじいちゃん」という気持ちで接していました。――前田さんの世代だと、沢田さんについてはどのようなイメージを持たれていたんですか?父親がよく車で沢田さんの曲を流していました。共演が決まってから若い頃の動画も見させてもらって、すごくかっこよかったですし、今の時代にはいないトップスターだと思いました。現代は自分を表現する媒体が良くも悪くも多いので、色々なフィールドの中でのスターはいますけど、誰もが共通認識として知っているスターは生まれづらいと思うんです。みんながスターだと思える存在というのは、やっぱりすごいなと。――そういう存在って、改めて欲しいと思いますか?それぞれが自分の得意なことで自分を表現できる媒体が増えるのは、めちゃくちゃいいことだと思っています。多様性はすごく大事なので、いろんな人がメディアに出ることによって、見る方の認識も自然と養われていくでしょうし、そういう意味では現代の情報社会になって良かったです。でもそれはそれとして、やっぱりみんなが共有できるものがあった時代への憧れみたいなものもあります。どちらがいい、という話ではないんですけど、メディアはその時代に合ったものが流れるのでしょうし、社会全体として見たときに、今はこれがベストなんだろうと思ったりはします。○■同世代に「負けてられへんな」――前田さんは現代パートに出演されていますが、過去パートを観て何か感じたことはありましたか?ゴウがまっすぐに進んでいるのが、すごくいいなと思いました。今は情報が入りすぎて、夢を抱く前に諦めてしまうこともあるけど、実際にやってみないとわからないこともありますし、ゴウのように夢を持てるのはすごくいいな、と。――前田さんはもちろん子役の時から活躍されていますけど、もし今から役者を目指そうとしていたら無邪気に夢を抱くのは難しい、と思うところもあるのでしょうか?大変だろうなあ、と思います。だからこそ、今、同世代で役者を始めた人、夢を追いかけてる人たちの熱量はすごいですし、その熱量に対して「負けてられへんな」という気持ちもあります。――今は大学で演劇教育をテーマに学ばれてるんですよね。はい。でも舞台の演出やお芝居自体を学んでいるというよりも、演劇を教育に導入することの可能性を探っていて、教育の色の方が濃いかな、という感覚です。演劇を通して学べることはたくさんあって、多様性や行動力、創造力、主体性もそうです。演劇に触れることで、他人の普段見られない部分に触れたり、その場でコミュニケーションが取れたり、それから演劇を完成させた時の成功体験が自己肯定感を上げてくれたりと、色々なことにつながるんじゃないかと、僕は思っています。2020年に学習指導要領が変わって、今までは詰め込み型教育だったところへ、問題解決力の重要性が提唱されだしていて、色々なアクティブラーニングも導入されているので、PBL(Project Based Learning)の1つとして、演劇の可能性もあるんじゃないかと思っています。――お話を聞いていると地に足がついているというか、本当にしっかりされているんですが、長く芸能活動をされていて、そういったことは意識されているんでしょうか?「真面目に生きよう」「地に足をつけよう」と考えているわけではないんですけど、僕に唯一あるのは「調子に乗らない」です(笑)。調子に乗るなんて、絶対にありえないことなんですけど、自分がそうありたいという理想ではあります。――では最後に改めて、作品について感じたところを教えてください。僕はこの作品を観ると「いろんな愛に溢れた作品だな」と思うんです。山田監督がずっと描かれてきた家族の愛情はもちろん、恋愛もあれば友達への愛もあり、映画への愛情もある。誰が観てもどこかで共感できたりとか、何か励みになったり学べたりすると思うので、あまり映画を観ない人、よく観る人、色んな方に観ていただけたら嬉しいです。■前田旺志郎2000年12月7日生まれ。大阪府出身。子役としてデビューし、2007年からは兄の前田航基とともにお笑いコンビ「まえだまえだ」として活動。俳優として活躍の幅を広げ、是枝裕和監督作品の映画『奇跡』(11年)では主演を務める。 近年の出演作に映画『キネマの神様』(21年/山田洋次監督)、『彼女が好きなものは』(21年/草野翔吾監督)、『うみべの女の子』(21年/ウエダアツシ監督)、ドラマ『猫』(20年/TX)、連続テレビ小説『おちょやん』(20-21年/NHK)など。
2021年08月16日山田洋次監督のもと豪華キャストが集結した『キネマの神様』。ヒロイン・淑子を演じる永野芽郁は昭和の時代から現代にかけて紡がれた脚本を読み、「淑子の(主人公)ゴウちゃんに対する愛情の強さや、映画と真っ直ぐに向き合う気持ちとか色々なものにすごく温かさを感じました」と山田監督が描く物語に魅了されたことを明かし、撮影中の菅田将暉たちの様子を語った。>>『キネマの神様』あらすじ&キャストはこちらから山田監督が本作で描いたのは、1950~60年代の撮影所で映画監督になる夢を追いかける若き日のゴウ(菅田さん)と、名画座の館主になる夢を持つ若き日のテラシン(野田洋次郎)の2人の友情と、食堂の看板娘・淑子をめぐる淡い恋の三角関係。ゴウとテラシンは正反対の性格をしているが、その役作りについても山田監督が細かく演出をしていたといい、菅田さんが演じたゴウについて永野さんは「素敵でした。映画への愛情がすごく強くて、周りの人が『ゴウちゃんがんばれ』と言うような人物像だったので、その真っ直ぐに進んでいる姿勢が菅田さんにすごく似合っていました」と絶賛。夢を追いかけるゴウのひた向きさを菅田さんが見事に体現したことを明かした。また、野田さん演じるテラシンについても山田監督は徹底的に野田さんと作り上げていったといい、「どうしようどうしよう。淑子ちゃんの顔が見れない」となっているテラシンと、食堂で明るく働く淑子の対比を永野さんは楽しんだそう。この山田監督の演出については、野田さんも印象に強く残っていると言い、野田さんは「テラシンはまあまあ大人なのに、こんなに初心でいいのかなと正直思いました。『もっとおどおどしろ』とか『もっとここ二度見しろ』とか。初心さがすごいなという感じが最初あったんですけど、繋がって観るとやはりテラシンはそういう人なんだなと思えましたので、さすが監督だなと感じました」と、山田監督が思い描く生真面目な優男像を作り上げていった過程をふり返った。永野さんへの演出も山田監督から丁寧に行われたという。「テラシンのおうちにお見舞いに行ったシーンで山田監督が『跳ねる感じの明るさが欲しい』っておっしゃっていて、セリフがあるわけではなかったので『跳ねる感じってどうだろう?』と考えながら、雰囲気が跳ね上がる明るさの人をイメージして演じました」と永野さん。時代を彩る名だたる大女優たちをマドンナに迎えて映画を撮り続けてきた山田監督から、「勘がいい!」と褒められたという永野さんは、山田監督との仕事をふり返り「とても緊張しました。他の組にはない山田組の色があって、いつもと違う頭の回転をしていて、そこに自分が順応したいという思いでやっていました。監督に褒められるとすごく嬉しいし、期待に絶対応えたいという思いが強くありました」と、並々ならぬ思いで淑子役に挑んだことを明かした。こうして山田監督と、菅田さん、永野さん、そして野田さんが作り上げた3人のキャラクターたちが夢と愛をひた向きに追いかけた青春時代のドラマに注目だ。『キネマの神様』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2021年08月15日RADWIMPS feat.菅田将暉による映画『キネマの神様』主題歌「うたかた歌」のMusic Videoが公開された。今回のMVは、これまでもRADWIMPSや菅田将暉の作品を手掛けてきた映像作家の山田健人が監督を担当しており、楽曲の雰囲気に寄り添い全編16mmフィルムで撮影された。RADWIMPSの演奏と野田洋次郎と菅田の歌唱シーンをゆったりとした丁寧なカメラワークで映像を繋いだ、優しく暖か味のある作品に仕上がっている。RADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」MV「うたかた歌」は元々主題歌と意識して制作された楽曲ではなく、映画のすべての撮影が終わった際に野田が感謝の気持ちを込めて山田洋次監督にデモ音源として贈ったもので、野田は「特に志村さんが亡くなったこともあり、それは一つ香りとして残したいと思いましたし、僕たちが通ってきた感情みたいなものを歌詞で残しておきたい、あの世界が音としてもこの世にずっと残っていってほしいと思った。この映画への僕なりの貢献をしたかったし、『僕からの手紙と思って受け取ってください』という気持ちで送りました」と楽曲制作のきっかけを語っている。そして楽曲を受け取った菅田は「『感謝の気持ちを込めたお手紙です』という形で曲をいただき、感動しました。撮影がストップし、みんなが動けなくなっているなかで『なんとか動きだそう』という気持ちにさせてくれた。自分自身が出演している映画で主題歌を歌うというのは少し抵抗感があるのですが、今回は自然な流れで歌えました」とコメントを寄せている。なおRADWIMPSが出演する8月20日の『FUJI ROCK FESTIVAL ’21』のステージに菅田将暉がゲスト出演することが決定しており、当日は「うたかた歌」のライブ初パフォーマンスが予定されている。<配信情報>RADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」映画『キネマの神様』主題歌「うたかた歌」ジャケット配信リンク<リリース情報>RADWIMPSNew Album(タイトル未定)11月23日(火) リリース●15th Anniversary Box(初回限定盤)【CD+Blu-ray+64p PHOTOBOOK】価格:10,000円(税抜)【CD+2DVD+64p PHOTOBOOK】価格:10,000円(税抜)●通常盤【CD Only】価格:3,000円(税抜)●完全受注生産限定 15th Anniversary Box(GOODS付)【CD+Blu-ray+64p PHOTOBOOK+GOODS】価格:15,000円(税抜)【CD+2DVD+64p PHOTOBOOK+GOODS】価格:15,000円(税抜)【CD収録予定曲】・TWILIGHT(『ONE PIECE』コミックス100巻 / アニメ1000話記念映像作品『WE ARE ONE.』主題歌)・ココロノナカ(Complete ver.)・夏のせい・鋼の羽根(大塚製薬「カロリーメイト リキッド」CMソング)ほか【Blu-ray / DVD収録内容】●『15th Anniversary Special Concert』2020年11月23日横浜アリーナ公演を新たに編集・タユタ・グランドエスケープ・DARMA GRAND PRIX・新世界・シュプレヒコール・パーフェクトベイビー・NEVER EVER ENDER・おしゃかしゃま・G 行為・お風呂あがりの・やどかり・棒人間・螢・告白・トレモロ・有心論・ます。・バグッバイEncore・おあいこ(Guest:ハナレグミ)/ いいんですか?・スパークル・DADA●「TWILIGHT」Music Video【PHOTO BOOK内容】ニューアルバムアートワーク+横浜アリーナライブ写真で構成【GOODS内容】15th Anniversary ビッグ T シャツ(フリーサイズ)/ ポスター(8つ折) / ステッカー※ラリルレコード/ UNIVERSAL MUSIC STORE 限定販売ラリルレコード: MUSIC STORE:※予約締め切り:8月18日(水) 23:59※予定枚数に達した際は、予約締め切り前に受付を終了する場合がありますので早めの予約をおすすめします。<先行配信>「TWILIGHT」配信中<映像作品情報>『WE ARE ONE.』監督:蜷川実花出演:高良健吾 ほか主題歌:RADWIMPS製作:集英社、東映アニメーション協力:バンダイナムコエンターテインメント配信:『ONE PIECE』公式Youtubeチャンネルにて8月30日より随時公開特設サイト:公式Youtubeチャンネル:<ライブ情報>■FUJI ROCK FESTIVAL ’218月20日(金) 新潟県湯沢町苗場スキー場■WILD BUNCH FEST. 20219月19日(日) 山口きらら博記念公演関連リンクRADWIMPS Official HP:菅田将暉 OFFICIAL HP:菅田将暉 音楽OFFICIAL HP:
2021年08月13日沢田研二と菅田将暉がW主演を務める、映画『キネマの神様』が現在公開されている。小説家・原田マハ氏の同名小説を原作に、「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握った同作は、映画監督を目指し夢を追っていた若き日のゴウ(菅田将暉)と、ギャンブル漬けで借金まみれとなった現在のゴウ(沢田研二)に起こった奇跡を描き、映画愛溢れる作品となっている。今回は、主演の菅田にインタビュー。山田洋次監督作品に初参加となった菅田が感じた監督の印象や、盟友・テラシン役の野田洋次郎について、さらには「映画」というものの面白さについても話を聞いた。○■山田洋次監督は「人の触れ合いに敏感」——菅田さんのマネージャーさんが山田洋次監督のファンということも明かされていましたが、菅田さんご自身は山田監督や山田監督の作品について、どのような印象を持っていましたか?やっぱり『寅さん』のイメージが大きかったですし、もう、“偉人”です。教科書に出てくる人みたいな、いつの間にか知っている存在というイメージでした。「山田洋次」というジャンルがあって、そこにはいつも、いっぱい人に迷惑かけるんだけど、憎めない人たちがいて。実際に会った山田さんは、演出でも人情味の捉え方がすごくピュアで、人の触れ合いにすごく敏感なんです。撮影ではある時「菅田くん、ひとつ相談がある」と言われて、「山田さんが俺に相談なんてあるんだ」と驚きながら聞いたら、「テラシン(野田洋次郎)がゴウ(菅田)を殴るシーンがあるんだけど、僕は迷ってる。今まで人を殴るシーンを撮ったことがない」と言うんです。確かに作品を思い浮かべてみると、もみ合うようなシーンはあっても、いわゆるアクション的に人を殴るシーンは、あまり見たことがない。「どう撮ったらいいかわからないんだ。人はそう簡単に殴らないからな」と言われて、納得しました。きれいに殴り合ってもおかしいし、気持ちがあふれた瞬間に「あっち行けよ!」みたいなことになるのかなあ、と。野田さんとも相談して、ちょっとぐちゃぐちゃになりながら「出てけ!」というようなシーンになりました。ラブシーンでも、台本では「口づけを交わす」と書いてあるのに、結局引きのショットばかりで、寄らないし、見せないんです。山田さんは人と人が触れ合うというところにすごく敏感で、怯えていたり怖がったりという情緒がある。『寅さん』などの現場の話を聞いていてもそうらしくて、携わる前に持っていた山田作品のちょっとしたシーンへの印象と、現場での印象がくっついて、「山田さんのこの感覚から、こういうシーンが生まれているんだなあ」と思いました。——今回は親友役の野田洋次郎さんとのシーンも多く、主題歌も担当されているということですが、ご一緒してみていかがでしたか?楽しかったです。野田さんがお芝居をされているのは知っていますけど、やっぱりミュージシャンとしてのイメージが強くて。僕ら世代としても、クリエイターとしてすごくリスペクトしている方なので、その方と自分たちのフィールドで会えるというのがまず嬉しかったです。現場では、野田さんが山田さんの要望に苦戦している姿も見ていました。山田さんが急に「ここで弾き語ってくれ」と指示していて、「テラシン、ギター弾く役だったっけ?」みたいな(笑)。テラシンの感情表現も、山田さんが細かく付けていて、そこに対して“あの野田洋次郎”が必死に食い下がって戦っている様もずっと見ていて、すごく素敵でした。新旧の達人達がやりあっている感じが、きれいでした。声も素敵だから、お芝居をしていても、スーッと入ってくる感覚がありました。相対して、今までRADWIMPSを聴いてたイメージとちょっと変わったのは「野田さんって、本当に嘘がない人なんだなあ」ということ。山田さんに対する印象とも似ていて、野田さんは普段だったら通り過ぎてしまうようなものにもちゃんと敏感だから、表現を生み出せるのかなという感じがしました。——ゴウという役を演じる上で特にこだわったことはありましたか?まずは、”助監督然”とするところからでした。僕ら俳優が1番接する人だし、僕も撮影現場に入るときに「誰が助監督なんだろう」というのは、実は1番気になります。時には指名させてもらうこともあるくらいで、下手したら監督以上に密にやりとりをする人なんです。今回は山田監督とも助監督という存在について話したり、カチンコの鳴らし方にもこだわったりしました。当時はフィルムで撮影をしていたから、できるだけ早く鳴らさないと「フィルムがもったいない」と怒られていたという話も聞きました。その上で、1番こだわったのは時代の空気感に気をつけること、かな。監督が小津安二郎作品などの資料をいっぱいくれたので、改めて『東京物語』を見たり、当時の写真を見たりして撮影現場に入っていました。○■ドラマや舞台、映画との違いは?——松竹映画100周年記念作品で、『キネマの神様』というタイトルですが、菅田さんはドラマも舞台も映画も出演されている中で、映画ならではの表現としての面白さについて、どういうところで感じていますか?映画は、ちょっと“刹那的”という感覚があります。舞台は何回もやるし、お客さんの目の前だし、客観視できるところもある。ドラマは瞬発的で時の流れが速くて、どんどん撮っていく。それに対して映画は、狙った一点に向かってじっくりやって一発で決める、みたいな感覚です。瞬間の切り取り方として、1番集中力がいるものかもしれません。本番も何回も撮るわけでもないし、僕らも同じ感情を何回も再現できるわけでもないから、本当に皆で全力を出して一瞬の嘘をつくところが、映画の面白さなのかな、と思います。——その違いは、普段から意識されてるんですか? それとも無意識で切り替えられているのでしょうか?両方です。自然とそうなるし、映画ではより意識的に「残そう」としている気もします。ものにもよるけど、例えばドラマは10話を通して1つのテーマを描く一方で、映画は長くても数時間、大体は1時間半〜2時間と尺も短いです。でも、その1本で人生が変わることもあるから、ワンカットワンカットが濃密になります。——逆に観客としての立場では、改めて映画の面白さってどんなところにあると思いますか?今、ほとんどのメディアが自分で見方を選択できる状況だと思うんです。自分で作品をストップすることもできるし、早送りで飛ばすこともできる。それに対して、映画館はお客さんがちゃんと“客”になれる空間だと思います。そういった点では舞台にも共通しているところはあるけれど、舞台はお客さんの反応によってステージが変化することもあるから、映画はより一方的な空間で見せられ続けるのが、良さなんじゃないかと。「ちょっと音が大きいな」と思っても、映画館で「すみませ〜ん!」とか、言えないですしね(笑)。そのエネルギーをずっと受け続けると、なんだかトランス状態になってくるような感覚もあるし、そういう点で独特な表現なのかもしれないと思います。■菅田将暉1993年2月21日生まれ、大阪府出身。2009年に『仮面ライダーW』にて俳優デビュー。主演作『共喰い』(13年)で第37回日本アカデミー賞新人俳優賞、『あゝ、荒野』(17年)で第41回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞・第68回芸術選奨映画部門文部科学大臣新人賞を受賞。その他の主な映画出演作は『溺れるナイフ』(16年)、『銀魂』シリーズ(17、18年)、『帝一の國』(17年)、『アルキメデスの大戦』『タロウのバカ』(19年)、『糸』『浅田家!』(20年)など。21年は『花束みたいな恋をした』『キャラクター』『キネマの神様』が公開され、待機作に『CUBE』(10月22日公開)がある。22年はNHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』に出演、ドラマ『ミステリと言う勿れ』に主演する。 スタイリスト:猪塚慶太/IZUKA KEITA、ヘアメイク:古久保英人(OTIE)/EITO FURUKUBO(OTIE)
2021年08月12日RADWIMPS feat.菅田将暉による映画『キネマの神様』主題歌「うたかた歌」のMusic Videoが、8月13日22時にプレミア公開されることが決定した。「うたかた歌」は元々主題歌と意識して制作された楽曲ではなく、映画のすべての撮影が終わった際に野田洋次郎が感謝の気持ちを込めて山田洋次監督にデモ音源として贈られたものだった。しかし、野田からデモを受け取った映画のプロデューサーが「過去と現代、現実と虚構、そして天国を繋ぐこの特別な曲を、ゴウとテラシンを演じた菅田さんと野田さんに歌ってもらい、主題歌とすることで映画が完成すると確信した」と同曲に感銘を受け、映画の主題歌に起用された。野田は「特に志村さんが亡くなったこともあり、それは一つ香りとして残したいと思いましたし、僕たちが通ってきた感情みたいなものを歌詞で残しておきたい。あの世界が音としてもこの世にずっと残っていってほしい」と楽曲への愛情とリスペクトも滲ませている。今回のMVはRADWIMPSや菅田の作品を多く手掛ける山田健人氏が監督を務めている。なおRADWIMPSが出演する8月20日の『FUJI ROCK FESTIVAL ’21』のステージに菅田将暉がゲスト出演することが決定しており、当日は「うたかた歌」のライブ初パフォーマンスが予定されている。■RADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」MV※8月13日(金) 22:00 プレミア公開視聴URL:<配信情報>RADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」映画『キネマの神様』主題歌「うたかた歌」ジャケット配信リンク<リリース情報>RADWIMPSNew Album(タイトル未定)11月23日(火) リリース●15th Anniversary Box(初回限定盤)【CD+Blu-ray+64p PHOTOBOOK】価格:10,000円(税抜)【CD+2DVD+64p PHOTOBOOK】価格:10,000円(税抜)●通常盤【CD Only】価格:3,000円(税抜)●完全受注生産限定 15th Anniversary Box(GOODS付)【CD+Blu-ray+64p PHOTOBOOK+GOODS】価格:15,000円(税抜)【CD+2DVD+64p PHOTOBOOK+GOODS】価格:15,000円(税抜)【CD収録予定曲】・TWILIGHT(『ONE PIECE』コミックス100巻 / アニメ1000話記念映像作品『WE ARE ONE.』主題歌)・ココロノナカ(Complete ver.)・夏のせい・鋼の羽根(大塚製薬「カロリーメイト リキッド」CMソング)ほか【Blu-ray / DVD収録内容】●『15th Anniversary Special Concert』2020年11月23日横浜アリーナ公演を新たに編集・タユタ・グランドエスケープ・DARMA GRAND PRIX・新世界・シュプレヒコール・パーフェクトベイビー・NEVER EVER ENDER・おしゃかしゃま・G 行為・お風呂あがりの・やどかり・棒人間・螢・告白・トレモロ・有心論・ます。・バグッバイEncore・おあいこ(Guest:ハナレグミ)/ いいんですか?・スパークル・DADA●「TWILIGHT」Music Video【PHOTO BOOK内容】ニューアルバムアートワーク+横浜アリーナライブ写真で構成【GOODS内容】15th Anniversary ビッグ T シャツ(フリーサイズ)/ ポスター(8つ折) / ステッカー※ラリルレコード/ UNIVERSAL MUSIC STORE 限定販売ラリルレコード: MUSIC STORE:※予約締め切り:8月18日(水) 23:59※予定枚数に達した際は、予約締め切り前に受付を終了する場合がありますので早めの予約をおすすめします。<先行配信>「TWILIGHT」配信中<映像作品情報>『WE ARE ONE.』監督:蜷川実花出演:高良健吾 ほか主題歌:RADWIMPS製作:集英社、東映アニメーション協力:バンダイナムコエンターテインメント配信:『ONE PIECE』公式Youtubeチャンネルにて8月30日より随時公開特設サイト:公式Youtubeチャンネル:<ライブ情報>■FUJI ROCK FESTIVAL ’218月20日(金) 新潟県湯沢町苗場スキー場■WILD BUNCH FEST. 20219月19日(日) 山口きらら博記念公演 Official HP:
2021年08月10日沢田研二と菅田将暉がW主演を務める、映画『キネマの神様』(8月6日公開)へのキャストコメントが5日、届いた。本作は、小説家・原田マハの同名小説を原作に、「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握る。ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩にも見放されたダメ親父だが、たった一つ「映画」を愛していた。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として撮影に明け暮れる傍ら、食堂の娘・淑子(永野芽郁)に恋をし、映写技師・テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品『キネマの神様』の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。半世紀後の2020年、『キネマの神様』の脚本が出てきたことで、沈みかけていたゴウとその家族は再び動き始める。本作でヒロインを務めるのは、女優の永野芽郁。1950~60年代頃に青春時代を過ごした菅田将暉演じる若き日の主人公ゴウ、野田洋次郎が演じる若き日のテラシンの2人の男性から想いを寄せられる、食堂の看板娘・淑子を演じる。菅田が淑子の魅力を「太陽みたいな圧倒的なあったかいパワー」と称賛しているように、淑子は常に笑顔で純真無垢さと芯の強さを兼ね備えた愛らしさに溢れるキャラクターとなる。演じた永野も「淑子みたいな人が近くにいたらみんな好いてしまうんだろうな」と憧れを明かした。若き日のゴウは1950~60年代頃の映画撮影所で映画監督になる夢を追いかけて助監督として働き、撮影所の近くに店を構える食堂「ふな喜」では、映画や夢について熱く議論を交わしていた。淑子は「ふな喜」の看板娘で、永野は自身の役柄を「芯の強さと、ゴウちゃんへの無償の愛というか、包み込む愛情の深さとハツラツとした明るさを持つ女性でした」と振り返る。誰からも愛されるキャラクターである淑子を演じながら、自分自身では「まだまだできていないな」と思うところがあったというが、ゴウへの想いを一途に貫く淑子の芯の強さに魅力を感じたといい、永野は「ちゃんと周りの意見を聞きつつも自分の意思を持って貫くところは似ているところでもあるし、自分もそうでありたいなと思いました。絶対的に曲げられない自分の中の意志の強さみたいなものは女性から見てもすごく素敵でした」と共感を示した。菅田も、永野が演じた淑子を「日本一の看板娘ですよね」と表し、「撮影所で毎日戦って、食事をして、騒いでという憩いの場で、ただ笑えればいいとか、癒しをもらえればいいってだけじゃない。淑子に会うと元気が出る、あの感じって何でしょうね」と絶賛していた。
2021年08月06日沢田研二(73)や菅田将暉(28)の出演する映画『キネマの神様』。同作のCMが8月3日からテレビなどで放映されているが、そこに’98年11月に亡くなった映画評論家・淀川長治さん(享年89)が登場。CMは淀川さんの映画愛を“切り貼り”したような編集に、猛批判が起こっている。『キネマの神様』は松竹映画100周年を記念した作品で、手がけているのは巨匠・山田洋次監督(89)。そして、そのCMは『キネマの神様』の映像に合わせて『日曜洋画劇場』(テレビ朝日系)で披露された淀川さんのこんな名解説が流れる。「魂のこもった映画でしたね」「見事な人間愛が出ましたね」「映画は何でも教えてくれますね」『映画.com』によると同CMは「映画の面白さを改めて伝えたい」という松竹の強い思いに、淀川さんサイドが賛同しテレビ朝日も全面協力。松竹の担当者は「淀川さんの言葉を聞いて、久しぶりに映画を見ようという気持ちになってもらえたらこの上ない喜びです」とコメントしたという。“豪華コラボ”とも謳われている同CMだが、しかし淀川さんが亡くなったのは20年以上も前のこと。CMは『キネマの神様』を観ていない淀川さんが作品を賞賛しているようにも捉えられるため、ネットでは映画ファンを中心に怒りの声が相次いでいる。《これはやりすぎ。故人の発言をつなぎ合わせて、本編を褒めてるかのような印象になりかねない。映画愛と作品へのコメントは別もの》《淀川長治さんの生前の仕事を「キネマの神様」に向けられたもののように使うのはどうかと思う》《子供の頃、テレビ越しに語りかけてくれる淀川さんのコメント大好きだったので、特定の映画の(しかも淀川さんは見ていない映画の)宣伝で私物化しないでほしい》《これは、さすがに冒涜なんじゃないか……》《映画評論家・淀川長治さんが見てもいない映画にコメントすると思っているのか?》また映画評論家の町山智浩氏(59)は同CMに言及し《淀川長治さんは『日曜洋画劇場』で山田洋次監督『男はつらいよ』が放映される時はいつも、解説をしませんでした》とツイート。またTwitterでは町山氏同様に《日曜洋画劇場の枠で邦画を放送するときは淀川さんは解説を休んでいたと記憶するのだが》《淀川さん、邦画には基本コメントしなかったよね確か》との声も上がっている。“映画の神様”はこのCMを見て、どう思うだろう?
2021年08月05日RADWIMPS feat.菅田将暉による映画『キネマの神様』主題歌「うたかた歌」が、映画の公開日となる8月6日0時より各種配信サイト・サブスクサービスで配信されることが決定した。今作のジャケットは写真家・岡田舞子が撮り下ろしたもので、アートディレクター宮下良介の発案で今回のコラボレーションが実現。岡田舞子が撮影する作品群『Cell』がベースとなり、それぞれの夜を過ごす人々をマンションや住宅の明かりで抽象的に撮影するというコンセプトのもと、楽曲が持つノスタルジーと温かさを表すに相応しい街の灯りを求めて撮り下ろされた写真が使用されている。さらに、8月2日『菅田将暉のオールナイトニッポン』の番組内で、RADWIMPSが出演する8月20日の「FUJI ROCK FESTIVAL ’21」のステージに菅田将暉がゲスト出演することが生発表された。当日は「うたかた歌」をライブで初パフォーマンスする予定だ。岡⽥舞⼦|Miko Okada1993年岩⼿県⽣まれ。2014年、⽇本写真芸術専⾨学校卒業。2015年、KAWABA NEW-NATURE PHOTO AWARDアート部⾨受賞。2019年、Nonio Art Wave Award 審査員特別賞名和晃平選。2019年にアムステルダム、東京、パリを巡回するグループ展「LUMIX MEETS BEYOND 2020」に参加。<配信情報>RADWIMPS feat.菅田将暉「うたかた歌」映画『キネマの神様』主題歌「うたかた歌」ジャケット8月6日(金) 0時~配信スタート<リリース情報>RADWIMPSNew Album(タイトル未定)11月23日(火) リリース●15th Anniversary Box(初回限定盤)【CD+Blu-ray+64p PHOTOBOOK】価格:10,000円(税抜)【CD+2DVD+64p PHOTOBOOK】価格:10,000円(税抜)●通常盤【CD Only】価格:3,000円(税抜)●完全受注生産限定 15th Anniversary Box(GOODS付)【CD+Blu-ray+64p PHOTOBOOK+GOODS】価格:15,000円(税抜)【CD+2DVD+64p PHOTOBOOK+GOODS】価格:15,000円(税抜)【CD収録予定曲】・TWILIGHT(『ONE PIECE』コミックス100巻 / アニメ1000話記念映像作品『WE ARE ONE.』主題歌)・ココロノナカ(Complete ver.)・夏のせい・鋼の羽根(大塚製薬「カロリーメイト リキッド」CMソング)ほか【Blu-ray / DVD収録内容】●『15th Anniversary Special Concert』2020年11月23日横浜アリーナ公演を新たに編集・タユタ・グランドエスケープ・DARMA GRAND PRIX・新世界・シュプレヒコール・パーフェクトベイビー・NEVER EVER ENDER・おしゃかしゃま・G 行為・お風呂あがりの・やどかり・棒人間・螢・告白・トレモロ・有心論・ます。・バグッバイEncore・おあいこ(Guest:ハナレグミ)/ いいんですか?・スパークル・DADA●「TWILIGHT」Music Video【PHOTO BOOK内容】ニューアルバムアートワーク+横浜アリーナライブ写真で構成【GOODS内容】15th Anniversary ビッグ T シャツ(フリーサイズ)/ ポスター(8つ折) / ステッカー※ラリルレコード/ UNIVERSAL MUSIC STORE 限定販売ラリルレコード: MUSIC STORE:※予約締め切り:8月18日(水) 23:59※予定枚数に達した際は、予約締め切り前に受付を終了する場合がありますので早めの予約をおすすめします。<先行配信>「TWILIGHT」配信中<映像作品情報>『WE ARE ONE.』監督:蜷川実花出演:高良健吾 ほか主題歌:RADWIMPS製作:集英社、東映アニメーション協力:バンダイナムコエンターテインメント配信:『ONE PIECE』公式Youtubeチャンネルにて8月30日より随時公開特設サイト:公式Youtubeチャンネル:<ライブ情報>■FUJI ROCK FESTIVAL ’218月20日(金) 新潟県湯沢町苗場スキー場■WILD BUNCH FEST. 20219月19日(日) 山口きらら博記念公演 Official HP:
2021年08月03日山田洋次監督が手がける松竹映画100周年記念作品『キネマの神様』に野田洋次郎が出演している。野田はRADWIMPSのメンバーとして活動するだけでなく、俳優や映画音楽の制作など様々な分野で活躍しているが、その際、単に“映画をつくるためのメンバー”として参加するのではなく、自身と映画のつくり手の間に起こる化学反応を重視しているという。野田は音楽活動を続けながら、俳優として松永大司監督の『トイレのピエタ』や、豊田利晃監督の『泣き虫しょったんの奇跡』などに出演してきた。「単純に“その役を演じてみたい”という気持ちは非常に大事なことだと思っています」と語る野田は「その一方で、その作品に出演するかどうかはいつも冷静に判断している部分もあります」と説明する。「その役を自分が演じることが一番良いと思えるか?は考えます。演じている時は常に自分をなくす作業なんです。映画の劇伴をつくっている時も同じで、いつも“その映画にとって一番大事なものは何か? 音楽で何ができるのか?”を考えているんですけど、役者でいる時も気持ちは同じかもしれないですね。だから良い意味で“我がない”というか、監督が旗振り役をしてくれますから、自分がいかに誠実にそこに向き合うかを考えていると思います」野田にとって俳優や映画音楽を手がけることは、作業や出演の一部を担うだけでなく、自身が映画のつくり手の“伴走者”になることなのかもしれない。「そういう部分は間違いなくあると思います。僕がその映画に関わることによって、そこに良い意味での変化が起きるべきだと思うんです。僕が参加したことによって明らかに良い変化が起こる。でなければ僕がそこにいる価値はないと思いますし、いかに変化を起こせるのか、どうすれば作品の輝きを増すことができるのかをいつも意識していますし、そうあり続けたいなと思っています。だから僕は“監督と俳優”として、めまぐるしく過ぎていく日常の中で刹那的にすれ違うみたいに参加することは、これからもない気がしていて、やっぱり監督とじっくりと話したり、面白いと思っているものについて話したり……これまでもそうやってきたんです。僕は俳優をやることがメインではないというのもあるとは思うんですけど、いかにして面白いものを世の中に出していくのか……自由研究みたいな部分があるのかもしれないです(笑)。だからこそ自分をとことんまで突き詰めてやっている部分もあります」「テラシンみたいなヤツが僕にもいてくれたらな、と思います」そんな野田が本作で伴走するのは、日本映画史に残る作品を数多く手がけてきた山田洋次監督だ。「常に燃えたぎっていて情熱があるし、つねに新しいものをつくろうとするし、すごく研究熱心で新人たちの映画も観ている。あそこまで表現を愛し続けている人に出会うことは本当に励みになりますよね。だけど山田監督からもらってばっかりだとダメだし、自分としても与えたい。だから思考し続けたいし、映画に出続けることのできる人間でいたいなと思います」自身の役を全うするだけでなく、少し離れた位置や、様々な視点から作品を眺め、自分だけでなく“作品そのもの”が輝く方法がないか探る野田の姿勢は、本作で演じた役と重なる部分がある。映画『キネマの神様』は、現在はギャンブル漬けで借金まみれのダメ親父・ゴウと妻の淑子、その娘の歩、孫の勇太のドラマから始まる。かつてゴウは映画撮影所で汗を流す助監督で、いつかは自分で映画監督になる日を夢見ていた。そんなゴウと同じ撮影所で映写技師として働き、友人であるゴウを見守り、彼の才能を信じ続ける心優しい男、それが野田が演じるテラシンだ。「テラシンはめちゃめちゃいいヤツですよね」と語る野田は、テラシンがゴウの才能を信じる強さがこの映画の土台になる、と分析する。「僕としてはこの映画はあくまでもゴウの物語であってほしいんです。その時にテラシンは、ゴウの才能を心の底から100パーセント信じ続ける男の役だから、そのシーンがどれだけ強いかによってこの物語の土台というか強さみたいなものは決まるなと。やっぱり才能を持ち合わせた人は大事だし必要だけど、そのことに気づかせてあげる人は同じぐらい世の中には必要だし、両者は同じぐらい価値があると思うんですね。才能のある人を心の底から全身全霊で信じて、なにかをつくる人が心が折れそうになったりとか、才能に気づけなかったり、自分自身がすごく平凡なものに感じてしまう瞬間がある時に全身全霊でそれを支えて、愛し続ける。その構図がブレてしまったら、この物語はどこかに嘘が含まれてしまう。だから演じる上では、ゴウを支え続ける覚悟をするべきだなと思いました」野田が演じた若き日のテラシン、名優・小林稔侍が演じる現代のテラシンはどちらもゴウを信じ、映画を愛する心優しい男として描かれており、もし“キネマの神様”が存在するのだとしたら、テラシンはその神様がつかわした天使のような役目を担っている。そういうと野田は「テラシンみたいなヤツが僕にもいてくれたらな、と思います」と笑顔を見せる。「改めて“自分はミュージシャンなんだな”と思います」ゴウの才能と未来を信じ、撮影所で奮闘する日々を通じて生まれた想いや、コロナ渦で撮影が中断してしまったこと、当初、映画に主演予定だった志村けん氏がこの世を去ったことなど様々な想いが積み重なり、野田はひとつの曲を書いた。「アイデアのようなポツポツと浮かぶものは撮影中にも台本に書いたり、携帯にメモしたりしていたんですけど、だんだん撮影が中断し、志村さんが倒れ、その後にお亡くなりになり、映画の撮影が長期でとまった時に、“あれ?あれだけの時間が幻に終わっちゃうのかな”という雰囲気さえ感じるようになって。だから自分の中ではあの時の美しかった経験を残したかったですし、志村さんのことも含めて、現実とフィクションの境界線が曖昧になっていて、あの世界だけは自分の手で何とかして残したいという気持ちが起きて、撮影が終わって1ヶ月後だと思うんですけど自粛期間中にデモをつくって、プロデューサーの方にお渡ししました」野田がプロデューサーに渡した楽曲『うたかた歌』は、その後にRADWIMPSと本作に出演した菅田将暉によってレコーディングされ、映画の主題歌になった。「だから改めて“自分はミュージシャンなんだな”と思います。そこでいただいた感情、通過した感情だったり、経験した想い、触れてきた人々みたいなものをやっぱり自分は音楽で残したい人なんだなと。それが映画と結びついて主題歌になってくれるパターンもあるとは思うですけど、そうじゃないパターンもあって、やっぱり僕にとっては通過した上で曲を作って、音楽にすることで、ひとつの区切りになるのかな、という気がしましたね」映画そのものと伴走し、演技し、結果として主題歌を手がけることになった野田洋次郎。観客は、彼が本作の制作を通じて感じたものや、想いを映画『キネマの神様』の随所に観て、感じることができるはずだ。『キネマの神様』8月6日(金) 公開(c)2021「キネマの神様」製作委員会撮影:杉映貴子
2021年08月02日山田洋次監督最新作『キネマの神様』で沢田研二と共に主演を務める菅田将暉。山田監督と対話こそが演じる上で何よりも大事だったと明かしている。本作は、1950~60年代頃の映画撮影所で、映画監督になる夢を追いかけた青春時代から、夢に挫折し、夢を諦めて家族にも見放されるダメ親父になった現代まで、時代を越えて紡がれるゴウに訪れる奇跡を描く物語。菅田さんが演じているのは、黒澤明や小津安二郎など、日本映画の歴史に名を刻む名監督が活躍をした時代を舞台に生きる、若き日のゴウ。また助監督は、菅田さんのキャリアでも初めての役柄だ。助監督は、菅田さん自身も映画を撮るときに一番コミュニケーションを取る身近な存在である分、役作りで一番悩んだそうで「山田監督に『助監督ってどうしたらいいですか?』って聞いたら、『いい助監督というのは、あんまり動かないんだよ』とおっしゃって、その言葉の意味をずっと考えていました。“いい助監督とは”という理論が面白かったです」と山田監督の言葉と向き合いながら、助監督ゴウというキャラクターを作り上げていった。また本作の映画撮影所には、銀幕女優・桂園子(北川景子)、映写技師として働くテラシン(野田洋次郎)がいて、撮影所のスタッフが通う食堂の看板娘・淑子(永野芽郁)がゴウの青春時代を彩っている。山田監督が青春時代を過ごした当時の映画撮影所は、“助監督と女優”や“俳優と撮影”といった線引きがなく家族のように過ごしていたそうで、そんな撮影所の当時の様子も山田監督から聞いていた菅田さんは「当時はもっと近い、コミュニケーションが豊富で」と監督の話す当時の世界に引き込まれていた様子だ。『キネマの神様』は8月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2021年08月01日山田洋次監督最新作『キネマの神様』より、本作で3度目の共演となる菅田将暉と永野芽郁の出演シーンが公開された。今回到着したのは、菅田さん演じる若き日のゴウと永野さん演じるヒロイン・淑子がお互いの想いを交わす本編シーン。2人きりの食堂ふな喜。ゴウの手元の封筒は、淑子に贈られたラブレターのようだ。その送り主の気持ちも良い奴だということもよく知るというゴウは、淑子へ会うことを勧めるが、淑子は首を横に振る。そしてゴウは、淑子の胸に秘めていた恋心の存在を知り、動揺を隠しきれないが、「俺の知らない人か、そうだろう」と言いかけ、何かに気づいた様子。そんなゴウに淑子がいじらしい表情で「バカ、鈍感」と言い放っており、2人の恋の行方に期待せずにいられない映像となっている。『帝一の國』では幼なじみから恋人となった初々しいカップルを、「3年A組-今から皆さんは、人質です-」では先生と生徒役で緊迫感に満ちた役柄で共演した菅田さんと永野さん。本作では、映画監督になる夢を追いかけて映画撮影所で助監督として働く青年ゴウ、映画撮影所の近くの食堂で働く看板娘・淑子を演じている。菅田さんは、本作ではがゆい恋模様を描く関係となった永野さんとの3度目の共演を楽しんだそうで「永野さんは誰よりも集中力があるから、お芝居をするときに楽しいんですよね。(教師と生徒役だった)前回は立場がはっきりしていたんですが、今回は対等にやれた感じが楽しかったです」とふり返り、永野さんは「すごく心強くて、お互いフラットで、お話するときはするし、しないときはしないしという、そういう関係性がゴウちゃんと淑子と似ている感じがあってすごく居心地もよかったですし、お芝居もやりやすかったです。菅田さんでよかったなと改めて思いました」と思いを明かしている。『キネマの神様』は8月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2021年07月28日沢田研二と菅田将暉がW主演を務める、映画『キネマの神様』(8月6日公開)の本編シーンが28日、公開された。本作は、小説家・原田マハの同名小説を原作に、「松竹映画100周年記念作品」として山田洋次監督がメガホンを握る。ギャンブル漬けで借金まみれのゴウ(沢田研二)は妻の淑子(宮本信子)と娘の歩にも見放されたダメ親父だが、たった一つ「映画」を愛していた。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として撮影に明け暮れる傍ら、食堂の娘・淑子(永野芽郁)に恋をし、映写技師・テラシンとともに夢を語らい、青春の日々を駆け抜けていた。しかしゴウは初監督作品『キネマの神様』の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。半世紀後の2020年、『キネマの神様』の脚本が出てきたことで、沈みかけていたゴウとその家族は再び動き始める。1960年代頃の映画撮影所を舞台にした青春の日々から、50年後の現代まで時代を越えて“キネマの神様”を信じ続けたゴウの奇跡の物語が描かれる同作。公開された本編シーンは、2人の恋の行方が気になる映像となっている。ゴウが淑子にあるラブレターを届け「一度会って、2人きりで話をしてみろよ」と勧めるが、淑子は首を横に振り「だって……」と言いよどむ。ゴウは動揺し「他にいるの? 好きな男」「言ってくれたっていいじゃないか」「俺の知らない人か、そうだろう」と言いかけたが、何かに気づいたかのように淑子にゆっくりと向き直り、淑子はいじらしい表情で「バカ、鈍感」と言い放つ。菅田と永野は、2017年の映画『帝一の國』、2019年のテレビドラマ『3年A組-今から皆さんは、 人質です-』で共演しており、今回が3度目となる。菅田は「永野さんは誰よりも集中力があるから、お芝居をするときに楽しいんですよね。(教師と生徒役だった)前回は立場がはっきりしていたんですが、今回は対等にやれた感じが楽しかったです」と、永野との共演を振り返った。また淑子はゴウへ恋心を抱きながら、夢をひたむきに追いかけるゴウを見守ることになるが、永野は「すごく心強くて、お互いフラットで、お話するときはするし、しないときはしないしという、そういう関係性がゴウちゃんと淑子と似ている感じがあってすごく居心地もよかったですし、お芝居もやりやすかったです。菅田さんでよかったなと改めて思いました」と信頼感を見せた。(C)2021「キネマの神様」製作委員会
2021年07月28日沢田研二と菅田将暉が主人公を演じる山田洋次監督最新作『キネマの神様』。この度、来月公開予定の本作から、菅田将暉演じるゴウらの眩しすぎる青春が詰まったドライブシーンが到着した。今回到着した本編映像は、北川景子演じる銀幕スター・園子の運転で、ゴウ、淑子(永野芽郁)、テラシン(野田洋次郎)がドライブするシーン。冗談を言い合いながらドライブを楽しむ彼らだったが、道中、車はエンストを起こし、車を停め、エンジンを冷やすことに。そこで園子は「ねえ、なんで淑子ちゃんたちを誘ったの?」とゴウに問いかけ、一方のテラシンは、遠慮がちに淑子をカメラに収める…。園子からゴウへ、テラシンから淑子へ向ける淡い恋心といった、それぞれの思いが交錯する登場人物たちの青春模様が垣間見える映像となっている。また、菅田さん、永野さん、野田さんからコメントも到着。映画監督になる夢を追いかけるゴウ、映画館の館主になる夢を持ちながら、映写技師として働くテラシンの夢にまっすぐに青春を駆け抜けた物語にちなみ、それぞれの思う“夢”を語っており、菅田さんは「小さい夢でいうと、例えばこの世界に入って、週刊少年ジャンプの漫画原作の実写映画に出演して、ジャンプに自分が載ったとか、夢だと思ってなかったけど振返ったら夢が叶った気持ちになっていることが、この世界は本当に良くあるなと思います」とふり返り、「今回、僕のマネージャーさんが山田洋次監督の論文を大学で書いてたみたいで、この作品が決まった時は、すごい喜んでいたし、初めて山田さんに会った時にちょっと泣いてる姿を見て、やって良かったなと思ったし、夢が叶った瞬間を見ることができました」とエピソードを披露。一方、大いなる夢を抱いたことがないという野田さんは「その時やりたいことが常にあって、それを全身全霊でやり続けてますね」と言い、「もしかしたら夢っていうのはその時1番やりたいことを全力でやった先に、気づいたら辿りついてるんじゃないかな?」とコメント。さらに永野さんは「私は、夢は持たないんです!」と一言。驚く2人に対して「私は、夢を持ちそれを達成したときに、次にどうしていいか分からなくなってしまう自分が怖くて、明確な将来の夢というものを持ったことがないので、明日が楽しければいいと思ってます」と三者三様、“夢”について思いを明かしていた。『キネマの神様』は8月6日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:キネマの神様 2021年8月6日より全国にて公開©︎2021「キネマの神様」製作委員会
2021年07月14日