ステージ上手にはピアノ、下手にはソファー。ロレンツ・ハート(林翔太)の家で、彼はリチャード・ロジャース(寺西拓人)のメロディーに歌詞をつけ歌い出す。のちに大ヒットする「Manhattan」が生まれた瞬間だ。ふたりがブロードウェイで、ラジオで、ハリウッドで、数々のヒット曲を生み出す様子が小気味よいテンポで描かれていく。ロジャースはドロシー(壮一帆)に、ハートはペギー(凰稀かなめ)に、想いを寄せる。しかし、ふたりの恋は明暗が分かれる。ロジャースはドロシーと結ばれ、ハートの想いはペギーに拒まれたのだ。その切なさは、第一幕ラストの「My Romance」、第二幕ラストの「Blue Moon」で、ふたりのハーモニーとなって観る者の胸を打つ。2018年の初演から、大幅にブラッシュアップされた今回の公演。前回ロジャースを演じた林が今回はハートを、前回は4役を演じた寺西拓人がロジャースを演じ、これまで彼らが共演を重ねてきたなかで培ったコンビネーションで、魅力的なロジャース&ハートとなっていた。林はいたずらっ子な少年のような笑顔で、天才肌のハートを表現。その一方、「Why Can’t I?」で報われない恋の苦しさも十二分に表現してみせた。寺西も伸びやかな歌声で、まっすぐなロジャースの心情を届ける。ふたりがブロードウェイに戻ることを決めて歌う「I Gotta Get Back To New York」などで、彼らの歌声の魅力が存分に伝わってきた。ふたりを取り巻く人々は、上演台本・訳詞・演出を手がける玉野和紀はじめ、凰稀かなめ、壮一帆、藤岡正明、中河内雅貴らが複数の役柄を演じ分ける。藤岡のパワフルな歌声、中河内の艶やかな歌とダンス、そしてパフォーマンスはもちろん美しさも目を惹きつける凰稀・壮と、ゲネプロ終了後の取材会で「ミュージカル・モンスター」と林・寺西が称えた魅力が満載。非常に充実したステージだ。中でも、ラジオ番組でのドタバタとした展開、ハリウッドでのせわしない撮影所の模様と、コミカルさもロマンチックさもあるステージングは、キャストの歌とダンスの魅力が十二分に発揮されたシーンだったように感じる。ロジャース&ハートのコンビの終わりと共に幕は下りるが、とても温かなものが心に残る素敵なエンディングだった。東京公演は有楽町よみうりホールにて、10月18日(水)まで。取材・文:金井まゆみ
2023年10月10日1920~40年代のブロードウェイとハリウッドで活躍し、数々のスタンダードナンバーを世に送り出したソングライターコンビ、リチャード・ロジャース(作曲家)&ロレンツ・ハート(作詞家)。その半生を彼ら自身の名曲によって綴るマイアミ発のミュージカル・レビューで、2018年に玉野和紀の上演台本・訳詞・演出・振付によって日本初演された『ロジャース/ハート』が、本日9月30日(土)に東京・有楽町よみうりホールで再演の幕を開ける。始まりは1918年。生真面目なロジャース16歳と、奔放なハート23歳は出会い、互いの才能を欲するように意気投合する。輝かしいキャリアに向かって第一歩を踏み出し、ブロードウェイやラジオの世界で人気を博していくふたり。やがてハリウッドからも声が掛かると、仕事仲間や想いを寄せる女性をブロードウェイに残し、さらなるステップを駆け上がろうとするのだが――?タイトルロールに扮するのは、初演にはそれぞれ別の役で出演していたふたり。前回ロジャース役だった林翔太がハート役に、人気歌手エディー・フォンティーンなど4役を務めていた寺西拓人がロジャース役に挑む。初演から5年の間に、林は『ソーホー・シンダーズ』『天使にラブ・ソングを~シスター・アクト~』『イン・ザ・ハイツ』など、寺西は『マイ・フェア・レディ』『四月は君の嘘』『ミナト町純情オセロ~月がとっても慕情篇~』など多数の舞台に主要な役で出演したほか、ふたりで10役を演じるミュージカル『ダブル・トラブル』も経験。俳優として着実にキャリアを重ね、実力と輝きを増してきた林と寺西の新たなチャレンジは、この再演の大きな見どころとなることだろう。ほかに出演は、鳳稀かなめ、藤岡正明、中河内雅貴、荘一帆、そして玉野和紀ら。《マンハッタン》《マイ・ファニー・ヴァレンタイン》《ブルー・ムーン》《ザ・レイディ・イズ・ア・トランプ》……偉大なソングライターコンビの生み出した40曲近い名曲の数々を、12名の精鋭パフォーマーたちが華やかに、粋に歌い踊る!文:熊田音子<公演情報>ブロードウェイ・ミュージカル『ロジャース/ハート』上演台本・訳詞・演出・振付:玉野和紀音楽監督:宮﨑誠出演:林 翔太寺西拓人凰稀かなめ藤岡正明中河内雅貴音波みのり音くり寿吉田莉々加鯨井未呼斗MAOTO壮 一帆玉野和紀ピアノ:宮﨑 誠ドラムス&パーカッション:萱谷亮【東京公演】2023年9月30日(土)~10月18日(水)会場:有楽町よみうりホール【金沢公演】2023年10月24日(火)・25日(水)会場:北國新聞 赤羽ホール【大阪公演】2023年10月28日(土) 12:00 / 17:00会場:松下IMPホールチケット情報:公式サイト:
2023年09月30日『マンハッタン』『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』『ブルー・ムーン』など、1920~1940年代に多くのヒット曲を生んだ作曲家リチャード・ロジャースと作詞家ロレンツ・ハート。彼らの出会いと活躍を彼ら自身の楽曲で綴ったミュージカルが、この『ロジャース/ハート』だ。好評を博した2018年の日本初演から5年、待望の再演を迎える。奔放なハートを演じるのは、林翔太。初演ではロジャースを演じ、「ミュージカルの右も左も分からないような状態」だったと話すが、この5年でさまざまな舞台に出演。いろいろな意味で難易度の高い作品を乗り越えてきて、今回の挑戦も「不安はない」とどっしり受け止めている。今回生真面目なロジャースを演じる寺西拓人は、初演ではウェイターなどさまざまな役を演じ分けた。しかし今回は配役が変わり、かつて林が演じたロジャースに。初演を思い返すとロジャースは「林くんの声で再生される」そうだが、自分のロジャースはどのようなものになるのか楽しみだと話す。今回は台本も書き直され、新たな曲が加わり、キャストも6人から12人へ、と単なる再演ではなく半分新作のようなもの。その分キャストも大変なのでは……と思いきや、「ボリュームは増えたけど、人数も増えたので、それほど負担が増えるわけじゃない。それより、“ミュージカル・モンスター”が揃っているのが楽しみ」とふたりは笑う。確かに、上演台本・訳詞・演出・振付と共に出演も果たす玉野和紀のほか、凰稀かなめ、藤岡正明、中河内雅貴、壮一帆など、強者ぞろい。彼らの競演は必見だ。事務所の先輩・後輩として、共演者として、互いを俳優として「なんでもできるし、歌もうまい」と認め合っているふたり。あえて「これは負けない」という自分の強みを聞くと、林は「セリフ覚えの早さ。大竹しのぶさんと『女の一生』(2020年)で共演した時、どれだけセリフ量が多くても台本を持たずに稽古している姿を見て、自分もそうなりたいと思って稽古前に絶対覚えていくようになった」と明かす。一方、寺西は「玉野さんの現場でもほかの現場でも、僕が一番いじられるんですよ。でもそれで共演者やスタッフさんと仲良くなれることも確か。そういうコミュニケーション力は武器にしていこうかな」と笑う。それぞれの持ち味を活かしながら臨む公演は、9月30日(土)~10月18日(水)有楽町よみうりホールにて。その後、金沢・大阪公演あり。取材・文:金井まゆみヘアメイク:国府田雅子(b.sun)スタイリスト:嶋岡 隆(Office Shimarl)衣裳協力:EYCK / guernika / UNFILO
2023年08月30日9月から10月にかけて東京、金沢、大阪にて、ブロードウェイ・ミュージカル『ロジャース/ハート』が上演されることが決定した。本作は、『王様と私』や『サウンド・オブ・ミュージック』などの名作を手掛けた作曲家リチャード・ロジャースと、かつてロジャースがコンビを組んでいた作詞家ロレンツ・ハートとの物語。彼らの半生を描き、97年にマイアミの劇場で初演された本作は、ロジャース&ハートを愛するオールドファンのみならず洒落た旋律と歌詞が若い観客の心をも捉え、以来現在までアメリカ各地で上演されている。2018年、その名作を日本で上演するにあたり、上演台本・訳詞・演出・振付を手掛けさらには出演までこなしたのが、オリジナルミュージカルの作・演出・振付を多く手掛け、日本を代表するタップダンサーでもある玉野和紀。オリジナルは55曲のナンバー、3時間越えのボリュームであった本作を32曲のナンバーに凝縮し、タップはもちろん、様々なジャンルのダンスを盛り込み、新たな『ロジャース/ハート』を創り上げた。再演となる今回も、上演台本・訳詞・演出・振付・出演の5役を務める。キャストは、初演ではロジャース役で初主演を務め、その後数々のミュージカルや舞台で俳優としての実力を発揮し続けている林翔太が、自由奔放で天才的な作詞家ロレンツ・ハート役を、そして初演時は人気歌手のエディー・フォンティーン他4役で出演した寺西拓人が、20世紀のアメリカの作曲家の中でも有名な1人に数えられる生真面目な作曲家リチャード・ロジャース役を務める。共演には、元宝塚宙組トップスターで退団後は舞台のみならず映画・ドラマと活躍の場を広げている凰稀かなめ、グランドミュージカルに数多く出演しアーティスト活動も精力的に行う藤岡正明、様々な舞台に出演し存在感を放つ中河内雅貴。また、元宝塚雪組トップスターで退団後は様々なジャンルの舞台に挑戦し、ライブ活動も積極的に行う壮一帆が出演する。さらに、音波みのり、音くり寿、吉田莉々加らが脇を固める。<キャスト コメント>■玉野和紀ブロードウェイ・ミュージカル『ロジャース/ハート』、上演台本・訳詞・演出・振付・出演の玉野和紀です。2018年に日本で初演を迎えまして、5年後の今年再演ということで嬉しく思っております。当時出演してくれた林翔太くん、寺西拓人くんとまた一緒にやれることもすごく嬉しいですし、2人とも5年の間にも多くのミュージカルに出演をされていて、たぶん腕をあげていると思いますので、期待しています。当時は6人での上演でしたが、今回は人数を倍にして12人でお届けします。新たに曲も加え、台本もダイナミックに書き直しました。ロジャース&ハートの素敵な楽曲に乗せてショーアップして皆様にお届けしたいと思いますので、皆様ぜひ劇場に足をお運びください。お待ちしております。■林翔太ブロードウェイ・ミュージカル『ロジャース/ハート』に出演します、林翔太です。この作品は、僕が本格的に舞台に出させてもらうようになった最初の作品で、すべてのきっかけでもあり、そこに選んでくださった玉野さんは、僕にとっては父親のような、育ての親のような存在です。初めてミュージカルに挑戦したのもこの『ロジャース/ハート』。あれから約5年たち、ようやく再演ということで、ファンの方にもこの作品が好きな方がたくさんいらっしゃるので、喜んでくださると思いますし、僕も再演できることを嬉しく思っております。初演の時と同様、寺西も一緒に出ますが役が前回と変わったりもして、新たな挑戦がたくさんあると思うんです。玉野さんの胸を借りながら、豪華なキャストの方々がたくさんいらっしゃいますので、大船に乗った気分で頑張っていきたいと思います。劇場へ足を運んでくださったら嬉しいです。■寺西拓人ブロードウェイ・ミュージカル『ロジャース/ハート』に出演します、寺西拓人です。今回再演ということで、約5年の時を経て、また『ロジャース/ハート』という作品を上演できること、大変嬉しく思います。出演者が前回6人だったのが今回は12人に増えるということで、パワーアップした『ロジャース/ハート』を魅せられるんじゃないかなと思います。僕は前回の役とは違う役での出演となりますので、個人的にもパワーアップした自分を魅せられたらいいなと思っています。自分でハードルを上げるのもなんですが、上質なミュージカルが見られます(笑)!皆様ぜひ劇場へお越しください。<公演情報>ブロードウェイ・ミュージカル『ロジャース/ハート』上演台本・訳詞・演出・振付:玉野和紀音楽監督:宮﨑誠【キャスト】林翔太、寺西拓人/凰稀かなめ/藤岡正明、中河内雅貴/音波みのり、音くり寿、吉田莉々加/鯨井未呼斗、MAOTO/壮一帆/玉野和紀ピアノ:宮﨑誠ドラムス&パーカッション:萓谷亮一【東京公演】9月30日(土)~10月18日(水)会場:有楽町よみうりホール■チケット料金S席:11,000円A席:7,500円※全席指定・税込※未就学児入場不可一般発売:7月23日(日)【金沢公演】10月24日(火)・25日(水)会場:北國新聞 赤羽ホール■チケット料金S席:11,000円A席:7,500円※全席指定・税込※未就学児入場不可一般発売:7月23日(日)【大阪公演】10月28日(土) 12:00 / 17:00会場:松下IMPホール■チケット料金全席指定:11,500円(税込)※未就学児入場不可一般発売:9月30日(土)チケットはこちら:公式サイト:
2023年06月05日カリフォルニア ディズニーランド・リゾートは現地時間2月24日、アベンジャーズのミュージカル「ロジャース:ザ・ミュージカル」を、この夏限定で公演することを発表した。「ロジャース:ザ・ミュージカル」は、ディズニープラスのオリジナルドラマシリーズ『ホークアイ』に初登場した劇中劇で、初代キャプテン・アメリカであるスティーヴ・ロジャースの生涯を称えた架空のミュージカル。発表となったティザー予告ではスティーヴの恋人、ペギー・カーターと思われる女性が、会場となるディズニー・カリフォルニア・アドベンチャー・パーク内のハイペリオン・シアターに向かう姿が描かれている。具体的な日程などの詳細は今後発表になるが、この「ロジャース:ザ・ミュージカル」も、ウォルト・ディズニー・カンパニー創立100周年のセレブレーション「ディズニー100セレブレーション」開催中のカリフォルニア ディズニーランド・リゾートを盛り上げていくことになりそうだ。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney (C) 2023 MARVEL※カリフォルニア ディズニーランド・リゾートのテーマパークへの入園には、3歳以上のすべてのゲストにおいて有効なパークチケットのほか、事前のパーク入園予約が必要です。※掲載の施設やアクティビティー内容は、実際の体験と異なる場合があります。カリフォルニア ディズニーランド・リゾートでの最新の衛生・安全対策についてはオフィシャルサイトにてご確認ください。As to Disney artwork, logos and properties: (C) Disney (C) 2023 MARVEL(text:cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2023年02月27日株式会社ロジャース(本社:岡山県岡山市、代表取締役:中田 有治)は、スタイリッシュなペグ型蚊取り線香ホルダー【KASATH カサス】を3月29日11:00より応援購入サービス「Makuake」のみで限定販売をスタートいたしました。ペグ型蚊取り線香ホルダー【KASATH】■ペグ型蚊取り線香ホルダー【KASATH カサス】の特徴1. 無駄を省いたシンプルデザイン。錆びに強く丈夫な上、蚊取り線香の残量が一目で分かります。KASATH(カサス)は、従来のホルダーと違い、残量が一目瞭然。遠目からでも残量を把握できるので、せっかくの虫よけ対策を無駄にしません。また、ペグ型にすることで地面に挿すことができ、足元からしっかり虫よけが可能。シンプル構造だから、どんなサイズの蚊取り線香にも対応できます。工具箱にポンッと入れておいても違和感なく、スマートに持ち運びできます。ペグ型蚊取り線香ホルダー【KASATH】2. 材質は高性能なステンレス、SUS304を使用。錆びに強く丈夫です。KASATH(カサス)は、材料として水回り製品に多く使われる高性能なステンレス(SUS304)を使用。錆びに強く丈夫です。ステンレスだから、ワンシーズンを屋外で過ごしても問題ありません。粉やヤニなどで汚れてもサッと水洗いやアルコールの拭き上げが可能。いつでも清潔・衛生的です。3. 挿せなくても安心。KASATH(カサス)は地面に挿せてスマートにご利用いただくためのアイテムですが、万が一挿せない場所でも大活躍です。吊り下げ穴完備なので、カラビナやフック・マグネットや紐など、素材はもちろん場所もご自身のご都合に合わせてお使いいただけます。シンプルながら、機能面もしっかりカバーしています。安心の国内生産で、ひとつひとつ丁寧に製作しております。■製品概要製品名:ペグ型蚊取り線香ホルダー【KASATH カサス】サイズ:300mm材質 :ステンレス(SUS304)重量 :約113g製造国:日本価格 :3,828円(税込み)(Makuake限定割引あり)■プロジェクト概要ペグ型蚊取り線香ホルダー【KASATH カサス】を、2022年3月29日(火)~5月9日(月)に応援購入サービス「Makuake」だけの限定販売。応援金額によって様々なリターンをご用意しております。プラットフォーム : Makuake(マクアケ)プロジェクトページ: 期間 : 2022年3月29日(火)11:00~5月9日(月)18:00ペグ型蚊取り線香ホルダー【KASATH】ペグ型蚊取り線香ホルダー【KASATH】■株式会社ロジャースについて私たち株式会社ロジャースは今までありそうでなかった物や、昔からあったけど使い方・見せ方・コンセプトなどを工夫し、新たな新商品として世に送り出しているスタートアップメーカーです。日本国内の伝統ある技術とアイデアを形にして、時代にあった継承を今後も目指して行きます。その他製品では岡山の郷土品の備前焼を使った雑貨アイテム【備前玉】など全国へ送り出しております!【お客様からのお問い合わせ先】株式会社ロジャースTEL : 086-728-5471(受付時間10時~17時※土・日・祝日・年末年始を除く)Mail: product@rodgers.co.jp リリース元:株式会社ロジャース 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月07日ジバンシィ(Givenchy)の新作ハンドバッグ「ケニー(KENNY)」が、2022年2月25日(金)よりジバンシィの限定店舗にて発売される。“巾着型”の新作ハンドバッグ「ケニー」2022年春シーズンのエッセンシャルバッグとして登場する「ケニー」は、昼夜を問わず存在感を発揮するしなやかな巾着型のハンドバッグ。ソフトな質感のカーフレザーで仕立てた「KENNY」には、手作業で優雅なドレープを寄せ、フェミニンな魅力を際立たせた。柔らかな雰囲気を引き締めているのが、クリエイティブ・ディレクターのマシュー・M・ウィリアムズの得意とする都会的なハードウェア使い。ダブルの“G”キューブチェーンや、ジバンシィのアイコンである“4Gパドロック”などが、クールな存在感をプラスしている。また、ソフトなカーフレザーを用いたショルダーピースや、閉めたときにカチッと心地よい音がするマグネティック・クロージャーの実用的なディテールもポイント。ラグジュアリーなルックスでありながら、機能面にもこだわった。“オーガンザ素材”や“マザーオブパール刺繍入り”もなお、「ケニー」シリーズには、シルクサテン製のミニバッグをはじめ、ジバンシィが誇るオートクチュールの技術を用いて細工したオーガンザを纏ったタイプや、全面にマザーオブパールの刺繍を施したバージョンも登場する。【詳細】ジバンシィ 新作バッグ「ケニー」発売日:2022年2月25日(金)販売場所:ジバンシィ限定店舗、公式オンラインストア価格帯:214,500円~693,000円【問い合わせ先】ジバンシィ表参道店TEL:03-3404-0360
2022年02月24日世界で最も注目されているアーティストの1人、ステファン・ケニー(Stephen Kenny)が主宰する活版印刷スタジオ「A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS(ア トゥー パイプ プロブレム レタープレス)」による個展が、代官山のMONKEY GALLERY & CAFEにて12月14日から27日まで開催。イーストロンドンに拠点をおく「ア トゥー パイプ プロブレム レタープレス」。1800年代から1900年代のヴィンテージ・ウッドタイプとレタープレス機を使用した、芸術性の高いプリント作品は本国イギリスをはじめ日本でも人気。活版印刷の歴史においても貴重な、アルファベットと数字が揃った多くのウッドタイプをミックスし、バランスの優れた配置や技法とセンスの良い言葉選びの作品の数々は、活版印刷ならでの味わいのある懐かしさにポップな今っぽさをプラスした温故知新な魅力がある。2年ぶりの開催となる同展では ”たくさんの笑顔” をテーマに「MILES OF SMILES」と題して、ポジティブな作品の数々を発表する。また会期中の12月16日と17日には、ステファン・ケニーを講師に迎えたワークショップも開催。活版印刷機の名機で知られるADANA社の1970年代の8 x 5 活版印刷機を使用して、活字配列やプリントを実技体験しながらオリジナルノート1冊を制作する。なお、時間は両日とも13時からと15時からの2回、各回8名まで、受講料は2,000円。受講応募ページ()にて参加受付中。大人から子供まで活版印刷の魅力を気軽に体験できる貴重な機会、ぜひ訪れてみては。【展覧会情報】A TWO PIPE PROBLEM LETTERPRESS SOLO EXHIBITION by STEPHEN KENNY『MILES OF SMILES』会期:12月14日〜12月27日会場:MONKEY GALLERY & CAFE住所:東京都渋谷区 猿楽町12-8 THE SOHO CORNER D.K.Y時間:10:00〜20:30
2017年12月14日『スター・ウォーズ』のR2-D2役で知られる俳優ケニー・ベイカーが13日、闘病の末に亡くなった。81歳だった。小人症で身長3フィート8インチ(約112センチ)であったケニーは、甥によって亡くなっているところを発見されたようだ。ケニーの姪アビゲイル・シールドさんは、ガーディアン紙に「わかってはいたことですがやはり悲しいですね。ケニーは満ち足りた長い人生を送りました。人々に幸せをもたらし、世界中から愛されたことがこれからも称えられることでしょう。彼が人生の中で成し遂げたことをとても誇りに思います」とコメントした。また、「ケニーは肺に問題を抱えていて、車いすで生活しなければならないこともよくありました。長い間体調があまりよくなかったのです」と説明。「ロサンゼルスで行われた『スター・ウォーズ』のプレミア試写会にも招待されたのですが、そこまで移動するには体が弱りすぎていました。幸運なことにジョージ・ルーカスがマンチェスターに来た時には再会することができましたよ」と明かした。さらにアビゲイルさんは、「ケニーが子供のころ、成人までは生きられないだろうといわれていました。その当時、小人症を患っている人たちは寿命が長くなかったのです。しかしケニーはとても長く生きることができました。ここ数年間は体調が思わしくなかったので、もう長くないとは覚悟していました。ケニーの甥の1人が面倒をみていて、土曜日の朝亡くなっているのを発見しました」と続けた。ケニーは『スター・ウォーズ』以外にも、『エレファント・マン』『バンデットQ』『フラッシュ・ゴードン』などにも出演していた。(C)BANG Media International
2016年08月16日『スター・ウォーズ』シリーズでR2-D2役を演じていたケニー・ベイカーが13日(現地時間)に亡くなった。81歳だった。『スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望』(1977)から『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)まで、6作に渡ってR2-D2役を演じてきたケニー。約112センチの小柄な体格を活かし、『エレファント・マン』や『バンデットQ』などにも出演した。「The Guardian」によると、姪のアビゲイル・シールドさんは「(ケニーの死は)予期していたことではありますが、それにしても悲しいです。おじは長く、満ち足りた人生を送りました。人々に愛され、楽しんでもらうということを成し遂げたおじの人生を称えたいと思います」と語ったという。ケニーは幼い頃、小人症ゆえに長くは生きられないと言われていたそうだ。「最後の数年は病気を患っていましたが、それ以前は健康的な人生だったと思います」とアビゲイルさんは振り返る。『スター・ウォーズ』シリーズ共演者のユアン・マクレガーは、「訃報を聞いてとても残念に思う。ケニーと一緒に働けて楽しかった」とツイートし、マーク・ハミルは「さようなら、ケニー・ベイカー、生涯の友よ。あなたの前向きなところや意志の強さが好きだった。彼こそが僕が探していたドロイドだよ!」と追悼した。(Hiromi Kaku)
2016年08月15日『スター・ウォーズ』のエピソード1から6までの6作でR2-D2を演じた英国俳優ケニー・ベイカーが亡くなった。81歳だった。その他の情報ベイカーの姪がThe Guardianに語ったところによると、近年、ベイカーは、肺を患っており、しばしば車椅子を使っていたという。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のL.A.プレミアにも招待されたが、体調が悪いため断った。しかし、最近、ジョージ・ルーカスがマンチェスターを訪れた時に、久しぶりに会う機会があったそうだ。ベイカーは、身長115センチ。大人になるまで生きられないだろうと言われて育った。10代の時にシアター・グループに入り、後にサーカス、パントマイムなどでも活躍する。ミュージカルコメディでの演技がルーカスの目に止まり、『スター・ウォーズ』の役をオファーされた。1970年に結婚。93年に妻が亡くなるまで連れ添った。夫妻の間には子供がふたりいる。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』MovieNEX発売中デジタル配信中文:猿渡由紀
2016年08月15日『ジキル&ハイド』『デスノート』など、人気ミュージカルを手掛ける米国の作曲家、フランク・ワイルドホーン。彼がピアノを奏で、ブロードウェイやヨーロッパのスターと自身の珠玉のナンバーを披露するコンサート『フランク・ワイルドホーン&フレンズ ジャパンツアー』が開かれる。日本を代表して今回参加するのは、宝塚歌劇団の元宙組トップスターで、ワイルドホーンと今年結婚した和央ようか。二人に話を聞いた。「フランク・ワイルドホーン&フレンズ」のチケット情報ドラマティックかつ繊細なメロディが、聞き手の心を捉えて離さない。そんな楽曲がワイルドホーンの魅力だ。「文学や歴史、映画、ニュースなどからインスピレーションを得ていて、今までアイデアが枯渇したことはない。逆にアイデアがありすぎて、時間が足りないぐらい(笑)。僕の心に一番近いものを作品にし、音楽で物語を伝えたいと思っているんだ。今回、一番愛する人と舞台に立てて本当に幸運な男だよ」とワイルドホーン。一方、和央も「彼はスポーツ中継を見ながら、突然ピアノを弾いて作曲し始める。『曲ができない』と悩んでいる姿を一度も見たことがないんです。グラミー賞授賞式を一緒に見ていたときに、『今思い付いた』と、ピアノに向かって素敵なメロディを弾いてくれて。温かくて人間の器も大きい彼のそばで、一流の音楽を聞き続けている毎日です。この幸せな気持ちを音楽に乗せ、記念になるような日にしたい」と意気込む。公演では、和央の退団公演『「NEVER SAY GOODBYE」』からの同名曲も演奏する。ワイルドホーンが宝塚歌劇団に作曲し二人の出会いのきっかけとなった曲だ。ワイルドホーンは、ポピュラー音楽の作曲家としても知られている。中でもホイットニー・ヒューストンのために書き、今回演奏予定の「ブロークン・ハーツ」は世界中で大ヒットした。「ほかにもケニー・ロジャースら、素晴らしいアーティストのために作曲してきた。ポップミュージックの作曲はすごく自由で、アーティストにフレームをつけてあげるような感覚だね。劇場音楽はそれとは全く違い、脚本家や演出家と共に、物語にServeする(仕える)のが僕の仕事。キャラクターや場面に僕の音楽で生を与え、物語を語ることなんだ」和央は、「歌った後は、アスリートがゴールしたときみたいに爽快ですが、レンジの広さとエネルギーで喉の筋肉と体力を大多いに使い、歌手泣かせなのも彼の作品の特徴」だという。「偉大なアーティストやスポーツ選手は、困難なことに立ち向かい、それをいとも簡単にできるように見せてくれる。僕たちは彼らが陰でいかに努力しているかを知っているからこそ、好きになれる。TAKAKO(和央)のようにね」とワイルドホーン。これに和央は「では一回、自分で歌ってみてよ」と返し、周囲の笑いを誘っていた。二人で世界中を旅し「Music Like Love No Borders(愛と同じで音楽に国境はない)のが哲学」だと語るワイルドホーン。その音楽と世界観に浸ってほしい。チケットは発売中。取材・文米満ゆうこ
2015年12月10日人気ソプラノサックス・プレイヤー、ケニー・Gの来日が決定、5月にジャパンツアーを行う。ケニー・Gジャパンツアー開催情報1994年に『Forever In Love』でグラミー賞を獲得。インストゥルメンタル・ミュージック界にあって、抜群のCDセールスを誇るケニー・G。時に優しく、時に情熱的に響くソプラノサックスの音色は、世界はもとより日本でも多くのファンの心をつかんでいる。そんな彼の1年ぶりの日本公演。5月16日(水)の東京・Bunkamura オーチャードホール公演ほか、3ステージが決定している。チケットの一般発売は4月7日(土)10:00より。一般発売に先がけて、チケットぴあでは東京公演のインターネット先行を3月26日(月)11:00から4月4日(水)11:00まで受付。■Kenny G Japan Tour 20125月15日(火)大阪・NHK大阪ホール5月16日(水)東京・Bunkamura オーチャードホール5月17日(木)新潟・新潟県民会館
2012年03月26日