パックマン、ドンキーコング、ギャラガ、スペースインベーダーなど、80年代に世界中で愛された日本生まれのゲームキャラクターが、地球をピコピコ侵略する(!?)奇想天外ムービー『ピクセル』。全米で7月24日、日本では9月12日に公開が決定した本作から、日本版ポスターが、ゲームキャラとのバトルシーンにインタビューを加えた特別映像と共に解禁となった。80年代に日本で誕生した伝説的ゲームキャラが、まさかの地球侵略を企てる本作。攻撃であらゆるものを“キューブ化”してしまうヤツらに立ち向かえるのは、当時のゲームチャンピオン、現在の中年オタクだけだった!?日本版のポスターは、「ゲーム・クリアか、全滅か。」のキャッチコピーに、巨大なパックマンがビルを破壊しながら突進。その暴走に立ち向かうオタクたちのシルエットが見える。ビルにはドンキーコング、空中にはスペースインベーダーが飛び交い、インパクト大のビジュアルとなっている。また、特別映像で、「80年代のゲームキャラクターたちと競演できるなんて最高だよ」と語り始めるのは、82年のゲームチャンピオン・エディ、別名ファイヤーブラスター役を演じるピーター・ディンクレイジだ。「ゲーム・オブ・スローンズ」でのシリアスな役で一躍有名になった彼は、実はコメディセンスも抜群。ドンキーコングが大暴れする映像に続いて登場するのは、『グレムリン』『グーニーズ』の脚本家として80年代を代表する作品に携わり、『ホーム・アローン』『ミセス・ダウト』といった長年愛され続ける名作コメディを監督、さらに『ハリー・ポッター』『ナイト ミュージアム』など超大作シリーズを成功へと導いてきたクリス・コロンバスだ。「本当にユニークなキャストが顔を揃えてくれた」と語る監督によって紹介されるのは、ケヴィン・ジェームズが演じる不人気な大統領ウィル・クーパー。「我々を襲ったのは、ギャラガのようだ」という劇中シーンに続いて、「まさに80年代ゲームのオールスターキャストだ」と監督が続けると、上空から舞い降りるセンチピードやタージ・マハルを破壊するアルカノイドの映像が連射されていく。さらに、プロダクション・デザイナーのピーター・ウェンハムは、「おじさんも若い子も昔のゲームをいまでも楽しんでる」と語り、82年当時のアーケードゲームの再現を語る。大統領と共に戦いに参加することになったオタク、ラドローを演じるジョシュ・ギャッドは、「当時パックマンは斬新で病みつきになったよ」と語り、本作への参加は特別なものだったとふり返った。そして大統領と共に陣頭指揮を執るヴァン・パッテン中佐役を演じるミシェル・モナハンが登場。彼女が「本当のゲームを楽しんでいるようだった」と微笑みながらアピールすると、夜空を縦横無尽に動き回るセンチピードとの壮絶なバトル、ニューヨークの路上をドリフトしながら走りまわるパックマン、ワシントン上空で攻撃を開始するギャラガなど、出し惜しみなしの本編シーンがオンパレード!公開に向け、ますます期待が高まる映像となっている。『ピクセル』は9月12日(土)より丸の内ピカデリーほか全国にて3D&2D公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ピクセル 2015年9月12日より丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 CTMG, Inc. All Rights Reserved. **ALL IMAGES ARE PROPERTY OF SONY PICTURES ENTERTAINMENT INC. FOR PROMOTIONAL USE ONLY. SALE, DUPLICATION OR TRANSFER OF THIS MATERIAL IS STRICTLY PROHIBITED.
2015年07月01日エディトリアルを始め、音楽や映画などのエンターテインメントのビジュアルでも様々なアーティストを支え続ける、ヘアメイクアップアーティストの冨沢ノボルさん。その類い稀なる美しいクリエーションの活躍は、洋の東西を問わない。名立たるアーティストからの指名の絶えない、冨沢さんのクリエーションの秘密に迫った。ビューティーとは時代と共に変わる意識に伴って変移していくもの「好きな作品は、ケヴィン オークイン (kevyn Aucoin=夭折した伝説のメイクアップアーティスト)の写真集や’60sのRudi GERNREICH。映画であれば、『ブレードランナー』など、未来を感じさせてくれるもの」大胆な色使いに内包させる繊細さ。その、計算され尽くされた冨沢ノボルさんの作品を見る度、驚きや裏切りにも似た美しさを感じさせてくれる。「すべての時代に、それぞれの素晴らしさがあり、過去の時代を経て今があります。時に過去を振りかえることで今を感じ、未来を創造する事がクリエーションなのだろうと思うのです。それは、少しだけ先の事を考える想像力が大切と感じているからかもしれません」ファッションやビューティーの、それぞれのムーブメントはいつも、社会や経済などと密接に結びつきながら生まれるものだろう。であれば、めまぐるしく変移し続ける近年においても呼応するように創り出される、冨沢さんのビューティーたらしめる瑞々しさはどのように結びついているのかを尋ねてみたくなる。「常に今を感じ、キャッチできるように努めています。例えば、仕事の現場だけでなく、毎日の暮らしの中でも何が自分にベストなものであるかを探し続けていることなど。ビューティーも同じで、今のムードが大切。美しさは時代と共に変化していくものだから」確かに、この数年、いやそれよりももっと前の頃と今とでは、私たちを取り巻く環境も大きく変わった。紫外線やストレスなどによる肌のダメージを考えても明らかだ。これほどまでにナーバスではなかったはずだ。そんな肌や、延いては肌作りには、いわゆるモードを反映しているとも教えてくれた。肌作りは、社会性や時代性を写し出すメイクアップの鍵「肌は、どの時代においても、社会性や時代性を写し出すメイクアップとしての重要な役割を担ってきました。僕のメイクアップには、少なくとも肌作り=ベースメイクに時代性を考えながら行っています」そう言われると、気になるのは今季の肌だ。「この数年は、大きな変化はなく、限りなくナチュラルに作るのがトレンド。大切なのは、素肌感です」だが、何より大事にしているのは自身の“カン”であると言う。「常に新しい表現に挑戦し追及したいと思っていますが、撮影の時のヘアメイクアップなど一瞬で決めることが大半。テーマに伴い、モデルの状態や現場のムードなど考慮し、最後は自分の直感を信じてヘアメイクを行っています。もちろん、クライアントが予想していた仕上がりとは異なることもありますが、すぐに修正できるのがメイクアップの素晴らしいところ。常に柔軟性を持って対応出来る力が必要です」では、色についてはどうだろう。気になる色はあるはずだ。「ニュートラルなカラーは、変わることなく好きです。肌色のライトなカラーからダークなブラウン。ベージュブラウンからのグラデーョンは、永遠に美しい。差し色としては、アースカラーのネイビーやカーキ色などのシックな色は今シーズンの気分です。リップカラーは、変わらず深みのあるワインカラー=ボルドーなどは好きですが、そこにビビッドなカラー ーー例えばグリーンやオレンジやピンク、イエローなどーー を僅かに加えるとまた、一味違った面白みが生まれます。それから、冬の白、それも真っ白が好きですね」メイクアップだけではなく、ヘアも手がけているのも冨沢さんらしさであると言えるだろう。グローバルに活躍するクリエーターとしては、非常に珍しいからだ。「ヘアとメイクアップの両方を行うことにこだわるのは、顔と頭は別々ではなく一体であるから。そう捉える事で、自分が表現したいクリエーションの幅が広がるからです」しかし、ヘアとメイクアップは、それぞれの技術面では別のもの。「それだけに大変ですが、ファッションが有りそれに合わせた、メイキャップが有り、ヘアが有る。僕は、トータルに見た美を作っていきたいという思いが有り、バランス感を大事にしています」その情熱をも感じさせるクリエーションの、驚きにも似た圧倒的な美しさは、パワフルで鮮やかだ。「絵を描くような感覚でメイクアップについて考える人もいますが、僕は人と向き合う職業と思っています。人間が好きじゃないとできないかもですね。毎日の出会いの中で生まれるものを大事にしつつ、少しだけ未来の今を表現していきたい。そこに、日本の伝統美なども取り入れられたら素敵ですね」ーー人への愛と誠実さが、冨沢さんのクリエーションの絶対的な美しさを司っているのだろう。そう思うと、また新しい冨沢さんの美が見えてくる。【プロフィール】Hair&make-up 冨沢ノボル:東京をベースに、ファッション誌、広告、TVコマーシャル、CDジャケット、PV、ランウェイをはじめ、映画、舞台のヘアメイクディレクションも手掛ける。また、ネイルやアイラッシュ、帽子などのプロデュースを行うなど、幅広く活動。2014年に発表した KEIICHI NITTA+NOBORU TOMIZAWA「DOUBLE EXPOSURE」では、従来のヘアメイクの表現に縛られず自由な発想で作品を制作。表現の幅を広げながら、常に進化し続けている。
2015年06月29日2度のアカデミー賞に輝くダスティン・ホフマンを主演に、声変わりするまでの“天使の歌声”を持つ少年合唱団を描く映画『BOYCHOIR』が、『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』として日本公開されることが決定、併せてポスタービジュアルが解禁となった。複雑な家庭環境に育ち、問題児だった少年ステット(ギャレット・ウェアリング)は、実はたぐいまれなる美声の持ち主。そんな彼が、突然のある出来事をきっかけに名門少年合唱団へ入学する。そこで少年たちの育成を任されているのは、厳しい指導で知られているカーヴェル(ダスティン・ホフマン)。彼は若いころに才能を否定され、指導者の道に入った過去があり、才能がありながらも無駄にしているステットに対して、特に厳しく接していた。楽譜も読めず、同級生たちからのいじめに遭いながらも、カーヴェルの導きにより、次第に“歌う”ことに魅了されていくステット。そんなとき、由緒正しいコンサートでソロを歌うチャンスが、彼に与えられる――。本作は、声変わりするまで短い期間だけ実現する少年合唱団で、ひとりぼっちの少年が厳しい指導者と出会い、運命を切り開いていく姿を描き上げる物語。『レッド・バイオリン』でアカデミー賞「作曲賞」を受賞、日本から役所広司や中谷美紀、芦名星らが出演した『シルク』で注目を集めたフランソワ・ジラールがメガホンをとる。オペラや舞台劇の演出家としても知られ、2008~2010年まで「シルク・ドゥ・ソレイユ」の初の東京常設公演「ZED」の脚本と演出を担当するなど、これまでに100以上の国際的な賞を受賞してきたジラール監督は、「ほとんど何も知らされずにこの脚本を受け取った」と、ベン・リプリーのオリジナル脚本を得て企画に着手したときをふり返る。「読み始めた僕は本当に感動したんだ。感情豊で音楽家でもある脚本家によって書かれた、真実にあふれ、多くの層が積み重なった脚本だった。彼が音楽家であることが重要だった。音楽と言葉を調和させるのはとても難しいことだからだ。だがベン・リプリーはその二つを見事に織り合わせていた」。そして、そんな本作に、数々の賞に輝く豪華役者陣が息を吹き込んだ。頑固で厳しいベテラン教師で、衰え知らずの合唱団団長カーヴェルには、『クレイマー、クレイマー』『レインマン』で2度のオスカーを手にした名優ダスティン・ホフマン。厳格でありながらも、愛にあふれた指導者らしさがポスタービジュアルからも見て取れる。天才的な歌声を持つ少年ステットを演じるのは、ギャレット・ウェアリング。テキサス出身の12歳で、本作が長編映画デビュー。繊細な感受性を持つ天才が、人とのふれあいでたくましく成長していく姿を瑞々しく演じている。そのほか、アカデミー賞受賞の名女優キャシー・ベイツ、同賞3度ノミネートを誇るデブラ・ウィンガー、エミー賞に2度輝いたエディ・イザード、『ビューティフル・マインド』のジョシュ・ルーカスに、大人気TVシリーズ「glee/グリー」アーティ役のケヴィン・マクへイルらが出演。合唱団員はエキサイティングな新人俳優たちが演じ、盛り上げる。若いころ音楽を学んだダスティンの自伝的映画ともいえる本作。少年合唱団とその指導者の感動ストーリーはもちろん、本格的な音楽をこの1本で味うことができそうだ。『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』は9月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年06月18日ダスティン・ホフマン出演の少年合唱団を通じたヒューマンドラマを描いた映画『BOYCHOIR』が、邦題『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』として9月11日に全国公開されることが決定し、ポスタービジュアルが18日、公開された。今作は、複雑な家庭環境に育ち、トラブルばかり起こしていた12歳の問題児ステット(ギャレット・ウェアリング)が、米国一のエリート少年合唱団の有名校に入学、ベテラン合唱団団長(ダスティン・ホフマン)と出会い才能を開花させ、自身の人生を切り開いていく姿を描く。また、本作は、若い頃に音楽を学んだ経験のあるホフマンの自伝的映画になっているという。監督は、映画監督だけでなくオペラや舞台劇の演出家でもあり、これまで、『レッド・バイオリン』で米国アカデミー賞最優秀作曲賞を受賞し、日本から中谷美紀や役所広司が出演した『シルク』で注目を集めたフランソワ・ジラール。ベン・リプリーが手掛けたオリジナル脚本に基づき、メガホンをとった。ジラール監督は「ほとんど何も知らされずにこの脚本を受け取った。そして読み始めた僕は本当に感動したんだ」と映画に着手した時のことを振り返り、「感性豊かで音楽家でもある脚本家によって書かれた、真実にあふれ、多くの層が積み重なった脚本だった」と評価。リプリー自身も音楽家であることが重要だったとし、「音楽と言葉を調和させるのはとても難しい。だがベン・リプリーはその二つを見事に織り合わせていた」と語る。ベテラン合唱団団長役には、2度の米アカデミー賞に輝くダスティン・ホフマン、物語の中心人物となる天才少年シンガー、ステットには、若手俳優ギャレット・ウェアリングをキャスティング。そのほか、キャシー・ベイツやエディ・イザード、デブラ・ウィンガー、ジョシュ・ルーカス、ケヴィン・マクヘイルという豪華キャストが名を連ね、さらに新人俳優陣が少年合唱団員として見事な演技を披露している。なお、このたびの邦題および公開日の決定に合わせて、ポスタービジュアルも公開。天才少年シンガー・ステットを演じるウェアリングとステットらを厳格でありながら穏やかに指導する合唱団団長を演じるホフマンの姿が映されている。(C)2014 BOYCHOIR MOVIE, LLC. All Rights Reserved.
2015年06月18日『アベンジャーズ』の続編『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(7月4日公開)で新たにアベンジャーズに仲間入りするスカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンが、監督、プロデューサーと共に来日することがこのほど、明らかになった。本作は、アイアンマンことトニー・スタークをはじめとする最強チーム・アベンジャーズの愛のための闘いを描いたアクション大作。6月15日までで全世界興行収入13億5,497万ドル(約1,625億円)となり歴代記録5位にランクイン、さらなる記録更新に注目が集まっている。日本公開を前に、今回新たにアベンジャーズに仲間入りした女性キャラクター、スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセン、『アベンジャーズ』で世界的成功をおさめた監督のジョス・ウェドン、プロデューサーでマーベル・スタジオのプレジデントでもあるケヴィン・ファイギの来日が決定。エリザベス・オルセンは初来日、ジョス・ウェドンとケヴィン・ファイギは約2年と10カ月ぶりの来日となる。エリザベス・オルセンは、ファッション界のリーダー“オルセン姉妹”の妹で、彼女もまた幼少のころから映画やプロモーション・ビデオに出演。近年では『オールド・ボーイ』(14)、『GODZILLA ゴジラ』(14)などで注目を集めている。本作では、アーロン・テイラー=ジョンソン演じるクイックシルバーと”特殊能力を持つ謎の双子“という役どころ。心理操作によって精神を混乱させる力で、アベンジャーズを窮地に追い込む。また、この双子は過去の出来事がきっかけでトニー・スタークを深く憎んでいるという背景を持ち、2人がアベンジャーズに仲間入りしていく過程も見どころとなる。エリザベス・オルセン、ジョス・ウェドン、ケヴィン・ファイギは、プレミアイベントに出席する予定だ。(C) 2015 MARVEL & Subs. (C)2015 Twentieth Century Fox
2015年06月17日7月4日の日本公開を前に、すでに世界中で大ヒットとなっている『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』。このほど、本作から新しくアベンジャーズに仲間入りしたスカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンの初来日が決定!前作『アベンジャーズ』で世界的成功をおさめた監督のジョス・ウェドン、プロデューサーでマーベル・スタジオのプレジデント、ケヴィン・ファイギとそろって、日本で本作をPRすることになった。アイアンマンこと“戦う実業家“トニー・スターク役のロバート・ダウニーJr.を筆頭に、スカーレット・ヨハンソン、クリス・ヘムズワース、マーク・ラファロら豪華キャストによる“最強チーム”が引き続き出演し、人類滅亡の危機を前に愛のための闘いに挑む本作。6月15日時点での全世界興行収入は、※13億5,497万ドル(約1,625億円)に到達し、歴代記録5位にランクイン(前作『アベンジャーズ』は3位)。いまだ勢いの止まらない本作の記録更新に注目が集まっている(※BOX OFFICE MOJO調べ、1ドル=120円換算)。日本公開を目前に控え、4月のワールド・プレミアで米倉涼子との2ショットも披露したエリザベス・オルセンが初来日、ジョス・ウェドン監督とケヴィン・ファイギは約2年10か月ぶりの来日を果たすことになった。エリザベス・オルセンといえば、あのファッション界のリーダー“オルセン姉妹”の末妹。彼女もまた幼少のころから映画やプロモーション・ビデオに出演し、『マーサ、あるいはマーシー・メイ』で鮮烈に本格デビュー、一躍世界から脚光を浴びた。近年では、パク・チャヌクの伝説的韓国映画をスパイク・リー監督がリメイクした『オールド・ボーイ』、アーロン・テイラー=ジョンソンと夫婦役で共演した『GODZILLA ゴジラ』など幅広い役を演じ、今後期待の新鋭女優として注目を集めている。彼女が本作で演じるのは、アーロン演じるクイックシルバーと“特殊能力を持つ謎の双子”という役どころ。心理操作によって相手に封印した過去やおぞましい幻覚を見せ、精神を混乱させる力を持ち、その力でアベンジャーズを窮地に追い込むことになる。また、この双子は過去のある出来事がきっかけで、アイアンマンことトニー・スタークを強く憎んでいるという背景があり、彼女らがアベンジャーズに仲間入りしていく過程も見どころの1つとなっている。アベンジャーズで紅一点だったスカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウに加え、新たな女性キャラクターとして参戦するスカーレット・ウィッチは、アイアンマン、ソー、キャプテン・アメリカなど錚々たる男性キャラクターたちにも負けない強さと覚悟、そして美しさで、活躍を見せてくれるはずだ。エリザベス・オルセンと監督、プロデューサーは日本のファンに本作の魅力を伝えるべく、プレミアイベントに出席する予定という。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は7月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン 2015年7月4日より全国にて公開(C) Marvel 2015
2015年06月17日アン・ハサウェイ(Anne Hathaway)、メリル・ストリープ(Meryl Streep)をキャストに迎え、華やかなファッション業界の裏側を描き、大ヒットを記録した映画『プラダを着た悪魔』(’06)を、ブロードウェイでミュージカル化する計画が進行中のようだ。本作は、ファッションに無頓着なジャーナリスト志望の主人公・アンドレアが、たまたま受かった一流ファッション誌の編集部で、悪魔のような上司に振り回されながらも前向きに成長していく姿を描いたもの。映画版では、メリル・ストリープが米『VOGUE』誌の“鬼”編集長アナ・ウィンター(Anna Wintour)をモデルにしたミランダを演じ、そのアシスタントであるアンドレアをアン・ハサウェイが演じた。公開当時は、「プラダ(Prada)」を始めとする劇中に登場する数々のファッションと、働く女性たちの心を代弁したかのようなセリフで多くの女性たちを魅了した。今回のミュージカル化の話は、ブロードウェイの舞台を数多く手がけてきた名プロデューサー、ケヴィン・マッカラムが「AP通信」に語ったことで明らかとなったもの。同氏はこれまでに、“舞台版アカデミー賞”と言われるトニー賞において「作品賞」を4度も受賞しており、2013年に、米20世紀フォックスの映画作品をミュージカル化するプロジェクトで同スタジオと協力関係を結んでおり、『プラダを着た悪魔』に加え、昨年他界した故ロビン・ウィリアムズ主演のヒット作『ミセス・ダウト』のミュージカル化にも興味を示しているとのことだ。ミュージカル版の詳細は、上演時期を始め、キャスト・スタッフに至るまでの一切が現時点では不明だが、映画版のキャストたちは以前、舞台化への出演に意欲を示していただけに、海外メディア各紙ですでにアン・ハサウェイらオリジナル・キャストの起用についての予想が飛び交っており、今後大きな注目を集めそうだ。ちなみにアン・ハサウェイのSNSで今回の企画に触れる内容は、話が浮上してからも一切語られていない。
2015年05月13日カルバン・クライン ジーンズ(Calvin Klein Jeans)が4月24日、「#mycalvins デニム・シリーズ」の全世界発売を記念した祝賀パーティーをロサンゼルスの「シャトー・マーモント」で開催した。イベントの共同ホストは北米で独占リテーラーを務める、ニューヨーク発の高感度セレクトショップ「オープニングセレモニー(OPENING CEREMONY)」の創設者ウンベルト・レオン(Humberto Leon)と、CEOのキャロル・リム(Carol Lim)が担当した。当日は多くの招待客が、カルバン・クライン ジーンズやカルバン・クライン コレクションを身に纏って登場。併設されたフォトブースにて撮影を行い、ブランドのアイテムを着用して撮った写真をSNSで投稿するというソーシャルメディアキャンペーン「#mycalvins」に参加した。参加者はキャンペーンモデルを務めるケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)を始め、ジャシー・スモレット(Jussie Smollett)やニック・ヤング(Nick Young)、ハイム(HAIM)、ベラ・ハディッド(Bella Hadid)など。その他、クリス・ジェンナー(Kris Jenner)やコートニー・カーダシアン(Kourtney Kardashian)、スコット・ディシック(Scott Disick)などの多くの有名人が会場を訪れた。なお、サンセット・ストリップにはジェンナーの特大キャンペーンビジュアルが設置され、ゲストらを見送った。限定「#mycalvinsデニム・シリーズ」のすべてのアイテムは、ブランドのグローバルクリエイティブディレクター、ケヴィン・ケリガン(Kevin Carrigan)がデザインを担当。アイコニックなカルバン・クライン ジーンズやロゴTシャツ、スウェットシャツをベースに、パーソナルかつスポーティーに仕上げられた。ラインアップはTシャツやジーンズ、デニムショーツを始め、ジャケット、ジョギング用スウェットパンツ、バックパック、帽子など。日本では5月1日に「オープニングセレモニー」表参道店で発売する。
2015年04月28日映画を超えるクオリティ、これまでにないストーリー、そして魅惑のイケメン俳優…。今また盛り上がりをみせている海外ドラマのなかから、女子におすすめの作品を紹介。ゴールデンウイークは引きこもってイケメンを堪能するのもアリかも!?●世界を席巻する“第3次海外ドラマブーム”とは?『ビバリーヒルズ高校白書』や『フレンズ』などの第1次海外ドラマブーム、『24-TWENTY FOUR-』『LOST』など第2次海外ドラマブームに続き、今、第3次の海外ドラマブームが来ていると言われています。今回のブームの特徴は、映画界の大物クリエイターやトップスターが積極的に制作に参加し、映画並み、いやそれ以上にクオリティの高いドラマが続々と作られていること。また、ケーブルテレビ局制作のドラマやネット配信のドラマが人気を博している点も特徴的で、そのため、より大胆で刺激的な作品がバラエティ豊かにそろっています。最近、海外ドラマから遠ざかっていたという人も、このブームに乗り遅れないで!まずは、このおすすめ3タイトルからいかがでしょうか。女子のドラマ鑑賞に欠かせない素敵なイケメン俳優たちも多種多様にそろっています。●非情な渋イケメンのまなざしにドキッ! 複雑にからみあう心理戦から目が離せない『ハウス・オブ・カード野望の階段』『ドラゴン・タトゥーの女』などで知られる鬼才デビッド・フィンチャー監督が制作総指揮を務め、オスカー俳優ケヴィン・スペイシーが主演する『ハウス・オブ・カード野望の階段』は、ネットで初配信されたドラマとして初めてエミー賞を受賞した“第3次ブーム”の象徴的な作品。手ひどい裏切りで夢のホワイトハウス入りを阻止された下院議員フランク(ケヴィン・スペイシー)が、復讐を決意するところから物語が始まります。恨みと野心を原動力に知略を駆使して敵を蹴落としていくフランクは、したたかで非情。なのに、見るものを引きつける魅力に満ちているんです。とくに、時折、視聴者に視線を送り、話しかけるような演出にドキリとする女性が多いよう。渋イケメン好きにはハズせないドラマです。自分の野望のためにフランクをたきつける妻のクレアをはじめ、周囲のキャラクターたちもクセ者ぞろい。あのオバマ大統領もハマったという面白さをぜひ味わってください。『ハウス・オブ・カード野望の階段』 SEASON1 Complete Package発売中Blu-ray 1万2000円(税抜)/DVD 9333円(税抜)発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント© 2013 MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved.SEASON 2も発売中●武骨で優しいファイターにメロメロ。ゾンビものの新境地を開いた『ウォーキング・デッド』ゾンビがはびこる世界となってしまった現代のアメリカで、生存者たちがサバイバルを繰り広げる壮大なドラマ。『ショーシャンクの空に』などで知られるフランク・ダラボン監督の企画によるアメコミ原作の話題作です。ゾンビホラーとしての面白さだけでなく、主人公の保安官リック(アンドリュー・リンカーン)を中心にゾンビと戦う人々の恐怖や葛藤、絆が細やかに描かれており、人間ドラマとしても見ごたえのある点が支持される理由のよう。そして、主人公をしのぐ勢いで女性視聴者の心を鷲づかみにしているのが、ノーマン・リーダス演じる武骨なファイター、ダリル。短気で粗野な一匹オオカミなのに、ピンチの時にはたくましく守ってくれるという、女性が惚れずにはいられないキャラクターなんです。ダリルの人気は熱狂的で、「ゲイの設定なのでは?」という説が出た時にはファンの間で大論争が巻き起こったとか。世界の女性を虜にするそのイケメンっぷりを、自分の目で確認してみてくださいね。『ウォーキング・デッド』シーズン55月4日(月)深夜0時放送スタート毎週月曜~金曜深夜0時© 2014 AMC FILM HOLDINGS LLC. All rights reserved.●イケメン+スーツは正義! 知的でスタイリッシュなリーガルドラマ『SUITS/スーツ』今、海外ドラマでイケメンを愛でるならコレ!というのが、このシリーズ。ニューヨークの大手法律事務所を舞台に、敏腕弁護士ハーヴィー(ガブリエル・マクト)と驚異的な記憶力を持つ青年マイク(パトリック・J・アダムス)がコンビを組んで困難な訴訟に立ち向かいます。有能だけどクールで高慢なハーヴィーと、天才肌かつピュアなマイクが互いに影響を与えあいながら問題を解決していく様子は爽快そのもの。登場人物たちのファッションだけでなく会話もスタイリッシュで、うっとりと別世界に浸ることができる正統派のイケメンドラマです。トップブランドのスーツをセクシーに着こなす傲慢なハーヴィーがふと見せる優しさに夢中になる人と、天才青年マイクのまっすぐなまなざしに心惹かれる人、その人気は拮抗しているとか。リーガルドラマでありながら法廷シーンが少なく、そこにたどりつくまでのプロセスでドラマが作られているという点も新鮮です。『SUITS/スーツ』シーズン16800円(税抜)シーズン2、シーズン38000円(税抜)DVD-BOX発売中発売元・販売元NBCユニバーサル・エンターテイメント© 2013 Universal Studios. All Rights Reserved.●こちらも見逃せない! 最新作のイケメンたちこのほか、これからスタートする最新ドラマにも注目作品が続々。・真田広之が海外ドラマに初レギュラー出演する『HELIX –黒い遺伝子-』(5月8日リリース、ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)・映画『シックス・センス』の監督M・ナイト・シャマランのテレビ初監督作品『ウェイワード・パインズ 出口のない街』(主演マット・ディロン、5月15日スタート、FOXインターナショナルチャンネルズ)・『デスパレートな妻たち』の庭師役で人気を博したイケメン俳優ジェシー・メトカーフが出演するドロドロの愛憎劇『DALLAS/スキャンダラス・シティ』(ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント、レンタル中)なども要チェックです。このブームを逃さず、ぜひお気に入りの作品をたくさん見つけてくださいね。<取材/文市川裕子取材協力/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント、FOXインターナショナルチャンネルズ、NBCユニバーサル・エンターテイメント>
2015年04月27日米BOX OFFICE MOJOは4月17日~4月19日の全米週末興業成績を発表した。『ワイルド・スピード SKY MISSION』が3週連続トップを維持。公開2週間で累計興行収入が2億5,000ドルを突破して以降も勢いは止まらず、2億9,441万ドルと3億ドルの大台も目前となっている。2位は初登場の『Paul Blart: Mall Cop 2(原題)』。日本劇場未公開のアクション・コメディ映画『モール★コップ』(2009)の続編で、今回もケヴィン・ジェームズ演じるメタボな警備員ポールが、愛車セグウェイに乗り騒動を巻き起こす。娘とともにラスベガスを訪れ、警備展覧会に参加したポールが、思わぬ事件に巻き込まれることに。3位にはSkypeによるネットいじめを題材にしたホラー映画『Unfriended(原題)』が初登場。ネット上で不名誉な動画を拡散されてしまったことを苦に女子高生が自殺してしまった事件をきっかけに、超常現象が続発するようになる。監督は『エターナル 奇蹟の出会い』(2012年)のレヴァン・ガブリアゼ。その他7位『Monkey Kingdom(原題)』も今週初登場。タイの熱帯雨林に生息するサルの母子にスポットを当てたディズニー・ネイチャーによるドキュメンタリー映画で、サル社会における厳しい生存競争の現実に迫る。
2015年04月20日米BOX OFFICE MOJOは4月3日~4月5日の全米週末興業成績を発表した。人気カーアクション映画“ワイルド・スピード”シリーズ最新作『ワイルド・スピード SKY MISSION』が週末興収1億4,362万3,000ドルを稼ぎ出し、初登場でぶっちぎりの首位に君臨。4月に封切られた作品としては、昨年の『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』の9,500万ドルを大きく引き離してトップとなり、オールタイムランキングを塗り替えた。7作目となる本作では、映画“ソウ”シリーズのジェームズ・ワンが監督を務め、ドミニク役のヴィン・ディーゼルをはじめ、本作の撮影期間中に急逝したポール・ウォーカーらおなじみのキャストが続投。最強の敵であるデッカード・ショウ役を人気アクションスターのジェイソン・ステイサムが演じている他、カート・ラッセル、トニー・ジャーらも登場し、東京、アブダビ、ロサンゼルスと世界の都市を股にかけたド派手なカーアクションが展開する。前週トップのドリームワークス制作のCGアニメ『Home (2015) (原題)』、2位のウィル・フェレル&ケヴィン・ハートコンビのコメディ映画『Get Hard(原題)』は、それぞれ2位、3位にランクダウン。4位『シンデレラ』は順位を維持し、公開4週間での累計興行収入は1億6,725万1,000ドルに到達した。その他7位の『Woman in Gold(原題)』が初登場。ナチスが接収したオーストリアの画家・グスタフ・クリムトが描いた肖像画の返還を巡り、政府に対して訴訟を起こした老女と弁護士の実話を描く。監督は『マリリン 7日間の恋』(2011年)のサイモン・カーティス。主人公の老女を、『クィーン』(2006年)でアカデミー主演女優賞をはじめとした数々の受賞歴を持つイギリスの大女優・ヘレン・ミレン、弁護士役を『ウルヴァリン:X-MEN ZERO 』(2009年)のライアン・レイノルズが演じている。
2015年04月06日米BOX OFFICE MOJOは3月27日~3月29日の北米週末興業成績を発表した。ドリームワークス制作のCGアニメ『Home (2015) (原題)』が初登場1位。2007年に出版されたアダム・レックスによる児童書『ザ・トゥルー・ミーニング・オブ・スメックデイ』を映画化した作品で、舞台はブーヴと呼ばれる異星人に征服された地球。敵に仲間の居場所をうっかり漏らしたことから追放されてしまったブーヴの1人と、捕獲を逃れた聡明な地球人の少女ティップが繰り広げるSFアドベンチャーだ。ティップの声を、グラミー歌手のリアーナが務める他、ジェニファー・ロペス、ジム・パーソンズ、スティーヴ・マーティンらも声優として出演している。2位も初登場の『Get Hard(原題)』。イータン・コーエン監督のコメディ映画で、『俺たちフィギュアスケーター』のウィル・フェレル、『リベンジ・マッチ』のケヴィン・ハートがコンビを組む。詐欺で収監予定の富豪投資家キング(ウィル・フェレル)が、刑務所でのサバイバル術を学ぶため、洗車係のルイス(ケヴィン・ハート)に教えを請うが、ルイスは刑務所経験どころか駐車違反すらしたことのない小心者だった。フェレル作品ならではの下品でおバカな爆笑コメディに仕上がっている。前週トップに立った、“ダイバージェント”シリーズ2作目の『The Divergent Series: Insurgent(原題)』は3位に転落。4位の『シンデレラ』も前週2位から2ランク順位を下げた。5位『It Follows』は、前々週30位、前週19位から徐々に順位を上げ、公開3週目にして初のトップ10入り。10代の少女が恋人とのセックスにより奇妙な呪いに取り憑かれてしまう。呪いを解くには他の男性と性行為をしなければならないという“性病”的な呪いを描いたホラーで、初週は4館限定公開ながら16万ドルの興収を稼ぎ出し、“2015年最恐”との呼び名も高い作品だ。映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」での評論家支持率も95%と非常に高い。
2015年03月30日カルバン・クライン ジーンズ(Calvin Klein Jeans)が「#mycalvins デニム・シリーズ」を4月15日に発売する。日本では、オープニングセレモニー表参道店で5月1日から取り扱われる。キャンペーンモデルを務めるのはケンダル・ジェンナー。同シリーズは「#mycalvins ソーシャルメディアキャンペーン」からインスピレーションを得たもの。この、キャンペーンではモデル、ミュージシャン、アスリート、セレブなどにブランドのアイテムを纏った自分の写真を、ハッシュタグ「#mycalvins」を付けて投稿してもらうよう呼びかけた。現在までにアメリカの新人モデルでソーシャルメディアのスターであるケンダル・ジェンナー(Kendall Jenner)をはじめ、数百人のネット社会でグローバルな影響力を持つ人物が参加。これをきっかけに世界中で約4億人のファンたちと、1,300万件を超えるコミュニケーションが行われている。新シリーズは現代風にトリミングした限定版の「カルバン」ロゴをあしらったアイテムを中心に展開される。ラインアップはパーソナルなスタイルとスポーティなディテールを融合したカルバン・クライン ジーンズをはじめ、ロゴTシャツ、スウェットシャツなど。その他、デニムショーツやジャケット、ジョギング用のスウェットパンツ、ユニセックスのバックパック、帽子なども登場する。カラーパレットにはベイビーブルー、ウォッシュドブラック、ホワイトリンスを用意した。ブランドのグローバル・クリエイティブ・ディレクター、ケヴィン・カリガン(Kevin Carrigan)は、「一つ上を行くストリートスタイルでデニムと組み合わせることのできるユニセックスのTシャツとトップスをデザインしました。ケンダルのように活動的で若々しいライフスタイルを送る人に必要不可欠な完璧なワードローブです」と語っている。なお、キャンペーンビジュアルではモデルに、ケンダルに加え、男性モデルのサイモン・ネスマン(Simon Nessman)を起用。撮影はファッション写真家のアラスデア・マクレラン(Alasdair McLellan)が、スタイリングはメラニー・ワード(Melanie Ward)が担当した。今回の撮影について、ケンダル・ジェンナーは「昔からカルバン・クラインを着て、世界最高のスーパーモデルが登場する雑誌や看板の象徴的な広告を見て育ちました。その伝統の仲間入りをするなんて、本当に光栄です」とコメントしている。また、最高マーケティング責任者のメリサ・ゴールディ(Melisa Goldie)は、ケンダルについて「彼女はカルバン・クライン ジーンズの今回のスペシャルキャンペーンに、若さと切れ味をもたらしてくれる今風の美女です」と話している。
2015年03月27日第72回ゴールデン・グローブ賞授賞式が11日(現地時間)、ロサンゼルス開催され、同じキャストで12年間かけて撮影した『6才のボクが、大人になるまで。』がドラマ部門作品賞、監督賞、助演女優賞の最多3部門を受賞した。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)会員の投票によって決定するもので、最多7部門で候補となっていた『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』はコメディ/ミュージカル部門男優賞、脚本賞の2冠となった。コメディ/ミュージカル部門作品賞は『グランド・ブダペスト・ホテル』が受賞した。『バードマンあるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で同部門男優賞を受賞したマイケル・キートンは、「(受賞者が)多くの人に感謝を述べるには理由があります。本当に感謝すべき人が大勢いるからです」と、まずはゴールデン・グローブ賞にコメディ部門を設けたHFPAに感謝し、質素な家庭に育った生い立ちから息子への愛まで涙ながらのスピーチ。会場の感動を誘った。ドラマ部門で男優賞を受賞したのは『博士と彼女のセオリー』スティーブ・ホーキング博士を演じたエディ・レッドメイン。先日ゴールインしたばかりの彼にとって、素敵な結婚プレゼントになったことだろう。功労賞にあたるセシル・B・デミル賞を受賞したジョージ・クルーニーは、7日(現地時間)にパリで起きた新聞社襲撃事件犠牲者に「Je suis Charlie(私はシャルリー)」のバッジを胸につけて登壇。大作以外にも光をあてるゴールデン・グローブ賞に感謝を述べ、「大作は大丈夫ですが、小規模作には観客が必要です」とコメント。さらに、昨年亡くなったローレン・バコールとロビン・ウィリアムズの名前を挙げて、受賞することよりも人々の記憶に残ることの大切さについて語り、会場にいる夫人に向かって「アマル、君の夫であることを何より誇りに思っているよ」と語りかけた。そして、同日パリで行われた大規模なデモにもふれ「Je suis Charlie」と支持を示すひと言で締めくくった。授賞式前半ではHFPA協会長のテオ・キングマも「国際ジャーナリストである我々は芸術表現の自由の重要性を理解しています。北朝鮮からパリまで、言論の自由を抑圧しようとする人々と戦うために団結しましょう」と昨年末に起きたコメディ映画『THE INTERVIEW』(原題)の公開をめぐる騒動、パリの新聞社襲撃事件に言及したスピーチを行い、スタンディング・オベーションを受けた。授賞結果は以下の通り<映画>ドラマ部門作品賞:『6才のボクが、大人になるまで。』男優賞:エディ・レッドメイン(『博士と彼女のセオリー』)女優賞:ジュリアン・ムーア(『アリスのままで』)コメディ・ミュージカル部門作品賞:『グランド・ブダペスト・ホテル』男優賞:マイケル・キートン(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 』)女優賞:エイミー・アダムス『ビッグ・アイズ』助演男優賞:J・K・シモンズ(『セッション』)助演女優賞:パトリシア・アークエット(『6才のボクが、大人になるまで。』)監督賞リチャード・リンクレイター『6才のボクが、大人になるまで。』脚本賞アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、 ニコラス・ヒアコボーネ、アレクサンダー・ディネラリス・Jr、アルマンド・ボー(『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) 』)外国語映画賞『リヴァイアサン』(ロシア)アニメ作品賞『ヒックとドラゴン2』作曲賞ヨハン・ヨハンソン『博士と彼女のセオリー』主題歌賞GLORY『SELMA』(原題)<テレビ>TVシリーズドラマ部門作品賞:「THE AFFAIR」(原題)男優賞:ケヴィン・スペイシー(「ハウス・オブ・カード 野望の階段」)女優賞:ルース・ウィルソン(「THE AFFAIR」原題)TVシリーズコメディ/ミュージカル部門作品賞:「TRANSPARENT」(原題)男優賞:ジェフリー・タンバー(「TRANSPARENT」)女優賞:ジーナ・ロドリゲス(「JANE THE VIRGIN」原題)ミニシリーズ・TV映画部門作品賞:「FARGO/ファーゴ」男優賞:ビリー・ボブ・ソーントン(「FARGO/ファーゴ」)女優賞:マギー・ギレンホール(「THE HONORABLE WOMAN」原題)助演男優賞:マット・ボマー(「ノーマル・ハート」)助演女優賞:ジョアンヌ・フロガット(「ダウントン・アビー」)(text:Yuki Tominaga)
2015年01月12日『トランスフォーマー』シリーズのマイケル・ベイが製作を手がける『ミュータント・タートルズ』の公開を記念して、シリーズの歴史を追った貴重な映像が公開になった。NYの街で活躍するニンジャ・タートルズはどのようにして誕生し、世界中から支持を集めたのかがわかる映像だ。特別映像『ミュータント・タートルズ』は、ニューヨークの地下で暮す突然変異したカメのレオナルド、ラファエロ、ドナテロ、ミケランジェロの4人が、悪に立ち向かう姿を描いた超人気作。その始まりはコミックで、このほど公開された映像では作者のケヴィン・イーストマンとピーター・レアードが“タートルズ誕生”の秘話を語る。さらに映像ではふたりがタートルズを生み出すまでのラフスケッチや、初期のコミック、全世界で人気を博したアニメーションの映像、グッズ、実写版のプレミア会場の模様が次々に映し出される。そんな“タートルズ”の物語を、ベイが製作を務めて新生させたのが来年公開になる映画『ミュータント・タートルズ』だ。本作では『タイタンの逆襲』のジョナサン・リーベスマンが監督を務め、最新のVFXとアクロバティックなアクションシーンを交えて彼らの活躍をド派手に描いている。『ミュータント・タートルズ』2015年2月7日(土) 全国ロードショー
2014年12月24日アイアンマン、マイティ・ソー、キャプテン・アメリカといったハリウッドを代表するヒーロー映画の主人公たちを集結させた、壮大な奇跡のプロジェクト『アベンジャーズ』。世界各国で歴代No.1新記録を樹立し、「日本よ、これが映画だ。」というキャッチコピーとともに国内でも社会現象を巻き起こした本作のキャスト&スタッフが再結集した『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』から、新たな場面写真が解禁となった。今夏、アメリカ最大のポップカルチャーの祭典「コミコン2014」でも旋風を巻き起こしていた『アベンジャーズ』。前作公開時をはるかに上回るファンが世界中から押し寄せ、登壇したアイアンマン役のロバート・ダウニー・Jr.らキャスト陣も驚くほど。今回解禁となった写真は、ロバート演じるアイアンマンこと、トニー・スタークの家のリビング。アイアンマン、その親友のジェームズ・ローディ(ドン・チードル)、キャプテン・アメリカ(クリス・エバンス)、ソー(クリス・ヘムズワース)、ホークアイ(ジェレミー・レナー)が、お酒を片手にリラックスした雰囲気で語り合っている様子が公開されている。だが、彼らがこれからどんな試練に立ち向かうのか、悪のウルトロン(ジェームズ・スペイダー)の登場以外、詳細なストーリーについてはまだ明かされていない。巧みなストーリー展開で、誰もが不可能と思えた主役級のキャラクターたちを絶妙なバランスでまとめ上げるのは、前作同様、ジョス・ウェドン監督。前作の世界的ヒットを受け監督は、「スケール感は守りつつも、派手なアクションだけの映画にはしたくなかった」と話しており、「都市を破壊して『やった~!』的な感覚で作った映画は問題視され始めている」と真摯にコメント。「そのことを理解したうえで、プロデューサーのケヴィン(・フェイグ)もジェレミー(・レイチャム)と一緒にストーリーの構成を考えていったよ。傲慢な感覚で一杯にならないように注意したんだ。かといって大きなスケールの話なのに、目標は『あの小さなジャガイモ畑を守ること!』なんて“ちぐはぐ”なストーリーにはしなかったけどね(笑)」と笑う。また、常に観客の視点になって映画作りに励む監督は、「スケールの大きさや面白くてユーモアのある部分や、観客からの反応が良かったところは残しつつ、同時に新しい物をつくりだそうとしているんだ。同じことの繰り返しでは意味がないからね。何を同じにするかより、何を変えるかがポイントなんだ。」と語り、前作よりさらに進化した演出を匂わせている。これまでの映画にはなかった関連作品との連動で、人間として成長するキャラクターたちを目の当たりにし、ばらばらな個性をもつヒーローたちが団結していく姿を見ることができる本作。最強のドリームチームの活躍が、さらに楽しみになってきた。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』は2015年7月4日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年12月18日来夏に公開される『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の最新画像が公開になった。前作に続いてジョス・ウェドンが監督を務めるが、彼は前作での成果をさらに進化/深化させたいと考えているようだ。その他の情報本作は、天才発明家のトニー・スターク=アイアンマン、怒りによって巨人に姿を変える科学者ブルース・バナー=ハルク、神々の国を追われたソー、謎の女スパイ、ブラック・ウィドウ、最強の射手ホークアイ、超人キャプテン・アメリカらが集結し“アベンジャーズ”として、最強の敵ウルトロンの脅威に立ち向かう姿を描いた超大作。前作は、全世界70か国以上で興行ランキング首位を飾った。このほど公開された画像は、アイアンマンことトニー・スタークの家のリビング風景をとらえた者。彼らはいつも熾烈な戦いに身を投じているが、この画像では少しリラックスしたムードの中で、スタークや親友のジェームズ・ローディ、ソーたちがくつろいでいる。監督を務めるウェドンは「スケールの大きさや面白くてユーモアのある部分や、観客からの反応が良かったところは残しつつ、同時に新しい物をつくりだそうとしているんだ。同じことの繰り返しでは意味がないからね。何を同じにするかより、何を変えるかがポイントなんだ」と、前作の“拡大再生産”を真っ向から拒否して制作にあたったそうで、「僕の狙いは皆にチャンスを与えること。出番のあるキャラクターすべてにスターになってほしいから、それぞれが“これは僕の/私の映画”と言えて接点をもてるようにしている。キャラクター同士は面識があるわけだし、これからはもっと深い関係を築いて、前作のキャラクターから更に深く掘り下げていくのが楽しみだね」と語っている。『アベンジャーズ』をはじめとするマーベル作品が連続して成功をおさめているのは、マーベルの世界観や魅力を知り尽くしたプロデューサー陣と、ストーリーテリングや映画作りに長けた監督がタッグを組んだことだが、本作でもウェドン監督は自ら脚本を執筆。プロデューサーのケヴィン・ファイギ、ジェレミー・レイチャムらとじっくりと話し合いながらストーリーを練ったそうだ。なお、現段階ではストーリーの詳細は明らかになっておらず、今後、さらに注目が集まることになりそうだ。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』2015年7月4日(土) 全国公開
2014年12月18日ドウェイン・ジョンソンが、コメディ映画『Central Intelligence(原題)』に主演することになった。男ふたりのいわゆるバディ物で、相手役は、今人気絶頂のコメディアン、ケヴィン・ハート。ジョンソンとハートのキャラクターは、高校の同級生。ハートは、学生時代にスポーツ選手として大注目されていたが、今は会計士になっているという役で、一方ジョンソンは、かつていじめられていたが、CIAに雇われる殺し屋になっているという役柄。同窓会を前に、ジョンソンはハートにある計画を持ちかける。監督は『なんちゃって家族』のローソン・マーシャル・サーバーで、撮影は来年春スタートの予定。ジョンソンの最新作は、現在日本公開中の『ヘラクレス』。次回作は、来年4月17日(金)に日本公開される『ワイルド・スピード SKY MISSION』。ハートの次回作は、来年1月北米公開予定の『The Wedding Ringer(原題)』。文:猿渡由紀
2014年11月12日史上規模7,000億円といわれる“世界一”のスポーツ、アメリカンフットボール。このほど、ケヴィン・コスナーが弱小アメフトチームの再建を託された崖っぷちGM(ジェネラル・マネージャー)に扮する映画『ドラフト・デイ』が、2015年1月30日(金)に公開されることが決定。スポットライトを浴びるケヴィンをとらえたメインビジュアルが解禁となった。アメリカン・フットボールのプロリーグNFL(ナショナルフットボールリーグ)に所属するクリーブランド・ブラウンズのGM、サニー(ケヴィン・コスナー)。チームの運営と強化を一手に担う彼は、最近のふがいない成績に責任を感じ、今年こそは地元ファンの期待に応えたいと願っていた。だが、そのためには12時間後に迫ったドラフト会議で、超大物ルーキーを獲得することが必要不可欠。ところが、ライバル・チームのGMに苦しい事情を見透かされ、無謀なトレード話に応じてしまう。容赦ないプレッシャーの中で孤立し、キャリア最大の危機に見舞われたサニーは、人生のすべてを懸けた決断を“ドラフトの日”に委ねることに――。本作は、アメリカで最も愛されているスポーツリーグNFLの一大イベント“ドラフト・デイ”に挑む、全チームのGMたちによる駆け引き、ハッタリ、情報合戦を描く手に汗握る痛快エンターテイメント。国中が注目するドラフト会議に挑む主人公のGM・サニーを演じるのは、近年、主演作『ラストミッション』ほか、『マン・オブ・スティール』『エージェント:ライアン』と、出演作が立て続けに公開されているケヴィン・コスナー。彼を公私共に支える女性には『ダラス・バイヤーズクラブ』のジェニファー・ガーナ―、母親役にはオスカー女優のエレン・バースティンが扮し、監督を『ゴーストバスターズ』シリーズのアイヴァン・ライトマンが務める。また、ラジーヴ・ジョセフ、スコット・ロスマンによる脚本は、ハリウッドの業界人が優秀な脚本を選ぶ「ブラックリスト2012」でNo.1に輝いたもので、ストーリー展開の面白さは折り紙付き。到着したメインビジュアルには、アメリカンフットボールの試合映像を背景に、眩しいほどのスポットライトを浴びながら自信たっぷりの笑顔で片手を上げる、ケヴィン演じる主人公サニー・ウィーバーが写り、世界No.1スポーツのエンターテインメント性をもよく表している。限られた時間の中でベストの決断を下さなければならないプレッシャーと、最後まであきらめずライバルとの心理戦に挑む彼の姿は、世に働くすべての人たちに勇気と活力を与えるだろう。『ドラフト・デイ』は2015年1月30日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年10月17日10月23日~31日に開催される第27回東京国際映画祭のラインナップ発表会が30日、都内で行われ、コンペティション部門をはじめとする各部門のラインナップが発表された。また、フェスティバル・ミューズに決定した女優の中谷美紀、コンペティション部門日本代表作品『紙の月』の吉田大八監督も登壇した。はじめに、ディレクター・ジェネラルの椎名保氏が「今年は、日頃映画にあまり関心のない方も楽しそうだなと思ってもらえるようなイベントを組むことになりました。一般の方にも楽しんでいただいて、映画祭の認知が高まれば、いい作品が集まって、さらに知名度が上がるのではないかと。このように認知度、知名度を意識しながら運営したい」とあいさつ。続けて、時代を切り開く革新的な映画を世界へ発信し続けてきた映画人の功績を称える"SAMURAI(サムライ)"賞を新設し、初となる今年は「北野武監督とティム・バートン監督」の2人に贈ることを発表した。また、今年の東京国際映画祭の顔として、主要イベントなどで盛り上げるフェスティバル・ミューズが、中谷美紀に決定したことも発表した。その後、中谷本人が登場。「人生において、苦しい時もいつも映画が私を救ってくれたように思います。お忙しい方々の日常を少しでも彩るような、何か大変なことからエスケープできたり、夢を抱いたり、豊かにするようなツールであってほしいと願っています」と映画の持つ力を語り、「映画を愛する者として、日本、東京を愛する者として、何か貢献できればと思っております」と意気込みを伝えた。コンペティション部門では、国際審査員長に、大ヒット公開中の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のジェームズ・ガン監督が決定。そして、日本代表作品『紙の月』をはじめ、セドリック・ジメネス監督の『マルセイユ・コネクション』、浅野忠信主演『壊れた心』など全15作品が発表された。『紙の月』の吉田大八監督も駆けつけ、「勝負事は嫌いじゃないので、自分ごととして映画を楽しめそうでワクワクしています」と心境を語った。コンペティション部門 全15作品『1001グラム』(監督:ベント・ハーメル)ノルウェー=ドイツ=フランス『来るべき日々』(監督:ロマン・グーピル)[フランス]『マルセイユ・コネクション』(監督:セドリック・ジメネス)[フランス=ベルギー]『神様なんかくそくらえ』(監督:ジョシュア・サフディ、ベニー・サフディ)[アメリカ=フランス]『アイス・フォレスト』(監督:クラウディオ・ノーチェ)[イタリア]『メルボルン』(監督:ニマ・ジャウィディ)[イラン]『ザ・レッスン/授業の代償』(監督:クリスティナ・グロゼヴァ、ペタン・ヴァルチャノフ)[ブルガリア=ギリシャ]『マイティ・エンジェル』(監督:ヴァイテク・スマルゾフスキ)[ポーランド]『ロス・ホンゴス』(監督:オスカル・ルイス・ナビア)[コロンビア=フランス=ドイツ=アルゼンチン]『ナバット』(監督:エルチン・ムサオグル)[アゼルバイジャン]『紙の月』(監督:吉田大八)[日本]『破裂するドリアンの河の記憶』(監督:エドモンド・ヨウ)[マレーシア]『遥かなる家』(監督:リー・ルイジン)[中国]『壊れた心』(監督:ケヴィン・デ・ラ・クルス)[フィリピン=ドイツ]『草原の実験』(監督:アレクサンドル・コット)[ロシア]
2014年09月30日6月21日公開の『ラストミッション』の本予告映像が25日、公開され、ジョニー・デップと婚約し注目を集めている女優のアンバー・ハードが、セクシー衣装で主演のケヴィン・コスナーに迫る姿がお披露目された。ケヴィン・コスナーが演じるイーサン・レナーは、余命3カ月と宣告されたベテランCIAエージェント。残された時間を家族と過ごそうと、イーサンはパリに住む妻と娘に会いに行く。そこへ、謎の女エージェント・ヴィヴィ(アンバー・ハード)が登場。延命できるという薬を餌に、危険なテロリスト抹殺の仕事を持ちかけ、イーサンはこの最後の任務を引き受ける。公開された映像では、「末期ガンだ」と宣告されるシーンや、妻と娘と再会するシーン、アンバー・ハード演じるヴィヴィが「仕事を手伝えばその薬を。病に効く特効薬よ」と任務を依頼するシーンなどが描かれ、アンバー・ハードのセクシーなボンテージ姿も見られる。また、銃撃線や肉弾戦、危険なカーチェイスなど、激しいアクションシーンも公開。さらに、思春期の娘ゾーイ(ヘイリー・スタインフェルド)に手を焼く父親の顔も見せており、極秘任務中にも関わらず、ゾーイの誕生日だからと電話をかけ、彼女に誕生日の歌をせがまれると断れずに歌い出す、チャーミングな姿が収められている。なお、本作は『チャーリーズ・エンジェル』『ターミネーター4』のマックG監督がメガホンをとり、『TAXi』『96時間』シリーズのリュック・ベッソンが脚本を担当している。(C)2013 3DTK INC.
2014年04月25日3月3日(日本時間)に開催されたアカデミー賞授賞式。ここで宅配ピザと共に話題になったのが、司会のエレン・デジェネレスが、ブラッド・ピット、ブラッドリー・クーパー、メリル・ストリープ、ジェニファー・ローレンス、ケヴィン・スペイシーら超豪華なハリウッドスターを集めて“Selfie(自撮り)”した写真だ。「ブラッドリーの腕がもうちょっと長ければ…でも最高の写真」というコメントと共にツイートされた写真は、一瞬にして10万リツイートを稼ぎ出し、ツイッターのサーバーをダウンさせてしまった。その後も1時間で100万件のリツイートを超え、オバマ米国大統領が持っていたリツイート記録を破り、目下記録更新中とのこと。この美味しい瞬間をハリウッドのクリエイターたちが見逃さなかった。まず人気長寿アニメ番組「ザ・シンプソンズ」でパロディ化、シンプソンズ一家の父・ホーマーの公式ツイッターアカウントに投稿された画像には、司会者のエレン、シャッターをきったブラッドリー・クーパー、メリル・ストリープ、ジャレッド・レト、ジェニファー・ローレンスなど、写真に写っていた大物セレブたちが全く同じ構図でシンプソンズ風の絵柄で描かれている。「“オスカー・セルフィー”の醜い真実がついに明らかになったぞ!」とコメントがつけられたこの画像、よく見ると写真に写り込もうとしていたホーマーをブラッドリーが足を使って遠ざけており、ホーマーはこの写真に参加することができなかったというストーリーになっている。授賞式を心から楽しんでいるように見えたジャレッド・レトは、この画像をリツイートし、「やった!正式にザ・シンプソンの一員になれた!」というコメントを寄せている。また、米マンチェスターにある「レゴ・ディスカバリー・ランド」は、写真そのままに、レゴの世界では有名なキャラクターたちをそれぞれセレブに見立て、同じポーズをさせている。また、イアイン・ハースというクリエイターは、実際にセレブたちをレゴで作り上げているという驚くべきもの。米エンタメ情報サイト「The Hollywood Reporter」によれば、当初あの演出は、実はブラッドリー・クーパーではなく、メリル・ストリープにシャッターを押してもらうものだったそうだが、メリルの両脇に人が詰め寄ったため、メリルは手を伸ばすのもままならない状態になり、結局は一番手前にいたブラッドリーが撮影し、あの奇跡の一枚が生まれたのだそうだ。(text:Mieko Nakaarai)
2014年03月07日手段を問わず汚い手を使う、失敗の責任を部下になすりつける、スタッフを使い捨てるetc・・・、半沢直樹ばりに、迷惑な上司(先輩)に泣かされている人はいませんか?もしかしたらあなたの上司、サイコパスかもしれませんよ。■シリアルキラー級に怖いビジネスマンが存在する!?フィクションの世界では連続殺人鬼のイメージと結びつけられることが多いサイコパス(精神病質者)。昨年公開された映画『悪の教典』では、伊藤英明扮する教師が教え子をほぼ全員を惨殺する姿に強烈な印象を抱かれた方も多いでしょう。ところが実際には、こうした気質を持つ者は、凶悪犯に限ったものでもないのだそうです。オックスフォード大学・実験心理学部教授、ケヴィン・ダットン氏は「もし貴方が、職場の上司に不満を感じている場合、その彼あるいは彼女が、実は周囲の人々の神経を逆なでする事で満足感を得るサイコパスである可能性もあり得る」との見解を発表。加えてサイコパスが就きやすい職業のリストを公表しました。■サイコパス上司の出現率が高めな職業、ベスト10!では実際にダットン氏が調査した「サイコパスが就きやすい職業」を見ていきましょう。1 位会社の社長2位 弁護士3 位テレビ・ラジオ・ジャーナリスト4 位小売業5 位外科医6 位新聞記者7 位警察官8位 聖職者9位 コック10位軍人いかがでしょうか。上位にランクインしたのは、いずれも成功者、あるいは社会的に影響力の強い職種というのが驚きです。■サイコパスの主な特質とは?ダットン氏の著書によると、サイコパスの主な特質は以下の通り。□極端な冷酷さ□無慈悲□エゴイズム□感情の欠如□結果至上主義部下に無理な要求を押し付けたり、手柄を独り占めする、あるいは相手の気持ちも考えずにパワハラを連発する上司がいたら、一度上のような観点から相手をチェックしてみるといいかもしれませんね。■ブラック企業の社長はサイコパスの確率高し!?上位の職業を改めて見直すと、エゴイストで他人への思いやりには欠ける一方で、カリスマ性にあふれ、冷徹に目的を達成するキャラクターが浮かび上がってきます。ビジネスの上での非情さは、サイコパスの資質に通じるものがあるのでしょうか。逆にこうした上司が少ない職種は、患者のわずかな変化でも見逃さない医療従事者や、同情心が豊かでないと務まらないボランティア関係者、教師などが挙げられるそう。他者への共感や優しさ、周囲との協調性を求められる環境では、サイコパスはお呼びではないのでしょうね。ノルマ至上主義で、社員を過労死させても良心がとがめないような会社の経営者は、まさに「心を持たない」サイコパス適性が高めなのかも!?■おわりにどんなに立派な肩書の持ち主でも、狡猾で人を苦しめることに快感を覚えるような人間とはお近づきになりたくないもの。万一、そうしたタイプに目をつけられてしまったならば、あなたの社会生活も危うくなりかねません。上司のパーソナリティをよく観察し、困ったタイプとはなるべく距離を置いて、安全圏から接したいものですね。<参考文献>・Kevin Dutton(2012).The Wisdom of Psychopaths: What Saints, Spies, and Serial Killers Can Teach Us About Success・-The Voice of Russia(逢坂杏/ハウコレ)
2013年09月20日ロバート・ダウニーJr.主演の映画『アイアンマン3』は、前2作を手がけたジョン・ファブローではなく、『キスキス,バンバン』のシェーン・ブラックが監督を務めている。しかしブラック監督は“新入り演出家”ではなく、実は初期からシリーズに関わっていたようだ。その他の写真『アイアンマン』は、天才的な頭脳を持つ発明家トニー・スタークが、自身で開発した鋼鉄スーツに身を包み、戦いを繰り広げる作品で、最新作は謎のテロリスト“マンダリン”の攻撃を受け、すべてを失ったスタークの最後の戦いを描く。ブラック監督は俳優として映画界に入った後、『リーサル・ウェポン』の脚本を執筆して一気に知名度をあげた。その後も脚本家として数々のヒット作を生み出し、監督デビュー作『キスキス,バンバン』ではダウニーJr.をキャストに迎えた。本作の製作者でマーベル・スタジオのCEOも務めるケヴィン・ファイギは「シェーンはずっとこの作品の影に潜んでいたんだ。特に1作目でね。ロバートはシェーンのところに友達として意見を求めに行き、脚本を分かち合って、一緒にドラフト(草稿)を書き、たくさんいいアイディアをもらった。そのいくつかは一作目に直接反映されたんだ」と説明する。ブラックはシリーズの後任監督と思われているが、実は彼とダウニーJr.が映画版『アイアンマン』の“知られざる前任者”というのが真相のようだ。よってファブローが次回作を監督しないと宣言した際、ダウニーJr.が監督に推薦したのは当然のようにシェーン・ブラックだった。ブラックは「ロバートと僕はお互いに似た者同士だと感じていて、理解しあっているんだ。そういったことは予算の大きさで変わることはないよ。今も同じように密室で話し合い、とことん議論して、シーンの核となるものをとらえようとする。彼は本当に楽しいし、アイディアに溢れている。彼のような人の仕事なら、喜んで自分の手柄にさせてもらうよ」と話す。人気作が続編を重ねるごとに魅力を失い、予算とムダな爆発シーンだけが増えていくケースは多い。しかし『アイアンマン3』はシリーズ最初の一歩に立ち会ったブラック監督とダウニーJr.が正式にタッグを組み、スターク=アイアンマンの“真の魅力”を描く作品になりそうだ。『アイアンマン3』4月26日(金) 2D/3D日本先行公開
2013年04月04日これまで2度にわたって映画化されてきた、マーベルコミックが誇るヒーロー、ハルク。その単独作品が2015年の公開を予定している『The Avengers 2』(原題)の完成後に再度、製作される計画があるようだ。今年大ヒットを記録した『アベンジャーズ』シリーズでプロデューサーを務めたケヴィン・フェイグは、2015年5月公開予定の『The Avengers 2』の製作が完了した後、マーク・ラファロ主演でハルク単独の作品を手がけることを考えていると明かしている。「『アベンジャーズ』で登場したハルクを凌駕する“ハルク映画”を作れると思うかい?でも、僕はそう信じているんだ。必ずやってみせるさ。もちろん『The Avengers 2』の製作が終わるまではチャレンジできないと思うけど、考える時間はたくさんあるよ。未来に不可能はないんだ」。ただ、2003年にエリック・バナ主演の『ハルク』、2008年にはエドワード・ノートン主演で『インクレディブル・ハルク』が公開されているが、いずれも大ヒットには至らなかった経緯がある。そんなケヴィンの思いをよそに、当のマークは最近、「製作陣はもうやりきったよ。彼らももう終わりだと思っていると思うよ。みんな(ハルクを主役に据えた)作品が向かう方向性が分からないんだよ…」と、ハルクの単独作品はありえないとも明かしている。■関連作品:インクレディブル・ハルク 2008年8月1日よりスバル座ほか全国にて公開© 2008 MVLFFLLC. TM & © 2008 Marvel Entertainment. All Rights Reserved.アベンジャーズ 2012年8月14日より全国にて公開TM&© 2012 Marvel & Subs.
2012年10月01日脚本から監督・音楽・撮影・編集・プロデュースに至る1人6役を務めた、8年ぶりとなる最新長編映画『ヴァンパイア』について、“変態な純情映画”と自ら称す岩井俊二監督。瑞々しい美しさと毒気が同居する独特の世界観が映画ファンを魅了してやまない彼が“ヴァンパイア”を描く、と聞いたら気にならずにはいられない。本作で監督が目指したものとは――?女優・玄里が映画の“創り手”の素顔に迫る!第1弾は、岩井監督との対談をお届けします。玄里:初めて監督とお会いしたのは昨年の釜山国際映画祭でしたよね。ちょうどそのとき『ヴァンパイア』を出品されてたんですよね?岩井:そうそう、映画祭を回り始めたのが(昨年の)1月からだったから、作ってからずいぶん経つね。玄里:今回、カナダのバンクーバーで撮影されて、日本から少人数のスタッフで撮影を行ったと以前に話されていたと思うんですけど、監督は脚本から撮影まで…6役こなすのは大変ではなかったですか?岩井:実際はストーリーボードを書いたり、デザインもやったりしてるからもう少しやってるんだけど、いつもと違うのは自分でカメラを回すというところだけで、あとは大体いつもと同じ感じで、自分で企画して、本書いて、撮って、編集して仕上げていくっていう。映画1本を自分でこなすというのは学生時代以来だね。玄里:カメラを回すのは楽しかったですか?大変でした?岩井:大変だね。全部自己責任で、自分でフォーカスを送らなきゃいけないから、間違えたら自分のせいになるというね(笑)。すごく緊張感があった。玄里:主人公の男の子(サイモン)の服が岩井監督の私服に似てるなって思ったんですけど(笑)、偶然ですか?西洋人なんだけど、西洋人ぽくないというか。岩井:自分が着るものもそうだし、マットなものが好きだったり、多少抽象的なところがいいんだろうね、物語を遮らなくて。オレっぽかったとか、オレに似てると言う人が多いんだけど、そうなのかなと思うんだけど…。ケヴィン(・ゼガース)はどちらかというと素朴なタイプの子じゃなくて、トム・クルーズみたいな系統の印象があったから。この話は派手なところが出ちゃうのは違うから、そこはもっとギークな感じでやろうと話して作り上げていったんだ。やっぱり自分の中では、そんなに自分っぽくやったつもりはないかな…?玄里:たぶん、話し方とか似てるんですよね。例えば、保健室で蒼井優ちゃんが自殺未遂をした後に慰めるシーンで、「君の体の中には細胞がいくつもあるから、それを生かしてあげなきゃいけない」という台詞が印象的で。以前、私が車の運転が下手なのを相談したときに「ニシキヘビに雁字搦めになるより、熊に襲われるよりいいじゃん」みたいなことを監督が言ってたの覚えてます?何かそのときを思い出したんです。岩井:そうだっけ(笑)?確かに、あれは自分っぽいかもしれないね。今回、『ヴァンパイア』の小説で、主人公の脳の中を語っている話を書いてるんだけど、“血を飲みたい”という衝動がどこから来ているのか、その衝動のゆくえがどこにあるかって辿ると命とか宇宙とかなのかな、みたいなことが展開されるんだよ。彼の衝動って、男性にとっては性欲のメタファーだったりするから、男の人は自然にあの一連の行為を「ああ、そういうことなんだな」って感じると思う。玄里:血を飲むという行為がですか!?岩井:あそこまでして血を飲んだのに吐いちゃって、吐いたらすっきりして小便して去っていくという。あのあっけなさが男性は変なところで合点がいく造りになっていて、なぜ彼が血を飲みたいのか分からないけど、“上がって降りていく”一連のパターンが男性だと分かるんだよね。女性でも分かるのかな?玄里:血を飲む…うーん。岩井:何かに取りつかれたようになるんだけど、何かが満たされると急に興味がなくなったり。でも何かすると、また火が付いてしまったりとか。こういうパターンってあるよなという。玄里:なるほど。じゃあ、主人公ももしかしたらいずれか血を飲むことに満足して、血はもういいやってことになるかもしれないってことですね。岩井:女の子の前で話すと照れるんだけど、男を主人公にすると男のどうしようもないダメな部分を描きたくなるんだよね。真面目ぶって立派な人を描く気持ちになれなくて。社会的にとか人間性とかじゃなくて、根源的にオスであるという。そこまでいくと自分も安心して受け入れられるというか…。自分の作品の中で立派な人とか、ちゃんとしている人ってあまり出てこないんだよね、バカな人ばかり出てくる。今年は『番犬は庭を守る』、『ヴァンパイア』と男性の主人公が続いてるけど、それを女性にするときもあって。自分の中ではどっちも自分のエッセンスが入ってるから、そんなに大差ないんだけどね。だけど、観る側に偏見があって、男がやると許されなくても女の子だと許されることもあるんだよね。例えば『四月物語』の主人公(松たか子)を男にしちゃうと、危ないストーカーに見えちゃうしね(笑)。玄里:あくどい感じになりますね。岩井:そうなの、男からすれば不公平だろって話なんだけど。『ヴァンパイア』もその気になれば主人公を女の子にできるよね。元々、吸血鬼・カーミラという代表的な古典の吸血鬼ものがあって、それは女の子が男の子を狙う話だし、『ぼくのエリ 200歳の少女』もそうだよね。玄里:岩井監督は元々ヴァンパイア映画は好きなんですか?岩井:子供の頃は、夏になると必ず洋画劇場とかで『吸血鬼ドラキュラ』のシリーズをやっていて、夜9時の時間帯で、ただでさえ白人が出てくると怖いわけよ。見慣れないし、血を吸ったりしてるから、ヴァンパイア映画を観るとそれが頭の中で循環しちゃって、洋画を観れば観るほど白人が怖くなってくるというスパイラルに入ってて、とにかく怖かったね。そうこうするうちに『エクソシスト』が出てきて。ラブストーリーとか、何も起きないものを観てても急にガッとやられるんじゃないかって。玄里:いつか牙を出すんじゃないかって(笑)。岩井:それが大学のときに萩尾望都さんの「ポーの一族」という漫画を読んで、それは漫画の中でベスト5に入るくらい大好きな作品なんだけど、これは吸血鬼の不老不死をテーマにしているんだけど、それに憧れて、友達と自主映画でそういう映画を作ったことがあるの。その頃からヴァンパイア映画に一方ならぬ思い入れがあって、プロになったら作ってみたいなと思ってたんだけど、プロになってからはまだ誰も作ったことがないような、ヴァンパイア映画って呼んでいいのか分からないくらいのものを目指したくなったんだ。ヴァンパイアじゃないから『ヴァンパイア』というタイトルなんだよね。『ヴァンパイア』というタイトルをつけたいから、ヴァンパイア映画じゃないものにしたかったというか。この映画は自分の中では、コメディのつもりなんだ。玄里:最後のシーンとか…?岩井:それもあるし、見えない美しい世界を追い求めていけばいくほど、逆の結果が待ち受けているという、そんな世界を描いてる、ある種のブラックコメディなんだよね。そう見ると、非常に不謹慎なことばかり描いてる作家なのかもしれないけど。ユーモアも含めて、不謹慎は大事だと思う。マス目だけで作ってても楽しめないからね。■関連作品:ヴァンパイア 2012年9月15日よりシネマライズほか全国にて公開© 2011 Rockwell Eyes, Inc. All Rights Reserved.
2012年09月14日岩井俊二監督の8年ぶりとなる最新作『ヴァンパイア』の公開を記念して、岩井監督が描いたストーリーボードやポスターなどを展示する“岩井俊二祭り”が代官山蔦屋書店で展開されている。5日には、同店で岩井監督と著述家の湯山玲子氏によるトークショーが行なわれ、岩井監督のサイン会も実施された。その他の写真カナダを舞台に全編英語で撮りあげた本作は、血を飲みたい欲求を抑えられない高校教師と自殺志願の少女たちの不思議な関係性と恋を描く。主演をケヴィン・セガーズが務めるほか、蒼井優やレイチェル・リー・クック、クリスティン・クルックらが出演している。トークショーでは、湯山氏が、「なぜ本作で“ヴァンパイア”をネタにしたのか」と聞くと、「これだけたくさん(作品が)ある“ヴァンパイア”というジャンルの中で、誰も作っていないものをみつけたんです。10年くらい前、『リリイ・シュシュのすべて』を書く前にみつけました」と明かす岩井監督。そもそも、映画『ヴァンパイア』は、岩井監督著作の同名小説をもとに製作された作品。「小説で描けることと、映画で描けるところは自分の中で違います。小説のもてるダイナミズムを損なわずに、映画にしていって、映画のなかでも良いペースのものをつくりたいと思うと、そんなに長いものは作れないです」と、実写化するにあたっての苦労を吐露した。また、本作にはケイシャ・キャッスル=ヒューズをはじめ、多くの女優が出演しているが、それに対して岩井監督は、「今回の女優さんは、ケイシャ・キャッスル=ヒューズも、クルックも、実物も綺麗ですが、映像に乗っかって初めてものになる感じです。みんなスクリーン映えする方でした」とコメント。湯山氏が“映像のメロディーメーカー”と形容するように、岩井監督がどのように“ヴァンパイアの世界”を描いているのか期待が高まりそうだ。『ヴァンパイア』9月15日(土)シネマライズほか全国順次ロードショー
2012年09月07日マイケル・ダグラスがインディーズ映画”Reykjavik”(原題)でロナルド・レーガン元アメリカ合衆国大統領を演じるかもしれない。「The Hollywood Reporter」誌によると、同作は『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のマイク・ニューウェル監督の新作で、リドリー・スコットが製作総指揮にあたる。1986年、チェルノブイリ原発事故後にレーガン大統領とソ連のミハイル・ゴルバチョフ書記長がアイスランドの首都レイキャビクで会談した数日間を描くもので、脚本は『ジェイン・オースティン秘められた恋』のケヴィン・フッド。現在、ゴルバチョフ書記長のキャスティングが行われている。撮影は来年3月からドイツで予定されている。ガン治療のため休養していたマイケル・ダグラスだが、実在のピアニスト、リベラーチェを演じたスティーヴン・ソダーバーグ監督の『 Behind the Candelabra』(原題)やコメディ作『Last Vegas』(原題)など、主演作を次々に撮影している。筋金入りの民主党支持者でバラク・オバマ大統領を応援しているダグラスが、俳優から政治家に転身し、共和党の大統領となった保守派のレーガンをどう演じるのか?”Reykjavik”は実現が楽しみな企画だ。(text:Yuki Tominaga)© /AFLO■関連作品:エージェント・マロリー 2012年9月28日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて公開© 2011 Five Continents Imports, LLC. All rights reserved
2012年08月31日岩井俊二監督、8年ぶりの長編劇映画となる『ヴァンパイア』に蒼井優が出演している。カナダを舞台に外国人キャストを起用し、全編英語で撮影された本作で、岩井監督はなぜ蒼井をキャスティングしたのだろうか?監督の最新コメントが届いた。その他の写真本作は、表向きは誠実な教師でありながら、自殺サイトで血の提供者を探しているサイモンが“死にたい少女たち”に寄り添ううちに、しだいに少女たちに感化されてゆく様を描いた作品。岩井監督が脚本、監督、音楽、撮影、編集、プロデュースを手がけ“変態な純愛物語”と自称するドラマを完成させている。本作はカナダが舞台だけに、ドラマや映画で活躍するケヴィン・セガーズや、『クジラの島の少女』で注目を集めたケイシャ・キャッスル=ヒューズ、レイチェル・リー・クックら多く外国人俳優が出演しているが、蒼井は劇中に登場する日本人留学生・ミナを演じている。岩井監督は「物語のクライマックスに大きく関わって行く」というこの役柄について「ごく自然に蒼井優が浮かび、本人に相談した」と振り返る。思い返せば、蒼井は岩井監督が2001年に発表した映画『リリイ・シュシュのすべて』で映画デビューを飾り、2004年の『花とアリス』でも岩井作品に出演。今回のオファーについて蒼井は、岩井監督曰く「海外のオーディションでは実年齢だと幼すぎると言われるので高校生役はちょうどいいはずだ、と本人もやる気満々」だったそうだ。8年ぶりの長編映画のキャスティングの際に“ごく自然”に名前が浮かぶほど、蒼井に信頼を寄せている岩井監督は、本作の撮影を終えた後も「ハリウッドと日本では演技の方法論が随分違うが、蒼井優はどちらでもまったく違和感がない。言語の壁はあるけれど、それがなければ中国でも韓国でもヨーロッパでも活躍できる女優だと思う」と分析する。前2作で観客に強烈なインパクトをもたらした“岩井俊二×蒼井優”が、最新作『ヴァンパイア』でどのようなドラマを見せてくれるのか、9月15日(土)の公開を楽しみに待ちたい。『ヴァンパイア』9月15日(土)シネマライズ他にて全国順次公開
2012年08月28日ウィノナ・ライダーが、新作アクション・スリラー『Homefront』(原題)で元暴走族を演じることが決定した。ゲイリー・フレダーがメガホンを取る同作は、シルヴェスター・スタローンが脚本を務めており、主演のジェイソン・ステイサムやジェームズ・フランコらの出演が既に決まっている。ウィノナはジェームズ扮する悪役のドラッグディーラーに加担する元暴走族役を演じ、期待の新人子役イザベラ・ヴィドヴィッチが主人公の娘役・キットを演じるという。同作はチャック・ローガンの小説を原作に、静かな町を求めて家族と共に引っ越してきた元麻薬取締局員フィル・ブローカー(ジェイソン・ステイサム)が、実は暴力と麻薬取引の巣くつとなっているその町で、ジェームズ扮するゲイターという有力者と対峙していく姿を描く。クランクインは9月24日(現地時間)よりニューオリンズで予定されており、ケヴィン・キング・テンプルトンやレネ・ベッソンらを含むスタローンの主演作『エクスペンダブルズ』と同じチームが製作を手がける予定。本作の撮影の前には、アンソニー・ブルーノ著「氷の処刑人」を映画化した作品でクリス・エヴァンスやマイケル・シャノンらと共演した『The Iceman』(原題)の撮影を終えたばかりのウィノナだが、今後はティム・バートン監督の最新アニメーション映画『フランケンウィニー』への出演も予定されている。■関連作品:フランケンウィニー 2012年12月15日より全国にて公開© 2012 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
2012年08月21日