舞台『サメと泳ぐ』の公開ゲネプロが31日、東京・世田谷パブリックシアターで行われ、田中哲司、田中圭、野波麻帆、千葉哲也らがコメントを寄せた。同作は1994年にケヴィン・スペイシー主演でハリウッドにて映画化(邦題『ザ・プロデューサー』)され、2007年にはロンドン・ウェストエンドにて舞台化された。ハリウッドの大手映画製作会社の大物プロデューサーであるバディ・アッカーマン(田中哲司)の元で働くこととなった脚本家志望のガイ(田中圭)は、フリーの映画プロデューサーのドーン(野波)と恋人関係になるが、バディがドーンの企画を利用しよう企み、歯車が狂い始める。劇中では、田中哲司が大物プロデューサーとして迫力を出し、時にコミカルに周囲を振り回す。また田中圭と野波のキスシーンや、映画界の中での女性の扱いに切り込む台詞も見所となっている。東京公演は世田谷パブリックシアターにて9月1日〜9日。他、仙台公演、兵庫公演、福岡公演、愛媛公演、広島公演を予定している。○千葉哲也(演出・サイラス役)コメント硬質な芝居というより、柔らかい中に毒のある作品になっていればいいと思います。僕はどこか力の抜けた演劇が好きなんだな、と改めて実感しました。出演者もスタッフもとてもいいチームで、穏やかに稽古に取り組めました。ハリウッドが舞台ではありますが、人生の中では誰しもに起こりうる、集団社会で大きなものに潰される軋轢、不確かなものを確かだと思ってしまう人間の姿が描かれていると思います。「人生は映画じゃない」という台詞が出てきますが、観ている皆さんにどう響くのか? 共感できる人、できない人、感じ方はそれぞれですが、何か持ち帰ってもらうものがあれば嬉しいですね。○田中哲司コメント緊張や不安はもちろんありますが、初めてご一緒した演出の千葉さんが自由を許してくれるので、余白をもって、力を抜いて、固まりすぎずに舞台上で起こることを楽しみたいと思います。最初に台本を読んだ時から面白いと思っていたラストシーンは、実際に演じてみてもやっぱり面白い。圭くんのガイは物語の中でどんどんカッコ良く成長していくし、野波さんのドーンは彼女にしか出せない雰囲気を放っているので、自分も一瞬も気を抜くことができないですね。僕自身は大人が楽しめるブラックコメディだと捉えているので、真面目な作品だと構えることなく、肩の力を抜いて観に来てください。○田中圭コメント今は幕が開いたらどうなるんだろう、やってみるしかない! という気持ちです。単純なストーリーにみえて、中で渦巻いているものが多く、何が本当か嘘か分からなくなる。自分でも日々作品の見え方が変わって行きます。演出の千葉さん、哲司さんや野波さんとの関係性を信じて、周りからもらうものを大切にしたいです。いい意味でハプニングもたくさん起きそうです(笑)。作品のテーマ性がとても好きなので、僕自身響く台詞が多く、今この作品に出演する意味を感じます。この舞台を観た後に、僕たちのような作り手側に対して見え方が少し変わる、そんな部分があればいいなと思います。○野波麻帆コメント千葉さんが役者に対して絶対に否定しない演出をされるので、稽古の中でいろいろな角度からドーンという役を探せる時間を過ごせたことをとても感謝しています。哲司さんも圭さんも日々変化しているし、自分も毎日新鮮でありたいですね。本番でもみんなで変わっていけるのではと思えることが幸せです。この作品の登場人物はみんなが必死に戦っているけれど、お互いの情熱がうまくかみ合わない。誰が悪いということではなく、それぞれの歯車が狂ってしまう気持ち悪さを是非観てもらえたらと思います。
2018年08月31日世界中の人々にアメリカンカジュアルを提供してきたファッションブランドGap。そんな当ブランドは2018年秋、新しいキャンペーンを発表する。それが「Good Creates Good(Goodは拡がる)」だ。環境的、社会的に“Good”なことを広めていくこのキャンペーンは12人の環境活動家、ミュージシャン、アートキュレーターなどを迎えて動き出す。※動画が見られない方はこちらGood Creates GoodGapが発表する当キャンペーンは、2017年から、歌姫Cher(シェール)とヒップホップアーティストFuture(フューチャー)を迎えて始まった「Meet Me in the Gap(ミート ミー インザ ギャップ)」キャンペーンのなかで展開されていくようだ。「Good Creates Good」というメッセージのもと、“Good”なアイデアを発信する。「Good Creates Good」というメッセージをGapはこう説明してくれていた。“Good”は拡がる。ちょっとした良いことが誰かをインスパイアして、次から次へと拡がっていく日々の生活のなかで何気なく着ることのできる洋服を展開するGapにはピッタリなメッセージではないだろうか。そして、そんな”Good”を拡めていくうえで、さらに社会をいいものにしようと日々活動するユニークな12人の活動家たちが、今回のメッセージをより色濃いものにしてくれている。カイル:フィールグッド・ラッパー(*1)(左)マダム・ガンディー:ミュージシャン & 女性権利活動家(右)“Good”なキャストミュージシャンとして政治的なメッセージを歌うマダム・ガンディーや、アートキュレーター兼反人種差別活動家のキンバリー・ドリュー、ジャーナリスト兼文化活動家のノア・タゴウリなど、今回参加しているキャストはみんな、社会に変革をもたらそうと行動している人たちだ。人の多様性や、地球環境、動物愛護など、主張する意見はさまざまな分野におよんでいる。(*1)社会の体制や、自身の闇について歌っているラップが多いが、文字通りフィール・グッド(feel good)と、ポジティブな意味合いが込められたラップを歌うアーティストのことケヴィン・デイヴィス:ボディポジティブ ファッションブロガー(左)キンバリー・ドリュー:アートキュレーター & 反人種主義活動家(右)・KELVIN DAVIS(ケヴィン・デイヴィス):ボディポジティブ ファッションブロガー・KING PRINCESS(キング・プリンセス):ミュージシャン & LGBTQ活動家・NOOR TAGOURI(ノア・タゴウリ):リポーター & 政治活動家・CHELLA MAN(チェラ・マン):アーティスト&トランスジェンダー活動家・A.CHAL(Aチャル):ラッパー & 活動家・XIUHTEZCATL MARTINEZ(シューテズカトル・マルティネス):環境活動家& ラッパー・CARLOTTA KOHL(カーロッタ・コール):アーティスト & フェミニスト・EZINMA(エズィーマ):ヴァイオリニスト & 活動家・KIMBERLEY DREW(キンバリー・ドリュー):アートキュレーター & 反人種主義活動家・KYLE(カイル):フィールグッド・ラッパー・MADAME GANDHI(マダム・ガンディー):ミュージシャン & 女性権利活動家・TOPHER BROPHY(トファー・ブロフィー):インフルエンサー & 動物愛護家エズィーマ:ヴァイオリニスト & 活動家(左)カーロッタ・コール:アーティスト&フェミニスト(右)環境にも人にもいいプロダクトとはまた、Gapは先ほど紹介した新たなコンセプトにとどまることなく、環境や人に優しい取り組みを実践している。称して“Gap for Good”というらしい。当ブランドのアイコンともいえるデニムの加工過程では、地球環境に配慮して水の使用量を20%抑え、なおかつ、柔らかく体に合わせてフィットする心地よい生地に仕上げる洗い加工技術「Washwell(ウォッシュウェル)」を導入している。さらにベター・コットン(*2)という、人の健康や地球環境、生産者の労働環境に配慮した生産方法で作られたコットンを使っていく動きがあるなど、地球環境や、消費者、生産者の健康面においてより持続可能性の高い製品づくりに向けて当ブランドは動いている。2021年までにはGapのプロダクトすべてに使われるコットンをベター・コットンにする目標を掲げているなど、持続可能性を追い続ける動きは止まらない。(*2)ベター・コットン・イニシアティブ(BCI)という、人の健康や地球環境、生産者の労働環境を配慮してコットンの生産をしていくことを推進しているプログラムのもと、一定の基準を満たしたコットンのことチェラ・マン:アーティスト&トランスジェンダー活動家“Good”の連鎖世界的カジュアルファッションブランドGapがこのような動きを見せているのは、ファッション産業だけではなく、その枠を超えて、人々がさまざまな分野において倫理的な考え方や持続可能性に対する意識をもつことを大きく広げるきっかけになるのではないだろうか。Gapのオプティミスティック(*3)な世界観も、地球規模で考えた“いいこと”への動きがあってこそより色濃いものに感じられるのだろう。飲み水をとることさえもままらない人、自身が持つ性別への観念が人々に当然のように認めてもらえない人など、いまだに生きているなかで享受できて当たり前に思える行為や権利から離れた人が数多く存在する現状がある。ぜひ、身近なところから“いいこと”に挑戦していってほしい。最後には“Good”があなたのもとに還ってくるはずだから。情けは人のためならず、は本当かもしれない。今秋はそんなポジティブマインドを備えたGapの「Good Creates Good」な一着をどうだろうか。(*3)物事を明るく、いい方向に考えるような考え方を表すGap(ギャップ)Website|Facebook|Twitter|Instagram1969年にサンフランシスコで生まれたGap。世界で最もアイコニックなアメリカンカジュアルスタイルブランドである。ベーシックなアイテムを基盤にトレンドを落とし込んだデザインが施されているのが特徴。現在、世界中でおよそ1600以上のストアでカスタマーと関わり続けている。Gap FALL2018 グローバルキャンペーン「Good Creates Good」Good Creates Good – Goodは拡がる。 Goodなプロダクト。Goodなフィット。地球にもGood。 使用する水量を抑え、持続可能な素材を用いることで生まれる好循環。 そのGoodは、また戻ってくる。 今シーズン、Gapでは、さまざまな分野で活躍する活動家をフィーチャーし、Goodなフィットで環境にもGoodな商品をお届けします。
2018年08月30日『ジェイ&サイレント・ボブ 帝国の逆襲』などで知られるケヴィン・スミスが、半年で約23キロの減量に成功したことが分かった。監督、脚本家、プロデューサー、俳優とマルチに活躍してきたケヴィン。「大きな身体」がトレードマークだった彼は、今年2月に重度の心臓発作で緊急入院して以来、健康にフォーカスしてきた。そして昨日、半年で116キロから93キロに減量したことをSNSで報告。入院後に医師から「あなたが自分のためにすべきことは、23キロ痩せることね!」とアドバイスを受け、見事に達成した形だ。現在の体重は、高校時代ぶりの「最軽量」とのこと。さらに「あと4キロほど落として出生時体重になりたい!」とジョークを混ぜながら意欲を見せている。ケヴィンの減量は「ダイエットというより、ライフスタイルをチェンジした結果」だそうで、細身でヴィーガンの娘をお手本に肉と乳製品を止めて野菜中心の食生活に変えたという。また、米大手ダイエット企業「ウェイト・ウォッチャーズ」のプログラムにも参加し、アンバサダーにも就任したようだ。ケヴィンのSNSの最新投稿には、2008年に過去最高体重だった150キロのケヴィンと、現在のケヴィンの顔写真が「Before」「After」として並べられている。体重差は58キロ!ケヴィンはこうして過去と現在の自分の写真を比較して遊び、「太っている方の自分は、まさか将来こんな姿になっているとは思っていなかっただろうね」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2018年08月28日昨年10月、かつて共演した未成年俳優への性的暴行を告発され、現在は無期限の謹慎状態にある名優、ケヴィン・スペイシー(59)。その出演最新作『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』の初日興行収入がわずか126ドル(約14000円)だったとThe Hollywood Reporterが報じている。同映画は、『ベイビー・ドライバー』主演のアンセル・エルゴート(24)、『キングスマン』のタロン・エガートン(28)ら若手人気俳優が主演する注目作。しかし、スペイシーが重要な役を務めていることから出演シーンには手を加えることはせず、先月ビデオ・オン・デマンドで配信。そして8月17日に米国内の8館のみで限定公開されたが、初日の興行収入は126ドル、18日は162ドルに留まった。同じ週に公開された作品の興行収入1位は、『Crazy Rich Asians』で2520万ドル(約27億8千万円)だった。スペイシーを最初に告発したのは、舞台俳優としても活躍するアンソニー・ラップ(46)だった。彼は14歳のときに、舞台で共演したスペイシーに性的暴行を加えられそうになったことを、ハリウッドのMeToo運動の最中に告白した。スペイシーはこれを受けて謝罪し、自身がゲイであることを認めた。さらに、若い俳優たちにセクシャルハラスメントを繰り返していたことを多くの関係者が証言したことで、スペイシーのキャリアは完全に終了。人気ドラマ『ハウス・オブ・カード』はクビになり、エージェントとの契約も打ち切られた。制作元のヴァーティカル・エンタテインメントは、この映画が完成した2年前にスペイシーの暴行事件は公になっていなかったとして、公開に対する理解を求めた。日本では11月に劇場公開が予定されている。
2018年08月20日8月16日に60歳の誕生日を迎えるマドンナ。ついに還暦となるが、公私ともに精力的に活躍中だ。■現在は4人の子どもとポルトガル在住実子2人と養子4人という6人の子を持つ母だが、12歳になる次男デヴィッドがポルトガルのサッカー・チーム「ベンフィカ」のユースアカデミーに入ったことから、アフリカ南東部のマラウイ共和国から迎えた4人の養子たちと首都・リスボン近郊の豪邸で暮らしている。■最新の交際相手は31歳のイケメン・モデル8月11日に18歳になった長男ロッコの父である映画監督のガイ・リッチーと離婚後も、年の離れた若い男性とばかり浮名を流してきたが、現在のお相手であるモデルのケヴィン・サンパイオも31歳。マドンナが2015年に発表した「Bitch I’m Madonna」のミュージック・ビデオに出演したのが出会いのきっかけで、昨年6月にマドンナが32歳下のアブバカル・スマホロと破局後に交際が始まった。ポルトガル移住の理由は、息子デヴィッドの才能を伸ばすのが1番の目的だが、実はケヴィンがポルトガル人で同国在住なのも大きなポイントだ。ケヴィンは兄弟のジョナサンと双子モデルとして、「ドルチェ&ガッバーナ(Dolce&Gabbana)」や「ヴェルサーチ(Versace)」など高級ブランドと仕事をしてきた実績の持ち主。デートするようになってもメディアに軽々しく話したりしない口の堅さにマドンナが惚れ込んだようだ。お互いのSNSに登場することもないが、リスボンの街を一緒に歩く姿は時々目撃されていて、人目を極力避けながら交際は続いている様子。■ポルトガル移住の理由はトランプ大統領!?「VOGUE」イタリア版のインタビューによると、ポルトガル移住のもう1つの理由はトランプ大統領。昨年の大統領就任式翌日の抗議デモで、落胆と怒りから「ホワイトハウスを爆破しようかと考えた」と過激発言をして物議を醸し、その後も不支持を表明してきたマドンナは「少しの間、アメリカを離れたかった。いまはアメリカにとって最良のときじゃないでしょ」と語っている。新天地での生活には大きな影響を受けたらしく、今年の暮れまでにはポルトガルをテーマに、現地のミュージシャンたちと共演するニュー・アルバムをリリースする計画もあると話している。■息子との確執も乗り越え、和解マドンナがかなり厳格な教育ママなのは有名で、ロッコは厳しすぎる母の元を飛び出して、一時期父親と暮らしていたこともある。だが、昨年には和解し、休暇やクリスマスも一緒に過ごすように。マドンナのインスタグラムには家族ショットや、息子自慢や娘自慢がしばしば投稿されている。7月には21歳の長女・ローデス、ロッコ、デヴィッド、12歳のマーシー・ジェームズ、5歳になる双子のエスター&ステラも一緒に家族全員でマラウイ共和国を訪問。昨年マドンナが同地で開院した同国初の小児病院を訪れた。デヴィッド以下4人の養子をマラウイから迎えたマドンナは同院を次女にちなんで、マーシー・ジェームズ小児病院と命名している。マドンナは誕生日を記念して、8月31日までマラウイの子どもたちを支援するための募金をFacebookで呼びかけている。自身が設立した「レイジング・マラウイ」基金が運営する児童擁護施設「Home of Hope」に寄付するもので、目標額は6万ドル。8月8日現在で19万9,483ドルと目標金額を上回る寄付が寄せられている。(text:Yuki Tominaga)
2018年08月16日「スパイダーマン」シリーズより、『スパイダーマン:ホームカミング』の続編となる映画『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』が2019年6月28日(金)に公開。主演はトム・ホランドが続投する。『スパイダーマン:ホームカミング』待望の続編へ2017年8月に公開された映画『スパイダーマン:ホームカミング』の主人公ピーター・パーカーは、これまでの「スパイダーマン」とは異なり、若干15歳のマーベル史上最年少ヒーロー。物語の中で、“やんちゃな若者”から真のヒーローになっていく成長と奮闘が描かれていた。何度も壁にぶち当たりながらも、一途に夢を追おうとする姿の世界中の共感を呼び、全世界興収8億8千万ドルを超える大ヒットを記録。主人公ピーター・パーカー/スパイダーマン役を新進気鋭の若手俳優トム・ホランドが演じたことに加え、ロバート・ダウニー・Jr演じるアイアンマン/トニー・スタークとの競演も大きく注目された。舞台はニューヨークからヨーロッパへ『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』では、“ホーム”であるニューヨークを離れ、ヨーロッパへと舞台を移す。ピーターは親友のネッドやMJたちと2週間の夏休み旅行へ出かける。そこでピーターの前にS.H.I.E.L.D.の長官、ニック・フューリーが突如現れ、ピーターにミッションを与える。ニックによると、エレメンタルズが各国を危機に陥れているというのだ。アベンジャーズの力は借りられない。ニックは異次元から来たというミステリオをピーターに紹介し、ミステリオとピーターと共に敵に立ち向かっていくのだが…エレメンタルズ脅威とは、風、水、火、土の四大元素のうちの一つを操る“エレメンタルズ”は巨大なクリーチャー。ブラックホールから生まれたという。ミステリオの地球にも現れた。新たなミッションに挑戦するため、ピーターには4種類のスーツが用意される。赤×黒や真っ黒といった初登場のスーツに身を包んだピーター姿にも注目だ。ピーター・パーカー/スパイダーマン -トム・ホランド続編となる『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』。スパイダーマン役は前作に引き続きトム・ホランド。彼は、「ピーターは本当に子供っぽい。だけど、放課後にスパイダーマンになろうとも、学校では一生懸命に勉強をする。それがかっこいい。」と語っていた。そういったピーターの姿から、特に若い人達に向けて大きなメッセージを伝えていきたいそうだ。ミステリオ(=クウェンティン・ベック) - ジェイク・ギレンホール今回の敵(ヴィラン)は“ミステリオ”で原作ではとても人気の高いキャラクターだ。コミックではテクノロジーを駆使して戦う。実力派俳優ジェイク・ギレンホールが演じる。MJ役 - ゼンデイヤ『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』でも登場していたが特にロマンスは描かれなかった。知的でさばさばした印象。ピーターとの進展はあるのか?ピーターの親友ネッド - ジェイコブ・バタロン親友ネッド役のジェイコブ・バタロン。前作で作品の多くの笑いを与えてくれた愛すべきキャラ。学力に優れ、コンピューターにも強く、ピーターの強い味方となった。ニック・フューリー - サミュエル・L・ジャクソンシールドの長官であり、アベンジャーズ発案者の1人。マーベル作品に欠かせない存在となっているニック・フューリーは、新たな”脅威”と戦うた必要があるとピーターにミッションを与える。ニック・フューリーを演じるのはもちろんサミュエル・L・ジャクソン。監督も、前作から引き続きジョン・ワッツが務める。彼は、ミステリオについて、「コミックの中では魅力的なヴィラン。ミステリオがヒーローとして描かれる彼は、今まで誰も見たことがないんです。彼と、スパイダーマン、フューリーがチームを組んで、脅威と戦うというアイデアはとてもエキサイティングですね。」と話している。映画『アベンジャーズ/エンドゲーム』を“見た人だけ”に、ネタバレ含む予告予告映像では、本作が、アベンジャーズシリーズ完結編として公開された『アベンジャーズ/エンドゲーム』での戦いを経た物語であることを示す重要な内容も明らかになっている。重要なネタバレを含むので、この映像は『アベンジャーズ/エンドゲーム』を見た人のみ楽しんでほしい。作品詳細『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』あらすじピーターは夏休みに、学校の友人たちとヨーロッパ旅行に出かける。しかしそこでニック・フ ューリーが突如現れ、ピーターにミッションを与える。目の前に立ちはだかる危機の大きさに、「僕はただの“隣人”だ」とピーターは怖気づくが、ニックはその使命をスパイダーマンに託す。ヴェネチア、ベルリン、ロンドンといったヨーロッパ都市をはじめ、各国を危機に陥れるのは、炎や水など自然の 力を操るクリーチャーたち。世界に危機が迫る中、ニックはミステリオをピーターに引き合わせる。“別の世界”から来たという彼もまた、ピーターと共に敵に立ち向かっていく。そしてこの戦いに、ソ ーやキャプテン・マーベルの力は借りられない。ピーター=スパイダーマンはこの危機をどう乗り越えていくのか? 今、世界は彼に託される・・!『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』原題:Spider-man:Far From Home日本公開:2019年6月28日(金)全国ロードショー監督:ジョン・ワッツ脚本:クリス・マッケナ & エリック・ソマーズ原作:スタン・リー、スティーヴ・ディッコ製作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカルキャスト:トム・ホランド、サミュエル・L・ジャクソン、ゼンデイヤ、コビー・スマルダーズ、ジョン・ファヴロー、J・B・スムーヴ、ジェイコブ・バタロン、マーティン・スター 、マリサ・トメイ、ジェイク・ギレンホール
2018年08月05日『デッドプール』シリーズやNetflixの『ヒットマンズ・ボディガード』などコメディでの活躍が目覚ましいライアン・レイノルズが、『ホーム・アローン』をR18作品にリメイクするようだ。タイトルは『Stoned Alone(原題)』。Deadlineが入手した大まかなプロットによると、主人公は家で大麻草を育てる20代のダメな若者。スキー旅行に行くはずが飛行機に乗り遅れてしまった彼は、ハイになるために涙ぐましい努力をする。やがて誰かが家の中に押し入る妄想に襲われるが、実際に家には強盗が侵入していた。幻覚と本物の泥棒たちから家を守るために、ハイになった状態で孤軍奮闘する。脚本は来月公開予定のブラックコメディ『The Package』を手がけたケヴィン・バロウズとマット・マイダーが既に完成させている。監督は女優出身でプロデュース、監督、脚本も自らこなすオーガスティーン・フリッツェル。今回、レイノルズはプロデューサーを務め、出演はしないようだ。キャスティングは未定。『ホーム・アローン』のマコーレー・カルキンは今回の主人公像にもぴったりだが、現在37歳という年齢がネックだ。
2018年07月27日愛して止まないパリのスイーツ。日々懇々と進化し続けているので、パリ在住者であってもスイーツ巡りは欠かせない日課です。 フランスの人気パティシエとも交友関係を持つパティシエの友人 ビスキュイテリエ・グルマンディーズの結子さんと、毎年恒例のパリ パティスリー巡りを敢行。今回はペルルの取材として、3日間「パティシエが巡るパリのスイーツ店」に密着して参りました。 では、早速研究熱心な結子さんの目線でのパリ スイーツ巡りを覗いてみましょう! 1日目。朝からパティシエ結子さんはマレ地区にあるレバノン菓子のお店「ALEPH(アルフ)」へ。私もパリ在住の友人も頻繁に通う最新パティスリーで絶賛オススメ中のところです。 パイ生地を使った『Nis(「ニ」と読みます。仏語訳「鳥の巣」という意味)』を模した形の台にクリームを流し込んだお菓子を2個3個頬張りました。 ハーブやお花を材料にしているなんとも可愛らしく夢のあるコンテンポラリーなレバノン菓子です。 ここから見出す表現の数々は、彼女に大きな財産になっていたように思います。 ランチを終え、その足でスイーツ巡りは続きます。ランチでもしっかりデザートを平らげる姿勢は、食に纏わる職人の根性であり、同時に素晴らしい胃袋を持っているのだなと感心してしまいます。 さて、最近話題の17区 「KL Pattiserie(カー・エル・パティスリー)」にお邪魔します。 私はランチでお腹がいっぱいになりましたが、さすがパティシエ。フランスのプリン「フラン」をご注文。一口味見させて頂くと、なんとも新鮮なバニラの贅沢なふくよかさ、そしてプリンにもほど近い口どけの良い上品なフランがやって参りました。これは久々の感動。 そしてこちらがパティシエ。ケヴィン・ラコトゥさん。とてもフレンドリーな方。彼からこの繊細なお味が生み出されているのですね。 お腹がいっぱいの私はこれらを購入。夜のお供に。 パティシエのお母様が「止まらないから気をつけて!」とおっしゃっていた通り、と、止まらないではないですか。。。危ないお菓子です。ノワゼットのキャラメリゼ(右)、エピスのビスケット(左)。 ランチ後の店内は、地元のマダムで賑わっておりました。 17区からほど近いピガールへ移動。 こちらがかの有名なムーランルージュ。これを横目にスタスタ。目指すは世界からお客さんが集まるこちらのお店「A L’ETOILE D’OR(ア・レトワール・ドーロ)」。 結子さんは「こういうお店をやりたい。」と昔から話しています。全くブレていません。こちらのマダムの可愛いらしいこと。この世界では彼女を知らない人はいないほどの有名人でございます。 マダム アカボ。三つ編みとキルトスカートがトレードマーク。チャーミングなスタイルです。 いつも行くたびにたくさんのお菓子の話、パリの時代の移り変わりなどを語ってくれます。コミュニケーションが取れるお菓子屋さんって、大事な存在ですね。 ただお菓子を販売するだけがお菓子屋さんの仕事ではないこと、これを教えてくれた貴重な人生の先輩です。ありがたい成熟した社会が、ここパリにはあります。 フランス菓子のセレクトショップですが、ここでしか買えないものが幾つかありますが、なんといっても「Bernachon(ベルナシオン)」のショコラ!これは購入必須です。 マダム アカボの楽しい話があるゆえに、その三つ編みに後ろ髪引かれる思いのまま、こちらのお店を後にします。マダムまたね! 次なるは10区のグルメ街、マルティル通りへ。 2区モントルグイユに引き続き、新たにここに「FOU DE PATISSERIE(フー・ド・パティスリー)」の2号店が誕生しました。この日はまだ出来たて一週間目です。店内はまだ工事の匂いがほんのり残っていました。 パリにある敏腕パティシエのケーキや焼き菓子などのスイーツが日替わりなどで店頭に並びます。 本も出版しています。サイン会なんかも催しており、イベント好きには要チェックの人気店です。 本日はこれでひとまず閉幕です。 ロゼでおつかれさまの乾杯儀式。また明日!「Day2」に続きます。 パティシエの結子さんとフランス伝統菓子を愛する私の「パリ最新スイーツ巡り2018」は、パリのパティスリーの進化を発見し、新たな自分試しのきっかけとなりました。 近年では日本に進出するパティシエも多くいますが、パリで出会って食するのと、日本で食するのとでは空気の違いなのか、同じものには思えないのが不思議だと思っています。その土地で生まれたものはその地で消費することが一番美味しいということでしょうかね。 お知らせですが、そんな私たち二人の企画するイベントを、ありがたいことに今年も執り行う運びとなりました。昨年同様に結子さんのお店にて期間限定で「フランス伝統菓子とアンティークの小さなグラス展」と題して企画しました。 写真はケルシー産の高品質くるみのチョコがけのフランス伝統菓子ですが、特に白いものは希少なものとなっています。日程はお盆明けを予定しています。詳しくはインスタグラムにて情報をご覧いただけるようにしております。 「フランス伝統菓子とアンティークグラス展」期間:7月27日(金)〜8月4日(土)※定休日:日曜、月曜場所:Biscuiterie Gourmandise(ビスキュイテリエ・グルマンディーズ)住所:愛知県名古屋市千種区鹿子殿9-2※店舗専用駐車場はございません。予めご了承ください営業時間:10:30~19:00インスタグラム:※フランスのアンティークものは一点ものになります。数に限りがございますので、コンディション、数量など予めご了承ください。 フランス伝統菓子にも多くお取り扱いすることができす、数量限定でのご提供となります。よろしくお願いいたします。 文・福島 明子(パリ在住コーディネーター)インスタグラム
2018年07月26日映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』が、2019年1月18日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国ロードショー。サリンジャーの謎めいた半生が明らかに『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』は、2019年1月に生誕100周年を迎える小説家J.D.サリンジャーの謎に満ちた半生と、代表作「ライ麦畑でつかまえて」の誕生秘話を描いたもの。1951年にアメリカで初版が発売された「ライ麦畑でつかまえて」は、"青春のバイブル"として国や時代を超えて多くの人々に影響を与え、世界累計発行部数6,500万部を突破した20世紀を代表する名作だ。日本では、村上春樹による新訳も話題を呼び、今でも多くのファンに愛されている。映画では、20世紀半ばの煌びやかなニューヨークを舞台に、若き頃のサリンジャーが自身の作風を見つけようと試行錯誤する姿や、マンハッタン社交界のセレブとの恋、恩師との運命的な出会い、第二次世界大戦でのトラウマに苦しむ姿、そして名声と富を手に入れながら絶頂期に文壇から姿を消した理由...など、これまで謎に包まれていた天才作家の全てが明かされる。サリンジャー役にニコラス・ホルトサリンジャー役は、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』、映画『X-MEN』シリーズなどへ出演するほか、トム フォード(TOM FORD)のキャンペーンモデルも務めるなど、マルチな才能を発揮するニコラス・ホルト。サリンジャーの才能を開花させたコロンビア大学の教授で、文芸誌ストーリーの編集者ウィット・バーネット役は『ベイビー・ドライバー』などに出演したケヴィン・スペイシーが演じる。メガホンを取るのは、ハンガー・ゲームシリーズ完結編2部作『ハンガー・ゲーム FINAL:レジスタンス』『ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューション』の脚本家で、俳優でもあるダニー・ストロング。原作の映画化権を自ら取得し、長編初監督に挑む。ストーリー1939年ニューヨーク。大学中退を繰り返していた20歳のサリンジャーは、作家を志しコロンビア大学の創作学科に編入する。愛読書「グレート・ギャッツビー」さながらマンハッタンの社交界に顔を出し、セレブのウーナ・オニールと電撃的な恋に落ちる一方で、大学教授ウィット・バーネットのアドバイスのもと書き始めた短編を出版社へ売り込むが、ことごとく断られつづける。ようやく、自分の分身ともいえるホールデン・コールフィールドを主人公にした短編「マディソン・アヴェニューのはずれでの小さな反抗」がニューヨーカー誌に掲載決定という吉報が舞い込むがその矢先、太平洋戦争の勃発により、掲載はキャンセルとなってしまう。招集を受け失意のまま戦地に赴いたサリンジャーに追い打ちをかけるように、アメリカに残して来た恋人ウーナがチャーリー・チャップリンと結婚するというニュースが届き、やがてノルマンディ上陸作戦に参加し、最前線の地獄を経験するサリンジャー。終戦後も戦争のトラウマから長らく執筆にとりかかることができなかったが、もがき苦しみながら完成させた初長編「ライ麦畑でつかまえて」は文壇の常識を破って発売直後から大反響を呼んでベストセラーとなり、サリンジャーは一夜にして時の人となる。突然スターダムに押し上げられ名声も富も手に入れたサリンジャーだったが、次第に世間の狂騒に背を向けるようになる…。【詳細】映画『ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー』公開日:2019年1月18日(金)TOHOシネマズ シャンテ他全国ロードショー出演:ニコラス・ホルト、ケヴィン・スペイシー、ゾーイ・ドゥイッチ、ホープ・デイヴィス、サラ・ポールソン監督/脚本:ダニー・ストロング製作:ブルース・コーエン、モリー・スミス原作:「サリンジャー 生涯 91 年の真実」原題:REBEL IN THE RYE
2018年07月22日昨年、アンソニー・ラップに約30年前のセクハラ行為を告発され、謝罪するとともに同性愛者であることを公表し、「問題をすり替えている」ことでも問題となったケヴィン・スペイシー。主演していた人気ドラマ「ハウス・オブ・カード 野望の階段」は打ち切りとなり、アンソニー以外の被害者からも告発を受け、俳優人生が危ぶまれていた。ケヴィンのセクハラ行為はアメリカのみならず、イギリスをも騒がせていた。今年1月までにイギリスでは3人の被害者から訴えられていたケヴィンだが、2月に2人、4月に1人とさらに3人増え、現在6人の事件に関する調査が行われているという。被害者はすべて男性。1997年に『L.A.コンフィデンシャル』でケヴィンと共演したガイ・ピアースは、つい先日トーク番組でケヴィンについて尋ねられ、「素晴らしい俳優だ。信じられないくらいすごい俳優だ。一緒にいるのはちょっとつらかったけどね…。ベタベタ触ってくるから。あのとき、ぼくは29歳で、14歳じゃなかったことが幸いだよ」とコメント。14歳でセクハラ被害にあったアンソニーを案じた。また、1995年に『ユージュアル・サスぺクツ』で共演したベニチオ・デル・トロは「The Independent」紙に「被害者たちが気の毒だ。彼についても残念だね。でも、被害者たちを一番に考えなければ。彼にどれだけの才能があっても、そんなことは関係ないんだ」とケヴィンを突き放した。(Hiromi Kaku)
2018年07月04日マーベル・スタジオ最新作『アントマン&ワスプ』のワールドプレミアが、現地時間6月25日にアメリカ・ロサンゼルスにて開催。主人公アントマン/スコット・ラング役のポール・ラッド、相棒ワスプ/ホープ・ヴァン・ダイン役のエヴァンジェリン・リリーら豪華キャストが登場し会場を沸かせた。映画史上最小にして最強のヒーロー&ヒロインが贈る、ユーモアあふれるバディ・アクション・ムービー『アントマン&ワスプ』。7月6日の全米公開に先駆けて行われた今回のプレミアでは、レッドカーペットの会場となったチャイニーズ・シアターにはコスプレしたファンも大勢集まり、さらに会場の外にはこの日入れなかった多くのファンが詰めかけるなど、会場周辺は大盛り上がり。そしてまずレッドカーペットには、日本でも大人気の海外ドラマ「LOST」シリーズなどで知られるワスプ役のエヴァンジェリンが、シルバーのスタイリッシュなドレスで登場。「2人の関係がとても魅力的なの!」と話す彼女は、アントマン(スコット)との関係について「彼らは陰と陽とでもいうような正反対の関係で、たまにぶつかりあったりもする。賢くて鋭いワスプに対して、感情的で、ドジばかりふんでしまうスコットがちょっとかわいいの。そんな2人の微妙な関係がとてもいい感じなの」と見どころをアピール。製作を務めたケヴィン・ファイギは、「今年公開された『ブラックパンサー』、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』そして今回の『アントマン&ワスプ』は全く異なるテイストの映画」と断言し、「『インフィニティ・ウォー』を観た方は劇場を出たあとでちょっとショックが大きかったかと思いますが、今作のアントマン&ワスプを観たら、きっと明るい気持ちになりとても楽しめるものになっているのではと思います」と自信を見せている。そしてこの日一番の大歓声が巻き起こったのは、“最小にして最強のヒーロー”アントマンを演じるポールの登場時。ファンからのサインや写真撮影のリクエストに快く応じ、会場中を虜にしていた。「この作品を見れば、発見もたくさんあるし、それ以上に興奮することがいっぱいあると思う」そう語ったポールは、「とにかくビジュアルがものすごいし、面白い。もちろんマーベルファン、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見た人が興味深いって思うポイントもこの作品にはあると思うよ」と本作とアベンジャーズの繋がりをほのめかすコメントを残していた。ほかにも、会場には『レディ・プレイヤー1』などに出演する若手女優で、本作では謎に包まれた女性ヴィラン、ゴーストを演じるハンナ・ジョン・カメン、ハンク・ピム役のマイケル・ダグラス、その妻で本作での重要なキーマン、ジャネット・ヴァン・ダイン役のミシェル・ファイファー、そしてペイトン・リード監督などもレッドカーペットに登場。リード監督は、「この作品から、ローレンス・フィッシュバーンが加わってくれた。これまで機会がなかったんだけど、ずっと働きたいと思っていたからとてもうれしかったよ。そして、なんといってもミシェル・ファイファーだ!彼女は僕の夢のキャストで、ずっとジャネット・ヴァン・ダインをやってほしいと思っていた」と興奮気味語り、「こんな夢のキャストが脇を固めるこの作品は本当に素晴らしいよ!」と今回キャスティングに大満足していると話していた。『アントマン&ワスプ』は8月31日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アントマン&ワスプ 2018年8月31日より全国にて公開©Marvel Studios 2018
2018年06月27日◼︎チャーミングなダーク・コメディDRESS読者のみなさん、こんにちは。今回みなさんにご紹介したいのは、一風変わったダーク・コメディ『ブリグズビー・ベア』。米サンダンス映画祭でグランプリにノミネートされ、ナショナル・ボード・オブ・レビュー(米国映画批評会議)のインディペンデント映画TOP10にも選出された作品です。主人公は、幼い頃に誘拐されたた25歳の青年ジェームス。彼は子どもの頃から毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育ちます。ある日、彼は警察に救出され、生まれて初めて外の世界に触れることとなり……。サスペンスフルな入り口のストーリー展開からは予測できない、ハートウォーミングなラストをぜひお楽しみください!◼︎『ブリグズビー・ベア』のストーリー外気から遮断された小さなシェルターで、両親と3人で暮らす25歳の青年ジェームス。子どものころから、毎週ポストに届く教育ビデオ「ブリグズビー・ベア」を見て育った彼は、ブリグズビーの番組研究にいそしむ日々を過ごしていた。だが、そんなある日、警察がジェームスを保護し、両親は逮捕されてしまう。実は、両親だと思っていたふたりは25年前に赤ん坊だったジェームスを誘拐し、隔離して育てていたのだった。ブリグズビー以外の番組は見たことがなく、両親だと思ってたふたり以外の人間に会ったこともないジェームスは、突然訪れた外の世界に困惑してしまう。本当の両親、高校生の妹と一緒に暮らすことになったジェームス。しかし子どもの頃から見ていた「ブリグズビー」は、逮捕された偽の両親がジェームスの教育のためだけに作っていた番組だったことを知り、今後新作ビデオが届かないことに落胆する。だが、本当の父親と映画館を訪れたジェームスは、映画作りに興味を持ち、自身で映画版「ブリグズビー・ベア」を撮ることを決意し……。◼︎VHS愛に溢れた「ブリグズビー・ベア」の世界観本作のスタッフは、毎週ジェームスの元に届く劇中番組「ブリグズビー・ベア」を、1980年代の子ども番組として、リサイクルショップで見つけた古いVHSテープの中で見たようなものに仕上げたかったと言います。1985年に発売された、元祖”おしゃべりおもちゃ”であるクマの「テディ・ラクスピン」からアイデアを得たというブリグズビー・ベア。背中に入れられたカセットに合わせて話したり、歌ったりする仕掛けを参考にしたそう。5人のイラストレーターの協力を得て、何週間もかけて完成させたというブリグズビー・ベアのデザインは、その可愛い風貌の中に、どことなく怖さも感じさせます。そんなブリグズビー・ベアが動く同番組は、傑作SF映画へのオマージュと、古き良きVHS愛を感じる世界観に溢れ、観る者に強烈なノスタルジーを呼び起こします。◼︎製作陣が描きたかったもの地下シェルターで外の世界と断絶された暮らし――そんな特殊な状況に25年間も置かれていた主人公のジェームス。誘拐犯である、偽の両親から与えられていた「ブリグズビー・ベア」ですが、救出され、本当の家族と出会ったあとも、彼のなかにはブリグズビー愛が残ります。そして、彼は映画版「ブリグズビー・ベア」を自らの手で生み出そうとすることで、友だちを作っていくのです。「この映画を見て、自分も誰かのために何かを作れるのだ、ということに気づいて欲しい。観客には、アートを創造し分かち合うことは異文化や異なる生まれの人々をつなぐことができるという考えを映画館から持ち帰ってもらいたい。アートは社会を結束する一助となり、人と違っていてもいいということを教えてくれるんだ」と、本作の制作メンバーは語っています。一風変わったストーリーながら、心にしっとりと残る温かいラストに心癒される本作。『スター・ウォーズ』シリーズの”ルーク・スカイウォーカー”ことマーク・ハミルが出演しているのもファンにはうれしいポイントです。気になった人はぜひチェックしてみてくださいね!◼︎『ブリグズビー・ベア』公開情報『ブリグズビー・ベア』6月23日(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか公開監督:デイヴ・マッカリー/脚本:ケヴィン・コステロ、カイル・ムーニー出演:カイル・ムーニー、マーク・ハミル、グレッグ・キニア、マット・ウォルシュ、クレア・デインズ配給:カルチャヴィル上映時間:97分公式サイト:www.brigsbybear.jp© 2017 Sony Pictures Classics. All Rights Reserved.
2018年06月22日近年、『グレイテスト・ショーマン』や『ヴェノム』といったエンターテインメント大作から、『マンチェスター・バイ・ザ・シー』、『ワンダーストラック』といった人間ドラマの佳作まで、次々と話題の作品に出演し、その演技力と存在感が高い評価を受けているミシェル・ウィリアムズ。日本でも女性層から高い支持を集めるミシェルですが、彼女の主演映画で、いま世界中で大きなうねりを起こしている「#MeToo」ムーブメントとも非常に深い関わりを持つ映画『ゲティ家の身代金』が公開を迎えました。この映画が歩むことになった数奇な運命を紹介すると共に、本作を通じて女優としての高評価みならず、ひとりの女性として、多くの人々に勇気を与えることになったミシェルの魅力、彼女の女優という仕事に対するスタンスについてもお伝えします!■「#MeToo」運動の広がりの中、公開直前にケヴィン・スペイシーが降板!映画『ゲティ家の身代金』は1973年に実際に起きた、世界一の富豪である石油王ジャン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件を題材にした作品。なぜこの映画が、ここまで社会の大きな注目を集めることになったのか? 発端は、ハリウッドのみならず、世界中をその後、揺るがすことになる、米大物プロデューサーの長年にわたるセクハラ、性暴力に対する被害者の実名告発――いわゆる「#MeToo」ムーブメントです。この「#MeToo」ムーブメントが広がりを見せる中、全米での公開直前、特殊メイクによって80歳のゲティを演じていたケヴィン・スペイシーにセクハラ疑惑が持ち上がり、ケヴィンは同役を降板することが決定。映画は公開中止の危機を迎えます。■代役にクリストファー・プラマーを起用も、追加撮影のギャラに男女間で1500倍の開き?しかし、リドリー・スコット監督をはじめとする製作陣はすぐにゲティの登場シーンの再撮影を決断! 代役を名優クリストファー・プラマーに依頼し、わずか9日間で追加撮影を行ない、予定通りの公開にこぎつけます。なお、88歳のクリストファーは同役でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされ、同賞演技部門でのノミネート最高齢記録を更新しました。ところが、一難去って、また一難!この追加撮影に参加した俳優陣へのギャラに関して、男女間での大きな賃金格差が発覚します。元CIAの人質交渉人を演じたマーク・ウォールバーグと人質の母親・アビゲイルを演じたミシェルとの間で、実に1500倍もの開きがあったことが報じられます。なお、マークはその後、追加撮影のギャラ150万ドル(約1億6,000万円)を全額、「#MeToo」ムーブメントの中で設立された基金「Time’s Up」にミシェルの名義で寄付することを表明しました。■40年以上前の事件を描いているのに現代社会と酷似?興味深いのは、40年以上前に起きた誘拐事件を題材にした本作の内容が、上記の本作を取り巻く一連の事件――つまり2018年の現状と大きく重なる部分が多いということ。ゲティは世界一の大富豪でありながら(だからこそ?)、凄まじいまでの守銭奴。誘拐された孫の身代金の支払いをにべもなく拒否するほか、映画でも彼がどれだけケチな男であったかが、細かいエピソードとともに描かれます。先述のマークは、俳優として「世界で最も稼ぐ男優」という称号を授かったこともありますが、彼が演じる交渉人が、身代金の支払いを拒否するゲティに「それだけ稼げば十分なんですか?」とつめ寄るシーンも!それに対するゲティの答えは…。また、当時はいまよりもさらに男女間の不平等が顕著であった時代。ミシェルが演じるアビゲイルは、愛する息子を救うために犯人グループやゲティ…いや、男社会そのものに対し、困難な戦いを挑みます。映画の公開を前に来日したミシェルはインタビューで「演じる中で、この映画が“いま”を描いているのだとわかった」と語っていました。この40数年で、社会における男女の在り方はどのように変わったのか?いや、変わっていないのか? サスペンスフルな物語、名優たちが織りなす人間ドラマを通じて、考えさせられます。■つらい境遇の母親役をなぜ?作品選びの基準は「家族との時間」!本作だけでなく、近年、母親役を演じることが多くなったミシェル。4月に日本でも公開となった『ワンダーストラック』では、主人公の少年・ベンを残して交通事故で亡くなってしまった母親を演じており、映画を通じてベンは、母の人生をたどっていくことに。また、昨年公開され、ケイシー・アフレックにアカデミー賞主演男優賞をもたらし、ミシェルも助演女優賞にノミネートされた『マンチェスター・バイ・ザ・シー』では、ある大きな哀しみに見舞われることになる母親を演じました。ミシェルはインタビューで自身が映画への出演を決める基準や演じる役柄について「いま、37歳で年齢的に言えば母親ではない役が来ることの方が珍しいわね。私自身も母親で、映画の中でまで母親を演じるなんて勘弁って気持ちもなくはないけど(笑)。出演を決める上で、一番大事にしているのは、家族との時間が合うかどうか。なるべく家族に負担を掛けたくないので、遠くに行かなくてよい作品や、ひと夏の撮影で済む作品を選んでいるわ。とはいえ今後、一生に一度と言えるチャンスが舞い込んで来たら、そのときは家族にいろいろお願いすることになるでしょうね」と明かしてくれました。ご存知の方も多いと思いますが、彼女の娘の父親は、『ブロークバック・マウンテン』で共演し、交際に発展した故ヒース・レジャー。ちなみに今回、共演したプラマーは、ヒースの遺作となった『Dr.パルナサスの鏡』でDr.パルナサスを演じていますが、ミシェルの娘さんは、映画『サウンド・オブ・ミュージック』が大好きで、同作でトラップ大佐を演じたプラマーの大ファンだそう。今回の撮影中も、ミシェルはプラマーに『サウンド・オブ・ミュージック』撮影当時の思い出をあれこれ聞かせてもらっていたとか。■年齢を重ねるのは「大歓迎!自分が自分であることが心地いい」実際に娘がいるからこそ、逃げたくなるような現実に立ち向かう母親を演じるのは精神的にも肉体的にもつらいのでは?と尋ねると「決して自分自身の人生と重ねて役を作っていくわけじゃないわ。どちらかというと伝記作家のような気持ちで役に向き合っているわ。『ミシェル・ウィリアムズなら?』という思考ではなく、そのキャラクターの視点で考えて、世界を見ることを意識しているわ」と語っていました。生き生きと女優という仕事を楽しんでいるように見えるミシェル。「年齢を重ねる上で、意識しているのは、幸せでいること。睡眠をとること。それから、たくさん水分を摂ることね」と笑いつつ、女優のアネット・ベニングの存在を“お手本”として挙げてくれました。「少し前に飛行機の中で、彼女が出演する『Film Stars Don’t Die in Liverpool』という映画を観たけど、その中の彼女がとっても美しかったんです。それから、別のあるパーティでのスピーチを目にする機会があったんだけど、洗練され、ウィットに富んでいて『あぁ、これが歳を重ねるということなら大歓迎だわ』と思ったの。歳を重ねるということが、知恵が付くということであるなら、それはプライスレスだと思うし、20代に戻りたいなんて思わない。自分が自分であることが、どんどん心地よくなってきているわ」。30代に差し掛かったころの『ブルーバレンタイン』、『マリリン7日間の恋』といった作品での彼女も美しく、魅力的ですが、本作をはじめ、近年のハリウッドでいま、最もカッコいい母としてのミシェルの美しさ、強さもぜひご注目あれ!(text:cinemacafe.net)■関連作品:ゲティ家の身代金 2018年5月25日より全国にて公開© 2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年05月28日ビョーク(Björk)をモチーフにしたTシャツが、ジャーナルスタンダード(JOURNAL STANDARD)全店および公式通販ベイクルーズストアにて発売される。ビョークは、1993年ソロアルバム『デビュー』を発表し、瞬く間に世界的なアーティストに成長。2016年には日本科学未来館にてビョークの展示プロジェクト「Björk Digital―音楽のVR・18日間の実験」を開催するなど、日本にも数多くのファンを抱えるアーティストだ。ジャーナルスタンダードでの展開が2度目となるTシャツは、音楽カメラマンとして世界で活躍するケヴィン・カミンズがビョークを撮影。真っ白なTシャツに身を包み、首をかしげたり、椅子に座ったり、様々なポーズをとるビョークを捉えた。Tシャツはメンズ・ウィメンズの展開で、メンズはホワイトまたはブラックのTシャツタイプ、ウィメンズは同じカラーラインナップでノースリーブバージョンで発売される。【詳細】Kevin Cummins × bjork 第2弾取り扱い店舗:ジャーナルスタンダード全店および公式通販ベイクルーズストア■メンズ・S/S TEE 6,000円+税カラー:ホワイト、ブラックサイズ:M、L、XL■ウィメンズ・Sleeveless TEE 6,000円+税カラー:ホワイト、ブラックサイズ:S、M
2018年05月19日全米で空前の大ヒット、全世界の映画業界をにぎわせたマーベル・スタジオ製作の超話題作『ブラックパンサー』。全世界歴代興行収入ではついに『ハリー・ポッターと死の秘宝PART 2』を上回り、歴代9位となった本作から、このたび、人気の秘密に迫る2つのボーナス映像が解禁された。先日発表された、全米最大級の映画とテレビの祭典「MTVムービー&TVアワード」では、最優秀賞を含む最多7部門にノミネートされた本作。全世界歴代興行収入は歴代9位となり、マーベル・スタジオ制作の単体ヒーロー作品としては、史上最大の興行収入を達成。今年4月に35年ぶりに映画が解禁されたサウジアラビアでは、記念すべき上映1作目に本作が選ばれた。さらにアメリカでは、ミシェル・オバマ元大統領夫人が「私も映画がとても気に入りました。この作品はあらゆるバックグラウンドの人々が内なる勇気を見いだし、それぞれの人生でヒーローとなるインスピレーションを与えてくれるはずです」とSNSに投稿するなど、世界中で話題となっている。■「ブラックパンサー」誕生時の秘話が明らかに解禁となった1つ目のボーナス映像は、原作者であるマーベル・コミックライターのドン・マクレガーや作品の制作陣が、「ブラックパンサー」誕生を振り返る貴重な映像。1966年にマーベル・コミックに初登場した「ブラックパンサー」がシリーズ化したのは1970年代。当時はアメリカの社会情勢が不安定だった上に、コミック読者も白人男性読者が多く、ブラックパンサーのようなアフリカ系のスーパーヒーローは類を見ない斬新なアイディアだった。「当時アフリカ系のキャラクターは少なかった。いまとは事情が違う。重要なキャラクターではなかったし、すぐ終わるだろうと思われていた。好きなように書けたのは、上層部の人間に読む暇がなかったからだ。3~4巻目で彼らが気づいた時は、話が続いていたのでやめさせるには遅すぎた」とマクレガーはふり返る。当時から革新的な作品だったブラックパンサーは、初登場から50年たったいまでも新作が出版されるほどの、人種と文化の境界線を越えた人気キャラクターとなったのである。■現代社会にも通じる架空の王国“ワカンダ”の設定とは?さらにもう1つのボーナス映像は、制作陣や豪華キャスト陣が、本作の舞台となっているワカンダ王国について説明する映像。ワカンダはアフリカにある架空の王国で、複数の部族が共存し、豊富な資源と先進的な技術を保有している。チャドウィック・ボーズマン演じる国王ティ・チャラが、ワカンダの資源と技術を世界に広めるべきか苦悩する様子が描かれるが、エムバク役のウィンストン・デュークはそれについて、「ワカンダは数百年間、一般社会の外で生きてきた。だがグローバル化の波を受け、外の世界に働きかけるかもしれない」と話す。また、衣装デザイナーのルース・カーターは、「現実に直結した物語よ。互いの理解を深める必要がある。私たちは文化の違いを取り戻すべきなの。今を共に生きているのだから」と言い、まさにグローバル化に直面している世界の状況が表現されているなど、現代社会にも通じる問題にフォーカスしていることが、世界中の関心を集めた要因のひとつといえる。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギも「こうしてブラックパンサーを映画スクリーンで描くことが出来ることに、私たちは大きな興奮を覚えています」と語る本作。今回解禁となった映像のほかにも、MovieNEXには制作の舞台裏や未公開シーン、キャスト陣のインタビューまで盛りだくさんのボーナス映像が収録されている。劇場のスクリーンでは絶対見ることができない貴重な映像も含まれており、『ブラックパンサー』の世界観をとことん楽しめそうだ。『ブラックパンサー』は7月4日(水)よりMovieNEXと4K UHD MovieNEX、4K UHD MovieNEXプレミアムBOX(数量限定)リリース、6月6日(水)より先行デジタル配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2018年05月17日マーベル・コミックスの4代目ミズ・マーベルのカマラ・カーンが「マーベル・シネマティック・ユニバース」の映画に登場するようだ。マーベル・スタジオのCEOケヴィン・ファイギが、イギリスのテレビ局BBCのインタビューで明かした。「いまはブリー・ラーソン主演の『キャプテン・マーベル』を撮影しているよ」とファイギは初代ミズ・マーベルであるキャプテン・マーベルの映画について触れた後、「キャプテン・マーベルに憧れてミズ・マーベルの名前を継いだ、イスラム教徒の女性ヒーローの作品も準備中なんだ」と語った。「まずは『キャプテン・マーベル』をみなさんに観て知ってもらおうという考えている」。2014年2月に発売されたコミック版「ミズ・マーベル」は、イスラム教徒で、女性、ティーンエイジャーという異色のヒーローを主人公とした作品。ミズ・マーベルの本名はカマラ・カーンで、ニュージャージー出身のパキスタン系アメリカ人だ。イスラム教徒が主人公となった単独コミックはマーベル史上「ミズ・マーベル」が初めてのことだという。(Hiromi Kaku)
2018年05月14日アイアンマン、キャプテン・アメリカ、ソーら、最強ヒーローが集結した究極のチームの壮絶なバトルと、常識を超えた破格のスケール、ユニークで魅力的なキャラクターたちのストーリーでファンを魅了する『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』。日本公開も待たれる中、“ラスボス”サノスと対峙する最強ヒーローたちがブルー、レッド、パープル、イエロー、グリーンという5色に色分けされたグループキャラポスターがお披露目された。今回解禁となった5種類のグループキャラポスターでは、それぞれのヒーローたちの“覚悟”、そして“闘志を燃やす”ような強い眼差しが印象的だ。さらに注目すべきなのが、キャプテン・アメリカやウィンター・ソルジャーらのブルー、アイアンマンやドクター・ストレンジ、スパイダーマンらのレッド、ソーやスター・ロードなどのパープル、スカーレット・ウィッチやヴィジョンなどのイエロー、そしてブラック・ウィドウやブラックパンサーらのグリーンという5色の演出。これは、強大な力を持つインフィニティ・ストーンの色を表しており、描かれたキャラクターとカラーの関連性が気になるところ。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギは、「インフィニティ・ストーンはとても強力な存在で、そのどれか1つでもあれば、世界を簡単に壊してしまうことができる。サノスはそのインフィニティ・ストーン6つをすべて手に入れようとする」と語っており、たった1つのストーンでも強力なパワーをもたらすことを示唆する。インフィニティ・ストーンは全部で6つ。スペース・ストーン(ブルー)は、空間移動を可能にする力をもち、パワー・ストーン(パープル)は、接触しただけでその星の生物すべてを消滅させる恐ろしい力を持っている。そのほかにも、あらゆる物質を暗黒物質(ダーク・マター)に変えるリアリティ・ストーン(レッド)や、人の心を自在に操れるマインド・ストーン(イエロー)、時間を操る力を得るタイム・ストーン(グリーン)と、すでに5つのストーンはその存在が確認できているものの、“魂を司る”といわれている最後の1つソウル・ストーン(オレンジ)だけは未だ謎に包まれたままだ。今回解禁されたグループキャラクターポスターでもオレンジの色だけが抜け落ちており、ソウル・ストーンにまつわる展開への期待が高まる。果たして、グループになったキャラクターたちは、実際に本編でも行動をともにするのか?Aマークのカラーに象徴されるインフィニティ・ストーンを各々のチームが守ることになるのか?そして最後のストーンの行方は…?今回解禁されたポスターは、本作のストーリー展開に関する様々な憶測を呼ぶものとなっている。なお、グループキャラポスター4種(レッド、パープル、イエロー、グリーン)は、明日4月7日(土)から劇場販売がスタートするムビチケ特典のコレクタブルカードセットと同様の絵柄となっている。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2D字幕スーパー版)は4月26日(木)東京、札幌、名古屋、大阪、福岡の5大都市で前夜祭特別上映(19時開映)。4月27日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVEL
2018年04月06日『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』が、4月27日(金)の全国公開に先駆け、1日早い26日(木)に東京・TOHOシネマズ日比谷を含めた5大都市で、前夜祭特別上映を実施することが決定した。先日、アイアンマン役のロバート・ダウニーJr.がUSの公開日を早めることをマーベル・スタジオにSNS上で直談判し、上映日を繰り上げたことで話題となっていた本作。今回、日本でファンにいち早く本作を体験してもらい、全世界のまさに“お祭り”のような大熱狂を共有してもらいたいという思いから、東京、札幌、名古屋、大阪、福岡の5大都市で前夜祭特別上映の開催が決定。チケットは、4月19日(木)0時から発売開始。さらに、この日にしか手に入れることができないA3特製ポスターが来場者特典となっている。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギは、「“ヒーロー映画”というジャンルからは誰も予想できない驚愕のエンディングが待ち受けている」と明かし、キャストからも主要なキャラクターの“死”が示唆される本作。その驚愕の結末をいち早く目撃できる今回の前夜祭特別上映は、まさにファン必見だ。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2D字幕スーパー版)は4月26日(木)東京、札幌、名古屋、大阪、福岡の5大都市で前夜祭特別上映(19時開映)。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は4月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2018 MARVEL
2018年04月04日ドウェイン・ジョンソン主演、全米で大ヒット中のシリーズ最新作『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』の公開も迫るなか、本日4月2日(月)、テレビ東京「午後のロードショー」にて前作『ジュマンジ』がオンエアされることになった。故・ロビン・ウィリアムズ主演で1996年に公開され、空前絶後の大ヒットを記録した『ジュマンジ』。■『ジュマンジ』あらすじその物語は、同級生たちにいじめられ父親とも反りが合わない気の弱い少年・アランが工事現場で見つけたボードゲーム「ジュマンジ」を、仲良しの女の子・サラと共にプレイ。「ジュマンジ」はサイコロを振った結果が実際に起きる魔法のゲームで、ほかの誰かが5か8の目が出るまでゲームの中のジャングルに閉じ込められてしまう…。それから26年後の1995年、アランの一家が住んでいた大豪邸にジュディとピーターという姉弟が引っ越してくる。2人が屋根裏部屋で「ジュマンジ」を見つけ出しそのボードゲームを始めてしまったことから、現実世界に大きな蚊や、サル、ライオン、サイ、ゾウ、そして森のハンター、ヴァン・ベルトが現れ、家や街を滅茶苦茶に荒らしてしまう。驚く2人の目の前にナイフ片手にジャングル風のダサい衣装を来たおじさんが現れる。彼こそ26年前に「ジュマンジ」の世界に入り込んでしまったアランだった。姉弟とおじさんになってしまったアラン、そしておばさんになったサラはゲームクリア目指してジュマンジ」のゲームを進めることとなる…というもの。そして前作でボードゲームだった「ジュマンジ」がTVゲームとなり若者たちの前に現れるのが続編の『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』だ。■『ジュマンジ』続編!学校で居残りをさせられていた高校生4人が「ジュマンジ」という名のソフトが入った古いテレビゲーム機を発見。プレイするキャラクターを選んだ途端4人はなぜかゲームの中に吸い込まれてしまい、ゲームのキャラクターに入れ替わってしまう。気弱なゲームオタク男子はドウェイン・ジョンソン演じる勇敢で無敵なムキムキ冒険家・ブレイブストーン博士に。セルフィー大好きうぬぼれ美人のベサニーはジャック・ブラック演じるデブオヤジの地図専門家・オベロン教授に。アメフト部員のフリッジはケヴィン・ハート演じる小柄な動物学者・フィンバーに。シャイで真面目なガリ勉のマーサはカレン・ギラン演じるセクシーな女戦士・ラウンドハウスに、それぞれ入れ替わることに。現実世界に生きて帰りたければ、もはや、難攻不落のステージを各自のスキルを使ってクリアするしか道はない!ライフは3回。使い切ったらゲームオーバー…果たして彼らはゲームをクリアして現実世界に戻ることができるのか!?全米では公開3週目にして『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』から週末No.1の座を奪い3週連続全米No.1を達成する異例の大ヒットを記録。公開7週目には再び全米No.1に返り咲き、『タイタニック』以来の12月公開作品が2月に全米No.1になる快挙を達成。全世界累計興行収入が1,000億円を突破、全世界55カ国でNo.1を獲得。『ワイスピ』シリーズを超えてロック様史上No.1ヒット作となった『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』を楽しむにあたり、ぜひ前作もチェックしてみてはいかが?『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は3月30日(金)よりMX4D/4DXにて先行上映。4月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。午後のロードショー『ジュマンジ』は4月2日(月)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)■関連作品:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年04月02日現在公開中の『リメンバー・ミー』と同時上映されている『アナと雪の女王/家族の思い出』。この度、『アナ雪』史上初、人気キャラクターのオラフがコスチュームを身に着けた姿で登場していることが分かった。『アナと雪の女王』22分の最新作となる『家族の思い出』は、『リメンバー・ミー』と同じく家族の絆を描いた作品。長く閉ざされていたお城の門が再び開かれてから、初めてアナとエルサが一緒に迎えるクリスマスの物語だ。アナとエルサと同じく、人気キャラクターのひとりであるオラフは、エルサが雪の魔法で作った雪だるまで、本作では“蝶ネクタイ”を身に着け少し成長した姿で登場。実は、この蝶ネクタイはエルサのモチーフである雪の結晶でできたもので、アナとエルサ姉妹から“家族の絆”を表す大切なプレゼント。ケヴィン・ディーターズ監督は「本作でアナやエルサ姉妹、オラフ、クリストフたちはとてもユニークな家族になったんだ。お互いを思いやり、愛し合っている。そして最も重要なことは、彼らが一緒にいるということだよ。そういうことを人々に伝えるために、蝶ネクタイが使われたんだ」と明かし、これまでアナとエルサにとって友だちのような存在だったオラフが、本作では真の家族の一員となっているという。またオラフは前作と同じく、姉妹のために犠牲を払うという性格イケメンな一面を発揮しており、オラフは家族で過ごすクリスマスの伝統がないアナとエルサのために、アレンデール王国中を旅する危険な大冒険へ出かける。このことについてプロデューサーのロイ・コンリは「オラフはアナとエルサに伝統をあげようと考える。だからまたオラフは姉妹のために究極の犠牲にだってなるんだ。彼が2人を愛していることを観客に伝えたかった」とコメントしている。『リメンバー・ミー』同時上映『アナと雪の女王/家族の思い出』は全国にて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:リメンバー・ミー(2018) 2018年3月16日より全国にて公開©2017 Disney/Pixar. All Rights Reserved.
2018年03月27日最新作『グレイテスト・ショーマン』が大ヒット公開中のヒュー・ジャックマン主演のアクション超大作『ヴァン・ヘルシング』が3月26日(月)深夜の日本テレビ「映画天国」で放送される。■『ヴァン・ヘルシング』あらすじ&キャスト19世紀のヨーロッパ。伝説のモンスターたちと壮絶な闘いを繰り広げるモンスター・ハンター、ヴァン・ヘルシング(ヒュー・ジャックマン)は、バチカンの秘密組織から命を受け、相棒のカール(デヴィッド・ウェンハム)とともに怪物伝説の土地トランシルバニアへ向かっていた。目的は、世界征服を企むドラキュラ伯爵(リチャード・ロクスバーグ)を抹殺すること。やがて彼らは、代々ドラキュラと闘い続けてきたヴァレリアス一族の末裔であるアナ王女(ケイト・ベッキンセール)と出会う。そして、共にドラキュラの陰謀阻止へ立ち上がるのだが…。超メガヒットシリーズとなった『X-MEN』をはじめ、『ニューヨークの恋人』『リアル・スティール』『レ・ミゼラブル』などの作品で知られるヒュー・ジャックマンと『パール・ハーバー』『トータル・リコール』『アンダーワールド』シリーズなどのケイト・ベッキンセールを中心に、ウィル・ケンプ、リチャード・ロクスバーグ、デヴィッド・ウェンハム、ケヴィン・J・オコナーらが出演する。■ヒュー主演 現在公開中『グレイテスト・ショーマン』も見逃せない!ヒュー・ジャックマン主演で大ヒット公開中の『グレイテスト・ショーマン』も舞台は19世紀。ヒュー演じるP.T.バーナムがオンリーワンの個性を持つ人々を集めたショーをヒットさせ成功をつかむものの、バーナムの型破りなショーに根強い反対派も生まれ、裕福になっても社会に認めてもらえない状況に頭を悩ませるバーナムだったが若き相棒フィリップの協力により、イギリスのヴィクトリア女王に謁見するチャンスを手にする。女王に謁見したバーナムはそこで美貌のオペラ歌手ジェニー・リンドと出会い、彼女のアメリカ公演を成功させるべく全精力を注ぎ込むと決めフィリップに団長の座を譲る。フィリップも一座の花形アンとの障害の多い恋に悩みながらもショーを成功させようと懸命に取り組む。しかし、彼らの行く手には、これまで築き上げてきたもの全てを失いかねない危険が待ち受けていた…というストーリーが展開する。こちらはオリジナルのミュージカル・エンターテインメントとなっており、『マリリン 7日間の恋』『マンチェスター・バイ・ザ・シー』などのミシェル・ウィリアムズや、『ハイスクール・ミュージカル』シリーズなどのザック・エフロン、『スパイダーマン:ホームカミング』のゼンデイヤ、『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』のレベッカ・ファーガソンらが共演。“吸血鬼”対“ヴァンパイア・ハンター”の戦いを迫力ある映像で描写した『ヴァン・ヘルシング』は3月26日(月)25時59分~日本テレビ「映画天国」にて放送。(笠緒)
2018年03月26日マーベル映画『ブラックパンサー』の北米興行収入ランキングが、2009年の『アバター』以来となる5週連続首位をキープ。快挙は興行収入のみならず、ツイッター史上「最もツイートされた映画」のトップに立つという輝かしい記録も達成した。ツイッターの発表によれば『ブラックパンサー』は現在までに3,500万回以上ツイートされており、それまで1位だった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』を2位に、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』を3位に追いやった。『ブラックパンサー』関連の人気ハッシュタグの上位は「#BlackPanther」、「#WakandaForever」、「#Wakanda」。最もつぶやかれているキャラクター名は「ブラックパンサー」で、ヴィランの「キルモンガー」、ワカンダの王女「シュリ」と続く。最もシェアされた投稿は、同作のサントラアルバムをプロデュースしたケンドリック・ラマーからの告知で、リツイート回数24万回以上。オバマ元大統領の妻ミシェル夫人が「この映画が大好き。若者たちが共感できる」などと映画を称えたコメントも13万9千回以上リツイートされた。マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギは、「具体的に明かせることはないが、確実に続編を作るだろう」と『ブラックパンサー』の続編製作を明言している。(Hiromi Kaku)■関連作品:ブラックパンサー 2018年3月1日より全国にて公開© Marvel Studios 2017 MARVEL-JAPAN.JP/blackpanther
2018年03月22日呪われたTVゲーム“ジュマンジ”を発見した高校生4人が、ゲームの中に吸い込まれ、見た目も、中身も違うキャラクターの体=アバターとなってゲームクリアを目指す『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』。このたび、“ジュマンジ”の世界と現実の世界、それぞれの日本語吹き替え版キャストに人気声優陣が決定した。ゲームの中の世界に入り込んでしまったのは、放課後、居残りをさせられた4人の高校生たち。自分たちにいったい何が起きたのか状況をつかめていないまま、ゲームの中のキャラクターとなり“ジュマンジ”の世界を冒険することに!楠大典、高木渉、伊藤健太郎、白石涼子がゲームの世界のキャラたちにまず“ジュマンジ”の世界で、ロック様ことドウェイン・ジョンソン演じる、勇敢で無敵なムキムキ冒険家ブレイブストーン博士の吹き替えを務めるのは楠大典。『カリフォルニア・ダウン』をはじめ、数多くの作品でロック様を演じた経歴がある楠さんは、「前回の『ジュマンジ』をTVで吹き替え版を観てまだ声の仕事を始めたばかりの私はこんな作品に早く関われるようになりたいなと思った記憶があります。吹き替え版主演の江原(正士)さんが素晴らしくて感動したのも覚えてます」と喜びのコメント。「ドウェイン・ジョンソンの吹き替えは何作かやらせて頂いてますが いつもとちょっと違う感じかもしれませんね。何故かは見て頂けると分かると思いますが、見た目がいつものドウェイン、中身が…と言うわけで観て下さい」と、これまでにないロック様を演じたことを明かしている。また、ジャック・ブラック演じる太めの地図専門家・オベロン教授には、『愛しのローズマリー』などの作品でもジャックの吹き替えを務めた高木渉。前作『ジュマンジ』にも参加していた高木さんは、「今回は、僕が多くの作品で声を担当しているジャック・ブラックが出演していることもあって、昨年の米国の封切りの時から気になっておりました。オーディションに受かってホッとしました(笑)」と笑顔。演じる役柄は「ゲームの世界に吸い込まれるまではべサニーといういまどきの女子高生でした。容姿もさることながら性別まで違ってしまったのですが、中身は歴とした女子高生」と語り、「“声は普通にオジサンだけど心は女子高生”というつもりで臨みました」と、気にならずにはいられないコメントを寄せる。そして、足が遅いのにサイに追われてしまう動物学者・フィンバー(ケヴィン・ハート)には、二枚目キャラクターから三枚目役まで見事に演じ分けることに定評がある伊藤健太郎。「ドンドコドンドコ、変わらぬあの太鼓の音色を聞くだけでテンションがあがりました!」と明かす伊藤さんは、「以前、別作品(『リベンジ・マッチ』)で吹き替えたことのある役者さんだったので、再び声をあてることができて嬉しかったですね。コメディアンとしての側面を持つ彼の喋りのリズムを特に意識しました。ファミリーで安心して楽しめるエンタメ作品になっています。是非、劇場では吹き替え版3Dでお楽しみいただければ幸いです!」とアピール。「ベースである高校生を演じているチームと、我々ゲーム内キャラチーム…。完成版を試写で見させていただき、予想以上に違和感なく、それぞれのキャラクターをシンクロできていたと思います」と自信を込めている。さらに、タフな美女戦士・ラウンドハウスには、アニメ「ハヤテのごとく!」の綾崎ハヤテ役で知られる白石涼子が担当。「ゲームの中に入っちゃうってどんな風に描かれるんだろう?って思ってたら、主人公たちが戸惑ってるのもコミカルだったし、何か本当にゲームの中でキャラクターたちがこんな風に生活したり会話してるとしたら面白いなー」とコメント。「ラウンドハウスは、見ためは最近のギャルって感じでとても魅力的な女子なのに、中身はとても真面目で不器用。そのギャップが絶妙な空気感をうみだしていて。それを聞こえてくる英語の音と彼女の表情に乗せて表現するのは難しかったですが楽しかった」とふり返りながらも、「アクションシーンはかなりカッコいいです。見せ場がたくさんあったので、頑張りました!!」と、こちらも見どころをアピール。いずれも、前作『ジュマンジ』が大好きと明かしており、そのスピリットを継承する本作に参加できたことを楽しんでいた様子だ。現実世界の個性豊かな高校生には木村良平、M・A・O、武内駿輔、水瀬いのりロック様演じるブレイブストーンに入れ替わってしまう、やせっぽっちで気弱なゲームオタク男子・スペンサー(アレックス・ウルフ)には、アニメ「東のエデン」の滝沢朗役やアニメ「黒子のバスケ」シリーズで黄瀬涼太役を演じる木村良平が務めており、「オタク気質で、クラスでは冴えない側に属する少年です」としながらも「作中では、彼が本来持っている勇気や優しさの成長をみせてくれます」と“愛を込めて”コメント。「最高の第1作をご存知の方にも、初めて『ジュマンジ』に触れる方にも、安心してオススメできる作品です」と言葉を寄せる。また、スマホなしでは生きていけない(?)セルフィー大好き金髪美人ベサニー(マディソン・アイスマン)には、アニメ「まじっく快斗1412」のヒロイン・中森青子役を演じたM・A・O。「べサニーは、SNSが好きで、少し背伸びをしたいお年頃のイマドキ女子という印象でした。とても素直で、思ったことや言いたいことは、抑えずそのまま口にするような女の子なので、周囲から誤解を受けやすいタイプにも思えましたが、仲間との冒険を経験することで、より魅力的な女性に成長したのではないかと感じています」と分析、「べサニーは、なぜか男性になってしまうのですが(笑)、障害の乗り越え方にも彼女らしさが溢れている」とアピールする。アメフト部のスーパースターで、勉強が苦手なフリッジ(サーダリウス・ブレイン)には、アニメ「アイドルマスター シンデレラガールズ」シリーズでプロデューサー役を担当した武内駿輔。「フリッジはスペンサーと友だちですが、思春期に入るに連れて友だちと声を大にして言えないような微妙な関係になってしまったようです」と明かし、「フリッジは高校でイケたくて、アメフトに取り組んだり、女の子と遊んでみたりと、学校生活に励む…そんな男子高校生ならではの葛藤が冒頭では垣間見えるのではないでしょうか。そんなフリッジが冒険を通して、どんなことに気付き、成長していくのか」が注目ポイントと語る。そして、シャイで地味で真面目なガリ勉マーサ(モーガン・ターナー)には、劇場アニメ『心が叫びたがってるんだ。』で主人公・成瀬順を演じた水瀬いのりが抜擢。「マーサはクールで周りとの温度差があるんですが、根は悪い子ではなく、少しシャイな可愛い女の子」と役柄を説明しながら、「個性豊かなキャラクターたちが“ジュマンジ”の中でさらに魅力を増していきます。彼らが体験する大冒険をぜひ劇場で楽しんでください!」と、豪華声優陣が集結する吹き替え版をアピールした。『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は4月6日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル 2018年4月6日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開
2018年03月19日先週末、テイラー・スウィフトが公開した「Delicate」のミュージックビデオがさまざまな話題を呼んでいる。まずは、このMVがスパイク・ジョーンズが2016年に監督した「Kenzo」の香水の広告動画にそっくりだという声がSNSで上がった。テイラーはコンテンポラリーダンスを披露しているのだが、SiaのMVでおなじみの美少女ダンサー、マディー・ジーグラーのダンスをマネしているといった声も。「SiaのMVの振付師はテイラーからお金をもらうべき」、「テイラーのことは大好き。でもこのMVはできそこないのマディーのオーディションを見ているみたいで、痛々しいわ」との苦言が目立つ。そして現在話題になっているのは、このMVにゲイのポルノスターが起用されているということ。「Billboard」誌によれば、テイラーのボディーガード役の1人で坊主頭&サングラスをかけているのが、ゲイのポルノ動画サイトで有名な「Randy Blue」所属のケヴィン・フォークだという。ケヴィンはメンフィス・ブレイク、ジム・ジョジョ、ダニー・ハート、ジム・ジュピターなどの複数の芸名を使ってポルノ映画に出演しているようだ。テイラーがポルノスターを起用したのはこれが初めてではなく、2012年の大ヒットソング「We Are Never Ever Getting Back Togeter」のMVにもポルノ俳優マーク・デ・マルコが起用されている。テイラーが彼らのバックグラウンドを知っていて雇ったかは不明だ。(Hiromi Kaku)
2018年03月15日『アベンジャーズ』シリーズ最新作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』から、この度キャラクター紹介映像&キャラクター集合画像が公開された。今回到着した映像では、かつての死闘が甦る。最新鋭のパワードスーツで戦うセレブヒーロー:アイアンマンをはじめ、伝説のソルジャー:キャプテン・アメリカ、雷のパワーを操る神様:ソー、スパイとして育てられたエージェント:ブラック・ウィドウ、そして怒りでモンスターに変身する天才科学者:ハルクとオリジナルメンバーに加え、今回から登場するやんちゃな高校生ヒーロー:スパイダーマン、上から目線の最強魔術師:ドクター・ストレンジが次々と登場。合流した彼らは、本作で最凶最悪の“ラスボス”サノスに立ち向かっていく。「彼らがまとまりを持ち、団結すること」がサノスを倒すために大切だと話すのは、マーベル・スタジオのプレジデント、ケヴィン・ファイギ。「重要なのは、異なる考えを持つ人々がその違いを乗り越え、一致団結して悪との戦いに臨む、その姿を物語の中で見せることができるかどうかということなのです」とコメント。また一方で、「サノスはある特定の街とか、ある特定の惑星ではなく、全宇宙の人口の半分を無き者にしようとするのです。アベンジャーズたちは何とかして、それを食い止めないといけないのです」と語っており、本作ではこれまでにない壮絶な闘いが待ち受けているようだ。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は4月27日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー 2018年4月27日より全国にて公開© 2017 MARVEL
2018年03月12日『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』での活躍も記憶に新しいマーク・ハミルが、「サタデー・ナイト・ライブ」(「SNL」)の気鋭たちとタッグを組み、2017年の第33回サンダンス映画祭で話題をさらった『Brigsby Bear』(原題)。本作が『ブリグズビー・ベア』として日本公開が決定し、30秒の特報映像と日本限定ビジュアルが到着した。■あらすじ物語は、外の世界から遮断された小さなシェルターで両親と3人だけで25年間暮らしてきた主人公ジェームスが、ある日突然、警察に連れ去られるところから始まる。警察がいうには「あなたが一緒に住んでいた男女は25年前にあなたを誘拐したのです」!?突如、外の世界で“本当の家族”とともに暮らすことになったジェームス。子どものころから、偽の両親によって作られた教育番組「ブリグズビー・ベア」から得た知識だけで育ってきた彼の“常識”が、やがて周囲の人間を騒動に巻き込んでいき…。『テッド』『パディントン』の次は『ブリグズビー・ベア』!?サンダンス映画祭ではUSドラマ・コンペティション部門に出品され、その独創的すぎるキャラクターと興味深いストーリーで話題沸騰となった本作。今回解禁されたティザービジュアルは、イラストレーター・作家など、多彩に活躍するアーティスト、D[di:]が特別に手がけた日本限定のオリジナルイラスト。主人公とその仲間をつなぐ重要なキーとなるキャラクター“ブリグズビー・ベア”を、D[di:]ならではの繊細でシニカルなタッチで表現。黄色単色バージョンと4色の2パターンで展開されるという。また、届いた映像では、ジェームスが25年間両親だけと過ごした「閉ざされた空間」の一部や、懐かしいVHSで流れる教育番組「ブリグズビー・ベア」の模様、外の世界で出会う仲間たちとの瞬間が切り取られ、これから始まるジェームスの冒険を予感させるものとなっている。監督を務めるのは、エマ・ストーンとも交際中といわれるデイヴ・マッカリー。コメディアンのカイル・ムーニーが主演、ケヴィン・コステロとともに脚本も手がけている。デイヴとカイルは「SNL」で大活躍し、YouTubeチャンネルで大人気のコメディユニット「GOOD NEIGHBOR」の一員でもあり、そのメンバーや『LEGO(R)ムービー』の監督コンビがプロデューサーを務めている。冒頭シーンの『ルーム』や『10 クローバーフィールド・レーン』のようなサスペンスフルなストーリー展開からは予想できない、『リトル・ミス・サンシャイン』のようなハートウォーミングなエンディングが待ち受けるという本作。外の世界を知らない純粋な主人公に心を動かされた家族や友人たちが、熱い想いに打たれてひとつの目的に向かう、愛と友情、適応と再生の物語であり、傑作SF映画へのオマージュと古き良きVHS愛を感じる「ブリグズビー」の世界観にクスッとなり、心癒やされる温かさも余韻に残るという。マーク・ハミルも絶賛「元気づけてくれる映画」主人公ジェームスを支えるキャストにも強力な顔ぶれが集結。ジェームスの育ての親テッドに『スター・ウォーズ』シリーズの“ルーク・スカイウォーカー”としてお馴染みのマーク・ハミル、カウンセラーのエミリーに海外ドラマ「HOMELAND/ホームランド」主演でゴールデン・グローブ賞とエミー賞をW受賞したクレア・デインズ、彼を保護した警官には『リトル・ミス・サンシャイン』のグレッグ・キニアが出演。そして「SNL」仲間のベック・ベネット、ニック・ラザフォード、アンディ・サムバーグなどがカメオ出演しているのも見逃せない。マークは「この映画に出演したことは、私にとっては予想以上の感動でした。とても希望に溢れ元気づけてくれる映画です。ありのままの自分でいられ、何かを信じることはとても良いことです。この映画は、私たちに人とは違うドラム奏者に合わせて行進してもよいということを教えてくれます。大半の人の伴奏をする伝統的なドラム奏者と変わらず、違うドラム奏者でも十分に通用するということを」と絶賛のコメントが到着している。『ブリグズビー・ベア』は6月23日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほかにて公開。(text:cinemacafe.net)
2018年03月01日“世界中のすべての金を手にした”と言われた世界一の大富豪、石油王ジャン・ポール・ゲティの孫の誘拐事件を、リドリー・スコットが映画化した『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)が、『ゲティ家の身代金』の邦題で5月25日(金)に公開されることが決定。あわせて、日本版ポスターが公開された。誘拐されたポールの母親アビゲイル・ハリスをミシェル・ウィリアムズ、元CIAのフレッチャー・チェイスをマーク・ウォールバーグ、世界一の大富豪・ジャン・ポール・ゲティを、セクハラ疑惑の発覚により降板したケヴィン・スペイシーに代わり、クリストファー・プラマーが務めた本作。アカデミー賞(助演男優賞)、ゴールデングローブ賞(監督賞、主演女優賞、助演男優賞)、英国アカデミー賞(助演男優賞)にノミネートされるという史上空前の快挙を果たした話題作だ。さらに、クリストファーは本作で自らが持つアカデミー賞演技部門ノミネートの歴代最高齢記録も更新した。そして、この豪華役者陣を束ねるのは、『エイリアン』『ブレードランナー』『オデッセイ』『グラディエーター』などハリウッドで数々の金字塔を打ち立ててきた巨匠リドリー・スコット監督。邦題・公開日決定と共に、多くの報道陣に囲まれたアビゲイル・ハリスとチェイスの背後に、2人の大きな壁として君臨するジャン・ポール・ゲティを捉えたポスタービジュアルも公開された。『ゲティ家の身代金』は5月25日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド(原題) 2018年初夏、全国にて公開© 2017 ALL THE MONEY US, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年02月28日雷神ソーや人気ヴィラン・ロキなどが登場するシリーズ最新作にして、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』への序章となる『マイティ・ソー バトルロイヤル』。現在、デジタル先行配信中、3月7日にはMovieNEXが発売される本作から、8分間におよぶ本編映像が解禁となった。お馴染みのソー、ロキ、ハルクを中心にした破天荒なチームと、圧倒的な強さを誇る最強ヴィラン“ヘラ”が生み出す圧巻のバトルアクションとユーモアがたっぷり詰まった本作。このたび到着したのは、本作の魅力が凝縮されたともいえる約8分間の本編無料プレビュー映像だ。◆ソーVSハルクに、マーベルの重鎮スタン・リーも登場!死の女神・ヘラ(ケイト・ブランシット)によって辺境の惑星に飛ばされてしまった主人公の“雷神”ソー(クリス・ヘムズワース)。彼を捕らえたのは、同じアスガルド人のヴァルキリー(テッサ・トンプソン)だった。さらに、その星を支配する独裁者グランドマスター(ジェフ・ゴールドブラム)が主催する格闘大会で対面するのが、なんと2年前から行方不明になっていたハルク!ソーは「彼は友だちだ。仕事仲間だ!」と訴えるが、誰も聞く耳をもたず、屈強な鎧を身につけたハルクは雄たけびを上げてやる気満々!果たして、闘技場全体を揺らすバトルの行方は?ユーモア満載な、破天荒な2人のドタバタなバトルに注目だ。なお、監督のタイカ・ワイティティも“出演”しているほか、あのマーベルの重鎮、スタン・リーも登場!数々のマーベル・コミックスの原作を手掛けてきたアメコミ界の巨匠で、御年95歳でありながらマーベル作品に必ずと言っていいほどカメオ出演をしており、彼の登場を楽しみにしているファンも多い。本作でも意外な役どころで出演を果たしているので、ぜひチェックしてみて。マーベル・スタジオ代表のケヴィン・ファイギが「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』へとつながる重要な作品」と公言している本作。ソー、ハルク、ロキ、ヴァルキリーの4人がタッグを組んで、ヘラに立ち向かう“チームプレイ”が大きな見せ場となっており、その戦いの行方は見逃せない。『マイティ・ソー バトルロイヤル』は先行デジタル配信中、MovieNEX、4K UHD MovieNEX、プレミアムBOX(数量限定)は3月7日(水)より発売。(text:cinemacafe.net)
2018年02月23日「平昌オリンピック」での羽生結弦選手&宇野昌磨選手の金銀メダル獲得などで大いに盛り上がる“フィギュアスケート”界が物語の舞台となる『アイ、トーニャ 史上最大のスキャンダル』をはじめ、今年のオスカー候補作は、実話をもとにした作品が多数!俳優部門でも実在の人物を演じた5人がノミネートされた。そこで、今回は5人の“なりきり演技&役作り”のエピソードを一挙紹介する。■主演女優賞マーゴット・ロビー/トーニャ・ハーディング役『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』1994年のリレハンメル冬季オリンピック直前、オリンピック出場権を得るためにアメリカのフィギュアスケート界で起きたライバル襲撃事件。首謀者では?という疑惑の視線を浴びながら、アメリカ代表選手として出場したトーニャ・ハーディングを演じたマーゴット・ロビーは今回が初ノミネート。1990年生まれでオーストラリア出身の彼女は本作の脚本を読むまで、トーニャについて何も知らず、フィクションだと思ったそう。貧しい生い立ちや不遇に苦しんだトーニャに惹かれ、自身の製作会社でプロデュースも決意した。トーニャについてのドキュメンタリーやYouTube上の映像をくまなくチェックし、米北西部訛りや特徴ある笑い方を身につけた。撮影開始4か月前から、クリスマスも自分の結婚式前日も、1日4時間/週5回のスケートの猛特訓。顔立ちはむしろ、襲撃されたナンシー・ケリガンに似ているくらいだが、徹底した役作りで内面からトーニャになりきった。メリル・ストリープ/キャサリン・グラハム役『ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書』本作でなんと21度目のオスカー候補となったメリル。12度候補になったキャサリン・ヘップバーンとジャック・ニコルソンを大きく引き離す前人未到の記録だ。今回演じたのは、女性としてアメリカ史上初のワシントン・ポスト紙の社主・発行人で、1972年のウォーターゲート事件報道に踏み切る英断を下したキャサリン・グラハム。フェイクニュースという言葉が飛び交ういまの時代、報道の自由や女性の活躍を描くスティーブン・スピルバーグ監督の姿勢に共感し、出演を決意したメリルは、外見を似せることよりもグラハム自身の気品を表現することを心がけた。ピューリッツァー賞を受賞した自伝「キャサリン・グラハムわが人生」を熟読し、2001年に亡くなった本人をよく知る家族や友人たちから話を聞いた。当時グラハムが着ていたワードローブを忠実に再現した衣装も大きな助けになった。■主演男優賞ゲイリー・オールドマン/ウィンストン・チャーチル役『ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男』第二次世界大戦中、そして戦後と2度イギリスの首相を務めたウィンストン・チャーチル。1度目の首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間を描いた作品に主演したゲイリーの素の外見は、全くと言っていいほど似ていないが、姿形や身のこなし、声も「チャーチルそのもの」と言いたくなるなりきりぶり。外見も声色も、自分自身が納得出来るレベルを目指し、試行錯誤を重ねた。名演を支えた特殊メイクを担当したのは日本出身の辻一弘。ハリウッドで活躍した後、現代美術のアーティストに転身していたが、「彼しかいない」と言うゲイリーの熱烈なラブコールに応えて数年ぶりに復帰。毎日3時間以上かけて、伝説の政治家の変身を支えた。ゲイリーは受賞スピーチやテレビ出演の際、しばしば辻氏の名前を出して讃えている。意外にもゲイリーがオスカー候補になるのは今回が2度目。2012年『裏切りのサーカス』以来の主演男優賞候補。ゴールデン・グローブ賞、SAG賞など前哨戦でも圧倒的な強さ。アカデミー賞では、辻氏をはじめとするメイクアップ・ヘア担当スタッフとW受賞に期待がかかる。■助演女優賞アリソン・ジャネイ/トーニャの母役『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』トーニャ・ハーディングの人格形成に大きく影響したのが、娘に愛情をかけることなく、貧困から抜け出す手段として娘の才能だけを利用しようとした母のラヴォナ。押しが強く、娘を罵倒し、暴力もふるう非情すぎる母を演じたアリソンは、脚本のスティーヴン・ロジャースが彼女をイメージしながら執筆した。実物のトーニャは現在母親と絶縁状態で、ロジャースが尋ねても母の生死さえわからないと答えたそう。製作側が調べても消息はつかめなかった。自分が演じたのは、脚本とトーニャから聞いた話から想像で作り上げたラヴォナ像だと、アリソンは「Vulture」のインタビューで語っている。唯一の手がかりと言うべきは、80年代に作られた学生映画のドキュメンタリー中のインタビュー映像。ファーコートを着て、肩に小鳥を乗せたラヴォナを完全再現したなりきりぶりは必見。アリソンはマーゴット同様、今回がアカデミー賞初ノミネート。SAG賞、ゴールデン・グローブ賞助演女優賞など前哨戦の主要な賞をほぼ独占していて、オスカー受賞も大本命と目されている。■助演男優賞クリストファー・プラマー/ジャン・ポール・ゲッティ役『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』原題昨年10月、過去に未成年男性に対するセクハラ行為をしたことが発覚、その後も次々に被害者が名乗りを上げたケヴィン・スペイシー。12月に全米公開を予定していたリドリー・スコット監督の『オール・ザ・マネー・イン・ザ・ワールド』(原題)で大富豪のジャン・ポール・ゲッティを演じ、アカデミー賞助演男優賞ノミネート間違いなしの呼び声が高かったのだが、ケヴィン自身が行為を認めて謝罪文を発表したことから、製作側はケヴィンの出演した全シーンの削除を決断。公開が迫る中、急きょ行われた再撮影で代役を務めたのが、2011年、史上最高齢の82歳で第84回アカデミー賞助演男優賞(『人生はビギナーズ』)したクリストファー・プラマーだ。スコット監督によると、実はスペイシー以前にプラマー起用を考えたこともあったというから、期せずして理想のキャスティングが実現したことになる。監督から連絡が来たのは、休暇でフロリダへ行こうとしていたときだったとプラマーは「Hollywood Reporter」のインタビューで語った。準備期間もなく、脚本と監督の指示通りに演じた。そして、ゲッティならどう行動するか?と自身の想像力もフル稼働。9日間で全シーンを撮り、ゴールデン・グローブ賞に続いてアカデミー賞助演男優賞候補に。ノミネートでもオスカー史上最高齢(88)となり、自ら記録を塗り替えた。(text:Yuki Tominaga)
2018年02月22日2月11日から14日に開催された靴の総合見本市「ミカム(MICAM 85)」で、今回から新たに、期待の若手12ブランドを集めた「エマージングデザイナー(Emerging Designer)」ゾーンが設置された。選考にはシューズデザイナーのエルネスト・エスポジト (Ernesto Esposito)、アートディレクターのマルコ・ブラガ(Marco Braga)やファッションエディターのアレックス・ヴァカーニ(Alex Vaccani)などがあたり、その革新性、市場性、技術性など様々な角度から各々異質なブランドを基本と言うことを軸に選出されたという。アンダーカバー、A&Sとコラボを手掛けるアデューアデューとアンダーカバーのコラボレーションアデューとアーツ&サイエンスのコラボレーションパリをベースに活動するアデュー(ADIEU)は仏でハンドメイドのシューズメイキングを学んだベンジャミン・キャロン(Bemjamin Caron)と、アルベール・エルバスやギ・ラロッシュ、イヴ・サンローランなどで経験を積んだイザベル・ゲドン(Isabelle Guedon)が5年前にブランドをスタート。今年1月にピッティ・ウオモで発表されたアンダーカバー(UNDERCOVER)の2018-19年秋冬メンズコレクションショーで、今回出品されているコラボレーションモデルが登場した。彼らは以前から日本のアーツ&サイエンス(Arts & Science)とのコラボを行っており、アンダーカバーとはソニア・パークの紹介がきっかけだったと言う。「ベンジャミンと(高橋)盾は、音楽を始め興味のあるものや影響されたものがまったく同じ。同じ環境で育った双子みたいなの(笑)。だから作るものもすぐに理解し合えた。ピッティ・ウオモで発表されたアンダーカバーのショーには鳥肌が立つほど興奮した」とイザベルは話す。パリを拠点にしているが、現在、素材はフランスが中心ながら、生産はポルトガルで行っており、天然ゴムを使用したラバーソールのクリーパーズシューズがアイコンモデル。今シーズンはファブリックのチェック柄やラバーラップのスニーカーなど、レザー以外の素材のモデルが新たにラインアップされている。----パリからのニューカマー、ソロヴィエールとル・フロウ・パリソロヴィエール同様にパリで2014年6月にスタートしたソロヴィエール(SOLOVIERE)は日本のセレクトショップを中心に、メンズ、ウィメンズともに人気が拡大しているブランド。アレクシア・オーベールがデザインするトスカーナレザーを使ったイタリアンメイドのカーフスエードのフラットシューズは既に日本ではヒットアイテム。日本市場での成功はもとよりグローバルに拡大しつつあるブランド。既に人気のスニーカーに加え、2018-19年秋冬はハイキングシューズ、ウィメンズのプリンセスブーツ、サテンのリボンパンプスなどもラインアップ。カラーも豊富に展開されている。ル・フロウ・パリハンドペイントに見える詩的なパターンをスニーカーに描き出すル・フロウ・パリ(Le Flow Paris)は2016年にデビューしたブランドながら、ファーストコレクションの「Cold Wave」でジバンシィ(GIVENCHY)とのコラボをはじめ、既に複数のラグジュアリーブランドとの取り組みもスタートしている。デザイナーのリオネル・フロッキ(Lionel Le Floch)は正式に靴のデザインを学んだことはなく、自身のバスケットボールの経験とヒップホップとジャズ、アートからの影響を靴のデザインに反映させているというが、写真家のケヴィン・クーリオ(Kevin Couliau)と日本の画家、アキヒト・タクマの影響が大きい、と本人は話す。ハンドペイントに見えるソールのパターンはインジェクションで、伝統的なスニーカーのテクニックを現代に応用し、アスレジャーと欧米でブームの墨絵が合体した超軽量のアートソールは新しいシグニチャーとして注目されている。----NY発のアジアンデザイナーが巻き起こす新しい流れゼイニューヨーク同様に日本からの影響を話すのはNYをベースにブランドを展開するゼイニューヨーク(They New York)。NYでデザインとマーケティングを学んだアンジェラ&ジャック・リン兄妹(Angela and Jack Lin)のスニーカーはミニマムデザイン。その影響は「無印良品の原研哉と建築家の安藤忠雄」とジャックは話し、自社サイトは日本語でも表示される。「実家は30年以上続く台中にある靴工場で、100%日本のブランドのOEM。父も祖父も日本語を話し、横浜に住んでいたこともある。これまで自社ブランドは手掛けたことがなかったが、バウハウスや日本の近代グラフィックや建築をコンセプトデザインに自分たちの思いを表現することを考えた。生産はすべて台湾の家族の工場。靴のシルエット内に縫い目のない熟練した職人による製法が特徴」と話す。ジャック・リン(Jack Lin)また、ミニマルで未来的なデザインを特徴とするアブセンス(ABCENSE)もYoyo PanとJhuosan Wang男女二人の台湾人のデュオブランド。さらに、スニーカーブランド、iRiは韓国人デザイナーのジャネット・ヤン(Janet Yeung)とラティフ・ナワブ(Lagtif Nawab)の男女デュオブランドと、アジアのデザイナーたちが昔からの技法とハイテクをハイブリッドさせて生み出す靴は、新しいマーケットを生み出しつつある。いずれも自分たちのHPからのオンラインでの販売を中心に人気が広がり、日本からのオーダーも増えつつあるという。イリ(iRi)はジジ・ハディドやケラーニなどが履いていることで話題となり、NYをベースにネオプレーン素材を使ったグラフィカルなカラー、大胆なシャークソール、幾何学的なヒールとデザインの視認性が高いことも人気の理由だ。イリさらにオブジェ風のヒールが特徴のイスラエルのコービ・レヴィ(KOBI LEVI)、とフランスのドンドックス・パリ(DONDOKS PARIS)、イタリアのグッドバイブス(GOOD VIBES)とマダム・コセッテ(MADAME COSETTE)、英国のメラ・ヴォディアノーヴァ(MERAH VODIANOVA)、ベルギーのWHF(WEBERHODELFEDER:ウェーバーホーデルフェデラー)が選出され、イタリアだけはなくグローバルな視点で、未来に向けたシューズデザインに積極的にスペースを提供する新しいMICAMの姿勢を訴求した。----経産省のジャパンブースには6社が参加CUTE一方、日本のシューズメーカーはパビリオン7のコスモポリタンゾーンに経済産業省がJAPANブースを出展。今回、リーガル、ブーツを主力に展開する東京のブラザーブリッジ、2013年にスタートしたジェンダーレス、エイジレス、ボーダレスをコンセプトとする東京発信のブランドChaka、シューズのアッパーとソールをジッパーで着せ替えできるJohnny & Jessy、ひらがなの“にゅ”のロゴがアイコンのスニーカーを展開するサンガッチョ ジャパン、神戸長田の靴メーカータイムテーブルが海外に向けにスタートしたYale+No.88の6社が参加。フィレンツェで学んだ後、セミオーダー靴を手掛けるブランド「nabe」を手掛ける靴職人の渡辺ヒロシのデモンストレーションと、足のサイズを3D計測するスキャナーのCUTEがデモ機を展示した。渡辺ヒロシText: Tatsuya Noda
2018年02月20日