現在、PARCO劇場にて上演中の上白石萌歌主演舞台「PARCO劇場オープニング・シリーズ ゲルニカ」が、“PARCO STAGE @ONLINE”の一環として9月24日(木)にライブ配信することが決定した。今作は、3月よりスタートしたPARCO劇場オープニング・シリーズ秋の陣の第1弾。国内外問わず幅広く活躍する演出家の栗山民也が、パブロ・ピカソの名画「ゲルニカ」と出会い、20年以上あたためてきた構想を、初タッグとなる劇作家の長田育恵が書き上げた、ゲルニカに生きる人々の人間ドラマにフォーカスした舞台。キャストには、上白石さんがヒロインの少女サラを、相手役を中山優馬が演じているほか、勝地涼、早霧せいな、玉置玲央、松島庄汰、林田一高、後藤剛範、谷川昭一朗、石村みか、谷田歩、キムラ緑子が出演している。PARCO劇場が、オンラインで演劇の魅力を伝えるプロジェクト“PARCO STAGE @ONLINE”。その一環として行われる今回のライブ配信は、「WOWOWオンデマンド」、「PIA LIVE STREAM(ぴあ)」、「ストリーミング+(イープラス)」にて楽しむことができる。視聴チケットの販売期間は、9月17日(木)12時~開演前まで。予定枚数に達し次第販売終了となる。「PARCO劇場オープニング・シリーズ ゲルニカ」ライブ配信は9月24日(木)18時30分開演。※途中から視聴した場合はその時点からのライブ配信、巻き戻し不可「PARCO劇場オープニング・シリーズ ゲルニカ」はPARCO劇場にて9月27日(日)まで上演中(東京公演)。※ほか地方公演あり(cinemacafe.net)
2020年09月14日9月4日(金)よりPARCO劇場にて好評上演中の舞台『ゲルニカ』のライブ配信が決定した。本作は3月よりスタートしたPARCO劇場オープニング・シリーズ秋の陣の第1弾作品で、国内外で活躍する演出家の栗山民也がパブロ・ピカソの名画「ゲルニカ」と出会ってから20年以上あたためてきた構想を、劇作家の長田育恵が書き上げたもの。無差別爆撃を起きたスペイン・バスク地方のゲルニカを舞台に、貴族の家に生まれ育ち甘やかな世界を信じて生きていたサラと出会った人々の人間ドラマにフォーカスして物語をつむぐ。出演を務めるのは、近年目覚ましい活躍を見せる若手女優・上白石萌歌。上白石は本作のヒロインである少女サラを演じる。そして、ヒロインの相手である兵士役に中山優馬、ゲルニカで生きる人々を取材する海外特派員役に勝地涼、彼と同行する女性特派員記者役の早霧せいなに加え、玉置玲央、松島庄汰、林田一高、後藤剛範、谷川昭一朗、石村みか、谷田歩、さらに、ヒロインの母にはキムラ緑子、総勢12名の実力派俳優が集結した。開幕後、さらに注目を集める本作が「PARCO STAGE @ONLINE」の一環としてライブ配信が決定した。これまで舞台に触れる機会のなかった方もすでに観劇した方も、自宅から3つの配信メディアを通して、今の世の中だからこそ胸に響く『ゲルニカ』の世界観を堪能してほしい。◆PARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』ライブ配信詳細日程:9月24日(木)開演18:30※予定枚数に達し次第販売終了※途中からの視聴した場合はその時点からのライブ配信となり、巻き戻しての再生はできません。【視聴方法】WOWOWオンデマンド/PIA LIVE STREAM(ぴあ)/ストリーミング+(イープラス)※WOWOWオンデマンドをご視聴いただくにはWOWOWへのご加入が必要となります。【視聴チケット料金】3000円(税込)【販売期間】9月17日(木)12:00~9月24日(木)18:30まで【視聴チケット取扱い】チケットぴあ(PIA LIVE STREAM) ()イープラス(イープラス「Streaming+」) 詳細はこちら ◆PARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』公演情報【東京公演】 9月4日(金)~9月27日(日)PARCO劇場【京都公演】 10月9日(金)~10月11日(日)京都劇場【新潟公演】 10月17日(土)~10月18日(日)りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場【豊橋公演】 10月23日(金)~10月25日(日)穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール【北九州公演】 10月31日(土)~ 11月1日(日)北九州芸術劇場 大ホール☆公演関連動画配信中!「PARCO STAGE@ONLINE」YouTubeチャンネル公式: ・上白石萌歌がトルティーリャ作りに挑戦!出演者:上白石萌歌、玉置玲央、後藤剛範、谷川昭一朗・長田育恵×金子奈美 対談「バスクを語る」(全3回)※順次公開予定出演者:長田育恵、金子奈美
2020年09月14日PARCO劇場オープニング・シリーズ『ゲルニカ』が9月4日(金)に開幕する。それに先がけ初日前会見が行われ、上白石萌歌、中山優馬、勝地涼、早霧せいな、キムラ緑子が出席した。本作は、演出家・栗山民也が、スペイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いた画家パブロ・ピカソの絵画「ゲルニカ」と出合い、以来20年以上あたためてきた構想をもとにつくられたオリジナル作品。栗山とは初タッグとなる劇作家・長田育恵が脚本を手掛け、ゲルニカに生きる人々が、戦争の足音がせまる不穏な空気の中で懸命に力強く生きる姿が描かれる。ゲルニカの元領主の娘としてなに不自由なく生きていた少女サラを上白石が、兵士としてサラと恋に落ちるが実はドイツ軍のスパイである青年を中山が演じ、ゲルニカの状況を取材する海外特派員を勝地と早霧が、サラの母をキムラが演じる。会見では、「大学のレポートの題材に取り上げたくらい栗山さんに憧れがあった。ご一緒するのが長年の夢だった」という上白石が「栗山さんの言葉だけを信じて必死にしがみついていけば大丈夫だと思いながらやってきました。最後まで栗山さんの言葉だけを信じて、皆さんと駆け抜けていけたら」と本作への思いを語る。中山は役について「実はスパイという役ですが、すごく人間味の溢れる青年だと思います。稽古をしていく中で大事だと感じたのは“若さ”。若さにはすごいパワーが秘められている」と明かす。「ゲルニカについて、ピカソの絵くらいしか知識がなかった」と言う勝地は「だけどこの作品は、歴史的背景を知らなくても伝わるものがあります。描かれているのは“日常”で、それが突然パツッと切られてしまう物語です。最後に『沈黙は罪人だ。だって沈黙は同意と同じだから』という台詞がありますが、自分にも刺さる台詞でした。今、観てほしい作品です」と熱く語る。早霧は、共に海外特派員記者を演じる勝地とのコンビについて「記者だからこそ正直な言葉でぶつかり合う仲です。互いに尊敬や信頼があるからぶつかり合えるんだと思うので、稽古場から涼くんとは信頼を重ねてきました」と振り返った。キムラは「スペインの人だし、1930年代だし、戦争だし、カトリック教会だし……想像することが多すぎて、眩暈がしそうでした(笑)。でも、いけるところまでいって、あとはお客さんの想像力に委ねるしかない。スペインの話ですが、今の日本、世界の中の日本、今の自分を考えるきっかけになったらいいなと思います」と語った。重厚感のある芝居に加え、空爆の表現や映像の使い方など演出も印象的な本作は、9月4日(金)から27日(日)まで東京・PARCO劇場にて上演後、京都、新潟、豊橋、北九州を巡演。取材・文:中川實穗
2020年09月04日上白石萌歌がヒロインを演じる、演出家:栗山民也×劇作家:長田育恵の待望の初顔合わせによる新作舞台「ゲルニカ」。この度、本作の全キャストが発表された。栗山さんがスペイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いた画家パブロ・ピカソの「ゲルニカ」と出会って以来20年以上あたためてきた構想を基に、長田さんがゲルニカに生きる人々の人間ドラマにフォーカスして物語を紡ぐ本作。今回新たに発表されたのは、「劇団☆新感線」の舞台にも出演する中山優馬、大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」に出演した勝地涼、元宝塚歌劇団男役トップスターの早霧せいなをはじめ、玉置玲央、松島庄汰、林田一高、後藤剛範、谷川昭一朗、石村みか、谷田歩、キムラ緑子といったオールキャスト。上白石さんが演じる、貴族の家に生まれ甘やかな世界を信じていた少女・サラが想いを寄せる相手であり、ドイツ軍のスパイとして暗躍する人民戦線軍の兵士イグナシオを演じるのは、「The Silver Tassie 銀杯」、劇団☆新感線「偽義経冥界歌」などで存在感を発揮している中山さん。「舞台は一期一会なので栗山さんのディレクションの下、たくさん稽古をし、精一杯努めたいと思います」と本作への意気込みを語った中山さんは、「PARCO劇場のオープニングシリーズ公演という事もあり、さらにグッと気が引き締まる思いです。どんな作品になるのか、どんなイグナシオになるのか、非常に楽しみです。たくさんの方にゲルニカの世界を見ていただけたら光栄です。劇場でお待ちしております」と呼びかける。また、ゲルニカで生きる人々を取材するカメラマン、クリフ役に、様々な作品でひと癖ある役から振り切った役まで幅広い役どころを自在に魅せる勝地さん、彼と同行する女性特派員記者レイチェル役に、舞台「脳内ポイズンベリー」の上演を控える早霧さん。共に栗山作品初登場となる。勝地さんは「栗山さんとご一緒できる事、長田さんが書き下ろす戯曲に挑戦できる事、役者として、とても嬉しく思います。ピカソの『ゲルニカ』を題材した作品になりますが、絵に込められたメッセージは、今の日本に伝えるべき大切なことなので、真摯に向き合っていきたいです」と心境を明かし、早霧さんも「誰もが一度見ると忘れられない衝撃の絵画『ゲルニカ』。内戦の実情を伝える記者の役として、今の時代に生きる皆さんにも、あの時の惨劇とそこに生きた人々の想いを誠実にまっすぐに伝えられたらと思います」と語っている。そして、サラの母・マリア役は、連続テレビ小説「半分、青い。」、『銀魂2 掟は破るためにこそある』などで印象的な役柄を演じた実力派女優のキムラさん。「『ある日を境に運命が変わるということ』たとえば故郷の淡路島に基地ができることを想像する。私たちの海に辺野古のように土砂が注ぎ込まれ、年老いた父母が力の限りデモに参加する。とたんに胸が苦しくなる。他人事ではなくなる。世界のあちこちに広がり続ける苦しみの波を、もう直ぐ自分たちも浴びることになるんだと思わずにして、どうして生きていけるだろう。本当は他人事ではないのだ。いつだって。どこでだって。…と、いうようなことを心にうかべながら、挑みます」とコメントした。そのほか、人民戦線軍には玉置さん、林田さん、後藤さん。ヒロインの婚約者役に松島さん。ゲルニカの人々が集う食堂の主人に谷川さん。マリアとともに国家を守ろうとするファシズムの役人には栗山作品には欠かせない谷田さん。死者の語り部として「てがみ座」の石村さんが決定した。あらすじゲルニカの元領主の娘で何不自由なく生きてきたサラ(上白石萌歌)。しかしスペインでは、台頭してきたファシズムと人民戦線軍が激突し、市民戦争が本格化。サラの婚礼が近づいているある日、突然婚約者が戦争に参加したいと、サラを置いて出て行ってしまった。サラは街の食堂に出入りするようになり、人民戦線軍の兵士たちや海外特派員の戦場カメラマン・クリフ(勝地 涼)、女性記者レイチェル(早霧せいな)たちと触れ合い、各地で激戦が行われている事実を知る。またそこで、イグナシオ(中山優馬)という一人の兵士と恋仲になってしまう。しかしイグナシオはドイツ軍のスパイで密かに爆撃工作を進めていた。やがて、サラの妊娠が発覚。そしてそれを知ったサラの母・マリア(キムラ緑子)は激怒し、子どもを堕ろすよう説得する。そんな中、ついに運命の日、ゲルニカ空爆がはじまる…。PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」は9月、PARCO劇場にて上演予定。※10月以降、京都・新潟・豊橋・北九州ほかでも上演(cinemacafe.net)
2020年02月26日上白石萌歌が、PARCO劇場オープニング・シリーズパルコ・プロデュース2020「ゲルニカ」でヒロインを務めることが決定した。PARCO劇場オープニング・シリーズの秋の陣第1弾を飾る本作は、2018年読売演劇大賞及び最優秀演出家賞に輝く演出家・栗山民也と、2018年紀伊國屋演劇賞個人賞受賞、鶴屋南北戯曲賞など数々の賞を受賞し、筆力に定評のある劇作家・長田育恵の初タッグによる新作。栗山さんがスペイン内戦時のゲルニカ無差別爆撃を描いた画家パブロ・ピカソの「ゲルニカ」と出会って以来20年以上、あたためてきた構想を基に、長田さんが“ゲルニカに生きる人々の人間ドラマ”にフォーカス。本作は、歴史劇や歴史の悲惨さを問うものではなく、普通の人々の生活が突然脅かされ、消えてしまった悲劇、そしてそれを乗り超えるべく生きていく人々を描いた希望の話でもある。そんな本作でヒロインの少女・サラを務めるのは、第7回「東宝シンデレラ」オーディションでグランプリ受賞し、「義母と娘のブルース」「3年A組-今から皆さんは、人質です-」などに出演、バラエティー番組「A-Studio」ではサブMCに抜擢、「adieu」名義で音楽活動も行うなど、マルチに活動する若手女優の上白石さん。サラは、ゲルニカの貴族の家に生まれ、閉ざされた世界にいた少女。裕福な少女が、スペイン内戦により目覚め、様々な人々との繋がりのなか、一人の女性として成長し、そして命の果てるその瞬間まで精いっぱい生きぬく難役に挑む。今回、栗山民也演出作品に初登場となる上白石さんは「役者としての夢の1つであった栗山さんの舞台にこんなにも早く出演させていただけることを心から嬉しく思います」と喜び、「パブロ・ピカソが描いた『ゲルニカ』は悲痛な叫び声がいくつも聞こえてくるような、身震いするほどの恐怖を感じる絵。この一枚から浮かび上がるあの日のゲルニカの人たちの想い、祈りとはどのようなものだったのか。必死に受け取りながら演じたいです。今から期待やら不安やらが一気に押し寄せてきているところですが、栗山さんを信じて最後まで駆け抜けられればと思います」と意気込みを語っている。また栗山さんは「お姉さんの萌音さんとは去年ご一緒し、その美しく確かな感性を実感、まさに『奇跡の姉妹』だと思います。今度は、妹の萌歌さん、本気でぶつかり合いましょう」とコメントしている。PARCO劇場オープニング・シリーズ「ゲルニカ」東京公演は9月、PARCO劇場にて上演。※10月より京都、新潟、豊橋、北九州にて公演予定(cinemacafe.net)
2020年02月17日東京都・港区の六本木ヒルズ森美術館で、"参加するアート"としてピカソ「ゲルニカ」を砂絵で描いたリー・ミンウェイ「砂のゲルニカ」の上を観客が歩くパフォーマンスが開催される。開催日時は11月16日12:00~。同展の観覧料は当日券が一般・1,500円、高/大学生・1,000円、4歳~中学生・500円(展望台・森美術館入場料含む)。同イベントは、森美術館で開催中の展覧会「リー・ミンウェイとその関係展:参加するアート―見る、話す、贈る、書く、食べる、そして世界とつながる」の一環として、出展作品のひとつ「砂のゲルニカ」の巨大な砂絵の上を観客が歩く1日限りのパフォーマンス。台湾出身・ニューヨーク在住のアーティスト リー・ミンウェイ氏は、さまざまな観客参加型の作品やプロジェクトを展開し、国際的に活躍している。また、「砂のゲルニカ」には3つの段階があり、最初の段階は展覧会開幕から11月16日の正午まで見られる、大きな砂絵の「ゲルニカ」を、リー氏が一部の未完成部分を残して描いた状態。2番目の段階が、同日正午から始まる観客参加型ライブパフォーマンス。「砂のゲルニカ」の上を観客がひとりずつ裸足でゆっくりと歩き、残された足跡によって次第に砂絵のイメージが消失していく一方で、リー氏が未完成の部分の仕上げを行う。そして3つ目の段階は、日没後、リー氏とスタッフがすべての砂を中央にかき集めることで完成となる。スペイン内戦時、戦禍の中で一夜にして失われた街を描いたピカソの大作「ゲルニカ」。リー氏はこの作品を捉え直し、砂絵という異なる方法でつくり、また消し去ることによって、喪失と再生が繰り返される世界の非永続性を表現する。なお、会場にはその他にもさまざまな参加型アートがあり、日々変化する展示を楽しめるとのことだ。
2014年11月14日