auスマートパスプレミアムが26日、「au5G × Figure Skating」第3弾として、平昌オリンピック金メダリストのアリーナ・ザギトワの特別コンテンツを近日公開することを発表した。今回の特別コンテンツは、文化・スポーツ日露友好コンソーシアムにより“日露友好の架け橋として”、また“世界が平穏を取り戻すことを祈念して”構成された特別フィギュアスケートプログラム。収録はリンクを囲むように設定された固定カメラやクレーン・ドローンのほか、最新機材を用いて撮影され、映像を4画面の複数アングルで視聴できる「マルチアングル動画プレイヤー」を使用することで、自由にアングルを変えながら楽しむことができる。25日にはその特別フィギュアスケートプログラムの収録が行われ、記者会見も実施。ザギトワがMCからの質問に答えた。――収録後の感想は?このプログラムを作るために、私を選んでくださったことに本当に感謝しています。日本人が作曲した音楽で、日本人の方の振り付けでこのプログラムを踊れてとても嬉しいです。今回の演技を多くの人に好きになっていただければと思いますし、このプログラムがロシアと日本のかけ橋となるように希望しています。――本プログラムの振り付け・演出は世界的に有名な方々によるものですが、大変だったことはありますか?大変だったことは、日本から送られてくるビデオの映像だけでプログラムを作り上げたことです。そんな中でも、自分の気持ちや考えを含めて演技ができました。――今後、フィギュアスケートを通じてやってみたいことなどはありますか?私はいつも新しいプログラムを考えていますので、みなさんの心に伝えられるように頑張りたいです。そして綺麗なスケーティングを見せたいと思います。――ザギトワさんは日本でお誕生日を迎えたんですよね?はい、日本で迎えました。ホテルの隔離生活の中でお誕生日を迎えました。外に出ることもできず、でも私を取り囲んでくださる皆さんが、私の誕生日が忘れられないものになるよう、祝ってくださって、とても楽しい誕生日を迎えることができました。――最後に日本のファンに向けてメッセージをお願いします。大変な時期に私を日本に呼んでいただきありがとうございます。私の演技がロシアと日本の友好に繋がれば嬉しいです。そしてコロナが収束したら、たくさんの日本のファンと会いたいです。そして日本のみなさんもロシアに来てください。なお、「au5G × Figure Skating」は現在までに、本田真凜・本田望結・本田紗来、荒川静香のコンテンツを独占配信している。
2021年05月26日フィギュアスケート選手のアリーナ・ザギトワらが23日、秋田・大館市民ほくしか鹿鳴ホールにて開催された、日露共同製作映画『ハチとパルマの物語』(28日公開)大館市特別先行上映会に登壇した。今回、日本とロシアの文化交流の一環として、映画が公開されるこのタイミングで来日したザギトワ。「みなさんこんにちは。私はアリ ーナ・ザギトワです。元気ですか?」と流暢な日本語で挨拶を披露すると、大きな拍手が客席から起こった。その後、ロシア語で「大館に招待していただき、誠にありがとうございます。オリンピックが終わってから、私の人生は大きく変わりました」とスピーチ。「いろんな国を訪れて様々な人と会うことになりました。今はコロナウィルスによる様々な制限がありますが、日本に来てからはちゃんとルールを守って移動し、大館には10時間車に乗ってやってきました」と話した。続けて、自身が本人役で映画初出演を果たした同作について、「この映画を観て、自分にとって何が大切なことなのか、それを見つけることができるのではと思います。愛と友情によって、私たちは様々な事が実現可能になります」とコメント。さらに秋田犬の故郷である大館市民に「マサルは元気です。皆さんによろしくと言ってました」と語った。ザギトワは2018年、秋田犬保存会から秋田犬を贈呈され、「マサル」と名付けている。また、舞台挨拶後には映画のロケ地でもある、秋田犬の里を訪れ、マサルの兄弟・勝大(しょうだい)と初対面。 新型コロナウイルス感染症対策徹底のため直接触れ合うことはできず、ガラス越しの対面となったが、「本当にかわいい〜」と満面の笑みを見せていた。(C)@Shutterz/CB(C)2021 パルマと秋田犬製作委員会
2021年05月24日2018年秋より、「SHISEIDO」のグローバルアンバサダーとして活躍している、女子フィギュアスケーターのアリーナ・ザギトワ選手が、有終の美を飾った今シーズンの活動を報告するために、3月26日(火)、資生堂汐留オフィスを緊急訪問。シーズン中のザギトワ選手をサポートした資生堂のメイクについての感想等に関し、トークセッションを行いました。また、資生堂マスタークラスのスタッフがザギトワ選手向けに個別メイクレッスンも開催。もちろん、気になる愛犬・マサルの近況もご紹介。SHISEIDO アリーナ・ザギトワ選手緊急訪問資生堂社員がザキトワ選手を熱烈にお出迎え撮影:GODMake.フィギュアスケート女子で、先週の世界選手権を初制覇したアリーナ・ザギトワ選手(16)は、3月26日(火)に「グローバルアンバサダー」を務める資生堂の汐留オフィスを、今シーズンの活動を報告するために緊急訪問。「SHISEIDO」のカラーである真紅のワンピースに身を包んで登場したザギトワ選手を、資生堂社員は、薔薇やダリア、カーネーションなどを持ち、花道とレッドカーペットでお出迎えしました。魚谷社長が「世界選手権の優勝おめでとうございます。本当に素晴らしい、思いを込めたショートとフリーの演技をテレビで拝見し、とても感動しました」とお祝いのコメントを述べると、「ありがとうございました」と流暢な日本語を披露。撮影:GODMake.また、魚谷社長、岡部チーフブランドオフィサーから花束とSHISEIDOの商品を受け取ったザギトワ選手は、「日々の応援ありがとうございます。世界的企業が私をサポートしてくれていると感じ、とても大きな心の支えになっています。今回の世界選手権は、日本で開催されるということもあり並々ならぬ想いを持って出場したのですが、皆さまの前で結果を収めることができ良かったです」と、涙ぐむ場面も。撮影:GODMake.そして、「応援のお礼に」とサイン入りのスケートシューズをプレゼント。愛犬マサル「サルコーの出来ばえ点(GOE)は+5」撮影:GODMake.魚谷社長とザギトワ選手のトークセッションでは、ザギトワ選手の愛犬、秋田犬のマサルの話題に。「マサルはかなり大きくなりました。25kgくらいになったと思います。最近は、サルコーと言うと回るようにしつけているんです。すごく上手で、スケートで言えば出来ばえ点(GOE)で+5がもらえるくらいですかね」と笑顔を見せる姿は、等身大の16歳。そんな彼女の魅力に会場中が虜に。ザギトワ「世界選手権での勝利の一部は資生堂のおかげ」撮影:GODMake.さらに魚谷社長より、「このメイク(資生堂メイクアアップ)だから勝てるのかな?」と冗談を交え問われると、「世界選手権の勝利の一部は資生堂のおかげ、とても感謝しています」と即答し、歓喜に包まれる資生堂社員。続けて演技の際の印象的なメイクについて聞かれると「実はシーズン序盤にある色々な大会でメイクを試し、その中から評判が良いものをシーズン中盤以降選んでいます。(ザギトワ選手をサポートする)資生堂のメイクアップアーティストさんは、私がこれまで挑戦したことがない、だけれども似合うという私にあったメイクを毎回提案してくれているんです」と嬉しそうな表情を浮かべます。そして、「時間があるときは妹やおばあちゃんにメイクをしてあげている」と、家族に関するエピソードも教えてくださいました。ザギトワ選手、「SHISEIDO」オフィス内の展示ディスプレイに興味津々提供:資生堂会の途中、「SHISEIDO」のオフィスを散策したザギトワ選手は、店舗と全く同じ作りの什器が飾られているコーナーを興味深く見ていたよう。昨年9月より、世界での発売を開始した「SHISEIDO メイクアップ」のコーナーでは、立ち止まり、説明する魚谷社長の話に熱心に耳を傾けていたとのこと。メイクアップマスタークラスでは艶感メイクを体験撮影:GODMake.最後にザギトワ選手は、「SHISEIDO」が提案するメイクアップマスタークラスを体験。普段マットな質感のメイクが好きだというザギトワ選手ですが、この日は艶感、ツヤ感を出すメイクレッスンを行い、メイクブラシを使ったファンデーションのお直しや、艶感を強めるラメ入りシャドウ、グリーンカラーのマスカラ、ハイライトを入れる体験をしたほか、舞台での肌の奥行きを演出するシェーディングを行いました。普段と違う雰囲気のメイクに大満足の様子のザギトワ選手。世界で活躍をするトッピアスリートの彼女ですが、メイクの効果に笑みを浮かべる姿は「普通の一人の女の子」。初の凱旋報告は大盛況で終了しました。アリーナ・ザギトワ選手プロフィール撮影:GODMake.[生年月日] 2002年5月18日(満16歳)[身長] 158㎝[代表国] ロシア[出身] イジェフスク[獲得メダル]2018年 平昌オリンピック女子シングル金メダル2018年 平昌オリンピック団体戦銀メダル2018年 ヨーロッパ選手権(モスクワ)金メダル2017-2018年 ISUグランプリファイナル(名古屋)金メダル2019年 世界フィギュアスケート世界選手権女子シングル金メダル
2019年03月31日冬を彩る人気スポーツの筆頭は、何といってもフィギュアスケート。世界の頂点を争う強豪たちに加え、若手もぞくぞく登場し、目が離せません。女子フィギュアスケートの今後の大会での見どころや注目選手を小塚崇彦さんが解説してくれました。「フリープログラムの中で、4回転ジャンプを4回、5回と跳ぶ選手が次々と出てきた、(平昌五輪前の)男子シングルと同じような状況が、女子にも訪れているのではないでしょうか」平昌五輪が終わって迎えた今シーズンの女子シングルの状況を、小塚崇彦さんはそう話す。昨年末に行われたロシア選手権では、4回転の中でもっとも難しいルッツジャンプを2人の選手が跳んで、ワンツーフィニッシュ。その翌日に行われた全日本選手権フリーでは、紀平梨花と細田采花の2選手が、トリプルアクセル(3回転半)と、そこからの連続ジャンプを着氷。それに先んじて行われたグランプリファイナルでも、紀平選手とロシアのエリザベータ・トゥクタミシェワ選手が、トリプルアクセルに成功。浅田真央さんの引退以降、あまり動きがなかった女子のジャンプ構成が、堰を切ったようにレベルアップし、面白くなっている。「女子シングルの選手が挑戦する高難度ジャンプといえば、そのほとんどが3回転―3回転の連続ジャンプでした。それが、ロシアのジュニア世代から、4回転ジャンプを跳ぶ選手が出てきたことで、一気に変わってきました。4回転どころか、4回転からの連続ジャンプまで跳んでしまうんですから、男子もびっくりですよ。それこそ、ちょうどいま、ジェネレーションチェンジ(世代交代)が起こっているところじゃないかな」とはいえ、4回転を跳ぶのは、主に世界選手権には出場できない年齢のジュニアたち。今季の世界選手権のメダルの行方は、どうなるのだろうか。昨季は、平昌五輪で銅メダルを獲得したカナダのケイトリン・オズモンド選手が金、樋口新葉選手が銀、宮原知子選手が銅メダルを獲得した。今季、オズモンド選手は休養中ながら、平昌五輪の金メダリスト、アリーナ・ザギトワ選手も、おそらく出場してくる。それでもなお、「今回は、前回以上に、日本の3選手の活躍が目立つ大会になると思います。坂本花織選手は、女子では回転不足がとられやすいジャンプも、正確に跳ぶことができるのが強み。紀平選手は、なんといってもトリプルアクセルジャンプが武器ですが、それ以外のスピン、ステップ、スケーティングといった技術も高い。宮原選手は、全日本選手権では少しミスが出てしまいましたが、なにより、どんな状況でもミスを最低限に抑えられる経験がありますから」それに加えて、今回の会場はさいたまスーパーアリーナ。地元開催という地の利もある。「あとは、チャンピオンシップと呼ばれる世界選手権や四大陸選手権のような一発勝負の戦いは、調整能力や、ここぞの集中力が求められる。そこが勝負を分けるのではないでしょうか」紀平梨花ジュニア時代から“女子シングル選手初”の称号!?をいくつも獲得してきた天才肌の16歳。シニア1年目となる今季も、3回転半―3回転の連続ジャンプをプログラムに組み込み、グランプリファイナルでは、平昌五輪金メダリストのザギトワ選手を抑え、初優勝。一躍、世界のトップに。全日本選手権では一歩及ばず、銀メダル。写真:7044/アフロエリザベータ・トゥクタミシェワ五輪明けのシーズンになるとなぜか復調する不思議な選手。体を絞って迎えた今季も、キレのあるトリプルアクセルを跳び、グランプリファイナルでは銅メダル。浮き沈みを経験してきたからなのか、22歳になったばかりとは思えないほど貫禄十分。エキシビションで見せる悩殺クリムキンイーグルは、もはや代名詞!?写真:森田直樹/アフロスポーツアリーナ・ザギトワ15歳で平昌五輪に出場。すべてのジャンプを、得点が1.1倍になる後半に組み込むという常識破りのプログラムで、金メダルを獲得。日本から秋田犬が贈られ、マサルと名付けたのは、有名な話。今季のロシア選手権ではジャンプミスが出て、なんと5位に沈んでしまったが、長い手足が氷上映えする美しい選手。写真:YUTAKA/アフロスポーツ坂本花織ジュニアグランプリファイナルと、世界ジュニアで銅メダルを獲得。シニアにあがった昨シーズン、全日本選手権で2位となり、平昌五輪に出場して6位入賞。一気にトップ選手への階段を駆け上がった、明るく、ざっくばらんなキャラの18歳。昨年末、最終滑走の重圧も何のその、初の全日本女王に輝いたのは、記憶に新しい。写真:YUTAKA/アフロスポーツ小塚崇彦さん圧倒的なスケーティング技術を持つフィギュアスケーター。2011年世界選手権で銀メダル。’16年現役引退後は、日刊スポーツなどで解説するほか、スケートのブレードも開発。※『anan』2019年1月30日号より。写真・小笠原真紀(小塚さん)取材、文・齋藤優子(by anan編集部)
2019年01月28日