寒さがますます厳しい冬の休日は、家から一歩も出ないでぬくぬく過ごしたい。そんなおこもりライフが、寒い季節の醍醐味ってものですよね。そこでおすすめしたいのが、体を冷やさずにリラックスできるルームシューズとルームガウンです。 確かなクオリティーを感じる、温かみあるルームシューズ。幅にゆとりがあるので通気性が良く、長時間履いていてもムレ知らず。糸の1本1本に色むらを持たせ、スタイリッシュな風合に。シャランティーズ¥6,480(ロンディーノ)/ZUTTO まず、見るからに足元を冷えから守ってくれそうなウール素材のルームシューズは、フランスのシャラント地方で生まれた『RONDINAUD(ロンディーノ)』のシャランティーズです。まるで外履きにも使えそうな丁寧なパイピング使いのしっかりした作りですが、こちらはれっきとした室内履き用。少し深めの かかとで脱げにくい仕様になっています。フローリングはもちろん、濡れた場所でも滑りにくいので、キッチンで炊事や家事をするときも頼もしい一足。 生まれたのは偶然の出来事と、職人の気づきから。丈夫で固めの底面は、歩きやすさも抜群。床を傷つける心配もありません。履き込むうちに自分の足の形に馴染んでくるのも魅力。 シャランティーズが生まれたのは、なんと偶然の出来事と職人の気づきからだったそう。17世紀後半のフランス・シャラント地方では、丈夫なフェルト生地で海軍のピーコートを生産していました。製紙工場では、このときの端材として出る フェルトに偶然にも紙を置いてプレスし、乾燥させたところ…、驚くことに水を通さないフェルトとして生まれ変わっていたのです!地元の靴屋や靴修理屋は これらのフェルトを集めて、しなやかで快適な靴底として使うことを思いつきました。当時は、サボのなかに敷くための靴下のように活用されていたそうです。 内側のモコモコしたウール起毛素材は、素足で履いても気持ちいい肌触り。足元が冷えがちな冬の日もしっかり温めてくれます。厚手のソックスと合わせたら、おこもりの準備は万端! パジャマやルームウェアの上からサラリと羽織れるルームガウン。ポコポコとやさしい凹凸があるガウン生地は、手紡ぎ糸ならではの特徴。身幅52cm、着丈90cm。別注 手紡ぎコットン ショールカラー ルームガウン¥18,900(益久染織研究所)/ZUTTO 次におすすめしたいおこもりアイテムは、肌寒いときにサッと羽織りたいショールカラーのルームガウン。こちらは、人の手で1本1本丁寧に紡がれた糸を素材にする益久染織研究所の別注アイテムです。温かさをキープしたい腰やおしりが隠れる丈にこだわり、寒さを感じやすい首元は生地が二重になるように折り返しの襟元に。また、肩まわりは窮屈にならないようにやや落としたドロップショルダーになっています。使うほどに風合が増し、肌触りが良くなるのも魅力。 こんなゆったりデザインなら、ルームウェアやパジャマの上からでもリラックスして羽織れます。ソファで温かいお茶を飲んだり、映画や本をまったり楽しんだり、体を冷やさないでくつろげるアイテムは、冷えが大敵の女性にとって頼もしいおこもりアイテム。厳しい寒さの冬も、快適に乗り越えられそうです。 ZUTTO:kimyongduckstyling:Rina Taruyamahair&make:Daisuke Yamada(Cake)model:Kurumi Emond(BE NATURAL)text:Tokiko Nitta
2019年01月03日