2月28日(現地時間)に開催される第88回アカデミー賞のノミネートが14日に発表。『レヴェナント:蘇えりし者』が最多12部門で候補になり、ジブリ『思い出のマーニー』が長編アニメーション部門で候補になった。前哨戦の目玉の1つ、ゴールデン・グローブ賞(以下、GG賞)で作品賞など最多3部門を受賞した『レヴェナント:蘇えりし者』は作品、監督、主演男優、撮影など12部門にノミネート。GG賞ドラマ部門で主演男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオは、5度目のオスカー・ノミネートでついに悲願の受賞が叶うかが注目されている。次いで、作品、監督、撮影など10部門で候補になったのは『マッドマックス 怒りのデス・ロード』。GG賞ではミュージカル/コメディ部門で作品賞、男優賞を受賞した『オデッセイ』は作品、主演男優、脚色など7部門で候補になった。批評家からの人気が高く、賞レースで健闘しながらもGG賞では無冠に終わった『スポットライト世紀のスクープ』、同じく同賞で最多ノミネートを受けながら受賞は0に終わった『キャロル』、現在公開中の『ブリッジ・オブ・スパイ』は6部門、『マネー・ショート華麗なる大逆転』と記録的大ヒットを続けている『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が5部門で候補になった。主演女優賞部門は『ルーム』のブリー・ラーソン、『ブルックリン』(仮題)のシアーシャ・ローナンという若手2人が候補になったのが新鮮。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』や『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』が技術賞各部門で候補になり、GG賞脚色賞を受賞した『スティーブ・ジョブズ』のアーロン・ソーキンが候補入りしないなど、GG賞との違いも出た。今年は例年に較べて大本命作がなく、各映画賞によって結果が異なる状況が続いているが、先が読めないだけに、より楽しみなオスカー・レースが展開される。授賞式は2月28日(現地時間)、ロサンゼルスのコダック・シアターで開催される。主要部門候補は以下の通り作品賞『マネー・ショート華麗なる大逆転』『ブリッジ・オブ・スパイ』『ブルックリン』(仮題)『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『オデッセイ』『レヴェナント:蘇えりし者』『ルーム』『スポットライト世紀のスクープ』主演男優賞ブライアン・クランストン(『Trumbo』原題)マット・デイモン(『オデッセイ』)レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント:蘇えりし者』)マイケル・ファスベンダー(『スティーブ・ジョブズ』)エディ・レッドメイン(『リリーのすべて』)主演女優賞ケイト・ブランシェット(『キャロル』)ブリー・ラーソン(『ルーム』)ジェニファー・ローレンス(『JOY』原題)シャーロット・ランプリング(『さざなみ』)シアーシャ・ローナン(『ブルックリン』仮題)助演男優賞クリスチャン・ベイル(『マネー・ショート華麗なる大逆転』)トム・ハーディ(『レヴェナント:蘇えりし者』)マーク・ラファロ(『スポットライト世紀のスクープ』)マーク・ライランス(『ブリッジ・オブ・スパイ』)シルベスター・スタローン(『クリードチャンプを継ぐ男』)助演女優賞ジェニファー・ジェイソン・リー(『ヘイトフル・エイト』)ルーニー・マーラ(『キャロル』)レイチェル・マクアダムス(『スポットライト世紀のスクープ』アリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』)ケイト・ウィンスレット(『スティーブ・ジョブズ』)監督賞アダム・マッケイ(『マネー・ショート華麗なる大逆転』)ジョージ・ミラー(『マッドマックス怒りのデス・ロード』)アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『レヴェナント:蘇えりし者』)レニー・アブラハムソン(『ルーム』)トム・マッカーシー(『スポットライト世紀のスクープ』)脚色賞『マネー・ショート華麗なる大逆転』『ブルックリン』(仮題)『キャロル』『オデッセイ』『ルーム』オリジナル脚本賞『ブリッジ・オブ・スパイ』『Ex Machina』『インサイド・ヘッド』『スポットライト世紀のスクープ』『ストレイト・アウタ・コンプトン』撮影賞『キャロル』『ヘイトフル・エイト』『マッドマックス怒りのデス・ロード』『レヴェナント:蘇えりし者』『ボーダーライン』長編アニメーション映画賞『Anomalisa』(原題)『The Boy and the Beast』(原題)『インサイド・ヘッド』『ひつじのショーンバック・トゥ・ホーム』『思い出のマーニー』(text:Yuki Tominaga)■関連作品:思い出のマーニー 2014年7月19日より全国東宝系にて公開(C) 2014 GNDHDDTKインサイド・ヘッド 2015年7月18日より全国にて公開(C) 2015 Disney/Pixar. All Rights Reserved.マッドマックス 怒りのデス・ロード 2015年6月20日より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015 VILLAGE ROADSHOW FILMS (BVI) LIMITED映画 ひつじのショーン~バック・トゥ・ザ・ホーム~ 2015年7月4日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2014 Aardman Animations Limited and Studiocanal S.A.
2016年01月14日第73回ゴールデン・グローブ賞が10日(現地時間)、ロサンゼルスのビヴァリーヒルトン・ホテルで発表され、『レヴェナント:蘇えりし者』が作品賞、監督賞、主演男優賞の三冠受賞した。ゴールデン・グローブ賞はハリウッド外国人映画記者協会(HFPA)会員の投票によって決定するもので、最多3部門を受賞した『レヴェナント:蘇えりし者』は、荒野で狩猟中にクマに襲われ、重傷を負ったハンターの壮絶なサバイバルを描く作品。同作でドラマ部門男優賞を受賞したレオナルド・ディカプリオはこれが3度目のゴールデン・グローブ賞受賞だが、スタンディング・オベーションと鳴り止まない拍手に感極まった表情を見せていた。今回の受賞は悲願のアカデミー賞主演男優賞への追い風となりそうなだけに、2月28日(現地時間)のオスカー候補発表が楽しみだ。監督賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥはスピーチで「映画作りはどれも大変だけど、今回は本当に大変だった」と苦難が続いた撮影をふり返りつつ、主演のレオとの仕事を「最高の経験だった」と語った。今年はノミネーションの段階から大本命作がなく、各部門で授賞はばらけたが、ドラマ部門は『レヴェナント:蘇えりし者』、ミュージカル/コメディ部門は作品賞と男優賞(マット・デイモン)が受賞した『オデッセイ』と2作が各部門を代表する受賞結果となった。ほかに、『スティーブ・ジョブズ』が助演女優賞(ケイト・ウィンスレット)、脚本賞(アーロン・ソーキン)を受賞。最多4部門5つのノミネーションを受けた『キャロル』は無冠に終わった。今期の賞レースで唯一、無敵の強さを誇っている『ルーム』のブリー・ラーソンがやはりドラマ部門女優賞に輝き、圧倒的な勢いを見せつけた。ミュージカル/コメディ部門で女優賞を受賞したのは『JOY』(原題)のジェニファー・ローレンス。『世界でひとつのプレイブック』(ミュージカル/コメディ部門主演女優賞)、『アメリカン・ハッスル』(助演女優賞)で受賞してきたジェニファーは「ここに上がれるのは、いつもあなたのおかげよ」とデヴィッド・O・ラッセル監督に感謝した。ミュージカル/コメディ部門男優賞はマット・デイモン、助演男優賞は『クリード チャンプを継ぐ男』で、伝説のロッキー・バルボアを演じたシルベスター・スタローンに輝いた。脇に回ることなどほとんどないスタローンだが、実質主役と言ってもいい存在感で物語を牽引して見事受賞。「ロッキー・バルボアは最高の“見えない親友”だ」とスピーチで語った。助演女優賞はケイト・ウィンスレット、そしてTV部門のリミテッドシリーズ/TVムービー部門の女優賞をレディー・ガガ(「AMERICAN HORROR STORY: HOTEL」原題)が受賞するなど、スターという肩書きにふさわしい大物の受賞が印象に残る結果となった。授賞結果は以下の通り。映画部門ドラマ部門作品賞:『レヴェナント:蘇えりし者』男優賞:レオナルド・ディカプリオ(『レヴェナント:蘇えりし者』)女優賞:ブリー・ラーソン(『ルーム』)ミュージカル/コメディ部門作品賞:『オデッセイ』男優賞:マット・デイモン(『オデッセイ』)女優賞:ジェニファー・ローレンス(『JOY』原題)助演男優賞:シルベスター・スタローン(『クリードチャンプを継ぐ男』)助演女優賞:ケイト・ウィンスレット(『スティーブ・ジョブズ』)監督賞:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ(『レヴェナント:蘇えりし者』)脚本賞:アーロン・ソーキン(『スティーブ・ジョブズ』)作曲賞:エンリオ・モリコーネ(『ヘイトフル・エイト』)アニメ作品賞:『インサイド・ヘッド』外国語映画賞:『サウルの息子』(ハンガリー)主題歌:「ライティングズ・オン・ザ・ウォール」(『007スペクター』)TV部門ドラマ部門作品賞:「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」男優賞:ジョン・ハム(「MAD MEN マッドメン」)女優賞:タラジ・P・ヘンソン(「Empire 成功の代償」)ミュージカル/コメディ部門作品賞:「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」男優賞:ガエル・ガルシア・ベルナル(「モーツァルト・イン・ザ・ジャングル」)女優賞:レイチェル・ブルーム(「CRAZY EX-GIRLFRIEND」原題)リミテッドシリーズ/TVムービー部門作品賞:「ウルフ・ホール」男優賞:オスカー・アイザック(「SHOW ME A HERO」原題)女優賞:レディー・ガガ(「AMERICAN HORROR STORY: HOTEL」原題)助演男優賞:クリスチャン・スレイター(「MR.ROBOT/ミスター・ロボット」)助演女優賞:モーラ・ティアニー(「アフェア~情事の行方~」)(text:Yuki Tominaga)
2016年01月11日国内ランキングでは“妖怪”に及ばなかったものの、全米興行収入の初日記録やオープニング週末記録を塗り替え、全世界のオープニング興行収入でも約5億2,800万ドル(約640億円)を突破し、これまで最高だった『ジュラシック・ワールド』を超えて1位となった『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』。ジョージ・ルーカスからシリーズを受け継いだJ.J.エイブラムス監督によって、シリーズ初の女性の主人公・レイ(デイジー・リドリー)を中心に、ストームトルーパーの脱走兵フィン(ジョン・ボイエガ)、赤十字のライトセーバーを持つカイロ・レン(アダム・ドライバー)ら若手キャストと、もはや“至宝級”となったハン・ソロ(ハリソン・フォード)、レイア(キャリー・フィッシャー)、ルーク(マーク・ハミル)ら旧シリーズのキャストが見事な融合を果たし、また新たな伝説を作り出したといえる。さらにいま、本作以外にも、単なる世代交代や新章の幕開けと言うだけでは足りない、“愛と魂”を受け渡し、受け継ぐ、心揺さぶる作品が相次いでいる。まず、新3部作の第1作目となる今回の『スター・ウォーズ』が、『フォースの覚醒』であることに注目。フォースといえば、ヨーダやオビ=ワンらジェダイ騎士たちが操り、後にダース・ベーダーとなったアナキン・スカイウォーカー、その息子ルークと双子の妹レイアといったジェダイの家系に受け継がれてきた、万物が有するエネルギー。ルークたちが活躍した『ジェダイの帰還』から30年後が舞台となる本作では、何者かがそのフォースを受け継ぎ、“目覚め”を遂げることになる。もちろん劇中には、シリーズを通じて描かれ続けてきた、家族愛や友情などもしっかりと受け継がれている。アナキンが暗黒面に落ちダース・ベーダーとなったのも、元はといえば妻への愛のためであり、その子ルークがベーダーを暗黒面から救ったのも父を思う愛ゆえ。しかも、アナキンやルークとR2-D2&C-3POのように、レイやポー・ダメロン(オスカー・アイザック)と新ドロイドBB-8との関係性にも、愛情はたっぷりだ。それには、J.J.監督はもちろん、製作のルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディらスタッフ陣、前述のキャスト陣やカメオ出演を果たしているサイモン・ペッグらも含めて、『スター・ウォーズ』をとことん愛し、その魂をリスペクトしてやまない姿勢から生まれたものにほかならない。また、新章といえばもう1作、往年の名作の新シリーズがこの冬、登場する。アクション界の大スター、シルベスター・スタローンの代名詞ともいえる『ロッキー』を継承する『クリードチャンプを継ぐ男』だ。本作も、全米ではこれまでの『ロッキー』シリーズ全6作をしのぐ大ヒットとなっている。愛する妻や仲間に先立たれ、孤独な日々を送るロッキーの前に突然現れたある若者。アドニスと名乗るその若者(マイケル・B・ジョーダン)は、かつてロッキーの宿敵であり、親友であり、リングの上で亡くなったアポロ・クリードの愛人の子だった。その純粋なまなざしとボクシングへの熱い思いに盟友の面影を見たロッキーは、彼のトレーナーとなり、持てる技術のすべてを彼に託すことを決める。実はスタローン自身は、2006年の『ロッキー・ザ・ファイナル』を最終章としてシリーズに終止符を打っている。だが、本作は、珠玉作『フルートベール駅』で注目を集めた新鋭ライアン・クーグラー監督が、「もし、あのアポロに息子がいたら…」というアイディアをスタローンに直談判したことがきっかけとなり、始まった。クーグラー監督は、まるでアドニス青年がロッキーにそうしたように、スタローンに意見をぶつけ、アドバイスを受けながら、シリーズをリスペクトする新しい物語を構築していったという。ロッキーとしては、かつて自身と名勝負を繰り広げ、もう一度戦う気持ちを思い起こさせてくれた盟友と同じハートを持つ青年を指導することが、新たな生きがいとなっていく。老いたチャンピオンが再び闘志を奮い立たせていく姿は、思わず胸アツに。また、勝ち気な一方で、偉大な父の名に傷をつけたくないと「クリード」を名乗れずにいるアドニスの葛藤も、胸を打つ。そして、ロッキーにはエイドリアンという背中を押してくれる大切な女性がいたように、アドニスは、進行性難聴という障がいを持ちながらもシンガーソングライターの夢を諦めない女性・ビアンカと出会うことにも注目。迫力のボクシングシーンのみならず、こうした人間ドラマにもきちんと焦点が当てられているのが、このシリーズの醍醐味。『ロッキー』1作目はその年のアカデミー賞「作品賞」を受賞しているが、本作でスタローンは「助演男優賞」ノミネートに期待が寄せられている。一方、ある家族の愛を受け継ぐ日本映画『はなちゃんのみそ汁』では、結婚、妊娠、出産といった人生の転機をがんと闘ってきた主人公・千恵(広末涼子)が、みそ汁を始めとする日本食や日常の大切さを、愛娘の“はな”に伝えようとする姿が描かれる。乳がんのため、2008年に亡くなった安武千恵さんが生前つづったブログをもとにし、関連書籍の出版やTVドラマ化、教科書への採用など社会現象ともなったエッセイが原作となる本作。がんの治療のため諦めていたさなかに妊娠、そして出産を経た千恵さんをさらなる病魔が襲う。彼女は「私がいなくなっても、はなが暮らしていけるように…」との思いから、幼い娘に、まずかつお節を削ってだしを取ることから、みそ汁作りを伝えていく。自身も3児の母である広末さんや、とことん明るい夫・信吾役の滝藤賢一、天真爛漫なはな役の赤松えみなちゃんが、実の家族のように息の合ったところを見せる本作では、病気を描きながらも不思議と笑顔が絶えない。毎日の食の大切さはもちろんのこと、家族で食卓を囲む日常のありがたさやそばにいてくれる人の温かさといった、ごく当たり前のことを、ユーモアたっぷりに教えてくれるからに違いない。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』は全国にて公開中。『クリードチャンプを継ぐ男』は全国にて公開中。『はなちゃんのみそ汁』はテアトル新宿&福岡にて先行公開中、2016年1月9日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2016年01月05日『ロッキー』シリーズを「初めて観た」という若い世代から、シリーズとともに歩んできたファンまで、老若男女をいま“激アツ”にしている『クリードチャンプを継ぐ男』。本作で、シルベスター・スタローンが演じるロッキーの前に現れる、かつてのライバルで親友アポロ・クリードの息子アドニスを演じているのは、2015年『ファンタスティック・フォー』にも抜擢されたマイケル・B・ジョーダンだ。同作は残念ながら続編の公開が中止となってしまったが、ジョーダンは相次ぐ大作への出演で一気に知名度を上げた。特に『クリード』は、ジョーダン演じるアドニスとともに夢に向かうロッキーを演じ切ったスタローンの熱演が賞レースで注目を集め、シリーズ最大のオープニング記録を達成。“あの超大作”に隠れがちであったものの、年明けもクチコミから“激アツ”の『クリード』熱が、真冬の日本列島に広がることは必至。そんな彼をはじめとする、2016年を熱く盛り上げてくれそうな海外の若手スターたちに迫った。■父や先輩、師匠を超えてゆけ!? 期待の新星たちまず、ジョーダンは1987年2月9日生まれの28歳。『クリード』の脚本をスタローンのもとに持ち込んだ29歳のライアン・クーグラー監督とは、社会派ドラマ『フルートベール駅』でもタッグを組んだ同世代の盟友だ。いまや出演オファーが殺到中のようで、クーグラー監督との再々タッグもありそうだというジョーダン。もちろん、『クリード2』にも期待できそうだ。また、ジョーダンが演じたアドニスといえば、チャンピオンだった父親の“七光り”といわれることを何よりも嫌がっていたが、同じく、アカデミー賞監督にして名優クリント・イーストウッドを父に持つイケメン俳優、スコット・イーストウッドもその気持ちはよく分かるはず?イーストウッド監督の『父親たちの星条旗』や『グラン・トリノ』に出演した際には母の苗字リーブスでクレジットされていたスコットは、1986年3月21日生まれ。あの『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』の主演候補になったこともある美しい顔立ちと、父ゆずりの寂しげな微笑み、そしてマリンスポーツで鍛えられた肉体にファンは急増中だ。ブラッド・ピット主演の『フューリー』や、テイラー・スウィフトの「ワイルデスト・ドリームス」のMVでも注目を集めた彼は、3月2日には『トゥモローランド』ブリット・ロバートソンと共演した『ロンゲスト・ライド』(劇場未公開)のBlu-ray&DVDが発売される。同作は、『きみに読む物語』のライアン・ゴズリング、『親愛なるきみへ』のチャニング・テイタムなど、ブレイク男子を生みだしてきたニコラス・スパークスの小説が原作。スコットは同作で2015年ティーン・チョイス・アワードのドラマ映画「男優賞」に選ばれており、その熱波は日本にも上陸しそう。いまだ役名は明らかになっていないものの、『バットマン vs スーパーマンジャスティスの誕生』(3月25日公開)から始まる<プロジェクトDCコミックス>の、悪役勢ぞろい映画『スーサイド・スクワッド』に登場!さらに、ジョセフ・ゴードン=レヴィットがCIAとNSAの元職員エドワード・スノーデンを演じるオリバー・ストーン監督作『SNOWDEN』(原題)などにも出演が決まっている。一方、マーベル作品も2016年は大きな局面を迎える。アイアンマンとキャプテン・アメリカが対決する映像が物議を醸している『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(4月29日公開)からは、トム・ホランドとセバスチャン・スタンに注目。ホランドは、新生スパイダーマン/ピーター・パーカーに大抜擢された1996年6月1日生まれの若き英国男子。日本でも反響を呼んだ『インポッシブル』でナオミ・ワッツの息子役を好演、小規模作品ながら『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』ではトム・ハーディの息子役で印象を残した。1月16日(土)からはマイティ・ソー…ではなく一等航海士を演じるクリス・ヘムズワースの『白鯨との闘い』が公開される。また、「ゴシップガール」や「ワンス・アポン・ア・タイム」など海外ドラマでも知られるスタンは、1982年8月13日生まれ、ルーマニア出身の“東欧男子”。キャップの親友バッキー(ウィンター・ソルジャー)として『キャプテン・アメリカ』シリーズ1作目から登場。『シビル・ウォー』では、彼がアイアンマンとキャップが仲違いするきっかけとなるようで、その動向は気になるところ。また、マッド・デイモン主演、リドリー・スコット監督の『オデッセイ』(2月5日公開)、メリル・ストリープの息子役を演じる『幸せをつかむ歌』(3月5日公開)も控えている。さらに、『キングスマン』で日本でもジワジワ来ているタロン・エドガートンにも注目。1989年11月10日生まれの“タロン君”は、『キングスマン2』が控える中、トム・ハーディが一人二役で双子を演じた『Legend』(原題)に出演、英国初のスキージャンプ五輪代表選手に扮した『Eddie the Eagle』(原題/全米2月26日公開)では、ヒュー・ジャックマンとの熱い師弟愛が見られそう。スキージャンプに馴染みの深い日本でも、大きな話題を呼ぶに違いない。■大抜擢が続く、美しき新星女優たちも要チェック!続いて、麗しき新星女優たちにも注目してみた。何といっても『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でシリーズ初の女性主人公レイに大抜擢されたデイジー・リドリーは、2016年もその一挙手一投足に注目が集まりそう。今後、『フォースの覚醒』に続くエピソード8、9でもレイ役を演じるはずで、彼女の知名度はもはや銀河レベルに!?まず、2016年は、北米で公開されるスタジオジブリ作品『おもひでぽろぽろ』(英語版)で主人公・タエ子の声を担当するという。また、年末恒例のTC Cander「世界で最も美しい顔2015」で、ナタリー・ポートマンや桐谷美玲らを抑えて27位に選ばれたのが、『コードネーム U.N.C.L.E』で人気が高まり、『リリーのすべて』(3月18日公開)ではエディ・レッドメインと共演する北欧美人アリシア・ヴィキャンデル。ハリウッドの“イットガール”と呼ばれる彼女は、『リリーのすべて』では世界初の性別適合手術を受けたリリーを、真の愛で支え続けた“妻”ゲルダを熱演。難役に挑んだエディと並び、アカデミー賞候補は確実視されており、美しいロボットに扮した『EX MACHINA/エクス・マキナ』(原題)では『スター・ウォーズ』のオスカー・アイザック(ポー・ダメロン役)とドーナル・グリーソン(ハックス将軍役)と共演、それぞれ主演女優・助演女優、両方でのノミネートが予想されている。さらに、『スーサイド・スクワッド』のぶっとんだ女子、ジョーカー(ジャレッド・レト)“LOVE”のハーレイ・クイン役を演じる、マーゴット・ロビーも忘れてはならない。『ウルフ・オブ・ウォールストリート』ではレオナルド・ディカプリオ、『フォーカス』ではウィル・スミスを虜にした彼女は、本作でも大暴れ!?“北欧男子”の代表格アレキサンダー・スカルスガルドが筋骨隆々ぶりを披露する『The Legend of Tarzan』(原題)では、ターザンの恋人役にも扮する。今回初めて、「世界で最も美しい顔2015」にランクインを果たしており(ちなみにデイジーも初登場)、『スーサイド・スクワッド』で共演する同47位のカーラ・デルヴィーニュや、2位となったワンダーウーマンことガル・ガドットとともに、彼女たちの魅力バトル(!?)にも期待ができそうだ。(text:cinemacafe.net)■関連作品:スター・ウォーズ/フォースの覚醒 2015年12月18日より全国にて公開(C) 2015 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights
2016年01月02日12月23日(水・祝)より公開され、早くも多くの映画ファンから「激アツ!」との絶賛を受けている『ロッキー』シリーズの新章『クリード チャンプを継ぐ男』。このほど、亡き親友・アポロの息子をチャンピオンにするため再び立ち上がったロッキーとともに、シリーズ全作品でロッキーの吹き替え版声優を務めてきた声優界のレジェンド・羽佐間道夫も復活。渾身のロッキー愛を叫ぶ、WEB限定特別映像がクリスマスに解禁となった。シリーズ誕生から約40年。シルベスター・スタローン主演『ロッキー』は、全米での公開後、「作品賞」ほか3冠に輝いたアカデミー授賞式を経て、日本では1977年4月16日に劇場に登場。1983年10月3日、TBS「月曜ロードショー」(当時)にてノーカットでTV初放映されて以来、羽佐間さんが約32年間、ロッキーの声優を務めている。解禁となったWEB限定映像では、冒頭から「全世界を熱狂させた あの伝説のチャンプが再び立ち上がる」と、羽佐間さんの“ロッキー節”が全開!さらに、「ロッキーからクリードへ。受け継がれる王者の魂。夢に向かって突き進むすべての人々に贈る愛と希望と感動の物語」と畳み掛け、激アツのナレーションを披露していく。今回、8年ぶりの新作のナレーションに臨んだ羽佐間さん。“チャンピオン”ロッキー・バルボアと共に声優界のトップを走り続けてきた羽佐間さんとしても、新章の公開には興奮を隠しきれない様子だ。意外にもスタローンとは「面識はない」そうだが、「このまま会わないほうが素敵かも知れない」とその胸の内を明かしながら、「心の底からアタックする、不屈の精神みたいなものをずっと貫き通している。そこは40年たっても同じ。彼の燃える魂が映像に反映されている。だから彼の人生とロッキーがオーバーラップする。それが賞賛の的になったんでしょうね」と俳優としてのスタローンを絶賛。また、この新作については「約40年間よく頑張った!この『クリード』の登場で、『ロッキー』は映画史に残るシリーズになったと思うよ」と、時代と共に生きたロッキーに熱いエールを贈ってくれた。シリーズ歴代NO.1のオープニング記録を達成し、第73回ゴールデン・グローブ賞ではスタローンが「助演男優賞」にノミネートされ、「オリジナルを超えた」「シリーズ最高傑作」との呼び声も高い本作。伝説の“ロッキー声優”も、あのファン感涙の雄叫びを上げる映像を、まずはこちらからご覧あれ。『クリード チャンプを継ぐ男』は新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)
2015年12月24日シルベスター・スタローンの代表作『ロッキー』シリーズが、新しい主人公を迎えて生まれ変わる最新作『クリード チャンプを継ぐ男』。本日12月23日に日本公開を迎えた本作から、現在、賞レースでも注目を集めているスタローンや監督のライアン・クーグラーらが、この“伝説の物語”について明かす特別映像が解禁となった。先日、全米映画賞レースの幕開けとなるナショナル・ボード・オブ・レビュー(NBOR)で、ベスト10作品に選出され、スタローンが「助演男優賞」を受賞した本作。円熟味を増した演技で新たな世代を支えるロッキーを好演した彼は、NBORに続き、ゴールデン・グローブ賞、オンライン映画批評家協会賞、サンフランシスコ映画批評家協会賞、サテライト賞、ワシントンDC映画批評家協会賞などでも「助演男優賞」にノミネート。アカデミー賞においても最有力候補の1人に浮上している。また、新シリーズのアイデアを生み、脚本を書いた29歳のクーグラー監督も、LA映画批評家協会賞の「新人賞」、アフリカン・アメリカン映画批評家協会賞で「監督賞」を受賞。同賞では、ロッキーの“魂”を受け継ぐ若者アドニスを演じたマイケル・B・ジョーダンが「ブレイクスルー・パフォーマンス賞」、ヒロインを演じたテッサ・トンプソンが「助演女優賞」を受賞する3冠を達成、トップ10作品の2位に選出された。こうした賞レースでの高評価は、アカデミー賞「作品賞」「監督賞」など3冠に輝いた『ロッキー』(’76)を彷彿とさせ、新たな伝説の誕生を予感させている。今回の特別映像では、元チャンピオンであるアポロの息子・アドニスが、「お前には向いていない。親父もリングで死んだ」と、父が通ったジムのトレーナーからボクサーになることを止められるシーンから始まる。「親父なんて俺に関係ない」と強がるアドニスだが、偉大なる父の存在は大きく、「どんな動きも、親父と比べられる」ことを痛感する。スタローンは、『ロッキー・ザ・ファイナル』(’06)で「終わったと思っていた物語が、若き才能によってよみがえった」と、本作のアイデアを生んだクーグラー監督を紹介する。そして、「たとえ弱くても、自分を見つめ直せば困難を乗り越えられる」と語るのは、アドニスを演じたジョーダンだ。さらに映像は、孤独に暮らすロッキーの前に現れたアドニスが、「アポロと3度目の戦いを?」と、誰も知らないことを尋ねるシーンへと続く。息子であることを告白するアドニス。ジムでアドニスを鏡に向かわせたロッキーは、「目の前にいる男は、最強の対戦相手だ。リング上でも、人生においても。証明してみろ」と、自分に打ち勝つための精神力の磨き方を伝授する。続いて、ロッキーとアポロの軌跡をたどる往年のシリーズからの本編映像が続いていく。まずは『ロッキー』からは、世界戦の相手を探す自信満々なアポロが、「アポロ・クリード対“イタリアの種馬”(ロッキーにつけられたニックネーム)か、まるで怪獣映画だな」と笑い飛ばすシーン。また、フィラデルフィア美術館でロッキー像の前を訪れるアドニスの姿を撮影するメイキングシーンでは、スタローンの「ロッキーはファンに鮮烈な印象を残した。フィラデルフィアに戻るとそれを実感する。この街が、これほど彼を愛してくれるとはね」というコメントが重なっていく。さらに、『ロッキー3』(’82)では、アポロがロッキーの魂を復活させる激アツな姿が映し出される。「昔、お前は“虎の眼”をしていた。初心に返って、あの眼を取り戻せ」と微笑むアポロに、顔に傷を負ったロッキーは「面白い話だ」と応じる。そんな2人のやりとりの後、父の影響で『ロッキー』シリーズの大ファンになったという監督の「アポロが大好きだから、彼の家族の話にしたかった」と明かす言葉が続く。テッサ・トンプソンもまた、「新世代へのバトンタッチ。スタローンからライアンへ、名作が受け継がれたの。ファンには溜まらないわ」と微笑む。そして映像は、世界戦を前にしたアドニスにロッキーが語り聴かせる言葉で結ばれる。「大事なのはリングに何を残し、何を得るかだ。何かわかるか、プライドだ。ベストを尽くして戦ったかどうか。俺や親父のためではない。自分のために…」。この伝説を受け継いだ若者の“デビュー戦”は、ぜひスクリーンで目撃してみて。『クリード チャンプを継ぐ男』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月23日『ロッキー』シリーズの新章として全米で大ヒット中の『クリード チャンプを継ぐ男』の前夜祭イベントが12月22日(火)に開催。元プロボクサーの赤井英和、元総合格闘家の高田延彦、関根勤、シルベスター・スタローンのモノマネ芸人のスタスタローンが来場した。シルベスター・スタローンがゴールデン・グローブの助演男優賞候補になり、オスカー獲得にも期待がかかる本作。ロッキーがかつてのライバルで親友だったアポロの息子をチャンピオンにするために鍛え上げていくさまを描く。現役時代、入場テーマに『ロッキー4 炎の友情』のロッキーのトレーニングシーンで流れる楽曲を使用していたという高田さんは「どれだけ生きる力をもらったか。私のヒーローです!」と『ロッキー』シリーズの大きさを語り、現役時代“浪速のロッキー”の異名をとった赤井さんも「僕にとって大事な作品」とうなずく。格闘技好きで知られ、『ロッキー』シリーズの大ファンでもある関根さんは「『ロッキー』を語る上で、アポロとの戦いは外せない。荒々しくて、映画館で見て圧倒され、ドキドキした」と語り「この戦いがあって、今日(=『クリード』)に繋がってる」と感慨深げに語る。「当時、芸能界で行き詰っていた」とも明かし「そういう人が見るには最高のカンフル剤になる!」と呼びかけた。また、“愛妻家”としてのロッキーの一面、ロッキーを支える妻のエイドリアンの存在に話が及ぶとトークはヒートアップ!関根さんは「僕もずっと妻に支えられてます。若い人は知らないかもしれませんが、昔は僕は、かなり気持ち悪いタレントで(娘の)麻里もビデオを見て『気持ち悪い!なんでマミーはこんなのと結婚したの?』と言うくらい(笑)。そんな僕と結婚してくれた。そして孫が生まれて、このルーツは妻が麻里を産んでくれたからだと思いました。約40年前、『ロッキー』の誕生と同じくらいの時期に付き合い始めたんです」と『ロッキー』シリーズに自らを重ね合わせつつ、妻への感謝の気持ちを熱く語っていた。一方、赤井さんは、息子が父の後を追ってボクシングの道に入り、アマチュアの全日本選手権でベスト8に進出した。この日はその息子の英五郎も駆けつけ、親子ツーショットが実現!関根さんらからは「お父さんに似てない(笑)!俳優みたい!」とそのイケメンぶりを絶賛する声が相次いだ。スタスタローンさんは、話題を振られるたびにマニアックな『ロッキー』シリーズのシーンを次々と再現。ファンで埋まった客席からは温かい笑いがわき起こっていた。『クリード チャンプを継ぐ男』は12月23日(祝・水)より公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月22日シルベスター・スタローンが再び“ロッキー”を演じる新作『クリード チャンプを継ぐ男』が明日から公開になる前に、本作の親子試写会が行われた。劇中ではロッキーと宿敵アポロの息子アドニスの師弟愛、アドニスの亡き父への想いが描かれるが、当日参加した観客も世代を超えて本作の熱い想いに感動し、激しいバトルに魅了されたようだ。『クリードチャンプを継ぐ男』特別映像本作は、かつてロッキーと死闘を繰り広げたアポロ・クリードの息子アドニスが、ボクシングの世界で頂点を目指すため、ロッキーをトレーナーに迎えて奮闘する姿を描いた作品で、試写会には『ロッキー』シリーズを愛する親世代と、シリーズを知らない子の世代が揃って参加した。本作は新世代の主人公アドニスが物語の中心に据えられていることもあり、観賞後の評価は親の平均点が77点なのに対し、子どもの平均点は88点に。また、シリーズ鑑賞経験のある人の平均が83点だったのに対し、鑑賞経験のない人の平均は92点で、“初体験”のインパクトの強さが浮き彫りになった。長年、ロッキーを応援し続けてきた43歳の男性は「30年以上もスタローン、『ロッキー』ファンなので 最初にアポロ夫人がアップになったところですでにこみ上げてくるものがあった。その後は思い出せないほどロッキーの表情や台詞で泣いていた」と語り、58歳の女性は「アドニスが必死に練習する姿がロッキーの若い頃と重なり涙が出て止まらなかった。アドニスは昔のロッキーとは違うタイプだが、ふたりが心を通わせ、試合に望むところはロッキーの面影を思い起こした。すばらしかった!」とコメント。一方、若い世代は「過去作とは違う本作の魅力は、“受け継がれる意志”。本作を通して、親あっての子どもだから子どもとしては恥ずかしいと、時には煙たがったりすることもあるけど、良いことも悪いことも全て受け継がせて欲しいと思った」(26歳・男性)、「ボクシング以外での支え合いに魅力を感じ、泣けました。また、本作は『ロッキー』シリーズを観ていなくても入り込める内容でした」(23歳・男性)などの声が寄せられた。会場には、「娘に見せたかった」「父が『ロッキー』のファンなので」という理由で来場した観客も多く、公開後も親子で劇場に足を運ぶ観客が増えそうだ。『クリードチャンプを継ぐ男』12月23日(祝・水) 新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2015年12月22日お気楽映画評論ユニットのお杉とB子によるMOVIE TALK。今回は、『クリードチャンプを継ぐ男』について語ってもらいました。***お杉:男が泣く映画よね。ロッキーの宿命のライバルだったアポロの遺児アドニスが、ロッキーに師事。二人三脚で本物のボクサーを目指すの。B子:試写室でも私の隣にいた男性が中盤から号泣してたもん。わかるわ、シリーズの感動が蘇っちゃう。お杉:アポロの知られざる私生活も明らかに!夫亡き後も資産運用をちゃんとしていたらしい未亡人メアリー・アンをリスペクトせずにいられない。あのビバリーヒルズのお屋敷は素晴らしかった。あんな豪邸、今どきラッパーしか住まない。B子:もうっ、夫の愛人の息子をちゃんと育てたことに感動して!でも、アドニスちゃんはヤンエグ生活を捨てて父の背中を追いかけるわけ。お杉:ロッキーのいるフィラデルフィアでの修業生活もビンボーくさくないのは今どきよね。借りてるアパートメントも古そうだけどセンスいいし。イケてる彼女にも「ストリートっぽくないわ」って言われちゃう。B子:それでもなおボクサーを、しかもニワトリを追いかける下積みからスタートする。いつ牛肉をサンドバッグにするかとワクテカよ。お杉:B子の興奮の意味がわからない方は、ぜひ、『ロッキー』をご覧ください。スタイルも王道を踏襲よ。チャンプへの道は噛ませ犬から。B子:とはいえ、チャンプとアドニスが同じ階級に見えないのが難点?お杉:アドニスは筋肉質だから見た目より重いってことなのよ、製作サイド的には。なにしろバイクと並んで走れるようになった人ですから。B子:そこよ、私の隣の人が号泣していたとこは。感動ポイントはほかにも多々あるの。お杉:クライマックスには女も感涙。立て、立つんだ、アドニス!B子:デートムービーとしてもお薦めよ。彼がどこで感動するかで「男度」がわかるはず!◇お杉とB子「R2‐D2型冷蔵庫もほしいけど、その前に彼が活躍できるクリード邸クラスのお屋敷がほしい。年末ジャンボ買っちゃうぞ」(お杉)、「ビールを運ぶ女子が好きだったジョージ・クルーニーにR2‐D2型冷蔵庫をお薦めしたい。アマルさんは違うタイプだからね」(B子)◇監督・脚本/ライアン・クーグラー出演/シルベスター・スタローン、マイケル・B・ジョーダン、テッサ・トンプソンほか12月23日より新宿ピカデリーほか全国公開。(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.※『anan』2015年12月25日号より。
2015年12月21日愛する者に先立たれ、孤独な日々を送るロッキーが、ライバルであり親友だった亡きアポロの息子とともにチャンピオンへの道を歩き始める『ロッキー』の新章『クリード チャンプを継ぐ男』。このほど、本作に登場する若者・アドニスを揺るぎない愛で救い、励ます、恋人にして親友のような存在の女性・ビアンカの本編映像が、シネマカフェに到着した。男社会のボクシング界を舞台にしながらも、『ロッキー』同様、ある1人の若者の成長が描かれる本作には、かつてロッキーが出会った“エイドリアン”のような大切な存在があった。かつて、アポロとの世界戦が決まるまで、借金の取り立て屋として生計を立てていたロッキー。そんな彼の心の拠りどころとなったのが、ペットショップで働く内気な女性、エイドリアンだった。ロッキーがやがて彼女と恋に落ちたように、マイケル・B・ジョーダン演じる主人公・アドニスも、同じアパートに住むビアンカといい雰囲気になる。このビアンカという女性について脚本を務めたアーロン・コビントンは、「印象の強い女性キャラクターが必要だということは最初から分かっていた」と語り、「誰もがエイドリアンを知っているからだ。ロッキーのことを考えると、自然に彼女が思い浮かぶ。ロッキーと同じく、アドニスにも激しさを相殺するような存在、彼を地上に連れ戻すような誰かが必要だった」と説明する。ビアンカ役に起用されたのは、テッサ・トンプソン。ビアンカは歌手の卵ということもあり、演じる女優は歌が堪能なことが必須条件で、そのキャスティングはかなり難航を極めたという。そんな中、大役を射止めた彼女は脚本を読んだ際、「予期せぬ形で家族を見つける素晴らしいストーリーだと知り、人々が共感できるものだと思った」と明かしている。一方のアドニスは、先日解禁となった映像で描かれるプロデビュー戦には、かつての偉大な王者アポロの息子ということを隠し、臨んでいる。だが、その対戦以降、隠していた出生の秘密が世に知れ渡ることになってしまう。今回到着した本編映像では、父の名を背負うことにナーバスになっているアドニスに「あなたは何を恐れているの?」と優しく問いかけるビアンカの姿が映し出されている。その問いに「父親の名を継ぎ、失うこと。ニセモノと非難される」とアドニスは抱えきれない想いをぶつける。その言葉に「それが何?ボクシングを愛している。心から」と応じるビアンカ。そして、「あなたはアポロの息子。ならば名乗って」と、彼女はアドニスの闘争心に再び火をつけ、背中を押すのだ。彼女の言葉がなぜ、アドニスの心を動かすのか。それは、彼女自身も“歌手になる”という目標を持つ、ともに夢を追う“同志”だからこそ。彼女は、ノース・フィラデルフィア出身で普段からとても率直で遠慮のない態度をとる。ハンディキャップ(進行性難聴)を持ちながらも、歌手になる夢を持ち続けて日々努力し、自分の進むべき道と、それにはどんな努力が必要かを見極めている最中。自信と率直さ、そして現実を受け入れつつ、精一杯、毎日を生きる姿勢を持っている。アドニスとビアンカ、出会ってから間もなく恋に落ちた2人。「『ロッキー』映画が特別なのは、ボクシング映画というわけではなく、愛、自分を信じること、忍耐、粘り強さ、夢を追い続けることを描いていたから」とテッサは語る。また、シルベスター・スタローンも「人生で本当に大切なものは愛だと気づくだろう。人を救ってくれるのは愛だ」と本作に関してコメントしている。親友であり、恋人。そんな2人の様々な側面を持つラブストーリーは、人は1人では生きていけないということ、人を救うのは愛だということについて、改めて気づかせてくれる。夢を追うビアンカの言葉には、あなたもきっと勇気づけられるはずだろう。『クリード チャンプを継ぐ男』は12月23日(水・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月18日シルベスター・スタローンが主演を務め、友情、愛、信じる心を描き、夢を諦めないすべて人に熱いエールを贈り続けてきた『ロッキー』シリーズ。その誕生から約40年、かつて死闘を繰り広げた亡き親友アポロの息子が彼の“魂”を受け継ぐ『クリード チャンプを継ぐ男』から、このほど大迫力の“デビュー戦”の模様が解禁。“オリジナルを超えた”との呼び声も高い本作には、ボクシング現役世界チャンピオンの井岡一翔選手、内山高志選手、五輪金メダリストの村田諒太選手、浪速のロッキーこと赤井英和とその息子・英五郎などから、絶賛コメントが続々と寄せられていることが分かった。シリーズ歴代NO.1のオープニング成績を記録し、先日発表された第73回ゴールデン・グローブ賞ではスタローンが「助演男優賞」でノミネート。アカデミー賞最有力候補作として、オリジナル1作目以来の奇跡に注目を集めている本作。アポロの息子アドニスとロッキーの時を超えた友情に涙し、迫力のファイトシーンに手に汗握り、主人公たちの夢を追う姿に共感が続出、「明日も頑張ろう」と希望を与えてくれる感動の人間ドラマとなっている。そして、そのドラマを後押しするのが、何と言っても大迫力のリアルなボクシングシーン。初解禁となった今回の映像では、ロッキーと共に戦うアドニスのデビュー戦、運命の第1ラウンドが丸々到着。「一番の臨場感と本物さながらの緊張と興奮」(内山選手)とも称されるように、スポーツ映画の新たな金字塔として名を刻むに相応しいものとなっている。ちなみに、アドニスが対戦する屈強なボクサーたちは、本物のプロボクサーというから驚きだ。アドニスを演じたマイケル・B・ジョーダンは、1年をかけトレーニングを積み、トレーナー指導のもと、ボクサー顔負けの肉体とテクニックを身に付け、撮影に挑んだ。また、360度のショットを撮ることができるカメラを使い、円を描くように対戦を長回しで撮影、試合のその瞬間、まさにリングの中にいるかのようなリアルな感覚を味わうことができる。『ロッキー』から『クリード』へ、奇跡を信じて戦う時を超えた2人の友情には、実際にリングの上で激闘を続けているプロ選手などからも、感動・共感のコメントが続々と寄せられている。<以下、コメント>■井岡一翔(プロボクサー:WBA世界フライ級王者)“困難に立ち向かい、諦めないこと”“みんな一人では戦えないということ”支えてくれる仲間がいるから、僕はいま戦えていることを映画を見て改めて感じました。是非、これからの人生を生きる若い人にこそ、感動を劇場で確かめて欲しい。■内山高志(プロボクサー:WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者)ロッキーファイナルが最後だと思っていたので、今回の新作が出来た事はロッキーファンとして、最高に嬉しかったです! ロッキーシリーズでは一番の臨場感と本物さながらの緊張と興奮を味わえました! 見た人みんなが熱い感情を味わえる事、間違いないと思います!■村田諒太(プロボクサー)いやぁ、危なかった…涙。アドニスの母に対する愛情。母のアドニスそしてアポロへの愛。ボクシング、スポーツ映画の醍醐味だけでなく、映画で描かれる様々なドラマにも注目して欲しい。■赤井英和(俳優)素晴らしい! 父のいない主人公がロッキーのことを父のように慕い、ロッキーも父のように主人公を励ます姿に感動しました。作品を見て、僕も「息子と一緒に夢を叶えてみたい」と思いました。ひとりでも多くの人にご覧頂きたい。■赤井英五郎「自分を信じる。」亡き父の存在と戦い、大きな壁に向かって戦ってゆく主人公の姿に勇気づけられました。『クリード チャンプを継ぐ男』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月17日シルベスター・スタローンが再び“ロッキー”を演じる新作『クリード チャンプを継ぐ男』の本編映像の一部が公開になった。マイケル・B・ジョーダン演じる主人公アドニスのファイトシーンと熱いドラマは各所で高い評価を集めており、現役のプロボクサーも本作を絶賛している。その他の画像/本気のファイトシーン本作は、かつてロッキーと死闘を繰り広げたアポロ・クリードの息子アドニスが、ボクシングの世界で頂点を目指すため、ロッキーをトレーナーに迎えて奮闘する姿を描いた作品。ジョーダンは、1年かけてトレーニングを積んで役に挑んだ。本作を手がけたライアン・クーグラー監督が本作で目指したのは、観客が“リングの中”にいるような感覚だ。このほど公開された映像でもロッキーに気合いを入れられたアドニスが、ゴングと共にリングの中央へと進み、相手の選手と激しい攻防を繰り広げる場面が生々しいタッチで描かれる。ポイントは、映像がすべてワンカットで撮影されていることだ。この方法では、休むことや、映像のトリックを使うことができないため、ジョーダンは実際にボクシングの試合を行わなければならない。さらに監督はアドニスの試合相手に、本物のプロボクサーをキャスティング。360度撮影ができる機材を用意して、ジョーダンとカメラ写りなど気にしないボクサーの“本気”のファイトが収録された。本作のファイトシーンや、亡き父への想い、ロッキーの想いを受け継ごうとする男のドラマは現役のボクサーからも高評価を得ており、WBA世界フライ級王者の井岡一翔選手は「“困難に立ち向かい、諦めないこと”“みんな一人では戦えないということ”支えてくれる仲間がいるから、僕は今戦えていることを映画を見て改めて感じました」、WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志選手は「ロッキーシリーズでは一番の臨場感と本物さながらの緊張と興奮を味わえました!見た人みんなが熱い感情を味わえる事、間違いないと思います!」とコメント。これまでボクシングを題材にした名作が数多く公開されてきたが、本作もその系譜に連なる、過去の名作群の魂を継いだ作品になっているようだ。『クリードチャンプを継ぐ男』12月23日(祝・水) 新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年12月17日シルベスター・スタローンが再び“ロッキー”を演じる新作『クリード チャンプを継ぐ男』の特別映像が公開になった。本シリーズはスタローンが自ら脚本を書き、時にはメガホンもとってきたシリーズだが、本作を生み出したのは、スタローンの息子と呼んでもいい若い世代だ。『クリード チャンプを継ぐ男』特別映像本作は、かつてロッキーと死闘を繰り広げたアポロ・クリードの息子アドニスが、ボクシングの世界で頂点を目指すため、ロッキーをトレーナーに迎えて奮闘する姿を描いた作品。マイケル・B・ジョーダンがアドニスを演じている。本作の脚本と監督を務めたライアン・クーグラーは前作『フルートベール駅で』が高評価を集めた新鋭で、父親が『ロッキー』の熱烈なファンだったことから、監督はアスリートだった時代に何度も『ロッキー2』を観たという。やがて監督は確かな演出力、脚本を書く才能を開花させて、映画界に入るが、繰り返し観てきた“ロッキーの魂”は消えていなかった。本作は意外にもスタローンではなく、クーグラー監督が創作した作品で、シリーズの生みの親スタローンは「これまでにない斬新なアイデアだ」と賞賛する。クーグラー監督は単にシリーズの“続編”をつくるのではなく、世界観や精神を継承した上で、本作から観賞しても熱狂できる新たなドラマを描いており、スタローンは「こんな物語を思いつくなんて彼にしかできない。感謝してるよ」と語る。シリーズを愛し続けてきたファンも、本作から観るファンも魅了する本作が公開されることで、ロッキー、そしてアドニスの不屈の精神に魅了される観客がさらに増えるのではないだろうか。なお、スタローンは本作の演技で第73回ゴールデン・グローブ賞の助演男優賞にノミネートされた。『クリードチャンプを継ぐ男』12月23日(祝・水) 新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2015年12月11日12月1日(現地時間)、 アカデミー賞の前哨戦の一つであるナショナル・ボード・オブ・レビュー賞が発表され、シルベスター・スタローンが名作『ロッキー』の新シリーズ『クリードチャンプを継ぐ男』において最優秀助演男優賞を受賞したことが明らかとなった。愛する妻や仲間に先立たれ、孤独な日々を送るロッキーの前に突然現れた若者アドニス。彼はライバルであり、親友だった亡きアポロの息子だった。その純粋なまなざしとボクシングへの情熱に、アポロの面影を見たロッキーは、持てる技術のすべてを彼に託し、ともにチャンピオンへの道を歩き始める――。11月25日に全米で封切られ、週末3日間(11/27~11/29)で興行収入約36億円(30,120,000ドル)を突破し、『ロッキー』シリーズ全6作品史上最大のオープニング新記録を樹立した本作。公開日から5日間(11/25~11/29)では、約51億円(42,600,000ドル)を突破し、シリーズNO.1の興行成績に向けて快進撃を続けている。12月1日に行われたナショナル・ボード・オブ・レビュー賞の発表では、スタローンは最優秀助演男優賞を受賞。「長年のキャリアでも、もっとも丁寧で味のある演技」(NY POST紙)「『ロッキー』以来最高の演技!」(Playboy誌)「スタローンが秀逸」(USA Today紙)「スタローンの思いがけない優しい演技は大きな勝利」(Star誌)「スタローンが文句なしにチャーミング」(Film Journal誌)など、各紙からは絶賛の声が上がり、すでにアカデミー賞最有力との呼び声も高まっている。スタローンは本作での演技について「アドニスに出会い、ロッキーには突然、アポロを失った悲しみが再びこみ上げ、その死に対する責任を改めて感じる。彼はそのことをちゃんと向き合ったことが一度もなかったんだ。いま、彼はそれを思い出させられただけでなく、親友とそっくりなこの若者が自分をじっと見ている。しかもアドニスは危険な世界に入ることを望み、ロッキーに導いてほしいと言っている。ロッキーのほうはやりたくない。アポロの息子が傷つくことにまで責任を感じたくないんだ。だが、もし自分が引き受けなければ、ほかの誰かがやり、アドニスはほんとうに傷つくかもしれない。もしロッキーが全力を尽くせば、彼を守ることができるかもしれないし、何年も前の出来事の埋め合わせができるかもしれない」とコメントし、長年演じてきたロッキーが、アポロの息子に対峙したときの気持ちについて語っている。第1作の『ロッキー』(1976年)は、アカデミー賞最優秀作品賞、最優秀監督賞、最優秀編集賞の三冠に輝いており、本作のノミネートが実現すればそれ以来の快挙となる。オスカーへの関心が高まる中、本作がどのような評価を得るのか、さらなる注目が集まりそうだ。『クリードチャンプを継ぐ男』は、12月23日(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月04日『マスク・オブ・ゾロ』や『エクスペンダブルズ3 ワールドミッション』など超大作に出演し、チリ鉱山事故を描いた最新作『The33』(原題)では主演を演じるアントニオ・バンデラスが、近未来を舞台にした『オートマタ』で本格SF映画に初挑戦。2016年3月5日(土)より全国公開されることが決まった。物語の舞台は、太陽風の増加により、砂漠化が進んだ2044年の地球。人類存亡の危機を迎えるなか、「1.生命体に危害を加えてはいけない」「2.ロボット自身で、修理・修繕をしてはけない」というルールを組み込んだ人工知能搭載ロボット“オートマタ”が開発され、人間に変わる労働力としてさまざまな分野で活躍していた。しかし、オートマタを管理するジャック(アントニオ・バンデラス)は、絶対に変更不可能とされていた2つ目のルールが破られたことに気づく。その真実が明らかになるとき、人類の繁栄は終焉を迎え、人工知能の時代が始まる…。人工知能搭載の家電や環境問題が取り沙汰されるいま、人類と人工知能との未来に警鐘を鳴らすかのような近未来リアルスリラーとなる本作。“荒廃した地球”“人工知能との共存”“ロボットの自己進化”といったテーマの数々は、決して絵空事ではなく、現実と地続きの驚きと恐怖を突きつける。人工知能搭載ロボット“オートマタ”を製造・管理するハイテク企業に務める調査員ジャック・ヴォーカンを演じるのは、アントニオ・バンデラス。シルベスター・スタローンやアーノルド・シュワルツェネッガーらと肩を並べるハリウッドスターが本作にて本格SF映画に初挑戦、製作にもかかわっている。さらに、『ピッチ・パーフェクト2』の“DSM”長官役ビアギッテ・ヨート・スレンセン、『エンド・オブ・ホワイトハウス』「アメリカン・ホラー・ストーリー」のディラン・マクダーモット、バンデラスの元妻であるメラニー・グリフィス、いぶし銀の名優ロバート・フォスターら実力派が脇を固める。メガホンを握るのは、長編デビュー作『シャッター・ラビリンス』(’09)がカンヌ国際映画祭「新人監督賞」にノミネートされたスペイン人監督ガイ・イバニェスで、その圧倒的なビジュアルセンスを本作でも発揮。併せて解禁となった場面写真では、“クーリオ”と呼ばれる物語のカギを握るオートマタと神妙な面持ちで対峙するジャックの様子や、その幻想的な色彩から本作の世界観を伺い知ることができる。『オートマタ』は2016年3月5日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年12月03日『ロッキー』シリーズの新たな一章を描く映画『クリード チャンプを継ぐ男』(12月23日公開)の日本オリジナル予告が30日、公開された。本作は、シルベスター・スタローン演じるロッキーが、死闘を繰り広げた親友アポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソンをチャンピオンにするために再び立ち上がる、『ロッキー』の新シリーズ。このたび公開された予告は、おなじみの『ロッキー』のテーマ曲と共に、「ROCKY」のタイトルロゴ入りのオープニングで始まる。そして、妻や仲間に先立たれ、フィラデルフィアで孤独な日々を送るロッキーのもとに、アドニスが「俺を鍛えてくれ」と訪れる。アドニスは父と同じボクサーを志すが、彼を引き取ったメアリー・アンは「チャンピオンだったお前の父親は、リングで死んだのよ」と猛反対。「お前の人生はこれからだ。他の道を選べるのに、なぜボクサーを?」とロッキーも問いかけるが、アドニスを見ているうちに、自身の若かりし頃、成り上がり者と思われていたことを思い出し、また、彼の中にアポロと同じ強さと決意を感じて鍛え始める。やがて2人は、タイトル戦の切符を獲得。記者会見に登場した世界チャンピオンのコンランから「親の七光りめ!」と罵声を浴びせられるが、恋人のビアンカからは「気にしないで、あなたはアポロ・クリードの息子。堂々と戦えばいい」と励まされ、タイトル戦に向け過酷なトレーニングをこなしていく。しかし、世界王者とのタイトルマッチ直前に、ロッキーは死に至る病を宣告される。「今の俺に何ができる」と落胆するが、アドニスの「2人で戦おう」という強い言葉が、ロッキーの闘志に火をつけ、再びリングへと導いていく。無名のボクサーが王者の座に果敢に挑戦する姿を描き、アカデミー賞作品賞を受賞した『ロッキー』シリーズ誕生から約40年。名作の魂を継ぐ新たなストーリーの幕開けを、約1分の予告映像が知らせている。(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.(C)1976 METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.. All Rights Reserved
2015年11月30日シルベスター・スタローンが再び“ロッキー”を演じる新作『クリード チャンプを継ぐ男』の特別映像が、名作『ロッキー』のメモリアルデーの本日、解禁された。シリーズの名場面とともに、本作の見どころをスタローンら主要キャストと監督・スタッフが語るファン感涙の映像だ。『クリード チャンプを継ぐ男』特別映像30年前の11月27日は、『ロッキー4/炎の友情』が全米で公開され、ロッキーの宿敵にして親友アポロ・クリードがイワン・ドラゴと戦い、散った日。当時、多くのファンがその衝撃的な展開に涙した。間もなく公開になる『クリード チャンプを継ぐ男』では、アポロの息子アドニスがロッキーのサポートを得てリングにあがる。伝説の傑作『ロッキー』は、スタローン自身が脚本を手がけ、数々の続編を生み出してきた人気シリーズで、どんなことがあっても決して倒れないロッキーは、スタローン自身の分身でもある。そんな人気シリーズの意思を引き継ぐ人間はいるのか? その人物は意外なところから出現した。『ロッキー』シリーズを観客として愛し、繰り返しロッキーを見つめてきた若きフィルムメイカーだ。父親が『ロッキー』のファンだったという監督のライアン・クーグラーは、新たな物語を生み出し、ロッキーの魂と不屈の精神は、アポロの息子アドニスに引き継がれる。映像で「終わっていたと思った物語が、思わぬ形で再び描かれる」と語るスタローンも、アドニスを「ロッキーの魂を受け継ぐ男」と紹介。もちろん、沿面的にその存在を認めたわけではないようで、映像ではロッキーがアドニスを厳しくトレーニングするシーンも登場する。若きボクサー、アドニスを演じたマイケル・B・ジョーダンは、あるボクサーの言葉を引用し「大事なのはパンチの強さじゃない。どんなに打たれても前に進み続けることだ」と語るが、それはまさにロッキーという人物を表現するフレーズだ。この冬、ロッキーの魂が新たな主人公とドラマを得て、リングに復活する。多くの映画ファンが映画館で、あの時と同じように歓声をあげ、手に汗握り、勝負の勝ち負け以上の大きなメッセージを受け取るのではないだろうか。『クリードチャンプを継ぐ男』12月23日(祝・水) 新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほか全国ロードショー(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.(C)1985 METRO-GOLDWYN-MAYER STUDIOS INC.. All Rights Reserved
2015年11月27日シルベスター・スタローンが主演を務めた名作『ロッキー』の新シリーズ『クリードチャンプを継ぐ男』が、11月24日(現地時間)に全米で封切られ公開初日のみで約1億6,800万円(140万ドル)の興行収入を記録、全シリーズ6作品のオープニング記録を抜くことが確実視されている。愛する妻や仲間に先立たれ、孤独な日々を送るロッキーの前に突然現れた若者アドニス。彼はライバルであり、親友だった亡きアポロの息子だった。その純粋なまなざしとボクシングへの情熱に、アポロの面影を見たロッキーは、持てる技術のすべてを彼に託し、ともにチャンピオンへの道を歩き始める。本国アメリカで公開を迎えた本作は、往年のファンから若い世代まで幅広い層が来場し、同日公開となったディズニー/ピクサー最新作『アーロと少年』の約1億5,600万円(130万ドル)を抜き、初日のみで約1億6,800万円(140万ドル)の興行収入を記録。感謝祭直前の公開前夜として、新記録を樹立した。『ロッキー』第1作目が封切られた日と同じ11月25日を跨いだ今週末4日間(11/25~11/29)での興行収入は、全シリーズ6作品のオープニング記録を抜くことは確実視され、新シリーズ幕開けに相応しいスタートを切った。さらに、公開後は絶賛の声が多数上がり、米評論サイト「Rotten Tomatoes」では、批評家のレビュー93%を記録。ロッキーとして7度目の復活を果たしたスタローンは、アカデミー賞助演男優賞の最有力候補との声も上がっている。また、日本でもいち早く鑑賞した多くのマスコミ関係者からは、「オリジナルを超える傑作!」との賛辞が寄せられ、日本での大ヒットが期待される。新たな伝説的シリーズとなるか、日本での公開を楽しみに待ちたい。『クリードチャンプを継ぐ男』は、12月23日(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月26日『ロッキー』シリーズの新たな一章を描く映画『クリード チャンプを継ぐ男』(12月23日公開)のワールド・プレミアが現地時間19日、米ロサンゼルスのレジェンシー・ヴィレッジ・シアターで行われ、シルベスター・スタローン、アーノルド・シュワルツネェッガーらが集結した。本作は、シルベスター・スタローン演じるロッキーが、死闘を繰り広げた親友アポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソンをチャンピオンにするために再び立ち上がる、『ロッキー』の新シリーズ。ワールド・プレミアのレッドカーペットには、熱狂的なファンと世界各国の報道陣が駆けつけ、ロッキーことシルベスター・スタローン、アドニスを熱演した若手黒人俳優マイケル・B・ジョーダン、新ヒロインのビアンカを演じた女優テッサ・トンプソン、スタローンからバトンを渡され本作の脚本・監督を務めたライアン・クーグラーらが登場した。ロッキーとして7度目の復活を果たし、アカデミー賞助演男優賞の最有力候補に急浮上しているスタローンは「新しい世代の人たちが、この作品を祝福し、次のレベルに持っていこうとしている。ものすごく誇りに思う。ここでまったく新しいシリーズが始まり、物語が続いていってくれたらうれしい」と期待。アドニス役のマイケルは「『ロッキー』はものすごく特別な作品だ」と語り、スタローンとの仕事について「最高に興奮した! 撮影中は1日1日を大切にして過ごすことを考えていたよ」と振り返った。さらに、デビュー作からアクションスターの第1線を走り続けてきた盟友アーノルド・シュワルツネェッガーも登場。スタローンとの2ショットが実現した。そして、アポロ・クリードを演じたカール・ウェザース、『ロッキー4/炎の友情』でイワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンが続々登場。アポロ役のカールは「とにかく会えてうれしいね。今日はエキサイティングな夜だし、映画も良い出来に仕上がっていると思うよ」とロッキー復活を祝福した。(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年11月20日無名のボクサーが王者の座に果敢に挑戦する不屈の精神と、愛と友情を描いた人間味溢れるストーリーで公開後瞬く間に世界中の観客の心を掴んだ名作『ロッキー』の新シリーズ『クリード チャンプを継ぐ男』。12月23日(金)の日本公開に先駆け、11月19日(現地時間)、アメリカのロサンゼルス、レジェンシー・ヴィレッジ・シアターにて本作のワールド・プレミアが開催された。元ヘビー級王者アポロ・クリードの愛人の息子アドニスは、生まれる前に死んだ父を知らずに育つ。だが、その血に流れる戦いへの情熱は抑えられず、かつて父と歴史に残る激闘を繰り広げたロッキー・バルボアを探し出し、トレーナーを依頼する。一度は断るロッキーだが、親友アポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見出し、アドニスをチャンピオンにすると決意。果たして絶対的不利なアドニスと、かつての英雄ロッキーは奇跡を起こすことができるのか!?シリーズ誕生から約40年が経った今年、永遠の名作の“魂(ソウル)”を正統に継ぐ『ロッキー』新シリーズとして興奮と感動のドラマに仕上がった本作に、早くも全米批評家は大絶賛。この日も、会場には世界各国から多くのファンと50媒体にも及ぶメディアが取材に駆けつけ、世界的な注目度の高さを伺わせた。レッドカーペット上に登場した、我らが永遠のヒーロー“ロッキー”ことシルベスター・スタローンは、本作でアカデミー賞助演男優賞の最有力候補に急浮上。ロッキーとして7度目の復活を果たしたスタローンは、満面の笑みで「新しい世代の人たちが、この作品を祝福し、次のレベルに持っていこうとしている。ものすごく誇りに思う。ここでまったく新しいシリーズが始まり、物語が続いていってくれたら嬉しい」と、物語のさらなる続編を期待する想いを語った。また、ロッキーの盟友アポロ・クリードの息子アドニスを熱演し、“ネクスト・ウィル・スミス”と呼び声の高い注目の若手黒人俳優マイケル・B・ジョーダンは「『ロッキー』はもの凄く特別な作品だ。(スタローンとの仕事は)最高に興奮した!撮影中は1日1日を大切にして過ごすことを考えていたよ」と全身全霊で挑んだとコメント。そして、会場に詰めかけたファンとマスコミを最も驚かせたのは、デビュー作からアクションスターの第1線を走り続けてきた盟友アーノルド・シュワルツネェッガーとの2ショットだ。さらに、伝説のチャンプ、アポロ・クリードを演じたカール・ウェザース、『ロッキー4/炎の友情』でイワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンらが続々と登場!アポロを演じたカールは「とにかく会えて嬉しいね。今日はエキサイティングな夜だし、映画も良い出来に仕上がっていると思うよ」と“ロッキー”復活を祝福した。そのほか、『ロッキー』シリーズのエイドリアンを彷彿とさせる新ヒロイン、ビアンカを演じた個性派美人女優テッサ・トンプソンや、本作の脚本・監督をつとめたライアン・クーグラーが登場。加えて、ボクシング界のスーパースター、シュガー・レイ・レナード、『セッション』主演のマイルズ・テラーらが参加し、スタローンの実娘システィン・ローズ・スタローンも父の横にぴったりを寄り添いレッドカーペットを歩いた。ロッキーゆかりの豪華スターたちが奇跡の総集結しを果たし、“ロッキー”完全復活に対する期待値の高さを証明するプレミアとなった。『クリード チャンプを継ぐ男』は12月23日(祝・水)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月20日シルベスター・スタローンが自ら脚本・主演を務め、米アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた映画史に残る名作『ロッキー』。以来、続編5本が製作されている人気シリーズの最新作となる『クリードチャンプを継ぐ男』の誕生秘話がこの度明らかとなった。元ヘビー級王者アポロ・クリードの愛人の息子アドニス(マイケル・B・ジョーダン)は、生まれる前に死んだ父を知らずに育つ。だが、その血に流れる戦いへの情熱は抑えられず、かつて父と歴史に残る激闘を繰り広げたロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)を探し出し、トレーナーを依頼する。一度は断るロッキーだが、親友アポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見出し、アドニスをチャンピオンにすると決意。果たして絶対的不利なアドニスと、かつての英雄ロッキーは奇跡を起こすことができるのか!?1976年の公開以来、約40年に渡って全世界の観客の心を感動で包んできた伝説のシリーズ『ロッキー』。2006年、最終章となる『ロッキー・ザ・ファイナル』で、スタローン自らがシリーズに終止符を打ったが、ある日、スタローンの元に「アポロに息子がいたとしたら…」というアイディアを持った若きクリエイター、ライアン・クーグラーが訪れた。「認めるけど、私はすごく興味をそそられたよ」とスタローンが明かす本作のアイディアは、実話に基づく映画『フルートベール駅で』(’13)が高く評価されたクーグラーが監督デビューする前の大学時代に生まれたそう。「僕は父親と『ロッキー』映画を観て育った。僕らの定番の父子タイムだったんだ。ロッキーは誰もが共感できるキャラクターだ。それは『ロッキー』映画にはどんな人でも楽しめる要素があるからなんだ」とクーグラー監督は語る。そしてスタローンと初めて出会った日のことをふり返り、「彼がちょっと不安げなのが見てとれた。なにしろ僕は、その当時はまだ1本も長編映画を作っていなかった。たぶん彼は、この俺に『ロッキー』映画を撮りたいと言ってくるなんて、この若造は何者だ?と思っていたんじゃないかな。でも同時に、彼がどうすれば映画として成立させられるか、あらゆる可能性を考えているのも感じた」とほほ笑む。こうして1946年生まれのスタローンと、1986年生まれのクーグラー監督、40歳の年齢差の2人の脚本化に向けての共同作業が始まった。このたび解禁となった撮影現場でクーグラー監督にアドバイスするスタローンのメイキング写真からは、トレーナーになったロッキーの姿にも重なり、もう一つの師弟関係を感じさせる。「なにしろ、スライ(スタローンの愛称)ほどロッキーを熟知している人はいないからね。ボクシングについても、スポーツとして、そして映画でどう描くかということについて、彼は誰よりも詳しい僕が何か思いついたら、最初に電話したのが彼だったし、彼のほうでも僕に真っ先に連絡してくれた。彼はほんとうに寛大だったし、すばらしい共同作業だった」とクーグラー監督は絶賛する。そして完成したのが、親友であるアポロの息子・アドニスを世界チャンピオンにすると決意したロッキーが、再びリングに向かう本作。年の離れた二人の男が情熱を注ぎ、共に創り上げた物語を楽しみに待ちたい。『クリードチャンプを継ぐ男』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月19日11月6日(現地時間)、シルベスター・スタローン主演の名作『ロッキー』の新シリーズ『クリードチャンプを継ぐ男』の全米公開日である11月25日(水)が「クリードの日」として認定され、シルベスターほかキャスト&スタッフが祝福した。元ヘビー級王者アポロ・クリードの愛人の息子アドニス(マイケル・B・ジョーダン)は、生まれる前に死んだ父を知らずに育つ。だが、その血に流れる戦いへの情熱は抑えられず、かつて父と歴史に残る激闘を繰り広げたロッキー・バルボア(シルベスター・スタローン)を探し出し、トレーナーを依頼する。一度は断るロッキーだが、親友アポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見出し、アドニスをチャンピオンにすると決意。果たして絶対的不利なアドニスと、かつての英雄ロッキーは奇跡を起こすことができるのか!?1976年の公開以来、約40年に渡って全世界の観客の心を感動で包んできた伝説のシリーズ『ロッキー』。その新シリーズとして公開される『クリードチャンプを継ぐ男』の全米公開日である11月25日は、『ロッキー』の第1作目の公開日と同じであり、シリーズの舞台となったフィラデルフィアにて「クリードの日」として認定された。フィラデルフィアでは『ロッキー』シリーズの数々の名場面が撮影されており、中でも認定セレモニーの会場となったフィラデルフィア美術館は、劇中でロッキーがテーマ曲と共に駆け上がった階段のシーンである“ロッキー・ステップ”が撮影され、『ロッキー』の聖地として語り継がれて銅像も設置されている。認定式にて、多くのファンや地元住民の歓声で迎えられたシルベスターは、「本日集まってくれたみなさん、そして子どもたち。もし人生の階段を登れないと思ったら、絶対に諦めるな<ネバー・ギブアップ>。このフィラデルフィア美術館が象徴しているように、私にも出来たのだから、あなた達にも出来るはずだ」と、ロッキー節全開で語った。シルベスターからシリーズを受け継いだライアン・クーグラー監督は、「家族と夢を叶える事、これらは密接に関係している。そして必ず最後は、あなたを愛し尊敬している家族や仲間たちが、あなた達のゴールの手助けをしてくれるんだ」と熱いメッセージを述べていた。マイケル・ナッター市長は、キャストたちそれぞれに、自由の鐘のミニチュアを贈呈し、スタローンらは実際に撮影で使用した壁画を寄贈。この壁画は、フィラデルフィアのボクシングジムに飾られる予定となっている。『クリードチャンプを継ぐ男』は、12月23(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年11月11日あの永遠の名作『ロッキー』を正統に継ぐ新たなストーリーに、シルベスター・スタローンがお馴染みのロッキー役として出演することで話題の『クリード チャンプを継ぐ男』。12月に日本公開を迎える本作からこの度、ロッキーとアドニスの奇跡の2ショットを収めた劇場ポスターが解禁された。世界的に有名なボクシングのヘビー級チャンピオンだった父・アポロのことを何も知らないアドニスが、ボクサーとして生きることを決意、父の伝説的な戦いの地フィラデルフィアへと向かうところから始まる。亡き父は、タフな無名のボクサー、ロッキー・バルボアとかつて死闘を繰り広げた。フィラデルフィアへ着いたアドニスは、ロッキーを捜し出し、トレーナーになってくれと頼む。ボクシングからは完全に手を引いたと断りつつも、ロッキーは、かつての宿敵であり、のちに親友となったアポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見い出す。そして、ロッキーはトレーナーを引き受け、若いボクサーを鍛え始める。ロッキーを味方につけたアドニスは、まもなくタイトル戦への切符を手に入れるのだが…。本作は、ロッキー・バルボアと名勝負を繰り広げ、盟友となった故アポロ・クリードの息子アドニスと、彼をチャンピオンにするため、再びリングに向かうことになるロッキーの物語。ロッキーを演じるのは、お馴染みのシルベスター・スタローン。共に戦うアドニスには、『クロニクル』『ファンタスティック・フォー』など大作への出演が続く新鋭マイケル・B・ジョーダンが好演している。また、監督・脚本は名作『フルートベール駅で』を手掛けたライアン・クーグラー。『ロッキー』シリーズのキャラクターに敬意を表しながら、観る者の心に焼きつく見事なストーリーを書き上げた。そして今回解禁されたポスターは、試合を目前にしたアドニスとロッキーの緊張感漂う姿を捉えている。リング上で、若きボクサー・アドニスの両肩に手を掛け、ファイティング・スピリットを注入するロッキー。まさに、時を越えてつながった二人が、“新たな戦い”へと向かう瞬間だ。ロッキーの数々の伝説を見届けてきたファンには、感涙もののビジュアルとなっている。友情、挑戦、諦めない心―夢を叶えたいと願う、すべての人に贈る新たな傑作となるに違いない。臨場感あふれる興奮のリアルファイトをぜひ劇場で体感してみて。『クリードチャンプを継ぐ男』は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年10月24日ニューヨークを舞台にアン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが初共演で贈る映画『マイ・インターン』。このほど、本作では名優ロバートが、俳優人生50年分を超えるかと思われるほど(?)可愛すぎる“笑顔”を終始見せていることが判明。元ボクサーを演じた『リベンジ・マッチ』と、スーツを着て優しい笑顔を見せる本作との比較画像が解禁となった。アンが、ニューヨークのファッションサイトの社長と母親を演じる本作。アン演じるジュールズの会社に“シニア”インターンとしてやってくるベンを演じるのが、ロバートだ。彼の前作『リベンジ・マッチ』では、お調子者でスケベ野郎の全盛期を過ぎた元ボクサー役を演じ、シルベスター・スタローンとの本気の殴り合いのシーンでは、狂気をも感じさせる迫力を見せつけた。これまでも、出世作である『ゴッドファーザー PART II』や『タクシードライバー』、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』『アンタッチャブル』『グッドフェローズ』など数多くの犯罪映画や『ディア・ハンター』『レイジング・ブル』などに出演してきた。だが、本作で見せるロバートはイタリアンマフィアやボクサーの印象は、微塵も感じさせない。40歳年下の上司ジュールズの一歩後ろに下がり、彼女が悩んでいれば優しい言葉でアドバイスし、車の運転も買って出る。彼女の成長を陰からいつも見守っている存在だ。これまで映画の中で、何人もの人を殺めてきたデ・ニーロだが、本作ではそんなイメージからは想像できないほど、古風で優しい人生の熟練者を演じている。本作のナンシー・マイヤーズ監督は、そんな彼について「みんなロバート・デ・ニーロをタフガイだと思っているでしょう。彼が出ている『ミート・ザ・ペアレンツ』(’00)や『アナライズ・ミー』(’99)などコメディ映画でさえ、彼はちょっと怖いもの。いままで作り上げてきた彼のマフィア的な要素を、役の中にも生かしているからだと思うわ。でもこの映画の中ではそんな要素を一切感じさせないの。終始ニコニコしているから、彼の俳優人生50年分の笑顔の数を全部足したとしても、この映画の笑顔の数には及ばないわね(笑)」と話す。また、ロバート本人は、本作で演じたベンについて「ベンは自分と似ている部分もあったから、自分の中にあるものを引き出して演じられてとても共感できた。ベンは相当古風な男なんだ。でも僕も新聞は紙で読みたいし、いくらテクノロジーが進化したって、メールじゃなくて顔を合わせて直接話をしたいと思う。僕と同世代の人はみんな共感してくれるんじゃないかな」と語り、古風で可愛らしい意外な一面を覗かせている。しかし、「ベンはとても愛すべきキャラクターで、そういう人物は演じていても楽しかった。でももし続編をやるなら誰かをやっつける役がいいね(笑)」とも話しているように、本作で見せるロバートの笑顔にあふれた演技は、もしかしたらとても貴重なものになるのかも…。誰も見たことがなく、想像もつかないであろう終始ニコニコのロバート。笑顔の絶えない癒やし系インターンの彼に、ぜひ注目していて。『マイ・インターン』は10月10日(土)より全国にて公開。『リベンジ・マッチ』ブルーレイ2,381円+税 DVD 1,429円+税発売元:ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント(text:cinemacafe.net)
2015年09月18日誕生から40年を数える、シルベスター・スタローン主演の伝説的シリーズ『ロッキー』の最新作『クリード』(原題/11月25日全米公開)が、12月、日本公開されることが決定した。1976年に誕生し全世界で大ヒット、その年のアカデミー賞「作品賞」「監督賞」を受賞した『ロッキー』。以来、全6作が製作されたシリーズの新たなる一章を描き、その伝説的なキャラクターを再びスタローンが務めるのが本作だ。新たなる伝説の鍵となるのは、かつてロッキーのライバルで盟友でもあったアポロ・クリードの、息子アドニス・ジョンソン。世界的に有名なボクシングのヘビー級チャンピオンだったアポロは、アドニスが生まれる前に死んでしまったため、アドニスは父のことを何も知らない。それでも、彼には明らかにボクシングの才能が受け継がれていた。やがて、アドニスは、亡き父がタフな無名のボクサー、ロッキー・バルボアと死闘を繰り広げた伝説の地フィラデルフィアへ向かい、ロッキーを探し出してトレーナーになってくれと頼む。ロッキーはボクシングからは完全に手を引いたと断りつつも、かつての宿敵であり、のちに親友となったアポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見い出し、トレーナーを受諾。ロッキーを味方につけたアドニスは、タイトル戦への切符を手に入れるのだが…。今回はセコンドに徹し、才能ある若者を育てるロッキーを演じるのは、もちろんスタローン。また、アドニスを演じるのは、『フルートベール駅で』(’13)の鮮烈な演技が高く評価され、10月9日(金)公開のマーベル作品『ファンタスティック・フォー』の1人、ジョニー・ストーム役にも抜擢されている、次世代の“ウィル・スミス”ことマイケル・B・ジョーダン。監督は、『フルートベール駅で』で数多くの賞に輝いたライアン・クーグラー。ライアンは、スタローン脚本の『ロッキー』シリーズのキャラクターに基づき、脚本を執筆。アドニスと関わりを持つ地元のシンガーソングライター、ビアンカ役には、『グローリー/明日への行進』のテッサ・トンプソン、アポロの未亡人メアリー・アン・クリード役はベテランのフィリシア・ラシャド。そして、ボクシングのチャンピオン、“プリティ”・リッキー・コンラン役は、ABA(イングランド/アマチュア・ボクシング協会)ヘビー級チャンピオンに3度輝き、現在はプロ・ボクサーのアンソニー・ベリューが演じている。スタローンが放つ新たな伝説に、引き続き注目していて。『クリード』(原題)は12月23日(水・祝)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月27日シルベスター・スタローンが主演を務める『クリード(原題)』が12月に公開されることが決定した。スタローンがあのロッキー・バルボア役を演じる映画ファン必見の1作だ。その他の情報本作の主人公は、かつてロッキーと死闘を繰り広げ、後に炎の友情を築くことなった名ボクサー、アポロ・クリードの息子アドニス。彼は生まれる前に父がこの世を去ったために、父の顔を知らないが、ボクシングの才能は息子に受け継がれた。成長したアドニスは、フィラデルフィアに向かい、かつて父と熱い戦いを繰り広げたロッキーに出会ってトレーナーになってくれるよう頼む。ロッキーは、最初は頼みを断るが、アドニスに“アポロ”の才能が受け継がれていることを見抜き、トレーナーとしてアドニスを鍛えはじめる。スタローンが自身で脚本を執筆し、世界中に熱狂的なファンを生み出した傑作『ロッキー』は、これまでに数々の続編が製作され、ロッキーとアポロの戦いと友情は重要な位置を占めてきた。本作では、『フルートベール駅で』を手がけて注目を集めたライアン・クーグラーが脚本と監督を手がけ、『フルートベール駅で』のマイケル・B・ジョーダンがアドニスを演じる。『クリード(原題)』12月23日(祝・水) 新宿ピカデリー丸の内ピカデリーほか全国ロードショー
2015年08月27日『ロッキー』シリーズの新たな一章を描くシルベスター・スタローン主演『クリード(原題)』が、12月23日に日本公開されることが26日、明らかになった。シルベスター・スタローンが演じるのはもちろん、ロッキー。本作では、ロッキーの永遠のライバルで盟友でもあったアポロ・クリードの息子アドニス・ジョンソンのセコンドを務める。アドニス・ジョンソンを演じるのは、『フルートベール駅で』で高く評価されたマイケル・B・ジョーダンだ。世界的に有名なボクシングのヘビー級チャンピオンだったアポロは、アドニスが生まれる前に死んでしまったため、アドニスは父のことを何も知らない。それでも、アドニスには明らかにボクシングの才能が受け継がれていた。そして彼は、亡き父がタフな無名のボクサー、ロッキー・バルボアと死闘を繰り広げた伝説の地フィラデルフィアへ向かい、ロッキーを探し出してトレーナーになってくれと頼む。ロッキーはボクシングからは完全に手を引いたと断りつつも、かつての宿敵であり、のちに親友となったアポロと同じ強さと決意をアドニスの中に見い出し、トレーナーを受諾。ロッキーを味方につけたアドニスはその後、タイトル戦への切符を手に入れる。監督は、『フルートベール駅で』で数多くの賞に輝いたライアン・クーグラー。ライアンは、シルベスター・スタローン脚本の『ロッキー』シリーズのキャラクターに基づき、脚本を書いた。アドニスと関わりを持つ地元のシンガーソングライター、ビアンカ役には、『グローリー/明日への行進』(14)のテッサ・トンプソン。アポロの未亡人メアリー・アン・クリード役はフィリシア・ラシャド、そして、ボクシングのチャンピオン、"プリティ"・リッキー・コンラン役は、ABA(イングランド/アマチュア・ボクシング協会)ヘビー級チャンピオンに3度輝き、現在はプロ・ボクサーのアンソニー・ベリューが演じている。なお、『ロッキー』シリーズは1976年に第1作が全米公開。2006年の『ロッキー・ザ・ファイナル』まで6作品が製作された。(C)2015 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2015年08月27日芸人の有吉弘行が、前作に引き続き、見た目は愛くるしいテディベア、でも中身は下品な中年オヤジという主人公・テッドの日本語吹き替え版声優を務めることで話題の『テッド2』。この度、テッドに負けない個性豊かなキャラクターの吹き替えに、立木文彦、大塚芳忠、石塚運昇、銀河万丈、咲野俊介、羽佐間道夫、落合弘治ら豪華声優陣の参加が決定した。主人公テッドの斬新な設定が人気を集め、前作は日本でも40億円を超える大ヒットを記録した本シリーズ。“奇跡の”R指定テディベアと、お馴染みのダメな親友ジョン(マーク・ウォールバーグ)がこの夏スクリーンに再び登場。新キャストも迎え、更なる騒動を巻き起こす。そんな本作の日本語吹き替え版声優には、個性豊かすぎるキャラクターたちにぴったりの豪華面々が集結。前作と同様にテッドのダメな親友ジョン役を演じるのは、ベン・アフレックの吹き替え作品を多く担当する咲野さん。テッドの嫁となったタミ・リン役に、アマンダ・セイフライドやクリスティーナ・リッチの吹き替えを務める小島幸子。テッドとジョンが敬愛するフラッシュ・ゴードンことサム・J・ジョーンズ役に、「ロッキー」シリーズを始めシルベスター・スタローンの吹き替えなどを務める羽佐間さん。ジョンの超失礼な同僚であり、ゲイである事をカミングアウトしたガイ役に、アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」碇ゲンドウ役の立木さん。テッドのストーカーである最強に気持ち悪い親子のパパ、ドニー役を、アニメ「遊☆戯☆王 ファイブディーズ」牛尾哲役の落合さんが続投する。さらに、新キャラクター役として、ヒロインのサマンサ役を、『ナルニア国物語』スーザン役や、『ホビット』シリーズ・シグリッド役の清水理沙。ガイの新恋人リック役を、「機動戦士ガンダム」ギレン・ザビ役の銀河さん。テッドの人権獲得に断固反対する弁護士ワイルド役を、「フルハウス」ダニー・タナー役を始め、ケビン・コスナーの声も多く担当する大塚さん。どんなキャラクターかは観てからのお楽しみの渋男役を、アニメ「ポケットモンスター」オーキド博士役/アニメ「ドラゴンボール超」ミスター・サタン役で知られる石塚さんが演じ、テッドの新たな物語をさらに盛り上げる。ジョン・ベネット役の咲野さんは本作について「僕は大爆笑よりも失笑や苦笑というジワジワ来る様な笑いが好きです。今回も各所に散りばめられた、そんなちいさな笑いをお楽しみ下さい」とコメント。さらに、羽佐間さんからは「諸君!突き抜けている映画とは、この事よ!仰天映画の最高峰!結婚式!何せ熊と人間がマジで結ばれるのだ。それも当たり前に!『Ted3』では、“手足短く、つぶらな瞳”これが人間界の憧れのバディとなっていくのでありました。な~んちゃって♪」とお茶目なコメントが寄せられた。立木さんも「この煮え切らない世の中を観るだけで楽しくしてくれる映画TED2、いつの間にかシリーズになっていることでしょう(笑)映画の内容と同様によろしく無責任ですが(笑)」と明かし、演者からも早速続編を望む声が上がった。『テッド2』は8月28日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年08月10日個性的な映画を放送し続け、コアなファンの人気を集める、テレビ東京の映画枠『午後のロードショー』が4月で20周年を迎え、放送時間帯(13:35~15:35)を従来の月~木曜から金曜まで拡大する。同枠ではこれまで、洋画を中心に、劇場で公開された作品だけではなく、海外のテレビ放送用映画や、日本未公開作品も積極的に放送。この結果、ほかでは見られない個性的なラインナップになり、"独自路線"の同局を象徴する名物枠となった。近年では、"今月のセガール!!!"のように、俳優やジャンルなどで括った複数の作品を連日編成することで注目を集め、視聴率も上昇。各局、ワイドショーやドラマの再放送を編成する中で、2014年度は2011年度に比べ、年間平均視聴率が1ポイント以上増加した。この好評を受け、従来ドラマやバラエティを再放送していた金曜日の時間帯にも放送を拡大し、『金曜版』として放送することが決まった。4月3日からはメル・ギブソン主演の人気アクション『リーサル・ウェポン』の全4作を、毎週1作ずつ放送。今後も『金曜版』では、特定の俳優の出演作を一挙に紹介するなど、月毎のテーマを設定して放送する。4月6日からの3日間は、"20周年突入SP"と題して、『デモリションマン』(シルベスター・スタローン主演)、『WHO AM I?』(ジャッキー・チェン監督/脚本/主演)、『狼よさらば』(チャールズ・ブロンソン主演)を放送する。
2015年04月02日昨年11月に全国公開された米映画『エクスペンダブルズ3ワールドミッション』のBlu‐ray&DVDが、18日に発売された(販売元:ポニーキャニオン)。シリーズ第3弾となる本作は、シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、アーノルド・シュワルツェネッガー、ハリソン・フォード、メル・ギブソンらハリウッド俳優たちが集結したアクション大作だ。バーニー・ロス(スタローン)率いる傭兵部隊・エクスペンダブルズの戦いを描く本作。Blu‐ray&DVDには、劇場上映されなかった日本語吹き替え版を収録しており、バーニー役のささきをはじめ、玄田哲章、村井國夫、磯部勉、池田秀一、大塚明夫、山路和弘ら豪華声優陣が参加している。そこで、長年に渡ってスタローンの吹き替えを担当してきたささきに、アフレコの様子や歌手・声優としての話を聞いた。――今回の『エクスペンダブルズ3』のアフレコはいかがでしたか?「『エクスペンダブルズ』は、躍動感がすごいからね。会話の面白さを表現するのも、なかなか難しい。スタローンの雰囲気を表現するのは難しいんですよ。年を取ったからって年取った声じゃいけないし、実はその辺が失敗した作品もあります。いつも反省しながら演じています」――日本語吹き替え版では、主役級の声優陣が集まりましたね。「全員が1つのスタジオに集まったのは、初めてのことでビックリしました。そういう意味では面白かったです。山路さんや玄田さんは分かってるけど、磯部さんや村井さんは初めてだったので、日本語でどういう風にやるのかなと。スタジオの中はあふれるくらい結構な人数だったので、雰囲気に飲まれてやり過ぎないように気を付けました」――アフレコ中に苦労したことはありますか?「僕をはじめ、みんな目が悪くなっていて(笑)。台本の字は小さいしスタジオは暗闇だし。これだけ早い会話があると、画を見ながら台本に目を移すとピントが合わないんですよね。半分覚えるくらいの勢いでいかないと出来ない。でも、みなさん、それなりに練習してきたみたいで、これだけの作品なのに結構早く終わりました」――『エクスペンダブルズ』シリーズで出演のみならず、監督・脚本も手がけたスタローンについてお聞かせください。「スタローンのエネルギーはすさまじい。あれだけのキャストを集めて、監督も脚本もやって、映画への情熱がすごい人。若い時は若い時で精悍さがすごいし、『ランボー』なんて骨折するくらいやってるでしょ?それだけのことをやる人はなかなかいないし、よくやるなぁって思う。服を着てアテレコをやってると、スタローンに失礼なんじゃないかと思うくらい(笑)」――『ロッキー』や『ランボー』から最新作まで、スタローンの吹き替えを担当されてますが、表現の変化はありますか?「『ロッキー』のボクシングシーンは、わめきちらすシーンとかアドリブが多かったんです。その頃は、何を言ってるのか分からなかったし、今やれって言われてもできません。でも、この間、久しぶりにボクシングの映画『リベンジ・マッチ』をやった時は、お互いに年を取った同士だから、昔より割と冷静に演じました。まだスタローンを任せられているから、声だけは年を取らないようにしないと」――歌手や声優として活躍されているささきさんですが、声を保つ秘訣を教えてください。「やっぱり元気じゃないとね。週に3回はジムに行くようにしてるし、エアロビクスは息が切れるくらいやってます。運動をしないと声も出なくなっちゃうんじゃないかな?早いセリフは誤魔化せるけど、ロングトーンが難しくなってくるみたいなので、技術でカバーしていかないと。若い頃より響く声が出せるようになったし、僕らの先輩でも現役はいっぱいいるので、まだまだ大丈夫かな」――今年は、デビュー55周年を迎えるそうですね。73歳の誕生日翌日に、バースデーライブを開催すると聞きました。「アニメソングやエルヴィス・プレスリーを、30数曲歌おうかなと思っています。そんな数になっちゃって、自分でも大丈夫なのかなって思っていますが。昔から声は低い方なので、今の方が歌うのが楽になりました。そして、これからの目標は元気でいること。出来る事なら、あと何年か健康で仕事が続けられればと思っています。忙しい時は遊びが出来なくなっちゃうので、釣りに行ったりする余裕も欲しいですね」
2015年03月23日