2月1日(現地時間)、『ロッキー』シリーズでアポロ・クリードを演じたカール・ウェザースが亡くなった。76歳だった。長年友情を築いてきた『ロッキー』のシルヴェスター・スタローンが、インスタグラムに動画メッセージを投稿し追悼した。「昨日、私たちはレジェンドを失いました。私の人生は、カール・ウェザースに出会った日に、永遠に良い方向へと変わったのです。死しても力と共に。パンチし続けて」というキャプションが添えられている。動画の中のスタローンは、『ロッキー』の中でライバル同士だったロッキー&アポロがパンチを打ち込み合う抽象画の前で「今日は本当に悲しい日」「心が引き裂かれそうで、言葉にできないくらいです」とひどく落ち込んでいる様子。カールについて「私の人生、成功、すべてにおいて不可欠な人でした」として「賛辞を送りたい」と話した。「『ロッキー』で成し遂げたことは、彼がいなければ決してできませんでした。彼は本当に素晴らしい人でした。声も体格もパワーも運動能力も。でも、もっと大事なのは彼の心と魂がさらに素晴らしかった」と称えた。カールの出演作には『ロッキー』のほか、『クリード チャンプを継ぐ男』「マンダロリアン」などがある。(賀来比呂美)■関連作品:ロッキー
2024年02月05日今月のアプリ版「ぴあ」の表紙はスタローンが登場。ここでは、表紙を手掛けた及川先生のイラスト制作過程を「making of」として公開いたします。イラスト
2024年01月28日1月5日(金) より映画『エクスペンダブルズ ニューブラッド』が公開されるシルベスター・スタローンが、「ぴあ」1月度の表紙を飾った。本作は、スタローンが監督・脚本・主演を務めてスタートした『エクスペンダブルズ』シリーズ最新作。ジェイソン・ステイサム、スタローン、ドルフ・ラングレン、ランディ・クートゥアらレギュラーメンバーに加え、新たに50セント、ミーガン・フォックス、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、アンディ・ガルシアが参戦。最新作では、表舞台に出せない汚れ仕事を請け負い、数々の絶対不可能な難関ミッションを乗り越えてきた消耗品軍団〈エクスペンダブルズ〉が、テロリストが所有する核兵器の奪還という、失敗すれば第三次世界大戦が勃発しかねない危険なミッションに挑む。<作品情報>『エクスペンダブルズ ニューブラッド』『エクスペンダブルズ ニューブラッド』ビジュアル1月5日(金) 公開監督:スコット・ ウォー出演:ジェイソン・ステイサムシルベスター・スタローン50セントミーガン・フォックスドルフ・ラングレントニー・ジャーイコ・ウワイスランディ・クートゥアアンディ・ガルシア『エクスペンダブルズ ニューブラッド』冒頭映像『エクスペンダブルズ ニューブラッド』冒頭映像【吹替版】公式サイト: Ex4 Productions, Inc.
2024年01月01日『エクスペンダブルズ』シリーズのジェイソン・ステイサムとシルヴェスター・スタローンが、再びアクション映画『Levon’s Trade(原題)』でタッグを組むことが分かった。「Deadline」が報じた。ジェイソンは主演、スタローンは脚本を担当するという。スタローンが脚本を手掛けるのは『クリード 炎の宿敵』『ランボー ラスト・ブラッド』から4、5年ぶり。監督は『スーサイド・スクワッド』のデヴィッド・エアー。原作はチャック・ディクソンの同名小説。製作は「Black Bear」社と「BlockFilm」社が行う。エアー監督、クリス・ロング、ジェイソン、スタローンも製作陣に名を連ねる。2024年3月から製作がスタート。原作となるのはレヴォン・ケイドを主人公としたベストセラーシリーズ11作のうちの1作目。レヴォンは元犯罪者だが、現在は建設業界で働きまっとうな生活をしている。しかし、上司の10代の娘が失踪したことにより、レヴォンは秘密工作の闇の世界で活動していた時に神話的な存在となったスキルを再発揮することが求められて…。スタローンが脚本、ジェイソンが主演を務めた作品は今作のほかにも2013年の『バトルフロント』がある。また、ジェイソン主演&エアー監督作には今年公開のアクション映画『The Beekeeper(原題)』があり、Xでは3人が集う今作に大きな期待が寄せられている。(賀来比呂美)
2023年10月30日9月16日、トロント国際映画祭でシルベスター・スタローンのドキュメンタリー映画『Sly(原題)』がワールドプレミアを迎える。『ランボー』『ロッキー』『エクスペンダブルズ』シリーズに主演し、アクション俳優として確固たる地位を築いてきたが、画家という顔も持つスタローン。『Sly』のワールドプレミアに先駆け、7日(現地時間)開幕した同映画祭で彼のアートワークを展示する回顧展を開催中だという。1975年から2020年までにスタローンが制作した12の絵画やアートワーク、スタローンのサイン入りの『ロッキー』のオリジナル脚本や記念品も展示されているという。絵画には、スタローンが俳優のキャリアをスタートする際に力を貸してくれた最初のマネージャー、ジェーン・オリバーが亡くなった日に描いた「Death of Friend」などがある。ハリウッドでスーパースターになる前から絵を描いていたスタローン。フランス、ロシア、ドイツなどで個展を開いたこともあり、「大盛況」と報じられた。トム・ジミー監督(『エルヴィス・プレスリー:ザ・サーチャー ~キング・オブ・ロックの魂の記録~』)がメガホンを取った『Sly(原題)』は、11月3日Netflixで配信開始(アメリカ)。(賀来比呂美)
2023年09月08日シルヴェスター・スタローンが、アーノルド・シュワルツェネッガーを題材としたNetflixのドキュメンタリーシリーズ「アーノルド」に出演。昨年11月、「フォーブス」誌にシュワルツェネッガーについて「20年以上もの間、お互いのことが大嫌いだった」と告白した彼が、今作でも2人の過去のライバル関係について語っている。80年代、スタローンは『ロッキー』『ランボー』シリーズ、シュワルツェネッガーは『ターミネーター』などでアクションスターとしての地位を確立した。スタローンは「それまでは、アクションといえば『ブリット』や『フレンチ・コネクション』のようなカーチェイスだった。知性や風刺、言葉が中心となるものだったんだ」とかつてのアクション映画を説明。しかし、シュワルツェネッガーの登場により、「物語を伝えるのに実際に身体を使うようになった」という。「セリフは必要ないんだ。これはチャンスだと思った。だって、オーストリアから来た多くを語る必要のない男以外に、誰もそんなことをやっていなかったから。彼は優れていた。すべての答えを持っていた。あのガタイにあの強さ。それが彼のキャラクターだったんだよ」と、オーストリアからやってきたシュワルツェネッガーの優れたアクションスター性を認め、自身も影響を受けていたことを明かした。シュワルツェネッガーも「アーノルド」の中で「80年代、彼のおかげでモチベーションが上がっていた。彼がいなければああいうアクション映画は撮れなかったかもしれない。それに、あれだけ頑張れなかったかも」とライバルのスタローンに受けた刺激について語っている。(賀来比呂美)
2023年06月13日ライオンズゲートより、『エクスペンダブルズ』第4弾の初予告編が公開された。今作にはメインキャストのシルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ドルフ・ラングレンらに加え、ミーガン・フォックス、50セント、アンディ・ガルシア、トニー・ジャー、イコ・ウワイス、ジェイコブ・スキピオ、レヴィ・トランが初出演。予告編は、リー・クリスマス(ジェイソン)と元カノらしきCIAエージェントのジーナ(ミーガン)のセクシーなファイトからスタート。一夜明け、クリスマスのもとにバーニー・ロス(スタローン)が厄介な問題を抱えてやってくる。「もっとマシな友だちがほしかったよ」と言いながらも、クリスマスは協力することに。エリート傭兵団「エクスペンダブルズ」の今回のミッションは、テロリストに盗まれた核ミサイルの確保。失敗すると第三次世界大戦を引き起こす可能性があるという。核ミサイルを載せた貨物船に乗り込む「エクスペンダブルズ」。そこからは激しいアクションシーンが繰り広げられる。映画ファンから「76歳のスタローンがアクション映画に出演しているとは。本当に偉大な俳優だ」「ジェイソンとイコ・ウワイスのバトルシーンは、本編ではもっとすごそう!」「前作から9年!待ってました!」などの感想が寄せられている。(賀来比呂美)■関連作品:エクスペンダブルズ 2010年10月16日より全国にて公開© 2010 ALTA VISTA PRODUCTIONS, INC
2023年06月08日シルヴェスタ・スタローンの1993年のヒット作『クリフハンガー』がリブートされることになった。スタローンは主演に復帰する。監督は『エンド・オブ・ステイツ』のリック・ローマン・ウォー。プロデューサーにはスタローン、『ワイルド・スピード』シリーズのニール・H・モリッツらが名を連ねる。オリジナルの『クリフハンガー』はレニー・ハーリンが監督、スタローンとマイケル・フランスが脚本を共同執筆した。世界興収は2億5500万ドル。スタローンの次回公開作は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーVol. 3』。文=猿渡由紀
2023年05月02日シルベスター・スタローン&ジェニファー・フレイヴィン夫妻が離婚することが明らかになった。ジェニファーが裁判所に離婚申請を行い、「People」誌に声明を発表した。「結婚25年目を迎え、夫シルベスター・スタローンとの離婚を申請したことをお知らせするのは悲しいことです。私たちは結婚生活を続けることはありませんが、30年以上を共にしたという関係はこれからも大切にします。また、お互い、娘たちに対して力を注ぎます」。スタローンも代理人を通じて「Yahoo! Entertainment」に「家族を愛しています」「私たちは円満かつプライベートに、個人的な問題に対処しています」とコメント。2人は1988年から交際を始め、破局と復縁を経て1997年に結婚。ソフィア(25)、システィーン(24)、スカーレット(20)の三姉妹をもうけた。今年5月、スタローンは結婚25周年記念に「私の素晴らしい妻へ。25周年おめでとう。僕たちの人生にとって、これほどまでに献身的に尽くしてくれ、忍耐強い女性がどんなに大切か。言葉で表すことはできません。さらに25年(の結婚生活)が続きますように。愛しているよ、スウィートハート」とジェニファーへ愛のメッセージを送っていた。(賀来比呂美)
2022年08月25日シルべスター・スタローンが主演し、監督・脚本も務めた『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』が、明日8月12日(金)より立川シネマシティにて先行上映スタート。この度、スタローンが自らの役者人生をふり返り、ロッキーとの共通点を語る特別映像「ロッキーレガシーとスタローンの経歴」が公開された。映像では、自身の特徴的な声について「俺の声はいろんな事が重なってできた。口が片方だけ曲がっていて声がとても深いんだ」と言い、「(発話障がいも)人が理解できる程度になるまで努力したが、決してクリアで透き通った声にはならない。ネイチャードキュメンタリーのナレーションをすることはないだろう。でも、私が演じているキャラクターにはぴったりなんだ。誰とも同じじゃない、俺ならではの声だから」と、唯一無二の声も俳優のキャリアにとって欠かせないものであったことを語る。世界中から愛され続けているロッキーというキャラクターについては、「俺は運動神経がいいとは言えないが動物的なんだ。多くの人が殺人本能を隠しているが俺の場合は表面に現れている。ロッキーがパンチを繰り出すとき、技術はなくてもその粗暴さは野生的な本能からくる。それがロッキーの強さの源だ」と語り、ロッキーのキャラクターとスタローンが歩んで道を重ね、キャラクターへの愛着と強い思いを明かしている。『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』は、シリーズ最大のヒット作となった『ロッキー4』を再編集し、42分の未公開シーンを追加、4Kデジタルリマスター×ワイドスクリーン×5.1chサラウンドで蘇るディレクターズ・カット版。元々、91分だった本編尺は、94分と3分強増えたのみだが、今回の再編集によって、ロッキーがファイターの本能を思い出す旅、殺人マシーンとして育てられたイワン・ドラゴの心の変化、アポロ・クリードが自ら選んだボクサーとしての生き様などを強調し、映画の核であるドラマをより濃く描くことに成功。物語に深みが増し、80年代に社会が抱いていた米ソ間の核摩擦による不安や恐怖をいまを生きる我々に伝えながら、ロシアの現状をスタローンが先読みしたかのような新解釈も追加されている。『ロッキーVSドラゴ:ROCKY IV』は8月19日(金)より全国にて公開。※立川シネマシティにて8月12日(金)より先行上映(cinemacafe.net)■関連作品:ロッキーVSドラゴ:ROCKY Ⅳ 2022年8月19日より全国にて公開© 2021 Metro-Goldwyn-Mayer Studios Inc. All Rights Reserved.
2022年08月11日シルベスター・スタローンが、『ロッキー』『クリード』シリーズのキャラクター、イワン・ドラゴを描くスピンオフ映画『Drago』(原題)の企画が進行中だと報じられていることについて、インスタグラムで言及し激怒している。「またしても心が折れることが。たったいま知ったのだが、またもや94歳の哀れなプロデューサーとバカでハゲタカのチャールズとデヴィッドという子どもたちが、私が作った素晴らしいキャラクターを食い尽くそうとしている。私になにも言わずに!」「ファンのみなさんに謝罪したい。『ロッキー』のキャラクターをこいつらみたいな寄生虫の食い物にされることは望んでいなかった。それにしても、私はかつてドルフに尊敬の念を抱いていたが、彼は私の知らないところで進んでいることについてなにも教えてくれなかった。あのキャラクターは彼のために作ったのに。本物の友だちはゴールドよりも貴重だよな」。スタローンが「94歳の哀れなプロデューサー」と呼んでいるのは、『ロッキー』『クリード』シリーズを手掛けてきたアーウィン・ウィンクラー(実年齢は91歳)、「ドルフ」と呼んでいるのは、『ロッキー4/炎の友情』『クリード 炎の宿敵』でイワン・ドラゴを演じたドルフ・ラングレンだとみられる。次の投稿ではウィンクラーを名指しでさらなる批判を続けた。スタローンの投稿を受け、ドルフは『Drago』について「脚本もまだないし、契約もしていない。監督も決まっていない。個人的には、友人であるスタローンがプロデューサーとして、もしくは俳優として関わっているものだと思い込んでいた。不幸なことに先週、マスコミにリークされたんだ」とインスタグラムで弁明。「ミスター・バルボア(スタローンが『ロッキー』で演じているロッキー・バルボア)と連絡を取るよ。ファンのみなさんが安心できるように」と、こじれてしまったと思われるスタローンとの関係の修復を誓った。(賀来比呂美)■関連作品:ロッキークリード 炎の宿敵 2019年1月11日より全国にて公開©2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2022年08月01日Amazon Prime Videoで8月26日より独占配信開始となる、シルベスター・スタローン(76)主演作『サマリタン』の予告編が解禁された。舞台は「都市が崩壊するのも時間の問題」という混沌とした街。ある日、少年サムはいじめにあい、ボコボコにされているところをゴミ収集作業員のスミスに助けられる。これをきっかけにスミスと距離を縮めたサムは、スミスが25年前に死んだと信じられているスーパーヒーロー「サマリタン」なのではないかと疑い始める。スミス本人に尋ねてみると、「サマリタンは死んだ。私はゴミ収集で生計を立てているんだ」とやはり否定されてしまう。しかし、その直後、目の前でスミスが車にはね飛ばされてサムは唖然とするが、同時にスミスの不死身ぶりも目の当たりにして…。予告編の後半は、スタローンのアクションが満載。映画ファンの感想は「80歳近くのスタローンがいまもアクション映画に出ている。これぞレジェンドだ!」「ヒーローは注目を嫌う。正しいことをしても匿名であることを好むんだ。この映画はよくあるヒーローものとはちょっと違う。それがいい。楽しみ!」と好評。スタローンも今作について「かなり違う、とても特別で、すごく興奮する作品」としてインスタで紹介している。(賀来比呂美)
2022年07月28日シルベスター・スタローン主演・製作『サマリタン』が8月26日(金)よりPrime Videoで独占配信されることが決定し、スタローンのコメントが到着。キーアート、場面写真も初公開された。13歳のサム・クリアリー(ジャボン・“ワナ・”ウォルトン)は、謎めいた引きこもりの隣人スミス(シルベスター・スタローン)が、実は正体を隠している伝説の人物なのではないかと疑っている。20年前、グラニット・シティのスーパーパワーを持つ自警団員サマリタンは、ライバルであるネメシスとの激しい倉庫での戦いの後、死亡したと報告されていた。サマリタンは炎に包まれて死んだと多くの人々が思っていたが、街にはサムのように、サマリタンはまだ生きているという希望を持つ人もいた。犯罪が増加し、街が混乱に陥る中、サムは引きこもりの隣人を説得し、街を破滅から救おうとするのだが…。世間から身を隠してひっそり暮らしているスミスを演じるシルベスター・スタローンは、「私はハートがあるアクション映画が大好きです。『サマリタン』に関わりたいと思ったのは、この物語が、人々が共感できる多くの要素を持っているからです。道徳的な話にもなっていて、見ていてとてもワクワクします。この作品がPrime Videoで全世界に配信され、私のファンやすべての観客が世界中で一緒に楽しめることに感激しています」と語っており、その出来栄えに自信をのぞかせる。スミスの隣人で彼を伝説のサマリタンだと疑っている13歳の少年サムには「ユートピア~悪のウイルス~」、アニメ映画『アダムス・ファミリー2』のジャボン・“ワナ”・ウォルトン、サマリタンの宿敵ネメシスには『オーヴァーロード』出演のデンマーク出身の演技派、ピルウ・アスベック。そのほか、『イン・ザ・ハイツ』のダーシャ・ポランコと『エンダーのゲーム』のモイセス・アリアスなど、個性豊かな俳優陣が物語に深みを与える。監督は『オーヴァーロード』『ガンズ&ゴールド』のジュリアス・エイヴァリー、脚本は『エスケープ・ルーム』『デビルクエスト』のブラギ・シャット、製作はシルベスター・スタローン自らがあたるとともに『Mr.ノーバディ』『バトルシップ』のブレイデン・アフターグッドが担当。製作総指揮はブレイデン・アフターグッドが兼務するほか、『キャンディマン』のデヴィッド・カーン、『クリード 炎の宿敵』『ラストスタンド』ノガイ・リーデルが名を連ね、アクションやスリラー作品を得意とするそうそうたるスタッフがスタローンのもとに集結した。併せて公開されたキーアートは、路上に立つスタローンのソロショットをとらえたもの。雨に濡れた道に映り込む姿が「サマリタン」なのだろうか…?また公開された場面写真では、人を左右に吹き飛ばすスタローンの姿も確認できる。サム少年との微笑ましい一幕も切り取られており、スーパースター、スタローンのまた一味違った一面が垣間見られるようだ。『サマリタン』は8月26日(金)よりPrime Videoにて独占配信開始。(text:cinemacafe.net)
2022年07月19日映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』が、2022年8月19日(金)より公開される。シルべスター・スタローンが監督・脚本・主演を務める。シリーズ最大ヒット作『ロッキー4』を再構築映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』は、「ロッキー」シリーズ最大のヒット作となった『ロッキー4』の物語を再構築し装い新たに生まれ変わった新生『ロッキー』。日本では1986年に公開された『ロッキー4』に対し、監督・脚本・主演を務めたシルベスター・スタローンは長い間、“自分が理想とする作品に作り直したい”という思いを持っていたという。未公開映像&4Kデジタルリマスターで新生『ロッキー』に改めてすべての映像に目を通したシルベスター・スタローンは、未使用シーン、音声トラック、劇伴にいたるまで何百時間もかけ徹底的に見直しを行い、王者ロッキー、元王者アポロ、殺人マシーン・ドラゴらファイターたちの闘いまでの道のりに焦点を当ててストーリーを再構築した。『ロッキー4』に42分の未公開映像を加えた他、4Kデジタルリマスター、ワイドスクリーン、5.1chサラウンドにより、より迫力のある、臨場感あふれる作品に仕上げた。〈映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』あらすじ〉王者アポロ・クリードとの戦いを経て、チャンピオンとなったロッキー・バルボアの前にソ連から“殺⼈マシーン”イワン・ドラゴが現れる。ドラゴとの激戦によって、ライバルであり親友のアポロを失ったロッキーは、対ドラゴ戦のため、ソ連へ乗り込むが……。〈映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』主な登場人物〉・主人公ロッキー・バルボア…シルベスター・スタローン・ドラゴ…ドルフ・ラングレン・エイドリアン…タリア・シャイア・アポロ・クリード…カール・ウェザース・ポーリー…バート・ヤング・ルドミラ…ブリジット・ニールセンシルベスター・スタローン コメントシルベスター・スタローンは、『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』の制作について、「ドラマの中身に重点を置きたかったんだ。登場人物の心に注目して、より感情的に、より責任感を持って。何故このシーンを使っていない?当時の俺は何を考えていたんだ?って凹むこともあった。今考えると使うべきシーンは明確だから。当時の自分の人生観に疑問をもったよ(笑)。前の「ロッキー4」を作った頃の俺は、今よりかなり薄っぺらだったんだ」と振り返る。また、「今回、新たに『ロッキーVS ドラゴ』として生まれ変わった。タイムマシンに乗るようなこのチャンスを得たことに感謝している。オリジナルが作られてから35年の間に、僕はたくさんのことを経験し、生きてきた。僕は変わったし、映画も変わった。そして、この作品は『ロッキー』に関わった全ての人に敬意を示している。『ロッキー』はCGも特撮も使ってない。それでも『ロッキーVS ドラゴ』は⼀層大きくなった。オリジナルは 1:85だったけど今回はワイドスクリーン。音楽も新たな手法で編集されて、4チャンネルが100チャンネルになったんだ。俺は耳がおかしくなったのか?と信じられないくらいだよ(笑)」と新作への満足感を示した。全国映画館で上映へ尚、『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』は米国では⼀晩限りの限定上映だったが、日本では公開日以降全国の映画館スクリーンで上映。時代が変わってもなお色褪せない、情熱と感動が息づく新生『ロッキー』伝説を体感してほしい。尚、8月12日(金)からは、立川シネマシティにて先行《極上音響》上映も行われる。【詳細】映画『ロッキーVS ドラゴ:ROCKY IV』公開日:2022年8月19日(金)監督・脚本:シルべスター・スタローン出演:シルべスター・スタローン、ドルフ・ラングレン、タリア・シャイア、カール・ウェザース、ブリジット・ニールセン、バート・ヤングジェームズ・ブラウン、トニー・バートン、マイケル・パタキ、ロバート・ドーンニック、ストゥ・ネイハン撮影:ビル・バトラー編集:ジョン・W・ウィーラー、ドン・ジマーマン音楽:ヴィンス・ディコーラ主題歌:サバイバーテーマ曲:ビル・コンティ2021/アメリカ/94 分/5.1ch/ ワイドスクリーン(シネスコ 2.35:1)原題:「ROCKY IV: ROCKY VS. DRAGO」配給:カルチャヴィル/ガイエ
2022年07月09日『ランボー』、『ロッキー』、『大脱出』など数々の名作で主演を務めてきた、ハリウッド俳優のシルベスター・スタローン。プライベートでは3人姉妹の父親で、子煩悩としても知られており、自身のInstagramで、愛娘たちの写真を投稿することも。2021年7月22日に3人の娘たちの写真をInstagramに投稿したスタローンは、父親としての心配ごとをつづりました。シルベスター・スタローン3人の娘たちの美しさがヤバイ美人姉妹として昔から有名な、スタローンの3人の娘たち。スタイルも抜群で、170cm後半のスタローンの身長においつきそうなほどです。しかし、スタローンにとっては、娘たちの成長ぶりを嬉しく思う一方で、身長を追い越されないかが心配の種の様子。同日、娘たちとの写真を投稿したスタローンは、「これ以上、彼女たちの身長が伸びないことを願う」とつづっていました。 この投稿をInstagramで見る Sly Stallone(@officialslystallone)がシェアした投稿 父親としての威厳が気になるのか、娘たちとの身長差をネタにしたスタローン。しかし、娘たちにはさまれたスタローンは頬をゆるめ、なんとも嬉しそうです!また、写真を見た人からは3人姉妹の美しさに絶賛の声も。「美しすぎる姉妹」「この遺伝子はヤバイ」と反響を呼んでいます。以前から、スタローンの3人の娘たちの美貌は世間の注目の的でしたが、年々、その美しさに磨きがかかっている様子。スタローンが子煩悩になるのも、納得してしまいますね![文・構成/grape編集部]
2021年07月24日シルベスター・スタローンが、『クリード』シリーズの第3弾に出演しないことが明らかになった。スタローンの代理人が「The Hollywood Reporter」に認めた。『クリード』は、スタローンが主演した『ロッキー』シリーズのスピンオフシリーズで、2015年からこれまでに『クリード チャンプを継ぐ男』『クリード 炎の宿敵』の2本が製作されている。主役はマイケル・B・ジョーダン演じるアドニス・“ドニー”・ジョンソン(クリード)で、スタローンはドニーを導くトレーナー・ロッキーとして2本に出演。『クリード チャンプを継ぐ男』ではゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞し、アカデミー賞助演男優賞にノミネート。演技面で高い評価を受けた。『クリード 炎の宿敵』では出演・製作のみならず、脚本も担当していた。第3弾に出演しない理由はいまのところ発表されていない。4日ほど前に、スタローン自身がインスタグラムでファンに『クリード3』への出演を尋ねられ、「出演しない」と答えていた。とはいえ、完全にロッキーから遠ざかってしまったわけではなく、最近、36年前に公開された『ロッキー4/炎の友情』のディレクターズ・カット版を撮り終えたという報告もしている。『クリード』第3弾は、マイケルが再び主演を務めるとともに、初めてメガホンを取る監督デビュー作になる。2022年11月23日全米公開予定。(Hiromi Kaku)■関連作品:クリード 炎の宿敵 2019年1月11日より全国にて公開©2018 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. AND WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC.
2021年04月07日映画『野球少女』やドラマ「秘密の森~深い闇の向こうに~」などに出演するイ・ジュニョクと、D.O.(EXO)共演「100日の郎君様」のナム・ジヒョンという実力派2大スターが共演した「リセット~運命をさかのぼる1年~」が本日3月3日(水)よりリリース。この2人から、日本のファンに向けたコメント映像が到着した。本作は、日本のドラマ「リピート~運命を変える10か月~」を韓国で大胆にリメイクし、ハリウッドリメイクも進行中の見始めたら止まらない究極のミステリー・サスペンス。信頼する先輩を殺された刑事ヒョンジュ(イ・ジュニョク)と、ひき逃げ事故で車椅子生活となった人気ウェブ漫画家のガヒョン(ナム・ジヒョン)。生きる気力を失っていた2人のもとにある日突然、「現在の記憶はそのままに、1年前に戻ることができる」と女性の声で電話がかかってくる。彼女によって集められた男女8人とともに1年前に“リセット”し、完璧な人生を目指すも、参加者が相次いで謎の死を遂げる連続殺人事件に発展。想定外の運命に巻き込まれた2人は事件を解決し、未来を変えることができるのか――。次々と予告なく“リセッター”が死んでいく事件の容疑者は、参加者全員。息つく間もなく続く殺人、先の読めない展開と容赦のない裏切りに何度も騙される。まさかと思う人物も怪しく見え、予定調和は完全に崩壊し、見始めたら止められない「没入度最高のドラマ」として話題性&検索ランキングで圧倒的1位を獲得、最終話ではシーズン2を望む声が上がるほど。昨年末に行われたMBC演技大賞ではイ・ジュニョクが優秀演技賞、ナム・ジヒョンが最優秀演技賞を受賞。届いた映像では、日本語で挨拶する2人が、劇中とは一転した笑顔で本作の魅力をアピールしている。ドラマや映画で韓流ブームが拡大する中、ハリウッドでの注目度も急上昇社会現象となった「SKYキャッスル~上流階級の妻たち~」に続き、マ・ドンソク主演の『悪人伝』がシルヴェスター・スタローン製作でリメイクが確定。本作もハリウッドでの製作が決定しており、世界中で話題になること必至。また、パク・ソジュン×カン・ハヌル共演『ミッドナイト・ランナー』、チュウォン主演「グッド・ドクター」をはじめ、昨今韓国ドラマや映画が続々と日本でリメイクされ人気に。逆に韓国においても、日本で大ヒットした「昼顔~平日午後3時の恋人たち~」や「Mother」ほか数多くの作品がリメイクされ、相互で活発化。本作もその1つで、ベストセラー小説「イニシエーション・ラブ」の乾くるみの原作を日本でドラマ化した「リピート~運命を変える10か月~」をベースに新たな解釈をプラス。現在の記憶を持ったまま過去へ戻る設定はそのままに、キャラクターやスピード感、騙し合いをスケールアップ。推理ドラマファンはもちろん、大幅なアレンジを加えたことで原作やドラマを知っている人も、知らない人も楽しめる韓国オリジナルのラストが誕生した。「リセット~運命をさかのぼる1年~」は3月3日(水)よりDVDリリース。(text:cinemacafe.net)
2021年03月03日シルベスタ・スタローンが『The Suicide Squad』に出演することがわかった。スタローン本人とジェームズ・ガン監督がインスタグラムで報告してわかったもの。スタローンはガン監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』にも出演しており、ふたりが組むのは2回目。『The Suicide Squad』は2016年の『スーサイド・スクワッド』の続編だが、オリジナルのキャストで戻ってくるのは、マーゴット・ロビー、ジェイ・コートニー、ヴィオラ・デイヴィス、ジョエル・キナマンなど一部。新たなキャラクターで、イドリス・エルバ、ジョン・セナなどが登場する。北米公開予定は来年8月6日。文=猿渡由紀
2020年11月16日シルベスター・スタローンがジェームズ・ガン監督作『The Suicide Squad』(原題)に出演することが明らかになった。ガン監督が「シルベスター・スタローンと働くのはとても楽しい。今日の『The Suicide Squad』の現場も例外ではありません。スライ(スタローンの愛称)は象徴的な映画スターですが、ほとんどの人は彼がどれだけ素晴らしい俳優であるかをまだわかっていません」とSNSにコメントを投稿し、スタローンの出演を認めた。スタローンも、「とんでもなく優れた監督と一緒に、度肝を抜くようなプロジェクト。この一年を素晴らしいものにしてくれています。豊かな才能に囲まれて仕事ができるなんて、私は本当にラッキーな人間です」とインスタグラムに喜びのコメントを投稿。ガン監督は、この件に関してファンからのコメントのいくつかに返答しており、「もう撮影は終わっているのかと思った。(スタローンの出演を)楽しみにしています!」というコメントに「撮影は終了していますよ」と返答。すると、違うファンから「撮影が終了しているのに、どうやって“出演”するの?」という疑問が出た。それから、スタローンが演じるのは、うわさされているように「キング・シャーク」の声である可能性が高いとファン同士で盛り上がった。スタローンはガン監督の『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(スタカー・オゴルド役)にも出演したことがある。(Hiromi Kaku)
2020年11月16日6月より公開中のシルヴェスター・スタローン主演映画『ランボーラスト・ブラッド』が、9月11日(金)TOHOシネマズ池袋にて、コロナ禍における新しい応援上映を行うことが分かった。コロナ禍における新しい応援上映「超・応援上映」は、スマートフォンやPCから「応援コメント」を入力すると、それが劇場の巨大スクリーンに流れるという、声ではなく、文字を出す新・応援上映。その「超・応援上映」の第1弾となるのが、異色のアクション映画と謳われた『ランボーラスト・ブラッド』。シリーズ第5作の本作は、原点回帰にして最終章にあたる1本。今回は、ささきいさお(ジョン・ランボー)、武田真治(ウーゴ・マルティネス)、ケンドーコバヤシ(ビクトル・マルティネス)、花澤香菜(ガブリエラ)、小宮和枝(マリア)、井上喜久子(カルメン)らによる吹き替え版で上映。チケットは、9月9日(水)0時よりインターネットチケット販売(※シネマイレージ会員は9/8 21時)、劇場窓口では同日オープンから販売となっている。なお本上映に参加するには、事前に「ニコニコ動画」の無料会員登録が必要なほか、様々な注意事項が決まっている。共に闘え!『ランボーラスト・ブラッド/超・応援上映』は9月11日(金)TOHOシネマズ池袋19:30の回で開催。※R15+(cinemacafe.net)■関連作品:ランボーラスト・ブラッド 2020年6月26日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.
2020年09月08日2020年7月17日に公開となった韓国映画『悪人伝』。シルヴェスター・スタローン制作でリメイクも決定している本作で、圧倒的存在感を見せているのが、主演俳優のマ・ドンソクです。その強烈な強面にもかかわらず、本国では女性人気も高いドンソク。そんな彼のように、世界を魅了する韓国出身のおじさん俳優を紹介します。剛腕、狂気、憎まれ役…見る者の心をわしづかみにする天才おじさん俳優たち韓国の人気おじさん俳優①マ・ドンソク最初に紹介するのは、冒頭でも触れた強面俳優のマ・ドンソク。2020年で49歳の彼は、今や飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍している大人気俳優です。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 View this post on Instagram A post shared by Don Lee 마동석 (@madongseok_) on Aug 2, 2018 at 6:24pm PDT韓国生まれのドンソクは、18歳の時に家族とともにアメリカに移住し国籍を移しました。そのため、英語は堪能。幼少期に映画『ロッキー』を観てボクシングを始め、密かに俳優を夢見た彼は、バーの用心棒やパーソナルトレーナーなどを経て、2005年公開の韓国映画『天軍』の脇役で映画デビューを飾りました。 View this post on Instagram 영화 #부산행 이 9월 1일 일본에서도 개봉합니다! #TraintoBusan A post shared by Don Lee 마동석 (@madongseok_) on Aug 25, 2017 at 1:46am PDTそんなドンソクがブレイクするきっかけとなったのが、2017年公開のサバイバルアクション映画『新感染ファイナル・エクスプレス』です。釜山に向かう列車の中で、人が凶暴化するウイルスの感染爆発に遭遇した人々の恐怖を描いた本作で、ドンソクは身重の妻を守るために感染者にドロップキックをかます屈強な夫役を演じ、観客にインパクトを残しました。 View this post on Instagram 오늘 개봉한 범죄도시를 보러 왔습니다. 많이 봐주세요! ...근데 팝콘이 라지 사이즈가 맞나? I ordered large popcorns… but doesn't look like it. A post shared by Don Lee 마동석 (@madongseok_) on Oct 3, 2017 at 12:18am PDTその後、2018年公開の映画『犯罪都市』で必殺の張り手を炸裂させる刑事を演じる一方で、化粧品のCMにガーリーな格好で登場し、笑いを誘ったドンソク。彼の名前と『ラブリー』をかけあわせた『マブリー』の愛称でも呼ばれ、ギャップ萌えまで手に入れています。そんな活躍が評価され、まさかのマーベル映画『ジ・エターナルズ(原題)』で、ヒーロー役を演じるとも報じられており、今後の活躍から目が離せません。韓国の人気おじさん俳優②ソン・ガンホ次は、昨年度のアカデミー賞を席巻した話題作『パラサイト 半地下の家族』で主演を務めるなど、韓国映画屈指の演技派として名を馳せているソン・ガンホをご紹介します。2020年7月現在、53歳のガンホ。大学時代から演劇学科に所属していましたが、兵役を機に中退。その後は舞台俳優として活躍を続け、1996年公開の映画『豚が井戸に落ちた日』で映画デビューを飾りました。2000年には、コメディ映画『反則王』で初主演を飾り、同年、日本でも大ヒットを飾ったサスペンス映画『JSA』に出演しその名を確たるものにしたガンホ。2006年には、名匠ポン・ジュノ監督のパニック映画『グエムル漢江の怪物』で、家族を取り戻すために立ち上がる頼りない父親役を熱演し、世界的知名度を得ました。先に触れたアカデミー作品賞に輝いた2020年の傑作『パラサイト 半地下の家族』で見せたように、ガンホの魅力はまさにその変幻自在さです。飄々とした毒気のないおじさんが、途端に血の気の引くような冷徹な男に変わる…まさに観客をくぎ付けにする名優といえるでしょう。韓国の人気おじさん俳優③チェ・ミンシク次は、韓国映画界の『名・やさぐれ中年』こと、2020年7月現在、57歳のチェ・ミンシクです。高校生の頃から演劇の道を志していたミンシク。舞台を中心に経験を積んだのち、1989年公開の映画『九老アリラン』で銀幕デビュー。その後1999年公開の大ヒットサスペンス映画『シュリ』で、爆破テロを指揮する北朝鮮特殊部隊の隊長役を怪演し、高い演技力を知らしめました。ミンシクの代表作といえば、カンヌ国際映画祭でグランプリに輝き、後年、ジョシュ・ブローリン主演でハリウッドリメイクもされた傑作サスペンス映画『オールド・ボーイ』でしょう。自分を監禁した謎の男への復讐が思わぬ展開を見せる本作で、ミンシクが苦みばしった燻し銀の中年を熱演しました。そんなミンシクの魅力はその彫りの深い顔から繰り出される表情でしょう。2011年公開のサイコスリラー映画『悪魔を見た』での、連続殺人鬼の中年役などは、脳にこびりつく迫力です。韓国の人気おじさん俳優④ハン・ソッキュ次に紹介するのは、2020年7月現在、56歳の名俳優ハン・ソッキュ。スラッとしたスタイルが魅力の、韓国映画界のナイスミドルです。学生時代は合唱団に所属していたソッキュ。テレビ局KBCで声優として活動したのち、俳優に転身をしました。1993年放送のドラマ『パイロット』などで活躍したのち、1995年公開の映画『ママと星とイソギンチャク』で映画デビューを果たします。彼の名を知らしめたのは、先に紹介したチェ・ミンシクも出演した1999年のサスペンス映画『シュリ』での主役です。事件の謎を追いながら謎の女スナイパーとの悲哀を色気たっぷりに演じ、多くのファンを獲得しました。近年は、その物腰の柔らかさを生かして、ジャンルを問わず活躍するセクシーなおじさん俳優として人気を獲得。そうしたパブリックイメージを逆手に取り、とある交通事故から転落していく議員役を熱演した2020年公開の映画『悪の偶像』で高評価を獲得しました。韓国の人気おじさん俳優⑤クァク・ドウォン最後は、その恰幅のいい風貌から繰り出される、お茶目さとシリアスさのギャップにハマる人が続出中の個性派俳優、47歳のクァク・ドウォンです(2020年7月現在)。高校卒業後、大学に行かずにすぐに演技の道に進んだドウォン。舞台俳優として14年間活動し、2003年公開のオムニバスコメディ映画『もし、あなたなら ~6つの視線』の脇役で映画デビューを飾りました。ドウォンの名を知らしめたのは、2010年の傑作バイオレンス映画『哀しき獣』で、主人公に狙われる俗物感たっぷりの教授役です。その後も、2016年公開の、韓国ノワールの傑作映画『アシュラ』での悪徳検事役など、憎まれ役を演じたら天下一品の名を欲しいままにしてきました。同年、日本の名優・國村隼さんが出演し話題を呼んだサスペンス映画『哭声/コクソン』では初の主役に抜擢され、序盤ではひょうきんで臆病だったものの、後半になるにつれ狂気の表情を見せていく警官役を熱演。まさにお茶目さと怖さを併せ持った彼の真骨頂といった仕上がりで、高い評価を獲得しました。いまや、韓国映画界をけん引しているといっても遜色ない『強面おじさん俳優』たち。彼らの持つ『毒気』と『愛嬌』を映画から存分に味わってみてください。[文・構成/grape編集部]
2020年07月29日凶悪なヤクザのボスがめった刺しにされた事件を、奇跡的に一命をとりとめたボスと問題刑事チョンが共闘して犯人を追い詰める映画『悪人伝』。この度、アクション満載のメイキング映像が公開された。シルヴェスター・スタローンによるハリウッドリメイクも決定している本作の主演を務めるのは、『新感染 ファイナル・エクスプレス』や、『エターナルズ』(原題)では世界進出も果たすマ・ドンソク。先日、日本公開が決定した主演作『スタートアップ!』では、おかっぱ頭のシェフ役でコミカルな演技を披露し話題となったが、今作では凶暴なヤクザのボス、チャン・ドンスとして出演している。今回到着した映像では、撮影の様子をとらえた映像に加え、マ・ドンソクや監督のコメントも映し出される。まず、イ・ウォンテ監督が「平凡な“善と悪”ではなく、“悪と悪”の対決という矛盾した設定です」などと、本作について解説するコメントからスタート。その悪人=やばい奴らの抗争の一部を確認することができる。本作では、ハリウッド映画級のアクションシーンが見どころとなっており、監督はドンス、テソク、“K”、とそれぞれのアクションの違いについても語っている。さらにマ・ドンソクは「私が演じた役は、ただのヤクザのボスではありません」「普通とは違う魅力がありました」と役の印象を語り、「緊張感と同時に痛快な場面も盛り沢山なので、ぜひ多くの方にご覧頂きたいと思います」と自信を覗かせるコメントも寄せている。『悪人伝』はシネマート新宿ほかにて公開中。(cinemacafe.net)■関連作品:悪人伝 2020年7月17日シネマート新宿ほか公開予定© 2019 KIWI MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED
2020年07月18日おとな向け映画ガイド今週は、ド迫力!アクションと、ハートウォーミングな2本をオススメ。ぴあ編集部 坂口英明20/7/12(日)イラストレーション:高松啓二今週末に公開の新作は21本(ライブビューイング、映画祭企画を除く)。うち全国100スクリーン以上で拡大公開される作品が『今日から俺は!! 劇場版』の1本、ミニシアター系の作品が20本です。その中から、おとながグッとくる3本をご紹介します。『悪人伝』マ・ドンソク! 今、世界の映画界で、いちばん華のある悪漢スターではないでしょうか。ぶ厚い胸板、豪腕からくり出す強烈パンチ、ワルだけどちょっぴり愛嬌もあるマスク。彼の登場シーンは、まるでゴジラのような地響きがします。『新感染 ファイナル・エクスプレス』で人気をさらい、その後毎年4、5本の映画に出演してきましたが、これが決定打です。ヤクザのボスが何者かに襲われ、刃物でめった刺しにされるのですが、奇跡的に、というか人並外れた身体能力でなんとか助かります。当初は敵対する組の仕業と疑いますが、実は、襲ったのは世の中を騒がしている無差別殺人犯で、ボスは運悪く遭遇した被害者、貴重な目撃者だったのです。なめた真似をしやがって! とヤクザのプライドをかけ、組織を挙げての猛烈な犯人探しをはじめます。このボス役がマ・ドンソク。もうぴったりです。決して好人物ではありません。全身タトゥーの超コワモテ。冒頭から肉弾戦の連続です。蛇の道は蛇、といいます。ヤクザのノウハウを活かした独自の「捜査」を繰り広げ、犯人を追うあらくれ刑事(キム・ムヨル)とだってタッグを組みます。ヤクザ=警察の、化かし合いだらけの共同作戦はどこかユーモラスでもあります。韓国本国では観客動員300万人の大ヒット作。すでに、あのシルヴェスター・スタローンがハリウッドでリメイクを決定しています。マ・ドンソク、カメオ出演してくれないかな。『ブリット=マリーの幸せなひとりだち』主人公のブリット=マリーは専業主婦。女性の就業率が80%を越えるというスウェーデンでは少数派です。63歳。結婚して40年、子供はいません。炊事、洗濯、掃除の日々。キッチンのカトラリーの中が整然としていないと気持ち悪い、毎日の家事をTO DOリストにしてそのチェックが楽しみ、という、どちらかというと仏頂面の堅物キャラクターです。そんな彼女に訪れた転機。実直だと信じていたビジネスマンの夫に、あろうことか、長年の愛人がいたのです。彼女は傷つきます。自分のこれまで生きてきた誇りや証し、それは何だったのか?そして、ひとりで生きようと思い立ちます。さて、ここからが、本番。ブリット=マリーの強みは、空気を読めないこと、忖度をしないことです。特に技能もないのですが、"ハローワーク”の係の女性にずんずん近づき、田舎町の「ユースセンター管理人」兼「少年少女サッカー・チームのコーチ」という仕事を手にします。サッカーなんて興味のかけらもなかった彼女。相手は移民の子どもたちがほとんど、町の人たちも最初は冷淡。そんなアウェー環境のなかで、堅物なキャラのまま、いかにして、独り立ちし、ハッピーなリスタートができるか。原作は大人気作家フレドリック・バックマンの『ブリット=マリーはここにいた』。ラストでこの原作タイトルの深さが生きてきます。面倒なおばさんが、だんだん愛らしくみえてくる、ハートウォーミングな映画です。ブリット=マリーを演じたのは、スウェーデンの名優、ペルニラ・アウグストです。どこかで見た顔だと思ったら、あの『スター・ウォーズ ファントム・メナス』のアナキンの母親ではないですか。『ぶあいそうな手紙』こちらはブラジルが舞台。78歳の、ちょっと気難しいおじいさんと自由気ままな23歳の女の子の、風変わりな関係と、手紙をめぐるお話です。エルネストは年金暮らしの独居老人。サンパウロに住む息子は、家を売って一緒に住もうといいますが、彼はこの思い出がつまった住まいで本やレコードに囲まれて残りの人生を過ごすつもりです。悩みの種は視力がおち、ほとんど字も読めないこと。そんなある日、故国ウルグアイに住む親友の妻ルシアから、友の死を伝える手紙が届きます。ちょっとしたトラブルが元で知り合った若い娘ビアに手紙を読んでもらい、ルシアとの文通が始まります。返事の書き出しは「拝啓」なんてぶあいそうな文言でなく「親愛なるルシア」がいいとか、ビアのアドバイスで、エルネストの手紙は次第に恋する男のものに変わっていきます。頑固親父ですが、文学の教養もあり、音楽の趣味もよく、詩を諳んずるエルネスト。若いビアと付き合いだしてからどんどん若やいでいき、ちょっと不良の彼女も素直さを取り戻していきます。そして……。ブラジル音楽のレジェンド、カエターノ・ヴェローゾの『ドレス一枚と愛ひとつ』を挿入曲に、古い港町を舞台に展開する、ジジイmeetsガールのロマンチック・ストーリーです。首都圏は、7/18(土)からシネスイッチ銀座で公開。中部は、7/31(金)から伏見ミリオン座で公開。関西は、7/31(金)からシネ・リーブル梅田他で公開。
2020年07月12日2020年6月25日に公開となった最新作『ランボー ラスト・ブラッド』でも、強烈なアクションを披露しているハリウッドの生ける伝説シルヴェスター・スタローン。今年で御歳74歳を迎えてなお、その鋼の肉体は衰えを知りません。そんなスタローンの肉体を彼のキャリアとともに振り返りましょう。ただのマッチョと侮るなかれ!鋼の肉体に秘めた『ワンスアゲイン魂』スタローンというと『豪快アクション映画の人』というイメージをしがちですが、実は苦境から成り上がった『不屈の人』なのです。そして彼の肉体はその『不屈さの象徴』といっても過言ではないでしょう。 View this post on Instagram A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Aug 8, 2017 at 4:12pm PDTスタローンはニューヨークのマンハッタンでも治安の悪い、ヘルズキッチンという地区生まれ。生まれた時に、産婦人科医の誤った施術で顔の左側に麻痺が残ってしまいました。それが原因でいじめを受け、幼少期はスーパーヒーローコミックや映画に夢を抱き、学校の制服の下にコスチュームを着て通学していたこともあったそうです。 View this post on Instagram Can't believe I found this picture! This is me joking around in my small room in NYC with all the scripts I had written but had not even sold one..... Rocky was written three years later. A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Jul 25, 2017 at 10:19pm PDT両親の離婚を経て不良になり、無数の学校で退学処分を受けてきたスタローン。この頃、映画俳優のスティーブ・リーブスに憧れ、廃材から筋トレマシーンを自作して身体を鍛え、ボクシングを学び、肉体を作り上げていきます。高校卒業後は演劇学校に通い始めますが、顔面に麻痺の影響が残る無名のスタローンに、仕事はほとんどありませんでした。苦労したスタローンはポルノ映画に出演するなどして、極貧生活を食いつないでいきます。 View this post on Instagram I’ll never forget those hungry days When the world just seem to pass you by and never wave hello... Thank you everyone I count my blessings every day. A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Nov 8, 2018 at 3:19pm PSTそして1975年、彼が29歳の時に自身の境遇を重ねながら、わずか3日でとある脚本を書き上げました。必死の売り込みの結果、低予算で映画製作が決定し、1977年にはわずかな館数で公開の日の目を見ます。それこそが、あの名作『ロッキー』なのです。公開後、その感動的な内容が口コミで評判となり、主演のスタローンは爆発的な人気を得ました。まさにアメリカン・ドリームの体現者ですね。 View this post on Instagram And interesting picture. This is one hour before Rocky came out. Just 60 short minutes later , my whole world flipped upside down and would never be the same. I Thank you all for that… PS, I’d like to add that just 2 years earlier I worked as an usher at that theater and the one down the street called the Baronet... A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Aug 19, 2018 at 7:33pm PDTちなみに自身のInstagramでスタローン本人が投稿したこの写真は、『ロッキー』が公開される1時間前のものだそう。「たった60分後には、俺の世界はひっくり返って、元の世界には戻れなくなった。みんな、ありがとうな…」とコメントを添えています。1980年代に入ると彼は新たな伝説を打ち立てます。それが1982年公開のアクション映画『ランボー』です。ベトナム戦争の英雄だったランボーが、帰国後に迫害にあい、その悲しみと怒りを爆発させる本作で、スタローンは見事な肉体と哀愁の名演技を披露。計5作作られるほどの人気シリーズとなりました。その後、スタローンは1980年代の絢爛なアクションブームの代名詞的存在となり、その肉体もよりたくましく、ど派手なムキムキに仕上がっていきます。当時、同じ肉体派スターとして人気を二分していたのが、永遠のライバルであり親友のアーノルド・シュワルツェネッガーなのは有名な話ですよね。 View this post on Instagram Time to try to get back into action movie shape! Even though it's almost an impossible dream you just got to keep going forward. You're only as old as you feel. The brain is a muscle that should never ever stop being worked out! A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Jan 2, 2018 at 6:44pm PST次々とヒット作を飛ばし、ハリウッドのドル箱スターとして栄光をつかんでいったスタローン。このときのマッチョで豪快なイメージが、スタローンのパブリックイメージを作ったのかもしれません。そんなスタローンでしたが1990年代後半になるとかつてのような筋肉アクション映画ブームも下火となり、彼自身も『過去の人』というイメージがついて周り、出演作の興行もいまいちに…。髪型もさっぱりとショートにし、SF映画やサスペンス映画に多く出演。肉体も立派な筋肉は残しつつも、幾分スレンダーなシルエットが多い印象ですね。ナイスミドルな『いぶし銀スタローン時代』という感じでしょうか。スタローンを語る上で、この時代を推す人も少なくないのですが、本人的には不遇の時代だったようで過去の週刊朝日でのインタビューで「エージェントが持ってきた話だけでスケジュールを決めていく。気が付かないうちに8年間クズな映画に出ることになった」と語っています。すでに十分すぎるほどの栄光を手にしていたスタローン。しかし彼の中にある『チャレンジ精神』は消えていませんでした。 View this post on Instagram Getting ready for Rambo, Totally immersed in it! 100%. welcome to the jungle. @slystalloneshop #rambo @athleanx #healthylifestyle #mexico #heart @bradsiskind @gunnarfitness A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Sep 12, 2018 at 9:37am PDTなんと2000年代に入ると、60代にも関わらずハードなトレーニングを敢行。肉体を鍛え直し、興行・批評面でも高い評価を受けた、2006年公開の映画『ロッキー・ザ・ファイナル』、2008年公開の映画『ランボー/最後の戦場』を世に送り出し、表舞台に返り咲いたのです。その後は、1980年代のアクション映画ブームにオマージュを捧げ、同時代を駆け抜けたアクション俳優の同窓会的側面を持つ『エクスペンダブルズ』を2008年に発表。スタローンの肉体美を再び世間に見せつけました。現在は監督プロデュース業も巧みにこなす一方で、5人の美人な愛娘達との仲睦まじい日々をSNSで公開しているスタローン。ぜひ最新作でも、その不屈の人生が刻み込まれた肉体をその目に焼き付けてみてください。 View this post on Instagram A post shared by Sly Stallone (@officialslystallone) on Apr 12, 2020 at 2:32pm PDT[文・構成/grape編集部]
2020年07月10日シルベスター・スタローンの世界的代表作シリーズの最新作にして最終章『ランボーラスト・ブラッド』。この度、愛する“娘”を拉致した人身売買カルテルとの決戦のために、静かに怒りを滾らせるランボーが戦闘準備を進める本編映像が到着した。今回到着した映像は、ランボーvsカルテルの全面戦争がいよいよ最終局面を迎えようとする緊迫のシーン。この戦いは、アメリカに帰還したランボーにとって家族同然の存在である古い友人マリアの孫娘ガブリエラが、メキシコの人身売買カルテルに拉致されたことをきっかけに勃発した。武装した構成員を総動員し徹底的に叩きのめす構えのカルテルに対し、自身の暮らす農場で敵を迎え撃たんとするランボーは、“娘”への仕打ちに静かに怒りを滾らせながら着々と準備を進めていく。愛用する弓の弦の張りを確かめ、サバイバルナイフを研ぐその表情には、孤独に生きてきた男にようやくできた家族の前で見せる穏やかさは消え、かつての伝説の戦闘マシンの鋭い眼差しが戻っていた…。この戦闘準備、そして後に続く決戦のシーンについて、エイドリアン・グランバーグ監督は「我々は、ランボーがもの凄い罠を準備するのを見ることになる。そしてその後で敵が倒されていくのを見たとき、準備の場面を思い出すんだ」と明かす。「ランボーがそれぞれの罠で何をするか観客は想像して、思いを巡らせることになるよ。観客にとって、ワクワクと固唾をのむ経験になればうれしいね。仕掛けた罠にどんどんはまっていくから、見ていてとても愉快なはずだ」と、ランボーが罠を仕掛けて敵を追い込んでいくシリーズ1作目を彷彿とさせる、知略を駆使した戦闘シーンが最後に待ち構えていることを予告している。『ランボーラスト・ブラッド』はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ランボーラスト・ブラッド 2020年6月26日よりTOHO シネマズ日比谷ほか全国にて公開© 2019 RAMBO V PRODUCTIONS, INC.
2020年06月26日韓国映画のオハコといえる屈指の名優共演のサスペンス・ノワールから、無敵のマ・ドンソク主演のバイオレンス映画、そして気鋭の女性監督が放つ思春期映画まで。この夏、コロナ禍の映画界でも断然アツい話題の韓国映画をピックアップ!M・スコセッシ絶賛!予測不能の超一級サスペンス・ノワール『悪の偶像』“ひき逃げ事件”をきっかけに交錯していく“加害者の父”と“被害者の父”の運命をスリリング、人間の業と結びついた濃密なエモーションを持って描いた本作。『シュリ』『世宗大王 星を追う者たち』のハン・ソッキュ、『オアシス』『君の誕生日』のソル・ギョングの入魂演技をじっくりと捉えながら、防犯カメラやドライブレコーダーの映像によって事件を再構成し、生々しいバイオレンスと繊細なサスペンス描写を随所に織り交ぜたイ・スジン監督の演出力は、まぎれもなく一級品。巨匠マーティン・スコセッシ監督から絶賛された気鋭監督のオリジナル脚本による長編第2作目。まったく異なる世界に住むエリート政治家としがない労働者を主人公にした本作は、ひき逃げ事件をきっかけに、危ういモラルの一線を踏み越えていく男たちの心の痛みを容赦なくえぐり出すダークなヒューマン・ドラマでもある。それでいて、ひき逃げ事件の思いがけない余波が想像を絶する惨劇へと発展していく異様なプロットは、クライム・スリラーの新たな境地を切り開いてきた韓国映画ならではの凄まじさ。※6月26日(金)より公開。ヤクザ&暴力刑事VS凶悪殺人犯!マ・ドンソク主演『悪人伝』凶悪なヤクザのボス、チャン・ドンスがある夜、何者かにめった刺しにされる。事件の捜査にあたるのは、署内でも問題刑事として知られるチョン刑事。奇跡的に一命をとりとめたドンスとチョン刑事はともに共闘して犯人を追い詰めることに…。主演を務めるのは『新感染 ファイナル・エクスプレス』で一躍トップスターの仲間入りを果たし、MCU『エターナルズ』(原題)でハリウッド進出も決まっているマ・ドンソク。本作でも、圧倒的な肉体的存在感と説得力のある演技と重厚なアクションで圧倒。本国では興行収入ランキング初登場NO.1を記録、最終的には観客動員数300万人を超え、近年の韓国映画界にあってバイオレンス・アクション映画としては異例の大ヒットを記録。シルヴェスター・スタローン製作によるリメイクも決定している。※7月17日(金)公開韓国・青龍映画賞で『パラサイト』を抑え脚本賞受賞『はちどり』誰しも経験したことがあるだろう思春期特有の揺れ動く思い、家族や友人との関わりを繊細に描く本作。1990年代のソウルを舞台に、思春期の少女の心情と家族の関係を描き、男性が優位な社会で鬱屈した思いを抱える少女が、ある女性と出会って成長していく。世界各国の映画祭で50冠を超える賞を受賞したキム・ボラ監督の長編デビュー作。2018年釜山国際映画祭での初上映を皮切りに、ベルリン国際映画祭をはじめ国内外の映画祭で賞を受賞。韓国では2019年8月に公開され、単館公開規模ながら観客動員15万に迫る異例の大ヒットに。青龍映画賞で脚本賞に輝き、百想芸術大賞では監督賞、助演女優賞(キム・セビョク)を受賞した。※6月20日(土)公開(text:cinemacafe.net)■関連作品:悪人伝 2020年7月17日シネマート新宿ほか公開予定© 2019 KIWI MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVEDはちどり 2020年6月20日よりユーロスペースほか全国順次公開© 2018 EPIPHANY FILMS. All Rights Reserved.
2020年06月21日6月19日(金)本日のテレビ東京「午後のロードショー」では、シルベスター・スタローン主演のパニック・アクション大作『デイライト』を放送する。80年代『ロッキー』『ランボー』シリーズのヒットでアクション俳優として世界的に名をはせたスタローンは、90年代に入ると新しい可能性を追求すべく多彩な作品に出演するように。山岳アクションの代表作となった『クリフハンガー』をはじめ、健全すぎる未来に現れた現代の刑事を演じた『デモリションマン』。引退を目前にしたスナイパーを演じた『暗殺者』など、幅広いスタイルの作品を世に送り出し続けた90年代のスタローン。本作もまたその一連の作品群の1つである。マンハッタン島とニュージャージーを結ぶ巨大な海底トンネルで1台の暴走車による大事故が発生。火災は瞬く間にトンネル内の車に飛び火し、やがて危険な産業廃棄物を積んだトラックを巻き込んで大爆発を起こす。地上への出口はふさがれ、何万台もの車が行き来するトンネル内に閉じ込められた人々が、爆発の炎と有毒ガス、なだれ込んできた水によって次々と命を落としていく。この事態にEMS(緊急医療班)が出動するが、事態を全く打開できず、トンネル内部の酸素もあと3時間しか保たない…取り残された人々の救出はもはや絶望的かと思われたその時、偶然現場に居合わせたタクシー運転手キット(シルベスター・スタローン)が単身トンネル内部に突入。彼は元EMSのチーフで、かつて自分の判断ミスで同僚3人を死なせてしまった過去を持ち、自責の念に捕らわれて隊を辞めた男だった。売れない女性脚本家のマデリーン(エイミー・ブレネマン)や、まさに今夜プロポーズをしようとしていた交通局の警備員ジョージ(スタン・ショウ)、少年院に移送される途中のビンセント(セイジ・スタローン)ら、トンネル内には数人が生存、死の恐怖に怯えながら救出を待っていた。崩壊を続けるトンネル内でキットの決死の救出が始まる…という物語。本作にはスタローンの実の息子であるセイジが救出を待つ少年、ビンセント役で出演。『ロッキー5/最後のドラマ』でスタローン演じるロッキーの息子役で共演、本作で2度目となる“親子共演”にも注目だ。常に挑戦を繰り返しながら現在に至るまでアクションスターとして一線を張り続けてきたスタローン。その最新作となる『ランボーラスト・ブラッド』は6月26日(金)より全国公開。午後のロードショー『デイライト』は6月19日(金)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月19日6月12日(金)のテレビ東京「午後のロードショー」は、シルベスター・スタローン、アントニオ・バンデラス、ジュリアン・ムーアら出演、暗殺者同士の死闘を描いたハードボイルドアクション作『暗殺者』を放送する。自身が書き上げた脚本でアカデミー賞に輝いた『ロッキー』とそのシリーズ作品を筆頭に、80年代には孤独なベトナム帰還兵を主人公にした『ランボー』シリーズもヒットさせ、2つのシリーズで世界的スターの地位を確立。2010年代に突入すると『エクスペンダブルズ』『大脱出』と新たなシリーズを生み出し、さらには『ランボー』最新作の公開を控えるなど、70歳を超えていまだアクション俳優として一線に立ち続けるシルベスター・スタローン。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』『デスペラード』などのヒットで注目され、ファミリーで楽しめるコミカルな『スパイキッズ』シリーズや『シュレック』シリーズの声優などで活躍するアントニオ・バンデラス。『ブギーナイツ』でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネート。『エデンより彼方に』ではヴェネチア国際映画祭女優賞を受賞、『アリスのままで』でアカデミー主演女優賞に輝き、最近では『ハンガー・ゲーム』シリーズも話題を呼んだジュリアン・ムーア。それぞれに圧倒的な存在感を放つ3人が集結した本作。スタローン演じる殺し屋のロバート・ラスは闇の世界でナンバーワンと言われていたが、そろそろ引退を考えていた。ラスが最後の仕事に選んだのは正体不明の雇い主“ザ・コントラクター”からの依頼だった。しかしラスを殺し屋ナンバーワンの座から引きずり降ろそうと野心を抱く若き殺し屋、ミゲル・ベイン(アントニオ・バンデラス)がターゲットを先に殺害。次にザ・コントラクターから届いた指令はヘロインの調合方式を掴み売り渡そうとするハッカーと、その相手のバイヤーを殺し、方式を収めたディスクを奪うというものだった。実はそのバイヤーはインターポールのおとり捜査官で、しかもまたしてもベインに先を越される。ベインはもう1つのターゲットである女性ハッカーのエレクトラ(ジュリアン・ムーア)を殺そうとするもラスは彼女を助け、2人は手を組みディスクを組織に買い取るよう交渉するのだが…という物語。午後のロードショー『暗殺者』は6月12日(金)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年06月12日マ・ドンソク主演の韓国ノワール・エンターテインメントの真骨頂『悪人伝』。この度、本作の予告編と場面写真が到着した。本国では興行収入ランキング初登場No.1を記録し、シルヴェスター・スタローン製作でハリウッドリメイクも決定し話題となっている本作。何者かにめった刺しにされるも、奇跡的に一命をとりとめるヤクザと、暴力的な手段も辞さない荒くれ者の刑事が、共闘してその犯人を追い詰める極悪バイオレンス・アクション。到着した映像では、マ・ドンソク扮する凶暴なヤクザの組長チャン・ドンスが、何者かに襲われるシーンからスタート。そして、手下を使って犯人探しに動き出す中、病床に“暴力刑事”チョン(キム・ムヨル)が訪れ、襲ったヤツは「無差別殺人犯だ」と明かされる。そこで、お互いの利害が一致した悪名高い2人による、異色の合同捜査チームを結成。公道カーチェイスや、喧嘩アクション、宴席を囲んだ相手に張り手3連発などバイオレンスな映像が続いている。そんなアクションシーン満載の本作だが、マ・ドンソクは一番印象に残っているシーンについて「カーチェイスのシーンですね」とコメント。「公道でのカーチェイスを撮影するのはとても大変でしたし、スタントチームも撮影チームも特に苦労した現場だったと思います。でもその甲斐あって出来上がりは素晴らしいものでした」と話している。また、同時に公開された場面写真には、凶悪組長の存在感を示すシーン、チョン刑事や狡猾な殺人鬼(キム・ソンギュ)の姿を捉えている。『悪人伝』は7月17日(金)よりシネマート新宿ほかにて公開予定。(cinemacafe.net)■関連作品:悪人伝 2020年7月17日シネマート新宿ほか公開予定© 2019 KIWI MEDIA GROUP. ALL RIGHTS RESERVED
2020年06月03日シルベスター・スタローンの代表作となった人気シリーズ第3作『ランボー3/怒りのアフガン』が、5月29日(金)テレビ東京「午後のロードショー」で放送。ベトナム帰還兵の苦悩を描いた原作をシルベスター・スタローン主演で映画化した第1作のヒットを受け、オリジナル展開で製作された2作目の『ランボー/怒りの脱出』では、捕虜の存在を偵察するため再びベトナムに赴くことになったランボー。捕虜となっていた米兵を救ったものの、それによって母国からの救援隊は引き返し、再びランボーは孤独な戦いを繰り広げることになった。そして3作目となる本作でランボーはバンコクの寺院に隠遁、戦いと距離を置き静かに暮らしていた。しかしそこに唯一の理解者であり元上官のトラウトマン大佐(リチャード・クレンナ)が再びやってくる。今度の要請はアフガニスタンでの極秘任務だった。「自らの戦争は終わった」と要請を断ったランボーだが、数日後、トラウトマンがソ連軍の奇襲を受けて捕らわれたという知らせが入り、ランボーはトラウトマンを救うためアフガニスタンに向かうことを決意する。アフガニスタンに向かう途中立ち寄った村でソ連軍の攻撃から村を守りぬき、その村の少年ハミド(ドウデイ・ショウ)に慕われる。村人から残虐なザイセン大佐(マーク・ド・ジョング)が率いるソ連の難攻不落の要塞の存在を教えられ、そこにトラウトマンが捕らえられているらしいという話を聞いたランボーはトラウトマンを救出するため要塞への侵入を試みる…というストーリー。見どころは前作以上に“超人化”したランボーの戦いぶり。アクションスターとして脂が乗り切ったスタローンの活躍を堪能しながら、その後のアフガニスタンの歴史にも想いを馳せたいところだ。故郷アリゾナに帰還、養子縁組した“娘”・ガブリエラ(イヴェット・モンレアル)という“家族”とともに安らぎを得たかに見えたランボーが、再び壮絶な戦いに巻きこまれていくことになる最新作『ランボーラスト・ブラッド』は6月26日(金)よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。こちらもお楽しみに。午後のロードショー『ランボー3/怒りのアフガン』は5月29日(金)13時35分~テレビ東京で放送。(笠緒)
2020年05月29日