5月13日に開幕した、Bリーグチャンピオンシップ。締め切りの都合上、取材時点でセミファイナル進出チームは未定だったが、今シーズンの戦い方などを振り返り、総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、優勝候補4チームについて話を伺った。コロナとも戦った今シーズン、最後に栄冠に輝くのは…。「リーグ戦の成績から考えると、優勝に最も近いのは東地区1位の宇都宮と、天皇杯決勝で宇都宮に勝った川崎でしょうね。川崎は天皇杯では、帰化選手のファジーカスと外国籍選手2人を同時に起用する“ビッグラインナップ”が見事にハマった。Bリーグで一番点を取るファジーカスが2人のアシスト役に回り、チーム全体の得点力がアップ。リーグ戦よりこのシステムが機能していたので、今回も期待できます。しかし、本命はやはり、今シーズンの勝率が圧倒的だった宇都宮です。徹底したディフェンスとリバウンドへの意識。苦しいときでも全員でハードワークできる。先発と控えの戦力差も小さく、安定した強さがあります。チームの戦い方に選手をはめる宇都宮と対照的に、選手一人一人の持ち味を生かすことを優先しているのが、西地区1位の琉球です。クーリーはディフェンスに戻るよりオフェンスリバウンドを狙う。岸本は、味方の位置やリングまでの距離に関係なく自分のリズムで得意のスリーポイントを放つなど、個々の強みを出す戦い方をチームで共有していますね。さらに、NBAのような最新鋭のアリーナが今春完成。琉球は熱狂的なファンも多いし、ホームアドバンテージはどこよりも大きいかもしれません」また多くのチームがコロナとの戦いも強いられた。その影響で、シーズン終盤にハイペースで多くの試合をこなしてきた千葉もその一つ。「おそらくここに向けての調整が難しかったはずですが、エースの富樫勇樹は『ひたすら試合をして上げていく方法もあるし、逆にそっちの方がやりやすい』とも。それが上手くいっていれば、この記事が出る頃には千葉も面白い存在になっているかも。外国籍選手枠のルール上、帰化選手を擁しているチームが有利なのは間違いない。誰が最強の帰化選手か、下で紹介した3選手の競り合いも見どころの一つだと思います」優勝候補の4 チーム。日本に帰化した選手に注目を!【宇都宮ブレックス】ライアン・ロシター ©TOCHIGI BREX INC.2019年12月に日本国籍を取得。日本代表に選ばれアジアカップ予選に出場。ポジションはPF/C。テーブス海 ©TOCHIGI BREX INC.厳しいチームバスケの中でタフに揉まれながら、生き生きとプレーする東京五輪候補。【川崎ブレイブサンダース】ニック・ファジーカス ©KBT2018年4月に日本国籍取得。代表の中心選手として‘19年W杯に出場。ポジションはC。【千葉ジェッツ】ギャビン・エドワーズ ©B.LEAGUE2020年1月に日本国籍取得。2017年、三河より移籍。日本代表候補。ポジションはPF。新アリーナも完成、ダークホース的存在!【琉球ゴールデンキングス】ジャック・クーリー ©B.LEAGUE2019年に琉球に加入。1試合平均4.9のオフェンスリバウンドはリーグ断トツ。ポジションはC。岸本隆一 ©B.LEAGUE地元出身のエース。ロングのスリーポイントを自分の武器と言えるのは彼だけだ。ポジションはG。B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21セミファイナルは5月21日~25日。ファイナルは5月29日・30日、横浜アリーナにて開催。第1戦はNHK総合、第2戦は日本テレビ系列、NHK BS1で生放送予定。バスケットLIVE、スポーツナビなどでも配信。※記事内容は4/30時点での情報です。※『anan』2021年5月26日号より。(by anan編集部)
2021年05月19日最後のチャンピオン争いは、とうとう4強に絞られた。『ジャパンラグビー トップリーグ2021』プレーオフトーナメントが準決勝に突入。勝ち残ったのは『トップリーグ』優勝5回の最多タイ記録を持つサントリーサンゴリアスに優勝4度で続くパナソニック ワイルドナイツ、最後のシーズンで初優勝を目指すトヨタ自動車ヴェルブリッツ、そして初のトップ4入りを達成したクボタスピアーズだ。準決勝の組み合わせはトヨタ自動車×パナソニックとサントリー×クボタ。カンファレンス1位の強豪に、初の日本一を目論むチャレンジャーが挑む形となった。5月12日・13日には準決勝進出チームの監督(ヘッドコーチ)・キャプテンによる取材機会が行われた。大一番を前に指揮官・主将たちは意気込みを語った。トヨタ自動車はここまでタフな戦いを積み重ねて来た。レッドカンファレンス第5節・サントリー戦では後半37分に追い付き引き分け濃厚と思われたラストプレーでニュージーランド代表司令塔ボーデン・バレットのサヨナラペナルティゴール(PG)を喫して36-39、第7節・クボタ戦では逆にラストプレーで自陣22mラインからセンターCTBロブ・トンプソンがゲインラインを破り、パスを受けたフルバック(FB)チャーリー・ローレンスが距離を稼ぎ、最後はウイング(WTB)高橋汰地が走り切りトライ!SOライオネル・クロニエがゴール(G)を決めて25-24と大逆転劇をやってのけた。プレーオフ準々決勝でもNTTドコモレッドハリケーンズの勢いに乗ったアタックに苦しみながらも33-29の逆転勝ち。サイモン・クロンヘッドコーチ(HC)は準決勝に向けて「我々は一試合一試合集中し積み上げたことをさらに磨いていきたい。キックオフから今季の成果を見せたい」と自信を口にした。さらにHCは「パナソニックという素晴らしい相手と戦えるのは光栄。素晴らしい選手が揃い、素晴らしいシステムを持ち、キッキングゲームを得意とする。FWを使って前へ出ることもできるし、ターンオーバーからもスコアできる」と評価しつつ、「パナソニックと対する時は攻守の切り替えが大事になる。アタックからディフェンス、ディフェンスからアタックの切り替えはトヨタも得意としているところ。パナソニックはFWを使ってゲインラインを切りに来るので、トヨタとしてはいかにラックスピードを抑えていくかが大事」とポイントを挙げた。また5月11日の取材機会では「フェーズを重ねてプレッシャーをかけたい。パナソニックはキックが多いので、自分たちとしてはテリトリーとボールポゼッションを大事にしたい」とも語った。共同主将を務めるナンバーエイト(NO8)キアラン・リードは「(ロビー・ディーンズは)素晴らしいコーチ。最初の2年間(『スーパーラグビー』クルセイダーズで)彼のもとでプレーできたのは幸運。パナソニックと対戦する時はディシプリンが大事。弱みを見せると徹底的に突いて来る。長い間プレーをしてさまざまな経験を積んできた私にとっても、次は非常に重要なゲーム。決勝へ行けるよう、仲間のために戦いたい」と誓った。同じく共同主将のスクラムハーフ(SH)茂野海人は11日のオンライン取材でパナソニック戦のポイントに「ディフェンスラインの幅であったり、ブレイクダウンに誰が入るのかなどを修正したい。1週間で全部改善できるとは思わないが、できる限り修正してパナソニック戦に臨みたい」と挙げた。また茂野はニュージーランド代表オールブラックスの前主将リードとオーストラリア代表ワラビーズの現主将マイケル・フーパーのリーダーシップを「リードからはチームに向けての話し方を学んでいる。リードは伝え方がうまい。毎回みんなの頭に残る話し方をする。フーパーはポジティブなことしか言わない。ネガティブな問題が発生してもポジティブな言い方をする。このやり方はまだ取り入れられていないので今後取り入れていきたい」と手本としていた。一方のパナソニックはここまで危なげない戦いを見せて来た。競った試合は雨のコンディションで行われ13-13に終わった第6節・神戸製鋼コベルコスティーラーズとのホワイトカンファレンス首位攻防戦のみ。9試合で100失点という鉄壁のディフェンスを誇っている。準々決勝もスコアを見ると32-17とキヤノンイーグルスが善戦したと思われかもしれないが、20-3と前半を支配したパナソニックが終始余裕を持って試合を進めた。ロビー・ディーンズ監督は「チームとしてすべての局面で成長している。大事なのはディシプリン。今季はアタックでもディフェンスでもディシプリンを発揮している。チームの人間関係は非常にいい。ラグビーは究極のチームスポーツ。今チームモラルは非常に高いところにある」と手応えを語るとともに、好調の要因を「今季は代表選手がチームで長い時間を過ごしている。彼らが長くいればいるほど、チームは成長できる。今季はディフェンスも強化してきた」と分析した。もちろん、ディーンズ監督に抜かりはない。「プレーオフはリーグ戦とは全く異なる戦いになる。トヨタは全力で向かって来るし、今までやってこなかったようなイノベーティブなプレーも用意しているだろう。タフな80分間になる。トヨタは素晴らしいチームだ。そもそもトップ4に残るチームはみないいチーム。トヨタは大きくボールを動かしてくる。我々も最大限のパフォーマンスを見せたい」と警戒した。ケガのため準決勝はメンバー外となったフッカー(HO)坂手淳史主将も「毎週の準備の形がよくなっている。ノンメンバーが練習でゲーム以上のプレッシャーをかけてくれる。ディフェンス、アタックとともにペナルティが少ないのもワイルドナイツの強み。今季は強みを出せている」と手応えを口にした。準決勝が無観客試合で実施されることについては「僕らのやることは変わらない。ファンがスタンドで見ていないが、テレビで見ているという違いだけ。残念だが、テレビ越しで応援してくれると感謝しながらプレーしたい」とコメント。さらに今季限りで引退する同期のWTB福岡堅樹について、「堅樹は堅樹らしいプレーをしてくれている。ピッチ外で勉強があってもピッチ内のパフォーマンスは変わらない。キャプテンとして心強い。アタックでもディフェンスでもいい仕事をしてくれる。もったいないと言うか、もっと一緒にプレーしたい気持ちもあるが、堅樹の夢も叶えてほしい。多くてあと2試合、楽しみたい」と複雑な胸中を明かした。もうひとつの準決勝サントリー×クボタは同カンファレンスの戦いである。第6節ではSOバーナード・フォーリーのシンビン(10分間の一時退場)があり前半に23-7と突き放されるも、後半はクボタが巻き返し、後半29分には残り5mでのラインアウトからドライビングモールをFLトゥパ フィナウが押し込んで26-26の同点。勝点2を分け合う好試合と思われたが、ノーサイド間近にSOバレットが絶妙なランラインでトライを奪い、Gも決めてサントリーが33-26で勝利を手繰り寄せたのだった。サントリーはそのまま全勝でレッドカンファレンス(RC)を1位突破、NECグリーンロケットとのプレーオフ2回戦も76-31と一蹴。リコーブラックラムズとの準々決勝は中止となり、準決勝が2週間ぶりの試合となる。敗れたクボタも逆転負けのショックは完全に払拭した。サントリー戦の翌週のトヨタ自動車戦でもショッキングな逆転負けを喫し、RC3位となったクボタはプレーオフ2回戦から難敵ヤマハ発動機ジュビロと対峙。ここで2連敗の苦い教訓を生かした。前半から主導権を握り、コンスタントにスコアしていった。試合開始早々にトライを許しても、一家言持つスクラムで押されても、決して焦れずにゲームをコントロールし、終わってみれば46-12の完勝を収めた。続く準々決勝・神戸製鋼戦では前半30分を待たずにフォーリーが一発退場となるピンチに陥るも、そこから驚異的な運動量と粘りのディフェンスを展開し続け、後半31分についに前回王者に逆転を許す。クボタの善戦もここまでかと思われた中、残り燃料をすべて注ぎ相手陣内に攻め入ると36分にペナルティを獲得し、WTBゲラード・ファンデンヒーファーのPGで23-21と再逆転、その後は泥臭く体を張り続けてノーサイドの笛を聞いたのだった。初のトップ4入りを果たしたフラン・ルディケHCは準決勝へ向けて、「自分たちフォーカスに変わらない。これまでずっと自分たちにフォーカスしてきたし、今週も変わらない。自分たちのベストゲームをすることによって、勝利が近付く」とこれまでと同じセリフを言い、初のタイトルへ向けても「今週末にフォーカスしている。できることにフォーカスしたい。今週勝ってから決勝については考えたい」とした。これまでと変わらぬ姿勢を強調する指揮官だが、それは逆に5季目の今季に対する自信の表れでもある。ルディケHCは「5季やってきてチームとして成長してきた。今季はオールラウンドにできている。アタックやキック、ディフェンス、ひとつのことで勝っているわけではない」と胸を張った。立川理道主将も「1試合1試合学びを感じて成長している。特にメンタル。試合に出た選手は同じミスをおかさないよう選択ができている。一戦一戦学びを生かせているし、このプレーオフに入ってからも成長を感じている」と同意する。だからこそ、豪州代表71キャップの司令塔フォーリーに3試合の出場停止を課せられても指揮官にも主将にも気後れはない。「スコッド全員がクボタウェイを知っている。確かに10番はドライブしなくてはいけないし、コントロールしなくてはいけないし、判断をしなければいけない重要なポジション。ファレヌイ・ハウェラや岸岡智樹、10番になる得る選手はしっかりしたパフォーマンスを見せてくれると思う」(ルディケHC)「神戸戦はあの状況でもコントロールできたのは同じページを見ていたから。FWのがんばりがあったから。14人でもボールを持ってアタックできたことは自信を持っていい。フォーリーは試合に出る出ないに関係なく、チームの準備に関わっている。アタックもリードしてくれているし、ゲームメンバーをサポートしてくれている」(立川主将)立川もまたサントリー戦へ向けて「いいプランを持っているので実行したい。FW戦で優位に立ち、いいアタックをしたい。相手のBKのキーマンはバレットであり、CTB中村亮土主将。(SOかCTB)どっちに入っても、自分の力を出して目の前のその選手をしっかり抑えていきたい。でもそこの勝負にこだわるのではなく、23名の勝負で勝っていきたい」と決意を新たにした。ルディケHCとは対照的にミルトン・ヘイグ監督は優勝を意識した上で狙うとキッパリ。「最終的な目標は優勝すること。期待されているので、そこに対してプライドを持って優勝へ突き進みたい」準決勝の相手を「クボタは神戸戦でいいプレーをしたし、チームとして仕上がっている。リーグ戦でもかなり接戦になったし、今季はボールをキープし、フェーズを重ねてアタックして来る。フォーリーのようなインターナショナルレベルの選手の不在は影響があるだろうが、神戸戦では14名であれだけ素晴らしいプレーをした。自信を持っているだろうし、決して油断はできない」としながら、「リコー戦がなくなり、フレッシュな状態でプレーできると思っている。最後の20分で差を見せられと思っている」と日程の追い風を口にした。また指揮官は8試合で496点という爆発的なアタックについて「自分たちのストラクチャーの中いい判断でプレーできている。スキルをエクスキューション(遂行)するトレーニングをしているが、その結果が71トライという数字に表れているだろう」と評価しつつ、直近2試合で62失点を喫しているディフェンスについては「私はディフェンス中心に見ているので責任を感じる。50点差ついても集中力を切らしてはいけない。個人の判断が入りすぎた局面があったし、スイッチオフし軽いプレーも見られた。ただNEC戦から修正した。これからはいいディフェンスを見せられるだろう」と修正済みだとした。中村主将もクボタ戦へ「前回も厳しい戦いになった。また違った戦いを見せられと思う。お互いにプレースタイルをわかった中での遂行力が大事。勝負のポイントでの判断が大事になって来る。いちリーダーとしていい判断をしたいし、いちプレイヤーとしてベストプレーをしたい」と意気込み、同じCTBの立川理道について「ハルさんがいるので負けられない。僕がずっと見て来たCTBが目の前にいるので意識する。今季は(中野)将伍と組むことが多いが、彼が持っていないものを持っているので生かしてあげたいし、将伍がいるから自分も生きるということもある」とマッチアップを楽しみにしていた。楽しみはマッチアップだけではない。中村主将はヒリヒリするこの準備期間を楽しんでいた。「(準決勝がなくなり)先週くらいは試合勘がどうとか、リカバリーで有利だとか考えていたが、今週からはそんな言葉が出ないくらい自分たちに集中している。現段階で気になっていない。緊張感も出て来たし、これまでよりも負ける可能性も高まったが、この緊張感も楽しみたい。このチームでラグビーができるのも長くて2週間。色々準備があるので早く試合がしたいとは言わないが、この準備期間が楽しい。試合がすごく楽しみ」西の聖地・花園ラグビー場で東の聖地・秩父宮ラグビー場へのキップを手に入れるのはタイトルの常連であるパナソニック、サントリーか、それとも初タイトルに燃えるトヨタ自動車、クボタが割って入るのか。『第58回日本選手権』兼『トップリーグ2021』プレーオフ準決勝・トヨタ自動車×パナソニックは5月15日(土)、サントリー×クボタは5月16日(日)、場所は同じく花園ラグビー場にてキックオフ。試合は無観客で実施。決勝は上限5000人の有観客にて5月23日(日)・秩父宮ラグビー場で開催。チケットは5月16日(日)午前10時~17日(月)午後11時59分まで先行抽選販売、20日(木)午前10時より一般発売。試合の模様は3試合ともNHK総合にて生中継。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報
2021年05月15日いよいよ5季目の『B1リーグ』がポストシーズンへ突入する。『B.LEAGUE CHAMPIONSHIP 2020-21』が今週末開幕するのだ。5月11日、『B.LEAGUE QUATERFINALS 2020-21』対戦カードごとにオンライン取材を実施。8強に勝ち残った選手たちが意気込みを語った。5月14日(金)・15日(土)・17日(月)宇都宮ブレックス(東地区1位)×サンロッカーズ渋谷(東地区5位)ブレックスアリーナ宇都宮レギュラーシーズンの成績は宇都宮の3勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「東地区1位のプライドを持って『CS』に臨みたい。自分たちは優勝できる戦力を持っているので思うので、しっかりタイトルを狙っていきたい」(宇都宮・比江島慎)「個人的には久しぶりの『CS』、楽しみにしている。自分たちも優勝できるメンバーだと思うので、優勝を目指してやっていきたい」(SR渋谷・ベンドラメ礼生)――相手の印象は?「ベンドラメ選手は渋谷の中心選手。ベンドラメ選手が乗るとチームも乗って来るので、しっかり抑える必要がある。マッチアップする機会があればしっかりプレッシャーをかけてリズムを崩したい。自分の役割はドライブであったり、点を取ること。しっかりやっていきたい」(比江島)「比江島選手は勝負どころで活躍する印象があるので、重要な局面で自由にやらせない、ボールを持たせないようにしていきたい。ディフェンスでは身長差がありインサイドで攻めて来る印象があるので、一発目は押し出してファウルでもいい。オフェンスなら外からドライブでスピード勝負を仕掛けられれば」(ベンドラメ)――相手チームの印象は?「マークする選手はベンドラメ選手とライアン・ケリー選手。ふたりが渋谷の得点源なので、しっかり対応したい。それに渋谷の激しいディフェンスにハマらないにしたい。こっちもディフェンスで激しくいきたい。渋谷とやる時は高さが武器になる」(比江島)「ビッグラインナップできるメンバーが揃っているので、リバウンドをチーム全員で取りにいかないといけない。ライアン・ロシター選手や渡邉(裕規)選手が活躍すると乗ってくるので、そこを抑えるようにしたい。僕らはディフェンスにこだわってやっている。これまでも77点以内に終えるようにやって来たので、そのように抑えたい。トランジションからの3Pをやられると勢いに乗られるので、そこは注意したい。今季はディフェンスでじわじわとダメージを与えてきたので、『CS』でもディフェンスからのトランジション、速いバスケをやっていきたい」(ベンドラメ)――『CS』へ向けてのチームの雰囲気は?「緊張感のある練習をしているし、チームの雰囲気はいい。ワクワク感がある。優勝できるチャンスはあると思うので、優勝に向けて仕上げていきたい」(比江島)「連敗もあったが、『CS』に出られたので結果オーライ。今何か大きく変えるのはできないし、変える必要もない。最後の3連敗も何か影響しているわけではない。昨日の千葉戦を終えたミーティングでも、『CS』という言葉がたくさん出た。ライアンもずっと言っていた。チームとして『CS』を楽しみにしている」(ベンドラメ)5月15日(土)~17日(日)大阪エヴェッサ(西地区2位)×川崎ブレイブサンダース(東地区3位)おおきにアリーナ舞洲レギュラーシーズンの成績は川崎の2戦2勝。――『CS』へ向けての意気込みは?「僕自身もクラブとしても初出場なので挑戦する気持ちで優勝を目指してがんばりたい」(大阪・角野亮伍)「去年コロナでレギュラーシーズンが途中で終わってしまったので、まず『CS』までたどり着けて良かった。いよいよ本番、チームもいい雰囲気なので、『CS』が楽しみ。ここから優勝に向けての戦いが始まるということで、みんなテンションも上がっているし、練習もいいインテンシティでできている。いよいよ始まるぞという空気になっている」(川崎・篠山竜青)――相手の印象は?「最初の対戦の時は僕たちが練習でやって来たオフェンスが全部先読みされているような感じで、こんなディフェンスされたことはなかった。ディフェンスの上手な選手など色々いる中、まとめる選手がいるのは脅威。声とか目線とか、先読みされていると感じた。僕は結構大きくてフィジカルが強いと思うので、そこを生かして体でやっつけたい」(角野)「前回の対戦は開幕してすぐだったのであんまり覚えていないと言うか、それだけ長いレギュラーシーズンを戦って来た。角野選手は学生の時から得点力が光る選手だと思っていた。シーズン序盤よりもフィットしてきて、オフェンスの核の選手になってきた。角野選手が乗って来るとチーム全体が乗って来ると思うので、時にはファウルを使って、止めていきたい。角野選手を自由にさせないというのが川崎のひとつの鍵になる」(篠山)――相手チームの印象は?「川崎さんの試合を何試合か見てスカウティングしているが、抑えどころがたくさんあって、どうやってポイントを絞るか、今監督陣も模索していると思う。まず気持ちで負けないようにしたい。2連敗して終わっているので、挑戦するだけ」(角野)「対戦した時は外国籍選手も合流していなくて、今とは別のチーム。(ディージェイ・)ニュービル選手が入ってからは爆発力がある。対戦した回数少ない分、不気味な部分があるなという印象。レギュラーシーズンは高さでアドバンテージ取ってきたが、大阪ほどの高さはない。この準備期間が大事になる」(篠山)――自チームの相手のキーマンは?「うちはニュービル選手が入ってから彼が得点源だし、ディフェンスでも鍵を握る。彼に期待している」(角野)「川崎は全員で戦うチームなので全員と言いたいが、あえてひとり挙げるならばパブロ(・アギラール)選手。日本のバスケにも慣れてきてぐんぐん調子を上げてきているので、パブロ選手がこのまま『CS』でも活躍してくれれば、チームの推進力になる」(篠山)――無観客試合についてどう思うか?「単純に普段練習している体育館で試合ができることと移動がないことがアドバンテージ。ファンがいれば相手にプレッシャーをかけられたけど、やることは変わらない。アドバンテージとか考えずにやりたい。大阪のブースターは熱くて熱狂的な人が多いので、あの声援がないのは単純に寂しい」(角野)「僕としては寂しいという気持ちしかない。『CS』でどっちがホームアドバンテージを取れるかということでレギュラーシーズンやっていたので。それが取れずに、アウェイに乗り込む形になるが、無観客なのは寂しい」(篠山)『B1リーグ 2020-21』第27節・千葉ジェッツ×シーホース三河より(C)B.LEAGUE5月15日(土)~17日(日)千葉ジェッツ(東地区2位)×シーホース三河(西地区3位)船橋アリーナレギュラーシーズンの成績は1勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「シーズンが続いて『CS』まで戦えることをうれしく思う。目標の東地区1位は達成できなかったが、最後9連勝で勢いを持って『CS』へ臨めること、ワクワクしている。(2度新型コロナウイルス陽性者が出て)練習できない時期や3連敗があったが、チームでやるべきことをやった結果が9連勝。『FINAL』で2回負けている悔しさはあるが、横浜の前にふたつ倒さないといけない相手があるので、まずはそこに集中したい。一昨年、その前と『FINAL』で負けた悔しさがあるので、今年は笑ってシーズンを終えたい」(千葉・富樫勇樹)「チームとして終盤なかなかタフな状況が続き、無事『CS』出場できたこと。残念ながらホームアドバンテージは得られなかったが、まずはタフな千葉戦、チーム一丸となって戦いたい。アルバルク(東京)では『CS』に出ていなかったので、初めての『CS』という緊張感はある。でもやることは変わりない。そこまで緊張感はない」(三河・シェーファー アヴィ幸樹)――自チームの相手のキーマンは?「僕はシャノン(・ショーター)選手かなと思う。やっぱり、彼のボールへのアタックを含め、最近の試合でいいパフォーマンスを見せてくれているので、チームとしてもやりやすいし、雰囲気も良くなる。シャノン選手とふたりでチームを引っ張っていきたい」(富樫)「キーマンは(ダバンテ・)ガードナー選手。千葉に勝った時は彼が40点取った。ビッグマンがいない中、彼がどれだけ取れるか、どれだけ彼を手助けできるか。自分がもっとアグレッシブに行く、スクリーンに行く、チームの潤滑油になるよう、チームがプレーしやすいようにしたい。このチームは相手のプレッシャーがどうしてもガードナー選手、金丸(晃輔)選手に偏るので、自分たちが得点して、彼らの負担を軽減させないといけない」(シェーファー)――警戒する相手選手は?「金丸選手とガードナー選手だと思う。ガードナー選手はなかなか1対1では止められないので、チームでピッグマンを助ける。金丸選手にはボールを持たせない。でも両選手とも20得点くらい取ってくると思うので、取られ方とか大事になる。自分たちとしては走ること。しっかりリバウンド取って走ること、それが一番、三河戦では大事になって来る」(富樫)「千葉はリバウンドが激しい、(セバスチャン・)サイズ選手とか激しいので。前回はやられたので、ディフェンス面でリバウンドを取り切る、しっかり身体を当てることを意識したい。警戒するのはやはり富樫選手。大事なゲームになればなるほど彼は活躍するので、彼を抑えないと、僕らの勝利はないと思っている」(シェーファー)5月15日(土)~17日(日)琉球ゴールデンキングス(西地区1位)×富山グラウジーズ(東地区4位)沖縄アリーナレギュラーシーズンの成績は1勝1敗。――『CS』へ向けての意気込みは?「短いようで長いようなレギュラーシーズンが終わって、いよいよ『CS』が始まる。やっとスタートラインに立った気持ち。『CS』は特別な舞台。プレーしたくてもできないチーム・選手が多い中、みんなが責任を持ってプレーすべき場所。優勝を目指すのは当然、特別な舞台、特別なゲームでいかに普段通りに過ごし普段通りにプレーできるかが大事。普段通りにプレーしたい」(琉球・岸本隆一)「僕自身初めての『CS』、今まで通りのプレーができるようにしたい。なかなかどういう舞台がわからないが、チームもとしても個人としても後悔のないようプレーしたい」(富山・岡田侑大)――相手チームの印象は?「富山はオフェンスが強いチーム。40分間通して攻め続けるチームという印象がある。うちとしてはディフェンスがキーになると思う。攻撃力が高い選手、外国籍選手が長い時間出て来るので、どう守っていくか。岡田選手もシーズン後半から活躍してきた、彼を警戒したい」(岸本)「オフェンスとディフェンスのバランスがいい。オフェンスはインサイドでもアウトサイドでも得点できるのでしっかり対応したい。琉球のキーは(ジャック・)クーリー選手と岸本選手。クーリー選手と(ジョシュア・)スミスのマッチアップになる。岸本さんには3Pをやらせないのが大事。徹底的に潰していきたい」(岡田)――相手の印象は?「岡田選手はボールを持ったら脅威になるだけではなく、ボールを持たせず、岡田選手が不快に感じるようにプレーしたい。3Pが入らないからと言ってゲームに負けるわけではない。自分のプレーに固執せずにチームの勝利のためにプレーしたい」(岸本)「ひとりで岸本選手を止めるのは無理だと思うので、3Pはタフに打たせるようにしたい。オフェンスでは何度かイライラさせられたので、大きな舞台だが平常心でプレーしたい」(岡田)――自チームのキーマンは?「キャプテンの田代直希。去年ケガで離脱したこともあり、今季にかける思いが強い。キャプテン田代を中心に戦っていきたい」(岸本)「前田悟さん。シーズン後半に3Pが入らず悩んでいたので、『CS』で爆発してほしい」(岡田)――西地区のプライドを持っているか?「過去の『FINAL』のカードを見ても東地区が多く、意識しないと言うと嘘になる。自分たちが優勝することによって、その印象を壊せると思うので、みんなの持っている印象を壊していきたい。東の上位陣はディフェンスが格段に違う。3年くらい前なら西地区はオフェンスがいいチーム、東地区はディフェンスがいいチームというイメージだったと思うが、西地区のチームもディフェンスの強度は年々上がって来たと思う」(岸本)――各地区の違いについてどう思うか?「東地区のチームと当たって思ったのはマッチアップするのが代表選手が多いこと。ただ上位チームになると東地区と西地区の違いはあんまり変わらないというのが僕の印象」(岡田)『B.LEAGUE SEMIFINALS 2020-21』は来週末に開催。『B.LEAGUE FINALS 2020-21』は5月29日(土)・30日(日)・6月1日(火)・横浜アリーナにて開催。
2021年05月12日『ジャスティス・リーグ』のレイ・フィッシャーを筆頭に、過去手掛けた「バフィー~恋する十字架~」「エンジェル」のキャストからも横暴な振る舞いが暴露されたジョス・ウェドン監督。このたび、『ジャスティス・リーグ』のガル・ガドットも、同作の撮影中にウェドン監督からキャリアを台無しにしてやると脅される経験をしていたことを明らかにした。ガルの母国イスラエルのメディア「N12 News」に語っている。「ジョスと私には問題がありましたが、なんとか対処しました。彼は私のキャリアを脅かしました。もし私がなにかをしたら、『キャリアを台無しにしてやる』と言われたんです」。今年4月、「The Hollywood Reporter」は『ジャスティス・リーグ』の撮影中に、ガルが新たに作られたセリフに疑問を呈するとウェドン監督が「私は脚本家でもある。だまってセリフを言え。そうでなきゃ、この映画の中でお前をものすごくバカに見せることもできるんだぞ」と脅迫したことを報じていた。上記のガルの発言はこの件について語ったものと思われる。ワーナーメディアは、『ジャスティス・リーグ』の撮影現場で起きたとされるウェドン監督のひどい言動や態度に対する調査を行い「是正措置が取られた」と発表したが、その具体的な内容は明らかにしていない。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年05月10日デジタル先行配信中だったDC映画『ワンダーウーマン 1984』のBlu-ray&DVDリリースが本日4月21日より開始。さらに、超話題作『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が5月26(水)よりデジタル先行配信開始、6月25日(金)より4K ULTRA HD&Blu-rayが発売される。2021年はコミックスに初登場して80周年となるワンダーウーマンの最新作『ワンダーウーマン 1984』のリリース、4年の歳月を経て遂に解禁されたファン待望の『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が発売される記念イヤー。さらに、日本初となる「DC展 スーパーヒーローの誕生」が6月25日(金)より東京を皮切りに福岡、大阪、名古屋で開催されるほか、DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極“悪党、集結』が今夏全国公開決定など、ますますDCが盛り上がること間違いなし。この度、記念イヤーについて、DCコミックスの共同発行人で、CCC(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)を務めるアメコミ界の生ける伝説ジム・リーが日本のファンのために応じたインタビューが到着した。ーー2021年はワンダーウーマン80周年のメモリアル・イヤーです。このキャラクターが長きにわたって愛される理由はどんなところにあるのでしょうか?ワンダーウーマンは他のスーパーヒーローの派生的な存在としてではなく、完全に独立した初の女性ヒーローとして登場しました。ギリシア神話をベースにしていますが、コミックではアマゾネス族から平和の大使として歪んだ男性社会に送り込まれ、そこに正義をもたらすというのがキャラクター設定の前提となっていて、より現代的で力強いヒーロー神話になりました。また彼女を特徴づけるアイテムの“真実の投げ縄”(映画の中では「ヘスティアの縄」)は相手に真実を語らせます。真実というのも彼女が大切にしている、そして守ろうとする価値ですよね。こういうところも多くの世代をインスパイヤしているのだと思います。その他にも品位、慈悲心などワンダーウーマンが体現するものがどれも普遍的な価値観であるところが長年愛されてきた秘訣でしょう。そして彼女のパワーや冒険のスケール感はまさに今の時代に求められているエンターテイメントだし、スーパーマンとバットマンともにDCユニバースの中心的役割を果たしていますから、アイコニックなヒーローであることは間違いないです。ーー初の女性ヒーローとおっしゃいましたが、コミックアーティストであるジム・リーさんからみて、この80年でワンダーウーマンの描かれ方や、女性ヒーローの描かれ方自体に変化はありましたか?女性ヒーローの描かれ方はおおいにアップグレードされました。これはDCとしても誇りに思っているところです。ワンダーウーマンだけをみても時代を経るごとに描かれ方も進化しました。スーパーパワーを持たないキャラクターとして描かれていた時代もあったし、アメリカのフェミニズム運動のアイコン的存在だったこともあります。また現代のワンダーウーマンは、男女が同等に描かれるようになった時代の流れを反映させています。そしてワンダーウーマンが先駆者となって DCは様々な女性ヒーローを世に出してきました。女性キャラを中心に据えたストーリーテリングがどんどん増えてきている。映画にもなった『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』もその象徴でしょう。かつてコミックに登場する女性は「囚われの乙女」であり、男性ヒーローに救われるというのが前提でしたが、それを80年前にワンダーウーマンが打ち破ったのです。ーーそのワンダーウーマンが活躍する映画『ワンダーウーマン 1984』 はいかがでした?素晴らしい作品でした。なによりもワンダーウーマンを再び大スクリーンで見ることができたのが喜びでした。アクションのスケールもアップしています。1984年という消費文化やポップカルチャーが花開いた時代の物語というのもよかったです。つまり夢でもなんでもすぐに手に入る、欲望ファーストの時代ですよね。そういう時代背景が訓戒的に感じられる。またスティーブ・トレバーとの関係の描き方、そこでワンダーウーマンが下す選択など、あらゆる面で上手くいっていて、我々としてもとても満足しています。ワンダーウーマンは、長い年月を経てDCユニバースの他のスーパーヒーローに引けを取らない重要なキャラクターとしてその存在価値を証明してきました。その彼女に相応しい映画に仕上がっていたと思います。ーーワンダーウーマンが他のスーパーヒーローとチームを組む『ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット』も遂に日本でリリースが決定しました。よりヒーローたちのドラマが深く描かれている超大作として日本のファンも大変期待しています。ジム・リーさんは、本作をご覧になっていかがでした?これも素晴らしい作品でした。ザック・スナイダー監督が当初抱えていた構想をそのまま実現させた一大エピックです。4時間もあるのですが、見ごたえたっぷり。4時間の至福の祭典でした。ーーなんと日本ではジム・リーさんが作画を担当した「ジャスティス・リーグ」コミック版を日本限定で封入することが決まりました。嬉しいですね。実はこの作品について6年前から関わっていたんです。2015年末だったかな。ワーナー・ブラザースから依頼を受けて、ザック・スナイダー監督が『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』から『ジャスティス・リーグ』へどうつなげるか、そのアイデアのベースとなるコンセプト・アートを僕が書いたんです。10〜12フィートほどの高さのホワイトボードに書いていた。梯子を使わないといけないし、肩は痛くなるし、手でマジックをかき消すことのないように気をつけなければならないし、長い時間をかけて書いたので、物理的に大変な作業でした。ホワイトボードでの描画は紙にインクで書くよりはるかに難しいことなんですよ。こんなに苦労して描いたのホワイトボードだからいずれは消されるだろうと思っていたので、記念に写真に納めておきました(笑)そうした思い入れもある作品でしたから、こういう形で遂に完成して、本当に嬉しいです。ーー改めて『ワンダーウーマン 1984』 そして『ジャスティス・リーグ: ザック・スナイダーカット』が楽しみになりました!最後に、ジム・リーさんが考えるDCの素晴らしさとは何でしょう?DCヒーローらが、希望、正義、真実、慈悲、不屈など、人間の最も崇高な価値観を体現しているところでしょう。神話なき今日において、スーパーヒーローたちの物語が現代の神話を担っているように思います。英雄であるとはどういうことかを大人にも子供にも教えてくれるのがDCの世界。正しい道を歩むのは決して容易いことではないというのが一つの大事な教訓になっています。一方でDCではこのような教訓とエンターテイメントのバランスを取ることをメインゴールとしてきました。エピックでありエンターテイメントである、それがDCです。さらに、本日4月21日(水) 21:00からは、ぷらすとメンバーがDCの世界を深掘るトーク番組『いまだから話したいDCの世界!』がワーナーブラザース公式YouTubeチャンネルにてプレミア公開となる。この番組では『ワンダーウーマン 1984』『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の2作品を中心にDCキャラクターの歴史などを交えて、ぷらすとメンバーならではの目線で各作品の楽しみ方や、見どころポイントを解説。 アメコミをあまり知らない方も、DCファンも、「そんな映画の楽しみ方があるの!?」と、新たな発見があること間違いなしなのでぜひ視聴してほしい。【番組情報】『いまだから話したいDCの世界!』配信開始日:2021年4月21日(水) 21:00~MC:サンキュータツオゲスト:松崎健夫(映画評論家)、添野知生(映画評論家)、堺三保 (SF評論家・翻訳家)URL: 【発売情報】『ワンダーウーマン 1984』デジタル配信中 / ブルーレイ&DVD好評リリース中●数量限定生産:ワンダーウーマン 1984 <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(3,000セット限定 / 2枚組 / 日本限定コミックブック付)7,990円(税込)●ワンダーウーマン 1984 3D&2D ブルーレイセット(2枚組)6,980円(税込)●ワンダーウーマン 1984 ブルーレイ&DVD セット(2枚組)4,980円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元: NBC ユニバーサル・エンターテイメント『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』2021年5月26日(水) ダウンロード販売 / デジタルレンタル先行配信開始2021年6月25日(金) 4K ULTRA HD&ブルーレイ発売●初回仕様:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット <4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(4枚組 / 日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット付)8,980円(税込)●初回仕様:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット ブルーレイセット(2枚組 / 日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット付)6980円(税込)●DC展1,000セット完全限定:ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット ブルーレイセット(2枚組 / 日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット&オリジナル・フィギュア付)9,980円(税込)発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント販売元:NBC ユニバーサル・エンターテイメント
2021年04月21日ザック・スナイダー監督が思い描いた全てが結実した『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が、5月26日(水)よりデジタル配信開始、6月25日(金)よりリリース。この度、日本語版予告編が解禁となった。本作は、2017年に公開され、全米NO.1大ヒットを記録した『ジャスティス・リーグ』製作中に降板したザック・スナイダー監督の初期構想に基づき、150分にもおよぶ蔵出し映像や新たに撮影された4分の新映像を加えて、再編集し製作された約4時間にわたる超大作。スナイダー監督が伝えたかった全てが詰め込まれている。あの“ジョーカー”やブラックスーツを纏うスーパーマンの姿も!2017年版『ジャスティス・リーグ』には登場しなかったジャレッド・レト演じる“ジョーカー”が、予告編映像ではほんの一瞬だけだが姿を見せる。どのようなシーンで、宿敵バットマンとどのような会話を交わすのか注目が高まる。また、ブラックスーツ姿のスーパーマン、スーパーヴィランのダークサイドや、ジョー・マンガニエロ演じるデスストローク、初登場となるマーシャン・マンハンターや、戦闘シーンにはグリーン・ランタンの姿も!?次々と登場するDCキャラクターに一時も目が離せない。ヒーローたちのサイドストーリーが明かされる本作では、アクアマン、フラッシュ、サイボーグのサイドストーリーが丁寧に描かれ、特にレイ・フィッシャーが演じたサイボーグについてはその苦悩や、家族との関係がより分かるストーリーに。ヒーローである以前に、様々な悩みを抱える等身大の姿が作品にさらなる深みを与えている。なお、2017年版『ジャスティス・リーグ』と同じ声優キャストで日本語吹替版を収録。約24分の映像特典には、スナイダー監督とベン・アフレックやヘンリー・カヴィル、ガル・ガドットらジャスティス・リーグ6名のキャストインタビューも収められ、『マン・オブ・スティール』『バットマンvsスーパーマン ジャスティスの誕生』『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の製作を通しての思いを語る貴重な映像に。セル商品にはストーリーをジェフ・ジョーンズ、作画をジム・リーが担当した28ページにわたる「ジャスティス・リーグ」コミックブック(日本語版)が日本限定で封入される。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は5月26日(水)よりダウンロード販売/デジタルレンタル先行配信開始、6月25日(金)より4K ULTRA HD&ブルーレイ発売。(text:cinemacafe.net)
2021年04月16日熱戦続きのリーグ戦最終節から1週間、『ジャパンラグビー トップリーグ2021』がいよいよプレーオフトーナメントに突入する。来季スタートする新リーグ1部入り、そして最後のチャンピオンを決する戦いが始まるのだ。それにしても、リーグ戦は最後の最後まで目が離せなかった。4月10日・花園ラグビー場ではNTTドコモレッドハリケーンズが躍動。昨季0-97と記録的大敗を喫した神戸製鋼コベルコスティーラーズを相手に80分経過時点でリード、ラストプレーでモールからトライを許し29-31の逆転負けとなった。惜しくも金星を逃したヨハン・アッカーマンヘッドコーチ(HC)は、試合後の会見で「今日のパフォーマンスをひと言でまとめると、非常に誇らしい」と胸を張った。翌日の花園でもラストプレーでドラマが起こった。トヨタ自動車ヴェルブリッツとクボタスピアーズのスリリングなシーソーゲームは、自陣22mラインでの連続アタックからオフロードパスを受けたWTB高橋汰地が独走トライ、SOライオネル・クロニエが決勝コンバージョンを決め25-24とカンファレンス2位を獲得したのだった。前節・サントリーサンゴリアス戦に続き2試合連続逆転負けとなったクボタだが、「結果は残念だが、ここから立て直すことが大事。この負けがプレーオフへ向けて重要な糧になるようにしっかり修正していきたい」(立川理道主将)、「この試合はいい学び、ポジティブに捉えて成長していきたい。自分たちにフォーカスして、ノックアウトステージを戦っていきたい」(マルコム・マークス)と前を向いた。各カンファレンスの順位、個人賞は次の通り。【レッドカンファレンス(RC)】1サントリーサンゴリアス7勝・420得点129失点・勝点342トヨタ自動車ヴェルブリッツ6勝1敗・288得点186失点・勝点283クボタスピアーズ5勝2敗・236得点130失点・勝点254NTTコミュニケーションズシャイニングアークス3勝1分3敗・236得点254失点・勝点175東芝ブレイブルーパス3勝4敗・224得点229失点・勝点166Honda HEAT1勝6敗・133得点240失点・勝点67三菱重工相模原ダイナボアーズ1勝1分5敗・123得点309失点・勝点68宗像サニックスブルース1勝6敗・139得点322失点・勝点5【ホワイトカンファレンス(WC)】1パナソニック ワイルドナイツ6勝1分・318得点76失点・勝点312神戸製鋼コベルコスティーラーズ6勝1分・289得点138失点・勝点293NTTドコモレッドハリケーンズ4勝3敗・175得点175失点・勝点174リコーブラックラムズ3勝4敗・179得点184失点・勝点175キヤノンイーグルス3勝3敗・176得点230失点・勝点166ヤマハ発動機ジュビロ3勝4敗・239得点240失点・勝点157日野レッドドルフィンズ1勝5敗・90得点238失点・勝点78NECグリーンロケッツ7敗・139得点324失点・勝点1※第6節・日野×キヤノンは中止、規定により引き分け扱い、勝点2ずつ加点。個人賞【最多トライゲッター】テビタ・リー(サントリー)/マロ・ツイタマ(ヤマハ発動機)10トライ/初受賞【得点王】ボーデン・バレット(サントリー)128得点(6T/37G/8PG)/初受賞【ベストキッカー】田村優(キヤノン)キック成功率(G:21回中19回成功/PG:3回中2回成功)87.0%/初受賞RC1位・サントリーのアタックは凄まじいものがある。420得点ということは1試合平均60点である。カンファレンスが異なり一概に比較はできないが、得点2位のパナソニックに100点差以上付けているのだから恐れ入る。合計60トライもダントツだ。トライ数2位はパナソニックと神戸製鋼の43トライである。最終節でもサントリーのアグレッシブなアタッキングラグビーは全開となった。センター(CTB)中村亮土主将、フルバック(FB)尾崎晟也らを温存、スクラムハーフ(SH)流大、スタンドオフ(SO)ボーデン・バレット、ウイング(WTB)/CTB中野将伍をベンチスタートに回しながらNTTコムを94-31と粉砕。圧巻はバレットだ。後半22分にピッチへ入ると、相手に触れさせないピンポイントのライン取りを見せてハットトリック、文句なしの得点王に輝いた。得点ランキング2位がクロニエの76得点と言えば、いかにバレットの128得点が傑出しているかわかるだろう。試合後、ミルトン・ヘイグ監督も「バレットはワールドクラスの選手だということを毎回言っているが、現役のオールブラックスでもある。20分間で挙げた3トライは、彼のワールドクラスの実力をしっかり示してくれたものだ」と全幅の信頼を口にした。第5節・サントリー戦ではバレットのサヨナラPGで勝点2を逃したトヨタ自動車だが、2位の座を死守。サイモン・クロンHCも「この7試合でどんなコンビネーションがいいのか探り、自分たちのプロセスと確固たるチームカルチャーを確立することができた。いいリーダー陣、いい選手が揃っている。トーナメントへ向けて自分たちのやるべきこと、プロセスに集中したい」と手応えを口にすれば、茂野海人共同主将も「目標は変わらない。日本で一番のチームになること。でもあまり先のことを見過ぎても仕方ないので、目の前の試合、自分たちの果たすべき役割に集中したい」とキッパリ。WCではパナソニックが最終節に先発を7位に入れ替えながら、強さを見せ付けた。4月10日・熊谷ラグビー場でプロップ(PR)グレイグ・ミラー、フッカー(HO)堀江翔太、SO山沢拓也らが先発、PR稲垣啓太、SH内田啓介、SO松田力也、WTB福岡堅樹がベンチに回りヤマハ発動機と対峙。開始早々56秒でミスを突き、WTB竹山晃輝が独走トライを決めると、CTBディラン・ライリーのハットトリックなどで55-19と難敵相手に危なげない勝利を飾った。試合後、ロビー・ディーンズ監督は「今日はチームとしても特別な日。堀江翔太選手がワイルドナイツとして通算150試合出場の試合だった。コーチとしてこのような選手を指導できること、一緒にラグビーができることを光栄に思う」とゲームキャプテンを称えるとともに、「トーナメントはやるか、やられるかの戦いになる。さまざまなことを準備していきたい」と次なる戦いを見据えた。第6節のパナソニック戦は13-13の引き分けながら、勝点2差で2位なった神戸製鋼だが、プレーオフには3試合出場で9トライを量産したNO8ナエアタ ルイが帰って来る。デーブ・ディロンHCは「パナソニックに次いで2位通過であるが、大きく離されていない。成長しなければならないが、コロナ禍で開幕が延期となり準備が難しい中、リーグ戦を終えてハッピーだ」と及第点を与えた。最後尾からチームを見続けたFB山中亮平は第4節・リコー戦に続き、最終節も苦戦を強いられたことを反省。「勝つ時はいいラグビーができるが、リコー戦など取り切るところで取り切れない。取り急いで普段の自分たちを出し切れていない。試合中の早い段階で修正できればいいが、今日は最後まで引きずった」と課題を口にした。プレーオフでは『トップチャレンジリーグ2021』1位・豊田自動織機シャトルズ、2位・近鉄ライナーズ、3位・コカ・コーラレッドスパークス、4位・清水建設ブルーシャークスも戦いの輪に入って来る。下部リーグと侮ってはいけない。豊田自動織機がイングランド代表フレディー・バーンズ&サモア代表トゥシ・ピシという屈指のゲームメーカーを揃えれば、近鉄にはSHウィル・ゲニア&SOクウェイド・クーパーという元ワラビーズハーフ団とともに1月の『第57回全国大学選手権大会』で天理大学を初の日本一へ導き、4月12日の日本代表候補にも選出されたCTBシオサイア・フィフィタも名を連ねる。プレーオフトーナメントの組み合わせは以下の通り。【1回戦】4月17日(土)M57三菱重工×コカ・コーラパロ瑞穂ラM58豊田自動織機×NEC花園4月18日(日)M59清水建設×日野たけびしM60宗像サニックス×近鉄秩父宮【2回戦】4月24日(土)M61東芝×リコーパロ瑞穂ラM62サントリー×M58勝者秩父宮M63クボタ×ヤマハ発動機江戸川M64M57勝者×神戸製鋼花園4月25日(日)M65M60勝者×パナソニック花園M66トヨタ自動車×M59勝者秩父宮M67NTTコム×キヤノン江戸川M68Honda×NTTドコモパロ瑞穂ラ【準々決勝】5月8日(土)M69M67勝者×M65勝者熊谷M70M66勝者×M68勝者えがおS5月9日(日)M71M63勝者×M64勝者エコパM72M62勝者×M61勝者昭和電ド【準決勝】5月15日(土)M73M70勝者×M69勝者 花園5月16日(日)M74M72勝者×M71勝者 花園【決勝】5月23日(日)M75M74勝者×M73勝者秩父宮初戦から興味深いカードがズラリと揃う。豊田自動織機×NECと宗像サニックス×近鉄は、トップチャレンジ勢が下克上を果たすのか、トップリーグ勢が意地を見せるのか、注目される。WC3位となったクボタは2回戦でヤマハ発動機と当たる厳しい組み合わせとなった。清水建設×日野の勝者と対峙するトヨタ自動車とはカンファレンス2位と3位の大きな隔たりが生じたと言える。4月11日、キヤノンで今季初出場初トライをマークしたNO8アマナキ・レレイ・マフィはいきなり古巣NTTコムと顔を合わせる。東芝×リコー、Honda×NTTドコモなどという好カードも並ぶ。NTTドコモ大躍進の原動力であるTJ・ペレナラはプレーオフへ向けて、「3位はうれしいし、誇りに感じるが、勝てる試合を落としている。もっと勝ち切り、成長しなければならない。トーナメントは全部勝ちにいくつもり。まずは目の前のことをひとつずつやり、ビッグチームに対して最後のもう一歩を改善していけば、どのチームでも勝てると思う」と鼻息が荒い。『トップリーグ2021』プレーオフトーナメントは4月17日(土)に開幕。1回戦のチケットは発売中。2回戦のチケットは4月21日(水)午前10時より一般発売。準々決勝のチケットは4月25日(日)午前10時~26日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月1日(土)午前10時より一般発売。準決勝のチケットは4月25日(日)午前10時~26日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月12日(水)午前10時より一般発売。決勝のチケットは5月9日(日)午前10時~10日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ、5月19日(水)午前10時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)トップリーグ特設ページジャパンラグビートップリーグ2021プレーオフトーナメントチケット情報
2021年04月16日映画『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』が5月26日(水)よりダウンロード販売開始、6月25日(金)より4K ULTRA HD&ブルーレイとして発売される。この度、日本語版本予告映像が公開された。2017年に公開され、全米NO.1大ヒットを記録した超大作アクション・エンタテインメント映画『ジャスティス・リーグ』。本作の製作中に降板したザック・スナイダー監督が、初期構想に基づき、追加撮影&再編集の上で製作された『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』では、『ジャスティス・リーグ』では見られなかったジャレッド・レト演じるジョーカーが登場するなど、約4時間におよぶ本編の内容に世界中のファンから注目が集まっている。2017年版『ジャスティス・リーグ』には登場しなかったジャレッド・レト演じる”ジョーカー”が登場するのも見どころのひとつ。どのようなシーンで、宿敵バットマンとどのような会話を交わすだろうか。ブラックスーツ姿のスーパーマンもDCファンならずとも必見だ。さらにスーパーヴィランのダークサイドや、ジョー・マンガニエロ演じるデスストローク、初登場となるマーシャン・マンハンターや、戦闘シーンにはグリーン・ランタンの姿も?次々と登場するDCキャラクターに一時も目が離せない。日本語吹替版は、2017年版『ジャスティス・リーグ』と同じ声優キャストとなっている。約24分の映像特典にはザック・スナイダー監督とジャスティス・リーグ6名のキャストインタビューも収録。『マン・オブ・スティール』や『バットマンvsスーパーマンジャスティスの誕生』、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の制作を通しての想いが語られる。セル商品にはストーリーをジェフ・ジョーンズ、作画をジム・リーが担当した28ページにわたる『ジャスティス・リーグ』コミックブック(日本語版)を日本限定で封入予定。さらにジャスティス・リーグ&ダークサイドのキャラクターポストカード7枚セットも付いた豪華な内容だ。■リリース情報『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』5月26日(水)ダウンロード販売開始6月25日(金)4K ULTRA HD&ブルーレイ発売【初回仕様】ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(4枚組/日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット付)品番:1000802664 / 8,980円(税込)【初回仕様】ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットブルーレイセット(2枚組 / 日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット付)品番:1000802744 / 6,98円0(税込)【DC展1,000セット完全限定】ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカットブルーレイセット(2枚組/日本限定ジム・リー作画コミックブック&オリジナルポストカードセット&オリジナル・フィギュア付)品番:1000802745 / 9,980円(税込)<ダウンロード販売、セル商品映像特典収録内容>(約24分)ザック・スナイダー監督インタビュー『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』アルティメット・エディション アップグレード版<4K ULTRA HD&ブルーレイセット>(2枚組)6,980円(税込)
2021年04月16日cinema staffの東阪名ツアー「前衛懐古主義 part3」の開催が決定した。公演は、5月2日(日)大阪・梅田クラブクアトロ、5月5日(水・祝)愛知・名古屋クラブクアトロ、5月7日(金)東京・LIQUIDROOMにて開催される。cinema staff チケット情報チケットは一般発売に先駆け、4月1日(木)21:00から8日(木)23:59までオフィシャル抽選先行を受付中。■「前衛懐古主義 part3 大阪編」5月2日(日)梅田クラブクアトロ■「前衛懐古主義 part3 名古屋編」5月5日(水・祝)名古屋クラブクアトロ■「前衛懐古主義 part3 東京編」5月7日(金)LIQUIDROOM
2021年04月02日『ジャパンラグビー トップリーグ2021』第6節でふたつの全勝対決がラインナップされた。ホワイトカンファレンスの神戸製鋼コベルコスティーラーズ×パナソニック ワイルドナイツと、レッドカンファレンスのサントリーサンゴリアス×クボタスピアーズだ。『トップリーグ』初代王者であり前回覇者でもある神戸製鋼に最多タイの優勝5回を誇るサントリー、優勝4度のパナソニックと強豪ひしめく中、クボタが堂々と名を連ねる。これまでクボタはトップ4に入ったことすらない。最高位は6位である。2011・2012年度は下部リーグでの戦いを余儀なくされた。シーズン不成立となった昨季も4勝2敗に終わっている。立川理道(クボタスピアーズ)(C)スエイシナオヨシそれが今季は開幕5連勝を飾った。第6節・サントリー戦の結果次第ではターゲットであるトップ4入り、さらには悲願である日本一も見えて来る。大一番を前にさぞや気合も入っているだろうと思われたが、3月31日・オンライン取材に出席した立川理道主将には気負いもなければ気後れもなかった。「この試合が特別な試合だとは思ってはいない。全勝対決はうれしく思う。ポイントのセットピースで強みを出していきたい。セットピースで優位に立てれば、クボタのラグビーができるのでは」決してサントリーを軽んじているわけではない。今季のレギュレーションはリーグ戦後のプレーオフトーナメントで覇権を争う。勝負の時はまだ先である。主将は目の前の試合にフォーカスする重要性を説く。「この試合はレギュラーシーズンの1試合。自分たちはまだ優勝したことがないので、プレッシャーはない。今までやって来たプロセスを信じてやるだけ。あまり先を見ずに目の前の一戦一戦を見ていくことが重要」フラン・ルディケヘッドコーチ(HC)はサントリー戦へ向けて、興奮を隠そうとはしなかった。「エキサイティングな気持ち。この試合のために36週かけてきたと言っても過言ではない。ピークを迎えられるよういい準備をしている。我々のプランもある。土曜日の試合でどれだけベストなパフォーマンスを出せるか。両チームともレベルが高く、互いに強みがある中、鍵はいかに状況に応じたプレーができるかだ」2016-2017シーズンに就任して以来、チームを強化し続けて来たHCは今季の快進撃をこのように説明した。「過去5シーズンハードワークしてきたが、今季はいいスタートを切り、コンスタントにいいパフォーマンスができている。それはメンタルの成長が大きい。あとリクルートの部分。ライアン・クロッティ、マルコム・マークス、バーナード・フォーリーが加わり、彼らがチームを助けてくれている」今季加入した南アフリカ代表33キャップのフッカー(HO)マークスについて、指揮官が「ほかのチーム、どこに行ったとしても試合に出られる選手。フロントロウにもラインアウトにも自信を植え付けている」と称せば、主将も「これまでもセットピースに自信を持っていたが、彼が入ってトップリーグトップクラスのセットピースに押し上げてくれた」と評した。ここまでMVP級のパフォーマンスを披露しているマークスもサントリー戦を楽しみにしていた。「サントリーがいいチームなのは理解しているが、まず自分たちのやるべきことにフォーカスしたい。サントリーのアタックがいいことは知っているが、自分たちのラグビーに集中したい。(セットピースでは)すごいに戦いになるだろう。サントリーはセットピースが強いが、我々もセットピースに自信を持っている」所属2年目となるニュージーランド代表48キャップのセンター(CTB)クロッティもマークスらFW陣を頼もしく感じている。「FWパックは我々の強み。デカくて強い彼らもエキサイティングな気持ちだと思う。クボタのインパクトはトップリーグでも上位だと思う。自分は自分の仕事をするのみ。ハイスタンダードで臨めば、自分たちのラグビーはできるはず」ピッチ上の仕事だけではない。今季は外国人登録の関係でフル稼働できていないが、クロッティは問題ないと語る。「私の仕事はチームをよくすること。試合に出てなくてもほかの選手の成長に貢献できることはたくさんある。現在はノンメンバーがエネルギーを持ち、アグレッシブに準備することでチームの成長につながっている。このチームがうまくいっているのはクボタのチームカルチャーがよく影響している」勝利のためにできることはすべてやる。オーストラリア代表71キャップのスタンドオフ(SO)フォーリーに、オールブラックスのチームメイトだったボーデン・バレットの弱点は伝えたとクロッティは笑う。「バレットとは代表でも長いことやってきた。『スーパーラグビー』では敵同士だったが、日本で対戦するのは楽しみ。彼のプレースタイルを考えると、ディフェンスで時間とスペースを奪うのが大切。彼のラン、パス、キックを取り除けば効果的に止められる。フォーリーはアタックで多くの役割を担っているので、バレットの秘密もすべてを話した(笑)。今自分はクボタのキャップをかぶっているので、チームのために話した」ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)(C)F.SANO対するサントリーここまで一切隙を見せていない。スコアから両軍の力関係は計れないが、これまでの戦いぶりを振り返ってみたい。【第1節】クボタ43-17宗像サニックス三菱重工7-75サントリー【第2節】東芝7-39クボタHonda14-31サントリー【第3節】クボタ34-24NTTコムサントリー75-10宗像サニックス【第4節】クボタ38-7Honda東芝5-73サントリー【第5節】クボタ32-17三菱重工トヨタ自動車36-39サントリー改めて見ると、サントリーの圧勝ぶりが際立っている。しかも、前節はトヨタ自動車との接戦を制した。ブレイクダウンでトヨタが優位に立ち、前半は12-26とリードを許すも、後半に早々にテビタ・リー&中野将伍のウイング(WTB)勢の連続トライで主導権を握る。すると、19分にスクラムハーフ(SH)流大のトライでついに同点と思われたが、長いTMOによってトライは無効となった。並のチームならばここで流れを失うのだが、サントリーは慌てず騒がず。23分にテビタ・リーがこの日2本目、リーグトップタイに並ぶ9トライ目を奪い、あっさり同点に。その後1本ずつトライとコンバージョンを決めて36-36で迎えた41分、10mラインを超えた左側からサントリーはペナルティゴール(PG)を選択。ここまで6本中3本成功とショットの精度を欠いていたバレットだが、最後の最後でポールに当てながら成功、劇的勝利となったのだ。ワンサイドゲームで圧倒するだけではなく、負けパターンでも最後に勝利を手繰り寄せる勝負強さをサントリーは見せ付けたのだ。試合後にミルトン・ヘイグ監督は「接戦となったがボールがよく動いたいいゲームだった。前半はミスが多く、トヨタにプレッシャーをかけられた。後半はフェイズをしっかり重ねることで修正できた。後半の出来には満足しているが、試合を通して自分たちのプレーを出せなかった」と反省の弁を忘れなかった。またCTBを務める中村亮土主将は苦戦する展開にも「試合前から80分でポイントを勝っていればいいというマインドセットで臨んだ。前半からプレッシャーをかけ、これが後半に効いてくると思っていたので、余裕を持ってプレーできた」と想定内だったと明かした。さらにクボタ戦へ向けて「今まで大勝の試合が続いていた中、こういうタフな接戦を経験できたのは今後2試合、トーナメントへ向けてもいい反省ができるのがよかった。次もこれまでと同じようにベストの準備をすること。メンバー・ノンメンバー含めて一体感を持っていい準備をしたい」と続けた。シビれる場面でのキックを託されたバレットも「(最後のPGは)接戦だったが、その中でも落ち着いて自分のプロセスを大事に蹴られるように常にトレーニングしている。重要なキックだと理解しているが、落ち着いてキックできた。風の向きがコロコロ変わって難しかったけど」と落ち着き払った様子だった。キックオフ48時間前に発表される試合登録メンバーは以下の通り。【サントリー】1森川由起乙、2中村駿太、3セミセ・タラカイ、4ハリー・ホッキングス、5辻雄康、6飯野晃司、7小澤直輝、8ショーン・マクマーン、9流大、10ボーデン・バレット、11テビタ・リー、12中村亮土、13中野将伍、14江見翔太、15尾崎晟也、16堀越康介、17石原慎太郎、18垣永真之介、19小林航、20西川征克、21齋藤直人、22田村煕、23サム・ケレビ【クボタ】1海士広大、2マルコム・マークス、3山本剣士、4デーヴィッド・ブルブリング、5ルアン・ボタ、6トゥパ フィナウ、7ピーター・ラピース・ラブスカフニ、8バツベイ シオネ、9井上大介、10バーナード・フォーリー、11山崎洋之、12立川理道、13テアウパ シオネ、14ゲラード・ファンデンヒーファー、15金秀隆、16杉本博昭、17羅官榮、18北川賢吾、19青木祐樹、20末永健雄、21藤原忍、22岸岡智樹、23ライアン・クロッティサントリーは中野が満を持して本職CTBで初先発、トヨタ戦でフィニッシャーの役割を担ったオーストラリア代表33キャップのサム・ケレビはベンチで戦況を見つめる。一方のクボタ、天理大を『大学選手権』初優勝に導いたSH藤原が早速メンバー入り。中野、SH齋藤との再会を「早稲田の同期のふたりがいるサントリー戦、彼らもおそらく出てくるので、自分自身もメンバーに入って勝負したい」と待ち望んでいたSO岸岡もメンバーに名を連ねた。今季もサントリーが勝利し、対クボタ12連勝をマークするのか、今季こそクボタが白星を獲得し、2004-2005季以来の勝利を飾るのか。果たして、全勝をキープするのはどっちか。『トップリーグ2021』レッドカンファレンス第6節・サントリーサンゴリアス×クボタスピアーズは4月3日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年04月02日抜群のスピードとテクニックに視線集中、バスケットボール界の注目株、Bリーグ・宇都宮ブレックスのテーブス海選手に迫ります。今のバスケ選手には賢さが必要。そこが魅力でもある。国内男子プロバスケットボールリーグ「B.LEAGUE(Bリーグ)」の宇都宮ブレックスに所属するテーブス海選手。アメリカの大学でのプレーを中断し、チームに加入したのが昨年1月。試合に出場するや主戦力として早々に活躍し、Bリーグがバレンタイン時期に実施している「B.LEAGUE モテ男No.1決定戦」では、ダントツの投票数で今年の1位に。でも、本人は謙遜気味。「ブレックスは本当にファンが多いチームですから。それで僕も応援してもらえたんだと思います(笑)。もちろん応援してもらえるのは嬉しいですし、プレーでもっとカッコよさを見せていきたいと思うようになりました」ファンから「セクシー」と言われる低めの声と、あどけなさが残る顔立ちとのギャップもテーブス選手の魅力。「本当はヒゲを生やしたいんですけど、なかなか生えなくて。チームでは僕が一番年下で、メンバーは見た目も大人なので、ベビーフェイスが目立ってしまうんです」とはいえプレーでは、その存在感を遺憾なく発揮。スピードに乗ったアグレッシブなオフェンスで会場を魅了。「アメリカでやっていた頃は対戦する相手の体が大きかったので、自分もパワーを重視していたんですけど、日本に帰ってきたら、体の大きさはあまり関係なく、とにかくみんな速い。そうなると自分もスピードを重視しなければと思い、9kgくらい体重を落としました」今のバスケットボールは、日本はもとより世界的にも、身長よりスキルやバスケットIQの高さが重要視される傾向に。テーブス選手も、バスケットボール選手の魅力は、そんなクレバーさにあると言う。「たとえば対戦相手が自分よりも身体能力があって、身長も大きかったとします。でも、自分のほうが賢いプレーをできたら勝てることもあるスポーツなので、そういうところが面白いし、カッコいいんじゃないかなって思います。僕のポジションはポイントガード(PG)といって、メンバーに指示を出す司令塔のような役割だから、まさにバスケットIQが必要。誰がどこにいるか、試合の流れや、相手のディフェンス、自分たちのオフェンスなど、常にいろいろ考えないといけないので、難しいポジションではありますが、やりがいも大きいんです」ベビーフェイスとは言うけれど、バスケットボールを語る真っすぐな眼差しや、しっかりとした考え方からは成熟した内面が窺える。そんなテーブス選手に、色気を感じる魅力的な男性について聞いてみると、「僕は、性格だと思います。顔とか髪型とか、見た目がカッコいい人はいますけど、実際に会って性格がそんなによくなかったら、そうは思えなくなってしまう。逆ももちろん、ありますよね。僕が思う色気のある人とは、自信を持っていて、頼りになる人。親切で、自分の感情を表せる人。子どもの頃は、お父さんがその理想像でした。見た目は怖かったけど(笑)」現在、ブレックスはBリーグ東地区1位※をひた走る。「昨シーズンも強かったけど、残念な終わり方で(コロナ禍で中断)。今季はなんとしても優勝したいです」※2021年3月12日現在てーぶす・かい1998年9月17日生まれ、兵庫県出身。身長188cm。高校2年でアメリカに渡り、高校、大学でプレー。NBAを視野に日本で腕を磨こうと、2020年、宇都宮ブレックスに加入。©B.LEAGUETシャツ¥15,000腰に巻いたスウェット¥26,000ショーツ¥27,000(以上アクネストゥディオズ/アクネ ストゥディオズアオヤマ TEL:03・6418・9923)※『anan』2021年3月31日号より。写真・天日恵美子スタイリスト・中根美和子取材、文・保手濱奈美(by anan編集部)
2021年03月29日『ジャパンラグビー トップリーグ2021』は4試合を終えて、全勝は5チームのみ。ディフェンディング王者の神戸製鋼コベルコスティーラーズに最多タイとなる優勝5回を誇るサントリーサンゴリアス、優勝4回で続くパナソニック ワイルドナイツ、最後のシーズンで初優勝を狙うトヨタ自動車ヴェルブリッツとともにクボタスピアーズが名を連ねる。クボタはここまでタイトルはおろかトップ4に入ったこともない。2014年度から4シーズン連続でふた桁順位に甘んじた。最高位は6位である。2018-2019シーズンは7位、シーズン不成立となった昨季も4勝2敗だった。決して強豪とは言えないクボタだが、開幕4連勝はフロックではない。2016-2017季にフラン・ルディケヘッドコーチ(HC)が就任して種は蒔かれた。2019-2020季にはオーストラリア代表71キャップを誇る司令塔バーナード・フォーリーとニュージーランド代表48キャップのセンター(CTB)ライアン・クロッティが、今季は南アフリカ代表33キャップのフッカー(HO)マルコム・マークスら正真正銘のワールドクラスも加入。確かな成長を続けて来たクボタは今季結実の時を迎えようとしているのだ。最後の『トップリーグ』を前にチームはトップ4、さらに日本一をターゲットに定めた。シーズン前、ルディケHCが「勝つラグビーをする。応援してくれるファンに誇りに思ってもらえるよう戦っていきたい。チームの仕上がりは順調。新加入選手たちもチームの戦術をよく理解し、激しい競争が生まれ、チームや選手個人の成長を生んでいる」と語れば、立川理道主将も「経験豊富な外国籍選手やベテランがチームを牽引し、11人の新加入選手がチームに勢いを与えるバランスのいいチームに仕上がっている。みなさんが誇りに思ってもらえるようなプレーで、優勝を目指す」とキッパリ。開幕戦では宗像サニックスブルースを相手に43-17と大勝。シンビン(10分間の一時退場)が2回出るなど数的有利を生かすとともに、マークスがセットピースで違いを見せ付けた。早速2トライをマークしたマークスを指揮官は「彼の加入はストロングセットピースを我々にもたらした。彼はフィールドにおいてもほかの選手の見本」と評価したが、当の本人は「最初のトライはチームの奮闘があったからこそ。私はラインを越えてボールを置いただけ。2本目のトライはインターセプトできてラッキーだった」と謙遜した。翌週にはサントリーと並び最多Vを記録する東芝と激突。肉弾戦に一家言持つ東芝を接点で圧倒し、多種多様なアタックを見せて39-7の完勝を収めた。ルディケHCが「スクラムは我々にとって大事なカギ。しっかりプレッシャーをかけて東芝を苦しめた」とセットピースの手応えを語れば、立川主将は「アタックではいろんな形で取り切ることができたのは収穫」とアタックを評価した。第3節では千葉ダービーが実現。NTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦ではフォーリーに代わってルーキー岸岡智樹がスタンドオフ(SO)で初スタメン、ケガの立川に代わりクロッティがCTBに今季初先発。マークス、ロック(LO)ルアン・ボタ、フランカー(FL)ピーター・“ラピース”・ラブスカフニらFW陣が強さを見せるとともにウイング(WTB)タウモハパイ ホネティがハットトリックを決めるなど34-24と逃げ切った。初めて10番を背負った岸岡は試合後、「サントリーでは中野将伍選手、齋藤直人選手が各試合でそれぞれスタートした。私自身、彼らの活躍に負けていられないなと思う」と早稲田大の盟友に対抗心を燃やした。先週の第4節はHonda HEATと対峙。得意のスクラムではペナルティを取られるなどフラストレーションが溜まる展開にも焦れずにスクラムハーフ(SH)井上大介の早いリスタートや自陣で相手パスをインターセプトした新人フルバック(FB)金秀隆の80m独走トライなど隙を見逃さない試合巧者ぶりで38-7の圧勝。試合後の記者会見ではHCと主将が開幕4連勝の要因を明かした。「継続の力。グループとして毎週毎週ハードワークを積み重ねてプロセスを信じてやって来てこういう結果につながった。プランをどれだけ遂行できるか、プロセスにフォーカスし、バランスよく準備してきた結果が試合に出せている」(ルディケHC)「ルディケが来てから積み上げてきたことをこの1・2年でしっかり試合で出せるようになった。もちろん、外国人選手の力は大きいが、ただの助っ人としてではなく、しっかりチームに力をもたらしてくれている。試合に出られないメンバーも含めてチームのために動いている。チームとしての力を感じている」(立川主将)立川理道(クボタスピアーズ)(c)スエイシナオヨシまた3月16日には新入団選手オンライン取材が行われた。4月以降、『トップリーグ2021』に出場可能となる日本体育大LO・FLの玉置将也、帝京大のLOオト ジョシュア輝恵、中央大SO侭田洋翔、法政大ユーティリティバック(UTB)根塚洸雅は次のように意気込みを語った。「体がまだまだ小さいので、体を大きくして、レギュラーに定着できるようがんばりたい。まずはLO。でも試合に出て日本一に貢献したいので、チャンスがありチームに貢献できるならバックローという気持ちもある」(玉置)「これからクボタが優勝できるようチームに貢献し、自分も試合に出られようにがんばりたい。大学からラグビーを始め、4年間もケガがあり、満足する結果も出せなかった。自分がどれだけできるかチャレンジしたくて、チャンスをくれたクボタでチャレンジすることになった。フィジカルやボールキャリーには自信ある、バスケをやっていたのでラインアウトのジャンプとかも得意」(オト)「今上昇しているチーム、僕も波に乗れるよう上昇していければ。試合を何試合か見て、クボタの雰囲気がいいと思ったので、入りたいと思った。(同じポジションのフォーリーや岸岡ら)素晴らしい選手がいる環境でやらせてもらった方が僕自身のレベルも上がると思ったので、この選択をした。まず1年目はチームに慣れて身体作りをし、2年目からしっかり試合に出てチームの役に立てれば」(侭田)「クボタに入団して、乗っているチームのいい雰囲気を実感している。クボタの好きなファミリー感も楽しんでいる。自分らしさを生かして、日本最高峰のリーグでどれだけできるかやっていきたいし、自分の味を出していきたい。クボタでは何番とは絞っていないけど、バックスリーに絞ってやっていきたい。兄(HondaのSH根塚聖冴)とは大学で同じチームだったので、次は敵として競り合った方が自分自身もお客さんも楽しめるかなと思った」(根塚)ちなみに天理大を悲願の日本一へ導いたSH藤原忍はひと足早い2月10日にオンライン取材を受けた。その際、藤原はこう意気込んでいた。「僕はまだ身体が小さいので、もっともっと身体を大きくしながら、『1年目から絶対にレギュラーで出るんだ』という強い気持ちを持ってやっていきたい。クボタは日本一を目指していると聞いた。天理と同じでまだ日本一にはなっていないチームで、一緒に日本一になりたいと思った。ボールを持ち出して自分から仕掛けることもできるし、早いテンポのパスでBKを動かすこともできるので、そこはクボタでもやっていきたい。井上さんのいいところをマネして、自分のいいところを出して、9番をしっかり取れれば。その後日本代表で活躍したい」クボタは2月28日(日)・江戸川区陸上競技場で三菱重工相模原ダイナボアーズ、4月3日(土)・秩父宮ラグビー場にてサントリー、4月11日(日)・東大阪市花園ラグビー場にてトヨタ自動車と対戦する。三菱重工相模原戦のチケットは3月20日(土・祝)午前10時より一般発売、サントリー戦のチケットは3月21(日)午前10時から22日(月)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ。クボタは負けられないプレーオフトーナメントを前に勝負のサントリー戦、トヨタ自動車戦へ挑む。文:碧山緒里摩(ぴあ)トップリーグ特設ページクボタスピアーズチケット情報
2021年03月17日ユニバーサル・スタジオ・ジャパンとプロ野球 セントラル・リーグ6球団(以下、セントラル・リーグ)は、双方間におけるイベント・パートナーシップ契約締結を記念して、セントラル・リーグ各球団の代表選手やマスコットたちを迎えた発表イベントを開催した。この契約は招待形式の大規模イベントを2019年から検討しているセントラル・リーグが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの賛同を得て、パークを貸し切り、セ・リーグファンを招待。イベントを実施する内容だ。それだけでなく、各球団の本拠地球場のビジョンに球団マスコットとパークの人気キャラクターたちが、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンが20年間の集大成として贈る参加型ダンス・ショー「NO LIMIT! タイム」にも登場する「NO LIMIT!ポーズ」で盛り上がる様子を映し出すなど、球場側でもパーク20周年イベントと連携する企画もスタートする。発表イベントには、代表選手たちがリモートで参加。会場と一緒に野球の応援歌を連想させるトランペットや太鼓の音をポップにアレンジしたアップテンポな音楽に合わせ、「NO LIMIT!ポーズ」に挑戦した。ソーシャルディスタンスが必要なニューノーマルな社会でも、離れた仲間と一緒に盛り上がり、絆を深められることを体現していた。以下、各チーム代表選手のコメント●読売ジャイアンツ岡本和真選手子供のころ、よく遊びに行っていたユニバーサル・スタジオ・ジャパンとパートナーシップを結んだことを聞いたときは、本当にうれしく思いました。今年は皆さまを超元気にできるプレーをして、優勝!そして、日本一を目指してがんばりたいと思います。●阪神タイガース近本光司選手チームスローガン「挑・超・頂」は、挑戦する姿勢、自分自身を超える、頂点に立つことを意識し、強い意志で1年間しっかり戦っていこうという思いが込められています。自身も3年連続の盗塁王をめざして、自分の可能性を超えていきたいと思います。●中日ドラゴンズ高橋周平選手今回のパートナーシップ契約の中で、「セ・リーグ フェスティバル」に一番、興味をもちました。ぜひ参加したいです!●横浜DeNAベイスターズ三嶋一輝選手セーブのかかった場面、そうでない場面もマウンドに立って、チームのために、そしてファンの方々が超元気になってくれるようなプレーをがんばりたいと思います。●広島東洋カープ大瀬良大地選手僕にとって、手術明けのシーズンになるのですが、チームスローガンの「バリバリバリ」のように、超元気でバリ熱いプレーをファンの皆さんにお届けしたいなと思っております。ぜひ、球場に足を運んでいただきたいです。●東京ヤクルトスワローズ村上宗隆選手チームスローガン「真価・進化・心火」の通り、成長するためには進化することが大事なので、とにかく失敗を恐れずに、超元気にがんばりたいと思います。画像提供:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(C)&(R) Universal Studios. All rights reserved.(text:cinemacafe.net)
2021年03月16日府中ダービーである。『トップリーグ』最多優勝5回を誇る名門チーム同士の対決でもある。東芝ブレイブルーパス×サントリーサンゴリアス。オールドファンを沸かせてきた名勝負数え歌が3月13日(土)『ジャパンラグビー トップリーグ2021』第4節にラインナップされているのだ。東芝は前節やっと今季初勝利を挙げた。開幕戦ではトヨタ自動車ヴェルブリッツ相手に後半怒涛の追い上げを見せるのも33-34とわずかに届かず、第2節はクボタスピアーズに後半何もさせてもらえず7-39の完敗を喫した。まさかの連敗発進にトッド・ブラックアダーヘッドコーチ(HC)はフレッシュなメンバーを組み込んだ。第3節・三菱重工相模原ダイナボアーズ戦では前節から8名先発を入れ替え、ルーキーのロック(LO)伊藤鐘平が初めてスタメンに名を連ね、スクラムハーフ(SH)ジャック・ストラトンがスタンドオフ(SO)に回り、2年目のSH高橋昂平も初先発、新人フランカー(FL)佐々木剛も初めてメンバー入りするなど、23名の試合登録選手は25歳以下の若手が半数近くを占めた。高橋昂平(東芝ブレイブルーパス)(C)スエイシナオヨシ東日本大震災から10年、3月6日・釜石鵜住居復興スタジアムで東芝のフィフティーンは躍動した。この日は相手に「痛い」と嫌がられる東芝伝統の強烈なタックルが炸裂。LO小瀧尚弘、FLリーチ マイケル、ナンバーエイト(NO8)山本浩輝、センター(CTB)ジョニー・ファアウリがハードタックルを連発した。アタックでは12分に連続攻撃からCTBセタ・タマニバルがトライを決めると、20分には自陣トライライン手前から高橋が90m以上を走り切る独走トライ。小瀧がディフェンスラインのギャップを突いたかと思えば、ドライビングモールから佐々木が2本目のトライを奪い、ロングパスからWTB松延泰樹が2本抜け出すなど、取りも取ったり9トライ。これまでのうっ憤を晴らすかのようなトライラッシュを披露したのだった。試合後、ブラックアダーHCが「チームが素晴らしい準備をしてきたことをいいパフォーマンスで証明できてうれしい。我々がやろうとしたこと、準備してきたことを試合に出せるようになった。ディフェンスもセットピースのプラットフォームもうまくいった。改善しないといけなのは規律の部分。80分通して満足している」と満足げな表情を見せれば、ゲームキャプテンを務めたリーチも「東芝としては2連敗して今週の準備、自分たちにフォーカスしていい形でできた。反省点があるとすると、それはディシプリンの部分」と同意した。若手たちの活躍について質問が飛ぶと、指揮官は「高橋だけではなく、チームが成長していると感じている。選手はよくなっている、自信が徐々についている。この試合で新しい選手を起用したが、それはプランではなく、ベストなメンバーを選んだ結果。彼らにチャンスを与え、彼らがチャンスをつかんだ。チームの競争としていいことだ」と歓迎した。さらにリーチは「サントリー戦は本当にタフな試合になる。フィジカルでもいい準備をして臨みたい」と気を引き締めた。中野将伍(サントリーサンゴリアス)東芝とは対照的にサントリーは開幕3連勝を飾った。開幕戦では11トライを量産し、三菱重工相模原に75-7と大勝。ニュージーランド代表の司令塔のSOボーデン・バレットが1トライ8ゴールで21点を叩き出せば、ウイング(WTB)テビタ・リーは5トライをマーク。WTB中野将伍もデビュー戦で初トライを記録した。続く第2節はHonda HEATの魂のこもったタックル、粘り強いディフェンスに手を焼きながらも31-14ときっちり勝利。初スタメンを果たしたSH齋藤直人が自ら2トライを奪うなど、ボーナスポイントも手繰り寄せた。早稲田大ルーキーコンビは、それぞれ初先発した試合後に「(WTBは)初めてのポジションだったので、最初はうまくいかない部分もあったが、練習をする中で、自分の持ち味であるフィジカル、突破力を活かせるように周りとコミュニケーションを取っている。WTBでもCTBでも出場できるように準備し、自分の持ち味を発揮したい」(中野)、「(バレットとのコンビは)今後のために経験を積めている。1日1日、1試合1試合学ばせてもらっている。9番でもリザーブでもチームとして準備してきた。サントリーで自分を成長させたい」(齋藤)と前向きなコメントを発した。先週行われた第3節では宗像サニックスブルースを75-10と圧倒。世界トップクラスのCTBサム・ケレビが3戦連続となるトライを2本決めれば、FLツイ ヘンドリックも2トライ、1トライ10ゴールのバレットは25点を積み重ねた。サニックス戦後、ミルトン・ヘイグ監督は「内容に関しては満足している」としつつ、「これから取り組まなければいけない課題もある。80分間通して、自分たちのやりたいことを体現できていない。これからもっとできる部分はある」と課題を口にした。サニックスのコーリー・ブラウンHCが「ポジティブな部分で言えば、ケガ人が出なかったこと。今日の試合でケガ人が出なかったことはポジティブだと考えている」と脱帽するほどの圧勝ぶりにも実に淡々としたものだった。さらにヘイグ監督は「シーズンが始まってから毎週改善していかないといけない点はある。自分たちの現在地は次の東芝戦を終えれば、明確に見えるのではないか。チームとしてのポテンシャルは、これからまだまだいい方向に仕上げていけると感じている」と先を睨んだ。中村亮土主将に代わってCTBで先発した梶村祐介は激しいポジション争いについて、「CTBはいろいろな選手がいい持ち味を持っているので、違いを出さないといけないと思っている。僕はボールを持った時のプレーや外を生かすスキルの高さで差をつけていきたい。練習の強度が上がる日が週に1日ある。やはりみんな試合に出たいので、僕も紅白戦でトイメンがサム・ケレビだと、その強度が試合以上になる。試合ほど長い時間はやらないが、強度で言えば試合以上」と明かした。キックオフ48時間前に発表される両チームの試合登録メンバーは以下の通り。【東芝】1金寛泰、2橋本大吾、3知念雄、4梶川喬介、5小瀧尚弘、6リーチ マイケル、7マット・トッド、8山本浩輝、9小川高廣、10ジャック・ストラトン、11松延泰樹、12ジョニー・ファアウリ、13セタ・タマニバル、14ジョネ・ナイカブラ、15豊島翔平、16平田快笙、17三上正貴、18深村亮太、19サム・トムソン、20佐々木剛、21高橋昴平、22巴山凌輔、23宇薄岳央【サントリー】1森川由起乙、2堀越康介、3垣永真之介、4トム・サベッジ、5ハリー・ホッキングス、6ツイ ヘンドリック、7小澤直輝、8テビタ・タタフ、9流大、10ボーデン・バレット、11テビタ・リー、12中村亮土、13サム・ケレビ、14中野将伍、15尾崎晟也、16中村駿太、17石原慎太郎、18中野幹、19飯野晃司、20ショーン・マクマーン、21齋藤直人、22田村煕、23塚本健太『トップリーグ』以降、直接対決の通算対戦成績は東芝の12勝11敗とほぼ互角。直近のゲーム『トップリーグ2020』開幕戦でも東芝が26-19で勝利している。果たして、サントリーが開幕4連勝で対戦成績を五分に戻すのか、東芝が下馬評を覆して『プレーオフトーナメント』に希望を見せるのか。最後の『トップリーグ』での府中ダービーは3月13日(土)・秩父宮ラグビー場にてキックオフ。チケットは予定枚数終了。文:碧山緒里摩(ぴあ)トップリーグ特設ページ東芝ブレイブルーパスサントリーサンゴリアスチケット情報
2021年03月12日米動画配信サービスHBO(R)maxにて配信される『Zack Snyder’s Justice League(原題)』が、『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』として日本国内でもデジタル配信及びBlu-rayリリースされることが決定した。2017年に公開され、全米No.1大ヒットを記録した『ジャスティス・リーグ』。その製作中に降板したザック・スナイダー監督が、初期構想に基づき追加撮影、再編集の上で製作したのが『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』。『ジャスティス・リーグ』では見られなかった、ジャレッド・レト扮するジョーカーの登場ほか、約4時間に及ぶ本編の内容に多くの注目が集まっている。なお、米配信開始に先駆けて、アメリカで開催される先行オンライン試写会(英語版のみ/字幕なし)に日本から限定招待する応募もスタート。本作の劇場公開予定は無く、詳しいリリース情報は4月16日(金)に発表を予定しているという。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』は初夏、デジタル配信&Blu-rayリリース予定。(cinemacafe.net)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年03月09日米動画配信サービスHBO(R)maxにて米現地時間3月18日(木)より配信開始される『Zack Snyder’s Justice League(原題)』が、2021年初夏、邦題『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』として、日本国内でもデジタル配信及びブルーレイリリースされることが決定した。2017年に公開され、全米NO.1大ヒットを記録した超大作アクション・エンタテインメント映画『ジャスティス・リーグ』。本作の製作中に降板したザック・スナイダー監督が、初期構想に基づき、追加撮影&再編集の上で製作された『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』では、『ジャスティス・リーグ』では見られなかったジャレッド・レト演じるジョーカーが登場するなど、約4時間におよぶ本編の内容に世界中のファンから注目が集まっている。さらに、米動画配信サービスHBO(R)maxにおける配信開始に先駆け、米現地時間3月13日(土) 10:00よりアメリカで開催される先行オンライン試写会(英語版 のみ / 字幕なし)に日本から限定20名が招待される。世界最速で誰よりも早く本編を観られるチャンスとなっているので、応募に関する詳細をDC公式Twitterでチェックしてほしい。なお本作の詳しいリリースに関しては、4月16日(金)の発表を予定している。『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』2021年初夏デジタル配信&Blu-rayリリース※『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』の劇場公開の予定はございません。
2021年03月09日オールドファンもにわかも、ラグビーを心行くまで満喫していることだろう。『ジャパンラグビー トップリーグ2019-2020』は前半でシーズン中止となり、『トップリーグ2021』開幕は延期、ラグビーファンの飢餓感がピークを迎えた中、最後の『トップリーグ』は開幕した。今季も世界各国の超大物たちが大挙して来日。ニュージーランド代表の司令塔ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)やオーストラリア代表現主将マイケル・フーパー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)、元スコットランド代表スクラムハーフ(SH)グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)、オールブラックスでハカのリーダーを務めるTJ・ペレナラ(NTTドコモレッドハリケーンズ)らが全国各地で超一流のスキルを披露しているのだ。待ちに待った甲斐があるというものである。ナエアタ ルイ(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)さて『トップリーグ2021』は2節を終えたところ。優勝候補たちのパフォーマンスを見てみたい。初代『トップリーグ』チャンピオンであり、連覇で最後の王者を目指す神戸製鋼コベルコスティーラーズは開幕戦でらしくない姿を露呈してしまう。昨季1勝も挙げられなかったNECグリーンロケッツを突き離せず、47-38と苦しんだのだった。初戦で守備と規律に課題を突き付けられた神戸製鋼だが、そこは王者。1週間後に一発回答して見せた。キヤノンイーグルスを相手に11トライを量産し、73-10と粉砕。5トライをマークしたNO8ナエアタ ルイが「コロナの影響でトンガに帰ることができず、日本でずっとトレーニングを積んできた。昨季より走れている。トライはみんながハードワークしてくれたおかげ」と語れば、デーブ・ディロンHCも「今日はキックオフから80分まで攻める姿勢を保ってくれた。最後のトライを見てもらえればわかるだろう。選手、コーチ陣を誇りに思う」と称えた。また2トライを決めたフランカー(FL)トム・フランクリン共同主将は「選手みんなで『トップリーグで優勝できるチームを2チーム作ろう』と言い合っている」と胸を張った。NZ代表50キャップのスタンドオフ(SO)アーロン・クルーデン、日本代表51キャップのSH日和佐篤、日本代表PR(プロップ)中島イシレリら主力を欠いてこのトライラッシュなのだから恐れ入る。テビタ・リー(サントリーサンゴリアス)サントリーも11トライを挙げた。東芝ブレイブルーパスとともに最多優勝5回を誇るサントリーは三菱重工相模原ダイナボアーズとの開幕戦で75-7の大勝。神戸製鋼がNO8なら、サントリーはウイング(WTB)である。テビタ・リーが5トライをマークした。リーは緩急と初速のスピード、キレキレのステップで相手を置き去りにしたのだ。続く、Honda HEAT戦では相手の強烈なタックルと粘り強いディフェンスに苦しみ、ペナルティもおかしながらもサントリーは31-14と連勝した。試合後、センター(CTB)中村亮土主将は「思っていた以上にプレッシャーを感じ、ペナルティが多く、自分たちがゲームを壊してしまった。もっと自分たちでコントロールできる部分を増やしたい。ここを調整しないと今後厳しい試合が続くので、修正したい」と課題に目を向けた。神戸製鋼然り、サントリーも然り。今季の『トップリーグ2021』はV候補と言えども、完勝の連続とはいかない。事実、第2節・クボタスピアーズに7-39で敗れたリーチ マイケル(東芝)は「トップリーグのレベルが上がっている。それぞれのチームのディフェンスのレベルが上がって、トライを取るのが難しくなかった。外国人選手のインパクトが大きい」と口にしている。山沢拓也(パナソニック ワイルドナイツ)そんな中、パナソニック ワイルドナイツはリコーブラックラムズに開幕戦で55-14と快勝すると、第2節も日野レッドドルフィンズに60-12の会心の勝利。リコー戦では前へ出るディフェンスからシンプルかつスピーディなアタックで7人がトライを奪えば、日野戦ではSOに入った山沢拓也が多彩な足技を駆使して2トライ5ゴール1ペナルティゴール・23点をマークする大活躍を見せた。試合後、名将ロビー・ディーンズ監督が「見ていただいたように、これぞ山沢というプレーをしてくれた。彼は誰も真似できないようなプレーをしてくれる選手だと評価している」と称えるも、当人は「前半のようなゲームマネジメントをしてしまうと国を代表するような試合に出場するのは難しいと思う。どんな試合でも、しっかりと勝ち切る、チームに勢いを戻せるプレーヤーにならないといけない。自分の持ち味は消さず、ゲームマネジメントを勉強、経験していきたい」とさらなるレベルアップを誓った。優勝4度を数えるパナソニックだが、最後のタイトルは2015-2016シーズン。リーグ随一の選手層を誇る野武士軍団は神戸製鋼、サントリーとともに優勝戦線の中心を担っていくことだろう。茂野海人(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)初優勝をターゲットにするトヨタ自動車も連勝スタートを切った。東芝との開幕戦は前半こそ24-7とこれまでとの違いを見せたが、後半は一転して東芝ペースに。ミスからトライを奪われたが、34-33と辛くも勝点4を手にした。続くNTTコミュニケーションズシャイニングアークス戦も前半を25-8で折り返し、終盤に35-29と迫られも同じ轍は踏まなかった。最後に立て続けにトライを奪い、最終的に47-29とボーナスポイントも手繰り寄せた。連勝発進にSH茂野海人共同主将は「課題に関しては簡単に修正できると思うので、来週改善していきたい。一試合一試合を通してチームとして成長している。今週より来週の方がいいチームになっていると思う」と確かな手応えを口にした。バーナード・フォーリー(クボタスピアーズ)あと開幕2連勝を飾ったのはクボタとNTTドコモ。五郎丸歩のラストシーズンを日本一で送り出そうとチーム一丸となっているヤマハ発動機は第2節・リコーブラックラムズ戦では前半に10個ものペナルティをおかし22-23で敗れた。まさかの敗戦に堀川隆延監督は「この敗戦から何を学ぶのか。次は生まれ変わったつもりでヤマハスタイルを発揮したい」と巻き返しを約束した。果たして、リーグ戦7試合を経て行われるプレーオフトーナメントではどのような結末が待っているのか。神戸製鋼が連覇を飾るのか、サントリーが最多Vで締め括るのか、パナソニックが5季ぶり優勝を決めるのか、トヨタが悲願の初優勝を達成するのか、それとも……。優勝トロフィーの行方はわからないが、これだけは言える。5月23日(日)のプレーオフ決勝までかつてない熱戦が全国各地で繰り広げられるはずだ。今週末も『トップリーグ2021』が日本を熱くすることだろう。文:碧山緒里摩(ぴあ)チケット情報トップリーグ特設ページ
2021年03月05日『トップリーグ』初優勝の可能性を計るひとつの試金石と言える。トヨタ自動車ヴェルブリッツにとって『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』第2節は重要な戦いと言える。NTTコミュニケーションズシャイニングアークスとの一戦は、レッドカンファレンスの勢力図を見る絶好のカードである。オーストラリア代表100キャップを超える超大物フランカー(FL)マイケル・フーバーが加入し、優勝をターゲットにするトヨタ自動車だが、日本一は1998年度までさかのぼらなければならない。前身の『全国社会人ラグビーフットボール大会』の時の話である。『トップリーグ』では2007年度の3位が最高位。2017-2018・2018-2019シーズンはともに4位。4位はじつに6回とトップ4の壁をなかなか超えられずにいる。シーズン不成立となった昨季は3勝3敗……。黒星を喫したのはヤマハ発動機ジュビロ、パナソニック ワイルドナイツ、サントリーサンゴリアスといずれも強豪だが、不本意な成績に終わっている。グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)(C)スエイシナオヨシ一方、NTTコムも元スコットランド代表主将だった世界的スクラムハーフ(SH)グレイグ・レイドローを獲得し、悲願のトップ4入りへ向けて虎視眈々。昨季はサントリーとクボタスピアーズに敗れて、4勝2敗。2016-2017・2018-2019季は5位と4強入りまであと一歩に迫ってきた。ここ3試合のリーグ戦での直接対決を見ても、2018-2019第6節・Nコム36-38トヨタ、2017-2018第12節・トヨタ22-15Nコム、2016-2017第7節・Nコム19-13トヨタといずれも熱戦を繰り広げている。そう、トヨタ自動車としてはNTTコムに勝利しない限りトップ4の先は夢のまた夢、Nコムとしてもトヨタを超えない限りトップ4は見えてこないのだ。ライオネル・クロニエ(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)(C)JRFUここでそれぞれの開幕戦を振り返りたい。2月20日『トップリーグ 2021』開幕戦でトヨタ自動車はホームにサントリーとともに最多優勝5回を誇る東芝ブレイブルーパスを迎え撃った。4分、ラインアウトからのサインプレーでウイング(WTB)ヘンリー ジェイミーが抜け出すとそのままトライ。12分には東芝に22mラインを超えたところまで攻められるも、密集でのこぼれ球を南アフリカ代表61キャップをマークするフルバック(FB)ウィリー・ルルーが拾い、70m超の独走トライを披露。26分は鮮やかなパスワークからFLフェツアニ ラウタイミが右隅へトライ。スタンドオフ(SO)ライオネル・クロニエはこの難しい角度からのコンバージョンゴール(CG)を含め3本とも成功し、21-0と早々に試合を決めにかかる。キアラン・リード(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)(C)JRFUしかし2分後、インゴールまで10mと迫った東芝にラインアウトからドライビングモールで1本返されたが、34分にはクロニエのペナルティゴール(PG)が成功し24-7、接点で優位に立ちポゼッションをコントロールしたトヨタ自動車はしてやったりの展開で前半を終えた。だが、後半は試合内容とスコアが一変。44分にPGで27-7とするも、その後2本東芝にトライを決められたのだ。8点差に迫られたトヨタだが、慌てず騒がず。すぐさまWTB高橋汰地がトライを奪い返し、CGも決めて34-21。残り20分、どのように試合を締めるか注目される中、東芝の勢いは止まらなかった。69・75分と立て続けにトライを決められてわずか1点差に詰め寄られたのだ。だが、最後はトヨタ自動車が時間を効果的に使い、ノーサイド。34-33の薄氷を踏む勝利で白星発進した。茂野海人(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)(C)F.SANO試合後、指揮官も共同主将も反省の弁を口にした。サイモン・クロンヘッドコーチ(HC)が「前半はかなりいい形で試合を進められた。アタックもポゼッションもよかった。後半はスキルエラーもあり、簡単に攻められてしまった」と振り返れば、SH茂野海人も「前半は自分たちのラグビーができたが、後半はポゼッションのところのミスで自分たちのラグビーはできなかった」と課題を挙げた。50分からピッチへ投入され、日本デビューを果たしたフーパーは「ハードワークだった。疲れた。とてもフィジカルで、ボールの動きも速い。スコアも最後までわからない激しいゲームだった」と口にしつつ、元ニュージーランド代表ナンバーエイト(NO8)キアラン・リードとのコンビに「リードとはたくさん試合をしてきたが、まさか一緒にプレーするとは思わなかった」と感慨深げに話した。ウィリー・ルルー(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)(C)F.SANOまた、スプリングボクスのエースとして君臨したルルーはオールブラックス前主将リード、ワラビーズ現主将フーパーと同じチームでプレーすることについて「今までニュージーランド、オーストラリア、南アフリカと異なるチームで対戦してきたが、同じジャージを着てトレーニングしていて、彼らから学ぶことはとても多い。敵ではないことが本当にうれしい。NZ代表や豪州代表でキャプテンをしてきた彼らは、どんな状況でも冷静にチームメイトに話している」と歓迎した。フレッチャー・スミス(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)(C)スエイシナオヨシ対するNTTコムは2月20日にHonda HEATと激突。NTTコムはSHレイドロー、SOフレッチャー・スミスの新しいハーフ団がアタックをリードし、自らも1本ずつトライを奪いながらも風下に苦しみ、Hondaを突き離せずに19-13で前半を折り返す。後半に入り、風上に立つとNTTコムが完全にゲームを支配する。50分にレイドローのPGで先にスコアを動かしながら、57分にロック(LO)ジミー・トゥポウがシンビンで10分間の退場……。一気にスコアを縮められるピンチに陥るも、3分後にはFLリアム・ギルが逆にトライをゲット。さらに集中力切れた相手のミスや隙を逃さずに33・40分ときっちりトライに結びつけ、終わってみれば41-13の快勝スタートとなった。金正奎(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)(C)F.SANO試合後、ヒュー・リース・エドワードHCが「例年、初戦は苦しい展開になりがちだが、勝点5を得られ、この結果に満足している。ボーナスポイントを取りつつ、課題をたくさん見つけられた。チームにとっていい勝利となった」と喜べば、金正奎共同主将も「勝って反省できるのはいいこと。伝統的にファーストゲームを落とす、またはギリギリの状態で勝つ試合が多かったので、例年と違ったシャイニングアークスを見せることができた」と胸を張った。さらにHCは日本デビューで13点をマークしたレイドローを「彼は、誰もが認めるワールドクラスの選手であり人間。今日も球出しをうまくコントロールしていた。味方がシンビンの時は、10番としてもプレーした。すぐに求められるポジションをこなせるワールドクラスの実力があることを証明してくれた」と評価した。続いて第2節の試合登録メンバーを見てみたい。キックオフ48時間前に登録選手は以下の通り。【NTTコミュニケーションズシャイニングアークス】1上田竜太郎、2三浦嶺、3三宮累、4中島進護、5ジミー・トゥポウ、6リアム・ギル、7金正奎、8ヴィリー・ブリッツ、9グレイグ・レイドロー、10フレッチャー・スミス、11張容興、12池田悠希、13シルヴィアン・マフーザ、14石井魁、15安田卓平、16セコナイア・ポレ、17齊藤剣、18平井将太郎、19佐藤大樹、20目崎啓志、21湯本睦、22石橋拓也、23トロケ マイケル【トヨタ自動車ヴェルブリッツ】1三浦昌悟、2彦坂圭克、3淺岡俊亮、4秋山大地、5マイケル・アラダイス、6フェツアニ ラウタイミ、7佐藤穣司、8キアラン・リード、9茂野海人、10ライオネル・クロニエ、11ヘンリー ジェイミー、12マレ・サウ、13ロブ・トンプソン、14高橋汰地、15ウィリー・ルルー、16加藤竜聖、17吉田康平、18崔凌也、19タウファ オリヴェ、20マイケル・フーパー、21滑川剛人、22岡田優輝、23チャーリー・ローレンス三浦昌悟(トヨタ自動車ヴェルブリッツ/中央右手前)(C)JRFUトヨタ自動車は2月23日のオンライン記者会見を実施。指揮官、ルルー、プロップ(PR)三浦昌悟がNTTコム戦へ向けて、次のように意気込みを語った。「ポゼッションとテリトリーのコントロールをしたい。ワールドクラスのコーチがいて、パワフルなプレーが強み。相手の弱みがどこにあるか探り、自分たちの強みを出せるようプレーしたい」(クロンHC)「開幕戦でハーフがいいプレーをしていた。9・10番はキック、ラン、パスすべてでよかった。彼らのオプションにうまく対応しないといけない」(ルルー)「NTTコムはHonda戦でスクラムを修正していた。僕らも第1節はいい形で組めたが、まだ個々の強さに頼ったスクラム。8名で組んだ方向性が次の課題。もっともっと成長できるように貪欲に戦っていきたい」(三浦)果たして、トヨタ自動車が初優勝への階段を一歩ずつ進んでいくのか、NTTコムが4強入りをしっかりと視界にとらえるのか。『トップリーグ2021』第2節・NTTコム×トヨタ自動車は2月28日(日)・ユアテックスタジアム仙台にてキックオフ。チケット発売中。チケット情報トヨタ自動車ヴェルブリッツコミュニケーションズシャイニングアークストップリーグ特集ページ
2021年02月27日今季のJリーグは神奈川ダービーで幕を開ける。川崎フロンターレ×横浜F・マリノス。2017・2018・2020年『明治安田生命J1リーグ』王者と2019年リーグ戦覇者の対決は、これぞ攻撃サッカーというスリリングな攻防を見せてくれるだろう。1試合3ゴールをノルマに掲げる鬼木達監督も、独自のアタッキングフットボールを標榜するアンジェ・ポステコグルー監督も、攻撃に一家言を持っている。2月24日に『2021明治安田生命Jリーグ』開幕直前オンライン会見を開催。開幕戦2日前に川崎F・鬼木監督、三笘薫、横浜FM・ポステコグルー監督、仲川輝人が登場し、次のように意気込みを語った。(写真左より)鬼木達監督(川崎フロンターレ)、アンジェ・ポステコグルー監督(横浜F・マリノス)「2021年の開幕一発目、とにかく自分たちのスタイルで戦い抜く。見てくれる人が喜んでくれる試合をしたい」(鬼木監督)「開幕戦を楽しみにしている。去年は大変なシーズンだった。しっかり勝っていいスタートを切りたい。自分たちのサッカーをしっかり出していきたい」(ポステコグルー監督)川崎F対策を問われたポステコグルー監督は「相手どうこうではなく、自分たちのサッカーをすることが大事。自分たちがどう戦うかに重点を置いている。開幕戦に勝って、第2節に負けるなんてマネはしたくない。私がマリノスの監督に就任してから3年間、フロンターレは素晴らしいサッカーを見せている。いいチームであり、個もいい。コーチ陣も素晴らしい。それを踏まえていい準備をしたい」と答えた。昨季、史上最速に最多勝点、最多得点など、記録尽くめの優勝を成し遂げた川崎Fは徹底マークが予想されるが、包囲網を打破する手立てについて質問されると、鬼木監督は「やはりハードワークし続けるのがベースにある。その上で自分たちのスタイルで得点を取り続ける。マークが厳しくなるのは2019年や昨季終盤もあった。今年は『ACL』もあり、過密日程になるので、ハードワークとメンタルが大事。気持ちの準備、一喜一憂せずに長いシーズンを戦いたい」と言及した。(写真左より)三笘薫(川崎フロンターレ)、仲川輝人(横浜F・マリノス)大卒ルーキーながら13得点とMVP級の活躍を見せた三笘と2019年にMVP&得点王を獲得しながら、昨季はまさかの2得点に終わった仲川は以下のように開幕戦の抱負を語った。「開幕戦で神奈川ダービー、気合が入っている。ここで勝てば勢いに乗れる。いい準備を臨みたい」(三笘)「開幕戦で神奈川ダービーなので、激しい試合になると思うが、結果が大事。結果を出せるようチーム一丸となっていいサッカーをしたい」(仲川)互いの印象について問われると、ふたりはこう答えた。「仲川選手はスピードがあり、カットインしてからのシュートやクロスなど、ひとりで脅威になる。ドリブラーとしてタイプは違うが、参考にさせてもらっている」(三笘)「緩急の付け方がうまい。引き付けて味方を使うこともできる。去年ホームでもアウェイでも点を取られたので、厄介な相手。僕らも止めに行くので、それを三笘君には楽しんでもらいたい」(仲川)さらにふたりのドリプラーは今季の活躍を誓った。「特徴はドリブルやアイデア。観客に楽しんでもらいたい。今季も数字にはこだわりたい。得点、アシストを残していきたい」(三笘)「去年ケガで半分出ていないので、フルで出られるようにしたい。1試合1得点を目指して、23得点に近付ければ」(仲川)課題についても言及した。三笘が「連戦が多くなるので交代の枠は重要。ただ自分も90分出たい。後半のプレーの強度を高めていかないといけない。プレーの選択、どこで力を使うかが重要。ドリブルの回数を減らしゴール前に行くのか、ドリブルでどんどん行くのか、味方を使いながら選択していきたい」と言えば、仲川も「去年と同様にマークは厳しく来ると思うが、個人でひとりふたり外す力がないとチームの力にならない」とキッパリ。また仲川は「いい仕上がりでキャンプを終えることができた」と振り返りつつも、「ただ公式戦をやっていないので、『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』があったフロンターレが有利かも」と警戒する。仲川の危惧も理解できる。2月20日・『FUJI XEROX SUPER CUP 2021』でも川崎Fは強かった。三笘薫(川崎フロンターレ)(C)J.LEAGUE相手はガンバ大阪。11月25日・等々力陸上競技場での『明治安田J1』第29節直接対決で0-5の大敗で川崎Fの史上最速優勝を許し、2021年1月1日・国立競技場での『天皇杯』決勝で返り討ちに遭ったG大阪は並々ならぬ思いでシーズンを占う一戦に臨んだ。それでも試合開始とともにペースを掴んだのは川崎Fだった。立て続けに決定機を演出すると、29分にMF田中碧のパスでペナルティエリアに侵入した三笘はワンタッチからシュート一閃。先制点を叩き出した三笘は3分後、右SB山根視来のシュートを押し込んで2-0。完全に試合を支配する。だが、今季最初のゲームはこのままでは終わらなかった。60分にクロスをクリアし切れないと、2次攻撃からMF矢島慎也に技ありのゴールを決められた。67分にはPKを献上し、同点に追い付かれた。サッカーでよく見る負けパターンの典型的な展開だが、川崎Fはここで踏ん張る。遠野大弥(川崎フロンターレ)(C)J.LEAGUE72分にエース小林悠を投入し、レンタルバックしたFW遠野大弥をピッチへ送り出す。PK戦突入と思われた96分に田中の縦パスに遠野が反応、さらに前を向いた遠野のスルーパスに小林が抜け出し右足を振り抜きゴールネットを揺らしたのだった。試合後、鬼木監督は「前半に2点を取って、後半で3点目を取って決めたかったが、2点を取られて追い付かれたのは反省点。でも、そのあとも勝ち切るために全員で力を合わせて一発目を勝てたのはすごく評価できる。一発目で課題が出たのもポジティブにとらえている」と前を向いた。小林悠(川崎フロンターレ)(C)J.LEAGUE2得点した三笘が「2-0で折り返してから2-2に持っていかれてしまったのはすごく反省点。そこから3-2にしたのは力があるが、もっと楽に進められたと思う。自分としては得点以外は何もできなかった。もっと前線からの守備やプレッシャーをかけないといけない」と反省の弁を口にすれば、決勝弾を決めた小林は「シーズンの始まり、いいスタートを切りたかった。チームとしてしっかり勝ち切れたことはよかった。大弥が前向きにボールを持った時に、自分の特長の動き出しで相手より速くパスを出すスペースを作った。そこに大弥がいいボールをくれたので、あとは打つだけだった」とチームメイトを称えた。ジョアン・シミッチ(川崎フロンターレ)(C)J.LEAGUEいいパフォーマンスを見せた新加入のふたりはこのように振り返った。「碧からいい縦パスが来たのでワンタッチではたくか、シュートまで持って行こうと思ったが、悠さんがいい位置に走っていたのでパスにした。アシストという結果でチームに貢献できてうれしい」(遠野)「個人的には出せるものは出してチームに貢献できたと思う。今後伸ばしていかなければならない点もあるが、現時点で満足の行くプレーはできたと思う」(ジョアン・シミッチ)また、小林は中村憲剛が去ったチームを引っ張っていく決意を改めて口にした。「チームとして存在が大きかったし、僕自身も寂しかったが、シーズンが始まったのでそんなことは言っていられない。今週の練習でも新加入の選手にフロンターレが目指すところやほしいボールについて話したり、憲剛さんがやっていたことを意識してやっている」ストップ・ザ・フロンターレの包囲網にあっても、『ACL』との過密スケジュールを強いられても、中村憲剛が去っても、川崎Fは強い。果たして、川崎Fが2度目の連覇へ好発進するのか、横浜FMが王座奪還へ勝点3を手繰り寄せるのか。『明治安田J1』開幕戦・川崎F×横浜FMは2月26日(金)・等々力陸上競技場にてキックオフ。今季の幕開けに極上の攻撃サッカーを堪能したい。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年02月25日ザック・スナイダー監督が、3月18日にHBO Maxで配信されるスナイダー版『ジャスティス・リーグ』について、「Vanity Fair」誌に語った。スナイダー監督は撮り直しや再編集に与えられた予算は7000万ドル(約74億円)だったと明かし、「私はギャラを受け取っていない」と話している。(もちろん、降板前に撮った映画についてはギャラが支払われている)。その理由を、「だれにも借りを作りたくなかったから。また、ギャラをもらわないことで彼ら(ワーナーやHBO Max)に対して強くものを言える交渉権を保つことができた」と赤裸々に語っている。2017年に公開された『ジャスティス・リーグ』は、スナイダー監督が家庭の事情で途中降板したため、バトンタッチを受けたジョス・ウェドンが完成させた作品。これが残念ながら不評で、「スナイダー監督が最後まで手掛けた『ジャスティス・リーグ』が観たい!」という声が、ファンの間で何年も上がっていた。ベン・アフレックやガル・ガドットらキャストも「#リリース・ザ・スナイダー・カット」というハッシュタグでスナイダー版の製作を応援し、製作にこぎつけた。スナイダー版にはオリジナルのキャストに加え、『スーサイド・スクワッド』でジョーカーを演じたジャレッド・レトもジョーカー役で出演している。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年02月24日1月16日の開幕戦が延期となっていた『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』の幕開けが2月20日(土)に迫った。チケット販売も仕切り直しとなり、いよいよ今週末からチケット争奪戦が改めてキックオフを迎える。18年目にして最後の『トップリーグ』には、『ラグビーワールドカップ2019』で活躍した各国のスター選手たちが大挙して来日。それでいて、政府や地方自治体の方針に沿った入場者制限が余儀なくされた。特定警戒都道府県については5000人もしくは収容人数の50%のどちらか少ない方、その他の都道府県については収容人数の50%以下を販売数として開催予定である。そう、チケット争奪戦はより激しさが増しているのだ。新たな大会フォーマットでは2月20日(土)~4月11日(日)にレッドカンファレンス、ホワイトカンファレンスに分かれての総当たりリーグ戦が開催し、『ジャパンラグビー トップチャレンジリーグ 2021』上位4チームをまじえた全20チームによるプレーオフトーナメントを4月17日(土)~5月23日(日)に実施し雌雄を決する。2月20日(土)・21日(日)の開幕戦は、当初発表されたファーストステージ第5節のカードがそのまま組まれる形となったのだ。それでは待ちに待った開幕カードの見どころを見ていきたい。グレイグ・レイドロー(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス) (c)Craig Watson2月20日(土)レッドカンファレンス NTTコミュニケーションズシャイニングアークス×Honda HEAT 江東区夢の島競技場悲願のトップ4はもちろん、さらに上を目論むNTTコムには『ワールドカップ』で2度日本代表の前に立ちはだかったスコットランド代表スクラムハーフ(SH)グレイグ・レイドローが加入。オーストラリア代表スタンドオフ(SO)クリスチャン・リアリーファノとのハーフ団は豪華のひと言。一方のHondaはスクラムで勝負。スクラムコーチに日本代表プロップ(PR)具智元の父・東春を招聘。進境著しい若いフロントローが押して押して押しまくる。福岡堅樹(パナソニック ワイルドナイツ)2月20日(土)ホワイトカンファレンス パナソニック ワイルドナイツ×リコーブラックラムズ秩父宮ラグビー場リーグ随一の選手層を誇るパナソニックが最後のシーズンで5季ぶりの優勝を目指す。フッカー(HO)坂手淳史主将もラストイヤーとなるウイング(WTB)福岡堅樹も異口同音に「僕らの代が入ってから優勝していない。絶対に最後のシーズンに優勝を飾りたい」とキッパリ。サントリー、東芝に並ぶ最多タイとなる5回目の『トップリーグ』制覇を誓う。片やリコーは全員がハードワークし、シンプルでフィジカルを活かしたアタック・ディフェンスで対抗する。立川理道(クボタスピアーズ)2月20日(土)レッドカンファレンス クボタスピアーズ×宗像サニックスブルース 中台運動公園陸上競技場ここ最近伸び悩んでいたクボタは南アフリカ代表HOマルコム・マークス、日本代表フランカー(FL)ピーター・“ラピース”・ラブスカフニ、豪州代表SOバーナード・フォーリー、ニュージーランド代表センター(CTB)ライアン・クロッティらビッグネームが並ぶ。CTB立川理道主将も「誇りにも思ってもらえるプレーで優勝を目指す」と誓う。サニックスもサントリーからSO小野晃征、WTBレメキ ロマノ ラヴァが加入し、アタックの分厚さが増した。キアラン・リード(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)2月20日(土)レッドカンファレンス トヨタ自動車ヴェルブリッツ×東芝ブレイブルーパス パロマ瑞穂ラグビー場開幕戦屈指の好カードである。トヨタ自動車のサードロウは豪州代表主将のマイケル・フーパーとNZ代表前主将のキアラン・リードが並ぶ世界屈指の布陣と言える。東芝のFW第3列にはリーチ マイケルと徳永祥尭の日本代表勢と元オールブラックスのマット・トッドが揃う。トヨタが悲願の『トップリーグ』初制覇に照準を合わせれば、ここ最近不本意なシーズンを送っている東芝も最多優勝記録更新となるV6で有終の美を飾ろうと虎視眈々。山中亮平(神戸製鋼コベルコスティーラーズ)2月20日(土)ホワイトカンファレンス 神戸製鋼コベルコスティーラーズ×NECグリーンロケッツ 東大阪市花園ラグビー場V候補の筆頭に挙げられる神戸製鋼が西のラグビーの聖地に登場。2018-2019季は第1回大会以来となる15季ぶりの優勝を無敗で達成。昨季もシーズン不成立ながらヤマハ発動機、サントリー、東芝らを相手に6戦全勝。SOがダン・カーターからアーロン・クルーデンに代わりどのような変化が見られるのか。対照的にNECは昨季6戦全敗。FL亀井亮依共同主将は「1勝の難しさを痛感したシーズン、あの悔しさは忘れない」と雪辱を期す。田村優(キヤノンイーグルス)2月21日(日)ホワイトカンファレンス キヤノンイーグルス×NTTドコモレッドハリケーンズ 町田GIONスタジアム(町田市立陸上競技場)上位がなかなか遠いキヤノンはサントリーを連覇に導いた沢木敬介監督を招聘。指揮官は「個々の高いポテンシャルを活かし、攻撃的なスタイルを確立し、高いクオリティと観る人の記憶に残るラグビーを目指す」と高いハードルを設定した。新主将に指名されたSO田村優も「チーム全体でスタンダードを上げ、筋の通ったチームを作る」と語る。NTTドコモにはNZ代表SHのTJ・ペレナラ、南ア代表WTBマカゾレ・マピンピと期待の大物が加入。ボーデン・バレット(サントリーサンゴリアス)2月21日(日)レッドカンファレンス 三菱重工相模原ダイナボアーズ×サントリーサンゴリアス 相模原ギオンスタジアムサントリーには今季の目玉と言える超大物、オールブラックスの司令塔ボーデン・バレットを補強。プレシーズンマッチでも早くも違いを見せ付けている。本人も「サントリーのアタッキングラグビーは自分に合っている。予測できないプレーを見せたい」とシーズン開幕を心待ちにしている。三菱重工相模原は昨季『トップリーグ』2季目で待望の初勝利をマーク。グレッグ・クーパーヘッドコーチ(HC)のもと、挑戦者として目の前の一戦に全身全霊をかける。五郎丸歩(ヤマハ発動機ジュビロ) (c)F.SANO2月21日(日)ホワイトカンファレンス 日野レッドドルフィンズ×ヤマハ発動機ジュビロ 東大阪市花園ラグビー場ヤマハ発動機の合い言葉は「日本一になって五郎丸歩を送り出す」であり、「神戸製鋼へのリベンジ」である。五郎丸も「ヤマハが初めて日本一になったのは(2014年度の)『日本選手権』。『トップリーグ』はまだ取っていない。このタイトルを取ることがこのチームが大きくなる一歩や二歩になる」とターゲットを定める。日野はFWコーチから昇格した箕内拓郎HCがグラウンド内外でチームファーストを徹底。しっかりと土台を作り、今季にチャレンジする。第1節のチケットは2月6日(土)午前10時~7日(日)午後11時59分にJRFUメンバーズクラブにて先行抽選販売、2月7日(日)午前10時~8日(月)午後11時59分にラグビーファンIDおよびチケットぴあにて先行抽選販売、2月13日(土)午前10時に一般発売。文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年02月06日ザック・スナイダー監督が、スナイダーカット版『ジャスティス・リーグ』よりジャレッド・レトが演じるジョーカーのファーストルックを公開した。ツイッターにジョーカーの画像を投稿するとともに、「きみは本当に素晴らしいキャラクターを作り上げてくれました」とジャレッドにメッセージを送っている。昨年10月、ジャレッドはスナイダー監督と配信元のHBO Maxに、ジョーカー役での出演オファーを受けたと報じられていた。ジャレッド演じるジョーカーは、デヴィッド・エアー監督の『スーサイド・スクワッド』に登場したキャラクター。スナイダー監督は、「2つの世界をぶつけ合わせることができて光栄です」とエアー監督にも感謝の意を表している。スナイダー監督のツイート後、「Variety」誌がジャレッドにインタビュー。ジャレッドは「秘密厳守を誓っているから」と前置きし、「スナイダー監督と仕事ができる機会をもらえて最高です。彼はみんなが影響されてしまうようなクレイジーなエネルギーを持っています。彼の作品にかける情熱と献身ぶりはすごいんです」とスナイダー監督を称えた。「だからファンも監督や監督の作品に、情熱的・徹底的に応えるんでしょうね」と、語った。今回のスナイダーカット版『ジャスティス・リーグ』は、ファンが何年にもわたって「製作してほしい!」と声を上げ続けたことで実現したともいえる。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年02月04日昨年6月、2017年に『ジャスティス・リーグ』で演じたサイボーグ役で、フラッシュの単独映画『The Flash』(原題)へのカメオ出演をオファーされていたレイ・フィッシャー。同作はエズラ・ミラー主演、歴代バットマンのマイケル・キートンとベン・アフレックの出演が決定しているが、レイは出演しないことを明らかにした。昨年末、本人が「(DCフィルムズの社長)ウォルター・ハマダが関わる作品には、出演しない」とツイート。その結果、レイの代役を立てることもなく『The Flash』の脚本からサイボーグの出演シーンがカットされたという。「The Wrap」などが報じた。レイといえば、昨年、『ジャスティス・リーグ』のジョス・ウェドン監督の現場での振る舞いのひどさを告発、それを可能にしたという製作当時のワーナー・ブラザースの重役ジョン・バーグ、DCエンターテインメントの重役ジョフ・ジョンズのことも名指しで批判したことで話題に。今回は、ハマダのことを「最も危険なタイプの陰の助力者」と呼び、『ジャスティス・リーグ』の調査において、本当に重大な問題から注意をそらしたと指摘した。ハマダは6日(現地時間)、引き続き2023年までDCフィルムズの社長を務める契約を結んだと報じられたばかり。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2021年01月07日いよいよ18年目の、そして最後の『ジャパンラグビー トップリーグ 2021』開幕が1月16日(土)に迫った。1都3県の首都圏の緊急事態宣言発令が秒読みとなり、予断を許さない1月4日(月)、『キックオフカンファレンス』がオンラインで行われた。ジャパンラグビー トップリーグ 2021 キックオフカンファレンスではトップリーグ全16チームのキャプテンがオンラインで参加まず太田治チェアマンは「安心安全を優先し、対応ガイドラインに沿ってシーズンを成立できるようにやっていきたい。日本代表や世界的な選手も多数おり、レベルの高い試合をファンにお見せしたい」と前を向いた。緊急事態宣言が発令された際の対応について質問が飛ぶと、「政府のイベント開催の方針に沿うということが大前提。政府の判断にしっかり対応できるような形で準備を進めていきたい。緊急事態宣言が出た場合については、それに沿った形で粛々と進めていく」とキッパリ。『ジャパンラグビー トップリーグ 2021 キックオフカンファレンス』にはトップリーグ全16チームのキャプテンも参加。開幕カードごとに意気込みを語った。東芝×Nコム1月16日(土) レッドカンファレンス / 東芝ブレイブルーパス×NTTコミュニケーションズシャイニングアークス / 国立競技場「早く『トップリーグ』が始まってほしいという気持ちが強い」(東芝・德永祥尭)「プレシーズンマッチではチーム全員のプレー時間が長く出場でき、誰が出ても東芝のラグビーが体現できるよう準備はできている」(同・小川高廣)「長いプレシーズンだったが、例年にないぐらいタフなプレシーズンだった。試合が始まるのが楽しみ」(NTTコム・金正奎)「初戦東芝と新国立で戦える。チームの仕上がりもいいので絶対に勝ちたい」(同・中島進護)クボタ×三菱重工相模原1月16日(土) レッドカンファレンス / クボタスピアーズ×三菱重工相模原ダイナボアーズ / 江戸川区陸上競技場「プレシーズンもたくさんの試合をこなし、若手もベテランも試合に出て、順調に過ごしている。本当に長い時間チーム全員で過ごせているので、あとは開幕にピークに持っていきたい」(クボタ・立川理道)「こういった状況で試合できることに感謝している。開幕戦はクボタだが、どこが相手であってもベストを尽くし、見る人に勇気を与えられるような試合をしたい」(三菱重工相模原・土佐誠)トヨタ×サントリー1月16日(土) レッドカンファレンス / トヨタ自動車ヴェルブリッツ×サントリーサンゴリアス / 豊田スタジアム「開幕戦からしっかり勝って今年こそ目標の優勝を成し遂げたい。まず目の前のことをしっかりやる。自分たちにしっかりフォーカスして準備していけば必ず勝利できると思うので、そこに集中して勝利したい」(トヨタ自動車・茂野海人)「(オーストラリア代表主将のマイケル・)フーパーと初めて同じチームでやるので非常に楽しみ。トヨタに大きなインパクトを持ってきてくれることを期待している」(同・キーラン・リード)「(ニュージーランド代表のボーデン・バレットのことは)ボーディーと呼んでいる。ロッカーが隣なのでいつも話している。全部隙がない、文句の付け所がない。チームとして最高の状態に持っていって、いいスタートを切れるようにがんばりたい」(サントリー・中村亮土)日野×NTTドコモ1月16日(土) ホワイトカンファレンス / 日野レッドドルフィンズ×NTTドコモレッドハリケーンズ / 東大阪市花園ラグビー場「毎日ラグビーできる環境の中、開幕を楽しみにしている」(日野・堀江恭佑)「見ている人が楽しめるラグビーをしたい。しっかりスペースにボールを動かし、キックしていくことをチームとしてしっかりフォーカスしてきた」(同・オーガスティン・プル)「チームはいい感じ、チーム全員が早くシーズンが始まってほしいと思っている。TJ(・ペレナラ)は来てすぐにいい影響を与えてくれている。僕としても早く試合で見たい」(NTTドコモ・ローレンス・エラスマス)神戸製鋼×ヤマハ1月16日(土) ホワイトカンファレンス / 神戸製鋼コベルコスティーラーズ×ヤマハ発動機ジュビロ / ノエビアスタジアム神戸「開幕に向けて1日1日ハードトレーニングしている。仕上がりはあともうちょっと。まずはいい準備していいスタートを切れるようにがんばりたい。まずはヤマハ、パナソニックとは長いこと試合できていない。両チームとやれるのは楽しみ」(神戸製鋼・日和佐篤)「(ベン・スミスとアーロン・クルーデンについて)ワールドクラスの選手だし、人間性も素晴らしい。早く一緒に試合がしたい」(同・トム・フランクリン)「仕上がりはいい。あとは自分たちのスタイルを最大限に出して日本一を取りたい。(今季限りでの引退となる五郎丸歩は)いつも通りエナジーある人。五郎さんは最後のシーズンなのでぜひ日本一になって送り出したい。神戸製鋼にはリベンジという意味も込めて勝っていいスタートを切りたい」(ヤマハ発動機・大戸裕矢)リコー(写真左より)画面はリコーブラックラムズの濱野大輔、松橋周平キヤノン、画面は田村優(キヤノンイーグルス)1月17日(日) ホワイトカンファレンス / リコーブラックラムズ×キヤノンイーグルス / 駒沢オリンピック公園総合運動場「チーム一体となっていい準備ができているので、非常に開幕が楽しみ。リコーらしくひたむきに泥臭くいいプレーをしていきたい」(リコー・松橋周平)「目標はファイナルステージへ進むこと。そのためにまず一戦一戦、開幕戦で出し切りたい」(同・濱野大輔)「(新監督の沢木)啓介さんが毎日怒っているので、みんなピリピリしてやっている。いっぱいボールを動かして、いいランナーが揃っているので彼らにボールを集めていくラグビーをしたい。一個でも多く勝てればいいかなと思っている」(キヤノン・田村優)パナソニック×NEC1月17日(日) ホワイトカンファレンス / パナソニック ワイルドナイツ×NECグリーンロケッツ / 熊谷スポーツ文化公園ラグビー場「(日本代表勢が)プレシーズンにこれだけ揃っていることはないので、コミュニケーション高くやれている。僕らの代が入ってから一度も優勝していないので、まずタイトルを取る。そのために開幕戦でいい試合ができるようにいい準備をしたい。一貫性を持った戦いをしていきたい」(パナソニック・坂手淳史)「長いプレシーズンの中、チームの強みや軸を共通認識できているのでいい準備ができている。昨季はチームとして1勝も挙げることができずにチームとしても個人としても苦いシーズンとなった。その経験をしてチームとして勝負へのこだわりを練習、プレシーズンマッチと積み上げてきた。まずは開幕戦でパナソニックにぶつけたい」(NEC・亀井亮依)「共同主将ということで亀井さんとは違う視点でチームにプラスの影響を与えられるよう日々がんばっている。トップ4を目標に掲げてやっている」(同・中嶋大希)ホンダ×サニックス1月17日(日) レッドカンファレンス / Honda HEAT×宗像サニックスブルース / 三重交通Gスポーツの社 鈴鹿サッカー場・ラグビー場「中断してから自分たちにフォーカスして激しいトレーニング積んできた。それをしっかり出せるように、熱い試合を届けたい」(Honda・小林亮太)「準備期間がすごく長かったので、チームとしていい仕上がりになった。1試合でも多く勝ってチームで喜びたい」(宗像サニックス・福坪龍一郎))最後の『トップリーグ』は2ステージ制およびプレーオフトーナメントによって優勝を決定する。ファーストステージで16チームを2カンファレンスに分け1月16日(土)~3月6日(土)に1回戦総当たりのリーグ戦を行い、セカンドステージでは『ジャパンラグビートップチャレンジリーグ(TCL)2021』の上位4チームも加えた計20チームを4プールに分けて3月26日(金)~4月25日(日)に1回戦総当たりのプール戦を実施。セカンドステージの各プール上位2チームによるトーナメント形式のプレーオフを5月8日(土)~23日(日)に開催し、最後のチャンピオンを決するのだ。『トップリーグ』ファーストステージ第1・2節のチケットは発売中。第3・4節のチケットは1月6日(水)午後11時59分まで先行抽選プレリザーブ受付中、1月15日(金)午後6時より一般発売。取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2021年01月05日圧巻である。『2020Jリーグアウォーズ』ベストイレブンの話だ。あらゆる最多記録を更新し『明治安田生命J1リーグ』史上最速優勝を果たした川崎フロンターレから9人が選ばれたのだ。11分の9。もちろんこれも史上最多記録である。(左より)三笘薫(川崎フロンターレ)、谷口彰悟(同)、鬼木達監督(同) (c)J.LEAGEU納得である。最優秀選手賞にはオルンガが選出された。柏レイソルは『明治安田J1』7位に甘んじたが、自身は28ゴールをマーク。得点ランキング2位のエヴェラウド(鹿島アントラーズ)が18ゴールと言えば、いかにオルンガの数字が傑出しているかわかるだろう。オルンガのMVP獲得も異論はないだろう。最優秀選手賞に選ばれたオルンガ(柏レイソル) (c)J.LEAGEU『2020Jリーグアウォーズ』主な受賞者は以下の通り。【最優秀選手賞】オルンガ(柏)【ベストイレブン】GKチョン・ソンリョン(川崎F)2DFジェジエウ(川崎F) / 谷口彰悟(川崎F)2 / 登里亨平(川崎F)/ 山根視来(川崎F) / MF家長昭博(川崎F)2 / 田中碧(川崎F) / 三笘薫(川崎F) / 守田英正(川崎F) / FWエヴェラウド(鹿島) / オルンガ(柏)【得点王】オルンガ(柏)【ベストヤングプレーヤー賞】瀬古歩夢(C大阪)【フェアプレー個人賞】山口蛍(神戸)【フェアプレー賞(高円宮杯)】大分【優勝監督賞(J1)】鬼木達(川崎F)3【優勝監督賞(J2)】リカルド・ロドリゲス(徳島)【優勝監督賞(J3)】吉田謙(秋田)【優秀監督賞(J1)】宮本恒靖(G大阪)【優秀監督賞(J2)】小林伸二(北九州)【優秀監督賞(J3)】三浦文丈(相模原)【最優秀主審賞】西村雄一11【最優秀副審賞】武部陽介【最優秀育成クラブ賞】東京V3【最優秀ゴール賞】齊藤未月(湘南)※チーム名の後の数字は受賞回数。数字のない選手は初受賞。ゴールデンブーツを手にするオルンガ(柏レイソル) (c)J.LEAGEUMVP、得点王、ベストイレブンの3冠を獲得したオルンガは『Jリーグアウォーズ』後に記者会見に登場。次のように喜びを語った。「まずJリーグに感謝したい。2020年は素晴らしいシーズンとなった。多くのゴールを決めることができたのは柏レイソルの関係者のお陰。2018年夏に来日した時のレイソルは困難な状況にあり、数試合に出て3得点に終わった。すごくフラストレーションの溜まるシーズンだった。だが、次の2年間はフルシーズン戦うことができた。ピッチ内外で多くを学び、気候にも対応し、日本の文化も知り、チームメイトともいい関係を築き、私のサクセスストーリーにつながった」ケニア人ストライカーは、ブラジル人指揮官との出会いを感謝する。「ネルシーニョがレイソルに戻って来た2019年はいいシーズンを送ることができた。監督がこだわるのはヴィクトリア。練習試合でもリーグ戦でもカップ戦でもすべての試合で勝つためにハードワークを求める。彼は規律を重んじる。ピッチ内だけではなく、ピッチ外も見て判断している。それがチームの成功につながっている。彼のもとでサッカーをすることで、結果につながった」印象に残るゴールには第7節・ベガルタ仙台戦でのハットトリックとなる73分のゴールと第20節・横浜FC戦の76分のゴールを挙げた。「横浜FCとの2試合目のゴールは気に入っている。ファーストタッチで決まったゴール。仙台戦の3点目もいいゴール。一瞬簡単に見えるが、ボールをうまくコントロールして短い時間でシュートまで持って行くことができた。それが私のJリーグでの初めてのハットトリックとなった」ベストイレブン受賞者もオンライン記者会見に次々登場。選手たちは異口同音に喜びと感謝の言葉を口にした。「感謝し、すごく光栄に思う。ほかのGKもいいパフォーマンスしていた中でベストイレブンを取れてうれしく思う。監督からは『ポジションを前に取れ、トライしろ、チャレンジしろ』と求められ、それを実行できたのが自分の中で非常に大きい」(ソンリョン)「本当に心から幸せな気持ちでいっぱい。神に感謝したい。努力の成果が見せられた。でもベストイレブンはチームメイトあってのこと。タイトルも取れてうれしいが、もうひとつタイトルが残っている。やるべきことをやって、もうひとつのタイトルを取りたい」(ジェジエウ)2度目となるベストイレブンを受賞した谷口彰悟(川崎フロンターレ) (c)J.LEAGEU「このような賞をいただき本当にうれしく思うし、1年間やり続けた結果。賞のためにプレーしているわけではないが、がんばりが報われた思いはある。なかなか出せないような数字を残せたと思うし、そこは誇っていい。選手、コーチングスタッフ全員が同じ方向を見てやり続けた結果。連勝が目に付くと思うが、一戦一戦一生懸命、総力戦で戦い、チャンスを得た選手が結果を残すといういいサイクルの中、全員で掴み取った優勝だと思う。ベストイレブンに9名選ばれるのはそう簡単ではない。他チームにフロンターレのサッカーがある程度認められ、評価された結果。そこはうれしいし、もっと強くなれるように、これからもやっていきたい」(谷口)「同じステージで戦い抜いた仲間から評価されて非常にうれしく思う。チームとしては2年ぶり3度目の優勝、個人としては初めての受賞と非常に充実した素晴らしいシーズンとなった。再開前に鬼木監督に『こういうシーズンだから優勝しよう、結果を出して関わった人を笑顔にしよう』と言われてスタートした。シーズンを通して、川崎から笑顔を届けられてよかった。この賞に満足することなく、チームとして、個人として、来年ステップアップしていきたい」(登里)※ケガのため、欠席。「チームメイトに自分の能力以上のものを引き出してもらっての受賞だと思うので、感謝したい。フロンターレに入って、自分も『うまくやらないといけない』と悩んだこともあったが、『湘南時代のプレーを出せばいい』と開き直れたのが、いい結果が出た要因。優勝してベストイレブンも受賞できたが、自分が下手なことには変わりないので、謙虚にやっていきたい」(山根)「優勝でき、このような個人的な賞も取れたことを本当にうれしく思う。いいシーズンを送ることができた。(ベストイレブンに)9人も選ばれることはめったにない。優秀選手も13人選ばれている。歴史的なことに自分も名前を連ねることができてうれしい」(家長)「Jリーグでプレーしている選手・監督から評価してもらったのは非常にうれしいし、1年間がんばってきてよかった。今まで2ボランチの一角しかやっていない中、4-3-3のアンカーやインサイドハーフをやらせてもらい大局的にサッカーを見られた。(中村)憲剛さんの素晴らしさを吸収して成長していきたい。憲剛さんは憧れの存在だが、超えていかないといけないと思っている。もっと圧倒的な選手にならないといけない」(田中)ルーキーながらベストイレブンに選出された三笘薫(川崎フロンターレ)(c)J.LEAGEU「ベストイレブンに入れたのはすごく光栄。MVPは狙っていないし、チームのことを考えてプレーしていた。MVPはオルンガ選手がふさわしい。最初は途中出場が多く、自分の価値をアピールしないといけないと思っていた。結果にこだわってやり、最後の方はスタメンも増えてきた。最後少しは形になったかなと」(三笘)「1年目は先輩に助けてもらっての優勝、今季は副キャプテンの役割を担いながらの優勝だったのでうれしい。前半戦、スタートから出る試合は少なかったが、準備はしっかりしていた。その準備を後半戦の結果につなげることができてよかった」(守田)「まず喜びと感謝の気持ちでいっぱい。今季は難しかった。コロナの影響もあり、日本のサッカーに慣れるのに時間かかったが、慣れてからは結果を出せるようになりよかった。ただ自分としてはチームとしての賞がほしい。来季、チームで賞が取れるようにしたい」(エヴェラウド)取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)
2020年12月23日17日(現地時間)、ザック・スナイダー版『ジャスティス・リーグ』の白黒版・カラー版2パターンの最新予告動画が公開された。同日は、スナイダー監督が降板し、ジョス・ウェドン監督が引き継いだ『ジャスティス・リーグ』が公開されてから3年という記念日でもある。最新予告動画は8月に「DCファンドーム」で披露された予告動画とほぼ同じではあるものの、ヴィランのダークサイド、スーパーマン(ヘンリー・カヴィル)、サイボーグ(レイ・フィッシャー)、ヒッポリタ(コニー・ニールセン)の新しいシーンなどが追加されている。これらのシーンに関しては、インスタグラムの「ザック・スナイダーのジャスティス・リーグ」(@zacksnydersjusticeleague)で静止画が公開されている。スナイダー版『ジャスティス・リーグ』は1話1時間、全4話構成で2021年にHBO Maxで配信を予定している。つい先日、スナイダー監督がフラッシュ役のエズラ・ミラーの追加シーンを「Zoom」で行ったと明らかにし話題になった。エズラは『ファンタスティック・ビースト』第3弾の撮影中でロンドンにいるため、同作のスタッフに手伝ってもらい、遠隔撮影を成功させたという。どちらもワーナー・ブラザースの作品だからこそ実現できたようだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年11月18日来年1月10日に開幕するプロダンスリーグ「D.LEAGUE」のプレスカンファレンスが15日、都内で開催され、レギュラーシーズンを戦う各チームがダンスパフォーマンスを初披露した。「D.LEAGUE」は、日本のダンスの発展と普及、ダンスのプロフェッショナルの輩出を目指し、今年8月に発足。2021年1月10日の開幕に向けて、計9チームが発足し準備を進めている。全12ラウンドを計9チームで競うレギュラーシーズンと、上位4チームによるチャンピオンシップにて構成。6月末に初代シーズンチャンピオンを決定する。参加チームは、「avex ROYALBRATS」(エイベックス)、「KADOKAWA DREAMS」(KADOKAWA)、「KOSE 8ROCKS」(コーセー)、「CyberAgent Legit」(サイバーエージェント)、「SEGA SAMMY LUX」(セガサミーホールディングス)、「SEPTENI RAPTURES」(セプテーニ・ホールディングス)、「FULLCAST RAISERZ」(フルキャストホールディングス)、「Benefit one MONOLIZ」(ベネフィット・ワン)、「HOLDINGS USEN-NEXT I’moon」(USEN-NEXT)の全9チーム(カッコ内はオーナー企業)。カンファレンスでは、「avex ROYALBRATS」、「KADOKAWA DREAMS」、「KOSE 8ROCKS」、「SEGA SAMMY LUX」、「SEPTENI RAPTURES」、「HOLDINGS USEN-NEXT I’moon」の6チームが初パフォーマンスし、それぞれ個性豊かなダンスを披露。クリエイティブユニット・PKCZからEXILE MAKIDAI、VERBAL、DJ DARUMAも登場し、各チームのパフォーマンスを盛り上げた。同リーグのチーフクリエイティブアドバイザーを務めるEXILE HIROは、各チームのパフォーマンスを見守り、「キレキレでした。1月が楽しみだなと思いました」と称賛した。
2020年11月15日毎年「リーグ・オブ・レジェンド」の世界選手権での勝者に授与されるチャンピオンシップトロフィー「サモナーズカップ」が、ルイ・ヴィトンが手掛けた唯一無二のトロフィー・ケースに収められ、中国・上海に到着しました。このトロフィーとケースは、先週末に上海浦東(プードン)サッカースタジアムで開催される決勝戦に登場しました。Photo by Zhang Lintao Riot Games昨年、ライアットゲームズとルイ・ヴィトンは、アイコニックなフレンチメゾンと、世界で最も人気のあるe スポーツイベント「リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」のコラボレーションという画期的なパートナーシップを発表。ラグジュアリーブランドとしては世界初となる、e スポーツチャンピオンシップのためにルイ・ヴィトンがデザインしたトロフィー・ケースは、2019年11月8日にパリのエッフェル塔で披露され、伝統的なルイ・ヴィトンのクラフツマンシップに、「リーグ・オブ・レジェンド」の世界観からインスパイアされた最先端テクノロジーが融合したデザインとなっています。Photo by David Lee Riot Gamesこの継続的なパートナーシップを祝して、ルイ・ヴィトンは、世界中のポピュラーミュージック界で絶大な人気を誇る仮想アイドルグループ「K/DA」*がコンサート前に上海周辺で展開するプロモーション用の衣装をデザインしました。また、「2020 リーグ・オブ・レジェンド ワールドチャンピオンシップ」のオープニングセレモニーで「K/DA」と共に素晴らしいパフォーマンスを披露する予定のオンステージパフォーマー兼ミュージシャンのレキシー・リューや、同決勝戦に主賓として登場予定の中国人俳優で歌手、そしてモデルでもあるワン・ホーディ―の衣装も提供。*アーリ、アカリ、イブリン、カイ=サと、「K/DA」の新たなコラボレーターであるセラフィーンで構成されています。#LouisVuitton #ルイヴィトン #LVxLoL #Worlds2020企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2020年11月05日ザック・スナイダー版の『ジャスティス・リーグ』で、ジャレッド・レトがジョーカーを再演することが明らかになった。2016年にジャレッドが『スーサイド・スクワッド』で演じたジョーカー役はファンに不評で、その後のスピンオフ作品『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』や、ジェームズ・ガン監督が手掛ける新『スーサイド・スクワッド』で再演する機会がなかったため、ちょっとしたサプライズだ。しかし、意外にもジャレッドは2019年に「間違いなくまたジョーカーを演じるよ」と「Variety」誌に宣言していたこともあった。“新しい”ジョーカーことホアキン・フェニックスが『ジョーカー』でオスカーを手にする前のことであり、「脚本と状況次第だけど」という条件付きであったが。『ジャスティス・リーグ』スナイダーカットは、HBO Maxで1話1時間、全4話で2021年に配信されることが決定している。ファンの熱望により、製作が決まった当初は新たな撮影は行わず、手元に残っている映像を使うことが発表されたが、その後7000万ドル(約73億円)をかけての再撮影が決定。「The Wrap」によるとベン・アフレック(バットマン)、アンバー・ハード(メラ)、レイ・フィッシャー(サイボーグ)、そしてジャレッドの新しいシーンが撮影されるという。(Hiromi Kaku)■関連作品:ジャスティス・リーグ (原題) 2009年、全国にて公開ジャスティス・リーグ 2017年11月23日より全国にて公開© 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2020年10月22日10月2日、「Bリーグ」の2020‐21シーズンが開幕する。昨シーズンは、新型コロナウイルスの影響でシーズン途中で打ち切られた。それもあり、B1から降格はなくB2から2チームが昇格、今シーズンB1は2チーム増の20チームに。総合情報サイト「バスケット・カウント」編集長の鈴木健一郎さんに、今シーズンの見どころを伺った。「財政的に厳しいチームが増えて、年俸の高い外国籍選手を手放さざるを得ないのでは、と予想していたのですが、実は逆転現象が起きています。感染が酷かった欧州より安全で、チームやリーグも安定しているからと、欧州各国でプレーしていた代表クラスの選手が日本に来て、全体のレベルが上がっています。また、ちょうど今シーズンから、ベンチ入りできる外国籍選手枠が3人に増えます(これまでは登録3人中2人だけ。同時にプレーできるのは2人のまま)。なので、2人だけだと大きさが求められるセンター(C)やパワーフォワード(PF)に起用していましたが、ガードなど他でも使う可能性が広がった。または、これまで代えが利かなかったCとPFを3人でローテーションできることで、終盤に運動量が落ちることもなく、プレーの強度が上がるはず。そこら辺りはちょっと面白くなりそうです」B1からの降格がないことと外国籍選手枠が増えたことは、B2にもいい影響が出そうだ。「昨年度より2チーム少ない16チームで、来年度B1に昇格できる2枠を争うので、ものすごいチャンス。そして外国籍枠増であぶれた、レベルの高い日本人選手がB2でプレーするので、盛り上がるはずですよ」東京五輪が延期になったことも大きい。代表争いがリセット。ヘッドコーチも発言しているように、若い選手も含めた全選手に可能性があり、モチベーションが上がっている。「いまの若手は、NBAで活躍している八村塁や渡邊雄太世代で、高校時代に彼らと対戦して上のレベルを痛感、プロを目指して大学でも努力を重ねて成長した選手がBリーグに入ってきています。アメリカの大学出身やハーフの選手にも注目ですし、今季、若い世代がリーグの勢力図をひっくり返すかもしれません!」今シーズン注目の若手選手名古屋ダイヤモンドドルフィンズ齋藤拓実A(アルバルク)東京では出場機会に恵まれなかったが、昨シーズン滋賀で活躍し、今季名古屋に移籍。「大学時代、同世代No.1ポイントガード(PG)といわれた逸材。今季次第で、日本を代表するPGになれるかも」大阪エヴェッサ駒水大雅ジャックエリエット・ドンリー角野亮伍「ドンリーはアメリカで、駒水はオーストラリアで育ち、角野はアメリカの大学出身。彼らは日本人登録なので、外国籍選手含めてコート上に海外経験者5人という状況もあり得ます」広島ドラゴンフライズアイザイア・マーフィーB2から昇格した広島に新加入。「彼も大学時代をアメリカで過ごしています。PGですが196cmあり、3年前のU19ワールドカップ代表で、八村と共に活躍しています」Bリーグ 2020‐21シーズンB1・B2ともに10月2日~4日に第1節が行われる。B1は2021年5月2日まで、B2は4月25日まで(調整中)で、共に各チーム60試合を戦う。チャンピオンシップ決勝は5月29日から横浜アリーナで行われる。※『anan』2020年10月7日号より。写真協力・名古屋ダイヤモンドドルフィンズ大阪エヴェッサ広島ドラゴンフライズ(by anan編集部)
2020年10月01日