2021年9月16日、イラストレーターとして活躍するhukeさんの代表作『ブラック★ロックシューター』の新アニメプロジェクト『ブラック★★ロックシューターDAWN FALL』の制作が発表されました。『ブラック★ロックシューター』は2012年にもアニメ化されており、花澤香菜さん、沢城みゆきさん、阿澄佳奈さん、能登麻美子さんなど豪華女性声優陣が出演。同作品の新アニメプロジェクト始動を受けた、hukeさんからのコメントがこちらです。『ブラック★ロックシューター』の新アニメ…?正気!?と多くのファンや皆様と同じ感想です。お話を頂いた時、hukeもとても驚きました。絵一枚からスタートした『ブラック★ロックシューター』が最終的にどこに行き着くのか、是非楽しみにして頂けますと幸いです。原作の『ブラック★ロックシューター』は、2007年に公開された1枚のイラストを元にクリエイター集団『supercell』のryoさんが楽曲を作り、hukeさんが映像を付けて投稿。その後、映像や歌、コミカライズ、グッズ化とジャンルを問わず展開され、国内外から根強い人気を博しています。およそ10年ぶりの復活では、どのような展開を見せてくれるのかが楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2021年09月16日現在、国立映画アーカイブで開催中の「第43回ぴあフィルムフェスティバル」で、恒例の人気企画『映画と音楽シリーズ「ブラック&ブラック」』の上映が9月15日に行われた。このスペシャル上映は、ブラック・ライブズ・マター運動が起きたことを機に、ブラック・ミュージックに焦点を当てて3年前にスタート。音楽にも映画にも造詣の深いピーター・バラカン氏が作品の選定からナビゲーター&トークまでを担当している。この日も多くの観客が珠玉の音楽映画を堪能するとともに、バラカン氏のトークに聴き入った。今回の本シリーズで、バラカン氏がピックアップしたのは2作品。「ママ・アフリカ」の愛称で親しまれ、南アフリカの歌姫として世界的に知られるミリアム・マケバの『ミカ・カウリスマキ/ママ・アフリカ ミリアム・マケバ』と、「JB」の愛称でおなじみ、ファンクの帝王、ジェームス・ブラウンの『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』という、ドキュメンタリー映画が選ばれた。第一弾として本日上映されたのは、『ミカ・カウリスマキ/ママ・アフリカ ミリアム・マケバ』。タイトルから察しがつくように、この作品は、『GO!GO!L.A.』や『モロ・ノ・ブラジル』などで知られるフィンランドのミカ・カウリスマキ監督が手掛け、歌手として活躍する一方で、反アパルトヘイトを訴え活動したミリアム・マケバの音楽と人生に迫る。今から10年前の2011年に発表されていながら、日本では劇場未公開となっていた作品だ。上映が終わり、アフタートークで登壇したバラカン氏は、まず冒頭で「(僕は)この作品の存在をまったく知らなかった。今回の企画を進めるにあたって、ミカ・カウリスマキがこういう映画を撮っていることを知って、“こんな作品があったのか!”」と驚いたことを告白。「(PFFディレクターの)荒木(啓子)さんに感謝したい」と日本未公開作品を上映にこぎつけた映画祭に謝意を述べた。主人公のミリアム・マケバは1932年に南アフリカのヨハネスブルクで誕生。ところが生まれて間もなく母親が密造酒の販売で逮捕され、生後約6カ月を母親とともに刑務所で過ごすことになる。ここから彼女の波乱の人生はスタート。1959年に反アパルトヘイトの記録映画に主演したことに南アフリカ政府が激怒し、国外追放に。以後、彼女は母国へと戻れなくなり政治亡命の日々が続く。ただ、その間も、音楽活動を続け、1966年にはグラミー賞を受賞。一方で、ブラックパンサー黒人運動活動家のストークリー・カーマイケルと結婚。ニクソン政権下ではFBIなどに常に監視対象となっていた。その後、1990年にネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領が釈放されたとき、母国への帰国が許可され、約30年ぶりに南アフリカの地を踏んでいる。そして、2008年に死去。亡くなってもう10年以上が経つ。ドキュメンタリー映画『ミカ・カウリスマキ/ママ・アフリカ ミリアム・マケバ』は、ミリアムの関係者やバンド仲間、元夫などの証言や彼女自身のメディア出演時のインタビュー、ライブ映像などでまさに彼女の人生をたどった内容。バラカン氏のトークは、この映画の内容を補完する形のさまざまなエピソードが語れた。その中で、バラカン氏は、作品内でミリアムが自身にとって最大のヒット曲となった「パタ・パタ」について、「内容のある曲ではないので実はあまり好きじゃない。ほかの違う曲がヒットしてほしかった」と打ち明けている点に触れ、「多くのミュージシャンにこういうことがあるなと思いました。もちろん多くの大ヒット曲をもっている人もいるが、多くのミュージシャンの大ヒット曲は1曲か2曲。ほんとうはもっといい曲が別にあるかもしれない。けど、どこで演奏しようとお客さんが聴きたい曲はその曲になってしまう。おそらく何十年もほんとうは歌いたくないが、毎回毎回それを歌わざるえない。これはミュージシャンの宿命で、ミリアムもそういう状況にいたことを感じました」と語り、「僕はこの曲『パタ・パタ』は大好きな曲なんだけど、彼女のこの話をきいたら、ラジオで曲をかけるとき、うしろめたい気持ちになるかも」と複雑な心境を明かした。その後も話は続き、作品内でも映像が登場するポール・サイモンがミリアムを招き、ジンバブエで行ったコンサートのことなどが語られ、最後は、ミリアムが母国南アフリカの地を踏むきっかけを作ったネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領の話に。長く刑務所生活を余儀なくされたネルソン・マンデラを「解放せよ!」というメッセージが込められたイギリスのバンド、The Specialsの楽曲『Nelson Mandela』を流して充実のトークは終了した。そして最後の最後にバラカン氏は、今回の作品に関して「最初に観たとき、情報量がかなり多いし、けっこう編集のカットのテンポが速いのでなかなかついていけなかった」とのこと。「今回、劇場での公開はない『ぴあフィルムフェスティバル』ためだけの上映で、もう一回上映があるので、今回観てよかったけども、もう少しゆっくり観たい方は、もう一度観ることをお薦めします。さらにいろいろとみえてくることがあると思います。また、もう1本の『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』もよかったら来てください」と言葉を寄せた。 ということで、今回見逃してしまったという方は、まだチャンスあり。『ミカ・カウリスマキ/ママ・アフリカ ミリアム・マケバ』は17日 17:30より(※トークなし)、もう一度上映される。もう1本の『ミスター・ダイナマイト:ファンクの帝王ジェームス・ブラウン』は、22日(水)17:30より、バラカン氏のアフタートーク付きで上映。どちらもお見逃しないよう願いたい。また、「第43回ぴあフィルムフェスティバル」は9月25日まで開催。『映画と音楽シリーズ「ブラック&ブラック」』のほかにも、今世界の映画祭で脚光を浴びるタイの新鋭、ナワポン・タムロンラタナリット監督に焦点を当てた世界初の大特集『ナワポン・タムロンラタナリット監督特集~タイからの新しい風』、松居大悟ら名だたる監督たちが、心から敬愛する今は亡き森田芳光監督の傑作について語り明かす『森田芳光70祭~伝えたい、モリタを~』など、本映画祭ならではのオリジナルで特別な企画・特集が多数組まれている。未来の映画作家を目指す若手作家たちがしのぎを削るメイン・プログラムとなるコンペティション「PFFアワード2021」と合わせ、新しい才能、新しい映画に出会う機会にしてほしい。取材・文=水上賢治
2021年09月15日ペットの健康管理は飼い主の重要な務め。また、定められた規則を守った上で飼育しなくてはなりません。たとえば犬を飼う場合は、狂犬病や寄生虫の予防として、定期的にワクチンを接種させることが義務付けられています。動物病院はワクチンの接種や健康診断、ケガや病気の治療で、飼い主とペットがお世話になる場所です。『獣医よりも手術が上手そうな犬』に反響劇作家である藤沢文翁(@FujisawaBun_O)さんの母親は、愛犬を連れて動物病院に行ったといいます。目的は、愛犬のワクチン接種。そんな中、『患者』として現れた犬を見た獣医は、こういったのだとか。「なんだか、私よりもオペが上手そうな顔をしているわね」いうまでもなく、獣医は医療のプロフェッショナル。にもかかわらず、犬のほうが手術の腕が立つように見えたというのです。その理由は、犬の外見にありました!母の飼ってる犬のワクチン。どっから、どうみてもブラックジャック。獣医さんが「なんだか、私よりオペが上手そうな顔しているわね」と言っていた。 pic.twitter.com/MhZnITvUri — 藤沢文翁(Bun-O FUJISAWA) (@FujisawaBun_O) September 11, 2021 全身が真っ黒で、目が隠れるほど長い頭部の毛は白い犬。手塚治虫さんの漫画『ブラック・ジャック』のブラック・ジャックそっくりではありませんか!これは獣医が「自分よりも腕が立ちそう」と思ったのも無理はありません。どんなに悪い箇所も、自らオペを施して治してしまいそうです…!藤沢さんによると、犬の名前はバトラーちゃん。燕尾服を着ている執事に見えることから、そう名付けられたのだとか。凄腕医師にも見え、執事にも見える風貌のバトラーちゃんに、多くの人から驚く声が寄せられています。・かっこよすぎる!犬なのに哀愁がすごい…。・赤色のリードが、ブラック・ジャックの胸元のリボンみたいでいい!・めちゃくちゃ笑った!獣医さんのコメントもセンスありすぎて好き。あふれ出る哀愁とダンディズムに、一瞬でトリコになってしまう人が続出。無免許で手術をするのはまずいので、今後もバトラーちゃんは動物病院のお世話になることでしょう…![文・構成/grape編集部]
2021年09月15日19世紀末のロンドンで実際に起きた、娼婦たちを標的にした連続猟奇殺人事件。いわゆる“切り裂きジャック”をモチーフに、韓国で大ヒットしたミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』。事件を追う刑事のアンダーソン(加藤和樹・松下優也/Wキャスト)の元に、犯人の情報を提供してくるアメリカ人外科医のダニエル。物語の軸を担うダニエルを演じるのが、近年ミュージカルを中心に活躍する木村達成さんと、ハリー・ポッターの吹き替えなど声優としても人気の小野賢章さん。小野賢章:これまでミュージカル歴はそんなにないんですけれど、お話をいただいて、ダニエルという役にすごくやり甲斐を感じたんですよね。木村達成:僕も同じです。ダニエルに限らず、アンダーソンやモンロー…魅力的な登場人物が多くて、面白い作品だなと思いました。小野:ただダニエルは、些細なことで気持ちが大きく動く役なので、そこについていけるような気持ちの持ち方が難しくて、稽古しながら苦労しているところ。でも、歌詞ではとんでもないことを言っていながらも、メロディと言葉の運びで歌っていて気持ちいい瞬間はあって。すごく辛い場面でも…いや、辛いか(笑)。木村:(笑)。あとこの作品は、すごく時間の変化が多いんだよね。7年前に遡ったと思ったら1か月前に飛んだり、いろんな時間を行き来しながら話が展開していくので、そこを演じ分けていくのが難しい。小野:ただでさえ複雑な役だから、一瞬も気を抜けないというか。ただ、彼の行動ってすべて真面目さとまっすぐな愛ゆえのものではあって…。木村:ダニエルを演じる上での課題は“ピュア”だと思う。まさに賢章くんがすっごい素直なお芝居をするから、見てて正直、羨ましいよ。小野:僕は、稽古場で達成が先に演じてくれていて、そこに助けられているなって思ってるよ。そこまで舞台経験が多くない自分としては、それを見て、じゃあこうしてみようって考えられるからありがたくて。木村:じつは、今回みたいに日本初演で、作品にまだ色付けもされていないっていう状況が楽しくて仕方ないんだよね。これまで出演したミュージカルはすでに立ち位置や動きが決まっているものが多かったから、どう動いてもいいよって言われるのがモチベーションにもなってて。小野:まだそこを楽しめるまでには至ってないな…。木村:僕はミュージカルに挑戦させていただくようになって、以前より自分を解放できるようになった気がしていて…。だからどんなにキツくても、なにクソって頑張れるし。小野:もともとお芝居がすごく好きで、声優に限らずいろいろ経験したくて、今こうして舞台をやらせていただいているんだけど、役を演じるという意味では同じなんだなと思ってる。ただ、見せ方が違うから…。木村:悩んだり迷ったりしたら、演出の白井(晃)さんに聞けばいいよ。小野:白井さんとは今回が初だけど、本当に稽古が好きな方なんだろうなって感じだよね。あと、ここは魅せる場面、ここは芝居をきちんと見せる場面っていうバランス感覚が、とても優れた方なんだろうなと思う。木村:あと奥行きや立体感を見せたりする空間の使い方も素晴らしいんだよね。この芝居がこういう捉え方だから、こう空間を使ったほうが面白くなるよって具体的に演出してくださる。さらに稽古が進めばもっと面白くなるはずだし、僕も白井さんの想像の上を行くお芝居をして「それいいですね」と言われたいなと。小野:この作品は、些細な引き金が大きな悲劇を生む物語。もしかしたら自分も…って思ってもらえるようなリアルを追求していけたら。木村:探偵になった気持ちで、事件の行方に集中してほしいよね。きむら・たつなり(写真右)1993年12月8日生まれ、東京都出身。’12年にデビュー。近年は『プロデューサーズ』などの大作ミュージカルにも出演しているほか、大河ドラマ『青天を衝け』など映像作品でも活躍している。ニット¥135,300トラウザーズ¥78,100シューズ¥89,100(以上Ermenegildo Zegna/ゼニア カスタマーサービス TEL:03・5114・5300)おの・けんしょう(写真左)1989年10月5日生まれ、福岡県出身。子役を経て、映画『ハリー・ポッター』シリーズでハリー・ポッターの日本語吹き替えを担当。現在、声優のほか、歌手、舞台や映像で俳優としても活動。ニット¥49,500(COOHEM/YONETOMI SENI TEL:023・664・8166)シューズ¥78,100(JOSEPH CHEANEY/BRITISH MADE 銀座店 TEL:03・6263・9955)ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』“ジャック・ザ・リッパー”と呼ばれる殺人鬼を追う刑事のアンダーソン(加藤/松下)。彼の前に現れた外科医・ダニエル(木村/小野)が「犯人を知っている」と告発したことから、警察はおとり捜査を計画するが…。9月9日(木)~29日(水)日比谷・日生劇場作曲/Vaso Patejdl作詞/Eduard Krecmar脚本/Ivan Hejna演出/白井晃出演/木村達成・小野賢章(Wキャスト)、加藤和樹・松下優也(Wキャスト)、加藤和樹・堂珍嘉邦(Wキャスト)、May’n、エリアンナ、田代万里生ほかS席1万3500円A席9000円B席4500円ほかホリプロチケットセンター TEL:03・3490・4949大阪公演あり※『anan』2021年9月15日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・部坂尚吾(江東衣裳)ヘア&メイク・齊藤沙織(木村さん)齋藤将志(小野さん)取材、文・望月リサ撮影協力・KITEN TOKYO(by anan編集部)
2021年09月12日「ウエストワールド」のリサ・ジョイ監督、ジョナサン・ノーラン製作で贈る『レミニセンス』。この度、ヒュー・ジャックマン、レベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートンら、キャスト&スタッフが映画の魅力を語り尽くす、メイキング映像が解禁となった。「観客はより一層、今まで誰も観たことのない、未知の世界を体感する」、映像冒頭、観客の期待を煽るように語るのは、記憶潜入<レミニセンス>エージェント・ニックを演じる主演のヒュー・ジャックマン。そして映像内ではキャスト、製作陣が繰り返し記憶には“中毒性”、“罠”があるとその魅力と危険性も語っている。また、ヒューはインタビューで本作の中での“記憶”の扱いについて「中毒を起こす可能性のあるもの、あるいは古き良き日に戻ってそこで生きたいと思わせるものとして、記憶や懐古というテーマを模索している。そのテクノロジーがあれば、過去を救済してそこにとどまることができるが、その代償は?そして、それほど容易に過去に逃避できるとしたら、その人の未来、そして現在は一体どうなるのか?」と疑問を投げかける。「私たちは変化し続ける世界に生きている。今はポストパンデミックの状態で、そこから次のステップを踏み出す段階にある。それは新たな世界なのか?私たちはパンデミックよりも前にあった状態を再現しようとするのか?私たちは今、とても興味深く、同時に不透明な時代を生きていると思う。この映画もそういう風に伝わることを願っている。思い出を持つことは素敵だが、私たちは人として常に新たな記憶を作らなければいけない。この映画がそういった議論の種になれば嬉しい」とコメント。そして「僕は5,6回騙された」と語るように、予測不能な物語が待ち受けていることにも触れる。さらに、監督と脚本を務めたリサ・ジョイについては「まるで未来を予測して映画を作っているみたい」と、キャストたちがそれぞれ絶賛。今回製作として本作に参加したジョナサン・ノーランも「記憶にまつわる謎解きをバラバラに解体して見事に組み立てた」とコメントしている。ヒューも、「この映画は、脚本を読んだ時も制作時も、とても活力を与えてくれるものだと感じたし、これまでとは異なる独創的なものだ。観客の皆様にもそう感じてもらえると嬉しい」と語っており、キャスト、スタッフのコメントからこれまでのSF映画とは違った革新的な作品となっていることが伺える。『レミニセンス』は9月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レミニセンス© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年09月06日ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が9月9日(木)に開幕する。本作は、世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”をモチーフにチェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に、韓国独自のアレンジを施し大人気作となったミュージカルの、日本初演。刑事アンダーソン役と殺人鬼ジャック役を回替わりで演じる加藤和樹と、新聞記者モンロー役を演じる田代万里生の対談を前篇・後編でお届けする。こちらは後編。「セクシー」って書かれたTシャツを着ているような役柄です。――稽古場での加藤さんの印象をお聞かせください。田代実は今、作品のSNS企画で、新聞記者モンローとして稽古場でいろんな写真を撮っているんですけど、和樹くんはどこを撮っても絵になるんですよ!加藤いやいや(笑)。田代和樹くんのOKテイクの多さにびっくりしています!――(笑)。わかる気がします。役者としてはいかがですか?田代ジャックは、堂珍(嘉邦)さんとのWキャストですが、現段階の僕の中では、堂珍さんのジャックは空中に浮いているような、ミステリアスな力を持ったイメージ。そして和樹くんのジャックは、地に深く根を張っていて、実存していそうなイメージ。重厚感があります。それに体幹がすごいからアクションもカッコいいし、決めるところはバシッと決めるんですよ。加藤地に根を張ってっていうのは、僕のイメージの中でジャックに重みのようなものをすごく感じているからだと思う。田代うん。それが和樹くんにすごく似合ってるし、堂珍さんのジャックとそれぞれ対照的で面白くなってる。本当にアプローチが各々違うもんね。白井さんもそれぞれの個性を活かしている感じがします。加藤そうですね。田代あと、和樹くんは激しい心情の芝居とか激しいアクションをしても、いたって冷静なんです。いい意味で、役に飲まれちゃうことがなくて、いつもちゃんと加藤和樹が役を支配したうえで役そのものになる。そういうイメージがあります。加藤あまり役に引っ張られることはないかも。ましてや今回は二役だから、よりそうですね。アンダーソンは溜まっていく一方で、ジャックは発散する一方なので、アンダーソンを演じたあとにジャックを演じるとストレス解消になります(笑)。田代そうそう、それと和樹くんは天使(参照: 前編() )なんですけど、セクシー隊長でもあるので!――(笑)田代天使でセクシー隊長。和樹アンダーソンは、もはや「セクシー」って書かれたTシャツをずっと着ているような役柄です。2人はははは!田代アンダーソンとしては辛いシーンもたくさんあるんですけど、きっとお客様には萌えポイントがすごくいっぱいあると思う!以前、仕事で和樹くんのファンの方とお話しする機会があったんですけど、皆さん、「加藤和樹とタバコ」とか「暗闇の中、炎に照らされる加藤和樹」とか……加藤(大笑い)田代そういうのが観たいとおっしゃっていたのですが、ここに全部あります!!――観たいセクシーが全部!田代そう!一同(笑)田代あと、アンダーソンと元彼女であるポリーとのお芝居で、その佇まいや表情だけでいろんな過去をお客さんに想像させなきゃいけないシーンがあるんですけど、それを和樹くんがやると大変リアルで味があって・・・加藤ははは!田代何があったんだろう?って思う。さらにそのシーンではアンダーソンのやさしさが少しだけ滲むんですけど。強がってるし、いきがってるし、アウトローだし、コカイン中毒のダメなヤツなのに、そこでフッと硬派なりの無言のやさしさを感じさせる。そこがすごく素敵なんです。なんかね、滲み出るものがあるんですよ。やさしさとか強さとか葛藤とかで湯気が出ている感じ。――加藤さん的には別に狙っているわけじゃないですよね、きっと。加藤狙ってやってたらヤバいヤツですよ(笑)。田代やっぱ人生経験が豊富じゃないとセクシーにならないと思うので。――田代さんの絶賛が止まらないですね。田代ははは!絶妙なバディ感のあるモンローとアンダーソン――加藤さんは田代さんとお芝居していていかがですか?加藤新鮮ですよ。「やっと一緒にできる」というのもあるけど、『マタ・ハリ』でガッツリ万里生さんのお芝居も観ているから初めてやる感じもあまりないんです。今は毎回稽古が新鮮で面白いです。――田代さんはどんな方ですか?加藤ほんとにいっつも目がキラキラしているんですよ。お芝居でも、捉えたいものに対してのアプローチの仕方に嘘がなくて真っ直ぐだなという印象があります。それは万里生さんならではのもので、モンローも、だから嫌な感じがしないんですよね。僕がモンローと関わるのは、ほとんどアンダーソンの役の時なんですけど、万里生さんの芝居によってモンローとアンダーソンは絶妙な関係性になっていると思います。すごく不思議な関係性なんだけど、傍から見ているといいバディ感がある。なんかそこはやっていて心地いいですね。妙な安心感があって。田代そういうところで僕らの色っていうのが出たら嬉しいです。劇場で一緒にお芝居をするのは初めてですけど、『マタ・ハリ』の稽古の時、僕がひとりでラドゥーを練習していると、いつも突如アルマンとして入って来てくれていたんですよ(加藤は初演でアルマンの役も演じていたので)。加藤やってたね(笑)。田代その時は遊びでやっていた感じもあったけど、今はその延長で本気でやっているような感覚もあります。――楽しさが伝わってきます。では最後に、今、世の中は明るいとは言えない状況ですが、その中でこの作品を観ようかなと思われているお客様に伝えたいことはありますか?田代日常で、なにかに抑制されていたり、言いたいけど言えないことがあったり、やりたいけどやれないことがあるような中で、この作品は、音楽も、物語も、芝居も、全部振り切っているんですよ。落ちるところまで落ちて、やりたいところまでやって、人はバタバタ死んでいくし、加藤(笑)田代みんな好きなこと言ってるしね(笑)。ある意味、カオスを浴びるような作品になると思います。それはひとつのストレス発散でもあるんじゃないかなと思いますね。でもその先に、この作品が一番届けたいメッセージが隠されていると思います。加藤欲を満たすには犠牲が伴うんだよというような大事なことも教えてくれる作品です。ある意味、愛ゆえの物語でもあるので、大切な人がいる方は、その愛の訴え方は本当に正しいのかとか、そういうことも自分に問い直せるんじゃないかなと思います。こういう時代だからこそ、こういう作品を観て考えてみてもらえたら嬉しいです。取材・文:中川實穗撮影:源賀津己ぴあアプリ限定!アプリで応募プレゼントミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』公演グッズを3名様にプレゼント!【応募方法】1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。こちら() からもダウンロードできます2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!★新聞記者モンロー役の田代さんが特ダネ写真を激写!「特ダネ!モンロータイムズ」インスタアカウントは こちら()公演情報ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』【東京公演】2021年9月9日(木)~2021年9月29日(水)会場:日生劇場【大阪公演】2021年10月8日(金)~2021年10月10日(日)会場:フェニーチェ堺 大ホールチケット情報
2021年09月03日ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が9月9日(木)に開幕する。本作は、世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”をモチーフにチェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に、韓国独自のアレンジを施し大人気作となったミュージカルの、日本初演。白井晃が演出を手掛ける本作で、刑事アンダーソン役と殺人鬼ジャック役を回替わりで演じる加藤和樹と、新聞記者モンロー役を演じる田代万里生の対談を前篇・後編でお届けする。今回はその前編。稽古場はカオス?!――現状、全シーンの大枠はできて、細かい部分のブラッシュアップに入っているそうですが(取材時)、どんなお芝居になりつつありますか?加藤カオスです。田代ははは!加藤僕は韓国でこの作品を観たのですが、その時の印象よりもものすごく深い物語になっています。韓国版はショーアップされた楽曲などもありましたが、白井さんのつくり方はそれとは違い、お芝居ありきの音楽というか。ミュージカルよりも音楽劇に近いイメージ。“お芝居をしている”という作品になりつつあるなという感覚です。――音楽劇に近いというのは。加藤もちろんこの作品は楽曲の素晴らしさも魅力なんですけど、その中で白井さんがおっしゃるのは――これは当たり前のことかもしれないですが、“急に曲が流れるのではなくて、役者がそこにいるから音楽が流れ出す”ということです。そういう“心情が伴う流れ”が見えないと、お客様もついてこられないので。そういう意味で、“音楽がここにある”というような芝居だなと感じています。田代和樹くんが韓国で観た時に、ジャックのナンバーはライブみたいだったと言っていたのですが、白井さんの演出はそれとは相反するような、お芝居に音楽が共存しているようなイメージです。ショーアップされて振付も決まっていれば、固まるのは早いんですけど、白井さんは「こういう動きをしてほしい」というよりも「こういう気持ちでいてほしい」という演出で、時間をかけてじっくりと積み重ねているような感じです。――脚本を読ませていただくと、じっくり向き合う稽古は精神的にきつそうだなと感じますが、どうですか?田代和樹くんは2役演じるから、役によるんじゃない?加藤精神的にきついのはアンダーソン(切り裂きジャックの連続殺人事件を追う刑事)ですね。彼は抱えているものが多いんです。それはポリー(アンダーソンと思いが行き違う娼婦)のこともそうですし、ロンドンという街に対しても思うことがありますし、自分の存在意義みたいなものもそう。さらに、ジャックの事件を追う立場ではあるのですが、そこへの自問自答みたいなものがあるんですよ。アンダーソンの歌に「何のために追いかける?」というような歌詞もありますが、そこをすごく迷っている。そういうものが常に心にあるような役ですね。モンローはみんなの不幸がエネルギーになる(田代)こんな万里生さんは見たことない(加藤)――もうひとつの役・ジャック(ロンドンの街を恐怖に陥れる連続殺人鬼)はどうですか?加藤楽しんで演じています(笑)。振り切ったもん勝ちみたいな。ダニエル(純真なエリートだが闇に堕ちていく外科医、木村達成と小野賢章がWキャストで演じる)とは、ある意味表裏一体というか。ジャックの存在が大きければ大きいほど、ダニエルの内面にあるものが膨れ上がっていくような役なので、白井さんからは、自分が想像していたよりも「もっと大きく」とか「もっとダニエルを煽るように」という演出を受けています。思っていたよりやっていいんだなって感じです。――韓国で観たジャックとも違いますか?加藤もちろんぶっ飛んでいるという意味では共通している部分もあるのですが、演出の仕方だったり、ジャックの在り方だったりは別物ですね。“ダニエルに通じている”という部分は白井さんならではのところだと思うので、目指したいです。――田代さんは、ビジュアル撮影のタイミングで取材させていただいた時に、モンロー(スクープのためならどんな手段も厭わず事件を追う新聞記者)を「どんなふうになるのかわからない」というお話をされていました(参照記事: 田代万里生「今までとは違うものをさらけ出す」() )。実際に稽古が始まってどうですか?田代葛藤していたり不安そうな顔のキャラクターが多い中、モンローはずっと狂気的に笑っているんですよ。ある意味ジャックと同じで、好きなことしかやっていない人です。自分がやりたいことをゴリ押しして、全部実現させながら物語が進んでいくので、僕はあまりストレスがないですね。みんなみたいにどんどん病んでいく感じとかないです。楽しいです!加藤(笑)。でもそのぶん動きまくるよね。記者の役だから。田代そうね。だから誰よりも汗をかいてる。特ダネ欲しさに燃えています!――やはり韓国版のモンローとは違う感じですか?田代韓国版のモンローはコミカルな雰囲気もあったようですが、今回のモンローはコミカル要素というよりも、本当に狂気と欲望丸出しという感じ。何に対しても誰に対しても全くひるまない、ものすごい圧と熱量がある役になっています。加藤「特ダネをものにしたい!」「あわよくばそれで…!」というような役ですよね。田代そう、だからみんなの不幸がエネルギーになるんですよ(笑)。みんながダウンしていけばいくほど、モンローはそれを燃料にして高らかに笑っていくっていう。加藤でもこんな万里生さんは見たことないと思いますよ。割とちゃんとした人の役が多い印象がありますけど、こんなに汗かいて、常に笑って……アンダーソンに対してはちょっとうざいし(笑)。田代白井さんには「モンローはハエのようにアンダーソンにまとわりついてくれ」と言われているので。(加藤と田代がWキャストでラドゥーを演じた、’21年6~7月上演のミュージカル『マタ・ハリ』で)ラドゥーを演じている時は「気持ち悪い」って言われてたんですけど、今モンローをやってる時は「うざい」って言われるんですよ(笑)。快感です!2人(爆笑)全く違うキャラクターだからこそ楽しめた『マタ・ハリ』での経験――そのミュージカル『マタ・ハリ』ではWキャストで同じ役でしたので、違う役で一緒に芝居するという意味では初めてですが、そこはいかがですか?加藤僕は今言った通りで、万里生さんにモンローのようなイメージはなかったので、すごく新鮮です。だから新しい面も見られるのですが、それでもやっぱり役に万里生さんらしさが出ている。そこがいいなと思っています。万里生さんが演じることで、モンローがある意味すごくピュアに感じるんです。変な下心というより、「特ダネが欲しい!お金が欲しい!」という純粋な欲求が見える。だから憎めないんだよなって感じです。「言ってることは間違ってないしな」っていう(笑)。そこが面白いし、万里生さんならではのモンローだなと感じます。――加藤さんは、田代さんのお芝居にピュアさを感じているんですね。加藤それはラドゥーを演じた時にも感じました。僕とは全く違うラドゥーでしたしね。これは万里生さんの特性だと思っています。田代僕らはお互いのキャラクターが全然違うので、真似しても同じにならないんですよね。Wキャストの時って、「敢えて相手とは違うことをやってみよう」と考えることもあるのですが、和樹くんとは、純粋に自分がいいと思うものをやって、それがお互い「それ面白いね!」と心の底から思える関係でいられたなと思います。だから『マタ・ハリ』の時、すごく楽しかったです。――田代さんは加藤さんにどんな印象がありますか?田代こういうアウトローな風貌なんですけど、中身は天使です。加藤(笑)田代ほんとに!『マタ・ハリ』カンパニー内でのリーダーシップとか、途中で中止になって大千穐楽ができなくなったときの仲間へのケアとか、本当に素晴らしかった。カンパニーのグループLINEとかでみんなの士気を高めたり、みんながずっと思っていたけど言えなかったことをポーンと言ってくれたりもしました。誰に対しても無償の愛を感じることも多くて、僕も何度も助けられましたね。――田代さん、前回のインタビューでも加藤さんのことを頼りにしてるっておっしゃってましたもんね。田代カンパニー全員が頼りにしてたと思う。だから僕の中では天使です!この作品では、そんな天使さんが切り裂きジャックを演じます!加藤あははは!(手を叩いて笑う)【後編につづく】(後編は、田代さんの加藤さん愛が炸裂します)取材・文:中川實穗撮影:源賀津己「ぴあアプリ」なら【アプリ限定】激レア稽古場ショットをご覧いただけます。ぴあアプリを ダウンロード(dpia-app://contentAll?contentId=367a323a-5adc-431f-95c8-562411e07a68&contentTypeId=2) すると、この記事内に掲載されています。公演情報ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』【東京公演】2021年9月9日(木)~2021年9月29日(水)会場:日生劇場【大阪公演】2021年10月8日(金)~2021年10月10日(日)会場:フェニーチェ堺 大ホールチケット情報ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』加藤和樹×田代万里生 対談【後編】は9月3日(金)公開予定です! 公演グッズプレゼントもありますのでお楽しみに!
2021年09月02日世界的に有名な未解決事件を題材にしたミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』が2021年9月9日から日生劇場ほかで上演される。日本版演出・日本人キャストは今回が初めて。初日まで2週間と迫った8月26日、出演者らによる歌唱披露と質疑応答がオンライン上で開催された。演出の白井晃、ダニエル役(Wキャスト)の木村達成、小野賢章、アンダーソン役(Wキャスト)の松下優也、ジャック役(Wキャスト)の堂珍嘉邦、アンダーソン役とジャック役を兼ねる加藤和樹、グロリア役のMay’n、ポリー役のエリアンナ、モンロー役の田代万里生の計9名が登壇。劇中の全6曲を衣装とヘアメイクで披露した。役を演じる中で印象的に残っている部分を尋ねると、ダニエル役の木村は「ある歌詞の中で『もう止められない』と歌う部分があって、それがすごく僕の背中を後押してくれる。もう後戻りできない、突き進むしかないという覚悟をくれる」と話し、「個人的にマント捌きをやってみたいと思っていたら、白井さんの方からその歌の終わりでやってほしいと言われて、自分の気持ちが通じたようで嬉しかった」とも。稽古の中で感じる“変化”について、同じくダニエル役の小野は「稽古を始めた頃は、歌や動きなど、やらないといけないことに必死になっていたが、ようやく体になじんできました。稽古場で役を追い込んでいくと、グロリアに対しても愛情だけでなく怒りなども芽生えてきて、日々の変化を感じている」などと話していた。『ジャック・ザ・リッパー』に絡めて、共演者の“裏の顔”を尋ねた際は、モンロー役の田代が小道具のカメラのほかに、自前のカメラを持ち歩き、共演者の様子を撮影しているというエピソードや、アンダーソン役とジャック役を兼ねる加藤が次作で『フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜』にする出演することもあって、体がより鍛え上げられている目撃談などが披露され、笑いを誘った。また、演出の白井は「韓国でロングランされている大人気作品。いまの我々が台本と音楽から感じられるものを、自分たちの肉体に即した物語としてお届けしたい。 実際の未解決事件から想起して書かれているが、なぜこんなにも長く、我々の中に記憶が残っているのかをヒントに、描いていこうと思っている」と語った。東京公演は9月29日(水)まで。大阪公演は10月8日(金)~10日(日)、フェニーチェ堺 大ホールで開催される。取材・文:五月女菜穂
2021年08月27日「ゲーム・オブ・スローンズ」の視聴者数を抜いて全米を騒然とさせた「ウエストワールド」のリサ・ジョイ監督、ジョナサン・ノーラン製作、ヒュー・ジャックマン主演のSFサスペンス超大作『レミニセンス』が9月17日(金)にいよいよ公開。公開に先駆け、現地時間8月11日(水)にヒューをはじめ、超豪華キャスト・スタッフ陣が集結するワールドプレミアがイギリス・ロンドンで盛大に開催された。世界的な新型コロナウイルスの感染拡大以降、数々の洋画作品のプレミアイベントの延期を余儀なくされる中、イギリス・ロンドンでは久々の、豪華キャスト陣が一堂に集結する大規模ワールド・プレミアイベントが開催。主演のヒュー・ジャックマンをはじめ、レベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートンら豪華キャスト陣、監督・製作のリサ・ジョイ、そして『インターステラー』『ダークナイト』など数々のクリストファー・ノーラン作品の脚本で知られ、本作の製作も務めるジョナサン・ノーランらが、海に沈み世界が水に支配された世界が舞台の本作をイメージした、ブルーカーペットに登場した。主人公、<記憶潜入エージェント>ニックを演じたヒューは、「こんな日が本当に来るとは思っていませんでしたし、特にリサ・ジョイの映画監督作品第1作目だったから、こうやってプレミアにみんなで参加でき、観客にIMAX(R)シアターで観てもらうことができて本当にワクワクしています。こうやって劇場で観てもらうべき作品ですからね」と、興奮を隠せない様子でSF大作である本作は劇場で観るべき作品であると力強くコメント。また、最初に本作のオファーをジョイ監督から受けたことをふり返り、「信じられませんでしね(笑)それを聞いてもちろん嬉しかったけど『そうか、ブラッド・ピットが断ったんだな!』(笑)って内心思っていましたよ。でも彼女は僕に不思議なことに脚本をまずは読まないでいい、アイデアやアートワークを見て、自分がなぜこの脚本を書いたのかを話して、その上で脚本を渡したいと言ったんです。そして僕に色々説明してくれたんだけど、『あなたがやらないなら私も多分やらない』と言うので、ものすごいプレッシャーを感じましたよ(笑)でもとてもワクワクしたし、気に入ったんです。きっとブラッドも引き受けたはずだね(笑)」と、冗談めかして笑顔でコメント。謎の女性・メイを演じたレベッカは、脚本を読んだ時の印象を聞かれると、「最初、脚本を読んだ時にとても複雑で一旦脚本を置いたけど、もうこの役をやると決めていました。リサ(リサ・ジョイ監督)がとても多彩で、知的で、このストーリーのビジョンの説明が素晴らしかったから」と、ジョイ監督とジョナサン・ノーランが創り上げた本作の世界に、圧倒的な魅力を感じたうえでオファーを受けたことを明かした。ドラマシリーズ「ウエストワールド」を手掛けた本作のジョイ監督は、本作のテーマでもある“記憶”について、「私はかなり前からこの”記憶“というものをテーマにすることにとりつかれていて、たくさんのSF作品を書いては来ましたが、記憶というものは一番原始的なタイムトラベルの手法だし、いつの時代でもどこでも記憶の中であれば自分で好きにタイムトラベルができます。それが私をとても惹きつけました」と徹底的に考え抜かれたテーマであることをコメント。また、水に支配された近未来の都市、という舞台についても「最初の発想は単純に今地球で起こっていることから得ました。7年前からこの作品の脚本を書き始めたけれど、その頃からもう気温上昇や地球温暖化については言われ始めていて、実際に撮影が始める頃には上昇する海面の防波堤がマイアミでは作られ、私が『レミニセンス』で考えていた防波堤のイメージとそっくりだったのです」と、現実で起きている出来事も作品に盛り込んでいることを明かし、実際の撮影現場の様子を「マイアミのライトに照らされた通りが全て水に沈んでいる様子が本当に幻想的でした」とふり返った。そして、ジョナサン・ノーランは、「リサはこの作品を作り上げるのに何年もかけていて、今日こうして彼女と一緒にプレミアに参加できて、観客と共に大きいスクリーンで観られることにとてもワクワクしています」と賛辞を送った。さらにヒューは、「僕は日本が大好きなんです!この映画のために日本に行けると思っていたんです。残念ながら、コロナ禍でそれは出来なくなったけど。でも、僕は本当に京都にまた戻りたい!」と語ってくれた。『レミニセンス』は9月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レミニセンス© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年08月16日『メメント』の原案でアカデミー賞脚本賞にノミネートされ、『ダークナイト』や『インターステラー』などの脚本も手掛けたジョナサン・ノーランがヒュー・ジャックマンとタッグを組んだ『レミニセンス』より、日本版予告編が解禁。併せて、IMAXでの公開も決定した。ヒュー・ジャックマンが本作で演じるのは、<記憶潜入(レミニセンス)エージェント>。共演にはレベッカ・ファーガソン、タンディ・ニュートンら豪華キャストが集結した。また、監督は「ゲーム・オブ・スローンズ」の視聴者数を抜いて全米を騒然とさせた「ウエストワールド」のリサ・ジョイが務めている。この度解禁された日本版本予告は、地球温暖化により海面が上昇、都市が海に沈み水に支配された世界を、圧倒的なスケールと映像美で描き出している。「記憶は時間を遡り、俺は時間を超越する」と言うニック(ヒュー・ジャックマン)は、人の記憶にレミニセンス(記憶潜入)し、その記憶を360度の空間映像に再現して事件を捜査する<記憶潜入エージェント>。崩壊の危機が迫る世界で、ニックは検察から依頼された、ある事件の鍵を握る失踪したひとりの女性・メイ(レベッカ・ファーガソン)を探すため、多くの人々の記憶にレミニセンスする。ニックは膨大な記憶に挑むが、記憶には罠があり、記憶に呑み込まれるとそのループから抜け出せなくなるという。「何かがおかしい」と訴えかけるワッツ(タンディ・ニュートン)、グレーのスーツに帽子をかぶり全く同じ服装をした人々、360度映し出される映像の中に佇むニック。「騙されるな、その記憶は本物か?」という問いが、新たな衝撃を予感させる。なお本作は、公開日同日よりIMAX上映も決定している。『レミニセンス』は9月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レミニセンス© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年08月12日マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)の「ザ トート バッグ(THE TOTE BAG)」デニム素材バッグに、新色ブラックが登場する。「ザ トート バッグ」ブラックのデニム素材で「ザ デニム トート バッグ(THE DENIM TOTE BAG)」は、マーク ジェイコブスの人気バッグ「ザ トート バッグ」を、デニム素材でアップデートしたグループだ。ウォッシュ加工を施したデニムをパッチワークで仕上げた、異なる表情と色合いの組み合わせが特徴だ。その新色として、ブラックカラーが仲間入り。ラージ、スモール、ミニの3サイズのトートバッグのほか、「ザ カメラ バッグ(THE CAMERA BAG)」もデニム素材で用意する。詳細「ザ デニム トート バッグ」新色展開アイテム:・ザ デニム ラージ トート バッグ 47,300円・ザ デニム スモール トート バッグ 44,000円・ザ デニム ミニ トート バッグ 39,600円・ザ デニム カメラ バッグ 36,300円【問い合わせ先】マーク ジェイコブス カスタマーセンターTEL:03-4335-1711
2021年08月05日ヒュー・ジャックマン主演×ジョナサン・ノーラン製作『レミニセンス』より、謎に包まれていた【記憶潜入エージェント】についての情報が到着。ついにその全貌が明かされる…?『メメント』では原案、『ダークナイト』、『インターステラー』で脚本を担当してきたジョナサン・ノーラン製作で贈る『レミニセンス』。主演のヒュー・ジャックマン演じるのが【記憶潜入エージェント】のニック・バニスターだ。他者の“記憶”の深層世界に潜入(レミニセンス)し、その記憶を360度の空間映像として再現することで事件の真相を暴いていく。そして、【記憶潜入エージェント】が<レミニセンス>する時に定められたルールは3つ。≪ルール 1:潜入できる記憶は、対象者が五感で体験した世界すべて≫≪ルール 2:同じ記憶に何度も入ると、対象者は記憶に呑み込まれ、現実に戻れなくなる≫≪ルール 3:記憶から、事実と異なるものを植え付けると、対象者は脳に異常をきたす≫この、記憶潜入の“3つのルール”は兄クリストファー・ノーラン監督の『インセプション』や『TENET テネット』の中でもそれぞれ≪夢に潜入する≫、≪時間を逆行する≫際の“ルール”が存在していたのと同じようにノーラン作品ならではの要素と言えるだろう。そんな3つのルールの下【記憶潜入エージェント】として活動するニックに、瀕死の状態で見つかったギャングの男をレミニセンスし、正体と目的を捜査してほしいという依頼が舞い込む。彼の記憶から映し出された、事件のカギを握る謎の女性メイ(レベッカ・ファーガソン)を追い、多くの人をレミニセンスするニック。しかし、膨大な記憶と映像に翻弄され、予想もしなかった危険な陰謀に巻き込まれていくことになる…。都市が海に沈み、街も人々も荒んだ世界を舞台に、ダークでイマジネーションに溢れた物語が繰り広げられる。日本公開が報じられるとSNS上でも、主演のヒュー・ジャックマン、製作のジョナサン・ノーラン、劇場長編デビューの監督リサ・ジョイ(ドラマ「ウエストワールド」の脚本・製作総指揮)への期待はもちろん、好奇心をくすぐられる設定に映画ファンの間では早くも話題沸騰。本作への注目の高さがうかがえる。人の記憶に潜入(レミニセンス)し、記憶を360度の空間で再現するという斬新な設定と、<膨大な記憶>×<再現される空間>がもたらす圧巻の映像トリックにダマされる、未だかつてない新感覚体験のハリウッドSFサスペンス超大作だ。『レミニセンス』は9月17日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:レミニセンス© 2021 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved
2021年07月31日俳優のジャック・ブラック、女優のケイト・ブランシェットが出演するファンタジー映画『ルイスと不思議の時計』が、dTVで配信スタートした。73年に発表されたジョン・ベレアーズのダークファンタジー小説『壁のなかの時計』を実写映画化した同作は、へなちょこな魔法使いである叔父のジョナサン(ジャック・ブラック)に引き取られた少年ルイス(オーウェン・ヴァカーロ)が、魔法使い見習いとして奮闘しながら、世界を破滅へと導く陰謀に立ち向かっていく物語。辞書を愛する変わり者のルイスを支えるのが、ジャックが演じるジョナサンと、ケイトが演じる一流魔法使い・ツィマーマンの凸凹コンビだ。魔法使いとはいえ万能の存在ではなく、同作のキャラクターは皆がそれぞれダメなところを抱えているのが魅力的なポイント。ぶつかり合いながら、お互いの欠点を補い合っていく関係性に胸が熱くなるはず。さらに、不思議な屋敷のアイテムや魔法の映像、謎解き要素など、わくわくできるポイントも盛りだくさんな内容に。子どものルイスはもちろん、大人のジョナサンやツィマーマンも一緒に成長していく物語だからこそ、幅広い世代が楽しめること間違いなしの1作だ。また、dTVでは字幕版に加えて、吹替版も配信中。ルイス役にアニメ『名探偵コナン』の江戸川コナン役を務める高山みなみ、ジョナサン役には同作が洋画実写の吹替初挑戦となった佐藤二朗、ツィマーマン役に宮沢りえ、ルイスと深く関わる同級生のタービー役にアニメ『ポケットモンスター』のサトシ役を務める松本梨香など、豪華キャストが勢ぞろいしている。
2021年07月22日最強のスパイ“ブラック・ウィドウ”=ナターシャ・ロマノフの過去と秘密が描かれる映画『ブラック・ウィドウ』。本作にはブラック・ウィドウの家族が登場し、ユーモア溢れる家族会議のシーンがあることが分かっているが、実は撮影前にも役作りのためキャストによる“家族会議”が開かれていたことが分かった。本作に登場するブラック・ウィドウの“偽りの家族”は、妹エレーナをフローレンス・ピュー、母メリーナをレイチェル・ワイズ、父アレクセイをデヴィッド・ハーバーが演じており、3人はブラック・ウィドウの過去を知る重要なキャラクターとなっている。そのためスカーレット・ヨハンソンを含め家族を演じる4人は、撮影前にお互いのキャラクターや作品への理解を深めるため“家族会議”を行ったという。世界中のファンに愛されているブラック・ウィドウのキャラクター性、これまでのマーベル作品で描かれたこと、本作における家族の役割など、ケイト・ショートランド監督を交えて徹底的に話し合い、作品に対して理解を深めていった。この“家族会議”について、フローレンスは「監督やレイチェル、デヴィッド、そして私にとっては初めてのマーベル映画だったから、キャラクターがどんな人物なのか、その歴史はどんなものかを、演じる前に語り合うことができたのは本当に素晴らしい時間でした。私たちはたくさん語って、しっかりと理解することができました。監督はマーベルシリーズのような壮大で世界中から愛されているシリーズに参加するにあたって、私たちがじっくりと役に向き合い、役作りする時間が必要なことをとてもよくわかってくれていました」と明かす。“家族会議”は役作りのための良い機会になったようだ。本作ではブラック・ウィドウが『アベンジャーズ/エンドゲーム』で下した衝撃的な決断の理由が描かれるが、この家族がとても重要な役割を果たしており、家族の存在がその理由にも深く関わっているという。『アベンジャーズ』シリーズの見方が変わる、重要な1作に10年間に渡りブラック・ウィドウを演じ、製作総指揮を務めるスカーレットは「ブラック・ウィドウはとても強くて用心深くて、いろんな悲劇やトラウマを乗り越えてきたキャラクターですよね。でも彼女にはまだ知られていないことがたくさんあります。彼女にもかつて家族がいて、それは今まで私たちが知っていたナターシャとは違った一面なのです。家族みんなにそれぞれ違った役割がありますが、ブラック・ウィドウの役割は何でしょうね」と、ブラック・ウィドウと家族の関係性を語る。ブラック・ウィドウをはじめ、妹エレーナや母メリーナ、父アレクセイ家族の存在はブラック・ウィドウの過去とどういった関係があるのか?マーベル・スタジオの社長ケヴィン・ファイギが「本作を見ると『アベンジャーズ』シリーズの見方が変わる」と断言するほど、マーベルシリーズにとって重要な1作となるようだ。『ブラック・ウィドウ』は7月8日(木)映画館 and 7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセス公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年07月05日スカーレット・ヨハンソンが『アベンジャーズ/エンドゲーム』で衝撃の決断を下した最強のスパイを演じる『ブラック・ウィドウ』。これまでのシリーズでブラック・ウィドウは冷静でクールな姿が印象的だったが、本作ではいままで以上に彼女のトラウマや葛藤など心の“内面”を繊細に描く物語にしたいと製作陣は考えていた。そこで白羽の矢が立ったのが、“女性の心情”を描くことに長けたケイト・ショートランド監督。ヨハンソンは監督の才能に惚れ込み、「ケイト・ショートランド監督は“女性の美しさと醜さ”を丁寧に表現できる素晴らしい才能があります。彼女と一緒にナターシャの知られざる一面を深く掘り下げることができて本当に素晴らしい機会に恵まれたと思います」と絶賛しており、ハリウッドの才能に溢れた女優と実力派監督のタッグが実現している。マーベル・スタジオ最新作となる本作の監督に大抜擢されたケイト・ショートランド監督はオーストラリア出身。2004年に初の長編映画『15歳のダイアリー』で監督デビューすると、その年のオーストラリア映画協会賞で各賞を総なめに。長編2作目の『さよなら、アドルフ』ではアカデミー賞外国語映画賞にオーストラリア代表作品として選出されたほか、オーストラリアをはじめとする各国で多数の賞に輝き、ハリウッドの次世代を担う存在に。そんなショートランド監督の作品は全て女性が主役であり、その心情を繊細に表現できることが高く評価されている。『15歳のダイアリー』では孤独を抱える15歳の少女ハイジの危うい“心の揺らぎ”を描き、『さよなら、アドルフ』では第二次世界大戦終戦直後のドイツを舞台に、ナチ高官の娘ローレが残酷な現実の中で真実を知っていくときの“心の葛藤”を描いた。そして、続く『ベルリン・シンドローム』では監禁されてしまう女性クレアの恐怖と極限状態における“心情の変化”を描写し、どの作品でも女性の内面を深く掘り下げた心理描写が特徴的だ。本作では、『エンドゲーム』で衝撃の決断に至ったブラック・ウィドウ/ナターシャ・ロマノフの過去を描き、彼女の内面を深く掘り下げる必要があったが、実はスカーレット・ヨハンソンがショートランド監督の作品に惚れ込み、数多くの監督候補の中からショートランド監督を抜擢した。ヨハンソンは監督の才能について、「私たちの女性リーダーであるケイト・ショートランド監督は、女性の美しさと醜さを描くことを恐れていません。この作品はケイトなしでここまでのことが出来たとは到底思えないですね。彼女は素晴らしいアーティストで、驚異的なリーダーで、美しい魂の持ち主。この映画を観れば、そのすべてがにじみ出ていることが分かるはずです」と絶賛を贈る。さらにショートランド監督も、本作で初めてブラック・ウィドウの過去が明らかになることについて「私たちはブラック・ウィドウについてファンが今まで全く知らない部分を探求しています。これまで一度も決して見たことがないような一面が描かれているはずです」と自信を見せている。ブラック・ウィドウは1人の女性としてどのような過去を生きてきたのか?『エンドゲーム』での衝撃の決断をした理由とは?そして、アベンジャーズを家族と呼んだブラック・ウィドウがかつて大切にしていた“家族”とは?ケイト・ショートランドが手掛けるブラック・ウィドウが背負い続けてきた過去が明らかになる本作に、期待が高まるばかりだ。『ブラック・ウィドウ』は7月8日(木)映画館 and 7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセス公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年06月21日世界的に有名な未解決事件として恐れられた殺人犯・通称“ジャック・ザ・リッパー(切り裂きジャック)”をモチーフにチェコ共和国で創作されたミュージカルを原作に、韓国独自のアレンジを施し、大人気作となったミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』(2009年初演)が、白井晃演出にて日本初演される。新聞記者モンロー役として出演する田代万里生に話を聞いた。今まで演じてきたものとは違うものをさらけ出す──ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』は韓国で大ヒットした作品で、今回が日本初演となりますが、そのオリジナルキャストになることをどう思われていますか?まず、モンロー役(スクープのためならどんな手段も厭わず事件を追う新聞記者)を僕にっていうのが意外でした。僕はどちらかというと誠実な役が多いのですが、それとは真逆の、僕史上最低最悪じゃないですけど(笑)、欲にまみれた誠実さのない役ですからね。──韓国版と同じイメージになるのでしょうか?プロデューサーからヒントを頂いたのですが、韓国版のモンローとはまた違うイメージだそうです。ビックリしたのは、ある意味ちょっとルキーニ(ミュージカル『エリザベート』にも登場する実在の人物。エリザベートの暗殺者と言われている)っぽいかもと。どんなふうになるのか、僕も楽しみにしている感じです。──どんな感じなんだろう……。想像できないでしょう?(笑)真っ当な人間を切り裂いてみたらその中身は……というところを担うのかなって。モンローはまさに、綺麗に装っている内側の部分をたくさん見せるので、すごく重要な役になりそうです。──内側の部分をですか。はい。今まで僕が演じてきたものとは違うものをさらけ出すことになると思います。それもただ剝き出しにするのではなくて、装いながら出すような感じなんじゃないかな。あと、随所でモンローはダニエルやアンダーソンと一緒に行動していくので、その中での立ち位置も見つけていきたいなと思います。一見、ダニエルやアンダーソンのほうが屈折した人間のように思うんですけど、実は「いや、これモンローのほうがやばいやつなんじゃないか?」というところが随所に出てくる。ラストシーンもモンローが重要な流れに持っていきますし。早く白井さんとお話してみたいです。新しい挑戦をたくさんしないと務まらない──白井さんがモンロー役に田代さんをイメージした理由はご自身としてはなんだと思われますか?やっぱり今も話した「一皮むいたら」というところがポイントなのかなと思っています。最近は誠実だけじゃない役もやらせてもらっていますが、一見そうは見えない僕だからこそ、裂いて中から出てきたものがどう見えるのかっていう。そこを多分、白井さんが引き出してくださるんじゃないかなと今は思っています。でも本当になぜ僕にっていうのは僕自身も伺ってみたいです(笑)。──白井さんと田代さんは初タッグですし、その大切な役割を託したのは舞台上の姿を観てのことなのでしょうか。白井さんは、こまつ座『きらめく星座』(’17年)の田代万里生を観てくださっているんです。グランドミュージカルの舞台に立つミュージカル俳優としてではなく、坊主姿の脱走兵で、それこそ剥き出しの役をやっているところを観てくださっていて。いわゆるミュージカルファンの皆さんが抱く僕のイメージとはまた違うものもキャッチしてくださっているのかな? と思います。僕自身も新たな田代万里生に出会えることを楽しみにしています。──これまでとは違った心持ちで挑む役になりそうですね。白井さんはストレートプレイのイメージも強いですが、モンローはどちらかというと特にお芝居で物語をしっかり成立させていく役なので、そういう意味でも今まで僕が演じた役と一味違うんです。新しい挑戦をたくさんしないと務まらないなと思っています。──世界的に有名な未解決事件をベースにしたお話ですが、現時点でストーリーに関してはどう思われていますか?ベースが切り裂きジャックなので、『スウィーニー・トッド』とか『ジキル&ハイド』みたいなちょっと怖いスリラーミュージカルをイメージすると思うのですが、この作品にはその2作とは違うものがあって。なんだろう、ダニエルとアンダーソンなど、比較的同世代の人物たちが色々な人生を生きているというのが、一番違うかもしれませんね。それに、上記2作にモンローのような立ち位置の人物は出てきません。それだけに、とても重要なキャラクターだなと思っています。──音楽はどうですか?ロックナンバーも多く、キャッチーで、日本人にはすごく合うんじゃないかな。それに今回日本語で歌われたら、いくつかの曲はきっとこれからミュージカルコンサートとかでみんなが歌いたがるような曲になりそうです。──田代さんがあまり経験のないような楽曲もあるのでしょうか?モンローのソロナンバーには、アップテンポで大勢を引き連れて歌うものもあります。また、張り上げるだけではなく、切れ味よく芝居の緩急で差し込んでいく感じも。全体的に僕にとっては新しいタイプの楽曲なので、楽しみにしています。初共演の加藤和樹くんは頼りにしています──日本初演のものをつくるってどうですか?楽しみですね。僕は日本初演のものをけっこうやらせていただいてるほうだと思うんです。『スリル・ミー』とか『ストーリー・オブ・マイ・ライフ』とか『マルグリット』とか『サンセット大通り』とかたくさんやらせていただいてきて。何度も上演されている『レ・ミゼラブル』や『エリザベート』のような作品は「こうじゃなきゃいけない」というような固定観念が役者側にもお客さん側にもあって、そこにはめていくのか敢えてはずしていくのか、というようなところがありますが、新しい作品だと本当にゼロからなので。本作品は既に韓国版がありますが、白井さんや役者たちから提案もたくさん出てくると思いますし、みんなで新たに創っていけたらなと思っています。──ダニエルを演じる木村達成さんとは、『エリザベート』(’19年)では親子でもありましたが。美しい息子でしたね~(笑)。実際には同世代のほうには入るくらいなんですけど(笑)。あと、この作品の直前に『マタ・ハリ』で加藤和樹くんとご一緒するのですが、『マタ・ハリ』はWキャストで同じ舞台には立てないので、これが舞台上では初共演になります。今年は和樹くんとは半年くらい一緒にいることになると思うので、頼りにしています。ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』キービジュアル。男性メインキャスト6名の顔の”パーツ”で構成されている──田代さんは今どんなところに喜びを感じてお芝居をされていますか?僕は去年、ミュージカルへの出演が0本だったんです、コロナの影響で。一方今年は現時点でミュージカル『マリー・アントワネット』や『スリル・ミー』に出演させていただき、今後を含めると1年に5本のミュージカル出演が予定されています。その1公演1公演の中で感じる、「劇場に行って、舞台に立ったら、お客さんがいる」ということへの喜びは、なんとも言えないものがあります。『マリー・アントワネット』を今年の1月2月にやったときは、あの大きな空間にお客様が入っている光景を見るのが1年以上ぶりで。大勢の人が決められた時間に集まって、固唾をのんで見守って、暗転を待って、序曲の1音目を待って……という劇場のあの文化って、やっぱりリモートでは味わえないことだなとすごく実感しました。だから今は、「劇場に立って、お客様が観てくださっている」ということに喜びを感じていますね。──当たり前のようなことが、一変しましたからね。本当は当たり前じゃないですけどね、でもやっぱり公演が続くとそんなふうに感じてしまうこともあって。今は「明日公演がある」「明日も本番がある」ということが、自分にとってはすごく元気が出るものだなと思います。それはやっぱりお客さんが求めてくださるからこそで。そこはより一層感じています。──『ジャック・ザ・リッパー』も楽しみです。今はまだ未知の世界にそわそわしています。きっと今までやってきたことだけだと通用しないと思うので、なにか一歩大きく踏み出すつもりです。記念すべき日本初演の本公演、是非劇場で見届けてください!取材・文:中川實穗撮影:杉映貴子ミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』作曲:Vaso Patejdl作詞:Eduard Krecmar脚本:Ivan Hejna演出:白井晃出演ダニエル:木村達成・小野賢章(Wキャスト)アンダーソン:加藤和樹・松下優也(Wキャスト)ジャック:加藤和樹・堂珍嘉邦(Wキャスト)グロリア:May’nポリー:エリアンナモンロー:田代万里生他【東京公演】2021年9月9日(木)~2021年9月29日(水)会場:日生劇場【大阪公演】2021年10月8日(金)~10月10日(日)堺市民芸術文化ホール(フェニーチェ堺) 大ホールチケット情報
2021年06月14日マーベル・スタジオの映画最新作『ブラック・ウィドウ』から、スカーレット・ヨハンソン演じるブラック・ウィドウを筆頭に、謎に包まれたブラック・ウィドウの過去と秘密を知る重要人物たちの日本版キャラクターポスターが解禁となった。これまで謎に包まれていたブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフの“過去”と、アベンジャーズとは別の“偽りの家族”の存在、そして彼女が背負い続けてきた、暗殺者としての自分と決別するために挑む壮絶な戦いが描かれる本作。不穏な空気を漂わせながらも運命的に再会した“偽りの家族”。その再会の裏には、彼女の過去を知る何者かによって仕組まれた真実があった――。解禁された日本版キャラクターポスターには、高度な格闘技や狙撃の技術を誇り、ずば抜けた身体能力による戦闘やスパイ活動でアベンジャーズに貢献してきた最強のスパイブラック・ウィドウ(上段左)を中心に、彼女の“過去”と“秘密”に関わる重要な人物である5名の姿が写し出されている。ブラック・ウィドウの自由奔放な“妹”であり、ブラック・ウィドウと同等の戦闘能力を持つロシアのスパイ組織の暗殺者エレーナ(上段中央/フローレンス・ピュー)と、ブラック・ウィドウの“母”であり、冷静沈着、なぜかブラック・ウィドウとエレーナも知らない極秘の研究に携わっているロシアのスパイ組織の天才科学者メリーナ(上段右/レイチェル・ワイズ)、ブラック・ウィドウの自信過剰な“父”であり、ロシアのキャプテン・アメリカと呼ばれるアレクセイ(下段左/デヴィッド・ハーバー)はいままで明かされることのなかったブラック・ウィドウの過去を知る“家族”として、ブラック・ウィドウになる以前の彼女を知る重要なキャラクター。さらに、ブラック・ウィドウを支える“古き友人”であり、自ら危険を冒してまで彼女の望む物全てを用意する調達屋メイソン(下段中央/O.T. ファグベンル)も登場。最後は、驚異のコピー能力でアベンジャーズの技を駆使する正体不明の敵タスクマスター(下段右/?)の姿も…。タスクマスターは“レッドルーム”のために任務を実行する覆面の暗殺者で、キャプテン・アメリカのように攻守自在に盾を操り、ホークアイのように正確な弓を放ち、ブラックパンサーの爪を備え、スパイダーマンのように空を舞う技すら完璧にコピーしてしまう。ブラック・ウィドウとはどんな関係にあるのかはまだ不明だが、ブラック・ウィドウが葛藤する暗殺者としての過酷な“過去”と“秘密”を知る上で重要な存在であることは間違いない。ヨハンソンが演じる“最強のスパイ”ブラック・ウィドウ=ナターシャ・ロマノフは、アイアンマンやキャプテン・アメリカらアベンジャーズを“家族”と呼ぶほど大切にし、その一員として戦ってきた。『アイアンマン2』から約10年間、ブラック・ウィドウを演じてきたヨハンソンは、彼女の集大成作品となる本作で重要となるのが“偽りの家族”の存在だと断言し、「ナターシャ(ブラック・ウィドウ)にはアベンジャーズではなく、家族の存在がありました。彼らはナターシャにとってどういう人々だったのか?彼らは、私たちが“ブラック・ウィドウ”として知っている彼女にどんな影響を与えたのかを知ることになります」と明かしている。『ブラック・ウィドウ』は7月8日(木)映画館 and 7月9日(金)ディズニープラス プレミアアクセス公開。※プレミアアクセスは追加支払いが必要(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年06月08日『アベンジャーズ/エンドゲーム』で衝撃の決断を下した最強のスパイの過去と秘密が描かれる『ブラック・ウィドウ』。彼女がなぜ、あの決断に至ったのか。これまでブラック・ウィドウが登場したシリーズ7作品の中で断片的に明かされてきた彼女の過去について、(1)ブダペスト、(2)レッドルーム、(3)家族という3つのキーワードからふり返った。これまでのシリーズでブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)は、アベンジャーズの一員として活躍し、世界中のファンから愛されてきた。しかし、アベンジャーズの中心人物だったにもかかわらず、その過去はシリーズを通してもほとんど明かされることのなかった謎が多いキャラクターだ。彼女の過去についてヒントとなるキーワードの1つ目は、ブダペスト。ハンガリーの首都であるブダペストが、これまでアベンジャーズの仲間ホークアイとの会話の中で語られることがあった。一度目は『アベンジャーズ』でアイアンマンやキャプテン・アメリカらと戦っているとき、ブラック・ウィドウがホークアイに対し「なんだかブダペストを思い出す」と話している。また、『エンドゲーム』でも2人が宇宙船で惑星ヴォーミアに向かう際、「ブダペストからここまで来るとは」とホークアイが口にしている。ホークアイはブラック・ウィドウがアベンジャーズになる前の過去を知っており、本作『ブラック・ウィドウ』ではブダペストが舞台の1つとなっている。ヨハンソンは「今までのシリーズでホークアイとブラック・ウィドウの過去についての粋なやりとりがあります。ブダペストで起きたことは彼女が背負っている罪悪感を理解することにつながります」と明かしており、彼女にとって重要な地であることは間違いないだろう。2つ目のキーワードはレッドルームだ。ブラック・ウィドウはかつてロシアのスパイであり、レッドルームはスパイになるための厳しい訓練を受けた場所。『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』のハルクとの会話で、ブラック・ウィドウは「レッドルームアカデミーで私は訓練を受けた。そこには卒業の儀式があった。不妊手術を受ける」と過去の辛い経験を告白しており、彼女の過去を巡る重要な場所になっている。そして3つ目のキーワードは家族。ブラック・ウィドウはアベンジャーズのことを “家族”と呼ぶほど大切にしていたが、『アベンジャーズ』でホークアイからブラック・ウィドウの過去を聞いたロキが「そんなに大きな“赤”を消せるのか?ドレイコフの娘、サンパウロ、病院の火事。バートンから全部聞いた」という台詞があり、ドレイコフの娘であることが示唆されていた。『エンドゲーム』でもホークアイと共にソウルストーンを探しに来たシーンで、レッドスカルからは「ナターシャ、アイヴァンの娘」と呼ばれていた。アベンジャーズ以外の、彼女のもう一つの家族はどんな存在なのか?本作では彼女の家族として、妹のエレーナ、母のメリーナ、そして父のアレクセイ=レッド・ガーディアンの3人が登場することが明らかになっている。ヨハンソンは「ナターシャには家族がいました。この映画のテーマの一つは家族なんです。この家族がナターシャの人格形成において大きな影響を与えていることは間違いありません」と語っており、彼女の過去を紐解くにあたり、やはり重要な存在になるようだ。アベンジャーズを家族と呼んだブラック・ウィドウがかつて大切にしていた、“家族”とは?彼らと共に成し遂げようとすることは何なのか?ブラック・ウィドウが背負い続けてきた過去、罪悪感の正体が明らかになる本作に、期待が高まるばかり。『ブラック・ウィドウ』は7月9日(金)劇場 and ディズニープラス プレミアアクセス同時公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラック・ウィドウ 2021年7月8日より映画館 & 7月9日よりディズニープラス プレミア アクセス公開© Marvel Studios 2020
2021年06月05日今年の3月よりNetflixにて配信されている『ワッフルとモチ』。日本人としてはまず、“モチ”?それってお餅?ていうかなんでアメリカで餅なの?と思うはず。“かわいい”と“おいしい”が好きな人なら、絶対ハマります!アメリカで“モチ”といえばお餅ではなく、アイスクリームを米粉を使った餅風の生地で包んだ、一口サイズのアイスのこと。スーパーなどでは定番商品として扱われていて、ものすごーく人気なのだとか。そんなモチとワッフルのパペットが主役のこの作品は、ふたりがショッピングカート型の飛行機(?!)で世界に飛び出し、食にまつわるあれこれを、体験したり、学んだりするという、子供向けの食育プログラムです。作っているのは、元アメリカ大統領のバラク・オバマ氏と、奥様のミシェルさんが立ち上げた制作会社。実はミシェルさんはファーストレディ時代から食育問題に取り組んでおり、このプログラムはまさにその延長にあるといえます。内容はさすがオバマ夫妻、大人が見ても勉強になる&楽しめるものなのですが、とにもかくにもワッフルとモチがかわいすぎる!!特に行く先々で料理を試食する姿が、なんともキュート(モチもモグモグするのです…)。アメリカでの報道によると、当初はロボットを使いSFX的に表現することも考えたそうですが、最終的には『セサミストリート』のようなパペットに。どこか昔の日本の人形劇的で、それもわたしたちが親近感を覚える理由の一つかも。某モルモットのストップモーションアニメが終わり、ロスっている皆さん、これも絶対気に入りますよ!!製作総指揮はミシェル・オバマ!スーパーマーケットのオーナー役で登場。作っているのは、オバマ夫妻が立ち上げた制作会社「ハイヤー・グラウンド・プロダクションズ」。物語はとあるスーパーマーケットを中心に繰り広げられ、ミシェルさんはスーパーのオーナー。いつも屋上で野菜の仕分けなどの仕事をしており、そこに突然やって来たワッフルとモチを温かく受け入れ、従業員として雇います。主役は冷凍食品の国からやって来た“ワッフル”と“モチ”。かつては冷凍食品の国で、1日3食氷を食べて過ごしていたふたり。いつかフレッシュな食材を使った料理のシェフになりたいという夢のため、彼らは偶然止まったトラックに飛び乗り、新しい世界へ飛び出します!ちなみにワッフルのパパは冷凍ワッフルで、ママはイエティだとか。一方モチの家族は「お米」の回で明らかに?!食材や食文化を学ぶため、ふたりは世界中に旅に出ます!初回はトマト、第2回は塩など、毎回1つの食材がテーマ。ルーツや食文化を知るために、世界中を大冒険するワッフルとモチ。さまざまな価値観や歴史、料理や生活を知ることを通し、食の魅力はもちろん社会の多様性についても学べます。有名シェフも登場。そしてふたりは我が国にもやって来て、日本ならではの食を体験!オリジナルソングやアニメも見どころ。素敵なゲストも登場します。実写に加えアニメなどの手法も利用し、わかりやすく食の世界を解説。加えて、Siaやライオネル・リッチーが歌ったり、ジャック・ブラックなど俳優も登場。また、同じNetflix『クィア・アイ』のタン・フランスが食材をスタイリングする(!!)といったサプライズも。学びもありますが、単純にエンタメ作品としても楽しめます。『ワッフルとモチ』知りたがりのパペット、ワッフルとモチが、オバマ夫人のサポートを得て、アメリカはもちろん日本、ペルー、イタリアなど世界中を大冒険。さまざまな食材や料理、いろいろな文化に触れていく。1エピソード約30分。全10回。Netflixオリジナルシリーズ『ワッフルとモチ』独占配信中。※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。(by anan編集部)
2021年05月03日フルラ(FURLA)はラフィア素材とブラックレザーを組み合わせた新作コレクションのバッグを、全国のフルラストアほかで発売する。“ラフィア素材&ブラックレザー”の新作バッグ温かみのあるラフィア素材とシックなブラックレザーを組み合わせた新作コレクションには、クロスボディバッグやトートバッグがラインナップ。“スタッズ&メタルクロージャー”が輝くクロスボディフルラの定番バッグ「フルラ ミミ ミニクロスボディバッグ」は、スタッズやゴールドのメタルクロージャーをセットしたクールなデザインで登場。ストラップは長さの調整が可能なので、気分に合わせて持ち方をアレンジできる。フロントフラップにチェーンをセット人気の新作バッグシリーズ「フルラ ミス ミミ ミニクロスボディバッグ」も、軽やかなラフィア素材でアップデート。サイドのリングからフロントフラップにかけてチェーンをあしらい、モードなルックスに仕上げた。2WAY仕様のトートバッグその他にトートバッグも、取り外し可能なレザーストラップが付いた2WAY仕様のミニサイズと、A4サイズも入るビッグサイズ、2サイズで展開する。【詳細】フルラ新作コレクション発売日:2021年4月下旬現在発売中発売店舗:全国のフルラストア、公式オンラインストア※一部店舗は臨時休業の場合あり。事前確認を推奨。アイテム:・FURLA SHARE MINI BACKET BAGW19xH24xD10cm49,500円(税込)・FURLA SHARE MINI TOTEW19xH25xD11cm51,700円(税込)・FURLA SHARE S TOTEW26xH33xD16cm59,400円(税込)・FURLA MIMI’ MINI CROSSBODY W20xH13xD7cm58,300円(税込)・FURLA MISS MIMI’ MINI CROSSBODY W20xH18xD6cm68,200円(税込)【問い合わせ先】フルラ ジャパンTEL:0120-951-673
2021年05月01日ふだんは隠していても、「ブラックな一面」は誰にでもあるはず。ちょっとしたときについ見えてしまう、自分自身のブラックさをあらかじめ知っておき、うまく対処したいものです。そこで今回は、星座別に恋愛に関係する「あなたに隠されたブラックな一面」を占ってみました。ぜひチェックしてみてください。■ てんびん座(9/23~10/23)……言葉でやり込めてしまう上品な笑顔が魅力のてんびん座の女性。しかし、実はケンカをしたときに、相手をやり込めるブラックな一面があるんです。自分が悪いのに相手を責めてしまったり、普段は上品だけどケンカすると毒舌で相手を批判したりすることも……。強い言葉には気をつけましょう。■ さそり座(10/24~11/21)……一度嫌いになったらトコトン嫌いに一途で愛情深いさそり座の女性。好きになったら、できるかぎり尽くそうとするでしょう。そんなさそり座の女性のブラックな一面は、思い込みが強いだけに、一度嫌いになったらトコトン嫌いになることです。同じ空気も吸いたくないと毛嫌いしたり、悪口を言いふらしたりしないように注意してください。■ いて座(11/22~12/21)……ネガティブになるとどん底まで行動的で冒険心が旺盛な、いて座の女性。そんな彼女のブラックな一面は、一度ネガティブになると、どん底まで落ち込んでしまうところです。自信を取り戻そうとして「どこが好き?」「何がよかったの?」と納得するまで彼に聞き続けてしまうでしょう。あまり問い詰めすぎないように気をつけてください。■ やぎ座(12/22~1/19)……リードがうまくないと不機嫌にマジメで責任感が強いやぎ座の女性。男性を上手に立てることもできます。しかし、実は計画外の出来事には弱く、上手にリードしてくれないと、不機嫌になったりキレたりするブラックな一面が……。いつまでも、チクチクと嫌味を言ってしまわないように、気をつけてください。■ みずがめ座(1/20~2/18)……浮気をしても気にしないみずがめ座の女性は、束縛される恋愛が苦手で、既存の恋愛観に縛られないところがあります。ブラックな一面は、ズバリ浮気をしても気にしないところ。男友達が多いためバレにくいこともありますが、彼氏がいるなら、別の男性に目を向けるのは控えましょう。■ うお座(2/19~3/20)……相手のことを考えていないロマンチストなうお座の女性のブラックな一面は、相手のことを考えていないところです。プレゼントも「自分がいいと思ったから」で、恋人が欲しいものかどうかは考えません。もらったときも、嬉しそうな顔をしないと露骨にイヤな顔をするでしょう。相手を尊重するように心がけてください。■ ブラックな自分と上手に付き合おう!自分の中にあるブラックな一面に、納得したり、驚いたりしたでしょうか。押さえつけても、ちょっとしたことがきっかけで、出てしまう場合もあるでしょう。ブラックな自分と、上手に付き合っていってくださいね。(マーリン・瑠菜/占い師)(愛カツ編集部)presented by愛カツ ()
2021年04月24日映画監督デビュー作『ファーザー』で高い評価を浴びているフロリアン・ゼレールの次の映画にヒュー・ジャックマンが主演することがわかった。タイトルは『The Son』。『ファーザー』同様、ゼレールが書いた舞台劇を映画化するもの。ゼレールはこのほかに『The Mother』という劇も書いており、これらは三部作という位置づけ。『ファーザー』は、認知症を抱える高齢の父と、その娘の物語だったが、『The Son』は、トラブルを抱えるティーンエイジャーの息子とその父ピーターの関係に焦点を当てる。ジャックマンの役はピーター。ピーターの元妻で息子の母親であるケイト役は、ローラ・ダーンが演じる。『ファーザー』は、今月のアカデミー賞に6部門でノミネートされている。日本公開は5月14日(金)。文=猿渡由紀
2021年04月15日ビデオゲーム「ボーダーランズ」が映画化されることになった。監督はイーライ・ロス。キャストも豪華で、リリス役にはケイト・ブランシェット、ローランド役にはケビン・ハート、アトラス役にはエドガー・ラミレスが決まっている。ほかにジャック・ブラック、ハーレイ・ベネット、ジェイミー・リー・カーティス、アリアナ・グリーンブラット、フロリアン・ムンテアヌらが出演する。アメリカでの配給はライオンズゲート。ロスの最近作は、ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』。文=猿渡由紀
2021年04月06日我が家は、今バスジャックに遭っている。そんな物騒なコメントともに公開された1枚の写真。確かに『バスジャック』ではあるものの、なんとも平和的な光景が映し出されていました…!6匹の猫と暮らす、はると(@tomeji1106)さんがTwitterに投稿した写真をご紹介します。なんて平和なバスジャック!本来、バスジャックとは運行中のバスを乗っ取る事件を意味するもの。しかし、はるとさんが遭遇したバスジャックは、事件性は皆無なものでした。我が家は今バスジャックに遭っている pic.twitter.com/adku26QzF3 — はると (@tomeji1106) March 14, 2021 お風呂を占拠される…これ、すなわちバスジャック!猫ちゃんたちの純粋なまなざしを見ていると、どかす気もなくなってしまうというもの。猫ちゃんたちが巻き起こしたバスジャック事件は反響を呼び、さまざまなコメントが寄せられています。・犯人の要求は!?・グループの犯行とは…かわいすぎて、けしからん。・完全なるバスジャック!太刀打ちできる余地がありません。人間からしてみれば、浴槽にお湯をためられず迷惑かもしれません。しかし、猫ちゃんたちはおかまいなし。こんなかわいいバスジャック犯なら、通報できませんね![文・構成/grape編集部]
2021年03月16日ルイ・ヴィトンのウォッチ コレクション「タンブール スリム」から、ブラックを基調としたフェミニンでクラシカルな佇まいの新モデル「タンブール スリム ブラック」が誕生しました。文字盤をシックに彩るのは、コレクションのシグネチャーであるホログラムのモノグラム・パターン。そしてインデックスにセッティングしたダイヤモンドのラグジュアリーな輝きが ブラックの洗練された印象を引き立てます。まるでエレガントなブラックドレスを腕に纏うようなデザインは、華やか装いにもぴったり。ルイ・ヴィトンが特許を取得したインターチェンジャブルストラップにより、エピ・レザーをはじめ、お好みの素材やカラーに簡単に付け替えることができ、多彩なシーンでお楽しみいただけます。本コレクションの28mmと33mmは1月29日、39㎜は2月12日より一部のルイ・ヴィトン ストアにて発売。2月末より公式サイトwww.louisvuitton.comでもお求めいただけます。品名:「タンブール スリム PMブラック」価格:38万9,000円(税抜き) ※ストラップにより価格が異なります素材:SS, ダイヤモンド, エピ・レザー ストラップダイヤモンド:計11個、0.04ctケース径:28 mmムーブメント:クオーツ機能:時、分、秒防水:50 M品名:「タンブール スリム MMブラック」価格:41万1,000円(税抜き) ※ストラップにより価格が異なります素材:SS, ダイヤモンド, エピ・レザー ストラップダイヤモンド:計11個、0.07ctケース径:33 mmムーブメント:クオーツ機能:時、分、秒防水:50 M品名:「タンブール スリム GMブラック」価格:43万7,000円(税抜き) ※ストラップにより価格が異なります素材:SS, ダイヤモンド, エピ・レザー ストラップダイヤモンド:計11個、0.08ctケース径:39 mmムーブメント:クオーツ機能:時、分、秒防水:50 M【お問合せ先】ルイ・ヴィトン クライアントサービス0120-00-1854#LouisVuitton #ルイヴィトンルイ・ヴィトンについて1854年の創業以来、ルイ・ヴィトンは、革新とスタイルを組み合わせた独自のデザインを常に最高級な品質で提供し続けています。現在もトラベルラゲージ、バッグ、アクセサリーなどの製品を通じて、クリエイティブでありながらエレガントで実用的という、創業者ルイ・ヴィトンが生み出した「旅の真髄(こころ)」という精神を忠実に受け継いでいます。ルイ・ヴィトンというストーリーを作り上げたのは「大胆さ」でした。伝統を重んじ、歴史の中で建築家、アーティスト、デザイナーに門戸を開き、プレタポルテ、シューズ、アクセサリー、ウォッチ & ファインジュエリー、フレグランスなどの分野を開拓してきたのです。これらの丁寧に製作された製品は、ルイ・ヴィトンがクラフツマンシップにいかにこだわりを持ってきたかという証となっています。詳細は、ルイ・ヴィトン 公式サイトwww.louisvuitton.comをご覧ください。企業プレスリリース詳細へ本記事に掲載しているプレスリリースは、株式会社PR TIMESから提供を受けた企業等のプレスリリースを原文のまま掲載しています。FASHION HEADLINEが、掲載している製品やサービスを推奨したり、プレスリリースの内容を保証したりするものではございません。掲載内容に関するお問い合わせは、株式会社PR TIMES()まで直接ご連絡ください。
2021年02月05日この投稿をInstagramで見る W-ワット-新宿店新宿/イルミナカラー/TOKIO取扱店(@w.watto._shinjuku)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る W-ワット-新宿店新宿/イルミナカラー/TOKIO取扱店(@w.watto._shinjuku)がシェアした投稿 この投稿をInstagramで見る W-ワット-新宿店新宿/イルミナカラー/TOKIO取扱店(@w.watto._shinjuku)がシェアした投稿 光に当たると程よい青みが出て透明感たっぷりカラーです♪ベースが明るければ明るいほど青みが出せます!
2021年01月12日この投稿をInstagramで見る W-ワット-新宿店新宿/イルミナカラー/TOKIO取扱店 (@w.watto._shinjuku)がシェアした投稿 - 2020年 9月月4日午前4時42分PDT この投稿をInstagramで見る W-ワット-新宿店新宿/イルミナカラー/TOKIO取扱店 (@w.watto._shinjuku)がシェアした投稿 - 2020年 9月月18日午前12時11分PDT この投稿をInstagramで見る W-ワット-新宿店新宿/イルミナカラー/TOKIO取扱店 (@w.watto._shinjuku)がシェアした投稿 - 2020年 9月月6日午前5時52分PDT
2020年10月30日ストップモーション・アニメ『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』で主人公のライオネル卿を演じたヒュー・ジャックマンが本日52歳の誕生日を迎え、本作の日本公開に向けてメッセージが到着した。本作でヒュー・ジャックマンが演じるのは、野心溢れる探検家で、貴族の集まる貴族クラブに自分の功績を認めさせるため、Mr.リンクを利用しようと共に旅にでるライオネル卿。自分勝手で風変わりな英国紳士という、ちょっとクセが強めのキャラクターだ。『ウルヴァリン』シリーズや『グレイテスト・ショーマン』などハリウッド随一のエンターテイナーとして活躍、大の日本好きとしても知られるヒュー。「日本で『ミッシング・リンク』が公開されるということ、とても嬉しいです。本作は素晴らしいスタジオライカが手掛けていて、私は主人公のライオネル卿を演じています。とても楽しい作品です」と語り、「CGではなく全てストップモーションアニメで撮影されていて、実際のスタジオも本当に素晴らしいところです。楽しんでください」と、ストップ・モーションアニメの最高峰「スタジオライカ」を称賛する。また、本作への出演にあたっては、ライカの大ファンという息子から彼らがどのように映画製作に挑んでいるか、説明を受けたのだとか。ライオネル卿のオファーを受けた時のことを「ライカの映画が大好きなので、とても興奮しました。僕自身もいつも熱心に見ていたんだけど、特に息子は大好きで。娘もすごく気に入っているけど、息子はとりわけ大ファンなんです。あの子はストップモーション・アニメが大好きで、ライカについて僕より断然、詳しい。伝統的なやり方でどうやってアニメを作っているか教えてくれました」と明かす。今回は、このメッセージと共に彼自身が演じたキャラクター“ライオネル卿”との2ショット画像が到着。実はこのライオネル卿は、監督がキャラクター・スケッチの段階からヒューをイメージしていたそうで、どことなく容姿も似ているユニークなキャラクターとなっている。そんなライオネル卿について「自己中心的で、冒険好き、そして勇敢な男」と分析しつつ、「演じていてすごく楽しかった」と語るヒュー。彼が生命を吹き込んだキャラクターは、本編でどんな冒険に挑むのだろうか。『ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒』は11月13日(金)より新宿バルト9ほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒 2020年11月13日より新宿バルト9ほか全国にて公開©2019 SHANGRILA FILMS LLC. All Rights Reserved
2020年10月12日酒類などの貿易商社であるジェムインダストリーズ株式会社が、2020年9月16日から、手塚治虫さんの漫画『ブラック・ジャック』とコラボした消毒液『ブラック・ジャック66』シリーズを発売中。無免許の天才外科医であるブラック・ジャックが、感染症と闘う人々を応援するようなコラボは大きな注目を集めました。また、売上1本につき5円が医療機関に寄付される『医療従事者応援企画』の実施も話題になってます。裏表印刷のラベルで楽しい『ブラック・ジャック66』『ブラック・ジャック66』のデザインは3種類。主人公のブラック・ジャックや、その助手であるピノコなどがプリントされています。ラベルの表面だけでなくラベルの裏面にも印刷することで、3商品いずれも従来の消毒液の常識にとらわれない360度楽しめるビジュアルとなりました。アルコール度数は66%、容量は5003でガラス瓶入りです。飲用は不可ですが、スプレーボトルなど別の容器に移し替えて手指消毒用として利用可能。価格は1本あたり900円(税別)で、焼酎メーカーの田苑酒造株式会社が製造しています。B・JモデルピノコモデルB・J×ピノコモデル2020年9月16日から、製造元である田苑酒造の楽天市場で先行販売がスタート。小売店での販売は10月以降、限定的に開始する予定です。ネットでは、本商品の発売に対し大きな反響が上がりました!・『ブラック・ジャック』が好きだから嬉しい。コレクションしたい。・医療従事者への寄付になるのがいいですね!・どう置いても素敵だから、ずっとグルグル回して眺めています。・ラベルにブラック・ジャック先生がいるとなんか心強いな。気になるのは、どのようにして『ブラック・ジャック』と消毒液とのコラボが決まったのか。ジェムインダストリーズ株式会社の代表取締役社長・岡田祐樹さんに尋ねると、快く答えてくれました。酒が人の命を救う普段、酒類の輸出事業を主としているジェムインダストリーズ株式会社は、順風に業績を伸ばしていました。しかし突然、新型コロナウイルス感染症(以下、コロナウイルス)が流行して世界は一変。過剰なまでに、世間は自粛ムード一色に包まれます。4~5月頃はまるでビジネスをすること自体が悪のような風潮さえ感じられ、「お酒という嗜好品を販売する自分たちの仕事は微力だ」と岡田さんは思っていたそうです。また、最前線で戦う医療現場の人々をテレビで見ながら、悶々とした日々を過ごしていました。消毒液不足と業界の変化そんな中、消毒液の不足から政府が規制緩和政策を行い、酒造メーカーによる手指消毒用の高濃度エタノール製品の製造販売が可能となりました。ニュースを知った岡田さんは、初めて「自分たちに出番が来た」と感じます。当時、『転売目的で消毒液が買い占められ、医療現場に行き渡らない』という社会問題があったことから、「酒造メーカーと医療現場をつなぐ役割になろう」と医療機関に多量の消毒液を供給。この時の想いを、岡田さんは次のように語っています。「酒が人の命を奪うことはあっても、酒が人の命を救うという発想は私もありませんでしたから、とてもやりがいを感じるお仕事でした」漫画・アニメの力を試してみたい「普通の生活やビジネスができない今こそ、新しいことにチャレンジするタイミングではないか」とも考えるようになっていた岡田さん。連日、医療現場の人たちの活躍がメディアで報じられていた影響もあり、医療漫画『ブラック・ジャック』を全巻注文して読んでいたそうです。その時、岡田さんはふと思います。「今の世の中をブラック・ジャックやピノコが応援してくれたら心強いのにな…」この時点でアイディアが固まっていた訳ではなかったものの、駄目元で手塚プロダクションに相談。すると即決で了承を得られたため、岡田さん自身とても驚いたのでした。せっかくなら、元気になる商品を話は順調に進みましたが、岡田さんには1つの懸念がありました。コロナウイルスで多くの人々が犠牲になり、消毒液不足も続いていたため、コラボ企画が不謹慎にならないかが心配だったのです。そのため、「悪目立ちしないよう、デザインも暗めで、大人しい商品に…」と当初は考えていました。しかし6月頃から徐々に経済が動き出し、少しずつ明るさを取り戻す社会を見て、岡田さんの考えに変化が。「どうせやるなら、明るく、楽しい商品を。しかも振り切ろう」気付けばピンク一色だったり、液体越しにふざけたピノコの顔が映っていたりと、見たこともない派手で楽しいビジュアルの消毒液が完成。さらに『医療従事者応援企画』ということで、売上1本につき5円を医療従事者へ寄付するという活動もプラスしたのです。岡田さんの想いは商品を通して多くの人に伝わっているようで、今まで消毒液のイメージにはなかったビジュアルを喜ぶ人も。人々の心を明るくする消毒液『ブラック・ジャック66』の誕生は、きっと誰かの命を守ることにつながっていくことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年09月21日ヒュー・ジャックマンが、自身が経営しているコーヒー会社「Laughing Man」のCMに出演。ヒューといえばハリウッドきってのナイスガイとして知られているが、CMでは「超不機嫌男」を演じている。ナレーターを務めているのは“悪友”ライアン・レイノルズ。CMは「これが、ヒュー・ジャックマンだ」というライアンのナレーションから始まり、ベッドで寝ているヒューが映し出される。朝、目覚まし時計に起こされたヒューは、アラームを止めるや否や時計を投げつけ、何かの破壊音が部屋に鳴り響く。ライアンはヒューを「人道主義者、親善大使、永遠の楽観主義者」と紹介するのだが、その間にヒューは外で遊んでいる子どもたちに「おい、ガキども!うるさい!」と怒鳴りつけたり、愛犬相手に「勝手に散歩に行け」と大人げない態度を取ったり、眉間にしわを寄せてデスメタルに没頭。紹介されている人物とは真逆のヒューになってしまっているのだ。しかし、「『Laughing Man Coffee』の創設者でもある」と紹介されるのと同時に、同ブランドのコーヒーを淹れて飲み始めるヒュー。香りにも癒され、あっという間に笑顔になっていつもの明るいヒューに戻り、最後は愛犬を抱えてかわいがる。このCMについて、ヒューとライアンの共演を喜ぶ声や、「コーヒーを飲む前と後のヒューのギャップに笑った」という声など、多くの反響が寄せられている。(Hiromi Kaku)
2020年09月17日